23 入院中の肺塞栓症の発生率

Asahikawa Medical University Hospital
診療[高度な医療の提供]
23 入院中の肺塞栓症の発生率
○項目の解説
肺塞栓症は血栓(血のかたまり)が肺動脈に詰まり、呼吸困難や胸痛を引き起こす疾患であり、程度によっては死に至る場
合もあります。長期臥床や骨盤部の手術後に発症することが多く、エコノミークラス症候群も肺塞栓症の一種であるが、入院
中においては適切な診療によりかなりの部分が予防可能です。本指標により、肺塞栓症予防に対する病院全体の取り組みを
評価します。
○当院の実績
(%)
0.13%
0.15%
0.10%
0.08%
0.10%
0.08%
0.04%
0.05%
0.00%
平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度
○当院の自己点検評価
院内に肺塞栓対策チームを立ち上げ、肺血栓塞栓症の診断・治療に関しての取り組み強化と重症化の防止に努めていま
す。それでも、入院中の肺塞栓症が一定の割合で発生するのは、肺塞栓症発症の危険因子を有する重症患者が増えてきて
いることが要因と思われます。平成26年度は11件発症しましたが、多くは良好な経過をたどっています。
○定義
入院中の肺塞栓症の発生率。
○算式
分子:入院中に発症した肺塞栓症の患者数
分母:全入院患者数