クリオンCDR構法 標準図

A LC 縦壁 ロッ キン グ 構法
(現 場タ イル 張り 仕上 げ)
■タイル割付けの注意事項
クリオンCDR構法 標準図
設 計
施 工
1/2
①タイルの伸縮調整目地
②パネル長さ方向のタイル割付け
■パネル裏面は通気性のある仕上げとする
③パネルの幅方向のタイル割付け
●CDR構法においては、クリオンパネル間すべての目地
●タイルの割付けは、パネル1枚ごとに行います。パネル
●タイル張りに用いるクリオンパネルは、基本モデュール
●タイル張りしたパネルは、その面が気密仕上げとなり、高湿側からの湿流変化、水分の蓄積、
はワーキングジョイントとなります。従って、全てのパ
長さが、タイル割付けの基本モデュールに合わない場合
幅が605mmの専用パネルを用います。専用パネルは
さらにその水分の気化膨張などによって、タイルの浮き、剥離などを生じやすくなります。
ネル目地に合わせて、タイルの伸縮調整目地を設ける必
には、パネルの片端あるいは両端部のタイルを切断加工
幅寸法とタイル張り施工に配慮されたパネルです。
●パネル裏面の仕上げは、通気性が確保できるように、ニ重壁での胴縁工法によるボード仕上
があります。
したカットタイルを用いて調整します。
げなどを採用してください。
●50ニ丁タイルのパネル幅方向への割付けは、端部より
・全てのパネル目地に合わせてタイルの伸縮調整目地を設ける。
Ⅲ.内外装仕様
20mm以下とならないようにタイルの割付けに配慮が
20mm以下とならないようにタイルの割付けに配慮が
終えます。この場合、タイルの伸縮調整目地幅は10mm
必要です。
に設定されます。
長辺方向カットの場合
1.外装仕上げ(タイル張り仕上げ)
JIS A 5416(軽 量 気 泡 コ ン ク リ ー ト パ ネ ル =A L C
タ イ ル の 品 質 は JIS A 5209(陶 磁 器 質 タ イ ル ) に 適 合 す
パネル)に適合するもの。
る も の と し 、そ の 材 質 は 磁 器 質 又 は せ っ 器 質 と し ま す 。
2.ALCパネル使用部位及びパネル厚
タイル区分
外壁
ように、切断したタイルの残り寸法が長辺・短辺ともに
●タイルを切断して使用する場合、
カットした残り寸法が20mmよ
り小さくならないように割付け
る。
磁器質
短辺方向カットの場合
100厚 (普 通 パ ネ ル )
せっ器質
120厚 (普 通 パ ネ ル )
その他( )
150厚 (普 通 パ ネ ル )
・ タ イ ル の 形 状 / 寸 法 ・「JIS A5209 陶磁器質タイル」より
●タイルの伸縮調整目地は
10mmが標準
タイル
クリオンパネル
5
タイル張り
5
10
タイル伸縮調整目地
・CDR構法タイル割り基本構成
●通気仕上げの例(胴縁工法)
パネルの基本モデール幅は605mm。全てのパネル目地に合わせてタイルの伸縮調整目地(10mm)を設ける。
45
45
45
95
45
6 0 0 mm
注:名古屋・関東工場のみ対応可
3.ALC外壁仕様
(1 )パ ネ ル 取 付 仕 様
縦壁構法
通気性のある
裏面仕上げ材
本モデュール幅を設定しています。
タイル
6 0 5 mm( 注 )
基本モデュール幅
通気
クリオンタイル張り用パネルは、この割付に配慮して基
残り寸法
20mm以上
1.ALCパネル仕様
5mmの位置から張り始め、終部より5mm手前で張り
残り寸法
20mm以上
Ⅰ.ALCパネル仕様
●切断したタイルの強度や張付け精度に悪影響を与えない
ク リ オ ン C D R 構 法 (ロッキング構法)
14
95
45
50角
50角二丁
19
5
リングのニ重シーリングとします。
2
階 ~
階 [N/m ]
階 ~
階 [N/m 2 ]
階 ~
階 [N/m 2 ]
階 ~
階 [N/m 2 ]
Ⅱ.関連資材仕様
L1>L0
45
45
裏面あり足
クリオンでは、施工性や耐久
性を考慮して、タイルの伸縮
調整目地幅を10mmとするこ
とを標準とし、605mm幅を
基本モデュールとした専用の
パネルで対応いたします。
L1
階 [N/m 2 ]
階 ~
●シーリングは、パネル間のシーリングと、タイル間のシー
100角
50角四丁
その他( )
(2 )設 計 荷 重
■推奨シーリングと目地形状
5
95
50角三丁
50
~
19
50
~
5
標準曲がりの形状
45
L0
14
5
0.7
45
屏風曲りの形状
A
は、ポリウレタン系シーリング材を、タイル間のシーリン
胴 縁 工 法 :特 記 ( A’
グは変成シリコーン系シーリング材を標準とします。
●各シーリングに、目地底にバックアップ材、ボンドブレ
-カーを配し、ニ面接着構造とします。
●シーリングについては、クリオン社とシーリングメーカ
B
-との「材質の包括的品質保証契約」に基づいた推奨品
B’
をご採用いただきますよう、お願いいたします。
2.内装仕上げ
A -A ’ 部 目 地 詳 細
ボード張り
1.シーリング材
●パネル間シーリングは、アクリル系シーリング材はあるい
5
)
95x6+5x5=595
605
C’
5
C
1 - 2 .A L C パ ネ ル 間
吹付け仕上げ :特記( )
耐久性区分
タイル張り :特記( )
ポリウレタン系 PU-2 8020
その他 :特記( )
種類
(JIS表示)
記号
100
400
605
605
55
45+5+60
95×4+5×3
10
55
95×6+5×6
55
95×6+5×6
10
10
④開口幅の設定
アクリルウレタン系 AU-2 9030
■タイル張り作業工程
変成シリコン系 MS-2 9030
タイル張りの一般的な作業工程は下記フローによる。
C -C ’ 部 目 地 詳 細
605
55
10
⑤出入隅部の伸縮目地とタイルの伸縮調整目地
●出隅部のパネル間目地には10mm以上の伸縮目地を設け、
●タイル張り専用のクリオンコーナーパネル(幅290mm×
一般のALC用サッシは600mm幅を基本モデュールと
タイルの伸縮調整目地を合わせて設けます。
290mm)へタイルを張る場合には、下図のように曲がり
品の役物タイルを用いることによって、コーナー部をすっ
●出隅部に断面L形のコーナーパネルを用いる場合、コー
●開口部まわりには、パネルおよび建具を支持する等辺山
ALC工事
⑥コーナーパネルへの割付
●タイル張り用パネルの基本モデュール幅は605mmです。
していますので、サッシ幅の調整が必要となります。
その他の特記事項
10
ボンドブレーカー
(バックアップ材)
95×6+5×6
10
形鋼などの開口補強鋼材が設けられます。開口部両脇パ
下地検査
下地処理
(JIS表示)
記号
耐久性区分
れた目地を有するパネルを用います。この場合にも、目
・パネル表面の清掃
地部は幅10mmの伸縮調整目地に設定されています。
・不陸の有無の確認
必要な場合には不陸調整
変成シリコン系 MS-2 9030
タイル割付
変成シリコーン系
シーリング材
を設けて、タイルの伸縮調整目地とします。
タイル割付=パネル側の伸縮目地に合わせた
伸縮目地
開口幅 605×n
開口高さ
タイル面の
洗い・清掃
ロックウール又はセラミックファイバー
その他の特記事項
●入隅部の伸縮目地の構成
タイル間
シーリング
3.さび止め塗料(ALC下地鋼材塗装用)
パネル間の伸縮目地に合わせ、タイルの伸縮調整目地を設ける。
50二丁平物
●シーリングについては、クリオン社とシーリングメーカ-との「材質の包括的品質保証契約」
に基づいた推奨品をご採用いただきますよう、お願いいたします。
材 質
メーカー名
開口部補強鋼材が設けられる目地の場合にも、10mmの伸縮調整目地に設定されます。
S-750NB
コニシ(株)
ボンドビューシール6909
日本シーカ(株)
コニシ(株)
:
29
0
100角曲がり
設計年月日・変更年月日
ALC現場タイル張り仕上げ
ク リ オン CD R構 法標 準図
縮尺
Sikaflex MS-2C
ベルエースMS
幅
図面名
ボンドFRシール
ボンド耐火シーラント120
日本シーカ(株)
バックアップ材
(目地棒)
場合、ロックウールなどの耐火目地材を
POSシールタイプⅡ
ボンドMSシール
変成シリコーン系
パネル間
シーリング
タイル間シーリング
タイルの伸縮調整目地
Sikaflex PUNB-2C
ベルエースNB
セメダイン(株)
開口補強鋼材(タテ材)
摘 要 詳 細 図 中 ※ 印 目 地 は 、 耐 火 指 定 の あ る 工事名称
商 品 名
セメダイン(株)
ポリウレタン系
●開口部の構成
検 査
充填します。
ポリウレタン系
シーリング材
10
バックアップ材
特 記 : ( )
その他の特記事項
バックアップ材
変成シリコーン系
シーリング材
タイルの厚さおよび接着材の厚さを考慮し、納まりを決
●突合せ出隅部の伸縮目地の構成
パネル間=10mm以上の伸縮目地
・目地詰め
・タイル伸縮調整目地の
目地モルタルかき落とし
2.耐火目地材(ALCパネル間)
には、パネルの伸縮目地に合わせて、タイルの伸縮調整
定する必要があります。
・伸縮調整目地位置の設定
・タイル張り
タイル張り
ボンドブレーカー
ポリウレタン系
シーリング材
ボンドブレーカー
(バックアップ材)
●100角曲がり使用例
ボンドブレーカー
(バックアップ材)
●入隅部を、クリオンパネルの突合せにより構成する場合
幅調整が必要となります。
・タイル割付け
その他の特記事項
10
B -B ’ 部 目 地 詳 細
目地を設ける必要があります。タイルの伸縮調整目地は
●タイル張り用パネル幅は605mm。600mm幅のモデュールの一般ALC用サッシは
・タイル種類の確認
変成シリコーン系
シーリング材
きりと納めることができます。
基本コーナーパネル長さ:45+(45+5)×n
種類
ポリウレタン系
シーリング材
ナーパネルとクリオンパネル間との目地には伸縮目地を
ネルには、長辺が開口補強鋼材の形状に合わせて加工さ
1 - 2 .タ イ ル 間
バックアップ材
10
)
30 10
ペイント仕上げ:特記( 10
※モジュラスタイプ(50%引張応力が0.3N/mm2以下)
設 計
製 図
確 認
図面番号
3.開口部
(現 場タ イル 張り 仕上 げ)
4.下がり壁部
6.パラペット部
●開口部縦断面
設 計
クリオンCDR構法 施 工 標準図
●独立タイプパラペット縦断面
2/2
笠木
アンカー位置
防水層
●下がり壁部縦断面
パネル長さ
イナズマプレート
シーリング
ボンドブレーカー
(バックアップ材)
パネル長さ
セットボルト
シーリング
バックアップ材
1.一般部
開口補強鋼材(ヨコ材)
イナズマプレート t=3.2
セットボルト
80
10
30
80
パネル長さ
80
受けプレート
サンダープレート t=3.2
定規アングル
L-65x65x6以上
平プレート t=3.2
セットボルト
シーリング
バックアップ材
※
35以上
開口補強鋼材(ヨコ材)
80
シーリング
バックアップ材
パネル長さ
セットボルト
平プレート
30
10
パネル長さ
▽梁天端
10
▽梁天端
80
目地プレート
▽梁天端
30
床材との間隔
100以上
シーリング
ボンドブレーカー
(バックアップ材)
[かかり寸法にご注意願います]
※
H
パネル長さ
受けプレート
定規アングル
L-65x65x6以上
受けプレート t=6
●一般部縦断面
サンダープレート
セットボルト
パラペツト補強鋼材
80
A LC 縦壁 ロッ キン グ 構法
イナズマプレート
セットボルト
サンダープレート
シーリング
バックアップ材
[ダイアフラムの寸法を考慮した
クリアランスを設定してください]
●持出しタイプパラペット縦断面
笠木
アングルピース
定規アングル
※
平プレート
垂れ壁支持鋼材
セットボルト
定規アングル
●開口部横断面
防水層
W
開口補強鋼材(タテ材)
セットボルト
シーリング
バックアップ材
35以上
[ダイヤフラムの寸法を考慮した
クリアランスを設定してください]
目地プレート
定規アングル
L-75x75x6 等
サンダープレート
平プレート
イナズマプレート
受けアングル
L-75x75x6 等
見切材
イナズマプレート t=3.2
定規アングル
L-65x65x6以上
バックアップ材・シーリング
●一般部横断面
(バックアップ材)
ボンドブレーカー
シーリング
セットボルト
[かかり寸法にご注意願います]
35以上
セットボルト
[ダイアフラム寸法を考慮した
クリアランスを設定してください]
●取付金物の溶接標準
5.コーナー部
受けプレート
20㎜以上
20㎜以上
●出隅部横断面(L型コーナー使用)
受けプレート
5 5
10
5 5
10
605
ボンドブレーカー
シーリング材
ボンドブレーカー
(バックアップ材)
シーリング材
タイル間シーリング
ボンドブレーカー
定規アングル
L-75×75×6 等
タイル間シーリング
ボンドブレーカー
2.基礎部
●基礎部縦断面
20㎜以上
20㎜以上
パルル間シーリング
ボンドブレーカー(バックアップ材)
パルル間シーリング
ボンドブレーカー(バックアップ材)
点溶接
全長溶接
●出隅部横断面(平パネル使用)
受けプレート
全長溶接
点溶接
平プレート
受けプレート
受けプレート
平プレート
20mm以上
20mm以上
セットボルト
セットボルト
サンダープレート
パネル長さ
セットボルト
平プレート・サンダープレート
イナズマプレート厚3.2
20mm
以上
20mm
以上
サンダープレート
イナズマプレート
定規アングル
L-75x75x6 等
定規アングル
L-65X65X6以上
定規アングルL-65x65x6以上
取付けアングル
20程度
300以上
基礎スペーサー
シーリング材
埋込アンカー@600
バックアップ材
L-75x75x6 等
共通Lプレート
290
コーナーパネル
アングルピース
▽GL
目地プレート
目地プレート
●ロッキングスペーサー
●定規アングル
点溶接
ロッキング
スペーサー
95
定規アングル
セットボルト
タイル張りパネル幅(例:590)
※
アングルピース
溶接 l=30 @600
5
15~25
目地プレート
イナズマプレート
埋込アンカー@600
93
溶接 l=50 @600
パネル間シーリング・バックアップ材
※
タイル間シーリング・ボンドブレーカー
(バックアップ材)
290
図面名
5
タイル張りパネル幅(例:600)
10
設計年月日・変更年月日
場合、ロックウールなどの耐火目地材を
充填します。
※
タイル間シーリング・ボンドブレーカー(バックアップ材)
58
45
20程度
摘 要 詳 細 図 中 ※ 印 目 地 は 、 耐 火 指 定 の あ る 工事名称
パネル間シーリング
バックアップ材
ALC現場タイル張り仕上げ
ク リ オン CD R構 法標 準図
縮尺
設 計
製 図
確 認
図面番号