仕 様 書 1.件名 平成 26 年度「多言語メニュー作成支援ウェブサイト」構築業務等委託 2.履行場所 公益財団法人東京観光財団(以下、 「財団」という。 )の指定する場所 3.履行期間 契約締結日翌日から平成 27 年 3 月 31 日まで 4.目的 オリンピック・パラリンピック開催地決定を契機に、世界各国から多くの外国人旅行 者が東京都に来訪することを見据え、飲食店における多言語の更なる推進を図る必要 がある。 そこで、飲食店等における食、メニューの現状等を把握した上で、外国人旅行者のニ ーズを踏まえたメニュー作り、おもてなしが可能となるよう、東京の観光公式サイト 「GO TOKYO」(以下、「GO TOKYO」という)内にある「外国語メニュ ー作成支援ウェブサイト」 (http://menu-tokyo.jp 平成21年4月サービス開始。以下、 「現行サイト」という。 )を全面的に見直し、再構築を図る。 また、事業者向け操作説明会の実施、PRリーフレットの配布等により、広く普及を 図る。 5 委託概要 上記4の目的を踏まえ、受託者は、以下の業務を企画・提案・実施すること。 (1)多言語メニュー作成支援ウェブサイトの構築・運営 (2) 多言語メニュー作成研修会の実施 (3) 普及啓発 6 委託内容 (1) 多言語メニュー作成支援ウェブサイトの構築・運営 ・多言語メニュー作成支援ウェブサイト(以下、「本ウェブサイト」という)とは、 東京都内の飲食店等が、日本語のウェブシステムを利用し外国語でメニューを作 成できるサイトのこと。また、本ウェブサイトには、外国人旅行者向けの飲食店 情報等を掲載したページも含む。 ・対応言語数 11言語12種類 1 (英語、韓国語、中国語(繁体字・簡体字)、ドイツ語、フランス語、 イタリア語、スペイン語、タイ語、インドネシア語、ベトナム語、アラビア語) ・本ウェブサイトの稼働日は、平成27年1月上旬を目途とする。スケジュール については、その都度、財団と進捗を確認すること。 【メニュー作成に関わる事項】 ① 以下の点を踏まえて、本ウェブサイトを構築すること。 ・メニューの作成と変更等がシンプルかつ簡単に操作できる。 ・画像やイラスト等がメニューに簡単に反映できる。 ・適正なメニュー項目を十分に準備し、飲食店が要望する表現や組み合わせが実 現できる。 ② メニュー項目の選定について ア.メニュー ・都内飲食店等における食・メニューについて調査を行い、現状等を把握した 上で、多様化する外国人旅行者のニーズを踏まえ、飲食店及び外国人旅行者 のニーズに応えるメニュー項目を選定すること。 ・メニュー名、組み合わせ用語、便利フレーズ、料理紹介については、1言語 あたり6,000語以上とする。デザイン、レイアウト等は現行以上に内容 を充実させること。なお、用語の選定にあたっては、食材や調味料等の素材、 調理方法、メニュー名などの組み合わせ用語、産地等の補足用語、サイズや グレードについては必須とし、東京都特産の食材等についても含むこととす る。また、宗教上の習慣、ベジタリアン、食物アレルギー等に配慮すること。 *ここでは「1単語」、「1フレーズ」あるいは「1紹介文」を1語 と カウントする。 (別紙1「外国語メニュー作成支援ウェブサイト分類別項目表」参照) (参考)現行サイトで作成できる項目数 ・メニュー名・組み合わせ用語・便利フレーズ・料理紹介 4,292語 ・デザイン 65種類(オリジナル登録除く) ・レイアウト 6種類(オリジナル登録除く) イ.店舗基本情報やサービス内容など ・店舗名、住所等の基本情報の他、営業時間、アクセス方法及び地図、クレジ ットカード利用の可否と種類、Wi-Fi利用の可否、宗教上の習慣への配慮につ いて等、各店舗のサービス内容についても登録できるようにすること。 ③ 翻訳について ・翻訳にあたっては、料理の専門家やネイティブスピーカーのチェックを受け、 宗教や食習慣に配慮し、外国人旅行者が違和感を覚えない表現、内容にする 2 こと。また、表記の統一を図るとともに、対象言語の利用者に向けた適切な表 現となるよう、ネイティブ及び日本語と当該言語のバイリンガル能力を有す る者が、翻訳文章全体の調和などの観点も含めた検証を行うこと。翻訳にあ たっては、文字化け及びレイアウト崩れ、不適正位置等の不具合を必ずチェ ックし、修正すること。 ・翻訳結果に対して問題があると財団が判断した場合は、再翻訳や翻訳者、ネ イティブチェッカーの変更を指示することがある。 ・翻訳された言語については、財団と表記を協議し、最終確定する。なお、翻 訳する日本語の一覧表について、平成26年8月29日(金)までに提出す ること。 ④ 機能について ア. メニュー作成機能 ・飲食店が上記6(1)の言語でメニューを作成できるシステムを構築する。 (メニュー作成と同時に確認できる操作マニュアルを含む。) ・作成したメニュー等は、PDF等の印刷用データへの加工及びウェブ ページ(HTML)データ形式での保存(一時保存機能を含む)が可能と する。 イ.多言語翻訳機能 メニュー名等を日本語で入力し、翻訳したい言語を選択することで、翻訳結 果が自動表示される辞書として利用できる仕組みを構築する。 ウ.店舗検索機能 ・以下のページにある、飲食店検索機能と同等以上のものを再構築すること。 「Search with the condition」内にある項目で検索を可能とする。対応言語 は、上記6(1)の11言語12種類とする。 Tokyo Metropolitan Government Restaurants with Multilingual Menus http://menu-tokyo.jp/menu/english/index.html エ.編集管理機能 ・財団の担当者等が、飲食店等が登録した店舗情報やメニュー内容の閲覧及 び修正が可能とする。また、定型のメニュー名、組み合わせ用語、便利フ レーズ、料理紹介等を直接更新できるウェブベースのシステムとすること。 ・飲食店等が登録した店舗情報やメニュー内容を更新する担当者向けに、編 集用のユーザーID、パスワードを割り当て、発行すること。発行IDの 数は20程度とする。 ・更新する担当者が簡単な操作で追加、変更、削除できるようにすること。 ⑤ 食材のピクトグラム(絵文字)について 宗教上、「食べてはいけないもの」のある方々や、ベジタリアン、食物アレル 3 ギー等によって「食べられないもの」のある方々に向けて、料理等に使用して いる食材を示す「食材ピクトグラム(絵文字)」の図案を作成し、メニュー作 成時に利用できる仕組みを含むこと。ピクトグラムの図案については、著作権、 商標権等の知的財産権の取扱いについて十分注意し、第三者の権利を侵害する ことがないようにすること。種類、図案については、財団と協議し、最終確定 する。なお、平成26年8月29日(金)までに図案の原案を作成し、中間報 告をすること。 ⑥ 掲載コンテンツについて 本ウェブサイトには、最低限、以下の項目を掲載する。その際、現行サイトに ある文言等を利用することも可能とする。ただし、現行サイトのプログラムお よび機能の提供は行わない。また、以下の項目のほか、有用と思われる情報に ついて、追加で提案することは妨げない。 【飲食店向け】(日本語のみ) (参考 URL)http://www.menu-tokyo.jp/umc/index.php/user/top ・魅力あるトップページの制作(レイアウト・デザインの再構築) ・多言語メニュー作成支援システム ・普及啓発用操作マニュアルダウンロードコーナー ・宗教、信念、ベジタリアン、食物アレルギー等についての情報。なお、当情報 は、研修や普及啓発等に利用するリーフレットにおいて制作するデータを活用 しても良い。 ・ピクトグラム一覧及びダウンロードコーナー ・飲食店等のニーズに合った「会話シート&指差しガイド BOOK」 ・全体のレイアウト・デザインは、利便性及び調和性を重視し、それに必要な調 整を行うこと。 【外国人旅行者向け】(上記6(1)の11言語12種類) (参考 URL) http://www.menu-tokyo.jp/menu/index.html ・魅力あるトップページの制作(レイアウト・デザインの再構築) ・外国人旅行者のニーズに合う日本の伝統食及び外国人に人気のメニューの解説 ・本ウェブサイトでメニューを作成した飲食店舗情報(200店以上) ア.上記6(1)④ウの「店舗検索機能」で、店舗検索を可能とする 4 イ.外国人を受け入れるにあたって効果的な付帯店舗情報 店舗情報の店名は、日本語と英語(ローマ字)で表示可能とする。住所、 電話番号、アクセス等の共通項目名は、上記6(1)の11言語12種類 とし、各飲食店の項目内容は、英語表記のみでも可とする。 ウ.本ウェブサイトで作成した各店舗のメニュー 掲載後の店舗の営業状況やメニュー内容等について、最新の情報を発信で きるようなメンテナンスを適宜行う。 ・アニメで見る日本食の食べ方 ⑦ 飲食店等の利用方法について 東京都内の飲食店等は、本ウェブサイト上より会員登録を行い、メニュー作成が 可能とする。作成したデータは、途中保存が可能であり、内容の変更も対応可能 とする。 なお、飲食店等は利用にあたり、事前に受託者もしくは財団の承認は不要とする。 【GO TOKYO との連携に関わる事項】 ⑧GO TOKYOとの連携について ・本ウェブサイトは、GO TOKYOの以下ページにリンクを設定する。 http://www.gotokyo.org/jp/tourists/restaurant/index_restaurant.html ・リンク設定にあたり発生するGO TOKYOの運営業者との技術的な調整に 係る処理等を行うこと。 【システム要件について】 ⑨システム稼働環境 ア.サーバ環境 ・別紙2 「サーバ仕様関係資料」のスペック以上の仕様とする。 ・サーバを設置するデータセンターは24時間有人監視、監視カメラによる監視、 耐震、対火災設備、停電時の自家発電等を有するものとし、安定した稼働が行 える環境であること。また、必要に応じて財団担当者がデータセンターに入館 して確認などが可能なこと。 ・本システムの稼動基盤となるサーバ機器等は、原則として、本契約の中で導入 整備すること。 ・専用ファイアウォールを設置し、不正なアクセスを遮断すること。 ・機器の追加や変更が容易なシステム構造とすること。 5 ・今後のシステム拡張時は、最少の費用で対応できるよう汎用性の高いものとす ること。 ⑩ソフトウェア ・上記以外のミドルウェア、リレーショナルデータベース管理システム、ウィ ルス対策ソフト等、初期のシステム導入にあたり必要なソフトウェアについ ては、受託事業者の負担において全て用意すること。 ・使用するソフトウェアについては、極力汎用的なものを使用すること。 ・上記の構成については、将来性、拡張性、移植性を考慮し、少なくとも5年 間の運用に対応できる仕様とすること。また、将来において、拡張が必要に なった場合に、別の業者においても対応が可能なものとすること。 ⑪システム利用環境 ア.本ウェブサイト利用環境及びシステム編集管理者利用環境 項目 要件 OS Windows7以降 Webブラウザ InternetExplorer6~10 その他 基本的にWebブラウザのみで利用できることとし、事 前に特別なアプリケーションをインストールする必要が ないこと。端末設定を、支障なく利用するための設定に 変更する必要がある場合については、その設定変更によ り利用者端末のその他のシステムに悪影響を及ぼさない よう配慮されていること。今後の端末調達において、ハ ードウェア仕様やOS等のソフトウェア仕様が変わる可 能性があるため、利用者環境の変化に対応できるよう考 慮しておくこと。 イ.閲覧者環境 一般的な閲覧環境で、支障なく閲覧できること。また、今後導入されていく OSやブラウザにも対応すること。 ⑫システムの運用 ア.運用要件 ・24 時間 365 日の連続運用を前提とし、安定的に稼動すること。計画停止及び 予定外の停止時間は、基準値を設定すること。 ・対障害性などを十分考慮すること。 ・重要な機器については、停電の際などの予備電源や落雷時等の過電流保護対 策などを十分に考慮すること。 イ.運用範囲 ・システム(パッケージ等)のプログラム修正(操作性の改善や軽微な修正等) を財団の追加費用なしに行うこと。 6 ・システム予防保守(メンテナンス、セキュリティパッチの適用等含む) 、障害 対応等は受託者が行うこと。 ウ.運用管理体制 ・本システムの契約期間を通じた運用管理体制図を示すこと。通常時及び障害 時の連絡体制を記載すること。 エ.データ管理 ・原則、毎日データのバックアップ作業を行い、障害が発生した場合は、少な くとも、前日データバックアップ時点までのデータを回復すること。なお、バ ックアップ形式運用については、別途財団と協議すること。 ・バックアップメディアを適切に管理すること。 オ.構成管理 ・設備、回線、機器、ソフトウェア等物理的構成についてのシステム構成管理 を行うことにより、利用者数の増減、アプリケーションの変更等の仕様環境 変化に対応すること。 カ.システム監視管理 ・ネットワーク機器の稼働監視を行うこと。 ・サーバの稼働監視及び負荷監視(CPU、ディスク)、プロセス監視やログ監視 などを行うこと。 キ.保守管理 ・システムの契約期間中にわたって安定的運用を図るための毎月定期保守を実 施すること。 ・セキュリティパッチの適用については,毎月定期保守時に実施すること。た だし、緊急性の高いセキュリティパッチについては、財団と協議の上、迅速 に適用を行うこと。 ク.障害管理 ・障害対応マニュアルを定め運用すること。 ケ.その他 ・ドメインは、http://menu-tokyo.jp とし、管理運用を行うこと。 ・別紙3「東京都公式ホームページ作成に係る統一ルール」及び別紙4「電子 情報処理委託に係る特記仕様書」を順守すること。 ⑬ サイト開発にあたっては財団と十分協議をおこない、各段階毎に財団の確認及び 了承を得ること。 (2)多言語メニュー作成研修会の実施 受託者は、都内飲食店等を対象に多言語メニュー作成研修会の企画、運営を行う。 ① 実施回数は10回程度、受講者は各回20名程度とする。 7 ② 講義内容は、飲食店が自ら本ウェブサイトを利用して、多言語メニューを作 成、変更する際に必要な操作を習熟するためのものとする。なお、操作以外にも 外国人旅行者のニーズや好み等を盛り込んでの充実した講義内容を推奨する。 ③ 研修会終了後、フォローアップ等を行い飲食店等の利用促進に努めること。 ④ その他研修会の詳細等に関しては以下の通りとすること。 ・受講者に研修会の案内状を作成し、送付すること。 ・研修会実施前に、サンプルの店舗情報及び6~10品目を事前にシステムに登 録し、研修用メニューサンプルを作成すること。 ・研修会の実施会場を確保すること。 ・研修会場のパーソナルコンピューターの動作環境について事前に確認を行うこ と。 ・作成研修会の講師は、受託者又は受託者が指名する者が担当すること。 ・上記講師以外に、補助指導員を2名以上同席させること。 ・研修会実施時には、パワーポイント等を使用した、本ウェブサイトの研修会用 操作マニュアルを作成し、受講者が理解しやすくすること。 ・研修会終了後は、実施報告書を作成し、財団に提出すること。 ⑤ ヘルプデスクの開設について 本ウェブサイトに関する運営及び操作方法等についてのヘルプデスクを開設し、 メニュー作成する飲食店等からのユーザサポートを実施すること。対応期間は、 平成27年1月上旬~平成27年3月31日までとする。 (フリーダイヤルのサポート電話、平日 10:00-17:00 ) ⑥研修会の実施にあたっては、企画段階から財団と協議し、財団の了承を得てから 実施すること。 (3)普及啓発 ①本ウェブサイトを利用する飲食店は、地域、ジャンル(和、洋、中等)及び価格帯 において可能な限りそれぞれが均等な店舗数にすること。 ② 受託者は普及啓発を行い、200店舗以上に利用させること。また、利用者を増 やすため、インセンティブが働く仕組みを作ること。 ③ 操作マニュアル及びリーフレットを制作し、普及啓発計画を策定し実施すること。 リーフレットには、宗教、信念、ベジタリアン、食物アレルギーについて必要な 内容を制作し、情報を掲載すること。なお、情報は、現行サイトにある内容を利 用可能とする。 (なお、普及啓発用操作マニュアルは研修会に使用するものが普及啓発にも適切 であるものならば、研修会用操作マニュアルと共通でもかまわない。) 制作部数 操作マニュアル 約8,000部、リーフレット 8 約30,000部 制作完了後、最低限、制作部数の四分の一程度を飲食店等へ配布すること。 7 納入物件(以下「成果物」という) (1)本ウェブサイトにある全ての情報、機能、言語及びコンテンツ等 (2)メニューの電子データ(DVD-R)と印刷物 各5部 ① カテゴリー別 ② アイウエオ順 (3) 「本ウェブサイト」のシステムの設計書及び、システム解説書 各5部 (4)研修会用資料の電子データ(DVD-R) 5部 (5) 研修会実績報告書 5部 (6) 普及啓発用操作マニュアル・リーフレット及び電子データ 配布後残全部数 (7) 月別アクセス状況(サマリ) 5部 (8)その他調査で使用した資料等 1式 (9)食材ピクトグラムの図表資料及び電子データ 5部 (10)翻訳したメニュー一覧(対訳表)資料及び電子データ 5部 8 支払い 契約金額の範囲内において、受託者は平成26年9月末及び平成27年3月末に履行内 容と執行確定額を財団に報告する。財団は履行内容および執行確定額の確認後に、受託 者からの請求に基づいて支払いを行う。 9 成果物に関する権利の帰属 (1)本委託においては、著作権の取扱いに十分注意すること。 (2)本委託にかかる全ての成果物の著作権(著作権法第 27 条及び第 28 条の権利を含 む)は、財団に帰属するものとする。 (3)本委託において提供される成果物の映像、写真、図案、原稿(翻訳済みの原稿を 含む)、その他資料等については、事前の受託者からの承諾なしに、別途財団や東 京都が発行する観光振興に係る印刷物等や、財団や東京都が行う観光振興に係る事 業活動の中で使用することができる。 (4)本委託により得られる著作物の著作者人格権について、受託者は将来にわたり行 使しないこと。また、受託者は本製作に関与した者について著作権を主張させず、 著作者人格権についても行使させないことを約するものとする。 (5)本委託において受託者は再委託先に対して全ての成果物の著作権(著作権法第 27 条及び第 28 条の権利を含む)の譲渡を事前に受けるものとする。また、再委託先 が成果物の著作者人格権を行使しない旨を書面にて確認すること。 (6)本委託により得られる成果物に含む映像、写真、図案、原稿(翻訳済みの原稿を含 9 む) 、その他資料等について、第三者が権利を有するものを使用する場合、第三者と の間で発生した著作権その他知的財産権に関する手続や使用権料等の負担と責任は、 全て受託者が負うこと。 (7)上記(1)(2)(3)(4)(5)(6)の規定は、後述10(6)により第三者に委託した場合に おいても適用する。受託者は、第三者との間で必要な調整を行い、第三者との間で 発生した著作権その他知的財産権に関する手続や使用権料等の負担と責任を負うこ と。 (8)その他、著作権等に疑義が生じた場合は、別途協議の上、決定するものとする。 10 その他 (1) 本ウェブサイトの内容・制作・更新、操作研修の実施運営方法に関しては、事前 に財団の承認を得ること。また、財団からの指示や追加、レイアウト上のディレ クション等があった場合は速やかに対応すること。 (2) 侵害時の対応は以下のとおりとする。 ア.緊急時対応体制の整備 情報セキュリティに関する事故や情報資産に対する侵害が発生した場合は、別 に定める緊急体制に従って対応すること。 イ.緊急時対応体制の見直し 契約開始後及び担当者の変更等、見直しが必要な要件が発生した場合は、緊急 体制の見直しを行うこと。 (3)契約の履行について不明な点がある場合は、事前に財団と協議し、これを確定す ること。 (4)本契約の履行に当たって自動車を利用し、又は利用させる場合は、都民の健康と 安全を確保する環境に関する条例(平成12年東京都条例第215号)の規定に基づき、 次の事項を遵守すること。 (5)事故等が発生した場合は、直ちに財団に連絡し、速やかにこれを処理すること。 (6)受託者は事前に財団の承認を得た場合、業務内容の一部を第三者に再委託するこ とができる。 (7)本契約の内容及び履行に際して知り得た秘密(別紙5の「個人情報に関する特記 事項」を含む。 )は、契約期間はもとより、契約終了後も第三者に漏らしてはなら ない。 (8)契約満了もしくは契約解除に伴って発生する新規受託業者への業務引継ぎに関し ては、契約期間中の業務履行に支障をきたさないことに留意するとともに、新規 受託業者の業務履行に問題が発生しないように十分な対応を行うこと。また、汎 用性のあるシステムを構築するとともに、権利関係や特殊費用の発生等が生じな いような処置を行うこと。また、これらにかかる経費は、契約金額に含まれるも のとする。 (9)財団が必要あると認めるときは、受託者と協議の上、本契約の内容を変更するこ とが出来る。 10 (10)本仕様書に定めのない事項及び業務遂行上疑義が生じた場合は、その都度、財 団と別途協議の上、処理すること。 以上 11
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