別記様式第2号(その3) (用紙 日本工業規格A4縦型) 授 業 科 目 の 概 要 (電気システム工学科) 科目 区分 専 門 科 目 専 門 科 目 専 門 科 目 専 門 科 目 専 門 科 目 専 門 科 目 授業科目の名称 講義等の内容 電気工学基礎 電気の勉強の仕方、考え方、法則を学ぶ過程で、電気とは いったい何か、何の役に立つのかを学ぶ。 発見→驚き→なぜ→勉強→対話→理解→発見→驚き・・のプ ロセスを通して電気工学を学ぶ楽しさを知る。 電気および電気工学の役割を説明できるようになる。静電気 に関する現象を説明できるとともに、直流回路に関する電 流、電圧、抵抗を計算できるようになること。 電気工学基礎実験 電気を扱う上で基本となる用語や単語、技術を、テスターの 作成、カラーコードの読み方、各種電気・電子部品や機器な どの実例を通して学ぶ。また、ハンダ付け技術を習得する。 各種部品の機能が分かるようになるとともに、部品のハンダ 付け技術を身につける。また、テスターによる電気計測の方 法を習得する。 創造実習 物理・化学からの1テーマ、異なる2つの専門学科からの融 合2テーマで合計3テーマの中から全員2テーマを選択し、 実習・体験する。実験の過程で物事を深く追求する姿勢、そ れをさらに発展的に創造する力を身に付ける。テキストで英 語の専門用語に触れ、発表会でなるべく英語を使い、科学技 術の国際的な広がりを感じ取る。 数学、物理、化学などの理数基礎科目の知識と専門学科の基 礎技術・知識が有機的に結びついた、創造性に有効な生きた 知識を得ることを目標とする。 電気工学実験Ⅰ 直流におけるオームの法則やキルヒホッフの法則を、実際に 自分自身で組み立てた回路を自身で製作したテスターを用い て測定を行い、結果と理論を比較検討する。 測定の基本、データ整理の方法、論理的思考を身につけ、理 論と実際とを結ぶ付ける事を習得する。また、電気・電子技 術における設計製作能力と応用力を身につける。 電気工学実験Ⅱ オシロスコープの使い方、静電界、コンデンサの充放電、ダ イオードの特性、太陽電池など、電気技術に関することを測 定し調べ、電気回路、電磁気の基礎的内容を理解する。 測定の基本、データ整理の方法、論理的思考を身につけ、理 論と実際とを結ぶ付ける事を習得する。また、電気・電子技 術における設計製作能力と応用力を身につける。 電気工学実験Ⅲ 抵抗、ダイオード、トランジスタの基本素子を用いて各種回 路を作成し、回路の電気的特性を理解しながら、電気・電子 回路設計の基礎となるアナログ技術・ディジタル技術につい て学ぶ。 測定の基本、データ整理の方法、論理的思考を身につけ、理 論と実際とを結ぶ付ける事を習得する。また、電気・電子技 術における設計製作能力と応用力を身につける。 備考 専 門 科 目 専 門 科 目 専 門 科 目 専 門 科 目 専 門 科 目 専 門 科 目 電気工学実験Ⅳ 変圧器、直流電動機、誘導電動機などの電力機器の特性試 験、シーケンス制御の基礎とシーケンサープログラムなど現 場に近い内容を学ぶとともに、物理学のより発展的な事項を 身に付けるため各種応用物理実験を行う。 測定の基本、データ整理の方法、論理的思考を身につけ、理 論と実際とを結ぶ付ける事を習得する。また、電気・電子技 術における設計製作能力と応用力を身につける。 電気工学実験Ⅴ AM/FMなどの通信工学の基礎、オペアンプの応用、制御工 学、電子物性、自動計測について各分野ごとに設定された テーマの実験を行い、理解する。 測定の基本、データ整理の方法、論理的思考を身につけ、理 論と実際とを結ぶ付ける事を習得する。また、電気・電子技 術における設計製作能力と応用力を身につける。 電気回路I 電気回路は、電磁気学と合わせて電気工学のすべての基礎と なる科目である。この授業では、1年次に学んだ直流回路に ひきつづき、時間とともにその大きさや方向が変化する電 圧、電流を扱う交流回路とその計算法について学ぶ。 キルヒホッフの法則と複素数を駆使して、一般の交流回路の 計算ができる。交流回路における電圧と電流の関係をベクト ル図に示すことができる。 電気回路Ⅱ 2年次に学習した交流回路や素子の性質を基礎として、より 一般的・実用的な交流回路の意味や性質を学ぶ。また、送電 や配電に利用されている三相交流の性質とその回路の計算法 について学ぶ。 共振回路、結合回路、三相交流回路の性質と意味が理解で き、それらを含んだ交流回路の計算ができる。 電気回路Ⅲ 電気回路Ⅰでの学習を基礎にして、まずベクトル軌跡・回路 の周波数特性を確認する。次に、入出力信号の関係を考える ために重要な四端子回路の取り扱いを把握する。 さまざまな問題について解が推測でき、解を得るための方程 式を立てて解くことができるようになる。 電気回路Ⅳ 回路の過渡応答を微分方程式・ラプラス変換を用いて解く方 法を身につける。また非正弦波交流の取り扱い法をフーリエ 級数を用いて学ぶ。 さまざまな問題について解が推測でき、解を得るための方程 式を立てて解くことができるようになる。 専 門 科 目 専 門 科 目 専 門 科 目 専 門 科 目 専 門 科 目 専 門 科 目 専 門 科 目 電磁気学Ⅰ 「電磁気学」は、電気・電子工学のあらゆる分野の基礎とな る重要な科目である。3・4学年の2年に渡って学ぶが、今 年度は基本の電磁現象をまず一通り学習し、最後に数学・物 理的な取り扱いを厳密にして理解を明快にするために必要な ベクトル解析を学ぶ。 基本事項の概念について、正しい用語を用いて正しく表現で き、かつ学んだ範囲について、問題集(補助教科書)の問題 が解けるようになる。 電磁気学Ⅱ 「電磁気学」は「電気回路」とならんで、電気・電子工学の あらゆる分野の基礎となる重要な科目である。主に静電気に 関して3年次に学んだことを、数学(微積分・ベクトル解 析)を駆使してより厳密に学ぶ。 基本事項の概念について、的確な用語を用いて正しく表現し て説明でき、かつ学んだ範囲について、問題集(補助教科 書)の問題が解けるようになる。 電磁気学Ⅲ 電流と磁界・電磁誘導現象を中心に、3年次に学んだこと を、数学(微積分・ベクトル解析)を駆使してより厳密に学 ぶ。最後にマクスウェルの方程式から、電磁波を導く。 基本事項の概念について、的確な用語を用いて正しく表現し て説明でき、かつ学んだ範囲について、問題集(補助教科 書)の問題が解けるようになる。 情報処理基礎 タイピング技術を習得し、基本的なハードウェアとWordや Excelなどのソフトウェア等について学習する。またコン ピュータを用いることにより,工学的問題(電気工学的分 野)をよく理解し、また解決する能力を身につける。 ブラインドタッチができパソコンが身近なものに感じられる ように、また、それを用いて専門や科学分野の問題にコン ピュータが利用できることを実感できるようになる。 プログラミングⅠ UNIXの基本操作と仕組みを学び、C言語の学習を通して手続 き型プログラミング言語によるプログラム作成の基礎につい て学ぶ。 UNIXの基本とコマンドが解るようになり,プログラミングの 基本設計方法を習得して簡単なC言語のプログラムを作成で きるようになる。 プログラミングⅡ C言語を用いてポインタ、ファイル操作、構造体について学 び、より応用的なソフトを意識したプログラム作成について 学ぶ。 アルゴリズムの基礎と、構造体、ポインタを理解し、アプリ ケーションを意識したC言語のプログラムを作成できるよう になる。 電気機器I 直流発電機、直流電動機、変圧器について、その動作原理、 構造、特性を学習し、これら電力応用機器の基礎を理解す る。また、基本的計算問題の演習を行い理解を深める。 これらの電気機器の基本的事項(動作原理、特性)を理解し 説明できるとともに、関連した基本的な計算問題を解くこと ができる。 専 門 科 目 専 門 科 目 専 門 科 目 専 門 科 目 専 門 科 目 専 門 科 目 電気計測Ⅰ 測定論の基礎、SI単位系と単位の組み立て、計測標準、主要 電気計器の原理とその活用法について学ぶ。さらに、電圧、 電流、電力の測定、抵抗の測定について学ぶ。 誤差や精度、SI単位、標準器、主要電気計器の原理を理解 し、電圧、電流、電力の測定、抵抗の測定について状況に応 じた計測システムの設計が可能となる能力を身につける。 電気工学演習Ⅰ 主に2・3学年で学んでいる電気回路Ⅰの内容について、毎 回数多くの演習問題を解き理解をより深める。さらに毎回数 題の自己演習課題を与えるので、それらの解答を各自の担当 教員に提出する。担当教員は提出された解答を添削・返却 し、授業時間内に課題に対する補足説明を行う。 電気回路に関する問題に対して、適切な方法(各種法則・定 理、記号法など)を用いて計算式を立てることができ、それ らを解くことができる。 電気工学演習Ⅱ 電気工事士、第3種電気主任技術者資格試験対応問題を解く こと、及び、電磁気、電気回路、電子回路の幾分難しい問題 を解くことにより、4・5学年における資格試験、就職、進 学などに備える。 資格試験対応問題に慣れること、及び、電磁気、電気回路、 電子回路の幾分高度な問題にも適切な計算式を立て、それを 解くことができるようになることを目標とする。 製図 製図に関する日本工業規格および製図の基礎的な知識と技術 を習得する。さらに機械要素の設計図や電気・電子機器など の設計図、回路図を正確に図面に表現する能力を養成する。 さらに、CADの基礎を習得するとともにその実習も行な う。 製図に関する日本工業規格について基礎的な知識と技術を習 得し、製作図、設計図などを正しく読みとれ、図面を構想し 作成する能力を養う。また、CADシステムに慣れ、より効 率的な設計・作図方法を習得する。 解析学Ⅰ 複素数と極形式、絶対値と偏角、複素関数、正則関数等の基 本的な関数について実変数関数の場合と比較して学習する。 また、コーシー・リーマンの関係式、正則関数による写像、 逆関数についても学ぶ。さらに、応用上大切な、複素積分、 コーシーの積分定理、コーシーの積分表示、数列と級数、関 数の展開、孤立特異点と留数、留数定理の意味と計算の仕方 を学習する。 複素関数論の基本的な概念(正則関数、複素積分等)を理解 し、関連科目に応用できる。 解析学Ⅱ 電気工学および物理学の分野で広く応用されているベクトル 解析は重要であり、電磁気学で学んでいるベクトル解析の補 充として、ベクトル関数、スカラー場とベクトル場、線積 分・面積分について学ぶ。また、確率変数と確率分布、デー タの整理、標本と推定、検定など確率統計の初歩的な部分を 学習する。 外積、勾配、発散、回転、線積分、面積分などの基本事項を 理解でき計算ができる。また、基本的な確率統計手法を理解 し、専門教科で活用できる能力を身に付ける。 専 門 科 目 専 門 科 目 専 門 科 目 専 門 科 目 専 門 科 目 専 門 科 目 応用物理Ⅰ 全体の5分の1程度を、1,2学年の「物理」では学ばな かった高校の「物理Ⅱ」の領域である円運動を中心とした学 習に当て、残りの約5分の4では、工作実習を通して低年次 で学んだ物理・実験の内容に関し深い理解を得る。 惑星や人工衛星などの円運動について理解すること、各種素 材による物質の特性の違いを学び、切削・加工方法により力 学や熱についての理解を深めること、安全な作業方法や危険 予知の仕方、報告書の書き方を修得する。 工業倫理 はじめに倫理学として、カント哲学を例にとり、自由意志、 自律、義務、定言命法、人格等の倫理学的問題について学習 する。続いて、技術者とは何かというテーマについて、技術 とは、技術者のあり方、倫理規範、企業の技術者と倫理問題 の考え方について議論を交わしながら講義を展開する。近 年、倫理的な問題から生じている事故・事例についてディ ベートを交わす。 工業倫理について強い関心を養うことで、倫理観を持ったエ ンジニアの育成を目的とする。 総合セミナー 前半は、各専門分野を指導する担当教員のもと、オープンス クールや高専祭で電気専門技術の紹介や展示を通して、初心 者に分かるようなプレゼンテーションを行う。また後半は、 各自がテーマを選択し、専門の研究を行い、前半で身につけ たプレゼンテーション力により発表を行う。 電気の専門を自分自身が理解し、それを作品やプレゼンテー ションを通して表現する技術を身につけること、また卒業研 究に結びつくテーマの研究を行い、科学的工学的方法論およ び技術の知恵、表現方法を習得する。 卒業研究 本学科教員(他学科も可能)の指導の下で、実験、解析、開 発、製作あるいは設計等に関する専門的な研究テーマを選択 し、解決すべき問題点を整理した上で、文献調査、計画、実 験等、評価を巡回的に遂行する。研究の進行状況と成果につ いて、所属研究室での継続的な討論の他、学内での卒研中間 発表会および卒研発表会で報告を行い、最終的に卒業論文と してまとめる。 研究の背景・目的を明確にし、関連研究を調査しながら、自 主性・計画性を持って、真摯な態度で研究内容を遂行し、一 定の成果を挙げることを目標とする。 数値計算法 電気工学における各種の問題を数値計算により解決するため のアルゴリズムの理解とプログラミング演習を行う。 数値計算の理解とプログラミング能力の育成および電気工学 的分野の問題を数値計算的に解決できる能力を身につける。 電子回路 回路の基礎(回路要素の周波数特性、信号の伝達特性)、ダ イオード回路、トランジスタ回路、パルス回路、多段増幅 器、電力増幅器、発信回路、集積回路について学ぶ。 トランジスタ増幅器、インバーター、パルス回路を設計でき るようになること。OPアンプの動作と使い方を習得する。 専 門 科 目 専 門 科 目 専 門 科 目 専 門 科 目 専 門 科 目 専 門 科 目 専 門 科 目 ディジタル回路 ディジタル(論理)技術は、ネットワーク機器やパソコン、ロ ボットなど身の回りの機械に数多く利用されている。ここで は、初歩的なディジタル(論理)の定義から出発して、現在利 用されている様々なディジタル回路の設計技法を学習し、論 理的思考の実際について学ぶ。 論理ICを用いた機能回路の設計と解析を行なうことができる ようになる。 電気機器Ⅱ 三相交流、誘導電動機、同期発電機、および同期電動機につ いて、その動作原理、構造、特性を学習し、これら電力応用 機器の基礎を理解する。また、基本的計算問題の演習を行い 理解を深める。 これらの電気機器の基本的事項(動作原理、特性)を理解し 説明できるとともに、関連した基本的な計算問題を解くこと ができる。 電気計測Ⅱ インピーダンス、直流・交流の電力、磁気などの測定法の原 理とその活用法について学ぶ。さらに波形測定およびコン ピュータを用いたデジタル計測システムについて学ぶ。 電圧、電流のみならず、インピーダンス、直流・交流の電 力、磁気などの測定法の原理を理解し、電気・電子システム の状況に応じた計測システムの設計が可能となる能力を身に つける。 計算機工学 コンピュータシステムを実現する、より具体的なハードウェ ア構成(コンピュータアーキテクチャ)を中心に、ソフト ウェアとの関係について学ぶ。 コンピュータハードウェアの内部構成や実現方式について説 明できる。 応用情報工学 エミュレータを使ったアセンブラ言語の基礎と演習により、 コンピュータの動作原理とアルゴリズムの基礎を学ぶ。ま た、ワンボードマイコン上での演習・実験を中心として、 ハードウェアと密接に関係したプログラミングを実際の回路 上で行い、組込みプログラミングについて理解する。 組込系プログラミングを習得し、各種応用問題に対応できる 能力を養う。 通信工学Ⅰ 通信技術の発達を、電話、無線、放送、データ通信など分野 の基本技術を中心として理解し、情報理論の基礎やアナログ 変調技術、放送技術の基礎などについて学習する。 通信技術の発達過程や、TVやラジオのような普段利用して いる通信がどのような技術によるものかの概要がわかるよう になる。 通信工学Ⅱ 通信における移動体情報伝送の基本技術の理解と情報交換技 術、ディジタル伝送技術などについて学習し、さらにマクス ウェルの方程式より誘導される波動方程式の導出と電磁波の 発生原理、基本伝播特性を理解する。 (オムニバス方式) 31 野角准教授:移動体通信とディジタル伝送技術。 45 澤谷講師:波動方程式と基本伝播特性。 携帯電話のような普段利用している通信がどのような技術に よるものかを具体的にわかるようになること、また、マクス ウェルの方程式を理解し、具体的な問題が解けるようになる ことを目標とする。 専 門 科 目 専 門 科 目 専 門 科 目 専 門 科 目 専 門 科 目 通信工学Ⅲ 電磁波の、各種伝送メディアにおける反射や透過などの現象 を学び、基本原理について学習する。また、伝送理論、エネ ルギー分布などから、アンテナ、伝送線路、導波管、光ファ イバー等の基礎原理と現象を学習する。 媒体の各種係数や電磁波のモードの理解、アンテナからの放 射と指向性について理解する。 電子物性 電界・磁界中における電子・イオンなどの荷電粒子の運動、 固体の熱的性質や電気伝導の初歩について学ぶ。 荷電粒子の電磁界中の運動を運動方程式に基づいて説明でき る。また、格子振動による固体の比熱、自由電子による電気 伝導などについて説明できる。 インターンシップ 長期休業中などに企業の生産現場や研究部門で専門分野に関 する実習を行う。実習に当たっては、社会人としての常識や 規範に関する事前指導、実習企業に関する事前調査を行う。 研修は1〜2週間程度の期間で行い、実習終了後には事後研 修として報告書の作成と実習発表を行う。 就業体験を通して工学における学術応用の実際を体験ととも に、将来の就業意識を高める。 応用物理Ⅱ 物理学の基礎的概念をもとにして、自然現象の理解を深め る。さらに、物理学が科学技術の分野にどのような役割を果 たしているか学習する。 運動方程式の意味を理解し、さらにそれを単純な質点系へ適 用できる。角運動量、慣性モーメントが求められ、回転の運 動方程式をたて、解くことができる。 応用物理Ⅲ 物理学の基礎的概念をもとにして、自然現象の理解を深め る。さらに、物理学が科学技術の分野にどのような役割を果 たしているか学習する。 弦や固体を伝わる波の方程式を立て、解くことができる。音 や光の回折および干渉の性質を波動の観点から理解できる。 量子力学にいたる現代物理の歴史的な発展を理解できる。物 性論の基礎となる水素原子の構造について量子力学的観点か ら理解できる。 専 門 科 目 材料が製品に至る重要な段階にプロダクトデザインがある。 材料が人間にとって利用しやすい形態へと至る重要な製造開 発過程である。そのデザインの企画・発想からデザインの具 エンジニアリングデザ 現化、伝達にいたるデザイン作業やその知識を情報デザイン イン概論 に応用するために必要な基礎的項目を講義する。 社会や人間にとって必要なデザインとは如何にあるべきかを 考える素養を身につける。 専 門 科 目 自己アピール書やエントリーシートの作文演習を行う。ま た、実験レポート・報告書・マニュアル等の文章を効果的に 作成する方法について演習形式で学修する。さらに、特許明 テクニカルライティング 細書の書き方を学び、作文演習を行う。 テクニカル・ライティングの必要性と基本的形式を理解し、 構造化された文章構成と明確な文章表現方法を修得して簡潔 な文章を書けるようになることが目標である。 専 門 科 目 専 門 科 目 専 門 科 目 専 門 科 目 専 門 科 目 専 門 科 目 専 門 科 目 電気電子材料 電気、電子、通信、および情報機器のデバイス、材料の基礎 を学ぶ。導電材料、半導体材料、磁性材料、誘電体材料、な どの物性や電気的特性の基本と応用を学ぶ。またそれらの評 価法について学ぶ。各種材料の特性をマクロ的およびミクロ 的な観点から説明できる。目的に応じた材料評価手法を選択 できるようになる。 電力工学 現代社会生活に不可欠な電気エネルギーに関して、電力の発 生法である発変電工学、およびその輸送分配をテーマとする 電力系統工学の基礎を学ぶ。 電気エネルギーの発生および輸送分配の原理と方法を理解 し、説明、計算できるようになる。 制御工学Ⅰ 制御工学は、線形回路理論とフィードバック理論などを含む 制御理論を基礎にして、さらに制御技術をふまえてあらゆる 工学の分野を対象とする。ここでは、制御系設計手法の基礎 となる伝達関数を用いた周波数領域における解析法について 学ぶ。 システムと制御の概要が理解でき、伝達関数、過渡応答と周 波数応答、安定性、フィードバック制御系の特性など、シス テムの周波数領域での解析法の基礎を理解する。 制御工学Ⅱ 4学年で学習した周波数領域における解析法を踏まえた制御 系の設計法について学ぶ。また、状態方程式を用いた時間領 域におけるシステムの解析・設計法の基礎を学習する。 システムの時間領域と周波数領域での解析・設計法について 理解を深め、制御工学の基礎を習得する。 電気機器Ⅲ 電力用半導体素子を用いて電力を変換し制御する技術を学 ぶ。半導体電力変換回路は、製造工業はもとより、航空、電 力、家庭など広い分野で使用されている。この授業では、電 力用半導体素子の構造、動作原理、特性、さらに半導体電力 変換回路の基礎的な設計法を学習する。 電力用半導体素子の構造と動作、特性を理解するとともに、 その駆動方法を理解する。また、電力制御回路の基本的な設 計法を習得し、動作周波数と扱う電力容量に応じて、適切な 電力用半導体素子が選択でき、設計ができるようになる。 システム工学基礎 多くの要素が互いに関連しあい、全体としてある目的を持っ ているのがシステムである。ここでは、このシステムを取り 扱うモデル化、最適化、評価、の各手法について学ぶ。 最適化法や線形計画法が説明できる。信頼性や各種シミュ レーション法が説明できる。 メカトロニクス メカトロニクスは機械、電子、材料、情報工学など複数の分 野にまたがる総合的な学問である。機械と電子回路およびコ ンピュータの有機的結合により、軽量・小型化・メカニズム の簡単化、あるいは高機能化などを図った機械を実現する上 で必要な基礎的事項を学ぶ。 メカトロニクス的発想をなし得るような能力を身につける。 メカトロニクス機器の設計ができる素養を身につけることで ある。 専 門 科 目 専 門 科 目 専 門 科 目 専 門 科 目 専 門 科 目 機械工学概論 電気エネルギーへの変換技術を理解する上で必要な、流体工 学、熱力学、伝熱工学の基本を学ぶ。水力発電所・火力発電 所の仕組みと機能を知り、新エネルギーを用いた発電技術の 方法について考える。 機械工学の分野である、流体工学、熱力学、伝熱工学の大ま かな理解の下で、エネルギー・環境問題の認識を得て、解決 の糸口についての知識を保有する。 ディジタル信号処理 デジタル信号処理の基本的な考え方やシステム設計について 学習する。 デジタル信号処理システムの原理や構造を理解し、デジタル フィルタの設計方法について習得する。 電気法規施設管理 電気事業の特性、電気設備の法的規制、技術基準等を自主的 に学習し、電気の諸理論と法規を学ぶ。 第3種電気主任技術者資格試験レベルの問題が解けるように なる。 半導体工学 トランジスタの特性を原子のレベルから理解するために必要 なエネルギー帯理論について学ぶ。これをもとに今日のエレ クトロニクスを担う半導体素子の特性がいかに説明され、そ の特徴がどのように生かされているのかを学ぶ。 ダイオード、トランジスタ、および半導体集積回路に関し、 その応用の分野において必要とされるレベルの知識を身につ ける。 特別講義 担当教員それぞれの専門の分野について、分かり易く、面白 く、楽しく講義してもらい、新しい分野、学際領域分野にお ける先端の研究内容を学ぶ。 気相イオン科学と環境大気 電磁波の原理と研究の歴史、電磁波の応用 液晶の物理的及び化学的性質とその応用 計算機の歴史とその現状、次世代計算機 生体内電磁気的信号の送受の基本とその解析、 有機回路網の合成 架空送配電線路における塩害、雪害の防護 静電気の基本及び先端的現場における静電気の問題とその 解決 電子スピン物理に基づく情報通信システムや医療福祉シス テム それぞれの先端的分野の現状を理解する。様々な技術と我々 の社会との関わりについて認識できるようになる。 専 門 科 目 専 門 科 目 専 門 科 目 専 門 科 目 環境工学 循環型社会の構築に必要な太陽エネルギーや水素エネルギー などクリーンなエネルギーの利用を可能にする材料や社会シ ステムに関する授業を展開する。まずエネルギーに関して、 その変換技術、利用総量、コスト、密度、供給予測や実用化 時期などについて論議する。続いて環境に優しいクリーンな システムとして期待される、太陽電池などの太陽エネルギー 材料、水素吸蔵合金、燃料電池について学習する。 環境に関する知見を有し、材料開発へ応用できるエンジニア 育成を目的とする。 経営工学 資金力、人、製品、技術等々の要素から構成される企業の経 営力について学習する。広く日本の科学技術、産業政策、大 学等の仕組みと変化を理解し、地域の産業振興を担う技術者 の役割と責任を学ぶ。また、固有技術と管理技術の連携につ いて講義を行い、企業活動への効果について学習する。 企業の成り立ちと会社経営について、会社の経営行動等経営 論を学ぶ。 総合科目B 工学一般や基礎として必要な技術あるいは最近の先端技術な どに関する知識の獲得を通じて、技術者として必要な専門科 目関連の学力を通常のカリキュラム展開で期待されている以 上により高いレベルにまで引き上げるための学習を行う。受 講学生は、担当教員の指導とより強い勉学の動機付けの下 に、主体的・効率的に学習する。 担当教員からの指導及び討議等により、技術者として必須の 専門科目関連の確実な実力を養い、より高度なレベルの学習 のための手法を獲得する。 特別学修B 各分野で技術者として活躍する際に必要となる資格等につい て、その資格取得のための工学的な背景をも含めた学習を行 う。学生の自主的活動による取得を推奨しており、本学科教 員がその支援を行う。また、学校が認める実験・演習指導に 係る指導補助、他大学及び他高専とのeラーニング高等教育 連携により認定された科目等について、学生自らが選択して 学習する。 技術者として必要となる各種資格試験に関する知識を身に付 けるとともに、修得中の知識と技術を更に発展向上させ、技 術への関心を高め、あわせて技術者として将来に役立つ適応 力を養う。
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