1 1 日本臨床微生物学雑誌投稿規定

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日本臨床微生物学雑誌投稿規定(平成 14 年 12 月 26 日 理事会承認により改訂)
1. 投稿論文筆頭著者および投稿者(連絡先著者)
9. 論文の受理には,投稿論文筆頭著者および投稿
は,本学会員でなければならない。ただし,総
説,特別寄稿等に関しては,本学会の会員に限
者が本学会員であり,投稿者から下記の誓約書,
同意書が学会事務局に提出済みである事が確認
定しない。
2. 掲載論文は,臨床微生物学に関連する,原著,
される必要がある。
1) 重複投稿はないとの誓約書
症例報告,治験論文短報,総説,技術コーナー,
2) 著者ならびに共著者全員の同意書
などとする。
3. 投稿論文は邦文論文のみとし,国内外を問わず,
誓約書および同意書の書式は投稿規定,論文
書き方マニュアル,および投稿チェックリスト
他誌には未発表のものとする。
4. 原稿は図表も含め,3部提出する。2部はコピ
の後のページにあるのでコピーして利用する。
また,受理された論文原稿等は返却しない。
ーでもよいが,図はすべてオリジナルのものと
10. 受理された論文に関しては,原稿の入ったフロ
5.
する。
Letter to the editor への投稿
ッピーディスク(2HD),MO ディスク(640
MB など)
,あるいは CD-R(メモリーの大きさ
本誌に最近掲載された論文等に対しての疑問お
よび意見で,対象となった論文が掲載された号
は問わない)を編集部に送付する。なお,コン
ピューターやワープロの機種,OS システム,
の発行から6カ月以内に投稿する。対象となっ
使用ソフトを明記し,本文は,使用ソフトのフ
た論文の著者の回答,説明が必要な場合は事務
局から問い合わせ,Reply として Letter to the
ォーマットとテキスト形式の両方で保存し,送
付する。
editor と同時に掲載する。Letter to the editor
および Reply は,400 字以内にまとめ,引用論
11. 初校は著者校正とする。
12. 本誌に掲載された論文の著作権は,本学会に帰
文が必要な場合は5編以内とする。
6.
原稿送付先:
〒 141-0021
属する。ただし,論文の内容については著者が
責任を負う。
13. 英文要旨,英文の図表は,英語に自信がない場
東京都品川区上大崎 2-20-8
日本抗生物質学術協議会内
合は,英語に精通した人か,英語の native
speaker に文章を添削してもらう。しかるべき
日本臨床微生物学会事務局
電話: 03-5437-1480,FAX: 03-5437-1488
人か業者が見つからない場合は,編集委員会の
方で業者を紹介することができる。費用に関し
なお,投稿論文には必ず,論文の種類(原著,
ては,学会で実費の一部を負担する,「英文翻
症例報告など)
,論文の題名,著者名,投稿者の
名前,郵便番号を含む宛名,電話番号,FAX 番
訳・添削補助金制度」がある。補助金申請の詳
細に関しては,学会事務局まで問い合わせるこ
号および可能であれば E-mail アドレスを記載し
たカバーレターを添える。また,筆頭著者ある
と。
14. 学術論文を書き慣れない方は,投稿規定の後の
いは投稿者は,投稿原稿の内容について著者全
ページにある,「論文書き方マニュアル」と
員の点検と確認を受け,
「著者ならびに共著者の
同意書」に著者全員の自筆の署名をもらい,添
「投稿チェックリスト」を利用し,論文を作成
する。
付する。
7. 修正をした再投稿原稿の表紙には,編集委員会
I.
論文の記述方法
で割り振った投稿番号を必ず記載し,修正原稿
1.
スタイル
である旨を明記する。
8. 論文の採否は,2名の査読者の査読結果をもと
に編集委員長が行う。また,必要に応じて編集
委員会に諮る。
1) 用紙は本文,図表とも,すべて A4 を使用する。
2) 図表は,英文で記述することが推奨されるが,
邦文でも受け付けるものとする。
3) 原著論文は,①表紙,②邦文要旨,③序文,④
日本臨床微生物学雑誌 Vol.13
No.2
2003.
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材料と方法,⑤結果,⑥考察,⑦謝辞,⑧引用
文献,⑨図の説明,⑩英文要旨,の順に記述す
下段中央に記入する。
7) 表紙,邦文要旨は,独立したページとして作成
する。
る。図表は別綴じにする。なお,論文の長さは,
組上がりは 6 ページまでを原則とする。これは,
約 1 万 3 千字(400 字詰めで,32 枚程度)に相
8) 微生物名は学名を用いて記載する。最初はフル
ネームで記載し,二度以上使用する場合は,属
名だけを略し,種形容名は略さない(例:
Escherichia coli,二度目以降は E. coli とし,ピ
当し,図表がある場合には,一枚につき約 200
字を引いて,原稿枚数を調整する。
4) 治験論文は,試薬キットや測定機器などの評価
について,企業から依頼を受けて行われ,論文
リオド「.」の後は,半角1スペースを空ける)。
9) 化学薬品名はフルネームで記載し,二度以上使
別刷がそれらの販売促進のために使用されるこ
用する場合は,通常使用されている略号を(
)
とが予測される論文を指す。スタイル(字数を
含む)は上記の「原著論文」と同じとする。
内に記す。例えば,sodium dodecyl sulfate(SDS),
polyacrylamide gel electrophoresis(PAGE)など
5) 症例報告は,①表紙,②邦文要旨,③序文,④
症例,⑤考察,⑥謝辞,⑦引用文献,⑧図の説
とする。
10) 抗微生物薬の略号は,日本化学療法学会制定の
明,⑨英文要旨,の順に記述する。図表は別綴
ものが推奨される(日本化学療法学雑誌巻末参
じにする。組上がりは,4 ページ以内とする。
これは,約 8 千 8 百字(400 字詰めで,22 枚程
照)。
11) 基本的には略号を最初から使わない。ただし,
よく使われる略号は,最初から使用してよいも
のとする(Ⅱ. 付記,参照)。
度)に相当する。他の点は,「原著論文」と同
じとする。
6) 短報は,①表紙,②邦文要旨,③本文(序文,
12) 8)から 10)に述べた略号の使い方は,邦文要
材料と方法,結果,考察に相当する部分は段落
で区切る),④謝辞,⑤引用文献,⑥図の説明,
旨,本文,英文要旨をそれぞれ独立したものと
して適応する。すなわち,たとえば邦文要旨で
⑦英文要旨,の順に記述する。図表は別綴じに
する。字数は「症例報告」と同じとする。
一度,略号を使用したからといって,本文で最
初から略号で記載することはしない。
7) 総説は,①表紙,②邦文要旨,③本文,④引用
文献,⑤図の説明,⑥英文要旨,の順に記述す
る。図表は別綴じにする。
8) 技術コーナーは,①表紙,②邦文要旨,③本文,
④引用文献,⑤図の説明,の順に記述する。図
2.
表は別綴じにする。
書き方
13) 登録商標名を使用する際は,® や TM は使用せず,
3.
カッコ内に会社名を明記する。
構 成
1) 表 紙
①表題(論文の内容を的確に表していること),
②ランニングタイトル(日本語,英語を問わず,
20 字以内とするが,菌種名などの英語は 2 文字
1) 投稿原稿はパーソナルコンピューターかワープ
で 1 字に換算する),③著者名,④所属機関名,
ロで作成することが望ましい。使用機種は問わ
ないが,Windows と Macintosh の場合は,本
⑤所在地,⑥キーワード(文献検索に役立つ言
葉として5単語以内),⑦投稿者連絡先(住所,
文作成ソフトとしては,一太郎と Microsoft
Word が推奨される。ワープロに関しては,機
氏名,電話番号,FAX 番号,公表可能であれ
ば E-mail アドレス),⑧別刷請求部数(Ⅱ. 付
種は問わない。
記,参照),の順に記載する。投稿者の自筆の
2) 余白は上下左右とも 25 ∼ 30 mm とする。
3) フォントは明朝か Osaka が推奨される。1行
署名をする。
2) 邦文要旨
の文字数は 40 字程度とする。全文をボールド
で記載することはしない。フォントの大きさは,
原著論文,治験論文および総説は 600 字以内と
し,短報,症例報告,および技術コーナーは
12 ∼ 14 を使用する。
400 字以内とする。
4) タイプはダブルスペース(行間2)で行う。
5) 手書きによる場合は,400 字詰め原稿用紙に楷
3) 方 法
方法は,他者が追試できるように,参考文献を
書で記述する。
6) 表紙から最後の英文要旨まで,通し番号を用紙
あげながら,できる限り詳細に記載する。一般
検査室で利用されている標準的な手技に関して
2 日本臨床微生物学雑誌 Vol.13 No.2 2003.
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は,手技の記述を省略してもよい。すでに報告
済みのものであっても,本誌以外であれば,詳
ed. (P.R. Murray, E.J. Baron, M.A. Pfaller,
et al. ed.), American Society for
細に方法を記述する。
Microbiology, Washington, D.C.
4) 謝 辞
謝辞は本人の同意を得た上で記載する。
6) 英文要旨
250 文字以内で記述する。
研究助成金により実施された研究の場合は,助
成機関,助成番号を記す。
5) 引用文献
記載方法は下記の例や,本誌の他の論文を参照
邦文要旨の対訳である必要はない。
1段落で記述し,改行はしない。
7) 図
表題や説明文は,本文中の文献の後に書き込み,
する。なお,本学会誌は,日本臨床微生物学雑
図の描かれた用紙には書き込まない。
誌と記載し,日臨微誌とはしない。
引用文献数は,原則として 20 編以内とし,可
そのまま,オフセット印刷可能な状態の図を提
出する。特に印刷後に読みやすいよう,文字の
能な限り著書(単行本)ではなく,原著を引用
する。
大きさや配置に配慮する。
写真の場合は,フォーカスとコントラストが鮮
文献は引用した順番に連続番号を付ける。
明なものを提出する。
文献は引用個所に,右肩片カッコ付きで記載す
る。
図の番号と著者名を,オフセット印刷しても写
らないよう,用紙の右上隅または裏側に鉛筆書
投稿中の論文の引用はできる限り避ける。どう
しても引用したい場合は,通常の文献と同様に
きする。
付 記
記載し,最後に(投稿中)と記す。
II.
英文雑誌の省略名は,Index Medicus に従う。
著者名が4名を越える場合は,3名までを列記
1. 論文掲載料
1) 原著論文,症例報告,短報
し,4名以降は,“他”あるいは“et al.”とし
て省略する。
4 ページまでは無料で,超過分に関しては,1
ページあたり,5,000 円とする。
【例】
カラー印刷を希望する場合は,投稿原稿に付け
1) 阿南晃子,富樫真弓,田澤節子,他. 2001.
当院における患者由来緑膿菌の各種β-ラ
るカバーレターにそのページを明記する。掲載
料は,1ページあたり 10,000 円とする。
クタム薬感受性と OXA-1,OXA-4,IPM-1
β-ラクタマーゼ産生株の疫学的検討. 日
2) 治験論文
全ページ有料で,1ページあたり,10,000 円と
本臨床微生物学雑誌 11: 145-153.
2) Shuber A. P., J.J. Ascano, K.A. Boynton,
する。
3) 総説,技術コーナー
et al. 2002. Accurate, noninvasive
編集部より依頼のあった総説,解説,技術コー
detection of Helicobacter pylori DNA from
stool samples: potential usefulness for
ナーについては,論文掲載料は請求されない
(原稿料が支払われないかわりに,別刷 80 部が
monitoring treatment. J. Clin. Microbiol.
40: 262-264.
無料で提供される。80 部を超える分について
は,50 部単位で印刷し,通常通り,雑誌発行
3) 阿部達也. 1998. 感染症診断へのアプロー
チ. 各論 11. 眼感染症.
(増刊号):1409-1415.
臨床検査 42
時に印刷する場合は 1 部 90 円とする)。
2.
4) 吉田 稔. 1997. 上気道疾患 かぜ症候
群・上気道炎. p. 1296-1299,内科学書
ては,50 部単位で印刷し,通常通り,雑誌発
行時に印刷する場合は 1 部 90 円とするが,特別
(島田 薫 責任編集,第 4 版),中山書店,
東京.
5) Gershon, A.A., P. LaRussa, S.P. Steinberg.
1999. Varicella-zoster virus. p. 900-911,
In: Manual of clinical microbiology, 7th
別 刷
別刷は 30 部までは無料とする。超過分につい
な請求により,雑誌発行とは別に別刷印刷する
3.
場合は,用紙代,印刷代が別途加算される。
細菌名
学名および分類は,国際細菌学命名規約
(International Code of Nomenclature of
日本臨床微生物学雑誌 Vol.13
No.2
2003.
3
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Bacteria)の最新版の規則と勧告を遵守する。
この規約に基づく種,属,科の名称は,Appro-
km, m, cm, mm,μm, nm, kg, g, mg,μg, h, min,
sec, ppm, ℃, % などを用いる。単位や記号の
ved lists of bacterial names (American Society
後に「.」は付けない。特に,℃, %などの記号
for Microbiology, Washington, D.C., 1989)およ
び International Journal of Evolutionary Micro-
の場合は,「37 ℃」,「50%」のように数字との
間にスペースを置かないが,km, m, cm, mm,
biology (Society for General Microbiology pub.,
Stanford University Libraries, High Wire
μm, nm, kg などの単位の場合は,「30 μm」,
「50 nm」, 「2.0 kg」のように,数字との間に
Press)あるいは本誌に収載された「医学関連承
認菌名リスト」を参照する。
4.
5.
6.
7.
8.
半角 1 スペースを空ける。
最初から使用してよい略号
最新の分類名を使用した場合には,元の菌名も
American Society for Microbiology が発行して
( )内に記載し,読者の理解を助けることが
推奨される。
いる雑誌の投稿規定を参照する。例えば,以下
のものは,日常的に汎用されていて,略号が普
ウイルス名
学名および分類は,国際ウイルス分類委員会
遍化していると思われることから,タイトルや
文章の最初から略号を使用する。
(The International Committee on Taxonomy
MIC (minimal inhibitory concentration),
of Viruses)の勧告を遵守する。
真菌名
CFU (colony-forming units),PFU(plaqueforming units), PCR (polymerase chain
酵母様真菌では The Yeasts (Elservier Science
Publishers B.V., Amsterdam)に従う。糸状菌は
reaction),DNA (deoxyribonucleic acid), cDNA
(complementary DNA),RNA (ribonucleic
特に規定しないが,通常使用されている菌名を
acid),cRNA (complementary RNA),rRNA
使用する。
抗微生物薬名
(ribosomal RNA),mRNA (messenger RNA),
tRNA (transfer RNA),dNTP (deoxynucleoside
日本化学療法学会が制定した一般名およびその
略名の使用が推奨される。略号使用に際しては,
triphosphate),dATP (deoxyadenosine triphosphate), dCTP (deoxycytidine tri-
一般名の後に(
)内に略号を記入してから用
phosphate), dGTP (deoxyguanosine tri-
いる。商品名は使用しない。
細菌に対する薬物は,抗生物質と抗菌性の化学
phosphate), dTTP (deoxythymidine triphosphate), Tris[ tris (hydroxymethyl)
療法剤を併せて抗菌薬と表記し,特別な場合を
除き,抗生物質という呼称は使用しない。
aminomethane],EDTA (ethylenediamine
tetraacetic acid),HEPES (N-2-hydroxyethylpi-
数字と数量,記号
数字はアラビア数字を用いる。
perazine-N’
-2-ethanesulfonic acid),bp (base
pair), kb ま た は kbp (kilobase pair), Da
単位や記号は,SI 単位等を使用するものとし,
(Dalton),kDa (kilodalton)
本誌を複写される方に
本誌に掲載された著作物を複写したい方は,日本複写権センターと包括複写許諾契約を締
結されている企業の従業員以外は,著作権者から複写権等の委託を受けている次の団体から
許諾を受けて下さい。なお,著作物の転載・翻訳のような複写以外許諾は直接本会へご連絡
下さい。
〒 107-0052
東京都港区赤坂 9-6-41 乃木坂ビル 3 F
学術著作権協会(TEL/FAX: 03-3475-5618)
4 日本臨床微生物学雑誌 Vol.13 No.2 2003.
投稿規定の追補
2003 年 10 月4日の理事会にて承認済み
別刷代金の改定
別刷は 30 部までは無料とする。超過分については、50 部単位で印刷し、100
部までは 1 部 90 円とする。100 部を超える超過分については 1 部 200 円とする。
別刷の注文は雑誌発行時に受け付ける。
雑誌発行後の別刷注文は、全て有料とし、1 部 250 円の他に用紙代、印刷代
の実費、送料が加算される。
同意書について
投稿時に添付が求められている、著者および共著者の同意書については、施
設毎に複数枚に及んでも構わない。また、E-mail のコピーなど、発信人が特定
可能なものでも構わない。
5
論文書き方マニュアル
1. 文体として,「です。」と「である。」を混同し
して記述する。
て書かない。
2. 読者の身になって,わかりやすい記述を心がけ
図表は読者が理解しやすいよう,よく工夫して作
成する。
3.
る。
論旨が通るよう,文章を書く。
本文で簡単に記述できるものは,図表にはしない。
図表を使用する場合は,図表内容(成績)をその
4. 過去の同様な研究・症例論文をいくつか参考に
まま重複して本文に記述するようなことはしない。
するのも手助けになる。
5. 学術用語などの誤用がないよう,注意を払う。
必要に応じて,統計処理を行い,結果の解釈の妥
当性を示す。
6. 細菌名においては,学名はイタリック体にする
か,アンダーラインを付ける。初めて属名を略
症例報告においては,検出された微生物による感
染症であることを裏付ける成績を記載する。
した菌種名を記す場合,カッコ内に入れること
はしない。すなわち,Escherichia coli(E. coli)
とはしない。
7. タイトル,邦文要旨,本文,英文要旨は,独立
したものとして扱い,略号は,このことを念頭
に置いて使用する。
8. 投稿規定を遵守する。
1) 邦文要旨
論文の目的,材料と方法,症例,結果,考察など
が簡潔に理解できるように記述する。特に,新しい
5) 考察
結果の単純な繰り返しは避ける。
論旨に一貫性があり,読みやすいよう工夫するこ
と。
新しい結果(知見)や特徴的な知見については,
過去の論文との対比を行い,投稿論文の“価値”が
できる限り容易に理解できるよう,記述する。
6) 文献
投稿規定に示した,引用方法(書き方)を守る。
知見などの投稿論文の「特徴・意義」関しては,明
らかにわかるように記述する。
7) 図表のタイトル,説明
2) 序文
表は,英文誌にならい,縦線は入れず,横線のみ
で作る。
過去の文献を引用しながら,研究に至った経緯や
研究の目的などをわかりやすく述べる。
英文のタイトルは,日本語にとらわれず(直訳せ
ず),他の同様な論文,特に英文誌の英文を参考に
作成する。
3) 材料と方法および症例
使用菌株は,臨床分離株と参考菌株(標準株)を
図表の理解に必要な字句の説明を,タイトルとは
別に記述する。
区別して記載する。参考菌株は,ATCC 番号など
が付いていて,その株が特定できるものとし,単に
読者の理解を得るために必要と思われる場合は,
引用文献をあげる。
菌種名に番号を付したものは参考菌株とはしない。
8) 英文要旨(Abstract)
疾患名などは,医学用語辞典などにある,正式な
用語を使用する。
できる限り邦文要旨の直訳を,しない。
他の論文をいくつか参考にして作成する。
4) 結果
読者が理解しやすいよう,できる限り項目を起こ
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投稿チェックリスト
1.
投稿原稿全体
4.
材料と方法(症例)
□ 文章をすべて,ダブルスペースで書く。
□ 表紙,邦文要旨,本文を独立したページにする。
□ 採取期間,採取方法,採取病院などが記載され
ている。
□ ページ番号を原稿の下に最初のページから通し
番号を付けている。
□ キット,薬品などの発売元か製造元が記載され
ている。
□ 英文タイトルを付けている。
□ 他の人が追試験できるよう,方法が詳細に記述
□ 英文氏名を付けている。
□ 英文所属を付けている。
されている。
□ インフォームド・コンセントを取って施行した
研究であることが記述してある。
□ 学名は,要旨と本文は別のものとして,最初に
書く時は,属名と種形容名の両方を正式に記載
している。また,その後の記載は,属名の頭文
5.
字のみを残し,種形容名を略していない。
例:初回 Escherichia coli,2回目以降 E. coli
□ 図表が適切に使用され,結果が詳細に,わかり
やすく記述してある。
□ 学名はイタリック体にするか,アンダーライン
を付けている。
□ 本文中に,表や図の成績の単純な繰り返しの記
載はない。
□ 数字と数量(単位)は投稿規定に従っている。
□ 表はわかりやすい。
□ 試験試薬およびキット類について登録商品名を
記載する場合は,商品名のあとにカッコ内に会
□ 表のタイトルは適切である。
□ 表は,英文誌のように,縦線なしで作成してあ
社名を明記し,® あるいは TM は使用していない。
例:○○キット(会社名)
□ 略号が認められていない薬品名は,正式名称に
している。
例:SDS → sodium lauryl sulfate または
sodium dodecyl sulfate
□ 本誌で最初から省略してもよい言葉は,略号に
2.
る。
□ 図はわかりやすく作成されている。
□ 図のタイトルはわかりやすく作成されている。
□ 写真は,
結果が判読しやすいものになっている。
6. 考察
□ 結果と考察が矛盾していない。
している。
□ 結果を単純に書き直しただけの重複箇所はな
い。
邦文要旨
□ 文献の引用数(20 編が目安)は適切である。
□ 文字数は投稿規定に合っている。
□ 投稿論文の特徴がわかるよう(掲載に値するこ
3.
結果
7.
文献
とがわかるよう),記述してある。
□ 記載方法が投稿規定と異なっていない。
□ 番号の重複はない。
英文抄録
□ 番号は図表中の文献も含め,引用順に付けられ
□ 文字数は投稿規定に合っている。
□ 改行を入れず,1パラグラフになっている。
□ 英語表現は,英文誌を参考に作成され,英語の
堪能な人に英語の添削をしてもらっている。
6 日本臨床微生物学雑誌 Vol.13 No.2 2003.
ている。
7
【日本臨床微生物学雑誌投稿原稿 投稿番号
(事務局で記入)
】
重複投稿はないとの誓約書
論文表題
連絡先著者名
上記投稿論文原稿の日本臨床微生物学雑誌掲載にあたり,ここに
あらためて,原稿の内容が国内外を問わず他誌に未発表のものであること
を誓います。
連絡先著者署名
日付
日本臨床微生物学雑誌 Vol.13
No.2
2003.
7
8
【日本臨床微生物学雑誌投稿原稿 投稿番号
(事務局で記入)】
著者ならびに共著者の同意書 論文表題
連絡先著者名
上記論文の日本臨床微生物学雑誌掲載にあたり,その内容につい
て筆頭著者を含め共著者全員の同意が得られていることを証明するために,
著者全員の自著署名を提出します。
日付
1
9
2
10
3
11
4
12
5
13
6
14
7
15
8
16
足りない場合は本用紙をコピーしてお使い下さい。
8 日本臨床微生物学雑誌 Vol.13 No.2 2003.