平成 21 年度以降入学生用 地域社会と文化 履修年次 開講時期 科目名 担当教員 2年 後期 公共サービス論 田中 啓 <テーマ> 公共サービスの分析、設計・提供、評価等に必要な理論や手法を身につけるとともに、公共サービスの置かれた現状について理解を深める。 <授業の目標(学習目標)> 公 共 サ ー ビ スの 分 析 や 設 計 ・ 提 供 に 必 要 な基 礎 的 な 知 識 を 身 に つ け る こと 、 公 共 サ ー ビ ス 分 野 に お ける 近 年 の 変 化 と 新 しい 手 法 に つ いて理 解 を深 めること 、地 域 社 会 において公 共 サービスの置 かれた厳 しい現 実 を理 解 する こと 、公 共 サービスを評 価 す るための 理 論 と手 法 を習 得 す る こと が 、本 コ ー スの 主 要 な目 標 で あ る 。 特 に 本 コ ー スの 終 盤 に は、公 共 部 門 に お ける 評 価 に つ い てま と まった 解 説 をお こな う。その内 容 は、公 共 サ ービスのみならず、公 共 政 策 全 般 について応 用 が可 能 なものである。 <授業の方法> 基 本 的 に講 義 形 式 で授 業 を進 める が、受 講 者 に質 問 したり意 見 を述 べてもらったりするなど、対 話 型 の形 式 をできるだけ取 り入 れ る。 またコースの後 半 では、授 業 中 に TV ドラマを視 聴 し、その内 容 についてクラス内 で討 論 をおこなう 。 <授業計画> コースの全 体 的 構 成 は次 のとおりである。ただし、あくまで予 定 であり、取 り上 げる内 容 や順 番 には変 更 の可 能 性 がある。 イントロダクション (第1回) Ⅲ.地域における公共サービスの現実 Ⅰ.公共サービスの理論的基礎 (1) 自治体財政の現状 (第8回) (1) 行政活動の発生と公共財の領域 (第2~4回) (2) 架空のまち「なみはや市」における財政再建 (第9~11 回) (2) 公共サービスの供給主体、供給コスト (第5回) -NHK ドラマ「再生の町」を題材にして- Ⅱ.公共サービスの新潮流 Ⅳ.公共サービスの評価 (1) 公共サービスをとりまく変化と NPM (第6回) (1) 評価の基礎概念と原理 (第 12~13 回) (2) 公共サービスの新しい手法 (第7回) (2) 自治体における評価の実態 (第 14 回) (3) 評価の実践 (第 15 回) <評価の方法・基準> 授 業 への出 席 ・参 加 姿 勢 、課 題 等 の提 出 物 、期 末 レポートの内 容 を総 合 的 に評 価 する。 ただし、期 末 レポートの代 わりに期 末 試 験 (自 宅 持 ち帰 り式 )を課 す可 能 性 がある。なお、 評 価 対 象 の各 要 素 の配 分 比 率 は、初 回 の授 業 時 に示 す。 <テキスト> 授 業 においてレジュメや資 料 を随 時 配 布 する。 <参考書> 授 業 時 に示 す。 <受講上の注意事項等> ・本 コースでは理 論 的 な内 容 を多 く取 り上 げ、難 易 度 も高 いため、受 講 者 には真 剣 に取 り組 むことを求 める。 ・3年 次 に田 中 ゼミの受 講 を希 望 する人 は、できるかぎり 本 科 目 を履 修 しておくこと。公 務 員 志 望 者 には本 科 目 の受 講 を 強 く勧 める。
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