平成25年度 指導改善プラン 千代田区立麹町中学校 達成度調査及び生徒の学習状況から見た成果と課題 ○成果 ▲課題 1学年 結果 と 分析 2学年 3学年 国 語 ○読む力 ▲話す力・聞く力 (内容を整理して聞き、話し合うことで理解し合う) ○書くこと ▲聞くこと・話すこと (内容を吟味して聞き、説得力を持って話す) ○読む力 ▲話す力・聞く力 (内容を評価し、話すことで問題を解決する) 社 会 ○社会的事象の知識・理解 ▲社会的な思考・判断・能力 ○社会的事象の知識・技能 ▲社会的な思考・判断・能力 ▲資料活用の技能 ○資料活用の技能 ▲社会的な思考・判断・能力 数 学 ○数学的な技能 ▲数学的な考え方 ○数学的な技能 ▲数学的な考え方 ○数学的な技能 ▲数学的な考え方 理 科 ○自然事象についての知識・理解 ▲科学的な思考、表現 ○観察・実験の技能 ▲自然事象につての知識・理解 ・「大地の成り立ちと変化」 ○自然事象についての知識・理解 ・「化学変化」、「気象観測」 ▲科学的な思考、表現 ・「化学変化と物質の質量」 英 語 ○リスニング・語順 ▲語彙力、英作文力 ○英語を聞くこと、書くこと ▲英語を読むこと 〇リスニング・読解力・語順整序 ▲条件英作文 音 楽 ○歌唱への積極的な取り組み ▲楽典の知識 ○歌唱、鑑賞曲への知識・理解 ▲楽典の知識 ○楽典の知識理解・歌唱の表現力 ▲邦楽に関する関心・鑑賞力 美 術 ○発想・構想力 ▲発想を表現する力 ○発想・構想力・創造性の向上 ▲発想を表現する力 ○発想・構想力・創造性・感性の向上 ▲美術への関心・意欲・態度 ○基礎・基本的な技能の理解 ▲運動有能感の定着 ○基礎・基本的な技能 ▲発展的な技能や知識の定着 ○設計の進め方・設計 ▲材料の特徴 ○文章作成・表計算ソフトの活用 ▲情報を処理する仕組み・ディジタル化の方法 ○エネルギー・エネルギー資源の種類 ▲電気エネルギー 家庭 ○生活についての関心を持ち、生活を充実させる態度 ▲衣類の補修に必要な基礎的な技術 ○食生活についての興味・関心と基礎的な知識 ▲基礎的な技術 ○生活や家族・家庭に関する興味・関心 ▲工夫・創造の能力 国 語 書く力や読む力の育成に努めたため改善が見られた。 話す力・聞く力の向上が課題である。 考えを書いて表現する演習を重ねた結果、書く力の向上が 課題として書くことの力は向上しているが、まだ文法等の言語 見られる。それに伴って読む力も向上した。話す・聞く力に 関係に課題が残る。 ついても、基本を踏まえ、確かな力をつけていく必要がある。 社 会 知識理解・資料の活用の技能をたかめ、、思考・判断の力を 付けるとともに、表現力を付けることに重点を置いて取り組 む。 課題であった知識理解は向上したが、資料活用の技能、思考 課題であった資料活用の技能が、向上しつつある。 ・判断・表現が今年度も課題である。 思考・判断・表現は今年度も引き続き、向上させていきたい。 数 学 習熟度別少人数授業を生かし、基礎基本の定着を目指した。 少人数授業を生かし、基礎基本の定着を目指した。基礎的な 習熟度別少人数指導を生かし、基礎基本に加え発展的内容 基本的な計算などの技能が身についた。 力が身についてきた。 についても取り上げることができた。 理 科 「基礎」と「知識・理解」の達成率は高い。「応用」と「科学的 思考」の正答率が低いので、指導の工夫が課題である。 英 語 昨年に引き続き、語彙力(特に単語を正確に書く力)が弱い ため、語彙力の強化を図っているが、まだ力不足は否めな い。 音 楽 歌唱に関しては意欲的に楽しく取り組めており表現力もある。 基礎的な知識や歌唱の技能は向上してきているが、鑑賞の 音符を読むことや指導要領の「共通事項」に関する知識が 分野での言語活動が不十分である。 理解されていない。 教材毎のプリント学習により、楽典の知識理解が深まって いる。日本の伝統芸能に興味関心を持って鑑賞できる力 をつける必要がある。 美 術 今年度は発想力、創造性は豊かであるが、それを表現する 発想力・創造性は確実に向上している。題材によって表現 力が弱い生徒が多い。昨年に引き続き個性を尊重した指導 が難しくなっているが、完成することにより達成感を持つよう に重点を置き、一人一人自信を持って表現できるようにする。 にする。 1,2年より感性も高くなっているが、授業態度、意識が薄く なっている生徒がいる。美術も「生きる力」であることを実感 できるように今後も取り組む。 調査以外 の教科に ついての 保健体育 ○積極的な取り組み ▲思考・判断 成果と 課題 技 術 「基礎」と「知識・理解」の達成率が大きく伸びている。一方、 昨年に引き続き思考表現が課題であるが,そのための知識・ 「応用」が減少しているので、発展課題への取り組み方法の 理解の向上も不可欠。 工夫が課題である。 昨年度の 「指導改善 プラン」に 基づく 取り組みの 表現力に重点を置き、コミュニケーションを図る意欲の育成を 昨年度以来、「条件作文」の分野が正答率が低かったが、 目指した。基礎的な表現力、理解力が身に着いた。 毎授業での取り組みで、学力調査等の正答率が上がった。 成果と課題 運動に積極的に取り組み、自主的に考えながら練習に取り 運動が好きで、集団行動やエアロビクス等の運動にも積極的 運動に積極的に取り組み、各領域の基礎・基本的な技能の 組む姿勢がみられた。各領域の基礎・基本的な技能・知識の 定着が見られた。昨年度と同様に、長距離走などの持久力に 定着は見られることができた。長距離走、柔軟性などには 課題が残る。 課題が残る 課題が残る。 保健体育 に取り組むことができた。長距離走などの持久力に関しては 作業・課題製作の積極性は高い。しかし、基礎的・基本的な 知識の定着に課題が残る。 課題に対する取り組みや、関心・意欲の向上がみられる。 しかし、専門性を要する分野(電気分野)では、学力の定着に 差がある。 技 術 作業・課題製作の積極性は高い。しかし、基礎的・基本的な 知識の定着に課題が残る。 家 庭 興味・関心は比較的高く、課題に対して完成させようという 領域によって多少の興味関心は差はあるものの、課題に対し 毎時の課題に対しての取り組みは積極的に活動することが 目的意識もあるが、基礎学力の定着の差に関しては課題であ ての取り組みは良好である。基礎学力及び生活に必要な できている。意欲も高く基礎学力の定着にも力を入れてきて る。 技能は個人差が大きい。 いる。 国 語 話し合い活動やスピーチ等の学習を行い、話すことや聞くこと 引き続き基礎基本の定着をはかる。「聞くこと、話すこと」に に関する力を育成する。また、引き続き、書く機会を多く設け ついてはスピーチ・プレゼンテーションなど、その場に応じた る 発表の仕方で演習し、応用力をつける。 ことにより、書く力の向上を図る。 社 会 思考・判断・表現を身に付けるために、自分の考えを発表する 思考・判断・表現を身に付けるために、自分の考えをまとめ、 資料を多く活用することで、資料活用の技能を伸ばし、考える 場面、話し合いの場面を多く設定する。また、資料も多く用 文章や口頭で発表する場面、話し合いやディベートの場面を 機会を多く与えることで思考・判断・表現の向上を図る。 い、活用能力の向上を図る。 多く設定する。 数 学 文章題や応用問題などを取り入れ、既習事項を確認しなが ら、考える力を養う。 理 科 「基礎」と「知識・理解」については、継続してデジタル教科書 「応用」については日常生活と関連させた授業を展開する ミニテストを繰り返し,知識・理解の定着を図る。また,実験 やICT機器を効果的に利用し、小テストの実施を増やし、基礎 等を行うなど、応用力の育成を図る。「科学的思考」について 結果を既知の知識から考察し,発表する機会を増やし,科学 知識の定着を図っていく。「発展・応用」については、典型的な は自分の考えを記述、発表などの言語活動を取り入れてい 的思考・表現の向上を図る。 問題の解説後に数問、取り組み、宿題等でさらに発展・深化 く。 を図る。 英 語 語順ドリル、ビンゴ等の宿題を徹底し、語彙力の更なる強化を 読む力の定着を図るために教科書を中心とした読む活動を 図っていく。 取り入れ、読解力の向上を目指す。 作文問題については、引き続き指導し、長文読解についても 語彙力増強も合わせて、強化する。 音 楽 独自のプリントを作成し、繰り返し学習することにより定着させ 鑑賞する際の着目点や作曲された背景などを学習させ、 る。教材によって身につける課題をはっきりと示す。 感じた事を表現する力を伸ばす。 日本の伝統芸能については歴史と大きく関わる部分である ため、資料を多く示し、より興味深く鑑賞できるようにする。 今後も伝承していくべき大切な文化であることを理解させる。 美 術 個性を尊重し、個々に応じたアドバイスを丁寧に行う。 誉めることにより自信をもたせる。 改 善 見方・考え方の定着を図るため、発展的な内容を多く取り入 れていく。 聞く力の育成を図り、発表やスピーチの際に話す・聞く双方の 応用力を向上させる。また、書く力をはじめ、応用力の向上の ために、多くの演習を行う。 既習事項を振り返り、新しい事項と関連づけながら考えさせる 指導の充実を図る。 の 方 針 保健体育 積極的に取り組む姿勢を保ち、思考・判断の力を育むため、 声掛けや学習カードの工夫を行う 個性を尊重し、的確なアドバイスをし、生徒が作品を完成した ときの達成感、感動を味わい自信を持たせる。西洋美術史を 取り入れ、各芸術家について知ることにより、様々な感じ方、 表現方法を伝える。 特に日本美術を題材に取り入れ、国際社会に対応できる よう、発想力・構想力が将来仕事をする上でも生きるため にも必要であるという、将来を見据えた「生きる力」を身に 付けさせる。 積極的な声掛けや個別の指導を行い、個々の基礎・基本的な 各種目競技の知識の定着と、客観的な視点から技能の向上 能力の向上を図る を図れるように、ICTの活用等の工夫を行う 技 術 材料の特徴分野についても、実際に手で触れて体験活動を 通して伝えることが出来るよう、教材を工夫する。 ディジタル化そのものでなく、ディジタル化された情報の特徴 に焦点を当てて学習を行う。 家 庭 分かりやすく説明を添えたプリントを毎時用意し、本時の課題 生活に必要な基礎的な技能の習得のため、実習を多く取り とねらいを示し、丁寧に進める。 入れる。 電気エネルギーの基礎的・基本的な知識を重点的に扱う。 クラスを2つに分けた少人数授業を行い、一人一人に丁寧に 対応する時間を増やす。 学校としての ・「思考・判断・表現力を高める指導法の工夫」(各教科における言語活動の充実を目指して)を校内研究テーマとし、指導法の工夫に、ICT機器の活用を共通課題とする。 改善の取り ・言語活動を重視する授業を行う中で、コミュニケーション能力や発表などの表現能力を養い、論理的能力を高める取り組みを行う。 組み 教員の改善 の 取り組み ・全教職員が「校内研究テーマ」に基づく、特に「言語活動の充実」を重視した研究授業を行う。また、この2年間、校内研究で取り組んできたICT機器の活用を、研究授業及び日常的に活用することを 課題とする。 ・授業の中でグループ活動や発問等の工夫を行い、言語活動の充実と活発化を図る。 ・日頃の学級活動や生徒会活動、行事の実施において、コミュニケーション能力や発表などの表現能力を養う取り組みを行う。 検証方法 定期考査や小テスト、提出物の状況、生徒や保護者へのアンケート(1,2学期末に実施)、区の達成度調査、都の学力向上を図るための調査により、随時、検証し、改善していく。
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