基本仕様書[PDF:186KB]

図書館電算システム更新及び保守業務
基本仕様書
平成 26 年 12 月
小諸市
市立小諸図書館
目次
1 本調達の背景と目的 ...........................................................................................................1
2 調達内容 .............................................................................................................................3
2.1 契約期間 ........................................................................................................................3
2.2 契約形態 ........................................................................................................................3
2.3 調達範囲 ........................................................................................................................3
3 スケジュール及び納品物 ...................................................................................................4
3.1 スケジュール.................................................................................................................4
3.2 納品物及び納入期限等 ..................................................................................................4
4 ハードウェア及びソフトウェアに係る機能要件 ...............................................................4
4.1 前提条件 ........................................................................................................................4
4.2 ハードウェア関連要件 ..................................................................................................4
4.3 ソフトウェア機能要件 ................................................................................................ 12
4.4 導入形態 ..................................................................................................................... 12
5 非機能要件 ...................................................................................................................... 13
5.1 システム利用時間 ...................................................................................................... 13
5.2 業務量規模 ................................................................................................................. 14
5.3 信頼性要件 ................................................................................................................. 14
5.4 性能要件 ..................................................................................................................... 14
5.5 信用性・効率性要件................................................................................................... 14
5.6 情報セキュリティ要件 ............................................................................................... 14
5.7 機能要件 ..................................................................................................................... 15
6 業務要件 .......................................................................................................................... 16
6.1 プロジェクト管理要件 ............................................................................................... 16
6.2 構築要件 ..................................................................................................................... 17
6.3 テスト要件 ................................................................................................................. 17
6.4 システム移行要件 ...................................................................................................... 17
6.5 研修要件 ..................................................................................................................... 18
7 運用要件 .......................................................................................................................... 18
7.1 次期システム本稼働直後の運用 ................................................................................ 18
7.2 システム運用.............................................................................................................. 19
8 保守要件 .......................................................................................................................... 19
8.1 ソフトウェア保守 ...................................................................................................... 19
8.2 ハードウェア保守 ...................................................................................................... 19
8.3 保守作業 ..................................................................................................................... 20
8.4 その他 ......................................................................................................................... 20
その他 ............................................................................................................................ 21
9
9.1 検査完了条件.............................................................................................................. 21
9.2 費用支払条件.............................................................................................................. 21
9.3 費用負担 ..................................................................................................................... 21
9.4 瑕疵担保責任.............................................................................................................. 21
9.5 法令遵守 ..................................................................................................................... 21
9.6 守秘義務 ..................................................................................................................... 21
9.7 契約解除等に伴う業務引継ぎに関する事項 .............................................................. 22
9.8 次期システム更新に伴う業務引継ぎに関する事項 ................................................... 22
9.9 その他......................................................................................................................... 22
1 本調達の背景と目的
本市の図書館は、平成 14 年度に図書館電算システム(以下、「システム」という)を導入し、
平成 22 年度には市立小諸図書館と市内小中学校図書館をネットワークで連携するなどして、利用
者サービスの向上と効率的・効果的な蔵書管理を図ってきた。この度、平成 27 年 9 月末に現行の
システムの賃貸借契約が満了となることから、次期システムの更新を行うものである。
今回の更新では、システムの更新と併せて、関連IC機器の導入やシステム運用期間における
保守等について、総合的に提案を募集するものである。
(1)次期システム基本要件
①次期システムが対象とする各業務機能については、現行システムの利用者サービスレ
ベルを維持すること。
②次期システムは現行システムと同様に市立小諸図書館で運用する公共図書館用システ
ムと市内小中学校図書館で運用する学校図書館用システムの両方により構成すること。
その際、現行システムで構築されている小諸図書館および市内小中学校図書館とのシ
ステム連携体制を保持すること(小諸図書館と市内小中学校のデータは、サーバで一
括管理を行いリアルタイムでシームレスな連携を行うこととする)。また、学校図書館
用システムにおいては児童生徒が運用する画面やメニューを備え、視認性や操作性に
配慮したものとすること。
③次期システムは高品質で実績のあるものとし、オンプレミス(自館サーバ設置型)で
の運用とすること。
④外部公開システム(WebOPAC)は 24 時間 365 日サービスを提供すること。
⑤次期システムで使用する端末及び周辺機器は5年以上の運用に耐え得るものを選ぶこ
と。また、5年間以上(ハード面、ソフト面、価格面を考慮しつつ、可能な限りで長
期間とする)のメーカー保守費用または導入業者による保守費用を導入諸経費として
提案見積に含めること。
⑥新図書館に設置する関連IC機器が安定して稼働できること。
(2)個人情報の取扱い
導入する次期システム内には住民の個人情報が格納されるため、提案事業者は小諸
市個人情報保護条例その他の法令を遵守し、すべてのシステム環境(本番環境・保守
環境・開発環境等)において、セキュリティ対策については万全の対策を行うこと。
(3)データ抽出
データ抽出は本業務に含まれるため、抽出に必要な費用がある場合は見積りに含め
ること。なお、現行システムからのデータ抽出実績がある場合は抽出作業を行うこと
が出来るものとする(ただし、本件参加者がデータ抽出を行う場合は、参加者が実際
に行ったデータ抽出実績一覧を事前に本市に提出し承認を得ること)。また、抽出作業
を現行システム業者に行わせる場合、必要経費を現行システム業者へ確認のうえ、本
調達に含めるものとする。
1
(4)データ移行
データは、現行システムで取り扱っている全てのデータが提案のシステムへ正確に
移行できることが望ましい。また、ICタグのUIDと資料の資料コードとの紐付け
を行うこと。なお、移行や紐付けに必要な費用がある場合は見積りに含めること。
(5)利用者パスワード
インターネット予約時等に必要となる「利用者パスワード」は、現行システムで管
理されているものを次期システムでも継続して利用できることが望ましい。継続して
利用することができない場合は、対応策を提案すること。なお、その際は利用者への
影響を最小限にとどめるよう配慮を行うとともに、小諸市及び図書館の事務負担にな
らないようにすること。費用が発生する場合は、金額を明示するとともに見積りに含
めること。
(6)現行機器の撤去
現行システム機器はリース品のため、担当職員の指示に従い、取り外した機器は所
定の場所へ搬送すること。
(7)その他
①本業務において、システムやIC機器に係るハード及びソフト、システムパッケージ
は買い上げるものとし、次期システムおよび機器類は5年以上の運用を基本とする。
また、市内小中学校(8校)の学校図書館については、当市が予め用意する端末に館
内OPACを導入・設定し、保守運用を図り、その費用等を見積りに含めること。
②システム等の保守業務については、
「長期継続契約を締結することができる契約を定め
る条例運用要領」により、各年度の予算成立を前提として長期継続契約を締結するも
のとする。また、保守業務の委託内容の詳細については、提案事業者の提案金額を上
限として、提案内容をもとに協議のうえ確定するものとする。
③市立小諸図書館については、新システム移行後から新図書館開館までの間(1回)及
び平成 28 年から平成 32 年の毎年 9 月(計5回)に下記の内容でIC機器による蔵書
点検を予定している。効率的な点検方法や機器調達(レンタル)とそれに係る経費を
提案すること。なお、移転直後の蔵書点検に係る費用は更新業務の一環として本調達
に含めることとする。また、平成 28 から平成 32 年までの蔵書点検については事業者
の評価項目とするため、企画提案書により提案すること。
<蔵書点検内容>
・点検冊数
22 万冊程度
・点検期間 1週間以内
・対応人数
13 名程度
また、市内小中学校図書館(8校)については、平成 28 年から平成 32 年の毎年 3 月
にバーコードによる蔵書点検を予定している。事業者の評価項目とするため、蔵書点
検に効率的な点検方法や機器調達(レンタル)に係る経費を企画提案書により提案す
2
ること。
2 調達内容
2.2 契約期間
契約締結日から運用保守期間終了までとする。
運用保守期間は平成 27 年 10 月 1 日から 5 年以上の期間とする。
なお、システムは平成 27 年 9 月 30 日までに検査を終了した状態で納品すること。
2.2 契約形態
契約形態は、更新及び保守の業務委託契約の締結を行うこととする。
2.3 調達範囲
本調達は、市立小諸図書館および市内8つの小中学校図書館から構成される。
詳細な調達範囲は以下(1)∼(5)とする。
(1)システム構築
①各システム及び既存のネットワーク以外に必要なネットワークの設計、カスタマイズ
部分のプログラム開発、個別環境設定、試験
② システム導入関連ドキュメント、運用関連ドキュメント等各種ドキュメントの作成
③ 各種プログラムやドキュメントを含む、システム構成資源の管理
(2)システム導入及び調整
① 現行システムからのデータ移行及びクリーニング作業
② マスタデータ等の初期データの作成・設定
③ 職員への操作研修及び運用訓練
④ 運用リハーサルへの支援
(3)各種支援
① 全体プロジェクト管理
(4)物品等の調達
① サーバ及びクライアント端末
② レシートプリンタ
③ ハンディターミナル
④ バーコードリーダー
⑤ プリンタ(帳票出力等)
⑥ ネットワーク機器
⑦ IC関連機器
⑧ 蔵書点検関連機器
⑨ その他、提案者が安定稼働のために必要とするものがあれば、本調達に含めること。
3
3 スケジュール及び納品物
3.1 スケジュール
(1)図書館システムおよびIC関連機器の運用保守期間
平成 27 年 10 月 1 日から 5 年以上の期間
(2)システム移行期間およびIC関連機器の設置・調整期間
平成 27 年 7 月 1 日から平成 27 年 9 月 30 日まで
※平成 27 年 9 月 30 日までは運用確認期間とし、維持運用経費は発生しないこととす
る。
※システム・データの移行や機器類の設置、次期システム環境を使った研修等につい
ては、新図書館の工期に対して柔軟に対応可能な計画と方法を提案書に明記するこ
と。
※システム移行に合わせた蔵書点検の実施について、計画や方法を提案すること。
※計画や方法の詳細については契約締結後、打合せにて決定するものとする。
3.2 納品物及び納入期限等
次期システムの導入にあたり、本市が指定する日までに次の書類等を提出すること。
・プロジェクト計画書
・詳細スケジュール
・図書館システムパラメーター設定書
・ネットワーク構成図
・納入製品一覧
・各種会議(打ち合わせ)における議事録
・システム運用に必要な操作手引書
・システムテスト仕様及び結果報告書
・その他、本市が必要と認める資料
※なお、必要部数や納入媒体等については本市と協議のうえ決定することとする。
4 ハードウェア及びソフトウェアに係る機能要件
4.1 前提条件
今回の調達では、サーバを外部データセンターへ設置する形態(クラウド)ではなく、オン
プレミス(自館サーバ設置型)で導入を行うこととする。
4.2 ハードウェア関連要件
システム及び機器の構成については、下記要件を参照し、機種の調達は全て同等製品以上の
ものとすること。また、機器はすべて新品とすること。
※提案するサーバ及びクライアント端末の OS がサポート終了した場合は、稼働可能な最
新の OS に入替が可能であること。なお、入替に係る具体的な内容は費用負担を含め、
本市及び受託者の双方が協議のうえ、これを決定するものとする。
4
(1) サーバ要件
4.2 に示す図書館システムの機能を実現するようにサーバを構築し、ラック及び
UPS と合わせて提案すること。
なお、本要件は機能ごとにサーバ設置を求めるものではない。提案する図書館シス
テムが 5 年以上の期間でスムーズに稼働し、コストパフォーマンスの良い構成を提案
すること。また、サーバ一式は新図書館サーバ室に設置すること。
No.
種類
No.
種類
1
データベースサーバ
3
PROXYサーバ
2
IC管理サーバ
4
Webサーバ
サーバ機器仕様(参考)
No.
仕様
データベースサーバ 一式
1
CPU は lntel Xeon プロセッサ(6Core)と同等以上の性能・機能を有し、システムが常
時円滑に稼動する能力を有すること。必要に応じて 2CPU 構成とすること。
2
メインメモリは 4GB 以上を有し業務システムが問題なく稼動できること。
3
利用者情報、書誌情報、所蔵情報等、重要かつ更新頻度の高いデータの更新・保護に対
応するため、物理容量 72GB 以上の磁気ディスク 4 台以上を内蔵し SCSl 又は SAS
(serial Attached SCSI)での RAID 構築(N+1)すること。さらに同様の磁気ディスク 1
台をバックアップ専用とし導入すること。
4
DVD−ROM 読み取り可能な光学ドライブを内蔵で有すること。
5
OS は Microsoft Windows または LINUX/UNIX 系のサーバ用 OS とし、システムが安
定稼動するバージョンのうち最新のものを使用すること。
6
10BASE−T/100BASE−TX/1000BASE−T 帯域自動認識のネットワークインター
フェースを有すること。
7
データのバックアップ装置として DAT72(非圧縮時 36GB 圧縮時 72GB)内蔵テープ
ドライブまたはこれと同等以上の機能・性能を有すること。また制御するバックアップ
ソフトを有すること。
8
電源ユニットおよびファンについては冗長構成であり、障害発生時においてはシステム
をシャットダウンすることなく交換が可能なこと。
9
停電時に安全にシャットダウンでき、停電である旨を通知する機能を有する無停電電源
装置を有すること。また、他の機器をシャットダウンする機能を有すること。
10
データべ−ス管理ソフトウェアは信頼性が高く、開発元よりセキュリティバッチ、バグ
フ ィ ッ ク スバ ッ チ 等の 提 供 が受 け ら れる 商 用版 oracle 社 oracle 、 Microsoft 社
SQLServer,IBM 社 DB2 システム等と同等以上の性能のものを有すること。
5
11
開発言語は安全性及び信頼性が高く広く一般的に普及しているものであり、開発元より
セキュリティバッチ、バグフィックスバッチ等の提供が受けられる商用版であること。
12
ウイルス対策ソフトを装備し、最新のウイルス定義ファイルへの更新が簡便に行えるこ
と。リース期間中のライセンス更新を行うこと。
13
使用期間中の故障に際しては、原則として製造元の認定する技術者が訪問し修理が可能
なこと。さらに障害復旧に必要な補修パーツはすべて製造元の供給による純正部品を用
いること。
14
サーバ用モニタは 17 インチ液晶とし、他のサーバと切替器を用いて共用できること。
IC管理サーバ 一式
15
CPU は lntel Xeon プロセッサ(4Core)と同等以上の性能・機能を有し、システムが常時
円滑に稼動する能力を有すること。
16
メインメモリは 2GB 以上を有し Web-OPAC システムが問題なく稼動できること。
17
物理容量 72GB 以上の磁気ディスク 2 台以上を内蔵し SCSl 又は SAS(serial Attached
SCSI)での RAID 構築(N+1)すること。
18
DVD−ROM 読み取り可能な光学ドライブを内蔵で有すること。
19
OS は Microsoft Windows のサーバ用 OS とし、システムが安定稼動するバージョンの
うち最新のものを使用すること。
20
10BASE−T/100BASE−TX/1000BASE−T 帯域自動認識のネットワークインター
フェースを有すること。
21
停電時に安全にシャットダウンでき、停電である旨を通知する機能を有する無停電電源
装置を有すること。また、他の機器をシャットダウンする機能を有すること。
22
ウイルス対策ソフトを装備し、最新のウイルス定義ファイルへの更新が簡便に行えるこ
と。リース期間中のライセンス更新を行うこと。
23
使用期間中の故障に際しては、原則として製造元の認定する技術者が訪問し修理が可能
なこと。さらに障害復旧に必要な補修パーツはすべて製造元の供給による純正部品を用
いること。
PROXYサーバ 一式
24
CPU は lntelXeon プロセッサ(4Core)と同等以上の性能・機能を有し、システムが常時
円滑に稼動する能力を有すること。
25
メインメモリは 2GB 以上を有し Web-OPAC システムが問題なく稼動できること。
26
物理容量 72GB 以上の磁気ディスク 2 台以上を内蔵し SCSl 又は SAS(serial Attached
SCSI)での RAID 構築(N+1)すること。
27
DVD−ROM 読み取り可能な光学ドライブを内蔵で有すること。
28
OS は Microsoft Windows または LINUX/UNIX 系のサーバ用 OS とし、システムが安
定稼動するバージョンのうち最新のものを使用すること。
6
29
コンテンツフィルタリング機能を有し、特定のサイト及び機能を制御できるようにする
こと。リース期間中のライセンス更新を行うこと。
30
10BASE−T/100BASE−TX/1000BASE−T 帯域自動認識のネットワークインター
フェースを有すること。
31
停電時に安全シャットダウンでき、停電である旨を通知する機能を有する無停電電源装
置を有すること。また、他の機器をシャットダウンする機能を有すること。
32
ウイルス対策ソフトを装備し、最新のウイルス定義ファイルへの更新が簡便に行えるこ
と。リース期間中のライセンス更新を行うこと。
33
使用期間中の故障に際しては、原則として製造元の認定する技術者が訪問し修理が可能
なこと。さらに障害復旧に必要な補修パーツはすべて製造元の供給による純正部品を用
いること。
Webサーバ
34
一式
CPU は lntelXeon プロセッサ(4Core)と同等以上の性能・機能を有し、システムが常時
円滑に稼動する能力を有すること。
35
メインメモリは 2GB 以上を有し Web-OPAC システムが問題なく稼動できること。
36
物理容量 72GB 以上の磁気ディスク 2 台以上を内蔵し SCSl 又は SAS(serial Attached
SCSI)での RAID 構築(N+1)すること。
37
DVD−ROM 読み取り可能な光学ドライブを内蔵で有すること。
38
OS は Microsoft Windows または LINUX/UNIX 系のサーバ用 OS とし、システムが安
定稼動するバージョンのうち最新のものを使用すること。
39
10BASE−T/100BASE−TX/1000BASE−T 帯域自動認識のネットワークインター
フェースを有すること。
40
停電時に安全にシャットダウンでき、停電である旨を通知する機能を有する無停電電源
装置を有すること。また、他の機器シャットダウンする機能を有すること。
41
ウイルス対策ソフトを装備し、最新のウイルス定義ファイルへの更新が簡便に行えるこ
と。リース期間中のライセンス更新を行うこと。
42
使用期間中の故障に際しては、原則として製造元の認定する技術者が訪問し修理が可能
なこと。さらに障害復旧に必要な補修パーツはすべて製造元の供給による純正部品を用
いること。
(2)クライアント端末要件
No
種類
台数
1
業務用デスクトップ端末
5台
2
業務用ノート端末
2台
3
利用者用端末(タッチOPAC)
4台
7
4
8台
学校図書館用端末
クライアント機器仕様(参考)
No.
仕様
業務用デスクトップ端末、学校図書館用端末
2
カウンター端末、利用者用インターネット端末、OPAC 端末のリモート電源 ON、OFF
機能を有しスケジュールにて管理できること。
3
モニタは 17 インチ以上で、解像度 1280×1024 以上、最大表示色 1670 万色以上の TFT
液晶ディスプレイであること。
4
解像度及び色のストレスなく表示可能なグラフィックボードを有すること。ビデオメモ
リは 64MB 以上とする。
5
10BASE−T/100BASE−TX/1000BASE−T 帯域自動認識のネットワークインターフ
ェースを有すること。
6
CPU は Core i3 と同等以上の性能機能を有すること。
7
メインメモリは 1GB 以上を装備し、クライアント上での大量のデータ処理に対応するこ
と。
8
物理容量 80GB 以上の磁気ディスク装置を有すること。
9
DVD-ROM ドライブを有すること。
10
オペレーティングシステムは Windows 7 Pro またはそれ以降のバージョンで運用可能な
こと。
11
キーボード、
マウスを接続した状態で筐体に 4 以上の空き USB ポートを確保できること。
12
日本語対応キーボード及びスクロール機能付き 2 ボタンマウスを有すること。
13
オフィスアプリケーションは Microsoft 社製 0ffice2013Professional の最新版がインスト
ールされていること。(職員用のみ)
14
ウイルス対策ソフトを装備し、最新のウイルス定義ファイルへの更新が簡便に行えるこ
と。運用期間中のライセンス更新を行うこと。
15
使用期間中の故障に際しては、原則として製造元の認定する技術者が訪問し修理が可能
なこと。さらに障害復旧に必要な補修パーツはすべて製造元の供給による純正部品を用
いること。
業務用ノート端末
16
OS は Windows 7 Pro またはそれ以降のバージョンで運用可能なこと。
17
CPU は Core i3 と同等以上の性能機能を有すること。
18
メインメモリは 2GB 以上を装備し、クライアント上での大量のデータ処理に対応するこ
と。
19
物理容量 150GB 以上の磁気ディスク装置を有すること。
8
20
DVD-ROM ドライブを有すること。
21
モニタは 15 インチ以上で、解像度 1280×1024 以上、最大表示色 1670 万色以上の TFT
液晶ディスプレイであること。
22
マウスを接続した状態で筐体に 2 以上の空き USB ポートを確保できること。
23
10BASE−T/100BASE−TX/1000BASE−T 帯域自動認識のネットワークインターフ
ェースを有すること。
24
オフィスアプリケーションは Microsoft 社製 0ffice2013Professional の最新版がインスト
ールされていること。
25
ウイルス対策ソフトを装備し、最新のウイルス定義ファイルへの更新が簡便に行えるこ
と。運用期間中のライセンス更新を行うこと。
26
使用期間中の故障に際しては、原則として製造元の認定する技術者が訪問し修理が可能
なこと。さらに障害復旧に必要な補修パーツはすべて製造元の供給による純正部品を用
いること。
利用者用端末(タッチOPAC)
27
モニタは 17 インチ以上で、解像度 1280×1024 以上、最大表示色 1670 万色以上の TFT
液晶ディスプレイであること。タッチでのクリック機能を有すること。
28
解像度及び色のストレスなく表示可能なグラフィックボードを有すること。ビデオメモ
リは 64MB 以上とする。
29
10BASE−T/100BASE−TX/1000BASE−T 帯域自動認識のネットワークインターフ
ェースを有すること。
30
CPU は Core i3 と同等以上の性能機能を有すること。
31
メインメモリは 1GB 以上を装備し、クライアント上での大量のデータ処理に対応するこ
と。
32
物理容量 80GB 以上の磁気ディスク装置を有すること。
33
オペレーティングシステムは Windows 7 Pro またはそれ以降のバージョンで運用可能な
こと。
34
キーボード、
マウスを接続した状態で筐体に 4 以上の空き USB ポートを確保できること。
35
日本語対応キーボード及びスクロール機能付き 2 ボタンマウスを有すること。
36
ウイルス対策ソフトを装備し、最新のウイルス定義ファイルへの更新が簡便に行えるこ
と。運用期間中のライセンス更新を行うこと。
37
利用者のPC操作を制限するソフトを導入すること。
38
自動復元機能を有するまたは、相当のソフト導入すること。
39
使用期間中の故障に際しては、原則として製造元の認定する技術者が訪問し修理が可能
なこと。さらに障害復旧に必要な補修パーツはすべて製造元の供給による純正部品を用
いること。
9
①オフィスアプリケーションは Microsoft 社製 0ffice2013Professional の最新版がイン
ストールされていること。
②ウイルス対策ソフトを装備し、最新のウイルス定義ファイルへの更新が簡便に行え
ること。リース期間中のライセンス更新を行うこと。
③利用者用端末については、PC操作を制限するソフトを導入すること。
④利用者用端末については、自動復元機能を有するまたは、相当のソフトを導入する
こと。
⑤サーマル式レシートプリンタで印字が可能とすること。ロール紙幅 80mm の印字が
可能であり、印字速度最大 170mm/S の印字か可能であること。(業務用及び一部
OPAC 端末)
⑥無停電電源装置は図書館に必要台数分用意すること。
⑦学校図書館の館内用OPACを市内小中学校8校に設置導入すること(端末等は当
市で用意するため、本調達には含めない)
(3)その他ハードウェア要件
本仕様書に示す内容について、本市にとって最適な構成等を提案すること。
No.
種類
内容
1
モノクロレーザープリンタ
9 台(内訳:公共 1 台、学校 8 台)
公共:A3 トレイ対応、両面印刷機能を有すること。
学校:A4 トレイ対応、両面印刷機能を有すること。
*A3用紙は手差し対応
2
レシートプリンタ
7 台(内訳:公共 7 台)
市立小諸図書館のカウンター、自動貸出機、検索機、
事務室に用意すること。
3
バーコードリーダー
14 台(内訳:公共 6 台、学校 8 台)
市立小諸図書館のカウンター、事務室内および各学
校に用意すること。
4
テンキー付ハンディターミナル
2 台(内訳:学校 2 台)
操作しやすく、軽量なタイプとすること。※市内中
学校において繁忙時の貸出返却用として使用。
5
ファイアウォール
1式
6
ネットワーク機器
1式
その他機器仕様(参考)
No.
仕様
モノクロレーザープリンタ
10
1
ネットワークプリンタとして、以下の仕様でモノクロレーザープリンタを 9 台設置する
こと。
2
印刷方式は半導体レーザー・乾式電子写真方式であること。
3
A4、A3 版の用紙トレイを有し、モノクロ印刷が可能であること。
4
電源投入時のウォームアップ時間が 30 秒以下であること。また待機状態から印刷可能
までのウォームアップ時間は 0 秒であること。
5
普通紙 250 枚以上を給紙するカセットを2個以上有すること。
6
10BASE-T/100BASE−TX のインターフェースを有し、ネットワークプリンタとして
複数のクライアントパソコンから共有仕様できること。
7
使用期間中の故障に際しては、原則として翌開館日迄に本市へ製造元の認定する技師術
者が訪問し修理が可能なこと。さらに障害復旧に必要な補修パーツはすべて製造元の供
給による純正部品を用いること。
レシートプリンタ
8
ロール紙幅 80mm の印字が可能であり印字速度最大 170mm/S の印字が可能であるこ
と。
バーコードリーダ
9
レーザー出力方式であり、読取コード:JAN,Code39,NW-7 等の読取可能なこと。
10
蛍光灯及び LED 照明の明かりに対し読取が可能であること。
11
走査時やエラー時等にピープ音を生ずること。
テンキー付ハンディターミナル
12
レーザースキャナー式であり、重量がバッテリーカートリッジを含め軽量で、作業効率
のよいものであること。
13
読取コード:JAN/EAN/UPC,CODE39,NW-7,CODE128 等がスキャナー可能であるこ
と。
14
スキャンスピードは 100 回/秒以上であること。
15
読み取り完了及びエラーをランプ及びブザーで知らせる機能を持つこと。
16
電池で連続 10 時間以上使用できること。
17
1 台で 6000 件以上のデータ重複チェックを行い作業できること。
18
データのアップ作業は非接触で簡単に業務用端末と接続可能であること。
19
使用期間中の故障に際しては、センドバックによる修理が可能であること。
ファイアウォール 一式
20
本市図書館システムのデータを不正アクセスから守るために必要な機能/性能を備える
こと。
ネットワーク機器
21
10/100/1000BASE-T対応とし、必要台数を設置すること。
11
(4)IC関連機器要件
IC関連機器が備えるべき機能の要件は、別添「IC関連機器に係る機能要件書」
に示す。
なお、IC関連機器については、ICタグのUIDによる管理運用とすること。
(5)その他
①提案するシステムから帳票を出力する際に、プリンタ要件がある場合は提示すること。
②プリンタに対して特別な環境設定が必要な場合、その設定は費用に含め本契約にて対
応すること。
③ 各種ライセンス・セキュリティ等のソフトウェアについては下記を満たすこと。
No.
種類
内容
1
office2013
15 ライセンス導入する。
2
ウイルス対策ソフトウェア
全端末に導入する。
3
いたずら防止用ソフトウェア
全OPAC端末に導入する。
4
初期化ソフトウェア
全OPAC端末に導入する。
4.3 ソフトウェア機能要件
(1)システム全体について
図書館システムが備えるべき機能の要件は、別添「図書館電算システム機能要求書」
に示す。
次期システムについても業務サーバと公開用サーバがリアルタイム更新できるよう
に構築することに加え、
「図書館電算システム機能要求書」について概ね満たしている
ことを前提とする。
ただし、現在行っているサービス内容で記載がない場合も、サービスが継続できる
ように今回の調達の範囲内で対応することとする。
また、今回見積りに含まない拡張機能について先進的なものがあれば、導入事例と
共に提案すること。
※非常時用の図書館システム機能を有していること。また業務端末にソフトウェ
アを設定しておくこと。
※帳票については、現在使用している帳票と同等以上の対応ができること。
4.4 導入形態
(1) システム最適化
運用期間内に提供システムに関してバージョンアップがあったときは、その内容を
通知し、本市から要求があれば、システム保守範囲内として対応すること(IE 等のバ
ージョンアップに対するシステム対応を含む)
。
※図書館システムのバージョンアップについては、メジャーバージョンアップに
12
も対応すること。その際、バージョンアップはサーバに対してのみ行い、クラ
イアントに対しての作業は必要ないものとする。
図書館の業務展開は資料管理業務、貸出返却管理業務、利用者管理業務、検索業務
等の業務間を自在に遷移しなければならない複雑なシステムであるため、システム稼
働後に判明した不具合についてもシステム保守内として対応すること。さらに将来的
な利用者数や所蔵数・書誌数の増加に対応できるよう常に最適な環境を提供すること。
(2)学校用OPAC
学校用OPACについては、本市が予め用意する端末に必要なシステムやソフトウ
ェア等を導入し、保守運用を図ること。なお、学校用OPACは8台(各校1台)と
し、ライセンス、導入経費、保守等に必要な経費を見積りに含めること。
(3)ライセンス数等
図書館業務のためにシステムへアクセスするクライアント端末ライセンス数は、各
業務端末で複数業務画面を同時に立ち上げていることを想定しても問題ないように用
意し、4.2 ハードウェア関連要件に示した機器台数を用意すること。
5 非機能要件
5.1 システム利用時間
(1)業務運用時間
小諸図書館の業務運用時間(予定)
<休館日>
毎週木曜日、年末年始(12/29∼1/3)、蔵書点検期間(9月の数日)
※木曜日が祝日の場合は開館します。
<開館時間>
平日
9 時 00 分∼19 時 00 分(夏季(6∼9 月)は∼20:00)
土日
9 時 00 分∼18 時 00 分(祝日も含む)
<勤務時間>
平日
8 時 30 分∼19 時 15 分(夏季(6∼9 月)は∼20:15)
土日
8 時 30 分∼18 時 15 分(祝日も含む)
学校図書館の業務運用時間
平日
7 時 30 分∼16 時 00 分
※今後、上記の運用時間を変更する場合は、その都度本市と協議のうえ業務に支
障が出ないよう柔軟に対応すること。
(2)WebOPAC 運用時間
原則 24 時間 365 日とする。
(3)その他
提案するシステムが、上記運用時間を厳守することが難しい場合は条件を提示する
13
こと。
5.2 業務量規模
住民基本台帳登録人口 43,471 人(平成 26 年 3 月 31 日時点)
蔵書冊数 約 220,000 冊予定(最大 30 万冊)
登録者数 11,972 人(平成 26 年 3 月 31 日時点)
5.3 信頼性要件
(1) バックアップ・リストア
業務
要件
バックアップ
ハードウェア障害等が発生した場合にリカバリが可能となる、すべて
のデータのバックアップが取れること。
リカバリポイント
最後にバックアップを取った状態にシステムをリカバリできること。
頻度
週次でフルバックアップ、日次で差分バックアップを実施すること。
バックアップ処理は業務運用時間を避けて実施すること。
(2)障害時対応手順の策定
障害時の連絡体制・対応フロー等を文書により定め、導入時のテストにおいて手順
の検証を行うこと。
(3)検証環境
ソフトウェア更新モジュールやセキュリティパッチなどの更新を行う際、充分な検
証を行ったうえで本番適用できる環境を用意すること。
(4)その他
・システムのエラー防止、故障の予防、システムダウンによる被害の最小化と復旧の
迅速化、業務データの整合性保持等により、信頼性のあるシステムを構築すること。
・誤操作等で重要なデータが安易に消去されることがないように必要な措置を講じる
こと。
・コンピュータウィルス等悪意のあるプログラムが侵入できないよう対策を講じるこ
と。また、新たな脅威や脆弱性が明らかになった場合は、速やかに対策を講じるこ
と。
5.4 性能要件
システムの処理性能として満たすべき、主たる業務処理の性能(応答時間、処理速度等)は、
オンライン処理応答時間で 3 秒以内を要件とする。
5.5 信用性・効率性要件
入力及び表示は日本語で行う。また、アクセシビリティに配慮したユーザーインターフェー
スを備えること。
5.6 情報セキュリティ要件
(1)権限設定
14
①一般職員や管理者等の所属や役職、職務分掌によって、利用権限設定できること。
②データの表示・アクセス権、データ更新権限を個々に設定できること。
(2)情報管理
①情報資産に対するアクセス権限を必要に応じて制限できること。
(例)個人情報を含む情報資産については、アプリケーションのアクセス権を制限し、
データベースに暗号化を施す。
②機器故障やシステムダウンを想定したバックアップを実施できること。
③契約終了時、物理破壊またはデータ復元不能化処理し、証明を発行すること。
(3)制御機能
①アクセス制御
a. 固定 IP アドレスの指定による、接続 IP の制限
b. その他、同等のセキュリティが確保できる通信方式
②端末制御
図書館管理者のシステムにアクセスする端末が、インターネットに安全にアクセス
できるよう DNS、PROXY、 ウイルス対策等について提案すること。また、提案する
システムが、本市のドメイン環境で運用することが難しい場合には、ドメインコント
ローラについても提案すること。なお、これらの仕組みは本調達に含めることとする。
(4)通信暗号化
通信には、ID やパスワード、その他の個人情報が含まれるため、利用者と図書館サ
ーバ間は SSL 等による暗号化を行うこと。また、本契約の終了期間までに必要に応じ
て更新を行うこと。
(5)データ管理方式
Web サーバ上に図書館保有の利用者情報を置かず、
業務サーバ上のみ管理すること。
(6)ログの取得
障害時の対応として、原因の特定と直前の状態への復旧を担保するため、業務ログ
の取得ができること。
(7)その他
個人情報保護のための情報セキュリティ対策には万全を期すこと。
5.7 機能要件
(1)機能要求書
システムに要求する機能については、別添「図書館電算システム機能要求書」を参
照すること。
(2)図書館電算システム機能要求書の回答
上記、機能要求書における各項目についての対応を要求書の中で提示すること。な
お、オプション及びカスタマイズについては見積限度額の範囲で可能なもののみとし、
「備考欄」に金額(税抜き)や代替案について明記すること。
15
(3)機能確認
要求機能への対応状況等は、提案書の提示内容をふまえ、本市より問合せを行う。
6 業務要件
6.1 プロジェクト管理要件
本業務の推進に当たってのプロジェクト実施計画書を作成し、プロジェクト管理方針に基づ
いたプロジェクト管理を実施すること。また、本業務遂行に当たって、必要なスキル及び経験
を有するメンバーを配したプロジェクト体制を整えること。
(1)プロジェクト実施計画書の策定
受託者は、本仕様書等の内容をふまえ、プロジェクト実施計画書(案)及びマスタスケ
ジュール(案)を本件の提案書の添付資料として提示すること。なお、このプロジェクト
計画書(案)については、契約までの間に本市と受託者で協議のうえ修正を行い、双方の
承認をもって発効とする。
(2)プロジェクト管理
受託者は、作成し承認されたプロジェクト実施計画書に基づき、プロジェクト管理
を行うこと。また、会議体を設置して、議事録を作成し定期的な報告をすること。プ
ロジェクト管理項目は以下のとおりとする。
①本市、受託者双方の認識の違いが生じることを防ぐとともに、双方でリスクを共有し、
双方が納得したうえで本事業を実施すること。
②受託者は、本事業の実施にあたり、品質管理の考え方と方法を提案書に明記すること。
③受託者は、導入作業の実施にあたり、本市、受託者双方の人的リソースと会議体、そ
れらの役割と双方の分担を明確化すること。
④会議体の運営は受託者が主体となって行い、記録管理も受託者が行うこと。
⑤受託者は、導入作業の工程毎に本市とともにレビューを行い、本市の承認を得たうえ
で次工程に進むこと。
⑥課題・進捗管理は受託者が行うこととし、作業の遅延発生を防止すること。
⑦作業の遅延が発生した場合、原因と対策(案)を本市に説明し、承認を得たうえで、対策
を実施してリカバリを図ること。
⑧プロジェクト管理項目は以下のとおり。
(ア)スケジュールの予定・実績・差異及び遅延等のリカバリ計画
(3) プロジェクト体制
作業に従事する主要なメンバーの氏名、役割及び有する技術資格を明示すること。
受託者は、以下の役割を持つメンバーを専任で設置すること。事業者は、本市職員と
共に、協力して本業務の推進にあたること。
①プロジェクト責任者
本件プロジェクトの受託者側の業務責任者を定め、本市との総合窓口とし、受託者
16
におけるプロジェクト管理を 行うこと。
②セキュリティ管理責任者
受託者側に、セキュリティ管理責任者を置くこと。セキュリティ管理責任者は、プ
ロジェクトにおける情報セキュリティに関する指針や手順を定める。また、実際にセ
キュリティに関する手順が遵守されているかをチェックする等のセキュリティ管理を
行うこととする。
6.2 構築要件
システムの構築にあたり、プログラムやツールの開発等を行う場合の要件を以下に示す。
(1)開発方法
開発時にのみ必要となる開発ツールについては受託者が用意すること。
(2)開発環境
開発時にのみ必要となる開発環境のソフトウェア、ハードウェア等については受託
者が用意すること。
(3)成果物
本業務により開発したプログラムやツール等は本市に納入すること。
6.3 テスト要件
各種テストの実施にあたっては、適時適切なタイミングで、工程別に必要なテスト計画書、
仕様書等を作成し、当該成果物に基づき適切に実施すること。テストの結果は、本市がテスト
結果を定量的に判断可能な形式(評価項目、評価基準等)で報告すること。
他業務システムとの連携テストについては、受託者が主体的にテスト基本計画書策定の段階
から参画し、本市と調整・協議のうえ、整合を取りながら進めること。
6.4 システム移行要件
移行に際して、適時適切なタイミングで、移行範囲、移行実施体制と役割、作業及びスケジ
ュール、移行環境、移行対象、移行方法等について検討を実施すること。なお、移行作業の実
施にあたっては、移行が必要なデータの選別、移行データによる動作テストを実施すること。
(1)データ移行要件
データ移行(テスト 2 回、本番 1 回)は、次期システム業者が責任を持って行うこ
と。なお、データ移行にかかる費用については、本件の提案範囲に含めるものとする。
(2)個人情報が含まれるため、取扱いには細心の注意を払うこと。また、利用者データは図
書館施設内で移行作業を行うこと。
(3)データ移行については、全てのデータを移行することが望ましい。
(4)データの破損防止や移行漏れのないように現行システム受託業者と打ち合わせのうえ、
慎重かつ速やかに作業を行うこと。
(5)導入スケジュールについては本市と綿密な協議のうえ、計画・実施すること。
(6)本市職員が移行データの検証を行う際に、検証のための情報と資料の提供を行うこと。
(7)データ移行後にデータの欠損等が認められた場合は、受注者の責任において無償でデー
17
タの補完、復旧等の是正措置を講じること。
(8)ICタグのUIDが未登録の資料について、UIDによる蔵書管理が可能となるように
UIDと資料コードを紐付けすること。
6.5 研修要件
研修を実施するために必要となるシステム・端末の設定や講師の派遣、対象職員数に応じた
サポート要員の準備等、研修に必要となる一連の要素は受託者にて準備すること。なお、研修
等に要する経費は更新業務に係る経費に含めること。
(1)マニュアルの作成
本市の要求機能を網羅した業務別のマニュアルを作成し、本市に提供すること。
また研修に使用するマニュアルについては、研修対象となる職員数分を用意すること。
(2)研修方法
次期システムの研修方法については以下の通りとする。
①研修方法については本市と協議を行い、通常業務や開館準備、学校業務等に影響する
ことなく研修が行えるよう配慮すること。
②研修方法、研修回数、研修内容については、本市と打合せを行い、本市の承認を持っ
て操作研修にあたることとする。少人数でグループ分けを行い、業務担当毎に実施を
行うこと。また、学校図書館を対象とした研修も実施すること。
③システムの操作研修後は、自習練習が行えるように、研修環境を 1 ヶ月間程度は確保
すること。また必要な機材については、受託者側で用意すること。
④本稼働直前にも再度操作研修を行い、無理なく運用開始できるように質問等にも対応
を行うこと。
(3)研修実施後のフォロー
①操作研修終了後に操作や運用に関する問合せを受け付けること。
②稼働後の1年間は蔵書点検実施前に、次期システムでの蔵書点検方法及び使用する機
器等の操作方法の研修等を実施すること。
③学校図書館のシステムについて、操作方法の確認等を行うことが可能なテスト環境を
システム運用中は常設すること。
7 運用要件
7.1 次期システム本稼働直後の運用
(1)小諸図書館については、システムの運用開始日および新図書館開館日は小諸図書館にて
業務に精通したスタッフによる現地サポートを行うこと。
(2)学校図書館については、システムの運用開始日および利用開始日は現地サポートが可能
となるよう、小諸図書館等にて業務に精通したスタッフが待機すること。
(3)システムの運用が安定するまでの間、業務に精通したスタッフにより、QA対応、操作
説明等のサポートを行うこと。運用の安定に関する判定は、システム運用開始後双方協
18
議のうえ、決定することとする。
7.2 システム運用
(1)ヘルプデスク
システム稼動後、システム操作・利用に関する電話等による各種問い合わせを「5.1.1
システム利用時間」に示す通常の利用時間中に受け付けるヘルプデスク窓口を設ける
こと。
(2)障害対応
不具合発生時には不具合(障害等を含む)の確認及び切り分けを行い、保守作業完
了までを一本化して行えるようにすること。
8 保守要件
8.1 ソフトウェア保守
本市がシステムを継続的に使用できるように、システムについて、受託者が保守窓口となり、
保守サービスを提供すること。保守作業としてソフトウェアのセキュリティパッチの提供、問
題発生時の迅速な対応、予防対策等を行うこと。サービスパックやパッチについては、セキュ
リティについて重大な修正を含むものを、業務への影響を抑えつつ、事前に十分な検証を行い、
できるだけ速やかに適用すること。
(1)ソフトウェア保守対象
①ソフトウェアの保守対象は、システムを構成し、またはシステムに連携している、す
べてのソフトウェアとする。
②障害発生時においては、原因究明を行い、速やかに対応策を講じること。
③年に 1 回以上のバージョンアップを提供し、システムの陳腐化を防止する対策を施す
こと。また機能改善や新機能の提供に加え、メジャーバージョンアップにも対応を行
うこととする。
④バージョンアップ作業を行う場合は、テスト環境を構築し、本市の承認を持って本番
環境へ反映させること。変更点等については、業務に精通したスタッフより説明を実
施し、必要に応じて操作研修を実施すること。
(2)ソフトウェア保守の作業タイミング
ソフトウェア保守は、
「5.1 システム利用時間」に示すシステム運転時間が担保され
るよう実施すること。
(3)ドキュメント管理
ドキュメント管理としては、問合せ内容及び対応内容を記載し、日々管理を行い、
報告を行うこと。
8.2 ハードウェア保守
本市がシステムを継続的に使用できるように、ハードウェアについて、受託者が保守窓口と
なり、直接または間接的に保守サービスを提供すること。保守作業としてハードウェアに関す
19
る改修、問題発生時の迅速な対応、予防対策を行うための保守を実施すること。
(1)ハードウェア保守対象
システムを使用するために構成し、またはシステムと連携している全てのハードウ
ェア(IC関連機器を含む)を保守対象とする。
(2)ハードウェア保守の作業タイミング
ハードウェア保守は、
「5.1 システム利用時間」に示すシステム運転時間が担保され
るよう実施すること。
(3)ドキュメント管理
システムのハードウェア構成に変更する場合は、本市の承諾を得たうえで実施する
こと。また、変更が生じた場合は作業報告書及び最新のハードウェア構成(設計書等
含む)を更新し、速やかに本市へ提出すること。
(4)予防保守
予防保守として、定期点検及び耐用年数が近づいた部品の交換等を行うこと。ただ
し、メンテナンスフリーの機器についてはこの限りではない。
8.3 保守作業
保守作業に関する要件を以下に示す。
(1)障害発生時には、障害の確認及び切り分け結果に基づき、原因の特定、復旧、動作確認、
報告を行うこと。
(2)障害復旧後、本市に対し、その障害の原因及び対処内容、今後の改善策等に関する報告
を書面にて提出すること。
(3)発生した障害について記録を管理し、本市の求めに応じて提示すること。
(4)保守は契約期間中継続的に行い、電話、電子メール、FAX で受け付けること。
(5)リモートによる保守が可能であること。
※セキュリティには十分留意し、リモートによる作業を実施する場合は事前に本市へ
連絡を入れること。
リモート作業での作業が完了した場合は、作業報告書を別途提出すること。
8.4 その他
(1)システム技術者による定期訪問を実施し、要望・課題のヒアリング解決提案を実
施すること。数ヶ月に1回は訪問すること。
(2)必要な情報交換を図るために、本市・受託事業者により構成された定例会議等を開催す
るものとする。年に1回は定例会議を開催し、運用の作業状況について本市に報告する
とともに、重大な障害が発生し、サービス提供を正常に行えない場合に、本市もしくは
受託事業者の要請により緊急会議を開催すること。
20
9
その他
9.1 検査完了条件
次期システム稼働日に、上記納入物件が適正に納入されており、運用確認期間を通じ次期シ
ステムの安定稼働を本市職員が確認した後、履行確認書等の発行をもって検査完了とする。
9.2 費用支払条件
本業務に係る導入諸経費は、検査完了後、請求書を受領した日から 30 日以内に支払う。
9.3 費用負担
本業務に係る費用負担は次のとおりとする。
(1)人件費、諸手当等
本業務の遂行にあたり必要となる受託者の人件費、出張旅費、諸手当等の費用は全
て契約金額に含まれる。
(2)消耗品
本市との打合せをはじめとする各種会議等で使用する印刷物作成、成果品の納品に
係る消耗品(電子媒体等、研修等で使用するテキスト作成等に要する用紙等)の費用
は全て契約金額に含まれる。ただし、本サービス利用に関して必要となる消耗品(出
力帳票に要する汎用紙、トナー等)は契約金額に含まない。
(3)通信運搬費
本市との連絡調整に必要となる電話・郵便等の通信運搬費については、受託事業者か
ら本市に向け発信、発送したものについては全て契約金額に含まれる。
(4)その他費用
本書に定められていない事項が発生した場合の費用については、別途協議とする。
9.4 瑕疵担保責任
検査完了後に本サービス利用の正常運用を妨げる瑕疵が認められた場合、本市関係職員と協
議のうえ、本稼働後2年間は無償で是正措置を行うこと。
9.5 法令遵守
本業務を履行するにあたっては、小諸市個人情報保護条例、小諸市財務規則、情報セキュリ
ティポリシー等をはじめとする関係法令、規則等を遵守、遂行すること。
9.6 守秘義務
(1)受託事業者(退職者等も含む)は、受託期間中または受託期間終了後を問わず、本業務
において知り得た情報(周知の情報を除く)を、本業務の目的以外に使用してはならな
い。また、第三者に開示又は漏洩してはならない。さらに、そのために必要な措置を受
託事業者にて講ずること。
(2)本市が提供する資料は、原則として貸し出しによるものとし、本業務完了日までに返却
すること。また、当該資料の複写及び第三者への提供は行わないこと。ただし、保守業
務に必要となる資料については、本市と協議のうえ、保守契約期間、貸し出しを行うも
21
のとする。
9.7 契約解除等に伴う業務引継ぎに関する事項
(1)本業務契約の履行期間の満了、全部もしくは一部の解除またはその他契約の終了事由の
如何を問わず契約が終了する場合は、受託事業者は契約終了日までに本業務を本市が継
続して遂行できるよう誠意を持って協力するものとする。
(2)業務引継ぎに伴いデータ移行が発生する場合、受託事業者は本市に誠意を持って協力す
るものとする。
9.8 次期システム更新に伴う業務引継ぎに関する事項
(1)サービス利用契約及び運用保守契約の満了または解除等により、次期システムから次期
システムへの更新を図る等の場合、本市が円滑にシステムの移行業務を遂行できるよう
誠意を持って協力すること。
(2)受託者は本契約の終了に際し、機器等の撤去及び廃棄を行うこと。また、記録されたハ
ードディスクその他の媒体について、データの完全消去を行い、証明書を発行すること。
なお、データ消去方法については、社団法人電子情報技術産業協会の「パソコンの廃棄・
譲渡時におけるハードディスク上のデータ消去に関する留意事項」のデータ消去方法例
のいずれかによるものとする。
9.9 その他
(1)本市が業務委託している業者からの導入システムに関する各種問い合わせについては、
必要に応じて本市と協議して対応すること。
(2)本サービス利用開始までの期間において、本市と打合せを実施した場合は、その議事録
を打合せ終了後速やかに提出すること。
(3)本市からプロポーザル参加決定者に提示する各種資料については、今回の案件以外に使
用することを禁止する。
(4)本書に明示されていない事項であっても、本市と協議のうえ、その履行上当然必要な事
項については、全て受託事業者が責任を持って対応すること。
(5)本業務契約後、本書に記載されていない事項で疑義が生じた場合や、本市が委託作業内
容等の変更の必要が生じた場合、受託事業者は協議に応じなければならない。
22