市議会だより第258号 12月定例会本会議議決結果

意
見
書
の
あ
ら
ま
し
農地の納税猶予制度の拡充を求める意見書(要約)
農地の相続については、遺産分割による農地の細分化に伴う経営規模の縮小化などを防ぎ、農業経営の健全な発展を図る
ため、納税猶予制度が設けられている。しかし、農作業所や農機具などの保管用の施設及び農地への進入通路などは、
「農地」
ではないという判断から納税猶予の対象となっていない。特に大阪などでは、土地の資産価値は依然として高く、農業経営
に不可欠な施設・敷地に多額の相続税が課税されており、相続した農業者の農業経営を著しく困難にする大きな要因となっ
ている。よって、下記の事項について国に求める。
1 農業経営に必要不可欠である適正な規模の農小屋・通路などの付帯施設とその敷地部分についても農地の納税猶予
制度の対象となるよう制度の拡充を図ること。
地方議員の選挙期間中のビラの配布及びホームページの更新を可能とする
公職選挙法改正を求める意見書(要約)
地方自治体議員の選挙で有権者が議員候補者の政策を選挙期間中に知ることができないことは、有権者の知る権利を阻害
していると言える。特に、選挙期間中にマニフェストの配布ができないことは、国政選挙及び地方自治体の首長の選挙では
可能としていることに対し法的な整合性がない。また、選挙期間中に候補者ホームページの更新ができないことも同様であ
る。よって本議会は、下記の項目について可能とするよう強く求める。 1 地方自治体議員選挙の選挙期間中の政策ビラの配布を可能とすること。
2 地方自治体議員、首長の選挙期間中のホームページの更新を可能とすること。
我が国固有の領土に関しては、毅然とした態度で臨むことを求める意見書(要約)
尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件、ロシア大統領の国後島訪問など、我が国固有の領土を侵害する行為が平然と行われて
いる。これらを繰り返さないためには、日本の尖閣諸島領有権について明確な根拠があることを中国や国際社会に明らかに
する積極的活動が必要である。また、北方領土への訪問を「当然」としたロシア大統領の発言は、第二次世界大戦後の混乱
に乗じて不法占拠し続けている事実を無視したものである。このように、国家の主権を大きく揺るがす侵害が頻発しており、
政府の毅然とした外交姿勢を国際社会に対して表明することが不可欠である。よって本市議会は政府に対し国民の安全と利
益を守るという立場から、下記について強く要望する。
1 日本政府は、尖閣諸島が我が国固有の領土であるという、毅然とした態度を堅持し、中国政府を初め諸外国に示す
こと。また、中国政府に対し厳重に抗議し、再発防止策を求めること。
2 同じく、北方領土についても我が国固有の領土であるという毅然とした態度を堅持し、ロシア政府を初め諸外国に
示すとともに、領土返還交渉を早期に再開し、その実現を図ること。
国境や領土は資本家が労働者を搾取し、金もうけのためにつくり出したものであり、本意見書
<反対の立場から>
は、露骨に戦争をけしかけるものであるため、断固反対する。 ※本意見書は全会派一致による提案のため、賛成討論はありません。
以上の3件の意見書は12月22日の本会議で採択し、同日付で内閣総理大臣を初め、関係各大臣及び国会に送付しました。
12 月 定 例 会 本 会 議 議 決 結 果
本会議 会 派 ご と の 態 度
無所属
新世
共産
民ク
結 果
○賛成 ×反対 -退場
公明
議 決
自民
件 名 [( )内は主な内容]
認定第1号 一般会計
認
定 ○ ○ ○ × ○ ×
認定第2号 国民健康保険事業特別会計
認
定 ○ ○ ○ × ○ ×
付 託
委 員 会
認定第5号 財産区特別会計
認
決算審査
特
別
定 ○ ○ ○ ○ ○ ○
委 員 会
定 ○ ○ ○ ○ ○ ○
認定第6号 介護保険事業特別会計
認
定 ○ ○ ○ × ○ ×
平 成 2 1 年 度 認定第3号 公共下水道事業特別会計
決算認定の件 認定第4号 老人保健事業特別会計
認
認
定 ○ ○ ○ × ○ ×
やお市議会だより
14
本会議 会 派 ご と の 態 度
新世
共産
無所属
付 託
委 員 会
認定第7号 後期高齢者医療事業特別会計
平成21年度
認定第8号 病院事業会計
決算認定の件
認定第9号 水道事業会計
認
定 ○ ○ ○ × ○ × 決算審査
定 ○ ○ ○ × ○ × 特
別
委
員
会
定 ○ ○ ○ × ○ ×
議 案 第 8 0 号 損害賠償に関する和解専決処分承認の件
承
認 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 文教産業
議案第81号
認
民ク
結 果
○賛成 ×反対 -退場
公明
議 決
自民
件 名 [( )内は主な内容]
認
大阪広域水道企業団を組織する市町村数の増加及びこれに伴う
可
大阪広域水道企業団規約の変更に関する協議の件
決 ○ ○ ○ ○ ○ − 建
設
可
決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 総
務
八尾市事務分掌条例の一部改正の件
議 案 第 8 3 号(平成23年度から始まる第5次総合計画を着実に推進するため、市民サ 可
決 ○ ○ ○ × ○ × 総
務
議 案 第 8 4 号 八尾市職員の勤務時間等に関する条例等の一部改正の件
可
決 ○ ○ ○ × ○ × 総
務
議 案 第 8 5 号 八尾市職員の育児休業等に関する条例の一部改正の件
可
決 ○ ○ ○ × ○ × 総
務
議 案 第 8 6 号 八尾市職員の退職手当に関する条例の一部改正の件
可
決 ○ ○ ○ ○ ○ − 総
務
議 案 第 8 7 号 八尾市生活援護資金貸付基金条例の一部改正の件
可
決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 保健福祉
議 案 第 8 8 号 八尾市一般職の任期付職員の採用に関する条例制定の件
可
決 ○ ○ ○ × ○ × 総
議 案 第 8 9 号 八尾市債権管理条例制定の件
可
議 案 第 9 1 号 平成22年度八尾市公共下水道事業特別会計第2号補正予算の件 可
決 ○ ○ ○ × ○ × 総
務
総
務
建
設
決 ○ ○ ○ ○ ○ ×
文教産業
保健福祉
決 ○ ○ ○ × ○ × 建
設
議 案 第 9 2 号 平成22年度八尾市水道事業会計第2号補正予算の件
可
決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 建
議 案 第 9 3 号 八尾市立桂老人福祉センターの指定管理者指定の件
可
決 ○ ○ ○ − ○ × 保健福祉
議 案 第 9 4 号 八尾市立安中老人福祉センターの指定管理者指定の件
可
決 ○ ○ ○ − ○ × 保健福祉
議案第95号
八尾市職員給与条例及び八尾市特別職の職員で常勤のものの給
可
与に関する条例の一部改正の件
決 ○ ○ ○ × ○ × 付託省略
議案第96号
八尾市固定資産評価審査委員会委員を選任するについて同意を
同
求める件
意 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 付託省略
議 案 第 8 2 号 中河内地域広域行政推進協議会の廃止に関する協議の件
ービスの一層の充実を目指して組織機構改革を行うもの)
平成22年度八尾市一般会計第5号補正予算の件
議 案 第 9 0 号(人事異動に伴う人件費の過不足調整や、組織機構改革に伴うOAシステ 可
ムの移設経費など総額16億3353万8千円の増額補正を行うもの)
請 願 第 1 3 号 子育て支援施策の充実を求める請願の件
請願第14号
務
設
不 採 択 × × × ○ × − 文教産業
志紀小学校の増・改築、運動場の拡張、給食調理場の改善等教
不 採 択 × × × ○ × − 文教産業
育環境をよくするための請願の件
※
子宮頸ガン予防のHPVワクチン接種の公費助成を求める請願
請願第15号
趣
の件
採
議 会 議 案
農地の納税猶予制度の拡充を求める意見書提出の件
可
第 8
号
議 会 議 案 地方議員の選挙期間中のビラの配布及びホームページの更新を
可
第 9
号 可能とする公職選挙法改正を求める意見書提出の件
共産を除く各会派及
び無所属は趣旨採択
旨
保健福祉
に賛成。共産は採択
択
に賛成。
決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 付託省略
決 ○ ○ ○ ○ ○ − 付託省略
議 会 議 案 我が国固有の領土に関しては、毅然とした態度で臨むことを求
可
第 1 0 号 める意見書提出の件
決 ○ ○ ○ ○ ○ × 付託省略
決議案第1号 北朝鮮の軍事的挑発行為に抗議する決議の件
決 ○ ○ ○ ○ ○ × 付託省略
可
自民(自由民主党) 公明(公明党) 民ク(民主市民クラブ) 共産(日本共産党) 新世(新世やお) 無所属(会派に属さない議員)
※趣旨採択…市の財政状況などから当分の間、願意の実現が困難である場合などにおいて、その請願の趣旨には賛同するというもの。
15
やお市議会だより