4月号 - 京都ノートルダム女子大学

KYOTO NOTRE DAME UNIVERSITY
Renouveau
京都ノートルダム女子大学 大学報
ルヌヴォー
89
Vol.
2013年4月10日
巻頭言/1
新米学長の抱負
退任の辞/2
新しい学び/3
学術リポジトリ
「のあ」
が公開/4
2012年度
研究プロジェクト報告会/11
キャリア形成ゼミ
成果発表会/13
NEWS/15
輝くND生/19
各部局から/27
行事予定/30
編集後記/31
学長 芹田 健太郎
新米学長の抱負
巻頭言
4月1日に就任したばかりの新米学長の芹田です。京都ノートルダム女子大
学は私の学生時代に設立された女子大で、
当時京大カトリック研究会や京都
カトリック学生連盟などに関係しておりましたので、1期生の方々ほかに多くの
知人がいます。いまでも親しくして頂いている方々等懐かしく思い出します。
もっとも、
そうしたことからノートルダムに来たわけではありませんでした。同窓
の方を連れ合いにされる友人が学長を打診され、
自分にはできないが、適切
と思われる人がいます、
と私の同意なく、名前を挙げられたのが、事の始まりで
した。一週間後の7月末には理事長のシスター和田環様から電話があり、昨年
12月末の理事会で決定という、
あれよあれよ、
の間のことでした。私は、判事・
検事・弁護士という法曹養成機関の一つである愛知学院大学法科大学院長
を務めており、75歳の定年まで3年を残す身です。私の大学生活はそこで終え
るつもりでした。
しかし、
どうしたことか、神さまの気まぐれで、夢にだに思わな
かった展開です。
いまは、主の祈りにいうFiat Voluntas Tua(あなたの御心
が行われますように)
と心に決め、残る人生を精一杯尽くそうと思っています。
しかし、
ご承知の通り、法曹養成機関としての法科大学院は、10年目を迎え、
そのあり方が問われ、
この7月に政府の検討会議の答申が出されます。
そこで、
非才の身ながら、愛知学院大学法科大学院の無用の混乱を避けるため、最
大一年間はあちらの研究科長の任務も続けさせていただきたいと思っており
ます。
お許し下さい。
さて、50年を経て見聞きする大学は、大きくはなったが、学生数が減少し、
満身創痍のようです。かつて学生たちが活き活きと行き交い、
シスター方が全
身全霊を込めて一人ひとりの学生に対応していた姿は忘れることができませ
ん。英語を話す、
ちょっと気取った女子学生たちも脳裏にあります。京都の女
子大の新風でした。社会での、
そうしたイメージはもはや古いのかもしれませ
ん。
しかし、次の50年に生き残る、
というより次の50年に誇りうるものは、やは
り、
これまでの50年の教育であり、
それを体した同窓の存在です。
その意味で、
向こう4年間にみなさまと一緒に学長としてやりたいことは、一人ひとりを大切
にという想いをもって学生たちに接し、
この大学をさらに世界に開かれたもの
とし、女性が社会で活躍する教育を実現する場とすることです。50周年を経
て、次の50年に向けた一歩を踏み出したく思います。
京都は、
ご承知の通り、大学の激戦区です。
どの大学も、生き残りをかけて、
さまざまな対応をしています。私どもは、本学の設立母体であるノートルダム教
育修道女会の国際ネットワークで米国の3大学と姉妹提携を結び、他に韓
国、
ベトナムの2校との間で交換留学の制度を現にもっているが、
これをさらに
拡大したい。世界には、多くのカトリック大学が存在し、
しかも、設立母体は異
なるとはいえ、
ノートルダムを冠した大学も数少なくない。
これらの大学と積極
的に交換留学制度を設けたい。諸外国にとって京都はブランドである。国内に
もノートルダムを冠した大学があり、積極的に対話をしたい。
大学自体の改組も図らなければならない。具体的には、幼保一元化に対応
するため子ども学科あるいは児童学科の設立に向け、生活福祉文化学部、心
理学部を改組したり、英語英文学科の学生定員を半分にし、残る半分でこち
らも新学科の設立を目指し、人間文化学部の改組をおこなうなど、
です。現在、
鋭意先生方とその方向に向けてとりまとめ作業中です。秋には形が見えてくる
かと思います。
その折にはご報告をしたく思います。
できるだけ2015(平成27)
年4月に発足させようと思っています。
また学生の生涯設計の手助けになるよ
うにキャリアセンターを強化するなどの大学事務組織の改編も進めています。
しかし、何よりも、学生一人ひとりを大切にしていきたいと思っております。
1 KYOTO NOTRE DAME UNIVERSITY
退任の辞
2009(平成21)年4月1日に学長を拝命し、退職するまでの4年間、
学内外の多くの皆様方のご鞭撻・ご支援を頂きました。
お礼申し上げ
ます。
的に取り組むうえでも、評議会
組織は有効に機能しています。
本 学の特 色を生かし、社 会
就任は諸課題を抱えての船出でした。①新キャンパス計画が事実上
的責任を果たすために、大学間
白紙撤回の状況、2009(平成21)年度入学試験結果は開学以来の初
連携、高大連携、地域共創など
めての定員割れ②「大学基準適合認定」
(大学基準協会)
されるも、19
を積極的に進めてきました。
・京
の改善事項の指摘③中央教育審議会の答申
(2008(平成20)年)
にお
都工芸繊維大学(KIT)
との包
いて、基本的認識:グローバル化社会に対応できる人材育成、大学の質
括 協 定( 2 0 0 9( 平 成 2 1 )年 6
的充実への方針の明確化、教育方法の改善が示され、
日本私立大学
月)
・2009(平成21)年度「大学
協会においても、
この答申を踏まえた重点事業計画が提示されました。
教育充実のための戦略的大学
これらの諸課題に取り組む全学的体制を確立するため、事務局を
前 学長 藪内 稔
支援プログラム」採択(代表校:KIT)
・
「施設等の相互利用に関する覚
強化するとともに、大学運営を活発にし、大学の将来構想を具現化す
書」締結(2009(平成21)年7月)。
これにより北山総合キャンパス計画
るために、学外の優れた有識者による
「学長諮問会議」
を発足させまし
が飛躍的に進展。
「ノートルダム館」
( 2011(平成23)年3月竣工)、複
た。
また、本学の研究活動を活性化するため、各学部に拘束されない
合教育施設「キャロライン館」
(2011(平成23)年11月竣工)。
また、学
中堅・若手の教員による学部横断的組織「学長統括プロジェクト」
を設
校法人立命館を加えた3校連携による
「本学松ヶ崎グランド」の土地
けました。
有効活用・京都府立医科大学との包括協定(2012(平成24)年4月)
・
改革推進体制の確立は、学部個別の取組みでは不可能です。グ
国際医療支援、小児医療、遊び支援、がん患者サポート、心理臨床セ
ローバル化推進一つをとってみても、各学部の利害関係を調整しなが
ンター等の共同事業の取り組み・京都総合福祉協会、ANA総合研究
ら、全学的取組として共有化したうえでなければ実効性は図れません。
所、JTB西日本京都等と大学地域間及び大学産業間協定締結。
・文
幼保一元化にしても、関係する学部は2学部に跨ります。一方的に一学
部科学省採択事業(GP)
「戦略的大学連携支援プログラム」
の他、
「大
部だけが潤うような手立てを急ぐと、学部間の信頼関係を損ない、一
学生の就業力育成支援事業」
「 学生支援推進プログラム」が採択され
方の志願者の増大は他方の志願者減少を引き起こしかねません。教
ました。
員採用・昇進人事にしても、大学全体でそれを共有し、学部等間で
これらの取組みの総合的成果のなかで、2011(平成23)年12月10
チェック&バランスを働かせることが必要です。
そのために設けた組織
日、関係の皆様のご支援を得て、
「創立50周年記念式典」
を無事挙行
が「大学評議会」
です。認証評価で指摘された、
自己点検・評価の体制
できました。学長を支えてくださった、各界の皆様にあらためてお礼申し
の確立、国際交流推進、各種研究助成への申請促進等の課題を全学
上げます。
京都工芸繊維大学(KIT)
との包括協定(2009年6月)
ノートルダム館(2011年3月竣工)
創立50周年記念式典(2011年12月)
京都府立医科大学との包括協定(2012年4月)
Renouveau Vol.89 2
徳と知 50年 世界へ 未来へ
“新しい学び”はじまります 2013年度よりはじまる新しい学びを紹介します。
社会や地域とつながる学び
「学部横断型ライフキャリアプログラム」
学部・学科・専攻の専門教育の枠に捉われることなく、学習するテーマ別に複数の学部や学科が提供する科目の中から授業を選択できるプログラ
ムとして、2013年度から新たに
「学部横断型ライフキャリアプログラム」
が開講されます。
このプログラムには、学内での学びだけにとどまらず、本学と企
業や地域との連携による、実践的な学びの場も設けられています。所定の単位を修得した学生には
「修了証」
が発行されます。
産学連携
地域連携
「ホスピタリティプログラム
「子ども未来プログラム
−京都に学ぶ、おもてなしの文化と実践−」
−子どもを支える女性のライフデザイン探究−」
「コミュニケーション」や
「接遇(応対)」のあり方を考え、
そ
生活や環境、心と健康、
さらに学びや遊びのあり方など、子
の具体的な方法を学ぶと同時に、京都の生活文化から
「おも
どもの成長に必要なことを総合的に学ぶプログラムです。子ど
てなし」
の精神を学びます。理論と実践の両方を学ぶことで思
もへの理解を深めると同時に、子どもを支える親の役割や子
いやりの心を持って人と関わる力を養います。旅行・観光・
育てと仕事の両立などについても学びます。将来、子どもと関
サービスなど、将来のキャリアにもつながる学びです。
わる仕事へのつながりも視野に入れたプログラムです。
主な開講科目
京都の暮らし
文化と精神
ホスピタリティ京都
実践の子ども学
遊び
英語応用d
(Omotenashi English
Conversation)
ホスピ
タリティ
社会・環境
京都学
京都を中心とした日本文化に関する知識
● コミュニケーションや接遇
(応対)
の力
● ホスピタリティを実践する力 など
●
女性の子育てと
ライフキャリア
子どものための英語教育
子どもの読書とメディア
京都フィールドワーク研究
児童福祉論
京都衣生活論
保育の心理学
京都食生活論
身につく力
子どもと子育てのための
生活環境学
児童文学
接遇のための日本語
人との係わり
心の持ち方
子ども
子育て
生活・仕事
ホスピタリティ入門
ホスピタリティ論
コミュニ
ケーション
主な開講科目
心と健康
京都住生活論
対人関係の心理学
キャリア形成ゼミ
(旅行プランナーゼミ他)
インターンシップ
(ホテル・老舗研修)
身につく力
子育てと両立してライフデザインを描く力
● 子どもの成長に関する総合的な考え方
● 子育てをめぐる問題と地域の役割への理解
● 子どもやその親とのコミュニケーション力
● 地域活動に関する実践力 など
●
小児保健
乳幼児心理学
児童心理学
キャリア形成ゼミ
インターンシップ
児童館実践演習
京都府立医科大学と連携した学び
人間文化学部
「医療サポート語学プログラム
(英語)
」
京都には多くの外国人が滞在されています。
また、海外から高度な医療を求めて来日す
る外国人の増加も見込まれています。
このような中で、外国人が日本においても安心して医
療を受けられ、
また帰国後の療養へと繋げていけることは大変重要なことです。
そこで、人
間文化学部英語英文学科および人間文化学科では、
これまでの外国語教育に加えて、京
都府立医科大学と共同して附属病院での実習も組み入れた新たな教育プログラムを開発
し、外国人の医療支援に対応できる医療語学の専門性を有した人材育成をおこないます。
本学が取り組んできたホスピタリティを基盤に語学力のある高度な医療サポートスタッフの
養成を目指しています。
(教務学事課)
3 KYOTO NOTRE DAME UNIVERSITY
徳と知 50年 世界へ 未来へ
京都ノートルダム女子大学学術リポジトリ
「のあ」
を公開
2013年3月1日
(金)、京都ノートルダム女子大学学術リポジトリを
本公開しました。2012年12月8日
(土)創立記念日からの試行公開を
経て、本公開に至ります。
リットです。
またリポジトリは本学が創立当時からかかげる教育方針や
理念を伝える最も有効な手段の一つとなるでしょう。
現在は学内の刊行物を中心に登録を進めています。学内紀要の
「研
愛称は公募し、人間文化学部の吉田智子先生の「NOAH:NOtre
究紀要」
「 Insight」
「 MARANATHA」
「プシュケー」
「 言語文化研究」
Dame Academic Heritage」
から、
ひらがなの
「のあ」
に決まりました。
それぞれに掲載された論文を随時登録する予定であり、
まずは
「研究
「ノートルダムの学術的な相続財産」
を意味します。言い易くて覚え易
い愛称です。
紀要」
の40号(2010年3月刊)
から最新の43号(2013年3月刊)
まで、
一部の論文を除き本文を公開することができました。
さて、
リポジトリ:Repositoryとは
「宝庫」
「 倉庫」
を意味する英語で
刊行図書では、故テレサ マーガレット本学名誉教授の著「パーティ
す。本学で生産された、
まさに宝物である教育研究成果物(学術雑誌
のよろこび」
( 1973年刊)
と
「調理のよろこび」
( 1976年刊)
を登録、公
論文、紀要論文、図書、研究報告書、教材、学会等イベント発表資料
開しています。
「 調理のよろこび」
はマガジンハウスの
「ku:nelクウネル」
などのあらゆる学術情報)
を電子化して永続的に蓄積管理し、誰もが
2011年9月号に取り上げられましたから、
ご存知の方も多いのではな
無料で読めるようにインターネット上で公開するものです。
いでしょうか。簡潔なレシピに加え楽しい挿絵や写真が多く、
当時の学
本学は学術的成果を無料で公開することにより社会への貢献をは
生にとっては懐かしく、現在の学生にとってもとてもおしゃれで特別な
たし、
また教育研究活動の発展に寄与するとして、
リポジトリの構築に
一冊といえます。
シスターの厳しく愛情のこもった教えがこれからも生
全学をあげて取り組んできました。
き続けるのだと実感します。本学らしい図書の、
うれしい公開の一つと
リポジトリに登録して公開しますと、Google等のサーチエンジンを
通して世界中から検索可能となります。国立情報学研究所のJAIRO
(じゃいろ)
やCiNii(さいにー)、
ミシガン大学のOAIster(おいすたー)
なりました。
随時システムの改善に努めながら、今後は学外で刊行された学術
論文や、本学が所蔵する貴重な資料や、動画なども公開する予定で
を利用して、国内外のリポジトリを横断検索することも可能となります
す。公開コンテンツ数を増やして、
ユニークで充実したリポジトリを構築
ので、利用者はこれまで以上に簡単に、無料で必要な文献にたどり着
できますよう、
ご協力をよろしくお願いします。
くことができるようになります。一方、
より多くの人々が目にするように
今後のリポジトリにどうぞご期待ください。
なって研究の認知が飛躍的にあがることは、研究者にとって最大のメ
(学術情報センター 図書館)
「のあ」
の使い方
リポジトリのトップページ。
キーワード検索とイン
デックス検索が可能です。
インデックスツリーから、学内紀要の
「研究紀要」
の43
号を選択した例。
43号掲載の論文一覧が表示される。
一覧から必要な論文を選択すると
本文にたどりつく。
「のあ」URL:https://notredame.repo.nii.ac.jp/
図書館ホームページからもご覧いただけます。
Renouveau Vol.89 4
徳と知 50年 世界へ 未来へ
心理学部・心理学研究科・心理臨床センター共催
開催日:2012年11月18日
(日)
「自然と遊ぼう
!」inアリーナ
ノートルダム遊びプロジェクト2012
今回は、
これまでの
「自然と遊ぼう!」
とは異なり、屋内での開催と
様子が見られました。
このような子どもの活き活きした活動の背景
なりました。最近では、
リピーターの参加者も増え、楽しみにしてく
には、事前の準備も含め、
ボランティアの学生が企画を理解して、
ださっている声を伺うにつれ教員スタッフは毎回、開催日近くにな
子どもにうまく寄り添い、
その興味を引き出す役割を担っていたこと
ると祈るように天気予報を見てきました。
そんなこともあり、せめて
が大きかったと感じています。
年1回分は天候を気にせず、必ず開催できるように屋内で
「自然」
と
また、
ここ最近は、近隣幼稚園の先生方が見学参加をされること
の触れあいができないかと知恵を絞ってみました。
「自然」
はその環
もあります。今回、
その先生方から、展示後のどんぐりや松ぼっくり
境を通じて五感で感じ得ることに意味があると考えますが、今回
の提供を依頼されました。東北地方では放射能汚染で葉っぱ一枚
は、
自然の環境に身を置かずして、
いかにそれを感じ得る企画にす
すら自然のものに触れられない子どもたちがいるため、幼稚園や保
るかがポイントでした。
育園に支援物資として送りたいとのことでしたので、段ボール箱に
当日の参加者は、43家族119名(内、
お子さんは65名)
で、
その
詰めてお持ち返り頂いきました。
このように、本プログラムも試行錯
他に学生ボランティア25名、教員スタッフ5名と総勢149名がア
誤で少しずつ進化させながらではありますが、年々、地域の方との
リーナで活動しました。
アリーナの中心に円形の展示エリアを作り、
つながりも定着してきているように感じています。2013年度から、本
木の実や葉っぱ、
貝殻や昆虫標本、生きたカタツムリやナメクジなど
プログラムは授業としての取り組みを始めます。課題も多々あります
を見たり、触ったり、顕微鏡で観察したりと遊びながら回れるような
が、
ますます充実したものになるように努めたいと思います。
(心理学部 心理学科 薦田未央)
仕掛けにしました。
また、展示エリア周辺では、豆や貝殻を使った
オーナメントや日光写真を作るクラフトコーナー、木の実でゲーム
や羽子板を楽しむコーナーも設置しました。
「はっぱのやおやさん」
[学生ボランティア感想]
では、
7種類の根菜を根と葉に分け、八百屋さんにもらった葉と
今回、私はボランティアスタッフの一人としてこのプログラムに参加
マッチする根を展示エリア
しました。
当日は2、3歳の幼児から小学校高学年ほどの子どもたち
から探し出すゲームもおこ
や保護者の方が多く訪れ、
とても賑わいました。私が担当したブー
ないました。
スは
「はっぱのやおやさん」
でした。
これは私たちの良く知り食べる
2歳児から小学生まで幅
野菜の葉の部分だけを八百屋の商品とし、
身の部分を会場に設置
広い年齢のお子さんが参
された畑から探し出してくるという身体を使ったゲームでした。
サツ
加してくださいましたが、
ど
マイモや大根などすぐにわかる葉もあれば里芋やキクイモなど大人
のコーナーでも年齢それぞ
でも知らない野菜の葉もあります。
その一つひとつに子どもたちは
れの楽しみ方が見られまし
興味を持つと匂いや色、感触など五感を働かせつつ、時には保護
た。
たとえば、
当初、顕微鏡
者の方と
「あぁだろうか?それともこうだろうか?」
と言葉を交わし、
コーナーは小学生向けの
考えることを楽しんでいました。
設定で、小さいお子さんに
私は今回のボランティアに参加して、人がどのようにして成長して
は機器が扱いにくく興味も持ちにくいだろうと想定していましたが、
いくのか?というヒントを知ることができたと感じています。
どうして
3歳児のお子さんも夢中になって長時間レンズをのぞいていたり、
だろう?こうじゃないかな?という好奇心を持ち、
自分の五感や周り
小学生では用意された植物をそのまま見るのではなく、
自分が見た
との交流によって人は物事を深く知り、世界や見解を広めていくの
かもしれません。子
い部分を切って見たりするなど、好奇心が新たな展開につながる
どもたちや保護者の
方と触れあうことで
私だけでなく他の学
生も貴 重な経 験を
得ることができたと
感じていました。
(心理学科 4年次生
倉西 千佳)
会
場:ユニソン会館アリーナ
参加人数:43家族119名
学生ボランティア25名、教員スタッフ5名
5 KYOTO NOTRE DAME UNIVERSITY
徳と知 50年 世界へ 未来へ
英語英文学科主催
開催日:2012年11月10日
(土)
「第2回 スピーチコンテスト」
去る2012年11月10日
(土)、
「第2回京都ノートルダム女子大学
Wake up! It s time to change.)
が最優秀賞を受賞、
また、審査
英語スピーチコンテスト」が開催されました。
このコンテストは、
「徳
員特別賞として平安女学院高校の田中詩織さん
(演題:Reading:
と知」
を兼ね備えた女性の育成という本学開校以来のミッション
my addiction)
が、優秀賞として京都府立宮津高校の廣野ふたば
と、
その具体的な実現形としての「ゆたかなことばを身につけた女
さん
(演題:What can we do?)
が表彰されました。
性の教育」
という教育理念を広くアピールするため、2011年度の本
大会後は同会場でささやかな茶話会が開かれ、大会参加者が
学創立50周年記念事業の一貫としておこなわれたもので、今回よ
健闘を称えあい、
また参加者と本学の教職員、学生とが和やかに
り英語部門のみの開催となりました。
自由なテーマ設定で独創的
歓談をして、第2回スピーチコンテストは幕を閉じました。
かつ美しく力強いことばによるスピーチを公募し、多数の応募を受
けて一次審査をおこなった結果、9名が本大会に進みました。
11月10日
(土)
の本大会は本学ユニソン会館大会議室に多数の
聴衆を集めておこなわれ、本学英語英文学科1年次生(当時)
の楠
田光美さんの司会のもと、大会運営委員長である須川いずみ教授
のご挨拶に続き、9名の大会参加者が心のこもったスピーチを披
露、本学英語英文学科の教員の多くが驚きを口にするような、非常
に高いレベルのコンテストとなりました。審査の結果、
まだ高校1年
生ながら、非常に完成度の高く、
力強く聴くものを引きつけるスピー
チを披露してくださった、啓明学院高等学校松本佳恋さん
(演題:
会
場:ユニソン会館大会議室
出場人数:9名
人間文化学科主催講演会
開催日:2012年10月13日
(土)
心に響く話しことば
2012年度「話しことば教育」
スタートを記念して、人間文化学
ついて振り返る機会にしていただけたのではないでしょうか。
科では
「心に響く話しことば」
をテーマに、2人の本学客員教授によ
第2部担当の浜尾客員教授のテーマは
「声にのせて心をとどけ
る講演会を開きました。2人とも本学科の
「話しことば」
にかかわる
る」
です。人との関係の作り方はことばが通じるかどうかに関わって
特別授業で学生から好評の浜尾朱美客員教授(TBS「ニュース
いることなど、映画や自らの体験を踏まえたお話はもちろん、
「 話し
23」元キャスター)
と松岡正美客員教授(本学の卒業生、NHK
方」
にもぐっと引きこまれたという人が多かったことでしょう。 「きょうの健康」元キャスター)
です。
第1部担当の松岡客員教授のテーマは「伝わる話しことば」で
参加者の皆さんからは、
「 全てのお話がとても印象深く残った」
「ことばが一つひとつ心に響いてきました」
「 今後、心をこめた話し
す。伝える方法によって相手に届くメッセージが変わることなど、
わ
方に心がけたい」
など、本講演会を通して
「話しことば」
を強く意識
かりやすく解説。参加者の皆さんには、
自らの話し方・伝わり方に
した時間にしていただけたようです。
会
場:ユニソン会館アリーナ
参加人数:約180名
Renouveau Vol.89 6
徳と知 50年 世界へ 未来へ
生活福祉文化学部主催公開講座
開催日:2012年10月13日
(土)
発育期からの骨づくりと食生活
第一部は基調講演で、新潟医療福祉大学健康栄養学科および
大学院医療福祉学研究科准教授の塚原典子氏を招聘し、発育
期からの骨の健康についてお話しを伺いました。高齢社会での骨
粗鬆症の予防から始まり、骨の働きや一生における骨の発生・発
育の状態、骨の代謝について話されました。
また、骨粗鬆症は骨の
強度が低下して、骨折しやすくなる病気ですが、生活習慣病として
の骨粗鬆症の現状が述べられました。
さらに食生活では、
カルシウ
ム摂取の減少や、給食の有無によるカルシウム摂取量の違いにつ
いて言及され、発育期には骨格の発育が大切であり、食生活の重
要性が強調されました。食事と並んで身体活動の重要性も取り上
げられ、骨の成長期に高い骨量を獲得し、丈夫な骨を作ることが
大切であることが述べられました。
第二部は、塚原氏と本学小児保健担当の萩原教授との対談が
おこなわれました。会場からの質問に対しても活発な議論がおこ
なわれ、有意義な公開講座となりました。
なお、本公開講座は、一
般社団法人日本乳業協会「牛乳・乳製品3-A-Day実践セミナー」
の共催で実施しました。
会
場:ソフィア館4講
参加人数:102名
心理学部・大学院心理学研究科主催 現代心理専攻新設キックオフ公開講座
開催日:2012年10月20日
(土)
宇宙飛行士の行動を分析する −地球と重力のよりよい理解を目指して−
本講座では、古賀一男教授により宇宙科学と心理学の関係につ
に映 像による解 説
いて、特に専門領域の知覚心理学を中心とした講義がなされまし
があり、実際に宇宙
た。
当日は、学内外より約50名の聴衆が講座に参加されました。講
に行ったディスカバ
義では、宇宙は
「無重力」
ではなく、正確には
「微小重力」が存在す
リーの写真や宇宙
ることや、宇宙飛行中の環境が人体にどのように影響するのか、
ま
飛 行 士 、宇 宙 ス
た、地球上での重力と身体の関係についての解説をされました。
当
テーションの様 子
初は、宇宙飛行士の心理についての講義なのかと思われたり、宇宙
の説明により、さら
科学において心理学がどのように関係し、貢献しているのか想像も
に宇宙が身近で興
つかなかった方も
味 深いものと実 感
おられたようでし
された方も多かっ
た。
また、
「 微小重
たようで す。講 義
力」
のように、宇宙
後、
フロアからの質
に関して知ってい
問や感 想アンケー
るようで 知 ら な
トでも、重力による身体の生理的変化に興味を持たれたり、
さらに
かった事 実 に驚
宇宙の事を知りたいといった声が聞かれました。
かされたという感
想もありました。講
義 の中では随 所
7 KYOTO NOTRE DAME UNIVERSITY
会
場:ソフィア館5階視聴覚教室
参加人数:50名
徳と知 50年 世界へ 未来へ
大学院生活福祉文化専攻主催公開講座
開催日:2012年11月17日
(土)
グリーフケア ∼喪失と悲嘆へのスピリチュアルケア∼
当日は豪雨に見舞われ、天候に恵まれませんでしたが、
それにも
関わらず22名の参加者がありました。講師の村田久行特任教授
(人間文化研究科生活福祉文化専攻)からは、大切な人を亡くし
た方のスピリチュアルペイン
(立ち直れないような深い悲しみ)、
に
寄り添う援助について、慰めや励ましといった単なる心理ケアでは
なく、
自己の存在と意味と関連づけながら、援助のあり方を考えて
いく、
グリーフケアについてお話いただきました。
参加者は大半が介護や医療の現場で働かれているスタッフで、
関西圏以外にも、宮崎、千葉、三重などの遠方からもご参加いた
だきました。みなさんメモを取りながら熱心に聞いていらっしゃる
様子が印象的でした。
会
場:キャロライン館アセンブリホール
参加人数:22名
カトリック教育センター主催土曜公開講座
開催日:2012年10月6日(土)∼12月15日(土)
(開催回数:1回80分の講座を計14回)
今を生きるために −キリスト教の思想・文化にふれる−
標記講座が例年通り開催されました。
プログラムは下記の通り
む])
( 2)堀勝博(大学院人間文化研究科長)①「日本年中行事を
でした。
( 1)菅井啓之(心理学部教授)
「 神と自然―苦難の受けと
考える―その特色と祈りの本質―」
( 10/13,9:30∼10:50)②
め方を考える―」
( 10/6,14:00∼16:50[間に10分の休憩を挟
「 日 本 年 中 行 事 を 考 える ― 正 月と 盆 行 事 を 中 心 に ― 」
(10/13,11:00∼12:20)
(3)
中沼光雄(本学名誉教授)
「文明の
限界と日本人の心」
( 10/20,14:00∼15:20)
( 4)宮永泉(カト
リック教 育 センター 長 )
「 死の哲 学 X ― 超 越の図 式 ― 」
(①
10/20,15:30∼16:50②11/17,15:30∼16:50③12/1,15:
30∼16:50[いずれも内容の重複なし])
( 5)久野将健(カトリック
教育センター准教授)①「セザール・フランクのオルガン音楽I」
(11/17,14:00∼15:20)②「セザール・フランクのオルガン音楽
II(演奏つき)」
( 12/15,15:30∼16:50)
( 6)Fr.中川博道(カルメ
ル修道会司祭)
「 神の真実のみ顔を探して―新しい時代に向かっ
て―」
( 11/24,14:00∼16:50[間に10分の休憩を挟む])
( 7)Sr.
中里郁子(カトリック教育センター講師)①「メルキゼデクと同じよ
うな祭司―『ヘブライ人への手紙』7章―」
( 12/1,14:00∼15:
20)②「聖パウロによる
『聖霊の交わり』」
( 12/15,14:00∼15:
20)。例年通り、
いずれの講座でも来聴者は熱心にお聴きください
ました。
会
場:ユニソン会館社会学習センター1
参加人数:合計約380名
Renouveau Vol.89 8
徳と知 50年 世界へ 未来へ
京都ノートルダム女子大学主催
開催日:2013年1月15日(火)∼1月18日(金)
岩手県釜石市被災地の方々が制作されたパッチワークキルト展
2012年3月4日(日)∼9日
(金)、生活福祉文化学部・三好ゼミの
と気 づきました。一
4年次生2名、3年次生7人が、
カリタスジャパンを通じて、米川ベー
人ひとりの力は小さ
ス
(宮城県南三陸町への支援)、釜石ベース
(岩手県釜石市への
なものですが、私た
支援)
においてボランティア活動をおこないました。
その活動を引き
ちも応援し続けてい
継ぎ、本学卒業生である長尾玲子さん(人間文化学部英語英文
かなければならない
学科卒、大学院生活福祉文化専攻修了)が、岩手県釜石市の仮
と感じました。
設住宅での
「お茶っこサロン」
に月1回程度伺い、仮設住宅に住む
(生活福祉文化学科
中高年の女性を中心とした方々に対しパッチワークキルトの作成
2013年3月卒業 指導のボランティアをおこない、
この度一辺1m以上のパッチワー
佐竹弥沙)
クキルト4点が完成、昨年末からの釜石近隣における作品展示を
経て、本学においてキルト展の開催となりました。
私はこの作品展の展示準備と当日の運営についてボランティア
をさせていただきました。
キルトの飾り付けの一つひとつに、作られ
たみなさまの思いと温もりを感じ、見ている私たちも笑顔になれる
素敵な作品でした。
どうしてあの過酷な体験をした人たちがこのよ
うな温もりのある作品が作れるのかとも思いましたが、
それは人の
持つ強さと温かい心、
それを見守り支える人があってのことである
学生企画イベント
会
場:キャロライン館アセンブリホール
参加人数:のべ約200名
開催日:2012年12月22日(土)
わくわく大作戦!
!第二弾
創立50周年記念イベントとして、地域の方と交流を深める
「わく
と一人3つずつあり、子どもたちは全部食べられるかな?と思ってい
わく大作戦!!」
に引き続き、2012年12月22日
(土)
に
「わくわく大
たのですが、つきたてはやはりとても美味しく、皆「おいしい!」
とい
作戦!!第二弾」
と題しまして、餅つき大会をおこないました。
日本
いながら、ぺろりと完食してくれました。
お餅を食べながらクラブ発
の文化である餅つきを体験する場、異世代交流の場を作りたいと
表を鑑賞した後、折り紙をするブース、京炎そでふれを踊るブース、
いう思いでイベント内容を企画していきました。葵児童館や葵学区
お手玉をするブース、囲碁をするブースに分かれて、皆で遊びまし
社会福祉協議会の方々に参加いただけることになり、12月のイベ
た。
どのブースも、笑顔いっぱいで、参加者の方から
「来年もやりた
ント当日に向け、双方と打ち合わせをおこない、何度も話し合いを
い!」
というお声もいただき、準備して本当によかったと感じました。
重ね準備を進めていきました。
次回も皆で楽しめて思い出に残るイベントを企画し実行できた
当日は、子どもたちも本学の学生も一人ずつお餅つきを体験しま
らと思います。
そして、
「わくわく大作戦!!」が伝統行事となって次
した。
お餅はお雑煮にしたものと、好きなものをトッピングをするもの
世代に引き継がれていくことを願っております。
最後になりましたが、
この企画に賛同してくださり、
ご協力いただ
いた全ての皆様に感謝申しあげます。
(学生会執行部会長 心理学科 4年次生 槇 愛理)
会
場:ユージニア館食堂
参加人数:葵児童館(児童34名、保護者1名、職員4名)
葵学区社協7名
学生会執行部会6名 学生ボランティア25名、
クラブ発表(京炎そでふれ輪舞曲、室内管弦学部、
ハンドベル部、
文芸部、合唱部)
9 KYOTO NOTRE DAME UNIVERSITY
徳と知 50年 世界へ 未来へ
学校法人京都北カトリック学園と幼大連携に関する協定を締結
協定の締結にあたり、本学にて
「京都ノートルダム女子大学と学
校法人京都北カトリック学園との連携に関する協定書」
の調印式
がおこなわれ、学校法人京都北カトリック学園の大林栄一理事長
と本学の藪内稔学長が署名を交換しました。
この協定による主な幼大連携事業は、以下のとおりです。
(1)学校法人京都北カトリック学園が運営する幼稚園の園児用
制服を本学の大学生がデザインする。
(2)幼稚園で大学生の研修や実習、
ボランティアを受け入れる。
(3)大学は、幼稚園児及び保護者との教育相談又は心理相談に
係る協力をおこなう。
(4)大学は、幼稚園の教職員や保護者に対する研修・講演会へ
学校法人京都北カトリック学園大林栄一理事長(右)
と本学の藪内学長(左)
2013年2月25日
(月)、本学と学校法人京都北カトリック学園
(京都府福知山市)
は、大学と幼稚園が相互にもつ専門性や特色
講師を派遣する。
(5)
その他、大学と幼稚園が協力して地域支援につながる交流活
動をおこなう。
を活かした教育活動の交流を通して連携・協力を深め、相互の教
学校法人京都北カトリック学園からの要望により、同学園が運
育活動や地域社会の発展に寄与することを目的として幼大連携
営する幼稚園において、園児の新しい制服を京都ノートルダム女
に関する協定を締結しました。学校法人京都北カトリック学園は、
子大学の学生がデザインし、選考により採用する予定です。大学
京都府下で3つの幼稚園(小さき花幼稚園、聖テレジア幼稚園、
生による主体的・実践的な学びが実社会において活用される事例
宮津暁星幼稚園)
を運営しています。
として期待されます。
北山キャンパス総合整備計画の進捗状況
ただいま見えない部分の準備中
現在、北山キャンパス総合整備計画では、準備を着々と進めて
をしていくことはきっと多くの在校生の皆さんが「ノートルダムで
います。建設現場では、土台を築いています。建物ができあがった
大学生活を送れてよかった」
と思ってくださることにつながると考
ら土中に見えなくなる基礎部分の工事で、新しくできる新ユージ
えています。 ニア館をしっかりと支えます。キャンパス整備の準備チームでは、
新しいユージニア館は2014年2月に完成、その他の建物の整
学生のための教育施設やアメニティ施設の構想の具体的実現に
備も2015年3月にはすべて終わり、新しいキャンパスに生まれ変
向けて、準備にいそしんでいます。
ただ新しい建物を建てるだけで
わる予定です。 (施設・設備開発委員長 岩崎れい)
はなく、学 生 生 活 が、充 実した楽しい
日々として、卒業後も思い出に残る4年
間となるように、学習環境や課外活動の
環境に工夫をこらした施設にしたいと考
えています。準備チームでは業務の合間
をぬって、先進的な取り組みをしている
他大学の見学に行ったり、それぞれの出
張時に行った先の施設の工夫をつぶさ
に見てきて報告しあったりし、本学に取
り入れられる要素がないか検討していま
す。この作業は、建物ができあがるまで
は、なかなか目に見えるものにはなりま
せんが、細部にまで心を配りながら準備
グループ学習コーナー
Renouveau Vol.89 10
徳と知 50年 世界へ 未来へ
2012年度 研究プロジェクト報告会
2013年2月13日
(水)
・21日
(木)
本学の教員による2012年度の研究プロジェクト報告会が2日間にわたっておこなわれ
ました。 以下にそれぞれ7人の発表者の研究内容を紹介します。
これらの研究は2011年度の
学内研究助成金を申請し、
それを受けて研究をしたものです。
報告会1日目の参加者は32名、2日目は42名と少なかったのでは、
との声もありました
が、報告の中には地域の人たちを対象にした研究があり、協力された方々も出席され、
ま
た2日とも活発な意見交換がおこなわれ、意義深い報告会となりました。
参加者からの感想も多く寄せられています。
これらを踏まえ、今後さらに内容、環境とも
に充実した報告会になることと思います。 (研究活動推進委員会 委員長 米田 泰子)
2011年度
「研究一般助成 個人研究」
フォトジャーナリズムとモダニズム文学
人間文化学部 英語英文学科 山本 裕子
本発表は、写真家エヴァンスと作家フォークナーの交差を通して、戦後のプリント・カルチャーを映しだ
す試みである。1950年前後に商業誌に掲載された二作品を題材に、
モダニストの
「レイト・スタイル」
を明
らかにする。同時に、
モダニズムの形成が、後期モダニズムの
「レイト・スタイル」
に他ならないことを示唆し
たい。
2011年度
「研究一般助成 個人研究」
生活機能の高い高齢者用の食物選択動機質問表の妥当性の検討
―多母集団同時分析を用いて―
生活福祉文化学部 生活福祉文化学科 加藤 佐千子
人は、食物を選択する際に様々な事柄を考慮して意思決定をおこなっている。本研究では、高齢者の食
物選択の意思決定にかかわる
「食物選択動機」
を把握するための質問表についてその妥当性を検討した。
特に、共分散構造分析における多母集団同時分析を用いて、男女の母集団において同一のモデルを想定
できるのかについて検討した結果を報告した。
2011年度
「研究一般助成 個人研究」
昭和20年代の中学校における新教育プランと言語活動の位置
心理学部 心理学科 工藤 哲夫
現行の学習指導要領の改訂の中心となった
「思考力・判断力・表現力等を問う読解力、知識・技能を活
用する問題解決能力」は、昭和20年代にもコア・カリキュラム運動や当時の学習指導要領によって志向さ
れた。
ここでは、中学校での導入は少数であるが、中学校で提唱されたコア・カリキュラムの特質を具体例
を挙げ報告した。
11 KYOTO NOTRE DAME UNIVERSITY
徳と知 50年 世界へ 未来へ
2011年度
「研究一般助成 個人研究」
境界性パーソナリティー障害の心理的理解と支援についての質的研究
女子大学の特徴を活かした地域交流
−作家太宰治を事例とした解釈学的現象学の立場から−
−スポーツを視点に−
心理学部 心理学科 内田 和寿
本研究では、女子大学における地域交流活動について、
スポーツを活用した実践を基にその内容を検討
し、女子大学だからこそ可能な活動について考察をおこなった。本報告会では、大学が運営する地域ス
ポーツクラブの現状、
スポーツ活動に積極的な地域の現状、香港の事例、本学の実践を中心に、
その研究
成果を報告した。
2011年度
「研究一般助成 萌芽研究」
境界性パーソナリティー障害の心理的理解と支援についての質的研究
−作家太宰治を事例とした解釈学的現象学の立場から−
心理学部 心理学科 田中 誉樹
境界性人格障害患者( 以下、BPD )
について、
「BPDを病む」
という事態が、患者の生の文脈でどのよう
な意味を持ち、患者はそこでどう生きようとしているのかを理解することを目的とした。方法はBPDである
と考えられている太宰治を事例として解釈的現象学による事例分析を行った。
その結果、太宰のBPD的特
徴と言われていた行為の、太宰固有の実存的意味が示唆された。
2011年度
「研究一般助成 共同研究」
地域活動に参画する高齢者の生活態度・意識と健康に関する研究
生活福祉文化学部 生活福祉文化学科 萩原 暢子
本研究は、地域活動に参画する高齢者のライフスタイルを解明し、
その活動が健康にもたらす効果およ
び心理的効果、
また社会関係の充実化による効果に関する基礎的データの収集を目的とする。
また、地域
コミュニティにとっての効用も評価し、地域の諸活動を高齢者の地域役割として位置づけていく方途を考
える基礎資料とする。
2011年度
「学術出版助成」
古都エディンバラ畸人伝
̶ジョン・ケイが描いたスコットランド啓蒙の時代
人間文化学部 人間文化学科 服部 昭郎
ジョン・ケイは18世紀から19世紀はじめにかけてスコットランドの古都エディンバラで活動した銅版画家
である。
それはちょうどスコットランド啓蒙の時代であり、
その中心地となった古都エディンバラは学問、技術
革新そして芸術など多方面において
「北のアテネ」
であった。
しかしケイの銅版画肖像画はレイバーンやラム
ジーによる肖像画など言わば時代のメインストリームとは異質なものであった。
ケイの銅版画肖像画を通して
これまであまり知られることのなかったスコットランド啓蒙の古都に暮らした市井の人々がその姿を現す。
Renouveau Vol.89 12
徳と知 50年 世界へ 未来へ
キャリア形成ゼミ成果発表会
1月24日(木)、本学キャリア形成カリキュラムの一環として今年度より開講しているPBL型実践科目「キャリア形成ゼミ」の
成果発表会が開催されました。
今回の成果発表会には、本学の学生・教職員以外にも、本授業連携先の企業、法人、行政の関係者の皆様や、他大学のキャリ
ア教育関係者の方々にもご参加いただき、実際に活動した7つのゼミの学生が、活動過程や出版物、イベント企画などの成果
について、それぞれ工夫を凝らしてプレゼンテーションをおこないました。
このような企業や地域の現場での実践体験は、学生が今後社会には羽ばたく際に大きな力となることでしょう 。
異文化交流プランナーゼミ 多言語の大学紹介パンフ
レットを作成し、10月のND
祭で配布しました。原稿の制
作、印刷会社との調整を通し
て、ものを作り上げることの
難しさ、手にとってもらえたと
きのうれしさを体験したこと
などを報告しました。
編集倶楽部
女子大生のための京都旅案内冊子「京都ふらぬー
る」を作成。1日につかえるお小遣いの範囲で行くプラ
ンを提案しました。八坂神社近辺の紅葉狩り、京都駅
北側の散策、
出町柳商店街の買い物、伏見中書島探訪
の4コース。半日程度で歩けるかどうか自分の足で確
認したり、
お店に取材の許可をいただくために苦労した
りしたことなど、企画を形にしていく過程で気づいたこ
と、得られたことを発表しました。
ブライダル業界ゼミ
3つのグループがそれぞれ
「和」
「海」
「 星に願いを」を
テーマに、自分たちで考えた
挙式プランを、音楽や小道具
を使いながら、
「 実際にお客
様にプレゼンをする」形で提
案しました。
13 KYOTO NOTRE DAME UNIVERSITY
徳と知 50年 世界へ 未来へ
2013年1月24日
(木)
ICT教材開発ゼミ
ICT関連企業のジェイ・ライン株式会社、NHK京都放送局を見
学し、情報活用についての気づいたことを発表しました。
福祉プランナーゼミ 旅行プランナーゼミ
提携先:株式会社JTB西日本京都支店
旅行プランに付加価値をつけ、魅力的な商品とすることの難しさ
や、旅行業界の魅力を発表しました。
提携先:上京区高齢者施設
「十四軒町の家」
9月17日(月・祝)に高齢者福祉
施設「十四軒町の家」で「敬老の日
コンサート」 を開催。
それにむけて
実習に参加したりなど、準備を進め
たなかでの気づきや反省、
また得ら
れたものを報告しました。
町づくりプランナーゼミ 提携先:社会福祉法人京都市左京区社会福祉協議会
11月17日
(土)大原地区で世代
を超えたつながりをつくるイベント
「大原いいな祭」を開催。企画を実
現させるために、イベントで配るお
菓子を試作したり、イベントの資金
調達のために助成金に応募しプレ
ゼンしたこと、
また地元の高齢者の
方や子育て支援をされている方と
の出会いなど、
さまざまな経験で得
られたことを報告しました。
学生のみなさんへ 2013年度キャリア形成ゼミ説明会は4月11日
(木)
開催予定です。ぜひご参加ください。
Renouveau Vol.89 14
News
退職の辞
私は30数年前、埼玉県の草加市にある獨協大学に勤めていました。私みたいに小さな大学で育った
者には、百数人単位の学生を前に講義するのは脅威でした。
そんなところ、
当時の井上雅子先生がノー
トルダムに誘ってくれました。一年間、非常勤で京都・東京間を行ったり来たりした末、
やっと常勤として
迎え入れていただけた時はとても幸せでした。
ここでの初めてのクラスは発音学でした。英語英文学科の
1年次生の必須科目であったこのクラスの最初の日、確か208号室だったと思いますが、百数人の女子
大生を前にした時は緊張しました。発音記号と文字の違いに気を付けるようさんざん注意したあげく、
busを発音記号読みしてしまい、
「ほらね、
このように間違えると大変なことになりますよ」
とごまかしたつ
新井 康友
前 人間文化学部 英語英文学科
教授
もりが、間違いを見破られてしまい、教室中が大笑い。
それからは毎日がとても楽しく、時間があっと言う
間に過ぎ去りました。
しかし、
ここ数年は家内に
「もう体力的に無理かも」
と言うようになっていました。
英語英文学科の先生方には、長年お世話になりました。
また、英語英文学科が大変な時に、
力になれ
なくて申し訳ございません。
日本語があまりできないため、職員の皆様にはあらゆることにご迷惑をおか
けしてしまいした。大変お世話になりました。有難うございます。
私が本学に勤めはじめましたのは1975(昭和50)年でしたので、
かれこれ37年が過ぎようとしてお
ります。
この間、私にとって最良の出来事は多くのよき学生諸君に出会えたことでした。私が最初に教
室で出会った諸君とは今でも交流が続いております。
またある世代の諸君からは、私の退職の機を逃
さずかつての読書会再会を促されております。諸君、
ありがとう。わらべ歌ではありませんが、私はこの
37年の間、学生諸君の手の鳴る方へ導かれて来ました。
これからもそうありたく思います。
ですから諸
君、
「オニさんこちら、手の鳴る方へ」
と私に聞こえるように歌っていてください。
教職員の皆様、
お先に失礼。
服部 昭郎
前 人間文化学部 人間文化学科
教授
前任校から本学に赴任して9年、
あれこれと思い起こすことはたくさんありますが、
そのひとつに、学
科の実践的な学びのスタイル=「京都フィールドワーク」があります。赴任した年に担当した
「出版文化
史」の科目で、京都の古本屋のことを取り上げて話した時、根が古本好きで熱く語ってしまったので
しょうか、受講生の何人かがぜひ出かけてみたいと申し出てきました。
そこである土曜日午後に市役所
前で集合して一緒に歩くことにしました。簡単な資料を作って寺町通の佐々木竹苞楼や其中堂、それ
にキクオ書店などを廻り、合せて近くの本能寺や勧業場跡、一之船入と高瀬川取り入れ口、
さらにもう
廃業された梶井基次郎「檸檬」
の果物屋も巡覧しました。信長時代の歴史や江戸期の一大事業、明治
岡村 敬二
前 人間文化学部 人間文化学科
教授
維新の殖産興業政策から近代文学までの内容豊かなコースでした。
これが学生との町歩きの始まりで
したが、
「先生、楽しかった」
と言ってくれた学生諸君の顔が忘れられません。
10年間、皆様には大変お世話になりありがとうございました。
お陰さまでなんとか定年まで勤め上
げることができました。
これもひとえに教職員の皆様のご指導とご叱正の賜物と感謝いたします。
今は大学にとってとても厳しい時代です。SWOT分析が示しているように、30-40代の若い先生方
が中心となって、現代社会の視点からこの逆境を乗り切っていただけたらと願っています。一つ気がか
りなのは、心理学研究科の博士後期課程で、課程博士を出せずに終わったことです。カリキュラムを
もっと動的でかつ柔軟なものに変え、創造力と思考力のある学部生を大学院に送り出せる体制をぜひ
とも作っていただきたいと切に願ってやみません。
大岸 素子
前 心理学部 心理学科
教授
15 KYOTO NOTRE DAME UNIVERSITY
本当にありがとうございました。
またお会いする日まで。
News
「19世紀初頭の東西文化交流における宣教師の役割」
̶科学研究費の執行終了にあたり̶
科学研究費助成事業 科学研究費補助金(基盤C)採択(2010年度∼2012年度)
研究代表者 朱 鳳 人間文化学部 人間文化学科
2010年度から2012年度まで3年間科学研究費助成金をいただいて、
「東西文化を架橋するロバート・モリソンの翻訳活動に関する
書誌学的研究」
というテーマで日本と中国が西洋文化を受容する際に大きな影響を受けたモリソン
(Robert Morrsion,1782-1834)
の原典資料の整理と研究に励んできました。
周知のように、1828年から1836年のころ、
モリソンの名は日本の洋学者の間で広く知られていました。彼の日記に長崎の蘭通詞と
書簡を交わしたことが記録されています。
また中国語で書かれた
『華英字典』
『英国文語凡例伝』
などの著作も日本の洋学者に読まれて
いました。今回の史料整理により、
モリソンが来華後すぐに日本に関心を持ち、琉球の使者と直接面会し、
日本について詳しく尋ねてい
たという史実を改めて確認することができました。
モリソンは所属しているロンドン伝道会への報告書(1810年7月)
に広東に寄港した琉球船に上船し、使者と交わした談話を詳細に
記録しています。
その内容は琉球の人口、服装、言語、宗教など幅広い話題に及んでいました。
「琉球の口語は中国語と違うが、文字は漢
字を使用している。中国語でGodをShinと言うが、琉球ではKamiと言う。
こんなにたくさんの人口が中国語を読めることを知り、
とても
喜ばしいことだ」
とモリソンは報告しています。
この報告から彼が琉球への中国語による宣教及び文化活動に強い意欲をもっていたこと
がうかがえます。
今回確認した資料は日本に関する記録の一部にすぎませんが、19世紀初頭の東西文化交流における宣教師の役割を考証する貴重
な史料だと考えられます。西洋文明を受け入れ、近代化の道へ踏み出したのは、
日本と中国の先駆者の努力による結果であることは言
うまでもなく、同時に宣教師の
積極的な翻訳、出版活動も大
きな役割を果たしたことも無視
できない事実です。
今回の研究成果は学会発表
や、公開講演、ホームページな
どいろいろなチャンネルを通じ
て社会へ発信していきたいと計
画しています。
琉球使者との談話を記録しているモリソンの報告書 作
教員著
学会発表会風景
『英語科教育のフロンティア-充実した実践を目指して-』
青木昭六編著/2012年9月発行/保育出版社/分担執筆
6章「小学校の英語教育」
3節:「指導内容の現状と課題」、4節:
「指導法の現状と課題」
本稿には、毎年30数校訪問する教育実習や高校訪問で得た知見と以下の教育実践研究を盛り込んだ。
①依頼講演:京都私立小学校連合会:外国語部会「小学校の外国語活動の現状と小中連携の実態につ
いて」(2012)
②企画委員の非営利NPO法人ドリカムスクール小中高へのスクールインターンシップ
③過去5年間「英語教材作成演習」公立小学校スクールインターシップで得た知見。
(1回:木川南小、2
回:茨田北小、3−4回:2010、2012年大教大附属平野小:5・6年生外国語活動:教育実習に並ぶ
12時間を電子黒板向けPP教材を自主作成実施)
活動内容の詳細は、成美堂HP作成編集部:井上様が小大連携特集として継続掲載中
https://www.seibido.co.jp/kids/gather/gather2-1_3.html
④15年目の卒業生や現職教員
(保幼小中高大、私塾等)
や院生・学部生との縦断的・横断的な宿泊研修
会で得た最新の取り組み:
a,京都府私立中学高等学校教育研究大会:講演「小-中-高-大とつなぐ英語教育」(2008)
b,京都地区代表:全国教職課程研究連絡協議会『フィージビリティーの高い卒業生との連携を通した
教職課程−
「教育を考える橘の会」
の活動を通じて−』
(2007)
⑤大阪市立苗小学校1-2年外国語活動指導助言(2011)
⑥学会役員を務めていた日本児童英語教育学会:関西支部長:樋口先生からの依頼発表:公立小学校
におけるスクールインターンシップの取り組みの内容:関西支部春季研究大会(2010年)
&
(2012)
(大学院応用英語専攻・人間文化学部 英語英文学科 橘堂 弘文)
Renouveau Vol.89 16
News
ノートルダムクリスマス
開催日:2012年12月19日(水)
ノートルダムクリスマスは、
ノートルダム三校の60年以上の
ルダム女学院中学・高校そして本学の三校が共にキリストの降
歴史ではかなり新しく1996年に始まり、本学ユニソン会館竣
誕を祝う行事として毎年おこなっています。
ご存知のとおりこれ
工のこの年以来この会場で、
ノートルダム学院小学校、
ノート
には一般市民の方々も参加され、毎年お越しの方々もいらっ
しゃいます。毎回シナリオや音楽、舞台設定などにも細々な改
変を加えておこなっているのですが、全く変わらないことが一つ
あります。それは最初に大天使ガブリエルの手から渡されるロ
ウソクの火が順次に点火されていき、最後に全員が手にするロ
ウソクの灯でユニソン会館全体が明々と照らしだされる場面で
す。
そこでは学内外者を問わず、
すべての人たちの心がひとつに
なり、
それは神々しい感慨に浸る瞬間でもあります。
「ユニソン」が元々はラテン語に由来する音楽用語と同じく、
それぞれに違う人たちが心を共にして一つのことをおこなうこ
とを意味するように、今回もまたノートルダムクリスマスは、私
たちが共にこのユニソン会館でクリスマスの意義を体感する機
会となりました。
(ノートルダムクリスマス委員会委員長 小川 光)
名誉教授称号授与式を開催
開催日:2013年3月7日
(木)
2013年3月7日(木)、本学「名誉教授称号授与式」が本学
両氏については、京都ノートルダム女子大学名誉教授の称
ユージニア館第2会議室にて行われ、五十嵐節子 人間文化学
号授与規程第2条1項「本学教授として15年以上勤務した
部人間文化学科 元教授と松井千枝 人間文化学部英語英文
者」
として、長年にわたる京都ノートルダム女子大学への功績
学科 元教授の2名に授与されました。
に敬意を表して
「名誉教授」の称号が授与され、藪内稔学長よ
り賞状が手渡されました。称号授与式に引き
続き、藪内学長の挨拶の後、和やかな雰囲気
の中で歓談がおこなわれました。
17 KYOTO NOTRE DAME UNIVERSITY
News
2012年度 学生表彰式
2013年3月8日
(金)
ソフィア館5視におきまして、第49回卒
業生成績優秀者並びに2012年度学長賞・学長奨励賞の表彰
開催日:2013年3月8日
(金)
【成績優秀者】 式が執りおこなわれました。成績優秀者は各学科において最も
人間文化学部
英語英文学科
福本 紗也
優秀な成績を修めた学生1名が、学長賞・奨励賞は学術、芸
〃
人間文化学科
西田 知春 術、課外活動、社会活動等に顕著な成果をあげ、本学の名誉を
生活福祉文化学部 生活福祉文化学科
近保 琢子 心理学部
阿部 真理
著しく高めたと認められた学生を表彰するものです。
表彰式には学科の先生方や職員が多数参加し、藪内学長か
ら受賞者の功績を称える言葉と益々の活躍を期待する励まし
の挨拶がありました。表彰を受けた学生は右の方々です。
心理学科
【学長賞】 <個人>人間文化学部 人間文化学科 2年 吉村 美紗
MOS世界学生大会2012 日本大会 大学・短期大学部門 エクセル部門 6位入賞
【学長奨励賞】
<団体>東日本大震災被災者支援学生ボランティア派遣団
9名
<団体>京炎そでふれ!サークル
「輪舞曲」
<団体>キャリア形成「町づくりプランナー」
ゼミ
42名
5名
<団体>調理学ゼミ
10名
<団体>学生会執行部会
11名
小児医療ボランティア養成講座(基礎講座)
を開催
開催期間:2013年2月14日
(木)
∼22日
(金)
2月14日
(木)∼22日
(金)の6日間にわたり、京都府立医科
大学との大学間連携により、京都府立医科大学附属病院小児
と発表がおこなわれ、本講座に参加した意欲ある学部生・大学
院生33名には修了証が授与されました。
医療センターに入院している子どもたちをサポートする活動と
今後は本講座の「実践講座」が予定されており、今回の受講
して、
「小児医療ボランティア養成講座(基礎講座)」
が開講され
生たちが小児医療センターで学習支援、遊び支援の実践活動
ました。
で活躍することが期待されています。
京都府立医科大学附属病院
小児医療センターの見学、小児
医療センターの医師・看護師の
先生方や、実際にボランティア活
動をされている京都YMCAの方
からお話を伺うことからはじま
り、小児医療概論の授業、子ども
の遊びを自分たちで考え、実際
に体験する授業、また、京都市
立桃陽総合支援学校の先生か
ら、院内学級について実際の教
育現場でのお話をお伺いしたり
と、有意義な講座となりました。
最終日には京都府立医科大
学附属病院の看護師長の先生
から喪失に伴うグリーフ
(悲嘆)
についての講義があり、総括とし
てグループワークによる振り返り
Renouveau Vol.89 18
輝くND生
第48回ND祭 テーマ『絆』 を終えて
2012年10月27日
(土)
・28日
(日)
ND祭実行委員長 心理学科3年次生 浅井 裕子
2012年度のND祭は10月27日
(土)
・28日
(日)
に開催されまし
しめるおもちゃ作りやスタンプラリーを開催しました。
た。
ND祭を通して学生と教職員の先生方とが深く交流し、学校全体
ND祭という大きなイベントを一から作り上げることはとても大変
がひとつになり、
また、他大学や地域の方々と交流し、絆 を結ぶこと
でした。私たち実行委員はイベントの企画・運営やパンフレット・チラ
ができました。
1日目はピース、
span!、
アインシュタインの3組によるお笑いLI
VEを、2日目は田中圭さんをゲストに迎えてトークショーを開催しま
シの作成、模擬店展示の管理・運営など、楽しんでもらえる学園祭に
しようと、試行錯誤を繰り返し、普段では経験できないことを多く学
びました。
した。両日とも、ユニソン会館全体が笑いと歓声に包まれ、大変盛り
私は、今までにこんなに大きなものをまとめることは経験したこと
上がりました。毎年恒例となっているカラオケ大会では、本学の学生
がありませんでした。今回の活動を通して、社会の厳しさや一つの仕
だけでなく、京都工芸繊維大学の学生の皆さんの参加で、楽しいイベ
事をこなす大変さを知るとともに、多くの人に支えられていることを感
ントとなりました。
じることができました。
両日にわたって38店舗の模擬店・展示の参加があり多くの人で賑
今年度の反省点を来年度に活かし、
さらに絆を深められるようなN
わいました。
日々の活動の成果を発揮するクラブ発表やND寄席、男
D祭を目指し、実行委員一同一生懸命頑張っていきたいと思います。
装仮装コンテストでの個性あふれる衣装の披露など、
たくさんのイベ
ントがありました。
また、今年度は小さなお子様からお年寄りまで楽
19 KYOTO NOTRE DAME UNIVERSITY
ご協力していただいたすべての皆様に感謝申し上げます。
輝くND生
中国語検定試験・中国語スピーチコンテスト参加報告
本 学で中国 語 科目を開 講してすでに1 0 年 以 上 経っています。
ここで、2012年度に中国語検定試験と中国語スピーチコンテスト
2011年度、学生の中国語学習環境を整える試みとして、中国語検定
に参加した一部の学生の感想を紹介させていただきます。本学が取
試験の学内試験場を設置しました。
り組んでいる
「グローバル人材育成」
に貢献できるようにこれからもこ
2011年度に9名が準4級、2名が4級に合格したのに続き、2012
のような試みを続けていきたいと考えています。
年度にも9名の準4級合格者が出ました。
また、2012年度には学外
(人間文化学部 人間文化学科 朱 鳳)
の中国語スピーチコンテストに積極的に参加する学生もいました。
英語英文学科 4年次生 三原
操貴
(中国語検定試験4級合格、
中国語スピーチコンテストに参加)
私は大学2年次生の時に上海同済大学、
3年次生の時に北京大
学へ短期留学に行きました。多くの出会いから中国人の考え方や
価値観を学ぶことができ、
とても良い機会となりました。私はこのよ
うな経験を自分の中だけに留めておくのは勿体ないと思ったのでス
ピーチコンテストで多くの人に伝えようと思いました。結果は奨励
賞でしたが、来年も語学力を向上させてチャレンジしたいと思って
います。
また私は現在就職活動中なので、
この経験をアピールして
いきたいと思っています。将来は、
日本の技術や商品を中国をはじ
め世界中の人に伝えていく仕事に就きたいと思っています。
人間文化学科 2年次生 舌間
(中国語検定試験準4級合格)
倫香
私が中国語検定を受けたのは、先生が勧めてくださったからで
す。勉強していて思ったことは、意外と難しいということでした。授
業で習っていないような単語や定型文、日本の漢字と違った形の
簡体字などが出てきて、覚えるのが大変でした。
しかし,少しの間で
すが,集中して中国語を勉強して,検定に受かったということは,私
の中ですごく自信に繋がりました。
人間文化学科 2年次生 阿瀬
(中国語検定試験準4級合格)
ゆきの
中国語を履修して半年で中国語検定を受けました。正直、半年
勉強しただけで受かるのかと不安でしたが、今の自分のレベルを知
ることで今後の勉強に活かせると思い、思い切って受検しました。
中国語は発音が複雑で聞き取るのが難しいので、
リスニングの模擬問題を繰
り返し聞き、留学生に発音してもらいながら練習をしました。
検定に合格したことは自分にとって自信になりましたし、
もっと上の級に合格したいという目標にもなりました。
これからもさらに上を目指し
て中国語を勉強していきたいです。
Renouveau Vol.89 20
輝くND生
第12回カトリック女子大学総合スポーツ競技大会
2012年12月1日
(土)
・2日
(日)
前 硬式庭球部部長 人間文化学科 2013年3月卒業 三木 瑶子
第12回カトリック女子大学総合スポーツ競技大会が、去年の12月
1日(土)
・2日(日)の2日間にわたりノートルダム清心女子大学で開
せんでした。残念ながら試合は負けてしまい結果は3位となりました
が皆がそれぞれに次の目標ができた試合となりました。
催されました。参加大学は聖心女子大学、
ノートルダム清心女子大
懇親会では大学紹介を任され試合以上に緊張しましたが何とか
学、
白百合女子大学、清泉女子大学、本学の5大学で、バスケットボー
無事に発表することができました。
また他大学の選手たちとは写真と
ル、硬式テニス、バドミントン、バレーボールの試合がおこなわれまし
撮り合うほど仲を深めるとこができました。
た。私は硬式庭球部として1年次生から出場し、今回は4回目の大会
今大会で1年次生には優勝という大きな目標ができました。私た
となりました。
1年次生の後輩たちは今回が初めてのカトリック大会
ち上級生はこれで引退しますが、来年は本学で開催されます。ぜひ応
という事もあり、3人とも緊張しているというのが見てうかがえました。
援に駆け付けたいと思います。
1日目の白百合女子大学との試合は、初日ということもあり、
みんな
表情も体もガチガチに緊張していてどうしようかと思いましたが、徐々
最後になりましたが、応
援してくださった先生方、
に試合の流れと会場の雰囲気にも慣れ、次々とエースを取り、初日の
学 生のみなさん、本当に
試合は勝つことができました。2日目の試合は清泉女子大学と2位決
ありがとうございました。
定戦になり、私に勝敗がかかった苦しい試合となりました。応援席で
は後輩たちが声を枯らしながら応援してくれていました。
この時、試合
をしていた私の心の中では今までの大学生活の事が次々に思い出さ
れ、
この試合が最後の試合なんだと実感した瞬間、涙が溢れ止まりま
第12 回カトリック女子大学総合スポーツ競技大会成績発表
【総合成績】
優勝
準優勝
第3位
第4位
第5位
聖心女子大学
京都ノートルダム女子大学
ノートルダム清心女子大学
白百合女子大学
清泉女子大学
【バスケットボール】
12点
7点
6点※
6点
4点
優勝
第2位
第3位
第4位
【硬式テニス】
優勝
第2位
第3位
第4位
第5位
【バレーボール】(公開競技)
聖心女子大学
ノートルダム清心女子大学
京都ノートルダム女子大学
白百合女子大学
優勝
第2位
第3位
聖心女子大学
京都ノートルダム女子大学
ノートルダム清心女子大学
【バドミントン】
聖心女子大学
清泉女子大学
京都ノートルダム女子大学
ノートルダム清心女子大学
白百合女子大学
優勝
第2位
第3位
第4位
白百合女子大学
聖心女子大学
京都ノートルダム女子大学
ノートルダム清心女子大学
<得点表>
大学名
バスケットボール
硬式テニス
バドミントン
勝点計
順位
京都ノートルダム女子大学
2
3
2
7
2
聖心女子大学
4
5
3
12
1
白百合女子大学
1
1
4
6
4
4
5
6
3
清泉女子大学
ノートルダム清心女子大学
4
3
2
1
※総合成績の第3位と第4位が同点でしたが,大会プログラム13ページの第6項により,種目別の順位成績を比較した結果,種目別の高い競技が多いノートル
ダム清心女子大学を第3位といたしました。
21 KYOTO NOTRE DAME UNIVERSITY
輝くND生
リーダースセミナーに参加して
2013年2月12日
(火)
・13日
(水)
バドミントン部部長 心理学科 3年次生 宮本 果奈
2013年2月12日
(火)、13日
(水)
の2日間にわたり開催されたリー
獲得のためにどうするか?」
というテーマで話し合いをしました。今ま
ダースセミナーに参加しました。1日目は先生からリーダーの心得につ
では他のクラブと連携などは考えたことがなかったのですが、話し合
いてのお話を聞き、
ブレーンストーミングという方法を用いて分科会を
いでは、
クラブ同士が連携、協力して部員獲得していくことが大事では
おこない、先輩方のクラブ体験談、会計、諸届についての説明を受け
ないかということになり、
とても考えさせられる分科会となりました。
ました。2日目は救命講習を受け、午後からは各リーダーがクラブ紹介
文化系も体育系も関係なく、全てのクラブがよりよい活動をするため
をおこないました。
この2日間のリーダースセミナーで、他のクラブとの
には他のクラブとの協力、気遣い、思いやりが大事だと感じ、同時にク
意見交換、情報交換がたくさんできたので参加してよかったと感じま
ラブをこれからまとめていく大変さも痛感しました。今年1年間バドミ
した。特に良かった点は、分科会での話し合いです。私の班では、
「部員
ントン部の部長を務めますが精一杯頑張っていきたいと思います。
期間:2013年2月12日
(火)∼2月13日
(水)
学生参加人数 63人
京都ノートルダム女子大学リーダースセミナー日程表
2月13日
(水)
【時間厳守】
2月12日
(火)
【時間厳守】
9:00
集合:ユニソン会館 社学1
(出席確認)
*筆記用具持参
9:15
開会:挨拶 学生委員長 牛田 好美 先生
学生委員、学生課 紹介
9:30
研修Ⅰ:社学1
リーダーの心得
講師:三好 智子 先生
9:45
研修Ⅱ:社学1
グループミーティングの方法
―ブレーンストーミングの説明―
講師:尾崎 仁美 先生
10:15
分科会
(研修に入る前に自己紹介すること)
テーマをひとつ選び討議する
・部員を獲得する方法 ・クラブ活動を活発にする方法
・その他
(討議内容は分科会で決定する)
12:00
昼食:食堂
13:00
引続き分科会討議・まとめ
*リーダーが出席を取ること
14:00
研修Ⅲ:社学1 全体会(各班発表)
分科会 討議内容の発表
司会進行:橘堂 弘文 先生
14:45
研修Ⅳ:社学1 クラブ体験談
2012年度ND祭実行委員長 浅井 裕子
2012年度総クラブ長 菴田 きずき (2011年度京炎そでふれ部長)
15:00
16:15
9:00
研修Ⅵ:社学1 救命講習会(左京消防署)
AEDの使用方法等
*各自体操服に着替えて集合してください
*筆記用具持参
ビデオ講習終了後、音楽練習室1、
2にて実技講習
※注意:昨年度に講習を受けた者は
「普通救命講習修了証」
を持参してください。
12:00
昼食:食堂
13:00
研修Ⅶ:社学2
各クラブ紹介5分間スピーチ
司会進行:総クラブ
15:00
休憩
研修Ⅴ:①課外活動の会計事務
関 惠一 経理課長
②活動中のケガの対応
③課外活動における諸届等
15:15
研修Ⅷ:社学2
会計実践講習会 講師:学生会執行部
16:15
閉会:挨拶 学生委員長 牛田 好美 先生
16:30
総クラブ会議 社学2
終了予定
17:00
終了予定
Renouveau Vol.89 22
輝くND生
セメスター認定留学報告
留学先:レジャイナ大学 留学期間:2012年5月∼2012年7月
英語英文学科 4年次生 清川 理聡
私の留学は、人生でかけがいのない経験になりました。ホームステイ先の家族、ルームメイト
にも恵まれ、本当の家族のように何でも話し、相談しました。
カナダのお母さんからは「いやなこ
とがあった時でも自分の感情をストレートに出すことが大事だ」
と教わりました。私は日本でもそ
のようなスタイルを保っているので、
カナダでも本音を言いあえるたくさんの国の仲間ができたこ
とが最も嬉しかったです。初めは、相手が何を話しているのかを理解するのに苦労しましたが他
国同士何も知らない環境から1つの言語で話し、共感できたとき、留学して本当に良かったと思
いました。
3ヶ月というのはとても短い期間でしたが、私は思う存分楽しみました。私のレジャイ
ナ生活は最高でした!!そして最後に、留学をまっ先に進めてくれた家族といろいろアドバイスし
てくださった先生、先輩方に感謝します。
1週間のスケジュール 授業の時間割および他の活動(クラブ活動、課外活動)
月
火
水
020
020
CommunicationA Grammar&
WritingC
8:30∼
9:00∼
木
金
020
020
CommunicationA Grammar&
WritingC
9:30∼
10:00∼
清川さんに聞きました 留学生活Q&A
履修科目中、難しかった科目とその理由を教え
てください
020 communication class A
授業で習った英語をその場その場で使い分
けるのが難しかったです。
課外活動には参加しましたか?
Fundamentals for success(Extra class)
を2週間受講し、Global learning centerに
は約週2回通いました。
10:30∼
11:00∼
020
Core class
020
Core class
020
Core class
11:30∼
12:00∼
020
Core class
020
Core class
12:30∼
13:00∼
13:30∼
14:00∼
14:30∼
15:00∼
020
Core class
15:30∼16:30
全国学生スペイン語弁論大会に出場!
テーマ:
「INVISIBLE...PERO CIERTO (見えない...けどそこにあるもの)」
2012年11月11日
(日)
英語英文学科 4年次生 近藤 ゆみ
2012年11月11日
(日)、京都外国語大学で開催された全国学生
身につけたい一心で出場することを決意し、
シルビア先生には大会当
スペイン語弁論大会に出場しました。
この大会は日本全国からスペイ
日ギリギリまで私を支えて頂きました。
シルビア先生と共に、真剣に優
ン語を学ぶ学生が集まり、
スピーチをおこなうものです。私は、
メリー
勝を目指して猛練習をしました。結果は優勝に届かず、本当に悔し
ランド・ノートルダム大学にセメスター留学をした際に、
スペイン語を
かったのですが、審査員の先生からは
「日本人の絆の深さを改めて考
母語とする友人が多くつくることができ、英語に加えてスペイン語も
えさせられた」との評
学習しはじめました。それがこの弁論大会に出場したきっかけです。
価をいただきました。
こ
また、南米へ滞在した時に初めて感じた日本人の絆の深さ、
日本文化
れからも更にスペイン
の奥深さを少しでも多くの人に伝えたいと思ったことから、
「 絆」を
語学習に力を入れ、将
テーマとしました。スペイン語を学習し始めてから出場するまでの期
来 は 英 語 圏だけでな
間はたったの半年間でしたが、
そんな無謀にも思える挑戦ができたの
く、必ずスペイン語 圏
は、私のスペイン語学習に対する熱い思いと、
シルビア・バリオス・木
でも活躍したいと思い
野先生の手厚いサポートがあったからです。一刻も早くスペイン語を
ます!
23 KYOTO NOTRE DAME UNIVERSITY
輝くND生
北山探検隊が京都新聞@キャンパスに登場!
人間文化学科の岡村先生、長沼先生の指導のもと活動した自主ゼ
ミ
「北山探検隊」が学生記者となって作成した記事「『都名所』祈りの
道を行く」が2012年12月19日
(水)京都新聞夕刊@キャンパスに掲
載されました。江戸時代後期の地誌『都名所図会』を読み解く
「地道
な訓練」
のうえで松ヶ崎東町から深泥ヶ池を昔の面影を感じながら探
検した様子を記事にまとめました。
参加した交換留学生の声
グエン・チャン・レナ
(ベトナム)
北山探検隊に参加したことはとても楽しかったです。毎回、京
都の北山の各地に関する古典文献を読むことは大変でしたが、
読めば読むほど面白く、好奇心が強くなってきて、
さまざまなこと
を勉強することができました。京都新聞の記事を書くことが想像
できなくて、自信を持てなかったのですが、先生と探検隊メン
京都新聞社での編集会議の様子
バーのみなさんのおかげで、勇気を出して書くことができました。
探検隊を通じて、
自分の視野が大きく広がりました。
この経験は
自分の人生の中でかけがいのない宝物になりました。
ティーララック・オーンチャマイ
(タイ)
今回の留学中に、京都新聞の記事作成に北山探検隊として参
加することができました。
あいにく、記事内容に使われた活動は
参加できなかったので、記事を書かないことになってしまいまし
たが、
みなさんと一緒に一生懸命記事を完成するために頑張りま
した。京都新聞の記者の方からは、何回も文章を直すよう、厳しい
ご指導もありましたが、最高の記事を完成したいという探検隊の
みなさんの気持ちが伝わってきました。
とてもいい経験でした。
学生記者のみなさん
橘堂ゼミND祭の売り上げを日本盲導犬協会に寄付
英語英文学科 4年次生 松島 歩美
私たち橘堂ゼミは、
毎年、
ゼミのボランティア行事の一環として、
ND祭
の模擬店の収益をチャリティー活動に活かしています。今回は、
日本盲
導犬協会に寄付することになりました。
ゼミで相談して模擬店でベビー
カステラを作ることになりました。全員が未経験で、赤字になりそうに
なったりしましたが、
皆で相談しながら工夫し互いに協力して無事にND
祭の2日間を終え、学内外の皆様や教職員の方々に、寄付の趣旨に賛同
して支援していただき、
目標金額を達成することができました。
ゼミ生が
揃って2月5日(火)に北山郵便局から寄付をさせていただきましたことを
ご報告させていただきます。
協力してくださいました方々には本当に感謝
致しております。
今回の活動は、
私達にとっても前向きに努力し協力する
ことの大切さを知る大変有意義な機会になりました。
ゼミ生全員の努力
が、
少しでも日本盲導犬協会のお役に立てればと思っております。
Renouveau Vol.89 24
輝くND生
京都工芸繊維大学と本学 日本語教育実習で留学生と交流
本学の学生が講師役となって京都工芸繊維大学の外国人留学生
や
「皆勤賞」
と記念品を贈呈した後、講師役の学生と留学生が日本語
に日本語を教える教室が、2012年10月12日(金)からの毎週金曜
や英語を駆使して交流を深めました。
日、
10回にわたってノートルダム館で開かれました。最終日には茶話
留学生たちには「正規の日本語授業と進度がほぼ同じなので学習
会もおこなわれ、
アジア・ヨーロッパの8つの国・地域の留学生ら11
効率が上がる」
「 非常に楽しい。来年も再び受講したい」
と大好評。講
人が覚えたての日本語で
「講師」
たちと楽しく交流を深めました。
師役の本学学生の1人は
「海外での教育実習の場合はその国の人だ
この教室は、日本語教員資格取得に必要な「日本語教育実習Ⅱ」
けが対象なので、
さまざまな国の人に教えられる体験は貴重。来年も
(田中貴子非常勤講師担当)の授業としておこなわれたもの。
日本語
ぜひ続けてほしい」
と話していました。
教員養成には実践の場が欠かせないため教育実習
先の確保が課題となりますが、包括協定を結んでい
る京都工芸繊維大学に相談したところ、留学生や研
究員らにとっても日本語や日本文化に親しむ機会と
なることから、日本語教室開催という形で実現しま
した。
参加した留学生は28人で、
日本語能力別の3ク
ラス編成。初級・中級の基本事項を中心に、日本語
だけで教える
「直説法」
と呼ばれる方法で本学4年
次生8人が実際に授業を担当しました。
教室最終日の12月21日(金)には、
ささやかな
がら両大学共催で茶話会を開催。本学日本語教員
養成課程担当の堀勝博教授から留学生に
「修了証」
日本語教室を通じて仲良くなった本学の実習生と京都工芸繊維大学の留学生
ノートテイカー交流会
人間文化学科 2013年3月卒業 宮田 和紗
1月24日(木)ノートテイカー交流会が開催されました。
ノートテイ
学生をそばから見て胸
カー交流会を通して、
自分の4年間を振り返ると、濃密なキャンパスラ
が痛んだ思い出があり
イフだったと思います。2012年度現在、利用学生は私を含めて3人、
テ
ます。それでも、当時の
イカー学生は約30人ですが、私が入学した頃は右も左もわからない
テイカー学生たちが自
状態からスタートしました。慣れないノートテイクに苦戦するテイカー
ら「 私はこういう方 法
だったらできる」、
「直接
先生に話しに行こう」
と
一緒に考え、積極的に
私を導いてくれました。
そして、常にパソコンテ
イクでサポートをしてく
ださるようになったの
も、当時のテイカー学
生たちの熱い情熱の気
持ちのお陰です。
また、
所属している人間文化
学科の先生方からもたくさんのご提案をいただき、足りないテイカー学
生の募集も応援してくださいました。
これから先も、
当時のテイカー学生たちの情熱や周りの方々のご厚
意や支援を引き継ぎ、
ますます発展されるよう心から祈っております。
25 KYOTO NOTRE DAME UNIVERSITY
輝くND生
生活福祉文化学部 保育士養成課程第3回卒業発表会
2012年3月5日
(火)
3月5日
(火)13:30より、
テレジア館3階スタジオにて生活福祉文化
学部保育士養成課程卒業発表会が開催されました。
この発表会は、本
学保育士養成課程を卒業する学生にとって、
これまでの学びの集大成
を発表する機会として開催するもので、今回で3回目となります。
学生の実行委員が半年をかけて準備を進め、当日は、地域の保育
園の子どもたちや保育士の先生方39名をお招きし、学生18名によ
るペープサートやパネルシアター、紙芝居や歌を楽しんでいただきま
した。
卒業生たちにとって、
この発表会は社会に羽ばたく前のとても良い
経験になるとともに、
当日発表会を見学した下級生にとっても、保育士
になりたいという自分たちの夢を再認識する貴重な機会となりました。
学生のみなさんへ
授業・試験の欠席に関する制度の見直し
2013年度から、2012年度までの
「公認欠席(公欠)」
は廃止になり、授業・試験を欠席した場合の手続きなどが次のように変わります。詳しく
は
「学生手帳」
を参照してください。
欠席事由
1
病気(下記5を除く)、事故等
2
台風による暴風警報発令(地域
的な事情で登校できない場合)
3
交通機関不通・災害等(地域的
な事情で登校できない場合)
忌引
提出できる書類
欠席連絡票
授業担当者から証明書類(延着証明書、事故証明書等)の原本の
呈示またはコピーの添付を求められることがある。
忌引・法定伝染病による欠席届
4
5
6
教務学事課に電話連絡すること。
期 間:事由発生日又はその翌日を起算日とする連続した以下の
期間(日曜・祝日を含む。)1親等:7日間、2親等:3日間
添付書類:会葬礼状、保証人による事情説明書等
教務学事課・保健室に電話連絡すること。
期 間:学校保健安全法施行規則第19条に定める出席停止期間
提出書類:親族以外の医師による診断書(病名及び出席停止期間
の記載のあるもの)
伝染病(学校保健安全法施行規
則第18条に定めるもの)
本学が開設する授業による実習
備考・添付書類等
授業担当者から証明書類(親族以外の医師による診断書、事故証
明書等)
の原本の呈示またはコピーの添付を求められることがある。
不要(ただし、実習事前打合せ等
で欠席する場合は「実習事前指
導打合せ等参加証書」
を教務学
事課に提出)
教務学事課から授業担当者へ連絡する。
欠席した授業の全部または一部について、補講等の代替措置を講
じることにより出席扱いとする。
(教務学事課)
Renouveau Vol.89 26
キャリアセンター
新入生の皆さん!ご入学おめでとうございます。2年次生、3年次生、4年次生の皆さん!進級おめでとうございます。
開室時間:8時45分∼18時15分(土日・祝日を除く) 夏休み、春休み…8時45分∼17時15分
◎キャリアセンターは、1年次生から誰でも利用することができます。
進路や就職について気になることがあれば気軽に来室してください。
◎個別面談を受付けています。
進路や就職、インターンシップの相談など個別にじっくりお話ししたい方は、キャリアセンターで予約を取ってください。
(@40分)
◎4年次生の方の就職相談・模擬面接は優先的におこなっています。
3年次に就職ガイダンスを受講していない方、就職活動の方法がわからない方もどんどん利用してください。
◎3年次生の「就職・キャリアガイダンス」が4月10日
(水)から始まります。
実施日や内容は変更になることがあります。最新情報は学内の掲示板やポータルサイトで確認してください。1・2年次生も受講可能なガイダ
ンスがありますので、ぜひ参加してください!
3年次生対象 前期 就職・キャリアガイダンス予定
実施日
内 容
備 考
1
4/10(水)
キャリアガイダンス
(オープニング説明会)
&コンソーシアムインターンシップ説明会
2
4/24(水)
就職活動の基礎知識と業界・業種講座
3
5/ 8(水)
適性・適職診断テスト
(有料講座)
4
5/15(水)
女子力アップ職種講座
1∼2年次生受講可能
5
5/22(水)
公務員セミナー・福祉業界セミナー
1∼2年次生受講可能
6
6/ 5(水)
インターンシップ
(本学主催)募集説明会
7
6/12(水)
適性・適職診断テスト
(5/8)
のフィードバック
8
6/19(水)
中小企業セミナー
9
6/26(水)
インターンシップ
(本学主催)選考会
10
7/ 3(水)
ビジネスマナー講座 (株)
ウィズネス
1∼2年次生受講可能
11
7/10(水)
メイクアップ&リクルートファッション講座
1∼2年次生受講可能
12
7/24(水)
夏期休暇の過ごし方講座・Uターンセミナー
1∼2年次生受講可能
1∼2年次生受講可能
事務支援室
『緊急
(事故・急病・大地震)
時対応マニュアル
(学生携帯用)』
を配布しました
地震発生時の対応や災害時の本学の緊急避難場所、安否確認の方法などについてまとめた『緊急(事故・急病・大
地震)時対応マニュアル(学生携帯用)』を作成し、4月の学年別オリエンテーションで全学生に配布しましたので活用
してください。
地震、その他の自然災害の発生を防ぐことはできませんが、
しっかり対策をしておけば被害を減らすことはできます。
自分の命は自分で守れるよう、
日頃から万全の備えをしておきましょう。
またPDF版を本学ホームページにも掲載していますのでご覧ください。
(事務支援室)
27 KYOTO NOTRE DAME UNIVERSITY
News 各部局から
企画調整課
『京都ノートルダム女子大学研究紀要』第43号が発刊されました
京都ノートルダム女子大学における教員の研究・教育成果を発表する学術研究誌『京都ノートルダム女子大学研究紀要』第
43号が発刊されました。第43号の執筆者とタイトルは下記のとおりです。冊子は本学図書館にて閲覧可能です。冊子の入手を
ご希望の方は学長室企画調整課(TEL:075-706-3789)
までご連絡ください。
また、京都ノートルダム女子大学学術リポジト
リを通じて、学内外にWeb公開します。
(京都ノートルダム女子大学学術リポジトリhttps://notredame.repo.nii.ac.jp/)
No.
所 属
氏 名
1
心理学部
松島 るみ
尾崎 仁美
大学生のアイデンティティとその関連要因
2
生活福祉
文化学部
加藤佐千子
生活機能の高い高齢者における食物選択動機の様相
3
カトリック
教育センター
中里 郁子
『第二コリント書』1章21∼22節の釈義的研究
4
心理学部
菅井 啓之
微小貝の自然教育的研究Ⅱ ―微小貝曼荼羅―
5
非常勤
松田光一郎
A県発達障害者支援センターにおける現状と課題
―成人期就労相談を事例に―
6
非常勤
田中 まみ
春川 修子
大学におけるキャリア教育の重要性
―コミュニケーション演習授業を通した人間教育の実践報告―
テーマ
(目次掲載順)
企画調整課
2012年度 後期オープンクラス
(公開授業)
を実施しました
2012年度後期オープンクラス
(公開授業)
を、以下のとおり実施しました。
日 程
科目名
参観者数
担当教員
11月 7日
(水)
キャリア形成B
喜多 泰子 (キャリアセンター)
5名
11月20日
(火)
教育方法学
神月 紀輔 (心理学部)
9名
11月21日
(水)
日本年中行事論
堀 勝博 (人間文化学科)
7名
11月22日
(木)
心理学概論(心と社会)
廣瀬 直哉 (心理学部)
8名
11月22日
(木)
教育学A
山本 智也 (生活福祉文化学部)
4名
11月24日
(土)
日本語の朗読
浜尾 朱美 客員教授
4名
11月26日
(月)*
日本語コミュニケーションII 松岡 正美 客員教授
7名
12月 4日
(火)
小説の研究
小林 順 (英語英文学科)
7名
2013年
1月18日
(金)
生活福祉文化基礎演習Ⅱ
山本智也、
中村久美、竹原広実、加藤佐千子、
三好明夫、酒井久美子、矢島雅子(すべて生活福祉文化学部)
合計(延べ人数)
10名
61名
*11月26日
(月)
「日本語コミュニケーションII」
については、同内容の授業2回でオープンクラスを実施。
2012年度後期オープンクラス
(公開授業)
は、客員教授の担当科目
後期オープンクラスの授業風景
や、学生のグループワークやプレゼンテーション実習の様子が公開さ
れるなど、
バラエティに富んだ内容になりました。
また、2012年度前期
に引き続き、オープンクラス後に授業担当教員と参観者が、授業の方
法、内容について議論をおこなうディスカッションを実施しました。FD
委員会では、
オープンクラスをさらに活発化し、教員が相互に学び合う
機会を増やすことで、
より質の高い魅力的な授業の実現をめざします。
「キャリア形成B」
「日本語コミュニケーションII」
Renouveau Vol.89 28
News 各部局から
心理臨床センター・学生相談室
心理臨床センター学生相談室主催教職員研修会
「学生対応ワークショップ―学生とのコミュニケーションを広げるヒント―」
去る3月5日
(火)
に心理臨床センター学生相談室主催の教職員研
修会(後期)
が催されました。今回の研修会は講師に京都学園大学 学
教員役、学生役、職員役などに分かれてロールプレイを実施しました。
一回目は、
インターネットの世界にはまり込んでしまい、周囲の言葉が
生相談室 カウンセラー菊地寿奈美先生をお迎えして
「学生対応ワー
受け入れられない状態にある学生とどう関わっていくかという設定で
クショップ―学生とのコミュニケーションを広げるヒント―」
と題した
ロールプレイをおこないました。教員役・学生役・友人役をされた参加
体験型の研修を実施しました。
これまでの研修会は受講形式のものが
者もその役になり切るためにアドリブで応答をしていきながらそれぞ
中心だったのですが、研修後の毎回のアンケートの中に
「もっと実際の
れの役の気持ちを追体験できたようでした。
「こういう風に先生から言
場面の具体的な対応の仕方を知りたい」や
「ロールプレイをしてみた
われると少し心が揺らぎどう答えたらよいかと言葉に詰まった」
や
「学
い」
などの意見があり、
そうした意見を取り入れて、今回はより実践的
な体験型の研修を企画しました。
研修会の前半は小グループに分かれて、
キャンパス内での学生対応
生からのこの一言はどう答えればよいかと軽いパニックになった」、
「友達として間違っているとわかって心配しているが、踏み込めない部
分があると感じた」などの感想がありました。観客側の参加者からも
についての苦労話や自慢話を披露しあい、
いろいろな部署での対応上
「落ち着いた調子で話されていたので安心感があった」
などの感想や、
での困難や喜びについて理解し合い共有しました。
どのグループも終
もっと自分ならこうしてみるなどの意見が出されました。二回目は教職
了時間になっても終えられないくらい熱心に参加した教職員からの話
員が学生のマナーを注意するロールプレイをおこない、
これもさまざま
題がありました。
な工夫や意見が出されました。
後半は、前半であがった学生対応で困った時の一場面を設定して、
研修を終えて、参加者の教職員が学生対応上で困ったと感じる時
も良かったと感じる時も
「理解」
することによって変わるのだと再認識
しました。相手の言いたいことや気持ちを理解したいけどできない、
あ
るいは伝えたいのに相手に理解してもらえないという時に困ったなと
感じ、教職員が伝えようとしていることが相手にも理解され、学生が一
歩を踏み出せた時に喜びを感じるということです。そして教職員の学
生を理解したいという熱意を共に話し合え、共感できた研修会となっ
たと思います。 (専門相談員 菊岡 千夏)
企画調整課
2012年度
「全学教員研修会」
が開催されました
2013年3月6日
(水)FD委員会主催による、2012年度「全学教員
研修会」
が開催され、専任教員64名が参加しました。
研修会の開催の冒頭で、廣瀬直哉FD委員長より研修会の目的であ
ションをおこないました。
今回の全学教員研修会で話し合われた内容は
「2012年度FD報告
書」
として4月末に発行し、
本学のホームページに公開する予定です。
るPDCAサイクルに基づく授業改善、FDの変遷、中央教育審議会の
○HPアドレス
(教育・研究活動)
答申(2012年8月28日)
「 新たな未来を築くための大学教育の質的
http://www.notredame.ac.jp/kikakukaihatsu/
転換に向けて∼生涯学び続け、主体的に考える力を育成する大学へ
∼」
について説明がおこなわれました。
第Ⅰ部では、個々の教員・大学の課題として
「学生の主体的な学びを
引き出すために∼主体性を引き出す授業デザイン・教育方法とは∼」
をテーマとし、学部・学科混合の各グループが「主体性を引き出す工
夫」、
「学修時間の確保」、
「課題解決型の能動的学修(アクティブ・ラー
ニング)」等について、ディスカッションをおこないました。ディスカッ
第Ⅰ部
(FD委員長による説明)
第Ⅰ部
(グループディスカッション)
第Ⅱ部
(英語英文学科ディスカッション)
第Ⅱ部
(心理学部ディスカッション)
ション後は2つのグループより
「学生に学修時間を確保させるための働
きかけ」
と
「主体的な学びを引き出すために入学時からの学修意欲を
高める動機付け」
の内容が報告されました。
第Ⅱ部では、各学部・学科(専攻・研究科)別に
「学生による授業評
価アンケート」及び「大学院生による授業評価アンケート」の集計結
果をもとに、授業改善につながる効果的な方策等についてディスカッ
29 KYOTO NOTRE DAME UNIVERSITY
スケジュール/Schedule
行事予定
25年
4月
1日(月)
2日(火)
3日(水)
6日(土)
8日(月)
9日(火)
10日(水)
11日(木)
13日(土)
16日(火)
17日(水)
20日(土)
23日(火)
24日(水)
26日(金)
28日(日)
29日(月)
入学前オリエンテーション、新入生英語プレースメントテスト・情報オリエンテーション
入学式、新入生オリエンテーション・履修指導①
新入生オリエンテーション・履修指導②・指導教員紹介、
2年次生オリエンテーション・履修登録確認説明・指導教員によるオリエンテーション
教育実習事前事後指導開始
新入生履修登録・健康診断、3年次生オリエンテーション・履修登録確認説明、
日本学生支援機構奨学金説明会(願書配布)
新入生オリエンテーション、4年次生オリエンテーション・履修登録確認説明・英語英文学科オリエンテーション、
司書課程オリエンテー
ション、
日本語教員養成課程オリエンテーション
新入生オリエンテーション
(クラブ体験・教員研究室訪問・大学施設開放)
前期授業開始日、登録変更期間(12日
(金)
まで)
特定目的海外研修募集説明会(10日
(水)
とも)
就職ガイダンス開始、
インターンシップ説明会
キャリア形成ゼミ説明会
教育実習事前事後指導(特別講師)
学長就任ミサ
(16:00)
※授業なし ただし1年次生履修登録確認・ノートルダム学Ⅰ、
ノートルダム学Ⅲ、教育実習事前事後指導を除く
フレッシュマンセミナー ※授業なし
(ノートルダム学Ⅰのみ授業実施)
教育実習事前指導(特別講師)
4月のミサ
3年次生教育実習依頼指導②
平成25年度教員採用学内模試③(自宅受験)
オープンキャンパス
(昭和の日)
5月
1日(水)
3日(金)
4日(土)
5日(日)
6日(月)
7日(火)
11日(土)
15日(水)
16日(木)
21日(火)
23日(木)
24日(金)
25日(土)
26日(日)
介護等体験事前指導
(憲法記念日)
(みどりの日)
(こどもの日)
(振替休日)
特定目的海外研修参加申込締切、
ボランティア実践説明会
補講日
人間文化学科4年次生卒論題目届出締切(17:00)、派遣留学プログラム説明会
1年次生対象学生行事 ※授業なし
(ノートルダム学Ⅰ・Ⅲのみ授業あり)
5月のミサ
派遣留学プログラム説明会
カトリック教育センター主催「春の講演会」
補講日
オープンキャンパス
6月
3日(月)
8日(土)
14日(金)
16日(日)
18日(火)
22日(土)
29日(土)
7月
6日(土) TOEIC IPテスト
(希望者対象、9:00∼13:00)
13日(土) TOEFL ITP(希望者対象、9:00∼13:00)
15日(月) (海の日)
※通常どおり授業を実施する。
16日(火) 7月のミサ
20日(土) 補講日
21日(日) オープンキャンパス
27日(土) 補講日
29日(月) 前期授業最終日
30日(火) 定期試験・補講調整期間開始(8月6日
(火)
まで)
※定期試験のほか補講をおこなう場合がある。
8月
3日(土)
7日(水)
11日(日)
25日(日)
9月
2日(月) 卒業論文ラフコピー提出締切:生活福祉文化学部(12:00)
6日(金) 前期追試験
7日(土) 大学院入学試験Ⅰ期(心理学研究科)
16日(月) (敬老の日)
22日(日) オープンキャンパス
23日(月) (秋分の日)
26日(木) 前期卒業式、夏期休暇終了
(ノートルダム学Ⅱのみ授業実施)
27日(金) 後期授業開始日、登録変更期間(10月3日
(木)
まで)
28日(土) 大学院入学試験Ⅰ期(人間文化研究科)
10月
2日(水) 介護等体験前オリエンテーション
5日(土) 地区教育懇談会(京都)
6日(日) 地区教育懇談会(地方)
11日(金) 卒業論文草稿提出締切:人間文化学科(17:00)
14日(月) (体育の日)
※通常どおり授業を実施する。
15日(火) 卒業論文ラフコピー提出締切:心理学部(17:00)、10月のミサ
18日(金) 平成26年度介護等体験説明会
19日(土) 補講日
25日(金) ND祭準備(授業なし)
26日(土) ND祭(27日
(日)
とも)
(授業なし)、
オープンキャンパス
(27日
(日)
とも)
27日(日) ホームカミングデー
4日(木)
5日(金)
博物館実習Ⅱオリエンテーション
補講日
奨学金説明会
オープンキャンパス、保護者会総会
6月のミサ
大学院説明会
補講日
オープンキャンパス
(4日
(日)
とも)
夏期休暇開始(9月26日
(木)
まで) 夏期一斉休業(窓口事務取扱休止、17日
(土)
まで)
オープンキャンパス
Renouveau Vol.89 30
第49回卒業式・第10回学位授与式
開催日:2013年3月9日
(土)
第49回卒業式・第10回学位授与式が3月9日
(土)午前10時より、多くの保護者のみなさまにもご参列いただき執りおこなわれました。
式典では、卒業生・修了生一人ひとりに藪内稔学長から証書が手渡されたのち、学長式辞、
カトリック京都司教区パウロ大塚喜直司教様のご祝辞、学
部卒業生・修士課程修了生代表の謝辞が述べられました。
その後、大塚司教様司式による聖体賛美と祝福式がおこなわれ、参加者全員でこの佳き日を
迎えられたことを感謝しました。
学部生325名、大学院生21名の346名が卒業し、本学の卒業生並びに修了生の総数は13,846名となりました。
2012(平成24)年度卒業生・修了生
卒業生
人間文化学部
106名
人間文化学科
生活福祉文化学部 生活福祉文化学科
心理学部
修了生
英語英文学科
応用英語専攻
1名
43名
人間文化専攻
3名
64名
生活福祉文化専攻
1名
心理学科 発達心理専攻
16名
学校心理専攻
43名
臨床心理専攻
53名
大学院人間文化研究科
心理学研究科
発達・学校心理学専攻
臨床心理学専攻
5名
11名
編集後記
毎年、寒い冬が終わり暖かい春の陽ざしを感じ始める頃に、卒業式の主役である卒業・修了生が入学した時の事を思い起こします。入学した
ての頃は初々しかった姿も、卒業式では落ち着き、凛とした面持ちになっていることに、
あらためて感慨を覚えます。一人ひとりの顔を見て思いを
巡らせると、
あっという間の学生生活だったようにも感じますが、毎日をコツコツと積み重ねた、
それぞれの学びと経験の証が、
そこに集約されてい
るのだろうと思い測ることができ、
それは教職員にとってこの上ない喜びです。
この4月に入学した新入生も卒業するまでに、
また、
それぞれの時間
を積み重ねるだろうことを想像すると、期待も大きく膨らみます。活き活きした学生の笑顔が学内にあふれること、
そして未来の社会へつなぐ力と
なることを期待し、教職員一同、学びの環境やサポート体制をさらに整えて、新年度をスタートさせたいと思っております。 (薦田)
●広報委員長 野田 ●広報委員 小山、鷲見、佐藤(純)、薦田
京都ノートルダム女子大学 大学報
ルヌヴォー Vol.89
2013年4月10日
編 集/ 広報委員会
発 行/ 京都ノートルダム女子大学 広報課
〒606-0847 京都市左京区下鴨南野々神町 1 番 地
印 刷/ 為国印刷株式会社
本誌は京都ノートルダム女子大学保護者会の資金援助を一部受けています。