(C)2010「きな子-見習い警察犬の物語-」製作委員会 (2010/日本/113 分) C 舞台は香川県丸亀市。警察犬訓練士を目指している見習い訓練士の少女と、警察犬に cc は向いていないと言われた見習い警察犬「きな子」のコンビが失敗を重ねながらも成 長していく実話をもとにした感動ドラマ。 2月14日(土)に、コムズフェスティバルのアフターイベントとして開催。 小学生からご高齢の方まで、幅広い年齢層の約250名の方々が参加してください ました。上映前に行われたトークイベントの気になるゲストは……… 映画のモデルとなった、丸亀警察犬訓練所の警察犬訓練士、川西智紗さん(現在 独立されています)と亀山伸二所長、そして警察犬のきな子とあん子が登場!! 聞き手 鎌田館長 亀山伸二所長 川西智紗さん きな子 あん子 ラブラドール・レトリバー ジャーマン・シェパード 5月で13歳!! 1月に11歳になりました。 おとなしくてかわいい、きな子とあん子がステージに上がると、会場のみなさんも 自然と笑顔に。和やかなムードの中、トークが始まりました。 Q・警察犬訓練士を目指したきっかけを教えてください。 祖母がブリーダーをしていて、30匹ぐらい犬が家にいたのですが、 それがうらやましくて、大きくなったら犬に携わる仕事をしたいと思 うようになりました。 最初は犬の美容師になりたかったのですが、高校で進路を決める時 に、犬をきれいにするだけではなく、プラスアルファで何か人と犬の 役に立てる仕事はないかと探しました。それで、警察犬訓練士なら、 困っている人も犬も手助けできると思い、その道に決めました。 Q・警察犬訓練士になるまでの話を教えてください。 見習いは住み込みで365日ほとんど犬と一緒です。病気をすれば寝 ずに看病もするし、出産にも立ち会い、子犬の世話もします。それに 加えて、年に一度の試験に向けての訓練をします。訓練士の試験は、 見習い期間中毎年受けたので、5回か6回は挑戦しました。 Q・苦労している川西さんへ所長さんがかけた言葉は? 22、23の女性が脚光を浴びて、テレビなどの取材の中で試験を受け ることで大変ナイーブになっていたと思います。 「とにかく楽しめ、結果はともかくやるだけやって楽しめ」と言いまし た。他にアドバイスとして言ったことは、「クリアはできなくても、課題 をもつこと」です。出来上がった最後の青写真を念頭に置いて、それ に向かってがんばっていくことが大事です。到達できるかどうかは別 として、目標がなければ、どこに向かっていいのかわからない。目標 だけはしっかり決めなさいと言っていました。 後半の質問コーナーでは、警察犬についての質問が多く、みなさんの警察犬への 関心の高さがうかがえました。また、会場の子どもさんに将来の夢を聞いてみる と、「獣医さん」「化石を掘る人」と元気に答えてくれました。そんな子どもたちへ 川西さんから「夢を持ち続けることが大事。なろうという目標があれば、勉強もす るし、がんばれる。なりたいという気持ちを大事にしてほしい。」というアドバイスが 贈られました。 親子ともに楽しめる イベントでありよかった。 (60 代以上男性) 普段お話をうかがう 機会がない方にお会い でき、貴重な時間だっ た。(30 代女性) 訓練士の仕事の大変さ が分かった。一人と一匹 で一人前なのだと思っ た。(60 代以上女性) 私もあん子やきな子の ようにがんばろうと 思った。(10 代女性) あきらめずがんばる ことも、信頼することも 大事。(60 代以上女性) 参加された方の半数以上がコムズの上映会にくるのは 初めてとのことでした。親子で楽しめる内容だったことや、 警察犬に会えること、そして「あきらめず目標をめざしてが んばる」というテーマを理由に参加を決めた方が多かったよ うです。 川西さんは、現在独立先で、あん子の娘チャチャを警察犬に するためにがんばっているそうです。 目標に向かってがんばる姿勢を参考にしたいですね! たくさんのご参加ありがとうございました。
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