介護・看護のための 『心を伝える ケアの言葉 80』 野川とも江 監修 四六判・並製/210 頁 定価 1,575 円(税込) ISBN 978-4-621-07864-8 気持ちや状況を変えるヒントが見つかる言葉事例集 人は誰しも一人では生きていけません。傷ついた心を救うのは人の心しかありません。子どもは 未熟なぶん大人のサポートを必要としています。ぶれない視点、そして変わらぬ温かいまなざしで 励まし続けてください。それは、介護・看護も同じです。 『心を伝えるケアの言葉』には、気持ちがうまく伝わらない、コミュニケーションがうまくはか れない、そのようなときにどういう言葉をかければよいか、キラキラ輝くヒントが散りばめられて います。 介護の現場で、あるいは病気の方を前にして、 “言葉”のコミュニケーションで悩んでいる人、相 手の態度にイライラして心にもない言葉を口にしてしまった人、あるいは看護・介護の実習でどう やって話しかけていいのか困っている学生の方々にとって、現在の状況を改善していくための一助 となる本です。NG言葉には 【 z z z z z z z 網掛けをして注意を促しましたので、参考にしてください。 読者のコメント 】 疲れたときに読むと、心が軽くなります (20 代女性) 介護に疲れた母に送りたい一冊です (20 代女性) 家族や友人たちに対する自分の態度・発言を考えさせられました (20 代男性) やさしい気持ちになれる本です (30 代女性) 介護だけじゃなく、普段の生活に活かせると思いました (30 代男性) 相手を思いやる気持ちを見失っていたことに気がつきました (30 代女性) 妻、子供、両親、同僚・・・ 人間関係を見つめ直すきっかけをもらいました (40 代男性) 野川とも江(のがわともえ) 現在、埼玉県立大学保健医療福祉学部看護学科長・教授。 関東逓信病院(現・NTT 東日本関東病院)、埼玉県草加 保健所、埼玉県立衛生短期大学(埼玉県立大学短期大学部 に改称)を経て、2004 年4月から埼玉県立大学保健医療 福祉学部に異動、現在に至る。4半世紀にわたり、地域看 護、在宅看護教育の実践活動を続ける一方、県内の訪問 看護師養成に初期から関わる。日本在宅ケア学会理事、 日本認知症ケア学会評議委員などの要職を歴任。主な著書 に「在宅看護論」(メヂカルフレンド社)、「介護家族の QOL」(中央法規出版)、「訪問看護実践マニュアル」 (共著・医療ジャーナル社)、「老年看護学」(共著・ 日本看護協会出版会)などがある。 -----------------------------------------------------------------------------------〒103-8244 東京都中央区日本橋 3-9-2 第二丸善ビル 丸善出版事業部 営業部 TEL 03-3272-0521 FAX 03-3272-0693 http://pub.maruzen.co.jp/ 心を伝えるケアの言葉80――目次 第 1 章 疲れない、疲れさせない老人介護のための「ケア言葉」 心の余裕が生むポジティブな言葉かけ 物忘れがひどくなってきた母親に/〝自分は厄介者〟だと思い詰めている患者さんへ/遠く離れて住む母親への電 話/〝いい嫁〟を演じて、介護に疲れきっている人へ/同じ話を何度も繰り返す高齢者へ/顔を見に行くといっても 「来なくていい」と拒む親へ/ゆっくりしていられない自分自身へ/元気のない高齢者へ/認知症の親に泥棒あつか いされたら/つい余計なひと言を言ってしまう人へ/家を新築してから、沈んでいる母へ/親の認知症が進み、どう 対処していいかわからない/排泄に手助けが必要になり、落ち込んでいる父へ/父が最近食欲旺盛。食べ過ぎが気に なる……そんなとき/耳の遠くなった高齢者へ/夜、いつまでも起きていて眠らない親へ ◎疲れない、疲れさせない介護のコツ ------------------------------------------------------------------------------------- 第 2 章 病気、ケガ、死。焦りや不安、悲しみを緩和する「ケア言葉」 さまざまな角度からのサポートが回復への近道 生活リハビリに意欲のわかない人へ/リハビリ中の高齢者へ/手術を控えてパニックになっている人へ/家族を失 って、悲しみから立ち直れない人へ/症状の辛さ、苦しさを表現できずにいる人/小さなハンディを背負って、スト レスを抱えている人へ/被害者意識が強くなってしまったら/マイナス思考に陥ってしまった人へ/疲れてしまっ たとき、自分なりの元気回復法を持つ/病気を長くわずらっている娘へ/昨日までできたことができなくなった親へ /排泄で、下着や寝具を汚してしまった人へ/手術の痕を気にする女性へ/ケガで大会への出場ができなくなった息 子へ/ドクターショッピングを繰り返す家族へ/リハビリの結果がなかなか出せず焦っている人へ ◎不安や焦りを取り除くサポートのしかた ------------------------------------------------------------------------------------- 第 3 章 お見舞いで言いたい、ちょっと気の利いた「ケア言葉」 「いつも一緒に」という温かいメッセージ 入院している友人へ、メールでお見舞いの打診をする/子宮ガンをわずらった友人へ/遠慮がちな友人のお見舞いに 行く/治療が長引いて、焦っている人へ/骨折で海外旅行をあきらめた人に、元気を取り戻してほしい/入院中、孤 独にさいなまれている人へ/真夜中に孤独に襲われて電話してくる友達へ/人間関係が乾いたものになってきたと 感じたら/緊急入院した母親へ/入院している人が、笑顔で出迎えてくれたら/左半身に障害を起し、リハビリする 友へ/長期入院で留年した子供へ/事故を起して、心のケアが必要になっている人へ/仕事のことが気になって、リ ハビリに精が出ない人へ/治療に不信感を抱いている人へ ◎笑顔のあるお見舞いのしかた ------------------------------------------------------------------------------------- 第 4 章 プチうつ、ストレス、不安を訴える身近な人への「ケア言葉」 自信の回復と欲求不満の解消を目指す 明らかに異変が起きているのに「会社は休めない」とがんばる夫へ/ストレス症候群の奥さんを持つ友人へ/うつ病 と診断された友人へ/仕事が原因で、うつ病になった後輩へ/〝大人の引きこもり〟になってしまった人へ/逃げ道 を失って、前にも後ろにも進めない人へ/悩みにとらわれて、方向転換できずにいる人へ/不安を抱えているすべて の人へ/辛い、寂しい、虚しい。そんな思いにとりつかれたら/〝サンドイッチ症候群〟の夫へ/自己嫌悪の激しい 友人へ/ペットの死に立ち直れない親へ/相手の気持ちがわからなくて困っている人へ/ケアホリック(ケア依存症) に陥っている人へ/定年退職をしてボーッとしている父親へ/不安のある人、自信を失いかけているすべての人へ ◎プチうつ・ストレスを抱えた人とのつきあいかた ------------------------------------------------------------------------------------- 第 5 章 ニート、引きこもりetc……。傷ついた子供への「ケア言葉」 ブレない視点で変わらぬサポート 部屋に引きこもって、食事を一緒にとらない娘に/引きこもりがちの子供が、傷ついて帰ってきた/リストカットを する子供へ/学校へも行かず、定職にも就かず、趣味もない若者へ/大学へ行かないのに、辞めるかどうかも決めら れない子を持つ親へ/思うような結果が出せなかった子供へ/教師の言葉に傷ついて帰ってきた子供へ/職を転々 として、長続きしない子供へ/窮地に立たされた子供へ/「臆病」といわれてプライドを傷つけられた子供へ/チャ レンジすることに躊躇している後輩へ/受験を間近に控えた子供が、熱を出してしまった/何の取り柄もないと、自 信を失っている子供へ/できないことが恥ずかしいと思っている子供へ/教育ママの友人へ/ニート生活を続ける 若者へ ◎ 傷ついた子供の心のケアのしかた ------------------------------------------------------------------------------------- 丸善:発行 FAX 03-3272-0693 取扱い書店 注 介護・看護のための お名前 文 ご住所 書 TEL: 〒 心を伝える ケアの言葉 80 (定価 1,575 円) 冊
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