ファイルA-(1) 男性スタッフは大切に 男性スタッフのいない(を置いていない)店もありますが、カウンタ-の中や厨房、水 回り、カラオケの操作などで男性が活躍している店も多く見受けられます。この場合の男 性スタッフは、オ-ナ-とか社長と呼ばれている人ではなく、店内の役職で言えば店長ま での、あくまで雇われている人のことです。 あなたがスナック等に通う目的としては、かわいい娘がいるから、口説きたいから、マ マを気に入っているから、人前で自慢のノドを披露したいからなど様々な理由が考えられ ます。しかし、特別な事情及び特殊な趣味の方以外は、男性スタッフが目当てでスナック ひ と に通っているという男性はいないでしょう。 スナック等に通っている方の目的がどのようなものであるにせよ、自分のもくろみ通り にその目的を達成しようと思えば、その店及び店のスタッフ(ホステスさんやママ)に気 すで に入られなければなりません(良い感情を持って受け入れられる)。そのため、既にあなた も自分なりに色々と考えて努力しておられるとは思いますが、その中でも意外に見落とし がちなのが、男性スタッフの存在です。目的がそれではない以上、当然と言えば当然のこ とですよね。 しかし、この男性スタッフは、あなたが店や女の娘達から歓迎されるため、気に入られ るためには、大事な存在となることが間々あるのです。 男性スタッフとより良い関係を築き、あなたの飲み屋ライフをよりエンジョイしてみま せんか。 男性スタッフがあなたのスナック等での飲み屋ライフに於いて大事な存在となる理由は、 具体的に言えば、次の3点が挙げられると思います。 ① 情報源として活用せよ あなたがどんなことを目的に、そしてどんなことを望んでその店に行くにしろ、店や ママ、ホステスさんの情報は必要であり、知りたいはずです。その情報を基に色々と 思考めぐらせ、その情報によって自分が取るべき行動を決めたりするためです。 例えば、あなたの通っている店に気に入っている娘がいたとしましょう。その娘を口 説きたいと思っているあなたは、その娘に特定の異性はいるか、その娘の趣味は何か、 好きな食べ物は何かなど、様々なことが気になるはずです。 その娘の異性関係に就いては、なかなか面と向かって本人には聞き辛いし、正直に答 えてくれるかどうかも疑問です。趣味や好きな食べ物、欲しがっている物などについ ては、お酒を飲んでいる時の会話の中で直接聞けば済むことかもしれませんが、食事 に誘った時やプレゼントをする際に、相手のハ-トの、ド真中にストライクをぶち込 むためには、事前の情報が必要なのです。またサプライズの演出をする際にも非常に 役に立ちます。 あなたの言動がお目当ての娘の琴線(心の芯の部分)に触れれば、あなたに対する見 方も気持ちも良い方へと変化して行き、延いてはその娘のハ-トをGETできるとい うことにもつながるでしょう。 男性スタッフが、店側からどのように教育されており、その人の性格やあなたとの親 密度などによっても情報の質や量は違って来ますが、男性スタッフは重要な情報源な のです。 ② あなたの印象を良くするのに協力してもらう 男性スタッフは毎日、お客様のいる時、いない時に関わらず、店のママや店の娘達と いっしょにいる訳です。そこでは色々な会話があるのも当然で、想像もできます。ミ -ティングなどの場面は勿論、普段の何気ない会話の中にも、お店のお客様の話題が 出るのは、自然の成り行きです。そのような場合、意識的に無意識には別として、話 題があなたのことになった時に、男性スタッフがあなたにとって有利な発言(あなた の良いところ)をくり返したとしましょう。当然、店のママや女の娘達は、あなたの ことを好意的に思ってくれるはずです。それが店で飲んでいる時にあなたのプラスに なり、あなたをどんなにか気持良くさせてくれることでしょう。もし、目当ての娘が いれば、その娘との距離は一気に縮まるというものです。 男性スタッフは、あなたの良い所を宣伝してくれるスピ-カ-的存在なのです。 ③ 細かな点で配慮してくれる 男性スタッフの仕事は、ボトルの管理やチャ-ム(おつまみ)をお客様に出したり、 一部の店では、ママの代りに女の娘の付け回し(どの娘をどの席で接待させるか決め る)をしたり、カラオケの操作、カラオケのリクエスト管理など多岐に渡っておりま す。 すで あなたも即にお気付きのように、細かいことではあるけれど、どれも飲んでいるあな たに関わってくることばかりです。 もし、男性スタッフに嫌われたらどうでしょう。ボトルを意図的に減らされたり、無 駄に氷割りを作られたり、気に入っている娘が他の席ばかり付いて、なかなか自分の ところに来ない、カラオケの順番がなかなか回って来ないなど、様々なデメリットに なって表れてきます。これはただ気分を害するばかりでは無く、ボトルを余分に入れ なければならなくなったり、目当ての娘が自分の接待に付くまで長時間飲まなければ ならず、酒代やその他の経費が多く掛かってしまうことにもなりかねません。カラオ ひ と ケに於いても同様で、自分が満足するまでに、他人より長時間を要してしまうことに もなります。 逆に男性スタッフに好かれれば、その反対の効果が期待出来る訳です。 細々としたことのようでもお酒の入った場所では、大きく気分を左右する場合もあり、 気持ち良く飲むためには大切なことです。さらにチョットしたことで、出費に直結し てくる場面もあり、バカになりません。 このように裏方である男性スタッフは、様々な要因であなたの飲み屋ライフに影響し てくるものなのです。 この3点以外にも小さなことまで考えれば、まだまだありそうですね。 では、男性スタッフに気に入られるには、どのとうにしたら良いでしょうか? さあ、ここからが実際にあなたが行動することです。 次の3点は特に注意し、心掛けたいことです。 ① 男性スタッフに接する態度を注意する 巷で良く見られる光景として、お客さんが男性スタッフを怒鳴ったり、横柄な態度で 文句を言っている場面があります。 店にはママが居て、目当てがホステスさんということで通っているとなれば、裏方を している男性スタッフをどうしても1ランク下に見てしまい、使い走りや小僧扱いと まではいかなくても、それに近い感覚になりがちです。そして、店の教育などにより、 男性スタッフの態度が下手下手に出て、接客が丁寧であればあるほど客側は、そうい いだ った気持を抱いてしまうような気がします。 当然、男性スタッフは、そのような態度を取られることも仕事のうちと割り切ってい るでしょうが、やはり一人の人間としては、どう感じるでしょうか。男性スタッフも 仕事やプライベ-トで様々なことがあり、心理状態が良い時も悪い時もあるでしょう。 男性スタッフに接する時は、お客と店の人間の関係ではありますが、同性である我々 は、細心の注意を払うことが大切なのです。過度に気を遣ったり、バカ丁寧に接する 必要はありませんが、横暴・横柄な態度は避けるべきでしょう。 ② 食事やお酒を飲みに誘ってみましょう これは、店側の方針や男性スタッフの性格・考え方にもよるとは思われますが、店が 引けた後や本人が休みの日などに、食事やお酒を飲みに誘ってはいかがでしょうか。 ご ち そ う 勿論、こちらから誘った以上、こちらが御馳走しなければならないのは、言うまでも 無いことですが、別に高価な飲食じゃなくてもかまいません。彼らの日給は1万円前 おご 後というところが多く、たとえ少しと言えども、奢って貰えば嬉しいのは間違いあり ません。また、常日頃お客様として接している人と、店以外で食事をしたり、お酒を 飲んだりすることは、新鮮味もあり、興味のあることでもあるので、時間の都合さえ 付けば、以外とすんなりOKしてくれると思います。あなたも男同士ざっくばらんに 楽しんではいかがですか。その席では、悩み事を聞いて相談に乗ったり、何か頼まれ 事をされれば、出来る範囲で協力してあげるということで良いでしょう。必ずや男性 スタッフと良い関係が築けるでしょう。 ③ 小さな心配りを 相手もあなたに対して、小さな配慮・気配りをしてくれますが、あなたも男性スタッ フに対して、小さな心配りをしたいものです。 何かこちらから頼み事をした時は、少しチップなどのお礼をするとか、男性スタッフ が欲しがっているものが手に入ったら(決して高価なものではなく)譲るとか、貰い ものをして店に何か持っていく時などは、男性スタッフの分も忘れないとか、ほんの 小さなことです。 気配りのキャッチボ-ルが出来て、それが積み重なっていけば、あなたと男性スタッ フの関係は必ず良好な関係となるでしょう。 是非、あなたも男性スタッフを味方に付け、楽しい時を過ごし、目当ての娘をGET して楽しいお酒を飲んで下さい。 ポイント ※何故、男性スタッフを大切にする必要があるのか ①男性スタッフから店及び店のスタッフ(ホステスやママなど)、そして他のお客さんな どの情報を収集する。 ②店での(店のスタッフに対しての)あなたの印象を良くするのに協力して貰う。 ③その店での飲食に際し、細かな便宜を図って貰う。 ※男性スタッフと良好な関係を築くには ①男性スタッフに接する態度を注意する。 ②男性スタッフとのプライベ-トな時間(食事やお酒を飲む)を持つ。 ③男性スタッフに対し、見える形での心配りをする。 おまけ <男性経営者> 社長あるいは、オ-ナ-と呼ばれる男性経営者がちょくちょく店に顔を出す店がありま す。このような人は、本業としてその店を自分の生活の糧を得るために営んでいる場合と、 ひ と 副業として、あるいは趣味の域でやっている場合、ただ単に出資という形で他人(通常は ママ)に経営を任せている場合があります(ママの夫あるいはママの彼氏という場合もあ る)。このような人に接する場合、基本的には男性スタッフに対するのと同じで良いと思い ますが、ただ1点注意しなければならない点があります。それは、このような人は、あく までも店の経営者であり、本人は店、そして店の売り上げを第1に考えるということです。 雇われの男性スタッフは従業員ですから店のことも勿論考えますが、自分自身の損得勘定 や自分自身の好き嫌い、自分自身の喜怒哀楽が行動の基準となる場合があります。それに 対して店の経営者は、心の中とは別に表面を繕う傾向があり、あなたが一歩踏み込んだ付 き合いをしたいと思っても、なかなか難しい場合が多く、そのような間柄になるには、時 間も掛かります。一緒に食事をしたり、店内外を問わずいっしょにお酒を飲んでも、あな たに対する接待という面が強く、お金を落としてくれるお客様として接する、というのが 本音でしょう。この手の人は、タヌキが多いということです(全員がそうであるとは言い ませんけど)。
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