冨塚嘉一(とみづか よしかず) 中央大学大学院国際会計研究科教授 [略 歴] 昭和27年生まれ。昭和56年慶應義塾大学大学 院商学研究科(経営学会計学専攻)博士課程 単位取得。平成14年4月より現職。同年7月 より同大学院研究科長。平成9年博士(会計 学) (中央大学)学位取得。平成14年1月よ り税理士試験委員。 [主要著書] 『会計が変わる―企業経営のグローバル革 命』 [講談社現代新書],平成14年, 『会計認 識論』 (中央経済社,平成9年)など。 CGSA(中央大学アカウンティングスクール) は,日本初の会計専門大学院として2002年4月に (19%) ,IT・通 信・ソ フ ト(12%) ,サ ー ビ ス 市ヶ谷(新宿)で開 しました(学 (11%) ,監 査 法 人・会 計(9 %) 教育法の一 めており,所属する業種では,金融(21%)製造 部改正にともない2003年4月から専門職大学院に %)等となっています。(平 移行) 。 女性の割合は20%弱。 ) ☆6つの提案 ☆カリキュラムの特徴 ⑴ ⑵ ⑶ 新たな会計機能への対応 ファイナンスやマ CFOを育成するMBAプログラムを提供します。 新しいビジネスチャンスを拓く 国 際 会 計・ ① 導入科目群は,今後勉強して行くにあたって まだ不足している基礎知識(会計,法律,統計 税務,環境会計, 会計,コンサルティングな 知識など)を補うための科目です。また,ディ どに精通した人材を育成します。 スカッションやプレゼンテーションを重視する ビジネスの現場で活躍する教授陣 研究者教 ケーススタディ科目も設置されています。 員とともに,実務経験豊富な特任教授,客員教 ② 基礎科目群は,国際会計あるいはファイナン 授,ゲストスピーカーを招 聘 し,理論と実務 スの学位をめざす場合でも,ともに必須の科目 の融合を図っています。また,企業・監査法人 として位置づけられており,まさに会計とファ から派遣された講師による寄付講座も複数開設 イナンスの融合が期待されています。 ③ 発展科目群は,実践的な専門知識をさらに深 企業再生,M&Aな めるために設置されており,将来のキャリアと どにおいて会計と法律の知識の融合がますます の関連性を強く意識して展開されています。も 重要となっています。ついては,同じキャンパ ちろん,いろいろなグループから履修すること ロースクールとの連携 在学中に12単位まで履修可能としております。 ⑹ 導入科目群,基礎科目群, 発展科目群の3つの段階に かれています。 スで開 したロースクールの設置科目につき, ⑸ 3つの科目群 ネジメントと会計との融合を図り, 会計専門職や しています。 ⑷ ⑴ 共 部 門(6 年齢,30代前半。 新たなニーズに対応する も可能です。 ⑵ 演習・リサーチペーパー(必修) 指導教授 のもとで特定のテーマについてさらに深く勉強 認会計士の育成 平成18年度からの新試験を視野に入れつつ, し,論文としてまとめるプロセスは個々の科目 認会計士として活躍する人材を育成します。 の履修では得られない貴重な経験です。研究テ 社会人が学びやすい環境 平日の夜と週末の 通学でも修了できるカリキュラムを組んでいま す。その他,授業のビデオ録画,夏季・冬季の ーマは幅広く設定できます。 ⑶ 学 位 履修した科目の内容及び単位数 集中授業もあります。入学は4月入学及び9月 に よ り,国 際 会 計 修 士(専 門 職) [MBA in international Accounting]又はファイナンス 入学があり, それぞれ2年間で修了となります。 修士(専門職)[MBA in Finance]が授与され なお,現在の在籍生は,社会人が95%以上を占 ます。 2004.12 7
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