子宮内膜症

子宮内膜症
ロボット支援手術
内視鏡下手術
外科的治療
開腹手術
重症骨盤内子宮内膜症と
診断されたら…
GnRHa 療法
内科的治療
低用量ピル
黄体ホルモン療法
重傷骨盤内子宮内膜症の治療について
<外科的治療(手術)
>
当院で行われている子宮内膜症に対する外科的治療は、主に、ロボット支援手術、内視鏡下手術、
開腹手術となります。
重症骨盤内子宮内膜症は、骨盤内の深部病巣の摘出が必要なため、従来の手術では今現在もなお
根治的な手術を遂行するのは困難とされています。一方、ロボット支援手術は 3 次元による正確な
画像情報を取得でき、複雑で細やかな手術が可能となるため、今までの内視鏡手術の利点をさらに
向上させるとともに弱点の補填を可能にする手術法と考えられております。
<内科的治療>
内科的治療は、過多月経・月経困難症などの月経に伴う症状や、性交時痛・排便痛などの臓器障
害が軽微な場合、また手術以外の治療を望まれる場合や挙児希望のない場合に行われます。
子宮筋腫の内科的治療には、GnRHa、低用量ピル、黄体ホルモンという薬物による治療法があり
ます。
G n R H a 療 法:GnRHa 製剤の投与により低エストロゲン状態(偽閉経)とすることにより
病巣の発育抑制効果が期待できます。
低
用
量 ピ
ル:排卵をおさえるとともに病巣の活動性を低下することにより悪化を防ぐ効果
が期待できます。
黄 体 ホ ル モ ン 療 法:プロゲステロン受容体に選択的に作用し、卵巣機能抑制および子宮内膜細
胞の増殖抑制により病巣に対する有効性が期待できます。