2016 年速報版 エジプトにおける問題点と要望 1 / 1 貿易・投資円滑化

2016 年速報版 エジプトにおける問題点と要望 1 / 1
エジプトにおける問題点と要望
意見元
No 問題点
1 外資参入規制
医機連
(1) 外資進出時の要点 ・在外企業が進出する際の手続きや規制に関する案内が乏しい。(会社設立を ・法制度等に関するガイダンス。
や規制
はじめ、輸出入や製品登録等の規制や手続きも含む)現地の弁護士事務所
の信頼性や英語での対応能力が高くない。具体例:チュニジアやエジプト
9 輸出入規制・関
税・通関規制
日鉄連
(1) セーフガード措置
日機輸
(1) 為替ポリシーの不 ・財務省の為替ポリシーや中央銀行の外貨供給のルールや規模が不透明で ・財務省、中央銀行による為替管理の透明
透明と外貨海外送 あり、それに起因して商業銀行から輸入業者への外貨供給も不安定となり、
性の確保をお願いしたい。
金の困難
当地ビジネス展開に甚大な障害を及ぼしている。
客先による輸入契約の一方的な破棄、また貿易外の金利・ロイヤリティ等の外
貨による海外送金が出来ないといった諸問題が発生している。
自動部品
(2) 為替管理規制
日商
(1) 不明瞭な税申告、 ・税番取得必要の場合(一旦納税後還付方式の場合)には、現地工事現場事
納税方法
務所を設立せねばならないことになる。
・仮に顧問弁護士から、口述意見や書面意見を取り付けるにしても、有償高額
で、結果決め手に欠く意見であることが少なくない。
・現地工事現場事務所(例えば一年程の短期)を設ける、設けないということ(判 ・無償案件(非課税)の場合の、税申告、納 ・すべてのForeign
断)が、グラント案件の場合に無税と謳ってあっても、税番(一旦納税が故。一 税方法、還付方法、といった事柄を、プロ Grant/Aid案件について
旦納税後、後日還付方式の場合)をとらんが為に、事務所を設けざるを得な
ジェクトごとに都度明示頂きたい。
は大統領若しくは議会承
いのか、設けなくていいのかという判断になり、困惑することがある。
認の下に実施されるが
故、案件毎個別対応。
(General Lawは適応せ
ず)
(1) 現地従業員の雇用 ・邦人一名を置く限りは、最低雇用従業員数を常時満たす必要がある。撤退し ・規制の撤廃若しくは緩和。
・雇用法(2003年as
義務
た事業分野で業界専門職化した職員の雇用継続・懸かる職能の転用/配置替
amended)第12項136
え若しくは不当性なき円満解雇が求められるため、新規事業分野での新規雇
条;“ the number of the
foreign workers in any
用の阻害要因ともなってくる。日本人要員の派遣受け容れを一定期間するだ
establishment though
けでも、適用されることより、弾力的な地域要員育成は事実上困難となってい
it might have several
る。
braches, shall not
(継続)
exceed 10% of the total
number of its workers”
区分
12 為替管理
14 税制
日商
日商
16 雇用
日商
問題点内容
要望
準拠法
・2014年10月14日、エジプト貿易産業省が線材・棒鋼に対するセーフガード ・措置撤廃。
調査を開始すると同時に、暫定措置を発動する旨、WTO通報。同措置によ
り、官報告示日より最大200日間、7.3%(最低290エジプトポンド/トン)の暫定
セーフガード関税が賦課。
・現地法による為替管理の為、同国顧客からの注文を、注文通りに納入できな ・貿易推進に向けてそうした為替管理規制
いケース(発注時点と出荷時点で許可される外国通貨の両替可能額が変更さ の撤廃を働きかけて頂きたい。
れる)が発生している。
貿易・投資円滑化ビジネス協議会