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医師としてのあなたに、最高の仕事を、人生を。
研修修了者の声
研修を終えて 1
-結婚生活が落ち着き、10年間離れていた糖尿病の臨床を研修しました-
(専門:内分泌代謝、精神科)
平成19年4月より一年間東京女子医科大学糖尿病センターを見学する機会を
得ました。
現在は、精神科を専門としている私ですが、約10年前に、諸々の事情より糖
尿病の内科より精神科へ転向しております。結婚・転居等生活上の大きな出来
事から、時間も経て落ち着きを取りもどした頃、今後の自分の仕事のスタイル
を考えるようになりました。
精神科臨床を続けながら糖尿病の臨床も積極的に関わってゆきたいとの気持
ちがある自分がありました。しかし、糖尿病の臨床現場からは、10年も離れ
ており直ぐには飛び込めず躊躇しておりました。そのような時期に、女性医師
再教育センターが立ち上がったとの情報を知り、相談に伺ったところ糖尿病セ
ンター研修の紹介を頂き、今回の見学の機会を得ました。
出身大学も医局も、ましてや現在の専門科も異なる私の希望を受け入れて下さ
り、このような機会に恵まれたことに感謝しております。
見学の期間は、平成19年4月より一年間。見学の頻度は、週一回でしたが、
私の職場の夏期休暇に併せて、夏には一週間通しでの見学も行いました。
私は、糖尿病の患者教育に関心があり、諸先生方の外来へ就かせて頂いた事
は、実際のやり取りを知ることが出来、とても参考になりました。また、糖尿
病教室や栄養士の先生による栄養指導、フットケアー外来、センター透析室の
見学もさせて頂きました。見学日の午後は、病棟回診に就き、実際に患者様を
持つことは出来ないのですが、一週間ごとの経過を大まかに知る事が出来まし
た。
その他の感想としては、週一回の見学も当初は新鮮でしたが、一年間見学の
みでは、途中、間延びしてしまい、物足りなさも感じるようになりました。初
めての事で戸惑うことも多かったのですが、私と同様の立場で今後研修を希望
する方へのアドバイスとしては、週一回の見学も良いのですが、研修期間は、
短期間に集中し、見学のみではなく、現場で働いている先生方と行動を共にし
一連の流れを身近に感じる研修をお勧め致します。
一年間は、速いものです。研修当初は、内科臨床へ飛び込むことを躊躇する
気持ちが強かったのですが、現在では、内科臨床も行いたい気持ちへと変化し
ております。
このような機会に導いて下さった女性医師再教育センターの川上先生や事務
の方、相談に乗って下さった糖尿病センター、諸先生方に感謝申し上げます。