小田さん、病をおして八潮さんにも出席頂き、又お客さんの途切れた合間をぬって、 暑さにもめげず、今月の出席者は十五名、投句のみの方は八名でした。初参加は、 連日の猛暑、TVは三十五・七度と言うが、街中の路上は四十三度でした。この 月出川柳の会第三十七号平成二十八年七月三十一日 〆 ﹁星﹂ 八月二十八日︵日︶ 午前十時∼十一時四十分集会所 久しぶりに静子さんにも参加頂きました。まず来月のご案内。 八月の句会函 、● ってありますよね。︶ *ちぢんだ脳酷暑にかてずパテており ︵この酷暑乗り切りましょう八十路坂暑さ寒さも彼岸まで。︶ 新之助 ト.つまりこの日中の酷暑に九趣の供給が追い付かないのではないかとのこと。流石ボン太さん。︶ ︵腕に自信のあるボン太さんも手をやかれたエアコンの駄々。よくよく鯛べてみると送電圧が85ボル ボン太 伸子 ︵ うま まい い。 。川 川柳 柳で でしし ︵う かか表現できない雰囲気を五七五でぴたり。しゃべりすぎて場の空気がよめないこと *得意げに熱く語って場がしらけじゅん 得ました。︶ らやかましくて汗が噴き出します。この句は俳句調ですがきれいなイメージが浮かぶことから共感を ︵虫の音にしみじみとした感情を持つのは、日本人独特の感性だそうですがクマ蝉はいけません。朝か ひまわり *梅雨明けの向日葵ゆらすせみしぐれ八潮 らも、熊本がんばれのエールが送られて来ているそうです。︶ 千五∼六百人の参加があり熱気むんむんで大いに盛り上がりました。東北のねぷた祭りや花笠祭りか ︵震災後だからこそ皆で力を合わせて夏祭りをやろうと開催された我が町内の祭りには、雨にも負けず *復興のエネルギーになれ夏祭り 過ごしている有様です。地球温暖化はどこまで進むのでしょう。︶ ︵午前中は窓を全部解放して扇風機で我慢していますが、室内温度は32度以上になり暑くて裸同然で *この暑さもう脱ぐものが無いパンツ六郎 七月の句会から題﹁暑い.又は熱い﹂ 題 *エアコンも暑さに負けて駄々これる 1 *炎天下うちわ片手に熱いお茶三階翁 ︵古き良き時代の風流な光景が浮かぶまさに川柳。炎天下に熱いお茶の逆転の発想が面白い。今ならさ しずめ、炎天下何はともあれかき氷。︶ *やじ馬も熱い戦い三つ巴遊位子 ︵東京都知事選の句でしょう。背の君の選挙に応援奮闘してこられた実感句。︶ *猛暑にも負けぬおとらぬ支援の輪雅子 ︵負けぬの回に読み手の強い意志が表現されています。夏休みに入り、被災地では遠隔地からいろいろ な支援をしてくれる人たちが来て、活動されています。ありがたいことです。雅子さんには初参加で よい句を頂きました。︶ *夏来たる胸の谷間に汗もかな洋子 ︵汗もができましたか。汗ばむ胸の谷間かなくらいが色気があってよいと思いますが。︶ *暑い日が何時まで続く生き地獄けい子 ︵随兵寒夜まであと少しの御辛抱。︶ *よる年なみ熱い思いもままならぬ桐子 ︵多趣味の桐子さん。余生はまだたっぷりありますからゆっくり楽しんでください。︶ *暑苦しいしいしいしいと蝉の声静子 ︵しいしいしいに静子さんの思いあり。親や親戚から﹁しい﹂と呼ばれていたので、蝉が鳴くと急き立て られるように感じるとのこと。蝉が鳴かなくても日頃からよく捌けている方だとお見受けしています︶ *藤崎台熱い支援で開幕だてるみ 郁代 ︵球場の溌災復旧が進まない中で、各方面からの支援を得ての熱戦でした。秀岳館がんばれ。︶ *カキ氷熱い身にご褒美よ 琴 ︵この暑さソフトクリームでは様になりません。何が何でもかき氷が一番。︶ *暑い夏五輪でさらに熱くなる 英代 みつ子 ︵ブラジルの気候は涼しい時季でしょうが、日本国内の応援は沸き渡るでしょう。それにしても東京五 輪の8月開催は思いやられます。︶ *都知事選熱く語るも支持うすし ︵今回も投票率は40パーセントそこそこでした。︶ *暑い夏イルカウオッチで生き返る ︵イルカショーもよし、天草灘を遊泳するイルカ見物もよし。︶ *むし暑さ汗腺全開したたりて和博 ︵梅雨の時期は湿度85パーセントありました。除湿機をかけると2時間くらいで1.5リットル位 の水が溜まったのにはびっくりでした。︶ *暑気あたり昼は決まってソーメンで佐紀 ︵よく似た家庭があるものだと思ったら我が家のことでした。︶ *リオ間近か熱い戦い感動へまゆみ ︵大いに感動させてもらいましょう。今回は、らしくない大人しい句を頂きました。︶ *溶鉱炉真っ赤な鉱石玉の汗公男 ︵以前の製鉄所の光景が浮かびます。今でも現場は灼熱地獄でしょうか。︶ 清児 ︵勝も負けるも汗だらけ、泥だらけ。若さのエネルギーの爆発に清々しさを感じます。︶ *球児らの譲らぬ熱戦汗にぎる 2 ︵腰振りダンス楽しませてもらってます。︶ *この暑さ夕買い物し昼こもる ︵お昼寝ですか。︶ します。ご自身が倒れないように願います。︶ *あついのに負けるものかとせみにきく のせられて勘定を全部持つことに成ったのか、口説き落とされたのかその辺不明。︶ 読むのもよし、詠むのもよし、皆さんに川柳を楽しんで頂ければ嬉しいです。 文責佳藤︵甑38413090︶ 以上 ︵〆には、面白い句を頂きました。のの字とはうなぎのくれる様子でしょう。意味深なのは上五です。 *のせられたのの字のうなぎの土用の夜八潮 *真夏日は日影あし水かき氷みつ子 *かき氷笑顔はじける昼下がり清児 ︵折角の花火の句。何となく情緒感がほしいところです。︶ *暑い中夜空の花火復興へまゆみ ︵おそれいりました。︶ *暑い朝蝉に負けじと読経するボン太 *熱帯夜寝惚け眼で朝が来た佐紀 ︵若い内は口喧嘩も会話のうち。そのうちに、無口でも会話できてる老い二人で円満。︶ くち *一言えば+帰ってくるロバトル静子 ︵この句も逆転の発想で面白い。︶ *汗だくの祭り灘子に暑気払い八潮 ︵暑さは十分すぎるくらいに伝わりますが、下五はこの時期にアメリカなどで起こる山火事でしょうか︶ *火の車外は猛暑で山は燃え三階翁 ︵早くメジャータイトルを取ってほしいものです。︶ *熱い思いラケットに込め錦織氏桐子 ︵こんな句が浮かぶとは、和博さん若い。︶ *ほれほれて炎のような恋の道和博 ︵蝉の声の聞き取り方もいろいろ。︶ *せみ合唱暑い急げと背中おす遊位子 ︵謙虚なお気持ちと受け取ります。︶ *この夏を最後と思い暑さ耐え伸子 ︵ちょっと分かり難い句をいただきました。精一杯張り上げて鳴く蝉をほめる気持ちでしょうか。︶ けい子 ︵今年も熱中症による高齢者の死亡が報じられています。民生委員としての訪問、気配り大変な事と察 *笑顔なく暑いも寒いも鈍感にてるみ 英代 *夏まつり年は忘れてエクササイズ洋子 のかな。いやな奴が来たら小便ひっかけて逃げる技はその為か。︶ ︵命をかけたラブコールですから、きっと鳴き方にも上手、下手があるのでしょう。ストーカーもいる *蝉しぐれ熱気を帯びるラブコール新之助 心 3
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