第1号議案 平成25年度事業報告承認の件 平成25年度事業報告書 自平成25年 1月 1日 至平成25年12月31日 一般社団法人 日 本 書 道 院 当法人の平成 25 年度に於いて実施した事業は次のとおりである。 1 第 62 回日本書道院展 4 月 8 日(月)~ 16 日(火)(* 15 日休館日)の間、ホームグラウンドの東 京都美術館で開催した。一科・二科・三科の漢字・かな・詩文書を含めて前回 並みの 1374 点が出品された。役員大作から公募三科半切 1/2 作品まで漢字・かな・ 詩文書の調和のとれた三位一体空間を演出し広い会場に映え各方面から高い評 価を受けた。初日の席上揮毫は会期中のイベントとして定着し開会を大いに盛 り上げた。入場者は学生展と合わせて 11000 人にのぼり賑わいのうちに閉会を 迎えることができた。14 日ホテルラングウッドの表彰式・祝賀会には 300 人を 超える出席があり、文部科学大臣賞選考委員や毎日書道会からの来賓にも列席 いただき盛会であった。 2 第 62 回全国学生書道展覧会開催と表彰式 日本書道院展と東京都美術館で同時開催した。出品点数は 2223 点で 87 点の 増加であった。入場者は 4000 人を大きく超え大盛況であった。4 月 14 日にホ テルラングウッドで行った文部科学大臣賞以下の表彰式には、受賞者の家族を 含めて 800 人を超える参加者で盛大にして厳粛に開催できた。当日の展覧会会 場は出品者保護者の晴れやかな顔が素敵だった。 3 100 人展・第 30 回選抜展 11 月 19 日(火)~ 24 日(日)まで東京セントラル美術館で 100 人展、銀座 画廊美術館で第 30 回選抜展が開催された。毎日展審査会員・会員クラスから選 抜した 100 人展は 3 尺× 8 尺作品を中心に大作が並び、日本書道院の力を魅せ -- 三位一体の美しい調和が実現したと大きな評価を得た。選抜展には今回同人か らも出品もあり記念に値する余白輝く明るい作品群で充実した展観になった。 入場者は 3117 人あり大成功であった。24 日には懇親会を開催し来賓も含めて 170 名を超える出席者で親睦を深めた。 会期直前に駒﨑副会長と小板橋監事の訃報が入った事は、残念の極みであった。 4 役員展・新鋭展 理事・監事を中心とした「役員展」と、本院一科審査員クラスの 60 歳未満か ら選抜した「新鋭展」を暑さの残る 8 月 27 日(火)~ 9 月 1 日(日)に東京・ 鳩居堂画廊3F・4Fにて開催した。役員展は一人が半切または 2 尺× 6 尺サ イズと小品との 2 点の出品で、計 36 点が会場を飾り、新鋭展は各自が小品を中 心に 34 点の展観であった。銀座の中心を幅広い作風による爽やかな展示は、来 場者に好評を得た。期間中の入場者は 2391 名であった。 5 第 65 回毎日書道展 記念の 65 回展で日本書道院は念願の 1000 点出品を大きく超え 1246 点と大 きく活躍の場を広げた。会友並びに公募入選数合わせて 665 点。入賞者は毎日 賞 9 名、秀作賞 19 名、佳作賞 37 名と好成績でした。また、漢字部・かな部か 4 4 ら会員賞各1名が選考され、最高の記念展となり本院として歴史的精華 でした。 表彰式当日、会場のホテルで日本書道院の祝賀会を開催し 90 名以上が出席し楽 しいひと時を過ごした。 6 支部長会 6 月 16 日(日)第 24 回支部長会を日本書道院会館で 109 名の出席を得て開催し、 師範・準師範及び昇段昇級試験の指導ポイント、競書出品時の注意事項、展覧 会出品のための講習会の周知等をはかり充実した時間であった。 11 月 10 日(日)には第 25 回支部長会を、こちらも日本書道院会館で 91 名 の出席で開催し、26 年度前期実施の準師範試験以下の説明等を中心としての内 容であった。今年の 2 回の支部長会でも高橋副会長所蔵の古筆並びに拓本も展 示され充実した支部長会となった。 -- 7 パリ研修旅行 10 月 20 日(日)~ 26 日(土)の 5 泊 7 日毎日書道会主催「現代日本の書代 表作家パリ展」参加を目的として研修旅行を実施した。本院からは中村会長・ 高橋副会長・三宅常任顧問が出品した。本院は 36 名の団で出発。国立ギメ東洋 美術館(ルーブルの分館)で開催された展覧会見学。パリ国立図書館収蔵「温 泉銘」の特別見学に加えルーブル・オランジュリー・オルセーの各美術館での 絵画鑑賞、エッフェル塔・ヴェルサイユ宮殿・ノートルダム寺院・モンマルト ルの丘・凱旋門等の歴史的建造物、セーヌ河のクルーズ等パリ市内を堪能した。 8 錬成会の開催 日本書道院展・毎日展及び選抜展・同人展出品者の指導と研修を目的に、錬 成会を開催した。 ◆ 1 月 30 日(水)台東区民会館 参加者 40 名 ◆ 2 月 3 日(日)東京・日本書道院会館 参加者 68 名 ◆ 3 月 16 日(土)台東区民会館 参加者 52 名 ◆ 7 月 25 日(木)青山・善光寺 参加者 63 名 ◆ 12 月 22 日(日)~ 23 日(祝)伊香保・福一 参加者 88 名 なお、下記の各支部主催による錬成会の開催予告を「日本書道」誌上に掲載し、 多くの受講者が参加され成果を収めた。講師は本院から派遣した。 開玄社 相峻会 玄同社 清真会 水光会 静書会 9 師範・準師範・昇段級受験者のための研修会 8 月 22 日(木)、師範・準師範・昇段級試験受験者を対象として、日本書道 院会館で添削指導を行った。参加者は 70 名を数え、研修の成果か今年も参加者 全員合格した。 10 同人昇格者推薦証・師範合格認定証交付式 12 月 1 日(日)同人昇格者 29 名に推薦証、第 55 次漢字・かな及び第 13 次 詩文書の師範に合格された 125 名に認定証の交付を行った。会場ホテルラング ウッドは参加者も多く大きな喜びでいっぱいにつつまれた。式典後役員を囲み -- 和やかに昼食会を開催し、それぞれに親睦を深めた。 11.機関誌 「日本書道」 の刊行 昭和 32 年 11 月創刊以来、 平成 25 年 12 月現在をもって通刊 674 号を数え、 発行部数は 6,100 部である。 12.関係文化団体との協力について 関係文化団体との連絡提携には格別の意を用いている。公益社団法人全日 本書道連盟は維持団体、 一般財団法人毎日書道会は参加団体、 一般社団法人 日中文化交流協会は特別会員として加盟している。 なお、 本院田中凍雲名誉会長が全日本書道連盟顧問・毎日書道会最高顧問・ 日中文化交流協会顧問、中村雲龍会長が全日本書道連盟常務理事・毎日書道 会監事・日中文化交流協会常任委員として協力している。 13.会員との連絡について 会員との連絡については、 機関誌 「日本書道」 を通じて周知徹底を図って いるが、 別に重要な行事については直接会員に通知している。 なお、 12 月 1日現在の会員名簿を会員に頒布した。 14.会報の発行 12 月 12 日付をもって 「会報」 35 号を発行した。 15.役員会及び各種委員会の開催 役員会7回 各種委員会・打合せ会7回 16.支部の指導と地方展の後援 支部の行事と地方展に対する指導後援は次のとおりである。 ⑴ 1月 開玄社書展 1月 くれない会書展 2月 静書会書道展 4月 祐正社書作展 5月 鵞遊会書展 7月 祥祇会書展 7月 村田研堂遺墨展 7月 田所香風かな書展 8月 墨翠会書道展 10月 嘯風書展 -- 10月 耕心書会展 10月 葵心会書展 11月 上里書道展(学生部) 11月 清泉会書展 11月 東芸会書道展 11月 研精会書作展 11月 松友会書道展 12月 玄同社書展 ⑵ 1月 玄同社錬成会 2月 清真会研修会 2月 相峻会研修会 7月 水光会作品研修会 7月 開玄社合宿勉強会 10月 静書会研修会 17.会員数 12 月 31 日現在の本院の会員数は 1,865 名である。 18.平成25年12月末現在の役員は次のとおりである。 名 誉 会 長 田 中 凍 雲 常 任 顧 問 五 十 嵐 研 豪 北 島 露 光 〃 笹 生 秋 琴 嶋 溪 翠 〃 田 中 竹 園 根 岸 鵞 山 三 宅 相 舟 問 石 塚 秀 石 大 戸 清 吟 〃 土 田 水 蓮 中 塚 博 子 〃 三 宅 麗 玉 事 中 村 雲 龍 副 会 長 理 事 高 橋 静 豪 常 遠 山 白 雲 成 田 寿 苑 細 渕 柳 青 事 市 川 嘉 泉 荻 野 静 雲 〃 金 子 薫 静 斉 藤 龍 堂 〃 堀 雅 峯 本 堂 耿 苑 〃 宮 﨑 邑 鵞 山 田 白 苑 〃 吉 田 清 翠 事 白 石 東 苑 村 忠 雄 顧 会 長 理 務 理 事 理 監 -- 中
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