進路便り 4

沖縄市立
山内中学校
進路通信
2016 / 4 /22
■大きな夢を描き一歩一歩前進する
努力を継続することは難しいことです。人はすぐに結果を求め、それが現れないとあきらめてしまいがちです。あき
らめるから、「なりたい自分」になれないのです。でも実は、努力というものは水を熱し続けると、100度で急に沸騰す
るように、ある点に達したときに、突然実るものだと思います。真に一流といわれるビジネスマンや企業家は皆、この
沸点に達するまで、地味で目立たない努力を続けてきた人達なのです。
さらに、努力の継続のためには、目標の「質」が重要です。目標が本当の意味で自分を熱くするものでない限り、
努力し続けることは難しいものです。「課長になる」とか、「収入いくら以上」などというような自分のためだけの小さな
目標ではなく、やはり「多くの人々のためになる仕事、社会の発展に寄与する仕事をするのだ」という大きな目標を掲
げることが大切だと思います。偉大な夢、ビジョンを描いてこそ、障害や自分の怠け心に負けずに一歩一歩前進す
ることが出来ます。そうして 自分に正直に何年も努力し続ける中で、知らず知らずのうちに高みに上 っている自分
を発見するのだと思います。高い理想を掲げ努力していき ましょう!
(トップアナリスト 佐々木秀信 氏の言葉より引用)
■「自分の進路は自分で決める」ために
中学3年生の「進路指導」というのは、「そういう人たちが大多数である」という前提から出発します。そして、「したく
というのはどういうことをしていけばいいのか?」ということを考えていくことでもあります。さまざまな見通しを示しなが
ら、みんなが自分の将来のことを考えていくきっかけを提供できたらと思います。そして、最終的に、みんながそれぞ
れ「自分の道(進路)を決めていってくれる」ことが、私たち教師の「進路指導」の目標です。ただ、「自分で決める」と
いっても、決めるまでがたいへんです。どうやって決めていいかわからないでしょうし、また、決めたからと言っても、
それで大丈夫かという不安もあることでしょう。私達は、そんなときこそ「正しい情報の提供者であり、よき相談相手」
でありたいと思っています。 どうぞ、気軽に相談してください。
進路は先が見えないから不安なもの。けど、「不安だ。なにをしてい いかわからない」と言って、何も取り組めない
のが一番恐ろしいことで す。 担任の先生、学年の先生のアドバイスにしたがって、「今からここから」スタートをきっ
てください。
みんなのこれからを、応援しています。
■保護者のみなさまへ
子供達と一緒に成長していけたら「ついに我が子も中学3年生になっ た」・・・それだけでなんだか緊張してしまうも
のかもしれません。 「今年は我が家も大変だわ」と思う方も多いことでしょう。けれども、 子供が進路選択を迎える
年というのは楽しみはないものでしょうか? いや、そんなことはありません。
何より、「大人になっていく自分の子供」を発見する親としても、感激できる年のはずです。急激に大人に近づいて
いく、たくましくなってい く子供達を間近に見るのは、大人の我々にとって刺激的なできごとなのです。
また、この1年は、ご家庭でも、大人としての意見・経験など、「生き方」を子供たちに伝えるまたとないチャンスだと
思うのです。そんな カッコイイ言葉で言わなくても、子供達は「自分の親や他の大人が今までどう生きてきたか?」と
いうことにはとても興味を持っていますから、 ぜひ話してみてください。それはまた、自分自身の人生を振り返り、こ
れからを考えるチャンスだと思います。子供の相談にのりながら、子供 と一緒に考えていくことで、新たな発見(子供
について・自分について) がきっとあることでしょう。そう考えると、進路の年も楽しみが生まれ
てくるような気がしませんか?