三豊市観光基本計画(素案)

次世代につながる観光まちづくり
三豊市観光基本計画(素案)
~三豊流
おせっかいのおもてなし~って何?
もくじ
はじめに
第1章 三豊市観光基本計画の策定にあたって
1-1 三豊市観光基本計画の策定にあたって
1-2 計画の役割と位置付け
1-3 計画の対象となる期間
第2章 三豊市観光の現状と課題
2-1 三豊市の地域資源
2-2 三豊市観光の現状
2-3 三豊市観光の課題
第3章 観光基本計画の基本理念と目標
3-1 観光を通じて三豊市の目指すべき将来像
3-2 観光基本計画の基本理念
3-3 観光基本計画における目標
3-4 ターゲット設定
第4章 基本方針とアクションプラン
4-1 基本方針
4-2 アクションプラン
第5章 計画の推進体制
5-1 観光やる人この指とまれ!
5-2 観光の担い手の役割
5-3 評価指評
資料編
委員会実施記録
委員名簿
はじめに
皆さん、三豊市が好きですか?
自分達の子どもや孫達にも、このまちで暮らして欲しいと思っていますか?
日本全国の地方都市の例にもれず、三豊市も人口減尐・尐子高齢化が進行し、
就労機会の減尐により、若者は大都市へと流出しています・・・。
しかし、私達は、このまちが好きで、この地に住み続けたいと思っています。
自分達にできることは何だろう?
何から始めたらいいんだろう?
一人ひとりの出来ることは小さい・・・。
でも・・・
イベントを盛り上げるのが得意だったり
三豊の中で、世界一素敵な場所を知っていたり
むちゃくちゃ楽しい遊びを教えることができたり
それって地域外の人を呼ぶ「観光」につながって、私達がワクワクする
新しい「仕事」が生まれるかも?
誰もが自分の“ONLY ONE”を持っています。
みんなの“ONLY ONE”を集めれば、何かができるかもしれない?
将来の三豊のために、三豊の将来を担う子ども達のために
ともに考え、ともに動き出しませんか?
「次世代につながる観光まちづくり」を目指して・・・。
≪三豊市観光基本計画策定委員≫
1
第1章
三豊市観光基本計画の策定にあたって
1-1
三豊市観光基本計画の策定にあたって
現在約 6 万6千人の三豊市の人口は、過去 30 年で約 1 万人が減尐し、今後
30 年で約 2 万人が減尐すると推計されています。それにより、地域内消費が
減尐し、三豊市の地域経済は縮小していくことが予想されます。また、さらに
尐子高齢化が進行することにより、地域の産業の担い手・後継者丌足も深刻な
問題となっていきます。
そのような現状の中、地域外の人が三豊市を訪れると、飲食、買物、体験、
宿泊、移動などで新たな消費が生まれます。また、近年、旅に求められる価値
観が変化し、
「観光」は飲食、観光施設、土産物店、宿泊事業者等の特定の事業
者だけが支えるものではなく、農林業、漁業、伝統工芸、カフェ・雑貨店、情
報、地域の人々のおもてなしの心・・・など様々な要素が関係し、誰もが自分の得
意分野を活かして参画できる産業に変化してきました。
三豊市には、大勢の人が物見遊山で訪れるような観光地はありませんが、海・
島や里山ののどかな風景、農業や漁業に支えられた食文化、かつて港町として
栄えた古い町並みや史跡、脈々と受け継がれている伝統工芸、温暖な風土に育
まれた人の温かさ・・・など、豊かな「地域資源」があります。その「地域資
源」を、まずは、市民が磨き、自らが楽しみ、それを地域外の人へも伝えてい
くことで、三豊の「地域資源」を活かした「観光」を地域の産業に育てていき
ます。
平成 25 年に実施された市民アンケートでは、約 8 割の市民が三豊市に愛着
を感じ、今後も三豊市に住み続けたいと答えています。自分達の子どもや孫達
の世代まで、市民が心豊かに住み続けることができる魅力ある三豊市にしてい
くために、
「三豊市観光基本計画」を策定し、三豊市民、民間事業者、各種団体、
行政等がともに考え行動し、
「観光」に取り組み、新たな経済効果や雇用を生み
出していきます。
食文化
生活文化
歴史
×
×
おもてなし
×
漁業
農業
×
伝統工芸
製造業
三豊の「地域資源」を
活かした「観光」
×
アクティビティ
国際交流
×
×
商業
海・島・里山の風景
新たな経済効果・雇用の創出⇒心豊かに住み続けることができる三豊市へ
2
1-2
計画の役割と位置づけ
「観光」のニーズが多様化している中で、
「観光」という言葉の捉え方も変わ
ってきています。大切なのは、地域外から三豊市を訪れる人は、三豊市の楽し
いところ、共感できるところを見つけて来てくれているということです。
そこで、三豊市にとって大切なことは、地域外の人に共感してもらえる三豊
市の次世代につながる観光まちづくりの考え方や価値観を持ち、どうやって地
域外の人と関係を作っていくか、そのためのツールが三豊市観光基本計画です。
平成 20 年に策定された「三豊市新総合計画・前期基本計画」が平成 25 年
度をもって、計画期間の終了を迎えたことにより、平成 26 年度から平成 30
年度までの新たなまちづくりの展開に向けて、基本的な施策をまとめた「後期
基本計画」が策定されています。
三豊市観光基本計画は、
「後期基本計画」の中に掲げられている観光振興の部
分を実現するための具体的な計画とします。三豊市産業振興基本計画など他の
計画とも連携して、三豊市の新たなまちづくりを進めていきます。
1-3
計画の対象となる期間
近年、観光に求められるニーズや価値観は多様化し、日々変化していること
から、三豊市の目指す将来の姿を想定したうえで、本計画の対象期間は平成 27
年度から平成 30 年度までの4年間とします。
計画名/年度
H21
22
23
24
26
27
28
29
基 本 構 想
三豊市新
総合計画
25
前期基本計画
後期基本計画
三豊市
観光基本計画
3
30
31
第2章
三豊市観光の現状と課題
2-1
三豊市の地域資源
三豊市には、瀬戸内随一の眺めを誇るともいわれる紫雲出山や、荘内半島の
海岸線、粟島・志々島などの美しい景観が存在するほか、江戸時代の海上交通
の要所として栄えた歴史の残る町並み、四国霊場・史跡等が残されています。
さらには、道の駅、温泉などの交流施設や海・里・山の幸を活かしたマルシェ
や祭りなど多様な交流イベントが行われています。また、農業、水産業などか
ら、さらに工業・商業・サービス業や伝統工芸に至るまで、様々な産業が根付
き豊かな「地域資源」があります。
◆北西部の「海・島のエリア」
江戸時代には土佐藩の参勤交代の道中
にあり、西讃きっての商都として栄えま
した。現在は、国際貿易港である詫間港、
離島航路を持つ頇田港、海の駅にも指定
された仁尾マリーナなどが海上交通拠点
となっています。仁尾港運河より東側の
エリアは、高層の鉄筋建築がほとんどなく、かつて城下町として栄えた町並み、
神社や寺院、家々の佇まいが残されています。現在は、地域住民により仁尾の
町並みを残し、活用していこうとする活動が始まり、尐しずつ、町の賑わいづ
くりが進められています。また、地元ガイドが案内する仁尾の町並みと懐かし
い味を楽しむ町歩きが定期開催され、最近では外国人向けのツアーを実施し、
参加者の中から移住希望者も出て来るほど好評を得ています。
瀬戸内海国立公園の特別地域に指定される荘内半島は、浦島伝説にちなんだ
地名が多いことでも知られるとともに、半島の中央に位置する紫雲出山の山頂
からは瀬戸内海の多島美を一望でき、四季の自然と合わせて写真家にも愛され
ているスポットです。
瀬戸内国際芸術祭が開催された粟島では、芸
術祭終了後も漂流郵便局が定期開局され、今も
なお、全国から観光客が足を運んでいます。ま
た隣の志々島には、樹齢約 1200 年の大楠を
見に訪れるお客様が増えたことから、地域住民
の手で休憩所が設けられ、観光客と島民との交
4
流の場が出来あがりました。
その他、蔦島付近の仁尾の海ではシーカ
ヤックなどの体験や、父母ヶ浜に沈む夕日
など瀬戸内の美が感じられ若者にも人気の
場所となっています。
◆中央から南東部の「里山・山エリア」
中央付近は、高松自動車道、国道 11 号線、
JR予讃線が走るなど幹線交通軸を形成し、
居住人口が最も多く、商業施設が幹線沿いに
立地する一方、小高い山々、茶畑、田畑、た
め池が点在し田園の風景を醸しています。
讃岐山脈の山々に囲まれ猪ノ鼻峠(国道 32
号線)などで徳島県に接している財田エリア
は、農業による地域活性化が行われています。道の駅「たからだの里さいた」
は、一次産品や加工品が豊富で、香川県を代表する道の駅として人気がありま
す。また、農業事業者の協働による農業体験の受入れ、農産地の見学や地域で
採れた新鮮な野菜料理を楽しむツアーの受入れなど、農業を観光に活かす取り
組みが始まっています。
◆地域の特産品マルシェなどで賑わう「まちエリア」
詫間のウォーターフロントのスペースを活用した「瀬戸内マルシェ」、三豊な
らではの特産品をPRする「みとよマルシェ」、生鮮野菜を直販する「軽トラ市」
などの新しいイベントと、市内各地に残る「仁尾竜まつり」や「大坊市」など
の伝統的なお祭りや伝統工芸が今の世代にも引き継がれています。
5
【三豊市の地域資源一例】
春
3月
5月
ヨモギ摘み
タケノコ掘り
桜、マーガレット
農業体験
特産品
【通年】
・漂流郵便局
(粟島)
・大楠
(志々島)
体遊
・ブイブイガーデン 験 び
(粟島)
・仁尾ビーチコーミン
グ
・仁尾なつかし
自
味めぐり
然
百々手祭り
6月
秋
7月
ボイセンベリー
ビワ
モモ
牡丹、藤
イチゴ狩り
伝
統
行
事
海
・
島
夏
4月
8月
三豊茄子
マンゴー
粟島 島四国88ヶ所巡り
10月
ピオーネ
新米まつり
里
山
・
山
ま
ち
レモン
みかん収穫
12月
牡蠣(粟島)
フグ
仁尾フェス
クリスマスイルミネー
ション(仁尾)
仁尾ヨット体験
シーカヤック、Sup
国際ヨットラリー
海ほたる鑑賞会
マーガレット
(フラワーパーク)
コスモス
(フラワーパーク)
フラワーパーク秋の花摘み
かがわ島フェスタ
仁尾朝市
仁尾朝市
薬王寺ぼたんまつり
香川用水水辺の納涼祭
やまもと爽郷まつり
大坊市
香川用水水口祭
諶之丞まつり
どぶろく祭り
みとよサイクルロード宝山湖
二ノ宮ふる里まつり(茶摘み)
つくるフェスティバル
月見の宴
田んぼでアート
宗吉瓦餅つき
朝日山公園桜祭り
【通年】
・手まりづくり
・みそこうじづくり
・張り子虎づくり
【不定期】
・詫間電波
・笠田高校
・国際交流協会
イベント
伝
統
行
事
朝日山公園新春祭
紫雲出山桜祭り
朝日山公園秋祭り
ほたる観賞会
明神川砂防公園
イルミネーション
茶摘み
弥谷市
収穫祭
仁尾竜まつり
よしづ花まつり
たくま港まつり
とよなか秋の祭り
みとよ獅子舞フェスティバル
仁尾八朔人形まつり
キャンドルナイト
クリスマスコンサート
古木里庫キャンドルナイト
軽トラ市
瀬戸内シーサイドマルシェ
瀬戸内シーサイドマルシェ
みとよ商工祭り
Mのまつり
6
節分祭(出雲分院)
本山太鼓祭り
浪打の森JAZZFESTIVAL
比地大花火大会
体遊
験び
食
・
買
物
ロウバイ
粟島Air作品展
みとよ水フェスタ
粟島探検
仁尾フェス
自
然
食
・
買
物
2月
そば
津島神社夏季大祭
仁尾フェス(アクティビティ、アウトドア、マリンスポーツに特化)
【通年】
・不動の滝
・鮎がえりの滝 体 遊
・たからだの里 験 び
・四国霊場札所
【不定期】
・暮らし広場
・宗吉瓦の里
・七福求めてぶ
らーりみとよ
1月
荘内 浦四国88ヶ所巡り
食
・
買
物
伝
統
行
事
11月
いも掘り
フラワーパーク春の花摘み
【不定期】
・アーティスト・イン・
レジデンス
冬
9月
みとよマルシェ
みとよ健康福祉祭り
軽トラ市
MIKANプロジェクト
2-2 三豊市観光の現状
(1)人口推計
◆過去 30 年間で約1万人減、今後 30 年間で約2万人減と推計されています。
総人口は平成 22 年国勢調査によると 68,512 人(県全体の 6.8%)で、前回
国勢調査の平成 17 年と比較すると、2,668 人、3.7%の減尐(県全体 16,558
人、1.6%の減尐)となっており、県全体に比べ人口減尐が進んでいます。これ
により、2040 年には2万人減の約 48,131 人になると推計されています。
90,000
(人)
80,000
78,282
70,000
68,512
60,000
50,000
48,131
40,000
実績値
推計値
30,000
1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2020 2025 2030 2035 2040
西暦
出典:総務省統計局、国立社会保障・人口問題研究所
年齢3区分別人口は平成 22 年国勢調査によると、年尐人口(15 歳未満)の
構成比は 12.2%(県全体 13.2%)、老年人口(65 歳以上)の構成比は 30.1%
(県全体 25.4%)であり、県全体よりも尐子高齢化が進んでいます。また、
2040 年には、年尐人口が 10%を切り、子どもや働き盛りの世代の割合が減
る一方、65 歳以上の割合が増えると推計されています。
0%
2000年
73,482人
20%
13.6
2005年
12.5
2010年
12.2
2040年
9.9
71,180人
68,447人
48,131人
(推計)
40%
年尐人口(0~14歳)
60%
80%
60.6
100%
25.8
59.4
28.1
57.7
30.1
51.0
39.1
生産年齢人口(15~64歳)
老年人口(65歳以上)
出典:2000 年~2010 年値は国勢調査、推計値は国立社会保障・人口問題研究所
7
(2)市民アンケート調査
◆「愛着を感じている」という人が約8割、
「住み続けたい」人も8割強にのぼ
り、愛着度・定住意向が強いです。
■市への愛着度
■今後の定住意向
資料:市民アンケート調査(平成25年2月実施)
8
◆三豊市内の小中高校生に行ったアンケート調査では、大人になったときに三
豊市に住みたいと答えた子どもは、約3割です。
◆住みたくない理由で多かったのは、「なりたい職業や働きたい職場がないか
ら」「都会で生活してみたいから」でした。
資料:三豊市の新しいまちづくりのための子どもアンケート調査(平成25年2月実施)
9
◆「観光のまち」という将来イメージを抱く人は 4.3%と低いです。
資料:市民アンケート調査(平成25年2月実施)
◆産業・雇用分野の満足度は全体的に低いです。
現在のところ、観光振興の重要度は高くないのが実情です。
資料:市民アンケート調査(平成25年2月実施)
10
(3)三豊市の主要観光地・イベント集客数
◆ 三豊市の主要な観光地・イベントの集客数は、毎年減尐傾向にあります。
資料:三豊市産業政策課
※観光地及び行祭事・イベントごとの集客数です。
※集計対象:
【観光地】朝日山森林公園、たかせ天然温泉、ふれあいパークみの
大師の湯、丌動の滝カントリーパーク、荘内半島、父母ヶ浜海水浴場、サンビ
ーチ、たからだの里「物産館」、たからだの里「環の湯」、香川用水記念館、四
国霊場札所など
【イベント】高瀬空射矢まつり、やまもと爽郷まつり、大坊市、豊中どぶろく
まつり、たくま港まつり、仁尾竜まつり、八朔人形まつり、財田諶之丞まつり
津嶋神社夏季大祭など
11
(4)観光地・イベントの来訪者の傾向
平成 24~25 年にかけて三豊市内の主要観光地やイベントの来訪者に対する
ヒアリング調査を行いました。(資料:平成 25 年度三豊市観光入込客数等調査)
【調査方法】
○調査期間は秋季:H24.10.9~12.31/冬季:H25.1.1~3.31/春季:H25.4.1~6.30
/夏季:H25.7.1~9.30
○調査地【定点調査:観光地 10 ヶ所】ふれあいパークみの、高瀬天然温泉、大興寺、本山
寺、弥谷寺、宗吉かわらの里展示館、荘内半島、香川用水記念公園、たからだの里(道の
駅)
、たからだの里(環の湯)※たからだの里と環の湯は秋・冬のみ
【イベント調査:6 イベント】みとよサイクルスポーツ教室、みとよサイクルロード宝山湖
大会、大坊市(本門寺)
、弥谷市(ふれあいパークみの)、高瀬空射矢まつり、香川用水公
園水辺の納涼祭
○調査母数 【定点調査】2,053 【イベント調査】387
【居住地】
定点調査全体
定点調査全体(県外)
愛媛県
定点調査全体(県内)
三豊市
157
徳島県
岡山県
190
高松市
66
高知県
510
丸亀市
100
177
観音寺市
47
145
善通寺市
兵庫県
43
広島県
42
大阪府
41
109
多度津町
64
坂出市
47
まんのう町
32
愛知県
24
宇多津町
東京都
23
さぬき市
16
東かがわ市
11
京都府
16
福岡県
13
山口県
11
三重県
10
その他県
100
0
50
100
150
200
23
市町村不明
11
琴平町
10
三木町
8
綾川町
6
小豆島町
2
0
12
100
200
300
400
500
600
イベント調査全体
イベント調査全体
イベント調査全体
0
5
10
愛媛県
15
20
(県外)
25
0
30
三豊市
24
徳島県
高知県
丸亀市
3
広島県
1
京都府
1
千葉県
1
香川県外不明
1
100
120
140
18
9
多度津町
7
坂出市
5
さぬき市 2
2
宮崎県
80
(県内)
23
善通寺市
6
大阪府
60
45
観音寺市
7
40
125
高松市
15
岡山県
20
まんのう町 2
宇多津町 2
香川町 2
綾川町 1
三木町 1
東かがわ市 1
市町不明
5
香川県外の上位は、愛媛県、徳島県、岡山県、高知県、兵庫県、大阪府で、四国、中
国・近畿地方からの来客が多く、香川県内では、三豊市を除く上位は、丸亀市、高松市、
観音寺市、善通寺市、多度津町等の近隣市町からの来訪者が多数を占めています。
【性別】
イベント調査全体
訪問客の性別は、観光地で男性 60%・女性 40%、イベントは男性 51%・女性 49%の
割合でした。
13
【年代】
観光地は、60 歳代以上が過半数を占めているが、たからだの里(環の湯)、高瀬天
然温泉、大興寺、本山寺、弥谷寺で、60 歳代の比率が高く、紫雲出山、粟島、ふれあ
いパークみの、宗吉かわらの里展示館、荘内半島、香川用水記念公園では 50 歳代以下
の比率が高いです。
イベントでは、30 歳代が最も多く、次いで 40 歳代、60 歳代の順で、比較的若い年代
が多いです。
【日程】
今回の訪問について宿泊の有無を聞いたところ、観光地では 83%、イベントでは 97%
と大半が日帰り客です。宿泊客のうち、約 80%が三豊市外での宿泊です。
14
【同行人数・関係】
同行人数は、2 人が最も多く、次いで 1 人、3 人等の小グループが多いです。同行者
の関係は、家族連れが観光地で 55%、イベントで 61%を占め、次に単独、友人・知人
の順になっています。
【訪問回数】
イベント調査全体
訪問回数を県内客・県外客別で見ると、県内客は観光地で 72%、イベントで 50%が 4
回以上の訪問で、県外客では観光地で 42%、イベントで 57%が1回目の訪問でした。
【情報源】
インターネット
その他
15
訪問の情報源は、友人知人の話が多く、次いでインターネットです。その他の情報源
としては「以前から知っている」、「八十八ヶ所の札所順」等の回答がありました。
【県内移動手段】
定点調査全体
県内の移動手段は、自家用車・バイクが圧倒的に多く、観光地で 89%、イベントで
94%を占めています。
【市内旅行費用】
●交通費
定点調査全体
観光地、イベントともに 500 円以内が約 60%を占めています。
16
●土産代
イベント調査全体
定点調査全体
●飲食代
定点調査全体
イベント調査全体
定点調査全体
イベント調査全体
●入場料
土産代・飲食代・入場料ともに、500 円以内が大半を占め、観光による経済
効果は低い状態です。
17
【観光地の評価】
●定点調査全体
●イベント調査全体
18
観光地・イベントともに「静けさ・のどかさ」「景色や自然・風土」の評価が高く、大半
の人が大満足・満足と回答しています。共通して大満足・満足が半数を切っている項目は、
「営業時間」
「入場料・参加費」
「料理・食事」
「名産・土産物」「活気・にぎわい」です。
【再訪意向】
定点調査全体
イベント調査全体
観光地では 48%、イベントでは 44%が「ぜひまた来たい」、観光地では 45%、イベン
トでは 54%が「機会があればまた来たい」と回答しています。
19
(5)三豊市観光の現状についてのヒアリング
観光基本計画の策定にあたり、検討委員、市内の各種団体・事業者から三豊
市の観光の現状についてヒアリングを行いました。
それを内部要因である「強み」と「弱み」、外部要因である「機会」と「脅威」
の 4 つの視点から整理すると下記のようになります。
強み➡活用
弱み➡改善
・ 荘 内 半 島 を 中 心 と し た 景 観 美 ・三豊市民が三豊の良さに気付いてい
(海・夕日等)を誇るエリアがある。 ない。
・江戸時代の港町として栄えた古い ・豊かな地域資源があってもあるだけ
街並みが残っている。
で、その魅力が伝わらない。
・豊かな農村地帯で高品質の農産物 ・宿泊・食・物産などの観光拠点がな
が生産され、市内に 20 ヶ所近くの い。
産直市があり、農業体験もできる。 ・観光がボランティア的で産業や雇用
・マルシェやスポーツ大会等を開催 につながっていない。
内 できる施設、自ら企画実施できる人 ・観光に携わる行政・各種団体の役割
部 材がいる。
分担ができていない。
要 ・まち歩きガイド等で地域の歴史・ ・三豊市内の観光資源やイベント・祭
因 文化を伝えることができる人材が りなどの連携した情報発信・プロモー
いる。
ションができていない。
・温暖な気候・風土に培われた温か ・官民、旧町間、事業者間、世代間の
い人のおもてなしがある。
連携丌足
・地域の人々の三豊市に対する愛着 ・市内の交通アクセスが脆弱である。
が強い。
・人口減尐が進んでいる。
・市内に三豊鳥坂IC・さぬき豊中 ・空き家・空きスペースが放置され、
ICがあり、車を利用する場合は近 景観を損ねている場合がある。
県からのアクセスはよい。
外
部
要
因
機会➡利用
脅威➡克服・緩和
・体験観光が人気である。
・歴史・文化をテーマにしたまち歩
きが人気である。
・「古いもの」や「懐かしいもの」、
昭和の雰囲気への憧れがある。
・田舎ぐらし志向・移住者の増加が
見られる。
・外国人観光客の増加が見られる。
・周辺観光地の集客力が低迷傾向にあ
る。
・周辺都市との観光誘致の競争が激化
している。
・景気回復の見込みが立たない、社会
丌安などによる旅行需要の減退が見
られる。
20
2-3
三豊市観光の課題
以上の市民アンケートや来訪者の動向、各種団体・民間事業者のヒアリング
などを通して、三豊市観光の課題をまとめます。
(1)三豊市民にとって「観光のまち」というイメージは低く、地域外の人へ
三豊の魅力が伝わっていません。
ずっと住んでいると地元の魅力を見失いがちになり、「何もない」「あたり
まえ」という言葉がついつい出てしまい、時には外の人に気付かされることも
あります。三豊の魅力が人から人へ伝わっていくように、市民自らが語って行
きましょう。
(2)三豊の豊富な地域資源を活かして三豊を楽しむ仕掛けが必要です。
三豊には美しい景観や農業・漁業に支えられた食文化など豊富な地域資源が
ありますが、あるだけでは外から来た人は楽しみ方がわかりません。地域資源
を発掘し、磨き、活用していくことが大切です。今あるものの見方を変えて、
空き家、空き施設、使われない土地などを活用したり、市内に点在している地
域資源をつなげて、三豊を「また行きたい、わざわざ行きたい場所」にしてい
きましょう。
(3)飲食・土産・宿泊など市内での観光消費を生み出す仕組みが弱いです。
観光入込客数調査によると市内での観光消費額はかなり低いです。地域外か
ら人を呼び寄せる観光は、経済効果や雇用をもたらす地域の産業であることを
意識し、積極的に観光消費を生み出していくことが必要です。
(4)地域と人と行動を結びつけ、効果的な観光プロモーションを。
三豊ではいろいろな人や団体が「観光」に関わる活動を行っていますが、意
外にお互いのことを知らず、重複した活動を行ったり連携が取れていない面が
あります。三豊市民、民間事業者、各種団体、行政の役割分担を明確にし、効
果的な情報の集約・発信と観光プロモーションを行っていく必要があります。
(5)市民が三豊の将来のことを考え、誰もが「観光」に携わることのできる
仕組みが必要です。
三豊がずっと住み続けたいまちであるために、市民誰もが「観光」に携わる
ことのできる仕組みを整え、市民自らが「観光まちづくり」に参画できる体制
が必要です。
21
第3章
3-1
観光基本計画の基本理念と目標
観光を通じて目指す三豊市の姿
三豊市民は、荘内半島の花と瀬戸内海の島景色や、里山ののどかな景色に愛
着を感じ、三豊を訪れた人も「静けさ・のどかさ」
「景色・風土」に満足感を感
じています。しかし、その当たり前の風景も、そこでの営みがなければ守れな
い地域資源です。三豊の美しい風景を残したり、三豊が住み続けたいと思うま
ちであるために、地域外から人を呼び寄せる「観光」を通じて地域の活性化を
図り、次のような三豊市の姿を目指します。
◆三豊市の目指すべき将来像
生まれた人・暮らす人・訪れる人が心から幸せを感じるまち「三豊」
三豊市民がずっと住み続けたい、一度出て行った人がいつか帰りたいと思
うまちであり、三豊を訪れた人には第二の敀郷のような、また行きたいと思
うまちを目指します。
◆三豊市民が取り組むべきこと
三豊の「地域資源」を磨いて、三豊を魅力的なまちにしていこう。
三豊市民が三豊の魅力を見つけ、それをまずは自分達が楽しみ、仲間と共
に三豊の「地域資源」として大切に磨いていきましょう。そして、それらを
地域外の人へも伝え、行ってみたいと思ってもらうことが大切です。地域外
の方が三豊を訪れることにより、新たな経済効果や人と人との交流が生まれ
ます。地域外から人を呼び寄せる「観光」は、三豊の「地域資源」を活かし
て、経済効果や雇用を生み出す地域の産業として認識し、三豊を魅力的なま
ちにしていきます。
◆三豊市を訪れる人への価値
三豊流 おせっかいのおもてなし
ともすればうっとおしいと思われるおせっかいが、他の地域から来た人に
は温かく感じられることもあります。温暖な気候により育まれた地域性、人
間性、暮らしのかたち、歴史。島で流れる時間、港の風景、今も昔も変わら
ない海・里・山の風景の中で、人がもてなす温かさが三豊を訪れる人の心に
残ります。三豊市民が心から相手のことを思いやる「おせっかいのおもてな
し」の気持ちを持って、訪れる人に接することにより、三豊市が「行って良
かった」「また行きたい」「第2の敀郷のようなまち」となっていきます。
22
3-2
観光基本計画の基本理念
このような三豊市の将来像を築いていくため、観光基本計画の基本理念を以
下のように定めます。
次世代につながる観光まちづくり
~三豊流 おせっかいのおもてなし~
10 年後、20 年後、30 年後、三豊市が魅力的で、活気のあるまちであって
欲しい。三豊市民が、三豊の「地域資源」を磨き、伝えていくことにより、地
域外の人を呼ぶ力が生まれ、三豊を訪れた人の満足にもつながっていきます。
三豊市民がそれぞれの得意分野でつながり、「三豊流おせっかいのおもてなし」
の心で地域外の人を迎えることにより、
「次世代につながる観光まちづくり」に
取り組みます。
3-3
観光基本計画における目標
三豊市観光基本計画における目標は、三豊市の目指す将来像「生まれた人・
暮らす人・訪れる人が心から幸せを感じるまち」を目指して「お客様満足度
100%」「市民満足度 100%」、「観光」が地域の産業として根付いていくこと
を目指して「三豊市内での観光消費額アップ」を掲げます。
◆お客様満足度 100%
三豊市を訪れた人全員に、
「また行きたい」
「行って良かった」
「もうひとつの
敀郷」と思ってもらえるような地域を目指します。
◆市民満足度 100%
「観光」による新たな経済消費と雇用が生まれることにより、観光に携わる
事業主・従業員の満足度が高まります。また、三豊市民は、来訪者と交流する
ことにより、新たな価値観や豊かな心が生まれ、「また来て欲しい」「来てもら
って良かった」と思うような満足度を感じます。
◆三豊市内での観光消費額アップ
平成 30 年度までの 4 年間で、各事業者が現在の 3 倍の観光消費額を目指し、
三豊市民、民間事業者、各種団体等がいろいろなアイデアを出し合い、できる
ことから実行に移していきます。
23
3-4
ターゲット設定
平成 24~25 年度の観光客入込調査によると、三豊市の来訪者は大半が県内
からであり、次に愛媛・徳島・岡山などの近県からであることから、現在の来
訪者を大切にしながら、段階的に遠方の人にも行き先として選ばれるまちを目
指します。
◆エリアターゲット
方面
内容
①香川県内、愛媛県東 現在の香川県内、愛媛県東予地区からの来訪エリアから
予地区
の誘客を継続させ、半日から日帰り旅行圏内の確実なリ
ピーター化を図ります。
②岡山、四国内
四国内、岡山からの日帰り旅行の行き先として繰り返し
選ばれることを目指して、三豊市内の滞在プログラム・
アクティビティを充実させます。
③中国、関西、首都圏 宿泊需要につながる朝・夕の滞在プログラムや宿泊施設
の充実を図り、中国、関西、首都圏からの宿泊旅行の行
き先となることを目指します。
④海外
瀬戸内海の魅力や日本らしい文化・習慣などを体験する
ツアー・プログラムを企画し、日本在住の外国人や訪日
客へ情報発信し、インバウンド事業(訪日外国人旅行)
を推進します。
◆ターゲット層
三豊の地域資源の特徴に合ったターゲット層へのプロモーションを行います。
層
特徴
地域資源
シニア層
現在最も多く来ている年代層 四国霊場巡拝、史跡、ま
であり、今後も一定の集客が ち歩き、温泉、島
見込めます。
ファミリー層
海・里・山の豊富な自然資源 農業体験、フルーツ・野
を活かした体験等は、ファミ 菜の収穫体験・買物
リー層にアピールできます。
若年層
三豊市の地域資源には、若年 島、アート、マリンリゾ
層に訴求できる素材があり、 ート、アクティビティ
週末の日帰りレジャーとして
若年層の集客が見込めます。
24
愛好家層
個人のテーマ・目的に沿った クルージング、スポー
地域資源を活かし、地域発の ツ、景観写真
提案で個別のターゲットに訴
求できる可能性があります。
女性層
若い女性やカップルに訴求で カフェ、雑貨店、マルシ
きる素材が豊富にあり、近隣 ェ、夕日
エリアより、リピーター化を
図ることができます。
25
第4章
4-1
基本方針とアクションプラン
基本方針
基本方針1
人の魅力を高める
(人づくり)
長年住んでいると、地元の魅力を見失いがちになり、「なにもない」「あたり
まえ」という言葉がついつい出てしまい、時には外の人に気付かされることも
あります。しかし、住んでいる人が自慢しないと、外の人も三豊を好きになれ
ませんし、人に伝えてはくれません。市民が三豊の魅力を知り、伝えることの
できる人になりましょう。そして、三豊の魅力を活かして地域の産業につなげ
ていける人材を養成していきます。
基本方針2
三豊の楽しさを高める
(魅力づくり)
三豊市には、瀬戸内海国立公園の中でも荘内半島を中心とした景観美を誇
る海側のエリアや、豊かな農産物を生み出す里山のエリアがあります。それ
らの魅力を磨きつなげていくことで、三豊市全体の魅力度アップにつなげて
いきます。また、これから人口が減っていくにつれ、空き家、空き施設、使
われない土地等が増えてきます。ゼロから何かを生み出すことは難しいです
が、あるものを他のものと組み合わせたり、集めたり、売り方や見方を変え
たりしながら、三豊の楽しさを高めていきます。
基本方針3
三豊の魅力を伝え、選ばれるまちへ
(情報発信・商品化)
三豊市内には、海・里・山の豊かな地域資源が存在し、各地でそれらを活
かしたイベントや祭りなどが行われていますが、効果的な情報発信・商品化
ができていないため地域外からの集客につながっていません。
個々の情報を集約し、各ターゲットに向けて情報発信・商品化を行うこと
により、地域外の人が三豊に訪れ、観光消費を生み出すしくみを作ります。
26
4-2 アクションプラン
基本方針に沿って平成 30 年度までに実施するアクションプランを定めます。
※三豊市民主導のネットワークで、各種団体、民間事業者と連携しながら、アイデアを出し合い、三豊の「次世
代につながる観光まちづくり」を実行していきます。(37~39 頁参照)
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36
第5章
計画の推進体制
5-1
観光やる人この指とまれ!
三豊市全体で「次世代につながる観光まちづくり」の実現に向けて行動して
いくためには、市民自らが行動し、民間事業者、各種団体、行政等と連携し、
異業種、異分野を越えた推進体制が必要です。
市民が三豊の将来のことを考え、次世代を担う子どもたちの未来のために、
誰もが「観光」に取り組むことができる場を整えていきます。そのような取り
組みに参加したい市民がアイデアを出し合い、民間事業者、各種団体、行政等
がサポートし、三豊市観光基本計画を推進していく「みとよみらい観光会議」
(仮
称)を設立します。
「みとよみらい観光会議」は、三豊市で観光に関わりたい人
が誰でも参加でき、未来の三豊のために力を発揮できる場であると言えます。
5-2
観光の担い手の役割
三豊市民が主導していく「みとよみらい観光会議」
(仮称)が中心となり、三
豊の「次世代につながる観光まちづくり」を進めていくために、観光の担い手
の役割分担を定めます。
担い手
三豊市民
内容
「三豊流おせっかいのおもてなし」の心を持ち、まずは、来
訪者に温かい言葉をかけることから始めます。また、次世代
を担う子ども達へ、三豊市の歴史・文化・魅力を語り継いで
いきます。
み と よ み ら い 観 三豊市民主導のネットワークで、各種団体、民間事業者とも
光会議(仮称)
連携しながら、アイデアを出し合い、地域資源を活かした観
光商品づくりを行うことにより地域経済に貢献し、三豊の
「次世代につながる観光まちづくり」を実行していきます。
民間事業者
各事業活動を通じて三豊市を訪れる人に魅力的なサービス
と環境を提供し、来訪者の満足度の向上を図ります。宿泊・
運輸・物販・飲食などの観光に携わる民間事業者は、「みと
よみらい観光会議」や三豊市観光協会と連携し、三豊の地域
資源の観光商品化を行います。
一般団体・NPO
三豊の地域資源を活かした受入れ体験や、町並み整備、滞在
プログラム開発を行っていきます。
37
ま ち づ く り 推 進 各地域の活動計画に沿って、
「みとよみらい観光会議」、一般
隊
団体、民間事業者と連携を図りながら、三豊市の魅力を高め
ていきます。
農業協同組合・漁 三豊の一次産業を観光に活かすために、学校教育や民間事業
業協同組合等
者、一般団体へのサポートを行います。
三 豊 市 国 際 交 流 外国人向けの滞在プログラム作成や受入れ、三豊市民との国
協会
際交流事業を実施します。
三豊市商工会
民間事業者の商品開発のサポートや新規の創業支援、経営相
談を行います。
三豊市観光協会
体験メニュー・開催イベント・宿泊・アクセス情報等を集約
し、情報発信を強化するとともに、観光に携わる人材の育成
を行います。「みとよみらい観光会議」から出てきた観光商
品や売る仕組みを具体化し、各ターゲットに向けて情報発
信・販売を行います。また、「みとよみらい観光会議」と連
携し、観光基本計画の評価指評の調査を行い、観光基本計画
の進捗状況を把握します。三豊市の観光における地域への経
済効果や来訪のマーケティングを行い、その情報をもとに、
総合的な観光プロモーションを行います。
収益性を踏まえながらこれらの事業を持続していくために
現在の任意団体から法人化を行い、各種事業の自主運営を目
指します。
三豊市・三豊市教 三豊市の観光に関わる基本計画を策定します。基本計画が円
育委員会
滑に推進できるように、行政の各分野との連携を行い、「み
とよみらい観光会議」、各種団体、民間事業者の活動を支援・
サポートしていきます。また、学校教育では、ふるさと三豊
を知る学習の中で、子ども達が地域に愛着を持ち、次世代の
三豊を担う力と心を養っていきます。
三豊市観光協会が調査する観光基本計画の進捗状況に応じ
て、計画の検証・修正を行います。
38
39
5-3
評価指評
観光基本計画の方向性を誤らず、効果的に推進するために様々な視点からP
DCA(計画・実行・評価・改善)を行い、計画の成果と有効性、必要性を確
認し、修正していく必要があります。そのために、以下の項目について、定期
的に調査・統計を行っていきます。
◆満足度
1.お客様満足度
2.事業主満足度
3.従業員満足度
4.三豊市民満足度
◆経済効果
1.観光入込客数(市内・市外)
(観光地・イベント・アクティビティ他)
2.宿泊客数(県内・県外(国内・国外))
3.観光消費額(三豊市内での消費額)
4.観光波及額(地元業者からの仕入額)
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【参考資料】
検討委員会・審議会・タウンミーティング実施記録
日時
内容
場所
平成26年6月11日(水)
19:00~21:30
座談会
高瀬町農村環境改善センター
平成26年6月19日(木)
13:00~15:30
座談会
三豊市役所西館会議室
平成26年7月31日(木)
19:00~21:20
第1回検討委員会
三豊市役所西館会議室
平成26年8月8日(金)
13:00~15:30
第1回審議委員会
三豊市役所西館会議室
平成26年9月10日(水)
19:00~21:55
第2回検討委員会
三豊市役所西館会議室
平成26年10月2日(木)
13:00~15:00
第2回審議委員会
三豊市役所西館会議室
平成26年10月30日(木)
14:00~18:00
第3回検討委員会
インパルみの会議室
平成26年11月19日(水)
13:00~16:15
第3回審議委員会
三豊市役所西館会議室
平成26年12月3日(水)
19:00~21:00
タウンミーティング
仁尾町文化会館
平成26年12月4日(木)
19:00~21:00
タウンミーティング
詫間福祉センター
平成26年12月5日(金)
19:00~21:00
タウンミーティング
山本庁舎
平成26年12月17日(水)
19:00~22:00
第4回検討委員会
三豊市役所西館会議室
41
三豊市観光基本計画策定検討委員会 委員名簿
役職
所属
氏名
アドバイザー
国土交通省認定 観光カリスマ
山田 桂一郎
委員
三豊市国際交流協会
石井 紫
委員
(株)ザムウ
岩倉 洋平
委員
カシア ボニータ
大河内 博子
委員
(株)Giallo
大西 正人
委員
鴨田タクシー(株)
鴨田 嘉史
委員
フリークラウド
小前 昭二
委員
ブートン
島崎 ふみ子
委員
(有)三弘
白川 兼次
委員
(株)三豊エコファーム
白川 大輔
委員
(株)ツアーネット
武内 勇介
委員
(有)たなか
田中 達也
委員
一般社団法人 誇
浪越 弘行
委員
(株)エコロジャパン
西岡 修
委員
(株)ナック
平野 晶裕
委員
(有)藤田水産
藤田 典久
委員
(株)香洋石油店
真鍋 貴臣
委員
富士建設(株)
真鍋 有紀子
委員
サンリゾート仁尾
三野 秀樹
委員
うさぎ屋
宮下 早由理
委員
トナリセッションズ
ミヤタケ タカキ
委員
三好うどん
三好 達雄
委員
(株)エフエム香川
森 さくら
委員
(有)浦島観光
山口 晃徳
委員
いちご農家
横山 順一
委員
三豊コンシェルジュセンター(株)
和田 壮平
42
三豊市観光基本計画策定審議委員会 委員名簿
役職
所属
氏名
アドバイザー
中村事務所 地域セラピスト
中村 雅子
委員
三豊市観光協会 事務局長
成行 公雄
委員
三豊市商工会 指導課長
椎野 貴士
委員
三豊市ホテル旅館民宿同業組合 理事長
陶山 正人
委員
(株)ツアーネット 代表取締役
武内 政敏
43