平成22年05月号

5 2010
付税
誤 つて納
源泉所得
した
の還付
当社 で 、源 泉 所 得 税 額 を過 大
に 納付 して い る こ とが判 明 しま
した。 これ は 、今 年 1月 以 降 に
行 った給与所得の源泉徴収 税額 の計算 に誤
りが あったものです。 この誤 って納付 した
お尋ねの場合は、この「過誤納金」 とな
りますので、貴社は「源泉所得税の誤納額
還付請求書」 を納税地の所轄税務署に提出
することにより、税務署長から貴社に過誤
納金が還付されます。
この場合 、給与所得者各人 か らの税務署
に
長 対 する直接 の還付請求 はで きない こと
となってい ますので、返還 を受 ける者 に対
しては、貴社 か ら還付 していただ くこ とに
源泉 所得税の違付 を受 けるには、 ど うすれ
ばよぃで しょうか。
な ります。
なお、この還付請求 は、誤 納 の事実 が生
なお、誤 って源泉徴収 した社 員 の 中 には、 じた 日か ら 5年 間 の 間 に請求 しない と、時
3月 3司 日付 で退職 している者 もい ます。 こ 効 により請求権 が,肖 減 します 。
れ らの者 について、各 自に還 付請求 をさせ
次 に 、納 め過 ぎた源泉所得税 が給与所得
るの で しょうか。
に対 する もの である場合 には、前記 の「 源
泉所得税 の誤納額還付請求書」 に代 えて
徴 収 義 務 者 が 源 泉 所 得 税 を誤 「源泉所得税の誤納額充当属出書 」 を提出
って正 当税 額 を超 え て納 付 した
し、その過誤納金に相当する金額 を、届出
発
行
人
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■ 5月
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憲法記念日
4日 。みどりの日
5日 ・ こどもの日
`掌
3日
日
,
国
税 /4月 分源泉所得税の納付
国
税 /3月 決算法人 の確定 申告
・消費税等) 5月 31日
(法 人税
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24
25
国
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22
税 /確 定 申告税額 の延納届 出に
よる延納税額 の納付
国
税 /特 別農業所得者 の承認 申請
5月 31日
税 /9月 決算法人の中間申告
5月 31日
5月 17日
地方税 /自 動車税・鉱 区税 の納付
税 /6月 、9月 、 12月 決算法人 の
都道府県の条例 で定 める日
消費税等の中間申告
)
(年 3回 の場合
国
5月 31日
税 /個 人事業者の消費税等の中
間申告 ←碍回の場合)5月 31日
ワンポイ ン ト 宥恕 (ゆ うじょ)規 定
税法上 の特例 の適用要件 として、 申告書 の提 出や 申告書 に一 定
の書類 を添付す ることが求 め られて いる場合等 に、 申告書等 の提
出が なかった ときで も、そ の提 出が なかった ことについてやむを
えな い事情 があると税 務署長 が認め るときには、その後、 申告書
等 を提 出すれば適用 を認める規定。
この場合 、子供 に借地権相当額
の贈与 税が課税 され る こと はあ
りま せん。
7θ
日
国
し か し 、将 来 、 子供 が そ の土
月
火
′
の 税 務 と労 務
5月 10日
2J
EL (075)213-1944
AX (075)213-1946
親 の土地 を無償 で借地 し、
住宅を新築した場合 の課税関係
カ リフォサレニアゴール ドポ ピー
親 の土 地 を 無 償 で借 地 し 、 子
供 が 住 宅 を 新 築 し た と き に 、地
代 や権 利 金 を 支 払 う こと は 通常
あ りま せん。
京都市中京区御池通堺町東南角
吉岡御池 ビル902号
こ の よ う に 、 地 代 や 権 利 金 を 地 の贈 与 を 受 け る 場合 や 、親 が
支 払 わず に 土 地 を 借 り る 場 合 を 亡 く な って相 続 税 が 課 税 さ れ る
土 地 の使 用 貸 借 と い いま す 。
場 合 は 、 そ の土 地 は借 地 権 が 設
使 用 貸 借 に よ って 土 地 を 使 用 定 さ れ て いな いも のと 評 価 ︵
自
す る 権 利 の価 額 は 、 ゼ ロと し て 用 地 と し て の評 価 ︶ し て 、 課 税
取 り 扱 わ れ ま す 。 し た が って 、 さ れ ま す 。
税理士大 塚 俊 宏
税理士杉 本 高 男
税理士林
剛史
事務所 〒604‐ 8106
場合 、納 付 した金 額 と正 当 税額
との差額 (過 誤納金 といいます)は 、源泉
徴収税額 を納付 した徴収義 務者 に対 し税 務
署長 か ら還付 するもの とされています。
書 を提 出 した 日以後 に納付 す べ き こ ととな
る給与等 に対 する源泉徴収税額 か ら控 除 す
ることがで きます。
賃貸用固定資産 の取壊 し等 に
よる資産損失の取扱い
所得税 にお いて 、賃 貸用 固定 資産 の 取
壊 し、 除却 な どの 資産 損 失 につ い て は 、
事業 的規模 か 否 かに よ り扱 いが異 な りま
す。事業 的規模 の場合 は、 資産損失 の金
額 を必要 経 費 に 算 入 で き ます 。 しか し、
非事業 的規模 の場 合 は、 その年 の 資産損
失 を差 し引 く前 の 不動産所得 の金 額 を限
度 と して、必要経 費 に算入 す る ことに な
り、他 の所 得 との損益 通算 がで きません。
建物 の 貸付 けが事業 的規模 か否 かは 、社
会 通念上 、事 業 と称 す るに至 る程度 の 規
模 であるか ど うかで判定 します。原則 と
して、次 の い ずれ かの基 準 に 当 てはまれ
ば事業的規模 とされます。
① 貸間、アパー トなどは、貸与できる
独立 した部屋数が概ね10室 以上である
こ と。
②
独立家屋の貸付 けについては、概ね5
棟以上であ ること。
5月 号
-4
居住 年 のみ
平2164∼ 23
原則 居住 年
住宅に関する
住 宅 ロー ン控 除 は 、 も と も と
一つ の制 度 で し た が 、 平 成 十 八
年 頃 か ら 図 表 1 のよう に多 種 多
彩 な 制 度 が で き て複 雑 化 し て い
ま す 。 そ こ で 、 こ れ ら の制 度 を
住宅 借入金等 特 別控 除を ベー ス
に Q& A方 式 で整 理 し てみま す 。
ま た 、 適 用 要 件 が類 似 し て い
る た め 、 図 表 2 のよう に重 複 適
用 と な った り 、 選 択 適 用 の関 係
に な る の で、 有 利 な 方 を 選 ぶ こ
と にな り ま す 。
控 除 期 間 は各 制 度 こと に
ど う な って いま す か 。
図 表 1 の種 類 ご と に検
討 す ると 、 最 も 利 用 の多
い① の住 宅 借 入金 等 特 別
控 除 の場 合 、 原 則 一〇 年 間 です
が 、 平 成 十 一年 一月 一日 か ら 平
行 の耐 震 基 準 に 適 合 し て
いな いも のであ る こと
④ 現 行 の耐 震 基 準 に 適 合
さ せ る た め の耐 震 改 修 で
あ る こと
なお、住宅 耐震改修特 別控除
と住宅 借入金等 特別控 除 に つい
て 、 いず れ の適 用 要 件 も 満 た し
て いる 場 合 に は 、 重 ね て適 用 で
きます。
特 定 増 改 築 等 住 宅 借 入金
等 特 別 控 除 に つい て簡 潔
に 説 明 し て下さ い。
次 の二 つの種 類 が あ り
ます 。
側 一定 のバ リ ア フリ ー
)住 宅
イ 特定断熱改修工事
口 断熱改修工事等
② ◎住宅耐震改修特別控除
※ ◎ ……重複適用可
<…引>及 び持 …>… …それぞれ選択適用
イ 高齢者等居住改修 工事
国表 2 住宅税制関係の重複と選択適用図
場 合 は、適 用 でき ま せ ん。
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坤
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し
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し
工 壁 の断 熟 工事
︵
イ か ら 工に つ い て は アと 併
せ て行 う 工事 に限 り ます ︶
︵
A︶ 改 修 部 位 の省 エネ 性 能 が
いず れ も 平 成 十 一年 基 準 以
上
︵B︶ 改 修 後 の住 宅 全 体 の省 エ
ネ 性 能 が 改 修 前 か ら 一段 階
相 当 以 上 上 が ると 認 め ら れ
る 工事
(3)◎ 増改築等
を そ の者 の居 住 の用 に 供 し た 場
合 に は 、 所 定 の金 額 が 控 除 で き
ます 。
住宅耐 震改修特別控除
の適 用 要件 は何 です か 。
成 十 三 年 六 月 三 十 日 ま で の間 に
居 住 の用 に供 し た 場 合 と 、 平 成
十 九 年 一月 一日 か ら 平 成 二 十 年
十 二 月 三 十 一日 ま で の間 に 居 住
の用 に 供 し 住 宅 借 入 金 等 特 別 控
除 の控 除 額 の特 例 を 選 択 し た 場
合 は、
一五 年 間 ︵
平 成 十 一年 一
月 一日 か ら 同 年 三 月 三 十 一日 ま
で は 一五 年 間 と 六 年 間 の選 択 道
用 ︶ と な って います 。
① の特 定 増 改 築 等 に 係 る 住 宅
借 入 金 等 特 別 控 除 の特 例 は 、 控
除 期 間 が 五年 間 と な って いま す 。
② 、 ④ 、 ⑤ に いて は 、 借 入 金
つ
不 要 の場 合 で あ り 、
一定 の計 算
し た 金 額 を そ の支 出 し た 年 に 限
り 所 得 税 額 から 控 除 でき ま す 。
日
① 住 宅 耐 震 改 修 のた
め の 一定 の事 業 を 定
め た 計 画 の区 城 内 の
家 屋 であ る こと
自 己 の居 住 の 用 に 供 す
る家 屋 であ る こと
昭和 五十六年 五月 三十
一日 以 前 の耐 震 基 準 に よ
り 建 築 さ れ た 家 屋 で、 現
醒
審 解
認定 長期 優良 住 宅 新築
等 特 別 税 額 控 除 の控 除
額 に つ い て教 え て 下 さ
い。
臨
借 入 金 が な く ても 次 に よ り 計 算
し た金 額 が所 得 税 から控 除 さ れ
ます 。
X10°/。
図表 1 住宅に関する税額控除制度一覧
①住宅借入金等特別控除
(15年 間 )
5年 間
改 修 工事 を含 む増 改 築 等
・特 定 居 住 者 が 対 象 で 、 具 体 的
に は、次 の いず れ か に よ る。
ア 五 〇歳 以 上 であ る者
イ 介 護 保 険 法 に規 定 す る要
介 護 認定 を受 け て いる者
ウ 介 護 保 険 法 に 規 定 す る 要
支 援 認定 を受 け て いる者
工 所 得 税 法 に 規 定 す る 障 害
者 に該 当 す る者
オ イ か ら 工 の いず れ か に 該
当 す る 者 又 は年 齢 が 六 五 歳
以 上 であ る者 で あ る 親 族 と
同 居 を 常 況 と し て いる者
・対 象 と な る 工 事 は 、 廊 下 の拡
幅 、 階 段 の勾 配 の緩 和 、 浴 室
改 良 、 便 所 改 良 、 手 す り の設
置 、 屋 内 の段 差 の解 消 、 引 き
戸 への取 替 え 工 事 、 床 表 面 の
滑 り 止 め化 等
閉 一定 の 省 エネ 改 修 工事 を 含
む増 改 築 等
・対 象 と な る 増 改 築 等 と は 、 断
熱 改 修 工 事 等 で次 の ア か ら エ
の 工 事 で ︵A ︶ 及 び ︵B︶ の
要 件 を 満 た す も のを いう
ア 全 て の居 室 の窓 の改 修 工
事
イ 床 の断 熱 工事
ウ 天 丼 の断 熱 改 修 工事
最高1,000万 円
平 2141-22
5月 号 ――-2
号
3-5月
②
③
口 特定断熱改修工事等
(中 古
(2)既 存
10年 間
・ 認 定 長 期 優 良 住 宅 の場 合
231
平 1941∼ 25
改修 年 の み
平2164-25
平 1844-25
②住宅耐震改修特別控除
③特定増改築等住宅借入金等特別控除
①住宅特定改修特別税額控除
⑤認定長期優良住宅新築等特別税額控除
10年 間
平 1111∼ 25
一般 的 ケ ー ス
控除期間
適用 居住 期 間
区分
231
平 1911∼ 20
(控 除期間延長選択)
。特例
□
控除額】
【
□