授業コード・科目名 担当教員 単位数 配当年次 期間 到達目標 授業の概要・目的 授業の計画 SL02A 栄養指導論Ⅱ 舛澤 正博 2 講義・演習の別 講義 2 必修・選択の別 選択 2014年度 前期 1.栄養改善法の目的を説明できる 2.糖尿病の栄養アセスメントができる。 3.腎臓病の栄養アセスメントができる。 4.肝臓病の栄養アセスメントができる。 5.膵臓病の栄養アセスメントができる。 6.心臓病の栄養アセスメントができる。 7.胃・十二指腸潰瘍の栄養アセスメントができる。 8.貧血の栄養アセスメントができる。 9.高血圧の栄養アセスメントができる。 10.各期の栄養アセスメントができる。 11.2~10の各疾患に対応する献立作成ができる。 本授業は栄養士課程における必修科目である 我が国においては、高齢化・国際化・情報化の時代を迎え、また、生活習慣の問題点が国民的関心事 となっている。そのような状況下で栄養士の役割を考えると、食生活を中心とする生活習慣全体の栄養 指導能力が求められる。 栄養指導の担当者は、理論的思考の展開に基づいた計画の立案、実行、評価の実践が要求される、 そのためには、適切な栄養アセスメント能力が不可欠である。以上の観点から栄養指導論は、栄養士 の専門性、栄養指導の実践に直接結びつく知識・技術を総合的に網羅した内容の教科である。 栄養指導論Ⅱでは各論として、栄養士が実際に栄養指導を行う機会が多いと思われる症例を取り上 げ、その中から問題点をアセスメントし、効果的と考えられる基本的指導方法が理解できることを目的と している。学生に質問しながら進めていく。具体的な指導方法は、栄養指導論実習で行われると思われ るので、本授業ではアセスメントに基づいた基本的な栄養指導方法が理解できること、そしてそれに対 応する献立が作成できることを目指す。 1:①オリエンテーション ②食育基本法(ゲストティチャ― 木村亜希子先生を予定) 2:糖尿病・メタボリック症候群のの栄養指導 症例を通して栄養アセスメント、指導方法を学ぶ。 予習:臨床栄養Ⅰで学んだメタボリック症候群の成因について復習してくる。 3:糖尿病:食品交換表の使用方法 食品交換表の仕組みと使用方法、各表に該当する食品について学ぶ 指示エネルギーごとの各表の単位配分について学ぶ 課題:糖尿病食20単位の献立作成 4:腎臓病の栄養指導(慢性腎不全 保存期) 症例を通して栄養アセスメント、指導方法を学ぶ。 予習:腎臓の構造を解剖生理学の教科書より復習してくる。 5:腎臓病の栄養指導(慢性腎不全 透析期) 症例を通して栄養アセスメント、指導方法(血液透析患者のK・P・水分管理の方法)について学ぶ 6:腎臓病の栄養指導 食品交換表の使用方法及び献立作成 慢性腎不全患者の食事指針である、高エネルギー・低たんぱく食の指示ごとの単位配分、特殊食 品の種 類、使用方法などを学ぶ 課題:腎臓病食15単位の献立作成。 7:糖尿病性腎症の栄養指導 症例を通して栄養アセスメント、指導方法を学ぶ。 8:胃・十二指腸潰瘍の栄養指導 症例を通して栄養アセスメント、指導方法を学ぶ。 課題:胃潰瘍食の献立作成 9:潰瘍性大腸炎・クローン病の栄養指導 症例を通して栄養アセスメント、指導方法を学ぶ。 臨床栄養Ⅰで学んだ、クローン病について復習しておく。 10:膵臓病の栄養指導 急性・慢性期の症例を通して栄養アセスメント、指導方法を学ぶ。 課題:膵炎回復期の献立作成 11:肝臓病の栄養指導 症例を通して栄養アセスメント、指導方法を学ぶ。 予習:肝臓の働きについて解剖生理学の教科書より復習してくる。 12:高齢者の栄養指導 症例を通して栄養アセスメント、指導方法を学ぶ。 予習:高齢期の特徴について、応用栄養学で学んだことを復習しておく 13:心臓病の栄養指導 症例を通して栄養アセスメント、指導方法を学ぶ。 虚血性心疾患、うっ血性心疾患の概要を臨床栄養などの教科書、文献などで調べておく 14:その他疾患の指導 使用テキスト 15:まとめ 糖尿病治療のための食品交換表 日本糖尿病学会 腎臓病食品交換表ー治療の基準 医歯薬出版 五訂増補 食品成分表 2012 女子栄養大学出版部 参考書 成績評価の方法・割合 受講態度15%:授業に集中しているか。質問に真剣に考えているか。 課題レポート15%:6回程度の献立作成の課題レポート 試験70%:素点×0.7 特記事項 食品交換表と電卓は毎回持参のこと オフィスアワー 水曜日の放課後80分程度
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