2011年 四旬節キャンペーン特集

106
2011年2月号(隔月発行)No.
®
Caritas Japan News 通算発行番号 No. 288
2011年 四旬節キャンペーン特集
四旬節ポスター
教皇メッセージ
教皇ベネディクト十六世 2011年四旬節メッセージ ……………… 2
四旬節キャンペーン
2011 年「四旬節
視
告
パキスタン視察報告
……………………………………………………… 7
啓発部会のページ
自死者・自死遺族に差し込んできた光 ……………………………… 9
察
報
愛の献金」キャンペーン ……………………… 6
隔月発行となりました。次号は4月号
(4月20日発行)
です。
四旬節教皇メッセージ
教皇ベネディクト十六世
2011年四旬節メッセージ
「あなたがたは洗礼によって、キリストとともに葬られ、
また、キリストとともに復活させられたのです」
(コロサイ 2・12 参照)
親愛なる兄弟姉妹の皆様。
わたしたちを復活祭へと導く四旬節は、教会にとってもっとも尊く重要な典礼の季節です。です
から、わたしは、皆様が心を込めて四旬節を過ごすことができるように、喜びのうちにこのメッセー
ジをお伝えいたします。教会共同体は、永遠の復活祭における教会の花婿キリストとの最終的な出
会いを待ち望みつつ、祈りと愛のわざに励み、心を清める歩みを進めます。そうすることで、あがな
いの神秘から、主キリストにおける新しいいのちをより豊かに受けるのです
(叙唱
「四旬節1」
参照)
。
1.このいのちは、わたしたちが
「キリストの死と復活にあずかり、弟子たちの喜びと歓喜に満ち
た冒険」
( 主の洗礼の祝日ミサ説教、2010年1月10日)を始めた洗礼の日に、すでにわたしたちに与
えられました。聖パウロは、手紙の中で、この洗いが神の御子とのすばらしい交わりをもたらすと何
度も強調しています。洗礼が多くの場合、幼児期に授けられるという事実は、それが神からのたまも
のであることを如実に示しています。だれも、自らの努力で永遠のいのちを得ることはありません。
罪をゆるすと同時に、
「キリスト・イエスの思い」
を生活の中で体験させてくださる
(フィリピ2・5参照)
神のいつくしみは、人間に惜しみなく与えられるのです。
フィリピの信徒への手紙の中で、異邦人の使徒聖パウロは、キリストの死と復活にあずかること
を通して起こる変容の意味を説明し、その目的を示します。
「 わたしは、キリストとその復活の力と
を知り、その苦しみにあずかって、その死の姿にあやかりながら、何とかして死者の中からの復活に
達したいのです」
(フィリピ3・10-11)
。したがって、洗礼は昔ながらの儀式ではなく、キリストと
の出会いです。それは、洗礼を受けた人の存在のすべてを明らかにし、神のいのちを告げ、心から回
心することを求めます。洗礼を受けることで、人は恵みに導かれ、支えられ、キリストの背丈に達
することができるのです。
この救いの恵みを体験するのにふさわしい季節である四旬節は、洗礼と特別なつながりによって結
びついています。第二バチカン公会議の教父たちは
「四旬節の典礼に固有の洗礼に関する要素」
(
『典
礼憲章』
109)をより豊かに用いるよう、すべての教会の司牧者に勧告しました。教会は実際、復活
徹夜祭と洗礼式をいつも結びつけてきました。人が罪に死に、復活したキリストの新しいいのちにあ
ずかる者となり、死者のうちからイエスを復活させた神の霊を同様に受けるというすばらしい神秘が、
この洗礼の秘跡で行われます
(ローマ8・11参照)
。この無償のたまものを、わたしたち一人ひとりの
うちでつねに再燃させなければなりません。四旬節はまた、洗礼志願者と同じ道をたどるようわたし
たちに勧めます。その道は、初代教会のキリスト者にとって、また今日の洗礼志願者にとっても同
様に、信仰とキリスト教的生活のかけがえのない学びやです。彼らは実に、自らの存在すべてを形
2
作る行いとして洗礼を生きるのです。
2.復活祭への旅路をより真摯に歩み、典礼暦全体の中でもっとも喜びに満ち、荘厳な祝いであ
る主の復 活を祝うために自 分 自 身の準 備を整えるにあたり、 みことばによる導きに自らをゆだねる
以上に、ふさわしいことがあるでしょうか。したがって、教会は四旬節の主日の福音朗読のうちに、
とりわけ深く主と出会うようわたしたちを導き、キリスト教入信の歩みを振り返るよう呼びかけてい
ます。すなわち、洗礼志願者には、新たに生まれる秘跡を受けるために備えるよう促し、洗礼を受
けた人には、キリストに従い
(sequela Christi)
、イエスに自らのすべてをゆだねるにあたり、新たな
確固たる歩みを進めるよう呼びかけているのです。
四旬節第一主日は、この地上における人間としてのわたしたちの状態を明らかにします。誘惑に
打ち勝つというイエスの宣教の出発点は、恵みを受けるために、自分の弱さに気づくよう招きます。
その恵みは、わたしたちを罪から解放するとともに、道であり、真理であり、いのちであるキリス
トのうちに新たな力を注ぎます
(
『成人のキリスト教入信式』
25参照)
。この招きにおいて、キリスト
教の信仰はイエスの模範に従い、イエスと一致しながら、
「支配と権威、暗闇の世界の支配者」
(エフェ
ソ6・12)と戦うことを強 調します。 この世には悪が働いており、 主に近づきたいと望むあらゆる人
を今日でもたえず誘惑しているからです。しかし、キリストは勝利者として現れ、わたしたちの心
を希望へと開き、悪の誘惑に打ち勝つよう導くのです。
主の変容の福音では、復活の先取りと人間の神化を告げるキリストの栄光が示されます。キリス
ト教共同体はイエスの導きに気づきます。あたかも使徒ペトロ、ヤコブ、ヨハネのように、
「 これは
わたしの愛する子、わたしの心にかなう者。これに聞け」
(マタイ17・5)
という神の恵みのたまものを、
御子に結ばれた子どもとして、キリストのうちに新たに受けるために
「高い山に登」
(マタイ17・1)
る
のです。それは、神の存在に浸るために、日常の喧噪から離れるようにとの招きです。わたしたちは
心の奥底で善と悪を識別しますが
(ヘブライ4・12参照)
、主はわたしたちの心の奥底を貫くことばを、
日々伝えようとしておられます。そして、わたしたちの主に従う決意を強めてくださるのです。
第三主日の典礼は、サマリアの女に向けた
「水を飲ませてください」
(ヨハネ4・7)というイエスの
問いかけをわたしたちに示します。このことばは、すべての人に対する神の熱い思いを表すと同時に、
「 その人の内で泉となり、永遠のいのちに至る水」
(ヨハネ4・14)
というたまものへの望みをわたした
ちの心の中に呼び覚まそうとしています。この水は、キリスト者を
「霊と真理をもって」父に祈るこ
とができる
「まことの礼拝をする者」
(ヨハネ4・23)
に変える聖霊のたまものです。善、真理、美に対
するわたしたちの渇きをいやせるのは、この水だけです。聖アウグスチヌスのよく知られたことばに
あるように、御子によって与えられるこの水だけが、休むことも、満たされることもないわたしたち
の心の砂漠を、
「神のうちに憩うまで」
潤すことができるのです。
「生まれつきの盲人」
についての主日の典礼は、世の光としてのキリストを明らかにします。この福
音は、わたしたち一人ひとりに、
「 あなたは人の子を信じるか」
(ヨハネ9・35)
という問いを投げかけ
ます。生まれつき盲人であった人は
「主よ、信じます」
( 同9・38)と喜びをもって宣言し、すべての
信者に伝えます。このいやしの奇跡は、キリストがわたしたちに視力を与えることだけでなく、わた
3
したちの内面的な視野を広げることも望んでいることを表しています。こうして、わたしたちの信仰
は深められ、イエスを唯一の救い主として認識するようになります。キリストは人生の闇のすべてを
照らし,人が
「光の子」
として生きるよう導いているのです。
ラザロの復活が告げられる第五主日に、わたしたちは、自らの存在の最高の神秘を目のあたりに
します。
「わたしは復活であり、いのちである。…このことを信じるか」
(ヨハネ11・25‐26)
。キリ
スト教共同体にとってそれはまさに、マルタとともに、ナザレのイエスのうちに、すべての希望をお
く瞬間です。
「 はい、主よ、あなたが世に来られるはずの神の子、メシアであるとわたしは信じてお
ります」
(ヨハネ11・27)
。この世におけるキリストとの交わりをとおして、わたしたちは死の壁を克
服するための備えをします。
こうして、
わたしたちはキリストとともに永遠に生きるようになるのです。
死者の復活を信じ、永遠のいのちに希望をおくことによって、わたしたちは自らの存在の究極的な
意味に目覚めます。すなわち、神が人間を創造されたのは、復活して生きるためであり、この真理が、
人間の歴史、人々の個人および社会生活、また文化、政治、経済に真正で決定的な意味を与えるの
です。信仰の光がなければ、全世界は未来も希望もない墓の中に閉じ込められたまま終わります。
四旬節の歩みは、聖なる過越の三日間、とりわけ荘厳な復活徹夜祭にその頂点に達します。洗礼
の約束を更新しつつ、わたしたちは、
「水と聖霊」
によって新たに生まれたときに神から与えられたい
のちの主がキリストであることを再確認します。そして、キリストの弟子となるために恵みの働きに
こたえる決意を再び表明するのです。
3.わたしたちは、洗礼の秘跡においてキリストの死と復活に身を沈めることによって、物的財の
重荷から、そして、わたしたちを弱め、神と隣人にいつでも応じる開かれた存在となるのを妨げている
自己中心的な
「世界」とのかかわりから自らの心を解放するよう日々促されます。神はキリストのうち
に、愛として自らを現されました
(一ヨハネ4・7−10参照)
。キリストの十字架、
「十字架のことば」
に
は、神の救いの力が表れています
(一コリント1・18参照)
。その力は、人間を再び高く上げ、救いを
もたらします。それは、最高の形の愛なのです
(教皇ベネディクト十六世回勅
『神は愛』
12参照)
。四旬
節は、回心への歩みを表す断食、施し、祈りという伝統的なわざをとおして、キリストの愛をさらに
徹底して生きるすべをわたしたちに教えます。断食はさまざまな目的で行われますが、キリスト者に
とっては、深い宗教的意味があります。わたしたちは、自分の食卓を貧しくすることによって、たま
ものと愛の論理に従って生きるために利己主義を克服することを学びます。余剰なものばかりか、必
要なものさえない状態を体験することにより、わたしたちは自分の
「エゴ」にとらわれずに、わたした
ちのそばにおられるかたを見いだし、多くの兄弟姉妹とのかかわりの中に神を見いだすことを学ぶので
す。キリスト者にとって、断食とは、憂うつなものなどではなく、神と他者の必要にわたしたちの心
をさらに開くものです。そうすることで、神への愛が隣人への愛ともなるのです
(マルコ12・31参照)
。
わたしたちは人生の歩みにおいて、蓄財の誘惑と金銭への愛着にみまわれることがあります。それ
らは、わたしたちの生活における神の絶対性をゆるがしています。所有欲は、暴力、搾取、死へと
至ります。ですから、
とりわけ四旬節に、
教会は分かち合いをもたらす施しの実践を促すのです。一方、
物に心を奪われることにより、わたしたちは他者とのかかわりから遠のくばかりでなく、人を搾取し、
4
不幸にし、
だまし、
約束を果たさずに欺くようになります。唯一のいのちの源である神が物的財に取っ
て代わっているからです。もし、わたしたちの心がエゴイズムと自分自身の計画で満たされ、未来
は保障されていると自らを欺いているとしたら、どうして神の父としての優しさを理解することがで
きるでしょう。たとえ話の中の金持ちがそうであったように、誘惑とは
「 さあ、これから先何年も生
きて行くだけの蓄えができたぞ。…」
と考えることなのです。主の裁きはご存知のとおりです。
「愚か
な者よ、今夜、お前のいのちは取り上げられる…」
(ルカ12・19-20)
。わたしたちは施しの実践を通
して、神が第一であることを思い起こし、他者に目を向けます。そうすることで、神の優しさを再び
見いだし、神のいつくしみを受けることができるのです。
四旬節の期間を通して、教会は神のことばをとりわけ豊かに伝えます。わたしたちは日々、みこと
ばを生きるために、そのことばを黙想し、自らのうちに留めることによって、尊く、かけがえのない
祈り方を学びます。わたしたちの心に語りかけ続けておられる神に耳を傾けることにより、わたした
ちは洗礼の日に与えられた信仰の旅路を豊かにします。わたしたちは祈りから新たな時間のとらえ方
も学びます。永遠と超越の視座がなければ、実際、時間はわたしたちの歩みを未来のない地平線へ
と導くだけです。むしろ、
祈るときにわたしたちは、
神に向かう時間を見いだします。そうすることで、
「神のことばは決して滅びない」(マルコ13・31参照)ことを理解し、
「奪い去る者はいない」
( ヨハネ
16・22)
神との親しい交わりに入るのです。そして、裏切ることのない希望、永遠のいのちに心を開
いていくのです。
十字架の神秘を黙想するよう促す四旬節の歩みは、キリストの
「死の姿」
(フィリピ3・10)をわた
したちの中で再 現することに他なりません。 それは、 いのちにおいて深く回 心するためです。 そう
すれば、ダマスコに向かう途中の聖パウロのように、わたしたちは聖霊の働きによって一変するこ
とでしょう。また、自らの存在を神のみ旨にしっかりと従わせることができるでしょう。あるいは、
エゴイズムから解放され、他者を征服しようとする傾向を克服し、キリストの愛へと心を開くこと
ができるでしょう。四旬節は、わたしたちが自らの生活を真摯に振り返りつつ、自分の弱さを認め、
ゆるしの秘跡によって新たにされる恵みを受け、キリストに向けて確固たる歩みを進めるのにふさわ
しい時です。
兄弟姉妹の皆様。復活祭への回心の歩みは、あがない主との人格的な出会い、断食、施し、祈り
をとおして、わたしたちが自らの洗礼を再発見するよう導いています。この四旬節にあたり、洗礼の
ときに神がわたしたちにお与えになった恵みを新たに受けようではありませんか。そうすれば、わた
したちのすべての行いが、その恵みに照らされ、導かれるでしょう。この秘跡が表し、実現している
ように、わたしたちは、さらに寛大で真正な姿勢でキリストに従い、日々生活するよう求められて
います。わたしたちのこの旅路において、信仰と肉体のうちにみことばを宿したおとめマリアに、わ
たしたち自身をゆだねましょう。そうすれば、わたしたちも、まさにマリアのように、御子イエス
の死と復活に自らを浸し、永遠のいのちを得ることができるでしょう。
バチカンにて 2010年11月4日
教皇ベネディクト十六世
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四旬節キャンペーン
2011 年「四旬節
愛の献金」キャンペーン
3月9日灰の水曜日から、
四旬節が始まります。カリタスジャパンは今年も
「四旬節 愛の献金」
キャ
ンペーン実施にあたり、以下のものを準備しました。各教区を通して送付していますので、それぞ
れの小教区でお手に取っていただければと思います。
四旬節愛の献金趣意書
英語、スペイン語、ポルトガル語、韓国語、ベトナム語の趣意書を用意しました
(日
本語の趣意書は小冊子の中に含めました)
。ポスターと同じ表紙で、愛の献金を奨
励するメッセージと、四旬節献金で支援した主な援助先の紹介を掲載しています。
四旬節キャンペーン小冊子
『つなぐ2011』
四旬節ポスター
昨年9月のカリタスジャパン組織変更に伴い、今年は、よりカリタスジャパンの活動を知っていた
だけるような内容にしました。全体で6話から成る構成は変わりませんが、1話を責任司教、2話を啓
発部会、3話を援助部会が執筆しました。それぞれに振り返りのヒントがついていますので、例年通
り、黙想会の分ち合いなどにもご活用ください。外国語は、第3話の
「いのちを守るための緊急募金・
支援」
についての話を、スペイン語に訳して掲載しました。英語、ポルトガル語訳はホームページ
(以
下のURL)
でご覧いただけます。
英語
ポルトガル語
http://www.caritas.jp/contributi/pdf/shijun2011̲en.pdf
http://www.caritas.jp/contributi/pdf/shijun2011̲pt.pdf
ポスター
趣意書、小冊子の表紙と同じデザインです。パレスチナとイスラエルの国境に近い、ガザ地区
Jaballaの写真を使いました。2008年末から翌年始め、
「鉛の棺」
作戦と名付けられた、イスラエル軍
による大規模な攻撃があった場所です。
献金袋
例年と同じ、うぐいす色の封筒を準備しています。
紙の組み立て式募金箱
ぬり絵をした後、ミシン目から切り離して、三角柱の募金箱に組み立
てることができます。裏にはマザーテレサの言葉が載っています。紙
組み立て式募金箱
を少し厚く改良しました。
6
視察報告
パキスタン視察報告
2010年7月に起きたパキスタン洪水は国土の20%を浸水させました。約2千万人が被災し、
その内4百万人が家屋を失いました。洪水に頻繁に見舞われるパキスタンの人々が、「今回の洪水
は100年に一度の規模」と言う通り、その被害は甚大なものでした。カリタスジャパン(成井大介
神父・援助部会秘書、稲江佐和子・事務局)は、11月28日から12月2日までの5日間にわたり、
パキスタンで実施するプロジェクトを視察しました。ここでは洪水の被災地を視察した時の状況
を報告いたします。
今回私たちは、首都のイスラマバードから
南300キ ロの位 置にあるパ キ ス タ ン 第 三の都
市、ファイサラバードに近い、チェナブ川と
ジェラム川が合流する被災地域を訪れました。
当該地域が属するパンジャブ(5つの川という
意味)州は、インダス川とその支流を含む5つ
の川を合わせ持つ農業が盛んな地域です。チェ
ナブ川とジェラム川はこれらの支流の内の2つ
2 つの川が合流する地点
で、その合流地点はパンジャブ州で被害が最も大きかった場所です。私たちが視察した12月には
家 屋の建て直しがかなり進んでいたため殆どの村 人が家に戻 っ ており、 配 給されたテ ン トに住む
家族は数家族となっていました。そこで地域住民に集まっていただき、被災時とその後の状況を
聞くことができました。
「川沿いの村には2,500世帯が暮らしており、
全世帯が、カリタスが実施する防災トレーニン
グを2008年度に受けていました。このため、死
者を1人も出すこと事なく、家畜も3,000頭のう
ち2,800頭を救済することができました。農作物
は残念ながら、倉庫に保管しているものを含め
7
被害の状況を説明する男性
て全滅しました。
」
「洪水の発生直後に代表者が集まり、村全体が避難することで合意し、すぐに村人に避難を指示
しました。まず、女性と子ども、さらにお年寄りを高台に連れて行き、その後家畜と食べ物を運
びました。食糧関連としては1人当たり5日分の小麦粉が中心です。8日経った時点で軍がボート
を出したので、そのボートでより広く安全な場所に移動しました。そこでカリタスが食糧を支援
してくれました(カリタスパキスタンは災害発生の1週間後には小麦粉、砂糖、米、調理油、豆、
粉ミルク、塩、水等の食料とテントを被災者に配給した他、医療キャンプの設置を行いました)。
45日経ってようやく水が引いたため、自分達の家に戻りました。」
当該地域は被災時に川によって外部から
分 断されてしまうため、 支 援 団 体がすぐに
駆けつけることができない地域です。そのた
め、 自 分 達で生 命の安 全を確 保するために
実施される防災トレーニングはかなり重要
であると言えます。カリタスジャパンはカ
リタスパキスタンが実施する防災トレーニ
ングを2008年度に支援し、今後も継続して
いこうと考えています。
被災地の住民に話を聞く(後方に見えるのはテント)
今回の住民との話し合いで表面化した問題は、女性への対応でした。地域の家屋にはトイレが無
く、人々は屋外で用をたします。避難している間、屋外はどこも不衛生で、皮膚病が特に女性の間
で広がりました。今後、被災地でのトイレ対策は災害対応として欠かす事ができないと言えます。
今回視察した村も含め、ファイサラバード一帯は急進的なイスラム教徒の拠点となっており、
キリスト教徒への襲撃事件が多発する地域です。カリタスの防災トレーニングには、宗教に関係
なく多くの住 民が参 加します。 災 害の克 服という共 通の目 的に向けて人 々 が一つになることで、
宗教の違いを越えた共同体を形成していくことができればと願っています。
(事務局
8
稲江佐和子)
啓発部会のページ
自死者・自死遺族に差し込んできた光
啓発部会委員 庄司昌子
昨年5月、カトリック教会としては初めて、
「自死遺族の会」が聖イグナチオ教会で有志により始
まり、スタッフの一員として私もその中にいます。苦しみを持つ者にとって、苦しみの程度に差はな
いと思いますが、話を聴かせて頂く私には毎回、これ以上辛く重い苦しみはないのではないかと感じ
られる分かち合いの場となっています。
「家族に自死者を持たない私がこの中にいていいのだろうか」
と何回も自問し、かける言葉もない無力な自分を嫌という程感じながら、結局
「遺族の方が声に出し
て辛さを語られることで、少しずつでも癒しの方向に向かって下さるために、落ち着いた雰囲気で語
りやすい場の提供の手助けが出来れば」
という思いに達したのです。
会は昨年11月で7回を終えました。そして着実に定着していると感じます。毎回新しい参加者があ
り、
「この場に来るまで、来ることを躊躇しましたが来て良かった。この場には神様がいて下さる」
「教
会だからこそ、私は始めて心の中を語ることが出来たのです」
そう言って帰られる方があります。
11月13日、聖イグナチオ教会大聖堂で、カトリック教会初めての
「自死者のための追悼ミサ」が
行われました。遺族等210名もの家族の参加がありました。あちこちで涙を拭かれる方があり、遺族
の方にとっても、自死された方にとっても、希望と平安が感じられた厳かで感動的なミサでした。
一人の青年がミサに訪れ、
「私は自殺未遂者です。今日は自殺した人を持つ家族の方の気持ちの確
認に来ました。家族がこんなに悲しんでいる姿を見て、自分も家族をこんなに悲しませるところだっ
たことを知りました」
と話し、澤田和夫神父から特別の祝福を頂いて聖堂を後にされました。
###########################
「自死の現実を見つめて
−教会が生きる支えになるために−」
2010年11月2日発行 A5判48ページ 無料
(要送料)
カリタスジャパンが取り組んできた
「自死と孤立」
の活動をもとに、
メッ
セージ、自死の実態と現状、
「カトリック教会における自死について
の意識調査」
報告、相談連絡先等をまとめた小冊子です。
ご希望のかたは、カリタスジャパン事務局
(E-mail: [email protected]ま
たは電話:03-5632-4439)
まで、送付先と電話番号、希望冊数をご連
絡下さい。
9
広島教区
「自死の現実を見つめて」
2010年11月9日
(火)
13時〜17時、広島市幟町教会のマリア
ホールで、広島教区とカリタスジャパン共催の自死に関する公
開勉強会を開催しました。当日は平日の午後という時間帯でし
たが、約45名の参加者がありました。
最初に約1時間、講師の幸田和生司教
(東京教区補佐司教・カ
リタスジャパン担当司教)に話をしていただきました。カリタ
スジャパン発行の小冊子
『自死の現実をみつめて 〜教会が生
きる支えになるために〜』
が、この勉強会の直前に完成したので、幸田司教もこの小冊子に沿って話
をされました。日本の自死の現実、カトリック信者の自死に関する意識、教会として自死をどうと
らえているかなどの内容でした。続いて約30分間、参加者が5つのグループに分かれて分かち合いを
行いました。その後残った時間全員で意見交換を行いました。参加者からは
「自死に関する理解が深
まった」
「自死に関する小冊子を使いながら、地元の教会でも勉強会をしたい」などの意見が出されま
した。
(事務局 田所 功)
横浜教区
「自死をおもう」
横浜教区福祉委員会 曽根和子
2010年11月27日
(土)
14時から、カトリック藤沢教会にて、横浜教区福祉委員会とカリタスジャ
パンの共催による
「自死」
の勉強会を行ないました。昨年、カリタスジャパンが行なった
「自死」
につ
いてのアンケートを集計した冊子をもとに、講師としてお招きしたカリタスジャパンの喜代永文子
氏のていねいなお話と解説に一同耳を傾けました。
「自死」という重いテーマではありますが、3万人
の自 死 者が12年も続く現 状をそれぞれが真 剣に受けとめ、 何らかの形で対 応していきたいという静
かな熱意が感じられました。
講師の温かい声に助けられながら悲惨な報告をうかがったあと、グループに分かれ、個々の経験
をもとに問題点を掘り下げて話し合いました。お一人おひとりの話されることを共に聴き合いながら
共感したり、ヒントをいただいたりと貴重な時間を過ごしました。私たちが一人では考えきれないこ
と、受けとめられないことを、講師のかたの適切な助言や状況説明をいただきつつ、お隣の方との分
かち合いを通して、これまでタブー視されてきた扉を少し開くことができたのではないかと思いまし
た。涙を流された方に寄り添って
「大丈夫よ」
と声をかけている方のお姿が印象的でした。
最後に全員で唱えた
「いのちのための嘆願の祈り」が聖堂いっぱいに響きわたりました。この勉強
会の開催にあたっては、横浜教区の第4、第5、第6地区の共同宣教司牧委員会が協働し、参加者が
約100名に及びました。
カリタスジャパン発行の自死の小冊子を使って、勉強会や分かち合いを開いてみませんか?お困りのことがありましたら、カ
リタスジャパン啓発部会までご相談下さい。また分かち合いや勉強会の開催案内や報告もお待ちしています
10
全国教区担当者会議
2010 年度定例全国教区担当者会議報告
11月10日
(水)
終日と11日
(木)
午前中にわたって、2010年度定例全国教区担当者会議が広島教区
の教区本部会議室
(広島市)
を会場として開催されました。これは全国各教区でカリタスジャパンの
教区担当者として活動されている方々が毎年1回一堂に会して行う会議です。今年の会議では、教区
担当者の位置付け、教区分かち合い、国内援助の進
め方、2011年四旬節キャンペーン、国内報告会やセ
ミナー・勉強会開催などが議題として話し合われま
した。教区担当者の位置付けについては、現在各教
区の担当者は教区長から任命されて、教区内のカリ
タスの活動
(愛の活動)やカリタスジャパンの活動の
支援を行っていますが、それらの活動をより良く行
うために教区担当者とカリタスジャパンの連携がど
うあるべきか話し合いました。教区分かち合いでは、
会議の様子
各教区での取組みを報告し合い、それに対して意見交換を行いました。会議の準備段階で、多くの
教区担当者から他教区の取組みを知りたいとの要望が出ていましたので、この部分に多く時間を割く
ことになりました。教区担当者同士が日頃交流することはほとんどありませんので、このような場で
他教区のことについて知る事ができたのは、今後の活動のヒントになる貴重な機会になったと思い
ます。国内援助に関しては、自然災害に備えて災害時の対応マニュアルを準備しておく必要が確認
されました。
会議に先立って、11月9日
(火)
午後3時〜5時、広島市幟町教会のマリアホールで、広島教区とカ
リタスジャパン共催の自死に関する公開勉強会を開催
しました
(詳細は啓発部会のページ参照)
。また、会議
終了後の11日午後には教区担当者の現地学習を行いま
した。広島は平和都市として知られていますが、長ら
く日本の軍都としての一面も持っていました。今回の
現地学習では、大本営跡、軍司令部地下壕跡などの戦
跡をめぐり、最後に広島のキリシタン殉教之碑を訪問
キリシタン殉教之碑にて
して一連の日程を終了しました。(事務局 田所 功)
11
カリタスジャパン 援助金交付先一覧
(2010年11月16日〜2011年1月 15日)
国際カリタス緊急支援要請
(Emergency Appeal/EA)
(援助金は国際カリタスを通して、現地のカリタス救援本部に届けられます)
1.スーダン:カリタススーダン緊急事態対応能力向上支援
(EA12/10 CJ: 025-10)
援助団体:カリタススーダン
(Sudanaid)
¥ 837,000
スーダンは今、独立以来最も重要な岐路に立とうとしています。同国では20数年にわたる政府対
反政府勢力の武力衝突により、数百万の死者ならびに国内避難民を出しました。2005年に南北包
括和平合意が締結されましたが、この取り決めに基づき、今年1月9日から南部独立を問う住民投
票が実施されているのです。結果がどうあれ、国内では選挙後の混乱が懸念されています。カリ
タスは最悪の事態に備え、現地カリタスの危機対応能力向上のプラグラムを実施することにしま
した。教区カリタススタッフに緊急人道支援についての知識と技術を身につけさせ、必要な緊急
救援物資を準備すると共に、危機察知のための情報収集について訓練を行います。
2.ハイチ:コレラ流行緊急支援
(EA16/10 CJ: 027-10)
援助団体:カリタスハイチ
(Caritas Haiti)
¥ 16,764,000
ハイチでは10月中旬頃から、特に北部と北西部でコレラが急速に蔓延しており、死者は3千人を
超えています。カリタスハイチは直ちに、コレラの予防と治療に焦点を当てた、3カ月の対コレラ
計画を立案しました。ゴナイブ、アンシュ、ポルトープランスで10万人を対象として啓発活動
(情
報提供)
や衛生用品の配布、家庭レベルでの水の処置、カリタスの運営する診療所への医薬品や衛
生用品の提供を行っています。現在ハイチでは地震復興支援の1年目が進行中ですが、ハイチ国
内で復興支援に従事する他の欧米カリタスも、持っていた物資をコレラ緊急支援へ回し、地震復
興プログラムの枠組みの中で対応しています。
3.フィリピン:台風メーギー復興支援
(EA20/10 CJ: 029-10)
援助団体:カリタスフィリピン
(NASSA - Caritas Philippines)
¥834,600
超 大 型の台 風 メ ー ギ ー は2010年10月18日 ル ソ ン 島 北 部に上 陸し、23州3,434の村において、
427,962世帯2百万人以上が影響を受けました
(10月30日付けフィリピン国家災害リスク軽減・
管理評議会による報告)
。カトリック教会は直ちに食料や衣類、医療などの緊急支援を実施しまし
た。カリタスフィリピンとカリタス米国はニーズ調査を行い、その結果イサベラ州に最も被害が
集中していることが分かりました。同州イラガン教区と協力し、800世帯の仮設住宅建設支援を
行います。
12
4.インドネシア:メラピ火山噴火初期復興支援
(EA19/10 CJ: 030-10)
援助団体:カリタスインドネシア
(Karina - KWI)
¥ 832,900
中部ジャワ州とジョグジャカルタ特別州に位置する活火山メラピ火山は、2010年10月に活動を
活性化し、同月25日噴火しました。避難勧告地域が半径20kmに拡大した11月5日には、36万人
が避難しました。断続的な噴火による死者は250人以上、また500人以上が重傷を負い病院で治
療を受けています
(11月15日付けインドネシア国家防災庁発表)
。スマラン教区カリタスは緊急
物資支援を実施し、これは11月23日に終了しました。その後もまだ避難民が帰還できるような
状況ではないため、60日間の緊急支援を継続して行います
(食料と栄養、水と衛生、シェルター、
日用品、医療と心理ケアサービスの提供)
。また、今後2年にわたって行う予定の復興支援の準備
も並行して実施されます。
海外援助
1.中国:青海地震復興支援
(CJ: 023-10)
援助団体:WCSSC& カリタス香港(Caritas Hong Kong)
¥ 8,394,904
4月に青海省玉樹チベット族自治州玉樹県で起こった地震に対して、カリタス香港は現地パート
ナー団体である万州カトリック社会奉仕センター
(WCSSC)
と共に緊急支援を行うと同時に、ニー
ズ調査を実施しました。その結果、四川省甘孔チベット族自治州Shi Qu県郊外にあるMengsha小
学校の再建が必要であると分かりました。ここは、被害を受けながらも支援の入っていなかった
遠隔地で、校舎が損壊したために、子どもたちが授業を受けられなくなっていたのです。カリタ
スジャパンは再建費用の一部を支援します。
献金者名簿
2010年10月1日〜12月31日の間に募金くださった方々です。
●個人・団体・敬称略 ●匿名希望の方へも御礼申し上げます
の手修道院、カルメル修道会幼きイエズス修道院、聖ベ
ネディクト女子修道院本部、マリアの宣教者フランシス
コ修道会札幌修道院
【札幌教区】
高橋文子、雪田瑠美子、猪俣捷也、本田浩樹、近藤光彦、
小藤道子、小林順子、藤の木会、羽幌ボーイスカウト小
寺、月形藤の園、今金小百合保育園、カトリック湯の川
幼稚園、登別カトリック聖心幼稚園、岩見沢天使幼稚園、
旭川聖母幼稚園、中標津カトリック幼稚園、花川マリア
幼稚園、釧路カトリック幼稚園、函館藤幼稚園、倶知安
藤幼稚園、釧路ひばり幼稚園、旭川藤女子高等学校、天
使大学、函館地区教会学校一同、北広島教会、湯川教会、
北一条教会、月寒教会、羽幌教会ミカエル祭実行委員会、
円山教会、北二十六条教会、北十一条教会、大町教会、
美唄教会、手稲教会、新川教会、根室教会、当別教会、
富岡教会、室蘭教会、湯川教会、厳律シトー会灯台の聖
母トラピスト大修道院、シャルトル聖パウロ修道女会山
【仙台教区】
阿部かね子、中村千里、中川己智子、大友幸子、アント
ニオ・ツゲル、岡田 あい、荻野誓也、元川健、高橋典
子、渡辺征子、金芝秀、カリタスの丘祈りの会、一関藤
の園、合浦デイサービスセンター、金ケ瀬カトリック保
育園、こじか保育園、藤聖母園、白河カトリック幼稚園、
ナザレト幼稚園、勿来カトリック幼稚園、小百合幼稚園、
小名浜白百合幼稚園、同父母の会、青森明の星短期大学
付属幼稚園、仙台白百合学園幼稚園、聖ウルスラ学院英
智幼稚園、亘理カトリック幼児園、聖心幼稚園、盛岡白
13
百合学園幼稚園、福島カトリック幼稚園、聖ドミニコ学
院幼稚園、盛岡白百合学園高等学校、カトリック仙台司
教区本部事務局、会津若松教会、北仙台教会、畳屋丁教
会、四ッ家教会、八木山教会、聖ウルスラ修道会田面木
修道院、聖ドミニコ女子修道会天使園修道院、聖母被昇
天修道会地区本部、同弘前修道院、ドミニコ会ロザリオ
の聖母修道院、オタワ愛徳修道女会本部、同弘前修道院、
シャルトル聖パウロ修道女会紫山修道院
ナ幼稚園父母の会、聖ドミニコ学園幼稚園、マリア幼稚
園、サンシティ聖母幼稚園、目黒サレジオ幼稚園、レス
トナック幼稚園母の会、光塩女子学院日野幼稚園、双百
合幼稚園、東星学園幼稚園、関町白百合幼稚園、本町幼
稚園、ファチマのマリア幼稚園、目黒星美学園、同小学
校児童会、田園調布雙葉小学校、聖ドミニコ学園小学校、
東京純心女子中学校・高等学校、星美学園中学高等学校、
晃華学園麦の会、聖母大学教職員有志の会、白百合女子
大学、同コイノニア・ルーム、上智大学ボランティア・
ビューロー、東金教会、八王子教会、秋津教会、三軒茶
屋教会、
同マリアンクラブ、
茂原教会、
多摩教会コルベ会、
千葉寺教会、立川教会、小金井教会、渋谷教会アルファ・
コース、上野教会、北町教会、小平教会福祉部、赤羽教会、
同日曜学校、関町教会、町田教会、イエズス会、パリ外
国宣教会、キリスト・イエズスの宣教会流山修道院、ク
リスト・ロア宣教修道女会東京第一修道院、大阪聖ヨゼ
フ宣教修道女会大森修道院、聖母被昇天修道会東京修道
院、汚れなきマリア修道会マリアンハウス修道院、同町
田修道院、幼きイエス会管区本部、同ニコラ・バレ修道院、
聖マリア修道女会本部、同千葉修道院、同土曜学校、聖
母訪問会大井修道院、聖パウロ女子修道会、師イエズス
修道女会、シャルトル聖パウロ修道女会管区本部、マリ
アの宣教者フランシスコ修道会、同東京第三修道院、長
崎純心聖母会八王子修道院、同石神井修道院、ベタニア
修道女会ベトレヘム第一修道院、聖心会、マリアの御心
会信濃町共同体、聖心侍女修道会五反田第二修道院、サ
レジアン・シスターズ調布聖ヨゼフ修道院、コングレガ
シオン・ド・ノートルダム修道会管区本部、援助修道会
修練院、聖ドミニコ宣教修道女会東京修道院、ベリス・
メルセス宣教修道女会本部
【新潟教区】
安食裕夫、島倉ケイ、谷沢文雄、大場サイ、甲斐節子、
成田雅子、秋保和子、森田国昭、亀田平和の園保育園父
母の会、聖園ベビー保育園保護者会・職員一同、聖園病
院、本荘カトリック幼稚園、亀田カトリック幼稚園、能
代カトリック幼稚園、大館カトリック幼稚園、海星幼稚
園、土崎カトリック幼稚園、聖園学園短期大学学生会、
聖霊女子短期大学、同白鳩会、同付属高等学校、新発田
教会、大館教会、糸魚川教会、山形教会、米沢教会、加
茂教会、新潟教会、聖体奉仕会本部、聖マリア在俗会新
潟地区、オタワ愛徳修道女会山形修道院、マリアの宣教
者フランシスコ修道会亀田修道院
【さいたま教区】
川村智子、高橋陽子、郷家かな江、大桑伴子、田近正道、
佐久間隆、田中宏予、児玉惟孝、西原眞一、児玉みつ子、
岩間勝、坂本敬、一重幸助、溝井光子、聖母幼稚園、同
土曜学校、聖フランソア幼稚園、宇都宮海星女子学院宗
教指導部、カトリックさいたま教区本部事務局、那須教
会、富岡教会、藤岡教会、厳律シトー会那須の聖母修道
院、聖母被昇天修道会浦和修道院、マリアの宣教者フラ
ンシスコ修道会渋川修道院
【横浜教区】
Namisato Machiko、星野剛一、石田ウェビナ・ネルサ、
杉野多規子、杉本秀子、小山満子、鈴木久子、村松芳彦、
國分典子、春原昇、矢澤清彩・治枝・光行、コジョ・リサ、
櫻井操、八巻かつよ、平野隆、福澤悦子、小松正子、
小杉健、小林信子、横尾早苗、コジョ・アヤコ、千古友則、
菊地キン、永井謙、木村悟、栗田れい子、黒田延子、
飛松和子、長嶋總一郎、戸塚賢一、草柳範子、阿久津雅子、
Nagasawa Marget、道躰滋穂子、菊池ユキ子、増田和俊、
カンペンハウド神父、
増田優子、
赤井麻貴子、
長野きみゑ、
聖園マリア幼稚園母の会、茅野聖母幼稚園、岡部聖母
幼稚園、同土曜学校、塩山カトリック幼稚園、吉田マ
リア幼稚園、鍛冶ヶ谷カトリック幼稚園、聖母幼稚園、
横浜みこころ幼稚園、函嶺白百合学園小学校、同中学校・
高等学校、湘南白百合学園小学校、同中学校・高等学校、
上智短期大学学生・教職員有志、カトリック横浜教区
本部事務局、カリタスジャパン横浜教区支部、韮崎教
会教会学校、草薙教会、菊名教会教会学校、上田教会、
磐田教会、中和田教会福祉部、雪ノ下教会、鍛冶ヶ谷
【東京教区】
籾井徳子、三樹愛司、松本裕子、高橋陽子、小澤敦子、
早田道子、高井久枝、高野瑛彬、飯沼武、岡田久忠、
直江成子、那口真理子、中嶋俊之、稲葉正宏・淑子、
東 基 樹、 松 崎 中、 伊 藤 清 子、 岩 藤 大 和、 大 菅 淑 子、
外山経子、
西村美知子、
浅見幸子、
スフェール・グノシェンヌ、
三島八重子、竹森擴、縄田康光、池上広子、斉藤勲、
森田悦尓、横光ゆり子、横山京子、石井靖人、池田豊、
鈴木奈保子、吉田洋二、石川博和、古木滋子、向陵テニ
スクラブ、梁進、黒川裕之、川瀬弘子、ロベルト・レオン・
ゴンザレス、北垣朋絵、古満久美子、島田道子、加藤恭
子、近藤寿美子、石橋恵子、山田裕子、清水慶一・信子、
原紀久子、石崎嘉正、浜上スミ子、佐倉リン子、横塚祥
隆・千枝子、斉藤小百合、テレジア会、ワーナーエンター
テイメントジャパン、WCRP日本委員会、ヨゼフ会高
木医院、聖母ホーム、慈生会ベタニアホーム、同聖ヨゼ
フ老人ホーム・聖家族ホーム、聖母病院、文化会会長石
川正剛、うめだ
「子供の家」
、光塩女子学院幼稚園、レジ
14
教会、浜松教会、原宿教会、山手教会、静岡教会リンク、
千代田教会、藤沢教会、同売店、二俣川教会、三島教会、
二宮教会、同教会学校、伊東教会、小田原教会、溝ノ口
教会ケベック祭、甲府教会、鶴見教会、茅ヶ崎教会、シャ
ルトル聖パウロ修道女会片瀬修道院、
同ナザレト修道院、
聖母訪問会、同大船修道院、同七里ヶ浜修道院、同三浦
修道院、同モンタナ第ニ修道院、御聖体の宣教クララ修
道会軽井沢修道院、
カルメル修道会聖家族修道院、
ケベッ
ク・カリタス修道女会本部修道院、イエスのカリタス修
道女会甲府修道院、クリスト・ロア宣教修道女会神山修
道院、レデンプトリスチン修道会茅野修道院、同鎌倉修
道院、愛徳カルメル修道会島田修道院、聖心の布教姉妹
会みその台修道院、天使の聖母宣教修道女会本部修道院、
マリアの宣教者フランシスコ修道会横浜修道院、幼きイ
エス会静岡修道院、善き牧者愛徳の聖母修道会塩山修道
院、聖心侍女修道会箱清水修道院
Robert Shannon、濱田喜男、朝山藤夫、緒方貴子、
石 川 治 美、 広 田 和 子、Robert Shannon & Janet、
村本須美、
櫻井茂子、
櫻井健吾、
ECC 地球救済キャンペー
ン事務局、和歌山信愛女子短期大学附属幼稚園、ロザ
リオ幼稚園、マリア幼稚園、愛徳幼稚園福祉部、カトリッ
クさゆり幼稚園後援会、香里幼稚園、佐用マリア幼稚園、
賢明学院小学校、大阪聖母学院小学校、城星学園、同
小学校、桃山学院高等学校 3 年 3 組、大阪南地区宣教
評議会、なみはや教会、金剛教会、泉佐野教会、平野教会、
六甲教会、和泉教会、栄光教会、芦屋教会、日生中央
教会、仁豊野教会、洲本教会、姫路教会、同レジオマリエ、
宝塚教会、大東教会、牧岡教会、住吉教会、八尾教会
社会活動委員会、イエスの小さい兄弟会、淳心会本部、
イエズス会神戸修道院、大阪聖ヨゼフ宣教修道女会箕
面修道院、援助修道会六甲修道院、愛徳カルメル修道
会門真修道院、お告げのフランシスコ姉妹会生野修道
院、聖フランシスコ病院修道女会姫路第二修道院、汚
れなきマリアのクラレチアン宣教修道女会本部、聖ビ
ンセンシオ・ア・パウロの愛徳姉妹会、ショファイユ
の幼きイエズス修道会和歌山信愛修道院、聖母奉献修
道会地区本部、聖マリアの無原罪教育宣教修道会神戸
修道院、善き牧者愛徳の聖母修道会豊中修道院、聖ド
ミニコ宣教修道女会ロザリオ修道院
【名古屋教区】
森宣子、西村チズ子、大谷晴美、水野美波子、横井公子、
前田トヨ、松下英雄、藤田智恵子、吉崎敏栄、石黒彩子、
森下忠雄、中村文昭、聖霊病院カトリック社会事業室、
カルメン幼稚園、暁星幼稚園、聖テレジア幼稚園、聖心
幼稚園後援会、八事聖霊幼稚園、聖ヨゼフ幼稚園、聖
霊中学校宗教委員会、平針教会ベタニア喫茶、金沢教会、
一宮教会チャリティーバザー実行委員会、城北橋教会、
南山教会、八熊教会、神言修道会、オタワ愛徳修道女
会名古屋修道院、幼き聖マリア修道会本部、聖霊奉侍
布教修道女会金沢聖霊修道院、聖マリア在俗会本部
【広島教区】
丹邦子、山根豊子、倉本信子、山田晏子、高橋要順、
大岡直矢、金剛丸清美、植木久江、小野田老人ホーム、
下松暁の星幼稚園、ノートルダム清心女子大学付属幼
稚園、同母の会、岩国聖母幼稚園、尾道清心幼稚園、
萩光塩学院幼稚園、津和野幼花園、清心幼稚園、広島
暁の星幼稚園、広島学院高等学校、祇園教会、岩国教
会、観音町教会バザー実行委員会、三篠教会教会学校、
鳥取教会、宇部教会、山口カレーの会、津和野教会、
高千帆教会、益田教会、浜田教会、長府教会、光教会、
北若山教会、幟町教会、同バザー、聖パウロ女子修道
会広島修道院、援助修道会楠木修道院、同三篠修道院、
愛徳カルメル修道会鳥取修道院、ナミュール・ノート
ルダム修道女会クビリー修道院、援助マリア修道会福
山第一修道院、同福山第二修道院、同福山第三修道院、
カルメル修道会教会の母マリア修道院
【京都教区】
小林幾代、水野勇人、田中政男、奥村董美、宍戸純一、
落合淳、上杉清治、吉田眞赭、藤田キヌ子、水口登美子、
マクドナル神父、カトリック聖母保育園、高田カトリッ
ク幼稚園、舞鶴聖母幼稚園、青谷聖家族幼稚園、宮津
暁星幼稚園、奈良カトリック幼稚園愛育会、聖母女学
院小学校保護者会エルミンの会、亀山教会、四日市教会、
福知山教会、大津教会福音宣教部、田辺教会、宇治教
会、登美が丘教会、京都南部地区北ブロック、西陣教会、
綾部教会、長岡教会、衣笠教会、奈良教会ローソク工房、
高野教会、網野教会、精華教会、彦根教会墓地管理委
員会、聖ヴィアトール修道会、ヌヴェール愛徳修道会
本部修道院、同深草修道院、聖ドミニコ女子修道会京
都修道院、マリアの娘エスコラピアス修道女会四日市
修道院、善きサマリア人修道会奈良修道院、聖母訪問
会舞鶴修道院、聖ヨゼフ修道会本部修道院
【高松教区】
須山二朗、稲毛利之、近藤恵津子、高橋宮一、聖マリ
ア幼稚園、海の星幼稚園、長尾聖母幼稚園、丸亀聖母幼
稚園、マリア幼稚園、ロザリオ幼稚園、聖カタリナ女
子高等学校、江ノ口教会、道後教会、徳島教会、今治教会、
松山教会、ドミニコ会本部、聖ドミニコ宣教修道女会
坂出聖マルチン修道院、同北条修道院、同松山修道院、
ドミニコ会神の母マリア修道院、聖母被昇天修道会高
松修道院
【大阪教区】
Robert Shannon Eunice Marie、Harvey Paul A. S.、
Robert James Shannon、本間隆司、桑本肇、上田利子・
きみ、北山環、玉川勝己・叶恵、川上アイ子、髙橋佳代子、
15
マルセル・ジャンネット神父、養護老人ホーム松の寮、
潔き聖母の家利用者、延岡カトリック幼稚園、カトリッ
ク明野幼稚園、同子羊会、カトリック海星幼稚園、カト
リック佐伯幼稚園、カトリック坂ノ市幼稚園、カトリッ
ク津久見幼稚園、聖心ウルスラ学園高等学校、大分県北
ブロック協議会、高鍋教会、宇佐教会、延岡教会、坂ノ
市教会、宮崎教会、けがれなき聖母の騎士聖フランシス
コ修道女会潔き聖母修道院、サレジアン・シスターズ別
府修道院、イエスのカリタス修道女会別府修道院
【福岡教区】
時廣昭徹、戸田昌宏、青木悟神父、宮川朝浩、寺床セイ子、
平野須美子、吉川八重子、今村邦正、二口仁子、坂野忠
幸、平田忠利、川内誠二、高橋晶子、木村久治、セント・
ポールFukuoka、鳥栖カトリック幼稚園、笹丘カトリッ
ク幼稚園、高宮カトリック幼稚園、熊本信愛女学院幼稚
園、菊池聖母幼稚園、福岡雙葉小学校、日本カトリック
神学院福岡キャンパス、新田原教会、玉名教会、水巻教
会、今村教会、黒崎教会、若松教会、行橋教会、田川教会、
直方教会、戸畑教会、大牟田教会、カトリック福岡黙想
の家、イエズス会福岡修道院、御受難修道会宗像修道院、
ショファイユの幼きイエズス修道会福岡修道院、けがれ
なき聖母の騎士フランシスコ修道女会被昇天の聖母修道
院、援助修道会本渡修道院、聖ヨゼフ修道会隈府修道院、
マリアの宣教者フランシスコ修道会熊本第二修道院、同
人吉修道院、カルメル修道会カルメル山の聖母修道院
【鹿児島教区】
森島實江、柏木明美、鹿児島市民クリスマス実行委員会
会計大徳貴子、川内聖母幼稚園、名瀬聖母幼稚園、出水
聖母幼稚園、鹿児島純心女子短期大学、大口明光学園中
学校・高等学校生徒会、古田町教会、マリアの宣教者フ
ランシスコ修道会種子島修道院、イエスのカリタス修道
女会名瀬修道院、ショファイユの幼きイエズス修道会入
来修道院
【長崎教区】
鼈甲屋美知子、丸尾育朗、島本メリエ、山内春治、聖
マリア病院、しとね保育所、小規模特別養護老人ホーム
みみらくの里、深堀純心幼稚園、桜の聖母幼稚園、潜竜
聖母幼稚園、茨木幼稚園、長崎南山学園生徒会、山田
教会、三ツ山教会、滑石教会、木鉢教会、三浦町教会、
飽の浦教会福祉の会、小ヶ倉教会、天神教会、マリア会
海星修道院、援助マリア修道会長崎修道院、聖フラン
シスコ病院修道女会長崎修道院、レデンプトリスチン
修道会長崎修道院、サレジアン・シスターズ大村修道院、
けがれなき聖母の騎士聖フランシスコ修道女会本部修道
院、長崎純心聖母会本部修道院
【那覇教区】
松川俊夫、海星幼稚園、聖母幼稚園、沖縄カトリック小
学校、マリアの宣教者フランシスコ修道会沖縄修道院
匿名の方 307件
〔2010年10月1日〜12月31日の献金額〕〔単位:円〕
四旬節献金
185,160
国内援助
534,958
海外援助
15,913,640
クリスマス募金
11,376,489
運営寄付
590,787
28,601,034
【大分教区】
鈴木孝、藤原文、加藤ナツコ、濱本モニカ、宮脇和子、
カリタスジャパンの活動へのご支援を今後ともよろしくお願い致します
払込手数料のかからない郵便振替用紙をご用意しておりますので事務局までご請求下さい。
なお、領収書をすみやかにお届けするために、お名前にはフリガナをお書き下さり、グループ
名・修道会名は正式名称でご記入くださいますようお願い致します。
宗教法人カトリック中央協議会
Caritas Japan News
No.106
(2011年2月号)
通算発行番号 No.288
隔月20日発行
郵便振替番号 00170 - 5 - 95979
カリタスジャパン
発行人
菊地 功
〒135-8585 東京都江東区潮見2-10-10 日本カトリック会館
(5632)
4439 FAX 03
(5632)
4464
TEL 03
E-mail [email protected]
ホームページ
16
http://www.caritas.jp