April 2008 No.

April 2008
®
No.
85
Caritas Japan News 通算発行番号 No. 267
ご復活おめでとうございます
神言会多治見修道院の桜
巻
言 「天国の皆さん 主のご復活おめでとう」……………………………… 2
頭
G8サ ミットに向けて(1) カリタスの支援と社会の構造的問題 ………………………………… 3
告
教区担当者バングラデシュ視察報告<前編> ……………………… 5
HIV/AIDSデスク
若者のためのHIV/AIDS講演会報告 ………………………………… 8
視
察
報
福 祉 の ペ ー ジ 「誤ったときは…。
」 ……………………………………………………… 9
カリタスジャパンはカトリック司教協議会の一つの委員会として、社会福祉の推進と募金・援助活動を行っています。
巻頭言
「天国の皆さん 主のご復活おめでとう」
カリタスジャパン委員 川原克博
「カワハラくーん!ゲンキですかー?」
握手
を求めてくる大きな手。アメリカ生まれのヒ
ルバート・ウイゼン神父様。戦後中国に渡り、
その後日本は長崎で、本物の宣教師としてそ
の生涯を終えられました。長崎教区西町教会
を建て、長崎南山幼稚園・小学校を作り上げ、
教育者として、宣教者として司牧の道をひた
すら歩まれた人 生でした。 貧 乏 人の子 沢 山、
6人兄弟の川原家が私立の学校で楽しく学べ
たのはウイゼン神父様のおかげです。いつも弱い立場の人々の味方、神父様に助けられた人は数知
れず。召命は無かったものの、私が宣教師を目指すきっかけは神父様の後ろ姿でした。
岐阜県多治見市にある神言会多治見修道院。私は今、神言会のご好意で知的障害を持つ仲間と葡
萄栽培の手伝いとワイン販売を行っています。修道院には会員墓地があり、私の恩師や友人の司祭
が眠っています。よく一人で墓地に話をしに行くのですが、この時期、復活祭を迎えると、色んな
想いが心に溢れます。主の復活を喜ぶとともに、
天に召された方々のこと…人生の師ウイゼン神父様、
神学校で共に学んだ氏家神父様、アフリカで一緒に生活し先に逝った子供たち、もっと一緒に飲ん
で話したかった親父や弟。主の復活は心の中の
「家族」
を連想させるのです。
カトリックの歴史2000年の中で、我々は何度となく主の復活を祝い、主の御言葉に従い、愛の息
吹に満たされ、社会生活を送ってきました。しかし、最近、特に考えるのです。私は主の復活をお
祝いしながら、その喜びをこの社会の中でどのように愛の実践につなげているのか…。主の下に召さ
れた方々は、天国でどんな思いで復活祭を祝っているのだろう…。我々に何を求めているのだろう
…と。
カリタスジャパン国際デスク委員・委員会委員となって3年が経ち、皆様からいただく募金、四
旬節・愛の献金にて世界中の方々に支援を行うお手伝いをしていますが、その御心をしっかりと届
けるため、気を引き締めていく所存です。
多治見修道院では
「葡萄の木 それは私 あなたたち それは枝…」
そんな歌が頭をよぎりながら、
お世話になった神父様方に見守られつつ、復活の喜びを噛み締めています。皆さんにとって、喜び
と愛の実践が主の復活と共に豊かにありますように。
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G8サミットに向けて(1)
カリタスの支援と社会の構造的問題
カリタスジャパン秘書 成井大介
カリタスジャパンは、国際カリタスに加盟する様々な国や地域のカリタスとともに、多くの国で支
援活動を行っています。カリタスの支援活動は、災害復興や平和構築、医療、教育、開発援助など
多 岐にわたりますが、 すべてに共 通しているのは、 そこに住んでいる人たちが、 自 分たちの力で自
立するための支援をするということです。日々の生活、昔からの伝統と文化、習慣、宗教、共同体。
それらはすべて地元の人々のものであり、カリタスはその人々が自ら自分たちの生活をより良くして
いくためのパートナーなのです。
たとえば、ウガンダでは土地にやさしい農業
手法によって収穫増を目指す活動に取り組ん
でいます。実は、世界中の非常に多くの農家、
それもかなり小規模な農家ですらも農薬を使
用しています。電気も通っていないような村
でも普通に農薬があり、マスクもせずにこれ
を使い、人も土地も傷つけられているのです。
バングラデシュでは、洪水が襲ってきても家
財が流されないような家の作り方を広めたり、
村や町などにおける委員会をより公平に組織・
運営するために規則を成文化したりします。
家庭農園で、バナナの収穫増加を語るウガンダの女性
また、インドでは女性が積極的に村の運営に関わっていけるように自助グループを形成したり、パ
キスタンでは病気にならないように、風土に合った清潔な生活習慣を身につけます。これら一つひ
とつの活動はとても小さなものですが、その効果は大きく、長い将来にわたって益をもたらします。
また、その手法や知恵は、周りの村々に広がって行き、部族、宗教を越えて平和な共同体やネットワー
クを生み出します。何より、こうした活動は外の人から与えられるのではなく、自分たちの力で生活
を良くしていくことが出来るという点で、とても意味のあることなのです。
ところが、最貧国と呼ばれる国々では実に頻繁に政変が起こり、その度にこうした地道な努力が一瞬
にして無にされるような紛争が起きたりします。また、ある日突然、少数民族が昔から住んでいた土
地に多数派がやってきて、追い出されたりします。政府は少数民族の訴えを聞いてくれません。あ
る国では、いきなり石油企業がやってきて、広大な土地を購入し、そこに成長の早い木を植えます。
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その様子は、先進諸国で
「エコ」をうたうテ
レビコマーシャルとして流れますが、その
周りで農 業をや っ てきた住 民たちは、 企 業
が植えた木に水を取られてしまうために土 地
が干上がり、もはや農業が出来なくなって土
地を追われていきます。またある国では、先
進諸国からの債務返済のために換金作物の
栽 培を優 先せざるを得ず、 人 々 は自 分の飢
えを満たすことのない農作物を奴隷のように
作り続けます。 こうした状 況は、 人 々 の人
間らしい生活を破壊します。これは一地方の
ネパールで、菓子の製造販売を通しての女性自立支援
問題ではなく、国や世界規模の問題で、その問題を解決するためには社会の構造を見直していかな
ければならないのです。
ところで、この世界は8:2の比率で成り立っているということがよく言われます。世界中の8割の人
が、2割の富
( お金、石油など)
を使い、2割の人が、8割の富を使っていると言う意味です。この、2
割の人々は、自分たちが安定して8割の富を使うことが出来るように、様々な努力をします。時とし
てそれは、貧しい人々がしっかりとした知識を持って自分の権利を主張しないように、意図的にそ
の地域に学校を作らないという策略であったり、石油や貴金属の利権を争う紛争であったり、人々
の土地を破壊する植林によるエコイメージ戦略であったり、最貧国を債務漬けにする国家戦略であっ
たりするのです。つまり、私たちはそのような構造の社会の中で生きており、世界中のほとんどの人
たちが、何らかの形でこの構造による影響を受けているのです。特に、カリタスが支援している人々
の地道な自立を目指す生活は、こうした構造的搾取によっていとも簡単に壊されてしまいます。
世界162の国や地域で、いつも地元の人々と共に歩むカリタスネットワークは、上記のような地道
な支援活動を続けるのと同時に、構造的な問題を解決するために政府や国際機関に働きかけます。
NGOの間では、弱く、搾取される人々のことを Voiceless つまり、
「声なき人々」と言うことがあり
ます。こうした人々は、誰にも知られることなく、土地を取られ、財産を取られ、人権を認められず、
そしてその訴えは誰にも届かない
(周りが届かせない)からです。カリタスは、世界中のネットワー
クを利用して、こうした人々の
「代弁者」
として声を届けていくことを一つの重要な使命としています。
今年、日本ではG8サミットが開かれますが、G8では様々な社会・経済的な課題がこれまで取り上げ
られてきました。ぜひ、
世界の人々の声に耳を傾けるサミットであってほしいと思います。次号では、
G8サミットに関連して、より具体的な取り組みなどについてお知らせします。
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視察報告
教区担当者バングラデシュ視察報告<前編>
幸田司教以下4名のカリタスジャパン教区担当者、秘書、事務局2名の視察団は、2月8日〜16日
バングラデシュを訪れ、カリタスジャパンが支援するプロジェクト視察を行いました。今号から2
回にわたってこれに参加した教区担当者の視察報告を連載致します。今回は、
「チッタゴン丘陵地帯
における少数民族教育プログラム」
についてです。
チッタゴン丘陵地帯とは?
バングラデシュ東南部に位置する山岳地帯。古く
から、多数派のベンガル人とは異なった文化を持つモ
ンゴロイド系の先住民が、焼き畑農業を生業として暮
らしていた。イギリス統治時代には自治権が与えられ
ていたものの、その後の東パキスタン、そしてバング
ラデシュ政府は、彼らの権利を無視した政策を採り、
両者の関係は悪化、ついに先住民は軍を組織し政府軍
との紛争が勃発する。また、政府はベンガル人の入植
政策を推し進め、先住民は土地を奪われていった
(以
前は、この地域におけるベンガル人の居住割合は1割
カリタスの支援する学校で勉強する子どもたち
程度だったが、現在ではほぼ5割)
。地理的なアクセスの悪さから、国はおろか他のNGOの援助も届
かないこの地域で、現地の教会そしてカリタスは50年にもわたり支援を続けている。
チッタゴンでの教育プログラム
長崎教区担当者 下口 勲
わたしは今回のように短い視察であっても、一歩前に進み、チームを組んでカリタスジャパンの
支援地を視察できたこと、さらにカリタスバングラデシュが、バングラデシュの教会と組織的に協
力体制を取りながら、少数民族の人権擁護のために働き続け、実績をあげていることを学び、その
成果として、少数民族がしっかりしたコミュニティを形成し、自立へ向かって前進している様子を
自分の目で確かめることが出来たことに今回の視察の意義があったのだと思っています。
思いがけない再会
今から約3年前のことです。日本のNGOエスナック教育里親グループ
(代表者:藤田文子氏)は、
2004年10月、設立25周年を記念するため、当時バングラデシュのシレット地方でエスナックのコー
ディネーターをしていたオブレート修道会のシュバシュ師とビジョイ師を招き、全国各地でエス
ナックフェスティバルを開催しました。長崎開催においてはわたしがフェスティバルの世話をさせ
てもらいましたが、2人を原爆資料館や26聖人殉教地に案内し、2人とも聖地長崎を巡礼できたこ
とをとても喜んで帰国されました。ところがわたしたちは今回、視察先であるチッタゴンのアリカ
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ダム村で偶然にも2人に再会することになり、このときばかりは、世界は広いといえども狭いものだ
と強く感じました。
教育プログラムの行われている村を訪問して
わたしたちの今回の主な視察地は、チッタゴンの少数民族
の住む3カ所の小さな集落
(パラ)でしたが、3集落とも、2人
の小教区の巡回教会になっていました。2人は既にチッタゴ
ンでの教育プログラムの事務担当者として活躍しておられま
すが、今回の視察ではわたしたちに同行し、案内役として奉
仕するだけでなく、食事の接待、宿泊の手配もして下さいま
した。2人が司牧宣教する小教区は2005年にチッタゴン教区
訪問先の集落での歓迎式に参加する下口師(右から 2 番目)
に設立されたばかりの新しい小教区で、信徒数3,500人、40
を越える巡回教会があり、その多くはアップダウンの険しい山道を5kmも6kmも歩かなければなら
ないところにあるとのこと。しかし毎年200人近くも信徒数が増加し、
さらに司祭になって社会や人々
のために一生を捧げたいと思う青少年が多い地区となっており、バングラデシュの神学校の神学生の
内、約3割から4割がチッタゴンやシレット地区の少数民族出身となっているそうです。わたしたち
が訪問した3カ所の少数民族の集落は緑豊かな山間地で、純真な子どもたちと乳飲み子を抱っこして
いる若いお母さんが多い集落でした。その様子は戦後、経済成長が始まる前の、どこの教会も子ど
もが多く、司祭召命も豊かであった長崎県五島列島のカトリック集落で育った少年時代の自分の姿
と重なり、とても懐かしく思いました。現在では日本のどの教区でも司祭召命が少なくなっていると
言われる中、どうすれば司祭召命を育てる教会になれるのか、自分に問い直してみる必要性を感じま
した。
教育プログラムの課題
教育プログラム視察後、チッタゴン教区の司教館でパトリック司教を囲んで意見交換会がありま
した。その席で伺った話の一つに、今年ここの少数民族は穀物被害で日々の食料も不足し、保護者
は初等教育を受けている子どもたちの先生へ給料
(現金でなく、米)を提供することができない状況
に追い込まれている。そのため、翌日臨時のトップ会談を開催し対策を協議するとのことでした。
同じような災 害や差 別がいつ発 生してもおかしくないのが今の少 数 民 族がおかれている状 況です
が、今後も、バングラデシュの教会とカリタスバングラ
デシュとの協力体制によるサポートを受け、自分たちの
力でしっかりとしたコミュニティ作りを続けて頂きたい。
また、司教は
「カリタスジャパンの長期支援が切れる3年
後のことが心 配で眠ることができない。 契 約 期 間が切れ
ても何らかの方法で支援を継続して欲しい」と言われまし
た。私には視察から2カ月が経過した今でもこの司教の切
実な言葉が脳裏に焼き付いています。支援継続の問題は
今後の重要課題ですが、これについては、私一人ではど
6
チッタゴン教区のパトリック司教(中央)
うすることもできません。しかしカリタスジャパンがチッタゴンでの教育プログラムにおいて、ど
うすれば持続可能な支援ができるのか、今のうちから支援地の責任者と対話を続けることが望ましい
のではないでしょうか。
(教区司祭)
チッタゴンでの教育プログラムを視察して
鹿児島教区担当者 久保俊弘
幸田司教様ほか7名でカリタスジャパンが支援しているバングラデシュ東部のチッタゴン丘陵地帯を
訪問しました。ここに住む少数民族のいくつかの学校を見、村人とも対話して、カリタスジャパンの
送っているお金が大変有効に使われていることも分かりました。日本人とも似た顔つきをした12の
少数民族の住むこの地域は、政府と紛争を起こしたこともあるところで、基礎的な行政サービスが
行き届いておらず、学校も不足していました。また、元々文字を持たない文化であるため自分の土
地を登記できず、ベンガル人に奪われてしまうといった問題も抱えていました。このような中、基本
的人権や女性の権利をしっかりと主張していくためにも、一番必要なのは教育だということでした。
そこで現地の教区は、人口100〜200人の小さな村に木と竹で小さな寺子屋のような小学校をたく
さん作り、全ての村人が基礎的な教育を受けられるよう尽力してきました。またそこを出ただけでは
良い就職もできないので、子どもたちが引き続き家から何十kmも離れているハイスクール
(中学〜
高校レベル)
で勉強していくことができるよう、寮を作って男女生徒計800人ほどを世話しています。
その卒業生たちが村の小学校の先生になりますが、月給は2,000円ほどです。これを補うため、村人
は教師に対して米を提供します。また、それぞれの村には、自分たちで学校を続けていけるよう学校
運営委員会があり、
いろいろな問題を処理しています。PTAの発展した委員会でメンバーは10名ほど、
村長さんも入っています。
小学校の授業参観もさせてもらいましたが、長さ10m、
巾5 mぐらいの家に30人ほどが板の床に机もなく座 っ て授
業を受けていました。複式授業で、上の学年がかけ算の問
題を解いている間に先生は下の学年に朗読を指導する、と
いった具合でした。彼らの授業に真面目に取り組んでいる
顔がとても印象に残っています。その後、先生方10名く
らいと話をした時も、
「現状に対する要望は?」という問い
かけに対し、自分たちの安い給料、待遇のことは一つも出
学校運営委員会とのミーティングに参加する久保氏(中央左)
ず、「学校をどうすればもっとすばらしいものになるだろ
う」
などという建設的意見が多く、すばらしい先生方だと思いました。
視察後の夜にチッタゴンの司教様とお会いする機会がありました。この日も司教様は車も通れな
い道を6kmほど歩いて村々を訪問してこられたとのこと。この地域の現状、そしてこれからこの人
たちの援助をどうしたら良いかについて話して下さいました。今でも教育費を出せない親には代わっ
て資金援助をしているが、日本からの援助が3年後に無くなるとどうしようか、とおっしゃる司教様
の悩みを解決するにはどうしたらよいものかと考えさせられました。
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(教区終身助祭)
HIV/AIDSデスク
若者のためのHIV/AIDS講演会報告
ワイズメンズクラブ国際協会主催の講演会が2月11日
(月・祝)
、YMCAアジア青少年センター(東
京都千代田区)
にて開かれました
(カリタスジャパン協力)
。講師はNPO法人ぷれいす東京代表の池上
千寿子氏で、テーマは
「HIVはだれにでも降る雨の一粒…」
。このテーマは、HIVウイルスは人を選ば
ない、だれでもHIVに感染する可能性があることを表現しているそうです。
池上さんの講演内容からポイントをいくつかあげると、
1. HIV/AIDSを
「他人のこと」
「遠い国のこと」
「自分とは関係ない」
と思っていませんか。
2. 性感染は風俗が原因、性感染は自業自得だと思い込んでいませんか。
3. 若者が頼りにするテレビ、ビデオ、マンガに、正しい性の健康情報はない。
4. 性感染を知らない、気づかない、治さない、語れないから、その予防ができない。
5. コミュニケーションは大切。
私たちは自分の周り
(家庭、学校、職場、地域社会)にHIV感染者がいないという前提で生活して
います。しかし、昨年新たにHIVに感染した人は過去最高の1048人と発表され、AIDS発症者も400
人いました。毎日3〜4人が感染しているのです。感染したことを周囲に表明している人はどのくら
いでしょうか。職場に自分の感染を伝えてない人が8割という調査報告を聞いたことがあります。保
険を使って薬をもらうとHIV感染が知られるのではないかというおそれから、服薬を拒んでいる人も
いると池上さんは話していました。
不特定多数の相手との性行為が感染拡大を招いていると言われますが、池上さんが厚生労働省に
「不特定多数は何人か」
と問い合わせたら2人以上と言われたそうです。何年か前のポスター「カレシ
の元カノの元カレを知っていますか」が話題になりましたが、性の見えない連鎖について考えさせら
れました。
2005年にモントリオールで行われた
「世界性科学会会議」
で性の健康
(Sexual Health)
宣言が発表さ
れ、性の健康の促進は生涯を通じてされなければならないと書かれています。ゲームをしながら性の
健康について学びそれを実現するための技術が習得できる小冊子
『Sexual Health ゲーム編』
(ぷれい
す東京発行)を紹介しながら、自分の性やからだとじょうずに付き合うために、小さいうちからわか
りやすい情報を繰り返し提供することの大切さを池上さんは訴えました。
(事務局 伊東和子)
特定非営利活動法人ぷれいす東京 TEL 03 3361 8964 FAX 03 3361 8835 メール [email protected]
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福祉のページ
「誤ったときは…。」
カリタスジャパン福祉活動推進部会委員 宮永 耕
先日、調査研究の目的で晩夏のオーストラリアを訪れました。2月11日に訪問した首都キャンベ
ラでは、旧連邦議会棟前の広大な芝生に数々のカラフルなテントが設営され、何十人もの若者らが
横断幕などの準備に取り組んでいました。同行してくれたソーシャルワーカーの説明では、近年急
速にアボリジニをめぐる隠された自国史の掘り起こしと見直しが進み、彼ら先住民に対するヨーロッ
パ移民による占領と迫害、そのことの沈黙・封印への反省が求められている、とのことでした。そ
して2日後にStolen Generationと呼ばれる児童隔離政策の犠牲者となったかつての先住民混血児に
対する国家による公式謝罪が行われると聞きました。
2月13日水曜日、私は9時10分前にシドニーで訪問先の薬物依存者の回復施設に到着しました。
そこでは挨拶後すぐにテレビのあるリビングに案内されました。いつもと違う緊張の中9時からキャ
ンベラの下院議会では厳粛な
「主の祈り」
に続き、昨年12月に就任したラッド首相によるスピーチが
20分余り続きました。その間、国内各地のカメラを通して仕事の手を休めて耳を傾ける多くの市民
の姿が映し出されました。訪問先の施設の入寮者やスタッフらも、この数十分の間は互いに黙った
まま画面に目を注ぎ、その場を離れることはありませんでした。
そこで首相は丁寧に敬意をもって当事者と国民に語りかけましたが、その中心は意外にも率直過
ぎる言葉でした。翌朝の全国紙一面の見出しは"We Are Sorry"でしたが、実際の演説中では一人称
で明確に述べられた3回の"I am sorry"がそれだったのです。それは首相として、政府の、また議会
の一員として
「一切の留保なく」
述べられ、100年近い悲惨な歴史に関わった全ての人々に代わり首相
が伝えたメッセージでした。報道機関はこの日のイベントを"Sorry Day"という表現で報じました。
もちろん現実社会を改善する取り組みはこれからで、そこには想像を超える困難があるはずです。し
かし、政治を担う人々のこれほどの率直な謝罪に出会ったことがなく、旅行者として偶然居合わせ
かいこう
た私でもこのメッセージの受け手と送り手との邂逅をそこに感じ取ることができました。
「自分自身の棚卸しを続け、間違ったときは直ちにそれを認めた」これはアルコール依存からの回
復を世界中で実現してきたAAの
「12ステップ」の中で、第10ステップに示されています。率直さこ
そ複雑な多民族の利害が交錯する移民国家にとって共存のルールであると今回学び、ここに歴史の
中で犯した大きな過ちや混迷からの脱出口も見えるように感じました。帰国後、このSorry Dayにつ
いてあまり報道されない状況を知り、この貴重な体験を日本の仲間たちと共有すべきその方法を試行
錯誤する日が続いています。
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21世紀キリスト教社会福祉実践会議第6回
名古屋大会に参加して
21世紀キリスト教社会福祉実践会議は、教派を超えたキリスト
教社会福祉関係団体によって運営されています。3月1日
(土)
、在日
大韓基督教会名古屋教会にて
「底点から社会をみる…『私はあなた
の隣人か』
」
というテーマで第6回大会が開催されました。開会礼拝
後、横浜寿町シャロームの家、原木初美さんが基調講演し、寿町に
生きる人 々 の温かく逞しい暮らしぶりが語られました。 その後の特
別講演やシンポジウムでは、現代社会の波に押し寄せられた福祉現
場が抱える課題、問題点そして希望が、そして最後に大会委員長の
森一弘司教より、福音に基づく人間理解の必要性が語られました。
今、私たちが当たり前のように生きている競争社会、消費社会が
行き着く先は何なのでしょう。競争原理によって格差が助長され、
個々に分断され、追いやられていく中で、様々な不具合や不条理を
抱えて生きることを余儀なくされた人々の中にこそ見えてくる
「光」
。どの講演からも、真の人間尊重
「一人ひとりの存在自体が尊いもの」
という声が聞こえてくるようでした。そして、この大会の会場と
なった在日大韓教会の祭壇のステンドグラスには、弟子の足を洗うイエス・キリストが刻まれてい
ました。社会構造を今すぐ変えることはできませんが、私たちの行動選択や価値観が、この足を洗
うキリストの姿と同じであるようにと感じられた大会でした。
カリタスジャパン 援助金交付先一覧
(事務局 喜代永文子)
(2008年2月16日〜2008年3月 15日)
国際カリタス緊急支援要請
(Emergency Appeal/EA)
(援助金は国際カリタスを通して、現地のカリタス救援本部に届けられます)
1.インドネシア:洪水災害緊急支援
(CJ:067-07)
援助団体:カリタスインドネシア
(Karina KAS - Caritas Indonesia)
¥ 1,034,500
2007年12月末、ジャワ島中部および東部において大雨による洪水と地滑りが発生、100人以上が
犠牲となり、また多くの家屋や作物が被害を受けました。カリタスインドネシアは災害後すぐに
緊急対策チームを立ち上げ、地元の教会と協力して被害状況調査と毛布や衛生用品、医薬品、食
糧などの物資支援を行いました。被災者がもとの生活に戻ることができるよう、基本的な医療、
そして栄養の面で引き続き支援を行います。
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2.コンゴ民主共和国:地震被災者緊急支援
(EA03/2008 CJ:068-07)
援助団体:カリタスコンゴ
(Caritas Developpement Congo)
¥ 2,069,000
同国東部ブカブにおいて2月3日M6の地震が発生し、家屋をはじめ様々な社会インフラが損壊、
4,500人が住むところを失いました。最も必要とされている、負傷者への医療サービスを充実さ
せるためのクリニックに対する医療器具や医薬品の提供、1,517世帯へ毛布や水備蓄用のバケ
ツの支給、そして損壊した小学校校舎およびトイレの修復を行います。
3.ボリビア:洪水災害緊急支援
(EA04/2008 CJ:069-07)
援助団体:カリタスボリビア
(Caritas Boliviana)
¥ 1,572,600
ボリビアはこの数年ラニーニャ現象の影響でここ40年来最もひどい洪水被害を経験しており、今
年は国内全ての州が被害を受け
(土地の60%、道路の40%)
、失われた家畜の数も数千に上ります。
被災した貧しい5,000世帯へ食糧、医薬品、毛布と衛生用品の提供、その後の生活支援として種
子と農具、および農業の技術的サポートを行います。
4.カメルーン:チャド難民緊急支援
(EA02/2008 CJ:070-07)
援助団体:カリタスカメルーン
(BASC - Caritas Cameroun)
国内で様々な勢力が対立し、クーデター
¥ 1,583,200
や内戦が繰り返されるなど非常に不安定な
政情の続くチャドで、今年2月1日、反政
府勢力が首都ンジャメナに侵攻し政府軍
と交戦状態となったことから、5万人以上
の市民が国境を越え、隣国カメルーンへ
避難しました。地元の教会とカリタスはす
ぐにこれらの難民受入に対応し、水や食糧、
医療サービスの提供といった緊急支援を
行いました。現在も避難状態にある3,000
人に対して引き続き同様の分野で支援を行
います。
カメルーン北部の町クセリの教会周辺で生活する難民
© カリタスフランス
海外援助
1.ルワンダ:孤児支援
(CJ:056-07)
援助団体:カリタスルワンダ
(Caritas Rwanda)
¥ 5,169,204
1994年の虐殺から14年が経過した現在、国民和解に向けた人々の相当な努力により、当時敵対し
た民族が共存している様には見えます。しかしながら虐殺事件が起きた4月になると、惨事の経
験者や目撃者がフラッシュバックを起こす
(事件を思い出してパニックを起こすこと)人が大勢い
る等、事件の傷はなかなか癒えないことも事実です。当該プロジェクトは、虐殺孤児達に対して、
兄弟がいる場合には兄弟と共に、そうでない場合には一つ屋根の下で孤児達が家族と同様に共に暮
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らす環境を整え、食事、授業料、医療費を支援することで、孤児がトラウマや逆境を克服し、自
立した個人として生きてゆけるようサポートします。
2.モンゴル:ツーンモッドの初等教育支援
(CJ:058-07)
援助団体:カリタスモンゴル
(Caritas Mongolia)
¥ 3,522,420
ソビエト崩壊時、モンゴルは市場経済への移行をスタートさせましたが、もともと市場経済運営
の素地が無かったため、
多くの民営化企業が行き詰まって倒産しました。今現在経済活動は停滞し、
ゲットーに住む貧困世帯数は年々増えています。貧困家庭の子供達は本代や制服代が支払えない
等の理由で公立学校を中退しています。当該プロジェクトは、このような中退した子供達がモン
ゴルの小学校に準拠した教育にアクセスし、かつ定期的に健康診断を受け、ランチを通して栄養
に配慮した食事を摂取することができるよう実施されます。
3.パキスタン:助産婦支援
(CJ:061-07)
援助団体:カリタスファイザラバード
(Caritas Faisalabad)
¥ 765,370
パキスタンでは女性の権利が十分に尊重されているとは言えず、結果女性が病気の際に治療を受
ける機会を剥奪されている状況にあります。このことが起因して、出産時にも正しい措置が講じら
れないため、母子ともに致死率が高くなっています。当該プロジェクトは、地元の助産婦に対す
るトレーニングを通して、安全で衛生的な出産方法を啓発することにより、母子の出産時の死亡
率を低下させることを目的に実施されます。
4.ヨルダン:コミュニティセンター支援
(CJ:064-07)
援助団体:カリタスヨルダン
(Caritas Jordan)
¥ 3,735,900
現在推定75万人のイラク難民がヨルダンに住んでいると言われています。こうした難民の多くが、
首都アンマンの貧しい地域で、不衛生で水や電気の供給が無い家に大人数で住んでいます。さら
に同国には7万人の女性移住労働者がおり、その多くがメイドとして就労していますが、賃金は低
く、病院へのアクセスを許されないばかりかベッドも与えられない悲惨な状況にあります。当該
プロジェクトは、こうした特に人権侵害を受けている2グループの人々に対して、センターを通
じて緊急物資、医療、教育へのアクセスを提供し、彼らが持つ権利について啓発するセミナーを
開催することを目的に実施されます。
国内援助
1.横浜教区:施設修繕支援(CJ:07-014)
援助団体:長野ダルク
¥ 1,000,000
長野ダルクは、平成13年に設立されて以来、築50年にもなる老朽化した建物を使用して活動を続
けていますが、ここに来て施設の修繕なしでは運営が継続できない状況になっています。薬物乱
用防止講演会などを開いて資金集めを行いましたが不十分で、カリタスジャパンから資金の一部
を援助することに決定しました。
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プログラム報告
ペルー地震(EA19/2007 CJ : 024−07)6ヵ月報告
2007年8月15日ペルー南部で発生した地震に対する緊急支援
(EA19/2007)の中間報告が届きまし
た。カリタスペルーはこれまで被災地
(チンチャ、イカ、ピスコ、カニェテ、ヤウヨス、カストロ
ビレイナ)
で以下のような活動を行ってきましたが、今後はコミュニティの組織強化などにも取り組
んでいき、今年8月で全てのプログラムが終了する予定です。カリタスジャパンはこの緊急支援要
請に対して、皆様から寄せられた募金3万USドル
(3,386,700円)
を送りました。
● 食糧支援
地震直後、現地教会のネットワークを通じて8千世帯へ緊急の食糧配布が
行われました。その後は、復興作業従事者に対して4 ヵ月にわたり40の教
会にて炊き出しが行われました。
● 住宅・衛生施設
それぞれの土地に合う素材を使った約2千世帯の住宅再建が行われました。
1,030張りのテントも用意され、災害後の片付けの終了した家庭に、必要な道具類と共に提供され
ました。また、耐震性のある住宅建設についてのセミナーも開催し、人々の教育にも努めています。
衛生設備も多くが損壊したため、住宅と共にトイレの設置、並行して衛生に関するワークショップ、
衛生セット
(バケツ、洗面器、石けん、トイレットペーパー、タオル、歯磨き粉、シャンプーなど)
の配布が実施されました。
● 飲料水
約2千世帯へ飲料水、浄水フィルター付きタンクを配付すると同時に、安全な水や手洗いの重要性
についての啓発も行いました。
● 保健医療
19回の医療キャンペーンを実施し、計2千名の患者に対して治療および医薬品を無料で提供しまし
た。また、各地にある診療所へ必要な医薬品、毛布、衣類などの補助を行いました。重症患者に関
しては、必要な手術などを受けられるよう関係機関と調整を行っています。
● 心のケア
外部機関の協力により心療用テントが準備され、被災地小教区で働くスタッフに対して心のケアに
ついてのトレーニングが行われました。
皆様の御協力に心から感謝致します。
ペルー地震救援募金受付は 4 月 30 日をもって終了させて頂く予定です。
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事務局より
鳥取教会で報告会
援助活動推進部会秘書 成井大介
去る2月24日
(日)
、四旬節第3主日の日に、カリタスジャ
パン委員会委員の野嵜一夫神父様にお招きいただき、ご自
身が主任司祭をしておられる鳥取教会にて、カリタスジャ
パンの活動報告をさせていただきました。鳥取教会はまさ
にCaritas( 神の愛)精神を感じさせるあたたかい共同体で、
雪がちらつく大変寒い日でしたが、報告会にはミサに参加
したほとんどの方が出席して下さいました。
報告の前半では、カリタスジャパンが全世界のカリタスと共に活動する目的、手段、組織などにつ
いて説明し、後半では終えたばかりのバングラデシュ視察で見てきたことについて報告することが
出来ました。
1時間という短い報告会でしたが、
その間にたくさんの質問と意見をいただきました。特に印象に残っ
ているのは、皆さんがカリタスジャパンの活動に関心を持って下さっていることと、現場の状況に
ついてもっと情報を求めておられることで、こうして少しでも現場について報告できたのは本当に良
かったと思っております。今回のお招きに感謝すると共に、これからの活動に励んで参りたいと思い
ます。
RRRRRRRR
募金箱を作りました
〜カトリック売店・病院受付・店舗用〜
カトリック売店や病院受付などに置いていただけるアクリル製の
募金箱を作りました。
(9× 10 × 15 センチ、本体黄色、側面透明、鍵付き)
設置をご検討いただける方には資料(規約・申込書)を送らせて
いただきます。ご連絡ください。
カリタスジャパンの募金・PR 活動にご協力お願いいたします。
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献金者名簿
カリタスジャパン献金者ご報告 (2008年2月11日〜3月10日)
●個人・団体・敬称略 ●匿名希望の方へも御礼申し上げます
活動団体 ドン・ボスコ社
【札幌教区】
個人 大惇子
学校 聖母マリア幼稚園、天使幼稚園、星美学園幼稚園
教会・修道会 利尻教会、北広島教会
教会・修道会 五井教会、上野教会、幼きイエス会ニ
コラ・バレ修道院、サレジアン・シスターズ目黒修
道院、同調布聖ヨゼフ修道院、ベタニア修道女会ベ
【仙台教区】
個人 阿部かね子、川村タカ、大島喜四郎、萩野誓也、
トレヘム第一修道院
岡田友治、増田浩一、中川己智子、荒レイ子、徳江武、
洞江大吾、李正吉
【横浜教区】
施設 小百合保育園、ナザレト愛児園、山目マリア院
個人 福澤悦子、保坂佐知子、杉野多規子、渡辺尚子、
学校 ナザレト幼稚園、仙台白百合学園小学校
木村久美子、菊地キン、橋本昭子、國分典子、藤田啓子、
教会・修道会 元寺小路教会、東仙台教会、石巻教会、
佐藤カズ子、木村悟、八木克道、櫻井操、八巻かつよ、
二戸教会、オタワ愛徳修道女会弘前修道院、聖ウル
山岸正道、油井恵子、横尾早苗、田辺整形外科、
スラ修道会一本杉第ニ修道院、同木ノ下修道院、同
後藤久仁子、浅川隆子
田面木修道院、無原罪聖母宣教女会郡山修道院、聖
教会・修道会 カリタスジャパン横浜支部、静岡教会
ドミニコ女子修道会仙台修道院、ドミニコ会ロザリ
中高生会、鍛冶ヶ谷教会、聖母訪問会修練院、同モ
オの聖母修道院、同雪の聖母修道院
ンタナ第ニ修道院、汚れなきマリア修道会大和修道
院、ヌヴェール愛徳修道会川崎修道院、カルメル修
【新潟教区】
道会聖家族修道院
個人 島倉ケイ、相之俣嘉子、栢森亨
学校 亀田カトリック幼稚園
【名古屋教区】
教会・修道会 聖体奉仕会本部
個人 森秋子、手塚靖子、葛谷登、森宣子、西村チズ子
活動団体 日本カトリック書人協会
【さいたま教区】
教会・修道会 平針教会ベタニア喫茶、大垣教会
個人 須藤八千代、竹崎丈晴、川村智子、一重幸助、
川越教会一信徒、宮川花枝、溝井光子、岩間勝、
【京都教区】
井上康、金子義信
個人 古 谷 廣 志、 奥 村 董 美、 上 杉 清 治、 桑 本 肇、
教会・修道会 カリタスさいたま
田中政男
活動団体 ささゆり会
【東京教区】
学校 高田カトリック幼稚園、奈良カトリック幼稚園
個人 横 光ゆり子、 石 井 靖 人、 中 具 巳、 中 嶋 俊 之、
愛育会
今 井 隆 志、 石 川 博 和、 中 村 陽 子、 伊 藤 清 子、
教会・修道会 田辺教会、大和郡山教会、聖ヨゼフ修
アトリエ糸遊、横山京子、吉田ゑい子、高井久枝、
道会本部修道院、ヌヴェール愛徳修道会深草修道院
ヨゼフ会高木医院、伊達雅幸、伊東止女子、星映子、
藤原伸子、此留間博之、阿部ヒロ子、小島功久、
近 藤 寿 美 子、 指 崎 美 穂、 内 田 朝 子、 羽 田 竹 美、
【大阪教区】
北原豊子、松本愛子、鈴木みどり、水野俊彦、池田豊、
個人 馬野将幸、緒方貴子、朝山藤夫、都倉久子、
宮本クララ、藤原邦子、大菅淑子
福田香代子、力丸直子、玉川勝己
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施設 聖家族の家一同
人吉修道院、同熊本第二修道院、聖パウロ女子修道
学校 小さき花の園幼稚園花の会ボランティア部、聖
会福岡修道院
母被昇天学院幼稚園、賢明学院小学校
【長崎教区】
教会・修道会 網干教会、岬教会、姫路教会、岸和田
教会、姫里教会、堺教会、箕面教会、赤穂教会、西
個人 岩永清治、中ノ瀬勝弘、烏山ケイ子、中島勝義
脇教会、援助修道会六甲修道院、神の御摂理修道女
教会・修道会 長崎教区教区評議会、曽根教会、長崎
純心聖母会本部修道院
会網干修道院、大阪聖ヨゼフ宣教修道女会園田修道
院カナ共同体、スピノラ修道女会和泉修道院、聖ビ
【大分教区】
ンセンシオ・ア・パウロの愛徳姉妹会
(和歌山市)
、
個人 小川達志
愛徳カルメル修道会門真修道院
施設 潔き聖母の家利用者・職員一同
教会・修道会 トラピスチン安心院の聖母修道院
【広島教区】
個人 大岡直矢、高橋要順、冨田恵子、高路善章、
【鹿児島教区】
玉藤務、有好邦夫、LUCIA UNDHIK RIANAS、
教会・修道会 聖血礼拝修道会聖ヨゼフ修道院
林喜代子、岡田進
学校 西宇部小百合幼稚園保護者の会、清心中学校/
【那覇教区】
清心女子高等学校
個人 嘉陽田広子
教会・修道会 津和野教会
教会・修道会 石垣教会
【高松教区】
匿名の方 86件
個人 近藤恵津子
学校 聖カタリナ大学学友会
〔2008年2月11日〜3月10日の献金額〕 〔単位 円〕
教会・修道会 聖ドミニコ宣教修道女会松山修道院
6,344,802
四旬節献金
【福岡教区】
個人 川内誠二、堀口たみえ、V.ヤングキャンプ、
木村久治、平野須美子、泉フジエ、泉洸
国内援助
136,300
海外援助
2,247,292
災害援助
3,765,852
639,824
クリスマス募金
教会・修道会 南粕屋教会、八代教会、聖パウロ修道
60,284
運営寄付
会福岡修道院、マリアの宣教者フランシスコ修道会
13,194,354
カリタスジャパンの活動へのご支援を今後ともよろしくお願い致します
宗教法人カトリック中央協議会
Caritas Japan News
No.85
(2008 April)
通算発行番号 No.267
2008年4月20日発行
郵便振替番号 00170 - 5 - 95979
カリタスジャパン
発行人
菊地 功
〒135-8585 東京都江東区潮見2-10-10 日本カトリック会館
(5632)
4439 FAX 03
(5632)
4464
TEL 03
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