事業報告書 - Nice

中長期ボランティア・ケニア
GEDEON MOSI PRIMARY SCHOOL
事業報告書
活動期間:2007 年 3 月 22 日∼5 月 22 日
名前:長坂 映子
1)事業の概要
2−1)事業名
2−2)開催期間
GEDEON MOSI PRIMARY SCHOOL
2007 年 3 月 22 日∼5 月 22 日( 60 日間 )
2−3)開催地
ケニア
2−4)参加者
*共に活動したボランティア:
2−5)ワーク内容
①学校イベントの企画、運営
②クリエイティブアートの授業
③学校の清掃、修理手伝い
2−6)他の活動
タイタ地区
3ヶ国
3名
Youth group(若い人たちが、村の収入を得るために立ち上げたグルー
プ)へのサポート
2−7)生活方法
宿泊:ホームステイ
食事:ホームステイが提供
2−8)言語
現地語(タイタ語)、英語、スワヒリ語
2)参加者・協力者
2−1)共に期間中活動したボランティア(女:3名)
姓名:難しい場合ふりがな
ヘイ・ヨング
marian driessen
アリーン
在住地
韓国
オランダ
フランス
性
F
年
職業(専攻)
20 大学生
20 大学生
23 社会人
3)開催中の日程と出来事
3-1)大まかなスケジュール
月
4
活動内容
・学校、村での問題を定義
自分がするべきことを決める。
・学校が長期休暇のため、学校修理の手伝い。清掃。
・村の youth group のミーティングに参加
・スポーツフェスティバル、スピーチコンテストを提案、準備。
5
・スポーツフェスティバル、スピーチコンテストを実施。
・クリエイティブアートの授業
・他のボランティアの授業の手伝い。
備考
期間4ヶ月
4ヶ月
2ヶ月
3-2)基本的な週間スケジュール
曜日
月
火
水
木
金
土
日
予定
学校
学校
学校
学校
学校
洗濯、街に買い物、隣の村まで散歩、
村の行事に参加、子どもと遊ぶ
教会、隣の村まで散歩、村の行事に参加、
子どもと遊ぶ
これは学校がある時期で、長期休暇は、旅行をし
たり、他のボランティアの家に遊びに行ったり、
勉強などをしていました。
村の結婚式も見に行きました。
3-3)基本的な1日のスケジュール
時間
6:30
9:00
行動
起床、水汲み、朝食
登校
授業がある日は授業、ない日も、プロジェクトの準
備や図書館の当番のため、スタッフルームに居る。
12:30
学校で出されるランチを食べる
13:00
授業がある日は授業、ない日も、プロジェクトの準
備や図書館の当番のため、スタッフルームに居る。
17:00
下校
家の手伝い、子ども達と遊ぶ
20:00
夕食
子ども達とおしゃべりタイム
22:00
就寝
・ 村の人たちは早寝早起き。
・ 一日のんびりとしたスケジュール
・ 家の手伝いは、食器洗いをほぼ毎
日、枝を運ぶ、水を運ぶなど。
4)生活
4−1)宿泊施設
4−3)シャワー
・ファミリーステイ
・赤土と枝でできた家
・家と、キッチン、トイレと離れて作られている。
・一部屋を与えられる。床は土だがベットあり。
・部屋のドアはなく、カーテンのみ。
・たらい一杯のお湯のみで髪、体をすべて洗う。
・石鹸は、食器用、洗濯用、風呂用とすべて同じ。
4−2)食事
朝
・芋(カサバ)やかぼちゃの蒸したものと
チャイ
・夕飯の残りとチャイ
昼 学校がある日は学校が提供
ウガリとキャベツの煮込み、スープなどのおか
ず一品
夜 ・ウガリと一品のおかず
(ムチュンガと呼ばれるこの地方のではメジャ
ーな葉や、かぼちゃの葉の煮物)
・豆の煮物
・芋と豆を蒸したもの
上記のどれかを繰り返す感じ
たまに、チャパティ(小麦粉を練って伸ばし
て焼いたもの、インドのナンみたいなもの
*肉は高いのでたまにしか食べません。
4−4)その他
・水は徒歩100メートルくらいの井戸から毎日
汲んで運ぶ。
・基本的に移動は徒歩で。
・VOI に行くマタツが一日1本ある。
・近所の人によく、ランチなどに呼ばれます。
・ケニアでは、約束をしないで他人の家を訪問する
のは普通で、もしお客さんがきたら、食事やお茶を
出すのがマナーで、たとえおなかがいっぱいでも断
わらずにいただくのがマナーのよう。
・ほとんどがキリスト教なので、日曜日は教会(学
校)に行く。
・近くに病院や薬局がないので不安。大きな病院は、
VOI に行かなければない。
・店などもないため、滞在中はお金を使いません。
5)自分自身の変化
5-1)モチベーションの変遷
渡航前、到着後すぐは、やる気が高かった。でも、与えられた仕事をするのではなく、自分でやれることを
提案するんだと分かり、自分に出来るのかと後ろ向きになった。
5-2)活動を通じて得たことや気づき
・他のボランティアと意見を交換し合い、なんでも協力することが大切だと分かった。
・習慣、考え方がかなり違うため、なぜ?と納得いかないことも多々あったが、今考えるともっと受け入れ
る努力をすべきだった。
6)提言と今後の構想
【アドバイス…活動について】
・ 特にボランティアに何か労働を期待しているわけではないようでした。自分が何が出来るか考え、出来
ることをすればよいと思います。
・ 田舎の学校なので、予算もなければ、文房具などもありません。なので何か購入する際は自腹を切らな
くてはなりません。それはその人次第ですが、私は、お金を出すことに抵抗を感じたため(一時的な解
決にしかならない。お金で解決したくない。後任のボランティアが嫌な思いをするかもと考えた。)
・ お金が多くかかる計画はあきらめました。その代わり、イベントでの景品などは自分で用意しました。
けれど、やはり現実は、お金を出すことが一番喜ばれます。そのあたりを考えて判断していけばいいと
思います。でも、私は、スポーツ大会、スピーチコンテスト、授業を教えるなど、お金をかけずにする
プロジェクトも出来ました。
【アドバイス…生活について】
・ 生活はやはり、日本とは全く異なるので最初は戸惑うかもしれませんが、すぐ慣れると思います。
生水は飲むなといわれますが、私は現地の人たちと同じ水を飲んでも平気でした。予防接種は、A 型肝炎、
破傷風、黄熱病を接種していきました。
・ 日本から、鎮痛剤と消毒薬を持っていったほうが良いです。
(ケニアの薬局で販売されている薬は偽者が
多いです。)
・ タリオの気候は朝晩は寒く、昼はカラッと暑いです。蚊はいませんので、モスキートネットは不要です。
・他のボランティアと何でも話せる仲になるといいです。やはり、外国人同士、共感できる部分が多く、精
神的にとても助けられます。
7)おわりに
2ヶ月間という短い間の活動でしたが、とても充実した時間を過ごすことができました。
村の人々は基本的にみんな優しく、差別などはなく、どの人もフレンドリーでどこへ行っても温かく迎えら
れました。
電気も水道もガスもない生活。私は1週間ですぐに慣れ、むしろ、その何もない生活をとても楽しむこと
が出来ました。洗濯も、料理も、すべて時間がかかります。でも、便利な生活には無い良さが、そこにはあ
りました。
やはり、人との交流が一番心に残っています。決して楽しいことばかりではありませんでした。けれど、
すべてが自分自身のためになり、本当にかけがえの無い経験が出来たと思います。
一生忘れられません。本当に参加してよかったです。