機械材料学Ⅰ

H26
授業科目
(1083)
対 象 学 科
(M)機械工学科
担当教員
古谷
Engineering Material Ⅰ
機 械 材 料 学 Ⅰ
学年
必・選
単位数
授業方法
3年
必修
2
講義
開講形態
前期 週 2 時間
後期 週 2 時間
授業時間数
60時間
一幸(准教授)
【 授業の目標 】
機械システムに使用する材料は,システムの寸法や形状だけでなく,機械システムの性能にも多大な影響を与える.
適切な材料の選択が,高精度・高性能な機械システムを製作するためには必要不可欠である.従って,本講義は,機
械工学を専攻する学生にとって重要な科目で必修得科目である.本講義は学習教育目標の『得意とする専門分野の知
識と技術の修得』を目指している.具体的には,金属材料の一般的な性質,冶金的特性,機械的特性,熱処理,
鉄鋼材料,非鉄材料について学び,材料の適切な選択ができることを目標とする.
【 授業概要・方針 】
金属の一般的な性質を学ぶとともに,金属材料の冶金的特性,機械的特性,鉄鋼材料,特殊鋼,熱処理,非鉄
材料の特性や用途について学ぶ.週 2 時間の講義で 1 年間(30 回)実施する.理解度を確認するためレポート等を
課す.また中間試験 2 回,期末試験 2 回を実施する.
【 履修上の留意点 】
本科目は必修得科目である.不可の場合は進級できないため,その旨十分に留意しながら授業に臨むこと.化
学や物理学の基礎知識は材料を理解する上で必須であることから,関連科目と連動しながら学習すること.
授
業
計
画
時間
時間
(前 期) 授 業 内 容
(後 期) 授 業 内 容
2
第 16 回 鋼の熱処理(1)
2
第 1 回 金属の性質,結晶と原子
2
第 17 回 鋼の熱処理(2)
2
第 2 回 金属材料の結晶格子型
2
第 18 回 鋼の熱処理(3)
2
第 3 回 金属の変態,合金
2
第 19 回 構造用鋼(1)
2
第 4 回 固溶体とその性質
2
第 20 回 構造用鋼(2)
2
第 5 回 二元合金の平衡状態図(1)
2
第 21 回 構造用鋼(3)
2
第 6 回 二元合金の平衡状態図(2)
2
第 22 回 (後期中間試験)
2
第 7 回 二元合金の平衡状態図(3)
2
第 23 回 鋳鉄(1)
2
第 8 回 (前期中間試験)
2
第 24 回 鋳鉄(2)
2
第 9 回 金属材料の機械的性質と試験法(1)
2
第 25 回 銅及び銅合金(1)
2
第 10 回 金属材料の機械的性質と試験法(2)
2
第 26 回 銅及び銅合金(2)
2
第 11 回 低温脆性
2
第 27 回 アルミニウム合金(1)
2
第 12 回 金属材料の製造法
2
第 28 回 アルミニウム合金(2)
2
第 13 回 Fe-C 系平衡状態図(1)
2
第 29 回 アルミニウム合金(3)
2
第 14 回 Fe-C 系平衡状態図(2)
(後期末試験)
(前期末試験)
2
第 30 回 期末試験の答案返却とまとめ
2
第 15 回 期末試験の答案返却とまとめ
計
30
計
30
八戸高専目標
(A)
(B-1)
(B-2)
(C-1)
(C-2)
(D)
学習・教育到達目標 同上関与割合 %
60
40 (③)
JABEE 目標
◎
(1)
○ (c), (d-2)
機械材料としての金属材料を基礎から学び,性質・特性を理解し,設計条件を満
到 達 項 目
足する材料の選択ができるようになること.
・原則的に定期試験成績で評価する。平均点 60 点以上を合格とする。
・定期試験の平均点が 50 点台の場合に限り、レポートを評価し平均点に加算する。この場
評 価 方 法 合、平均点を 80%,レポートを 20%で評価し、平均点+レポートが 60 点以上であれば合格
とする。但し、平均点+レポートが 60 点を越えていても 60 点とする。
・答案は採点後返却し、達成度を伝達する。
使用教科書・教材 よくわかる材料学/宮川大海ほか /森北出版
参 考 図 書 等 大学基礎 機械材料 SI 単位版 / 門間改三 / 実教出版
関 連 科 目 機械材料学Ⅱ,工作実習,機械設計製図,機械工作法Ⅰ,機械工作法Ⅱ(機械加工学)