3 - Toro

Form No. 3370-714 Rev A
3輪駆動キット
Greensmaster ® 3150 ト ラ ク シ ョ ン ユ ニ ッ ト
モ デ ル 番 号 04476
取り付け要領
ワッシャ4枚とナットを使用する。各コンポー
ネントは 図 1 のように組み付ける。
1
現在車体についている車輪を取
り外す
必要なパーツはありません。
1
手順
1.
平らな場所に停車し駐車ブレーキを掛ける。
キーをOFFにしてエンジンを停止させる。キー
を抜き取る。
G010140
図1
警告
万一エンジンが突然始動すると、大きな人
身事故になる危険が高い。
整備・調整作業の前には必ず始動キーを抜
いておくこと。
2.
機体後部を吊り上げ、キャスタフォークから
後輪を取り外す。
3.
タイヤ・アセンブリからホイールハブ・アセン
ブリを取り外す。ラグナットは捨てないこと。
1.
2.
3.
上記の手順によって、全部で3つの穴の拡大を
行う。
3
キャスタフォークを改造する
モータ&ハブ・アセンブリを取り
付ける
必要なパーツはありません。
手順
注 トラクションユニットのシリアル番号が
269999999 より若い場合には、キャスタフォークを
改造する必要があります。改造が必要な場合には、
弊社ディストリビュータから、ドリルガイド(Toro
P/No. 112–0256–01)を入手してください。改造が
不要な場合には、「モータ&ハブ・アセンブリを
取り付ける」へ進んでください。
キャスタフォークの左側にドリルガイドを取
り付ける;ボルト(5/16 x 3 インチ)2本、
© 2011—The Toro® Company
8111 Lyndale Avenue South
Bloomington, MN 55420
ドリルガイドに残っている穴を使って、キャス
タフォークの穴の直径を 14 mm に拡大する。
14mm)
)は 新 し い も の ま た
重 要 ド リ ル ビ ッ ト ( 14mm
は最近研磨したばかりの、十分に切れ味の良
いものを使用してください。ドリル刃はゆっ
くり前進させてください。刃を強く押し付け
すぎると、固着を起こします。
2
1.
ドリルガイド
必要なパーツはありません。
手順
1.
新しいモータ&ハブ・アセンブリについてい
るグリスフィッティングを外す(図 2)。
2.
ラグナット 4 個を使って、モータ&ハブ・
アセンブリにタイヤ・アセンブリを取り付け
る。ラグナットを 70~90 ft-lb(95~122
Nm=9.7-12.5 kg.m)にトルク締めする。
製品の登録は: www.Toro.com.
この文書は翻訳です。 (JA)
Printed in the USA.
禁無断転載
3.
グリスフィッティングを元通りに(タイヤに
背を向けるように)取り付ける。
4.
モータのシャフトの端部に、フランジェット
とベアリングを 図 2 のように取り付ける。
注 上記の組み立て手順をきちんと守って丁寧
に組み立てないと、モータのシールやベアリ
ングが早期に磨耗する恐れがあります。
11.
ベアリング用の固定ねじにゆるみ止め接着剤
(例えば Loctite® )を塗り、80~100 in-lb
(9~11 N-m=0.9~1.2 kgm)にトルク締めす
る。
12.
オーバーランニングベアリングの動きを確認
する:タイヤは前進方向には自由に回転する
が、後退方向に回るときにはホイールモータ
が接続するのが正しい。
13.
トラクションユニットの後部を床に降ろす。
14.
全部のグリスフィッティングに、No.2リチウ
ム系汎用グリスを注入する。
15.
キャスタフォークの両側にステッカーを貼り
付ける(図 2)。
3
2
4
G010141
1
4
図2
1.
モータ&ハブアセンブリ
2.
ベアリング付きのフラン
ジェット
5.
3.
4.
スペーサマウント(2個)
ステッカー(2)
油圧関係部材を取り付ける
必要なパーツはありません。
モータ・アセンブリの側面にフィッティング
(ストレート)を2個取り付ける(図 2)。
手順
注 全部のOリングをきちんと潤滑し、フィッ
ティングの正しい位置にセットしてからフィッ
ティングを取り付けてください。
6.
モータハブ、フランジェット(とベアリン
グ)、アダプタプレート、タイヤ・アセンブ
リを、キャスターフォークに取り付ける。
1.
バッテリーのマイナスケーブルを外し、次に
プラスケーブルを外す。
2.
ポンプの上側ホースを外して、油圧オイル
タンクから出てくるオイルを全部抜き取る
(図 4)。油圧ハードラインを取り付け、ホー
スを元通りに接続する。
注 このとき、モータ面についているポートが後
ろ向きになるように取り付けること(図 2)。
7.
キャスタフォークの内側にモータを仮止めす
る;ソケットヘッドねじ 2 本とナット 2 個を
使用する(図 2)。
8.
各モータ固定ねじを 100 ft-lbs(135 Nm=18.7
kg.m) にトルク締めする 。
9.
キャスタフォークの内側にベアリング付きフ
ランジェットを仮組み付けする;新しいねじ
(3/8 x 2インチ)を3本、アダプタプレート、
スペーサマウント、硬化ワッシャ(13/32 x
13/16 インチ)を3枚、ロックナット(3/8 イ
ンチ)を 3個使用する。
注 油圧システムの容量は約 33 リットルです。
重要 オイルを再利用する場合には、回収した
オイルを汚染しないように細心の注意を払って
ください。ごくわずかの異物であっても油圧系
統を故障させるので十分な注意が必要です。
3.
重要 モータのシャフトに半径方向からの負荷
がかかっていないことを確認してください。
注 グリスフィッティングは、フランジェットに
下向きについている必要があります(図 2)。
10.
フランジェットのねじを 40 ft-lbs(55
Nm=5.5 kg.m) にトルク締めする。
2
油圧マニホルドのL1ポートについている90度
フィッティングからホースを外す(図 3)。
フィッティングが付いている角度を記録して
おくこと。
1
2
G010143
図5
1.
油圧マニホルド(L1B ポー
ト)
2. 90°フィッティング
4.
3. 45°フィッティング
4.
2.
1. T字フィッティング
図3
注 全部のOリングをきちんと潤滑し、フィッ
ティングの正しい位置にセットしてからフィッ
ティングを取り付けてください。
ホース
油圧マニホルドについている 90 度フィッ
ティングを外して、代わりに 45 度フィッ
ティングを取り付ける(図 3)。フィッティ
ングは、前のフィッティングとほぼ同じ角度
にセットする。
8.
図 7 に示すように、バルクヘッド・ブラケッ
トにハトメとスペーサを取り付ける。
9.
バルクヘッド・ブラケットを型紙として
使って、図 6 に示す位置と寸法で、フレー
ムチューブに直径 7 mm の穴を2つ開け
る。図 6 は場所をわかりやすく示すもので、
寸法は原寸とは異なる。
注 全部のOリングをきちんと潤滑し、フィッ
ティングの正しい位置にセットしてからフィッ
ティングを取り付けてください。
5.
油圧ホースを45度フィッティングに接続する
(図 3)。
6.
ポンプの下側ポートの45度フィッティング
とシートベースのT字フィッティングに付い
ていたホースを外して廃棄する(図 4 およ
び 図 5)。
油圧ハードライン
2
1
G010142
3
4
5
1
4
2
図6
1. バルクヘッド・ブラケット
2. 直径 7.1 mm の穴
3. 51 リットル
3
図4
1.
上側ホース
2.
ポンプ
7.
G010145
6
3. 45°フィッティング
4. 下側ホース
4. 51 リットル
5. 51 リットル
6. 51 リットル
注 図 6 は、機体下から見た図です。
10.
シートベース下のT字フィッティングに、油
圧ハードラインを接続する。油圧ラインは
図 5 のように組み付ける。
3
フレームチューブにバルクヘッド・ブラケッ
トを取り付ける;六角頭タッピングねじ 2 本
を使用する。
11.
バルクヘッド・ブラケットを油圧ハードライン
に組み付ける;キットに入っているナットと
ワッシャを使い、図 7 のように組み付ける。
5
G010146
4
1
2
4
1
3
6
8
2
7
3
図8
9
G010144
1.
ポンプ
2.
ポンプホース・アセンブリ
3. 45°フィッティング
図7
1.
2.
3.
バルクヘッド・ブラケット
ハトメ
スペーサ
6.
7.
油圧ハードライン
ホース
8.
上側モータ・フィッティング
4.
ワッシャ
9.
下側モータ・フィッティング
5.
ナット
12.
ポンプについている 45 度フィッティングに
ポンプホース・アセンブリを仮取り付けし、
同様に、バルクヘッド・ブラケットについて
いる下側の穴にもワッシャ1枚ととナット1個
で仮付けする(図 7 と 図 8)。
13.
ポンプホース・アセンブリ(バルクヘッドの
下側のポート)と、ホイールモータの上側の
フィッティングに油圧ホースを仮接続する
(図 7)。
14.
ポンプホース・アセンブリ(バルクヘッドの
下側のポート)と、ホイールモータの上側の
フィッティングに油圧ホースを仮接続する。
注 ホースがタイヤやリムに接触しないように
してください。
注 必要に応じてポンプの 45 度フィッティン
グを少し回して、ホース・アセンブリをきち
んと整列させてください。
15.
フィッティングを締め付ける。
16.
ステアリングフォークを左右一杯まで回転さ
せ、各ホースが適切に動くことを確認する。ハ
ンドルを右一杯に切ったとき、後ホイールモー
タとホースとの間のクリアランスが不足して
いる場合には、後ハイドロスタットのホース
フィッティングを少し下向きにして調整する。
注 ホースが、タイヤ、リム、タンク、ステ
アリングフォーク、ステアリングホースなど
に接触していないことを確認してください。
ホースが燃料フィルタに接触する場合には、
燃料バルブのフィッティング(燃料タンクの
下)を少し回転させて逃がしてください。
注 油圧ホースが、ねじれたり、折れたり、鋭
角的に曲げられたり、鋭利な部分や可動部分
に接触したり、エンジンの排気部に触れたり
していないことを確認してください。
4
17.
全部のフィッティングを締め付ける。
18.
油圧オイルタンクにオイルを入れる。
19.
バッテリーケーブルを接続する;プラスケー
ブルを先に接続し、次にマイナスケーブルを
接続する。
注 マイナスケーブルを後に接続するように
してください。
20.
エンジンを始動し、走行動作および油圧機器を
動作させて油圧系統内部のエアをパージする。
21.
油圧オイルの量を点検する。
5
図面
G010148
油 圧 回 路 図 (Rev. B)
6
メモ:
7