平成27年度 町政座談会 概要

平成27年度
町政座談会
概要
(■質問・提案、□町側の答弁、△町としての対応方針)
5月25日 西遊佐地区
■海岸線の侵食について、我々が子供の時代(50~60 年前)と比べると明確に侵食が
進行しているが、町の対策としてはどのようにお考えか。
□河川改修が進み、海へ流入する砂が減少したことにより侵食が進行している。海岸
線は県管理であり、比子海岸侵食対策事業が平成 17 年~40 年の工程で進められて
いる。今年度は沖のヘッドランドの設備を進めている段階である。北港で製作し、
来年度以降に搬入し並べていく。事業の進捗については町からも要望していく。
■わざわざ北港で製作せずに現場の青塚海岸で製作した方が効率の面から考えても
良いのではないか。
□青塚海岸への道は狭く(機材の)搬入が難しい。そのため以前は白木から搬入して
いた。しかし運搬車が集落内を通ると危険であり道路の管理上(道路の破損等)か
らもよくないと県が配慮した結果、北港で製作し完成したものを酒田港から海上輸
送するとういう方法がとられている。
■現在多くの地域で消防団員の定員割れが発生しており、各地域でも家庭訪問等によ
る加入促進を計画しているが、町からも加入促進の働きかけをしていただきたい。
□消防団は地域の安心安全を先頭に立って守っている存在であり、団員の減少につい
ては全国的にも大きな問題となっている。町全体でも、定員 700 名に対し、4 月 1
日現在 674 名であり多くのところで定員割れが発生している。自治体によっては、
女性団員の登用、年齢制限の緩和等の対策を取っているところも見受けられる。そ
のような中で、まずは加入促進を強める事が必要であり、事業所や各家庭の理解を
得るためにも広範な人からの声掛けをしていきたい。待遇改善も必要な要素であり、
その点では平成 26 年 4 月からの法律改正により、退職金については 5 万円のアッ
プとなっている。また、他の地域の事例にあるような火事の時のみ出動するなどの
機能別団員の制度創設や、公務員の消防団への加入などについて今後の消防幹部会
議等で継続的に協議しながら重層的に消防団員増加のための対応をしていきたい。
■本人でなく家族から反対されるケースが多い。パンフレット等で啓発するなどの対
策をとっていただけないか。
□まずは熱意をもってお願いすることが必要。まだ具体的な話ではないが、他の地域
で見受けられるような消防団に入ると町内店舗での割引が受けられる等の特典事
例も制度を見ながら考えたい。
■YBCラジオで消防団の特集をしていた。親の姿を見て若い人も加入している。役
場職員からも積極的な協力をお願いしたい。
□蕨岡では消防団OBからも消防団に参加していただき活動いただいている。そのよ
うな状況から考えても機能別消防団の創設が必要になってくると考えられる。また
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女性消防団員にも活躍いただいているが、現状では女性団員は遊佐地区のみという
現状である。他の地区でも火災報知機や救急救命等の予防活動の面から活動してい
ただけるよう協力をお願いしたい。
■自主防災組織の充実が必要。消防団OBの方からはできれば自主防災組織で活躍し
てもらいたい。
□遊佐町では 100%組織済であるが、集落の役員がそのままメンバーとなっている。
役員とは別組織で組織し、継続的に活動できるのが理想。自主防災組織への学習活
動や訓練を充実させたい。また、防災行政無線が聞き取りにくいという点に関して
は、沿岸部や土砂災害の危険性がある 40 集落程の区長宅に個別受信機の設置を検
討している。
■ハクビシンによる被害が年々増加しており、高齢者や一人暮らしの世帯から苦情や
不安の声があがっている。また神社の境内が荒らされるなどの実害も出ている。対
策は急務であると考えるが。
□ハクビシン駆除の許可については狩猟免許が必要であったが、昨年 9 月の法律改正
により、県へ申請すれば敷地内において個人での駆除が可能となった。ただし、捕
獲だけでなく処分までを個人で行わなければならず、結局業者へ委託しているのが
現状である。町では今年度、熊対策を含む鳥獣被害対策の計画を策定予定であり、
そこへハクビシンもリストに入れたいと考えている。鶴岡市では既に計画をもって
いるが、猟友会の協力を得ることが難しく、ハクビシンにまで対応しきれていない
のが現状との話を聞いている。
■県への申請を町に代行してもらう事は可能なのか。
□町として代行はできないが、指導をする事は可能である。
■計画策定によって、畑においても駆除は可能になるのか。
□可能になるが、実際には猟友会の協力が必要であるため猟友会と協議していく。
■農業者としては畑を荒らされており死活問題であるが、駆除申請は毎回必要なのか。
□駆除申請は毎回必要である。
□駆除計画を作成し条例化して県のルールに従って駆除していきたい。
■原生林の保存等について、河川国道事務所に理解があり保全に努めてくれるとの言
葉をいただいた。また、マツクイムシ対策についても、町から見える形で行ってい
ただきありがたいと感じている。
□国土交通省の酒田河川国道事務所長から、課外学習で子供たちが学習の場として活
用できるようにしてほしいと言われている。また風力発電の企業から風力の利益の
中から基金のための寄付をしたいとの申出もいただいている。その寄付金を地域へ
還元したいと考えている。今後のクロマツ再生に向けての財源として活用していき
たい。
□県でもマツクイムシ防除に危機感を持っている。そのため 6 月 5 日にマツクイムシ
防除対策プロジェクト会議を役場で開催する予定である。
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■工業団地の企業誘致について、町内の鳥海南工業団地、遊佐工業団地、遊佐町西部
工業団地併せて 30 町歩の敷地が残っている。高速道路の開通、酒田港の整備も進
み、進出企業にすれば利便性、コスト面でも良い環境であると思われる。既存企業
の設備投資も含めて積極的な企業誘致を行政からしていただきたい。
□酒田港の輸送船も週 1 便から週 5 便に拡大し、花王も進出規模の拡大を進め、酒田
の京田工業団地では 3 件の用地契約が新たに結ばれた。県からも酒田と遊佐で協力
して企業誘致を進めてほしいと言われている。港に一番近い工業団地をアピールし
ていきたいと考えている。またリサイクルポートの後背地として鳥海南工業団地を
PRするなど、売出し方を検討したい。今後は総合戦略策定会議の中に企業の情報
を持つ金融機関からも参加してもらい戦略を練りたいと考えている。
□鳥海南工業団地に対する進出問合せが平成 26 年度で 3 件、平成 25 年度に 2 件あっ
たが進出には至っていない。平成 26 年度については金融機関を中心に企業訪問を
行った。また、ビジネス大使関連企業にも企業訪問を行っているが関東周辺でない
と厳しいというのが現状である。今後も企業誘致については最重要課題としてビジ
ネス大使の情報、酒田・遊佐からなる工業団地企業誘致促進協議会の情報を基に地
道に活動していく。さらには町として企業誘致のみならず、既存企業への支援も重
要視している。今年度は遊佐町中小企業設備投資支援事業補助金を策定し、雇用創
出に繋がるように設備投資の補助を行っていく。
■企業誘致も大事だが原生林の伐採による生態系の破壊、長期的には土壌汚染等の環
境汚染も心配である。そのため環境に配慮した企業誘致をお願いしたい。
□環境を壊してまでの町の発展はありえない。そのため、環境に配慮した企業誘致を
し、町の発展に努めていく。
■企業誘致にとって大事なのは優遇であると考えるが、優遇措置を盛込み企業誘致を
してみてはいかがか。
□固定資産税を減免する農村地域工業導入促進法がなくなったが、町としては町単事
業で進出企業に対し 5 年間の固定資産税減免の制度を設けている。また、県から工
業用水について日向川をまたいで工業団地まで入れてもらう取組も進めている。環
境面のリスクについては、町民を守るためにもリスク管理のための協定を結んでい
く必要がある。現状企業誘致についてアピール不足な面もあるのでさらに力を入れ
てアピールしていきたい。
■市街化調整区域の規制緩和について、市街化調整区域により自治会館を建てる際に
も影響があり、現在まちづくりセンターについても工期が遅れる等の影響を及ぼし
ている。規制緩和に向けての働きかけをお願いしたい。
□遊佐が酒田の都市計画区域に編入されたのが昭和 47 年 7 月であり 40 数年経過して
いる。その後昭和 59 年に見直しがあり、その際に未線引きであったものが線引き
に変更され、現在の市街化調整区域が発生している。市街化調整区域の規制緩和に
向けた対策として 4 つの選択肢が考えられている。1.酒田市の都市計画区域から抜
ける。2.地区の計画を立て、その計画により規制緩和のような対応をとる(許認可
は県)。3.市街化調整区域における開発規制緩和条例を制定する(25 万人以下の規
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模の市町村については、県で制定した条例のため、県の許認可が必要)。4.現状で
なんとかやりくりしていく。県へもお願いしているが、許認可は県、計画は酒田市
となっているため、酒田市と協議して県へ提出することが必要となってくる。その
ためどこまでできるのかの詳細はつかめていない状況である。だが庄内北部定住自
立圏もあり、酒田市との連携はより深まっていくので協議の場に検討課題の一つと
して挙げていく。
□庄内北部定住自立圏については、1 市 3 町が施設利用やサービスの共有化のみなら
ず、政策課題の共有化を図り課題解決へ向けワーキンググループで議論する事で合
意している。そこでの協議により先程あげた4つの選択肢をそれぞれ検討し、最良
な対策は何かを模索していきたい。また地区の計画を立てて規制緩和をするという
選択肢については、西遊佐のまちづくり計画とタイアップし町と共同で課題解決へ
向かうという事もアプローチの仕方の一つとして考えていきたい。
■旧西遊佐小学校管理棟及び教室棟の利活用について、今後どのような利用計画をお
考えか。
□現時点では、埋蔵文化財整理室を旧西遊佐小学校校舎に移転したいと考えている。
教室棟だけではなく管理棟も使用する計画である。現在使用している旧菅里中の建
物の劣化が激しく、早期に移転したいと考えているが、学校以外として正式に使用
するとなると、改めて建築確認を取る必要がある。しかし、そのハードルが高く即
座の対応は難しい状況にある。現在は、まちづくりセンター改築の法手続きを最優
先で進めており、まちづくりセンターの手続きが終了次第、旧西遊佐小学校の再利
用の法的な手続きを進めたい。
■西通川の河川改修により発生した残土置場について、1 年目には草刈りもされてお
りきちんと管理がなされていた。しかし、2 年目からは管理がなされておらず、ま
た当初は 3 年間残土を田に入れるという計画であったが、2 年目からはその計画も
ストップしている。なぜ工事が止まっているのか。また残土置場の管理については
どうなっているのかを町の方から県の方へと確認していただきたい。
□当初は西通川の河川改修の残土を有効活用するという事で地元の意向と工事の残
土処理が上手くかみ合っていたのだが、河川は軟弱地帯なので後背地に影響が出る
など当初の工法では作業ができないという事態に陥っている。現在工法変更の検討
をしており、今年度から新たな工法により工事が再開されると県からは聞いている。
ただし、新しい工法により行った場合には残土が出るのかどうかについては現在の
ところ不明である。残土置場の管理等については県の方に確認する。
■当初の話では工事が終了した際には残土置場を均して返すという話であったが、県
の担当職員が変わってしまい、状況を把握している職員がいないようだ。
□県の方に確認する。
■残土の問題もあるが、まずは田として作付けできるように均してもらえるのかを危
惧している。均さないとしても草刈等の管理をしていただけるようお願いしたい。
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□書類による契約はされていないということで、どのような約束になっているのか、
また残土置場については残土置場として借りているという考えなのか、残土を有効
活用するために残土を譲渡したという考えなのかについても県へ確認する。
△6/1 に塩出尻の残土置場にて西部地区農業代表者 2 名と残土置場の地主代表1名、
県河川工事担当者 1 名、町河川担当 1 名が現場で立会い、再度ここを残土置場とす
ることを全員が確認しました。今後の見込みとして、今年のお盆頃に工事業者が決
定する予定であるので、工事業者が決定後、再度関係者が残土置場で立会いのうえ、
「整地前の処理」や「整地の仕方・範囲」と「整地のタイミング」について、工事
の進捗予定を確認しながら、地権者や農業関係者に相談し進めていくこととなって
おります。
■赤塚美容院の所から上っていったところの中瀬道(町道)の南側がずいぶんと傷ん
でいる。欠損している箇所も多く見受けられ事故等が起こることも考えられるので
補修をしてもらえないか。
□現場を確認し、状況確認した上で対応する。
△現地調査のうえ補修しました。
5月26日 蕨岡地区
■水道水を使った除雪が効果的であると考えるが、その分水道代がかかる。その分を
町で補助することは可能か。
□遊佐町には現在そのような制度はない。町の水道水は井戸水を汲み上げたものを滅
菌処理しており、家庭まで送るための装置の整備等にも費用がかかっている。また、
水は資源であり上水道は飲用水であるという性質上、消雪のための利用に対し補助
をするというのは難しい。また、遊佐町の上水道料金は近隣の市町と比較しても高
く、今回のような補助の分をさらに上乗せするとまた高くなってしまう。
△狭小道路の除雪については、既存の自主除雪制度を利用願いたい。
■遊佐町や酒田市は鶴岡市と比較して、若者の働き場が少なく、あっても臨時的なも
のが多い。どのような対策をしているのか。
□町も企業誘致の重要性は自覚している。鳥海南工業団地に企業誘致を進めているが、
平成 26 年は 3 件、平成 25 年は 2 件問い合わせがあったものの契約には至っていな
い。ビジネスネットワーク大使の皆さんからも協力いただいて誘致を進めているが、
企業の希望としては関東の近くに誘致を希望する場合が多く厳しい状況である。町
としては企業誘致のみにとらわれず地元企業への支援ということで中小企業設備
投資事業にも力を入れ、今後も若者の働き場の確保に努めたい。
□酒田市では花王等の雇用条件のよい企業にばかり労働者が集中し、中小企業は人集
めに苦労し外国人労働者雇い入れも視野に入れている現状があると聞く。また、高
校生の就職活動では都会に出る立身出世型の就職を推奨する方針の学校が多く、地
元を出ると戻って来ない人が多い。町としては今後地元企業に目を向けてもらうた
めにも、酒田市等を含めた広域を視野に入れ、働き場の確保を行う必要がある。他
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に、土建業のなり手がいないことも問題となっている。県では職業訓練のカリキュ
ラムを持つ学校を作ったという例があり、この分野の人材育成も今後の課題である。
■何年か前の議会で議員の一人が企業名を間違えて発言していた。このようなことが
続けば、企業からの信頼を失い企業誘致も進まなくなるのではないかと危惧してい
る。チェック体制の整備や議員への研修が必要なのではないだろうか。
□後日 HP 等に公開するものについては、事実と異なる発言や誤りをチェックし削除
もできる体制がある。しかしリアルタイムで流れている発言については、その場で
即時に抑制することは難しい。今後議員とも協議し、誤りがないように努めていき
たい。
■パーキングエリアの名称について。以前「スーパー道の駅」という名称を耳にした
が、もっと歴史をふまえた名称も考えてみたらどうか。たとえば、奈良時代からあ
る「東山道(とうさんどう)」など。
□「スーパー道の駅」という名称は国土交通省が使っている名称。遊佐のパーキング
エリアの名称については、今後の検討事項。貴重な意見なので、ぜひ今後の参考に
させていただきたい。
□「遊佐」という地名も平安時代からある地名で、地名が現在まで変わらずに残って
いるのは全国でもあまり例がないことである。遊佐中学校校歌にも、「延喜式にも
記されし駅」と取り入れられている。歴史をふまえたネーミングはよいと思う。
■天狗森スキー場西側に建設廃材が不法投棄されている。このままだと今後も不法投
棄が行われる可能性があるので柵を設けたり看板を立てるなど具体的な対策を講
じてほしい。区長を通して、何度か役場に情報提供している。
□既に県担当者からも現地確認をしてもらい現場の状況は把握している。できれば出
所を突き止めた上で、本人に撤去してもらいたいと思っているが、廃材の中から出
所が特定できるものは見つからなかった。不法投棄をしている現場を押さえること
ができれば一番いいが、24 時間現場に張り込むことは現実的に難しい。該当する土
地は町有地でもあるので、今後対策を考えたい。
△原因者が判明しましたので、原因者に対し早急に現況復旧するよう通告し本人も了
承しております。なお、原因者が不法投棄を行った経緯を聞き取りしたところ、以
前町有地を借りた経緯があり既に借地契約が終了しているにもかかわらずそれを
誤認して廃材を仮置きしたとのことです。町有地がこのような形で不法投棄された
のは土地の管理者としての責任もありますので、現場に部外者が立ち入らないよう
にロープを設置し、不法投棄禁止の警告看板を設置しました。今後は、定期的に管
理地を見回り町有地の管理の徹底を図っていきたいと思っております。
■ふるさと納税の返礼品として人気の柿(干し柿含む)について。需要はあるものの
干し柿工場の設備が古く、昨年は異物混入で駄目になったものもあった。何か施設
の改善に利用できるような補助事業はないか。また、遊佐町では原料の生産は行う
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が加工場は外部にある場合が多く、美味しい所を逃しているように思う。四季を網
羅できるような、総合的な加工施設を建てられるような補助事業を探してほしい。
□工場の整備については農協と連携し、引き続き進めていきたいので、継続して要望
を続けていただきたい。今は商品管理を徹底しなければ商品が売れない時代である
ので設備の重要性は認識している。県に加工施設の補助事業があるので該当になる
かをこちらで調べて検討させていただきたい。
□ふるさと納税は平成 26 年に約 1,200 万円の納付があり、平成 27 年は 2,000 万円を
目標にしている。この返礼品は遊佐町の特産品をアピールする良い機会だと考えて
いる。遊佐町の返礼品の特徴は、他の市町村とは異なり、町の特産品をあまねく用
意している所にある。今年はさらに種類が増え、48 種類にまで拡大した。課題は、
1.品揃え。2.品質向上。3.量の確保、となっている。この加工施設改善の話は、ふ
るさと納税にもつながる部分なので、我々も後押ししていきたいと思う。
■地区の消防団についてお聞きしたい。日中に火事が発生した場合、勤め人が多い現
役世代だけでは対応ができない。上大内地区では OB を活用しているということで
あるが、他の地区については今後どう対応すべきと考えるか。
□団員の年齢制限は 18 歳からとなっているが、上限についての制限はない。団員の 7
割が勤め人である現状では昼の対応ができないので、機能別(火災時だけ出動し、
演習には参加しない)団員の整備等、対応を検討すべきと考えている。詳細につい
ては持ち帰って検討したい。
■下大内部落の防火水槽の底にヘドロが堆積しており、蓋をする等の対策を講じる必
要があると思う。危機管理係に要望を出したが予算の関係ですぐには対応できない
ということだった。
□平成 27 年度は金俣集落の 2 か所について蓋の取り付けを予定している。防火水槽
は各分団長からの要望等をもとにして全体で計画を立てあたっている事業である。
1 か所につき 250 万円から 260 万円ほどかかるので、すぐには対応できず計画をも
とに進める予定である。
■広島県でも発生した土石流への対策について。何か起きてからでは遅いので、早急
に堰堤の整備等予防をすすめていただきたい。
□町としては危険と判断した所が 36 か所あり、整備について県に要望を提出してい
るが、県では他の市町村からも要望が多く即座に対応するのが困難な状況にある。
引き続き要望を出していきたい。最近では自然災害として土石流の他、噴火につい
ても対策が必要と考えられている。平成 27 年 3 月に秋田・山形両県で協議会が発
足し対策が話し合われている。警戒の段階を5段階に分け、レベルに応じて入山規
制を行うなど対応が協議されたが、あわせて風評被害の影響が話題となった。人命
尊重の立場から、風評被害についてはある程度覚悟をもって対応していかなければ
ならないという意見だった。また大雨についても対応が必要である。豪雨は短時間
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で判断が必要とされ、国の方針としては空振りに終わっても避難勧告を出すとの通
知が出されており、そのための連絡手段や避難経路確保が重要な課題である。
□土石流については特に杉沢南地区が危険区域とされている。避難場所として危険区
域に入ることが想定される杉沢分館を使用することはできないので、蕨岡小学校を
活用することになっている。
□土石流の危険区域については調査費に予算がついたものの、本工事の着手について
はハザードマップ作成等の条件があるため、条件をクリアし着工できるよう今後対
応する必要がある。
△土砂災害の発生する危険性のある集落の各区長との打合せを 7/3 に行った。町の情
報収集の体制や避難勧告発令の考え方を説明し、ハザードマップの作成のため今後
各集落に出向き協議していくことを確認した。
5月27日 稲川地区
■山形新聞「明日の予定」欄に、最近遊佐の予定が載っていないが何故か。
□情報の発信については山新と調整の上、地域おこし協力隊員にお願いしているが、
山新側の掲載基準もあるため、たまたま載らなかっただけとも考えられる。地域お
こし協力隊員に改めて指示し、山新の方に確認の上対応していく。
△隊員からは定期健診にいたるまでかなりの情報を提供しているが、不特定多数を対
象とした情報が優先されるため、たまたま一定の期間掲載がなかったとのこと。こ
れからも、町内の様々な分野にアンテナを伸ばし、より多くの情報発信に努めてま
いりたい。
■パノラマパークでグラウンドゴルフ(以下 GG)をする際、大会やイベントのたびに
コース設置するのが大変なので、目印を付けておくなどできないか。
また、子どもがコースに入らないようフェンスで仕切るなどできないか。
□芝の管理もあるので、どのようなものが適しているか、管理委託業者と協議したい。
また、フェンスで仕切るなどの利用方法については、基本的には互いに譲り合って
の使用をお願いしたい。
■町民体育館の窓口職員の応対が良くない。また、クラブ活動等(部活動以外)で使
用する際にお金がかかるのはいかがなものか。
□指定管理団体である体育協会に確認の上、対応について改善すべき点があれば早急
に指示する。なお、料金の徴収については、部活動以外の時間帯については、あく
まで一般使用になるので、ご理解いただきたい。
■自宅の庭でカラスが変死していたので、役場に問い合わせたところ対応されなかっ
た。庄内保健所に連絡したら、即回収・消毒をしてくれた。役場で対応できなくて
も、他の行政機関等に連絡するなどの対応はしっかりしてほしい。
□そのような対応があったのであれば問題である。職員にしっかり言っておく。
□関係所管への連絡がきちんと取れるように対応させたい。
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△5/18 のカラスの変死(3 羽)への対応に関する意見については、相談を受けてすぐ
にこちらで庄内保健所に通報し、対応について指導を仰いだところです。保健所の
指導では、状況を聞くに鳥インフルエンザの可能性は低いため、特別な措置の必要
性は感じないとの意見をいただきましたが、住民の方が大変不安に感じている旨伝
えたところ、部内で協議するということで通報者の連絡先を伝えたところです。そ
の後、保健所で直接通報者と連絡を取り現場に赴き消毒作業を行ったという連絡が
あったので、事案は解決したものと判断しました。
通報者から、町が対応しなかったと判断されたのは、対応の進捗状況、結果につい
て逐次通報者に報告する義務を怠ったためと思いますので、今後はそのようなこと
がないよう対応してまいります。
■藤崎小学校前の町道(南福升~学校)において、運転マナーが良くないので子ども
たちが危険である。歩道に縁石を設置するなど対応してほしい。
□幅員そのものが広い道路ではないので、歩道が確保できず縁石の設置は厳しい。外
側線の引き方を工夫するなどで対応する。なお、今後幅員等に課題があるのであれ
ば、地域の声を聞きながら検討したい。
■危険だから対処願いたいというのは理解できるが、現状の幅員では縁石を設置する
ことはできない訳で、通学路だからすべて拡張工事を町にやれとも言えないのでは
ないか。町からは、これまでどおり可能な範囲で対応していただきたい。
△当該個所については、以前地元関係者と交通安全対策について検討を行った結果、
幅員等の現状を踏まえ区画線設置や、路面表示により対応することとした経緯があ
ります。また、当該町道は、農作業用の道路としても利用されている現状から、現
在の幅員では縁石設置による歩道部の分離については、更に車道部の幅員が狭くな
ることから、交通への支障が生じるほか、農作業への支障も生じることから難しい
と考えています。
■パノラマパークの GG のコースを 2 コース位常設してはどうか。
□全面的に設置するのは難しいが、オープンしてからまだ間もないので、みなさんの
意見を聞きながら対応を検討していきたい。
■町史等の発刊の際、和暦だけでなく西暦も記載してほしい。
□今後発行するものについては、記載していきたい。
■町民体育館のトレーニングマシーンの掃除もきちんとしてほしい。
□指定管理者に伝える。
■福祉タクシー券の内容をもう少し詳しく教えてほしい
□65 歳以上の方で、運転免許を持っていない人が対象で、一人につき年間 24 枚交付
(1 枚で基本運賃分)。1 回の乗車で 2 枚まで使用可能。なお、障がいを持っている
人については、一人年間 28 枚交付+手帳の提示で 1 割引となる。申請は本人及び
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家族の方が行い、役場に直接、または民生委員をとおして申請できる。年度の途中
でも可。気軽に問い合わせてほしい。
■十里塚海水浴場について、現在集落で運営しているが、高齢化が進み来年度以降開
設が厳しい。看板の設置等町からも協力いただけないか。また、客入りも少なくな
っているので、開設そのものについても検討が必要と考える。
□これまで運営してきた経緯もあるので、集落全体の意見が集まる場で協議・相談の
上、今後も続けて欲しいと思うが、集落に過度な負担を強いることもできないので
相談していきたい。
■スポーツ広場(比子)の西側について、利用していないのであれば歩道橋は撤去し
ても良いのでは。
□西側を使っていないということであれば将来的に撤去もあるだろうが、今後の活用
の在り方次第か。
□西側は現在スポーツ施設としては使用していないが、民間(風力発電関係)に一部
を貸し出す計画である。
□サン・スポのオープン時に廃止する案もあったが、東側についてはソフトボール場
として活用しており、比子下モ山集落の合併浄化槽もあるので、すぐに廃止という
わけにはいかないか。
□町有地のあり方について、現在庁内で検討している。今後の道路整備の方針も含め
検討しているが、有効な意見はまだ見えていない。良い意見があれば、みなさんか
らも提案していただきたい。
■藤沢周平の「義民が駆ける」(天保国替え)をドラマ化するなどして、積極的に遊
佐を発信していってほしいと思うが、町長はどう思うか。
□大いに賛成。色々な面からアピールしていってほしい。
□鶴岡市(庄内藩との関連で)との連携も必要。
■まちづくりセンターが 6 月中に完成し、7 月には引越ししてオープンできるようで
あるが、敬老会やフェスタで使用できないのはなぜか。使用できるようにしてほし
い。
■協会長:外構工事の施工時期等考慮し、まちづくり協会としては、敬老会・フェス
タについては今年度はこれまでどおり小学校で行うこととした。
□協会と町とで、再度しっかりすり合わせをして調整していくことといたしたい。
5月29日 遊佐地区
■町議会議員報酬の引き上げ要望書について、町長の考えを聞きたい。
□過去に職員の給料引き上げに伴い報酬額が上がったことはあったが、25 年以上、議
員報酬がどうあるべきかの議論をしてこなかったように思う。議会からは、選挙終
了後、議員のなり手がいない等の課題も考慮しながら、10 年・15 年先のことを見
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据えて待遇面を議論してほしい。最終的には議会で議決することなので、議会のこ
とは議会で決めるべきであると考える。
■今年度の遊佐高等学校入学者に 7 万円の補助を行ったが、入学者数は予定人数を下
回った。学校側と行政で、なぜ人気がなかったのか、どこに問題があったのか検証
はしたのか。また、来年はどうするのか。
□検証は行っている。遊佐高校は男子新体操部が活発だが、例年入学者が多い鳥海八
幡中学校体操部の生徒が県外の私立高校へ入学し、その分入学者が減少した。地域
の中学校校長から地元高校への入学について理解していただくなど、地域を挙げて
取り組む必要がある。また、今年度から遊佐高校で総合コースが新設されたが、そ
の良さ・メリットが県内中学校にうまく伝わっていなかった。今後更に周知を図る。
■教育課で、平成 33 年度までの児童・生徒数(子ども減少数)を掲載した資料を公
表・配布したが、減少傾向にあることについて行政の考え方はいかがか。行政の考
え方の記載がないため、資料の意図がわからない。
□ガラス張りの行政という立場から、現在の状況をお知らせした。遊佐町では、平成
23 年度に遊佐町立学校適性整備審議会より審議・答申をいただき、それを受け「複
式学級にしない、しなければいけない時は小学校を統合する」方針である。これは、
子どもの教育環境を主眼にして考えた結果である。保護者(PTA)からも、現状が
維持されれば良いという考え方ではなく、これからの小学校の在り方を真剣に考え
てほしい。
■ゆうすい付近の丁字路が危ない。カーブのラインは引けないのか。また、町内の至
る所に同様の危険個所がある。行政で危険個所を検証し町民に知らせてほしい。ま
た、町民、行政、警察、交通安全協会等が合同で話し合う場を設けてほしい。
□安全運転については、交通安全協会、見守り隊から立哨、早朝啓発等で対応いただ
いている。カーブライン対応、危険個所についての情報公開等については、今後の
交通安全協会の会議で議題にしたい。
△夏の県民安全運動の前に開催予定の交通安全協会理事会で相談予定。
■若者定住町営住宅建設事業について、建設予定の町営住宅(アパート)の入居基準
についてお聞きしたい。世帯に高齢者がいる場合はどうか。若者の定義、優先順位
はどうか。
□若者(入居段階で 40 歳未満)を対象としている。少子化のことを考慮すれば、で
きれば夫婦での入居を優先したい。他の世代への対応については、本事業が若者に
特化した企画であるため譲れない部分もあることをご理解いただきたい。
△入居条件については、今後検討し決定することとなるが、若者夫婦に特化した事業
であることから、40歳未満の若い夫婦を入居の条件とする予定。
■街路灯の LED 化についてはどこから始めるのか。
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□現在、町内には街路灯が 189 基ある。平成 26 年度に 6 基施工したが、電気料が半
額になるようだ。施工は、街路灯が多い所から順に行う。平成 27・28 年度は遊佐
地区、29 年度は吹浦地区を行う。
■マイナンバー制度について、本町の議会だよりに「マイナンバーについて今後パン
フレットを配布する」とあったが、その内容について正確を期してほしい。先に配
布されている酒田市のパンフレットについては、1.来年 1 月 1 日から実施するかは
3 年間市町村の任意であるのに、義務のように取り扱っている。2.金融機関でのマ
イナンバーの提示について、どのようなスケジュールにするかは任意(3 年後義務
化)としているが、国では既に決まっているなどと誤りの記載がある。その他にも、
なりすましによる詐欺防止、カード書き換え時期についても、しっかり町民に知ら
せてほしい。また、情報漏洩についてどう考えているか伺いたい。
□マイナンバーは、行政では年金、医療など社会保険関係等について利用する。行政
の正確効率化をめざす。10 月 5 日から個人番号の通知が送られ 1 月からカード作成
可能となる。遊佐町でも広報掲載を 8 月までには行い、パンフレットについても 8
月に全戸配布したい。内容については、酒田市を参考にし、ご意見をいただいたと
ころも加味しながら作成したい。情報漏洩については、それぞれの機関で個々に
別々の情報を持っており、アクセスが複雑なため、行政機関同士の情報漏洩はない
だろうと想定している。ただ、源泉徴収票に番号をつける場合、様々な情報を使用
するので、漏洩するのではないかという不安はあるが、データ管理をチェックする
機関も設けられ、二重三重にセキュリティが考えられている。
△広報での周知は、7/1 以降 4 回予定している。パンフレットの配布については、8/1
に行う予定。
■自宅パソコンでも個人番号の使用履歴等の確認が可能なマイ・ポータルについて、
町の普及はどのくらいと考えるか。
□国が進めているが、本町普及率は予測できない。
■山形新幹線を酒田まで延長するべきだと思う。要望していただきたい。
□庄内開発協議会にて 3 月に、山形新幹線延長・羽越線新幹線開業の両方を二市三町
で要望することに決まった。特に山形新幹線延長には、町、議会、酒田市と力を合
わせて要望していく。
■飽海郡は遊佐町しかないのだから、いらないのではないか。山形県遊佐町に省略で
きないか。また、法的に難しいのならば、法改正の要望ができないか。
□飽海郡は古来残っている名称で歴史もある。法改正については県にも話を聞く必要
がある。
□法律で決まっている。要望をするか検討していきたい。
■酒田みなと遊佐鳥海(丸子)間高速道路の用地買収は全て済んだのか。
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□月光川までは用地説明は終わっており国が個々に対応しているが、それぞれ問題が
あり、また、保安林解除手続きに時間がかかり買収はまだ終わっていない。女鹿県
境部分については計画がほぼ決まったので用地買収に入る。いずれにしても町民の
皆さんからご協力をいただかないと進まないので、よろしくお願いしたい。
■空き家対策について、国会で対策法が可決された。遊佐町の住宅の内、空き家率は
どのくらいか。その中で、解体が必要な空き家はどのくらいか。また、空き家解体
時に工事労災が多発することが想定されるが労災事故に関してはどう対応するか。
□全国的に空き家総数の増加率は 20 年間で 1.8 倍。全国の空き家 820 万戸のうち賃
貸・売り家でない建物は 318 万戸(38%)。本町でも同割合と思われる。特定空き家
については代執行の対象となる。その際の費用は所有者負担となるが、支払えない
場合、どこで負担するか問題が出てくる。
■解体費を回収できない場合、町で負担すれば町民の負担になる。現に事例も出てい
る。
□町では国に先駆けて空き家対策条例を制定している。行政代執行費用についても議
会にかけてから予算成立となる。
□代執行については、ルールはできているが、ケースバイケースのため、個々の事例
をみて判断する。また、町では地域の皆様に危険な空き家の情報を求めている。利
用できる空き家については空き家バンク等で運用していきたい。
■鳥海山の噴火に対しての対策はできているのか。また、津波に対してどのように考
え対応していくか。
□現在、鳥海山は平穏だが活火山である。今年 3 月に新庄河川国道事務所で噴火被害
想定を出した。冬場噴火すると雪が解けて火砕泥流が流れる可能性がある。対応の
ため、今年 3 月に山形県・秋田県の協議会が立ち上げられた。現在、警戒レベル導
入を協議し、平成 28 年 3 月までまとめる。津波については、昨年 8 月に、国が日
本海の断層を全て調査し被害の推定を出した。それを受けて、平成 28 年 3 月まで、
県が浸水域、浸水の高さ、被害をまとめる。今年 12 月までには素案ができる。こ
れらに沿って町でも対応していく。
6月3日 高瀬地区
■灯油券の配布について本人が申請できない場合、民生委員でなければ代理申請でき
ないのか。兄弟ではだめか。
□福祉灯油券配布については、灯油価格の状況をみて実施することとしている。実施
する場合は、これまでどおり代理申請については民生委員もしくは区長にお願いし
ている。住民税非課税世帯であるという世帯所得の要件はあるが、同一世帯の家族
であればよい。ただし、一人暮らしの場合は、民生委員、区長にお願いしていた。
親戚であっても、その方が町にある対象者リストに掲載された方の親戚であり依頼
されていることが証明できればよいと思われる。
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■福祉タクシー券については、個人でも民生委員でも区長でも良いとなっているが、
それ以外の方に頼まなければならないことも出てくるのではないか。他の申請分に
ついてもはっきりしてもらいたい。
□灯油券配布については対象者リストを準備している。役場に来ることが可能な方は
それで対応。不可能な方は民生委員をとおして申請いただいたり、未申請者への勧
誘行っていただいたりしている。原則はあくまでも本人申請。町民の利便性を考慮
し、区長や民生委員を可としている。
□どういった方が代理で申請できるのか、きちっとした取り決めをこれから検討させ
ていただきたい。
■東山地区には東山水道組合(部落管理)があり、現在は自分達で水道事業をしてい
る。少子高齢化が進み子どもが居なくなってから 10 年以上経ち、後継者がいない。
これからは管理できなくなってくると思うので、町の水道とつなげてもらいたい。
□東山の水道は、昔、農林関係事業で整備された施設だと思う。他にも月ノ原・金俣
等がある。整備されてからは、自分達で料金徴収をし、その中でやりくりしながら
施設補修整備を行ってきた状況にあるため、維持管理をしっかりしている所と、そ
うでない所とで差が出てくる場合がある。町の水道とつなげるとなれば、維持管理
のしっかりしていない分を町で全部直す必要があり、それは難しいと思う。ただ、
水が全く飲めない状況になっては大変な問題なので、今後の対応については調査し
ながら検討しなければならないと思う。その際には、農林サイドの補助事業等がな
いかも含めて検討していきたい。
△小規模水道に対する国庫補助制度については、厚生労働省の飲料水供給施設に対す
る補助事業と農林水産省の営農飲雑用水施設に対する補助事業がありますが、修繕
に対しての補助事業ではありません。また、町で管理している水道と東山の水道と
をつなげることは多額の費用がかかり、現実的ではないと考えます。今後、東山水
道のあり方や維持管理方法について、地元や関係機関と協議し、検討していく必要
があると考えます。
■老人会の会計を担当してから 3 年が経つ。町から助成金 4 万円を毎年いただいてい
る。しかし、全国的に老人から頑張ってもらうという状況の中、毎年繰越金が 0 円
に近い額となる。大勢の方から集まっていただくとお金もかかる。個人から集める
訳にもいかない。もう少し助成金を上げてもらいたいがいかがか。
□老人クラブ連合会の事務局は社会福祉協議会で担当している。補助金については社
会福祉協議会より町に申請してもらい、町・県の補助金を一括して支払っている。
会員数、活動日数等の基準があり 200 万円位支払っているはず。それを社会福祉協
議会で各組織に分けて支給していると思うが、その金額の範囲で運営してもらうこ
とになる。ただ高齢者の皆さんには頑張って活動していただいているので、例えば
地域支え合い体制づくり事業等他の補助金等も活用していただければと思う。
□昔は県からの分しか支給していなかったが、私が町長になってから要望を受けて金
額を増やした経緯がある。地域支え合い体制づくり事業(集落公民館の修繕 100 万
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まで)もまだ続いている。この事業は、県の助成分は全くなくなったが、活動助成
という形で拠点作りに力を入れるべく町単独で支出している。このことについては
老人クラブ役員の皆様からもしっかりと理解してもらっていると思う。なお、ご要
望の件は、社会福祉協議会に確認する。
■私の隣の家は空き家で、私の家に倒れてきており非常に危険な状態である。倒壊危
険住宅に対して町ではどのような対策をとっているのか。国、県では現在いろんな
対策をとっており、町と連携して様々な対策をとれると聞いたが。
□まずは危機管理係にその状況を連絡してもらいたい。
■今年になってから区長を通して連絡し、担当職員から現場も見に来てもらったが、
対策が未だにない。危険な状態が今も続いたままであり、被害も出始めている。こ
れ以上被害が出る前に早急に対策をとってもらいたい。
□この前空き家等対策の推進に関する特別措置法が施行された。その中で特定空き家
に対する措置ということで市町村長は特定空き家の所有者に対して、除去・修繕の
措置をとるように助言・指導を行う。改善されない場合は勧告を行い、それでも改
善されない場合は命令を行う。しかし、それでも改善されない場合、おそらく今回
のケースもここに該当してくると思うが、所定の手続きを行った後、町の代執行に
より撤去を行うことが可能であるが、撤去に掛かる費用の問題がある。費用につい
ては、その所有者に請求されることになるが回収できないとなると新たな問題が発
生してくる。そのため、町で一定の審議会を通じて審議を行い、予算については町
議会を通すなど、定められている段階を踏んで行うこととなる。回収の問題でまだ
まだ課題はあるかと思う。
■ハクビシンやタヌキ等の害獣が住み着いており、できるだけ早く対応をお願いした
い。
□状況については今お伺いしたとおりであるので、持ち帰り検討したい。
■町道「丸子・山崎線」で学道から神社の十字路に至る道路の下水工事跡がだいぶ下
がっており、何度も補修していただいているが今も水溜りになっている。車が通る
たびに子供たちに水がかかって危険な状況であるので、町に修繕を要望したい。
また、同箇所に防雪柵の設置をお願いしたい。
□写真をいただいた箇所について雨が降った後に現地を確認しに行ったが、水が溜ま
っており、車が通るたびに水が跳ね上がるという状況は確認している。今年は同じ
山崎地内で道路舗装の整備工事として踏切から髙橋工業所側について計画してお
り、もうすぐ発注を予定している。その工事に合わせて、今回話のあった現場を業
者から確認していただき、跳ね上がりがひどい箇所について、水溜りを解消するこ
とができないかの調査を行い、可能であれば部分的な舗装を実施したいと考えてい
る。
防雪柵については、設置することで効果が確実に得られることが重要である。以前
他の場所で要望を受けて調査を行った結果、設置をしても効果が無いということで
設置を断念した箇所もあった。要望箇所がある場合は仮設の防雪柵を設置するなど
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時間をかけて調査を行う必要があるため、区長等と話合いを重ねながら検討してい
きたい。
■松くい虫の被害について、これから大きく広がる可能性があるが被害木の持ち主の
許可なく伐採もできない。以前町に相談した際に、個人情報保護の関係で持ち主を
教えることはできないと言われた。どうすればいいのか。
□土地の所有者が誰なのかは町で把握できるので、松くい虫の被害等の状況を教えて
いただければ町で所有者に連絡する。
■資料の中で定住促進の話があったが、何年か前に空き家調査を行ったことがあった
かと思う。その時は 170~180 件ほどあったかと思ったが、現在の空き家の件数は
どのくらいなのか。
□空き家の状況について、これまで 3 回調査しており、直近では平成 26 年度に実施
し、居住可能ある空き家については 172 件あった。ただ、回答をいただいていない
集落もある。その 172 件について町の「空き家バンク」に登録していただくべく努
力しており、そこから様々な施策に繋げていこうとしているところである。また直
接集落に足を運んで、他にもないのか再調査をしており、件数についてはこれから
も増えて行くのではないかと思われる。
■町内の史跡の看板で旧玉龍寺跡のところに、「旧玉龍寺跡入口」という小さな看板
があるだけで説明書きがなかった。南光坊坂のところは石碑が欠けていて読み取れ
なくなっていた。新しい看板を設置したり石碑を補修する予定はないのか。
また、十六羅漢岩については手を加えることはできないと思うが、長い月日が経っ
て風化・浸食が進んでいる。これ以上風化させないために保護するなどの計画はな
いのか。
□公共サインとしての看板と観光施設としての看板がある。町内外からの来訪者に対
し、観光地・観光施設へ難なく誘導するために案内看板の設置と、現地での施設・
観光地の説明書き看板の整備をしている。十六羅漢については町の主要な観光地と
して力を入れて整備しているが、旧玉龍寺跡・南光坊坂については特に観光施設と
しての視点からの整備はしてこなかったというのが正直なところである。
□史跡の関係だが、これまで教育委員会で整備をしているのは史跡鳥海山の指定や町
で指定した文化財について標柱などの整備をしてきている。「旧玉龍寺跡入口」の
標柱については、教育委員会で設置したのかどうか確認する。教育委員会で整備を
している箇所は大楯遺跡、小山崎遺跡に限られており、土地の所有者の方の承諾を
得た上で遺跡指定を行っている。南光坊坂については、教育委員会で対応できるも
のなのか現地を確認する。十六羅漢の保存については、現段階では教育委員会とし
ての計画はない。現場をどのように保全するかについて、過去に自然に任せるほか
ないのではないかと意見交換した経緯がある。
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△「旧玉龍寺跡入口」の標柱については、教育委員会で設置したものではありません
でした。「佐々木山三郎」と記してあり、玉龍寺の檀家の方(吉出の方か?)が、
設置したのではないか、と推測されます。
南光坊坂にある説明看板は、教育委員会で設置したものである。文化財指定はして
いない。石碑の表面が溶けたように見えるが、風雨や塩害で表面が劣化し、剥落し
たものと思われる。碑文の内容は、説明看板に記されている。いまのところ、石碑
の修繕は考えていない。
十六羅漢岩については、平成 18 年 3 月 30 日に彫刻として町の文化財に指定してい
る。彫刻としての指定なので、剥ぎ取って保存するという方法はあるが、史跡とし
ての要素が強く、あの場所から剥ぎ取るのがよいこととは思えない。平成 20 年頃
に、内部で検討したときは、人工的な保存はせずに自然に任せることとした。そし
て、記録を残そうということで、写真を募集した。今のところ、樹脂で固めるとい
った人工的な保存処理をすることなどは考えていない。
■菅里児童館の奥の線路側の所のフェンスで囲まれている場所の中に昔使っていた
と思われるガスボンベのようなボンベがあり、子供たちが中に入って遊んでいる。
事故が起きてからでは遅いので、中に入れないようにフェンスを固定したり、全体
をもう少しきれいに整備するなどの対応をお願いしたい。
□菅里児童館については、今後どのような形で利用していくかの方向性についてはま
だ決まっていない状況にある。ただ、危険個所ではないかとのお話であったので、
早速担当者より現場を確認させていただき、必要な処置をとりたいと思う。
△現在、区長さんと協議中です。
■遊佐町には独身の若者が多い。3 年前も提案したが婚活支援の為の課を置いても良
いのではないか。これまで町としてどのような活動を行ったのかと、その結果何組
のカップルができたのか伺いたい。
□平成 27 年度に結婚のサポートセンターを山形と庄内に作り、県をあげて結婚のサ
ポートをしようという計画が今年から始まった。町でも若者交流事業は実施してい
るが、出会いの場はあっても本人同士のことなのでなかなか上手くいかないことも
ある。過去には結婚相談員を設置していた時もあったが、実績がないからと廃止に
なった。こういった結婚の出会いの場づくりは、行政としては今後も続けていかな
ければならないことである。遊佐町では移住交流促進事業を平成 25 年から実施し
ている。15 歳以下の子供が転入してきた場合に一人につき月に 1 万円を支給してお
り、社会動態(転出・転入)で見ると、初年度に年間 29 人ほど子供が増えている。
2 年目は 25 人増えている。昨年度の出生数が 60 人までいかない状況のなか、こう
いった取り組みは重要であると思う。平成 25 年度の社会動態による人口の推移は
102 人減となっているがこの事業を行う前は年間約 170 人~180 人の減であった。
平成 26 年度は 101 人の減でありこういった事業の重要性が伺える。
□婚活、定住促進については、今年度から定住促進係を新設し、また、NPO 法人いな
か暮らし遊佐応援団も設立された。これまでの IJU ターン促進協議会等の民間組織
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も含めた三位一体の体制が築けたと思う。定住促進計画を平成 25 年 1 月に 5 ヵ年
の計画で策定したが、その計画に基づき着実に実績をあげているところである。例
えば昨年度には、移住者の 24 名について町の空き家へ入っていただくなどの成果
を出している。遊佐町では先駆けて結婚支援推進制度を策定しており、それを受け
て商工会側から仲人クラブを作りたいとの話があり、お互いに協力し合いながら現
在事業に取り組んでいる。成果も出始めていると伺っている。平成 22 年度のデー
タによると 30 歳から 45 歳の未婚率が男性で 5 割、女性で 3 割であり、晩婚・非婚
が進めば自ずと子供の数が減っていくこととなり、危機感を抱いていた。その結果、
現在の協力体制ができたのだと思う。空き家対策・婚活事業・若者交流事業につい
てはこれからも実践あるのみ、皆さんからのご支援をお願いしたい。
■子供たちが就学のために県外に行くと地元に戻っても就職先がないので、遊佐町に
帰ってこない。企業誘致の状況と就職先の確保についてはどうか。
□今、困った現象が起きている。酒田市にある大手の工場の拡張により、この辺では
従業員が集められないという状況にある。また、町内でも従業員の確保ができずに、
国外からの研修生を集めなければならない程になっていて、町にも空き家の照会が
来ている。1 つの企業だけの待遇が良くなるとそこに従業員が偏ってしまい、他の
企業での人員確保が厳しくなってしまう状況が生まれる。
そのような中で町としては独自の企業支援策を展開しており、工業団地にある工場
も南側に 400 坪ほど設備拡充を行っている。他の会社も職場面積を倍にしている。
固定資産税について 5 年間の減免の政策を行った結果、複数の会社が設備投資を行
い、雇用を増やしている。やはり現在ある企業を大切にすることが第一である。た
だ、水道料がにかほ市の倍であったことなどの理由で電子部品メーカーから撤退さ
れたことは大きな打撃であった。これからも酒田市と一体となって企業誘致を進め
ていかなければならない。
□鳥海南工業団地の問合せが平成 26 年度に 3 件、平成 25 年度は 2 件あったが、未だ
契約までは至っていない状況である。企業誘致については、ビジネス大使の方々か
らの情報を基に 7~8 回程町長を筆頭に関東方面に伺っているが、距離的なことで
断られることが多い。
□企業誘致の一つとして、今年度中に鳥海南工業団地にソーラー発電所が設置される。
また、3 月末までに生活クラブソーラーも月光川上流に設置するという話があった。
土地所有者に対しては土地の借り上げ料が支払われることになり町としても大き
な利益となる。
■今月、町議会議員選挙があるが、課長さん方の中で立候補する方はいないのか。
□過去に御船さんが立候補して以来誰もいない。ぜひ高瀬から出していただきたいと
思う。
■国との繫がりをしっかりと築いていただき、遊佐町存続のために補助金等の予算確
保をしていただきたい。
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□国との直結で政策を行うことは重要である。庄内開発協議会で国への要望を 5 月 28
日に行ってきた。三川町の議長と遊佐町長が農林水産省の担当であった。水産庁へ
メジカについての要望を行った後、林野庁へ山林についての要望に行った際に、統
計部長(昨年度、東北整備局局長)と出合った。米価の 8,500 円ショックに関して
相談した際、他の生産地では 7,600 円ショックで再生産可能どころではなく、米の
生産を中心としている山形・秋田・宮城が一番所得が痛んでいるとの話を伺った。
その際に、収入補償保険制度について話をし、この制度を米に対して使用できない
かとの質問を行ったところ、現在スキームを考えているとの回答があった。つまり、
農業者戸別所得補償制度の廃止が見えてくる時に、地方から当該制度に代わる制度
を策定するように働きかけていかないとなかなか大変なのではないかと思ってい
る。
■米の加工に関して、米を飲み物として提供することはできないか。ライスミルクと
いう物が有名になってきているが、そのほとんどが輸入物であり、ネットで調べた
作り方で作ってもうまく作れない。輸入元に問い合わせても作り方を教えてもらう
ことはできなかった。作ろうとすれば全国どこでもできるようになるが、差別化を
図るために、ライスミルク専用の、例えば米と砂糖きびを掛け合わせたような品種
を遊佐町で先駆けて作ることはできないものか。
□議員時代に米粉パンについて新潟に試食に行き、また、中山公民館で米粉パンの試
食会があり、ライスワインを茨城県で作っているということも知った。また、玄米
ジュース(韓国製)も戸沢村の道の駅で販売していた。ライスミルクは飲んだこと
がないので、一度飲んでみたいと思う。遊佐町では現在新しい取り組みとしてハン
ガリーの国宝と言われるマンガリッツァ豚を遊佐町に連れてこれないか検討して
いる。新しいアイディア等あったら、遊佐ブランド推進協議会で、米の品種、ライ
スミルクの作り方等についてチャレンジをすることから始めたいと思う。
□本町でも加工施設の建設計画をもって、何をやろうかと色々検討中である。基本は
米の加工品ということで考えているので、以前ライスミルクのお話を伺った際に興
味をもって色々調べさせていただいた。筑波大学でもこのライスミルクを研究して
いるようであった。職員の派遣も含めて、前向きに検討しているところである。
■少子化の中で、遊佐町の為に将来何かしようと思ってもらえる子どもたちを育てる
ための教育についてどのように考えているか。
□遊佐町の教育の目標として昭和 55 年に掲げた「心豊かなたくましい人間を育てる」
ということについては、いつの時代も変わらないこととしてあるが、現在は地方創
生という言葉が色々な所で言われている。しかし、地方創生ではなく、「故郷を創
生する」そういった子どもたち、また、大人も含めて、その時々に合った町の教育
とはどうあるべきか、手を付けていくタイミングではないかと思う。
「故郷を愛し、
故郷の未来を拓く、心豊かでたくましい」子どもたち、与えられた課題を解決する
だけでなく、自分で課題を見つけて、チャレンジ・発信・協力し合いながらやって
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いける人材の育成が求められる時代だと思うので、ぜひ皆さんと一緒に考えていき
たいと思う。
■高速道路のサービスエリア(インターチェンジ)まで来ると鳥海山を見上げるとて
も良い景観となると思うが、その鳥海山へ足の不自由な方でも登って行けるように、
大平山荘から鳥海湖までケーブルカーで行けるようにできないものか。電源ケーブ
ルは既に敷いてあるはずであり、あとは施設を建設すれば良いはず。高速道路開通
までの間にこれらを設置していただけないものか。
□どういった経緯かは不明だが、山形県と秋田県との間で鳥海山の開発に関して、標
高 1,200m以上は開発をしないとの取り決めが交わされたそうである。長野県等の
国立公園では 3,000mぐらいまでロープウェイで繋いでいるところは幾らでもあり、
県の企業局から大平山荘・鳥海湖間についてケーブルカーで繋いでもらいたいと思
っている。自然を壊さない形で実現するケーブルカーというのはとても魅力的であ
ると思うので、県にはお願いをしていきたいと思う。
■吹浦地区の高速道路建設予定地について、女鹿・滝ノ浦・鳥崎集落のところは海側
に来るが、津波が来た時に高速道路が支障となり、避難できないのではないか。海
側に建設するのではなく、バイパスの東側に建設するように計画を変更することは
できないものか。
また、吹浦・女鹿の2ヶ所にインターチェンジをつけることとなっており、女鹿集
落ではインターチェンジはいらないとの話があるそうだがそのあたりどうなのか。
□吹浦地区の話ということであったが、高速道路の法線については決定するまでにか
なりの時間をかけて行っており、最終的には平成 24 年度に概案を作成し、皆様に
説明を行い、それに対する意見も伺いながらかなりの時間を費やして今の道路の法
線を決定したと聞いている。環境等にも配慮して都市計画決定がなされたものなの
で、一度決定したものに対しては簡単に変更するということはできないと国の方か
らも言われている。ただ、町長からは別の方法で検討も必要ではないかとのことな
ので、工法とかそういったことでの検討はお願いをしていく。何もしないというこ
とではないが、現実的に無理なことはなかなかお願いできない状況である。
■パーキングエリアタウン構想の施設の設計はいつ頃まで、どういった形でできるの
か。それができると高瀬がどんな風に変わるのか。いつ頃までに完成するのか。
□地域に豊かさをもたらすパーキングエリアタウンということで、今年度中には施設
整備に向け計画策定にこぎつけたい。ただ、高速道路の完成が見通せない中で、そ
れと同時進行で進めて行く必要がある。これまでの整備・開通の状況を見ると、高
速道路の開通に関しては標準的に 10 年平均と言われており、平成 21 年度の事業着
手から単純計算で平成 31 年の完成ということになるので、それまでに設計・調査・
用地買収・造成工事を行う内容で計画を見ている。なお、今後計画検討委員会を立
ち上げ、そこで様々な分野の関係者による協議を年 4 回行っていく。計画検討委員
会・ワーキンググループ・町内プロジェクト・課長会議の 4 つの会議をもってそれ
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ぞれ協議を重ねて行くような形で計画を練り上げて行きたい。それによって高瀬が
どうなるのかではなく、高瀬をどのようにしていきたいかということを地域から声
をあげていただき、我々と一緒に参画していただきたいと思う。ぜひよろしくお願
いしたい。
6月4日 吹浦地区
■小野曽のミズバショウが 3 月下旬~4 月上旬に見ごろを迎えるが、ブルーラインが
除雪・開通していないため、見ることができない。県へ除雪・開通に関してお願い
してほしい。また、看板等がないため設置をお願いしたい。
□アマチュアカメラマンや一般の方からも要望が来ている。3 年前も県に要望を出し
ていたが、快い返事はもらえなかった。県警の安全確認が必要で、積雪を見て安全
面で対応できるかどうか、平成 28 年度に向けて相談していく。看板に関しても、
現地に誘導できるかどうかで判断する。
■小野曽の千本杉の看板が草で隠れている。ボランティアが時々刈っているが、配慮
をお願いしたい。
□現地確認したい。
△看板は教育委員会で設置したものではなく、どこで設置したのか不明です。町で年
1 回の草刈りを実施していますが、看板が低いため、すぐに草が伸びて隠れてしま
うようです。町で指定した文化財については、説明看板や所在地の案内看板等、今
後、基本デザインを決め、計画を立てて整備していく必要があると考えています。
■釜磯海水浴場の観光客が増えている。看板が 1 枚もなく迷う人が多いので、設置を
お願いしたい。
□今年度中に看板を設置する予定。案内看板や説明看板を考えている。観光協会や総
合交流施設株式会社と連携して、段階的に進める。
△釜磯の湧水については、ジオパークの素材(ジオポイント)としても考えられてお
り、ジオパーク構想推進協議会と相談のうえ設置していきたい。
■特定空き家と思われる空き家が近隣にある。今後の動きはどうなっていくのか。ま
た、空き家環境が是正されない場合はどうなるのか。
□5 月 26 日の法律施行から全国的に問題になっている。遊佐町では条例がある。流れ
としては、区長より危機管理係へ情報提供→実態調査→文書による助言または指導
→勧告→命令→公表→罰金→行政代執行(町議会の議決が必要)となる。個人の資
産であるため、特定空き家に対する対応の判断は難しいが、公益との比較を行いな
がら審議会の判断を仰いでいきたい。今後は、ガイドラインにも照らして、個別案
件を見ていく。
■公共交通網としての高速道路はいつできるのか。企業誘致にも影響するのでは。
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□予算がつけば 10 年と言われている。秋田県側は、今年度象潟まで延伸する。県に
呼びかけを行うとともに国交省にもお願いに行く。
□今年度、県内の高速道路に関する予算が減額されている。にかほ市や広域の開発協
議会と共同で要望を出していく。6 月 21 日には、町長が国交省に中央要望に赴く予
定。
□6 月 5 日に滝ノ浦地区で地権者説明会が行われる。基本設計ができたので、平成 27
年度は 2.5 億の予算で用地買収などを進めていくとのこと。丸子は、津波の高さや
構造などの問題から調査が入っているため、最終案がまだ届いていない。
■特定空き家対策を急いでほしい。町への報告は個人でも良いか、またどこに報告す
れば良いか。
□基準に合致すれば特定空き家として指定できるが、段階を踏んでの対応となる。報
告に関しては、区長を通して危機管理係まで行ってほしい。
■ブルーラインの小野曽ゲートが閉鎖されているときは、地主でも山に行けない。秋
田県側は、スキー場の上にゲートがあり、ゲートまでは自己責任で登れるようにな
っている。山形県側も自己責任で駒止ゲートまで登れるようにしてほしい。
□7 月の県議と語る会で要望を届けてはどうか。行政から言うよりも地元の人、例え
ば区長会長から地区の課題として言ってもらう方が対応いただけるのでは。
△冬期間のブルーラインの開放について県に要望しています。
■旧 7 号線の出羽二見~十六羅漢の張り出し歩道が傾斜している。手すりも隙間が空
いているところがあって危険。対処をお願いしたい。
□旧 7 号線=345 号線は、県が管理している。ツーデーマーチのコースでものあるの
で、要望を出している。今年度、県で予算をつけて調査を行う予定のようだが、現
状を早急に連絡したい。
△張り出し歩道の点検及び修繕について県に要望しております。
■十六羅漢展望台から西浜の眺めが、松の木が伸びてきていて見えない。剪定した方
が良いのではないか。
□早急に確認し、そのうえで対応を協議したい。
△枝が伸びている松の木自体は保安林の区域内のものではないが、サンセット十六羅
漢周辺の松林は保安林となっているため、剪定による影響を庄内総合支庁に相談し
指導を仰ぎたい。
■3~4 年前だが、登山道の七五三掛が、崩れているところなどあって危険だった。
また、蕨岡コースの心字雪の上の道がわかりにくいので、整備をお願いしたい。
□七五三掛部分の工事は、昨年度に県で工事予定だったが入札不調。今年度に先送り
されたが県に再度要望し対応してもらう。
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心字雪を含めた登山道については、県と点検登山を行っている。優先順位をつけて
県に要望して整備等行ってもらっている。今年度も点検登山を行う。
△七五三掛登山道については、今年度、県で対応予定とのこと。
湯の台ルートの大雪渓・小雪渓(心字雪渓)は、夏道が出てくるまでは雪渓上を登
行するルートになっており、融雪に伴う雪渓自体の縮小とともに絶えず状況が変化
するので、旗等による位置表示は困難な状況です(夏道にはペンキによるルート指
示や雪渓横断箇所にはトラロープで方向を示しています)。悪天候でガスが発生し
視界の悪い時は決して無理な登山をしないことや、地図、コンパス、GPS などを携
行することも必要です。
■危機管理係が 1 名減、危機管理アドバイザー不在で大丈夫なのか。
□年度途中で辞めた方が 2 人、後期高齢者医療連合へ 1 人派遣、ジオパークに 1 人急
きょ派遣しなければならなかったりで人員が減ってしまい、危機管理係については
臨時の職員で何とか凌いでいる状況である。職員の募集計画を 6 月に立てた後に、
再任用の申込みは 9 月末となっており、これは受けなければならないので、採用計
画が立てにくいという現状もある。アドバイザーに関しては、消防 OB にあたった
が受けていただけなかった。年度途中でも構わないからご紹介くださればありがた
い。
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