読売新聞 9.26 日本兵以外の骨混入…フィリピン遺骨事業 第2次世界大戦中にフィリピンで戦死した旧日本兵の遺骨を集める厚生労働省の事業で、遺骨の 中に、旧日本兵以外の骨が多数含まれていたことが同省の調査で確認された。同省は来月、 「収 集方法に問題があった」とする調査結果を公表する。事業は 1952 年に開始。これまで、戦死し た約 52 万人のうち約 14 万柱の遺骨が集められ、 東京の千鳥ヶ淵戦没者墓苑などに納められた。 2009 年からは委託を受けた東京のNPO法人が収集していたが、昨 年 10 月、 「フィリピン人 の骨が、旧日本兵の遺骨として売られている」との疑惑が浮上。読売新聞の取材でも、住民が「金 がほしくて墓を荒らした」と証言し た。遺骨の収集数は 05 年度に 24 柱、06 年度に 45 柱だっ たのが、NPO法人に委託した 09 年度は 7740 柱、10 年度は 6289 柱と激増。疑惑を受けて同 省が調べたところ、遺骨の中に、女性とみられる骨や、第2次大戦中に死亡したとは考えにくい 新しい骨が多数含まれていたことが判明したという。
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