3組 - 沖縄県立北山高等学校

理数科
3年
目
現代文B
古典B
・・・・・・・・・・・・・
1
・・・・・・・・・・・・・・
4
日本史探求
・・・・・・・・・・・・
8
・・・・・・・・・・・・・
23
・・・・・・・・・・・・・・
29
地理探求
倫
理
政治・経済
体
育
次
・・・・・・・・・・・・
33
・・・・・・・・・・・・・・
36
コミュニケーション英語Ⅲ
・・・・・
39
・・・・・・・・・・・・・
42
・・・・・・・・・・・・
45
・・・・・・・・・・・
49
理数数学研究Ⅰ
・・・・・・・・・・
52
理数数学研究Ⅱ
・・・・・・・・・・
53
理数物理
・・・・・・・・・・・・・
54
理数生物
・・・・・・・・・・・・・
58
課題研究
・・・・・・・・・・・・・
63
英語総合
理数数学Ⅱ
理数数学特論
■大修館書店『精選現代文』[現B 310] 観点別評価規準例
平成28年度 国語科現代文Bシラバス 【科 目】 現代文B 【単位数】 2 【授業時数】 70 【使用教科書】 大修館書店『精選現代文B』[現B310] 【学年】3年理数科
【学習の到達目標】近代以降の様々な文章を的確に理解し、適切に表現する能力を高めるとともに、ものの見方、感じ方、考え方を深め、進んで読書することによって、国
語の向上を図り人生を豊かにする態度を養う。
教材
観点別評価規準例
学習の目標
「贈り物」として ・「ノブレス・オブリージュ」とい
のノブレス・オブ う言葉の本来の意味と、筆者の考え
リージュ
を的確に把握し、自分自身の問題と
してとらえ直し、自己を見直す。
関心・意欲・態度
話す・聞く能力
読む能力
知識・理解
心に「海」を持っ ・文章の構成や、段落相互の関係を
て
読み取りながら、筆者の主張や文章
の内容をとらえる。
・教材文を通じて、外国文明と日本
とのかかわりについて考える。
関心・意欲・態度
読む能力
知識・理解
赤い繭
・描かれた人物、情景、心情などを
表現に即して読み味わい、ものの見
方、感じ方、考え方を広げたり深め
たりする。
関心・意欲・態度
話す・聞く能力
読む能力
・教材に興味をもって意欲的に学習に取り組んでいる。
・筆者の「ノブレス・オブリージュ」を自分にひきつけて考え 観察・自己評価
ようとしている。
・筆者の主張を正確に読み取り、そのことについて話し合いを 観察(発言・発表)・自己評価・相互評価
行っている。
・他人の意見を尊重して聞いている。
観察・自己評価・相互評価
・筆者のいう「贈り物」の意味を正確に理解している。
観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
査
・筆者が「評価」するのはどのような人間か、把握している。 観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
査
・「ノブレス・オブリージュ」の一般的な意味と、本文での意 観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
味の違いを理解している。
査
・語彙を増やし、本文中の語を用いた熟語を書くことができ
観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
る。
査
・論理の展開のしかたや要旨をとらえ、教材文の論述の優れた 観察・自己評価
点を読み取ろうとしている。
・日本と異文明とのかかわりに興味をもち、これからの異文化 観察・自己評価
理解のありかたについて考えを深めている。
・「篩」「海」「壁」などの比喩表現の意味を正しく理解して 観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
いる。
査
・論理の展開のしかたを理解し、要旨を正しく理解している。 観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
査
・筆者が現代という時代をどのようにとらえているかを理解し 観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
ている。
査
・「心に海を持つ」とはどういうことかを、読み取っている。 観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
査
・日本と異文明とのかかわりについて、大まかな歴史的知識を 観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
もち、インターネットの普及など、現代の社会状況についても 査
適切な理解をもっている。
・小説を読むことを楽しみ、作品の内容について自分の考えを 観察・自己評価
深めようとしている。
・虚構なるがゆえのおもしろさや批評性に気づき、積極的に感 観察・自己評価
想を交流しようとしている。
・作品を読んで考えたことについて、自分の意見を明確にして 観察(発言・発表)・自己評価・相互評価
積極的に話し合っている。
・他人の意見を尊重して聞いている。
観察・自己評価・相互評価
・場面の展開に即して、主人公の心の移り変わりをとらえてい
る。
・独特の文体や、非現実的な展開のおもしろさを味わってい
る。
・主人公の風変わりな論理について、理解している。
・作品の結び方について、自分なりの考えをもっている。
知識・理解
美神
・登場人物の人物像、心情の推移を
的確に把握する。
・物語の展開を理解し、小説のおも
しろさを味わう。
関心・意欲・態度
書く能力
読む能力
知識・理解
こころは見える? ・発想の転換から導かれる論理展開
を正確に理解する。
・筆者の問題意識に対して自分自身
に引きつけ、考えを深める。
関心・意欲・態度
話す・聞く能力
「あらわれ」と
・文章の構成における具体例や比較
「消え去り」―― の方法などに留意して、筆者の主張
日本のアート
や内容をとらえる。特に、日本人の
美意識、ひいては芸術というものに
ついて、考えを深める。
・「こころ」のあり方について、自分の考えと引き比べなが
観察・自己評価
ら、読み進めようとしている。
・「こころは見えると思うか」について、筆者の意見もふまえ 観察(発言・発表)・自己評価・相互評価
ながら、自分の考えをわかりやすく話している。
・他人の意見を尊重して聞いている。
観察・自己評価・相互評価
読む能力
・文章の構成を理解し、内容の概要を把握している。
書く能力
観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・ワーク
シート・定期考査
観察(発言・発表)・定期考査
観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・ワーク
シート・定期考査
・作者に特有の表現に親しみ、積極的に作品の意味を読み取ろ 観察・自己評価
うとしている。
・言葉の力をもつ小説に接し、そのおもしろさを味わおうとし 観察・自己評価
ている。
・作品を読んで、自分の感じたことを、わかりやすい文章で書 作品・自己評価・相互評価
いている。
・登場人物について、記述をもとにその人物像を把握してい
観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・ワーク
る。
シート・定期考査
・アフロディテ像がどのような存在か、把握している。
観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・ワーク
シート・定期考査
・N博士による像の測定値の意味を、自分なりに読み取ってい 観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・ワーク
る。
シート・定期考査
・R博士の最期の言葉の意味を自分なりに読み取っている。
観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・ワーク
シート・定期考査
・作者についての大まかな知識をもっている。
観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
査
・教材に興味をもって意欲的に学習に取り組んでいる。
観察・自己評価
・本文を読み、字数制限内に要約をまとめている。
関心・意欲・態度
観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・ワーク
シート・定期考査
観察(発言・発表)・自己評価
・作者についての知識をもっている。
書く能力
知識・理解
評価方法
観察・自己評価
作品・自己評価・相互評価
観察(発言・発表)・ノート(要約・メモ等)・
定期考査
・心理学者の実験の概要を把握している。
観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
査
・文楽や歌舞伎の例が示すものについて理解している。
観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
査
・筆者が考える「こころ」のあり方について、的確に理解して 観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
いる。
査
・「文楽」や「歌舞伎」に関して大まかな知識がある。
観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
査
・文章の構成や論理の展開に注意して筆者の考えを読み取ろう 観察(発言・発表)・自己評価
としている。
・芸術を題材とした比較文化論に興味をもち、認識を広げよう 観察(発言・発表)・自己評価
としている。
・西洋と東洋の美術作品について、自分の考えを具体例をまじ 作品・ノート・自己評価・相互評価
えて書いている。
-1-
「消え去り」―― の方法などに留意して、筆者の主張
日本のアート
や内容をとらえる。特に、日本人の
美意識、ひいては芸術というものに
■大修館書店『精選現代文』[現B
310] 観点別評価規準例
ついて、考えを深める。
読む能力
知識・理解
短歌 十三首
・短歌独特の表現を学習し、基本的
な鑑賞の態度、方法を身につける。
・歌人個々の特色を明らかにする。
関心・意欲・態度
読む能力
知識・理解
・俳句独特の表現を学習し、基本的
な鑑賞の態度、方法を身につける。
・俳人個々の特色を明らかにする。
関心・意欲・態度
書く能力
読む能力
知識・理解
自然に学ぶ
・現代社会への問題意識としてユ
ニークな視点をもった文章を読み、
的確に理解するとともに、感受性や
思考力を鍛える。
関心・意欲・態度
話す・聞く能力
読む能力
知識・理解
自己演技と表情
・文章の構成や、段落相互の関係を
読み取りながら、筆者の主張や文章
の内容をとらえる。
・国際比較を通じて日本人の行動の
傾向について考える。
関心・意欲・態度
書く能力
読む能力
知識・理解
檸檬
・登場人物の人物像、心情の推移を
的確に把握する。
・檸檬の描写、内的感覚をとらえ、
表現を読み味わう。
・詩的感受性・幻想性をとらえ、心
理のドラマを通して美的真実につい
て、考えを深める。
関心・意欲・態度
書く能力
読む能力
知識・理解
猫は後悔するか
・言葉と世界の成り立ちの関係を説
く哲学的な課題を読み解き、抽象度
の高い論理を理解する。
観察(発言・発表)・ノート(要約・メモ等)・
定期考査
・日本と西洋の、絵画の相違について整理している。
観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
査
・日本の絵画の特徴についての筆者の分析を理解している。
観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
査
・日本と西洋の、美術に対する態度や概念の違いを理解してい 観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
る。
査
・日本人の「あらわれ」と「消え去り」に対する感覚につい
観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
て、筆者の主張を理解している。
査
・西洋の絵画と日本の水墨画について、どのようなものか理解 観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
している。
査
・絵画、彫刻、工芸、写真などの芸術作品のジャンルについ
観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
て、大まかな知識をもっている。
査
・短歌の特色を理解し、興味をもって親しもうとしている。
観察・自己評価
・短歌の表現内容と表現方法への理解を深めている。
書く能力
俳句 十五句
・文章の構成を理解し、内容の概要を把握している。
関心・意欲・態度
観察・自己評価
・心に残る歌を選んで、感じたこと考えたことを、適切なかた 作品・自己評価・相互評価
ちでまとめている。
・短歌の歴史・伝統・形式を理解している。
観察(発言・発表)・ワークシート・定期考査
・それぞれの作品にうたわれている情景や心情を読み取ってい
る。
・それぞれの作品の用語・語法・修辞などについての理解を深
めている。
・それぞれの作品の作者や時代背景についての理解を深めてい
る。
・俳句の特色を理解し、興味をもって親しもうとしている。
観察(発言・発表)・ワークシート・定期考査
・俳句の表現内容と表現方法への理解を深めている。
観察・自己評価
観察(発言・発表)・ワークシート・定期考査
観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・ワーク
シート・定期考査
観察・自己評価
・好きな句の、作者の表現や工夫についてまとめ、文章にして 作品・自己評価・相互評価
いる。
・俳句の歴史・伝統・形式を理解している。
観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
査
・それぞれの作品にうたわれている情景や心情を読み取ってい 観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
る。
査
・季語・切れ字・取り合わせなど俳句についての基礎的な知識 観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
を理解している。
査
・それぞれの作品の作者やその作風についての理解を深めてい 観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
る。
査
・近現代俳句の流れを大まかに理解している。
観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
査
・文章の論理的な展開をたどりながら意欲的に読み進めようと 観察・自己評価
している。
・「自然に学ぶ」というよく使われる言葉について、主体的に 観察・自己評価
考えようとしている。
・筆者の主張を正確に読み取り、そのことについて話し合いを 観察(発言・発表)・自己評価・相互評価
行っている。
・他人の意見を尊重して聞いている。
観察・自己評価・相互評価
・三つの部分に分かれている文章の構成を理解し、内容の概要 観察(発言・発表)・ノート(要約・メモ等)・
を把握している。
定期考査
・自然と都市の違いについて、筆者の考えを把握している。
観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
査
・筆者が「木の葉の例」で述べようとしたことを理解してい
観察(発言・発表)・ノート(要約・メモ等)・
る。
定期考査
・「自然を学ぶ」ことに関する、筆者の主張を把握している。 観察(発言・発表)・ノート(要約・メモ等)・
定期考査
・筆者について、大まかな知識がある。
観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
査
・教材文の内容に興味をもち、日本人の表情やしぐさの特徴に 観察・自己評価
ついて読み取ろうとしている。
・教材文の内容をふまえて、日本人の行動様式について自分の 観察・自己評価
考えを深めようとしている。
・我々の行動や表情について、自分の体験をもとに、わかりや 作品・自己評価・相互評価
すく文章にまとめている。
・文章の構成を理解し、論理の展開を把握している。
観察(発言・発表)・ノート(要約・メモ等)・
定期考査
・具体的事例がどのような意図で挙がっているのかをつかんで 観察(発言・発表)・ノート(要約・メモ等)・
いる。
定期考査
・「儀礼的無関心」について、自分たちの生活に引きつけて理 観察(発言・発表)・ノート(要約・メモ等)・
解している。
定期考査
・日本において「儀礼的無関心」がどのように変質しているか 観察(発言・発表)・ノート(要約・メモ等)・
を理解している。
定期考査
・筆者の主張をとらえ、それに対する自分の意見をもってい
観察(発言・発表)・ノート(要約・メモ等)・
る。
定期考査
・「他者」「コミュニケーション」「メッセージ」などの語句 観察(発言・発表)・ノート(要約・メモ等)・
の意味をつかみ、文脈の中で理解している。
定期考査
・作品に描かれた美的世界を味わい、作者の繊細な感性をとら 観察・自己評価
えようとしている。
・登場人物の心の移り変わりを読み取り、小説を読み深めるお 観察・自己評価
もしろさを味わっている。
・作品を読んで考えたことを、わかりやすく文章にまとめてい 作品・ノート・自己評価・相互評価
る。
・主人公「私」の心理状態を想像しつつ、彼が好んでいるも
観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・ワーク
の、嫌悪を感じているものを理解している。
シート・定期考査
・檸檬を手に入れたことで「私」の気持ちがどのように変化し 観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・ワーク
たかをとらえている。
シート・定期考査
・丸善に檸檬を置いてきた「私」の意図と、その後の「私」の 観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・ワーク
気持ちを想像している。
シート・定期考査
・語句の意味を注や辞書を手がかりにして理解している。
観察(発言・発表)・ノート(語句調べ)・定期
考査
・作者についての知識をもっている。
観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
査
・文章の論理的な展開をたどりながら読み進めようとしてい
観察・自己評価
る。
・言語哲学に関する内容の文章に興味をもって内容を理解しよ 観察・自己評価
うとしている。
-2-
猫は後悔するか
・言葉と世界の成り立ちの関係を説
く哲学的な課題を読み解き、抽象度
■大修館書店『精選現代文』[現B
310] 観点別評価規準例
の高い論理を理解する。
書く能力
読む能力
知識・理解
地球システムの中 ・文章の構成や、段落相互の関係を
の人間
読み取りながら、筆者の主張や文章
の内容をとらえる。
・筆者の生態系のとらえ方について
理解し、世界観・自然観などについ
て考えを深める。
関心・意欲・態度
読む能力
知識・理解
舞姫
・描かれた人物、情景、心情などを
表現に即して読み味わい、ものの見
方、感じ方、考え方を広げたり深め
たりする。
・小説を通じて、近代日本と個人の
生き方について考えを深める。
関心・意欲・態度
読む能力
知識・理解
無常ということ
・文章の構成や、段落相互の関係を
読み取りながら、筆者の主張や文章
の内容をとらえる。
・古典を題材とした評論を読み、歴
史についての認識を深める。
関心・意欲・態度
話す・聞く能力
読む能力
知識・理解
漫罵
・漢文訓読体の表現の特色をつかみ
ながら、近代の文明批評について理
解する。
・明治の知識人の精神について学
び、考えを深める。
関心・意欲・態度
話す・聞く能力
読む能力
知識・理解
・筆者の主張がどのようになされているか理解し、文章にまと 作品・自己評価・相互評価
めている。
・教材文の構成と論理的な構造を理解している。
観察(発言・発表)・ノート(要約・メモ等)・
定期考査
・「論理空間」「分節化」の意味について理解している。
観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
査
・「論理空間」と「分節化された世界」との関係がどのような 観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
ものか、記述に沿って把握している。
査
・言語の役割について、筆者の主張を理解している。
観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
査
・「猫」が「後悔しない」理由について、的確に読み取ってい 観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
る。
査
・ウィトゲンシュタインについて、大まかな知識がある。
観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
査
・論理的な文章を読み解くことに意欲をもち、進んで学習に取 観察・自己評価
り組んでいる。
・生態系の論理と人間行動の倫理との関係に興味をもち、自分 観察・自己評価
の考えを深めている。
・各段落の論理的な関係をとらえ、文章の構成を理解してい
観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
る。
査
・「二つの方向」(P284L5)が指す内容をそれぞれとらえて 観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
いる。
査
・筆者の主張と、その根拠として示されている内容を、的確に 観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
読み取っている。
査
・筆者の主張に対して自分なりの意見をもっている。
観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
査
・「生態系」「エコロジスト」「人間中心主義」などの語句の 観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
意味を正しく理解している。
査
・文語体の作品に興味をもって取り組み、文章のリズムや響き 観察・自己評価
を味わいながら鑑賞しようとしている。
・登場人物の心情の変化を場面の展開に即して読み取ることを 観察・自己評価
通じて、小説を読む醍醐味を感じ取ろうとしている。
・国家と個人といった問題意識について、自分の考えを深めよ 観察・自己評価
うとしている。
・作品を音読し、リズムや響きなど文体の魅力を感じ取ってい 音読・観察・自己評価
る。
・主人公がドイツに渡るにあたっての心構えと、その理由を読 観察(発言・発表)ノート(メモ等)・ワーク
み取っている。
シート・定期考査
・留学してからエリスに出会うまでの主人公の心の変化を読み 観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・ワーク
取っている。
シート・定期考査
・エリスに出会ってからの主人公の心境の変化・境遇の変化を 観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・ワーク
読み取っている。
シート・定期考査
・相沢謙吉との再会による主人公の気持ちの変化を読み取って 観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・ワーク
いる。
シート・定期考査
・ドイツを去るにあたっての主人公の内面を想像している。
観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・ワーク
シート・定期考査
・作品の主題について自分の考えをもち、他の人と感想を交流 観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・ワーク
している。
シート・定期考査
・作者の伝記的事実について大まかな知識をもっている。
観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・ワーク
シート・定期考査
・なじみのない漢語などの意味を、注や辞書を手がかりにして 観察(発言・発表)・定期考査
理解している。
・文芸批評を読むことに興味をもち、筆者の感じ方・考え方や 観察・自己評価
論理をたどることに意欲をもっている。
・教材文を通じて、歴史というものへの認識を深めようとして 観察・自己評価
いる。
・筆者の「歴史」観に対する自分の意見を明確にして、話し合 観察(発言・発表)・自己評価・相互評価
いに参加している。
・他人の意見を尊重して聞いている。
観察・自己評価・相互評価
・「一言芳談抄」が筆者にもたらした影響を読み取っている。 観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・ワーク
シート・定期考査
・筆者が考える「歴史」とはどのようなものかを読み取り、考 観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・ワーク
えを深めている。
シート・定期考査
・「一種の動物」とはどのような状態を指しているか、読み
観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・ワーク
取っている。
シート・定期考査
・筆者の考える「無常」とはどのようなものかについて、自分 観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・ワーク
の考えを深めている。
シート・定期考査
・筆者についての知識をもっている。
観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
査
・兼好、鷗外、宣長、川端康成といった本文中で言及されてい 観察(発言・発表)・ノート(メモ等)・定期考
る人物について、大まかな知識をもっている。
査
・漢文訓読体の文章に親しみ、リズムや響きを味わいながら音 観察・自己評価
読している。
・筆者の問題意識を当時の歴史的文脈の中でとらえ、今日の社 観察・自己評価
会との関連を考えようとしている。
・教材文をふまえ、日本の近代化についての自分の考えをもっ 観察・自己評価・相互評価
て、話し合いに積極的に参加している。
・他人の意見を尊重して聞いている。
観察・自己評価
・段落ごとの大意をとらえ、全体の構成をつかんでいる。
観察・ノート・ワークシート・定期考査
・文語体の文章のリズム感や響き、対句や反語などの修辞技法
を味わっている。
・筆者の主張をとらえ、それに対する自分の意見をもってい
る。
・難解な漢語の意味を、注や辞書を手がかりにして理解してい
る。
・筆者が生きた文明開化当時の社会情勢について、大まかな知
識をもっている。
観察・ノート・ワークシート・定期考査
-3-
観察・ノート・ワークシート
観察・定期考査
観察・ノート・ワークシート・定期考査
平成28年度
三省堂『高等学校古典B』(古B304/305)シラバス
科目
単
位
数
2
単
位
古典B
学科・学年・学級
1
3 年 理数 科
学習の到達目標など
学 習 の 到 達 目 標
古典としての古文と漢文を読む能力を養うとともに,ものの見方,感じ方,考え方を広くし,古典についての理解や関心を深めることによって人生を豊かにする態度を育てる。
使用教科書・副教材など 『高等学校古典B』(三省堂)(第3学年では古文編第二部・漢文編第二部を扱います)
2
評価の観点の趣旨
関心・意欲・態度
読む能力
知識・理解
古典を読む力を進んで高めるとともに,古典についての理解や関心を
まとまりのある古典を読み,古典に表れた思想や感情を捉え,自分の 伝統的な言語文化及び言葉の特徴などの理解を深め,知識を身に付け
深めようとしている。
考えを深め,発展させている。
ている。
3 学習計画及び評価方法など
(1) 学習計画など
第
月
教材
4 清少納言「枕草
子」
5 「三国志」の世
界
6 紫式部「源氏物
語」
7
配
当
時
間
学習のねらい
1
学
言語活動例
期
単元の目標
5 筆者の美意識やものの見方を読み ウ 古典に表れた人間の生き 関心・ 内容を踏まえて筆者の考え方や当時の宮廷
取るとともに、当時の宮廷生活に 方や考え方などについて、文 意欲・ 生活を理解しようとする。
ついて理解する。
章中の表現を根拠にして話し 態度
合うこと。
読む 筆者の美意識や機知を読み取る。
学習指導要領の指導事項
能力
ウ/エ
知識・ 形のうえで紛らわしい語を文法的に識別す
理解 る。
4 話の内容を的確に読み取り、登場 ウ 古典に表れた人間の生き 関心・ それぞれの場面に描かれた人間像を読み比
人物の心情を考えるとともに、そ 方や考え方などについて、文 意欲・ べようとする。
の人間像を読み比べる。
章中の表現を根拠にして話し 態度
合うこと。
読む 登場人物の言動や心理などを的確に読み取
学習指導要領の指導事項
能力 る。
エ/オ
知識・ 基本的な句法・語法を理解する。
理解
5 登場人物の心情を状況や行動に即 ウ 古典に表れた人間の生き 関心・ 物語の内容を理解するとともに、
『源氏物語』
して読み取るとともに、
『源氏物語』方や考え方などについて、文 意欲・ への興味関心を高める。
への理解を深め、興味関心を高め 章中の表現を根拠にして話し 態度
る。
合うこと。
読む 登場人物の心情を、それぞれの場面に応じ
能力 て読み取る。
学習指導要領の指導事項
ウ/エ
知識・ 基本的な敬語法について理解する。
理解
具体的な評価規準
評価方法
考
査
範
囲
内容を踏まえて筆者の考え方や当時の宮廷生活を 行動の観察
理解しようとしている。
第
1
学
期
中
間
考
査
筆者の美意識や機知を読み取っている。
形のうえで紛らわしい語を文法的に識別できてい 記述の点検
る。
それぞれの場面に描かれた人間像を読み比べよう 行動の観察
としている。
登場人物の言動や心理などを的確に読み取ってい 行動の分析
る。
記述の確認
基本的な句法・語法を理解している。
記述の点検
物語の内容を理解するとともに、『源氏物語』を 行動の観察
より深く知ろうとしている。
登場人物の心情を、それぞれの場面に応じて読み 行動の分析
取っている。
記述の確認
基本的な敬語法について理解している。
【課題・提出物など】
① 授業で使用したプリントやワークシート
② 授業で作成した資料や制作物など
③ 相互評価カード
④ 授業ノート
【第1学期の評定方法】
① 課題テスト,提出物の評価と定期考査の成績,小テストおよび学習活動への参加の姿勢や態度などを総合して評価し,10段階に評定します。
② 学期全体の評定は,提出物の評価10%,期末考査の成績60%,小テスト10%,学習活動への参加の姿勢や態度20%です。
-4-
行動の分析
記述の確認
記述の点検
第
1
学
期
期
末
考
査
第
月
教材
9 漢詩(古体詩)
孟[ケイ]「人面桃
花」
配
当
時
間
学習のねらい
2
学
言語活動例
単元の目標
6 情景と作者の心情が融合した境地 エ 古典を読んで関心をも 関心・
を味わうとともに、漢詩の構成な った事柄などについて課題を 意欲・
どについて理解する。
設定し、様々な資料を調べ、 態度
その成果を発表したり文章に
まとめたりすること。
読む
学習指導要領の指導事項
能力
エ/オ
知識・
理解
2 話の展開を的確に読み取るととも ウ 古典に表れた人間の生き
に、登場人物の心情を理解する。 方や考え方などについて、文
章中の表現を根拠にして話し
合うこと。
学習指導要領の指導事項
イ
期
評価方法
考
査
範
囲
漢詩に描かれた人物や情景・心情などを表 漢詩に描かれた人物や情景・心情などを表現に即 行動の観察
現に即して味わおうとする。
して味わおうとしている。
第
2
学
期
中
間
考
査
それぞれの漢詩が表現している内容や情感 それぞれの漢詩が表現している内容や情感を理解 行動の分析
を理解する。
している。
記述の確認
古体詩の詩形の多様性について理解する。
「大鏡」
読む
能力
記述の点検
登場人物の人間像と心理の動きを読み取る。 登場人物の人間像と心理の動きを読み取ってい 行動の分析
る。
記述の確認
3 話の展開を整理し、登場人物の言 イ 同じ題材を取り上げた文 関心・ 話のおもしろさを味わい、登場人物の生き
動などを的確に読み取るとともに、章や同じ時代の文章などを読 意欲・ 方などについて考えようとする。
日本の近代文学と読み比べる。
み比べ、共通点や相違点など 態度
について説明すること。
読む 登場人物の言動や心理などを的確に読み取
学習指導要領の指導事項
能力 り、杜子春の人間性を理解する。
イ/オ
知識・ 基本的な句法・語法を理解する。
理解
8 歴史の流れの中で、登場人物の境
遇や心情を読み取るとともに、歴
史物語の特徴と文学史的意義を理
解する。
古体詩の詩形の多様性について理解している。
関心・ 当時の中国における死生観や恋愛観につい 当時の中国における死生観や恋愛観について考え 行動の観察
意欲・ て考えようとする。
ようとしている。
態度
知識・ 基本的な句法・語法を理解する。
理解
10 李復言「杜子春
伝」
具体的な評価規準
基本的な句法・語法を理解している。
記述の点検
話のおもしろさを味わい、登場人物の生き方など 行動の観察
について考えようとしている。
登場人物の言動や心理などを的確に読み取り、杜 行動の分析
子春の人間性を理解している。
記述の確認
基本的な句法・語法を理解している。
記述の点検
イ 同じ題材を取り上げた文 関心・ 登場人物の境遇を読み取るとともに、歴史 登場人物の境遇を読み取るとともに、歴史物語の 行動の観察
章や同じ時代の文章などを読 意欲・ 物語の特徴を理解しようとする。
特徴を理解しようとしている。
み比べ、共通点や相違点など 態度
について説明すること。
読む 登場人物の人間関係や心情を読み取る。
登場人物の人間関係や心情を読み取っている。 行動の分析
能力
記述の確認
学習指導要領の指導事項
ウ/オ
知識・ 形のうえで紛らわしい語を文法的に識別す 形のうえで紛らわしい語を文法的に識別できてい 記述の点検
理解 る。
る。
基本的な敬語法について理解する。
基本的な敬語法について理解している。
11
司馬遷「史記」
紀貫之「古今和
歌集仮名序」
7 話の展開を読み取るとともに、古 ウ 古典に表れた人間の生き 関心・ 著名な逸話について興味を持ち、内容を深
代中国の歴史が持つおもしろさや 方や考え方などについて、文 意欲・ く知ろうとする。
登場人物の魅力を読み味わう。
章中の表現を根拠にして話し 態度
合うこと。
読む 話の展開を理解するとともに、登場人物の
学習指導要領の指導事項
能力 心情を読み取る。
ウ/エ
知識・ 基本的な句法・語法を理解する。
理解
1 歌論を読み、筆者の和歌に対する ウ 古典に表れた人間の生き
感じ方や考え方を理解する。
方や考え方などについて、文
章中の表現を根拠にして話し
合うこと。
学習指導要領の指導事項
ウ/エ
1 歌論に示された和歌の評価を理解 ウ 古典に表れた人間の生き
するとともに、和歌を鑑賞する。 方や考え方などについて、文
章中の表現を根拠にして話し
合うこと。
学習指導要領の指導事項
イ/エ
話の展開を理解するとともに、登場人物の心情を 行動の分析
読み取っている。
記述の確認
基本的な句法・語法を理解している。
記述の点検
関心・ 和歌に対する筆者の感じ方や考え方を理解 和歌に対する筆者の感じ方や考え方を理解しよう 行動の観察
意欲・ しようとする。
としている。
態度
読む
能力
筆者が主張する和歌の本質と効用を的確に 筆者が主張する和歌の本質と効用を的確に読み取 行動の分析
読み取る。
っている。
記述の確認
知識・ 和歌や歌論の文学史的事項を理解する。
理解
源俊頼「俊頼髄
脳」
著名な逸話について興味を持ち、内容を深く知ろ 行動の観察
うとしている。
和歌や歌論の文学史的事項を理解している。
記述の点検
関心・ 歌論において和歌をどのような点から評価 歌論において和歌をどのような点から評価してい 行動の観察
意欲・ しているか、理解しようとする。
るか、理解している。
態度
読む
能力
それぞれの和歌に対する評価の内容を理解 それぞれの和歌に対する評価の内容を理解すると 行動の分析
するとともに、和歌を鑑賞する。
ともに、和歌を鑑賞している。
記述の確認
知識・ 主な歌論を整理するとともに、和歌の修辞 主な歌論を整理するとともに、和歌の修辞法を広 記述の点検
理解 法を広く理解する。
く理解している。
12
思想と寓話
7 著名な逸話について興味を持ち、 ウ 古典に表れた人間の生き
内容を深く知ろうとする。
方や考え方などについて、文
章中の表現を根拠にして話し
学習指導要領の指導事項
合うこと。
ウ/エ/オ
関心・ 個々の相違点を意識しながら、それぞれの 個々の相違点を意識しながら、それぞれの思想家 行動の観察
意欲・ 思想家の主張を理解しようとする。
の主張を理解しようとしている。
態度
読む
能力
簡潔な表現や巧みな比喩に注目しながら、 簡潔な表現や巧みな比喩に注目しながら、内容を 行動の分析
内容を的確に読み取る。
的確に読み取っている。
記述の確認
知識・ 基本的な句法・語法を理解する。
理解 諸子の思想について理解する。
基本的な句法・語法を理解している。
諸子の思想について理解している。
【課題・提出物など】
① 夏休みの課題
② 授業で使用したプリントやワークシート
③ 授業で作成した資料や制作物など
④ 相互評価カード
⑤ 授業ノート
【第2学期の評定方法】
① 課題テスト,提出物の評価と定期考査の成績,小テストおよび学習活動への参加の姿勢や態度などを総合して評価し,10段階に評定します。
② 学期全体の評定は,提出物の評価10%,期末考査の成績60%,小テスト10%,学習活動への参加の姿勢や態度20%です。
-5-
記述の点検
第
2
学
期
期
末
考
査
第
月
教材
1 「無名草子」
配
当
時
間
学習のねらい
3
学
言語活動例
1 清少納言と紫式部がどのように評 ウ 古典に表れた人間の生き
価されているか、的確に読み取る。 方や考え方などについて、文
章中の表現を根拠にして話し
合うこと。
学習指導要領の指導事項
ウ
期
単元の目標
評価方法
考
査
範
囲
関心・ 清少納言と紫式部を評価する際の視点がど 清少納言と紫式部を評価する際の視点がどのよう 行動の観察
意欲・ のようなところにあるか、理解しようとす なところにあるか、理解しようとしている。
態度 る。
第
3
学
期
期
末
考
査
読む
能力
具体的な評価規準
話者の評価内容を的確に読み取り、整理す 話者の評価内容を的確に読み取り、整理している。行動の分析
る。
記述の確認
知識・ 清少納言と紫式部の人物像や、『源氏物語』 清少納言と紫式部の人物像や、『源氏物語』の成 記述の点検
理解 の成立事情について理解する。
立事情について理解している。
鴨長明「無名抄」 1 俊成や俊恵の「おもて歌」につい ウ 古典に表れた人間の生き 関心・ 「おもて歌」についての考え方を理解しよ
ての考え方を読み取るとともに、 方や考え方などについて、文 意欲・ うとする。
それぞれの和歌を鑑賞する。
章中の表現を根拠にして話し 態度
合うこと。
読む それぞれの和歌を鑑賞し、俊恵の主張を読
学習指導要領の指導事項
能力 み取る。
ウ
知識・ 謙譲語「給ふ」の用法について理解する。
理解
藤原定家「毎月
抄」
1 歌論を読み、和歌の「心」と「詞」 ウ 古典に表れた人間の生き
についての筆者の主張を理解する。方や考え方などについて、文
章中の表現を根拠にして話し
合うこと。
学習指導要領の指導事項
ウ
「おもて歌」についての考え方を理解しようとし 行動の観察
ている。
それぞれの和歌を鑑賞し、俊恵の主張を読み取っ 行動の分析
ている。
記述の確認
謙譲語「給ふ」の用法について理解している。
記述の点検
関心・ 和歌の「心」と「詞」についての筆者の主 和歌の「心」と「詞」についての筆者の主張を理 行動の観察
意欲・ 張を理解しようとする。
解しようとしている。
態度
読む
能力
「古の歌」と「近代の歌」についての筆者 「古の歌」と「近代の歌」についての筆者の考え 行動の分析
の考えを読み取る。
を読み取っている。
記述の確認
知識・ 歌論に頻出する用語の意味を理解する。
理解
歌論に頻出する用語の意味を理解している。
記述の点検
正徹「正徹物語」 2 歌論に述べられている和歌の評価 ウ 古典に表れた人間の生き 関心・ 筆者の評を参考にしながら、和歌を鑑賞し
を理解することで、和歌の鑑賞法 方や考え方などについて、文 意欲・ ようとする。
を学ぶ。
章中の表現を根拠にして話し 態度
合うこと。
読む 語順や助詞の違いなどによって、詩歌の世
学習指導要領の指導事項
能力 界がどのように変化するか、理解する。
ア/ウ
知識・ 中世歌論の文学史的事項を理解する。
理解
筆者の評を参考にしながら、和歌を鑑賞しようと 行動の観察
している。
世阿弥「風姿花
伝」
内容を踏まえて筆者のものの見方を理解し、自身 行動の観察
の考え方を深めようとしている。
向井去来「去来
抄」
2 「難波土産」
本居宣長「玉勝
間」
本居宣長「源氏
物語玉の小櫛」
柳宗元「捕蛇者
説」
3 蘇軾「赤壁賦」
韓愈「師説」
2 能楽論に示された筆者の主張を読 ウ 古典に表れた人間の生き 関心・ 内容を踏まえて筆者のものの見方を理解し、
み取り、その特色を理解するとと 方や考え方などについて、文 意欲・ 自身の考え方を深めようとする。
もに、芸道に対する考え方を深め、 章中の表現を根拠にして話し 態度
視野を広げる。
合うこと。
読む 「花」の意味するところを理解し、筆者の
能力 芸道観を読み取る。
学習指導要領の指導事項
ウ
知識・ 古典芸能の流れ、能楽について理解する。
理解
2 俳論を読み、筆者の主張を読み取 ウ 古典に表れた人間の生き 関心・ 筆者の主張を通して、焦門俳諧の特色を味
るとともに、焦門俳諧の特色を理 方や考え方などについて、文 意欲・ わおうとする。
解する。
章中の表現を根拠にして話し 態度
合うこと。
読む 句に対する筆者の批評を読み取る。
学習指導要領の指導事項
能力
ウ
知識・ 俳諧の流れ、焦門について理解する。
理解
語順や助詞の違いなどによって、詩歌の世界がど 行動の分析
のように変化するか、理解している。
記述の確認
中世歌論の文学史的事項を理解している。
記述の点検
「花」の意味するところを理解し、筆者の芸道観 行動の分析
を読み取っている。
記述の確認
古典芸能の流れ、能楽について理解している。
記述の点検
筆者の主張を通して、焦門俳諧の特色を味わおう 行動の観察
としている。
句に対する筆者の批評を読み取っている。
行動の分析
記述の確認
俳諧の流れ、焦門について理解している。
記述の点検
2 近松門左衛門が考える舞台芸能の ウ 古典に表れた人間の生き 関心・ 内容を踏まえて筆者のものの見方を理解し、
あり方について理解するとともに、方や考え方などについて、文 意欲・ 自身の考え方を深めようとする。
演劇に対する考え方を深め、視野 章中の表現を根拠にして話し 態度
を広げる。
合うこと。
読む 「実」と「虚」の関係を理解し、近松の主
学習指導要領の指導事項
能力 張を読み取る。
ウ
知識・ 古典芸能の流れ、浄瑠璃や歌舞伎について
理解 理解する。
内容を踏まえて筆者のものの見方を理解し、自身 行動の観察
の考え方を深めようとしている。
2 筆者の学問についての主張を理解 ウ 古典に表れた人間の生き 関心・ 筆者の主張を通して、自身の学びについて
するとともに、自身の学びについ 方や考え方などについて、文 意欲・ 考えを深めようとする。
ての考え方を深める。
章中の表現を根拠にして話し 態度
合うこと。
読む 叙述内容を整理して、筆者の学問について
学習指導要領の指導事項
能力 の考えを読み取る。
ウ
知識・ 国学の流れについて理解する。
理解
筆者の主張を通して、自身の学びについて考えを 行動の観察
深めようとしている。
2 物語論を読み、筆者の論旨を理解 ウ 古典に表れた人間の生き 関心・ 筆者の主張を通して、物語を読む意義など
するとともに、物語を読む意義な 方や考え方などについて、文 意欲・ について考えようとする。
どについて考える。
章中の表現を根拠にして話し 態度
合うこと。
読む 叙述内容を整理して、筆者の述べる「物語」
学習指導要領の指導事項
能力 を読む意義を読み取る。
ウ
知識・ 「もののあはれ」について考えを深めると
理解 ともに、国学の流れを理解する。
2 筆者の論旨を的確に理解し、自己 ウ 古典に表れた人間の生き 関心・ 筆者がこの文章を書いた意図を理解しよう
のものの見方や考え方を豊かにす 方や考え方などについて、文 意欲・ とする。
る。
章中の表現を根拠にして話し 態度
合うこと。
読む 筆者が考える幸福と政治の本質を読み取る。
学習指導要領の指導事項
能力
ウ
知識・ 唐宋八大家について理解する。
理解
2 情景や叙情の描写の美しさを味わ ウ 古典に表れた人間の生き 関心・ この文章に見られる作者の人生観を理解し
うとともに、作者の人生観を理解 方や考え方などについて、文 意欲・ ようとする。
する。
章中の表現を根拠にして話し 態度
合うこと。
読む 情景や叙情の描写の美しさを読み味わう。
学習指導要領の指導事項
能力
ウ
知識・ 基本的な句法・語法を理解する。
理解
2 論の展開を整理し、筆者の論旨を ウ 古典に表れた人間の生き 関心・ 筆者がこの文章を書いた意図を理解しよう
的確に理解するとともに、自己の 方や考え方などについて、文 意欲・ とする。
ものの見方や考え方を豊かにする。章中の表現を根拠にして話し 態度
合うこと。
書く 「師」について筆者がどのように考えてい
学習指導要領の指導事項
能力 るかを読み取る。
ウ/エ
知識・ 基本的な句法・語法を理解する。
理解 唐宋八大家について理解する。
-6-
「実」と「虚」の関係を理解し、近松の主張を読 行動の分析
み取っている。
記述の確認
古典芸能の流れ、浄瑠璃や歌舞伎について理解し 記述の点検
ている。
叙述内容を整理して、筆者の学問についての考え 行動の分析
を読み取っている。
記述の確認
国学の流れについて理解している。
記述の点検
筆者の主張を通して、物語を読む意義などについ 行動の観察
て考えようとしている。
叙述内容を整理して、筆者の述べる「物語」を読 行動の分析
む意義を読み取っている。
記述の確認
「もののあはれ」について考えを深めるとともに、 記述の点検
国学の流れを理解している。
筆者がこの文章を書いた意図を理解しようとして 行動の観察
いる。
筆者が考える幸福と政治の本質を読み取ってい 行動の分析
る。
記述の確認
唐宋八大家について理解している。
記述の点検
この文章に見られる作者の人生観を理解しようと 行動の観察
している。
情景や叙情の描写の美しさを読み味わっている。 行動の分析
記述の確認
基本的な句法・語法を理解している。
記述の点検
筆者がこの文章を書いた意図を理解しようとして 行動の観察
いる。
「師」について筆者がどのように考えているかを 行動の分析
読み取っている。
記述の確認
基本的な句法・語法を理解している。
唐宋八大家について理解している。
記述の点検
【課題・提出物など】
① 冬休みの課題
② 授業で使用したプリントやワークシート
③ 授業で作成した資料や制作物など
④ 相互評価カード
⑤ 授業ノート
【第3学期の評定方法】
① 課題テスト,提出物の評価と定期考査の成績,小テストおよび学習活動への参加の姿勢や態度などを総合して評価し,10段階に評定します。
② 学期全体の評価は,提出物の評価10%,期末考査の成績60%,小テスト10%,学習活動への参加の姿勢や態度20%です。
【年間の学習状況の評定方法】
「関心・意欲・態度」「読む能力」「知識・理解」の観点で評価した,第1学期,第2学期,第3学期それぞれの成績を総合し,年間の学習成績として5段階で評定します。
・「古典」は「国語総合」での古文・漢文の基礎を発展させる科目です。授業でさまざまな古典の文章を読むことをとおして、人間、社会、自然などについて自分の考えを深めたり発展させ
確かな学力を身につけ
たりするようにします。また、語句の意味・用法、文法を的確に理解し、語彙を豊かにするとともに、古典独特の文体や修辞などの表現上の特色をとらえられるようにしましょう。
るためのアドバイス
・本文をノートに写し、わからない語句は辞典を使って調べておきます。口語訳まで自力でやることを予習とするよう習慣づけましょう。
・学んだことを定着させるためには復習が肝要です。教科書・授業ノートを確かめながら学習内容を整理すること。特に文法や漢文の句法は繰り返し練習しましょう。
授業を受けるにあたっ ・授業中に感じた疑問などは,その場で質問してください。
て守ってほしい事項
・課題・提出物などは期限内に必ず提出してください。
・相互評価に際しては,客観的,建設的な評価を行うよう努めてください。
-7-
沖縄県立北山高等学校
平成 28 年度 日本史探究シラバス
教科:地理歴史科
科目:日本史探究
学科学年:理数科3学年地歴選択 単位数:3
【1】 学習の到達度目標等
(1)学習の到達目標
① 日本の通史を事実に基づき把握し、歴史の構造とその変化の過程を理解する。
② 歴史を現代の課題と関連して主体的に学び、歴史的思考力を養う。
③ 日本の歴史を世界の動きと関連して把握し、国際社会に生きる日本人としての自覚と資質を身につける。
【2】 使用教科書・副教材
(1)教科書:
「詳説日本史 B(山川出版社)
」
(2)副教材等
①「詳説日本史 B 整理ノート 授業用(山川出版社)
」
②「山川ビジュアル版 日本史図録(山川出版社)」
③「4ステージ演習ノート 日本史B(数研出版)」
【3】 成績評価
成績の評価は、各学期とも定期考査を80点とし、小テスト・提出課題・平素の学習態度(発表や本読み等)
を20点とする。成績評価は、1・2学期は100点満点とし、学年末は5段階評価とする。
【4】 学習計画等
評価の観点
学
期
月
1
4
1
第Ⅰ部
原始・古代
○日本列島における旧石器
○グルー
学
月
時
第1章
日本文化のあけぼの
文化・縄文文化の成立を自
プ・ペアに
間
1.文化の始まり
然環境の変化や大陸との影
よる話し
響に着目してとらえること
合い
ける旧石器文化・縄文文化の時代の社会
ができたか。
○グルー
を理解する。
○黒曜石などの考古資料を
プ・ペアに
*打製石器・磨製石器・縄文土器の発掘、
提示し、集落・風習・食生
よる説明
期
時
数
単元・学習内容
評価基準
関
*人類文化の発生を考え、日本列島にお
○
竪穴住居の状況など考古学の成果によっ
思
資
○
○
○
活の変化などを踏まえて旧
て教科書の叙述が成り立っていることに
石器文化・縄文文化の社会
気付く。
について考察できたか。
-8-
言語活動
知
1
4
2
学
月
時
*大陸からの稲作伝播の様子や地域性の
間
期
2.農耕社会の成立
○水稲耕作の開始・金属器の伝
○グルー
来が弥生文化の社会に与えた
プ・ペアに
顕著な道具の分布を踏まえて弥生文化の
影響を弥生土器や発掘された
よる説
形成を考察する。
農具から考察できたか。
明・討論・
*集落・墓の変容から富の蓄積を理解し、
○小国の形成から邪馬台国な
発表
○
小国が形成される過程を東アジア世界と
○
○
○
どの小国の連合について、環濠
の交流と関連付けて考察する。
集落や武器の出現、『魏志』倭
人伝などの文献資料に基づき、
国内外の情勢を踏まえて多角
的に考察できたか。
1
4
2
学
月
時
*地域の首長の出現から統一国家に至る
間
過程を、古墳の変容からとらえる。
期
3.古墳とヤマト政権
○
*ヤマト政権による国家の形成過程につ
○
○
○
○古墳の形状や大きさの変
○グルー
化、石室など埋葬施設の変
プ・ペアに
容からヤマト政権と各地の
よる話し
政治勢力の関係を考察でき
合い・説
たか。
明・討論・
○中国及び高句麗・新羅・
発表
いて、東アジア世界との関係を踏まえて
百済など朝鮮半島の情勢と
考察する。
の関連、文字や仏教など大
陸文化の受容を踏まえ、ヤ
マト政権の成立についてと
らえることができたか。
*古墳時代後期~終末期の変容と、ヤマ
○
○
ト政権の政治制度を理解する。
○古墳時代後期から終末期
にかけての文化・生活の変
化、大王を中心とする政治
制度を踏まえ、ヤマト政権
を総合的に理解できたか。
1
4
1
第2章
学
月
時
1.飛鳥の朝廷
期
間
律令国家の形成
*ヤマト政権の権力争いや大陸文化の摂
○
○
○
取に着目して、飛鳥時代を考察する。
○グルー
戸王・蘇我馬子による政権
プ・ペアに
運営や飛鳥文化の形成につ
よる話し
いて、仏教の受容や遣隋使
合い・説
などの大陸との交流を踏ま
明・討論・
えて考察できたか。
発表
○天智・天武・持統朝の政
○グルー
治動向に着目して、律令体
プ・ペアに
1
4
3
学
月
時
*律令国家が成立するまでの政治の動向
間
と白鳳文化の形成過程について考察す
制整備の過程と白鳳文化の
よる話し
る。
形成過程を考察できたか。
合い・説
○大宝律令に基づく、統治
明・討論・
組織・官僚制・土地と民衆
発表
期
2.律令国家への道
○血縁関係の推古天皇・厩
○
*律令に基づく国内統治体制について理
○
解する。
○
○
○
の把握・税制について理解
できたか。
-9-
1
5
2
学
月
時
*律令体制の完成期としての奈良時代
間
期
3.平城京の時代
○平城京における大宝律
○グルー
令・養老律令による律令体
プ・ペアに
を、律令体制の状況を多角的・多面的に
制が整備について、遣唐使
よる話し
とらえて考察する。
の派遣や地方社会との関わ
合い・説
りなども踏まえて考察でき
明・討論・
たか。
発表
○
*平城京における政治動向について、土
○
○
○
○
地政策も含めて考察する。
○文献資料を基に、藤原氏
を中核とする政治抗争の進
展と墾田永年私財法にみら
れる公地公民制の崩れなど
土地制度の変容を関連づけ
て考察できたか。
1
5
1
学
月
時
*天平文化における政治性と国際性、国
間
期
4.天平文化
○盛唐文化の受容を踏ま
○グルー
え、国史などの編纂や仏教
プ・ペアに
家仏教の展開などに着目して、古代国家
美術の展開、仏教の興隆に
よる話し
の展開を理解する。
よる鎮護国家の思想の誕生
合い・説
などについて考察できた
明・討論・
か。
発表
1
5
2
学
月
時
*平安前期を中心とした古代国家の推移
間
期
○
○
5.平安王朝の形成
○グルー
○
○蝦夷や東アジア世界との
プ・ペアに
について、東北経営や政治改革、地方統
関係の変化を踏まえて、中
よる話し
治の変容を踏まえて、律令体制の変質を
央における藤原北家の台
合い・説
考察する。
頭、地方における土地支配
明・討論・
体制の動揺について考察で
発表
*東アジアとの関係を踏まえて、唐風文
○
○
○
化である弘仁・貞観文化を理解する。
きたか。
○真言宗・天台宗等に着目
し、唐文化を受容し、密教
芸術が生まれた弘仁・貞観
文化の意義を理解できた
か。
1
5
1
第3章
学
月
時
1.摂関政治
期
間
貴族政治と国風文化
*藤原氏による摂関政治の成立過程と政
○
治運営への影響について考察させる。
○
○藤原北家が権力を掌握し
○グルー
ていく過程を理解し、律令
プ・ペアに
体制の変容の観点から摂関
よる話し
政治を考察できたか。
合い・説
明・討論・
発表
-10-
1
5
1
学
月
時
*大陸文化の消化と末法思想を前提とし
間
期
2.国風文化
○国際関係の変化や遣唐使
○グルー
の廃止などを踏まえ、浄土
プ・ペアに
た新しい貴族文化として国風文化が展開
教の出現による浄土の信仰
よる話し
されたことを理解する。
の変容、かな文学の成立に
合い・説
よる国文学の発達に着目し
明・討論・
て、貴族の生活・文化を理
発表
○
○
解できたか。
1
5
1
学
月
時
*律令制に基づく地方統治体制の崩れへ
間
期
3.地方政治の展開と武士
○文献資料を活用し、国司
○グルー
の支配の変容と公領の変
プ・ペアに
の対応が、公領支配の変質、荘園の拡大
質、荘園の発達を踏まえて
よる話コ
をもたらした経過を考察する。
地方支配の状況を考察す
ンピュー
る。
タを使用
○武士の反乱や成長などか
した発表
○
*地方の反乱と鎮圧など、武士の成長と
○
○
○
○
進出過程について、源氏などを例にとっ
ら中世社会の萌芽を見出す
て考察する。
ことができたか。
[中間考査]〔ノート提出〕
1
5
2
第Ⅱ部
中世
○延久の荘園整理令により
○グルー
学
月
時
第4章
中世社会の成立
荘園公領制が明確化された
プ・ペアに
間
1.院政と平氏の台頭
ことを踏まえて、院政の政
よる話し
*院政期前後の土地支配形態を踏まえ
治構造や経済・社会・文化
合い・説
て、院政期の政治・経済・社会・文化を
を理解できたか。
明・討論・
理解する。
○外戚関係や日宋貿易の展
発表
期
○
○
開など平氏政権の特性を考
*政治の動向、国際関係・経済・文化へ
○
○
察することを通して、武家
の対応を踏まえて、平氏政権の特性につ
政権の成立過程を把握でき
いて考察する。
たか。
1
6
1
学
月
時
*鎌倉幕府が東国の地方政権から全国的
間
な武家政権に成長していく過程を理解す
支配構造、封建制度の成立
る。
などに着目することができ
期
2.鎌倉幕府の成立
○
○
○源平争乱から幕府の成立
○ペアに
過程、幕府と朝廷の二元的
よる学習
たか。
1
6
1
学
月
時
*承久の乱に伴う公武関係の変化に着目
間
期
3.武士の社会
○公武関係の変化の背景と
○グルー
して、武家政権の変容を見
プ・ペアに
して、将軍独裁体制から執権政治の確立
ることができたか。
よる話し
に至る過程を考察する。
○絵画資料を読解し、武士
合い・説
の生活や土地支配をめぐる
明・討論・
に対する実質的な支配権を地頭が掌握す
地頭と荘園領主との紛争な
発表
るに至った過程を考察する。
どについて考察できたか。
○
*武士の生活と地方支配を通じて、土地
○
○
-11-
○
○
○
1
6
1
学
月
時
*蒙古襲来による政治・経済・文化への
間
期
4.蒙古襲来と幕府の衰退
○文永の役・弘安の役、得
○グルー
宗専制政治の展開、農業・
プによる
影響が幕府の衰退につながっていくこと
商工業の発達による社会の
学習・討論
を理解する。
変動、永仁の徳政令の発布
○
○
などを取り上げ、考察でき
たか。
1
6
1
学
月
時
*庶民や武士の活動が活発化し、鎌倉仏
間
期
5.鎌倉文化
○鎌倉仏教の多様な動きの
○グルー
社会的・思想的な意義やそ
プによる
教が成立するなど、文化の新しい気運が
の影響について考察できた
説明
生まれたことを理解する。
か。
○
○
○
この時代の文学・絵巻
物・彫刻の特徴に着目でき
たか。
1
6
1
第5章
学
月
時
1.室町幕府の成立
期
間
武家社会の成長
○鎌倉幕府の滅亡、建武政
○グルー
権の成立と崩壊を踏まえて
プ・ペアに
南北朝の動乱を考察し、守
よる話し
定について、日本諸地域の動向などを踏
護大名に着目して室町幕府
合い・説
まえて考察する。
の機構の確立について理解
明・討論・
*琉球・蝦夷ヶ島を含む東アジアとの交
できたか。
発表
流が中世日本にもたらした影響について
○日明貿易・日朝貿易の展
理解する。
開、琉球やアイヌの動向に
*南北朝の動乱から室町幕府の成立と安
○
○
着目できたか。
1
6
2
学
月
時
*庶民の活動が社会秩序の変革の原動力
間
期
2.幕府の衰退と庶民の台頭
○惣村の形成や土一揆の発
○グルー
生など庶民による自治的な
プ・ペアに
として成長していったことを踏まえて、
組織の成立に着目して、応
よる話し
幕府の動揺や下剋上の風潮を考察する。
仁の乱に代表される幕府の
合い・説
動揺や衰退を考察できた
明・討論・
か。
発表
○
○
*諸産業の発達による庶民の台頭を踏ま
えて、中世社会の多様な展開を幅広く理
○
解する。
○
○
○流通経済の進展による農
業・商工業の発達を踏まえ
て庶民が台頭する姿をとら
えられたか。
-12-
1
6
1
学
月
時
*武家政権の支配の進展や東アジア世界
間
期
3.室町文化
○南北朝・北山・東山文化
○グルー
を通じて、武家・公家文化
プ・ペアに
との交流に着目して、武家文化と公家文
の融合、禅文化の果たした
よる話し
化及び大陸文化と伝統文化のかかわりに
役割などを踏まえ、能・狂
合い・説明
ついて理解する。
言・茶の湯・生花などを例
○
○
○
にとり理解できたか。
○今日までつながる庶民文
*庶民文化の萌芽や、応仁の乱を契機と
○
○
○
○
芸の流行、公家の地方下向
した文化の地方伝播、戦国大名の保護に
による中央と地方の文化的
よる文化の地方普及を理解する。
交流の活発化を踏まえて、
現代につながる地域文化の
特色についても考察できた
か。
1
6
1
学
月
時
*応仁の乱以降、地方権力として登場し
間
期
4.戦国大名の登場
○富国強兵策を推進して、
○グルー
領国統治を強化した戦国大
プ・ペアに
た戦国大名や各地に展開した都市につい
名、堺や博多など都市の発
よる話し
て、諸地域の地理的条件と関連づけて考
展を踏まえて、戦国期の日
合い・説明
察する。
本の多様性を考察できた
○
○
[期末考査]〔ノート提出〕
か。
1
7
2
第Ⅲ部
近世
○グルー
学
月
時
第6章
幕藩体制の確立
プ・ペアに
間
1.織豊政権
期
よる話し
*大航海時代と呼ばれる世界史的背景を
○
○
○
○鉄砲やキリスト教の伝
合い・説
踏まえて、ヨーロッパ人の東アジアへの
来、南蛮貿易の展開を踏ま
明・討論・
進出とその影響を考察する。
えてヨーロッパ世界との接
発表
触とその影響について考察
*織田信長の統一事業、豊臣秀吉の天下
○
○
○
できたか。
統一、秀吉の朝鮮侵略と続く織豊政権の
○幕藩体制とのつながりに
特色と意義、その後の時代への影響につ
着目して、検地や刀狩にみ
いて考察する。
られる兵農分離策を踏まえ
て、織豊政権の統一過程と
その政策を考察できたか。
1
7
1
学
月
時
*新興の大名や都市の豪商の精神を反映
間
期
2.桃山文化
○桃山文化が幅広い国際性
○グルー
を持ちつつ、生活文化の中
プ・ペアに
した桃山文化について、町衆の生活にも
にとけ込んでいったことに
よる説明
着目し、時代的背景を踏まえて考察する。
ついて、秀吉の朝鮮侵略や
○
○
○
南蛮文化にも着目して考察
できたか。
-13-
1
7
3
学
月
時
*江戸幕府の成立による幕藩体制の確立
間
過程を考察する。
期
3.幕藩体制の成立
○幕藩体制の特質につい
○グルー
て、幕府と藩・朝廷・寺社
プ・ペアに
との関係を踏まえて考察で
よる話し
きたか。
合い・説
○初期外交から鎖国までの
明・討論・
対外貿易の遮断ではなく、鎖国後の貿易
過程について、禁教徹底に
発表
関係の在り方も含めてその影響と歴史的
伴う貿易統制の側面だけで
意義について考察する。
なく、琉球・朝鮮・蝦夷地
○
*江戸幕府の鎖国政策について、単なる
○
○
○
○
との交易など東アジアの動
向と関連させて考察できた
か。
2
9
1
学
月
時
*幕藩体制の確立期の経済・社会を兵農
間
期
4.幕藩社会の構造
○幕藩体制下の支配体制、
○グルー
封建的身分秩序の形成、経
プ・ペアに
分離や村落・都市支配などの観点から、
済的基盤などを踏まえて考
よる説明
多面的・多角的に考察する。
察できたか。
2
9
1
第7章
学
月
時
1.幕政の安定
期
間
○
○
○
幕藩体制の展開
*17 世紀後半から 18 世紀前半までの江
○
○
戸幕府の安定期について、その平和と秩
○文治政治への転換から元
○グルー
禄時代・正徳の政治を取り
プ・ペアに
上げ、幕政の安定過程を考
よる話し
察できたか。
合い
○農業技術の進歩に伴う農
○グルー
業生産の進展、産業の発達
プ・ペアに
序の確立の視点で考察する。
2
9
1
学
月
時
*幕藩体制の安定期の農業・商工業など
間
の発展について、諸産業相互の関係やそ
と多様化、交通の整備や貨
よる話し
の社会的役割を踏まえて考察する。
幣・金融制度の確立による
合い・説明
期
2.経済の発展
○
○
商品経済・流通の発達、三
都の発達に見える都市の経
済的繁栄に着目して、諸産
業の展開を考察できたか。
2
9
1
学
月
時
*経済の発展と関連して町人文化が形成
間
期
3.元禄文化
○元禄文化について、町人
○グルー
の経済的繁栄や商業活動の
プ・ペアに
された事について、町人の社会的台頭や
拡大など経済の発展や、幕
よる話し
幕藩体制の安定と関連させて理解する。
府の教学として発展する儒
合い
○
○
学などに着目して、文学・
学問・美術を踏まえて考察
できたか。
-14-
2
9
1
第8章
学
月
時
1.幕政の改革
期
間
幕藩体制の動揺
百姓一揆・打ちこわしの頻
プ・ペアに
発などに着目して、享保の
よる話し
揺する中、幕府や諸藩が行った諸改革の
改革や田沼時代の諸政策の
合い・説
意義とその影響を考察する。
意義について考察できた
明・討論・
か。
発表
*農村や都市の変容により幕藩体制が動
2
9
1
学
月
時
*江戸中期に確立した洋学や国学、新た
間
期
○
○
○
2.宝暦・天明期の文化
○グルー
○社会の変容に着目して、
プ・ペアに
な形で展開する文学・芸能・美術につい
この時期の学問の確立、各
よる話し
て、社会の変容に伴う幕藩体制の動揺と
地に設立された教育機関の
合い
関連づけて考察する。
展開をとらえられたか。
2
9
2
学
月
時
*欧米諸国のアジア進出による国際情勢
間
期
○幕府・諸藩の経済的窮乏、 ○グルー
○
○
○
3.幕府の衰退と近代への道
○グルー
○
○
○列強の接近に伴う諸事件
プ・ペアに
の変化やそれに対する幕政の対処を踏ま
による鎖国政策への批判や
よる話し
えて幕府が衰退していく過程を考察す
寛政の改革・文化文政時
合い・説
る。
代・天保の改革における失
明・討論・
政を踏まえて、幕府の衰退
発表
をみることができたか。
*近代化の基盤の形成について、産業経
○
○
○
○マニュファクチュアなど
済面や軍事面などに着目して、雄藩の浮
近代の萌芽がみられ、諸藩
上という地方からの視点から考察する。
の財政再建から軍事産業確
立に至る雄藩の出現過程を
考察できたか。
2
9
1
学
月
時
*化政文化について、学問・思想・教育・
間
期
4.化政文化
○グルー
○
○
○
○幕藩体制に批判的な学
プ・ペアに
文学・美術・生活文化の新たな展開に着
問・思想の起こり、寺子屋
よる説明
目し、江戸と地方の文化的交流にも留意
など庶民教育機関の普及、
して考察する。
浮世絵に象徴される出版文
化の発達などに着目して、
文化における近代化の芽生
えを考察できたか。
-15-
2
10
2
第Ⅳ部
近代・現代
○グルー
学
月
時
第9章
近代国家の成立
プ・ペアに
間
1.開国と幕末の動乱
期
よる話し
*国際社会に組み込まれるという国際環
○
○日米和親条約・修好通商
合い・説
境の変化に着目して、開国から明治維新
条約締結、開港による経
明・討論・
に至るまでの過程を社会・経済面での変
済・社会の情勢変化に着目
発表
化と関わらせて考察する。
して、政局への影響を考察
*幕末の動乱における天皇を中心とする
できたか。
統一国家構想の芽生えから幕府の滅亡、
○
○
○
○
○公武合体、尊王攘夷、倒
旧幕勢力の一掃に至るまでの経過を理解
幕の動きに着目して、権力
する。
構造の変化を理解できた
か。
2
10
3
学
月
時
*明治新政府の制度改革や富国強兵・殖
間
期
2.明治維新と富国強兵
○藩置県・徴兵制・四民平
○グルー
等・秩禄処分・地租改正・
プ・ペアに
産興業政策に着目して、明治初期の政治
殖産興業政策に着目して、
よる話し
的変革と国家的統一過程を考察する。
明治政府が中央集権体制を
合い・説
構築していく過程を考察で
明・討論・
きたか。
発表
○
○
*欧米の文化・思想の導入と一連の近代
化政策に対する反動としての士族反乱・
○
○
○
○近代化政策や欧米文化の
農民一揆の失敗と、言論による要求実現
導入について、国民の間に
への転換を理解する。
受容と反発があったことを
理解できたか。また、武力
反抗から言論による抵抗に
*明治初期の対外政策について、欧米へ
の対応と、アジアに対する外交政策の違
移行する要因を考察できた
○
いについて考察する。
○
○
か。
○国境画定を含む明治初期
の外交政策について、欧米
[中間考査]〔ノート提出〕
諸国への対応とアジア諸国
への対応の違いを多面的・
多角的にとらえることがで
きたか。
-16-
2
10
2
学
月
時
*政府の強力な中央集権体制の志向の
間
期
3.立憲国家の成立と日清戦争
○グルー
○
○
○国会開設要求の運動など
プ・ペアに
中、自由民権運動の始まりから立憲国家
に見られる国民の政治的関
よる話し
の成立に至る間、近代国家の基盤が形成
心の高揚と挫折の過程につ
合い・説
されていく過程を考察する。
いて考察できたか。また、
明・討論・
憲法の特色、議会と内閣の
発表
在り方などを通して、戦前
の立憲制のしくみを理解で
*東アジアをめぐる国際環境が変容する
○
○
○
きたか。
なか、国家的課題であった不平等条約の
○条約改正が、法典整備な
改正交渉が進展した過程や、朝鮮問題か
ど国内体制の確立だけでな
ら日清戦争に至る経緯について考察す
く、英露対立を背景にして
る。
進展した点を、年表や地図
から考察できたか。また、
朝鮮をめぐる対立が日清戦
争の背景となった点を理解
できたか。
2
10
2
学
月
時
*開戦に至る国際関係や、日露戦争の経
間
期
4.日露戦争と国際関係
○英露対立という世界情勢
○グルー
を背景とした日露戦争が軍
プ・ペアに
過、戦後の日本の国際的地位の変化と植
事力・経済力・工業力など
よる話し
民地支配の推進を諸外国の動向と関連付
国家の総力を結集して戦わ
合い・説
けて考察する。
れた点を考察できたか。ま
明・討論・
た、日本の勝利がアジア諸
発表
○
○
○
国の民族独立や近代化運動
を刺激した反面、その後の
韓国併合や満州進出の動き
が国民の対外意識や近隣諸
国の受け止め方への変化に
つながったことについても
考察できたか。
*立憲体制成立後から桂園時代にいたる
○
○
○立憲政友会の成立から桂
までの国内政治の動きを、政党と藩閥の
園時代に至る過程につい
対立と協力の視点から考察する。
て、軍備の拡張の視点を踏
まえて考察できたか。
-17-
2
11
1
学
月
時
*日清・日露戦争前後にかけて資本主義
間
期
5.近代産業の発展
○殖産興業政策を基礎に産
○グルー
業基盤の整備が進み、繊維
プ・ペアに
国家の基礎が確立された過程を、産業革
部門での産業革命以降、製
よる話し
命や近代産業の発展に着目して考察す
鉄・造船などの重化学工業
合い・説
る。
の形成、鉄道・海運の伸張、 明・討論・
○
○
財閥の形成、寄生地主制の
発表
成立などを相互に関連づけ
て考察できたか。
○劣悪な労働条件に対する
*近代産業の発展に伴う社会問題(労働
○
○
○
労働争議の頻発と社会主義
問題・公害問題)の発生と政府の対応につ
運動の高まり、足尾鉱毒事
いて考察する。
件などに関心を持ち、社会
運動への政府の対応に着目
できたか。
2
11
1
学
月
時
*伝統的な文化のうえに欧米文化を摂取
間
するなど二元性を持って成立した近代文
潮、欧米の科学技術の導入、 よる話し
化の特色について、政治・経済・外交な
高い就学率を誇る教育の普
合い・説
どの視点をもって考察する。
及・拡充に着目して、国民
明・討論・
が主体的に文化の創造に取
発表
期
6.近代文化の発達
○
○
○
○国家主義的な思想の形
○グルー
成、実証的な学問研究の風
プ・ペアに
り組んできた姿勢を考察で
きたか。
2
11
2
第10章
学
月
時
1.第一次世界大戦と日本
期
間
二つの世界大戦とアジア
○第一次護憲運動による大
○グルー
正政変以降、政党勢力が国
プ・ペアに
民統合の中心的役割を果た
よる話し
対外政策の推移について、政党政治の発
していく過程を理解し、欧
合い・説
展や日本の中国進出の状況を踏まえて考
米からアジアに至るまで広
明・討論・
察する。
い範囲の国際環境の推移に
発表
*第一次世界大戦前後の政治の動向及び
○
○
着目し、対華二十一カ条要
求・シベリア出兵が国内外
に及ぼした影響について考
察できたか。
○大戦景気に着目して、資
*第一次世界大戦が日本の社会経済や政
○
○
本主義の発展による産業構
治に及ぼした影響について、欧米・アジ
造の変化や労働者の増加な
ア経済との関連や政党内閣の成立などと
ど社会構造の変化について
関連させて考察する。
考察できたか。また、米騒
動や原敬内閣の成立に着目
してデモクラシー思想の浸
透による政党の役割と動向
について考察できたか。
-18-
2
11
2
学
月
時
*ワシントン体制に至る国際的協調体制
間
期
2.ワシントン体制
○ヴェルサイユ体制からワ
○グルー
シントン体制に至る経過や
プ・ペアに
の進展など国際環境の推移を、日本の立
日本の大陸進出に対する中
よる話し
場に着目して考察する。
国・朝鮮における民族運動
合い・説
の高揚に着目できたか。
明・討論・
○労働争議・小作争議・女
発表
○
*民主主義的風潮による社会運動の動向
○
○
○
性解放運動・部落解放運
を理解すると共に、普選運動など政党政
動・社会主義運動など様々
治の発展から二大政党による政党内閣制
な社会運動が起こってきた
成立に至るまでの意義について考察す
背景に着目できたか。普選
る。
運動・護憲三派内閣の成
立・治安維持法の成立など
に着目して政党政治を考察
できたか。
2
11
1
学
月
時
*労働者や都市中間層の拡大による大衆
間
期
3.市民生活の変容と大衆文化
○学問・芸術・出版・マス
○グルー
メディアなどを具体的に取
プ・ペアに
社会の基盤の成立に着目し、都市化や国
り上げ、欧米文化の関わり
よる説明
民生活の変化を踏まえて、市民文化の特
とその浸透度、社会風潮と
色について考察する。
の関連付けに着目して考察
○
○
○
できたか。
2
11
1
学
月
時
*戦後恐慌から昭和恐慌に至る国内経済
間
期
4.恐慌の時代
○戦後恐慌・金融恐慌・昭
○グルー
和恐慌を取り上げ、背景と
プ・ペアに
の動揺について、国内・国外の経済状況
なる関東大震災・金解禁・
よる話し
と対策に着目して理解する。
世界恐慌との関連を含めて
合い・説
理解できたか。
明・討論・
○無産政党の誕生など社会
発表
○
*社会主義運動の高揚と国家主義の台頭
○
○
○
主義運動が高まる中、山東
による軍部の政治的進出を踏まえて、協
出兵や統帥権干犯問題など
調外交が挫折していく過程を考察する。
軍部の政治的進出を背景に
協調外交から積極外交へと
[期末考査]〔ノート提出〕
転換していく過程を考察で
きたか。
-19-
2
12
2
学
月
時
*日本の対外政策の推移について、世界
間
期
5.軍部の台頭
○満州事変から国際連盟の
○グルー
脱退に至る日本の対外政策
プ・ペアに
情勢や軍部の政治的進出に着目して、政
について、五・一五事件な
よる話し
党内閣の崩壊や国際的孤立の過程につい
どの国内の状況も踏まえて
合い・説
て考察する。
考察できたか。
明・討論・
○管理通貨制度への移行、
発表
○
*恐慌から脱出し、国家主義が高揚する
○
○
○
新興財閥の台頭、思想的転
なかで、五・一五事件から二・二六事件
向や学問への弾圧などを踏
にかけて、軍部の影響力が増大していく
まえ、軍部の政治関与が増
過程を考察する。
大した過程を考察できた
か。
2
12
2
学
月
時
*日中戦争の勃発から太平洋戦争の突入
間
期
6.第二次世界大戦
○中国の動向など国際関係
○グルー
の変化、日中戦争・第二次
プ・ペアに
にいたる過程について、国民生活の変化
世界大戦・太平洋戦争それ
よる話し
や諸統制に着目して全体主義的な国家体
ぞれの性格、戦時下の経済
合い・説
制の進展を考察する。
と国民生活・文化など、様々
明・討論・
な角度から考察することが
発表
○
○
○
できたか。
*第二次世界大戦について、国家間の相
○
○
○
○連合国と枢軸国の性格の
違や総力戦の特色を踏まえ、この戦争が
違いや国民生活の犠牲のう
空前の惨禍をもたらした点に着目して、
えに成り立っていた総力戦
平和で民主的な国際社会の実現に努める
体制などを踏まえ、日本が
重要性を認識する。
アジアの諸国に多大な損害
を与えたことや広島・長崎
への原爆投下など日本も空
前の戦禍を被ったことに着
目できたか。
2
12
1
第11章
学
月
時
1.占領と改革
期
間
占領下の日本
○GHQによる諸政策が、
○グルー
対日占領政策に基づくとと
プ・ペアに
もに、日本の国民の戦争に
よる話し
び戦後の民主化政策とそれに伴う諸改革
対する反省に支えられて実
合い・説
について、その経過と内容を考察する。
施されたことに気付けた
明・討論・
か。
発表
*戦後の世界秩序を踏まえ、占領政策及
○
○
*戦後政治の動きを踏まえて、集大成と
なる日本国憲法制定の意義を理解する。
○主権在民・平和主義・基
○
○
○
本的人権の尊重の3原則を
中心とする日本国憲法が制
定された経緯と意味を、国
民生活の状況も踏まえて考
察できたか。
-20-
2
12
1
学
月
時
*東アジア情勢の変化を踏まえ、連合国
間
期
2.冷戦の開始と講和
○中華人民共和国の成立、
○グルー
朝鮮戦争の勃発に伴う占領
プ・ペアに
による占領が終結し、日本が独立した意
政策の転換として、経済面
よる話し
義を考える。
では経済安定九原則、政治
合い・説
面では警察予備隊の新設に
明・討論・
着目して考察できたか。
発表
○
○
○サンフランシスコ平和条
*連合国による日本占領の終結と、その
○
○
○
約の調印による日本の主権
後の日米関係の継続について、様々な国
回復の意義と、安全保障を
の立場から考察する。
アメリカに依存する日米安
保条約の締結の意味を考察
できたか。
3
1
1
第12章
学
月
時
1.55年体制
期
間
高度成長の時代
○保守合同による自由民主
○グルー
党の成立から経済成長を背
プ・ペアに
景とした安定した保守政権
よる話し
院を保守・革新の二大勢力が占める 55
の誕生に至るまでを、外
合い・説
年体制の成立から安定した保守政権とな
交・政治・経済を踏まえて
明・討論・
るまでの経過を考察する。
多面的・多角的に考察でき
発表
*独立後の日本国内政治について、衆議
○
○
たか。
○日ソ共同宣言をはじめと
*冷戦構造に雪解けの状況が生まれる
○
○
○
するサンフランシスコ非調
中、日本が国際社会に復帰したことにつ
印国との国交交渉と、国際
いて、日本の国際連合への加盟、アメリ
連合加盟の意義を理解でき
カ・中華人民共和国・大韓民国との関係
たか。また、その後の新安
に着目して、独立回復後の日本の動きを
保条約・LT貿易・日韓基
考察する。
本条約・沖縄返還問題など
を取り上げ、外交・政治の
再編過程を把握できたか。
3
1
1
学
月
時
*朝鮮特需による経済復興とその後の高
間
期
2.経済復興から高度成長へ
○特需景気の影響、産業構
○グルー
造の高度化などを踏まえ、
プ・ペアに
度経済成長について、経済の国際化と国
開放経済体制のもとでの日
よる話し
内の技術革新などの側面に着目して考察
本の動きを考察できたか。
合い・説
する。
○耐久消費財の普及による
明・討論・
豊かさの享受、流通網・交
発表
*消費革命による社会の変貌と経済成長
○
○
○
○
○
がもたらしたひずみである社会問題につ
通網の整備、技術革新が進
いて考察する。
む一方、農村の過疎化や公
害問題などの社会問題にも
注目したか。
-21-
3
1
1
第13章
学
月
時
1.経済大国への道
期
間
激動する世界と日本
○主要先進国首脳会議が、
○グルー
その後の世界的な問題解決
プ・ペアに
の場となったことに気付い
よる話し
て、主要先進国首脳会議が開かれた意義
たか。
合い・説
を考察する。
○石油危機を技術革新で乗
明・討論・
り越え、経済大国となった
発表
*ドル=ショックや、石油危機を踏まえ
○
*高度成長が終焉し、保守政権が動揺す
○
○
○
献や貿易摩擦・円高への対
え、経済大国としての道を歩み始めた日
応が求められたことが考察
本の状況を多面的・多角的に考察する。
できたか。
1
1
学
月
時
*冷戦体制の終結とそれに関わる国内の
間
2.冷戦終結と日本社会の動揺
○冷戦終結後、55年体制
○グルー
が崩壊した政治状況、バブ
プ・ペアに
状況について、日本の政治・外交・経済・
ル経済から平成不況へと進
よる話し
生活文化面を踏まえて多面的・多角的に
んだ経済状況などを取りあ
合い・説
とらえる
げ考察できたか。
明・討論・
*科学技術・産業の発達によって派生す
○原子力に対する安全性、
発表
る環境問題やエネルギー問題などの日本
○
○
○
PKO活動への対応、経済不
○
の課題とそれに対する日本の役割を認識
況に対する国内改革など、
する。
具体的な例をもとに理解す
[期末考査]〔ノート提出〕
3
2
3
学
月
時
間
期
日 本 が ODAな ど の 社 会 貢
るなか、二度にわたる石油危機を乗り越
3
期
○
歴史新聞の作成
ることができたか。
○
○
○
○
○主題設定の的確性、資料
○説明・討
※これまでの授業を通して特に興味・関
解釈の妥当性、複数の解釈
論・発表
心の持てた人物・事柄についてまとめ
を比較・検討・選択する際
る
の論理性、叙述力・表現力
は十分か。
-22-
平成27年度「地理探究」(3単位)シラバス 3年理数科
使用教科書名
科目の目標
生徒実態と指導の重点
新詳地理B(帝国書院)、新詳高等地図(帝国書院)
使用副教材名
世界の諸地域NOW2015(帝国書院)
現代世界の地理的事象を系統地理的に、現代世界の諸地域を歴史的背景を踏まえて地誌的に考察し、現代世界の地理的認識を養うとともに、地理的な見方や考え方を培い、国際社
会に主体的に生きる日本国民としての自覚と資質を養う。
生徒は素直で真面目であるが、基本的な知識・理解に乏しい。積極的に言語活動を取り入れて、国際的な視野で地理的事象を捉えることができるように指導していきたい。
評価の観点
関 心 ・ 意欲態度
思 考 ・ 判 断 ・ 表 現
歴史的・地理的事象に対する関心と課題意識を高め、
意欲的に追究するとともに、国際社会に主体的に生き
国家・社会を形成する日本国民としての責任を果たそう
とする。
技 能
知 識 ・ 理 解
歴史的・地理的事象から課題を見いだし、我が国及び 歴史的・地理的事象に関する諸資料を収集し、有 我が国及び世界の形成の歴史的過程と生活・文化の
世界の形成の歴史的過程と生活・文化の地域的特色 用な情報を適切に選択して、効果的に活用してい 地域的特色についての基本的な事柄を理解し、その
を世界的視野に立って多面的・多角的に考察し、国際 る。
知識を身に付けている。
社会の変化を踏まえ公正に判断して、その過程や結
果を適切に表現している。
単 元
月
単元と項目
第
Ⅰ
部
さ
ま
ざ
ま
な
地
図
と
地
理
的
技
能
時
数
学習の目標(ねらい)
及び内容
1
現代世界の地図について,さまざまな時
代や種類の地図の読図などの活動を通
して,各時代の人々の世界観を捉え,現
代の地図や身近な地図の有用性に気づ
く。
1章 地理情報と地図
1節 現代世界の地図
1
2節 地図の種類とその利用
1 地球儀とさまざまな地図
2 時差の求め方
地理情報の地図化について,地理情報
の統計地図化などの活動を通して,地
図の有用性に気付き,現代世界の地理
的事象を捉える地理的技能をみにつけ
る。
3節 地理情報の地図化
2
2章 地図の活用と地域調査
第
Ⅱ
部
現
代
世
界
の
系
統
地
理
的
考
察
言語活動
【関】 ・現代世界の地図について,さまざまな時代や現代のさまざまな地図の読図,地理情報の地図化な
どの活動を通して,現代世界の地図に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようと
している。
【思】・現代世界の地図について,各時代の人々の世界観,GPSやGISなど現代の地図や交通案内図など
・グループワーク
身近な地図の有用性を考察し,その過程や結果を適切に表現している。
【技】・世界観の変化や現代の地図に関する諸資料を適切に収集し,収集した資料から,有用な情報を適
・説明、発表
切に選択し,これを基に,現代世界の地図について読み取ったり図表などにまとめたりしている。
【知】・世界地図における各時代の人々の世界観の変化やGPSやGISなど現代の地図のしくみと有用性を
理解し,その知識を身につけている。
【関】 ・地図の種類とその利用について,地球儀を活用して,球体としての地球の特徴と地図に表現した
場合の特性,時差に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。
【思】・地図の種類とその利用について,球体としての地球上の移動と地図上での表現の特徴や,地球の
地図の種類とその利用について,球体と
自転によって時差が生まれるしくみを考察し,その過程や結果を適切に表現している。
しての地球の特徴を捉え,球体を地図に
・グループワーク
【技】・地球儀の活用法やさまざまな図法に関する諸資料を適切に収集し,収集した資料から,有用な情
表現した場合の特性や,時差の求め方
報を適切に選択し,これを基に,球体としての地球やこれを表現した地図,時差について読み取ったり図
を通して,現代世界の地理的事象を捉
・説明、発表
表などにまとめたりしている。
える地理的技能をみにつける。
【知】・地球の球体としての特徴とこれを地図に表現した場合の長所短所,時差の計算法を理解し,その
知識を身につけている。
1
4
評 価 規 準
【関】 ・地理情報を統計地図化する活動を通して,地図の有用性に対する関心と課題意識を高め,それを
意欲的に追究し,捉えようとしている。
【思】・地理情報を統計地図化するにあたり,どのような表現方法を用いれば適切な地図が作れるかを考
・グループワーク
察し,その過程や結果を適切に表現している。
【技】・地理情報に関するデータなどの諸資料を適切に収集し,収集した資料から,有用な情報を適切に
・説明、発表
選択し,これを基に,適切な統計地図に表現している。
【知】・統計地図の表現方法やその長所短所を理解し,その知識を身につけている。
【関】・地図の活用と地域調査について,直接的に調査できる地域を地形図などの地図の活用と地域調査
に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。
【思】・地図の活用と地域調査について,地形図や資料を活用した地域調査を通して生活圏の地域的特色
地図の活用と地域調査について,直接
を多面的・多角的に考察し,その過程や結果を適切に表現している。
的に調査できる地域を地形図などの地
・グループワーク
【技】・地域調査に関するデータや地形図などに関する諸資料を適切に収集し,収集した資料から,有用
図を活用して多面的・多角的に調査し,
な情報を適切に選択し,これを基に,生活圏の地域調査について図表や発表用資料などにまとめたりし
生活圏の地域的特色を捉える地理的技
・説明、発表
ている。
能をみにつける。
【知】・地域調査の情報収集から発表までの方法や地形図や空中写真の読図方法を理解し,その知識を
身につけている。
6
【関】・世界の地形について,営力的な視点からさまざまな大地形,小地形,その他の地形があることの考
察を基に,災害と恩恵など人間生活との関わりに対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,
捉えようとしている。
世界の地形について,営力的な視点で 【思】・世界の地形について,内的営力,外的営力といった営力的な視点で分類し,大地形,小地形,その
分類し,大地形,小地形,その他の地形 他の地形を系統地理的に捉える視点や考察方法を基に,人間生活との関わりなどを多面的・多角的に考
・グループワーク
の分布や成因を考察するとともに,災害 察し,その過程や結果を適切に表現している。
と恩恵など人間生活との関わりを考察す 【技】・世界の地形と人間生活との関わりに関するデータや写真などの諸資料を適切に収集し,収集した
・説明、発表
る。
資料から,有用な情報を適切に選択し,これを基に,世界の大地形,小地形,その他の地形の分布や成
因と人間生活との関わりについて読み取ったり図表などにまとめたりしている。
【知】・世界の大地形,小地形,その他の地形について,系統地理的に捉える視点や考察方法,人間生活
との関わりなどを理解し,その知識を身につけている。
1章 自然環境
1節 世界の地形
1 世界の大地形
2 外的営力によってつくられる小地形
3 その他の地形
9
2節 世界の気候
1 気候の成り立ち
2 世界の気候区分
3 植生と土壌
【関】・世界の気候について,気候要素と気候因子の関係から,さまざまな気候が成り立つことの考察を基
に,各気候区の特徴や農業など人間生活への影響に対する課題意識を高め,それを意欲的に追究し,
捉えようとしている。
【思】・世界の気候について,気温,風,降水といった気候要素と緯度,水陸分布などの気候因子の関係
世界の気候について,気候要素と気候 から,気候の成り立ちを系統地理的に捉える視点や考察方法を基に,各気候区の分布や農業など人間
・グループワーク
因子の関係から,その成り立ちを考察 生活への影響を多面的・多角的に考察し,その過程や結果を適切に表現している。
し,それぞれの気候区の特徴と農業など 【技】・世界の気候と人間生活への影響に関するデータや写真などの諸資料を適切に収集し,収集した資
・説明、発表
人間生活への影響を考察する。
料から,有用な情報を適切に選択し,これを基に,世界の気候の特徴と農業など人間生活への影響につ
いて読み取ったり図表などにまとめたりしている。
【知】・世界の気候の成因,各気候区の特徴について,系統地理的に捉える視点や考察方法,人間生活
への影響などを理解し,その知識を身につけている。
5
-23-
単 元
月
単元と項目
5
時
数
2
3節 日本の自然の特徴と人々の生活
1 日本の地形
2 日本の気候
3 日本の自然災害と防災
5
4節 環境問題
1 世界の環境問題
2 さまざまな環境問題
3 日本の環境問題
学習の目標(ねらい)
及び内容
【関】・環境問題について,世界の環境問題の概要や具体的事例,日本の環境問題に関する考察を基
に,環境問題に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。
【思】・環境問題について,自然環境の学習を生かして,世界の環境問題の成因や特徴と地域的な分布を
環境問題について,世界の環境問題の
大観し,さまざまな環境問題のうちから地球温暖化,森林破壊,砂漠化についての事例や,日本の環境
成因や特徴と対策,地域的な分布を大
問題の特徴と対策について多面的・多角的に考察し,その過程や結果を適切に表現している。
・グループワーク
観し,さまざまな環境問題のうちから地
【技】・環境問題とその対策に関するデータや写真など諸資料を適切に収集し,収集した資料から,有用な
球温暖化,森林破壊,砂漠化について,
情報を適切に選択して,これを基に環境問題とその対策について読み取ったり図表などにまとめたりして ・説明、発表
事例を考察する。日本の環境問題の特
いる。
徴と対策について考察する。
【知】・世界の環境問題の概要と対策,地球温暖化,森林破壊,砂漠化の事例,日本の環境問題の特徴と
対策について,系統地理的に捉える視点や考察方法を理解し,その知識を身につけている。
産業の発達と変化について,自然環境
との関わりやグローバル化の視点から
考察する。
2章 資源と産業
1節 産業の発達と変化
5.5
2節 世界の農林水産業
1 農業の発達と分布
2 世界の農業地域区分
3 現代世界の農業の現状と課題
4 世界の林業・水産業
5 日本の農林水産業
2
3節 食料問題
1 世界の食料問題
2 さまざまな食料問題
3 日本の食料問題
3
7
4節 世界のエネルギー・鉱産資源
1 エネルギー資源の利用と分布
2 鉱産資源の分布
言語活動
【関】・日本の自然の特徴と人々の生活について,日本の地形や気候が世界と比較して特徴的であるこ
と,これによって生じる自然災害も特徴的であることの考察を基に,防災のあり方に対する課題意識を高
め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。
【思】・日本の自然の特徴と人々の生活について,プレート境界に位置し内的営力によって形成された地
形の特徴や大陸東岸に位置する島弧という気候の特徴から,日本の自然を系統地理的に捉える視点や
日本の自然の特徴と人々の生活につい
考察方法を基に,自然災害の特徴やこれに対する防災のあり方を多面的・多角的に考察し,その過程や ・グループワーク
て,地形や気候の特徴と,これによる自
結果を適切に表現している。
然災害の特徴を理解するとともに,防災
【技】・日本の地形と気候,自然災害と防災に関するデータや写真など諸資料を適切に収集し,収集した ・説明、発表
のあり方を考察する。
資料から,有用な情報を適切に選択し,これを基に,日本の地形と気候,自然災害と防災について読み
取ったり図表などにまとめたりしている。
【知】・日本の地形と気候の特徴とこれによって生じる自然災害の特徴について,系統地理的に捉える視
点や考察方法,これに対する防災のあり方を理解し,その知識を身につけている。
0.5
6
評 価 規 準
【関】・産業の発達と変化について,自然環境との関わりやグローバル化に関する考察を基に,産業の発
達と変化に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。
【思】・産業の発達と変化について,産業の発達は自然環境とどのようにかかわってきたか,またグローバ
ル化によって産業がどのように変化しているかということを,系統地理的に捉える視点や考察方法を基に
・グループワーク
多面的・多角的に考察し,その過程や結果を適切に表現している。
【技】・産業の発達と変化に関する統計などの諸資料を適切に収集し,収集した資料から,有用な情報を
・説明、発表
適切に選択して,これを基に,産業の発達と変化について読み取ったり図表などにまとめたりしている。
【知】・自然環境との関わりやグローバル化の視点から,産業がどのように発達し変化しているかについ
て,系統地理的に捉える視点や考察方法を理解し,その知識を身につけている。
【関】・世界の農林水産業について,農業地域区分や林水産業に関する分布や動向などに関する考察を
基に,現代世界と日本の農林水産業に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようと
している。
【思】・世界の農林水産業について,グローバル化が進むなかでの現代世界や日本の農業の現状と課題
世界の農林水産業について,農業地域 を,系統地理的に捉える視点や考察方法を基に多面的・多角的に考察し,その過程や結果を適切に表現
・グループワーク
区分や,現代世界の農林水産業の現状 している。
と課題,及び世界のなかでの日本の農 【技】・農林水産業の生産や分布の特徴に関する統計などの諸資料を適切に収集し,収集した資料から,
・説明、発表
林水産業の課題を考察する。
有用な情報を適切に選択して,これを基に,農林水産業の現状や課題について読み取ったり図表などに
まとめたりしている。
【知】・各農業地域の分布や特徴,世界や日本の農業の動向について,系統地理的に捉える視点や考察
方法を理解し,その知識を身につけている。
【関】・食料問題について,食料需給の地域的かたよりや不安定さに関する考察を基に,発展途上国や先
進国,日本の食料問題に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。
【思】・食料問題について,発展途上国や先進国,日本の食料問題の状況とその成因を,系統地理的に捉
食料問題について,世界の食料需給の える視点や考察方法を基に多面的・多角的に考察し,その過程や結果を適切に表現している。
・グループワーク
地域的なかたよりを大観し,発展途上
【技】・食料の生産と消費の地域的かたよりに関する統計や事例などの諸資料を適切に収集し,収集した
国,先進国,日本についての事例を考 資料から,有用な情報を適切に選択して,これを基に,食料問題について読み取ったり図表などにまとめ
・説明、発表
察する。
たりしている。
【知】・発展途上国,先進国,日本の食料事情の動向について,系統地理的に捉える視点や考察方法を
理解し,その知識を身につけている。
【関】・世界のエネルギー・鉱産資源について,エネルギー資源や鉱産資源の分布や動向などに関する考
察を基に,エネルギー資源や鉱産資源の利用に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,
捉えようとしている。
【思】・世界のエネルギー・鉱産資源について,それぞれの資源の特徴や利用法,分布のかたよりを,系統
地理的に捉える視点や考察方法を基に多面的・多角的に考察し,その過程や結果を適切に表現してい
世界のエネルギー・鉱産資源について,
・グループワーク
る。
エネルギー資源の利用と分布,鉱産資
【技】・エネルギー資源や鉱産資源の生産や分布に関する統計などの諸資料を適切に収集し,収集した資
源の分布を考察する。
・説明、発表
料から,有用な情報を適切に選択して,これを基に,資源の生産や分布について読み取ったり図表などに
まとめたりしている。
【知】・エネルギー資源・鉱産資源の種類と利用法,分布や動向などについて,系統地理的に捉える視点
や考察方法を理解し,その知識を身につけている。
3
5節 資源・エネルギー問題
1 現代世界の資源・エネルギー問題
2 さまざまな資源・エネルギー問題
3 日本の資源・エネルギー問題
【関】・資源・エネルギー問題について,生産・消費の不均衡とさまざまな資源・エネルギー問題の動向に
関する考察を基に,世界と日本の資源・エネルギーの利用に対する関心と課題意識を高め,それを意欲
的に追究し,捉えようとしている。
【思】・資源・エネルギー問題について,生産と消費の不均衡や利用法の課題,石油情勢の背景やこれか
資源・エネルギー問題について,現代世
らのエネルギー利用のあり方を,系統地理的に捉える視点や考察方法を基に多面的・多角的に考察し,
界の資源・エネルギー問題を大観し,世
・グループワーク
その過程や結果を適切に表現している。
界の資源をめぐる問題,エネルギー生
【技】・資源やエネルギーの生産と消費に関する統計などの諸資料を適切に収集し,収集した資料から,
産や消費の抱える課題,日本の資源・エ
・説明、発表
有用な情報を適切に選択して,これを基に,資源・エネルギー問題について読み取ったり図表などにまと
ネルギー問題を考察する。
めたりしている。
【知】・資源やエネルギーの不均衡や石油情勢,エネルギーのあり方について,系統地理的に捉える視点
や考察方法を理解し,その知識を身につけている。
-24-
単 元
月
単元と項目
時
数
6
6節 世界の工業
1 工業の発達と立地
2 世界の工業地域
3 現代世界の工業の現状と課題
4 日本の工業
学習の目標(ねらい)
及び内容
評 価 規 準
言語活動
【関】・世界の工業について,工業の発達や立地,工業地域の分布や動向などに関する考察を基に,世界
と日本の工業に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。
【思】・世界の工業について,工業の発達や立地の考え方や世界や日本の工業の現状とその背景,グ
世界の工業について,工業の発達や立 ローバル化が進むなかでの課題を,系統地理的に捉える視点や考察方法を基に多面的・多角的に考察
・グループワーク
地,世界の工業地域や,世界の工業の し,その過程や結果を適切に表現している。
現状と課題,及び日本の工業の課題を 【技】・工業生産や地域的分布に関する統計などの諸資料を適切に収集し,収集した資料から,有用な情
・説明、発表
考察する。
報を適切に選択して,これを基に,世界の工業について読み取ったり図表などにまとめたりしている。
【知】・各工業や工業地域の特色,分布や動向などについて,系統地理的に捉える視点や考察方法を理
解し,その知識を身につけている。
1
【関】・第3次産業について,現代世界の第3次産業の発展と世界と日本の観光業の特色に関する考察を
基に,第3次産業や観光業に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。
【思】・第3次産業について,情報化の進展と第3次産業の変化や役割,観光の国際化と多様化を,系統地
理的に捉える視点や考察方法を基に多面的・多角的に考察し,その過程や結果を適切に表現している。
第3次産業について,現代世界の第3次
・グループワーク
【技】・商業やサービス業,観光業の動向に関する統計などの諸資料を適切に収集し,収集した資料か
産業の発展と,世界と日本の観光業の
ら,有用な情報を適切に選択して,これを基に,第3次産業の動向について読み取ったり図表などにまと
特色を考察する。
・説明、発表
めたりしている。
【知】・商業やサービス業,観光業の特色や動向などについて,系統地理的に捉える視点や考察方法を理
解し,その知識を身につけている。
7節 第3次産業
1 第3次産業の発展
2 世界の観光業
9
1
8節 世界を結ぶ交通・通信
1 世界の交通網
2 情報と通信
2
9節 現代世界の貿易と経済圏
1 私たちの生活を支える貿易
2 現代世界の貿易の現状と課題
3 日本の貿易の現状と課題
1
3章 人口,村落・都市
1章 世界の人口
2
2章 人口問題
1 世界の人口問題
2 発展途上国の人口問題
3 先進国の人口問題
4 日本の人口問題
4
10
3章 村落と都市
1 集落の成り立ち
2 村落の形態と機能
3 都市の機能と生活
4 日本の都市
4
4章 都市・居住問題
1 世界の都市・居住問題
2 日本の都市・居住問題
【関】・世界を結ぶ交通・通信について,交通や通信の発達に関する考察を基に,交通・通信や情報の一
体化と地域差に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。
【思】・世界を結ぶ交通・通信について,交通や通信の発達によって,交通・通信や情報が一体化する一
方で地域差も生じていることを,系統地理的に捉える視点や考察方法を基に多面的・多角的に考察し,そ
世界を結ぶ交通・通信について,交通や の過程や結果を適切に表現している。
・グループワーク
通信の発達による一体化と地域差を考 【技】・各種交通の運行状況やインターネットなど通信の普及に関する統計などの諸資料を適切に収集し,
察する。
収集した資料から,有用な情報を適切に選択して,これを基に,世界を結ぶ交通・通信について読み取っ ・説明、発表
たり図表などにまとめたりしている。
【知】・交通や通信の発達の状況や一体化の進行,地域差の拡大について,系統地理的に捉える視点や
考察方法を理解し,その知識を身につけている。
【関】・現代世界の貿易と経済圏について,貿易や経済圏の動向などに関する考察を基に,世界経済の現
状や日本の貿易や経済に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。
【思】・現代世界の貿易と経済圏について,多様化する貿易や貿易の地域差,経済圏と貿易のあり方を系
統地理的に捉える視点や考察方法を基に多面的・多角的に考察し,その過程や結果を適切に表現してい
現代世界の貿易と経済圏について,世
る。
・グループワーク
界貿易や経済圏の現状と課題や,世界
【技】・世界の国家間や経済圏間の貿易に関する統計などの諸資料を適切に収集し,収集した資料から,
のなかでの日本の貿易や経済の現状と
有用な情報を適切に選択して,これを基に,現代世界の貿易と経済圏について読み取ったり図表などに ・説明、発表
課題を考察する。
まとめたりしている。
【知】・貿易に関する用語や経済圏の組織,世界の貿易の特色や動向などについて,系統地理的に捉え
る視点や考察方法を理解し,その知識を身につけている。
【関】・世界の人口について,世界人口の分布や動態などに関する考察を基に,人口構成や人口転換に
対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。
【思】・世界の人口について,世界の人口分布のかたよりと人口増加の原因,人口構成と人口転換の考え
方,国際的な人口移動の背景を,系統地理的に捉える視点や考察方法を基に多面的・多角的に考察し,
世界の人口について,世界人口の分布 その過程や結果を適切に表現している。
・グループワーク
の特色や動態,人口構成や人口転換を 【技】・世界や州別・国別の人口分布や動態に関するデータなどの諸資料を適切に収集し,収集した資料
考察する。
から,有用な情報を適切に選択して,これを基に,世界人口の特色について読み取ったり図表などにまと ・説明、発表
めたりしている。
【知】・世界人口の分布と動態,人口構成の特色と人口転換のしくみを,系統地理的に捉える視点や考察
方法を理解し,その知識を身につけている。
【関】・世界の人口問題について,発展途上国,先進国,日本の事例に関する考察を基に,人口問題に対
する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。
【思】・世界の人口問題について,発展途上国の人口爆発の要因,先進国や日本の少子高齢化のしくみ
を,系統地理的に捉える視点や考察方法を基に多面的・多角的に考察し,その過程や結果を適切に表現
人口問題について,世界の人口問題を している。
・グループワーク
大観し,発展途上国,先進国,日本の人 【技】・人口爆発や少子高齢化の人口動態に関する統計や事例などの諸資料を適切に収集し,収集した
口問題の事例を考察する。
資料から,有用な情報を適切に選択して,これを基に,世界の人口問題について読み取ったり図表などに ・説明、発表
まとめたりしている。
【知】・発展途上国,先進国,日本について,人口問題の実態を系統地理的に捉える視点や考察方法を理
解し,その知識を身につけている。
【関】・村落と都市について,村落・都市の立地や発達・機能,日本の都市の特徴に関する考察を基に,村
落や都市に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。
【思】・村落と都市について,集落はどのように発生し,どのように都市として発達したか,都市はどのよう
な機能を持ち,構造はどうなっているか,日本の都市の特徴は何かを,系統地理的に捉える視点や考察
村落と都市について,村落・都市の立地 方法を基に多面的・多角的に考察し,その過程や結果を適切に表現している。
・グループワーク
や発達・機能や,日本の都市の特徴を 【技】・都市の人口や分布,都市の地域構造に関する統計や地図などの諸資料を適切に収集し,収集した
考察する。
資料から,有用な情報を適切に選択して,これを基に,村落と都市について読み取ったり図表などにまと ・説明、発表
めたりしている。
【知】・村落と都市の立地,発達,機能や日本の都市の特徴について,系統地理的に捉える視点や考察方
法を理解し,その知識を身につけている。
【関】・都市・居住問題について,発展途上国,先進国,日本に関する考察を基に,都市・居住問題に対す
る関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。
【思】・都市・居住問題について,世界の都市・居住問題の要因と発生のしくみや都市・居住問題の解決に
都市・居住問題について,世界の都市・ は何が必要かを,系統地理的に捉える視点や考察方法を基に多面的・多角的に考察し,その過程や結
居住問題を大観し,その要因と発生のし 果を適切に表現している。
・グループワーク
くみを,発展途上国,先進国,日本の事 【技】・発展途上国,先進国,日本の都市・居住問題に関する統計や事例などの諸資料を適切に収集し,
例で考察するとともに,都市・居住問題 収集した資料から,有用な情報を適切に選択して,これを基に,都市・居住問題について読み取ったり図 ・説明、発表
の解決には何が必要かを考察する。
表などにまとめたりしている。
【知】・発展途上国,先進国,日本の都市・居住問題の特徴や,解決への道筋について,系統地理的に捉
える視点や考察方法を理解し,その知識を身につけている。
-25-
単 元
月
単元と項目
時
数
2
4章 生活文化,民族・宗教
1節 生活文化
1 生活文化の地域的差異
2 生活文化の世界的な画一化
3 日本の生活文化
学習の目標(ねらい)
及び内容
評 価 規 準
言語活動
【関】・世界の生活文化について,地域的差異と画一化に関する考察を基に,世界の生活文化に対する関
心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。
【思】・世界の生活文化について,さまざまな衣食住の地域的差異の背景,世界と日本の衣食住の変化と
世界的な画一化の要因を,系統地理的に捉える視点や考察方法を基に多面的・多角的に考察し,その過
生活文化について,衣食住を取りあげ, 程や結果を適切に表現している。
・グループワーク
それらの分布や地域的差異と世界的な 【技】・世界の衣食住の写真や巨大企業の海外進出のデータなどの諸資料を適切に収集し,収集した資
画一化について考察する。
料から,有用な情報を適切に選択して,これを基に,生活文化の地域的差異や画一化について読み取っ ・説明、発表
たり図表などにまとめたりしている。
【知】・衣食住の分布や地域的差異の特徴や画一化の進行について,系統地理的に捉える視点や考察方
法を理解し,その知識を身につけている。
2
【関】・民族・宗教について,民族・宗教とは何か,生活とどのようにかかわっているかに関する考察を基
に,民族と宗教に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。
【思】・民族・宗教について,民族とは何かを言語との関わりから,宗教とは何かを生活との関わりから,系
統地理的に捉える視点や考察方法を基に多面的・多角的に考察し,その過程や結果を適切に表現してい
民族と宗教について,民族と言語,世界 る。
・グループワーク
の宗教の分布や特徴,生活との関わり 【技】・民族と言語や,宗教と生活の関わりに関する写真などの諸資料を適切に収集し,収集した資料か
について考察する。
ら,有用な情報を適切に選択して,これを基に,民族・宗教の分布や特徴,生活との関わりについて読み ・説明、発表
取ったり図表などにまとめたりしている。
【知】・世界の言語分布や宗教の特徴,生活との関わりについて,系統地理的に捉える視点や考察方法を
理解し,その知識を身につけている。
2節 民族と宗教
1 世界の民族・言語
2 世界の宗教
1
3節 現代世界の国家
【関】・現代世界の国家について,領域・国境やさまざまな国家に関する考察を基に,現代世界の国家に
対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。
【思】・現代世界の国家について,国家と領域・国境のあり方,国家と主権の考え方,さまざまな国家と国
家間の関係の課題を,系統地理的に捉える視点や考察方法を基に多面的・多角的に考察し,その過程
現代世界の国家について,国境と領域 や結果を適切に表現している。
・グループワーク
のきまりやさまざまな国家の分類につい 【技】・領域・国境やさまざまな国家に関するデータなどの諸資料を適切に収集し,収集した資料から,有
て考察する。
用な情報を適切に選択して,これを基に,現代世界の国家について読み取ったり図表などにまとめたりし ・説明、発表
ている。
【知】・国境と領域のきまり,さまざまな国家の分類について,系統地理的に捉える視点や考察方法を理解
し,その知識を身につけている。
5
11
【関】・現代世界の民族・領土問題について,言語・宗教をめぐる問題,領土をめぐる問題に関する考察を
基に,現代世界の民族・領土問題に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとし
ている。
【思】・現代世界の民族・領土問題について,世界各地や日本の事例を取り上げ,問題が起こる背景や,
民族・領土問題について,現代世界の これを解決して民族が共生するための方策を,系統地理的に捉える視点や考察方法を基に多面的・多角
・グループワーク
民族・領土問題を大観し,日本の民族や 的に考察し,その過程や結果を適切に表現している。
領土,世界各地の民族の共生について 【技】・世界各地でおこっている民族・宗教や領土に関する紛争のデータや事例などの諸資料を適切に収
・説明、発表
の課題を考察する。
集し,収集した資料から,有用な情報を適切に選択して,これを基に,現代世界の民族・領土問題につい
て読み取ったり図表などにまとめたりしている。
【知】・世界各地の民族・宗教や領土に関する問題を整理し,多文化共生の事例について,系統地理的に
捉える視点や考察方法を理解し,その知識を身につけている。
4節 民族・領土問題
1 世界の民族・領土問題
2 民族・領土から捉えた日本
3 民族と宗教の共生に向けての課題
第
Ⅲ
部
現 1章 現代世界の地域区分
代 1節 地域区分とは何か
世
界
の
地
誌
的
考
察
0.4
地域区分とは何かについて,地域の概
念や地域区分の目的,意義を理解し,
有用性に気づく。
0.3
2節 地域区分のさまざまなスケール
【関】・地域区分とは何かについて,地域の概念や地域区分の目的,意義の理解を基に,地域区分とは何
かに対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。
【思】・地域区分とは何かについて,地域とは何か,どのような視点や方法で区分できるか,地域区分する
ことの意義や有用性を,多面的・多角的に考察し,その過程や結果を適切に表現している。
・グループワーク
【技】・地域区分の方法や統計地図の作成に関する諸資料を適切に収集し,収集した資料から,有用な情
報を適切に選択して,これを基に,地域区分とは何かについて読み取ったり図表などにまとめたりしてい
・説明、発表
る。
【知】・地域にはどのような概念があるか,地域区分にはどのような方法があるかを理解し,その知識を身
につけている。
【関】・地域区分のさまざまなスケールについて,大地域と小地域のスケールによる違いの理解を基に,地
域区分のスケールに対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。
【思】・地域区分のさまざまなスケールについて,大地域から小地域への地域区分,小地域から大地域へ
の地域区分の意義や有用性を多面的・多角的に考察し,その過程や結果を適切に表現している。
地域区分のさまざまなスケールについ
・グループワーク
【技】・スケールの違いによる地域区分の地図などの諸資料を適切に収集し,収集した資料から,有用な
て,大地域と小地域のスケールによる違
情報を適切に選択して,これを基に,地域区分におけるスケールとは何かについて読み取ったり図表など
いを理解し,有用性に気づく。
・説明、発表
にまとめたりしている。
【知】・大地域と小地域のスケールによる地域区分の違いの意義,有用性を理解し,その知識を身につけ
ている。
0.3
2章 現代世界の諸地域
1節 地誌の考察方法
地誌の考察方法について,地誌的に考
察する方法として,多様な事象を項目ご
とに整理して考察する方法,特色ある事
象と他の事象を有機的に関連づけて考
察する方法,対照的又は類似的な性格
の二つの地域を比較して考察する方法
があることを理解する。
【関】・地誌の考察方法について,地誌的に考察する三つの方法の理解を基に,地誌の考察に対する関
心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。
【思】・地誌の考察方法について,多様な事象を項目ごとに整理して静態的に考察する方法,特色ある事
象と他の事象を有機的に関連づけて動態的に考察する方法,対照的又は類似的な性格の二つの地域を
比較して考察する方法の三つの方法には,考え方にどのような特徴があり,これによってどのようなこと
・グループワーク
がわかるのかを,多面的・多角的に考察し,その過程や結果を適切に表現している。
【技】・地誌的に考察する方法に関する事例などの諸資料を適切に収集し,収集した資料から,有用な情
・説明、発表
報を適切に選択して,これを基に,地誌の考察方法について読み取ったり図表などにまとめたりしている。
【知】・多様な事象を項目ごとに整理して静態的に考察する方法,特色ある事象と他の事象を有機的に関
連づけて動態的に考察する方法,対照的又は類似的な性格の二つの地域を比較して考察する方法の三
つの方法とはどのような捉え方かを理解し,その知識を身につけている。
-26-
単 元
月
単元と項目
時
数
7
2節 東アジア
変化に富んだ地形と気候
1 多くの民族と人口を抱える中国
2 中国の食生活と農業の変化
3 中国の工業化と経済発展
4 今後の中国の動向と日本
5 朝鮮半島の成り立ち
6 韓国の産業の発展と変化
7 隣国との交流と今後の動向
学習の目標(ねらい)
及び内容
評 価 規 準
言語活動
【関】・東アジアについて,中国や朝鮮半島の自然・歴史・文化・産業などにみられる地域的特色や地球的
課題を基に,東アジアに対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。
【思】・東アジアについて,日本との関係を含む中国や朝鮮半島の歴史的背景をふまえた地域の変容や
東アジアについて,形式的な地域区分 構造,中国の人口増加と経済格差や中国・韓国の経済発展のしくみなどの地域的特色や地球的課題を,
に基づき,地形と気候,中国の民族と人 項目ごとに整理して静態的に考察する方法を基に多面的・多角的に考察し,その過程や結果を適切に表
口,食生活と農業,工業化と経済発展, 現している。
・グループワーク
中国の動向と日本,朝鮮半島の成り立 【技】・東アジアの自然・歴史・文化・産業などに関する統計や主題図・写真など諸資料を適切に収集し,
ち,韓国の産業,隣国との交流という多 収集した資料から,有用な情報を適切に選択して,これを基に,東アジアについて読み取ったり図表など ・説明、発表
様な事象を項目ごとに整理して静態的 にまとめたりしている。
に考察する。
【知】・東アジアの自然の特徴,日本との関係を含む中国や朝鮮半島の歴史的背景をふまえた地域の変
容や実態,中国の人口増加と経済格差や中国・韓国の経済発展の実態などの地域的特色や地球的課題
について,項目ごとに整理して静態的に考察する方法を理解し,その知識を身につけている。
4
12
【関】・東南アジアについて,東南アジア諸国の自然・歴史・文化・産業などにみられる地域的特色や地球
的課題を基に,東南アジアに対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。
【思】・東南アジアについて,東南アジア諸国の多様性に富む文化や民族,歴史的背景をふまえた地域の
変容や構造,ASEAN諸国にみられる農業の変化や工業の発展のしくみ,地域格差や都市問題のしくみや
考え方などの地域的特色や地球的課題を,項目ごとに整理して静態的に考察する方法を基に多面的・多
東南アジアについて,形式的な地域区
角的に考察し,その過程や結果を適切に表現している。
分に基づき,自然,歴史と文化・民族,
・グループワーク
【技】・東南アジアの自然・歴史・文化・産業などに関する統計や主題図・写真など諸資料を適切に収集
農業と変化,ASEANと工業,ASEAN諸
し,収集した資料から,有用な情報を適切に選択して,これを基に,東南アジアについて読み取ったり図
国の変化と諸課題という多様な事象を
・説明、発表
表などにまとめたりしている。
項目ごとに整理して静態的に考察する。
【知】・東南アジアの自然の特徴,東南アジア諸国の多様性に富む文化や民族,歴史的背景をふまえた地
域の変容の実態,ASEAN諸国にみられる農業の変化や工業の発展,地域格差や都市問題の実態など地
域的特色や地球的課題について,項目ごとに整理して静態的に考察する方法を理解し,その知識を身に
つけている。
3節 東南アジア
モンスーンの影響を受ける自然
1 東南アジアの歴史と
多様性に富む文化・民族
2 東南アジアの農業とその変化
3 ASEANの結成と工業の発展
4 ASEAN諸国の変化と諸課題
3
4節 南アジア
三つに分けられる地形と
モンスーンの影響を受ける気候
1 南アジアの歩みとヒンドゥー教
2 インドの農業と農村の変化
3 発展するインドの工業・IT産業
3
1
5節 西アジアと中央アジア
乾燥した大地が広がる二つの地域の
自然
1 イスラームを中心とした生活文化
2 交易を軸に発達した都市
3 めぐまれた資源と産業
【関】・南アジアについて,インドを中心とした地域の自然・歴史・文化・産業などにみられる地域的特色や
地球的課題を基に,南アジアに対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしてい
る。
【思】・南アジアについて,インドのヒンドゥー教を中心とした社会の歴史的背景をふまえた地域の変容や
構造,インドの農業の発展と農村の変化と課題,IT産業の発展のしくみなど地域的特色や地球的課題を,
南アジアについて,形式的な地域区分
項目ごとに整理して静態的に考察する方法を基に多面的・多角的に考察し,その過程や結果を適切に表
に基づき,地形と気候,歩みとヒンドゥー
・グループワーク
現している。
教,インドの農業と農村,工業・IT産業と
【技】・南アジアの自然・歴史・文化・産業などに関する統計や主題図・写真など諸資料を適切に収集し,
いう多様な事象を項目ごとに整理して静
・説明、発表
収集した資料から,有用な情報を適切に選択して,これを基に,南アジアについて読み取ったり図表など
態的に考察する。
にまとめたりしている。
【知】・南アジアの自然の特徴,インドのヒンドゥー教を中心とした社会の歴史的背景をふまえた地域の変
容の実態,インドの農業の発展と農村の変化,IT産業の発展の実態など地域的特色や地球的課題につ
いて,項目ごとに整理して静態的に考察する方法を理解し,その知識を身につけている。
【関】・西アジアと中央アジアについて,乾燥帯が広がる自然環境の地域にみられる地域的特色や地球的
課題を基に,西アジアと中央アジアに対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようと
している。
【思】・西アジアと中央アジアについて,二つのアジア地域のイスラームを中心とした生活文化の歴史的背
景をふまえた地域の変容や構造,交易を軸に発展した都市の共通性の背景,恵まれた資源と産業の共
西アジアと中央アジアについて,乾燥帯
通性と課題などの地域的特色や地球的課題を,類似的な性格の二つの地域を比較して考察する方法を
が広がる自然環境に着目した地域区分
基に多面的・多角的に考察し,その過程や結果を適切に表現している。
・グループワーク
に基づき,自然,イスラームの生活文
【技】・西アジアと中央アジアに関する統計や主題図・写真など諸資料を適切に収集し,収集した資料か
化,交易と都市,資源と産業の面におい
ら,有用な情報を適切に選択して,これを基に,西アジアと中央アジアについて読み取ったり図表などにま ・説明、発表
て,類似的な性格の二つの地域を比較
とめたりしている。
して考察する。
【知】・西アジアと中央アジアの自然の特徴,二つのアジア地域のイスラームを中心とした生活文化の歴
史的背景をふまえた地域の変容の実態,交易を軸に発展した都市や恵まれた資源と産業などの共通す
る地域的特色や地球的課題について,類似的な性格の二つの地域を比較して考察する方法を理解し,そ
の知識を身につけている。
3
【関】・北アフリカとサハラ以南のアフリカについて,中近東文化と中南アフリカ文化の地域にみられる地域
的特色や地球的課題を基に,北アフリカとサハラ以南のアフリカに対する関心と課題意識を高め,それを
意欲的に追究し,捉えようとしている。
【思】・北アフリカとサハラ以南のアフリカについて,中近東文化と中南アフリカ文化の地域の歴史的背景
をふまえた地域の変容や構造,これによって生まれた文化の異質性,一次産品への依存が強い経済構
北アフリカとサハラ以南のアフリカにつ
造とその違い,生活の変化と他地域との結びつきのしくみなどの地域的特色や地球的課題を,対照的な
いて,中近東文化と中南アフリカ文化と
性格の二つの地域を比較して考察する方法を基に多面的・多角的に考察し,その過程や結果を適切に表
いう文化に着目した地域区分に基づき,
・グループワーク
現している。
気候と植生,歴史的背景と文化,一次産
【技】・北アフリカとサハラ以南のアフリカに関する統計や主題図・写真など諸資料を適切に収集し,収集し
品への依存,生活の変化と他地域との
・説明、発表
た資料から,有用な情報を適切に選択して,これを基に,北アフリカとサハラ以南のアフリカについて読み
結びつきの面において,対照的な性格
取ったり図表などにまとめたりしている。
の二つの地域を比較して考察する。
【知】・北アフリカとサハラ以南のアフリカの自然の特徴,中近東文化と中南アフリカ文化の地域の歴史的
背景をふまえた地域の変容の実態,これによって生まれた文化の特徴,一次産品への依存が強い経済
構造の特徴,生活の変化と他地域との結びつきの実態などの地域的特色や地球的課題について,対照
的な性格の二つの地域を比較して考察する方法を理解し,その知識を身につけている。
6節 北アフリカとサハラ以南のアフリカ
赤道を軸に南北で対照的な
二つの地域の気候と植生
1 歴史的な背景によって形成された
多様な文化
2 一次産品への依存が強い産業
3 人々の生活の変化と他地域との結
びつき
5
7節 ヨーロッパ
高緯度でも温暖な気候と安定した大地
1 ヨーロッパの成り立ち
2 結びつくヨーロッパ
3 ヨーロッパの多様な農業と共通農業
政策
4 移り変わるヨーロッパの工業
5 これからのヨーロッパ
ヨーロッパについて,形式的な地域区分
に基づき,気候と大地,ヨーロッパの成り
立ち,域内の結びつき,農業と共通農業
政策,移り変わる工業,これからのヨー
ロッパという多様な事象を項目ごとに整
理して静態的に考察する。
【関】・ヨーロッパについて,ヨーロッパの各地域の自然・歴史・文化・産業などにみられる地域的特色や地
球的課題を基に,ヨーロッパに対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしてい
る。
【思】・ヨーロッパについて,産業革命以来の歴史的背景をふまえた地域の変容や構造,各地域の民族と
宗教の課題,EUを中心とした地域の結びつきと農業・工業のしくみや変化の構造的課題などの地域的特
色や地球的課題を,項目ごとに整理して静態的に考察する方法を基に多面的・多角的に考察し,その過
・グループワーク
程や結果を適切に表現している。
【技】・ヨーロッパの自然・歴史・文化・産業などに関する統計や主題図・写真など諸資料を適切に収集し,
・説明、発表
収集した資料から,有用な情報を適切に選択して,これを基に,ヨーロッパについて読み取ったり図表など
にまとめたりしている。
【知】・ヨーロッパの自然の特徴,産業革命以来の歴史的背景をふまえた地域の変容の実態,各地域の民
族と宗教の特徴,EUを中心とした地域の結びつきと農業・工業の変化の実態などの地域的特色や地球的
課題について,項目ごとに整理して静態的に考察する方法を理解し,その知識を身につけている。
2
-27-
単 元
月
単元と項目
時
数
2
2
8節 ロシア
広大な国土と多様な自然環境
1 ロシアの歴史と社会の変化
2 大きく変化したロシアの産業
3 極東ロシアと日本の結びつき
学習の目標(ねらい)
及び内容
評 価 規 準
言語活動
【関】・ロシアについて,亜寒帯が広がる自然環境の地域にみられる地域的特色や地球的課題を基に,ロ
シアに対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。
【思】・ロシアについて,かつての社会主義国としての歴史的背景をふまえた地域の変容や構造,社会主
義時代からの農業構造の変容,現代ロシアの鉱工業の構造,極東ロシアと日本との関係の課題などの地
ロシアについて,亜寒帯が広がる自然 域的特色や地球的課題を,項目ごとに整理して静態的に考察する方法を基に多面的・多角的に考察し,
環境に着目した地域区分に基づき,歴 その過程や結果を適切に表現している。
・グループワーク
史と社会の変化,変化した産業,極東ロ 【技】・ロシアの自然・歴史・文化・産業などに関する統計や主題図・写真など諸資料を適切に収集し,収集
シアと日本の結びつきという多様な事象 した資料から,有用な情報を適切に選択して,これを基に,ロシアについて読み取ったり図表などにまとめ
・説明、発表
を項目ごとに整理して静態的に考察す たりしている。
る。
【知】・ロシアの自然の特徴,かつての社会主義国としての歴史的背景をふまえた地域の変容の実態,社
会主義時代からの農業構造の変容や現代ロシアの鉱工業の実態,極東ロシアと日本との関係の現状な
どの地域的特色や地球的課題について,項目ごとに整理して静態的に考察する方法を理解し,その知識
を身につけている。
5
9節 アングロアメリカ
南北と東西で異なる自然環境
1 移民国家としての
アメリカ合衆国の発展
2 アメリカ合衆国の人口と都市
3 世界の農業のかぎをにぎる
アメリカ合衆国
4 進展する科学技術と産業
5 世界のなかのアメリカ合衆国
6 アメリカ合衆国との結びつきが強い
カナダ
アングロアメリカについて,ゲルマン文化
という文化に着目した地域区分に基づ
き,自然環境,アメリカ合衆国の移民国
家としての発展,人口と都市,農業,科
学技術と産業,世界のなかのアメリカ合
衆国,アメリカ合衆国との結びつきが強
いカナダという多様な事象を項目ごとに
整理して静態的に考察する。
3
3
10節 ラテンアメリカ
南北と標高で異なる自然環境
1 ヨーロッパ社会の影響が強い文化
2 大土地所有制と農業の変化
3 鉱産資源を基盤とした工業化と
生活の変化
ラテンアメリカについて,ローマン文化と
いう文化に着目した地域区分に基づき,
自然環境,文化,大土地所有制と農業
の変化,工業化と生活の変化という特色
ある事象と他の事象を有機的に関連づ
けて動態的に考察する,
【関】・アングロアメリカについて,移民国家としてのアメリカ合衆国やカナダにみられる地域的特色や地球
的課題を基に,アングロアメリカに対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとして
いる。
【思】・アングロアメリカについて,北西ヨーロッパからの移民が建国した歴史的背景をふまえた地域の変
容や構造,アメリカ合衆国の移民国家としての人種・民族的課題,大都市問題のしくみ,農業と工業の変
化と課題,世界への経済・文化的影響,アメリカ合衆国とカナダの関係のしくみなどの地域的特色や地球
的課題を,項目ごとに整理して静態的に考察する方法を基に多面的・多角的に考察し,その過程や結果
・グループワーク
を適切に表現している。
【技】・アングロアメリカに関する統計や主題図・写真など諸資料を適切に収集し,収集した資料から,有用
・説明、発表
な情報を適切に選択して,これを基に,アングロアメリカについて読み取ったり図表などにまとめたりして
いる。
【知】・アングロアメリカの自然の特徴,北西ヨーロッパからの移民が建国した歴史的背景をふまえた地域
の変容の実態,アメリカ合衆国の移民国家としての人種・民族的特徴,大都市問題の実態,農業と工業
の変化と実態,世界への経済・文化的影響,アメリカ合衆国とカナダの関係などの地域的特色や地球的
課題について,項目ごとに整理して静態的に考察する方法を理解し,その知識を身につけている。
【関】・ラテンアメリカについて,スペインやポルトガルの影響を強く受けた地域的特色や地球的課題を基
に,ラテンアメリカに対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。
【思】・ラテンアメリカについて,先住民の文明がスペインやポルトガルに植民地化された歴史的背景をふ
まえた地域の変容や構造,これによって,複雑な人種・民族構成や大土地所有制による農業の特徴が生
まれたしくみ,鉱産資源を基盤とした工業化の進展と格差の課題などの地域的特色や地球的課題を,特
色ある事象と他の事象を有機的に関連づけて動態的に考察する方法を基に多面的・多角的に考察し,そ
の過程や結果を適切に表現している。
・グループワーク
【技】・ラテンアメリカに関する統計や主題図・写真など諸資料を適切に収集し,収集した資料から,有用な
情報を適切に選択して,これを基に,ラテンアメリカについて読み取ったり図表などにまとめたりしている。 ・説明、発表
【知】・ラテンアメリカの自然の特徴,先住民の文明がスペインやポルトガルに植民地化された歴史的背景
をふまえた地域の変容の実態,これによって生まれた複雑な人種・民族構成や大土地所有制による農業
の特徴,鉱産資源を基盤とした工業化の進展と格差の実態などの地域的特色や地球的課題について,
特色ある事象と他の事象を有機的に関連づけて動態的に考察する方法を理解し,その知識を身につけて
いる。
-28-
「高等学校 倫理」シラバス
科目名
倫理
使用教科書名
学習の到達目標
単位数
2
授業時数
指導学年
70
3
高等学校倫理
(第一学習社)
指導学科
理数科
使用副教材名
人間尊重の精神と生命に対する畏敬の念に基づいて,青年期における自己形成と人間としての在り方生き方に
ついて理解と思索を深めさせるとともに,人格の形成に努める実践的意欲を高め,他者と共に生きる主体とし
ての自己の確立を促し,良識ある公民として必要な能力と態度を育てる。
評価の観点
a.関心・意欲・態度
人間尊重の精神と自己形成に
ついて関心を高め,人格の形成
と生きる主体としての自己の
確立に努める実践的意欲をも
つとともに,これらにかかわる
諸課題を探究する態度を身に
つけ,人間としての在り方生き
方について自覚を深めようと
する。
b.思考・判断・表現
生きる主体としての自己の確
立について広く課題を見いだ
し,人間の存在や価値などにつ
いて多面的・多角的に考察し探
究するとともに,良識ある公民
として広い視野に立って主体
的かつ公正に判断し,その過程
や結果を様々な方法で適切に
表現する。
c.資料活用の技能
青年期における自己形成や人
間としての在り方生き方など
に関する諸資料を様々なメデ
ィアを通して収集し,有用な情
報を主体的に選択して,これら
を自己形成に資するように活
用し,学び方を身につける。
学期
月
学習項目
学習内容(ねらい)および評価の観点
1
4
1章 青年期の課題と自
己形成
①よく生きることを求め
て
②青年期の課題
③自己の探究
1-青年期の心理とパ
ーソナリティ
2-青年期の人間関係
④現代の青年期
・人間の特質とは何かを理解する。
・自分の生きている青年期はどのような位置にあり,ど
のような発達課題があるのかを考える。
・青年期の心身の特徴を把握するとともに,青年期の悩
みの心理的特徴に気づき,悩むことが自己形成につな
がることを理解する。
・高校生の意識調査の結果を分析し,そこに現れている
現代の高校生の特徴を読み取る。
・自分自身の心に起こる状態を防衛機制の図にあてはめ
て考え,ねばり強く欲求を抑制し,調整しながら目標
達成を図る必要性を理解する。
・生きることの意味についていろいろな視点から考え,
今後の自分の生き方に生かす知識として身につける。
・ギリシャの思想家のものの見方・考え方を理解するこ
とにより,古代ギリシャの思想は,私たちにとってど
のような意味をもつのかを考える。
・ソクラテスの「無知の知」やプラトンのイデア論はど
のようなものであるか,両者を比較しながら考察する。
・
「ソクラテスのことば」から「よく生きることこそ大切
である」という彼の信念を読み取る。
・アリストテレスの現実主義の立場を,プラトンのイデ
ア論と対比しながら理解する。
・ポリス中心の考え方にかわり,個人の内面的平安を求
める思想があらわれたことを理解する。
・世界で起こっている宗教を原因とする争いを調べ,宗
教とは何かについて,意欲的に考察する。
・哲学や宗教の意義を考え,先人の生き方を手がかりに,
どのように生きていくべきかを学ぶ。
・イエスの思想をユダヤ教と対比させて,神の愛・律法
の内面化という視点を中心に理解する。
・キリスト教信仰の構造に関心をもち,キリスト教的な
生き方や人間観の特徴を,興味をもって探究する。
・キリスト教が愛の宗教であるといわれるのはなぜかを
多角的・多面的に考察する。
・イスラームはどのようにして誕生したか,ムハンマド
の教えにはどのような特徴があるのか,ユダヤ教やキ
リスト教とはどのように関係するかを理解する。
・メッカの方向を調べるなどして,イスラームの基本的
教義(六信・五行)を実感する。
・
『クルアーン』を読み,日常の生活で行うことまで規定
していることを理解する。
5
6
2章 人間としての自覚
①ギリシャの思想
1-哲学の形成
2-ソクラテス
3-プラトン
4-アリストテレス
5-ギリシャ思想の展
開
②キリスト教
1-ユダヤ教の世界
2-イエス
3-キリスト教の発展
③イスラーム
-29-
d.知識・理解
青年期における自己形成や人
間としての在り方生き方など
にかかわる基本的な事柄を,生
きる主体としての自己確立の
課題とつなげて理解し,人格の
形成に生かす知識として身に
付けている。
a b c d
評価方法
○
○ ・授業態度
○ ○
・発問評価
・提出課題
○ ○
○ ・小テスト
・ノート提出
・定期考査
○ ○
○ ○
○ ○
○
○ ○
○ ・授業態度
・発問評価
・提出課題
○ ○
・小テスト
・ノート提出
○ ○ ○ ・定期考査
○ ○
○ ○
○
○ ○ ○
・授業態度
・発問評価
○
○
・提出課題
・小テスト
○
○ ・ノート提出
・定期考査
○ ○
○
○
○
○
○ ・授業態度
・発問評価
・提出課題
○ ○ ○ ・小テスト
・ノート提出
○
○ ○ ・定期考査
学期
月
学習項目
1
6
④仏教
1-インドの思想文化
2-ゴータマの教説
3-仏教思想の展開
2
学習内容(ねらい)および評価の観点
a b c
・インドの人々はどのような死生観をもっているかを理
解する。
・ゴータマの教えは,深い思索を続ける生き方そのもの
○
であることを理解する。
・日本にもっともなじみの深い宗教である仏教の教えを ○ ○
知り,仏教思想の現代的な意義はどこにあるのかを考
察する。
・
「ゴータマのことば」を味わい,仏教の基本である,人
○ ○
間どうしが支えあいながら生きていくという視点を読
み取る。
・ゴータマが説いた縁起や四諦とは何かを理解する。
○
d
評価方法
○ ・授業態度
・発問評価
○ ・提出課題
・小テスト
○ ・ノート提出
・定期考査
○
○
7
⑤中国の思想
1-中国の思想文化
2-儒家の思想
3-道家の思想
・中国の人々の自然観・人生観を理解する。
○ ・授業態度
・陰陽五行や風水など,身近なものにも中国の思想との ○ ○ ○
・発問評価
かかわりがあることを知り,中国の思想に対する興
・提出課題
味・関心を高める。
・小テスト
・中国の思想は,歴史的に日本にもっとも大きな影響を
○
○ ・ノート提出
与えたものであることを知り,私たちの現在や未来に
・定期考査
どのようかかわっているのかを考察する。
・「『論語』のなかの孔子のことば」から,中国の思想の
○ ○ ○
根本を読み取る。
・西洋と東洋の源流にある思想を比較して,人間の生き ○ ○ ○
方について説いている内容の共通点と相違点を調べ,
発表や討論をする。
9
3章 国際社会に生きる
日本人としての自覚
①日本の風土と伝統
・日本人の精神的特性が,日本の風土とどのように関連
○
○ ・授業態度
しているのかを考える。
・発問評価
・書籍や聞き取り調査などから日本の神話や伝承に関す ○
○ ○ ・小テスト
る諸資料を収集し,古代の日本人がどのような倫理意
・ノート提出
識をもっていたのかを理解する。
・定期考査
②外来思想の受容
1-日本仏教の展開
2-日本儒学の展開
・日本の思想や文化に大きな影響を与えている仏教や儒
○
○
教が日本にどのように伝えられ,どのように変容して
いったのか,その大きな流れを把握する。
・法然,親鸞,一遍,栄西,道元,日蓮に関する資料を ○
○ ○
収集し,鎌倉仏教の各宗派の教義や特色を理解する。
・日本人の価値意識と儒教との関連について理解し,正
○
○
の部分,負の部分をともに検討する。
・授業態度
・発問評価
・提出課題
・小テスト
・ノート提出
・定期考査
③町人意識のめざめと庶
民思想
1-義理と人情
2-国学の成立
3-庶民の思想
4-伝統思想の成熟
・義理と人情,倹約と正直,勤労の倫理など,現代に流 ○ ○
○
れる思想に対する興味・関心を高め,日本人の庶民思
想や勤労倫理の特質はどこにあるのかに気づく。
・国学の思想と私たちの考え方とで,共通するところ, ○ ○ ○
異なるところ,共感するところなどを発表する。
・義理と人情の観念,国学が提唱した人間尊重の思想,
○
○
現代に流れる庶民思想は,どういうものかを理解する。
・授業態度
・発問評価
・提出課題
・小テスト
・ノート提出
・定期考査
④西洋思想との出会い
1-幕末の思想
2-明治の啓蒙思想
3-日本社会とキリス
ト教
4-社会思想の展開
5-近代的自我の確立
6-近代日本の思想課
題
・幕末の思想の特質や,文明開化が日本の伝統社会にど
○
○ ・授業態度
のような変化をもたらしたかを把握する。
・発問評価
・日本の近代思想がどのように展開していったかを理解
○
○ ・提出課題
する。
・小テスト
・日本人のものの見方・考え方のなかで,西洋思想の受 ○
○ ○ ・ノート提出
容によって形成されたと考えられるものについて資料
・定期考査
を収集し,国際社会に生きる日本人としての生き方・
考え方をまとめる。
・日本思想のまとめとして,国際社会に生きる日本人と ○ ○
して,これからの自分の生き方やあり方について考え
る意欲を高め,今後の生き方について考える。
4章 現代に生きる人間
の倫理
①人間の尊厳
1-ルネサンスと宗教
改革
2-人間性の探究
・人間の尊厳にかかわる思想家の思索を通して,西洋の
○
○ ・授業態度
近代人は,人間の尊厳をどこに見いだしていたのかを
・発問評価
考える。
・提出課題
・現代社会において人間の尊厳を自覚することの意義に ○
○ ・小テスト
ついて考える。
・ノート提出
・先哲の思想の中から,人間の尊厳に関わる資料を収集
○ ○ ○ ・定期考査
し,活用する。
10
-30-
学期
月
学習項目
学習内容(ねらい)および評価の観点
2
11
②近代の科学革命と自然
観
1-近代の科学革命
2-経験論と合理論
3-自然観の転換
・近代の科学はどのような背景から生まれてきたのかを
理解する。
・ベーコンやデカルトによる科学的な考え方の特色を理
解し,科学技術の発達と自然との共生についての興
味・関心を高める。
・ベーコンやデカルトの著作を読み,自然は人間の手に
よって操作できるとする新しい自然観をつかむ。
・経験論と合理論の考え方の特色はどこにあるのかを,
自己の課題とつなげて理解する。
・近代ヨーロッパの社会契約説を通して,民主社会の成
り立ちを理解し,民主社会を実現した社会契約の思想
について,多面的・多角的に考察する。
・ホッブズ,ロック,ルソーに関する資料を収集し,社
会契約の思想の違いを整理する。
・現在の政治的自由は,ヨーロッパ近代の市民革命を基
礎づけた思想家たちの考えに基づくことを理解する。
・カントやヘーゲルの思索の内容を整理して理解する。
・西洋近代の思想家たちは,自由の実現についてどのよ
うに考えたのか,多角的・多面的に考察する。
・ベンサムやミルの幸福に対する考え方の違いを理解す
る。
・功利主義の思想からよく生きるとはどういうことかを
理解し,自分自身の生き方につなげる。
・社会主義の生まれた背景とその発展過程,現代の社会
主義について考察する。
・実存主義が追究した生き方とはどのようなものかを理
解する。
・主体的なあり方は,努力をともなう生き方であること
を,実存主義の思想から考察する。
・略伝や図版を活用して,思想家の人生をたどりながら
思想内容を理解する。
・前節までの学習を踏まえ,現代の思想は,それまでの
思想からどのような影響を受け,それらをどのように
乗り越えようとしているかを考察する。
・フロイトやレヴィ-ストロースらの著作を読み,現代の
思想が発見したり注目したりしてきたものは何かを理
解する。
・ロールズやセンの思想から,私たちは何を学ぶことが
できるかを考察し,これからの生き方につなげる。
・実践された倫理をつらぬいた人々の生き方に対する興
味・関心を高め,生命への畏敬や本当の愛とはどのよ
うなものかを理解する。
・さまざまな思想家の主張をふり返りながら,私たちの
生き方はどのようなものであればよいのかを,多面
的・多角的に考察する。
・思想家のことばから,自らの思想をそのままに生き,
一生そのようにし続けた生き方をつかむ。
・クローン技術,遺伝子組み換え,脳死臓器移植,安楽
死と尊厳死,医療における自己決定権などのテーマか
ら,探究したい課題を見いだし,多面的・多角的に考
察する。
・生命をめぐって問題となっている事例を収集し,主体
的に選択して活用する。
・探究した結果を「問題点を話し合う」
「自分の考えを文
章にまとめる」などの方法で適切に表現する。
③自由で平等な社会の実
現
1-社会契約の思想
2-人格の尊厳と自由
-カント
3-人倫と自由の実現
-ヘーゲル
4-功利主義の思想
2
12
④人間性の回復と主体性
の確立
1-社会主義の思想
2-実存主義の思想
3-プラグマティズム
の思想
12
⑤現代の思想と人間像
1-心の深層と無意識
2-近代的理性の批判
3-言語批判と他者
4-正義と偏見
⑥生命への畏敬と社会参
加
1
3
5章 現代の諸課題と倫
理
①生命の問題と倫理課題
1-生殖医療と遺伝子
操作
2-脳死臓器移植と再
生医療
3-自己決定の尊重と
末期医療
②環境の問題と倫理課題
1-有限な地球環境
2-生物多様性と自然
との共生
3-予防原則と世代間
倫理
a b c d
評価方法
○
○ ・授業態度
・発問評価
○ ○
○ ・提出課題
・小テスト
・ノート提出
○ ○ ○ ・定期考査
○
○
○
○ ・授業態度
・発問評価
・提出課題
○ ○ ○ ・小テスト
・ノート提出
○
○ ・定期考査
○ ○ ○
○
○
○
○
○
○
○
○ ・授業態度
・発問評価
○
○ ・提出課題
・小テスト
○
○ ・ノート提出
・定期考査
○
○ ○
○
○ ・授業態度
・発問評価
・提出課題
○ ○ ○ ・小テスト
・ノート提出
・定期考査
○ ○
○
○
○ ・授業態度
・発問評価
・提出課題
○ ○
○ ・小テスト
・ノート提出
・定期考査
○ ○ ○
○ ○
○ ・授業態度
・発問評価
・ノート提出
・レポート作成
○
○
・発表
・定期考査
○ ○ ○
・地球規模だけでなく,身近なところで起こっている環 ○ ○
○ ・授業態度
境問題について調べ,有限な資源を未来の世代にも配
・発問評価
分するには何をすればよいか,環境倫理の考え方はど
・ノート提出
のようなものか,などについて考察する。
・レポート作成
・地球環境問題,環境保護活動,循環型社会をめざす取 ○ ○
○ ・発表
り組み,将来の世代に対する責任などのテーマから,
・定期考査
探究したい課題を見いだし,多面的・多角的に考察す
るとともに,広い視野に立って主体的かつ公正に判断
する。
・探究した結果を「問題点を話し合う」
「自分の考えを文 ○ ○ ○
章にまとめる」などの方法で適切に表現する。
-31-
学期
月
学習項目
学習内容(ねらい)および評価の観点
3
1
③家族・地域社会と倫理
課題
1-少子化と男女共同
参画社会
2-高齢化と地域社会
・少子高齢社会の問題点を,家族の形態や地域社会はど
のように変化してきたか,それらに期待される役割と
はどういったものか,などについて考察する。
・核家族化や少子化の進行にともなう家族関係の変容,
男女共同参画時代の夫婦のあり方,高齢者と地域社会
のあり方などのテーマから,探究したい課題を見いだ
し,多面的・多角的に考察するとともに,広い視野に
立って主体的かつ公正に判断する。
・家族・地域社会をめぐって問題となっている事例を収
集し,主体的に選択して活用する。
・探究した結果を「問題点を話し合う」
「自分の考えを文
章にまとめる」などの方法で適切に表現する。
・情報社会を生きていくために必要な能力,情報モラル
に関する問題などのテーマから,探究したい課題を見
いだし,多面的・多角的に考察するとともに,広い視
野に立って主体的かつ公正に判断する。
・高度情報化やネットワーク社会をめぐって問題となっ
ている事例を収集し,主体的に選択して活用する。
・探究した結果を「問題点を話し合う」
「自分の考えを文
章にまとめる」などの方法で適切に表現する。
2
④情報社会と倫理課題
1-情報の洪水と情報
リテラシー
2-ネットワーク社会
と情報モラル
⑤宗教・文化と倫理課題
1-宗教信仰への理解
と現代世界
2-異文化理解と多文
化共生
⑥国際平和と人類の福祉
1-地球市民として
2-平和な世界に向け
て
・異文化を理解するためには,社会全体でどのような取
り組みが必要かを考察する。
・多様な外国人と交流する際の倫理的課題は何か,など
のテーマから探究したい課題を見いだし,多面的・多
角的に考察するとともに,広い視野に立って主体的か
つ公正に判断する。
・グローバル化が進む現代において,異文化を理解する
にあたり問題となっている事例を収集し,主体的に選
択して活用する。
・探究した結果を「問題点を話し合う」
「自分の考えを文
章にまとめる」などの方法で適切に表現する。
・各国間の経済格差の解消,自立を支援するための援助,
難民や女性・子どもの人権保障,核兵器の廃絶など,
人類全体の福祉実現に向けた取り組みを調べ,地球市
民としての生き方を探究する。
・頻発する地域紛争や民族紛争,難民問題,戦争と核兵
器の廃絶の問題,などのテーマから,探究したい課題
を見いだし,多面的・多角的に考察するとともに,広
い視野に立って主体的かつ公正に判断する。
・人類の福祉をめぐって問題となっている事例を収集し,
主体的に選択して活用する。
・探究した結果を「問題点を話し合う」
「自分の考えを文
章にまとめる」などの方法で適切に表現する。
-32-
a b c d
評価方法
○ ○
○ ・授業態度
・発問評価
・ノート提出
○ ○
○ ・レポート作成
・発表
・定期考査
○
○
○ ○ ○
○ ○
○ ・授業態度
・発問評価
・ノート提出
・レポート作成
○
○
・発表
・定期考査
○ ○ ○
○ ○
○ ・授業態度
・発問評価
○ ・ノート提出
・レポート作成
・発表
・定期考査
○ ○
○
○
○ ○ ○
○ ○
○ ・授業態度
・発問評価
・ノート提出
・レポート作成
○ ・発表
・定期考査
○ ○
○
○
○ ○ ○
「高等学校
科目
政治・経済
使用教科書
「高等学校
学習の到達目標
政治・経済」
(政経 301)についてのシラバス案
単位
2
政治・経済」(第一学習社)
学年
3
理数科
副教材等
「最新政治・経済資料集」(第一学習社)
広い視野に立って,民主主義の本質に関する理解を深めさせ,現代における政治,経済,国際関係などにつ
いて客観的に理解させるとともに,それらに関する諸課題について主体的に考察させ,公正な判断力を養い,
良識ある公民として必要な能力と態度を育てる。
評価の観点
a.関心・意欲・態度
現代の社会と人間にかかわる
事柄に対する関心を高め,意欲
的に課題を追究するとともに,
平和で民主的なよりよい社会
の実現に向けて参加,協力する
態度を身に付け人間としての
在り方生き方についての自覚
を深めようとする。
学期
月
4
b.思考・判断・表現
現代の社会と人間にかかわる
事柄から課題を見いだし,社会
的事象の本質や人間の存在及
び価値などについて広い視野
に立って多面的・多角的に考察
し,社会の変化や様々な考え方
を踏まえ公正に判断して,その
過程や結果を適切に表現して
いる。
学習項目
第1編 現代の政治
第1章 民主政治の基本
原理と日本国憲法
①政治と法の機能
②人権保障と法の支配
③議会制民主主義と世
界の政治体制
④日本国憲法の基本原
理
⑤平和主義と自衛隊
⑥基本的人権の保障と
新しい人権
5
1
⑦国会の組織と立法
⑧内閣の機構と行政
⑨裁判所の機能と司法
制度
⑩地方自治制度と住民
の権利
6
c.資料活用の技能
現代の社会と人間にかかわる
事柄に関する諸資料を収集し,
有用な情報を適切に選択して,
効果的に活用している。
学習内容(ねらい)および評価の観点
a
・民主政治の本質を把握しながら,政治と私たちとの関 ○
わりについて理解する。
・法に関する基本的な見方や考え方を把握しながら,法 ○
の意義について理解する。
・基本的人権が確立するまでの歩みを理解しながら,人 ○
権保障の国際的な広がりについて考察する。
・民主主義の発展について理解するとともに,各国の政 ○
治体制について諸資料を利用して調査する。
・日本国憲法の成立過程を把握しながら,日本国憲法の ○
三大原理について理解する。
・大日本帝国憲法と日本国憲法の違いを考察し,それぞ ○
れの憲法の本質について理解する。
・天皇の地位と役割について,国民主権と関連させて理 ○
解する。
・日本国憲法をめぐる論点について関心を高める。
○
・個人の尊厳,自由,平等などの社会的価値について把 ○
握しながら,権利相互の関係や人権をめぐる諸課題に
ついて理解する。
・自由権や社会権,参政権などの基本的人権や新しい人 ○
権について理解を深め,その本質を把握する。
・人権に関する判例を活用しながら,権利と義務との関 ○
係や,「公共の福祉」の概念について理解する。
・国会,内閣,裁判所などの政治機構にふれながら,主 ○
権者としての政治に対する関心を高めるとともに,そ
れぞれの役割について理解する。
・日本国憲法下での立法・行政・司法のあり方について, ○
問題点も含め,幅広い視点から考察する。
・二院制の意義や法律の制定過程,衆議院の優越など, ○
国会に関する基本的事項について把握しながら,国会
の課題についても関心を高める。
・現代の福祉国家の下では,国家機能が複雑化・大規模 ○
化して,行政府の役割が増大したことを理解する。
・裁判員制度について理解し,報道資料などから国民の ○
司法参加の意義を考察するとともに,刑罰の意義や犯
罪被害者の救済,犯罪者の更生について関心を高める。
・地方自治の本旨を把握しながら,地方分権と住民の権 ○
利について理解し,国と地方の関係を考察する。
・地方財政の現状と地方自治の課題について関心を深め, ○
報道資料などから自分の住んでいる地域の実情を調査
する。
-33-
d.知識・理解
現代の社会的事象と人間とし
ての在り方生き方とにかかわ
る基本的な事柄を理解し,その
知識を身に付けている。
b c d
評価方法
○
○ ・授業態度
・発問評価
○
○ ・小テスト
・提出課題
○
○ ・定期考査
○ ○ ○
○
○
○ ・授業態度
・発問評価
○ ・小テスト
・提出課題
○ ・定期考査
○
○
○
○
○
○
○
○ ○ ○
○
○
○ ・授業態度
・発問評価
・小テスト
○ ・提出課題
・定期考査
○
○
○
○
○ ○ ○
○
○
○ ○ ○
学期
月
学習項目
⑪政党政治と選挙制度
⑫民主政治における世
論の役割
1
7
9
2
10
11
12
第2章 現代の国際政治
と日本
①国際社会と国際法
②国際連合の組織と役
割
③国際政治の動向
④国際紛争と難民問題
⑤国際平和と日本の役
割
第2編 現代の経済
第1章 現代経済のしく
みと特質
①経済社会の発展
②経済主体と経済活動
③市場経済の機能と限
界
④経済成長と景気変動
⑤財政のしくみとはた
らき
⑥金融のしくみとはた
らき
⑦物価の動き
⑧日本経済の歩み
⑨中小企業の地位と役
割
⑩農業の現状と課題
⑪消費者問題
⑫高度情報社会の進展
と課題
学習内容(ねらい)および評価の観点
a
・日本の選挙制度について把握しながら,政党や圧力団 ○
体の行動とその意義を理解する。
・政党政治や選挙,国民の政治意識や政治行動の特徴な ○
どを理解しながら,政治への関心を高める。
・選挙結果や投票率の分析・動向などを,さまざまな情 ○
報手段を活用して調査し,主権者としての参政のあり
方について考察する。
・マス・メディアの役割と問題点を理解し,世論の果た ○
す役割が大きいことについて理解する。
・特定の政治的志向をもたない人々の増大や,政治的無 ○
関心の広がりについて考察する。
・国際社会の成立過程を把握しながら,実際には国家間 ○
でさまざまな格差があることを理解する。
・国際政治と国内政治の違いや,国際法や国際裁判の意 ○
義を理解する。
・グローバル化の進展により,国際社会ではNPOや多 ○
国籍企業など国家以外の機関や組織が活動しているこ
とを理解する。
・国際連盟と国際連合の違いを把握しながら,国際連合 ○
の役割,国際連合が抱えている課題について理解する。
・冷戦終結後の国際社会の動向について把握するととも ○
に,冷戦終結後の世界が冷戦時代と比べてどのように
変化したのか理解する。
・民族紛争を例に,複雑な国際関係を幅広い視点から考 ○
察するとともに,国際社会における文化や宗教の多様
性について理解する。
・国際平和に関する問題について,メディアを利用して ○
調査し,国際平和のために日本が貢献できることにつ
いて,多角的な視点で考察する。
・資本主義経済の特徴を,社会主義経済の特徴と比較し ○
ながら,現代経済の特質について理解する。
・家計・企業・政府が互いにどのように関わりあいなが ○
ら国民経済を構成しているのか理解する。
・株式会社とはどのようなものか,所有と経営の両面か ○
ら理解するとともに,企業の社会的責任について関心
を高める。
・市場の基本である「需要と供給との関係」について,正 ○
しく理解する。
・独占,寡占状態の市場での消費者に対する影響と,そ ○
の弊害を排除するための措置について理解する。
・国民所得の構成や景気変動,経済成長について,諸資 ○
料を利用して,日本と諸外国の現状を比較する。
・財政の基本的なしくみや役割,租税の意義について理 ○
解しながら,その使途について関心を高める。
・日本の財政の現状について,報道資料などから調査し, ○
公債残高の膨張が将来に及ぼす影響を考察する。
・金融のしくみや役割,日本銀行の金融政策,金融の自 ○
由化などの金融に関する環境の変化を理解する。
・物価の変動要因を理解するとともに,物価の変動が国 ○
民経済に及ぼす影響について考察する。
・人々の生活が豊かになる一方で,公害などの社会問題 ○
が発生したことを認識する。
・大企業と中小企業の違いや日本経済において中小企業 ○
が果たしている役割について理解する。
・日本の農業が直面している課題について理解する。
○
・消費者問題の現状や消費者運動,さまざまな法制度に ○
ついて,諸資料を利用して調査する。
・クレジットやローンなどが日常生活で果たしている役 ○
割と,多重債務問題について理解する。
・情報化が政治・経済・国民生活に及ぼす影響や,高度 ○
情報社会の課題について理解する。
-34-
b c d
評価方法
○
○ ・授業態度
・発問評価
○
○ ・小テスト
・提出課題
○ ○ ○ ・定期考査
○
○
○
○
○
○
○ ・授業態度
・発問評価
○ ・小テスト
・提出課題
○ ・定期考査
○
○
○
○
○
○
○
○ ○ ○
○
○
○ ・授業態度
・発問評価
○ ・小テスト
・提出課題
○ ・定期考査
○
○
○
○
○
○ ○ ○
○
○ ・授業態度
・発問評価
○ ○ ○ ・小テスト
・提出課題
○
○ ・定期考査
○
○
○
○
○
○ ・授業態度
・発問評価
○
○ ・小テスト
○ ○ ○ ・提出課題
・定期考査
○
○
○
○
学期
月
学習項目
⑬労働問題
⑭社会保障制度の充実
⑮環境保全と資源・エ
ネルギー問題
3
1
3
3
2
第2章 国民経済と国際
経済
①国際経済のしくみ
②国際協調と国際経済
機関の役割
③国際経済の諸問題と
日本の役割
学習内容(ねらい)および評価の観点
a
・労働基本権と労働三法の基本的内容とその意義を理解 ○
する。
・メディアを利用して,若年層・女性・中高年・障害者・ ○
外国人労働者など最近の労働問題をさまざまな視点で
調査する。
・日本の社会保障制度を体系的に捉えるとともに,現在 ○
の制度上の問題点と課題について考察する。
・すべての人が社会に参画するための方法を,諸資料を ○
利用して調査する。
・化石燃料・原子力発電・新エネルギーのそれぞれの違 ○
いとメリット・デメリットを理解する。
・深刻化している地球的規模の環境問題に関心をもち, ○
どのように乗りこえるべきか考察する。
・国際経済に関する基本的な概念や理論を理解する。
○
・国際収支の基本的な構成を把握しながら,経済摩擦の ○
要因である不均衡が生じる原因について理解する。
・為替相場のメカニズムについて把握しながら,円高・ ○
円安が国内の産業にどのように影響するか理解する。
・グローバリゼーションにともなうヒト,モノ,カネの ○
国際的な移動が,国際経済に与える影響について,関
心を高める。
・地域的経済統合やFTA・EPAについて関心をもち, ○
諸資料を利用しながら具体的に考察する。
・先進国と発展途上国の経済格差や新興国の台頭につい
て把握しながら,日本が南北問題の解決に向けてどの ○
ような役割が期待されているか考察する。
-35-
b c d
評価方法
○
○ ・授業態度
・発問評価
○ ○ ○ ・小テスト
・提出課題
・定期考査
○
○
○ ○ ○
○
○
○
○
○
○
○ ・授業態度
○ ・発問評価
・小テスト
○ ・提出課題
・定期考査
○
○
○
○ ○ ○
○
○
北山高等学校
校 長
平成 28年度 【保健体育科シラバス】
科目名
体
対象学科・学年
育
3年 理数科
教 頭
検
印
単位数
履修
2単位
必履修
1.
【保健体育】科の目標
1:運動の合理的実践を通して、運動の技能や体力の向上を図るとともに、運動の楽しさや、喜びを味わい、生涯を通して継続的に運動
を実践できる能力や態度を養う。
2:自他の生命を尊重し、生涯を通じて健康で安全な生活を送るため、基礎的な知識を理解させ、自主的に健康な生活を実践することの
できる能力と態度を育成することを養う
2.
【体育】の目標
1:各種の運動の合理的な実践を通して、運動技能を高め運動の楽しさや喜びを深く味わうことができるようにするとともに、からだの
調子を整え、体力の向上を図り、公正・協力・責任などの態度を育て、生涯を通じて断続的に運動ができる資質や能力を育てる。
3.体育の概要
学期
1学期
月
4
オリエンテーション
男
子
体
育
女
子
体つく
り運動
5
6
7
9
2学期
10
11
球技選択②
球技選択①
球技の種目
バスケ・バレー
卓球・バド
体育理論
水泳
・平泳ぎ
・クロール
水泳
・平泳ぎ
・クロール
体育理論
球技選択①
球技の種目
バスケ・バレー
卓球・バド
球技選択③
バレ-、卓球
バスケット
バドミントン
体育理論
サッカー、
テニス
ソフトボール
球技選択②
球技選択③
サッカー、
テニス
ソフトボール
体育理論
バレ-、卓球
バスケット
バドミントン
12
長
距
離
走
武道・ダンス
体育理論
長
距
離
走
武道・ダンス
体躯理論
1
3学期
2
3
陸上競技
・短距離
・投 擲
・跳 躍
体育理論
.到達目標
新体力テストの実施に伴い、全国平均値を目標とする。
5.評価の観点
体育の評価は「関心・意欲・態度」
「思考・判断」
「技能」
「知識・理解」の4観点の内容をもとに,領域(種目)ごとに評価規準をつくり、
日頃の授業の中で下の表にまとめた方法で評価を行い,「成績」資料とする。
関心・意欲・態度
評価の観点および内容
・運動の楽しさや喜びを深く味わうことができるよう自ら進んで計画的に運動しようとしているか。
・公正,協力,責任などの社会的態度が身に付いているか。
・健康や安全に留意して運動しようとしているか。
思考・判断
・自己やグループの能力と運動の特性に応じた課題を見つけ出しているか
・課題解決めざして,活動の仕方を考え工夫しているか
運動の技能
・自己の能力と運動の特性に応じた課題解決をめざして運動を行い技能を高めているか。
・自己の体力や生活に応じて体力を高めるための運動の行い方を身につけているか。
知識・理解
・運動技術のしくみと運動の学び方について理解できているか。
6.成績評価の方法
実技テスト、教師による観察、生徒による自己評価・相互評価等
7.使用教材
特になし
8.履修上の注意
-36-
北山高等学校
9.年間指導計画及び授業進度予定表
学
期
月
種 目
指導内容・指導項目等
オリエンテーション
「体育」学習について
4
体つくり
運動
5
水 泳
1
学
期
2
体ほぐし運動
リズム体操,ペアでストレッチなど
体力を高める運動
持久走、柔軟運動、力強さを高める運動など
新体力テストの実施
<男子>
水泳
重点(指導)目標
時数
「体育」学習の意義や内容,評価の方法
について理解する。
選択制授業の意義,学び方(課題解決学
習)等について知る。
自分の体の状態を知り身体をほぐした
り,体力を高める運動を行なう。また,
生活の中で計画的に実践できるように
する。
評価の
観点
備 考
(使用器等)
評
価
の
観
点
を
参
照
4
<女子>
球技選択①
<水泳>
自分の目標に応じた泳ぎ方をマ
スターし,速く泳いだり続けて長
く泳いだりすることができるよ
うにする。
クロール・平泳ぎ・背泳ぎ
バレーボール・バスケットボール
バタフライ
テニス・卓球・バドミントン
・水泳の基礎・基本となる技能の
ソフトボール・サッカー
習得をする
ハンドボール
・挑戦したい泳法で速く泳いだ
り,続けて長く泳げるようにす ・互いのよさを生かしてチーム編成
る。
をする。
(簡易ゲーム)
・救急法や心肺蘇生法について知
・練習を工夫しながらチームや個
り実習を行なう。
人の特徴を生かした作戦やルー
ルの工夫を通して,対抗戦を行な
う。
・チームや個人の高まった力を生
かし相手チームに対する作戦を
工夫しながらリーグ戦を行なう。
評
価
の
観
点
を
参
照
<球技>
チームの課題や自分の課題に応
じて技能を高め,作戦を生かした
攻め方守り方の展開をしたゲー
ムができるようになる。
<球技>
球技(選択)
6
球技選択①
水泳
バレーボール・バスケットボール
クロール・平泳ぎ・背泳ぎ
バタフライ
テニス・卓球・バドミントン
ソフトボール・サッカー
ハンドボール
・互いのよさを生かしてチーム編成
をする。
(簡易ゲーム)
体育理論
7
・練習を工夫しながらチームや個
人の特徴を生かした作戦やルー
ルの工夫を通して,対抗戦を行な
う。
・チームや個人の高まった力を生
かし相手チームに対する作戦を
工夫しながらリーグ戦を行なう。
チームの課題や自分の課題に応
じて技能を高め,作戦を生かした
攻め方守り方の展開をしたゲー
・水泳の基礎・基本となる技能の
習得をする
・挑戦したい泳法で速く泳いだ
り,続けて長く泳げるようにす
る。
・救急法や心肺蘇生法について知
り実習を行なう
ムができるようになる。
<水泳>
自分の目標に応じた泳ぎ方をマ
スターし,速く泳いだり続けて長
く泳いだりすることができるよ
うにする。
18
1学期授業時数合計
-37-
24
北山高等学校
学
期 月
種 目
指導内容・指導項目等
球技選択②(屋内)
球技選択②(屋外)
バレーボール・バスケットボール
テニス・ソフトボール・サッカー
<ダンス>
自分の選択した踊り感じを込めて踊っ
たりみんなで楽しく踊ったりして交流
し発表することができるようにする。
卓球・バドミントン、ハンド
9
球技(選択)
・互いのよさを生かしてチーム編成 ・互いのよさを生かしてチーム編成
をする。
(簡易ゲーム)
をする。
(簡易ゲーム)
・練習を工夫しながらチームや個
人の特徴を生かした作戦やルー
ルの工夫を通して,対抗戦を行な
う。
・チームや個人の高まった力を生
かし相手チームに対する作戦
を工夫しながらリーグ戦を行
なう。
・練習を工夫しながらチームや個
人の特徴を生かした作戦やルー
ルの工夫を通して,対抗戦を行な
う。
・チームや個人の高まった力を生
かし相手チームに対する作戦を
工夫しながらリーグ戦を行なう。
10
備 考
( 使用器
等)
評
価
の
観
点
を
参
照
<器械運動>
自分の力に応じて選んだ運動の技能を
高め技がスムーズにできるようにする。
<球技>
球技選択③(屋外)
球技選択③(屋外)
*授業内容等は選択②の通り
*授業内容等は選択②の通り
チームの課題や自分の課題に応
じて技能を高め,作戦を生かした
学
攻め方守り方の展開をしたゲー
ムができるようになる。
期
11
評価の
観点
12
球技(選択)
2
重点(指導)目標
時数
陸上競技
陸上(長距離走)
陸上(長距離走)
・実態把握(それぞれの種目を測
定する)
・走・跳・投の運動を、仲間と競
争したり,自分の記録に挑戦し
ていく。
・実態把握(それぞれの種目を測
定する)
・走・跳・投の運動を、仲間と競
争したり,自分の記録に挑戦し
ていく。
武道・ダンス 武道・ダンス(選択)
<陸上競技>
自分の力に応じて選んだ運動の技能を
高め,競技したり記録の向上をめざす。
<武道>
自分の力に応じた運動の技能を高め,相
手の動きに対応した攻め方や守り方を
展開して試合ができるようになる。
武道・ダンス(選択)
ダンス
・自己の能力に応じて運動技能を
高め、相手の動きに対応した攻 現代的なリズムのダンス
防を展開して練習や試合がで 創作ダンス
きるようにする。
・自分にあっ フォークダンス
た得意技を身につけ試合を行 郷土の踊り
なう。
・・いろいろなリズムを簡単な動き
12
体育理論
評
価
の
観
点
を
参
照
でとらえリズムにのって踊る
・・グループで好きな曲を選んで踊
ったり、作品を作る。
18
2学期授業時数合計
1 武道・ダンス
武道・ダンス(選択)
武道・ダンス(選択)
・発表会を企画・運営する。
・発表会を企画・運営する。
30
<武道>
参評
自分の力に応じた運動の技能を高め,相 照 価
手の動きに対応した攻め方や守り方を
の
観
展開して試合ができるようになる。
点
9
3
学
2
期
陸上競技
体育理論
を評
参価
自分の力に応じて選んだ運動の技能を 照 の
観
点
高め,競技したり記録の向上をめざす。
<陸上競技>
陸上競技
陸上競技
・実態把握(それぞれの種目を測
定する)
・走・跳・投の運動を、仲間と競
争したり,自分の記録に挑戦し
ていく。
・実態把握(それぞれの種目を測
定する)
・走・跳・投の運動を、仲間と競
争したり,自分の記録に挑戦し
ていく。
体育理論
体育理論
3
7
到達目標を達成できたか自己評価( )内は達成率
A(80%以上),B(65%以上),C(40%以上),D(40%未満)
<次年度の課題>
3学期授業時数合計 16
年間授業時数
選択種目の種目拡大。ダンス授業の創意工
夫。
-38-
70
科目名
コミュニケーション英語Ⅲ
単位数
学年
クラス
4単位
3学年
普通科・理数科
1.目標
学習の
到達目標
英語を通じて,積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を育成するとと
もに,情報や考えなどを的確に理解したり適切に伝えたりする能力をさらに
伸ばし,社会生活において活用できるようにする。
2.評価の観点及び評価方法
評価の観点
b.外国語表現の能力
c.外国語理解の能力
a.コミュニケーション
d.言語や文化について
への関心・意欲・態度
の知識・理解
コミュニケーションに関 外国語で話したり書いた 外国語を聞いたり読んだ 外国語の学習を通して,
心をもち,積極的に言語 りして,情報や考えなど りして,情報や考えなど 言語やその運用について
活動を行い,コミュニケ を適切に伝えている。
を的確に理解している。 の知識を身につけている
ーションを図ろうとす
とともに,その背景にあ
る。
る文化などを理解してい
る。
上記の評価観点を踏まえ、次のような配分で総合評価を行う。評価は学期ごとに 100 点法で行ない、
学年末には5段階評価とする。その区分けについては本校の規則に則る。
定期考査
おもに筆記テスト
パフォーマンステスト
プレゼンテーション・ライティングなど
出席状況・授業態度・取組意欲・
ノート・宿題などの提出
20%
20%
60%
3.使用教科書教材等
4.授業の展開と形態
Vivid English Communication Ⅲ(第一学習社)、 最新英語入門(浜島書店)
3年普通科を理数科をそれぞれ少人数クラスに展開して行う。
5.その他:履修上の留意点等
① 授業で学んだことは必ず復習し、定着させることに努める。
②
課題は必ず期限を守って取り組むこと。
「選択英語総合演習」シラバス 年間計画及び評価の観点等
学期
月
学習項目
学習内容
1
学
期
4
月
オリエンテー
ション
「コミュニケーション英語Ⅲ」の学習目標,学習上の
留意点,使用教材,年間計画,評価方法などについて
説明する。
Get Ready 1
<ねらい>
意味のまとまりごとに区切って英文を読み,内容を把
握することができる。
○
<ねらい>
英文を読み,代名詞の指す内容を理解することができ
る。
○
Get Ready 2
a b c d
-39-
言語活動
評価の方法
・ペアワーク
・グループワーク
・授業での取り
組み
・課題などの提
出状況
学期
月
学習項目
5
月
Get Ready 3
Get Ready 4
6
月
2
学
期
Get Ready 5
学習内容
a b c d
<ねらい>
つなぎの語句に注意して英文を読み,文と文の関係や
論の展開をつかむことができる。
○
<ねらい>
英文を読み,主題文と指示文がどれであるか把握し,
パラグラフ全体の概要をつかむことができる。
○
<ねらい>
英文を読み,導入・展開・まとめなど文章の構成を把
握し,英文全体の流れをつかむことができる。
○
Lesson 1
Happy
Nations
<題材内容とねらい>
・コスタリカとブータンの例から,幸福を測る指標に
ついて読み取らせる。
・幸福であるとはどういうことか,自ら考えさせる。
・自分に幸福を感じさせるものや日本国民を幸せにす
るためのアイディアを発表させる。
<言語材料>
助動詞+have+過去分詞,独立不定詞を理解し,文を
作ることができる。
7
月
Lesson 2
“Gamification
”: Games May
Save
the
World
<題材内容とねらい>
・
「ゲーミフィケーション」の理論と,それが私たちの
生活に活用されている例を読み取らせる。
・
「ゲーミフィケーション」がもたらす効果や,今後ど
のような分野に応用されうるかについて自ら考えさ
せる。
・オンラインゲームや節電方法について発表させる。
<言語材料>
省略,無生物主語を理解し,文を作ることができる。
9
月
Lesson 3
Spider Silk
Spun
into
Violin Strings
<題材内容とねらい>
・クモの糸でできた弦が使われたバイオリンの特徴に
ついて読み取らせる。
・クモの糸のもつ可能性について自ら考えさせる。
・クモの巣と楽器について発表させる。
<言語材料>
代動詞,部分否定を理解し,文を作ることができる。
Lesson 4
A Girl Goes
on Dancing
<題材内容とねらい>
・ローザンヌ国際バレエコンクールで優勝した菅井円
加さんの活躍について読み取らせる。
・菅井円加さんのバレエに取り組む姿勢について自ら
考えさせる。
・踊りや運動について発表させる。
<言語材料>
完了形(受け身),分詞構文(過去分詞)を理解し,文
を作ることができる。
Lesson 5
Can
Cellphone
Recycling
Help African
Gorillas?
<題材内容とねらい>
・携帯電話のリサイクルがコンゴのゴリラとどのよう
な関わりがあるかを読み取らせる。
・生物や環境を守る取り組みについて自ら考えさせる。
・リサイクル製品や絶滅の危機に瀕した動物について
発表させる。
<言語材料>
It is said that …,比較級+and+比較級を理解し,文
を作ることができる。
10
月
-40-
言語活動
評価の方法
○
○ ○ ・ペアワーク
・グループワーク
○
○ ○ ・パフォーマンス
○ ○
テスト
(ライティング・
プレゼンテーシ
○ ○
○
ョン)
・授業での取り
組み
・課題などの提
出状況
・評価問題
・パフォーマン
ステスト
○
○ ○ ・ペアワーク
・グループワーク
○
○ ○ ・パフォーマンス
テスト
(ライティング・
○ ○
プレゼンテーシ
ョン)
○ ○
○
・授業での取り
組み
・課題などの提
出状況
・評価問題
・パフォーマン
ステスト
・ペアワーク
○ ○ ・グループワーク
・パフォーマンス
○
○ ○
テスト
○ ○
(ライティング・
プレゼンテーシ
○ ○
○
ョン)
・授業での取り
組み
・課題などの提
出状況
・評価問題
・パフォーマン
ステスト
○
・授業での取り
組み
・課題などの提
出状況
・評価問題
・パフォーマン
ステスト
○
○ ○ ・ペアワーク
・グループワーク
○
○ ○ ・パフォーマンス
テスト
○ ○
(ライティング・
プレゼンテーシ
○ ○
○
ョン)
○
○ ○
・ペアワーク
・グループワーク
○
○ ○
・パフォーマンス
テスト
○ ○
(ライティング・
プレゼンテーシ
ョン)
○ ○
○
・授業での取り
組み
・課題などの提
出状況
・評価問題
・パフォーマン
ステスト
学期
月
学習項目
学習内容
11
月
Lesson 6
Gagaku, the
Music of the
Universe
<題材内容とねらい>
・東儀秀樹さんの雅楽と日本文化についての考え方を
読み取らせる。
・自国の文化に対する理解を深め,雅楽の魅力につい
て考えさせる。
・日本の伝統音楽や伝統芸能について発表させる。
<言語材料>
分詞構文(完了形)
,関係副詞の非制限用法を理解し,
文を作ることができる。
Lesson 7
Etymology:
Wonders
of
Words
<題材内容とねらい>
・語の歴史や起源について読み取らせる。
・英単語の語源や語義変化について考えさせる。
・英単語に関して自分のもっている知識を発表させる。
<言語材料>
文修飾副詞,準否定語を理解し,文を作ることができ
る。
Lesson 8
A Lesson from
Steve
Jobs’
Life
<題材内容とねらい>
・スティーブ・ジョブズの生き方や考え方を読み取ら
せる。
・自分の人生を生き抜くことの大切さについて自ら考
えさせる。
・自分にとって特別な人や印象的な出来事を発表させ
る。
<言語材料>
more A than B,強調構文を理解し,文を作ることがで
きる。
Lesson 9
Water:
The
Biggest
Problem
in
the Century
<題材内容とねらい>
・世界で起こっている水危機の現状を読み取らせる。
・水危機の解決のためにできることを自ら考えさせる。
・節水の方法や,雨水と再利用水の利用法について発
表させる。
<言語材料>
未来のことを表す仮定法,if it were not for … [if it
had not been for …]を理解し,文を作ることができる。
Lesson 10
A Lucky Child
<題材内容とねらい>
・ホロコーストの悲劇を生き残ったトミー少年の人生
を読み取らせる。
・平和と人権の尊さについて自ら考えさせる。
・幸運な経験,人を手助けした経験や手助けしてもら
った経験について発表させる。
<言語材料>
have+O+過去分詞,as if+仮定法を理解し,文を作る
ことができる。
Further
Reading 1
Information
Please
<題材内容とねらい>
・既習の言語材料に関する知識を使いながら,長めの
物語文を読ませて,その概要を読み取らせるととも
に,英文読解の楽しさを体験させる。
・出来事の推移,各場面における登場人物の心理など
について,読み取らせる。
12
月
3
学
期
1
月
2
月
3
月
Further
Reading 2
Becky and the
Wolf
a b c d
<題材内容とねらい>
・既習の言語材料に関する知識を使いながら,長めの
物語文を読ませて,その概要を読み取らせるととも
に,英文読解の楽しさを体験させる。
・出来事の推移,各場面における登場人物の心理など
について,読み取らせる。
-41-
○
言語活動
○ ○
評価の方法
・ペアワーク
・グループワーク
○
○ ○
・パフォーマンス
テスト
○ ○
(ライティング・
プレゼンテーシ
○ ○
○
ョン)
・授業での取り
組み
・課題などの提
出状況
・評価問題
・パフォーマン
ステスト
○
○ ○ ・ペアワーク
○
○ ○ ・グループワーク
・パフォーマンス
○ ○
テスト
(ライティング・
プレゼンテーシ
○ ○
○
ョン)
・授業での取り
組み
・課題などの提
出状況
・評価問題
・パフォーマン
ステスト
○
○ ○
・ペアワーク
・グループワーク
○
○ ○
・パフォーマンス
テスト
○ ○
(ライティング・
プレゼンテーシ
ョン)
○ ○
○
・授業での取り
組み
・課題などの提
出状況
・評価問題
・パフォーマン
ステスト
・ペアワーク
○ ○
・グループワーク
○ ○
・パフォーマンス
テスト
○ ○
(ライティング・
プレゼンテーシ
ョン)
○ ○
○
・授業での取り
組み
・課題などの提
出状況
・評価問題
・パフォーマン
ステスト
○
・授業での取り
組み
・課題などの提
出状況
・評価問題
・パフォーマン
ステスト
○
○
○ ○ ・ペアワーク
・グループワーク
○
○ ○ ・パフォーマンス
○ ○
テスト
(ライティング・
プレゼンテーシ
○ ○
○
ョン)
○
○
○
○
○ ○
・ペアワーク
・グループワーク
○ ○
・パフォーマンス
テスト
(ライティング・
○ ○
プレゼンテーシ
ョン)
○ ○
・授業での取り
組み
・課題などの提
出状況
・評価問題
・パフォーマン
ステスト
科目名
英語総合演習
単位数
学年
クラス
2単位
3学年
理数科
1. 目標
外国語を通じて、言語や文化に対する理解を深め、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の
育成を図り、情報や相手の意向などを理解したり自分の考えなどを表現したりする実践的コミュニケーシ
ョン能力を養う。特にこの授業では、比較的に複雑で長い英語の文章を短時間で読み解くスキルを身に付
けること、日常的な暮らしにおける場面ごとの会話に慣れ親しむことを目標に、毎回「読む」「書く」「聞く」
「話す」の4分野を総合的に学習する。
2.
評価の観点及び評価方法
コミュニケーションに関心を持ち、積極的に言語活動を行
関心・意欲・態度
い、コミュニケーションを図ろうとする。
定期考査や小テスト(単語、
英語を用いて、必要な情報や自分の考えを伝えるための表
表現の能力
読解、聞き取り)を用いて英
語力の伸張度を検査し、その
現力をつける。
英語を読んだり、聞いたりして、相手が伝えようとするこ
理解の能力
評価方法
結果に応じた評価を出す。ま
た平素の授業では英語を使
とや情報をより正確に理解する。
おうとする積極性、課題への
英語の学習を通して、言語やその運用についての知識を身
知識・理解
に付けるとともにその背景にある文化などを理解する。
取り組みやノートやファイ
ルの提出具合を評価する。
上記の評価観点を踏まえ、次のような配分で総合評価を行う。評価は学期ごとに 100 点法で行ない、
学年末には5段階評価とする。その区分けについては本校の規則に則る。
知識・理解・表現
定期考査、小テスト
関心・意欲・態度
出席状況・授業態度・取組意欲・ノート・宿題などの提出
70%
30%
3.使用教科書教材等
教科書: 英語総合問題集 seek neo
③
(第一学習社)
4.授業の展開と形態
3年理数科で、総合英語演習を選択した生徒を対象に行なう。指定された教材を主体に類似問題をくり返
し解くことで英語表現を自ら使いこなせるようにする。
5.学習方法
①
毎時の授業の予習として、演習問題はあらかじめ解答しておくこと。
②
授業で行なう演習には積極的に参加し、進んで英語を使うように努めること。
③
教科書で取り上げられた項目に合わせ、音声面の学習(発話、聞き取り)にも力を入れること。
④
長文読解問題の題材を通して、知識を豊かにするとともに自分なりの考えや意見を持つこと。
-42-
6.その他:履修上の留意点等
①
授業で学んだことは必ず復習し、定着させることに努める。
②
課題は必ず期限を守って取り組むこと。
③
自分から進んで英語に使うように心がける。
「選択英語総合演習」シラバス
月
配当
時間
4
月
課
1
Grammar & Writing
文
7
時
7
2
5
月
3
Listening
Reading
型
自己紹介【センター試験
笑いで病気を治し
毎時間の課題への
第1文型~第5文型
第2問】対応
た男。
取り組み(宿題)
制①
学校生活【センター試験
迷信について
毎時間の課題への
未来を表す表現・英訳問題
時
7
年間計画及び評価の観点等
制②
第3問】―A
現在時制と現在完了
対応
評
価
取り組み(宿題)
余暇・趣味
妻が夫に出したお
毎時間の課題への
形・過去時制と過去完了形・現在
【センター試験第3問】
かしな難問。
取り組み(宿題)
完了進行形・過去完了進行形
―A
ほめ言葉について
毎時間の課題への
対応
中間テスト
助
7
7
5
道案内
【センター試験第2問】
助動詞+have +過去分詞
対応
受
7
詞
may, must, can, should
4
6
月
動
動
態
完了形・進行形の受
毎時間の課題への
電話
動態、They say that の受動態の
【 セ ンタ ー試 験第 3問
アメリカの家族と社
パターン
-A】対応
会
群動詞の受動態
to 不定詞
6
取り組み(宿題)
It is …(for [of ] A )
取り組み(宿題)
レストラン
to ~・It takes [costs] …to ~+
【 セ ンタ ー試 験第 3問
O+to 不定詞
-A】対応
クモの生態について
毎時間の課題への
取り組み(宿題)
期末テスト
7
月
7
7
動名詞
食事・パーティー
動名詞の否定、受動態、完了形の
【センター試験第2問】
動名詞、動名詞の意味上の主語
対応
テレビが人間に与え
る影響と実験結果。
毎時間の課題へ
の取り組み(宿
題)
1 学期の評価方法:中間、期末考査の成績、発表、単語テスト、ファイル(ノート)
、
提出物(プリント)の内容等を総合して評価します。
9
月
分
7
8
詞
S+Vの分詞・知覚動詞・使役
動詞+O+分詞・分詞構文
買い物
【センター試験
第2問】対応
-43-
休暇を過ごしたスコ
毎時間の課題へ
ットランドでの出来
の取り組み(宿
事。
題)
比
7
9
較
健康・病気
The +比較級~、The +比較級
【センター試験
最上級の意味を表す表現
第3問-A】対応
10
月
10
7
職業・夢
関係詞①
関係副詞・前置詞+関係代名詞
【センター試験第2問】
対応
毎時間の課題への
ヒートアイランド現
取り組み(宿題)
象について
就職活動に成功する
ために
毎時間の課題へ
の取り組み(宿
題)
中間テスト
10
月
7
11
11
月
空港
チャールズ・シュルツ
毎時間の課題へ
関係代名詞 what・関係副詞の
【 セ ンタ ー試 験第 3問
が慢画家になるまで。
の取り組み(宿
非制限用法・複合関係代詞
-A】対応
題)
機内
毎時間の課題へ
関係詞②
7
12
仮定法①
【センター試験第3問
仮定法過去・仮定法過去完了
-A】対応
仮定法②
7
13
虹の正体とは何か。
基数・序数の聞き取り
I wish 仮定法・as if…・if it
were not (had not been)for…
【センター試験
第2問】対応
の取り組み(宿
題)
人々が橋の上で見た
ものとは
毎時間の課題へ
の取り組み(宿
題)
期末テスト
12
名詞・ 冠詞・代名詞
月
a [an], the, の用法・代名詞 one,
7
14
時間の聞き取り
it ・ 不 定 代 名 詞 ・ both,
【センター試験
第3問-A】対応
国や地域によって異
なる道案内。
either ,neither
毎時間の課題へ
の取り組み(宿
題)
2学期の評価方法:中間、期末考査の成績、発表、単語テスト、ファイル(ノート)
、
提出物(プリント)の内容等を総合して評価します。
15
1
月
7
形容詞・副詞
金額の聞き取り
フードマイルについ
毎時間の課題へ
few, little・分詞形容詞・否定表現
【 セ ンタ ー試 験第 3問
て。
の取り組み(宿
-A】対応
学年末テスト
3学期の評価方法:中間、期末考査の成績、発表、単語テスト、ファイル(ノート)
、
提出物(プリント)の内容等を総合して評価します。
-44-
題)
平成28年度
「理数数学Ⅱ」シラバス
科目名
単位数
授業時数
理数数学Ⅱ
5
175
使用教科書名
科目の目標
生徒の実態と
指導の重点
最新
指導学科
3学年
理数科
数学Ⅲ(数研出版)
平面上の曲線と複素数平面,極限,微分法及び積分法についての理解を深め,知識の習得と技能の習熟を図り,事
象を数学的に考察し表現する能力を伸ばすとともに,それらを積極的に活用する態度を育てる。
医・理工系へ進学を考えている生徒を対象に授業を行う。センター試験や大学個別学力検査(2次試験)を受験で
きるように計算力・記述力の養成を図る。
評
a.関心・意欲・態度
平面上の曲線と複素数平面,極
限,微分法及び積分法に関心を
もつとともに,それらを事象の
考察に積極的に活用して数学的
論拠に基づいて判断しようとす
る。
学
期 月
4
指導学年
学習項目
価
の
b.数学的な見方や考え方
事象を数学的に考察し表現した
り,思考の過程を振り返り多面
的・発展的に考えたりすること
などを通して,平面上の曲線と
複素数平面,極限,微分法及び
積分法における数学的な見方や
考え方を身に付けている。
観
点
c.数学的な技能
平面上の曲線と複素数平面,極
限,微分法及び積分法において,
事象を数学的に表現・処理する
仕方や推論の方法などの技術を
身に付けている。
学習内容(ねらい)
d.知識・理解
平面上の曲線と複素数平面,極
限,微分法及び積分法における
基本的な概念,原理・法則など
を体系的に理解し,知識を身に
付けている。
評価の観点
座標平面上の点に複素数を対応させるこ ・複素数平面を考えることにより,複素数の
とで複素数平面を導入します。ベクトルの
図形的側面が明らかになることを理解しよ
和・差および実数倍との関連から複素数の
うとする。
〔関〕
言語活動
配当
時間
グループワーク
レポート作成
和・差および実数倍を図示し,また,複素 ・複素数の絶対値の定義および図形的意味を
数の極形式による表現から,複素数の積・
理解している。〔見〕
〔知〕
商の幾何学的意味を理解します。また,ド・ ・複素数の和,差,実数倍の,複素数平面に
モアブルの定理を使って方程式 z^n=αを解
おける図形的意味を理解している。〔見〕
き,その解を図示することを通して,累乗
根の図形的な意味を理解します。
第 1 章 複素数平面
〔知〕
・極形式の有用性を理解し,乗法と除法の図
平面図形を複素数の集合と見なして,複
23
形的意味を理解しようとする。
〔関〕
素数の平面 図形の問 題への応 用を図 りま ・極形式を利用することで,複素数の乗法,
5
す。2点間の距離と絶対値,内・外分点の
除法の図形的意味が明らかになることを理
複素数,三角形の辺の比や角の大きさ,複
解している。
〔見〕
素数の等式が表す図形などについて,複素 ・複素数の乗法,除法の図形的意味を理解し,
数平面上の図形を理解します。
活用することができる。
〔技〕〔知〕
・複素数平面上の円,直線を複素数の方程式
で表すことに興味・関心をもち,種々の図
形の性質を,複素数を利用して考察しよう
とする。〔関〕
放物線,楕円,双曲線について,幾何学 ・2 次曲線を解析幾何学的な方法で考察するこ グループワーク
的な定義に基づいて曲線の方程式を導き, とに意欲的に取り組もうとする。
〔関〕
レポート作成
それぞれの曲線の基本的な性質について理 ・2 次曲線の方程式から,概形をかき,焦点,
解します。また,2次曲線と直線の共有点 準線などを求めることができる。
〔技〕〔知〕
の個数を調べることと2次方程式の解の判 複雑な方程式で表された 2 次曲線を,平行移
6
別との関連や,接する,交わるなどの2次 動を利用して考察することができる。〔技〕
曲線と直線 の位置関 係につい て認識 しま 〔知〕
す。さらに,2次曲線の平行移動ついて理 2 次曲線と直線の位置関係を,2 次方程式の実
第 2 章 式と曲線
第 1 節 2次曲線
解します。
数解の個数で考察することができる。
〔見〕
放物線,楕円を媒介変数で表すことから
始めて,より一般の曲線の媒介変数表示に
ついて理解します。また,サイクロイドの
ように,x 座標と y 座標の直接の関係がわか
らないような曲線についても,適当な媒介
変数によりその図形を式に表すことができ
ることを理解します。続いて,平面上の点
や図形を表す他の方法として,極座標,極
方程式について学び,極座標の意味,直交
座標との関係を理解します。
-45-
34
学 月
期
6
学習項目
学習内容(ねらい)
評価の観点
放物線,楕円,双曲線について,幾何学 ・2 次曲線を媒介変数表示で表すことができ
的な定義に基づいて曲線の方程式を導き,
る。
〔技〕〔知〕
言語活動
配当
時間
グループワーク
レポート作成
それぞれの曲線の基本的な性質について理 ・媒介変数表示で表された曲線の平行移動を
解します。また,2次曲線と直線の共有点
一般的に取り扱うことができる。
〔見〕
の個数を調べることと2次方程式の解の判 ・サイクロイドなど,x,y についての方程式
別との関連や,接する,交わるなどの2次
では表しにくい曲線を進んで考察しようと
曲線と直線 の位置関 係につい て認識 しま
する。
〔関〕
す。さらに,2次曲線の平行移動ついて理 ・平面上の点を表す様々な座標系があること
解します。
第 2 章 式と曲線
第 2 節 媒介変数表示
放物線,楕円を媒介変数で表すことから
と極座標
始めて,より一般の曲線の媒介変数表示に
に興味・関心をもつ。直交座標と極座標の
関係に興味・関心をもち,積極的に相互の
関係を考察しようとする。
〔関〕
ついて理解します。また,サイクロイドの ・直交座標で表された方程式を極方程式で表
ように,x 座標と y 座標の直接の関係がわか
すことができる。
〔見〕〔技〕〔知〕
らないような曲線についても,適当な媒介 ・極方程式で表された方程式を直交座標に関
変数によりその図形を式に表すことができ
する方程式で表すことができる。
〔見〕
ることを理解します。続いて,平面上の点
〔技〕
〔知〕
や図形を表す他の方法として,極座標,極
方程式について学び,極座標の意味,直交
座標との関係を理解します。
分数関数と無理関数の簡単な関数につい ・分数関数や無理関数の定義を理解し,グラ グループワーク
7
て,そのグラフをかいたり,グラフを利用 フをかくことができる。
〔知〕
レポート作成
して方程式 や不等式 が解ける ように しま ・分数関数や無理関数のグラフと直線につい
す。また,合成関数や逆関数の意味を理解 て,共有点の座標の意味を考え,その求め方
し,簡単な関数の場合について,それらが を考察しようとする。〔関〕
求められるようにします。
第3章 関
・分数不等式や無理不等式の解を,グラフと
数
16
直線の上下関係に読み替えることができる。
〔見〕
・逆関数,合成関数の考え方に興味・関心を
示し,具体的な問題に取り組もうとする。
〔関〕
・逆関数の定義から,逆関数の定義域・値域
や性質を考察することができる。
〔見〕
数列の極限に関して,収束,発散,振動の ・数列の収束,発散を調べ,極限を求めるこ グループワーク
9
意味や,極限値の性質,数列の極限と大小 とができる。
〔知〕
レポート作成
関係などの基本事項を理解し,無限等比数 ・不定形を解消するなど,数列の式を適切に
列{r^n}の極限についてまとめ,数列の極限 変形することで,収束・発散を調べることが
第4章 極 限
第 1 節 数列の極限
の理解を深めます。
できる。〔技〕
数を無限に加えることの考察から,一般の ・無限級数,無限等比級数の定義を理解し,
無限級数の和について理解します。それを, 収束・発散について調べることができる。
〔知〕
無限等比級数に応用して,その収束条件や
和の公式を導きます。さらに,循環小数を
分数で表すことなどの具体的な問題の解決
に活用できるようにします。
簡単な分数関数と無理関数及びそれらの ・グラフを参考にしながら,関数の右側極限, グループワーク
グラフの特徴について理解すること。
左側極限,関数の極限の有無について考察す レポート作成
合成関数や逆関数の意味を理解し,簡単 ることができる。
〔見〕〔技〕〔知〕
な場合についてそれらを求めること。
第4章 極 限
第 2 節 関数の極限
・極限の等式を成り立たせる必要条件を求め
関数値の極限について理解し,それを事 て,その十分性を確認することで関数の式の
象の考察に活用すること。
係数を決定することができる。
〔見〕〔知〕
・定義に基づいて,様々な関数の連続性,不
連続性を判定することができる。
〔技〕〔知〕
・直観的に中間値の定理を理解し,それを用
いて方程式の実数解の存在を考察することが
できる。〔見〕
〔知〕
-46-
28
学
期 月
10
学習項目
学習内容(ねらい)
評価の観点
言語活動
配当
時間
微分可能性の概念を理解し,微分可能性と ・微分可能性と連続性の関係について,興味・ グループワーク
連続性との 関係を把 握するこ とから 始め
関心をもつ。
〔関〕
レポート作成
て,和・差・積・商の導関数の公式,合成 ・微分係数,微分可能の定義と,その図形的
関数,逆関数,陰関数の微分法を示して,
微分の演算の習得を目指します。
意味を理解している。〔知〕
・導関数の定義を理解し,定義に基づいて微
分することができる。〔知〕
第 5 章 微分法
第 1 節 導関数
・様々な導関数の性質や計算方法に興味をも
23
ち,具体的な問題に取り組もうとする。
〔関〕
・導関数の性質,積の導関数,商の導関数,
合成関数の導関数,逆関数の微分法を理解
し,種々の導関数の計算に利用することが
できる。
〔技〕
〔知〕
三角関数の微分,対数関数の微分の技法を ・三角関数の導関数を理解し,三角関数を含
グループワーク
む種々の関数の導関数を計算できる。
〔知〕 レポート作成
習得し,それと関連して自然対数の底 e を
導入して指数関数の微分ができるようにし ・自然対数 e の定義と,対数関数の導関数を
ます。また,高次導関数の概念を理解し,
11
理解し,対数関数を含む種々の関数の導関
簡単な関数の第2次,第3次導関数が求め
第 5 章 微分法
られるようにします。
第 2 節 いろいろな関
数の導関数
数を計算できる。
〔知〕
・高次導関数の定義,表記を理解し,種々の
関数の高次導関数を求めることができる。
〔技〕
〔知〕
・方程式 F(x,y)=0 を関数(陰関数)とみる考え
方を理解している。
〔知〕
・媒介変数 t で表された関数の導関数を,t の
関数として表すことができる。
〔技〕〔知〕
導関数を用いて様々な問題への活用を図り ・接線に直交する条件と,直線の方程式の公
ます。接線や法線の方程式を求めること,
式から,法線の方程式の公式を考えること
平均値の定理を用いて f’(x)と f(x)の増減を
ができる。
〔見〕
グループワーク
レポート作成
調べること,最大・最小や方程式・不等式 ・平均値の定理を利用して,不等式を証明す
の証明問題などへの応用を図り,微分の有
第 6 章 微分法の応用
用性を認識します。
第 1 節 導関数の応用
る方法を理解している。
〔知〕
23
・平均値の定理を利用して「導関数の符号と
第2次導関数を用いてグラフの凹凸,変曲
関数の増減」の関係を証明する方法を,理
点を調べてグラフをかけるようにします。
解することができる。〔見〕
また,速度,加速度と微分法の関連を理解 ・関数の増減,凹凸,変曲点,漸近線,定義
12
し,微分学の基本的な考えが身につけられ
域,x→±∞のときの状態などを調べてグラ
るようにします。
フをかくことができる。
〔技〕
導関数を用いて,いろいろな曲線の接線の ・方程式や不等式を関数的視点でとらえ,解
方程式を求めたり,いろいろな関数の値の
決しようとする。
〔関〕
グループワーク
レポート作成
増減,極大・極小,グラフの凹凸などを調 ・方程式 f(x)=a の実数解の個数を,関数 y=
べグラフの概形をかいたりすること。また,
f(x)のグラフと直線 y=a の共有点の個数に
それらを事象の考察に活用すること。
第 2 節 いろいろな応
用
読み替えて考察できる。
〔見〕〔技〕
・導関数の意味から,点の位置を表す関数の
導関数が速度,第 2 次導関数が加速度を表
すことを理解できる。〔見〕
・直線上や平面上を運動する点の速度,速さ,
加速度の定義を理解し,点の座標が与えら
れたときにそれらを求めることができる。
〔技〕
〔知〕
微分法と同様に,扱う関数の範囲を広 ・不定積分の定義や性質を理解し,それ グループワーク
げ,積分の基本的な性質や置換積分法, を利用して種々の関数の不定積分を計 レポート作成
第 7 章 積分法とその
部分積分法について理解し,これらを 算できる。〔知〕
応用
用いた計算をできるようにします。
・被積分関数の形の特徴から,置換積分
第 1 節 不定積分
法や部分積分法を利用して,不定積分を
求めることができる。〔技〕〔知〕
-47-
38
学
期 月
1
学習項目
学習内容(ねらい)
評価の観点
言語活動
定積分の定義を再確認し,不定積分の ・定積分の定義や性質を理解し,それを グループワーク
公式を用いて,定積分の計算を行いま 利用して種々の関数の定積分を計算で レポート作成
す。これと関連して,偶関数と奇関数 きる。
〔知〕
第 7 章 積分法とその の性質を利用すると,定積分の計算が ・曲線で囲まれた部分の面積を微少な長
応用
簡単になる場合があることを認識しま 方形で近似する積分の基本的な考え方
第 2 節 定積分
す。次に,定積分と微分の関係,区分 に興味・関心をもつ。〔関〕
求積法について学び,定積分について ・不等式に現れる式の図形的意味を考え
理解を深め,不等式の証明を行います。 ることで,定積分を利用して不等式の証
明を考察することができる。〔見〕
いろいろな曲線で囲まれた図形の面積 ・直線や曲線で囲まれた部分の面積を, グループワーク
を計算します。また,媒介変数で表さ 定積分で表して求めることができる。 レポート作成
れた曲線によって囲まれた図形の面積 〔知〕
も求められるようにします。
・媒介変数表示で表された曲線や直線で
積分による体積の求め方を扱います。 囲まれた部分の面積を,置換積分の考え
第 7 章 積分法とその 角錐や円錐などの体積を求め,積分の で計算して求めることができる。
〔技〕
応用
有用性を理解します。さらに,回転体 ・立体の体積を計算するには断面積を表
第 3 節 積分法の応用 の体積を求める技法を習得し,体積が す関数を積分すればよいことに興味・関
求められるようにします。
心をもち,考察しようとする。〔関〕
・座標平面上の点の座標が媒介変数で表
されているとき,点が動く道のりを定積
分を用いて求めることができる。〔見〕
〔知〕
-48-
配当
時間
平成28年度
科目名
単位数
授業時数
指導学年
指導学科
理数数学特論
2
70
3学年
理数科
使用教科書名
科目の目標
生徒の実態と
指導の重点
新編数学A(数研出版)/新編数学B(数研出版)
使用副教材名
特になし
数学における概念や原理・法則についての理解を広め、知識の習得と技能の習熟を図り、事象を数学的に考察し表現
する能力を伸ばすとともに、それらを積極的に活用する態度を育てる。
医・理工系へ進学を考えている生徒を対象に授業を行う。センター試験や大学個別学力検査(2次試験)を受験で
きるように計算力・記述力の養成を図る。
評
a.関心・意欲・態度
整数の性質およびベクトル,場
合の数と確率における考え方に
関心をもつとともに,数学のよ
さを認識し,それらを事象の考
察に活用して数学的論拠に基づ
いて判断しようとする。
学
月
期
4
「理数数学特論」シラバス
価
の
b.数学的な見方や考え方
整数の性質またはベクトル,場
合の数と確率において,事象を
数学的に考察し表現したり,思
考の過程を振り返り多面的・発
展的に考えたり統計的な推測に
おける数学的な見方や考え方を
身に付けている。
学習項目
観
点
c.数学的な技能
整数の性質またはベクトル,場
合の数と確率において,事象を
数学的に表現・処理する仕方や
推論の方法などの技能を身に付
けている。
学習内容(ねらい)
d.知識・理解
整数の性質またはベクトル,場
合の数と確率における基本的な
概念,原理・法則などを体系的
に理解し,基礎的な知識を身に
付けている。
評価の観点
整数に関する約数や倍数の基本的な用語の ある整数 a の倍数は ak と表せることを使っ
言語活動
配当
時間
グループワーク
意味を理解し,倍数を見分けたり,素因数 て,
簡単な命題を証明することができる。
〔技〕 レポート作成
分解によって約数を求めたりすることがで 平方数になる条件を,素因数分解の結果から
きる。
考察することができる。
〔見〕
素因数分解を用いて最大公約数や最小公倍 自然数の正の約数やその個数を求めるのに,
数を求めることができるとともに,最大公 素因数分解が利用できることを理解してい
5
約数と最小公倍数の関係を理解する。
る。
〔知〕
整数の除法の性質を理解するとともに,割 最大公約数と最小公倍数に成り立つ性質を利
り算の余りによる整数の分類を利用し,整 用して,2 数の最大公約数と最小公倍数が既知
数の性質を考察する。
6
のときにその 2 数を求めることができる。
整数の除法の性質に基づいてユークリッド 〔知〕
〔技〕
第 1 章 整数の性質
の互除法の仕組みを理解し,それを用いて 2 整数をある正の整数で割った余りで分類し
つの整数の最大公約数を求めることができ て,簡単な整数の性質を証明することができ
る。
る。
〔技〕
2 元 1 次不定方程式の解の意味を理解し,未 互除法の原理を理解し,互除法を用いて 2 数
7
知数の係数が互いに素となる簡単な場合に の最大公約数を求めることができる。
〔知〕
ついて,ユークリッドの互除法を活用する 互除法を利用して,a,b が互いに素であると
などして,解を求めることができる。
き,ax+by=c を満たす整数 x,y の組を求め
身近な例をもとに数の仕組みを理解し,2 進 ることができる。
〔技〕
法や 3 進法などを用いて数を自由に表記で 整数に関する問題を,1 次不定方程式に帰着さ
きる。また,2 進法における加法・減法・乗 せることができ,問題を解くことができる。
法などの計算を,10 進法と同じように扱う 〔見〕
〔技〕
ことができる。
-49-
28
学
期 月
9
学習項目
学習内容(ねらい)
評価の観点
平面上のベクトルの意味や演算、成分およ 和や差における逆ベクトル,零ベクトルの役
び内積など の基本的 な概念に ついて 理解 割を理解している。
〔見〕
言語活動
配当
時間
グループワーク
レポート作成
し、ベクトルを用いて図形の性質を考察す ベクトルの演算に興味をもち,数式の演算法
る。これらのことを通して、ベクトルの考え 則との類似点を考察しようとする。〔関〕
が有用なことを認識し、様々な図形の性質 有向線分表示されたベクトルを,2 つのベクト
1
0
などの考察に活用できるようにする。
ルの和,差に表現できる。
〔技〕
(1)ベクトルとその演算
成分表示されたベクトルの大きさ,和,差,
平面上のベクトルについて、その意味、相 実数倍の計算ができる。
〔知〕
等、加法、減法および実数倍について理解す 図形の性質をベクトルで表現して扱うことが
る。ベクトルの意味については、風の吹き方 できる。〔技〕
など理解しやすい事象に即して導入し、ベ 内積のもつ図形的な意味を探ろうとする。
クトルの考えが具体的な場面に活用できる 〔関〕
ようにする。また、ベクトルの内積の意味や ベクトルの大きさとなす角から,内積を求め
基本的な性質を理解し、平面図形の性質の ることができる。
〔知〕
1
1 第 2 章 ベクトル
考察に応用する。
ベクトルの垂直条件を理解し,計算に利用で
(2)ベクトルと図形
きる。
〔知〕
位置ベクトルの考えを理解し、図形の性 内積でベクトルの大きさが考察できることを
質の考察において形式的な処理ができるこ 理解している。〔見〕
とを認識する。また、ベクトル方程式を取り 線分の内分点,外分点を位置ベクトルで表す
扱い、平面図形の性質や関係をベクトルを 公式を理解している。〔知〕
用いて表現できるようにする。
線分の内分点,外分点を位置ベクトルで表す
公式を,実際の図形に適用できる。〔技〕
空間座標の概念を導入し、その意味や表し 図形の性質を,位置ベクトルを利用して証明
方について理解するとともに、内積や成分 できる。〔知〕
などの平面上のベクトルの考えを空間に拡 メネラウス,チェバの両定理に興味をもち,
1
2
張して、空間図形の考察に活用できるよう ベクトルの問題に利用しようとする。
〔関〕
にする。(1)
空間のベクトル
空間における図形を,図や座標を利用して表
空間においても座標が定められ、空間内 すことができる。
〔技〕
の点は 3 つの実数の組として表されること 空間のベクトルの成分を座標空間と関連付け
を認識する。さらに、空間においてもベクト て考察できる。〔見〕
ルが定義され、内積を含むベクトルの演算、 ベクトルの内積を,平面から空間へ拡張して
位置ベクトルの考えなどが、平面上の場合 考察できる。
〔見〕
と平行して同様に考察することができ、空 ベクトルの諸性質が平面の場合と同じである
間図形の具体的な問題の解決に応用できる ことを理解して,それらを利用できる。〔知〕
ことを理解する。
球面の方程式に興味をもち,一般的な考察を
しようとする。〔関〕
-50-
24
学
期 月
1
学習項目
学習内容(ねらい)
評価の観点
図表示などを用いて有限集合の和集合の要 ベン図を利用して集合を図示することで,集
素の個数を,共通部分がない場合とある場 合の要素の個数を考察することができる。
合に分けて求めることができる。
言語活動
配当
時間
グループワーク
レポート作成
〔見〕
順列の意味を理解し,その総数 nPr や階乗の 集合を考えることで,日常的な事柄などを,
計算ができる。また,円順列や重複順列な 集合の要素の個数として数学的に数えようと
ど,いろいろな順列の計算ができる。
する。
〔関〕
組合せの意味を理解し,その総数 nCr を, 自然数の正の約数の個数を数えること,式の
順列との関 係によっ て求める ことが でき 展開を利用して約数の和が求められることに
る。また,組合せの考えを,組分けや同じ 興味を示す。
〔関〕
ものを含む順列に応用することができる。
順列の総数や階乗を記号で表し,それを活用
和事象・積事象,排反事象,確率の基本性 できる。〔技〕
2
第3章
確率
場合の数と
質,確率の加法定理,和事象の確率,余事 順列に条件が付く場合に,条件の処理の仕方
象とその確率を求めることができる。
を理解している。
〔知〕
独立な試行の確率について,具体例を通し 具体的な問題に対して,どのような場合に,
てその意味を理解する。
円順列,重複順列の考え方が適用できるかを
条件つき確率と確率の乗法定理の学習を通 見極めて,それらの公式を使うことができる。
して,具体的な事象を数学的に考察し,処 〔技〕
理する力を伸ばす。
具体的な問題に対して,組合せの考えを利用
して式に表すことができる。〔技〕
特殊な条件が付く組合せを,見方を変えたり
別なものに対応させたりして処理することが
できる。〔見〕
組合せの考え方を利用して図形の個数や同じ
ものを含む順列の総数などが求められること
に興味・関心をもつ。〔関〕
-51-
18
平成28年度
科目
数学研究Ⅱ
使用書
学習の到達目標
単位数
理数数学研究Ⅰ
5単位
シラバス
指導学科
理数科
指導学年
第3学年
数学Ⅰ・A・Ⅱ・B 基礎徹底演習(進研学参)、2017マーク式総合問題集数学(Ⅰ+A)
数学における基本的な概念や原理・法則を深め、事象を数学的に考察し処理する能力を高め、
数学的活動を通して創造性の基礎を培うとともに、数学的な見方や考え方のよさを認識し、それ
らを積極的に活用する態度を育てる。また、多くの問題を解くことで、基礎基本の定着を図り、
試験の形式や自分の弱点を認識し、克服する態度を育てる。
評価の観点
a.関心・意欲・態度
数学の論理や体系に関心をも
つとともに,数学のよさを認識
し,それらを事象の考察に積極
的に活用して数学的論拠に基
づいて判断しようとする。
学
月
期
第
2
学
期
c.数学的な技能
事象を数学的に表現・処理する
仕方や推論の方法などの技能
を身に付けている。
学習内容(ねらい)および評価の観点
d.知識・理解
数学における基本的な概念,原
理・法則などを体系的に理解
し,知識を身に付けている。
a b c d
数学Ⅰ
1.数と式
2.2次関数
・与えられた命題の真偽を、既習の知識に沿って考察することができる。 ○
(思考)
・式の特徴に着目して変形したり,式を 1 つの文字におき換えたりする
ことによって,式の計算を簡略化することができる。
〔見〕〔技〕
○
・条件に則して正しい場合分けをし、最大値・最小値を求めることがで
5
きる。
(技・知・理)
・定理を用いて問題の解き方を考察することができる。(思考)
・最大・最小の応用問題に 2 次関数を利用できる。また,最大・最小の
応用問題において,計算を容易にするような変数設定ができる。〔技〕
〔知〕
・2 次関数のグラフと x 軸の共有点の個数や位置関係を,D=b2-4ac の
符号から考察することができる。
〔見〕
6
数学Ⅰ
・三角比の表から sinθ,cosθ,tanθの値を読み取ることができる。 ○
3.図形と計量
〔見〕
4.データの分析 ・三角形の外接円,円周角と中心角の関係などから,正弦定理を導こう
とする。〔関〕
・代表値を理解し、度数分布や相関表、箱ひげ図を分析、考察すること
7
ができる。(思考・知・理)
数学 A
・組合せ、順列を理解し、和事象、積事象、余事象を考察しながら、確 ○
9
5.場合の数と確
率を求めることができる。
(知・理)
率
・順列に条件が付く場合に,条件の処理の仕方を理解している。〔知〕
6.図形の性質
・具体的な問題に対して,どのような場合に,円順列,重複順列の考え
方が適用できるかを見極めて,それらの公式を使うことができる。
10
〔技〕
・三角形の重心、外心、内心の性質を用い問題を考察することができる。
(思考)
・円に内接する四角形の性質を利用して,角度を求めるたり,円と四角
11
形の様々な性質を証明できる。〔知〕
・接線と弦の作る角の性質を利用して,角度を求めることができる。
〔知〕
4
第
1
学
期
学習項目
b.数学的な見方や考え方
事象を数学的に考察し表現し
たり,思考の過程を振り返り多
面的・発展的に考えたりするこ
となどを通して,数学的な見方
や考え方を身に付けている。
数学 A
7.整数の性質
12
第
3 1
学
期 2
演習
評価方法
・定期考査
・ノート確認
・日々課題
・授業態度
・発表
・レポート
○
○
○ ○
○ ○ ○
○
○ ○
○ ○
○
○
・定期考査
・ノート確認
・日々課題
○ ・授業態度
・発表
・レポート
○ ○
○ ○
・倍数,約数などを理解し,2 元 1 次不定方程式を解く事ができる。(技) ○ ○
・最大公約数と最小公倍数に成り立つ性質を利用して,2 数の最大公約
数と最小公倍数が既知のときにその 2 数を求めることができる。〔知〕
○ ○
〔技〕
・互除法の計算から最大公約数を表す式が導かれることを具体例から考
察し,一般にも適用できることに気付く。〔見〕
○ ○
・整数に関する問題を,1 次不定方程式に帰着させることができ,問題
を解くことができる。〔見〕〔技〕
○ ○
・2017マーク式総合問題集数学(Ⅰ+A・Ⅱ+B)でセンター試験
○ ○ ・定期考査
・日々課題
対策を行う。
(技・知・理)
・2次試験対策
○ ○
-52-
平成28年度
科目
数学研究Ⅱ
使用書
学習の到達目標
単位数
理数数学研究Ⅱ
5単位
シラバス
指導学科
理数科
指導学年
第3学年
数学Ⅰ・A・Ⅱ・B 基礎徹底演習(進研学参)、2017マーク式総合問題集数学(Ⅰ+A)
数学における基本的な概念や原理・法則を深め、事象を数学的に考察し処理する能力を高め、
数学的活動を通して創造性の基礎を培うとともに、数学的な見方や考え方のよさを認識し、それ
らを積極的に活用する態度を育てる。また、多くの問題を解くことで、基礎基本の定着を図り、
試験の形式や自分の弱点を認識し、克服する態度を育てる。
評価の観点
a.関心・意欲・態度
数学の論理や体系に関心をも
つとともに,数学のよさを認識
し,それらを事象の考察に積極
的に活用して数学的論拠に基
づいて判断しようとする。
学
月
期
4
学習項目
数学Ⅰ
1数と式
22次関数
3図形と計量
4データの分析
5
第
1
学
期
6
数学 A
5場合の数と確率
6図形の性質
7整数の性質
7
数学Ⅱ
8式と証明
複素数と方程式
9図形と方程式
10 三角関数
10
指数・対数関数
11 微分・積分
9
第
2
学
期
11
数学 B
12 ベクトル
13 数列
12
1
第
3
学 2
期
演習
b.数学的な見方や考え方
事象を数学的に考察し表現し
たり,思考の過程を振り返り多
面的・発展的に考えたりするこ
となどを通して,数学的な見方
や考え方を身に付けている。
c.数学的な技能
事象を数学的に表現・処理する
仕方や推論の方法などの技能
を身に付けている。
学習内容(ねらい)および評価の観点
d.知識・理解
数学における基本的な概念,原
理・法則などを体系的に理解
し,知識を身に付けている。
a b c d
・数と式,図形と計量,2次関数及びデータの分析の考え方に関心をも ○
つとともに,数学のよさを認識し,それらを事象の考察に活用しよう
とする。(関・意・態)
・事象を数学的に考察し表現したり,思考の過程を振り返り多面的・発 ○
展的に考えたりすることなどを通して,数と式,図形と計量,2次関
数及びデータの分析における数学的な見方や考え方を身に付けてい
る。(思考)
・数と式,図形と計量,2次関数及びデータの分析において,事象を数
学的に表現・処理する仕方や推論の方法などの技能を身に付けている。
(技)
・数と式,図形と計量,2次関数及びデータの分析における基本的な概
念,原理・法則などを理解し,知識を身に付けている。(知・理)
・場合の数と確率,図形の性質の考え方に関心をもつとともに,数学の ○
よさを認識し,それらを事象の考察に活用しようとする。
(関・意・態)
・場合の数と確率,図形の性質において,事象を数学的に表現・処理す
る仕方や推論の方法などの技能を身に付けている。(技)
・場合の数と確率,図形の性質における基本的な概念,原理・法則など
を理解し,知識を身に付けている。(知・理)
・いろいろな式,図形と方程式,指数関数・対数関数,三角関数及び微 ○
分・積分の考えの考え方に関心をもつとともに,それらを事象の考察
に活用して数学的論拠に基づいて判断しようとする。
(関・意・態)
・事象を数学的に考察し表現したり,思考の過程を振り返り多面的・発
展的に考えたりすることなどを通して,いろいろな式,図形と方程式,
指数関数・対数関数,三角関数及び微分・積分の考えにおける数学的
な見方や考え方を身に付けている。(思考)
・いろいろな式,図形と方程式,指数関数・対数関数,三角関数及び微
分・積分の考えにおいて,事象を数学的に表現・処理する仕方や推論
の方法などの技能を身に付けている。(技)
・いろいろな式,図形と方程式,指数関数・対数関数,三角関数及び微
分・積分の考えにおける基本的な概念,原理・法則などを体系的に理
解し,知識を身に付けている。(知・理)
・数列又はベクトルに関心をもつとともに,それらを事象の考察に活用 ○
して数学的論拠に基づいて判断しようとする。
(関・意・態)
・事象を数学的に考察し表現したり,思考の過程を振り返り多面的・発
展的に考えたりすることなどを通して,数列又はベクトルにおける数
学的な見方や考え方を身に付けている。
(思考)
・数列又はベクトルにおいて,事象を数学的に喪現・処理する仕方や推
論の方法などの技能を身に付けている。
(技)
・数列又はベクトルにおける基本的な概念,原理・法則などを体系的に
理解し,知識を身に付けている。
(知・理)
・2017マーク式総合問題集数学(Ⅰ+A・Ⅱ+B)でセンター試験
対策を行う。
(技・知・理)
・2次試験対策
-53-
評価方法
・定期考査
・ノート確認
・日々課題
・授業態度
・発表
・レポート
○
○
○ ○
○ ○ ○
○
○ ○
○ ○
○
○
・定期考査
・ノート確認
・日々課題
○ ・授業態度
・発表
・レポート
○ ○
○ ○
○
○ ○
○ ○
○ ○
○ ○ ・定期考査
・日々課題
○ ○
平成28年度 理数物理 シラバス
単 位 数
3単位
学科・学年・学級
理数科 第3学年 3組
物理
1 学習の到達目標等
学習の到達目標
使用教科書/副読本
物理的な事物・現象に対する探究心を高め、目的意識をもって観察、実験などを行い、物理学的に探究する能力と態度を育てるとともに、
物理学の基本的な概念や原理・法則の理解を深め、科学的な自然観を育成する。
数研出版 物基304 物理/リードLightノート物理
2 学習計画及び評価方法等
(1) 学習計画等
学
期
学習内容
第1編 力と運動
第1章 平面内の運動
1.平面運動の
速度・加速度
月
学習のねらい・目標
4
物理基礎では直線運動における速度や加速度について学習した。物理では平面
上の運動を扱うので,速度や加速度のベクトルを用いた扱いを十分に理解させ,
慣れさせる。
物理基礎での放物運動の学習は定性的な扱いにとどまり,運動のようすを式で表
したり,速度や加速度をベクトルで考えるような一般的な扱いをしていない。ここで
は,放物運動における速度ベクトルを水平成分と鉛直成分とに分解し,定量的に
理解させる。
実験2
水平投射
剛体にはたらく力の効果は,力の大きさと向きのほかに,作用線の位置により決ま
ることを理解させる。また,剛体にはたらく力がつりあうためには,剛体が並進運動
と回転運動をし始めないことに留意する。
剛体にはたらく力の合力をさまざまな場合に応じて求められるようにする。また,偶
力は剛体を回転させ始めるはたらきだけをもつ量であることを理解させる。偶力の
モーメントはどの点を軸としても同じ値になることも理解させる。
第3章 運動量の保存
1.運動量と力積
実験3
斜面上の直方体
探究活動
重心の求め方
実験4
運動量と力積
2.運動量保存則
次のような順序で授業展開し,理解させる。
1.2物体の一直線上の衝突について,運動量と力積の関係を用いて運動量保存
則が導かれること。
2.斜めの衝突の場合でも,運動量が保存されること。
3.物体の分裂の場合にも運動量保存則が成りたつこと。
一直線上での衝突や分裂を扱うときの速度の正負および斜め衝突を扱うときのベ
クトルの扱いでつまづく生徒が少なからずいる。なるべく具体的な数値計算を必
要とする練習問題を扱う中で,これらを理解させる。
実験5
2物体の衝突
探究活動
運動量保存則
3.反発係数
反発係数は衝突直後と直前における2物体の相対速度の大きさの比で表されるこ
とを理解させる。2物体のうちの一方が床のように静止しているときは,比較的簡単
にイメージできる。そこでまず床に落下する小球について扱い,次にともに運動し
ている2物体の一直線上での衝突における反発係数を扱う。どちらの場合も,正の
向きを定め,正負の符号に留意して式を立てられるようにする。
実験6
反発係数の測定
2.慣性力
3.単振動
第
1
学
期
中
間
考
査
8
本章は,運動の法則から力積と運動量の関係が導かれ,これをもとに物体の衝突
や分裂などの現象を扱う方法を理解するのが目的である。「物体の運動量はその
物体が外部から力積を受けると変化する」こと,および,「そのときの運動量の変化
量は,受けた力積の量に等しい」ことをしっかりと理解させることにより,続いて学
ぶ運動量保存則の学習をスムーズに進めさせるように留意する。
第4章 円運動と万有引力
1.等速円運動
考査
範囲
実験1
相対速度
6
5
2.剛体にはたらく力の
合力と重心
第
1
学
期
備考(実験や指導上の留意
点)
4
2.落体の運動
第2章 剛体
1.剛体にはたらく力の
つりあい
配当
時間
13
6
1.等速円運動における「回転の速さ」は,円周にそった物体の速さ,角速度,回
転数,周期などを用いて表される。そこでまずこれらの量の定義,およびこれらの
間に成りたつ関係を学習させる。
2.円運動している物体の速度の方向は,その瞬間の物体の位置を接点とする接
線方向であることを理解させる。
3.等速円運動をする物体の加速度の向きは,物体から円の中心に向かう向きで
あることを理解させる。
4.等速円運動をする物体にはたらく力の向きが円の中心を向くことを理解させ
る。また,等速円運動をする物体の加速度やはたらく力の大きさについても理解さ
せる。
ある物体を異なる立場(場所)で観測するときには,異なった運動が観測され,異
なった式が立てられる場合があることを認識させる。遠心力は慣性力の一種であ
ることを例題を扱う中で具体的に把握させる。
探究活動
等速円運動の向心力
1.等速円運動をする物体の直径方向への正射影が単振動であることを理解させ
る。単振動は放物運動と並んで,運動を正射影の運動に分解して扱う重要な例で
ある。
2.物体にはたらく力が,常に振動の中心へ向かって引き戻す向きであり,その大
きさが振動の中心からの距離に比例するとき,物体の運動は単振動であることを
理解させる。
実験8
単振り子
探究活動
ばね振り子の周期の測定
探究活動
単振り子の周期の測定
-54-
実験7
慣性力
第
1
学
期
期
末
考
査
期
末
考
査
4.万有引力
7
第2編 熱と気体
第1章 気体のエネルギー
1.気体の法則
ケプラーの法則と運動方程式とから万有引力の公式が得られることを,惑星の運
動を等速円運動とみなした場合について導きだす過程を示す中で理解させる。
重力と万有引力との関係も理解させる。万有引力を受けて運動する物体の力学
的エネルギーが保存されること,およびこのことを用いて第二宇宙速度を導出させ
る。
10
ボイル・シャルルの法則から,理想気体の状態方程式が得られることを示す。
2.気体分子の運動
気体分子の運動を力学的に扱って気体の圧力を表す式を導く。この式と理想気
体の状態方程式とから,気体分子の運動エネルギーの平均値が絶対温度に比例
することを導く。
3.気体の状態変化
理想気体の内部エネルギーは分子の運動エネルギーの総和である。前節で得ら
れた平均運動エネルギーと絶対温度の関係式から,内部エネルギーが絶対温度
に比例することを理解させる。熱力学第一法則は,熱現象をも含めたエネルギー
保存則であることを理解させる。この熱力学第一法則の式を用いて定積変化,定
圧変化,等温変化,断熱変化を理解させる。気体のモル比熱として,定圧モル比
熱と定積モル比熱を扱う。両者の間の関係式 Cp=CV+R(マイヤーの関係) は重
要な結論である。
第3編 波
第1章 波の伝わり方
1.正弦波
2.波の伝わり方
第2章 音の伝わり方
1.音の伝わり方
2.音のドップラー効果
第3章 光
1.光の性質
2.レンズ
3.光の干渉と回折
第4編 電気と磁気
第1章 電場
1.静電気力
実験9
ケプラーの法則
実習10
万有引力の法則
実験11
ボイルの法則
探究活動
シャルルの法則
実習12
熱の探究の歴史
実験13
断熱変化
探究活動
スターリングエンジンの製作
9
6
波源が単振動をするとき,その振動が周囲の媒質に伝わると正弦波が生じること
を理解させる。また,媒質に波が伝わる時間を考慮して,原点での単振動の式を
もとにして正弦波の一般式を正しくつくれるように指導する。
同位相の点を連ねた面を波面といい,波の反射・屈折・回折の現象では,この波
面に注目して考える。まず,この波面を生徒に正確に理解させることが重要であ
る。波面の進み方はホイヘンスの原理によって説明され,この原理から反射・屈折
の法則を導くことができることを示す。回折に関しては,現象を観察させる程度と
する。
実験14
水面波の反射と屈折
実験15
水面波の回折
探究活動
水面波の干渉
4
音波は波としての諸性質,すなわち反射・屈折・回折・干渉の各現象を示す。これ
らの現象を主として実験・観察によって理解させる。
実験16
音の干渉
波源と観測者とが相対的に運動しているときには,観測者が受ける振動数は波源
本来の振動数とは異なる。これは音波に限らず,水面波や光など,あらゆる波に
ついて起こる現象であることを理解させる。音源が動く場合には,観測者の運動に
関係なく波長が変化することを理解させる。
実験17
ドップラー効果
15
1つの波長だけからなる光が単色光,いろいろな波長の光を含み色合いを感じさ
せない光が白色光であることを理解させる。光は電磁波の一種であることや,光の
速さは真空中では3.00×108m/sであることも扱う。光にも反射・屈折の法則が成り
たつことを理解させ,みかけの深さや全反射について,その機構をしっかりと理解
させる。屈折率は当てる光の波長が短いほど大きいので,白色光はプリズムに
よって分散されることを理解させる。スペクトルには連続スペクトルと線スペクトルが
あることを実験により確認させる。散乱では波長(色)と散乱の関係について定性
的にふれ,晴れた日の空の色が青になる理由についても簡単に説明する。偏光
は,光が横波であることを理解させることにも役立てる。
実験18
せっけん水による光の散乱
探究活動
屈折率の測定
10 凸レンズと凹レンズについては,実際にレーザー光線などを当てて,光線が広
がっていったり,収束していくようすを演示する。凸レンズや凹レンズを通過する光
線の中で,代表的な次の3つの光線について説明する。
(1)光軸に平行に,レンズへ向かって進む光線
(2)レンズの中心に向かう光線
(3)焦点を通過後,レンズに向かう光線(凸レンズ),レンズ後方の焦点に向かう光
線(凹レンズ)
レンズがつくる像を図および実験を通して理解させる。また,写像公式との関係を
理解させる。
探究活動
凸レンズの焦点距離の測定
ヤングの実験においては,複スリットからスクリーン上の点までのそれぞれの距離
の差に注目する。明線,暗線の式が導かれ,この式から隣りあう明線(暗線)の間
隔も求めることができる。薄膜による光の干渉については,上面と下面での反射光
の道のりの差のほかに,薄膜中での波長の変化や反射の際の位相の変化にも注
意する。
実験19
簡易分光器によるスペクトルの
観察
探究活動
ヤングの実験
探究活動
回折格子による光の干渉実験
11
原子は原子核と電子からできており,原子核はプラスの,電子はマイナスの電気
を帯びていることを再確認させる。帯電は電子の過不足によって起こり,電気現象
は電子が主役であることをはっきり認識させる。同種の電気どうしは反発し,異種
の電気どうしは引きあうこと,およびその力の大きさについてのクーロンの法則を
理解させる。
-55-
実験20
箔検電器
第
2
学
期
中
間
考
査
第
2
学
期
2.電場
電荷のまわりにできる電場は,試験電荷にはたらく静電気力の大きさと向きにより
定まるベクトルであることを理解させる。また,電場のようすは電気力線によって表
されることを理解させる。
3.電位
試験電荷を運ぶときに外力のする仕事により電位・電位差が定まることを理解させ
る。電場と電位との関係を理解させ,等電位面は電気力線と直交することの認識
へと導く。静電気力による位置エネルギーを,重力による位置エネルギーと対比さ
せて考えると理解しやすい。
4.物質と電場
電場の中に物体を置くとき,物体の表面には電荷が現れるが,物体が導体か不
導体かにより,現象が異なることを理解させる。電場の中に置かれた導体内には
電場がなく,導体全体が等電位となることをきちんと理解させる。
5.コンデンサー
実験21
等電位線の作図
11 電場と電位,電場内に置かれた導体や不導体のふるまいなど,既習事項と関連さ
せながらコンデンサーを理解させる。一様な電場内の電場と電位差との関係など
から,コンデンサーの極板に蓄えられる電気量が電位差に比例することが導かれ
ることを示し,電気容量を理解させる。また極板間に挿入された誘電体のはたら
き,および誘電率,比誘電率を理解させる。
第2章 電流
1.オームの法則
実験22
コンデンサーの電気容量
探究活動
コンデンサーの電気容量の測
定
9
電流の向きと電流の大きさについてしっかり理解させる。また,導体を流れる電流
の大きさが電圧に比例することを示し,電気抵抗を理解させる。さらに,導体の抵
抗率は,温度上昇に伴い大きくなることを理解させる。
探究活動
抵抗率の温度変化の観察
2.直流回路
電流や電圧の意味を確認しながらキルヒホッフの法則をきちんと理解させる。ま
た,水の流れとの対比により,この法則の理解を助ける。起電力・端子電圧・電池
の内部抵抗の意味を理解させ,それらの間にある関係式をしっかりと把握させる。
実験23
メートルブリッジ
探究活動
電池の起電力と内部抵抗の測
定
3.半導体
抵抗率が導体と不導体の中間にある半導体について,電流が流れるしくみや特
徴を理解させる。また,半導体ダイオードの原理や整流作用について示し,トラン
ジスターにもふれる。
第3章 電流と磁場
1.磁場
7
磁石の性質を示し,点電荷のつくる電場と対比させながら,磁場について定義を
し,さらに磁力線の説明へと進めていく。磁場の中に置かれた物体が磁化するこ
12 と,および磁性体について学習させる。
2.電流のつくる磁場
直線電流が周囲につくる磁場,円形電流が円の中心につくる磁場,ソレノイドがそ
の内部につくる磁場について,実験・観察をふまえて,各場合の電流・磁場の関
係を理解させる。
実験24
電流がつくる磁場
3.電流が磁場から
受ける力
電流が磁場から受ける力について理解させ,その力の向きをしっかりと把握させ
る。電流が磁場から受ける力の大きさは,周囲の物体の「透磁率」の大小によるこ
とを理解させる。また,平行電流が及ぼしあう力についてその向きと大きさとを理解
させる。
実験25
平行電流が及ぼしあう力
探究活動
電流が磁場から受ける力
4.ローレンツ力
電流が磁場から受ける力を微視的に考察し,運動する荷電粒子が磁場から受け
る力(ローレンツ力)について説明する。一様な磁場内での荷電粒子の運動が等
速円運動やらせん運動になること,またこのことを応用した例であるサイクロトロ
ン,シンクロトロンについて説明する。
第4章 電磁誘導と電磁波
1.電磁誘導の法則
12
1
生徒にコイル内に磁石を出し入れさせ,検流計の針が振れることから電磁誘導の
現象を実感させるなどして,授業を進める。磁場を横切る導線に生じる誘導起電
力について理解させる。その際,ファラデーの電磁誘導の法則,エネルギーの移
り変わり,磁場によるローレンツ力など,異なる面から考えさせるようにする。また,
渦電流についてもふれ,電磁調理器などの利用例を扱い,電磁誘導についての
興味づけを行う。
2.交流の発生
この節での主眼は交流の発生のしくみと,交流電圧(の瞬時値)がV=V0sinωtで
表されることである。交流の実効値についても,その意味をしっかりと理解させる。
3.自己誘導と相互誘導
コイルに流れる電流が変化すると誘導起電力が生じ,その大きさは電流の変化の
速さに比例することを理解させる。電流の流れているコイルには,磁場の形でエネ
ルギーが蓄えられていることを把握させる。
4.交流回路
2
5.電磁波
第
2
学
期
期
末
考
査
実験26
渦電流
学
年
末
考
査
抵抗に直列につないだコイルやコンデンサーに加わる電圧の位相について,実
験を通して理解させる。位相差がπ/2というのは,コイルやコンデンサーに流れる
電流に対する電圧の位相の差であることに注意させる。コイルやコンデンサーのリ
アクタンスを理解させ,交流は周波数が大きいほどコイルに電流が流れにくくな
り,コンデンサーはその逆で流れやすいことをしっかりと理解させる。交流回路のイ
ンピーダンスについても扱う。共振の項目では,まず電気における共振現象とは
何かを説明し,「共振回路」およびそのときの「共振周波数」などを定義しつつ述
べていく。次に電気振動の項目で,振動が生じる理由とそのときの固有周波数が
共振周波数と一致することを学習させる。
電磁波の発生のしくみについては,「磁場が変化する→空間に電場が生じる」,
「電場が変化する→空間に磁場が生じる」ことを理解させる。電磁波は周波数の
大小により,そのふるまいが異なり,名称も異なることを説明する。
実験27
電波の受信
探究活動
ゲルマニウムラジオの製作
(2)観点別評価とその評価方法
評価の内容
・自然現象(特に物理現象)に対して興味・関心を高めているか。
関心・意欲・態度
-56-
評価方法
・授業での学習に対する姿勢
関心・意欲・態度
・意欲的に課題を追及する態度を身につけているか。
・実験やグループ活動での参加する意欲
・ノートやワークシート、報告書などの提出
・課題を遂行するにあたって、科学的・論理的に思考し判断しているか。
・定期考査での論述問題
・課題の設定理由、研究課程、結果およびそこから導き出した自らの考えを的確・簡潔にわかりやす ・授業の中での発問や発表
思考・判断
く相手に伝えることができたか。また発表にはどのような工夫がなされたか。
・プレゼンテーションの発表内容と発表の
・課題研究での報告書
・推論、実験、検証の過程で科学的な考え方・方法を用いていたか。
・実験やグループ活動での視察
観察・実験の技能・表現 ・課題を遂行するために必要な情報をどのように適切に収集していたか。
・生徒の自己評価及び生徒相互の評価
・実験器具をどのように使用し、あるいは工夫して用いたか。
・学習した物理の基本的な概念や原理・法則が正しく理解できたか。
・定期考査や小テスト
知識・理解
・得た知識や理解したことを、その後の学習や生活の中で応用しようとしているか。
・ノートやワークシート、報告書などの提出
・授業での発問に対する答え
(3)評価方法
①各学期の評価方法
・授業態度(授業に取り組む姿勢、ノート、実験への取り組み、等)による評価 →15%
・定期考査による評価 →70%
・課題、提出物、プリント問題、発表 →15%
以上の割合による評価を行う。
②年間の学習状況の評価方法
各学期の評価を平均し、評定を決定する。
-57-
平成28年度 理科 「理数生物」(3年) シラバス
科目名
生物
単位数
3単位
授業時数
105時間
指導学年
3学年
指導学科
理数科(選択)
使用教科書
副教材
高等学校 生物 (第一学習社)
スタディノート 生物 (第一学習社)
科目の目標
生物や生物現象に対する探究心を高め,目的意識をもって観察,実験などを行い,生物学的に探
究する能力と態度を育てるとともに,生物学の基本的な概念や原理・法則の理解を深め,科学的
な自然観を育成する。
評価方法
○定期考査および単元小テスト70%、実験実習・提出物・授業態度等30%で評価を行う。
・定期考査(中間考査・期末考査)は、授業内容を主とし、課題プリント等も範囲に加え、応用も含めて出題する。
・実験と実習については、実験に臨む態度、実験ノート、実習プリント等で評価する。
・提出物については授業ノートや問題演習プリント、実習プリント、休業中の課題等で評価する。
評価の観点
【関】関心・意欲・態度
自然の事物・現象に関心や探
究心をもち,意欲的にそれら
を探究しようとするととも
に,科学的態度を身に付けて
いる。
学
期
月
【思】思考・判断・表現
自然の事物・現象の中に問題を
見いだし,探究する過程を通し
て,事象を科学的に考察し,導き
出した考えを的確に表現してい
る。
学習項目
第1章 細胞と分子
1.生体物質と細胞
①生命の基本単位‐細胞
②生物を構成する物質
③細胞内での生命活動を担
う
細胞小器官
1
4
【技】技能
【知】知識・理解
観察,実験を行い,基本操作を修 自然の事物・現象について,基本
得するとともに,それらの過程や 的な概念や原理・法則を理解し,
結果を的確に記録,整理し,自然 知識を身に付けている。
の事物・現象を科学的に探究する
技能を身に付けている。
学習のねらい
・
・
・
・
・
・
生物を構成する元素や物質に関心をもち,意欲的に学習する態度を示す。
生物に含まれる元素は,主に酸素,炭素,水素,窒素であることを理解する。
さまざまな細胞小器官について関心をもち,その働きと構造を理解しようとする。
各細胞小器官の働きから,細胞内でさまざまな反応が行われていることを理解する。
細胞内でのタンパク質の輸送について関心をもち,そのしくみを理解しようとする。
タンパク質の輸送を例に,細胞小器官は相互に関わりあいがあることを理解する。
2.細胞膜を介した物質の移 ・ 細胞膜を透過する物質の大きさと透過性の関係に関心をもち,意欲的に学習しようとする。
動
・ 分子の大きさと膜の透過性との関係に関心をもち,理論的に考察する。
①細胞膜の性質と物質の透 ・ 分子の大きさと膜の透過性の関係を理解している。
過
性
②細胞膜を介した物質の通
過
・ ナトリウムポンプのしくみに関心をもち,能動輸送について意欲的に学習しようとする。
・ 受動輸送と能動輸送の違いを理解している。
・ 植物細胞と動物細胞の構造の違いから,さまざまな溶液に浸したときの浸透現象の違いを論理
的に考察する。
・ エンドサイトーシスとエキソサイトーシスに関心をもち,意欲的に学習しようとする。
・ 実験の目的に応じた材料を選定できるようになる。
・ 原形質分離を起こした細胞数から,論理的に細胞と等張な濃度を推定できる。
3.生命現象とタンパク質
①タンパク質の構造と性質
②酵素とその働き
実験1 カタラーゼの働き
③細胞間の相互作用とタン
パ
ク質
時
数
・ アミノ酸の構造とペプチド結合について意欲的に学習しようとする。
・ アミノ酸やペプチド結合の構造を理解している。
・ タンパク質の一次構造,二次構造,三次構造,四次構造について理解している。
・ 酵素の基質特異性,最適温度,最適pHについて,タンパク質の立体構造との関係から説明でき
る。
・ 酵素反応の調節に興味をもち,そのしくみを理解する。
・ 酵素反応の阻害には,競争的阻害と非競争的阻害があることを理解している。
・ 細胞内での物質輸送に関与するモータータンパク質について興味をもち,意欲的に学習しようと
する。
・ ホルモンの受容体がホルモンを受容したのち,セカンドメッセンジャーなどを経て細胞内の生命活
動が変化する過程を説明できる。
・ タンパク質の構造と自己・非自己の認識のしくみについて説明できる。
・ タンパク質は,情報の伝達や物質の輸送,免疫,細胞接着などさまざまな生命現象に関与してい
ることを理解している。
・ 適切な対照実験を設定することができる。
-58-
7
学
期
月
学習項目
学習のねらい、評価の観点
時
数
第2章 代謝
1.代謝とエネルギー代謝
①代謝
5
・ 代謝の流れに興味を示し,意欲的に学習しようとする。
・ 代謝には同化と異化があることを理解している。
・ エネルギー代謝について理解している。
・ 生物は有機物を得る方法によって,独立栄養生物と従属栄養生物に分けられること理解してい
る。
2.同化
・ 光合成色素と吸収する光の関係に関心をもち,意欲的に学習しようとする。
①光合成と葉緑体
・ 葉緑体の構造を理解している。
実験2 緑葉に含まれる色素 ・ チラコイドで起こる光化学反応,電子伝達系,ATP合成に関心をもち,科学的に理解しようとす
②光合成の過程
る。
③細菌類による炭酸同化
・ チラコイドで起こる反応の過程と,消費される物質と生じる物質を理解している。
・ カルビン・ベンソン回路で起こる反応の意味を科学的に理解。
・ C4植物とCAM植物の反応の特徴に科学的に理解し,意欲的に学習しようとする。
・ C3植物とC4植物、CAM植物の反応の違いを理解している。
・ 植物の光合成と細菌の光合成や化学合成の違いを理解。
・ 光合成の反応過程の研究で行われた実験について,探究的に理解する。
・ 薄層クロマトグラフィーの方法を習得する。
3.窒素同化
・ 窒素固定の反応とこれに関与する酵素に興味をもち,意欲的に学習しようとする。
①窒素同化
・ 植物の窒素同化の反応を科学的に理解する。
観察2 根粒菌の観察
・ 植物の窒素同化の流れを理解している。
・ 生態系における窒素固定や窒素同化,脱窒の役割を考察。
・ 根粒菌を染色して顕微鏡観察することができる。
4.異化
・ 呼吸と発酵の違いについて意欲的に学習しようとする。
①異化によるエネルギーの ・ アルコール発酵と乳酸発酵,解糖の過程において,共通する部分と生じるATPの量の関係につ
獲
いて考察する。
得
・ グルコースが呼吸基質として用いられた場合,アルコール発酵,乳酸発酵,解糖の各反応で生じ
②発酵
る物質の量を理解している。
実験3 アルコール発酵
・ 解糖系やクエン酸回路の反応によって生じる物質と電子伝達系の反応の関係,合成されるATP
③呼吸
の量について考察する。
・ 各種呼吸基質の分解経路について理解しようとする。
・ 呼吸基質と呼吸商の関係に興味を示し,意欲的に学習。
・ アルコール発酵において,温度と反応速度の関係を定量的に測定できるようになる。
8
第3章 遺伝情報の発現
1.遺伝情報とその発現
①DNAの構造
②DNAの複製のしくみ
③遺伝情報の発現
実験4 細胞内のDNAとRNA
の
分布
④DNAの塩基配列の変化と
形
質の対応
1
6
・ DNAの複製のしくみに関心をもち,積極的に理解しようとする。
・ DNAの二重らせんに方向性があることとDNA合成酵素の性質から,DNAの複製の際にはリー
ディング鎖とラギング鎖が生じることを科学的に理解する。
・ DNAの構造を理解している。
・ DNAの複製のしくみを理解している。
・ メセルソンとスタールの実験の方法と結果を理解している。
・ 真核生物の転写開始には,基本転写因子が必要であることを理解している。
・ スプライシングのしくみや選択的スプライシングに関心をもち,積極的に理解しようとする。
・ 真核生物では,スプライシングを経てmRNAがつくられることを理解している。
・ 遺伝暗号とアミノ酸の対応に関心をもち,理解しようとする。
・ 1種類のアミノ酸を複数のコドンが指定する場合が多いことを科学的に考察し,理解している。
・ コドンによってアミノ酸が指定されていることを理解している。
・ 遺伝暗号が解明された研究に関心をもち,科学的に理解しようとする。
・ 翻訳の過程に関心を示し,理解しようとする。
・ 原核生物の細胞構造から,真核生物との転写・翻訳の過程の違いを科学的に理解する。
・ 突然変異によってアミノ酸配列が変化するしくみについて関心を示し,科学的に理解しようとす
る。
・ 遺伝子突然変異によってアミノ酸配列が変化するしくみを科学的に理解する。
・ 一塩基多型の存在やその利用について関心をもち,科学的に理解しようとする。
・ DNAとRNAを同時に染色する方法を習得する。
2.遺伝子の発現調節
・ 染色体の構造と遺伝子発現の関係に関心をもち,意欲的に学習しようとする。
①真核生物における遺伝子 ・ クロマチン繊維の高次構造と転写開始に必要なタンパク質の結合の可否について科学的に考察
の発現調節
し理解する。
②原核生物における遺伝子 ・ クロマチン繊維の高次構造が緩んだ部分の遺伝子が発現していることを理解している。
の発現調節
・ 真核生物の遺伝子発現調節のしくみに関心をもち,意欲的に学習しようとする。
実験5 ラクトースオペロンに ・ 真核生物の遺伝子発現は,調節タンパク質の調節領域への結合によって行われることを理解し
おける遺伝子の発現調節 ている。
・ 遺伝子発現の調節と細胞の分化との関係を理解しようとする。
・ 異なる遺伝子が一定の順序で発現し,その生物に特有な形態や機能が現れていることを理解す
る。
・ 原核生物におけるオペロンによる遺伝子発現調節のしくみに関心をもち,意欲的に学習しようと
する。
・ ラクトースオペロンが発現されたり抑制されたりするしくみを理解している。
・ 大腸菌をプレート培地を用いて培養することができる。
-59-
#
学
期
月
6
学習項目
3.バイオテクノロジー
①遺伝子を扱う技術
実験6 λDNAの制限酵素に
よ
る切断と電気泳動
②バイオテクノロジーの応用
③バイオテクノロジーの課題
第4章 有性生殖
1.減数分裂と受精
①無性生殖と有性生殖
②染色体と遺伝子
③減数分裂と生殖細胞の形
成
観察3 減数分裂
1
学習のねらい、評価の観点
時
数
・ 遺伝子組み換えの方法に関心をもち理解する。
・ PCR法や電気泳動法,塩基配列の解析法のしくみに興味をもち,科学的に理解しようとする。
・ PCR法に用いる酵素や原理を理解している。
・ 塩基配列解析の原理や用いる酵素などを理解している
・ 遺伝子組み換えによって作出された生物が医療や農業に応用されていることを科学的に理解す
る。
・ DNA型鑑定の原理を科学的に理解する。
・ バイオテクノロジーの課題を科学的に理解しようとする。
・ 制限酵素を用いてDNAを切断することができる。
・ 無性生殖と有性生殖の違いに関心を示し,積極的に理解しようとする。
・ 生殖法には無性生殖と有性生殖があること,およびそれぞれの生殖法の特徴を理解している。
・ 体細胞には対になった相同染色体や性染色体が含まれることを理解している。
・ 遺伝子座と遺伝子の関係を理解している。
・ 性染色体と性決定様式に関心をもち,理解しようとする。
・ 減数分裂の過程に関心をもち,理解しようとする。
・ 減数分裂によって生じる染色体の組み合わせを論理的に理解し,説明することができる。
・ 減数分裂によって染色体構成の異なる多様な配偶子が形成されることに興味をもち,理解しよう
とする。
7
・ 配偶子が合体することによって子の染色体の組み合わせが多様化することを論理的に理解す
る。
・ ヌマムラサキツユクサのつぼみの葯を用いて減数分裂のようすを観察することができる。
2.遺伝子と染色体
①遺伝子の連鎖と組換え
実験7 ショウジョウバエの交
雑実験
第5章 動物の発生
1.配偶子形成と受精
①配偶子形成
観察4 二枚貝の精子の観
察
②受精
2.初期発生の過程
①卵割
②原腸の形成と胚葉の分化
③胚葉からの器官形成
観察5 アフリカツメガエルの
発生
④母性因子による体軸の決
定
2
9
・ 遺伝子には連鎖しているものがあることや,組換えによって連鎖している遺伝子の組み合わせが
変化することに関心を示し,理解しようとする。
・ 組換えが生じることによって,配偶子の染色体構成がさらに多様化することを論理的に理解す
る。
・ 検定交雑によって組換え価を求めることができることを科学的に理解し,説明することができる。
・ 組換え価を算出することができる。
・ 三点交雑の結果から遺伝子間の相対的な位置がわかること,これを用いて染色体地図が描ける
ことを科学的に理解する。
・ ショウジョウバエを飼育して交雑を行えるようになる。
・ 三点交雑の結果から3つの遺伝子間の相対的な位置を推定することができる。
・
・
・
・
・
・
精子や卵の構造について関心をもち,理解しようとする。
配偶子の形成過程を理解しようとする。
精子と卵の形成過程の違いを理解している。
ウニの精子が卵のゼリー層に接触してから卵に進入するまでの反応を理解している。
多精拒否のしくみを科学的に考察し,理解する。
二枚貝を用いて精子の観察を行うことができる。
・
・
・
・
・
・
・
・
卵割の様式と卵黄の分布の関係について関心をもち,意欲的に理解しようとする。
卵割と体細胞分裂の細胞周期の違いに関心をもち,意欲的に理解しようとする。
卵割の特徴を,体細胞分裂との細胞周期の違いから科学的に理解し,説明することができる。
ウニの発生過程に関心をもち,理解しようとする。
カエルの発生過程に興味をもち,理解しようとする。
各胚葉から分化する器官に関心をもち,理解しようとする。
カエルの尾芽胚の構造を理解している。
複数の胚葉が関係して形成される器官が多いことを理解している。
・ ヒトの受精と発生過程に関心をもち,理解しようとする。
・ ショウジョウバエやカエルの卵を例に,体軸の決定には母性因子が重要な役割を果たしているこ
とを意欲的に学習しようとする。
・ 母性因子の濃度勾配によって体軸が決定されていることを理解している。
3.細胞の分化と形態形成
①胚の区画化と調節遺伝子
の働き
②胚葉の誘導
③器官形成における反応能
と誘導の連鎖
5
・ いくつかの調節遺伝子群が段階的に発現することで発生が進むことに関心を示し,理解しようと
する。
・ 胚の区画化は,調節遺伝子が連鎖的に発現することによって起こっていることを理解している。
・ ショウジョウバエの体節の分化は,ホメオティック遺伝子群が発現することによって起こることを理
解している。
・ ホメオティック遺伝子群の遺伝子が突然変異を起こすと本来形成されるべきではない位置に脚な
どが形成されるホメオティック突然変異体が生じることを理解している。
・ 中胚葉誘導と神経誘導における物質の濃度勾配に関心を示し,理解しようとする。
・ 発生過程の研究の歴史に関心を示し,理解しようとする。
・ 反応能をもつ時期が限られていることを実験結果から科学的に考察し,理解する。
・ 誘導の連鎖によって器官が形成されることに関心を示し,理解しようとする。
-60-
#
学
期
月
学習項目
4.器官の形成と細胞の死
①プログラム細胞死
②アポトーシス
観察6 ニワトリの肢の観察
第6章 植物の発生
1.配偶子形成と胚発生
①植物の体制と発生の特徴
②配偶子形成と胚発生
観察7 ナズナの胚発生
の観察
③植物の器官の分化
観察8 茎頂の観察
10
第7章 植物の環境応答
1.植物の環境応答と植物ホ
ルモン
①環境に応じた植物の成長
②植物の成長に関与する植
物ホルモンの種類と働き
実験8 エチレンの作用
学習のねらい、評価の観点
・ プログラム細胞死が起こることで正常な器官が形成されることに関心を示し,意欲的に学習しよ
うとする。
・ 細胞の全能性に関心を示し,理解しようとする。
・ 細胞の全能性について理解している。
・ ES細胞やiPS細胞の特徴を科学的に理解し,説明することができる。
・ 再生の現象に関心を示し,位置情報の再編成について意欲的に学習しようとする。
・ 再生における位置情報の再編成について理解している。
・ 動物の発生と植物の発生との違いに関心を示し,植物の発生の特徴を理解しようとする。
・ 植物の体制および発生の特徴を理解している。
・ 被子植物の配偶子形成と重複受精に関心をもち,理解しようとする。
・ 重複受精の過程を理解している。
・ 被子植物の胚発生の過程を理解している。
・ 茎頂分裂組織を維持するしくみに関心をもち,理解しようとする。
・ 葉の向背軸決定のしくみ関心をもち,理解しようとする。
・ 頂端-基部軸の形成のしくみに関心を示し,理解しようとする。
・ 遺伝子が相互に作用しあって分裂組織が維持されたり軸が決定されたりしていることを理解して
いる。
・ 花の形成における遺伝子発現の制御に興味をもち,理解しようとする。
・ シロイヌナズナの花の形成は,遺伝子発現のABCモデルによって説明されていることを理解して
いる。
・ ナズナの胚を観察することができる。
・
・
・
・
・
・
・
第8章 動物の反応と行動
1.刺激の受容と反応
①刺激の受容
実験9 ヒトの眼の盲斑
②神経系
③効果器と反応
2.動物の行動
①生得的な行動
観察9 アルテミアの光走性
の観察
②学習による行動
11
・ 受容器は特定の刺激のみを受容して感覚が生じることに関心をもち,積極的に理解しようとす
る。
・ 聴覚が生じるしくみについて科学的に理解する。
・ 耳の構造と聴覚が生じる経路を理解している。
・ 眼の構造と視細胞による光の受容に関心をもち,理解しようとする。
・ 明順応と暗順応におけるロドプシンの変化に関心を示し,理解しようとする。
・ 遠近調節における水晶体の厚さの調節に関心を示し,理解しようとする。
・ 跳躍伝導のしくみを科学的に理解する。
・
・ 無髄神経と有髄神経の特徴を理解している。
ニューロンに生じる興奮は,全か無かの法則に従うことを科学的に理解する。
・ 脳や脊髄の構造と働きに関心をもち,理解しようとする。
・ 末梢神経系の構造を理解している。
・ 発電器官,発光器官,色素胞の構造と働きを理解している。
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
6
種子の発芽や休眠に関与する植物ホルモンについて関心をもち,理解しようとする。
ジベレリンが調節タンパク質を介して遺伝子発現を調節し,発芽を促進することを理解している。
オーキシンが極性移動することを理解している。
オーキシンとジベレリンが相互作用することで,植物細胞が伸長成長することを理解している。
重力屈性が起こるしくみを理解しようとする。
頂芽優勢と植物ホルモンの関係に関心を示し,理解しようとする。
果実の成熟や落葉,落果と植物ホルモンの関係に関心を示し,理解しようとする。
・オーキシンの研究史に関心をもち,理解しようとする。
・ 光屈性の研究の歴史において,どのような実験で何が解明されたのかを科学的に考察し,理解
する。
・ エチレンの作用を明確に知ることができる材料を選び,適切な実験系を設定することができる。
2.植物の環境応答とそのしく ・ 光受容体の性質と光形態形成の関係について関心をもち,意欲的に理解しようとする。
み
・ 植物には特定の波長の光を吸収する光受容体が存在することを理解している。
①光に対する環境応答
・ 花芽形成と日長の関係に関心をもち,意欲的に理解しようとする。
②花芽形成における環境応 ・ フロリゲンの実体に関心をもち,理解しようとする。
答
・ コムギなどでは春化処理によって花芽が形成されることを理解している。
③その他の環境応答
・ 植物は,乾燥や食害,病原菌などにも応答していること,およびそのしくみを理解している。
2
時
数
かぎ刺激によって生得的行動が生じることに関心をもち,意欲的に学習しようとする。
さまざまな刺激に対する走性があることを理解している。
コオロギの音波走性について関心を示し,意欲的に学習しようとする。
渡り鳥の定位運動や太陽コンパスについて科学的に理解する。
太陽の位置を基準にして方向を知る太陽コンパスをもつ動物があることを理解する。
ミツバチの8の字ダンスを論理的に理解し,説明することができる。
慣れと鋭敏化のしくみに関心を示し,探究的に理解しようとする。
アメフラシの鋭敏化のしくみについて,その神経回路から科学的に理解する。
刷込みやさえずりの学習には臨界期が存在することに関心を示し,理解する。
試行錯誤による学習に関心を示し,理解しようとする。
アルテミアを用いて光走性の観察を行うことができる。
-61-
5
#
学
期
月
11
第9章 個体群と生物群集
1.個体群
①個体群動態
実験10 植物個体群におけ
る密度効果の影響
②個体群内の相互作用
③個体群間の相互作用
観察10 アブラムシをめぐる
種間の相互作用
2.生物群集
①多様な種が共存するしくみ
②環境形成作用と多種の共
存
2
学習のねらい、評価の観点
時
数
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
個体群密度が,個体や個体群の成長,個体の生理や形態に影響を与えることを理解している。
生存曲線の型は,生物の産卵・産子数,親の保護の程度が関係していることを理解している。
環境と個体群の変動性に関心をもち,理解しようとする。
社会性昆虫などのワーカーの存在は,包括適応度によって説明できることを理解しようとする。
血縁度と包括適応度の考え方を科学的に理解し,ワーカー個体の存在理由を説明できる。
最適な群れの大きさが個体間の競争と警戒の時間から推定できることを理解しようとする。
群れの大きさが決まるしくみを理解している。
共生や寄生,間接効果などの関係を理解しようとする。
2種の生物間の相互作用は他の種にも影響を与えることを理解している。
植物を個体群密度を変えて植栽し,密度効果の影響を確認できる。
野外で昆虫を観察し,種間の相互作用を考察することができる。
7
・
・
・
・
ニッチの分割と種の共存の関係を理解しようとする。
基本ニッチと実現ニッチの比較から,競争の有無や程度がわかることを理解している。
攪乱による多様な種の共存に関心をもち,理解しようとする。
環境形成作用によって多様な種が共存する環境が提供されることを理解しようとする。
学習項目
第10章 生態系
1.生態系の物質生産
①生態系における物質生産
実験11 栄養塩類が物質生
産に及ぼす影響
②生態系におけるエネルギ
ーの移動
12
1
・ 生態系における物質生産の関係に関心をもち,理解しようとする。
・ 生態系における物質の生産と消費の関係を理解している。
・ 各種生態系の物質生産の特徴を科学的に説明することができる。
・ 生態系によって物質生産のようすが異なっていることを理解している。
・ 生態系におけるエネルギー効率を科学的に理解する。
・ ある栄養段階におけるエネルギー効率を求めることができる。
・ 栄養段階が上がるごとに個体数が減少することを,利用できるエネルギー量から論理的に考察
する。
2.生態系と生物多様性
・ 生物多様性の3つのとらえ方を理解しようとする。
①生物多様性の3つのとらえ ・ 攪乱が生態系に与える影響に関心をもち,意欲的に理解しようとする。
方
・ 人為攪乱も自然の攪乱と同様に生態系に影響を与えることを理解している。
②生態系の攪乱と生物多様 ・ 個体群の絶滅の原因に関心を示し,理解しようとする。
性
・ 個体群の大きさの減少が絶滅の原因に与える影響を科学的に考察し理解する。
観察11 身近な地域に侵入 ・ 生物多様性保全の重要性を理解している。
した外来生物の調査
第11章 生物の進化
1.進化のしくみ
・ ウマを例に,生息環境に適応して進化することを理解している。
①進化の証拠
・ 塩基配列や染色体の構造や数に変化が生じることで形質に変化が現れることに関心をもち,積
②進化のしくみ
極的に理解しようとする。
実験12 新しい集団の大きさ ・ ハーディー・ワインベルグの法則を理解している。
と遺伝子頻度の変化
・ 擬態,工業暗化,共進化,性選択,適応放散と収束進化に関心をもち,理解しようとする。
・ 自然選択が起こるしくみを科学的に理解し,擬態,工業暗化,共進化,性選択,適応放散と収束
進化を論理的に説明することができる。
・ 遺伝的浮動によって集団の遺伝子頻度が変化することを科学的に理解し,説明することができ
る。
・ びん首効果に関心をもち,理解しようとする。
・ 中立進化に関心を示し,理解しようとする。
・ 中立的な突然変異が存在することを科学的に理解する。
・ 分子時計を用いた種間の類縁関係や分岐時期の推定法を科学的に理解する。
・ 分子時計の考え方を理解している。
・ 隔離と種分化の関係に関心を示し,理解しようとする。
・ 進化における遺伝子重複の重要性を理解している。
・ 遺伝子プールのモデルを設定して遺伝的浮動による遺伝子頻度の変化を確認できる。
2.生物の起源と生物の変遷
①生命の誕生
観察13 コアセルベートの作
成
②原核生物から真核生物へ
③地球環境の変化と生物界
の変遷
④地質時代と生物界の変遷
3
第12章 生物の系統
1.生物の分類の変遷と系統
①生物の分類と系統
2
・ 原始地球の環境や化学進化に関心をもち,意欲的に学習しようとする。
・ RNAワールドからDNAワールドへの変遷を科学的に理解する。
・ 光合成生物の出現が地球環境に与えた影響を理解している。
・ 大気中の酸素濃度の上昇と生物の進化との関係を理解。
・ エディアカラ生物群やバージェス動物群の生物の特徴に関心を示し,意欲的に理解しようとす
る。
・ カンブリア紀には,多様な無脊椎動物が爆発的に出現したことを理解している。
・ 霊長類が樹上生活に適応した形質をもつように進化したことを理解している。
・ 化石や現生の生物に進化の証拠がみられることを理解している。
・ コアセルベートの作成を行うことができる。
・ 分類の階級に関心をもち,理解しようとする。
・ 種の表し方に関心をもち,理解しようとする。
・ 系統樹は生物が進化してきた経路を現していることを理解している。
・ 五界説における各界や各ドメインの特徴を説明することができる。
・ 生物は,その共通性からいくつかの界やドメインに分けられることを理解している。
2.生物の系統関係
・ 原生生物界,植物界,菌界,動物界の系統関係を理解しようとする。
①真核生物ドメインにおける ・ モネラ界,原生生物界,植物界,菌界,動物界の特徴を理解している。
系統関係
・ 各界に属する生物は,さらに他の共通性によって分けられることを理解している。
観察12 維管束の観察
-62-
8
6
6
平成28年度 「課題研究」シラバス
科目名
単位数
授業時数
指導学年
使用教科書
課題研究
1
35
3学年
生徒の進路に応じ設定
1
科目の目標と評価の観点
科学及び数学に関する課題を設定し、その課題の解決を図る学習を通して、専門的な知識と技能の深化、総
目
標
合化を図るとともに、問題解決の能力や自発的、創造的な学習態度を育てる。
関心・意欲・態度
数学的な見方や考え方
数学的な技能
知識・理解
自らの進路と関連さ
課題解決のために必要
課題解決に必要な技能
課題解決のために必要
評価の観点
せ、意欲的に取り組んで
な数学的な見方や考え方
を身につけているか。
な知識を身につけ、それ
いる。
が身についているか。
を理解しているか。
2
学習計画と観点別評価規準
学
期
月
1
4
単
元
オリエンテーション
第2章
5
第3章
第4章
6
7
9
数学A
第1章
第2章
数学Ⅱ
第1章
第2章
第3章
10
第4章
11
第5章
第6章
数学B
第1章
3
観点別評価規準
〔関〕:関心・意欲・態度
〔見〕:数学的な見方や考え方
〔技〕:数学的な技能
〔知〕:知識・理解
数学Ⅰ
第1章
2
学習内容
12
第2章
第3章
1
第4章
2
3
自らの進路に合
わせた課題設定
ゼミ方式について
進路(受験)における自
らに必要な科目について
・式の計算
・実数
・2次不等式
・集合と命題
・2次関数とグラフ
・2次関数の値の変化
・2次方程式と2次不等式
・三角比
・三角比への応用
考
査
範
囲
・ゼミ方式について理解する〔関〕
・進路(受験)における自らに必要な科目について考える〔関〕
・課題および問題解決のために必要な公式やまたは方法を身に
つけているか。
〔知〕
〔技〕
・問題解決に積極的に取り組んでいるか。
〔関〕
・問題を解決するときに、論理的に説明することができてい
るか。
〔技〕
・図やグラフなどを用いて、数学的に説明することができて
いるか。
〔見〕
中
間
・データの分析
・場合の数
・確率
・平面図形
・空間図形
・式と証明
・複素数と方程式
・点と直線
・円,軌跡と領域
・三角関数
・加法定理
・指数関数と対数関数
・微分法
・積分法
・平面上のベクトル
・ベクトルと平面図形
・空間のベクトル
・数列とその和
・漸化式と数学的帰納法
・確率分布
・統計的な推測
期
末
・課題および問題解決のために必要な公式やまたは方法を身に
つけているか。
〔知〕
〔技〕
・問題解決に積極的に取り組んでいるか。
〔関〕
・問題を解決するときに、論理的に説明することができてい
るか。
〔技〕
・図やグラフなどを用いて、数学的に説明することができて
いるか。
〔見〕
中
間
期
末
・課題および問題解決のために必要な公式やまたは方法を身に
つけているか。
〔知〕
〔技〕
・問題解決に積極的に取り組んでいるか。
〔関〕
・問題を解決するときに、論理的に説明することができてい
るか。
〔技〕
・図やグラフなどを用いて、数学的に説明することができて
いるか。
〔見〕
-63-
学
年
末
平成28年度 「課題研究」 シラバス
科目名
課題研究
単位数
1単位
授業時数
35時間
指導学年
3学年
指導学科
理数科
使用教科書
副教材
なし
各科目ごと、設定した課題ごとに準備する。
科目の目標
科学及び数学に関する課題を設定し,その課題の解決を図る学習を通して,専門的な知識と
技能の深化,総合化を図るとともに,問題解決の能力や自発的,創造的な学習態度を育てる。
評価方法
各学期ごとに、次の項目に基づいて行う。
・研究計画書、研究日誌、自己評価シート、毎時の探究活動の取組状況など
・中間報告書、中間報告会、最終報告書、最終報告会
評価の観点
【関】関心・意欲・態度
課題研究について関心をも
ち、自ら研究課題を選択し、
意欲的に取り組むとともに、
創造的な態度を身につけてい
る。
学
期
【思】思考・判断・表現
選択した課題に関心をもち、自ら
思考を深め、基礎的・基本的な知
識と技術を活用して適切に判断
し、創意工夫し、その成果を的確
に表現できる。
学習項目
月
研究全体のガイダンス
【技】技能
選択した課題に関する基礎的・基
本的な技術を身につけ、合理的な
研究計画を立て、適切に処理する
ことができる。
学習のねらい、評価の観点
【知】知識・理解
課題研究に関する基礎的・基本的
な知識を身につけるとともに、各
分野に関する専門的な知識を深
め、理解することができる。
時
関 思 技 知 数
課題研究の意義や1年間の研究の進め方
・説明をしっかりと聞き、これから行う活動を理解する。
◯
◯
4
4
テーマの設定
使用可能な器具を考慮しながら研究テーマの設定
・グループで話し合い、興味のある分野に関して
◯
テーマを設定することができる。
研究計画の立案
目的を達成するために必要な実験・観察、調査を計画
・どのような実験や観察が必要なのか、用意すべき
1
◯
器具は何なのかを計画書にまとめることができる。
5
データ収集、分析ガイダンス
収集したデータの取り扱い方法
・観察した項目の記録方法、収集した数値データ
◯
8
の処理方法を理解する。
探究活動
データの収集
6
・器具を正しく使い、正確なデータを収集できる。
◯
・結果を記録し、記録用紙等にまとめることができる。
・関心をもって調査に望むことができる。
・書籍やWeb上から参考になる情報を収集できる。
-64-
◯ ◯
◯
◯ ◯
学
期
学習項目
月
プレゼン方法のガイダンス
6
学習のねらい、評価の観点
関 思 技 知
時
数
調べた内容を他者に伝えるための技術
・収集したデータを、他者に分かりやすく伝える方法を
◯
知り、理解する。
報告会の準備
中間報告に向けたデータのまとめ
・集めたデータを他者に紹介できるかたちに文章に
◯ ◯
まとめることができる。
・グループで議論し、考察を深める。
◯
4
7
中間報告会
研究成果の発表
1
・与えられた時間の中でこれまでの成果を発表し、
◯
他者に伝えることが出来る。
・他のグループの報告に関心をもち質問できる。
・質疑応答や意見からこれまでの研究の問題点を
◯
◯
見出し、必要に応じて計画を変更できる。
・他のグループの報告を公平に評価できる。
9
探究活動
◯
データの収集
10
・器具を正しく使い、正確なデータを収集できる。
◯
・結果を記録し、記録用紙等にまとめることができる。
・関心をもって調査に望むことができる。
◯
◯ ◯
・書籍やWeb上から参考になる情報を収集できる。
報告書作成ガイダンス
8
◯ ◯
研究成果を報告書にまとめる方法
・レポートには決まった型があることを知り、
◯
その意義を理解する。
2 11
4
報告書の作成
型に合わせた報告書の作成
・これまでの調査結果を型に合わせて文章として
◯ ◯
まとめることができる。
・グループで議論し、考察を深める。
発表準備
口頭発表の準備
12
◯
・作成した報告書を口頭で説明できるように
4
◯
グループで意見を出し合うことができる。
・プレゼンテーション能力を身につける。
最終報告会
3 1
研究成果の発表
・与えられた時間の中でこれまでの成果を発表し、
◯
◯
他者に伝えることが出来る。
・他のグループの報告に対して関心をもち、質問できる。 ◯
2
・他のグループの発表を公平に評価できる。
-65-
◯
3