紙と鉛筆から始める情報学教育 ー言葉と体験、習得と探究をつなぐ「活用

文部科学省研究開発学校指定
滋賀大学教育学部附属中学校
教科等ならびに総合的な学習の時間における言語活用能力の向上を図るための,
教科横断型「情報の時間」開設を核とした教育課程の研究開発
紙と鉛筆から始める情報学教育
ー言葉と体験、習得と探究をつなぐ「活用する力」を高めるためにー
総合学習の変化
情報の時間 創設の理由
情報機器・手段の充実による
コピー&ペーストで形になる調査研究
内容よりも「派手さ」が重視される
プレゼンテーション
言語活動の充実のために
情報の時間
創設
言語と体験・習得と探究を結ぶ重要性
情報の時間 カリキュラム
平成22年度 カリキュラム
第1学年(34時間)
さまざまなコミュニケーション
さまざまなメディアの特性
情報の活用
アイデアを練るための方法・シンキングツール
分析・発表の方法
データと情報
第2学年(34時間)
調査研究型総合学習
異学年合同
郷土を題材
情報生活科
(平成12年度より実施)
メディア学習
(平成3年度より実施)
メディア・情報機器の取り扱い
コンピュータによる作品制作
広範囲にわたる
「情報学」をもとにした
網羅的・体系的な
カリキュラムの構築
思考と創造
第3学年(31時間)
データ量と情報量の違い
ディジタルデータの特性
論理的に理解・表現する
クリティカルシンキング
情報の処理
情報社会
データの収集・処理の方法
コンピュータをつかった情報の表現
情報の本質を理解する
情報社会での生き方を考える
普通教室を中心とした、
考え、共に学ぶ授業
全教員による授業
各教員による教材作成
テキストの活用
コンピュータ操作技能を
中心とした学習からの脱却
活用の場をつくる前に
活用の方法を学ばせる必要性
コミュニケーション
総合学習BiwakoTime
(昭和57年度より実施)
情報の時間 授業の特徴
情報機器の使い方を教える前に
情報の扱い方を教える必要性
ハカ
イリ
ブキ
リュ
ッラ
ドム
化の
各教科・総合学習などへの
フィードバック
生徒の新たな活用方法
教師の新たな授業方法
パターンA
領域
領域としての
「情報の時間」
各教科から抽出した内容
学級・学年行事と
リンクした内容
AB共通部分
各学年15時間程度
情報の活用
情報の正しい取り扱い
担任を中心とした指導
各学年20時間程度
コミュニケーション
モラル・ルール
などの内容
全教員による授業
平成22年までと同じ指導体制
平成23年度以降
教科「情報」と
領域「情報の時間」
の双方を視野に入
れたカリキュラムの
ハイブリッド化
各教科から抽出した内容
パターンB
新教科「情報」の構築
各教科から抽出した内容
専門性の高い内容
専門教員の担当
平成22年度までの
「情報の時間」の中心部分
各教科にフィードバックできる
内容
教科
各学年15時間程度
専門教員による指導
専門性の高い内容
技術分野・「情報に関する技術」
とは切り分ける