浅川幼稚園 食育通信 平成 26 年 10 月 栄養士 川野智美 運動会も終わり、朝夕めっきり涼しく秋の気配を感じるようになりました。実りの秋、味覚の秋、食欲の秋の 到来です。美味しい食材に恵まれたこの時期、秋の野菜をたっぷり使った食事を心がけてみてください。また、 お子さんと一緒に食材を買いに出かけて、色とりどりに並んだ野菜や果物、魚など一緒に名前を確かめなが ら楽しむのもいいですね。 先月、試食会に参加された保護者の方から、食に関するご意見を頂きましたのでご紹介します。 ・長男を出産して乳腺炎になったことがきっかけで、食事を和食にかえました。その時から食に関する事に興 味を持ちはじめました。長男が園に通ってから主食も玄米にしました。今は、3 割玄米で食べています。なるべ く和食中心になるように食事を工夫して作り、楽しく食べています。 年長 保護者 ・園を選んだ決め手は、やはり給食でした。そして我が家でも玄米生活をスタートさせました。炊飯器で炊くと少し パサパサ感が気になっていたのですが、先日の試食会で、水につける時間をもう少し長くしたらとアドバイスを頂 き、前よりふっくらと炊けるようになりました。子供の食べが悪いときは、おにぎりにしたりと試行錯誤の日々です。 おかげ様で娘達は、毎朝快便です。 年中 保護者 ご協力ありがとうございました。今後も、和食中心の食事で、健康にお役立て下さい。 『食と健康について』 今回のテーマは、 美味しいオッパイとまずいオッパイについて です。 オッパイを硝子の器にとってみると、美味しいオッパイはやや青みを帯びてサラッとした水っぽい感じですが、 まずいオッパイは黄色っぽく、ときに油が浮いて栄養満点のように見えます。しかし、なめると前者は甘く、後者 はしょっぱく渋みや苦みさえあるのです。 乳首を吸われる刺激で,乳腺のところで赤い血液が白く変身したのが乳(オッパイ)ですから、母親が何を 食べるかにより乳の質が決まります。つまり、高タンパク・高脂肪の西洋風の食事では美味しいオッパイは作れ ず、当園の給食のような、ご飯とみそ汁を中心にした和食が美味しいオッパイを作るのです。母乳は赤ちゃんの 主食であり、免疫物質を含む完全食なのですから、授乳間隔など気にせず美味しいオッパイを与え続けてい れば、たっぷりのオッパイが出せるようになるはずです。母乳で育てているのに、アトピー性皮膚炎にかかる赤ち ゃんはお母さんの食事が問題ですね。 本園の園医・永田先生の新刊本を紹介いたします。参考にして下さい。 永田良隆著 「アトピーは和食で治せ!」 角川書店 2014.6.10 初版発行 料理教室のお知らせ 年長 3 回目の料理教室 秋野菜の味噌汁 ①野菜を切って、味噌を溶く。 ほうれん草の白和え ②すり鉢で胡麻をする。 年中 2 回目の料理教室 秋野菜の味噌汁 ①野菜を切って、味噌を溶く。 南瓜納豆 ②すり鉢で胡麻をする。 ③材料を和える。 ③材料を和える。 10/15… にじ ・ つき ・ そら 10/8… うめ ・ ゆり 10/22… ばら ・ すみれ・ さくら 弁当箱に、ご飯のみ(玄米ご飯や雑穀入りご飯など)・味噌汁椀(ビニール袋に入れて)箸・マスクを持た せて下さい。エプロン・帽子は、園の物を使用しますので、洗って翌月曜日に返却して下さい。
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