平成27年4月28日 板橋区立高島第二中学校校長 荒 井 秀 樹 〒175-0082 東京都板橋区高島平 2‐24‐1 Tel 03(3936)1591 Fax03(3935)6441 板橋区 部活動の日 部活動で何を学びますか? 板橋区では部活動の日を設定しています。昨年までは 7 月に設定していましたが、今年から 3 年生がまだ 活動を継続している 5 月の第二月曜日に変更になりました。 部活動は学校の教育活動の一つとして行われ、皆さんが社会に出るまでに必要な様々な 力を身に付ける貴重な機会にもなっています。そのような機会が学校にあるということは、 決して当たり前のことではないのです。顧問の先生方を始め、部活動に理解や協力をして 下さる保護者の方々がいらっしゃって初めて成り立つ教育活動なのです。 日本の学校では当然のように行われている部活動ですが、日本のような形で学校で部活 動が行われている国は、世界の中では珍しいのです。ある大学の先生が世界 34 カ国の中 学・高校段階のスポーツの在り方について調べました。ドイツをはじめとする 9 カ国は学校で部活動は行っ ていませんでした。中高生がスポーツをする場は地域のスポーツクラブが中心となります。学校と地域の両 方でスポーツの場を提供している国は 20 カ国。ただしそれらの国々では、学校に部活動は存在するものの、 活動の中心はやはり地域のスポーツクラブです。学校を中心にスポーツが行われている国は日本を含むアジ アを中心とした 5 カ国のみでした。しかし日本以外の国々は、いわゆるスポーツエリートといわれる生徒を 対象とし、多くの生徒が部活動に参加する環境ではなく、優れた技能をもつ一部の生徒のための部活動です。 また、部活も強い部活に限られ、日本のようにどの学校にでも様々な部活動が存在するわけではありません。 日本のように学校で盛んに部活動が行われ、これだけの多くの生徒がいろんな部活動を選択して取り組め る環境は、世界の中では非常に珍しいということになります。当たり前の環境では決してないのです。 では、なぜ日本の学校では、多くの生徒が様々な部活に参加できる環境が根付いてきたのでしょうか? 皆さんの中には、小学校の時から少年野球やサッカー、少女バレー、体操や水泳など地域のスポーツクラ ブに入っていた人も多いでしょう。また皆さんの保護者の多くは、中学校や高校で部活動に入ることを勧め る方も多いことでしょう。その理由を考えたことはありますか? 「心や体の成長はどうでもいいんです。とにかく技術だけを学び、何が何でもプロの選手やその道の専門 家になってほしいんです。 」という思いでしょうか?決してそんな理由ではないはずです。当然のことなが ら、心の成長なくして、結果だけを手に入れることはできないはずですから。 人としての基礎づくりにあたる青少年期に、皆さんに多くのことを学んでほしいと思い、多くの体験の場 を皆さんに与えることが、皆さんにとって必要なことだと考えているからだと思います。 「身体の丈夫な子や技術をもった人に育ってほしい」という思いは当然あるでしょう。しかしこの願い以 外にもたくさんの願いがあるはずです。例えば、チームワークの大切さ、努力を積んで選手に選ばれる喜び、 チームメートと共感する勝利の喜びや敗れる悔しさ、最後までやり抜こうとする気持ち、人の努力を称える 謙虚な気持ち、失敗を許す優しさ、そして教えてくれる先生やそういう体験の場を与えてくれた保護者に感 謝する気持ちなどです。これらは人として成長するに当たって大切に育てていかなければならない資質です。 それらの資質を身に f 付けてほしいと願っているからです。 部活動を通じて学べることはたくさんあります。日本の部活動は多くの人の願いがあって現在のように多 くの生徒が、自分に合った部活動を選択できるように発展してきたのだと思います。どこの学校でも当たり 前のように行われている部活動ですが、それは決して当たり前のことではなく、先生方や皆さんの保護者の 方の願いの上に成り立っていることを忘れずにいてください。 バスケットボール部のある少女が部活動についてインターネットに書き込んでいた言葉を紹介します。 「入部」と書いて「スタート」と読む 「練習」と書いて「前進」と読む 「勝利」と書いて「喜び」と読む 「負け」と書いて「バネ」と読む 「夏季大会」と書いて「栄光」と読む 「全国大会」と書いて「挑戦」と読む 「敗北」と書いて「引退」と読む 「青春」と書いて「バスケ」と読む 「部員」と書いて「仲間」と読む 検定試験にチャレンジ 高二中では、検定試験の受験を奨励してい ます。資格として活用でき、進路選択でも強い 味方になってくれます。しかしそれ以上に、自 分の力を試そうという気持ちをもつことや、チ ャレンジしようとする気持ちをもつことは、心 の成長にも重要です。 英語検定試験の受験者募集 申込締切 実 施 日 英検の募集 5 月 1 日(金) 6 月 5 日(金) 漢検の募集 5 月 29 日(金) 7 月 10 日(金) 数検の募集 6 月 8 日(月) 7 月 11 日(土) ※申込用紙に記入の上、考査料を同封し朝学活で担任に提出 (既に英検、数検の申込書は職員室前に置いてあります) 高島平ボランティアワークショップ 奉仕の心を学ぼう 20 日(月) 、高島平地区では、ボランティアワークショップの皆さんが、中学生の ために様々なボランティア体験の場を用意してくれています。児童館や養護学校、福 祉施設など、皆さんの力を必要としています。人のために役立てる自分を発見でき、 人に感謝される喜びを知ったりできる貴重な機会となるはずです。ボランティアの機 会が身近にあるということは恵まれた環境です。奉仕の精神を学んでみませんか。 第 1 回目の募集 締め切り~ 4 月 30 日(木) 申込書を各担任に提出してください 前期委員の任命式 Create Our School ~みんなが誇れる学校に~ 20 日(月) 、前期の各委員会に選出された生徒の認命式を行いました。学級委員はじめ各委員に 任命された生徒に任命書を手渡しました。任命書の授与は、学校から正式に委員会の仕事を任されたことを 意味します。その意味を心に受け止め、よりよい学校を築くために力を発揮してください。本校の校訓「自 立・継続」の精神にのっとり、自立した委員会の運営を継続して行なってくれる ことを期待しています。5 月 11 日には、生徒総会が行われ、各委員会の活動が 示されます。全校生徒で委員の仕事をサポートしていきましょう。 1年 渡邉悠夏 学級委員長 2年 石塚優斗 3年 合原愛夏 PTA 総会 ~学校を支えるPTAの力~ 風紀委員長 情報委員長 保健給食 委員長 樋口 凜 齊藤秋水 北村 澪 (敬称を略させていただきます) 役員名簿 各委員会 委員長名簿 平成 26 年度の役員の皆様、各委員の皆様には、 会 長 高 橋 克 之 1年委員長 金子美津子 高島第二中学校のためにご尽力いただき、感謝申 小久保真理子 2年委員長 中 山 かおり し上げます。常に学校の支えとなっていただき、 副会長 岩 崎 高 3年委員長 白鳥千恵 改めて PTA 活動の学校への貢献について知るこ とができました。 宮田誠(副校長) 校外委員長 石塚あゆみ 18 日(金)に開催された PTA 総会で、平成 長谷川悦子 研修委員長 浅古麻奈美 書 記 27 年度の役員が選出され、PTA 活動がスタート 三本木友絵 広報委員長 作田美和 しました。そしてPTA役員、各委員長・集まり、 荒 井 京 子 会 計 白鳥千恵 第 1 回のPTA運営委員会を行い、今年度の活動 会 計 菊 川 満 子 監 査 佐藤江美 について話し合いました。子ども達の成長にとっ て、多くの大人が関わることはとても重要です。 PTA 活動は、大人と関わる多くの機会を提供してくれます。教育活動へのご協力、よろしくお願いします。 ゴールデンウイークの過ごし方の注意 1 学習にも力を入れよう 学習習慣を確かなものに<フィードバック学習教材の活用> 今年度より 1 年生と 3 年生は、学年単位で毎日宿題が出されています。2 年生は昨年に引き続き、家庭学 習ノートを提出しています。ゴールデンウィーク中も学習習慣を切らす ことなく続けてください。 板橋区のホームページからフィ 板橋区でも、ふりかえり調査をもとに、家庭学習教材として活用で ードバック 学習教材で検索 きるフィードバック教材をホームページにアップしています。躓きや ユーザー名 (一般非公開) パスワード (一般非公開) すい単元を中心に、解き方を解説付きで示すなど、自習教材として活 用できます。ぜひ一度、問題に取り組んでみてください。 2 板橋区内の中学校での全校・全生徒が守るべき共通事項 ゴールデンウィーク中に、部活動の春季大会や地域での行事もたくさん行われます。また5月後半からは運動会等の学 校行事も行われます。区内の全中学校では全学校が共通して指導すべきことを定めていまので家庭でもご指導ください。 ○生徒だけで他校の行事見学に行かない(兄弟や従兄が在籍している場合は、保護者同伴の時のみ許可する) ○部活動について ・大会や練習試合等に参加する場合の移動手段として自転車を使用することは禁止 ・自校、他校にかかわらず、当該部活動の部員以外の応援は禁止 ・大会会場や練習会場へのペットボトル、瓶、缶、お菓子、その他不要な物の持ち込みは禁止 ○生徒同士で、自校の学区域以外で行われる祭りや縁日などに出かけることは禁止
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