資料6 第1回~第5回能代市中心市街地活性化推進協議会 意見・提言

資料6
第1回~第5回能代市中心市街地活性化推進協議会
意見・提言概要
(能代の街)
◎能代には見る所が無いとか、何も無いという話をよく聞くけれども、実は能代は見ると
ころもたくさんある。いい所もたくさんある。食べ物も美味しいものがたくさんある。
本当はいい街だけれども、それを実は地元の人もあまり感じてない部分がある。
→能代のよいところを知恵を出し切ってまとめていくと、もっとよくなっていく。
→これは出来ない、あれは出来ないではなくて、どうすれば出来るかという創意工夫
ができればよい。
◎能代・秋田は美しいと思う。良い所はすごくあるのに、能代の人たちは未だにより便利
に、より都会的にということしか考えていないように思う。こうすれば便利になるとい
った個別の案件も良いが、根底に流れるものは、環境だと思う。
→能代しか出来ないこと、能代らしいこと、能代が目指すものが必要。
→自然と調和した都市をめざすことが必要。
→世界の先進国はモータリゼーションにストップをかけることにあり、能代でも地球
規模に連結した考え方が必要。
→商店街活性化の他に街なかに人が集う場所、ふれあえる場所(広場、インフォメー
ションセンター等)を畠町から柳町のどこかに作って、車を降りて街を歩ける街に
しなければならない。
◎大通りはとにかく交差点を通らなければ渡れない。買い回りするのに非常に不便。能代
駅前には何もないので利用客も減っている。JRも夜は無人化になって、マイナスには
たらいている。
→人が来るような仕掛けをしなければならない。
→それが一番し易いのは、富町の入口の通り。買い回りが出来るような幅をもった、
利便性を考えた店舗展開ができる
◎中心市街地で、人が歩く所に、月一度でもよいので、畠町なり柳町なりを開放する。
→そこにみんなが集い合えば何かが生まれて、また、それ以上のものが出て来て、中
心地に人が入ってきて、色んなものが出来るのと思う。
→街の人達だけが街づくりをするのではなくて、中心部以外の農家の人達とも、話し
合える機会があれば、ここに集まり寄り添えるものが出てくると期待する。
(交流・ふれあい)
◎女性を集めれば男性が集まる。子供たちを集めると親があつまる。
→集客のターゲットを絞ることを考えることも重要。
◎市民のだれでも自由に、若い人も老人の人も集まれるような場所がある。
→無料休憩所のような場所で、商売的なものも連携したところがあるといい。
→街なかで休めるような、パブリックスペースも必要。
◎ 森岳 のカ フ ェで 歌 声喫 茶を やっ て いる が、市 内か らも 客 が来 て 賑や かに なっ て いる 。
→できれば畠町あたりに歌声喫茶みたいなのができればいい。
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◎ 農家 との つ なが り のあ る中 心市 街 地を 望 んで いる 。
→みょうが館のようなものが畠町にあればいい。
→畠町の中で足を止める場所がほしい。
◎畠町で、若い人たちのためのデートスポットが欲しい。
◎ 郊 外 の フ ァ ミ リ ー レ ス ト ラ ン に 行 く こ と が あ る が 、 夜 の 10 時 、 11 時 に 若 い カ ッ プ ル が
話し合っている姿を見る。
→若い人達が、夜に集って楽しむことが出来る場所が街なかにあればよい。
◎若者が核になったまちづくりで成功しているのが代官山。いまでは店が集まってその周
辺は一大ファッションマーケットになっている。若者が集まって何かしらやっている。
若者が集まるとなぜか、中高年も集まる。
→一人ひとり、住んでいる人たちが便利な街が必要。
(場所・空間)
◎公営住宅というと高齢者や低所得者用向けに考えられている。
→若い方や独身の方も住めるような住宅に対する考え方が出来ればと思う。
◎ 街 な か に 空 き 地 が た く さ ん あ る 。そ う い う と こ ろ に 若 い 人 達 が 家 を 建 て た い と い う 時 に 、
誘導策があればと思う。
→能代市で新築する時に杉材の提供をしているが、それを街なかに家を建てたいとい
う方に優先的に提供することもよい。
→空き地を利用して民間等で住宅を建ててもらって、若い人達が住む事が出来ればと
思う。
◎秋田の駅前再開発に携わった時、病院が一番良いという企画があった。建物の1階が商
店街、2階と3階が駐車場、4階と5階が老人向けマンション、一番上が初期診療のた
めの総合病院という構想だった。
→能代の駅前にもそういうものがあれば、人の動きが変わる。
→待ち時間等の間に買い回りも出来ることで、病院とまちづくりの形成とリンクする
ことができると考える。
◎ 富 町 は 、昔 は 全 部 店 を 開 い て い た 。今 は や っ て い な い 。貸 す 気 は な い の か と 話 を 聞 く と 、
使ってくれるのであれば、ただ同然でもよいので貸すといっている。
→商売をしてもらう人を貼り付けることも可能である。
→休むスペースを作り、解放したらおもしろいものが出来る。
→会社を作って、戦略を立てて、業種の配置を考えて競争させることも必要。
→小さなところから成功させることで、街が広がって行く。
→裏通りから広がるまちづくりを実現したい。
◎柳町とか畠町の空地とか、隙間、裏通りが楽しい空間になる。
→店を構えなくても隙間、裏を狙って、ゲリラ的に商売はできると思う。
→ 歩行 者や 買 い物 客 が回 遊し て歩 け るよ う な場 所が あれ ば よい 。
◎図書館とかジャスコとか人が集まるところもあるけれども、広々とした、学生が勉強し
ているような空間がある。
→若い人も来る。友達とも話ができる。そういう空間があればいい。
◎元気なおばあさん達は、結構体育館に行っている。ただ、せっかく体育館に行っても、
その後におしゃべりしたり、楽しんだりする場がない。また、若い方も、スポーツをし
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た後におしゃべりをしたいと思っているが、その様な場所がない。図書館もお茶を飲ん
だりしたいなと思ってもその様な場所ではない。
→楽しい事が繋がる工夫があれば、もっと街なかが活かされると思う。
◎市の方から第二小学校の跡地をどのようにしたら良いか、アンケート用紙が来て、その
時に「子供がいなくなって、お年寄りが多くなって第二小学校が二つに割れてしまった
のだから、老人施設にしたら良いのではないか」と書いた。
→3階建てだとエレベーターが必要であるが、第二小学校の2階部分から市役所の裏
の通りに橋を架けると、上下1階にしかならない。そうなると、老人向けには非常
に良い施設だと思う。
(商店街)
◎ 畠 町 で は 、こ れ か ら 、順 次 、畠 町 商 店 街 の ア ー ケ ー ド を 解 体 後 の 整 備 計 画 を 進 め て い く 。
→畠町商店街の空き店舗の解消、開放地の販売を行いたい。
→畠町通りに駐車帯を設置する方向で検討していきたい。
→歩道の融雪化を考えたい。
→後継者だけでなくて、空き店舗を利用して、畠町で商売をやっていこうというよう
な人たちを呼び込んで、賑わいを創りだしていきたい。
→畠町商店街は高齢者や周辺で暮らす人たちをターゲットに親切で思いやりのある利
便性のある商店街を目指していきたい。
◎現在、インターネットビジネスにより、小売業自体は厳しい時代に入っている。また、
高齢者の場合もインターネットで買い物をする時代が来ると思う。
→住んでいる人が、必要最小限の日用品が簡単に買える、そういうお店が集まってい
れば、ある意味で快適に暮らせる街づくりは可能だと思う。
◎空き店舗でも大きいものは、やりにくいと思う。
→例えば、屋台であれば、4畳くらいの広さを木材で作って、冬場はシートを被せれ
ば暖かいと思う。暖房も廃材や薪をくべて、そこで食事も出来るし、自分達も稼げ
ることが出来ると思う。
◎ 東 北 の 大 き な 都 市 で 人 が 歩 い て い る の は 、盛 岡 と 仙 台 く ら い し か な い 。基 本 的 に 、官 庁 ・
ビジネスビル・商店街・ターミナル的なもの(能代で言えばバスステーション)が連動
していて、そこに人が歩けるというものが出来ない限りは、非常に難しいと思う。
→畠町商店街も仙台市の定禅寺通りのように真ん中に公園を作って、そこでジャズフ
ェスをやったら良いのではないか。そのように道を変えて行く必要があると思う。
◎空き店舗は空き店舗になる理由がある。畠町でファーストフード店を経営していたが、
最終的に畠町から出た理由は、警察との関係で、客に迷惑をかけることが出来ないとい
う事情もあって、出ざるを得なかった。また、間口の狭さや看板が立てられないという
物理的事情も含め、空き店舗になる要素がある。さらに、特に畠町の場合は建物が集合
型になっているため、自分の所だけ直すことが出来ない。
→更地になっていれば建物を建てて駐車場を作ることも考えられるが、有るものを利
用するのが非常に難しく、商店街の一番の縛りになっているのではないかと思う。
→集合型を何とか全部壊す事ができれば激変すると思うが、地主の関係でほぼ不可能
と考えている。開発する、新しくするということは難しい場所だと思う。
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◎なによりも商店主が大型店にない独自の商品を扱う、それで生き残っていく。
→それで客が増えて地域の人たちに喜ばれるようにしていく必要がある。
◎今はジャスコの駐車場があるので、かろうじてジャスコで買い物をしない人もそこに車
を止めて、街を歩いている。
→街なかに人を呼び込むには、駐車場が必要。
→第二小学校のグランドを半分くらい使って、ある程度チェックは必要だと思うが、
あまり条件を付けないで、自由に使える無料駐車場が必要。
→出来れば平地に駐車場が必要。
(高齢者)
◎高齢者が色々な施設に入っているが、なるべくなら在宅で過ごさせたい。
→古い家を利用してバリアフリーにして、そのなかに集まる人たちと交流して過ごせ
るようにしたい。
→畠町とかの建物を利用して高齢者と若い人たちの交流の場を作りたい。
◎ 能 代 市 の 高 齢 化 率 は 将 来 的 に 35% か ら 40% く ら い の 人 口 比 率 に な る 。能 代 市 の 郊 外 に 住
んでいるお年寄りを、全部中心市街地に集めてもよいと思う。
→そのために、土地や住宅を整備し、あるいは、生活全般を便利にサポートする体制
を整備することが必要。
→生活相談のためのインフォメーションセンターのようなところや、暮らしのなかで
突発的に発生したケガなどの事態に対応出来る施設を作って、高齢者に便利な生活
サービスが提供できるような街にすることが必要。
→商業は社会サービスをサポートする必要がある。
◎高齢者について調べてみると、多くの方が施設に入っているように思われるが、いわゆ
る 施 設 に 入 っ て い る 割 合 は 、現 状 で は 10% も い な い と い う 。つ ま り 、施 設 を 利 用 し な い
で 暮 ら し て い る 人 は 90% く ら い い る 。
→高齢者ある意味、すごいエネルギーになる。そのエネルギーを上手く活かすことが
必要。
→どこか行く所があるというのは大事なことで、自分を待ってくれる人がいると思え
る こ と が 大 事 だ と 思 う 。ま た 、世 の 中 と 繋 が り を 持 つ と い う こ と は 、お 金 を 掛 け る 、
掛けないということではなく、目に見えないものが大事な要素ではないかと思う。
高齢者イコールマイナスではないと思う。
(健康・スポーツ・バスケット)
◎「健康プログラム」が必要。現在、市が保有しているスポーツ施設をもう少し有効利用
する必要がある。
→全国的に指定管理者制度が公共スポーツ施設運営に取り入れられている。
→能代市には、体育館が8つも9つもあるので、プログラミングや専門的指導者を導
入して、必要であれば指定管理者制度で民営化するなどで活用すべきだと思う。
→ 介 護 が 必 要 に な る 市 民 の 年 齢 を 5 年 で も 10 年 で も 引 き 上 げ る こ と に つ な が り 、中 高
年齢層の体と心を元気にすることができると思う。
→公共性とビジネスの兼ね合いについて、市民と市と指定管理者の三者でうまく協議
することで、出来ないことはないと思う。
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◎能代市はバスケのまち能代として売り出しているが、能代市民がもっとバスケットボー
ルに関心を示すような取り組みが必要である。
→お年寄りや小学生も参加出来る様な特殊なルールを作って、自治会単位で交流を深
める大会をやっていきたい。
→既存のルールにこだわらないで、自由な発想で楽しんで参加してもらうことが活性
化につながる。
→バスケの街能代として何もやっていない様に思うので、是非とも予算を組んで、底
辺からバスケのまち能代を盛り上げて頂きたい。
◎バスケットボールを日常、市民や子供レベルで楽しむめるようにするためには、ある程
度指導が必要だと思う。
→バスケットコートはポールとリング、ネットを一つ付ければ出来るので、空き地を
利用してはどうか。
◎ここは一年に一度「能代カップ」というイベントがあるので、街に人を呼ぶのにそれを
利用しない手はない。
→能代カップのときに、道路でスリーオンスリーなどが出来れば、好きな人達が集ま
っているので参加するだろう。能代のバスケ好きも一緒に参加出来るというパフォ
ーマンスのやり方はどうか。
◎バスケットの施策は市の中で出来るはずである。
→小学校、中学校に指導者をきちんと配置して、学校の中でバスケットをさせること
で、能代市の中からバスケットプレイヤーが出ることにつながる可能性がある。地
元の人間がプレイヤーとして有名になると、能代はやっぱり、バスケの街になって
くると思う。
(環境)
◎小型風力発電(マグナス風車)は、東北電力の巨大風車よりも安く音も静かで、エコの
シンボルという感じがする。
→街なかに建てることも出来る。
→「冬の風の街のしろ」の、例えば融雪に使うとか、街なかのシンボル的にも使える
のではないかと思う。
◎歩ける街、自転車に乗れる街、脱モータリゼーションだと思う。
◎ ヨ ー ロ ッ パ の 小 さ な 町 な ど で は 心 の 糧 に な る よ う な 教 会 や 広 場 が あ っ て 、市 場 が あ っ て 、
そ こ に 日 曜 で も 夜 で も 人 が 集 ま っ て 来 る 。そ ろ そ ろ そ う い う 方 向 に 向 け て 考 え な け れ ば 、
あまりにも気持だけ抜けたような感じがする。
→そろそろ消費するだけのアメリカ型ではなく、ヨーロッパ型の気持を大切にするよ
うな、節度ある商売の仕方が必要。
◎日本は基本的に今はアメリカ型の消費する流れの中にある。
→能代だけそれをストップするエネルギーをどこかから持ってくるアイデアがあれば
能代は能代として生き残って行けると思う。
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