原因疾患があるために起こる頻尿 心理的要因やストレスが引き金となる

今月は頻尿についての特集です
腎臓でつくられた尿が、膀胱内に一定量溜まると、膀胱壁が刺激されて、尿意を感じ
るしくみになっています。そこで、人はトイレに行き、排尿を行います。正常な排尿
は大脳の働きによって、尿を送り出す膀胱との関係がうまく保たれコントロールされ
ています。そのために、排尿をある程度がまんすることができます。
膀胱の正常容量は、体格にもよりますが、約200ml~300mlほどが普通です。
日本人では、約150ml溜まると軽い尿意を、250ml溜まると強い尿意を覚える
のが一般的です。排尿回数は、昼間は4、5回、夜間は0~2回、合わせて1日に7
回ほどが成人の平均で、1日に約1500mlの尿量を排出していることになります。
排尿の回数が異常に多くなる現象を、 頻尿といいます。
2時間以下の間隔で排尿があり、昼間で8回以上、夜間の就寝時で3回以上、
つまり、1日に8~10回以上トイレに行くようであれば、頻尿といっていい
でしょう。
大別すると、頻尿を招く原因には2通りのケースがあります。
原因疾患があるために起こる頻尿
心理的要因やストレスが引き金となる神経性頻尿
泌尿器科では
泌尿器科では最
では最も多く見られる膀胱炎
られる膀胱炎の
膀胱炎の他、尿道炎、
尿道炎、膀胱がん
膀胱がん、
がん、前立腺炎、
前立腺炎、膀胱
および尿管結石
および尿管結石などの
尿管結石などの病気
などの病気に
病気に伴う頻尿
例えば膀胱炎を起こすと、少量の尿が膀胱内に溜まっただけでも、炎症を起こしてい
る膀胱粘膜の知覚が過敏になり、排尿刺激が起こって頻尿となってしまいます。
膀胱容量が
膀胱容量が減り、一回の
一回の排尿量が
排尿量が減ってしまう頻尿
ってしまう頻尿
膀胱内に腫瘍や結石ができて膀胱内部が狭くなったり、逆に膀胱周辺の臓器(子宮や
卵巣、大腸など)の腫瘍によって膀胱が圧迫されることで膀胱の容量が減ってしまい
頻尿を招くものです。
女性では妊娠が、 膀胱の容量が減る原因になることもあります。 尿崩症、
尿崩症、その他
その他の病気
1日の尿量が4~10リットル近くにもなる尿崩症や糖尿病などの内分泌異常や、
慢性腎不全などの病気によって尿量自体が増え、 排尿回数も多くなるケースです。
排尿力の
排尿力の低下
膀胱にたまっている尿を一回ですべて出し切れないため、何度もトイレに行かなけれ
ばならず頻尿となるケースです。男性での前立腺肥大症や前立腺がんなどに見られる
頻尿のほとんどがこのケースです。
神経因性膀胱
排尿を調節している神経系が障害される病気によって排尿のシステムがうまく働かな
くなります。脳脊髄腫瘍や脳梗塞などの脳血管障害、多発性硬化症、パーキンソン病
などの病気の他、子宮や直腸の病気で手術や放射線療法を受けた人や、糖尿病で膀胱
の神経が麻痺している状態の人に起こります。トイレに行ってもたらたらと少しづつ
しか尿が出ません。尿失禁などの排尿異常も見られます。 疾患や異常がみとめられないにも関わらず、精神的な要因やストレス、恐怖心などが
原因となって起こります。膀胱炎に次いで多くみられるのが神経性頻尿です。
例えば、発表会や演奏会、大事な面接等々、重要な場面など、
緊張する状況でトイレが近くなる状態です。この状態が一過
性の現象として終わらず、その後も排尿回数が日常生活に支
障をきたすほど頻繁になってしまう場合があります。
神経質な人に多く見られます。
1日に10回以上おしっこに行く。
ただし、一回の量がたくさん(300cc以上)出ていれば、水分をたくさん取った
ために、尿の量が増えた、と考えてよい。
1回の尿の量が少ない場合は、頻尿となります。
女性に多いのですが、膀胱炎を実際に患い、それをきっかけに神経性頻尿を発症する
ケースもあります。その場合、頻尿の他に、排尿痛や残尿感など、膀胱炎そっくりな
症状を訴えることがあります。
基本的な検査は簡単に済みます。尿検査をすると膀胱炎などのように膿や血尿などは
出ないので、すぐに判断できます。
原因が
原因が膀胱炎の
膀胱炎の場合・・・
場合・・・抗菌剤
・・・抗菌剤
膀胱炎は、治療すればすぐよくなります。水分を十分に摂取して尿量を増し、有効な
抗菌剤を服用すれば、3日以内で症状はとれ、1週間の服用で再発も防げます。症状
がとれた段階で抗菌剤を勝手に中止すると、再発することがあります。また、症状が
ある時だけ薬を飲んでいると、細菌が薬への抵抗力をつけてしまうことがあるので、
渡された薬は、決められた通りに飲んで下さい。
神経性頻尿の
神経性頻尿の場合・・・
場合・・・膀胱
過敏性を和らげる薬
らげる薬
・・・膀胱の
膀胱の過敏性を
膀胱の
膀胱の収縮を
収縮を強める薬
める薬
朝1番の尿量が300mlあれば、膀胱容量は正常です。神経性頻尿は、膀胱には何
も異常ありませんので、膀胱の過敏性を和らげる薬が効きます。数週間の投薬で頻尿
の習慣が消え、投薬を中止しても大丈夫な人が多いです。これも精神面が大きく作用
する神経性頻尿の特徴です。
神経因性膀胱では膀胱にたまっている尿を1回で全て出し切れないため、何度もトイ
レに行かなければなりません。膀胱にたまった尿をすべて排尿できるように、膀胱の
収縮を強める作用のある薬を内服してもらいます。
膀胱炎の予防法は、水分(水、お茶、牛乳など)をいつも多めに飲むようにして、
排尿はがまんしないようにする事です。
神経性頻尿は、尿意を気にしすぎることから、始まります。予防法など考えず、排尿
回数に無関心になることが、予防です。
神経因性膀胱の予防は、その原因になる糖尿病や脳梗塞を予防することも大切です。
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ミカンをむくときにやっかいなのが、中身の袋についている白い筋。
「なにも取らなくたって」といわれても気になるものです。「なんのためについ
ているのだろう、なければよいのに」なんて身勝手なことさえ考えてしまいます。
ところが、これがなければミカンはできないという大事な代物。
名前を維管束(いかんそく)といって、水や栄養の通路なのです。根から上がって
きた水は、この維管束を通って実に運ばれていきます。厳密には、100%ここだ
けを通るのではありませんが、維管束を断たれてしまえばまちがいなくその部分
は枯れてしまうのです。レンコンを切ったときにネバネバした白い糸のようなも
のがでます。形はちがいますが、あれも維管束です。