原発入域予定者の就業判定について Q 弊社関連会社において、原発へ出張され、メンテナンスなどに従事される社員がおられます。 原発へ出張される際に、健康診断票の提出が義務付けられているようで、付属病院にて健診を 受けられ、産業医判定をしております。 電離健診では、血液検査および目、皮膚などの異常を調べ、問題なければ入域可と判定しま すが、同時に提出する定期健診結果では、高血圧症や糖尿病などで治療が必要と診断される 方がおられます。 すでに治療しておられる方については、別紙意見書という形で、治療中である旨を追記しますが、未治療の方 については、どのように対応すればよろしいでしょうか。 過去に高血圧症無治療の方で、出張先の判定で入域不可となり、そのまま帰路についたという方がおられるよ うです。 原発に入域される方の判定において、独自の基準などありましたら、教えて下さい。 A 電力会社の専属産業医をしており 思われます。まとめると、原子力発電所に入域される ましたが、原子力発電所に入域され る方に対しては、電離則に従う健診 をうけているかどうかということが重要 になると思われます。以前は、電力 会社から一定の基準が示されていたこともあったとい う事ですが、現在は存在せず、高血圧症や糖尿病な 方に対しては、電力会社としては、発電所管理区域 内で働く人が、電離健診を受けたことだけが重要であ るので、電離則に従う健診を受けているかが問題とな り、定期健康診断の結果提出は必要ないのではと考 えます。 どの持病に関しては、定期健康診断の事後措置とし て所属される企業で対応をとっていただくのがよいと 17
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