本リリースは、三洋化成工業株式会社と TIS 株式会社の共同リリースです。2 社から重複して配信されることがありますがご了承ください。 2012 年 6 月 6 日 報道関係各位 三洋化成工業株式会社 TIS株式会社 三洋化成工業が、グローバル化の推進に向けて 3ヵ国、7拠点の海外連結子会社の基幹業務システムを統一 -TIS がクラウド上でのシステム構築とその後の運用を支援- 三洋化成工業株式会社(本社:京都市東山区、社長:安藤孝夫、以下 三洋化成工業)は、グローバル化の 推進を目的に、中国・タイ・米国の 3 ヵ国、7 拠点の海外連結子会社の基幹業務システムを統一することを決定 しましたので発表します。 2013 年 1 月には第 1 期システムが中国で稼働、以後は 5 月にタイと米国で順次導入を進める予定です。 今回のプロジェクトでは、TIS 株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:桑野 徹、以下 TIS)が新シ ステム構築と、クラウドサービスを利用したサーバ、ネットワークの導入および運用を支援します。 新システムには SAP 社の基幹業務ソフトウェア「SAP® ERP」を採用し、グローバル化に対応したグループ 経営管理を実現するシステムの構築を目指します。 「SAP® ERP」の導入では、TIS のこれまでの経験とノウハウを活用したオリジナルの製造業向けグローバ ルテンプレートをベースに、「海外連結子会社システム業務のグローバル標準化を行う」「各国の税制要件に 対応する」という三洋化成工業独自の要件を実装したシステムとして構築していきます。 また、システムを稼働させる IT インフラには、TIS の企業向けクラウドサービス(PaaS/IaaS)『TIS Enterprise Ondemand Service(ティアイエス エンタープライズ オンデマンド サービス)』を採用し、構築のテスト環境 から本番稼働までをクラウド環境で実施し、稼働後のシステム管理も TIS のデータセンターにて一元化する運 用体制を実現します。 ■海外連結子会社のシステム統一の背景 三洋化成工業では、2020年度までに連結売上高3,000億円、営業利益300 億円の達成を長期的な目標と して掲げ、現在推進中の第8次中期経営計画(期間:2011~2014年度)『Challenge 2000 & 200』においては、 2014年度までに“連結売上高2,000億円以上、営業利益200億円以上、ROA(総資産営業利益率)12%以上 の達成”を目指しています。 この目標達成のためには、“全社を挙げたグローバル化の推進”や“戦略的開発品への経営資源の集中”が 不可欠です。三洋化成工業では、海外拠点ごとにシステムを導入し、会計業務等を運用していたこれまでの やり方を変革し、海外連結子会社の業務およびシステムの標準化とそれを実現するシステム構築が必要と考 えました。 ■海外連結子会社のシステム統一の目的 今回のシステム統一は、国際競争力の強化が重要性を増す事業環境において、グローバル化を推進する ことを目的としています。「SAP® ERP」を TIS のテンプレートを活用して導入することで、海外連結子会社の システムの独自運用を脱却し、グローバルレベルで業務を標準化し経営戦略を支える基幹業務システムの構 築を目指します。 具体的には、以下の要件を実現したシステム構築を目指します。 ・ ・ 海外連結子会社のシステムの標準化、多言語対応(中国語・英語) 将来的な IFRS(国際会計基準)対応に耐えうるグローバル標準的な仕組みの準備 ■SAP 製品と TIS の構築支援を選択 三洋化成工業は以下の理由から、海外連結子会社の新基幹業務システムのパッケージとして SAP® ERP を採用し、TIS の経験とノウハウを活用したオリジナルのテンプレートを利用したシステム構築とクラウドサービ ス(PaaS/IaaS)『TIS Enterprise Ondemand Service』上での運用サポートを選択しました。 ・「SAP® ERP」が ERP 市場においてシェアが高く、グローバルでのシステム構築において信頼性が高いこと ・TIS の提唱する“標準モデルでガバナンスを効かせ軽やかに展開する”というコンセプトに賛同し、TIS の製 造業向けグローバルテンプレートなどを活用することでスピーディな導入が可能であること ・TIS が、製造業を中心としたグローバル展開企業へのシステム構築と、SAP 導入に関する豊富な実績をもっ ていること ・時差のある海外連結子会社のシステムを的確に保守するために必要な、信頼性の高いデータセンターとクラ ウドサービスを TIS が有していたこと ■新基幹業務システムで期待される効果 2013 年より順次稼働予定の海外連結子会社の新システムでは、以下のような効果が期待されています。三 洋化成工業は、今回のシステム統一により、グローバル化の推進を後押しすると共に、第 8 次中期経営計画 『Challenge 2000 & 200』の目標達成に向けたグループ経営の“見える化”や、IFRS(国際会計基準)への対 応準備などを進めて行きます。 新システムの効果としては以下のようなものを想定しています。 ・海外連結子会社業務/システムの標準化 多言語・多通貨対応に加え、各国特有の要件(法規制・商習慣)に対応したシステムを構築し、海外連結子会 社共通の情報基盤の実現 ・ グループ経営の”見える化”のしくみ作り ERPで標準化することにより、管理会計、経営情報の活用をスピーディかつ的確に実現し、海外連結子会社 の業績データを効率的に一元管理できるしくみの構築 ・IFRS(国際会計基準)に対応したシステムの構築 IFRS への早期対応を可能にすることで、グローバル化するステークホルダーからの要望に応じると共に、今 後予想される法制度改正時の影響範囲を最小限に抑える ■今後の予定 三洋化成工業は、2013 年 1 月の中国に続き、5月にはタイと米国で稼働を予定しています。 TIS では製造業を中心としたグローバル化を進める日本企業向けに、海外拠点現地での IT サービスの支援 や運用、グローバルレベルでの基幹系システム統一、IFRS 対応など、様々な領域での海外支援サービスを 充実させていきます。その一環として、2012 年 1 月にはシンガポールに拠点を新設し、これまでの中国地域 に加えて、ASEAN 地域での海外現地サポート体制を強化しています。 ■製造業向けグローバルテンプレートについて 製造業向けグローバルテンプレートは、TIS が開発したグローバル展開する製造業向けの基幹業務モデルで す。70 社超の製造業での基幹業務システム構築支援の経験を凝縮した標準業務モデルに、各国の税法要件 等を加えた「SAP® ERP」導入を支援する本テンプレートを活用することで、短期間かつ低コストでグローバル 対応の基幹業務システム構築を実現します。 ■TIS Enterprise Ondemand Service(PaaS/IaaS)について 企業 IT システムに向けたサーバ環境やネットワークサービス/運用機能を、オンデマンドで提供するサービ ス(PaaS/IaaS)です。すでに金融業、製造業など約 200 システムに導入されており、セキュアなお客様専用 ネットワーク上に、必要なときにすぐにシステムリソースを追加・削減できる柔軟性を特長としています。 詳細情報は http://www.tis.jp/service_solution/cloud/ 三洋化成工業株式会社について 1949 年11 月に創立した三洋化成工業(株)は、社是「企業を通じてよりよい社会を建設しよう」を理念とし、コン プライアンスの徹底、ステークホルダーの皆さまとの対話促進をはかりつつ、約 3,000 種に及ぶ多彩なパフォ ーマンス・ケミカルス(機能化学品)を通じて、生活の向上などお手伝いしています。 TIS 株式会社について IT ホールディングスグループの TIS はお客様のご要望にお応えするために、SI・受託開発に加え、データセ ンターやクラウドなどサービス型のソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN 地域を中心と したグローバルサポート体制も整えており、様々な業界のお客様の事業の成長に常に貢献し続けるビジネス パートナーを目指しています。 <報道関係お問い合わせ先> 三洋化成工業株式会社 広報部 TEL:075-541-4312 TIS 株式会社 コーポレート本部 企画部 営業推進室 浄土寺 TEL:03-5337-4232 E-mail:[email protected]
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