吉村理事長のワンポイントレッスン 今回は AK カイロプラクティック小倉整体院に一番多くみられる患者のタイプ をご紹介します。参考にしてください。 2 月 19 日佐賀の患者 Y さんが友人の K さん(女性 61 歳、自営業)を鹿児島まで 迎えに行って、午後 5 時に来院された。自覚症状(主訴)以下のとおりである。 自覚症状(主訴) 肩こり、めまい、頭痛、動悸、胸焼け、神経痛、糖尿病、肩(左右とも)腕(右) 背部痛、むちうち(交 通事故)、腰部痛(右轡部)下肢後面痛(右股関節、右膝、踵) 問診 肩こり:慢性的 ひどいめまい:時々あり 頭痛:常時あり 動悸:心臓は以前悪かったが現在は異常は無いと医者から言われた 胸焼け:食問、食後にあり 糖尿病:医者より言われたが投薬無し。 肩、腕:左右とも痛み、右が特に痛む。 左肘:肘より手首まで後面の痛み。 神経痛:右臀部、右股関節、右膝外側から腓骨に沿って焼けるよう な刺すような激痛で歩行時に痛みでびっこを引く。 来院の目的は、整形外科で検査結果は原因不明で「坐骨神経痛」の診断であるとのことだが 1 年以 上悩んでいるとのこと。段々と悪化し現在は歩行にも困り鹿児島市内の整体 &マッサージを毎週 2 時 間ずつ 2 回受けているが変わらない。紹介者の Y さんから「なんとかしてあげて」とたっての頼み である。 私は 3 回分の施術を 1 回で行うことにした。そのために各セクションの治療過程で何度も歩行させ ることにした。 検査 :カテゴリーⅡの合併症と診断。 触診 :左図のとおりだが坐骨神経に沿っての触診では全く痛みはなし 治療 :①べ一シックⅡクラニアル ②前方胸椎(T-5・ 6 特に T-2PLI を矯正すると左肘の痛みが激減 した) ③Ⅱブロック(右 L ・ L ・ L) ④ C-7 と第 1 肋骨アジャストで両肩の痛みが軽減) ⑤肩関節の検査で右肩の痛みは肩鎖関節、胸鎖関節共に後方変 位のため 。ブロッキング中に右肩後部にもブロックを配置し 、 左鎖骨を後方外方にスラストした。鎖骨下の痛みと上腕骨前 部の疼きが消失。 ⑥胸焼けの検査では顔面筋(頚椎の屈曲させ抵抗させてみて減弱) これを食道裂孔ヘルニアの疑いで TS ライン 5B を検出し、横隔膜の調整を施した。これで頸肩腕 症候の痛みが全て消失した。 ⑦下肢検査に進み股関筋から膝を検査したが特に異常なし、足関節には踵骨に 軽度の脱臼を検出 し、調整した。 ⑧腹臥位にて、股関節の伸展可動域検査でも異常なし。 ⑨大殿筋の筋力検査では減弱がみられたがいわゆる坐骨神経の痛みでは無い。 L5 の触診に移ると棘 突起の軽い触れでもかなり過敏な痛みを訴えるので、再度仰臥位にて SLR とパトリックステスト をするが陰性であった。 ⑩そこで、恥骨上右を触診すると左に比べてかなり硬く動きが少なく激痛だと訴える。自身では全く 気がつかなかったということだった。治療は右足を挙上させておき鼠径部に二指を吸気とともに挿 入してゆき子宮体にたどりついたところで、挙上した足を「天空で円を書き」足をベットに下ろす と同時に子宮を軽く「フリップアウト」を行った。 ⑪Ⅱクラニアルを施し、再度 L5 の触診をしたが、過敏な痛みは消えた。臀部から股関節、膝(外方) 腓骨部の痛みが 9 割は消えた。臥位でも立位、歩行テストでも痛みが消えたと大変に喜ばれた。 次回の施術を約束をし帰途につかれた。 ※今回は鹿児島よりの来院ということで特別に、初回の施術としては本来の根本療法ではなく、対症 療法を行ったわけです。 2 ~ 3 回施術の合間に治療室を歩行して、間隔をおきながら施術をしました が時間は約 30 分でした。
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