糖尿病の治療薬 2014 (1)HbA1cと血糖の流れも大事。

糖尿病の治療薬 2014
(2)糖尿病は加齢現象の要素も強い。
(1)飲み薬
(2)注射薬
インスリンは有限であり、加齢で効きも悪くなってくる
ことがある。
(1)HbA1cと血糖の流れも大事。
(3)インスリンは血糖を下げる以外
の作用もあわせもつ。
食欲増進。
体に脂肪を蓄積させて肥満を招く。
脂質代謝、動脈硬化、血圧に悪影
響を及ぼす恐れがある。
HbA1c
糖尿病の薬物療法 2014
(1)飲み薬
(2)注射薬
飲み薬
(1)インスリン出しなさい系
インスリン出しなさい系
(1)24時間出しなさい系
(2)食事の時だけ出しなさい系
(3)血糖の高い時に出しなさい系
インスリンの効きを高める系
(1)最も古い薬。
肥満があると効果が高い。
(2)インスリンの効きを高める系
(3)血糖の吸収をおさえる系
(4)血糖を外に出す系(新薬)
(2)副作用で肥満がある。
血糖の吸収を抑える系
基本は毎食直前にのみ、食後血糖を抑える。
作用はゆるやか。
副作用は腹部症状。
血糖を尿に出す系
どう組み合わせる?
(1)自分のインスリンを長持ちさせたい。
(2)薬代がどうか。
(3)薬の副作用はどうか。
(4)薬以外で補えるものはないか。
↓
自分の血糖値の流れを知り、体への負担が
最小限の治療が最適ではないか。
1例ですが。。。(私見)
1番目 インスリンの効果を高める系
新薬。
2番目 インスリン短時間だけ出しなさい系
高血糖時だけインスリン出しなさい系
血糖の吸収をおさえる系
副作用:頻尿、多尿、脱水、尿路感染症、
体重減少(筋肉が落ちる)。
高齢でない肥満気味の方が良い適応。
3番目以下は
体型、年齢、血糖の流れで考えます。
糖尿病の薬物療法 2014
インスリン
(1)半日~1日だらーと効く系。
(1)飲み薬
(2)食事前に打って食後高血糖を抑える系。
(2)注射薬
注射薬
(1)インスリン
(2)インスリン以外の注射薬
いずれの薬剤でも自己血糖測定が保険で
できるようになります。
(3)(1)と(2)を混ぜた系。
半日~1日だらーと効く系
中間型(半日強)
持効型
ランタス注ソロスター(1日)
トレシーバ注フレックススタッチ(2日)
食後血糖だけを抑える系、混合系
超速効型(10分で効きだす)
ノボラピッド
混合系
速効型と中間型を混ぜたもの。
ノボリン30R
インスリン製剤
<利点>
強い血糖降下作用。
自前のインスリンを休ませられる。
<弱点>
生理的なパターンの完全な再現は難しい。
効きすぎたり、効かなかったりすることがある。
肥満の助長、コレステロール、中性脂肪への
悪影響。
インスリン以外の注射薬
ビクトーザ
高血糖時のみ
インスリン出しなさい系
アマリールとしか併用できない。他剤との併用は
申請中。
週1回タイプやインスリンと併用できるタイプもでて
きており、今後に期待。
まとめ
(1)多種類の飲み薬、注射剤が出て
おり、個人に応じた組み合わせができ
るようになってきている。
(2)HbA1cと共に血糖の流れをみて、
最小限の治療を組むのが理想。