教員の教育・研究活動

教員の教育・研究活動
藤女子大学
2012
は
じ め に
本学専任教員の教育・研究活動年報である「教員の教育・研究活動」2012 年度版を公
表いたします。本活動年報の記載内容は、各専任教員の活動状況が鳥瞰できるよう、学
位、専門分野等の基本情報をもとに、「Ⅰ 教育活動」、「Ⅱ 研究活動」(過去 5 年間
のもの)、「Ⅲ 社会連携・社会貢献」、「Ⅳ 学内運営活動」および「V 学生支援に関
する自己研鑽」(本年度のもの)からなります。
活動年報公表の第一の目的は、大学に求められている内部質保証にあります。すなわ
ち専任教員が自らの教育・研究等の質を維持・向上させる取組を計画し実行しているこ
とを、社会やステイクホルダー(学生や保護者等)に対して発信・説明することです。
それゆえにこの活動年報は、限定的な教員としての教育・研究活動のみならず、社会連
携・社会貢献としての活動、学内運営活動、そして学生支援に関する自己研鑽を含んで
います。さらに研究テーマ・研究成果の概要に加え、過去 5 年間公表していない研究活
動があればその概要をも説明するようにしています。
活動年報公表のもうひとつの目的は、教員が他の教員の活動を同僚として鳥瞰するこ
とにあります。比較することで、自らを省み、活動の新たな工夫やヒントを得ることも
あるはずです。
よりよい活動年報にするため、記載様式や記載内容等、忌憚のないご意見をいただけ
ましたなら幸いに存じます。
藤 女 子 大 学
学長
喜
田
勲
『2012年度
藤女子大学教員の教育・研究活動』の記載方法
1.収録の対象
この報告書は、2012年度藤女子大学に在職する専任教員(特任・嘱託教員を含む)を対
象に、2008年1月~2013年3月における教育・研究活動等について収録した。これらの活動
は、各教員の申告に基づいた。
2.掲載順
文学部(英語文化学科、日本語・日本文学科、文化総合学科)、人間生活学部(人間生活
学科、食物栄養学科、保育学科)、図書館情報学課程・日本語教員養成課程の順に配列し、
その所属ごとに掲載した。
3.記載事項
教育・研究活動については、項目ごとに年月日順で記載した。その際、2013 年 1 月
~3 月の活動については、「年月日」または「発行又は発表の年月」の欄に(発表予
定)または(印刷中)と記載した。
各項目に該当する活動がない場合には、空欄とした。
・学位
学位と授与機関を記載した。
・専門分野
・大学院における研究指導担当資格
本学大学院人間生活学研究科における研究指導担当資格の有無について記載した。
Ⅰ 教育活動
・本年度の主な担当科目
・最近5年間の教育実践上の主な業績を以下の項目ごとに記載した。
1.教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)
マルチメディア等を利用した教育実践などのほか、本学並びに他大学における授業
評価の結果があれば記載した。
2.作成した教科書、教材、参考書
大学生や社会人(専門職)等を対象としたものについて記載した。
3.教育方法・教育実践に関する発表、講演等
大学における教育方法・教育実践に関する発表・講演等を記載した。
4.その他教育活動上特記すべき事項
上記以外の教育活動上特記すべき事項を記載した。
Ⅱ 研究活動
・研究課題/研究内容
公表の有無を問わず全ての研究課題を記載し、公表した課題についての研究内容を
記載した。
・最近5年間の研究上の主な業績を以下の項目ごとに記載した。
(著書)
共著書を含む。「教育活動」の「作成した教科書、教材、参考書」に記載した著書
については、「著書・論文等の名称」の欄に(再掲)と記載した。共著で筆頭著者が
明示されている場合には、その氏名に◎印を付した。
(学術論文)
学会誌、大学・研究所等の紀要、その他の学術雑誌などに掲載された論文を記載し
た。共著で筆頭著者が明示されている場合には、その氏名に◎印を付した。
査読付の論文については、題名の後に「(査読付)」、欧文雑誌については、被引
用数を記載した。
(その他)
商業雑誌等の論文、短報、辞典、報告書などの著作物を記載した。
(学会発表)
学会等における口頭、ポスター、シンポジウムでの発表を記載した。
「教育活動」の「教育方法・教育実践に関する発表、講演等」に記載したものに
ついては、「著書・論文等の名称」の欄に(再掲)と記載した。
・5 年間公表していない研究活動
研究課題/研究内容及び進捗状況/公表予定
過去 5 年間公表していない研究について記載した。
・展覧会、演奏会または競技会等での発表
芸術分野や体育実技等の分野を担当する教員において、展覧会、演奏会または競技
会等での発表のうち主要な業績を記載した。芸術・体育以外の分野においても、その
専門分野の特性に応じた顕著な業績と認められるものはこれに含めた。
Ⅲ 社会連携・社会貢献
・所属学会
・本年度の活動について、以下の項目ごとに主なものを記載した。
(社会的機関の役員委嘱等)
学会、審議会、社会団体等の役員・委員について記載した。
(地域的連携・貢献)
地域的連携に関する社会的事業の企画や参加について記載した。
(国際的連携・貢献)
国際学会・海外研修への参加、国内における国際交流に関する社会的事業の企画
や参加について記載した。
Ⅳ
V
学内運営活動
本年度の部長、委員長、主任及び各委員会委員など主なものを記載した。
学生支援に関する自己研鑽
本年度学内外で開催されたメンタルヘルス、学生相談、ハラスメントなどについて
の研修会等の参加について記載した。
目
文
学
次
部
英 語 文 化 学 科
・・・・・・・・・・
1
日本語・日本文学科
・・・・・・・・・・
33
文 化 総 合 学 科
・・・・・・・・・・
59
人 間 生 活 学 科
・・・・・・・・・・
89
食 物 栄 養 学 科
・・・・・・・・・・
133
保
・・・・・・・・・・
189
人 間 生 活学 部
育
学
科
図書館情報学課程・日本語教員養成課程
図書館情報学課程・
日本語教員養成課程
・・・・・・・・・・
231
文 学 部
英語文化学科
新
井
良
夫
・・・・・・・・・・・・・・
1
伊
藤
義
生
・・・・・・・・・・・・・・
3
大
石
悦
子
・・・・・・・・・・・・・・
5
木
村
信
一
・・・・・・・・・・・・・・
9
ジョン
B. サンダース
・・・・・・・
11
平
松
哲
司
・・・・・・・・・・・・・・
13
井
筒
美津子
・・・・・・・・・・・・・・
15
下
田
尊
久
・・・・・・・・・・・・・・
18
山木戸
浩
子
・・・・・・・・・・・・・・
21
大
桃
陶
子
・・・・・・・・・・・・・・
23
古
村
敏
明
・・・・・・・・・・・・・・
25
ウィリアム
A.クラウス
デイビット
フレナー
・・・・・
28
・・・・・・・・
30
所属
文学部
英語文化学科
職名 教授
Postgraduate Diploma in
学位 Phonetics(エディンバラ大学)
専門分野
音声学・英語学
氏名
新
井
良
大学院における研究指導担当資格
夫
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部>
Voice & Articulation,言語学基礎演習a,b,言語学演習-a,英語学概論a,b,総合英語I,上級
英語a(講読),音声学,卒業研究演習,卒業論文,卒業課題研究
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 「Voice & Articulation」での音声認 2006年4月
識を徹底した発音教育
~現在
2) 「総合英語I」での音読,シャドーイン 2007年4月
グの導入
~現在
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 英語発音の基礎的な練習のための 2004年4月
プリント
~現在
概
要
英語発音指導で「音声認識訓練」を主に前期授業で実施する。母音と子音
の単音の聴覚的印象の獲得が中心となる練習である。この習慣が定着する
と,リズムなどプロソディーの音声認識も向上する。後期授業は調音訓練に
中心を置く。この方法を展開してきた過去2年間では,授業の目標である,英
語の単音とプロソディーの完全習得に効果が高い結果が得られている。
この授業は,高校までの英語の復習,そして4技能の能力向上である。前
期は音読とシャドーイング大幅な導入(1回の授業の約70%)を図り,英語の
音声によるインプットの習慣化を目指す。後期はリスニング中心に展開する。
このことにより,読み,書く,聞く,話すの4技能が効果的に習得できている。
「英語発音基礎」として,日本語話者の英語発音の問題点解決を目指した
教材。子音,母音,ストレス,リズムを中心に,練習のための語,句,パッセー
ジ,ことばあそびなどを収録してある。日本語的な発音が正確な英語音に変
化する様子を,実際の発音変化を提示しながら指導する。
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
Ⅱ 研究活動
研究課題: SLA(第2言語習得)の分野,特に英語教育に於いての「音声学」の取り扱い方の検証
研究内容: 「国際共通語としての英語」の英語教育,という考え方が定着しつつある現在,その新しい観点から「日本人英語」を再
考察が行われる必要がある。そうすると日本人学習者への英語音声指導の到達目標やその指導方法なども再検討され
る必要が生じている。そこで,まず言語教育と音声学のかかわりに関して,本格的な研究と実践が始まった20世紀初頭か
ら半世紀にわたる発展を再考察する。なおこの研究結果は,2013年2月発行の本学紀要で発表する予定である。
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
(著 書)
(学術論文)
(その他)
(学会発表)
1. 藤女子大学における英語コミュ 共 2009年9月
ニケーター養成-異文化コミュ
ニケーション系の英語教育と英
語エキスパートプログラム-
大学英語教育学会全国大 新井良夫,伊藤明美
会2009年度(第48回)
北海学園大学
1
過去5年間公表していない研究活動
研究課題: Daniel Jonesの'Difficulties of Pronunciation'を用いた日本人学習者への音声指導の問題点
研究内容 音声学,英語音声学での古典とされている,Daniel Jones:An Outline of English Phoneticsは1918年に初版が出され本
及び
: 人自身が1956年までに8版まで改訂して出版された。現在でも頻繁に引用される研究書である。その冒頭に書かれてい
進捗状況 るのが'Difficulties of Pronunciation'である。音の識別から始めて母音子音の分節要素の調音,アクセントやイントネー
ションのプロソディー要素への順を追った指導の,ポイントや問題点が解説されている。それに沿った音声指導を日本人
学習者に実際に行った結果を踏まえて,その妥当性を考察する。現在は指導資料の分析を行っている。
公表予定: 研究ノートの形で学会誌,あるいは大学紀要での発表を計画している。
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 大学英語教育学会,北海道英語教育学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
2010年~現在
<道内>
(地域的連携・貢献)
2012年~現在
社団法人大学英語教育学会社員
「赤黒学生連合」顧問(プロサッカークラブ「コンサドーレ札幌」の運営などに協力する道内大学
生の支援組織)
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
入試部委員,教職課程委員会委員,文学部外国語科目運営委員会委員長,文学部クラスター制運営委員会委員,カトリックセン
ター員
V
学生支援に関する自己研鑽
2
所属
文学部
英語文化学科
職名 教授
専門分野
学位 文学士(北海道大学)
アメリカ文学
氏名
伊
藤
義
大学院における研究指導担当資格
生
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部>
米文学史,文学講義,地域文化講義,文学演習,文学基礎演習,卒業研究演習,卒業論文,
卒業課題研究
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 教材とup-to-dateな話題との関連づ 1990年4月
け
~現在
概
要
今日的な問題を取り上げている教材に関し,学生自身に情報を収集させ,
問題意識を持たせ,かつクラスの活性化を図った。
2) グループ作業の活用
1990年4月
~現在
演習において,個人の発表作業の他にグループによる作業も取り入れ,こ
の協同作業の組み合わせによって,クラスの活性化とコミュニケーションをは
かっている。
3) 視聴覚教材の活用
1992年4月
~現在
一方的な講義になりがちな文学史の授業において,テキスト,資料の説明
だけでなく,nativeによる作品朗読のテープや海外制作のDVDやVTRを活
用することにより,作品への理解や関心を深めるようにした。
4) メールの活用
2004年4月
~現在
卒業論文指導において,メールのファイル添付を利用して,綿密な指導と
迅速性をはかっている。
5) 課題の提示
2008年4月
~現在
文学史において,夏期と冬期の休暇中に授業で取り上げた作品の中から
任意の作品を選び,レポートとして提出させることで作品鑑賞と授業の理解
を深めるようにしている。地域文化講義や地域文化基礎演習においては,開
講前に課題を提出させて科目への意欲を高めるようにしている。
1990年4月
~現在
文学史において,自作プリントを作成している。その他の科目においても,
資料を配布して授業の理解を深めるようにしている。
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 自作プリントの作成
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
Ⅱ 研究活動
研究課題: 1920~30年代アメリカ文学
研究内容: 1920年~30年代のアメリカ文学を時代背景,文化的要因を通して立体的に考察,研究していく。特に「狂乱の20年代」
と呼ばれた第1次世界大戦後の10年間と,Great Depression時代の30年代のコントラストのなかで,Fitzgerald,
Hemingway, Steinbeck等の作家たちの作品を通して,その背景にどのような自伝的,時代的要素が存在したのかを探っ
ていくことで作品理解を深めていく。
著書・論文等の名称
(著 書)
1. 百年文庫15『庭』スタインベック
「白いウズラ」(翻訳)
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
単 2010年10月 ポプラ社
25-61頁
単 2009年7月
支部HP 2~3
支部HP 2-3頁
支部HP 2
支部HP 2頁
(学術論文)
(その他)
1. 報告 北海道アメリカ文学会
第137回研究談話会 報告
2. 報告 北海道アメリカ文学会
単 2010年2月
第141回研究談話会 司会者報
告
3
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
3. 日本スタインベック協会第34回全 単 2011年5月
国大会(シンポウジアム)
John Steinbeck's Early Works
and Their Cultural Lanscape:
The Mmeaning of Mobility ―
with Special Referencw to To a
God Unknown
(学会発表)
1. John Steinbeck: The Long
Valley 再読~登場人物が抱く
願望と不安について
2. 『スタインベック初期作品と文化
的背景』~「mobility の意味~
To a God Unknown を中心に」
担当頁及び編者・共著者名
Steinbeck Studies Vol. 34 15-16頁
単 2008年8月
日本アメリカ文学会北海道
支部 第131回研究談話
会
2010年5月
日本スタインベック協会第
34回全国大会(シンポジウ
ム)
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 日本アメリカ文学会,日本英文学会,日本スタインベック協会,日本フィッツジェラルド協会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
2002年5月~現在
<道内>
2011年4月~現在
(地域的連携・貢献)
日本スタインベック協会理事
日本英文学会北海道支部理事
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
評議会評議員,図書館情報学課程運営委員会委員,キリスト教科目運営委員会委員,ハラスメント人権委員会委員
V
学生支援に関する自己研鑽
2012年12月5日
ハラスメント研修会「リスクマネージメントとしてのパワーハラスメント」参加(藤女子大学)
4
所属
文学部
英語文化学科
職名 教授
専門分野
学位 Ph.D.(エディンバラ大学)
言語学,語用論
氏名
大
石
悦
大学院における研究指導担当資格
子
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部>
コミュニケーション基礎演習,文法・作文,コミュニケーション概論,コミュニケーション講読,コ
ミュニケーション演習,コミュニケーション研究,卒業研究演習(語用論)
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 英語による講義,ゼミの実践
2000年4月
~現在
概
要
英語文化学科1,2年生を対象とした「コミュニケーション基礎演習」,3,4年
生を対象とした「コミュニケーション演習」,「コミュニケーション研究」の各授
業では,教員と学生間のやり取りも含めできるだけ英語で行っている。最初
は戸惑う学生たちも最後には,学問的な内容について英語で理解・発表が
できるようになる。
2) ゼミにおける英語によるエッセイ・論 2004年4月
文の書き方,ゼミ発表の仕方の指導 ~現在
1,2年生を対象とした「コミュニケーション基礎演習」,3,4年生を対象とした
「コミュニケーション演習」では英語によるエッセイ・論文の書き方,ゼミ発表
の仕方の指導をしている。論文の書き方ではどのように参考文献を探すかに
始まり,エッセイ・論文の構造,参考文献の書き方を指導し,提出されたエッ
セイ・論文を読み,書き方・構造の問題や,議論の展開の仕方などを丁寧に
指導している。英語によるゼミ発表に関しては,資料をどう作り,どう説明して
いくといいのかをコメントしながらゼミ発表の授業を進めている。
3) パワーポイントを利用した講義,ゼミ 2007年4月
の実践
~現在
英語文化学科1,2年生を対象とした「コミュニケーション基礎演習」「コミュニ
ケーション概論」,3,4年生を対象とした「コミュニケーション演習」,「コミュニ
ケーション研究」の授業はパワーポイントを使って行っている。
4) 文法の授業の小テスト
2008年4月
~現在
「文法」の授業では小テストを行って,学生が理解度をチェックできるように
している。
5) 英語による集中講義の改善
2010年9月
コニュニケーション系の集中講義として,語用論・意味論の「英語による専
門講義」を充実させるため,2002年,2006年,2010年の各9月に,海外より招
聘した客員教授による英語での集中講義と私の日本語での講義解説授業を
組み合わせた。2010年度は Anita Fetzer 氏 (University of Würzburg) を招
聘して各5日間のpragmatics の集中講義を行った。
6) 講義の理解を高める分析問題の実 2011年4月
~現在
施
講義内容の理解を深めるために授業中に具体的分析問題を学生にやら
せ,それを添削して次の時間に渡し,重要点,注意点を解説する。
7) 講義内容の理解力とレポート作成能 2011年4月
力の改善
~現在
学生の講義内容の理解力とレポート作成能力を改善するため,レポートの
draft をまず提出させ,内容と英語表現およびレポートの形式に関してコメン
トを与えた後で,最終レポートを提出させている。
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) パワーポイントを利用した教材づくり 2007年4月
~現在
「文法」,「コミュニケーション講読」「卒業研究演習」を除きすべての授業を
パワーポイントで作ったスライドを資料に授業を進めている。
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
1) 英語集中合宿 (English Immersion 2011年 6月, 英語文化学科の学生の listening,speaking の能力を高めるため,English
Weekend)
2012年 6月 Expert Program の学生を対象に3日間英語以外の言語が使用できない英
語集中合宿 (English Immersion Weekend) を大学の研修施設で学科教員と
共同で行う。
Ⅱ 研究活動
研究課題: コンテクストや談話と発話内行為との関係の全容を解明する
研究内容: この言語行為理論は,「文と発話の意味全般の分析」を対象とするもので,コンテクスト敏感性,人称代名詞,証拠性,
法性,談話構造,談話マーカー,de se attitudes,言明解説型 (expositives) ,コンテクスト化とテクスト化,politeness,
political discourse,文の複数の意味解釈の可能性,発話状況・コンテクストと発話の適切性,話し手/聞き手
(speaker/hearer) と発話者/被発話者 (addresser/addressee)の構造,談話と命題内容・推意などのコミュニケーション領
域を含む。社会的・対人的行為としての発話行為総体を考えに入れ,英語と日本語を主たる分析対象とする。
5
著書・論文等の名称
(著 書)
1. Situated speech acts: How are
they possible?
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
単 2009年5月
Language in Life, and a
Life in Language: Jacob
Mey—A Festschrift,
担当頁及び編者・共著者名
329-334頁
K. Turner & B. Fraser (eds.)
Bingley: Emerald
2. Proceedings of the 3rd One-
共 2010年9月
Sapporo: Fuji Women’s
University
共同編集
E. Oishi & A. Fetzer (eds.)
共 2011年6月
Pragmatics and Beyond
New Series, Amsterdam:
John Benjamins
共同編集
A. Fetzer & E. Oishi (eds.)
単 2011年6月
Context and Contexts:
Parts meet whole?
181-204頁
A. Fetzer & E. Oishi (eds.)
day Workshop on Pragmatics
3. Context and Contexts: Parts
meet whole?
4. How are speech acts situated
in context?
Amsterdam: John
Benjamins
5. Introduction
共 2011年6月
Context and Contexts:
Parts meet whole?
Amsterdam: John
Benjamins
6. Apologies
単 In Print
1-8頁
A. Fetzer & E. Oishi (eds.)
共著者: Anita Fetzer
Handbooks of Pragmatics M. Sbisà & K. Turner (eds.)
Vol. 2: Pragmatics of
Speech Actions, Berlin:
De Gruyter Mouton
(学術論文)
1. ‘Am I your husband?’: The
contents of personal pronouns
単 2008年7月
Proceedings of
Constraints in Discourse
3
2. Context and contextualism:
Illocutionary acts of indicating
and specifying the context
単 2009年2月
The Bulletin of Fuji
17-61頁
Women's University 46(1)
3. The contents of definite
descriptions, proper names,
and personal pronouns
単 2009年11月 Proceedings of the 11th
111-114頁
A. Benz, P. Kühnlein & M. Stede (eds.)
藤女子大学紀要 第46号
(第Ⅰ部)
167-174頁
Annual Conference of
Pragmatics Society of
Japan 『第11回大会発表論
文集』 第4号, 日本語用論
学会
Proceedings of the 3rd
One-day Workshop on
Pragmatics
4. Contextualization and
entextualization
単 2010年9月
5. Apologies: Theoretical and
empirical issues
単 2010年11月 Proceedings of the 12th
18-22頁
E. Oishi & A. Fetzer (eds.)
161-168頁
Annual Conference of
Pragmatics Society of
Japan 『第12回大会発表論
文集』 第5号, 日本語用論
学会
6. Apologies as illocutionary and
social acts
単 2011年2月
The Bulletin of Fuji
1-34頁
Women's University 48(1)
藤女子大学紀要 第48号
(第Ⅰ部)
6
著書・論文等の名称
7. De se attitudes and pure
indexicals
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
単 2011年11月 Proceedings of the 13th
担当頁及び編者・共著者名
17-24頁
Annual Conference of
Pragmatics Society of
Japan 『第13回大会発表論
文集』 第6号, 日本語用論
学会
8. ‘I’ and ‘you’ in spoken
discourse
単 2013年2月
(予定)
The Bulletin of the
Faculty of Humanities,
Fuji Women's Universit y
50
藤女子大学文学部紀要
第50号
9. Emerging evidentiality in
discourse
10. Evidentials in entextualization
共 Proposal
Submitted
Special issue of
Intercultural Pragmatics
単 Proposal
Submitted
Emerging evidentiality in A. Fetzer & E. Oishi (eds.)
discourse, Special issue of
共同編集
A. Fetzer & E. Oishi (eds.)
Intercultural Pragmatics
11. Discursive functions of
evidentials and modals
(その他)
1. Studies in Pragmatics シリーズ
Editorial board member
単 Proposal
Submitted
Special issue of Language
and Dialogue
2003年~現 Elsevier
在
2. Journal of Pragmatics
Reviewer
2003年~現 Elsevier
在
3. 3rd One-day Workshop on
Pragmatics の企画・実行
2010年9月
藤女子大学英語文化学科
4. 「児童英語教育」におけるコミュ 単 2012年10月 藤女子大学「図書館だよ
ニケーション教育
り」84
(学会発表)
1. ‘Am I your husband?’: The
contents of personal pronouns
単 2008年7月
Constraints in Discourse
3 (Potsdam)
2. The contents of definite
descriptions, proper names,
and personal pronouns
単 2008年12月 11th Annual Conference
of Pragmatics Society of
Japan 日本語用論学会第
11回大会
(松山)
3. Situated speech acts
単 2009年7月
4. Aplogies: Theoretical and
empirical issues
単 2009年12月 12th Annual Conference
of Pragmatics Society of
Japan 日本語用論学会第
12回大会
(京都)
5. Contextualization and
entextualization
単 2010年9月
11th International
Pragmatics Conference
(Melbourne)
3rd One-day Workshop
on Pragmatics
(札幌)
6. How serious are “non-serious” 単 2010年11月 4th International
cases of speech acts?
Conference on
Intercultural Pragmatics
and Communication
(Madrid)
7
1-3頁
(poster presentation)
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
7. Puzzling beliefs: De se
attitudes
単 2010年12月 13th Annual Conference
of Pragmatics Society of
Japan 日本語用論学会第
13回大会
(大阪)
8. Expositives as situated speech
acts in discourse
共 2011年3月
Meaning, Context &
Cognition
(Lodz)
9. Evidentials in entextualization
単 2011年7月
12th International
Pragmatics Conference
(Manchester)
10. Evidentials in discourse
単 2012年10月 The Communication of
Certainty and
Uncertainty. Linguistic,
Psychological,
Philosophical aspects
(Macerata)
11. Follow-ups as illocutionary
acts in political discourse
単 Forthcoming 13th International
Pragmatics Conference
(New Delhi)
担当頁及び編者・共著者名
共同発表者: Anita Fetzer
Ⅲ 社会連携・社会貢献
International Pragmatics Association(国際語用論学会),日本語用論学会,Linguistics Association of Great Britain (英
所属学会 国言語学会),日本英語学会,日本言語学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
<道内>
(地域的連携・貢献)
2006年~現在
2012年
大学生英語スピーチコンテスト審査員(札幌)
1. Hokkaido E.S.S. League Cup Speech Contest (2006-2012)
2. Sapporo University President's Cup All-Hokkaido Intercollegiate English Oratorical
Contest (2009-2012)
3. Hokkaido E.S.S. League Potato Cup English Oratorical Contest (2010-2012)
小学校における「英語の授業(外国語活動)」の必修化を受け,学生ボランティアの小学校への
派遣を企画・運営。
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
教務部委員,図書館委員会委員,日本語教員養成課程運営委員会委員,文学部クラスター制運営委員会委員
V
学生支援に関する自己研鑽
2012年12月5日
ハラスメント研修会「リスクマネージメントとしてのパワーハラスメント」参加(藤女子大学)
8
所属
文学部
英語文化学科
学位 文学修士(北海道大学)
職名 教授
専門分野
アメリカ文学
氏名
木
村
信
大学院における研究指導担当資格
一
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部> 文学基礎演習,文学演習,卒業研究演習,小説講読
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) ゼミおよび卒論指導における電子 2001年4月
メールの利用
~現在
概
要
ゼミ生全員が電子メールアドレスの利用が可能であることを踏まえ,教員と
ゼミ生の間で電子メールを送受信できるように設定し,各種連絡や指導に利
用している。
主に講義の際に,毎回,講義内容に関わる資料集を配布している。
2) 講義用,演習用資料の配布
2001年4月
~現在
3) 講義メモの作成と配布
2006年4月
~現在
毎回講義内容のポイントを整理したものを手元資料として配布。板書代わり
として,また,学生の理解を補助するための工夫として活用している。
4) ゼミ発表のための事前指導
2006年4月
~現在
ゼミの発表に先立って,その数日前に発表の内容や手順について,1時間
前後の事前指導をおこなっている。
2. 作成した教科書,教材,参考書
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①エドガー・アラン・ポオの「閉所」解釈
②エドガー・アラン・ポオの「宙吊り」モチフ
③ナサニエル・ホーソーンの「ラパチーニの娘」における「香り」
④ナサニエル・ホーソーンの「牧師の黒いヴェール」における「ヴェール」
⑤ナサニエル・ホーソーンの『緋文字』
研究内容: ①ポオの文学全体を貫く強い両極志向に着目したテクスト分析。従来「囲われた庭」と解されてきた「閉所」モチフにも,
両極的なものの対置というアイロニカルな意匠が用いられていることを跡付け,晩年に書かれた宇宙論的主題を巡る作
品群にも同様の意匠が凝らされていることから,両極の間を果てしなく往復する「閉所的」状況の比喩として,「閉所」モチ
フを解釈。
②ポオの物語や宇宙論に頻出する「渦巻」と「振り子」のイメジを精査し,相反する力の間における「宙吊り」ないし「悪循
環」のモチフが,ジャンルを問わず,ポオ文学において一貫して展開されていることを,テクストに即して確認。
③ホーソーンの「ラパチーニの娘」における「香り」のイメジに着目し,それが霊肉の二項対立と「魂」の優位性に基づくア
レゴリーとしての構造を脱構築していることを,テクストの精査によって明らかにする。
④ホーソーンの「牧師の黒いヴェール」における「仮面」と「素顔」の二項対立における「素顔」の優位性が「ヴェール」とい
う小道具によって脱構築される過程を確かめ,互助的な村落共同体が急速に市場社会へと変貌する時代における「本
当の私Real Me」のイデオロギーの衰退を跡付ける。
単著・ 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
共著の
著書・論文等の名称
担当頁及び編者・共著者名
の年月
別
発表学会等の名称
(著 書)
(学術論文)
(その他)
(学会発表)
9
過去5年間公表していない研究活動
研究課題: アメリカ革命に伴う共和政への移行,資本主義体制の確立の時期において,個人という新たな文化主体の成立と展開
のメカニズムに着眼するナサニエル・ホーソーンの仕事を,その主要著作のなかに跡付ける。
研究内容 F.Oマシーセンがアメリカン・ルネサンスと呼んだ,南北戦争前のニューイングランドを中心とするロマン主義的な文学運
及び
: 動において,ナサニエル・ホーソーンは,この運動の主流を形成するR.W.エマソンの強い影響下にありながら,エマソン
進捗状況 に対する批判的な距離を維持し,独自の創作活動を展開していった。エマソンのエセイ(初期の講演原稿や代表作であ
る「自然論」や「自己信頼」など)およびH.D.ソローのエセイ(「ウォールデン」や「市民の不服従」など)で力強く打ち出され
てゆく共和政社会に対する痛烈な批判や新たに出現した市場社会に対する自衛的態度には同調的姿勢を示しつつも,
個人という新たな文化主体の成立のメカニズムやそのよって立つところについては,個人の自律性の礼賛に傾くエマソン
やソローとは一線を画し,独自の視座を確立してゆく。
代表作である『緋文字』の分析を通して,ホーソーンが,誕生したばかりの共和政社会,市場社会のなかの個人の寄る辺
のなさとどのように向き合い,これにどのように対処するかについて,主にフロイト・ラカンの精神分析学的知見を枠組とし
て用いつつ,考察する。
『緋文字』は,緋色のシンボルAとの関わりのなかで,4人の主要人物が各様の物語を紡ぎ出し,その4つの物語がAの文
字を結節点として互いに緊密に絡み合いながら,緋文字Aの物語を織り上げる,という構造をもっている。これに加えて,
多分に劇化された形で登場する語り手ホーソーンが,件のシンボルAとの出会いを虚構しつつ語る序章「税関」もまた,こ
の構造の一部をなしている。
緋色のシンボルAには,欲望を抑圧/現出する「掟」のメタファーとしての機能と,メトニミカルな欲望の連鎖の発端となる
機能の,二つの比喩的機能が備わる。4人の主要人物がシンボルAとの関わりを深めてゆくなかで,この二つの比喩的側
面が各自の物語のなかでどのような形で機能し何をもたらすのか,その結果として,4人の人物がシンボルAを軸に構築
される象徴秩序のなかにどのように位置づけられてゆくか,を検証する。
公表予定: 2013年度中に上記研究課題についての成果を論文として公表する予定。
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 日本アメリカ文学会,日本ホーソーン協会,北海道アメリカ文学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
<道内>
(地域的連携・貢献)
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
図書館長,部長会議構成員,評議会評議員,自己点検・評価委員会委員,大学戦略会議構成員,図書館情報学課程運営委
員会委員,文学部外国語科目運営委員会委員,文学部クラスター制運営委員会委員,文学部FD委員会委員
V
学生支援に関する自己研鑽
2012年12月5日
ハラスメント研修会「リスクマネージメントとしてのパワーハラスメント」参加(藤女子大学)
10
所属
文学部
英語文化学科
職名 教授
学位 Ph.D.(オレゴン大学)
専門分野
英国ロマン派詩人,文学批
評
氏名
Jon Barry Sanders
大学院における研究指導担当資格
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部>
文法・作文,Oral English,Reading,地域文化基礎演習,エッセイ・ライティング,特殊演習, 卒
業論文
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 「授業改善アンケート」の結果を受け 2007年4月
~現在
て
概
要
「授業改善アンケート」の結果を受け,正当と思われることについては更に
工夫を施している。
2. 作成した教科書,教材,参考書
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
1) 帰国子女・留学経験者に対する特 1985年4月
別レッスン
~現在
Oral English のクラスに中に帰国子女や留学経験者がいる場合,初歩的な
授業では簡単すぎるため,その学生の英語能力をさらに伸ばすため,昼休
みなどの時間を使いレッスンを行っている。
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①トラベルライティング
②クロスカルチュラルライティング
③ロマン派詩人
研究内容: ①トラベルライティング:旅行記を題材に,異国への憧憬,現実を知る驚き,人々との交流などを探り,旅行記というジャン
ルの持つ価値を見直す。
②クロスカルチュラルライティング:当たり前のものとして受け止めている文化に,全く違う文化からの視点を照射し,その
文化を多角的に見つめ直すとともに,異文化への理解も深める。
③ロマン派詩人:ロマン派詩を,直喩,暗喩,象徴性,擬人化など言葉が持つ力の集合体として読み,学生に伝える。
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
(著 書)
(学術論文)
1. The Anatomy of Yuppiedom in
Vikram Seth's The Golden
共 2008年2月
藤女子大学紀要 第45号 1-58頁
(第Ⅰ部)
Yuko Sawabe
2. The Ministrations of Music:
The Sublimation of Passion in
Vikram Seth's An Equal Music
共 2009年2月
藤女子大学紀要 第46号 63-108頁
(第Ⅰ部)
Yuko Sawabe
3. Plaited Streams of Family
History: The Poet as
Biographer in Vikram Seth's
共 2010年2月
藤女子大学紀要 第47号 1-39頁
(第Ⅰ部)
Yuko Sawabe
Gate
Two Lives
(その他)
(学会発表)
11
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 Phi Beta Kappa
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
<道内>
(地域的連携・貢献)
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
V
学生支援に関する自己研鑽
12
所属
文学部
英語文化学科
Ph.D.in English
学位 (Michigan State University)
職名 教授
専門分野
イギリス・ルネサンス文学
氏名
平
松
哲
大学院における研究指導担当資格
司
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部> 文学演習A,翻訳ワークショップ,時事英語購読I,文学基礎演習D,卒業研究演習,Global English
教育実践上の主な業績
年月日
概
要
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 「話す時事英語」のアプローチ導入 2004~2009 「時事英語購読I」の授業でアメリカABC・TVのEvening Newsの女性キャス
ター,Elizabeth Vargasのニュース放送を学生に見せ,スクリプトをあとで実際
年度
に読ませる。
2) しゃべるシェイクスピア
2004~2009 「英文学演習A」ではその年読んでいるシェイクスピアの芝居のDVDを学生
年度
に見せ,かつ貸し出して,後の立ち稽古のための資料としている。
3) 論文を書くKnow-How
2008~2010 「卒業研究演習」で,卒論・卒業課題研究選択の学生を問わず,英語で論
年度
文を書くことを課し,英語文化学科のStyle Guideを参考に英語の論文の書き
方のABCを添削を通じて学んでいる。
4) 英語の絵本を各学生一冊に
2012年4月
~現在
「文学基礎演習D」(1~2年)で,学生一人に一冊の絵本を与え,これを幼
稚園児程度の子供に聞かせる設定で,読み聞かせをさせる。聴く学生には,
リスニングの訓練としている。
5) シェイクスピア・ゼミ・ヴィデオ公開
2013年1月
(予定)
3~4年シィクスピア・ゼミの授業風景をヴィデオに撮り,ユー・チューブのよ
うな形で英語文化学科ホームページで見られるようにする計画。
2008年4月
英語文化学科の英文の論文,レポートの書き方のガイドとなる小冊子 Style
Guideを作成し,インターネット学生掲示板からダウンロードできるようにした。
2008年秋
英語文化学科・卒業論文マニュアルを作成。これはインターネット学生掲
示板からダウンロードできる。
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 英論文の手引き
2) 卒論マニュアル
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
1) 本学英語ミュージカルへの支援
2008年10月
英語ミュージカル “The Secret Garden”の英語台本作成
2) ESS顧問としての活動
2009年4月
~現在
本学クラブESS (English Speaking Society)の顧問として学生の指導。テキス
トや資料作成,英語劇の演技と発音指導,スピーチ大会参加学生への個人
的レッスン。
3) シェイクスピア・ゼミ一般公開
2009年10月
10月の本学の藤陽祭の間,英語文化学科の催しの一環として,3・4年シェ
イクスピア・ゼミの授業を90分一般公開する。
4) 「藤の実」特集記事
2009年10月 本学同窓会会報誌「藤の実」の英語文化学科紹介ページの編集と文責担当
5) 「広報藤」の記事執筆
2010年12月 社会人オープン講座「シェイクスピアを英語でしゃべろう」の紹介記事を書く。
6) シェイクスピア・ゼミ一般公開
2010年10月 10月の本学の藤陽祭において,英語文化学科の催しの一環として,3・4年
2011年11月 シェイクスピア・ゼミの授業90分を一般公開した。
2012年10月 題目は2010年「十二夜」,2011年「マクベス」,2012年「ロミオとジュリエット」。
7) 社会人講座「シェイクスピアを英語
でしゃべろう」
2012年4月
本学507ゼミ教室において,週1回6:00~7:30まで,「ジュリアス・シーザー」
~5月(春), の場面を舞台稽古を模して練習する。参加者は,春は7人,秋は8人。
10月~11月
(秋),各6週
間
13
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①シェイクスピア劇の詩のリズム
②シェイクスピアとエリザベス朝劇団
③「ヘンリー6世」3部作の由来と成立
研究内容: 下記の単著を参照。
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
(著 書)
1. 折れた矢:ヘンリー6世3部作の 単 2012年4月
起源(仮題)
(学術論文)
1. シェイクスピアのヘンリー6世劇
成立の過程 Part 2
亜璃西社
単 2008年2月
藤女子大学紀要 第45号
(第Ⅰ部)
2. シェイクスピアのヘンリー6世劇
成立の過程 Part 3
単 2009年2月
藤女子大学紀要 第46号
(第Ⅰ部)
3. シェイクスピアのヘンリー6世劇
成立の過程 Part 4
単 2010年2月
藤女子大学紀要 第47号
(第Ⅰ部)
4. Pembroke’s Menとヘンリ−6世3 単 2011年2月
部作の接点:ヘンリー6世3部作
の成立の過程・最終章
藤女子大学紀要 第48号
(第Ⅰ部)
(その他)
(学会発表)
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 日本シェイクスピア協会,ルネッサンス研究所(上智大学)
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
<道内>
(地域的連携・貢献)
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
英語文化学科主任,評議会評議員
V
学生支援に関する自己研鑽
14
担当頁及び編者・共著者名
所属
文学部
英語文化学科
職名 准教授
専門分野
学位 博士(文学) (北海道大学)
言語学,英語学
氏名
井
筒
美 津 子
大学院における研究指導担当資格
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部>
コミュニケーション講義,英語学講義C,コミュニケーション演習B,コミュニケーション基礎演習
B,Skills for the TOEFL,女性とキャリア
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) パワーポイントや資料提示装置など 2010年4月
視聴覚教材を活用した授業の展開 ~現在
概
要
静止画・動画を含むパワーポイント教材を作成し,理解力を深める努力をし
ている。配布する教材は,重要ポイントを空所にするなどし,学生たちが授業
を注意深く聞き,重要ポイントのメモを取るよう促している。
2) 理解確認テストの実施
2010年4月
~現在
講義科目の授業については,学生がその日の講義内容をどれだけ理解し
ているのかを知るために,毎週理解確認のための小テストを実施し,それを
成績評価の一部としている。小テストの内容は,ハンドアウトに書かれていな
いものも含むようにし,授業内容を適切にメモする習慣がつくよう工夫をして
いる。
3) 英語語彙トレーニングの実施
2010年4月
~現在
英語の語彙力を高めるため,市販の単語集を用いた語彙トレーニングを
TOEFLの授業で毎週実施している。テスト内容は単に意味や語彙を問う問
題だけではなく,TOEFLに照準を合わせた文法問題を作成し,学生達の応
用語彙能力の向上を図るように努めている。
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 古英語・中英語のテキスト・語彙集
の作成
2010年10月 英語学講義では,各時代の英語聖書の同一箇所を言語学的に読む授業
を行っている。これに際し,学生達が古英語・中英語のテキストを読めるよう,
~現在
テキストの語彙集(glossary)を編纂し,授業で活用している。
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①接続表現と文末詞に関する研究
②擬似共通語表現に起因する「誤解」の研究
研究内容: ①日本語や英語を始めとする言語に見られる接続表現を起源とした文末詞化に関わる諸問題についての研究。現在
は,同様の起源を持つドイツ語等の心態詞との比較や文末詞化の類型化,接続表現の文内の位置による機能的違いな
どの研究を中心に行っている。
②北海道という言語コミュニティーを出発点として,いわゆる「気づきにくい方言」を伴う発話に起因する誤解や意思疎通
の困難さの記述・分析を目的とした研究。特に,他方言話者にとって理解が難しい文末表現を中心に,誤解の誘引要素
となり得る方言的解釈の多様性についての調査・研究活動を行っている。
単著・
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
共著の
著書・論文等の名称
担当頁及び編者・共著者名
の年月
別
発表学会等の名称
(著 書)
1. 『コーパス分析に基づく北海道 単 2011年
藤女子大学
方言の談話・語用論的研究』
(平成20~22年度科学研究費
補助金報告書)
(学術論文)
1. Notional asymmetry in
共 2008年
syntactic symmetry: connective
and accessibility marker
interactions
2. Contrast, concessive, and
corrective: toward a
comprehensive study of
opposition relations
単 2008年
Asymmetric Events . John 121-134頁
Benjamins
Barbara Lewandowska- Tomaszczyk (ed.)
Journal of Pragmatics 40
646-675頁
15
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
3. A cognitive mechanism of
“mirative” connectives
共 2009年
Ligua Posnaniensis 50
4. Commitment to an implicit
aspect of meaning: a notional
differentiation between
concessive connectives
単 2009年
The Notion of
137-154頁
Commitment in
Linguistics (the Belgian
Journal of Linguistics 22)
5. 「他者の中の自己」と「個として
の自己」―自己観から見るポラ
イトネス表現比較―
単 2009年
札幌大学外国語学部紀要 1-20頁
『文化と言語』 第70号
127-142頁
6. 「おかしいしょ,そして」:北海道 共 2010年
の話し言葉で用いられる『そし
て』の意味・機能的方言特性
社会言語科学会第25回大 78-81頁
会発表論文集
7. 「させてんでないの,やらせてん 共 2011年
の」:北海道方言に見られる二
つの使役形
社会言語科学会第27回
大会発表論文集
70-73頁
8. What motives an inference?
The emergence of
CONTRAST/ CONCESSIVE
from TEMPORAL/SPATIAL
OVERLAP.
共 2011年
Motivation in Grammar
and the Lexicon . John
107-132頁
Klaus-Uwe Panther and Günter Radden (eds.)
9. Inclusivity and non-solidarity:
honorific pronominals in Ainu.
共 2012年
Benjamins
Pragmatics and Society
149-166頁
3:1
(その他)
(学会発表)
1. Inclusivity and non-solidarity: 共 2009年7月
the use of first person plurals
for second person honorifics in
Ainu
11th International
Pragmatics Conference,
(Melbourne, Australia)
2. 「おかしいしょ,そして」:北海道 共 2010年3月
の話し言葉で用いられる『そし
て』の意味・機能的方言特性
第25回社会言語科学会
慶応大学
3. Hanging or back-shifting?: the 共 2010年5月
rise of final particle but and
their comparables in Japanese
International Conference
on Final Particles
(FiPa2010)
(Rouen, France)
4. Truncation and backshift: two
syntactic sources of sentencefinal conjunctions.
共 2011年7月
12th International
Pragmatics Conference
(Manchester, UK)
5. From discourse markers to
modal/final particles: what the
position reveals about the
continuum.
共 2011年7月
12th International
Pragmatics Conference
(Manchester, UK)
6. 誤伝達: 概念構造とプロトタイプ 共 2011年12月 日本語用論学会第14回大 (ポスター発表)
会
京都外国語大学
7. Path to (inter)subjectivity:
exaptation and adaptation.
共 2012年5月
International Conference
on Grammaticalization
theory and data (Gramm
2012)
(Rouen, France)
16
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
8. Conjunctions and sentence共 2012年5月
final particles: two processes of
grammaticalization
1th Conceptual Structure, (ポスター発表)
Discourse, and Language
Conference (CSDL 2012)
(Vancouver, Canada)
9. Exaptation and adaptation: two 共 2012年8月
historical routes to final
particles
Societas Linguistica
Europaea (SLE), 45th
Annual Meeting.
(Stockholm, Sweeden)
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 国際語用論学会,日本認知言語学会,ヨーロッパ言語学会,社会言語科学会,日本英文学会北海道支部
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
<道内>
(地域的連携・貢献)
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
キャリア支援委員会委員,ハラスメント相談窓口相談員
V
学生支援に関する自己研鑽
17
所属
文学部
英語文化学科
学位 MPhil (ノーサンブリア大学)
職名 准教授
専門分野
図書館情報学
氏名
下
田
尊
大学院における研究指導担当資格
久
無
Ⅰ 教育活動
<学 部>
情報リテラシーA(情報処理Ⅲ),情報リテラシーB(情報処理Ⅳ)
本年度の主な担当科目 <図書館情報学課程> 図書館・情報学概論,情報資料論Ⅱ,図書及び図書館史,利用者サービス論,
情報サービス論,情報サービス演習
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 学生系ネットワークを活用した学生 2001年4月
指導と授業評価
~現在
2) 図書館情報学課程における学生
メールを活用したグループ指導
概
要
受講者に本学学生メール,学内LANサービスの活用法を指導。レジュメや
教材を共有フォルダに置き,課題提出に提出用フォルダを活用。メール応答
で授業評価などが得られ,個別学生の進度や理解度を参考にした指導が可
能となった。2012年度も毎回の授業時に出席メールを書かせ理解度チェック
を実施した。
2001年4月
~現在
授業内グループ活動のツールとして学生メールを用いた連絡網を作成。指
導者と学生は授業の連絡,グループ活動の報告をグループ代表を通して
行っている。2012年度も2年から4年まで各学生で使用した。連帯感を育成
すること,指導者の連絡の徹底や受講状況の把握を目標としている。
3) 「情報リテラシーA/情報処理Ⅲ」に 2003年4月
おける検索エンジンと資料提示ソフ ~現在
トを活用したレポート・論文作成法の
指導
図書館OPAC,Webサイトを使った情報収集法を指導。学生は指定主題か
ら自分のテーマを選択,レポート作成と資料提示ソフトを使用した口頭発表
を行い,文書作成法,情報活用力や表現力の効果的な習得を可能にした。
2009年から1年次後期にも開講し根拠に基づくレポート作成法の早期習得を
目指している。
4) 「情報処理A/情報処理Ⅰ」及び
2007年4月
「情報処理B/情報処理Ⅱ」におけ ~現在
るオンラインプログラムを活用した情
報リテラシー教育
2年次開講科目で実施していたeラーニングによる情報リテラシー教育を
2007年度から1年次開講科目に導入し早期習得を図った。学生に到達目標
を示し自発的学習を促し,受講中に2度課題の難易度を変更。2010年度か
らは「情報処理A及びB」で実施し問題及び成績の管理を行い担当教員に
提供している。
5) 「情報リテラシーA/情報処理Ⅲ」及 2008年4月
び「情報リテラシーB/情報処理Ⅳ」 ~現在
におけるwebツールを活用した情報
活用力教育の導入
2003年から導入したeラーニング副教材を2008年度に情報活用と評価に重
点をおいた教育プログラムに変更。さらにWebツールNESTの活用によって
課題管理や確認テスト配布を行い,受講学生の進度に合わせた自学自習を
可能にすることで,Officeのスキルを確実にする効果も上げている。また2010
年度から全国共通webテストRastiによる外部評価の導入を試みている。
6) 「図書館情報学検定」受検による外 2011年11月 日本図書館情報学会のLIPER提言8領域による検定試験(団体受検)を実
部基準を用いた授業評価の試み
~現在
施。昨年度は18名(4年生10名,3年生1名,課程修了生7名)が受検。全国
平均 28.58点/260名に対し25.89点。2012年度は15名(4年生4名,3年生11
名)が受検,平均31.46点/299名に対し27.33点。情報メディアとデジタル情報
の2領域は平均より低い結果となり今後の授業改善の指標となった。
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 「情報サービス論」「情報サービス演 2006年4月
習」「図書及び図書館史」「図書館・ ~現在
情報学概論」「利用者サービス論」
「情報リテラシーA」
2) 「図書館機器論」「図書館経営論」
「情報検索演習」
2011年4月
~現在
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
1) 「Webから見える情報の世界」
2009年8月
(スキルアップ講座in釧路2009)
パワーポイント教材を使用し,必要なサイトへのハイパーリンクなどを積極
的に取り入れたレジュメを作成。これを受講生とPC上で共有する形で使用
し,未完成ではあるが配布教材としている。2012年度からは配布資料として
印刷すると同時に共有フォルダ内にも掲載し欠席した学生の自習用とした。
他大学授業において,学生ポータル環境を活用し,当日のパワーポイント
教材をpdfファイルで作成。授業の開始前にアクセス出来るように事前配布し
た。受講生に演習課題を含めた予習時間を与えたことにより予め当日の授
業で何をするのかを確認出来るため受講しやすいという授業評価が得られ
た。
釧路学校図書館協議会,釧路市教育委員会と本学の共催企画。学校教
育における図書館資料及びweb情報資源活用のための実践講座において
web情報資源活用法を担当。参加者は小学校教員9名,高校職員1名,公
立図書館関係者12名の計22名。
18
教育実践上の主な業績
2) 「Webから見える情報の世界」
(スキルアップ講座in帯広2009)
年月日
2009年10月
概
要
十勝学校図書館協会,帯広市学校公共図書館研究会,十勝管内公共図
書館協議会と本学の共催企画。学校教育における公共図書館資料及び
web情報資源の活用のための実践講座において情報リテラシー及びweb情
報資源活用法を担当。参加者は十勝管内公立図書館職員8名,小学校教
諭12名の計20名。
3) 日本の図書館情報専門職教育の質 2011年12月 「情報専門職教育における学位・資格の国際的な同等性と互換性に関す
る研究」科研費基盤研究(B)(一般)代表:三輪眞木子(課題番号22300085)
保証と国際化座談会
の一環として開催された座談会において図書館情報専門職の養成カリキュ
(キャンパスイノベーションセンター
ラムの将来像,教育の質保証,学位・資格の国際標準化について意見陳述
東京)
を行った。
4. その他教育活動上特記すべき事項
1) 「情報検索基礎能力試験」受験の試 2006年11月 図書館情報学課程の履修学生などを対象に情報検索能力評価試験を実
み
~現在
施。2006年度合格者12名(合格率85.7%),2007年度15名(93.8%),2008年
度13名(86.6%), 2009年度5名(100.0%), 2010年度9名(90.0%), 2011年度11
名(84.6%)となった。いずれも全国平均を上回っている。2012年度は13名が
受験した。
2) 図書館情報学課程受講生による大 2009年9,10 「土曜講座」の開催にあたり課程修了生および受講生(4年生)による運営
チームを編成,垂れ幕等の作成・掲示,会場設営などの準備から当日の進
学公開講座「土曜講座」の運営参加 月~現在
行補助,終了後のアンケート回収,会場撤収までを担当させ,企画行事の運
の試み
営について学ぶ場を提供した。
3) 「ファリング・デザイナー検定」受検
の試み
2010年8月
~現在
図書館情報学課程の履修学生を対象にアーカイブズの基礎知識を問う検
定試験(団体受検)を実施。2010年度は2級15名,3級32名が受検。2011年
度は2級14名及び3級25名が受検した。2012年度は2級(10名),3級(15名)
が受検し2級3名,3級13名が合格した。
4) 図書館情報学課程受講生による日 2010年10月 日本図書館学会秋季研究大会開催校として課程修了生と受講生(3・4年
本図書館情報学会研究大会の運営
生)による運営チームを編成。大会要綱編集,掲示物・案内表示・会場周辺
参加の試み
情報マップの作成,会場設営などの準備から当日の進行補助,救急対応,
終了後のアンケート回収,会場撤収を担当させ,学会の大会運営について
学ぶ場を提供した。
5) 図書館情報学課程受講生による北 2011年12月 北海道立図書館が企画実施している「学校図書館クリニック」のプログラム
海道立図書館市町村支援プログラ
に共同参加し,課程受講生及び修了生が企画段階で参加するサービスラー
ムの企画参加の試み
ニングの可能性を探った。岩見沢市内の中学校の実施プログラムに受講生1
名,修了生1名が同行参加し体験した。
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①生涯学習社会における情報収集行動と図書館の役割
②図書館情報学教育におけるサービス・ラーニング手法
③北海道における英国宣教協会の活動とリテラシー教育
研究内容: ①病院,試験研究機関,大学などの図書館サービスは,図書館法に基づく公共図書館とは異なり,対象となる利用者も
資料も限定されている。2012年度は試験研究機関の図書部門の役割を検証した。対象となる利用者も資料も限定され,
図書予算も少なく研究員が司書業務を兼務しているところも多い。このような機関が蓄積した知財を活かすことで母体組
織への貢献のみならず北海道の知の情報源となることを提案した。また,私学の経営戦略に占める建学の理念の重要性
と大学附属図書館の役割についても検証し,そのサービスの効果を例示しながら提案した。
③ジョンバチェラーの派遣組織である英国宣教協会(CMS)は,幕末に琉球に足を踏み入れた。当時中国伝道がその中
心であったが日本には5港開港以来,静養地となり宣教師が上陸してきた。バチェラーは英国の気候に最も近い箱館に
その静養先を求めてやってきた。そこで出会ったのがアイヌ民族の悲惨な状況であった。CMSは彼をその任務にあたら
せるがその働きを支えたのが現地で養成したバイブルウーマンと呼ばれる女性伝道師であった。今回は旭川における二
人のバイブルウーマンの足跡を通して研究発表を行った。
単著・ 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
共著の
著書・論文等の名称
担当頁及び編者・共著者名
の年月
別
発表学会等の名称
(著 書)
(学術論文)
(その他)
1. 図書館情報学概論―図書館情 単 2012年2月
報学が示す図書館業務の原則
―
北海道病院ライブラリー研
究会ニュースレター 第26
巻第4号
19
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
(学会発表)
1. 道内病院図書室と図書館サー
ビス─病院における情報提供
サービス─
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
単 2009年3月
平成20年度専門図書館北
海道地区協議会研究会
2. カトリック大学図書館に期待す 単 2010年7月
るもの─建学の理念の実現こそ
使命なり─
日本カトリック大学連盟図
書館協議会2010年度実務
研究会
3. 専門情報機関の情報サービス
と図書室の役割について
単 2011年12月 平成23年度専門図書館北
海道地区協議会講演会
「これからの専門図書館を
考える」
4. ジョン・バチェラーが遺したもの
北海道における宣教の課題─
とくに旭川のバイブルウーマン
の足跡から─
単 2012年7月
担当頁及び編者・共著者名
北海道基督教学会2012年
度学術大会
過去5年間公表していない研究活動
研究課題: 図書館情報学教育におけるサービス・ラーニング手法
研究内容 情報社会においては情報の収集・組織化・評価についてのリテラシーが重要であり,図書館情報学は社会に貢献する
及び
: 実学教育の基礎となるものであると考える。課程教育を単なる司書資格取得教育とするのではなく情報を扱うスペシャリ
進捗状況 スト養成教育と捉え,サービス・ラーニング手法を取り入れた教育モデルの作成を目的とする研究を行っている。具体的
には,2008年度から導入事例などの文献調査を始め,社会教育施設等の公的機関で行われている図書サービスあるい
は司書的業務を調査,さらに公的機関,研究団体などが行うインターンシップやプログラムに参加させている。最終的に
は企画行事の共同参画を目指しているが現在はその可能性を探っている段階である。
公表予定: 未定。5年目となる2012年度をもって成果報告の形で公表することを目標とする。
Ⅲ 社会連携・社会貢献
記録管理学会,日本情報図書館学会,日本図書館研究会,三田図書館・情報学会,IAALD(International Association
of Agricultural Information Specialists)
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
2011年~現在
記録管理学会理事
2011年~2012年
記録管理学会『レコード・マネージメント』編集委員会(62号委員,63号編集委員長)
<道内>
2006年~現在
北海道立図書館運営協議会委員
2008年~2012年
石狩市民図書館運営協議会委員
2012年~現在
札幌市公文書管理審議会委員
2012年~現在
日本聖公会北海道教区歴史文書保管委員
(地域的連携・貢献)
専門図書館協議会北海道地区協議会見学会の企画運営(於北海道開拓記念館)
2012年11月9日
所属学会
(国際的連携・貢献)
2012年8月27日~9月8日
UNHCR国連難民高等弁務官事務所(ジュネーブ本部)アーカイブ・データベース作成ボラン
ティアに派遣参加(国際資料研究所企画プログラム)
Ⅳ 学内運営活動
情報メディアセンター長,図書館情報学課程運営委員会委員長,文学部共通科目運営委員会委員
V
学生支援に関する自己研鑽
20
所属
文学部
英語文化学科
職名 准教授
Ph.D.(言語学)(ニューヨーク州
学位 立大学ストーニー・ブルック校)
専門分野
言語学(特に形態論)
氏名
山 木 戸
浩
大学院における研究指導担当資格
子
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部>
文法・作文, 言語学概論, 英語学基礎演習B, 英語学演習B-a, 基礎講読D, 卒業研究演習, 卒
業論文
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 言語学における論文の書き方の指 2010年4月
導(3,4年生対象)
~現在
2) 文法の授業での小テスト
2010年4月
~現在
概
要
3,4年生を対象とした「英語学演習B」では,言語学における論文の書き方
を指導している。授業外で学生一人一人とミーティングをしながら,トピックを
探すことから始め,論文の構成や書き方,データの分析や説明の仕方などを
丁寧に指導している。途中 draft の添削を行う。また,学期の最後に各自発
表させる。
定期的に小テストを行って,学生の理解度をチェックしている。
3) アメリカのテレビドラマを使った授業 2010年4月
の展開
~現在
英語文化学科(及び他学科の英語エキスパート)1,2年生を対象とした「基
礎講読D」では,アメリカのテレビドラマを教材として使い,台本を読みなが
ら,同世代のアメリカ人が実際によく使う単語・表現などと併せて,英語を読
む力・聞く力を同時に伸ばしていく。図書館でDVDを観ながら行う宿題を定
期的に課した。
4) 言語学におけるレポートの書き方の 2011年4月
指導(1,2年生対象)
~現在
1,2年生を対象とした「英語学基礎演習B」では,言語学におけるレポートの
書き方を指導している。途中 draft を提出させ,添削し,授業外で学生一人
一人とミーティングをしながら,レポートの書き方(構成や書き方),データの
分析や説明の仕方などを丁寧に指導している。
5) アメリカの映画を使った授業の展開 2011年4月
~現在
英語文化学科1年生を対象とした「基礎講読D」では,アメリカの映画を教材
として使い,台本を読みながら,同世代のアメリカ人が実際によく使う単語・
表現などと併せて,英語を読む力・聞く力を同時に伸ばしていく。図書館で
DVDを観ながら行う宿題を定期的に課した。
6) 言語学概論の授業での中間テスト
(二回)
「言語学概論」の授業では,学期中に二回中間試験を行うことによって,学
生の理解度をチェックしている。
2011年4月
~現在
7) 「英語学演習B」の二年目の学生の 2012年4月
指導(3,4年生対象)
~現在
3,4年生を対象とした「英語学演習B」では,昨年から継続して二年目の履
修を希望する4年生が多数いたため,週に一コマ時間割外で授業を行い,
一年目でカバーできなかった言語学の分野を扱った。
8) 特殊講義「統語論概論」の coteaching
「特殊講義」(夏期休暇中6日間の集中講義)で,リチャード・ラーソン教授と
ともに授業を行った。オフィスアワーを設け,毎日課された宿題やクイズの採
点,出席の管理なども行った。
2012年9月
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) アメリカのテレビドラマを使った授業 2010年4月
の教材の作成
~現在
英語文化学科(及び他学科の英語エキスパート)1,2年生を対象とした「基
礎講読D」で,アメリカのテレビドラマを教材として使うにあたり,授業中に使
用する注釈,語彙と表現,内容に関する練習問題,定期的に課す宿題の問
題など,全て自分で作成した。
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
1) 「English Immersion Weekend」の企 2012年6月
画・実行
2) 「児童英語セミナー」(英語文化学科 2012年6月
主催)第6回~11回講師担当
~7月
3) 「統語論・意味論一日ワークショッ
プ」企画・実行
英語エキスパート学生対象「English Immersion Weekend」(本学セミナーハ
ウスにて2泊3日)の企画・実行
近隣の小学校5・6年生の「外国語活動」の授業に,英語文化学科の学生を
ボランティアとして派遣するにあたり,週に一回勉強会を実施し(全11回),6
回目~11回目の講師を担当した。
2012年9月8 「One-day Workshop on Syntax and Semantics [統語論・意味論一日ワー
日
クショップ]」(英語文化学科主催)を開催した。その企画・実行全てを担当し
た。
21
Ⅱ 研究活動
研究課題: morphology, morphology-syntax interface
研究内容:
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
(著 書)
1. Ezafe and the Deep Position of
Nominal Modifiers
2. The Evolution of Human
Language: Biolinguistic
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
共 2008年6月
Adjectives and Adverbs: 43-70頁
L. McNelly, C. Kennedy; Larson, R.
Syntax, Semantics, and
Discourse (Oxford Studies
in Theoretical Linguistics
20); Oxford University
Press
共 2010年1月
Cambridge University
Press
単 2009年3月
2009 Association of
Teachers of Japanese
(ATJ) Seminar
(Chicago, USA)
R. Larson, V. Deprez と編集
(学術論文)
(その他)
(学会発表)
1. Using Dialect Data to Solve
Linguistic Puzzles
過去5年間公表していない研究活動
研究課題: morphology, morphology-syntax interface
研究内容 日本語を含む世界の言語における形容詞・形容動詞の活用語尾の本質を明らかにする。日本語形容詞と動詞の形態
及び
: 的な関係を調べる。Grammar as Science (Larson, Richard 著,2010年,MIT Press) の Exercises の解答集の作成。
進捗状況
公表予定: 未定
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 Linguistics Society of America (アメリカ言語学会)
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
<道内>
(地域的連携・貢献)
2012年5月~現在
2012年3月27日~31日
(国際的連携・貢献)
近隣小学校5・6年生の「外国語活動」の授業にボランティアとして参加(不定期)
津田塾大学春休み講座「こども英語クラブ」にアシスタントとして参加
Ⅳ 学内運営活動
入試部委員,日本語教員養成課程運営委員会委員,学生相談室相談員,ハラスメント相談窓口相談員
V
学生支援に関する自己研鑽
2012年11月18日~20日
日本学生相談学会主催第50回全国学生相談研修会(東京国際フォーラム)。英語文化学科の
学科相談員として「発達障害学生への支援:理解と実際」「事件性のある諸問題への対応」「危
機介入と学生相談」のセッションに参加。
22
所属
学位
文学部
英語文化学科
職名 講師
専門分野
修士(学術)(一橋大学)
英文学
氏名
大
桃
陶
大学院における研究指導担当資格
子
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部> 地域文化講義,地域文化基礎演習, Skills for the TOEFL, 英文学史
教育実践上の主な業績
年月日
概
要
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 英文学史Bのためのプリント
2012年9月
~現在
18世紀末のロマン主義から20世紀後半の戦後体制までの歴史,主な文学
作品についてまとめた。
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
Ⅱ 研究活動
研究課題: J.M. クッツェーにおける動物の問題
研究内容: J.M. クッツェーの小説『恥辱』は,人間が動物よりも優位な位置にあることが,一切疑問視されない社会における動物の
過酷な運命を描きだしている。そして,それは主人公デイヴィット・ルーリーとその娘のルーシーの,南アフリカの農場に
おいて,白人としての社会的地位を剥奪され,まさにヒエラルキーの最底辺である動物の段階にまで貶められるという「恥
辱」を通じて,小説はそれまで意識するしないにかかわらず,人間と動物の間の線引きを行い,人間の優位性を確保して
きた我々の無反省な残酷さを白日の下に曝け出す。
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
(著 書)
(学術論文)
1. Performance of Bereavement:
単 2012年2月
"Ritual" in Kipling's Great War
Texts
(その他)
1. Tales for / of Beloved Dead
Children: Rudyard Kipling's
Representation of the Death of
Children
(学会発表)
1. Performance of the Bereaved:
”Ritual in Kipling's Great War
Texts
2. 暴力のイニシエーション―クッ
ツェー『恥辱』におけるヒエラル
キーの継続性について
単 2012年4月
藤女子大学紀要 第49号
(第Ⅰ部)
University of Sheffield
単 2011年10月 RUDYARD KIPLING:
AN INTERNATIONAL
WRITER
単 2012年9月
日本英文学会北海道支部
23
担当頁及び編者・共著者名
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 The Kipling Society, 日本英文学会,日本キプリング協会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
<道内>
(地域的連携・貢献)
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
学生部委員,国際交流センター運営委員会委員
V
学生支援に関する自己研鑽
24
所属
学位
文学部
英語文化学科
職名 講師
Ph.D.(University of Michigan,
Ann Arbor)
専門分野
19-21世紀英米文学
氏名
古
村
敏
大学院における研究指導担当資格
明
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部> 文学演習,文学基礎演習,文学講義,Essay Writing
教育実践上の主な業績
年月日
概
要
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 「プロセス」型のライティング指導を 2001年~現 Academic Writing 等,ライティング指導において,完成したエッセイだけの
用いた授業
評価ではなく,書く過程(プロセス)を重視し,ポートフォリオ方式,ワーク
在
ショップ形式,revision に重点を置いたメソッドを用いる。
2) Student-Centered Learning の手法 2010年~現 学習プロセス(Synthesis)を重視した教育法で,グループ活動(think-pairを用いた授業
share),グループ討論(fish bowl),創造活動(short writing, journal activity)
在
などによる能動的学習行動を促進する。
3) Diversity の意識を高める授業
2010年~現 英語文化学科という特性上,学生の Diversity に対する意識を高めること
が望まれるため,自己の外の世界の理解・包摂を目標とし,国際性・多様性
在
を反映する教材を使用・作成する。
4) テクノロジーを活用した授業
2011年~現 パワーポイント,インターネットなどの現代必須テクノロジーを授業に使用
し,視覚・聴覚両方の組み合わせで学べる環境を作る。
在
2. 作成した教科書,教材,参考書
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
1) ミシガン大学院教員サティフィケット 2009年12月 Faculty Developmentの一環として,教育研鑽ワークショップ,教育哲学の
(University of Michigan Graduate
形成,ティーチングオブザベーション(他教授が授業を視察し批評する),授
Teacher Certificate)
業評価などのプロセスを経て,certificate を授与された。
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①現代英米詩・エレジーの研究
②翻訳理論と翻訳過程で生じる「喪失」に関する研究,等
研究内容: ①Poetry of Lost Loss: a Study of the Modern Anti-Consolatory Elegy 19世紀と20世紀を代表する,ウィリアム・ワーズ
ワース,ウォーレス・スティーヴンズ,シルヴィア・プラス,エリザベス・ビショップなどのエレジーの読解を通して,近・現代
英米文学におけるエレジーの変化を,ニコラス・エイブラハムらの新フロイト精神分析理論や,ジャック・デリダらの文化哲
学を用いて研究する。
② 1.Modern Elegy and the Fiction and Creation of Loss: Wallace Stevens’s “The Owl in the Sarcophagus” ウォーレ
ス・スティーヴンズの詩,"The Owl in the Sarcophagus" をもとに, 近・現代アメリカ詩における,エレジーの変化を,ニコ
ラス・エイブラハムらの新フロイト精神分析理論を用いて考察している。
2. Intersubjectivity of Elegiac Poetry セオドア・レトケの詩,“Elegy for Jane” などのアメリカ現代詩をもとに,ポール・
ドゥ・マンの自伝作品に関する文芸理論をもちいて,エレジーにおける相互主観性を考察している。
3. Loss Created: H.D.’s Translation of Sappho’s Fragments モダニスト詩人,H.D. によるサッフォの断片詩の先鋭的
翻訳を対象に,Walter Benjamin の翻訳理論を用いて,翻訳過程で生じる「喪失」について考察する。
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
(著 書)
1. Poetry of Lost Loss: a Study of 単 2011年3月
the Modern Anti-Consolatory
Elegy (査読付)
(学術論文)
1. Modern Elegy and the Fiction
and Creation of Loss: Wallace
Stevens’s “The Owl in the
Sarcophagus” (査読付)
単 2010年3月
担当頁及び編者・共著者名
(http://hdl.handle.net/2027.42/84433 で,全
The University of
Michigan, ProQuest/UMI 文304頁閲覧可能)
出版
(Ph.D.論文)
ELH Vol. 77.1 (Spring
45-70頁
2010), The Johns Hopkins (http://muse.jhu.edu.proxy.lib.umich.edu/journ
University Press
als/elh/v077/77.1.komura.html)
25
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
2. Intersubjectivity of Elegiac
Poetry (査読付)
単 2011年3月
Topia Vol. 9 (Spring
2011), York University
online
3. Loss Created: H.D.’s
Translation of Sappho’s
Fragments (査読付)
単 2013年2月
(予定)
藤女子大学文学部紀要
第50号
39-71頁
単 2008年
Verdad, Long Beach City
College
2. Within the Walled Victorian
City
単 2008年
Amoskeag, Southern New
Hampshire University
3. Tower Residents
単 2008年
HeartLodge
4. Law of Conservation in Boiled
単 2008年
Wild Goose Poetry Review
5. As It Rains in the Street
単 2008年
Stirring, Sundress
Publications
6. The Old Moon in the New
Moon's Arms
単 2009年
Georgetown Review,
Georgetown College
7. A Showing at Long Point
単 2012年
River Oak Review,
Elmhurst College
(その他)
1. From the Window Table, at a
Café
(学会発表)
1. Elizabeth Bishop and Anxiety
単 2008年11月 Poetry and Poetics
of Lost Loss: Covert-, Non-,
Workshop
Anti-Elegies in Bishop’s Later
(University of Michigan)
2. Intertextual Projection:
Elizabeth Bishop’s "Crusoe in
England"
単 2009年3月
Conference on Projection
(City University of New
York)
3. Redefining ‘Loss’ in
Translation: Robert Lowell’s
単 2009年3月
Transmission, Translation,
and Relocation conference
(Indiana University)
4. A Childhood Crisis: Elizabeth
Bishop’s "First Death in Nova
Scotia"
単 2009年4月
The Politics of Crisis
conference
(University of California,
Irvine)
5. What Is Elegy?
単 2009年6月
Introduction to Poetry
guest lecture
(University of Michigan)
6. An Encounter with the Dead
and a Fantasy of
Communication:
Intersubjectivity of Elegiac
単 2010年3月
Intersections Conference
2010
(York and Ryerson
Universities)
7. Performing Death:
Constructing the Dead in John
Berryman’s Op. posth .
単 2010年3月
Conference on
Performance and
Performativity
(University of Montreal)
Imitations
過去5年間公表していない研究活動
研究課題: ①セオドア・レトケのエレジーに関する研究
②シルヴィア・プラスの合成的詩学に関する研究
研究内容 ①20世紀アメリカ詩人セオドア・レトケの「誰に宛てられたか不明」なエレジーを読解し,エレジーの追悼以外の目的につ
及び
: いて考察する。
進捗状況 ②20世紀英米詩人,シルヴィア・プラスの合成的詩学手法の意義を,他の同時代の詩作品との関連性を含めて考察す
る。
公表予定: ①は完成しており,現在,学術誌に提出可能。
②は執筆中で,2013年2月中の学術誌提出を目標とする。
26
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 Modern Language Association (U.S.),Association of Writers and Writing Programs (U.S.)
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
<道内>
(地域的連携・貢献)
(国際的連携・貢献)
2002年9月~現在
2005年9月~現在
Association of Writers and Writing Programs (AWP)
Modern Language Association (MLA)
Ⅳ 学内運営活動
紀要委員会委員,文学部FD委員会委員
V
学生支援に関する自己研鑽
2012年12月5日
ハラスメント研修会「リスクマネージメントとしてのパワーハラスメント」参加(藤女子大学)
27
所属
文学部
英語文化学科
職名 講師
M.A. Ancient History (Columbia
学位 University); M.A. TESOL(The
Institute of International Studies)
専門分野
Ancient History (Roman and Greek)
and Classics; TESOL (Teaching of
English to Speakers of Other
Languages ) Applied Linguistics
William Aaron Kraus
氏名
大学院における研究指導担当資格
無
Ⅰ 教育活動
文法・作文,The Art of Writing,Oral English,Reading,Listening,特殊演習A-a, コミュニケーショ
本年度の主な担当科目 <学 部> ン演習C-a
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) Academic Skills: "Writing, Reading, 2003年1月
Speaking Listening and Grammar
~現在
courses at the college level"
2) Seminar: "A People's History of the 2007年4月
Unites States".
~現在
概
要
Taught all skills courses at Advanced, Intermediate and Beginning levels in
Intensive English Programs for foreign students wanting to enter American
universities. Designed the curricula and syllabi for courses, used the CALL
computer system and taught lessons using most current computer lesson
technologies.
Students read, wrote reports and gave presentations on a variety of
different periods in American History, from the time of Columbus until
World War II. Classes were learner-based and entailed student-led
discussions over the different cultural aspects of the United States,
particularly the institution of slavery, its ongoing policies of racism and its
use of imperialism, conquest and warfare to achieve its world supremacy.
2. 作成した教科書,教材,参考書
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①Vespasian: Propaganda and Power (The Emperor Vespasian's accession to power in 70 A.D.)
②Learner anxiety in the ESL/EFL classroom (How to create a motivational language learning environment)
研究内容:
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
(著 書)
(学術論文)
1. Tragedy, Futility, Labyrinths
and Romance: some brief
insights into Italian poetry and
literature through the eyes of
Foscolo, Leopardi, Eco and
Manzoni.
単 2009年2月
藤女子大学紀要 第46号 151-163頁
(第Ⅰ部)
2. "Per Una Selva Oscura…"
Dante: In a Dark Wood
単 2010年2月
藤女子大学紀要 第47号 71-86頁
(第Ⅰ部)
3. Xenophon and his times
単 2012年2月
藤女子大学紀要 第49号 21-33頁
(第Ⅰ部)
(その他)
(学会発表)
28
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
<道内>
(地域的連携・貢献)
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
V
学生支援に関する自己研鑽
29
所属
文学部
英語文化学科
職名 講師
M.A. in Advanced Japanese
学位 Studies (The University of
Sheffield)
専門分野
文学和英翻訳,昭和時代
の文学
氏名
David
Flenner
大学院における研究指導担当資格
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部> 文法・作文,The Art of Writing,Oral English,Reading,Listening
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 学科基礎科目における工夫
2009年4月
~現在
2) 「特殊演習B-b」における工夫
2009年4月
~2012年3
月
概
要
Teach the four skills in a communicative and interactive style. Give advice
to students interested in studying abroad. Design curricula and syllabi. Use
CALL system to encourage students to be computer literate.
Adapted British Films on 16th Century British History for a modern CALL
classroom. Encourage students to use the presentation software
'PowerPoint' for oral presentation.
2. 作成した教科書,教材,参考書
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
1) Poster Presentations
2010年4月
~現在
4. その他教育活動上特記すべき事項
1) Thesis Guidance
2012年9月
~12月
Poster presentations act as an important visual supplement in first and
second year oral classes. Students brainstorm ideas, create visual displays
using a poster, and present the material in front of their fellow students.
The class was taught on an individual basis that dealt with the needs of
each student. Guidance covered thesis structure, layout and titles,
referencing, grammar and writing style, spelling, punctuation,
capitalization, italics, and content checking where possible, however this
was mainly left to the student advisor. The one-to-one approach was
necessary in order to deal with the specific needs of each student, with
special consideration given on how to improve each paper as efficiently as
was possible within the time constraints of a very fast approaching deadline.
Ⅱ 研究活動
研究課題: A Critical Study of Shiga Naoya, and a Translation
研究内容: This paper is divided into three sections. Part one is a critical study of the author Shiga Naoya. The aim of this section
is to critique the author’s work within the context of his life, with particular reference to the short story; 清兵衛と瓢
箪. The aim of part two, is to effectively translate the short story 清兵衛と瓢箪, for a native English audience. The
appendix contains the original Japanese version of 清兵衛と瓢箪.
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
(著 書)
(学術論文)
1. An English Translation of a
単 2011年2月
Short Story and a Critical
Study Seibei and the Gourds by
Shiga Naoya
2. A Further Discourse on the
Japanese I-novel, and a Study
of the Short Story At
藤女子大学紀要 第48号 71-94頁
(第Ⅰ部)
単 2012年2月
藤女子大学紀要 第49号 35-66頁
(第Ⅰ部)
単 2013年2月
(予定)
藤女子大学文学部紀要
第50号
Kinosaki
3. A Critical Study of Shiga
Naoya, and a Translation
30
73-109頁
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
(その他)
(学会発表)
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
<道内>
2003年4月~現在
(地域的連携・貢献)
JALT Hokkaido Call Conference 運営委員会委員
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
V
学生支援に関する自己研鑽
31
担当頁及び編者・共著者名
日本語・日本文学科
揚
妻
祐
樹
・・・・・・・・・・・・・・
33
漆
﨑
正
人
・・・・・・・・・・・・・・
35
小
山
清
文
・・・・・・・・・・・・・・
37
菅
本
康
之
・・・・・・・・・・・・・・
39
関
谷
博
・・・・・・・・・・・・・・
41
種
田
和加子
・・・・・・・・・・・・・・
43
名
畑
嘉
則
・・・・・・・・・・・・・・
45
平
田
英
夫
・・・・・・・・・・・・・・
47
丸
山
隆
司
・・・・・・・・・・・・・・
49
大
川
壽美子
・・・・・・・・・・・・・・
52
山
本
すい子
・・・・・・・・・・・・・・
55
松
村
良
・・・・・・・・・・・・・・
57
祐
所属
文学部
日本語・日本文学科
職名 教授
専門分野
学位 文学修士(東北大学)
日本文学
氏名
揚
妻
祐
大学院における研究指導担当資格
樹
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部>
日本語学講義ⅠB,日本語学講義ⅡB,日本語学演習ⅠB,日本語学演習ⅡB,卒業研究ゼミ
Ⅰ・Ⅱ,卒業研究
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 「日本語学講義ⅠB」 言語調査・レ 2009年4月
スポンスカード・ブレイクタイム
~現在
2) 「日本語学講義ⅠB,ⅡB」プリント
2009年4月
~現在
3) 「日本語学講義ⅠB,ⅡB」ビデオ鑑 2009年4月
賞
~現在
概
要
言語意識に関わるアンケートを行なった。レスポンスカードを導入し,これ
により出欠を確認した。授業の途中にブレイクタイム(5分間)をとった。
毎回プリントを配布した。
授業内でビデオ,CDの鑑賞を行なった。
4) テーマ研究A,打ち合わせ
2011年4月
~現在
テーマ研究担当の他の教員との連絡を取りながら,授業内容の統一を図っ
た。
5) 「日本語学演習Ⅰ」研究計画
2012年4月
~現在
前期中に,1年間の研究計画を前期から立てるように指導し,計画→調査・
分析→口頭発表→レポートという研究の流れを,習得させるようにした。
6) 「日本語学演習ⅠB」 談話研究・研 2012年4月
究計
~現在
前期中に,1年間の研究計画を前期から立てるように指導し,計画→調査・
分析→口頭発表→レポートという研究の流れを,習得させるようにした。
7) 「日本語学演習ⅡB」研究計画
前期中に,1年間の研究計画を前期から立てるように指導し,計画→調査・
分析→口頭発表→レポートという研究の流れを,習得させるようにした。
2012年4月
~現在
2. 作成した教科書,教材,参考書
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
Ⅱ 研究活動
研究課題: 近代日本語研究,現代日本語研究,近代日本語研究史研究
研究内容: 最近の研究の中心は,言文一致体を中心とした近代日本語の成立過程の研究である。言文一致体について,従来日
本語学では,専ら語彙,語法の議論に終始し,文章の質の問題に就いては未開拓であった。私「視点」という観点から紅
葉の言文一致体の質を論じつつ,,これと語法の問題とを関連付けた。田山花袋の文章についても同じこのスタンスで
論じており,これは今後も続ける予定である。その他,海外の日本語(台湾)に関する研究も行っている。
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
(著 書)
(学術論文)
1. 尾崎紅葉『多情多恨』の語りと
語法(1)─語りの性格─
2. 尾崎紅葉『多情多恨』の語りと
語法(2)─ノデアルの文体─
単 2008年11月 藤女子大学国文学雑誌 29-41頁
79号
藤女子大学日本語・日本
文学会
単 2011年3月
藤女子大学国文学雑誌 1-24頁
84号
藤女子大学日本語・日本
文学会
33
担当頁及び編者・共著者名
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
(その他)
1. シンポジウム 台湾の日本語文
学―1930年代を中心に―
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
2010年5月
担当頁及び編者・共著者名
藤女子大学研究助成金に 発表タイトル「台湾教育界と「国光」
よる共同研究
(学会発表)
過去5年間公表していない研究活動
研究課題: 近代日本語文章における引用文,会話文の研究
研究内容 文法研究の世界では,引用文を地の文の一部である「間接引用」と,地の文とは別次元である「直接引用」とに分ける
及び
: が,語り手が顕在化する,前近代的な語りの場合,「直接引用」という概念を適用することには問題がある。近代の文章及
進捗状況 び,書き手の文章観(谷崎潤一郎,石川淳などを考えている)を精査することで,この問題を論じつつ,引用文,ないしは
会話文について,従来とは異なった観点を打ち出すことを目指す。
公表予定: 藤女子大学日本語・日本文学会の『国文学雑誌』の掲載を考えている。
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 日本語学会,日本部法学会,日本文芸研究会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
<道内>
(地域的連携・貢献)
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
文学部FD委員会委員長,日本語教員養成課程運営委員会委員長,文学部クラスター制運営委員会委員
V
学生支援に関する自己研鑽
34
所属
文学部
日本語・日本文学科
職名 教授
専門分野
学位 文学修士(北海道大学)
日本語学
氏名
漆
﨑
正
大学院における研究指導担当資格
人
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部>
日本語学講義ⅠA(a,b),日本語学講義ⅡA(a,b),日本語学演習ⅠA,日本語学演習ⅡA,卒
業研究ゼミⅠ・Ⅱ
教育実践上の主な業績
年月日
概
要
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 卒業研究合宿の実施
毎年8月下旬 毎年夏季休業中に,学生に卒業研究の中間報告をさせる集中的な指導を
か9月上旬 している。
2) ビデオ(DVD,テープ)や録音テー
プなどを活用した授業の展開
2004年4月
~現在
日本語学講義ⅠA(a,b),ⅡA(a,b),日本語学演習ⅠA,ⅡAでは補助教材
として,ビデオ(DVD,テープ)やCD・録音テープを適宜利用している。
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 日本語学講義ⅠA,日本語学演習
ⅠA,ⅡAの独自テキスト
2004年4月
~現在
日本語学講義ⅠA(a,b),ⅡA(a,b),日本語学演習ⅠA,ⅡAでは,それぞ
れ,日本語史資料から適宜選んで独自のテキストを用いてしている。
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
Ⅱ 研究活動
研究課題: キリシタン資料を中心にした日本語の歴史的研究
研究内容: 室町時代末期に来日したカトリックの宣教師たちが,布教活動の一環として作成あるいは出版した文献を拠り所として,
彼らが理解した,あるいは理解しようとした当時の日本語の,有り様や,彼らが日本語に持ち込んだ新たな表現や概念に
ついて研究している。具体的な成果は,下記の,『藤女子大学紀要』や『藤女子大学国文学雑誌』に掲載した学術論文
である。
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
(著 書)
(学術論文)
1. キリシタン版『どちりいな・きりし
たん』における“在ます”をめ
ぐって
単 2008年2月
2. 『天草版伊曾保物語』における 単 2008年3月
待遇表現の一問題─鶴に対し
ての,エソポの特異な待遇表現
をめぐって─
藤女子大学紀要 第45号 1-32頁
(第Ⅰ部)
藤女子大学国文学雑誌 31-44頁
78号
藤女子大学国語国文学会
3. キリシタン版『どちりいな・きりし
たん』における“御座ます”をめ
ぐって
単 2008年11月 藤女子大学国文学雑誌 12-28頁
79号
藤女子大学日本語・日本
文学会
4. 『源氏物語』における字音語─
紫上の場合─
単 2009年3月
藤女子大学国文学雑誌 1-16頁
80号
藤女子大学日本語・日本
文学会
5. キリシタン版漢字辞書の書名を 単 2009年11月 藤女子大学国文学雑誌 57-67頁
めぐって─『落葉集』,その書名
81号
に対する疑問─
藤女子大学日本語・日本
文学会
35
担当頁及び編者・共著者名
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
6. キリシタン資料における「存
知」,「ぞんぢ」,“zongi”につい
て
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
単 2010年3月
担当頁及び編者・共著者名
藤女子大学国文学雑誌 47-56頁
82号
藤女子大学日本語・日本
文学会
7. キリシタン資料における<愛>の 単 2010年11月 藤女子大学国文学雑誌 73-97頁
表現の一問題─「に対して」と<
83号
精神的相互愛>の関係をめぐっ
藤女子大学日本語・日本
て─
文学会
8. キリシタン資料と「れいちやう
単 2011年3月
(霊長)」―キリスト教的人間観と
の関わりをめぐって―
藤女子大学国文学雑誌 25-36頁
84号
藤女子大学日本語・日本
文学会
9. 『日葡辞書』における「たいせつ 単 2011年11月 藤女子大学国文学雑誌 1-9頁
(大切)」の類義語について
85号
藤女子大学日本語・日本
文学会
10. 『羅葡日対訳辞書』における
Caritasの項目をめぐって―
charidade,amor,「たいせつ」「こ
んせつ」のありよう―
単 2012年3月
藤女子大学国文学雑誌 13-23頁
86号
藤女子大学日本語・日本
文学会
11. 『羅葡日対訳辞書』における「こ 単 2012年11月 藤女子大学国文学雑誌 72-86頁
んせつ(懇切)」の現れ方をめ
87号
ぐって
藤女子大学日本語・日本
文学会
(学会発表)
1. キリシタン版『羅葡日対訳辞書』 単 2012年6月
における「こんせつ(懇切)」の
立ち現れ方
藤女子大学日本語・日本
文学会研究発表会
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 日本語学会,訓点語学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
<道内>
(地域的連携・貢献)
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
図書館情報学課程運営委員会委員,文学部共通科目運営員会委員
V
学生支援に関する自己研鑽
2012年12月5日
ハラスメント研修会「リスクマネージメントとしてのパワーハラスメント」参加(藤女子大学)
36
所属
文学部
日本語・日本文学科
職名 教授
専門分野
学位 文学修士(早稲田大学)
古典文学,平安文学
小
氏名
山
清
大学院における研究指導担当資格
文
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部> テーマ研究,日本文学講義ⅠB,日本文学演習ⅠB,日本文学演習ⅡB,卒業研究ゼミⅠ・Ⅱ
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) ゼミ発表担当者の事前指導等
1992年5月
~現在
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 講義科目におけるプリント活用
2011年4月
~現在
概
要
ゼミ形態の授業については,原則として数回の事前指導を実施している。
日本文学講義Ⅰ(平安文学概論)は,毎回プリントを用意して理解のため
の一助としている。
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
Ⅱ 研究活動
研究課題: 源氏物語研究
研究内容: 『源氏物語』には,家の繁栄や復興の課題を宿命的に担わされて描き出されている人物が多く見受けられる。殊に家の
政治的上昇や安定を追求する男側の論理にしたがって犠牲的な生き方を強いられる女性が際立つ。そういう中で,大臣
家の後継者である柏木という男性人物にもまた類似的造型が施されているのではないかと考えた。こうした観点を導入す
ることで,従来,前半部と後半部との間に指摘されていた人物造型上の矛盾を解きほぐし,あらためて人物像の全貌の把
握に努めた。
著書・論文等の名称
(著 書)
1. 源氏物語の新研究 宇治十帖
を考える
(学術論文)
1. 六条院・三条宮物語における
〈継子・二人妻譚〉と〈平中〉引
用―雲居の雁・玉鬘をめぐって
―
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
共 2009年5月
新典社
単 2009年3月
藤女子大学国文学雑誌 17-31頁
80号
藤女子大学日本語・日本
文学会
2. 〈演出〉される源氏物語・〈再生〉 単 2011年1月
する源氏物語―紫式部日記の
中の〈源氏物語〉―
3. 柏木と通過儀礼
担当頁及び編者・共著者名
144-168頁,383-390頁
小山清文・袴田光康編
『王朝女流日記を考える― 129-157頁
追憶の風景』
武蔵野書院
単 2012年10月 『源氏物語と儀礼』
武蔵野書院
459-477頁
(その他)
1. 書評 辻和良著『源氏物語の王 単 2012年12月 日本文学 第61巻第12号 70-71頁
権―光源氏と〈源氏幻想〉―』
日本文学協会
(学会発表)
1. 藤原道長政権と〈源氏〉の物語
単 2008年7月
2008年度藤女子大学日本
語・日本文学会研究発表
会
37
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 中古文学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
2007年5月~現在
<道内>
中古文学会委員
(地域的連携・貢献)
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
教務部長,部長会議構成員,評議会評議員,自己点検・評価委員会委員,大学戦略会議構成員,教職課程委員会委員,図書
館情報学課程運営委員会委員,キャリア支援委員会委員,文学部FD委員会委員,文学部クラスター制運営委員会委員
V
学生支援に関する自己研鑽
38
所属
文学部
日本語・日本文学科
職名 教授
専門分野
学位 博士(文学)(明治大学)
文学・批評理論,カルチュ
ラル・スタディーズ
菅
氏名
本
康
大学院における研究指導担当資格
之
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部> 日本文学講義ⅠG,日本文学演習ⅠG ,日本文学演習ⅡG
教育実践上の主な業績
年月日
概
要
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 講義におけるレジュメの配布,DVD 1999年~現 アウトライン・プロセッサーで作成したレジュメは,講義の見取り図であるとと
の鑑賞
もに,講義において内容を深めていくときのメモ教材となる。DVDの鑑賞は,
在
講義内容をより具体的に理解する一助とする。
2) ゼミにおける電子メール(ML)の利用 2001年4月
~現在
「卒業論文」を執筆するゼミ生全員が電子メールアドレスの利用が可能であ
ることを踏まえ,教員から全員または個別に電子メール送信できるように設定
し,各種連絡,ゼミの質問・回答,「卒業論文」の添削などに利用している。こ
れにより,個々のゼミ生の学習進度に応じたきめ細やかな指導が可能となっ
ている。
3) 科学研究補助金による共同研究の 2010年4月
~現在
公開
平成21年度科学研究補助金(平成23年度まで)による共同研究の成果を
Web上で公開することで学生に教員の研究の現状を理解可能なものとする。
http://avant-garde-socialmovement.com
2. 作成した教科書,教材,参考書
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
1) 超わかりやすい!日本近代文学史 2012年2月
―鴎外,漱石,自然主義,芥川,川
端・・・そして戦争へ―
2) 日本近代文学研究と文学・批評理
論
2012年4月
「まねきねこの会」(在Bologna日本人の会),東洋芸術研究所(Bologna)
ベネツィア大学東洋学部日本学研究科
4. その他教育活動上特記すべき事項
1)
2002年~現 演習1つに対してオフィス・アワーを1コマ分以上行う。「卒業研究」(論文)
の添削ないし論文執筆作業での具体的なサポート。
在
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①マルクス主義文化理論 ②花田清輝研究 ③カルチュラル・スタディーズ
研究内容:
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
(著 書)
(学術論文)
1. 花田清輝ルネッサンスにむけて 単 2009年3月
——生誕一〇〇年
藤女子大学国文学雑誌 68-80頁
80号
藤女子大学日本語・日本
文学会
2. モダン都市とマルクス主義
単 2010年9月
3. 花田清輝の「共同制作」論ーパ
ラダイム・チェンジのために
単 2011年10月 Universidade de Brasilia, 61-66頁
Ⅷ Congresso
Internacional de Estudos
Japonese no Brasil
『コレクション モダン都市 631-669頁
文化 マルクス主義 58』
ゆまに書房
39
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
(その他)
1. 書評 鳥羽耕史著『運動体・安
部公房』
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
単 2008年3月
昭和文学研究 56集
昭和文学会
206-209頁
2. 紹介 綾目広治・大和田茂・鈴
木斌編『経済・労働・格差』
単 2009年5月
日本近代文学 第81集
日本近代文学会
275頁
3. 解題
単 2010年9月
『コレクション モダン都市 670-696頁
文化 マルクス主義 58』
ゆまに書房
4. 関連年表
単 2010年9月
『コレクション モダン都市 697-752頁
文化 マルクス主義 58』
ゆまに書房
(学会発表)
1. 花田清輝の弁証法から『文化の 単 2009年12月 昭和文学会第45回研究集
会
政治学」の読解へ
2. 花田清輝編集長の『新日本文
学』
単 2010年6月
藤女子大学日本語・日本
文学会
3. 花田清輝の「共同制作」論
単 2010年8月
ブラジリア大学国際日本
学研究学会
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 日本近代文学会,昭和文学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
<道内>
(地域的連携・貢献)
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
情報メディアセンター運営委員会委員
V
学生支援に関する自己研鑽
40
所属
文学部
日本語・日本文学科
職名 教授
専門分野
学位 文学修士(立教大学)
日本近代文学
氏名
関
谷
大学院における研究指導担当資格
博
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部> 日本文学講義Ⅰ,日本文学演習Ⅰ・Ⅱ,卒業研究ゼミⅠ・Ⅱ,国語科教育法,女性とキャリア
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 日本文学演習ⅠD・ⅡD
2008年4月
~2011年3
月
2) 国語科教育法
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 全担当科目
概
要
演習Ⅰ・Ⅱにおけるビデオ使用
2008年4月
~2011年3
月
国語科教育法における,模擬授業にむけての個人指導および文学史・古
典文法・漢文の小テスト実施
2008年4月
~2011年3
月
講義Ⅰ,演習Ⅱ,卒研ゼミ等における,歴史・社会学・社会生物学の知見
を紹介するレジュメの作成
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
1) 国語科教育法
2008年3月
中学高校用教材の研究として,「教材研究 幸田文『あとみよそわか(抄)』
─〈学び〉の体験─」を執筆
4. その他教育活動上特記すべき事項
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①幸田露伴
②日本近代文学の成立期
③ナショナリズム論
研究内容: ①拙著『幸田露伴』(翰林書房刊,2006年3月),『幸田露伴の非戦思想』(平凡社刊,2011年2月)で示した露伴文学に
対する見通しの更なる検証。
②二葉亭四迷『浮雲』を主な素材として,日本近代文学の成立の端緒を探る。
③日本人は一度,近代国家造りに失敗した,という観点から,戦後政治史も視野に入れた日本のナショナリズム論を展開
してゆく。
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
(著 書)
1. 幸田露伴の非戦思想 人権・国 単 2011年2月
家・文明─〈少年文学〉を中心
に―
(学術論文)
1. 露伴と一葉─<お力>登場まで
─
2. 教材研究 幸田文「あとみよそ
わか(抄)」─〈学び〉の体験─
単 2008年3月
学習院大学国語国文学会 31-45頁
誌 51号
学習院大学国語国文学会
単 2008年3月
藤女子大学国文学雑誌 45-51頁
78号
藤女子大学国語国文学会
3. 岩井茂樹著『日本人の肖像 二 単 2010年3月
宮金次郎』を読んで
4. 露伴の”生誕地・その他”補訂
平凡社
(全243頁)
藤女子大学国文学雑誌 41-46頁
82号
藤女子大学日本語・日本
文学会
単 2010年11月 藤女子大学国文学雑誌 57-73頁
83号
藤女子大学日本語・日本
文学会
41
担当頁及び編者・共著者名
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
単 2011年3月
藤女子大学国文学雑誌 37-53頁
84号
藤女子大学日本語・日本
文学会
単 2011年5月
月刊百科 583号
平凡社
2-5頁
2. 日本語 文章・文体・表現事典
単 2011年6月
朝倉書店
幸田露伴の項目執筆
3. 戦争と文学を問う視線─『日清
日露の戦争』(コレクション戦争
×文学・第6巻)を読む
単 2011年12月 こころ 4号
平凡社
5. 樋口一葉と露伴小説『風流微
塵蔵』
(その他)
1. 幸田露伴と大震災
(学会発表)
1. 日清戦争と小国民─幸田露伴
の「少年文学」─
2010年6月
200-203頁
藤女子大学日本語・日本
文学会研究発表会
過去5年間公表していない研究活動
研究課題: ④北村透谷
研究内容 近代国家としての日本の成立過程とその歴史的・文化的意義を明らかにすること。
及び
: 上記目的のために,①幸田露伴を基軸とし,樋口一葉と共に④の北村透谷を併せて日本近代文学成立期の展望を試
進捗状況 みる一書を出版したい。残すところ一章となっている。
公表予定: 来年度中には出版を実現したい。
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 日本近代文学会,日本文学協会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
<道内>
(地域的連携・貢献)
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
日本語・日本文学科主任,評議会評議員,キリスト教科目運営委員会委員,教職課程委員会委員
V
学生支援に関する自己研鑽
42
所属
文学部
日本語・日本文学科
職名 教授
専門分野
学位 文学修士(立教大学)
日本近代文学
氏名
種
田
和 加 子
大学院における研究指導担当資格
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部>
日本文学講義ⅠF,日本文学講義ⅡF・Fa・Fb,日本文学演習ⅠF,日本文学演習ⅡF,卒業
研究ゼミⅠ・Ⅱ
教育実践上の主な業績
年月日
概
要
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 講義Ⅰ「明治文学を読む」,新聞小 2008年11月 講義科目に関しては,ビデオ,プロジェクター,パワーポイントを用いなが
説としての「金色夜叉」「魔風恋風」 ~12月
ら,文字媒体の補助として視覚的効果をもたせ,より理解がすすむようにし
など
た。
2007年度の授業改善アンケートでは工夫の成果は伝わっている。
2) 「テーマ研究」2011年,日本文化研 2011年4月
究Ⅰ
~9月
クラスター制度が導入されてはじめてのテーマ研究を関谷博氏と行う。「怪
異」をテーマに幸田露伴,泉鏡花の諸作品を扱う。FDの一環としても有意義
であり,教員,学生間,相互に刺激となった。授業アンケートでは学生からの
今後に生かせる意見があった。
2. 作成した教科書,教材,参考書
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
1) 語りと主体,ジェンダー,女,狂気
2008年度
テーマ研究で,「ジェンダー」をテーマに授業を行った。3名の教員による授
業は,おのずからFDをめざしており,女子大におけるジェンダースタディー
ズの意義を確認するものである。
Ⅱ 研究活動
研究課題: 泉鏡花研究,中上健次,高橋たか子など現代作家研究
研究内容: 2012年3月刊行の著書『泉鏡花論―到来する「魔」』は,第一部子供,その他者性,第二部異貌の世界,第三部表層の
ドラマという三部構成で,鏡花作品をその構造・文体に即して分析するとともに同時代の言説との関係のなかでその特殊
性を浮き上がらせた。
単著・ 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
共著の
著書・論文等の名称
担当頁及び編者・共著者名
の年月
別
発表学会等の名称
(著 書)
1. 泉鏡花論─到来する「魔」
単 2012年3月 立教大学出版会(有斐閣 1-268頁
アカデミア)
(学術論文)
1. 「顔」の変容,あるいは呼び交わ 単 2008年11月 国文学 解釈と教材の研
す情感
究特集「映画文学」
2. ジェンダーの惑乱─裸体,三枚 単 2009年9月
襲,襤褸
国文学 解釈と教材の研
究特集「泉鏡花文学の位
相」
3. 剥奪の構図─桐野夏生作品か 単 2009年11月 日本近代文学 第81集
ら考察する─
日本近代文学会
22-30頁
88-95頁
239-255頁
4. 格差社会と娼婦─桐野夏生『グ 単 2009年11月 立命館「言語文化研究」 47-54頁
ロテスク』を検証する
21巻1号
立命館大学言語文化研究
所
5. 泉鏡花『陽炎座』再考─鎮魂の 単 2010年11月 藤女子大学国文学雑誌 40-55頁
様式性─
83号
藤女子大学日本語・日本
文学会
(その他)
1. 日本近代文学にみる衣・食・住 単 2009年7月
─「藪の鶯」と「にごりえ」を中心
に
家庭科・家政教育研究
3-7頁
第4号
藤女子大学家庭科・家政
教育研究会
43
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
2. つねに悩ましき問題,ジェン
ダー
単 2009年12月 日本文学
日本文学協会
3. 鏡花作品を知るキーワード
単 2010年2月
担当頁及び編者・共著者名
66-67頁 「子午線」
別冊「太陽」167,泉鏡花, 88-98頁
美と幻影の魔術師
4. 「天守物語」─至高の言葉の生 単 2011年6月
まれる場─
公演用パンフレット
「劇場文化」
財団法人静岡舞台芸術セ
ンター
5. 書評 持田叙子『百合と宝球の
文学史』
単 2013年1月
「三田文学」2013年冬季号 224-225頁
単 2008年9月
EAJS,Salento University Panel:Kirino Natsuo’s Japan:The Fall and the
Resurrection
(学会発表)
1. Grotesque-Sexuality,the
Other,Japan
2. 格差社会と娼婦 桐野夏生「グ
ロテスク」を検証する
単 2008年11月 立命館大学 国際言語文 (シンポジウム)
化研究所/ジェンダー・ス 格差拡大社会とジェンダー
タディーズ研究会
3. 『OUT』─暴走する手
単 2009年3月
日本近代文学会北海道支 特集 桐野夏生の描く<世界>
部例会
4. 剥奪の構図─桐野夏生作品か 単 2009年5月
ら考察する─
日本近代文学会春季大会 特集<貧困>の文学・<文学>の貧困
5. 到来する「魔」
泉鏡花研究会
昭和女子大学
単 2011年7月
6. 上智大学グローバル・スタディ
ーズ研究科のワークショップ
2011年11月 上智大学グローバル・スタ MIMESIS Aesthetic Restructuring of Reality in
ディーズ研究科
Japanese literature コメンテーターとして参加
7. 災害と鏡花作品『絵本の春』論
単 2012年6月
藤女子大学日本語・日本
文学会
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
日本近代文学会,日本文学協会,昭和文学会,EAJS,藤女子大学日本語・日本文学会,立教大学日本文学会,日本
比較文学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
1998年4月~現在
日本近代文学会評議員
1998年4月~現在
昭和文学会幹事
2009年4月~現在
日本文学協会評議員
2012年6月~現在
日本比較文学会編集委員
<道内>
2011年4月~現在
日本比較文学会北海道支部役員
(地域的連携・貢献)
所属学会
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
入試部委員,文学部クラスター制運営委員会委員
V 学生支援に関する自己研鑽
2012年12月5日
ハラスメント研修会「リスクマネージメントとしてのパワーハラスメント」参加(藤女子大学)
44
所属
文学部
日本語・日本文学科
職名 教授
専門分野
学位 文学修士(北海道大学)
中国思想史
名
氏名
畑
嘉
大学院における研究指導担当資格
則
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部> 漢文学講義,漢文学演習
教育実践上の主な業績
年月日
概
要
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 授業内での小課題の実施
2007年~現 漢文学講義Iにおいて,授業内容の定着度を測る目的で,前回の授業内
容に関連する小課題を次回授業の冒頭で実施している。問題に解答させる
在
と同時に,解答提出用紙に質問項目を記入できるようにし,課題を回収し次
第,質問が記入されていた場合にはその場で回答することにしている。
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 独自の授業用プリントの作成
2008年
漢文学講義Iで使用するテキストとして作成。前半には中国語古典文法,
工具書の利用法,漢文読解のためのインターネットの活用法などの情報を盛
り込み,後半は実践篇としてジャンル別に読解用の課題文を掲載した。旧来
のいわゆる漢文法とは違った,中国語文法としての漢文の語法解説やイン
ターネットの新情報などを掲載した類書は出版されておらず,その点に新味
がある。プリントとして配布するが,中折り袋とじにして製本が可能となるように
工夫した。
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①近世中国思想史
②中国古典学
③日本近世における中国古典受容史
研究内容: ①近世中国思想史 ②中国古典学
『中国古典の解釋と分析―日本・臺灣の學術交流』所収「二程の“經”學について―朱熹の批判を通して見る程・朱の
立場の相違―」において,二程(程顥・程頤兄弟)の経書解釈の実例,およびそれに対する朱熹の批判について検討,通
例では継承関係と見なされる両者の間に様々な相違点があることを実証した。具体的には程頤の『易経』解釈の例を取り
上げ,経を真理の譬喩と見なし自由な解釈を認める程頤と,あくまでも経の原義に忠実な解釈を追求する朱熹の立場の
相違を明かにし,朱熹の程頤批判が実は同時代の,経書を軽視する学派に対する批判意識に由来することを論じた。
③日本近世における中国古典受容史
江戸後期の儒者である中井履軒の漢文による随筆『水哉子』を取り上げ,その巻之上部分について,書き下し・口語訳
を付し,さらに,論述の際に履軒が参照したと考えられる和・漢・朝鮮にわたる先行資料や,同じ論述対象を扱った同時
代~後世の学術著作の論述を広く精査し,通覧可能な形で注釈として付し,履軒の所説の学術史上における特徴を明
瞭にするとともに,各トピックに関わる学術史展望が持てるような形にまとめ,「水哉子卷之上譯注(その一)」および「同
(その二)」として藤女子大学国文学雑誌に発表した。
著書・論文等の名称
(著 書)
1. 易学哲学史(全4巻)
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
共 2009年4月
2. 中国古典の解釋と分析―日本・ 共 2012年3月
臺灣の學術交流
(学術論文)
1. 『朱子語類』巻四十六
論語二十八 季氏篇訳注
担当頁及び編者・共著者名
朋友書店
朱伯崑原著,伊東倫厚監訳,近藤浩之主編。
全4巻のうち第2巻(1-639頁)を山際明利と共同
責任編集。
第2巻は石合香,伊東倫厚,猪野毅,呉明煕,加
藤眞司,玉置重俊,松本武晃,山際明利,吉田
亮太,吉田千奈美と共訳。
北海道大学出版会
〈思想と宗教〉十三「二程の“經”學について―朱
熹の批判を通して見る程,朱の立場の相違―」
(311-335頁)を執筆。
佐藤錬太郎,鄭吉雄編著
共 2009年11月 中国哲学 第37号
北海道中国哲学會
45
173-208頁
加藤真司
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
2. 水哉子巻之上譯注(その一)
論語二十八 季氏篇訳注
単 2011年11月 藤女子大学国文学雑誌 10-59頁
85号
藤女子大学日本語・日本
文学会
3. 水哉子巻之上譯注(その二)
論語二十八 季氏篇訳注
単 2012年3月
藤女子大学国文学雑誌 24-66頁
86号
藤女子大学日本語・日本
文学会
単 2008年8月
北海道中国哲学会大会
単 2009年7月
藤女子大学日本語・日本
文学会 2009年度研究発
表会
担当頁及び編者・共著者名
(その他)
(学会発表)
1. 隠者の功用―邵雍と常秩―
2. 「学校」の理想―近世アジアに
おける〈民主〉の夢想―
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 日本中国学会,東方学会,全国漢文教育学会,北海道中国哲学会,日本周易学会,藤女子大学日本語・日本文学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
2002年4月~現在
<道内>
1998年4月~現在
(地域的連携・貢献)
日本周易学会理事
北海道中国哲学会編集委員
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
評議会評議員,国際交流センター運営委員会委員,文学部クラスター制運営委員会委員長
V
学生支援に関する自己研鑽
46
所属
文学部
日本語・日本文学科
職名 教授
専門分野
学位 博士(文学)(早稲田大学)
中世和歌・西行・中世の宗
教文化
平
氏名
田
英
大学院における研究指導担当資格
夫
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部>
日本文学講義ⅠC,日本文学史B,日本文学講義ⅡC,テーマ研究,日本文学演習ⅠC,日本
文学演習ⅡC ,卒業研究ゼミⅠ・Ⅱ,卒業研究
教育実践上の主な業績
年月日
概
要
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 演習前の事前指導
2004年~現 演習前に,1~3回は,学生のレベルに合わせるかたちで事前指導を行っ
在
ている。
2) 卒研指導
2004年~現 卒研については,研究発表時に,事前指導を行う他に,卒論の下書きなど
在
も丁寧に読んで指導している。
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 講義Ⅰ・Ⅱ用資料
2004年~現 講義ごとに時間をかけて,学生に合わせたレジメ・資料を手づくりで制作し
ている。
在
2) 演習Ⅰ・Ⅱ用資料
2004年~現
在
演習で用いる資料は学生の用途に添ったものを手づくりで制作している。
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
Ⅱ 研究活動
研究課題: 西行から考える日本文化の展開
研究内容: 日本文化の多様性・雑多性を西行の眼を通して見つめることによって明らかにしていく研究を展開する。日本の文化的
環境が,宗教的にも,芸能史的にも,そして文学的にも大きく変動した中世期において,その変わり目を象徴する西行の
作品とその振る舞いを検証することは,日本がこれまで築き上げてきた大きな文化の体系をも解明することに繋がると考
える。
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
(著 書)
1. 御裳濯河歌合 宮河歌合 新注 単 2012年3月
(学術論文)
1. 〈笙の岩屋〉の形象─西行の宗 単 2008年7月
教をめぐる和歌のつくり方─(査
読付)
担当頁及び編者・共著者名
青簡舎
日本文学七月号
日本文学協会
28-36頁
64-72頁
2. 隠岐の帝王,後鳥羽院と文学
─「新島守」の歌をめぐって
単 2009年3月
國文学 解釈と教材の研
究 特集「流人の文学」
3. 西行和歌の原風景についての
一試論 ―遊女・歩き巫女・比
丘尼の歌文化との関わりをめ
ぐって―
単 2010年3月
藤女子大学国文学雑誌 1-11頁
82号
藤女子大学日本語・日本
文学会
4. 西行の浄土思想と和歌 聖とし
ての作歌活動をめぐって
単 2011年3月
国文学 解釈と鑑賞 76巻 54-61頁
3号
5. 西行の恋歌論―女人を恋慕す
る聖者のモチーフをめぐって
(査読付)
単 2011年8月
西行学第二号
118-130頁
中世詩歌の本質と連関
(中世文学と隣接諸学6)
竹林舎
130-149頁
6. 定家的なるものと西行的なるも 単 2012年4月
の―〈正統〉と〈もどき〉の和歌史
―
47
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
7. 和歌の起源をめぐる序文の言
説をめぐって(査読付)
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
単 2012年7月
(その他)
1. 書評 山口眞琴著『西行説話文 単 2010年7月
学論』
(学会発表)
1. 西行の恋歌論─魔道に墜ちた
聖者のモチーフをめぐって─
単 2008年7月
担当頁及び編者・共著者名
日本文学七月号 日本文 11-21頁
学協会
説話文学研究 第45号
190-193頁
藤女子大学日本語・日本
文学会研究発表会
2. 千手経から生成・創造される作 単 2011年12月 説話文学会12月例会
品群をめぐって―枯木に咲く花
のモチーフを中心に―
3. 佐佐木信綱と西行
単 2012年1月
4. 西行の〈霊験〉―止雨の歌をめ
ぐって―
単 2012年12月 西行学会冬季大会
那須野が原博物館
シンポジウムのパネリストとして参加
佐佐木信綱研究会
大正大学
講演
過去5年間公表していない研究活動
研究課題: 博士論文提出におけるこれまでの研究業績のまとめと書籍化
研究内容 9月中旬に原稿を入稿し,現在を初校を校正している段階にあり,4月の下旬に出版予定である(新典社より)。
及び
:
進捗状況
公表予定: 2013年4月下旬から5月上旬。
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 中世文学会,和歌文学会,日本文学協会,仏教学会,西行学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
2011年9月~現在
<道内>
西行学会常任委員
(地域的連携・貢献)
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
入試部委員
V
学生支援に関する自己研鑽
48
所属
文学部
日本語・日本文学科
学位 文学修士(東京都立大学)
職名 教授
専門分野
古代日本文学,
アイヌ語・アイヌ文学
氏名
丸
山
隆
大学院における研究指導担当資格
司
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部> 日本文学講義Ⅰ,日本文学概論,日本文学演習Ⅰ・Ⅱ,卒業研究ゼミⅠ・Ⅱ
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 講義におけるPCの利用等
2012年度
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 講義資料の配布
2012年度
概
要
ネット上で公開されている古典作品をりようして,講義した。
日本文学講義Ⅰ・日本文学講義Ⅱは,毎回,授業用にレジメを作成し,配
布している。
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
Ⅱ 研究活動
研究課題: アイヌ伝承文学・カムイユカラの研究
研究内容: 「カムイ・ユカラ論―見間違えの構造をめぐって―」(『日本文学』Vol.61-9。2012.9)において,以下のことを論じた。す
なわち,カムイ・ユカラに人称接辞について,従来の見解とは異なる仮説を立てた。
単著・
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
共著の
著書・論文等の名称
担当頁及び編者・共著者名
の年月
別
発表学会等の名称
(著 書)
1. アイヌ歌謡と音数律
共 2011年2月 七五調のアジア
工藤隆,岡部隆司,西條勉編
大修館書店
2. 海ゆかば-万葉と近代
単 2011年3月
491アヴァン札幌
(全369頁)
3. かぐや姫は,じつは貨幣である 共 2012年3月
491アヴァン札幌
4. 困惑する書記―『万葉代匠記』
の発明―
単 2012年12月 おうふう
(全198頁)
(学術論文)
1. 「海行かば」─万葉の〈近代〉─ 単 2008年3月
Ⅲ
2. 老いと孝養
大竹愼一
藤女子大学国文学雑誌 1-30頁
78号
藤女子大学国語国文学会
単 2008年11月 輔仁大学日本語文学科
3. 「黥利目」─注釈のポスト植民 単 2008年12月 研究と資料第六〇輯
地主義─
国際シンポジウム「文化における老い」論文集
17-41頁
1-4頁
4. アイヌ歌謡と音数律
単 2009年3月
アジア民族文化研究
アジア民族文化学会
5. 後宮─封じられた嫉妬─
単 2009年3月
藤女子大学国文学雑誌 32-41頁
80号
藤女子大学日本語・日本
文学会
6. 老いと孝養
単 2009年7月
台湾・輔仁大学日本語文 47-69頁。2の再録。
学科
49
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
7. 「海行かば」─万葉の〈近代〉─ 単 2009年11月 藤女子大学国文学雑誌 11-56頁
Ⅳ
81号
藤女子大学日本語・日本
文学会
8. 北の稲荷信仰
単 2010年3月
伏見稲荷大社編『朱』五十 81-97頁
三号
9. 【研究ノート】民話・伝説のポスト 単 2010年3月
コロニアリスム
藤女子大学国文学雑誌 32-40頁
82号
藤女子大学日本語・日本
文学会
10. 講演 辺境の中世
単 2010年6月
中世文学 五十五号
中世文学会
39-47頁
11. 「海ゆかば」-万葉の〈近代〉-Ⅴ 単 2010年11月 藤女子大学国文学雑誌
83号
藤女子大学日本語・日本
文学会
12. 『万葉集』はよめるか」追考
単 2012年5月
日本文学 Vol.61-5
13-21頁
13. カムイ・ユカラ論―見間違えの
構造をめぐって―
単 2012年9月
日本文学 Vol.61-9
1-10頁
14. 「「達子森」~タップコップtap
kop」
単 2012年10月 良中通信 第20号
15. 異族と短歌―台湾―
単 2012年11月 藤女子大学国文学雑誌
87号
藤女子大学日本語・日本
文学会
(その他)
1. 書評 萩中美枝『アイヌ文化へ
招待』
(学会発表)
1. アイヌ歌謡と音数律
単 2008年3月
読書新聞
単 2008年10月 アジア民族文化学会
2. 老いと孝養
単 2008年11月 輔仁大学日文シンポジウ
ム
3. 辺境の中世
単 2009年10月 中世文学会
4. アイヌと近代─知里幸恵『アイヌ 単 2009年11月 安田女子大学
神謡集』を中心に─
5. 異族と短歌
単 2010年5月
シンポジウム:台湾の日本 パネラー:揚妻祐樹(藤女子大学),横路啓子
語文学─1930年代を中心 (輔仁大学)
に─
コメンテーター:横路明夫(輔仁大学)
藤女子大学
6. 異族と短歌─『台湾万葉集』を
中心に─
単 2010月7月
東京都立大学国語国文学
会
首都大学東京
7. 異族と短歌─アイヌ・台湾・朝
鮮・沖縄─
単 2010年10月 日韓大学シンポジウム
桜美林大学
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
50
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 日本文学協会,万葉学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
<道内>
(地域的連携・貢献)
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
V
学生支援に関する自己研鑽
51
所属
文学部
日本語・日本文学科
学位 文学士(藤女子大学)
職名 教授
専門分野
書道
大
氏名
川
壽 美 子
大学院における研究指導担当資格
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部> 書道,特殊講義H
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 「書道Ⅴ」における制作ノートの活用 2000年4月
~現在
2) 「書道Ⅰ」におけるプリントの活用
2000年4月
~現在
概
要
教員免許(書道)取得者が将来教壇に立つことを考え,学生との意志の疎
通対話の必要性を重視して,制作ノートを活用した。時間内での疑問,質問
を書き込み進行具合を確認し合う形式にした。共々に発生する疑問を明確
に出来,すみやかに解決し,更なる向上につながり創作意欲の高まる作品
発表となっている。
日常あたりまえに書いている平がなであるが,そのルーツを確認し,その上
でかな書きとしての基礎力が身につくように毎回,プリントを配布している。更
に,四季の移ろいを表現してきた日本の伝統文化である七夕の短冊や正月
の年賀状を書いて,その心映えを鑑賞し合っている。
2. 作成した教科書,教材,参考書
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①書・かな古筆の美
②現代におけるかなの書美
研究内容: ①古筆における散し書きの意義について
②現代かな書としてのタテ展開での書法の活用を試考
単著・ 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
共著の
著書・論文等の名称
の年月
別
発表学会等の名称
(著 書)
担当頁及び編者・共著者名
(学術論文)
(その他)
1. かな条幅参考作品
共 2011年4月~ 書作
2012年3月
書作編集部
2. 書の年賀状 2010
共 2009年10月 芸術新聞社
3. かな手本
共 2009年4月
~現在
書芳
書芳会
半紙,条幅
4. かな参考作品
共 2009年4月
~現在
書道日本
「一条摂政集」より半紙,条幅
「本阿弥切」より
(学会発表)
52
展覧会・演奏会・競技会等の名称
開催期間・会場
発表・展示等の内容等
1. 日本の書展
2008年2月
銀座セントラル美術館
第36回「春の光」
2. 比田井天来門流展
2008年9月16日~21日
佐久市役所
「ね」
3. 交錯する眼差しの方へ
2008年9月16日~28日
コンチネンタルギャラリー
西行と蕪村のこころ‥‥五点出品
4. 現代日本の書・台北展
2008年9月28日~10月8日
国立国父記念館(台湾)
「幾山河」
5. 伝統と創造「書くよろこび in 旭川」
2008年10月13日~18日
道立旭川美術館
「秋蝉」(席上揮毫)
6. 毎日新聞社
現代女流書100人展
2008年~2011年
渋谷東急本店
2008年2月
2009年2月
2010年2月
2011年2月
7. 現代の書・新春展
2008年~2012年
銀座セントラル美術館
2008年1月「源氏物語」四季の歌54首
2010年1月「紅白梅」
2012年1月「追憶の雪」
8. 創玄 創玄展
2008年~2012年
東京都上野美術館
国立新美術館
2008年3月
2009年3月
2010年3月
2011年3月
2012年3月
第44回「初夢」
第45回「藍紙本万葉集」によせて
第46回「春の夢」
第47回「梅林」
第48回「希いⅡ」
9. 北海道新聞社 道展
2008年~2012年
札幌市民ギャラリー
2008年5月
2009年5月
2010年5月
2011年5月
2012年5月
第49回「極の花」
第50回「藤浪」
第51回「寒椿」
第52回「夜空」
第53回「希いⅢ」
10. 毎日新聞社 毎日展
2008年~2012年
東京都上野美術館
国立新美術館
2008年7月
2009年7月
2010年7月
2011年7月
2012年7月
第60回「想い」
第61回「うつつ」
第62回「太古の海」
第63回「希い」
第64回「愁う」
11. 北のかがやき 2009
2009年6月19日~30日
道立近代美術館
「源氏物語」巻よりの歌を
第39回「よろこび」
第40回「思慕」
第41回「ほのほ」
第42回「星空」
12. 北海道書道展 イン シンガポール 2009年10月24日~29日
シンガポール書法協会
祝盃の歌(席上揮毫)
13. かな書作家協会創立50年記念展
2010年3月23日~28日
東京セントラル美術館
「をみなにて・・・」
14. 北海道創玄研修会
2010年5月30日
札幌市民ギャラリー
参事による「書」の表現
「作品創造へのプロセス」
15. 10人の書展
2010年6月1日~6日
大丸藤井セントラル
「天の海」Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ
16. 49回かな書道実技専修講座
2010年10月17日
日本橋女学館
大字かな創作への過程
17. 創立75年記念さわらび会書展
2010年10月30日~11月7日
道立近代美術館
「神持在命」
18. 第29回創玄・古典研究会
2010年11月6日,7日
東京大田区産業プラザPIO
「藍紙本万葉集」の解説と実技
19. 創玄 創玄現代書展
2010年,2012年
銀座セントラル美術館
2010年11月 第36回「万葉の心」
2012年11月 第38回「浜松枝」
20. 50回かな書道実技専修講座
2011年10月16日
日本橋女学館
大字かな創作への過程
21. 51回かな書道実技専修講座
2012年10月14日
日本橋女学館
大字かな創作への過程
53
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 全国大学書写書道学会,書学書道史学会,全日本書道連盟学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
1989年~現在
1998年~現在
2002年~現在
2009年~現在
2012年3月~現在
<道内>
1977年~現在
2010年~現在
(地域的連携・貢献)
毎日書道展審査委員
篤志面接委員
かな書作家協会常任理事
公益社団法人創玄書道会参事
公益社団法人創玄書道会理事
北海道書道展審査会員
札幌市民芸術祭実行委員会委員:書道展
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
V
学生支援に関する自己研鑽
54
所属
文学部
日本語・日本文学科
職名 准教授
専門分野
学位 博士(文学)(広島大学)
日本近世文学
氏名
山
本
す い 子
大学院における研究指導担当資格
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部>
日本文学講義Ⅰ,日本文学講義Ⅱ,古文読解,日本文学演習Ⅰ,日本文学演習Ⅱ,卒業研
究ゼミⅠ・Ⅱ
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 学生への課題
2006年4月
~現在
概
要
ゼミにおいて,ほぼ毎回,論文作成の方法を学ぶための課題を課してい
る。提出させた課題は添削した上で,返却している。
2) レポートに対する評価の明示
2009年4月
~現在
レポートの評価基準を明記した,「レポート評価票」を作成している。学生に
も評価基準を意識してレポートを書かせるためにレポート執筆前に示し,また
執筆後には評価を書き入れた上でレポートに添付して返却している。
3) 教材の工夫
2009年4月
~現在
江戸時代に出版された板本を授業で見せ,学生の理解の助けとしている。
また,ゼミでは,学生に短歌や連句の実作に挑戦させ,和歌や俳諧の世界
を追体験させる機会を設けている。
4) 図書館との共同ガイダンスの実施
2010年4月
~現在
図書館の協力を得て,演習や卒業研究で用いる資料(書籍・インターネット
サイト・CD-ROM等)の利用方法について,年に1~2回図書館でガイダンス
を行っている。
2. 作成した教科書,教材,参考書
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
Ⅱ 研究活動
研究課題: 上田秋成研究
①晩年の雅文芸を中心として,秋成文学の再評価を目指す。
②同時代の文人や学者とのかかわりを通して,文壇における秋成の位置を具体的に明らかにする。
研究内容: ① 秋成の『源氏物語』理解と,和歌の特徴を探るための基礎作業として,秋成晩年の歌文集『藤簍冊子』に収められた
秋成の源氏物語和歌の注釈稿を発表した。また,『藤簍冊子』の和文について分析し,特徴を明らかにする論文を発表
した。一方で,『藤簍冊子』との関わりが想定されながらいまだ分析に課題の残る『春雨物語』について,注釈書を刊行,
また富岡本偏重の傾向が強かった従来の『春雨物語』分析に対して文化五年本に着目する論文を発表した。
② 秋成と同時代の文人,学者として,特に懐徳堂の人物に着目している。従来は思想史,漢文学の観点から分析され
てきた三宅石庵,中井甃庵,中井履軒について,和文芸の再評価を行う作業を進め,和文や発句を取り上げた論文を
発表した。また,五井蘭洲,中井履軒については,秋成の和文と比較し,それぞれの特徴を考察する論文を発表した。
他にも,秋成の和文を分析する際に,適宜,伴蒿蹊,中井竹山,加藤景範などとの比較も行っている。
単著・ 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
共著の
著書・論文等の名称
担当頁及び編者・共著者名
の年月
別
発表学会等の名称
(著 書)
1. 日本のことばと文化─日本と中 共 2009年10月 渓水社
「〈鶉居〉をめぐって─秋成・蘭洲・履軒─」(84国の日本文化研究の接点─
97頁)
横山邦治先生叙勲ならびに喜寿記念論文集編
集委員会編
2. 三弥井古典文庫 春雨物語
共 2012年4月
三弥井書店
解説「上田秋成と『春雨物語』」,「序」,「天津をと
め」,「目ひとつの神」,「捨石丸」を担当。
井上泰至,山本綏子,三浦一朗,一戸渉編
(学術論文)
1. 中井甃庵『とはずがたり』を読む 単 2008年11月 藤女子大学国文学雑誌 1-11頁
─懐徳堂官許獲得運動の一側
79号
面─
藤女子大学日本語・日本
文学会
55
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
2. 三宅石庵と菊
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
単 2008年12月 鯉城往来11号
広島近世文学研究会
3. 『藤簍冊子』源氏物語和歌注釈 単 2009年3月
稿(上)
担当頁及び編者・共著者名
19-28頁
藤女子大学国文学雑誌 42-55頁
80号
藤女子大学日本語・日本
文学会
4. 『藤簍冊子』源氏物語和歌注釈 単 2009年11月 藤女子大学国文学雑誌 1-10頁
稿(中)
81号
藤女子大学日本語・日本
文学会
5. 中井履軒『昔の旅』考
単 2009年12月 鯉城往来12号
広島近世文学研究会
6. 『藤簍冊子』源氏物語和歌注釈 単 2010年3月
稿(下)
15-26頁
藤女子大学国文学雑誌 12-31頁
82号
藤女子大学日本語・日本
文学会
7. 『藤簍冊子』「旌孝記」論―秋成 単 2010年12月 鯉城往来13号
和文の屈折―
広島近世文学研究会
35-49頁
8. 文化五年本「目ひとつの神」論
―「ふしぎ」と不遇―
52-65頁
単 2011年12月 鯉城往来14号
広島近世文学研究会
(その他)
1. 書評 井上泰至著『雨月物語の 単 2010年8月
世界―上田秋成の怪異の正体
―』
(学会発表)
1. 文化五年本「目ひとつの神」論
単 2011年6月
学苑838号
昭和女子大学
46-47頁
藤女子大学日本語・日本
文学会研究発表会
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 日本近世文学会,日本文学協会,広島大学国語国文学会,藤女子大学日本語・日本文学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
<道内>
(地域的連携・貢献)
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
教務部委員,広報「藤」編集委員会委員
V
学生支援に関する自己研鑽
56
所属
文学部
日本語・日本文学科
職名 講師
学位 修士(キリスト教思想)(南山大学) 専門分野
中世哲学,キリスト教学
氏名
松
村
良
大学院における研究指導担当資格
祐
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部> キリスト教学,聖書学
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) リアクション・ペーパーによるフィード 2012年4月
バック・システムの活用
~現在
2) 教材の活用(小テスト・練習問題)
2012年4月
~現在
概
要
受講者の関心を基層に据え,そこから教員と受講者のニ者間で双方向的
に展開できるような講義に努めている。また,講義終了時に,質問や感想な
どを書いたリアクション・ペーパーを提出させ,次回の講義開始時に返却して
いる。
15回に亘る講義全体の2/3終了時に,それまでの講義内容を概括すると共
に,小テストを行うことで,知識の定着を図っている。
2. 作成した教科書,教材,参考書
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①トマス・アクィナスにおける自己愛と他者愛の関係
②ボナヴェントゥラにおける信仰と理性の関係
研究内容: ①13世紀のスコラ哲学者トマス・アクィナス(1224/5-1274)は,他者愛に対する自己愛の優位性を主張している。本研究
においては,トマスのテクストの読解と分析を通じて,そうした彼の主張によって作り出される自己愛と他者愛の関係を浮
き彫りにした。その際,彼の主張の要点は,人間の持つ自己愛が他者へと向かって拓かれるという点にあった。
単著・ 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
共著の
著書・論文等の名称
担当頁及び編者・共著者名
の年月
別
発表学会等の名称
(著 書)
1. 『自然の諸原理について:兄弟 共 2008年2月 知泉書館
「解説」「訳注」「文献表」「人名・事項・出典索引」
シルヴェストゥルのために』
(pp.ⅶ-ⅹⅳ, 63-101)
長倉久子共訳
(学術論文)
1. トマス・アクィナスにおける恩寵
論の一側面:恩寵と徳の関係
単 2008年3月
南山神学別冊 第23号
南山大学神学研究室
61-73頁
2. トマス・アクィナスにおける
cooperatio(査読付)
単 2008年9月
中世思想研究 第50号
中世哲学会
15-31頁
3. トマス・アクィナスにおける欲望
の愛と友愛の愛
単 2008年12月 中世哲学研究(VERITAS) 85-102頁
第27号
京大中世哲学研究会
4. トマス・アクィナスにおける愛に
ついて
単 2010年3月
南山神学 第33号
南山大学(神言神学院)
213-235頁
5. 交錯する自己と他者:トマスとア 単 2010年12月 中世哲学研究(VERITAS) 21-41頁
ルベルトゥスにおける二つの愛
第29号
京大中世哲学研究会
(その他)
1. 長倉久子『トマス・アクィナスの
エッセ研究』(編集)
共 2009年6月
知泉書館
57
担当箇所:編者あとがき,文献表,長倉久子業
績表,人名・事項・出典索引
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
2. 科学・技術・倫理百科事典
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
共 2012年1月
紀伊国屋書店
単 2008年7月
京大中世哲学研究会
(京大会館)
2. トマス・アクィナスにおける二つ
の愛の問題
単 2010年7月
京大中世哲学研究会
(京大会館)
3. トマス・アクィナスにおける友愛
の愛と欲望の愛
単 2010年9月
日本カトリック神学会
(福岡サン・スルピス大神
学院)
4. 自己愛の優位性と他者愛:トマ
ス・アクィナスの友愛論
単 2012年7月
京大中世哲学研究会
(京都大学吉田泉殿)
(学会発表)
1. トマス・アクィナスにおける友愛
を通じての神と人間の関係
担当頁及び編者・共著者名
担当箇所:自然,トマス・モア,ニコロ・マキァ
ヴェッリ
科学・技術・倫理思想百科事典翻訳編集委員会
編
5. 自己愛のパラドックス:トマス・ア 単 2012年10月 日本倫理学会
(日本女子大学)
クィナスにおける自己愛と他者
愛
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 中世哲学会,日本倫理学会,カトリック神学会,北海道キリスト教学会,京大中世哲学研究会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
<道内>
(地域的連携・貢献)
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
キリスト教科目運営委員会委員,学生部委員,キャリア支援委員会委員,文学部共通科目運営員会委員,カトリックセンター所
員,キリスト教文化研究所所員
V
学生支援に関する自己研鑽
2012年12月5日
ハラスメント研修会「リスクマネージメントとしてのパワーハラスメント」参加(藤女子大学)
58
文化総合学科
石
田
晴
男
・・・・・・・・・・・・・・
59
伊
藤
明
美
・・・・・・・・・・・・・・
61
大
矢
一
人
・・・・・・・・・・・・・・
63
野
手
修
・・・・・・・・・・・・・・
66
舛
潟
弘
市
・・・・・・・・・・・・・・
68
真
鶴
俊
喜
・・・・・・・・・・・・・・
70
渡
邉
浩
・・・・・・・・・・・・・・
72
太
田
眞
・・・・・・・・・・・・・・
74
杉
内
峰
彦
・・・・・・・・・・・・・・
77
石
井
佑可子
・・・・・・・・・・・・・・
79
金
戸
幸
子
・・・・・・・・・・・・・・
83
松
本
あづさ
・・・・・・・・・・・・・・
87
所属
文学部
文化総合学科
職名 教授
専門分野
学位 文学修士(東京都立大学)
日本中世史
石
氏名
田
晴
大学院における研究指導担当資格
男
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部> 日本史演習A,日本史卒研演習A,卒業研究,テーマ研究
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) テーマ研究
2012年4月
~7月
概
要
日本語日本文学科の二人の教授と「藤原定家」の講義を行った。二人の和
歌の解釈,文学的な位置の講義を補完する定家の家系,経歴,公家社会で
の人間関係について,及び日記の『明月記』を読み,和歌が制作される背
景,人間的な評価等について,興味関心が拡がるようにし,討議では複眼的
な視点を提供した。
2. 作成した教科書,教材,参考書
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
Ⅱ 研究活動
研究課題: 室町戦国時代の社会史
研究内容: 1.『応仁・文明の乱』では,嘉吉元年以降の室町幕府の将軍,管領家,守護家の動静を中心に,鎌倉公方・鎌倉府との
対立を軸としながら,大乱にいたる政治過程と,大乱,大乱後の経過について詳述した。従来の幕府・将軍を弱体とする
見解に批判的な視点から論じている。
2.「紀州惣国」再論では,「紀州惣国」を雑賀五組と室町幕府奉公衆湯河氏との一揆とした私見に対する批判に答え
た。雑賀五組地域での真宗興正寺派の発展をみ,惣国との繋がりを指摘し,天文初年の政治過程から雑賀五組と湯河
氏との一揆成立の経過を明らかにした。
著書・論文等の名称
(著 書)
1. 応仁文明の乱(戦争の日本史
9)
(学術論文)
1. 「紀州惣国」再論
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
単 2008年7月
吉川弘文館
担当頁及び編者・共著者名
1-299頁,略年表1-12頁
単 2010年11月 戦国期の真宗と一向一揆 79-154頁
吉川弘文館
新行紀一編
(その他)
(学会発表)
59
過去5年間公表していない研究活動
研究課題: 近江国甲賀郡柏木御厨の山中氏および戦国期の山中氏を構成員の一人とする「甲賀郡中惣」の研究。
研究内容 山中氏には南北朝期以来,惣領が二人いる「両惣領」制で,室町幕府の御家人であり,天文期には細川晴元の被官と
及び
: して摂津闕郡の郡代(守護代)であることを旧稿で論じた。しかし,近年の小領主論の立場からの研究では,それらの事
進捗状況 実はほとんど扱われていない。この小領主論を批判する研究である。小領主として根拠として言われている,用水利用を
めぐって近隣の小領主と連合しなければならない山中氏の用水支配の非自立性について,事実上の誤りを実証的に明
らかにしている。また,山中氏の両惣領の一人が細川氏の被官となり,もう一人が室町幕府の御家人になったことを解明
する。さらに山中氏の支配が弱体であることを示す庶子との相論が両山中氏同士の相論であることを論じている。以上の
諸点から「甲賀郡中惣」は室町幕府奉公衆・御家人の連合体であるとする研究である。すでに第一稿を完成しており,第
三稿を成稿とする予定である。
公表予定: 本年中には,学会誌(『歴史学研究』など)に投稿予定。
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 歴史学研究会,日本史研究会,北海道歴史研究者協議会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
<道内>
2012年6月~2013年3月
(地域的連携・貢献)
北海道教育委員会平成24年度北海道高大連携フォーラム運営委員
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
文学部長,部長会議構成員,評議会評議員,自己点検・評価委員会委員,大学戦略会議構成員
V
学生支援に関する自己研鑽
60
所属
文学部
文化総合学科
職名 教授
学位 M.Ed(The University of Arizona)
専門分野
異文化間コミュニケーショ
ン,英語教育
氏名
伊
藤
明
大学院における研究指導担当資格
美
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部>
異文化コミュニケーション論, 異文化コミュニケーション基礎演習, 異文化コミュニケーション演
習, 英語特講
教育実践上の主な業績
年月日
概
要
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 大人数講義への学生参加と内容理 1993年~現 大講義でありがちな自己満足的授業を回避するため,毎回提出されるレス
解を促す工夫
ポンスカードの内容をKJ法で分類した上,複写配布し丁寧にフィードバック
在
している。また,小グループでの話し合いや発表も適宜取り入れ,双方向型
授業を展開している。
2) 自作教材の使用
2000年~現 大人数の講義(異文化コミュニケーション論a&b)では,学生参加を促すた
めの多くの練習問題を含む『コースブック』を作成し,使用している。上記レス
在
ポンスカードに表出された学生たちの意見や感想などを反映させるため数
年に一度は改訂を行い,学生たちに身近なテキストとなるよう配慮している。
3) 卒業研究中間報告会
2003年~現 夏季休暇を利用して1泊2日あるいは2日間(通算15時間前後)の中間研究
在
報告会を続けている。卒論に対する意識を高めるため,3年生には全員参加
を義務付け,興味のある1,2年生も任意で参加できるようにしている。
4) 異文化コミュニケーション 卒業研究 2004年~現 文化総合学科一期生からゼミ独自の卒業研究論文集を制作。卒論の最終
論文集の作成
評価を終えた後,全員の論文を再度検討,校正をして,全員の論文を掲載し
在
ている。2006年度分からは学生たちの承諾を得て,図書館に所蔵し,論文執
筆の参考資料として在校生に活用してもらっている。
5) 学生同士の関わりを通した論理的
思考と表現力の養成
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 異文化コミュニケーション論コース
ブック
2005年~現 2,3年合同演習では,上位学年と下位学年の学生が相互に刺激しあう環境
作りを心がけている。具体的には論理的思考や発言力の高まる3年生がさま
在
ざまな形で2年生のメンターを務めることで(テーマ設定・文献リサーチ・レ
ジュメ作成など),双方の学生の学習意欲や意識を高めている。
2000年~現 異文化コミュニケーション論の概要をまとめ,コースブックとして配布し,そ
れらに基づいた授業を行っている。*異文化コミュニケーションaとbに使用。
在
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
1) 卒業生との交流会
2006年~
2012年
ゼミの卒業生を招き,大学での学習,就職活動,働くことの喜びと困難など
を話し合う機会を提供している。
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①コミュニケーションの公平性について
②ジェンダー間コミュニケーション
③異文化コミュニケーション訓練の実際と効果について
④グローバル社会における文化アイデンティティの問題
研究内容: コミュニケーションの公平性と異文化コミュニケーショントレーニングについては,訓練の実践とその課題等について口
頭報告を行った。英語崇拝主義と表層的になりがちな国際体験,ならびに途上国に対する断片的メディア報道によって
日本人の異文化感受性は極めて低い。報告では,過去数年間にわたる訓練の実際を紹介するとともに,その成果と課題
について,特にアンケートの記述部分を質的・量的に内容分析して議論した。
グローバル社会における文化アイデンティティの問題については,初期段階として2012年度テーマ研究において,多様
性の意義と課題という点からアイデンティティ問題にかかわる先行研究を整理した。特に移民国家アメリカ等における,
人々の多様で複雑なアイデンティティ形成は,母国文化と居住国文化,父母の母国文化,居住国における社会的勢力格
差の問題が影響していることを明らかにした。
61
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
(著 書)
1. 多文化社会日本の課題
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
共 2011年9月
明石書店
単 2009年2月
藤女子大学紀要 第46号 81-95頁
(第Ⅰ部)
共 2013年1月
(予定)
春風社
単 2009年3月
Joint Symposium and Open
forum of BBS(College of
International Management
and Business and JSMR in
Budapest Business School)
(多文化関係学会・ブダペ
スト商科大学ジョイントシン
ポジウム:ブタペスト,国立ブ
ダペスト商科大学)
2. 藤女子大学における英語コミュ 共 2009年9月
ニケーター養成―異文化コミュ
ニケーション系の英語教育と英
語エキスパートプログラム
大学英語教育学会第48回
年次大会
北海学園大学
(学術論文)
1. セクシュアル・ハラスメントに関
する女性の態度について─異
文化コミュニケーション論の視
点から─
(その他)
1. 異文化コミュニケーション事典
(学会発表)
1. A Study on Communication
issues in Japanese English
Education
第5章「コミュニケーションの平等と国際共通英
語」(121- 137頁)
多文化関係学会編
11項目の執筆ならびに事典編集
その他の編集者:石井敏,久米昭元,浅井亜紀
子,久保田真弓,清ルミ,古家聡
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 多文化関係学会,異文化コミュニケーション学会,日本コミュニケーション学会,大学英語教育学会,全国英語教育学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
2000年4月~現在
2004年4月~現在
<道内>
2011年8月~現在
2012年4月~現在
2012年6月~現在
(地域的連携・貢献)
日本英語検定面接委員
大学英語教育学会紀要査読委員
多文化関係学会北海道東北支部長
日本コミュニケーション学会北海道支部理事
大学英語教育学会北海道支部役員
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
入試部委員,ハラスメント人権委員会委員,情報メディアセンター運営委員会委員
V
学生支援に関する自己研鑽
2012年8月31日~9月1日
2012年11月8日
2012年12月5日
第62回東北・北海道地区大学等 高等・共通教育研究会参加(第1分科会:テーマ「学習・学生
支援」)
北海道高大連携フォーラム参加(第3分科会参加:テーマ「入学前教育と初年次教育の取り組
み」)
ハラスメント研修会「リスクマネージメントとしてのパワーハラスメント」参加(藤女子大学)
62
所属
文学部
文化総合学科
職名 教授
専門分野
学位 教育学修士(広島大学)
日本教育史
氏名
大
矢
一
大学院における研究指導担当資格
人
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部>
教師論,教育方法論,道徳教育,総合演習,教育実習ⅠA・B,介護等体験,教育方法論(栄養
教諭),道徳教育(栄養教諭)
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) ビデオの活用
2008年4月
~現在
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 新教育原理・教師論
(福村出版)
概
要
科目ごとに,ビデオを適宜利用している。ビデオは教育実習校での研究授
業の様子,研究会での先生方の授業風景,テレビの教育番組などである。
以下,使用するビデオの数を記す。
教師論(ビデオ4種),教育方法論(3種),道徳教育(2種),教育実習Ⅰa
(6種),教育実習Ⅰb(6種),総合演習(1種),介護等体験(1種)
2008年2月
担当:求められる教師像(第4章 139-152頁 小項目は以下の通り)を執筆
した。
1.「師匠」としての教師 2.「聖職者」としての教師 3.「教育労働者」としての
教師 4.「専門職」としての教師 5.これからの教師
佐々木正治編著 岡谷英明,田代高章,山岸知幸,上寺康司,伊藤一統,
矢藤誠慈郎,松原勝敏,高橋正司,大矢一人,堀田哲一郎,山田浩之
2008年4月
~現在
授業では教科書を使わないので,副教材としてプリントを作成し,活用して
いる。以下に,科目ごとのプリント枚数を記すが,それ以外に時々の教育時
事,教員採用試験関係のプリントも配付している。
教師論(プリント約45枚),教育方法論(約45枚),道徳教育(約60枚),教
育実習Ⅰa(約80枚),教育実習Ⅰb(約50枚),総合演習(約30枚+学生作
成のレジュメ),介護等体験(約10枚)
3) 免許状更新講習「教職についての 2009年8月
省察」に関するレジュメ及び資料の
作成
免許状更新講習必修領域「教育の最新事情」のうち,最初の3時間「教職
についての省察」を担当したため,その講義のためにレジュメ(A4,6頁)と資
料(A3,15頁)を作成した。
4) 教育実習の手引き(第6版)
(学術図書出版)
2010年1月
担当:指導要領改訂に伴い,1.4を中心に修正した。5は以前に執筆した部
分である。
「1.教育実習について」
「4.教科外の指導心得」
「5.教育実習日誌の書き方」
北海道私立大学・短期大学教職課程研究連絡協議会編
5) 新中等教育原理
(福村出版)
2010年10月
担当:これからの中等教師(13章 172-185頁 小項目は以下の通り)を執
筆した。
1.教師論の変遷からいる教師のもつべき資質 2.教師の専門性 3.これか
らの教師 4.中等学校の教師とは
佐々木正治編著 山田浩之,岡谷英明,山岸知幸,田代高章,上寺康司,
伊藤一統,矢藤誠慈郎,松原勝敏,赤木恒雄,高橋正司,堀田哲一郎,大
矢一人
2) プリントの活用
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
1) 再び,家庭科教育の実践記録の書 2010年7月
き方について考える
2010年度藤女子大学家庭科教育研修講座(於藤女子大学花川キャンパス
2010年7月24日)
4. その他教育活動上特記すべき事項
63
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①占領下日本における教育改革史
②大学における教師教育のあり方
③明治期における近代学校の成立の意味
研究内容: ① 米側の資料を調査・分析中,特に,1947年3月までの第八軍軍政局のレポートを分析して論文化・発表した。
②a「道徳教育」に関する講義の改善方策に関する論文を執筆し,発表した。
②b『日本教育史』(あいり出版)所収の「第11章 民主主義の教育理念と教育改革」という原稿を執筆し,校正を終えた。
③a 『明治時代史大辞典』(全4巻)に「小樽高等商業学校」「北海道の私立学校」の項目を執筆し,前者が第1巻に掲載
された。
著書・論文等の名称
(著 書)
1. 新教育原理・教師論
(再掲)
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
共 2008年2月
福村出版
(全181頁)
第4章 求められる教師像(139-152頁)
◎佐々木正治,岡谷英明,田代高章,山岸知幸,
上寺康司,伊藤一倒,矢藤誠慈郎,松原勝敏,高
橋正司,大矢一人,堀田哲一郎,山田浩之
2. 近代日本黎明期における「就学 共 2008年2月
告諭」の研究
東信堂
(全556頁)
第三章 就学勧奨の論理─就学告諭の視覚別
分析のうち「はじめに」(210-214頁),「第二節
モデル・脅威としての外国」(240-268頁)
◎荒井明夫,小熊伸一,柏木敦,軽部勝一郎他
13人
3. 教育実習の手引き(第6版)
(再掲)
共 2010年1月
学術図書出版
(全33頁)
共同著作につき本人担当部分抽出不可能。但
し,第1章(1-2頁)・第4章(13-18頁)・第5章(1933頁)を中心に執筆。
北海道私立大学・短期大学教職課程研究連絡
協議会編
4. 新中等教育原理
(再掲)
共 2010年10月 福村出版
(全189頁)
(学術論文)
1. キャリア教育の指導力育成にむ 共 2008年3月
けた教職に関する科目「特別活
動」の内容・方法の検討
13章 これからの中等教師(172-185頁)
◎佐々木正治 山田浩之,岡谷英明,山岸知
幸,田代高章,上寺康司,伊藤一統,矢藤誠慈
郎,松原勝敏,赤木恒雄,高橋正司,堀田哲一
郎,大矢一人
人間生活学研究 第15号 1-11頁(このうち「1 課題設定」(1-2頁)を担
藤女子大学人間生活学部 当。)
高瀬淳,伊井義人,大矢一人
人間生活学科
2. 占領初期における軍政組織の
教育施策─「軍政(ナンバー
MG)レポート」を中心にして─
単 2008年10月 日本の教育史学 第51集 43-55頁
教育史学会
3. 授業評価アンケートからみる講
義「教育方法論」─新しい出発
の前提として─
単 2008年10月 尚志会会誌「新しい出発」 12-18頁
第13号
尚志会(広島大学同窓会)
4. 介護等体験実施から10年を経 共 2009年3月
過して─その総括と今後の課題
─
藤女子大学QOL研究所
紀要 第4巻第1号
5. 解説『軍政レポート─1946年7
月~1947年3月─』
単 2010年3月
軍政レポート─1946年7月 3-82頁
~1947年3月─
現代史料出版
2010年3月
人間生活学研究 第17号 1-17頁
藤女子大学人間生活学部
人間生活学科
単 2011年7月
家庭科・家政教育研究
3-30頁
第6号
藤女子大学家庭科・家政
教育研究会
6. 「道徳教育は価値を教えること
である」という学生の意識の強さ
について
7. 再び家庭科の実践記録の書き
方を考える─添削過程の検討
を通して─
8. 占領初期の第八軍軍政局民間 単 2012年2月
情報教育課の活動と課題
17-26頁 このうち「1 はじめに」「2 10年間の状
況」「3 事前指導の状況と体験でのトラブル」「5
おわりに」を担当。
大矢一人,伊井義人
藤女子大学紀要 第49号 35-88頁
(第Ⅰ部)
64
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
9. 講義「道徳教育」にみる講義型
授業の改善方策に関する一考
察
(その他)
1. 知識主義の道徳教育
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
単 2012年3月
人間生活学研究 第19号 1-18頁
藤女子大学人間生活学部
人間生活学科
単 2008年4月
日本教育史往来 第173
号 日本教育史研究会
1-3頁
2. 書評 山本礼子著『米国対日占 単 2009年10月 日本の教育史学 第52集 184-186頁
領下における「教職追放」と教
教育史学会
職適格審査』
3. 第54回大会に参加して
単 2010年12月 会報 No.108
教育史学会
4. 「小樽高等商業学校」
単 2011年12月 明治時代史大辞典1(あ~ 424-425頁
こ)
吉川弘文館
5. 研究会を活用するために,世話 単 2012年12月 日本教育史往来 第201
人になろう
号
日本教育史研究会
14-15頁
4-7頁
(学会発表)
1. 占領下北海道の教育改革─ア 単 2008年10月 2008年度藤女子大学文学
メリカ側の果たした役割─
部文化総合学科公開講演
会
2. 再び,家庭科教育の実践記録
の書き方について考える
(再掲)
単 2010年7月
2010年度藤女子大学家庭
科教育研修講座
過去5年間公表していない研究活動
研究課題: ①占領下日本における教育改革史
②大学における教師教育のあり方
③明治期における近代学校の成立の意味
研究内容 ①軍政部活動報告書(MGレポート)の分析を通じて,占領下の地域教育改革の具体相を調査・分析中。
及び
: ②小さな私立大学における教職カリキュラムのありかたに関して検討中。
進捗状況 ③第2期就学告諭研究会に参加し,青森県などの就学告諭について調査・分析中。
公表予定: ①②今の時点で,いつ発表できるかどうかは不明。
③ 2014年までに科研報告書を作成予定。
Ⅲ 社会連携・社会貢献
日本教育学会,教育史学会,全国地方教育史学会,日本教師教育学会,北海道教育学会,中国四国教育学会,日本
教育史研究会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
2001年~現在
全国地方教育史学会全国幹事
日本教師教育学会理事
2011年~現在
2011年~現在
教育史学会編集委員
<道内>
1995年~現在
北海道私立大学・短期大学教職課程研究連絡協議会幹事
北海道教員採用協議会委員
2007年~現在
(地域的連携・貢献)
所属学会
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
教職課程委員会委員長,紀要委員会委員長
V
学生支援に関する自己研鑽
65
所属
文学部
文化総合学科
職名 教授
専門分野
学位 Ph.D.(シカゴ大学)
文化人類学
氏名
野
手
大学院における研究指導担当資格
修
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部>
文化人類学,異文化基礎演習,異文化コミュニケーション演習B-b,異文化コミュニケーション
特講b, テーマ研究B-b,異文化コミュニケション卒研演習D
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) ウェブによるレジュメおよび課題の公 2004年4月
開
~現在
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 画像を使用した教材
2002年4月
~現在
概
要
文化人類学受講者のためウェブ上にレジュメをアップし,自由にダウンロー
ドできるように配慮した。課題等についてもウェブを利用し,学生の便宜をは
かるよう努めた。過去数年間の指導卒論をPDFファイルに変換しウェブにアッ
プロードし,ゼミ等で利用できるようにした。
視覚文化の教材として画像や映像を多用し,授業に活用した。
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
Ⅱ 研究活動
研究課題: インドにおけるNGO,民間レベルの原発反対運動,経済発展と文化変容
研究内容: 2011年3月からのインドにおける原発に関する報道をデータベース化し,原発に関する世論形成の分析のための準備
をすすめた。Linuxベースのサーバーを設置し,現在データを入力し,ウェブ上で公開している。将来的には主要英語新
聞3紙からのデータを検索できるようにする。
単著・ 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
共著の
著書・論文等の名称
担当頁及び編者・共著者名
の年月
別
発表学会等の名称
(著 書)
(学術論文)
1. Question over the Definition of 単 2009年9月
Religiosity in the Colonial
Discourse on Indian Aesthetics
(その他)
1. データベース
(学会発表)
1. 人類学の実践における「私」の
両義性
インド考古研究第30号
2012年9月
2010年7月
29-40項
pandaboot.dyndns.org:8080/drupal
日本人類学会北海道地区
研究懇談会
過去5年間公表していない研究活動
研究課題: インドのNGO,インドにおける反原子力発電民間運動
研究内容 海外の学術雑誌へ論文を投稿,現在査読審査中。原発は科研案件として申請した。
及び
:
進捗状況
公表予定:
66
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 日本南アジア学会,日本文化人類学会,北海道民俗学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
<道内>
2009年7月~現在
(地域的連携・貢献)
(国際的連携・貢献)
2013年3月(予定)
北海道民族学会役員
協定校米国セント・エリザベス大学での新規研修プログラムに関する協議
Ⅳ 学内運営活動
国際交流センター長,自己点検・評価企画調整室室員,文学部外国語科目運営委員会委員
V
学生支援に関する自己研鑽
67
所属
文学部
文化総合学科
職名 教授
専門分野
学位 文学修士(上智大学)
哲学
舛
氏名
潟
弘
大学院における研究指導担当資格
市
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部> 西洋思想史B,哲学特講B,哲学演習B,思想基礎演習A・B,倫理学卒研演習,卒業研究
教育実践上の主な業績
年月日
概
要
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 自作教材の活用
2005年~現 2・3年生対象の哲学特講のために,「平和の思想史」を教材として作成し,
在
その都度授業で配布している。古典的な評価のある思想家のテキストに学生
が直接親しみ触発される機会にするためである。
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
1) 定期的な自主ゼミの開催
2000年~現 1年生の「基礎ゼミ」のための勉強会を定期的に行い,学生の学習・研究の
意欲の向上に努めている。
在
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①カント研究
②近代哲学研究
③西洋の平和の思想史(プラトンからカントまで)
研究内容: ①カントの学問研究は,理論哲学と道徳哲学のみならず,およそ当時の学問のほぼ全領域をカバーしております。その
中の『純粋理性批判』における近代の理論哲学の体系化,合理論と経験論の総合に至る思想の発展史研究をカント研
究の中心にして進めている。具体的には,『神の現存在の論証のための唯一可能な証明根拠』(1763年),『自然神学と
道徳の原則の判明性に関する考察』(1764年),そして『可感界と可想界の形式と原理』(1770年)を経て,『純粋理性批判』
(1781年)の超越論的哲学に至る思索の歩みを辿るものである。
③カントが晩年の71歳の時に上梓した『永遠平和のために』は,小品ながらカントの道徳哲学と法哲学に裏打ちされた政
治・社会哲学の珠玉の書である。また,西洋の平和の思想の長い地道な歩みが,カントの永遠平和論の成立を可能にし
たことには贅説を要しない。
プラトンによると,人間という自足不可能な存在が自分たちの不足を補うために共同居住したこと,これが国家の起源の
基本的原理である。「言論のうえで,国家を最初のところからつくってゆく」という不可思議な言葉で始まるプラトンの政治
哲学は,自然状態から社会状態への移行による法と秩序の社会の形成のモデルである。しかし,プラトンやアリストテレス
の政治哲学とりわけ平和論は,そこに当時の時間論や歴史観も含めて考える時には,限界のあるものであることは明らか
である。それ故,西洋の新たな平和論はキリスト教的時間論と歴史観に基づくアウグスティヌスの平和論を待って,本格
的な第一歩を踏み出すことになる。ギリシャ思想とキリスト教思想の影響関係史,自然法と自然権の関係史など,カントの
平和論のアクチュアリティの形成のために,西洋の平和の思想史研究は必須である。
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
(著 書)
1. 平和の思想 キリスト教からの再 共 2008年3月
考察
リトン
(学術論文)
1. 学術研究ノート.平和論のため
のノート─戦争(公的戦争・私
的戦争)の定義について─
藤女子大学キリスト教文化 19頁-36頁
研究所紀要 第10号
単 2009年7月
「カントの永遠平和の思想─発展史的考察─」
(137-194頁)
藤女子大学キリスト教文化研究所編
(その他)
(学会発表)
68
過去5年間公表していない研究活動
研究課題: ②近代哲学研究
研究内容 カントの「超越論的哲学への道」は,大陸合理論におけるデカルトの観念論,ライプニッツのモナド論,予定調和説,時
及び
: 間空間論との対決の受容の道のりであると同時に,イギリス経験論のロック,バークリー,ヒュームに対する批判と受容の
進捗状況 軌跡でもある。従って,これらの内実を吟味・検討することによって,カントの「超越論的哲学への道」に光をあてるために
も,近代哲学の研究は不可欠なものである。
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
日本哲学会,北海道哲学会,日本キリスト教学会,北海道キリスト教学会,中世哲学会,上智大学哲学会,上智人間学
会,カント研究,フィヒテ学会,ヘーゲル学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
所属学会
<道内>
(地域的連携・貢献)
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
キリスト教文化研究所長,キリスト教科目運営委員会委員,教務部委員,学生相談室相談員,文学部共通科目運営員会委員,
親交会常任幹事
V
学生支援に関する自己研鑽
69
所属
文学部
文化総合学科
職名 教授
専門分野
学位 法学修士(上智大学)
憲法
氏名
真
鶴
俊
大学院における研究指導担当資格
喜
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部>
比較政治制度,コミュニケーションと法,基礎法学A・B,法学演習,法学卒研演習,卒業研究,
日本国憲法,法学
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 当時の憲法問題を取り上げた具体 2005年4月
的,個別的分析,研究
~現在
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 「法学基礎演習」において,パソコ 2006年4月
ン,プロジェクター等を活用したプレ ~現在
ゼンテーションを指導
概
要
法学,憲法学において,教科書的,概念的内容に片寄らないように最近の
具体的問題に焦点をあてて,現実と法学の架橋を図ることを心がけている。
学生各自が自由に選んだテーマについて,各自用意してきたAV資料を
用いた研究報告の実践指導。
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①日本国憲法の立憲主義と現状
②西洋法文化と東洋法文化の中の日本の法文化
③現在の日本における言論の自由の問題状況
研究内容:
著書・論文等の名称
(著 書)
1. 平和と人権の憲法学
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
共 2011年3月
法律文化社
(学術論文)
(その他)
(学会発表)
70
担当頁及び編者・共著者名
77-175頁
葛生栄二郎,高作正博,真鶴俊喜
過去5年間公表していない研究活動
研究課題: 最近の日本における立憲主義の現状
研究内容 日本国憲法は,人権の保障のために国家権力を制限するという立憲主義の理念に立脚する憲法である。徹底した平
及び
: 和主義を採用している点に着目して,人権保障の最大の障害の原因となる戦争を,絶対的に排除しようとしたものと考え
進捗状況 られるため,立憲主義の面でも,世界でも画期的な徹底した態度を取ったものとして評価する立場もある。戦後から70~
80年代の日本では,政府の実践とは裏腹に,そのような憲法の立場を支持し,好意的に見るのが,一般的な国民意識で
あったと思われる。90年以降,東西冷戦の終結を契機として,国際社会の権力構造が変化したことにともない,日本の国
際的立場も変化し,また,国内においても,経済的,社会的変化が進み,国民の政治的意識や立場が少なからず変更さ
れていったと思われる。これは,そういった変化の中で顕著な国民の危機意識に,政治(かねてから日本国憲法の示す
立憲主義的内容に批判的であった自民党が主導した)がつけ込むという形で進められた部分がある。小泉内閣下での
新自由主義的な政治手法も,その流れにあると思われる。この政策は,対外的には国際貢献という名の下での軍備増強
を進め,一方で,国内的には,民営化や地方分権の推進を図った。この時期の社会背景と,そのような政治の動きは,国
民の,日本国憲法の示す立憲主義への支持を減退させ,あるいは少なくとも無関心にさせた。以上のようなわが国の憲
法や立憲主義に対する意識の問題性と,その要因を探ることが,現在の研究対象である。この研究に当たっては,法解
釈学的分析や現在の憲法政治の現状分析が必要であるが,同時に,特殊日本的な法文化,政治や行政に対する国民
の意識に対する知見もひつようであるとおもわれる。そのため,法社会学的,比較法文化的視点から,日本国民の憲法
に対する考え方を導くことも必要であると思われる。この部分の研究卯も,書くことはできないと思われる。
公表予定: 具体的には未定。
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 全国憲法研究会,日本平和学会,北海道大学公法研究会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
<道内>
(地域的連携・貢献)
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
国際交流センター運営委員会委員,評議会評議員,文学部FD委員会委員
V
学生支援に関する自己研鑽
71
所属
文学部
文化総合学科
職名 教授
専門分野
学位 文学修士(青山学院大学)
西洋中世史・キリスト教史
氏名
渡
邉
大学院における研究指導担当資格
浩
無
Ⅰ 教育活動
『歴史』基礎演習,西洋史入門,西洋史特講,西洋史文献講読,西洋史演習,西洋史卒研演
本年度の主な担当科目 <学 部> 習,卒業研究
外国史
教育実践上の主な業績
年月日
概
要
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 大学における勉学への導入
2008年5月
2012年4月
2) 研究課題および関連文献の探し方 2008年5月
基礎演習」を初年次教育と位置づけ,「レジュメの作成」,「発表」,「ブック
レポートの作成」,「文献の検索」の4つを大学における勉学の導入として指
導を心がけている。受講生は各自が選んだ入門的文献を通してこれら4つの
課題に取り組み,また全員が文献を読んだ上で授業に臨むことにしている。
演習科目において,受講者がより積極的に発表者の報告を聴くことを目指
し,授業中での発言の有無に関わらず,受講者全員が発表に関するコメント
(授業中に発言できなかった質問や疑問も含め)を授業後にメールで提出こ
とにしている。
演習科目においては,「文献を探そう」,「研究課題の見つけ方」など独自
に作成したプリントを配布し,インターネット・研究案内書を使用した文献・論
文の検索方法や,卒論に向けた課題の設定方法について指導している。
2. 作成した教科書,教材,参考書
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①11・12世紀の教皇権
②聖人崇敬および列聖手続き
研究内容:
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
(著 書)
1. 平和の思想 キリスト教からの再 共 2008年3月
考察
リトン
担当頁及び編者・共著者名
「中世ヨーロッパにおける『神の平和』─『神の』
平和運動としての一面─」(77-97頁)
藤女子大学キリスト教文化研究所編
(学術論文)
(その他)
1. 翻訳 『リモージュ司教にしてガ 単 2009年7月
リアの使徒である聖マシルアル
の伝記』(I~XIII)試訳
藤女子大学キリスト教文化 59-75頁
研究所紀要 第10号
2. 翻訳 『リモージュ司教にしてガ 単 2010年7月
リアの使徒である聖マシルアル
の伝記』(XIV~XX)試訳
藤女子大学キリスト教文化 99-115頁
研究所紀要 第11号
3. 翻訳 『リモージュ司教にしてガ 単 2011年7月
リアの使徒である聖マシルアル
の伝記』(XXI~XXVII)試訳
藤女子大学キリスト教文化 93-108頁
研究所紀要 第12号
(学会発表)
72
過去5年間公表していない研究活動
研究課題: ①教皇権と列聖手続き
② 『聖マルシアル伝』の歴史的文脈への位置づけ
研究内容 ① 11・12世紀における教皇権の上昇は,周知のようにいわゆるグレゴリウス改革によって推進力を与えられた。グレゴリ
及び
: ウス改革を推し進めた改革教皇権の成立は,1046年のドイツ国王ハインリヒ3世による教皇座への介入を契機とするが,
進捗状況 ランス教会議(1049年)におけるレオ9世の行動からもうかがえるように,成立して間もない改革教皇権においてその首位
権に対する自覚が見られる。背景として,クリュニー修道院による教皇権への保護要請など,改革教皇権の成立に先
立って,教皇権の自覚を促すような諸教会の側からの動きがあったことが考えられるが,列聖要請などもそのような働きか
けの一つと考えられよう。実際,教皇権による最初の列聖とされるアウグスブルク司教ウルリッヒの列聖は993年のことで,
改革教皇権が成立する以前の出来事であり,同様の事例は数件存在する。これら初期の教皇による列聖と教皇権との
関わりを検討したい。
② 古代・中世以来,西欧世界においては多くの聖人伝が書かれてきた。当然のことながら,これらは史実を伝える史料
というより文学的な作品である。とはいえ,それらはそれぞれの時代を映し出す鏡であり,特定の時代状況とかかわる事
例も見られる。一例としてフランスの都市リモージュの初代司教聖マルシアルについての伝記がある。中世においては,
第二代目司教アウレリアヌスによって書かれたとされる伝記が権威を有していたが,近代以降,この伝記はアウレリアヌス
による著作ではなく,紀元千年近くに書かれたものであると主張されるようになった。また,当時南フランスを中心に展開
していた「神の平和」運動との関連が指摘されている。このような『聖マルシアル伝』についての議論を検証し,聖人伝の
史料的可能性を考えたい。
公表予定: 未定
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 史学会,西洋史研究会,歴史学研究会,中世哲学会,キリスト教史学会,日本カトリック神学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
<道内>
(地域的連携・貢献)
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
文化総合学科主任,評議会評議員,キリスト教文化研究所員,文学部クラスター制運営委員会委員,文学部自己点検・評価委
員会委員,北16条校舎利用に関する協議会委員
V
学生支援に関する自己研鑽
73
所属
文学部
文化総合学科
職名 教授
文学士(東北学院大学)
学位 教養学士(放送大学)
専門分野
地理教育,学校経営
氏名
太
田
大学院における研究指導担当資格
眞
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部> 社会科系教育法,地歴科教育法,公民科教育法,生徒指導,教育相談,教育実習(学外実習)
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 学生自らが考え,参加する授業の実 2010年4月
践
~現在
概
要
生徒指導・教育相談における発表学習,社会科系教育法,地歴科・公民
科教育法における模擬授業の実施。こうした授業の進め方は「授業改善の
ためのアンケート2010」(前期)以降,85~90%に「良い」の評価を得ている。
2. 作成した教科書,教材,参考書
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
1) 教職課程履修学生による道立高校 2011年度~ 2011年度より 「学習指導と生徒指導」をテーマに,教職課程学生による道
訪問の実施
現在
立高校訪問を実施している。学生から「実際の学校の様子を見ることができ
て,視野が広がった。生徒指導の実際を学ぶ一歩としてふさわしい企画で
あった」等の評価を得た。この実践については,2011年11月に北海道高等
学校教育経営研究会例会,また2012年7月,北海道私立大学・短期大学教
職課程研究連絡協議会においても報告した。
4. その他教育活動上特記すべき事項
Ⅱ 研究活動
研究課題: 北海道内の連携型中高一貫教育校における教育課程編成及び生徒指導上の諸課題について
研究内容: 『現場発 高校教育の未来』-90年代からの軌跡と2030年の展望-(北海道高等学校教育経営研究会編)の第2章
「北海道における高校教育改革の実際~成果と展望~」で,連携型中高一貫教育校について,現状と課題について述べ
た。
単著・ 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
共著の
著書・論文等の名称
担当頁及び編者・共著者名
の年月
別
発表学会等の名称
(著 書)
1. 現場発高校教育の未来-90年 共 2012年12月 学事出版
56-102頁「第2章 北海道における高校教育改
代からの軌跡と2030年の展望
(全159頁)
革の実際~成果と課題~」
-
編著者:辻敏裕,堂徳将人
(学術論文)
1. 学校職員の資質能力の向上を
図る評価活動の在り方
共 2009年1月
平成20年度調査研究部報
告書
北海道高等学校長協会
(全130頁)
85-104頁(学校経営分科会主査として共同執
筆)
飯島範雄,儀同清秀,後藤寿樹,小林雄司,平
塚幸男,八木啓充,山岡正司
2. 本校の学校評議員会議の運営 単 2009年3月
─平成20年度PTAとの協働を
例にして─
北海道札幌月寒高等学校 1-15頁
研究紀要 第18号
(全118頁)
3. 「人間としての在り方生き方」の
基盤となる生徒指導について
藤女子大学人間生活学研 35-47頁
究 第17号
単 2010年3月
4. 実践的指導力の基礎を培うた
単 2013年3月
(予定)
めに-社会科系教育法の事例
-
北海道私立大学・短期大 8頁
学教職課程研究連絡協議
会会報 No.32
5. 教職課程学生の高校訪問
北海道私立大学・短期大 12頁
学教職課程研究連絡協議
会会報 No.32
単 2013年3月
(予定)
74
著書・論文等の名称
(その他)
1. 北海道教育委員会と地域・高
校の関係
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
42-45頁
単 2008年2月
月刊高校教育 2月号
学事出版
(全112頁)
単 2009年1月
北海道高等学校地理教育 1-2頁
研究会会報 第37号
3. 教師の根本の仕事は,むしろ学 単 2009年3月
ぶこと
地理教材研究シリーズ第 1-2頁
18集
北海道高等学校地理教育
研究会
4. PTAと一体となった学校経営実 共 2009年5月
践
月刊高校教育 5月号
学事出版
(全116頁)
5. 不登校生徒の教育相談につい 単 2010年3月
て─教育相談委員会の活動事
例─
学校法人西野学園札幌リ 1-8頁
ハビリテーション専門学校
研究紀要 第1号
(全72頁)
6. 学校行事のポイントと例話
平成22年度版
単 2010年3月
教師の話し方例話講座
学校例話研究会編
学事出版
(全134頁)
58-59頁「文化祭」,62-63頁「教育実習生を迎え
て」,68-69頁「終業式」
7. 学校行事のポイントと例話
平成23年度版
単 2011年3月
教師の話し方例話講座
学校例話研究会編
学事出版
(全146頁)
42-43頁「PTA総会」,62-63頁「学校評議員
会」,70-71頁「研修会」
8. もう一つの高大連携―教職課
程学生の高校訪問―
単 2012年1月
北海道高等学校教育経営 21-30頁
研究会研究紀要第2号
(全130頁)
2. 地域から学ぶこと
(学会発表)
1. 地域連携を基本とした学校経
営の推進
2008年7月
北海道高等学校教頭会十
勝支部経営研修会
2. 北海道における小中高連携・一
貫教育について
2008年11月 北海道大学公開講座ス
クールリーダーシップ研修
3. 教職課程学生による高校訪問
-学習指導と生徒指導-
2011年11月 北海道高等学校教育経営
研究会研究会11月例会
4. 実践的指導力の基礎を培うた
めに-社会科系教育法の事例
-
2012年7月
平成24年度北海道私立大
学・短期大学教職課程研
究連絡協議会第31回研究
大会
75
36-41頁
小竹知子
過去5年間公表していない研究活動
研究課題: 北海道内の連携型中高一貫教育校における教育課程編成及び生徒指導上の諸課題について
研究内容 1 研究概要
及び
: 道内における公立の連携型中高一貫教育は,2009年度現在8地域で実施されているが,中卒者の減少から連携型中
進捗状況 高一貫教育制度を解消する地域が出ている。地域における学校は,単に教育機関としての役割以上のものがあり,特
に,広域の北海道においては子どもたちが安定的な成長発達を地域の中で保障していくためにも連携型中高一貫教育
が最も普遍性を持つものと考える。
連携型中高一貫教育においては,中学校・高校間で教育課程の編成について協議することになっているが,十分行
われていない傾向にある。また,生徒指導上の接続・連携も大きな課題となっている。これらのことから,これまで各地域
で行われている連携教育の成果と課題について明らかにし,北海道教育の充実発展に寄与したい。
課題1 連携校間の教育内容の接続・連携-中学校社会科と高校地歴・公民科との接続・連携を事例として-
課題2 連携校間の生徒指導及び教育相談活動等生徒理解のための具体的連携と課題
課題3 連携型中高一貫教育校における入学者選抜の在り方
2 研究計画
(1) 連携校間の協議事項となっている教育課程が,どのように編成・実施されているか。中学校社会科と地歴・公民科
及び総合的学習の時間の編成・実施状況を調査する。
(2) 連携校間で生徒指導や教育相談等生徒理解のための連携・研修をどのように進めているか,具体的事例をもと
に調査する。
(3) 北海道では学力検査実施要項により連携型中高一貫教育では学力検査を実施しないことになっているが,この
ことの是非について調査する。
3 進捗状況
平成22年度は連携型中高一貫校の北海道上川高校を訪問し,現状と課題を聞き取った。また,鹿追町小中高一貫教
育研究大会に参加し,鹿追町のカナダ学,地球学を柱とする連携を視察した。23年度は,北海道えりも高校,北海道広
尾高校を訪問し,成果と課題を聞き取った。
公表予定: 『現場発高校教育の未来-90年代からの軌跡と2030年の展望-』(北海道高等学校教育経営研究会編 学事出版)
の中で調査の一部を発表した。平成24年度北海道高等学校教育経営研究会例会で発表予定
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 日本生徒指導学会,北海道地理学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
2009年4月~現在
<道内>
2009年4月~現在
2012年4月~現在
(地域的連携・貢献)
社団法人全国高等学校文化連盟弁論専門部顧問
北海道高等学校教育経営研究会参与
北海道師範塾「教師の道」理事
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
教職課程委員会オブザーバー
V
学生支援に関する自己研鑽
2012年12月5日
ハラスメント研修会「リスクマネージメントとしてのパワーハラスメント」参加(藤女子大学)
76
所属
文学部
文化総合学科
職名 准教授
専門分野
学位 文学修士(上智大学)
哲学
氏名
杉
内
峰
大学院における研究指導担当資格
彦
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部> 哲学基礎演習A・B,哲学A・C,哲学演習A,哲学,哲学卒研演習,卒業研究
教育実践上の主な業績
年月日
概
要
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
2. 作成した教科書,教材,参考書
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①philosophy of language
②philosophy of mind
研究内容: ①四角い円・ペガサスなどの存在しないものについて。
ラッセルやクワインの量化理論によっては捉え切れていない「示されるもの」
「語ることの出来ないもの」について。
②クオリア問題について。
ジャクソンやチャ-マーズの論じる意識の還元不可能性ではなく,心身問題や他我問題を生み出す意識の「言表不可
能性」について。
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
(著 書)
(学術論文)
(その他)
(学会発表)
1. 宗教言語とウィトゲンシュタイン
単 2008年11月 藤女子大学キリスト教文化
研究所例会
過去5年間公表していない研究活動
研究課題: ウィトゲンシュタインの宗教哲学
研究内容 ウィトゲンシュタインの「宗教的観点」について
及び
: 新共同改訳のため一時中断
進捗状況
公表予定: 藤女子大学キリスト教文化研究所紀要
77
担当頁及び編者・共著者名
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 日本哲学会,日本現象学会,哲学会,上智哲学会,日本科学哲学会,北海道基督教学会,北海道哲学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
2010年9月~現在
<道内>
2012年7月~現在
(地域的連携・貢献)
財団法人日本聖書協会 (共同訳)聖書新翻訳事業日本語担当
北海道哲学会幹事
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
カトリックセンター長,図書館委員会委員,図書館情報学課程運営委員会委員,キリスト教文化研究所員
V
学生支援に関する自己研鑽
78
所属
文学部
文化総合学科
学位
修士(教育学)(京都大学)
職名
専門分野
講師
社会心理学,発達心理学
氏名
石
井
佑 可 子
大学院における研究指導担当資格
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部> 心理学入門,心理学特講,「社会と制度」基礎演習,心理学演習,心理学卒研演習
教育実践上の主な業績
年月日
概
要
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 心理学入門,心理学特講等におい 2012年度~ 様々な研究の内容紹介を行うことや,画像・動画から心理学の知見を説明
することが出来た。特に「知覚」の項では視覚の研究が多くなされているの
て,パワーポイント・OHPでの資料の 現在
で,こうした視覚的刺激の提示は不可欠となる。また,講義中折に触れて簡
提示や実験の体験を促す授業実践
単な心理学実験を行った。実験に参加させた上でその意味するところを解説
し,専門知識の理解を促した。
2) 心理学入門,心理学特講等穴埋め 2012年度~ 単元ごとに配布したレジュメは穴埋め式になっており,適宜説明しながら講
義を進めることで,学生の能動的な学習を助けた。この方式は学生からの好
式レジュメを使用した学生自身が能 現在
評を得ている。
動的に学べる講義作り
3) 「社会と制度基礎演習」等におい
て,文献の講読,発表体験を設定
2012年度~ 講義で説明される知見はどのような研究に基づくかについて理解するた
現在
め,重要研究集等の文献(難易度は学年や専攻によって適宜調節)から関
心のある研究を各自が選んで発表し,全員で議論をする機会を設けた。「い
ま学者さんはこんなことをしているんだなぁと分かって面白かった」などと感想
が寄せられており,好評である。
4) 心理学特講などにおけるコミュニ
ケーションワーク実施
2012年度~ 対人関係環境や行動について自らが当事者となって実感するため,講義
形式の授業の合間にコミュニケーションに関わる様々なワークを用意した。学
現在
生らは実体験として社会的な環境に置かれた際の行動や思考を身につける
ことが出来た。こうした形式の授業に対して授業評価では「学生主体で面白
い」などの高評価を得ている。
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 心理学概論教材
心理学入門,心理学特講
2012年度~ 単元ごとに,様々な出典の資料・画像を毎回多く掲載し最新の知見を盛り
込んだA4判のレジュメを1セット(毎回5枚程度)ずつ用意した。穴埋め式のた
現在
め,自ら資料を完成させていく過程で知識を身につける仕組みになってい
た。こうした資料は「分かりやすい」「興味が持てる」などの理由で学生に好評
であった。
2012年度~ 単なるレクリエーションワークに留まらず,自らの体験を基に対人関係行動
の考察に至る思考をなしえるよう援助する振り返りシートを作成している。実
現在
際に達成感を感じたり,反対に思ったように行動出来なかったりした経験から
考えを巡らせる学生が多かったことが,レポートやテストでの記述に反映され
ていた。
2) 心理学特講などにおけるコミュニ
ケーションワークに関わる教材
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①対人的距離化,メタ認知を含んだ社会的スキルの検討 ―社会的適応との関連から―
研究内容: 社会的スキル概念は社会的適応との関連が指摘されていながら,同時に生態学的妥当性の低さ(日常生活での一般
化やトレーニング効果の維持の困難さ)を批判されてきた。この批判を踏まえて本研究では,現実場面で奏効する社会
的スキルを想定するにはスキルや状況のメタ認知と,スキルレパートリーとして相手との距離を取るスキルを考慮する重要
性を指摘し,これらを含めた社会的スキルが社会的適応へ及ぼす効果を多角的に実証しようと試みている。
著書・論文等の名称
(著 書)
1. よくわかる情動発達
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
共 2013年3月
(印刷中)
ミネルヴァ書房
79
担当頁及び編者・共著者名
「1両刃の剣としての情動」「2情動的知性とは何
か?」「3情動的知性の諸側面」「4情動的知性と
社会的適応」の4項
編者:遠藤利彦,佐久間路子
著書・論文等の名称
2. 生涯発達心理学
(学術論文)
1. 在宅非行少年における社会的
スキルの様相―メタ認知・非表
出スキルを加えた観点から―
(査読付)
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
共 2013年3月
(印刷中)
樹村房
10章「恋愛と結婚」
編者:遠藤利彦,篠原郁子
共 2011年1月
臨床心理学 第11巻1号
65−76頁
新堂研一
2. 対人的接近—距離化スキルの 単 2011年3月
機能―相手との関係性別分析
―
(その他)
1. 現代の家族状況から見る子ども 共 2008年3月
の社会情緒的発達
東京大学大学院教育学研 111-118頁
究科紀要 第50号
京都大学グローバルCOE 94-96頁
心が活きる教育のための 研究代表者:本島優子
国際的拠点平成19年度研
究開発コロキアム研究成
果報告書
2. 成人のアタッチメント 理論・研
究・臨床(翻訳)
単 2008年3月
北大路書房
3. 教育研究活動に必要なデータ
収集
共 2010年3月
教育研究推進のための基 16-18頁
礎改善プロジェクト報告書 プロジェクト総責任者:矢野智司
4. 青年期における非行傾向とコ
ミュニケーション行動の特異性
およびその発達的規定因を探
る―特にリスク回避としての対
人的距離化方略に焦点をあて
て―
共 2012年10月 財団法人社会安全研究財 2−10頁,17−24頁
団2011年度一般研究助成 研究代表者:遠藤利彦
最終報告書
(学会発表)
1. 13情動経験傾向における「メタ・ 共 2008年3月
ソーシャルスキル」の影響
238-267頁
監訳者:遠藤利彦,谷口弘一,金政祐司,串崎
真志
日本発達心理学会第19回 (ポスター発表)
大会
石井佑可子,遠藤利彦
大阪国際会議場
2. Meta-cognition about Social
Situation in Juvenile
Delinquents
単 2008年7月
20th International Society (ポスター発表)
for the Study of
Behavioural Development,
Germany
3. Developmental Transition of
"Meta-Social Skill"
単 2008年7月
29th International
Congress of Psychology,
Germany
4. 女子中学校におけるレクリエー 共 2008年9月
ションASEプログラム実施の試
み―保健室データからの効果
検討―
5. 「日常コミュニケーション経験と
メタ・ソーシャルスキル」得点と
の連関―日誌法より―
(ポスター発表)
日本心理学会第72回大会 (ポスター発表)
北海道大学
石井佑可子,金山好美,渡辺太郎
共 2008年11月 日本社会心理学会第49回 (ポスター発表)
大会
石井佑可子,遠藤利彦
鹿児島県民交流センター
6. 女子中学生を対象とした集団
共 2009年8月
ASEプログラムの試み―社会性
の群別にみた効果の検討―
日本心理学会第73回大会 (ポスター発表)
立命館大学
石井佑可子,金山好美
7. 教育における情動
日本教育心理学会第51回 (シンポジウム)※話題提供を担当
総会
静岡大学
単 2009年9月
8. 青年期中期における対人的接 単 2009年9月
近-距離化スキルと社会的適応
との関連
日本教育心理学会第51回 (ポスター発表)
総会
静岡大学
80
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
9. 対人的接近-距離化スキルの機 単 2009年10月 日本社会心理学会第50回 (ポスター発表)
能-受け手との親密性別検討
大会
大阪大学
10. 小集団場面におけるゲームを用
いたSST ―汎化促進におけ
る“フリータイム場面”の役割―
共 2010年3月
日本発達心理学会第21回 (ポスター発表)
大会
藤川沙織,石井佑可子
11. 情動の両刃を研ぎなおす―情
動知性への提言―
単 2010年9月
日本心理学会第74回大会 (ワークショップ)※企画,話題提供を担当
大阪大学
12. 青年期中期から成人期におけ 単 2011年3月
る社会的スキル行使の変遷―メ
タ認知,対人的距離化スキルを
含めた検討―
日本発達心理学会第22回 (ポスター発表)
大会
学芸大学
13. 社会的スキル行使の適応性を
左右する要因の検討―適切さ
認知からの検討―
共 2011年5月
日本認知心理学会第9回 (ポスター発表)
大会
石井佑可子,遠藤利彦
学習院大学
14. 青年期後期における社会的ス
キル行使傾向と社会的適応と
の関連
共 2011年7月
日本教育心理学会第53回 (ポスター発表)
石井佑可子,遠藤利彦
大会
北海道立道民活動セン
ターかでる2・7
15. 情動と(の)知―手綱は「いつ」 単 2011年9月
引かれるのか・・・情動的知性へ
の提言―
日本心理学会第75回大会 (ワークショップ)※企画,話題提供を担当
日本大学
16. 情動知性―発達プロローグ―
共 2012年3月
日本発達心理学会第23回 (自主シンポジウム)※企画,話題提供を担当
大会
17. 青年期前・中期の非行傾向に
おける距離化スキルの機能
―逸脱友人要因との関連から
―
共 2012年9月
日本心理学会第76回大会 (ポスター発表)
専修大学
石井佑可子,遠藤利彦
18. リスク・マネジメントとしての 対
共 2012年9月
人・社会的認知―リスク・マネジ
メントとして社会的情報はいか
に認知されるのか?―
日本心理学会第76回大会 (ワークショップ)※企画,話題提供を担当
専修大学
19. 青年期前・中期におけるコミュ 単 2012年11月 日本教育心理学会第54回 (自主シンポジウム)※企画,話題提供を担当
ニケーションの諸相―教育への
大会
架け橋を企図して―
琉球大学
20. 青年期前・中期の非行傾向に 共 2012年11月 日本教育心理学会第54回 (ポスター発表)
関連するコミュニケーション
大会
石井佑可子,遠藤利彦
スタイルの検討―アタッチメント
琉球大学
スタイル因子との関わりから―
21. 青年期における非行傾向と社 共 2013年3月 日本発達心理学会第24回 (ポスター発表)
会的認知の関連―ストーリー呈
(発表予定) 大会
石井佑可子,遠藤利彦
示課題による情動的反応予測
明治学院大学
からの検討―
22. 人生の変化を考える―何によっ 共 2013年3月 日本発達心理学会第24回 (自主シンポジウム)※企画,司会を担当
て,如何に,誰に訪れるのか―
(発表予定) 大会
明治学院大学
過去5年間公表していない研究活動
研究課題: 情動の両刃性に基づいた情動知性の検討
研究内容 近年とみに注目を集めながら,理論や定義が交錯し,混乱を生じさせている「情動知性(Emotional Intelligence)」概念
及び
: について,特に情動自体が持つ両刃の機能を踏まえて考察する意義を主張しようと企図している。具体的には,情動知
進捗状況 性に従来研究で多く主張されがちな,情動を認知によってコントロールする側面だけでなく,情動を十分に発動させられ
ることや,一旦発動した情動に対して事後的に認知を働かせ,その後の反応を決定することにも目を向ける必要性につ
いて検討したいと考えている。進捗状況としては現在のところ実証研究には至っていないが,各学会でのワークショップ
やシンポジウムを企画して,情動知性についての考察を発表・議論する機会を持ち,またこれらの議論に基づいて上記
の研究目的に沿ったレビューを準備中である。
公表予定: レビューに関しては,今後著書や論文で発表する予定。また,実証研究に関しては現在取り組んでいる社会的スキル
に関する研究データをまとめて公表した後,調査を実施する計画である。
81
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 日本心理学会,日本教育心理学会,日本社会心理学会,日本発達心理学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
<道内>
(地域的連携・貢献)
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
文学部FD委員会委員
V
学生支援に関する自己研鑽
82
所属
文学部
文化総合学科
職名 講師
学位 修士(学術)(東京大学)
専門分野
国際関係論,東アジア社
会研究
氏名
金
戸
幸
大学院における研究指導担当資格
子
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部>
「社会と制度」基礎演習A・B,政治学(国際政治学)入門,国際関係論入門,国際関係論特講
A-c,国際関係論特講A-d, 国際関係論演習b,国際関係論卒研演習
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) DVDなど視聴覚教材や新聞を活用 2010年4月
した授業展開
~現在
概
要
授業の内容の理解を深め,国際問題や社会問題への関心を培ってもらう
ために,DVDや新聞など生きた教材を多用している。
2) 質問・コメント票(リアクション・ペー
パー)の積極活用による授業展開
2010年4月
~現在
学生にとって質問しやすい環境を創るため,「国際関係論特講」において,
ひとつのテーマが終了するごとに学生にコメント・質問票を配布し,それに対
して丁寧にリプライや補足を行なうことで授業内容の理解度を確認しながら
授業を進めるようにしている。
3) 高校で習う授業内容の復習を導入
した入門授業の展開
2010年4月
~現在
「国際関係論入門」において,高校レベルの内容から大学の国際関係論の
入門へと接続させるために,授業では高校の政治経済や歴史(世界史B)レ
ベルの内容の復習も取り入れながら授業を行っている。
4) 「考える力」「発信する力」の養成に 2010年4月
重点を置いた教育と指導
~現在
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 毎回の授業における詳細なレジュメ 2010年4月
(授業プリント)の作成
~現在
2) 副教材「社会調査の実践と方法」の 2010年6月
作成
とりわけ演習系の授業では,学問的知識を深化させるだけでなく,問題の
論理構成の仕方や説得的な文章の書き方などを含め,社会で求められるス
キルを習得させるために,通常の授業を通じて文献や情報の検索,文章表
現やレジュメのまとめ方,発表の仕方などについて,個別指導も含めた徹底
的な指導を行っている。
とくに 「政治学(国際政治学)入門」「国際関係論入門」「国際関係論特
講」では,毎回,授業1回あたり平均6頁程度の詳細なレジュメを作成し,学生
に配布している。とくに「国際関係論入門」では,高校の政治経済や歴史(世
界史B)の教科書も活用しながら,それらを大学の国際関係論の入門へと接
続できるように作成している。これらの科目の授業において毎回作成してい
るレジュメは,2013年度以降,各科目ごとに1冊にまとめてテキスト化すること
を検討中である。
「『社会と制度』基礎演習」では,専門社会調査士資格を所持していることも
有効に活用し,「社会調査の実践と方法」部分をまとめた副教材を作成した。
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
1) 個々のゼミ生の学びのプロセスやゼ 2012年10月 2011年度学生授業評価で国際関係論卒研演習の満足度が4.9と高評価
ミでの教育指導方針の紹介
であったことに鑑み,本年度より導入された1年生対象授業「女性とキャリア」
において,個々の学生たちの学びのプロセスや実際のゼミでの教育指導等
についてレクチャーを行った。
4. その他教育活動上特記すべき事項
1) 学生一人ひとりの問題関心に対応し 2012年4月
た懇切丁寧な卒論指導
~12月
通常の演習授業のほか,公開の中間発表会や徹底した個別指導を通じ
て,2012年度卒論指導学生10人に対しきめ細かな指導を行った。
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①台湾をめぐる人の越境移動と東アジア地域秩序の再編に関する研究
②アジアにおける日本人コミュニティのダイナミズムと変容に関する研究
研究内容: ①については,2012年度に科研費基盤研究C「越境結婚からみる台湾『国民国家』の変容と東アジア地域秩序の再編に
関する動態的研究」(2012年度~2014年度)に研究代表者として,また同じく基盤研究B「東アジアにおける移民政策と
移民の編入モードに関する動態的研究: 日本・台湾・韓国の比較研究」(2012年度~2014年度)に研究分担者として採
択され,研究活動を遂行中である。これらによる成果は2013年度から適宜学会等で報告し,論文化させていく予定であ
る。
②については,2012年度は,1990年代末以降の台湾における日本人コミュニティの展開について,「居留問題を考える
会」「台湾日本人会」「台北市日本工商会」などいくつかの代表的な在台日本人組織の動向を中心に,日台関係や東ア
ジアのマクロな社会変動との相互連関,また主にインターネット上のメディア空間の拡大に伴う越境という行為を支える
ネットワークの形態の変化はもとより,在台日本人の移住をめぐる意識や戦略実践の多様化との関連性にも着目しながら
考察した論文を本学紀要に公表した。
83
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
(著 書)
1. 現代台湾における多文化社会
の展開と「新移民」問題
共 2010年1月
日中社会学叢書第2巻 グ
ローバリゼーションと東ア
ジア社会の新構想 『チャ
イニーズネスとトランスナ
ショナル・アイデンティ
ティ』
明石書店(全310頁)
(学術論文)
1. 台湾の「新移民」問題に関する
国際社会学的研究
単 2008年3月
富士ゼロックス小林節太郎
記念基金『第11回小林
フェローシップ研究助成論
文』
担当頁及び編者・共著者名
第8章(247-293頁)
編者:永野武
共著者:永野武,穐山新,南誠,坪矢美欧子,
野入直美,Eric Fong,Xinshan Cao,HanYue
Ngo
2. 1930年代以降の台湾における 単 2008年12月 ジェンダー研究 第11号
植民地的近代と女性の職業の
財団法人東海ジェンダー
拡大─八重山女性の職業移動
研究所
を通じた主体形成を促したプル
要因との関連を中心に─
3. 台湾社会のグローバル化が台
湾の労働と格差に与えた影響
―外国人労働者および外国籍
配偶者増加との関連を中心に
―
単 2009年6月
21世紀東アジア社会学
第2号
日中社会学会
4. 日本人の越境するライフスタイ 単 2009年12月 多言語・多文化 第2号
ルにみる現代日本をめぐる“もう
東京外国語大学多言語・
ひとつの”多文化化―台湾で
多文化教育研究センター
キャリアの再/構築をめざす日
本人の国民国家を超える複合
的な戦略から―
5. 〈境界〉から捉える植民地台湾
の女性労働とエスニック関係
単 2010年6月
歴史評論 通巻722号
歴史科学協議会
校倉書房
6. 変わる日本人の就労・ライフス 単 2011年3月
タイルとトランスナショナル化す
る東アジア―1990年代中期以
降の日本から台湾・中国への人
の移動を事例として―
GCOE Working Paper 次
世代研究49
京都大学文学研究科
GCOE「親密圏と公共圏の
再編成をめざすアジア拠
点」
7. 東アジアにおける日本人コミュ 単 2012年2月
ニティのダイナミズムと変容―香
港の事例を中心として―
藤女子大学紀要 第49号
(第Ⅰ部)
8. 台湾における日本人コミュニ
ティの現在
藤女子大学文学部紀要
第50号
単 2013年2月
(予定)
(その他)
1. 報告書 沖縄における台湾系
単 2007年3月
移民の生活世界の形成とその
地域社会への影響─八重山諸
島を中心として─
財団法人りそなアジア・オ
セアニア財団2005~06年
度国際交流助成研究報告
書
2. 報告書 国境を超える愛・金・ケ 共 2010年10月 トヨタ財団2009年~11年
ア・希望―結婚移民を生きる―
研究助成プロジェクト中間
報告書
3. Book Review C. Y. Cyrus & 単 2011年12月 Journal of Intimate and
Ruoh-Rong Yu, 2010,
Public Spheres No.2,
Understanding Chinese
March 2011, Kyoto
Families: A Comparative Study
University Press
of Taiwan & Southeast China
84
特集「〈家庭内労働〉とジェンダー・階級・エスニ
シティ」
133-166頁
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
(学会発表)
1. 1930年代以降の台湾における 単 2008年6月
植民地的近代と女性の職業の
拡大─八重山女性の植民地台
湾への越境を促したプル要因と
の関連を中心として─
担当頁及び編者・共著者名
日本台湾学会第十回大会
東京大学
2. 台湾のジェンダー問題─労働と 単 2008年9月
格差
日本ジェンダー学会第12 大会統一テーマ「東アジアのジェンダー─労働
回大会
と格差」シンポジウム・台湾担当報告
大阪女学院大学
3. 台湾における多文化主義をめ 単 2009年2月
ぐる寛容・非寛容─移民・外国
人をめぐる政策的展開を事例と
して
東京外国語大学多言語・
多文化教育研究センター
「国際シンポジウム 「トラン
スナショナル/トランスカル
チュラルな比較地域研究」
東京外国語大学
4. 1990年代之後在台日本人的動 単 2009年7月
態與變貌 “Dynamism and
Change in the Japanese
Community in Taiwan since the
1990s”
京都大学・国立台湾大学
共催「東アジア社会学国
際学術研討会」
“International Workshop
on East Asian Sociology”
京都大学
5. 1945年以降の八重山と台湾
台湾史研究会 第13回現
代台湾学術研究討論会ミ
ニ・シンポジウム
関西大学
単 2009年9月
6. 境界とジェンダーの視点から問 単 2009年10月 日本社会学会第82回大会
い直す東アジアの近代と女性
テーマセッション「ライフ
の移動
コースと社会変動:アジア
の20-21世紀再考」
7. 「社会移民?」―台湾在住日本 単 2010年2月
人のシティズンシップを超える
複合的な戦略―
8. 八重山における結婚移民の現
在
東京外国語大学多言語・
多文化教育研究センター
国際シンポジウム「ゆらぐ
境界,交わる人びと~『日
本人』を再考する」
共 2010年10月 結婚移民研究会シンポジ
ウム(トヨタ財団後援)
9. 国民国家を超える: 台湾在住 単 2010年10月 アジア政経学会2010年度
日本人の移住行動とシティズン
全国大会分科会「〈境界〉
シップ獲得戦略
を問い直す: 移動・シティ
ズンシップ・アイデンティ
ティ」
10. 越境する「ソフト・パワー」の可
能性とその展望: 藤女子大学
生の韓国に対する意識調査ア
ンケート結果から
単 2012年11月 日韓国際シンポジウム「多
文化時代の韓国と日本」
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
85
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 日本社会学会,日中社会学会,アジア政経学会,日本台湾学会,日本移民学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
2009年~現在
2012年~現在
<道内>
2012年~現在
(地域的連携・貢献)
沖縄県沖縄平和賞委員会沖縄平和賞受賞候補者推薦委員
日本学術振興会科学研究費(科研費)助成事業審査委員候補者
一般財団法人北海道開発協会開発調査総合研究所「観光インバウンド研究会」委員
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
入試部委員, キャリア支援委員会委員, 日本語教員養成課程運営委員会委員,アジア研究クラスター委員
V
学生支援に関する自己研鑽
2012年12月5日
ハラスメント研修会「リスクマネージメントとしてのパワーハラスメント」参加(藤女子大学)
86
所属
文学部
文化総合学科
職名 講師
専門分野
学位 博士(文学)(北海道大学)
日本近世史,北方史
氏名
松
本
あ づ さ
大学院における研究指導担当資格
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部>
「歴史」基礎演習A・B,日本史入門B-a・b,日本史特講B-c・d,日本史演習B-b,日本史卒研
演習B
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) プリントの配布
2008年4月
~現在
2) 画像資料の提示
2008年4月
~現在
概
要
授業の要点だけではなく,長文の史料を引用するために,プリントを配布し
ている。暗記することではなく,史料をもとに考えていくことを意識していくた
めに活用している。
古文書や絵図の画像を提示し,イメージの共有を図っている。特に,古文
書については北海道内に所在している史料を提示することで,史料を身近
に感じてもらう一助としている。
2. 作成した教科書,教材,参考書
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
Ⅱ 研究活動
②近世後期の「場所」社会について
研究課題: ①松前・蝦夷地における異国船問題
③幕末期における松浦武四郎の活動
研究内容: ① 松前・蝦夷地への異国船渡来に関する史料を収集・整理している。その上で,幕府の異国船取扱法が松前・蝦夷地
にどのように適用されたのか,異国船に対して実際にどのように対応したのか,異文化接触の具体像などについて検討
をしている。なお,今年度は,幕府法がいつから蝦夷地へ適用されたのか,という観点から研究報告を行った。
② 近世後期の場所請負制下における和人(武士・場所請負商人・漁民など)とアイヌとの関係について,主にアッケシ場
所を事例に研究している。具体的には,場所請負商人の経営方式とアイヌ社会との関係(場所請負商人の雇用に入るア
イヌの割合など),場所における行政の内容とアイヌ社会との関わりについて明らかにすることを課題としている。
③ 幕末維新期に蝦夷地調査を行ない,多くの著作を残した松浦武四郎について研究している。特に,武四郎が築いた
交友関係とその交友関係を通して入手した情報に焦点をあて,積極的に政治的発言をつづけた武四郎を支える思想や
知識を明らかにすることを課題としている。
単著・ 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
共著の
著書・論文等の名称
担当頁及び編者・共著者名
の年月
別
発表学会等の名称
(著 書)
(学術論文)
1. 近藤家資料のなかの書状につ
いて(2)
共 2008年3月
北海道開拓記念館調査報 三浦泰之,東俊佑
告 第47号
2. 史料紹介 札幌市中央図書館 共 2009年3月
所蔵 松浦武四郎自筆『交友名
簿帳』
北海道開拓記念館調査報 三浦泰之
告 第48号
3. 薪水給与令期間の蝦夷地にお 単 2009年9月
ける異国船問題
道歴研年報 第10号
4. 一八二〇年代のアッケシ場所
について―「手附」と「自分稼」
を中心に―
単 2010年12月 北大史学 第50号
5. 『浩然随筆』における松浦武四
郎―幕末期における仙台人と
の関わり―
単 2011年3月
笹木義友・三浦泰之編『松
浦武四郎研究序説―幕末
維新期における知識人
ネットワークの諸相』
(制作)北海道出版企画セ
ンター
87
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
(その他)
1. 書評 川上淳著『近世後期の奥 単 2012年8月
蝦夷地史と日露関係』
2. 【調査の記録】第1次利尻富士
町鬼脇「寺島菓子舗文書(カク
ス田中家文書)」調査概報
担当頁及び編者・共著者名
北海道・東北史研究2012
[通巻第8号]
共 2012年9月
道歴研年報 第13号
(学会発表)
1. 武四郎が記した交友名簿帳
単 2009年2月
武四郎研究の最前線
2. 「鯨」から見る近世蝦夷地
単 2009年8月
北海道東北史研究会・留
萌研究会
3. 文政年間のアッケシ場所につ
いて
単 2010年7月
北大史学会大会
4. 『浩然随筆』における松浦武四
郎
単 2011年3月
フォーラム「松浦武四郎」
5. 近世蝦夷地における震災につ
いて―文献史料から考える
1843年の地震・津波―
単 2011年8月
第19回環オホーツク海文
化のつどい
6. 蝦夷地への異国船渡来と松前 単 2012年7月
藩・幕府―松前藩から幕府への
報告書―
第51回近世史サマーセミ
ナー
谷本晃久,川端悠紀
過去5年間公表していない研究活動
研究課題: ①蝦夷地近海を航行した捕鯨船の航海日誌の分析
②近世蝦夷地における文書行政
研究内容 ①19世紀前半に欧米捕鯨産業が全盛期を迎えると,クジラの好漁場である蝦夷地近海にも多くの捕鯨船が到来した。そ
及び
: のため,捕鯨船航海日誌のなかには蝦夷地について記録するものが存在する。内容は,和人とアイヌとの関係,松前藩
進捗状況 による海岸警備状況,蝦夷地の動植物などまで多岐にわたる。それらは日本語文献の記述には見られないものもあり,
近世蝦夷地を研究するうえで貴重な史料となり得る内容である。
現在は,1831年に蝦夷地近海を航行したイギリス捕鯨船・レディロウエナ号の航海日誌(オーストラリア連邦NSW州立
図書館所蔵マイクロフィルム)の解読に取り組んでおり,分析をするための素地を固めている段階である。
②近世後期の蝦夷地では,会所(場所請負商人の経営拠点)から勤番所(武士の詰所)へ多数の書面が提出されてい
た。書面の内容は,大きく届書・願書・訴書に分類され,それらを綴じた「御用留」も多数残されている。このような蝦夷地
における文書行政の展開は,近世後期の場所請負制の特質であると考えられるため,「御用留」の成立過程と内容につ
いて分析を深めることを課題とする。
現在までに,ネモロ場所の「御用留」については解読や分析を終えている。ただし,「御用留」の内容は蝦夷地全域で
一様ではないため,他場所の「御用留」との比較検討をしたうえで,研究発表へつなげていきたいと考えている。
公表予定: ①については,『新厚岸町史』通説編第一巻(2013年中に刊行予定)の分担執筆箇所に一部発表
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 史学会,北海道・東北史研究会,北大史学会,北海道歴史研究者協議会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
<道内>
2008年4月~現在
2008年4月~現在
2010年6月~現在
(地域的連携・貢献)
北海道歴史研究者協議会会計
厚岸町史編集委員会執筆協力員
北海道史研究協議会常任幹事
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
学生部委員
V
学生支援に関する自己研鑽
88
人間生活学部
人間生活学科
阿
部
包
・・・・・・・・・・・・・・
89
飯
村
しのぶ
・・・・・・・・・・・・・・
91
内
田
博
・・・・・・・・・・・・・・
94
木
村
晶
子
・・・・・・・・・・・・・・
96
橋
本
伸
也
・・・・・・・・・・・・・・
98
三
宅
理
一
・・・・・・・・・・・・・・ 101
若
狹
重
克
・・・・・・・・・・・・・・ 106
乗
木
新一郎
・・・・・・・・・・・・・・ 110
伊
井
義
人
・・・・・・・・・・・・・・ 112
岡
﨑
由佳子
・・・・・・・・・・・・・・ 116
小
沼
春
日
・・・・・・・・・・・・・・ 121
田
中
宏
実
・・・・・・・・・・・・・・ 125
船
木
幸
弘
・・・・・・・・・・・・・・ 129
所属
人間生活学部
人間生活学科
職名 教授
専門分野
学位 文学修士(北海道大学)
新約聖書学,宗教学
氏名
阿
部
大学院における研究指導担当資格
包
有
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目
<学 部>
<大学院>
教育実践上の主な業績
年月日
概
要
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 宗教文化論(学科専門科目)におけ 2008年4月
る配布資料作成(イディッシュ語およ ~7月
びユデオ・エスパニョル語資料の翻
訳)
・ユデオ・エスパニョル語歌詞翻訳資料:AdioQuerida,Arvolicos D’
Ulmendra,Durme, Hermoza Donzella,Los Bilbilicos,Puncha La Roza,
Scalerica De Oro,Una Pastora Yo Ami,Una Tarde De Verano,Yo
Menamori D'un Aire.
2008年7月
イエスの教えそのものから現代に生きるキリスト教にいたるまで,キリスト教
の全体像を,「初期のキリスト教」,「聖書について」,「古代から中世までのキ
リスト教」,「宗教改革から近代までのキリスト教」,「近現代のキリスト教」,「キ
リスト教の教え」,「キリスト教の教派」,「キリスト教徒の宗教生活」という八章
構成にして分かりやすく記述したもの。北海道大学大学院文学研究科関係
者(教員,出身者,院生等)による分担執筆。担当部分については,Ⅱ 研究
活動 (著書),参照。
3) 5分ですっきり読める聖書物語(旧約 2010年3月
篇)
成美堂出版(成美堂文庫)
膨大な旧約聖書から,そのアウトラインを掴む上で重要なエピソードを選
び,それらの理解に役立つ図版や年表,地図などを挿入しながら語りなおし
た,初心者を意識した著作(監修)。
2) 面白いほどよくわかるキリスト教
(日本文芸社)
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
Ⅱ 研究活動
研究課題: パウロにおけるユダヤ教との連続と非連続。第二神殿時代のユダヤ教知恵文学の研究(旧約聖書続編『シラ書』)。
研究内容:
著書・論文等の名称
(著 書)
1. 平和の思想―キリスト教からの
再考察
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
共 2008年3月
LITHON
「新約聖書における平和」(53‐75頁)
藤女子大学キリスト教文化研究所 編
2. 面白いほどよくわかるキリスト教
(再掲)
共 2008年7月
日本文芸社
「イエスの死と復活」(22-25頁),「キリスト教の成
立」(34-37頁),「パウロの生涯」(38-41頁),「パ
ウロの思想」(42-45頁),「キリスト教の展開」(4648頁),「聖書とはどのような書物か」(50-51頁),
「聖書の翻訳」(68-72頁),「天国・煉獄・地獄」
(214-217頁),「キリスト教の教派」(226-227
頁),「東西分裂」(228-229頁),「東方正教会」
(230-233頁),「ローマ・カトリック教会」(234-237
頁),「キリスト教の儀礼」(258-263頁),「十字の
切り方とロザリオの使い方」(268‐269頁)
3. 5分ですっきり読める聖書物語
(旧約篇)
(再掲)
単 2010年3月
成美堂出版
(成美堂文庫)
16-248頁
単 2008年9月
基督教學 第43号
1-24頁
(学術論文)
1. エイ・ゲ・カイ・エイケー(ガラテ
ヤ三章四節)とガラテヤの信徒
の危機
89
単著・
共著の
別
著書・論文等の名称
(その他)
1. 「テサロニケの人々の教会へ
第一」私訳
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
単 2008年7月
藤女子大学キリスト教文化 63-81頁
研究所紀要 第9号
2. 翻訳資料:ユダヤの歌─イ
ディッシュ語とユデオ・エスパ
ニョル語による歌詞の翻訳─
単 2009年3月
人間生活学研究 第16号 41-73頁
藤女子大学人間生活学部
人間生活学科
3. 「フィリピの信徒のみなさんへ」
私訳
単 2009年7月
藤女子大学キリスト教文化 37-57頁
研究所紀要 第10号
4. パウロの信仰について―パウロ 単 2010年3月
年にちなんで―(講演)
人間生活学研究 第17号 49-62頁
藤女子大学人間生活学部
人間生活学科
5. 「コリントの信徒のみなさんへ
第一」私訳(Ⅰ)
藤女子大学キリスト教文化 37-57頁
研究所紀要 第11号
単 2010年7月
6. 「<学術講演>近代北海道開 単 2011年3月
拓とキリスト教教育―カトリック者
として―」
日本仏教教育学研究
第19号
7. 「コリントの信徒のみなさんへ
第一」私訳(Ⅱ)
単 2011年7月
藤女子大学キリスト教文化 57-91頁
研究所紀要 第12号
共 2010年6月
日本基督教学会北海道支 シンポジウムにおけるコメンテーター
部主催公開シンポジウム
藤女子大学北16条校舎
共 2010年6月
日本基督教学会北海道支 シンポジウムにおけるコメンテーター
部主催公開シンポジウム
藤女子大学北16条校舎
(学会発表)
1. 「イエスを物語る―伝道者の視
点から」(野村喬氏発題)
2. 「イエスを物語る―伝道者の視
点から」(野村喬氏発題)
13-27頁
3. 近代北海道開拓とキリスト教教 単 2010年10月 日本仏教教育学会第19回
育―カトリック者として―(講演)
学術大会記念講演会
札幌大谷大学
過去5年間公表していない研究活動
研究課題: 「ベン・シラの知恵(シラ書)」(旧約聖書続編)のテキスト・クリティークに基づく原語からの翻訳のための基礎的作業(新
規)
研究内容 今後も,基本的にパウロが実際に活動したヘレニズムの地中海世界におけるユダヤ教という環境の中にいかにパウロを
及び
: 位置づけることが可能かを見極める作業を丹念に続けたい。さらに,2012年度に集中して行なうものとして,日本聖書協
進捗状況 会が進めている新たな新共同訳聖書翻訳プロジェクトの一環の作業がある(上記「研究課題」参照)。
公表予定: 旧約聖書・旧約聖書続編・新約聖書全体の刊行予定は2016年となっているが,若干遅延する可能性なしとしない。
Ⅲ 社会連携・社会貢献
日本宗教学会,日本基督教学会,日本カトリック神学会,大学教育学会,北海道基督教学会,北海道哲学会,北海道
大学哲学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
所属学会
<道内>
2000年7月~現在
2007年7月~現在
2008年4月~現在
2010年9月~現在
(地域的連携・貢献)
北海道基督教学会理事・編集委員
北海道哲学会幹事・編集委員
石狩市民スポーツまつり実行委員会委員
日本基督教学会代表幹事(北海道支部選出)
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
カトリックセンター員,キリスト教文化研究所所員
V
学生支援に関する自己研鑽
注)本年度国内研修のため『藤女子大学教員の教育・研究活動 2011』の記載内容を編集し掲載した。
90
所属
人間生活学部
人間生活学科
職名 教授
学位 家政学修士(お茶の水女子大学) 専門分野
生活経営論,生活経済
論,生活構造論
氏名
飯
村
し の ぶ
大学院における研究指導担当資格
有
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目
<学 部> 生活経営論,生活と経済,生活構造論,家族と社会,テーマ研究A,中等家庭科教育法Ⅰ・Ⅲ・
Ⅳ,生活科学演習,卒業研究演習Ⅱ,卒業研究等
<大学院> 生活環境学特講Ⅳ(家族と生活文化)
教育実践上の主な業績
年月日
概
要
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 生活経済論における小テストの実施 2004年9月
毎回の授業で学んだ内容を振り返るための10分程度の小テストを実施して
~2011年12 いる。講義最終回にまとめて返却し,試験に向けての復習にも有効利用でき
月
る。毎講義時の知識の積み重ねができる点でも授業評価されている。
2) 大学カリキュラムの総合化に向けた 2008年4月
演習の実施(5)
~7月
4年生対象の「人間生活総合演習Ⅰ」。生活諸問題を総合的に把握する目
的で,「衣食住生活の安全と消費者の権利」,「家政教育と高齢者福祉ー「介
護保険制度」をとおしてー」,「持続可能性を考えた生活環境問題の捉え方」,
「食生活バランスガイド」を題材とし,飯村・田中・岡崎・高橋各教員が毎回演
習の展開を検討。各講義の情報交換にもなりFDとして有意義,大学で学ん
だ知見を結びつける機会として授業評価も高い。
3) 大学カリキュラムの総合化に向けた 2009年4月
演習の実施(6)
~7月
4年生対象の「人間生活総合演習Ⅰ」。生活諸問題を総合的に把握する目
的で,本年度は,「少子高齢社会と家族像」「食生活と衣生活の安全と消費
者の権利」,「家政教育と高齢者福祉ー「介護保険制度」をとおしてー」をテー
マに展開した。飯村(生活経営),岡崎(食環境),小松(衣環境)の教員がT.T.
で担当しており,各授業科目で学んだ知見を生活という総合的な立場で結び
付ける機会として授業評価も高い。また各担当分野担当教員間の講義内容
の情報交換にもなっているので,FDとしても有意義である。
4) 大学カリキュラムの総合化に向けた 2010年4月
演習の実施(7)
~7月
本学科4年生を対象とした「テーマ研究A」において,これまで学科カリキュ
ラムで学んできた知識の総合化を図ることを目的とする演習を実践した。
テーマは,①衣食住生活の安全と消費者の安全を求める権利,②家政教育
と高齢者福祉,③まちづくりと環境問題─である。(担当:飯村,田中,岡崎,小
松)
5) 大学カリキュラムの総合化に向けた 2011年4月
演習の実施(8)
~7月
本学科4年生を対象とした「テーマ研究A」において,これまで学んできた知
識の総合化を図ることが目的。生活科学分野担当者4人によるT.T.で講義と
グループワークを取入れた。テーマは,①現代家族の情景,②家政教育と高
齢者福祉,③衣食住生活の安全と消費者の権利─である。(担当:飯村,田
中,岡崎,小松)
6) 大学カリキュラムの総合化に向けた 2012年4月
演習の実施(9)
~7月
学科4年生を対象とした「テーマ研究A」において,これまで学んできた知識
の総合化を図ることを目的とした演習。生活科学分野担当教員3人による
T.T.で実施しており,教員間の授業内容を相互に検証することで,FDの役
割も果たしている。テーマは,①現代家族の情景,②家政教育と高齢者福
祉,③衣食住生活の安全と消費者の権利─である。(担当:飯村,田中,岡崎)
2. 作成した教科書,教材,参考書
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
1) 大学における家政学教育の取り組 2008年10月 日本家政学会東北・北海道支部会の北海道地区会(札幌市)において,
み~藤女子大学人間生活学科にお
本学人間生活学科での「人間生活総合演習Ⅰ」における学生がこれまで獲
ける「人間生活総合演習Ⅰ」につい
得した知見の総合化を目的とした演習での取組を紹介した。
て~
2) 藤女子大学教員免許更新講習にお 2009年8月
ける選択領域・家庭科を担当
3) 第14回藤女子大学家庭科教育研修 2012年7月
講座にて講師
「家庭科における消費者教育の課題」として,6時間の講習を担当した。
振返りレッスンpart1―「家族」の学習―の講師を担当。
4. その他教育活動上特記すべき事項
1) 藤女子大学家庭科・家政教育研究 2006年~現 藤女子大学家庭科・家政教育研究会の代表として,機関誌の刊行(毎年7
在
会の機関誌を発行
月)に創刊号から携わっている。
2) 藤女子大学家庭科・家政教育研究 2008年11月 学習指導要領の改訂にともない,これからの家庭科教育のあり方につい
会主催による「公開研究会」の開催
て,学外講師を2人招いて,学内で公開研究会を開催した。
91
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①戦後の北海道における生活構造の再編成過程
②家庭科における「家族」・「消費者問題」学習の内容研究
研究内容: ①第二次大戦直後における北海道の家計構造を把握するための各種資料を発掘し,当時の北海道民の家計支出の特
徴をエンゲル法則の逆転現象として捉えた。
②家庭科教育における「消費者問題」の学習は,とかく悪質商法を中心とした扱いになりがちであることを指摘し,「消費
者の権利・義務とは何か」の学習がこれからは重要であることを提案している。
単著・ 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
共著の
著書・論文等の名称
担当頁及び編者・共著者名
の年月
別
発表学会等の名称
(著 書)
(学術論文)
1. 生活を総合的に捉える家庭科 共 2008年3月
教育における「高齢者の生活と
福祉」学習内容のあり方~「家
庭基礎」と「現代社会」における
介護保険制度学習の比較をと
おして~
藤女子大学QOL研究所
紀要 第3巻第1号
25-40頁
飯村しのぶ,高瀬淳,田中宏実,岡崎由佳子,高橋
カツ子,坪田由香子,水上香苗,楠木伊津美
2. 生活を総合的に捉える家庭科 共 2009年3月
教育における「高齢者の生活と
福祉」学習内容のあり方(2)
~高等学校における「介護保険
制度」の授業実践およびその検
討~
藤女子大学QOL研究所
紀要 第4巻第1号
27-37頁
飯村しのぶ,岡崎由佳子,楠木伊津美,高瀬淳,坪
田由香子,田中宏実,高橋カツ子
3. 終戦直後の北海道における家
計支出構造とエンゲル法則の
逆転
単 2011年3月
藤女子大学紀要 第48号 1-6頁
(第Ⅱ部)
4. 高等学校家庭科における「家
族」の授業設計―映画「家族
ゲーム」の食事場面を教材にし
て―
単 2013年3月
(印刷中)
藤女子大学人間生活学部
紀要 第50号
共 2009年1月
(社)北海道まちづくり促進
協会機関誌「みんたら」
(その他)
1. まち育ては学生育て~ishikari
あいロードプロジェクト~
(学会発表)
1. 高等学校家庭科における介護 共 2008年6月
保険制度の学習(第2報)~生
活を総合的に捉える立場からの
学習指導案例~
日本家庭科教育学会第51 ◎飯村しのぶ,田中宏実,岡崎由佳子,高橋カツ
回大会
子
静岡市
2. 家庭科で求められる学力とは~ 共 2008年10月 日本家政学会東北・北海 ◎楠木伊津美,飯村しのぶ,田中宏実,岡崎由佳
「介護保険制度と高齢者の
道支部会 第53回研究発 子,高橋カツ子,坪田由香子
QOLの向上」の授業実践をとお
表会 弘前市
して~
3. 生活科学系大学生の地域おこ
しへの参加についての考察
共 2008年10月 日本家政学会東北・北海 ◎田中宏実,飯村しのぶ
道支部会 第53回研究発
表会
4. 大学における家政学教育の取 単 2008年10月 日本家政学会東北・北海
り組み~藤女子大学人間生活
道支部会 北海道地区研
学科における「人間生活総合演
究会
習Ⅰ」について
札幌市
(再掲)
5. 高等学校家庭科「介護保険制
度と高齢者のQOL」の授業実
践における授業評価
共 2010年7月
日本家庭科教育学会
京都市
92
◎水上香苗,楠木伊津美,岡崎由佳子,田中宏
実,飯村しのぶ,高橋カツ子,坪田由香子
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 日本家政学会,日本生活学会,生活経済学会,日本家庭科教育学会,北海道家庭科教育学会,教科教育学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
<道内>
2011年10月~現在
(地域的連携・貢献)
日本家庭科教育学会北海道地区会副代表
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
大学院人間生活学研究科長,部長会議構成員,評議会評議員,自己点検・評価委員会委員,大学戦略会議構成員
V
学生支援に関する自己研鑽
2012年12月5日
ハラスメント研修会「リスクマネージメントとしてのパワーハラスメント」参加(藤女子大学)
93
所属
人間生活学部
人間生活学科
職名 教授
専門分野
学位 経済学修士(名古屋大学)
社会思想史,社会経済学
氏名
内
田
大学院における研究指導担当資格
博
有
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目
<学 部> 生活の探求C,人間生活学総合演習Ⅲ,人間生活学研究演習,女性と労働,生活と法律,社
会保障論Ⅰ・Ⅱ,スタディスキルズ,キャリアデザイン,卒業研究演習,卒業研究
<大学院>
教育実践上の主な業績
概
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) インターネットを利用した教育
2000年4月
~現在
要
メール,グループウェア,WEBページを利用して,文献検索から論文指導
に至るシステムを作り,卒業研究演習と卒業研究指導に利用している。
2) インターネットを利用した補習教育
2007年10月
~2009年3
月
他大学のE-Learningシステムを借用して,補習用問題集を作成した。
3) ケータイを利用した教育
2007年10月 授業終了前にケータイ・メールを利用して,授業の要旨を送信させ,習得
~2011年9 度の確認と翌週の授業改善に利用している。
月
2. 作成した教科書,教材,参考書
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
2008年8月
1) FD関連学会等への参加
2008年9月
2009年3月
2009年9月
2009年12月
2010年9月
日本リメディアル教育学会第4回全国大会
初年次教育学会大会
大学評価学会大会
私立大学情報教育協会平成21年度教育改革IT戦略大会
河合塾主催「学生を変容させる初年次教育」名古屋会場
初年次教育学会
Ⅱ 研究活動
研究課題: マルクス以後のマルクス主義,キリスト教社会運動,生活過程の商品化,資本主義と暴力,オランダの共生社会
研究内容: マルクス以後のマルクス主義:倉田稔の著書に対する書評の形で,マルクス主義を同時代の多様な思想との異同のな
かで論じる必要について検討した。
単著・ 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
共著の
著書・論文等の名称
担当頁及び編者・共著者名
の年月
別
発表学会等の名称
(著 書)
1. 平和の思想 キリスト教からの再 共 2008年3月 LITHON
「オランダにおける非暴力の思想」(195-239頁)
考察
柊暁生,阿部包,渡邉浩,八巻和彦,枡潟弘
市,松岡洸司
藤女子大学キリスト教文化研究所編
(学術論文)
1. 大学教育と入試
2. 生活科学と導入教育
単 2008年7月
家庭科・家政教育研究
3-9頁
第3号
藤女子大学家庭科・家政
教育研究会
単 2011年7月
31-37頁
家庭科・家政教育研究
第6号
藤女子大学家庭科・家政
教育研究会
94
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
(その他)
1. 翻訳 ヘンリエッテ・ローラント・
ホルスト 『炎は燃え続ける』
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
単 2008年3月
人間生活学研究 第15号 53-68頁
藤女子大学人間生活学部
人間生活学科
2. 翻訳 ヘンリエッテ・ローラント・
ホルスト 『炎は燃え続ける』
単 2009年3月
人間生活学研究 第16号 21-40頁
藤女子大学人間生活学部
人間生活学科
3. 科研費報告書「デユーリングと
マルクス」
共 2010年3月
科研費報告書「マルクス抜 61-71頁
粋ノートの編集とその活用
による『資本論』形成史研
究の新段階の開拓」(基盤
研究 B 19330042)
4. 書評 倉田稔 『ルードルフ・ヒ
ルファディング研究』(成文社,
2011年)
単 2012年3月
人間生活学研究 第19号 79-84頁
藤女子大学人間生活学部
人間生活学科
担当頁及び編者・共著者名
(学会発表)
過去5年間公表していない研究活動
研究課題: キリスト教社会運動,生活過程の商品化,資本主義と暴力,オランダの共生社会
研究内容 キリスト教社会運動,生活過程の商品化は手つかず。資本主義と暴力,オランダの共生社会につては,マルクス以後の
及び
: マルクス主義に関する著書をまとめるのに必要な範囲内で,関連文献の整理などを進めている。
進捗状況
公表予定: 研究休暇を取得できれば,著書の中に活かす。
Ⅲ 社会連携・社会貢献
社会思想史学会,経済学史学会,経済理論学会,情報処理学会(人文科学とコンピュータ研究会),経済教育学会,マルサ
ス学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
所属学会
<道内>
2008年6月~現在
2008年7月~現在
(地域的連携・貢献)
石狩市国民健康保険運営協議会会長
北海道国民健康保険審査会会長職務代行
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
人間生活学専攻主任,自己点検・評価企画調整室室員
V
学生支援に関する自己研鑽
95
所属
学位
人間生活学部
人間生活学科
M.A.(philosophy)
(Franciscan University of
Steubenville)
職名 教授
専門分野
宗教哲学
氏名
木
村
晶
大学院における研究指導担当資格
子
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目
<学 部> スタディスキルズ,テーマ研究C,フィールドワーク入門,女性論,地域と女性,地域環境演習
Ⅰ,卒業研究演習Ⅱ,卒業研究,人間学概論
<大学院> 人間生活学特講Ⅲ(人間と宗教)
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) ビデオ教材の有効利用
毎回の授業
概
要
最新の世界情勢を学生に伝えるためBS放送やDVD教材等を活用してい
る。歴史や社会情勢がどのように変化しているかを説明するのに役立つもの
を授業に多く取り入れている。
2) 各種ソフトの活用
毎回の授業
演習の中で,他4人の教員とともに,パワーポイントを使ったプレゼンテー
ションや動画の活用方法などをパソコン教室で,学生に指導している。また,
プレゼンテーションに必要な素材作りも各種のソフトを使用して作成する方
法を学習し,学生とともにより高度な方法を取得しようと努力している。少人数
ということもあり,成果は上がっている。また,卒業研究の発表会でもプレゼン
テーションの方法を活用している。
3) 学生のニーズに応える授業
毎回の授業
近年の学生はコミュニケーションに不安を持った学生が多いので,このよう
な要望に応えることを意識した内容を取り入れている。また,就職時の面接
の仕方など一般常識を身につけることをねらいとしたゼミを行い,学生の不
安を取り除き,積極的に自己アピールできる表現方法などの手助けをしてい
る。
2007年4月
~現在
授業以外にも世界の貧しい国の状況を勉強する機会を設け,専門家を招
いて研究会を開いたり,支援事業に対するボランティア活動をしたり,バザー
収益を送ったりする活動を学生とともに行っている。また,クリスマス行事に参
加することによって奉仕の意味を理解するよう努めている。このような活動を
通して学生の意識を向上させることができ,卒業後も実際にボランティア事業
に参与し仕事としている者も出ている。
特にフィリピンの福祉活動を視察し,日本の状況との相違を学生に明らか
にして貧困の問題や家族の問題を考えさせるようにしている。今後は学生が
自らフィリピンの問題に関心をもって,体験学習することをも計画している。
アジア・オセアニア地域のカトリック大学連盟に加入し,2009年から学生も
引率することとなった。それに伴って,学生がカトリックに関する知識を深め,
英語力もアップするための特別授業を行っている。
4) 奉仕の精神を養う活動
・学内の宗教行事等において
・海外の福祉状況の視察
2008年8月
~現在
・国際交流の推進
2009年8月
~現在
2. 作成した教科書,教材,参考書
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
1) 石狩翔陽高校(高大連携授業)講師 2005年~現 石狩翔陽高校において,「福祉概論」の授業の一環として講義を継続して
いる。内容は,「偏見や差別はなぜ起こるのか」をテーマとし,ユダヤ人や黒
在
人の差別問題をはじめとして,日本国内やそれぞれの身近な場で起きてい
る差別を意識することによって,自分の問題として考えるように促している。
2) 北海道カトリック高等学校
生徒研修会講師
2011年11月 北海道内のカトリック高校が主催している研修会において,紛争の原因を
25日~26日 考えてもらった。現在起きている紛争地域について説明し,ほとんどが貧困と
関係があることを認識して,カトリック高の生徒としてできることを話し合っても
らい,今後の活動の目標をそれぞれの学校ごとに発表してもらった。。
3) ハラスメント研修会講師 天使大学
にて(教職員向け)
2012年5月
9日
ハラスメント委員の立場から,大学キャンパス内で教職員の間で起こりがち
なハラスメントについて説明した。同じ教員ということで,多くの方々に留意点
を理解していただけた。
4) キャンパスハラスメント防止について 2012年10月 教員に向けての話の内容を受けて,学生に対するハラスメントに関する留
の講演 天使大学にて(学生向け) 23日
意点を伝えた。ハラスメントが起きないためには,教職員と学生とともに相互
に信頼し合うことの大切さと,ひとりひとりの人間を尊重する心が大切であるこ
とを強調した。
96
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①アシジのクララの思想に関する研究
②自然法についての再考察
研究内容: ①これまで,アシジにクララの思想について論文を書いてきたが,今後,さらに最新の資料をもとに,近年の女性論との接
点から研究を進めてゆきたい。中世の女性ではあるが,女性の思想家として現代に新たな視野を投げかけるクララに注
目し,彼女の神学的洞察をより明確に表してゆきたい。
②自然法ということばは,科学が発達した今日においては,受動的にしか受けとられない。自然法は,自由な人間の尊
厳と相いれない,他律の形態をもたらし,歴史的・文化的状況により条件づけられたものと理解されがちである。しかし,
自然法の具体的な適用に関する歴史的背景を考慮に入れ,道徳的生活の人格的・実存的な側面をもっとよく理解する
ならば,自然法の普遍的倫理観を再構築できるであろう。
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
(著 書)
(学術論文)
1. アシジの聖フランシスコの「平和 単 2008年3月
の祈り」の由来
人間生活学研究 第15号 31-52頁
藤女子大学人間生活学部
人間生活学科
(その他)
(学会発表)
過去5年間公表していない研究活動
研究課題: アシジのクララの受肉に関する思想
研究内容 アシジのクララはその師であるフランシスコの霊性を最もよく生きた弟子である。したがって,キリストの受肉に関する思
及び
: 想も全くその通り受け継いでいる。キリストが人となったのは,単に人間を罪から救うためだけではなく,人間となることに
進捗状況 よって神に近いものとするためであり,人間に尊厳を与えるためである。そして,クララはさらに受肉とは,キリストに似たも
のとなることと受け取り,キリストを鏡として自分をその中に映すことを最終的な目標として生きることを目指す。この内容
は,原稿22頁にまとめた。
公表予定: 未定
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 日本宗教学会,日本基督教学会,中世哲学会,日本カトリック神学会,北海道哲学会,北海道基督教学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
<道内>
(地域的連携・貢献)
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
キリスト教科目運営委員会委員,キャリア支援委員会委員,紀要委員会委員,ハラスメント相談窓口相談員,学生相談室相談
員,カトリックセンター員,学校法人藤学園評議員
V
学生支援に関する自己研鑽
2012年11月8日~9日
2012年11月18日~20日
2012年12月5日
全国大学メンタルヘルス研究会主催第34回全国大学メンタルヘルス研究会参加(北海道大
学)
日本学生相談学会主催第50回全国学生相談研修会参加(東京国際フォーラム)
ハラスメント研修会「リスクマネージメントとしてのパワーハラスメント」参加(藤女子大学)
97
所属
人間生活学部
人間生活学科
学位 文学修士(上智大学)
職名 教授
専門分野
障害福祉
氏名
橋
本
伸
大学院における研究指導担当資格
也
有
Ⅰ 教育活動
<学 部> 社会福祉論Ⅱ,ボランティア活動,日常生活活動,加齢と老化,公的扶助論,NPO論,保健医
療福祉論,ソーシャルワーク実習指導Ⅰ・Ⅱ,ソーシャルワーク実習Ⅰ・Ⅱ,個別課題演習,
テーマ研究B,社会福祉演習,卒業研究演習Ⅱ,卒業研究
本年度の主な担当科目
<大学院> 生活福祉学特講Ⅱ(障害と福祉Ⅱ),生活福祉学特講Ⅲ(医療と福祉),生活福祉学演習Ⅰ,
特別研究
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 講義における映像教材の活用
2004年4月
~現在
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 教材の作成
2006年4月
~現在
概
要
担当の福祉系科目について,講義テーマに対応する映像教材を収集編
集し,障害像やニーズ,アプローチなどの理解を図っている。
担当の福祉系科目について,取得を目指す資格の種別と実施回数に合わ
せた講義資料を作成して配付活用している。
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
1) 福祉の現場実習に対する訪問指導 2004年4月
~現在
各種施設で実習中の学生に対して週1回の頻度で訪問指導を行い,実習
計画の進度や到達度に応じた臨地学習の充実を図っている。
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①道内過疎地域におけるセーフティネットづくりのあり方-要介護高齢者が地域生活を継続するために
②障害者の移動における支援拡充のためのニーズ調査
③地域を支えるインフォーマルサービスの可能性についての調査研究
④高齢者・障害者のための感覚刺激フィードバックによる自立支援システムの試験研究
研究内容: ①障害者の移動における支援拡充の為のニーズ調査
(同調査事業報告書(特定非営利活動法人ホップ障害者地域生活支援センター発行,2012年3月)に所収)
障害当事者や家族が自由に地域で活動できる移動支援のあり方を検討するため,国内で先駆的に実施されている外
出支援活動の訪問聴取調査を行った。横浜市障がい者ガイドボランティア事業および関連事業,枚方市福祉移送サー
ビス共同配車事業,大阪市の外出介助支援事業等を選定してサービス提供体制・運営体制・関係機関との連携状況等
を聴取し,地域ニーズの捉え方と支援のシステム化について検討した。
②地域を支えるインフォーマルサービスの可能性についての調査研究
(同調査研究事業報告所(特定非営利活動法人ホップ障害者地域生活支援センター発行,2012年3月)に所収)
障害(児)者の移動について,すべてを公的サービスとして提供することが困難なことから,インフォーマルなサービス
による地域の生活基盤の形成を目ざして,障害当事者や家族のニーズを捉えるためのアンケート調査を行った。就労障
害者を対象に通勤手段および支援者,経費等の実状と問題を,また,通学障害児を対象に通学手段,支援者の実状と
問題を尋ね,現状の課題とインフォーマルサービスのニーズを検討した。
著書・論文等の名称
(著 書)
1. 地域理学療法学(第3版)
(学術論文)
1. 生活教養に基づく社会福祉士
養成
2. 自治体における地域生活移行
支援に関する調査
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
共 2012年1月
医学書院
70-81頁「第3章第1節」
牧田光代編,共著者:渡邊好孝,橋本伸也,他
単 2008年7月
家庭科・家政教育研究
47-56頁
第3号
藤女子大学家庭科・家政
教育研究会
共 2009年3月
ノーマライゼーション推進 3-7頁
会議
◎橋本伸也,白戸一秀
3. 小規模多機能居宅介護事業所 共 2011年3月
の意義と課題-北海道内事業
所のアンケート調査結果から
北海道地域福祉研究第14 59-71頁
巻
◎笹田翔吾,若狹重克,橋本伸也
北海道地域福祉学会
4. 「生活の継続性」をふまえた介
護保険事業の展開(査読付)
北海道地域福祉研究第15 53-63頁
◎浅野葉子,橋本伸也
巻
北海道地域福祉学会
共 2012年3月
98
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
5. ライフスタイルと自覚的疲労が
身体組成へ及ぼす影響(査読
付)
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
共 2012年3月
藤女子大学QOL研究所
紀要 第7巻第1号
45-56頁
◎浅野葉子,阿部絵里奈,木村めぐみ,石郷岡
彰,武田秀勝,橋本伸也
6. 介護老人保健施設の入退所状 共 2012年3月
況と地域における役割(査読
付)
藤女子大学QOL研究所
紀要 第7巻第1号
77-85頁
◎浅野葉子,橋本伸也
7. 介護予防事業における音楽活
動―音楽療法へのアプローチ
共 2012年3月
北星学園大学社会福祉学 21-35頁
部北星論集第49号
竹田秀勝,澤田悦子,角田和彦,福田道代,新
川貴紀,橋本伸也
共 2009年9月
第一法規
(その他)
1. 介護保険サービス事業の経営
実務─追録第57-58号
担当箇所:447-448頁,571-572頁,1804-1807
頁,1824-1825頁,2401-2406頁,2413-2418頁
介護サービス事業研究会編
2. 福祉用具貸与サービスの質的 共 2010年3月
向上及びマネジメント手法に関
する調査研究事業報告書―平
成21年度厚生労働省保健事業
推進費等補助金事業
(社)シルバーサービス振 1-133頁
興会
◎橋本伸也,市川洌,岩上幸弘,他
3. 障害者の移動における支援拡 共 2012年3月
充の為のニーズ調査事業報告
書―2011年度年賀寄附金配分
事業
特定非営利活動法人ホッ 1-17頁
プ障害者地域生活支援セ ◎橋本伸也,中岡良司,竹田保,他
ンター
4. 地域を支えるインフォーマル
共 2012年3月
サービスの可能性についての
調査研究事業報告書―2011年
度日本財団助成事業
特定非営利活動法人ホッ 1-31頁
プ障害者地域生活支援セ ◎橋本伸也,中岡良司,竹田保,他
ンター
5. 座談会 北海道障がい者条例
の意義と課題
共 2012年9月
北海道自治研究第524号 2-20頁
梅井治雄,佐々木周子,橋本伸也,我妻武,佐
藤克廣
6. 介護保険サービス事業の経営
実務─追録第74-78号
共 2012年10月 第一法規
1801-1806頁,1821-1826頁,2401-2408頁,
2421-2424頁
介護サービス事業研究会編
(学会発表)
1. 認知症高齢者の包括的地域支 共 2009年11月 第65回日本公衆衛生学会 藤井智子,橋本伸也,北村久美子,杉山さちよ
援
2. 地域における介護保険事業者 共 2011年6月
間の連携のあり方について-生
活の継続性の視点から
第45回日本作業療法士学 浅野葉子,村田和香,橋本伸也
会
3. 介護老人保健施設利用者の利 共 2011年10月 第42回北海道作業療法学 浅野葉子,橋本伸也
用経路と転帰の実状について
会
4. 移送サービスのニーズと課題
単 2012年9月
2012年度北海道地域福祉
学会全道研究大会
過去5年間公表していない研究活動
研究課題: 道内過疎地域におけるセーフティネットづくりのあり方-要介護高齢者が地域生活を継続するために
研究内容 福祉保健医療等の社会資源が乏しい過疎地域において,フォーマルサービスとインフォーマルサービスが連携した新
及び
: しい包括的な生活支援システムの構築方法の研究を目的に研究会を組織して定期的検討を行ってきている。北海道社
進捗状況 会福祉協議会の調査研究事業(共同研究)として2011年度より組織的に調査研究を進めている。調査はまず,過疎化が
進む道内の5自治体を産業・地勢の特徴を勘案してモデルとして選定し,各種の地勢指標資料や,役場,地域包括支援
センター,社会福祉協議会等の事業データおよび担当者へのヒアリングを通じて社会資源の整備状況と地域サービスの
特性を把握する。次いで,当該地域で生活する要介護高齢者世帯の訪問調査を実施し,生活の継続を可能にするコ
ミュニティや福祉医療の提供体制の特徴や,フォーマルサービスとインフォーマルサービスの活用状況を分析して過疎
地域における生活支援のあり方を検討し,包括的な生活支援システムの構築についての提言を目ざしている。道内4町1
村の訪問調査を終えて結果を集約中である。
公表予定: 2012年度末発行予定の「北海道の福祉」(北海道社会福祉協議会編)に掲載予定。
99
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 日本社会福祉学会,日本地域福祉学会,日本リハビリテーション医学会,日本介護経営学会,日本公衆衛生学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
1987年~現在
2005年~現在
<道内>
2004年~現在
2006年~現在
2006年~現在
2007年~現在
2008年~現在
2011年~現在
2011年~現在
2012年~現在
2012年~現在
2012年~現在
(地域的連携・貢献)
日本地域福祉学会地方部会委員
日本介護経営学会理事
石狩市介護保険事業計画等作成委員会委員(委員長)
石狩市障害者自立支援認定審査会委員
北海道介護給付費等不服審査会委員(会長)
苫小牧市地域包括支援センター運営協議会アドバイザー
札幌市地域リハビリテーション推進協議会委員(副会長)
北海道障がい者が暮らしやすい地域づくり推進本部本部員(兼調査部会委員)
北海道障がい者施策推進審議会委員
北海道障害児通所給付等不服審査会委員(会長)
北海道社会福祉施設整備選定に関する有識者会議委員
北海道障がい者就労支援センター運営委員会委員
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
人間生活学科主任,評議会評議員,人間生活学部カリキュラム委員会委員,人間生活学部自己点検・評価委員会委員,人間
生活学部入試制度検討委員会委員,人間生活学部研究倫理審査委員会委員
V
学生支援に関する自己研鑽
100
所属
学位
人間生活学部
人間生活学科
工学博士(東京大学),
DPLG (Ecole des Beaux-Arts)
職名 教授
専門分野
建築,都市計画,遺産学
氏名
三
宅
理
大学院における研究指導担当資格
一
有
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目
<学 部> スタディスキルズ,キャリアデザイン,プレゼンテーション,世界の生活と文化,フィールドワーク
入門,フィールドワークII,開発政策論,卒業研究演習,卒業研究
<大学院> 人間生活学特講Ⅰ(人間生活学原論),人間生活学演習,特別研究
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) グループワークによるフィールド調 2010年4月
査の実施(スタディスキルズ)
~現在
概
要
花川キャンパスの潜在的資源の発掘を学生の眼を通して行う。
2) 海外研修の実施
2010年~現
在
3週間の地域環境と途上国支援に関するフィールドワーク。
2010年8月 エチオピア・エジプト
2011年8月 エチオピア・トルコ
2012年8月 エチオピア・中国
3) プレゼンテーション技法の教授
2011年4月
~現在
人間生活学科の「プレゼンテーション」科目にて実施。
4) フィールドワーク技法の教授
2011年4月
~現在
人間生活学科の「フィールドワーク入門」科目にて実施,石狩地域のフィー
ルド演習。
5) 東日本大震災に対するボランティア 2011年4月
実践ならびに学生指導
~現在
6) 宮城県女川町における仮設住宅建 2011年8月
設へのボランティア参加ならびに卒 ~2012年3
業研究指導
月
7) 大学院地域演習の教授
2012年6月
~現在
大学院人間生活学専攻の「人間生活学特講」科目にて石狩市厚田区を対
象として海外提携校(サン・カルロス大学)と共同の,地域計画演習を実施。
8) 海外授業の教授
2012年9月
~現在
人間生活学科の「フィールドワークII」科目にてフィリピン・セブ市のサン・カ
ルロス大学にて実施,セブ島の地域計画に関する演習。
2. 作成した教科書,教材,参考書
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
1) 大学祭における学生による発表
2010年10月
2) ホームページで教育実践を公表
藤花祭におけるエチオピアのコーヒーセレモニー実演を通して,海外文化
の実践的解釈を示す。
2010年12月
~現在
3) 公開シンポジウム「東日本大震災と 2011年12月 札幌圏の大学と連携し,学生,教員,市民,公共団体,マスコミ等を対象と
北海道」における学生ポスターセッ
して,被災地支援に対する学生ボランティア活動を発表した。
ションの指導と組織
4) 外国語による授業(講義ならびに演 2012年6月
~現在
習)の導入
海外提携校との共同授業の実施にともなう外国語(英語)での授業を導入,
講義を英語で行うとともに,学生に英語でのプレゼンテーション法を指導。
5) 藤女子大学グローバル・ネットワー
ク・セミナーの組織と指導
藤女子大学学生の海外活動に関するフォローアップと最終発表を提携校
の教員と共同で実施。公開発表会として,学生,教員,市民,公共団体,マ
スコミ等を対象とした。
2012年11月
4. その他教育活動上特記すべき事項
101
Ⅱ 研究活動
②東アジア地域の都市形成に関する比較研究
研究課題: ①北海道地域文化の比較研究
④キリスト教修道院の遺産学的研究ならびに保存修復
③アフリカ紅海沿岸地域の地域計画
⑤都市性/都市史をめぐる日欧共同研究
研究内容: ①北海道地域文化: 厚田地区(厚田・古潭)を対象として江戸期から20世紀に到る集落形成,生活実態等を,古文書・
絵画史料の読解,ヒヤリング,GIS解析等を通して実施。龍澤寺文書等を発掘する。(→日本建築学会にて発表,2012年
6月)
②東アジア地域研究: 韓国・中国と共同で,瀬戸内ならびに釜山周辺の朝鮮通信使遺産の研究を継続(→釜山朝鮮
通信使協議会にて発表,2012年10月),瀋陽の初期清朝遺産ならびに滿洲族遺産の研究(瀋陽建築大学との共同研
究)を継続
③アフリカ紅海沿岸地域の地域計画: ワークショップ型の手法を用いてエチオピア・ティグレ地方の歴史的集落研究(メ
ケレ大学との共同研究)の継続(→日本建築学会2012年8月,国際エチオピア学会2012年11月にて発表),ゴンダール
日本文化館の活用をめぐる文化施設マネージメントの研究を開始
④キリスト教修道院研究: ルーマニアの正教修道院の比較研究(ルーマニア芸術アカデミーとの共同研究),エチオピ
ア・ティグレ地方アセラ・メティラ修道院の研究(メケレ大学との共同研究)の継続(→メケレ大学国際シンポジウム2012年3
月ならびに日本建築学会2012年8月にて発表)
⑤都市性をめぐる日欧比較研究: 国際日本研究センターにおいて都市の歴史性,表象性をめぐ日仏共同研究を継
続,日仏シンポジウム(京都)にて発表(2012年5月),近代産業遺産研究に関し,パリ国立工芸院との共同研究を実施,
日仏陸軍遺産に関して国際産業遺産学会(パリ)にて発表(2012年7月)。
著書・論文等の名称
(著 書)
1. ヌルハチの都
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
単 2009年2月
ランダムハウス講談社
2. 負の遺産で街がよみがえる
単 2009年8月
学芸出版社
3. モルドヴァの世界遺産とその修
復
共 2009年11月 西村書店
4. パリのグランドデザイン―ルイ14 単 2010年3月
世が創った世界都市
中央公論新社
5. 秋葉原は今
芸術新聞社
単 2010年5月
6. サンゴバン―ガラステクノロジー 共 2010年8月
が支えた建築のイノベーション
武田ランダムハウス
担当頁及び編者・共著者名
羽生修二
中島智幸,前島美知子
7. 限界デザイン
単 2011年11月 TOTO出版
8. 監訳 芸術の都パリ大図鑑
共 2012年7月
西村書店
著:ジャン・マリー・ペルーズ・ド・モンクロ
共訳:大野芳材,三宅京子,加藤耕一,田中佳
9. A Study of Military Facility
Planning from the viewpoint of
Technological Transfer from
France to Japan
共 2012月7月
Piccard
in: Robert Carvais, André Guillerme, Valérie Nè
gre, Joël Sakarovich ed. ‘Nuts & Bolts of
Construction History’pp. 457-463
Michiko Maejima
10. フランス・デザイン・クロニクル
(学術論文)
1. 高密度商業地域における暗黙
知としての地域情報共有に関
する研究-秋葉原モバイル実
証実験を通じた地域情報化の
試み―
単 2012年12月 六耀社
共 2008年10月 日本建築学会計画系論文 2275-2280頁
集 第73巻第632号
清水友理,児玉哲彦,渡邊朗子
2. “ Перемещение
単 2010年5月
и редизайн дер
евянных домов
как локальног
о ресурса” ,
Проект байк 98-100頁
ал 2010/23
3. メケレにおける都市計画マス
共 2010年9月
タープランの変遷 その1 イタリ
ア占領期のマスタープラン
日本建築学会学術講演集 403-404頁
F-1
岡崎瑠美
4. メケレにおける都市計画マス
共 2010年9月
タープランの変遷 その1 帝政
期の都市計画
日本建築学会学術講演集 405-406頁
F-1
◎岡崎瑠美
102
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
5. Studies on the Living
Condition and the Housing
Problem in Central Gondar,
Ethiopia
共 2011年3月
藤女子大学紀要 第48号 23-33頁
(第Ⅱ部)
Rumi Okazaki, Moe Hirohara
6. 日韓共同遺産としての朝鮮通
信使遺産の保存活用
単 2011年3月
人間生活学研究 第18号 19-24頁
藤女子大学人間生活学部
人間生活学科
7. 札幌藤高等女学校創立期の寄 共 2011年6月
宿舎の設計プロセスに関する研
究-M.R.ヒンデルによる設計図
面について
日本建築学会北海道支部 495-498頁
研究報告集 (84)
◎松下瑛美
8. A Study on the Exploitation of
Fishery and Fishermen’s
Settlement in Hokkaido -1,
Transformation of Kotan and
Oshorkot in Edo Era
共 2011年8月
Tsinghua University
9. Urbanization ofTraditional
Settlement in Mekele, Ethiopia
共 2011年8月
10. A Study on the Relief System
for the Evacuees after the
Earthquake and Tsunami off
the Pacific Coast of Tohoku in
2011 (1), Set-up and
Management of Evacuation
facilities
共 2011年8月
Proceedings of InterUniversity Seminar on
Asian Megacities
共 2011年8月
Tsinghua University
Proceedings of InterUniversity Seminar on
Asian Megacities
Tsinghua University
Proceedings of InterUniversity Seminar on
Asian Megacities
13. A Study on the Relief System
共 2011年8月
for the Evacuees after the
Earthquake and Tsunami off
the Pacific Coast of Tohoku in
2011 (4), Relief Activity for
Evacuees from remote Area
and its Disturbing Factors from
the view-point of PublicVolunteer Partnership
14. A Study on the Relief System
for the Evacuees after the
Earthquake and Tsunami off
the Pacific Coast of Tohoku in
2011 (5), Phase-based
Classification of the Spatial
Usage inside the Evacuation
Site
Tsinghua University
Proceedings of InterUniversity Seminar on
Asian Megacities
11. A Study on the Relief System
共 2011年8月
for the Evacuees after the
Earthquake and Tsunami off
the Pacific Coast of Tohoku in
2011 (2), Installation of a Paper
Tube Partition System for the
Evacuation Facility
12. A Study on the Relief System
for the Evacuees after the
Earthquake and Tsunami off
the Pacific Coast of Tohoku in
2011 (3), Usage of Paper Tube
Partition System bu Evacuees
in Yamagata
Tsinghua University
Proceedings of InterUniversity Seminar on
Asian Megacities
共 2011年8月
Tsinghua University
Proceedings of InterUniversity Seminar on
Asian Megacities
singhua University
Proceedings of InterUniversity Seminar on
Asian Megacities
103
61-70頁
◎Yuka Tonozaki, Akimi Matsushitab, Miho
Yoshikawac, Akemi Nakayamad
135-143頁
◎Nobihiro Shimizu, Rumi Okazaki, Hiroto
Kobayashi
15-21頁
◎Yoshinori Harano, Akimi Matsushita, Nahoko
Wada
22-28頁
◎Yasunori Harano, Nahoko Wada, Shigeru Ban
29-40頁
◎Nahoko Wada, Yasunori Harano, Shigeru Ban
41-51頁
◎Akimi Matsushita, Yui Ichioka, Akiko Kimura
52-60頁
◎Minori Aoyama, Yasunori Harano, Nahoko
Wada, Shigeru Ban, Yasushi Ikeda
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
15. 札幌藤高等女学校創立期の校 共 2011年8月
舎の設計と施工に関する研究
その1—M.R.ヒンデルによる
基本設計図面について—
日本建築学会学術講演梗 383-384頁
概集F−2
◎松下瑛美
16. メケレ成立期における初期伝統 共 2011年8月
住居のタイポロジーに関する研
究(その1) エチオピア歴史地
区における基礎研究 その8
日本建築学会学術講演梗 ◎清水信宏,真野洋平,岡崎瑠美,樋口諒,小
概集F−2
林博人
17. メケレ成立期における初期伝統 共 2011年8月
住居のタイポロジーに関する研
究(その2) エチオピア歴史地
区における基礎研究 その9
日本建築学会学術講演梗 ◎岡崎瑠美,清水信宏,樋口諒,真野洋平,小
概集F−2
林博人
18. アシラメティラ修道院旧聖堂の
復原的研究 エチオピア中世
教会建築研究 その9
共 2011年8月
日本建築学会学術講演梗 ◎樋口諒,真野洋平,清水信宏,岡崎瑠美
概集F−2
19. エチオピア正教エスティファノス 共 2011年8月
派修道院の立地と空間形式に
関する研究 エチオピア中世教
会建築研究 その10
日本建築学会学術講演梗 ◎真野洋平,清水信宏,岡崎瑠美,樋口諒
概集F−2
20. A Study on the Trading Routes 共 2012年3月
Connecting the Red Sea and
Ethiopia as Serial Heritages
藤女子大学紀要 第49号 23-38頁
(第Ⅱ部)
Rumi Okazaki
21. A Study on the Living
Environment of Harar Jogol,
Ethiopia
共 2012年5月
Journal of Architecture
951-957頁
and Planning, Vol. 77, No. ◎Rumi Okazaki
674,
22. 미아키하바라
単 2012年6月
「살고 싶은 도시 100 」,
University of Tokyo,
Shinwon Agency Co.ltd.
Seoul,
23. 蝦夷地運上屋の立地と配置に
関する研究 その1 厚田場所
を巡って
共 2012年6月
日本建築学会北海道支部 359-362頁
研究報告集 85巻
◎外崎由香
24. 蝦夷地漁場開発と集落形成に
関する研究―厚田場所におけ
る土地利用の復元―
共 2012年8月
日本建築学会学術講演梗 433-434頁
概集F2
◎外崎由香
(その他)
1. シトー会修道院と東方地域
単 2010年7月
建築と社会 2010年7月号 22-23頁
(学会発表)
1. Relocation of Wooden Houses
単 2010年2月
イルクーツク工科大学
2. Parallel Nippon
単 2010年3月
アールト大学,ヘルシンキ
3. Changing Map of the World
単 2010年5月
アナドール大学,イスタン
ブール
4. Rénovation urbaine
単 2010年9月
d'Akihabara et Nouveau centre
d'Otaku
CNRS,Tokyo
104
442-443頁
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 日本建築学会他
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
1995年~現在
2000年~現在
2000年~現在
2004年~現在
2008年~現在
2009年~現在
2009年~現在
2011年~現在
2011年~現在
2011年~現在
<道内>
フランス大使館給費留学生審査員
フィンランドセンター顧問
都市化研究公室理事
日本建築学会建築博物館委員(幹事)
日本エチオピア協会理事
日本イコモス国内委員会理事
防衛省施設整備有識者アドバイザー
日仏工業技術会常務理事
日本建築家協会JIA大賞審査委員
陸上自衛隊オピニオンリーダー
(地域的連携・貢献)
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
副学長,部長会議構成員,評議会評議員,自己点検・評価委員会委員,大学戦略会議構成員,学校法人藤学園評議員
V
学生支援に関する自己研鑽
105
所属
人間生活学部
人間生活学科
修士(社会福祉学)(北星学園
学位 大学)
職名 教授
専門分野
高齢者福祉,
ソーシャルワーク方法論
氏名
若
狹
重
大学院における研究指導担当資格
克
無
Ⅰ 教育活動
<学 部> ソーシャルワーク論Ⅰ・Ⅵ,ソーシャルワーク演習Ⅱ,ソーシャルワーク実習指導Ⅰ,ソーシャル
ワーク実習Ⅰ,ソーシャルワーク実習指導Ⅱ,ソーシャルワーク実習Ⅱ,テーマ研究B,社会福
本年度の主な担当科目
祉演習・卒業研究Ⅱ,卒業研究
<大学院> 生活福祉学特講Ⅰ(障害と福祉Ⅰ),生活福祉学特講Ⅲ(医療と福祉)
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 講義におけるビデオ教材の活用
2006年4月
~現在
2) 卒業研究演習における実践現場の 2006年4月
視察(準備として視察先の情報収 ~現在
集,ヒアリング内容の整理,報告書
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 各講義におけるレジュメ及び教材の 2006年4月
研究開発
~現在
概
要
講義においては単元のテーマに関連する内容のビデオ視聴をおこない,
いっそうの理解を促している。
演習では,ソーシャルワークスキルに関するビデオ視聴をおこない,ロール
プレイ等の学習に役立てている。
学生の要望や演習の内容に照らして保健・医療・福祉の実践現場を選び
視察を実施している。その中で,特にソーシャルワーカーの業務に焦点を当
て,現任のワーカーからの講義およびヒアリング等を位置づけている。
テキストの他に毎回講義内容の要点を整理したレジュメを配布している。こ
れは,学生が学習ノートを作成する際の基本的情報になるとともに,各自が
講義内容を振り返る教材としての位置づけをしている。
2) 社会福祉援助技術現場実習報告集 2007年3月
Vol.4
2006年度の社会福祉援助技術現場実習の「実習報告書」について,学生
に編集作業の指導を行い作成した。
3) 社会福祉援助技術現場実習報告集 2008年3月
Vol.5
2007年度の社会福祉援助技術現場実習の「実習報告書」について,学生
に編集作業の指導を行い作成した。
4) 高齢者のための心理学
(保育出版社)
2008年4月
高齢者心理学や関連する専門分野を総合的に紹介し,主な研究方法につ
いて紹介している本書の「高齢者と地域環境を分担執筆した。高齢者にとっ
ての身近な地域環境の対人的な関係性について述べた。また,トピックスと
して高齢者が地域で活用できる資源「ミニデイサービス」を紹介した。
小林芳郎編著
若狹重克他32名
5) 高齢社会の老人福祉
(保育出版社)
2009年3月
老人福祉に対する多角的なアプローチにより,学生が自分なりの理論が持
てるように,また実践への意欲を抱いていけることを意図した本書において,
「ケアマネジメントと地域福祉」「社会福祉援助技術の体系」「トピックス」を分
担執筆した。
水野喜代志編著
6) 現代社会と福祉
(久美出版)
2009年3月
現代社会における福祉制度の意義や理念,福祉の原理をめぐる理論と哲
学,福祉政策におけるニーズと資源等について整理している本書において,
「資源の概念」を分担執筆した。
川村匡由他編著
若狹重克他12名
7) 社会保障
(久美出版)
2009年3月
現代社会における社会保障制度の課題,社会保障の概念や対象及びそ
の理念,社会保障の体系と概要等について整理している本書において,「年
金保険制度の概要」を分担執筆した。
川村匡由編著
若狹重克他12名
8) 社会福祉援助技術現場実習報告集 2009年3月
Vol.6
2008年度の社会福祉援助技術現場実習の「実習報告書」について,学生
に編集作業の指導を行い作成した。
9) 社会福祉援助技術現場実習報告集 2010年1月
Vol.7
2009年度の社会福祉援助技術現場実習の「実習報告書」について,学生
に編集作業の指導を行い作成した。
10) 現代社会と福祉(第2版)
(久美出版)
2011年3月
現代社会における福祉制度の意義や理念,福祉の原理をめぐる理論と哲
学,福祉政策におけるニーズと資源等について整理している本書において,
「資源の概念」を分担執筆した。
川村匡由他編著
若狹重克他12名
106
教育実践上の主な業績
11) 社会保障(第2版)
(久美出版)
年月日
概
要
2011年3月
現代社会における社会保障制度の課題,社会保障の概念や対象及びそ
の理念,社会保障の体系と概要等について整理している本書において,「年
金保険制度の概要」を分担執筆した。
川村匡由編著
若狹重克他12名
12) 社会福祉実習「実習コンピテンス・ア 2011年3月
セスメント」及び「知識試験問題集」
の作成
北海道ブロック社会福祉実習研究協議会(社団法人日本社会福祉士養成
校協会北海道ブロック,社団法人日本社会福祉教育学校連盟北海道ブロッ
ク)の実習前教育システムワーキンググループのメンバーとして,OSCE及び
CBT用の実習コンピテンスの検討を行い,アセスメントシート及び問題修を作
成した。
13) 現代の社会福祉
(中央法規)
本書は,現代社会における社会福祉のありかたを模索している。そのなか
で,「現代社会の変化と社会福祉」を分担執筆し,わが国の少子高齢社会の
現状,現代家族の動向及び現代の社会的不平等について示すとともに,そ
れらへの社会福祉課題述べた。
鈴木幸雄編著
若狹重克他12名
2012年4月
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
1) 社会福祉分野における現場実習
2006年4月
(ソーシャルワーク実習Ⅰ・Ⅱ)にお ~現在
ける実習先への訪問による指導の
実施
学生の実習期間に週1回の頻度で実習先を訪問し,学生の個別実習課題
の進捗状況の確認や実習内容に関する指導を行っている。また,実習先の
指導者との学生の指導に関する調整等を行っている。
2) 実習前評価システム検討委員会報 2008年11月 社会福祉実習に向けて学生に求められる「実習コンピテンス」を整理し,実
習教育の過程において評価する「実習前コンピテンス・アセスメント」シートを
告書(北海道ブロック社会福祉実習
整理した。
研究協議会)
3) 石狩翔陽高校(高大連携)講師
2008年12月
平成20年度高大連携事業の「福祉概論」の授業において,「社会福祉にお
けるコミュニケーション」「ソーシャルワークの価値と倫理」をテーマに講義を
行った。
4) 石狩翔陽高校(高大連携)講師
2009年8月
平成21年度高大連携事業の「福祉概論」の授業において,「ソーシャル
ワークとは何か~専門的な考え方と専門職」をテーマに講義を行った。
5) 平成21年度学問別研究会
(苫小牧南高校)
2009年9月
高校2,3年生を対象とする,将来目指す学問や興味のある進路について
研究する「学問別研究会」において,「社会福祉専門職とは~ソーシャル
ワークの専門的な考え方」というテーマで講義を行った。
6) 北見藤女子高等学校(高大連携)講 2010年8月
師
ヴェリタス教室(学校適応指導教室)を開設している当該校の教職員研修
会において,「スクールソーシャルワークに期待されること―その機能と役割」
をテーマに講義を行った。
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①地域包括支援センターの機能強化
②高齢者の地域ケアと支援システム
③地域におけるケアマネジメントシステム構築に関する研究
研究内容: ①「地域包括ケア研究会」が指摘する「2025年の高齢者介護」に向けての地域包括支援センター機能強化のの視点を
整理するとともに,北海道の自治体における実践例を検討しネットワーク構築や保険者機能のありかた及び支援システム
構築の観点からのい実践課題を示した。
②高齢者の地域生活支援をめぐって,地域におけるアウトリーチの手法確立,地域アセスメントの実施,ネットワーキング
の在り方について検討し,地域包括支援センターの地域における総合的なマネジメント機関としての方向性を示した。
③地域包括支援センターによる地域ネットワークについて,「ニーズ発見機能」「相談連結機能」「支援機能」「予防機能」
の観点から検討し,ヒアリング調査の結果,「予防機能」の側面でのネットワーク構築が不十分であることを示した。また,
今後期待されるネットワーク構築の手法が「住民参加のまちづくり方式」であることを示した。
107
著書・論文等の名称
(著 書)
1. 高齢者のための心理学
(再掲)
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
共 2008年4月
保育出版社
「高齢者と地域環境」(107-109頁),
トピックス8「ミニデイサービス」116頁
小林芳郎編著
若狹重克他32名
2. 高齢社会の老人福祉―理論と
実践を楽しく学ぼう―
(再掲)
共 2009年3月
保育出版社
「ケアマネジメントと地域福祉」(153-155頁),「社
会福祉援助技術の体系」(188-189頁),「トピック
ス」(147頁)
水野喜代志編著
若狹重克他40名
3. 現代社会と福祉
(再掲)
共 2009年3月
久美出版
「資源の概念」(114-123頁)
川村匡由他編著
若狹重克他12名
4. 社会保障
(再掲)
共 2009年3月
久美出版
「年金保険制度の概要」(146-153頁)
川村匡由他編著
若狹重克他12名
5. 現代社会と福祉(第2版)
(再掲)
共 2011年3月
久美出版
「資源の概念」(114-123頁)
川村匡由他編著
若狹重克他12名
6. 社会保障(第2版)
(再掲)
共 2011年3月
久美出版
「年金保険制度の概要」(146-153頁)
川村匡由他編著
若狹重克他12名
7. 現代の社会福祉
(再掲)
共 2012年4月
中央法規
「現代社会の変化と社会福祉」(1-16頁)
鈴木幸雄編著
若狹重克他12名
(学術論文)
1. 新人社会福祉士の現場実践能 共 2008年3月
力に関する考察─老人福祉施
設におけるコンピテンスの検討
を通して─(査読付)
63-77頁
高齢者問題研究 No.24
北海道高齢者問題研究協 越石全,栗田克実,松本剛一,福島義典,瀬戸
雅嗣,若狹重克
会
2. 総合相談業務の現状と課題─
北海道における地域包括支援
センターの活動実態調査から
─(査読付)
単 2008年3月
北海道地域福祉研究 第
11巻
北海道地域福祉学会
27-37頁
3. 高齢者を支える地域支援ネット
ワークの構築に向けて―北海
道地域包括支援センター調査
から―
共 2008年3月
人間福祉研究No.11
北翔大学
65-79頁
西浦功,久末久美子,中村康子,若狹重克,飯
島紀子
4. 高齢者施設・機関における社会 共 2009年3月
福祉士の実践力の検討─ミニ
マムスタンダードの実践行動の
検討を通して─(査読付)
高齢者問題研究 No.25
15-28頁
北海道高齢者問題研究協 越石全,栗田克実,松本剛一,福島義典,瀬戸
会
雅嗣,若狹重克
5. 介護労働者における介護保険
法改正の影響と介護現場の変
容─訪問介護事業所,通所介
護事業所,特別養護老人ホー
ムにおける介護労働者の調査
から─
共 2009年3月
北海道高齢者問題研究協 41-82頁
会
永田志津子,若狹重克,力徳キヨ子
6. 地域ケアにおけるネットワーク
構築―地域包括支援センター
の調査から―(査読付)
単 2011年3月
藤女子大学QOL研究所
紀要 第6巻第1号
81-89頁
7. 小規模多機能居宅介護事業所 共 2011年3月
の意義と課題―北海道内事業
所のアンケート調査結果から―
(査読付)
北海道地域福祉研究 第
14巻
北海道地域福祉学会
59-71頁
笹田翔吾,若狹重克,橋本伸也
108
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
(その他)
1. 北海道における地域包括支援
センターの活動実態調査報告
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
共 2008年3月
北方圏学術情報研究所
担当頁及び編者・共著者名
久末久美子,中村康子,西浦功,若狹重克,飯
島紀子
2. 介護保険制度改正後の介護現 共 2009年3月
場の再編過程に関する研究
─制度の持続可能性の追求と
介護の社会化は両立するか─
北海道高齢者問題研究協 米本秀仁,永田志津子,白戸一秀,笹谷春美,
会
若狹重克他10名
3. 地域包括支援センターの機能
強化に向けて
共 2009年3月
北海道地域包括・在宅介 ◎若狹重克,三浦道子,東啓二,石崎剛,酒本俊
護支援センター協議会・ 司,竹田良一
機能強化委員会
4. 地域包括支援センターの機能
強化に向けて~考察と提言~
共 2010年8月
北海道地域包括・在宅介 ◎若狹重克,石崎剛,東啓二,平田麻紀子
護支援センター協議会・
機能強化委員会
単 2011年3月
北海道地域福祉学会定例
研究会
(学会発表)
1. 地域包括支援センターの機能
強化とこれからの展開
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
日本社会福祉学会,日本地域福祉学会,日本ソーシャルワーク学会,日本介護福祉学会,日本ケアマネジメント学会,
日本老年社会科学会,北海道地域福祉学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
所属学会
<道内>
2006年4月~現在
2007年4月~現在
2007年7月~現在
2007年8月~2012年12月
2008年8月~現在
2009年2月~現在
2009年10月~現在
2010年10月~現在
2010年11月~現在
2011年10月~2012年3月
2012年5月~現在
(地域的連携・貢献)
石狩市社会福祉審議会委員
北海道地域福祉生活支援センター契約締結審査会委員(北海道社会福祉協議会)
福祉サービス第三者評価決定委員会委員長(北海道社会福祉協議会)
社会福祉法人藤の園第三者委員
スクールソーシャルワーカー活用事業エリア・スーパーバイザー(北海道教育委員会)
高齢者福祉バス運営委員会委員長(札幌市社会福祉協議会)
社会福祉法人ほくろう福祉協会理事
北見藤女子高等学校スクールソーシャルワークスーパーバイザー(高大連携事業)
北海道介護予防・地域包括ケア市町村支援委員会委員(北海道保健福祉部)
札幌市24時間地域巡回型訪問サービスモデル事業検討委員会委員(札幌市在宅福祉サービ
ス協会)
地域包括支援センター職員等カリキュラム検討委員会(北海道保健福祉部)
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
評議会評議員,入試部委員
V
学生支援に関する自己研鑽
109
所属
人間生活学部
人間生活学科
職名 教授
専門分野
学位 水産学博士(北海道大学)
地球環境科学
乗
氏名
木
新 一 郎
大学院における研究指導担当資格
有
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目
<学 部> 自然環境論,生活環境論,環境科学,環境と化学,地域環境演習,卒業研究演習Ⅱ
<大学院> 生活環境学特講Ⅲ(生活環境論)
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) スライドなど視聴覚教材を活用した 2010年4月
授業の展開
~現在
2) DVDを活用した授業の展開
2011年4月
~現在
概
要
講義はスライドと板書を併用して行っている。講義の資料はプリントして配
布してしているが,ポイントとなる字句を「空欄」にして,学生に書きこませるよ
うに工夫している。新聞記事なども活用している。解りやすいとの評価を得て
いる。
講義内容を補助する為に必要に応じてDVDを活用している。
2. 作成した教科書,教材,参考書
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
Ⅱ 研究活動
研究課題: 科学的視点にたった地球環境の現状解析と問題点の整理
研究内容: 石狩湾の海底堆積物(泥)の化学分析を行い,第二次世界大戦後の,環境変化を解析した。
著書・論文等の名称
(著 書)
1. 海底堆積物に残された記録
―石狩湾の海底泥の分析を通
して
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
共 2012年
(学術論文)
1. Time-series of carbonate
共 2008年
system variables off Otaru
coast in Hokkaido, Japan(査読
付)(被引用数1)
担当頁及び編者・共著者名
藤女子大学人間生活学部 91-107頁
公開講座シリーズ第Ⅰ巻: 阿部包監修
はまなす×いそこもりぐも
@石狩浜
Estuarin Coastal Shelf
Science 79巻
377-386頁
◎Ai Sakamoto, Yutaka Watanabe, Masao
Ozawa, Kazuo Kido, Shinichiro Noriki
911-923頁
◎Shigeyoshi Otosaka, Takayuki Tanaka,
Orihiko Togawa, Hikaru Amano, E.V. Karasev,
Masayuki Minakawa,Shinichiro Noriki
2. Deep sea circulation of
particulate organic carbon in
the Japan Sea(査読付)(被引
用数6)
共 2008年
Journal of Oceanography
64巻
3. Size dependent of iron
solubility of Asian mineral dust
particles(査読付)(被引用数
16)
共 2009年
◎Atsushi Ooki, Jun Nishioka, Tsuneo Ono,
Journal Geophysical
Research,114,D032202,do Shinichiro Noriki
i:10.1029/2008JD010804
4. 東京湾から外洋への粒子移動
(査読付)
単 2009年
海洋化学研究 22巻
56-60頁
5. Anthropogenic Pb in settling
pariculate matter in the
Northwestern Pacific examined
using stable isotopes of Pb(査
読付) (被引用数1)
共 2010年
Journal of Oceanography
66巻
117-132頁
◎Daisuke Magaoka, Masahito Shigemitsu,
Masao Minagawa, Shinichiro Noriki
110
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
6. Sediment trap record of
alkenones from the East
Sea(Japan Sea)(査読付)(被引
用数1)
共 2011年
Organic Geochemistry 42 255-261頁
巻
◎Kyung Eun Lee, Boo-Keun Khim, Shigeyoshi
Otosaka, Shinichiro Noriki.
7. Dissolved methane distribution
in the South Pacific and the
Southern Ocean in austral
summer(査読付)
共 2011年
Journal of Geophysical
Research-Oceans,
116,C07008
共 2008年6月
AOGS 5th Annual General ◎乙坂重嘉,奥 俊輔,南 秀樹,皆川昌幸,乗
Meeting
木新一郎
(Busan,Korea)
C07008(9頁)
◎Yoshida Osamu, Inoue Hisayuku Y,
Watanabe Shuichi, Suzuki Koji, Noriki
Shinichiro
(その他)
(学会発表)
1. Decadal change of particulate
flux in the Japan Sea/East Sea
2. 生体系モデルを用いた沈降粒 共 2008年9月
子中窒素安定同位体比の季節
変動解析
2008年度日本地球化学第 ◎重光雅仁,山中康裕,渡邉豊,前田亘宏,乗
55回年会
木新一郎
(東京)
3. 生物起源ケイ酸塩のアルカリ抽 共 2008年9月
出測定法における試料量と抽
出溶液比の決定
2008年度日本海洋学会秋 ◎前田亘宏,乗木新一郎,成田尚史
季年会
(広島)
4. 沈降粒子から見た物質循環
~西部太平洋と日本海~
単 2008年12月 第11回水圏環境解析セミ
ナー
(京都)
5. 日本海におけるBa粒子束
~Baexの水平輸送について~
共 2009年9月
2009年度日本地球化学会 ◎奥俊輔,乙坂重嘉,皆川昌幸,南秀樹,乗木
第56年会
新一郎
(広島)
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 日本分析化学会,日本海洋学会,日本地球化学会,日本環境化学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
<道内>
2010年~現在
2011年~現在
(地域的連携・貢献)
日本分析化学会北海道支部参与
石狩市環境審議会副会長
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
V
学生支援に関する自己研鑽
111
所属
人間生活学部
人間生活学科
学位 博士(教育学)(東北大学)
職名 准教授
専門分野
比較教育学
氏名
伊
井
義
大学院における研究指導担当資格
人
無
Ⅰ 教育活動
<学 部> 教育原理,教育課程研究,教育制度論,総合演習,特別活動,教育実習ⅠA・B,卒業研究演習
本年度の主な担当科目 <大学院>
人間生活学特講Ⅱ(生活と教育)
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 小課題を通した,学生対応の実施 2008年4月
~現在
2) ブログやfacebookを通した学生対応 2008年4月
の実施
~現在
概
要
学生の質問・講義への感想を把握することを目的として,毎回学生には小
課題を書いてもらっている。質問への対応は,次回の講義で速やかに行うよ
う心掛けている。
講義や教育時事に関連した情報を迅速に学生に伝えることを目的として,
ブログやfacebookのコミュニティを通して,学生との討議や質問対応を実施し
ている。
2. 作成した教科書,教材,参考書
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
Ⅱ 研究活動
研究課題: 学校教育における「平等」とは何かと,研究課題として設定している。特に,今年度から遠隔地域と都市部,地方部にある
学校間の教育活動の差異に関心を持ち,研究を進めている。
研究内容: オーストラリアと日本を事例としながら,遠隔地と都市部の学校教育の成果や機会の比較検討を行なっている。そして,
可能な限り,学校を訪問し,生徒や教員からフォーマル・インフォーマルな形で,現状に関する情報を提供してもらい,そ
れを研究に役立てている。
単著・ 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
共著の
著書・論文等の名称
担当頁及び編者・共著者名
の年月
別
発表学会等の名称
(著 書)
1. 教育人間科学の探究
共 2011年1月 学文社
91-107頁
編著者:池田稔記念論集編集委員会
2. オーストラリアの教育改革:21世 共 2011年4月
紀型教育立国への挑戦
(学術論文)
1. オーストラリアにおける「特別活
動」に関する一考察
─クイーンズランド州,トレス海
峡島嶼地域における現状を中
心として─
共 2008年3月
2. キャリア教育の指導力育成にむ 共 2008年3月
けた教職に関する科目「特別活
動」の内容・方法の検討
3. オーストラリア・トレス海峡島嶼
民を対象とした教育政策─連
邦レベルの政策との関係性を
視点として─
学文社
29-52頁
編著者:佐藤博志
北海道文教大学論集 第9 25-41頁
青木麻衣子
号
北海道文教大学
人間生活学研究 第15号 1-11頁
藤女子大学人間生活学部 高瀬淳,大矢一人
人間生活学科
共 2008年12月 オーストラリア研究紀要
141-159頁
第34号 追手門学院大学 青木麻衣子
オーストラリア研究所
4. トレス海峡島嶼地域における
共 2009年3月
「教育」・「学校」観の変容─教
育政策及びメディアの言説分析
から分かること
オーストラリア研究 第22
号
オーストラリア学会
112
95-111頁
青木麻衣子
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
5. 全国学力調査に関する公表
データから見る日豪「学力観」
の相違
共 2009年3月
藤女子大学紀要 第46号 1-10頁
(第Ⅱ部)
青木麻衣子
6. オーストラリア・トレス海峡島嶼
地域における「教育」─「システ
ム」としての教育と「文化」として
の教育─
単 2009年3月
人間生活学研究 第16号 1-19頁
藤女子大学人間生活学部
人間生活学科
7. 介護等体験実施から10年を経 共 2009年3月
過して─その総括と今後の課題
藤女子大学QOL研究所
紀要 第4巻第1号
8. 「ゆとり教育」からの針は,振れ 単 2009年7月
たのか,ふれなかったのか~新
学習指導要領の方向性を考え
る~
11-19頁
家庭科・家政教育研究
第4号
藤女子大学家庭科・家政
教育研究会
9. 『トレス・ニュース』における学校 共 2010年3月
教育の表象―モノとしての地域
メディア
研究談叢:比較教育風俗 151-167頁
第11号
青木麻衣子
10. モノ・コトとしての学校再考―ト
レス海峡島嶼民にとって「異な
る」ものとしての学校
17-25頁
大矢一人
共 2011年3月
研究談叢:比較教育風俗 143-159頁
第12号
青木麻衣子
11. オーストラリア・木曜島に渡った 共 2012年3月
日本人の足跡を追う : 藤井富
太郎氏の生涯から考える
藤女子大学紀要 第49号 1-9頁
(第Ⅱ部)
青木麻衣子
12. オーストラリアにおける教員の
単 2012年3月
資質向上への取り組みに関す
る一考察 : クイーンズランド州を
事例として
藤女子大学QOL研究所
紀要 第7巻第1号
13. 家庭科教育は,誰が担っている 単 2012年7月
のか? : 北海道の公立中学校に
おける家庭科担当教員の配置
状況から
家庭科・家政教育研究
15-27頁
第7号
藤女子大学家庭科・家政
教育研究会
14. 社会的包摂を目的とした先住
単 2012年12月 オセアニア教育研究 第
民教育政策―これまでの政策と
18号
の共通点と相違点―
(その他)
1. オーストラリアにおける先住民
単 2011年7月
教育政策―社会的公正理念の
変容―
57-66頁
19-32頁
博士学位申請論文(東北 全218頁
大学大学院教育学研究
科)
2. 教育機関に対する消費者意識
の一側面―オーストラリアにお
ける出版業界の動向から―
単 2011年7月
オセアニア教育研究 第
17号
オセアニア教育学会
39—44頁
3. 全国的なスタンダードを伴う
AITSLの取り組み(現職教員の
資質能力向上への取り組み⑬
―オーストラリア編―
単 2012年2月
週刊教育資料 No.1195
日本教育新聞社
22-23頁
4. 学校教員を対象とした多様な研 単 2012年2月
修―クイーンズランド州の事例
より―(現職教員の資質能力向
上への取り組み⑭―オーストラ
リア編―
週刊教育資料 No.1197
日本教育新聞社
22-23頁
5. 藤女子大学と厚田中学校との 共 2012年3月
学習支援連携 : 実施初年度の
現状,課題そして将来的展望
人間生活学研究 第19号 山村健史,反保遙,鈴木遙,浦川智帆,平鍋
藤女子大学人間生活学部 舞,岩崎遙,西川絵梨
人間生活学科
113
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
6. 比較教育学事典
共 2012年6月
7. 社会的公正を重視した才能教
育の展開(才能教育先進国の
取り組み(9)オーストラリア編
(上))
共 2012年11月 週刊教育資料 No.1233
日本教育新聞社
22-23頁
8. 生徒の多様性に配慮した才能 共 2012年12月 週刊教育資料 No.1233
教育(才能教育先進国の取り組
日本教育新聞社
み(10)オーストラリア編(下))
22-23頁
(学会発表)
1. オーストラリア・新労働党政権下 単 2008年6月
における教育政策
2. 『トレス・ニュース』における「教 共 2008年8月
育」表象─オーストラリアの先住
民教育政策に果たすメディアの
役割─
東信堂
アボリジニの教育,先住民教育,マオリの教育を
担当
(執筆者全333名)
日本比較教育学会第44回
大会
日本教育学会第67回大会 青木麻衣子
3. オーストラリア,トレス海峡島嶼 共 2008年11月 東北亜細亜文化学会第17 青木麻衣子
地域における「教育観」の形成
回大会
─日系移民・日系人を視点とし
て─
4. 全国学力調査に関する公表
データから見る日豪「学力観」
の相違
共 2008年12月 オセアニア教育学会第12 青木麻衣子
回大会
5. オーストラリアにおける国家教
育指針の変遷
単 2009年6月
日本比較教育学会第45回
大会
6. オーストラリアにおける学力向
上政策と教育改革
単 2009年8月
日本教育学会第68回大会
7. 多文化国家オーストラリアの教 共 2009年10月 東北亜細亜文化学会第19 青木麻衣子
育における格差と差異─アジア
回大会
人留学生に視点をあてて─
8. オーストラリアの教育行政
単 2009年12月 オセアニア教育学会第13
回大会
9. Social Equity in National
Achievement Test: From the
Cases of Japan and Australia
単 2010年6月
The 13th World Congress
of Comparative Education
Societies
10. 連邦政府主導の教育政策への 単 2010年6月
流れ:オーストラリア労働党政権
との関連を視点として―
日本比較教育学会第46回
大会
11. Learning outcomes of
Indigenous Students in (inter)
national Tests
単 2010年11月 The 7th Comparative
Education Society of Asia
Biennial Conference 2010
12. 教育行政
単 2010年12月 オセアニア教育学会第14 シンポジウム「オーストラリアの教育改革」の一部
回大会
13. オーストラリア・木曜島に渡った 共 2011年5月
日本人の足跡を追う―藤井富
太郎の生涯から考える―
東北亜細亜文化学会第22 青木麻衣子
回大会
14. オーストラリア先住民教育政策
における社会的公正理念を巡
る葛藤―教育提供者,被提供
者の視点から―
日本比較教育学会第47回 青木麻衣子
大会
共 2011年6月
114
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
15. オーストラリア木曜島の最後の 共 2011年9月
日本人ダイバー藤井富太郎:子
ども達の記憶からたどる父親の
足跡
担当頁及び編者・共著者名
オーラルヒストリー学会第9 青木麻衣子
回研究大会
16. オーストラリアの教育行政研究
の立場から
単 2011年11月 オセアニア教育学会第15 シンポジウム「オセアニア教育研究のこれから—
回大会
研究方法をめぐって」の一部
17. へき地指定校における学校教
育の現状と課題
単 2012年6月
東北亜細亜文化学会第24
回大会
西安西北政法大学(中国)
18. オーストラリア・トレス海峡島嶼
地域の先住民主導による教育
改革―成果への責任と自治意
識―
単 2012年6月
日本比較教育学会第48回
大会
九州大学
19. Unequal environment and
educational achievement in
remote and urban schools from
the cases in Japan and
Australia
単 2012年7月
Comparative Education
Society of ASIA, 8th
Biennial Conference,
Chulalongkorn University,
Bangkok, Thailand
過去5年間公表していない研究活動
研究課題: 北海道の学校教育に関するオーラルヒストリーの収集
研究内容 1940年代~50年代にかけての北海道における国民学校や旧制中学校・新制高等学校(初期)に就学していた70~80
及び
: 歳代の方々にインタビューを実施し,彼・彼女らの教育経験を収集している。いずれは,それらを整理し,制度史では見
進捗状況 えてこない,学校文化を公表したいと考えている。
公表予定: 今のところは特に見通しは立っていない。いずれは,学部のゼミ生にも保護者や祖父母に対して,オーラル・ヒストリー
の収集を,研究調査の一貫して,実施して貰いたいと考えている。
Ⅲ 社会連携・社会貢献
日本教育学会,オセアニア教育学会,日本比較教育学会,日本教育制度学会,オーストラリア学会,オーラル・ヒストリー
学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
2011年6月~現在
日本比較教育学会幹事
2012年12月~現在
オセアニア教育学会理事(研究推進担当)
<道内>
2010年6月~2012年5月
石狩市社会教育委員
2012年4月~現在
石狩市教育委委員会外部評価委員
(地域的連携・貢献)
2008年~現在
石狩市教育委員会主催の小中学校における学習支援に関する学内調整役
所属学会
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
教職課程委員会委員,人間生活学部公開講座委員
V
学生支援に関する自己研鑽
115
所属
人間生活学部
人間生活学科
学位 博士(教育学)(広島大学)
職名 准教授
専門分野
食物学
氏名
岡
﨑
由 佳 子
大学院における研究指導担当資格
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目
<学 部> 食環境論,食物の科学,食生活栄養論,食物学実験,調理学実習,生活科学演習,卒業研究
演習Ⅱ,卒業研究
<大学院> 人間生活学特講 Ⅴ(人間生活と食文化)
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 自由記述カードの配布
2006年4月
~現在
概
要
講義において出席カードを配布し,質問,意見,感想等がある場合は自由
に記述し,授業終了後に提出するよう指示している。質問については,翌週
の講義開始時に回答し,感想,意見,要望等については,講義の改善に活
かしている。
2) 大学カリキュラムの総合化に向けた 2009年4月
演習の実施(6)
~7月
4年生対象の「人間生活総合演習Ⅰ」。生活諸問題を総合的に把握する目
的で,本年度は,「少子高齢社会と家族像」「食生活と衣生活の安全と消費
者の権利」,「家政教育と高齢者福祉ー「介護保険制度」をとおしてー」をテー
マに展開した。飯村(生活経営),岡崎(食環境),小松(衣環境)の教員がT.T.
で担当しており,各授業科目で学んだ知見を生活という総合的な立場で結び
付ける機会として授業評価も高い。また各担当分野担当教員間の講義内容
の情報交換にもなっているので,FDとしても有意義である。
3) 大学カリキュラムの総合化に向けた 2010年4月
演習の実施
~現在
4年生対象の「テーマ研究A」において,ティーム・ティーチングの形態で,
各科目で学んだ知見を,生活という総合的な立場で結び付けて考えることを
目的とした演習を行っている。また各分野の担当教員間の講義内容の情報
交換にもなっているため,FDとしても有意義である。
4) 視覚教材を活用した授業の展開
2010年4月
~現在
PCプロジェクターを用いて講義を行っている。プロジェクターに映すものと
ほぼ同じ内容の講義資料を配布しているが,重要な部分は空欄にして,学
生に書き込ませるようにしている。
2006年4月
~現在
講義科目では,指定した教科書の内容を補足するため,毎回プリントを作
成し,学生に配布している。学生に対しては,配布資料に必要事項を記入
し,ノートの代わりとして活用するよう促している。
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 教材の作成
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
1) 藤女子大学家庭科教育研修講座に 2008年7月
おいて実技講座を担当
2010年7月
2012年7月
藤女子大学家庭科教育研修講座において,中・高等学校家庭科教員と
教員志望の大学生を対象に「家庭で作るユニバーサルレシピ」,「家族の健
康状態を考慮した食事作り」, 「食品からのDNA抽出実験」というテーマで実
技講座を担当した。
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①食品成分の腸内環境と脂質代謝への影響
研究内容: ①高脂肪食は大腸がんや炎症性大腸炎といった大腸疾病の危険因子であると推測されており,脂質の過剰摂取による
腸内環境の変化が脂質代謝異常や大腸疾病発症に関与していると指摘されている。そのため,これら疾病を防ぐため
には腸内環境の改善が必要とされており,そのための新たな対策を講じることが求められている。本研究では,腸内環境
と脂質代謝を改善する食品成分の探索を行っている。
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発
表の年月
発行所,発表雑誌等又は
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
(著 書)
(学術論文)
1. 生活を総合的に捉える家庭科 共 2008年3月
教育の「高齢者の生活と福祉」
学習内容のあり方─「家庭基
礎」と「現代社会」における介護
保険制度学習の比較をとおして
─
藤女子大学QOL研究所
紀要 第3巻第1号
116
25-40頁
飯村しのぶ,高瀬淳,田中宏実,岡﨑由佳子,
高橋カツ子,坪田由香子,水上香苗,楠木伊津
美
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発
表の年月
2. 高等学校家庭科の衣食住分野 共 2008年3月
における環境教育の検討─「安
全」と「安心」を視点として
3. Dietary inositol
hexakisphosphate, but not
myo-inositol, clearly improves
hypercholesterolemia in rats
fed casein-type amino acid
mixtures and 1,1,1-trichloro2,2-bis (p-chlorophenyl)
ethane(査読付)
発行所,発表雑誌等又は
担当頁及び編者・共著者名
発表学会等の名称
人間生活学研究 第15号 13-30頁
藤女子大学人間生活学部 田中宏実,岡﨑由佳子,高橋カツ子
人間生活学科
共 2008年10月 Nutrition Research 28
714-721頁
◎Yukako Okazaki, Tetsuyuki Katayama
4. 生活を総合的に捉える家庭科 共 2009年3月
教育における「高齢者の生活と
福祉」学習内容のあり方(2)~
高等学校における「介護保険制
度」の授業実践およびその検討
~
藤女子大学QOL研究所
紀要 第4巻第1号
27-37頁
飯村しのぶ,岡﨑由佳子,楠木伊津美,高瀬
淳,坪田由香子,田中宏実,高橋カツ子
5. Consumption of some
polyphenols reduces fecal
deoxycholic acid and
lithocholic acid, the secondary
bile acids of risk factors of
colon cancer(査読付)
共 2009年8月
J. Agric. Food Chem. 57
8587-8590頁
◎Yunkyung Han, Tomoaki Haraguchi, Sumie
Iwanaga, Hiroyuki Tomotake,
Yukako Okazaki, Shigeru Mineo,
Akiho Moriyama, Junji Inoue, Norihisa Kato
6. Consumption of curcumin
elevates fecal immunoglobulin
A, an index of intestinal
immune function, in rats fed a
high-fat diet(査読付)
共 2010年1月
Journal of Nutritional
Science and
Vitaminology, 56
68-71頁
◎Yukako Okazaki, Yunkyung Han, Mai
Kayahara, Toshiro Watanabe, Hirofumi
Arishige, and Norihisa Kato
7. DDT摂取ラットの代謝変動に及 共 2010年3月
ぼすアミノ酸混合食の影響と食
餌フィチン酸
藤女子大学紀要 第47号 1-7頁
(第Ⅱ部)
◎岡﨑由佳子,片山徹之
8. Consumption of sericin reduces 共 2010年8月
serum lipids, ameliorates
glucose tolerance and elevates
serum adiponectin in rats fed a
high-fat diet(査読付)
Bioscience,
Biotechnology, and
Biochemistry, 74
9. Consumption of vitamin B6
共 2011年11月 Oncology Letters
reduces colonic damage and
Vol.2(6),
protein expression of HSP70
and HO-1, the anti-tumor
targets, in rats exposed to 1,2dimethylhydrazine(査読付)
1534-1538頁
◎Yukako Okazaki, Shoko KakehiI, Yonghui Xu,
Kazuhisa Tsujimoto,Masahiro Ssaki, Hiroshi
Ogawa, and Norihisa Kato
1243-1246頁
Tomoko Kayashima, Kenta Tanaka, Yukako
Okazaki, Kiminori Matsubara, Noriyuki Yanaka,
and Norihisa Kato
10. Consumption of a resistant
共 2011年11月 The Journal of Nutrition
protein, sericin, elevates fecal
Vol.141(11)
immunoglobulin A, mucins, and
cecal organic acids in rats fed a
high-fat diet(査読付)
1975-1981頁
◎Yukako Okazaki, Hiroyuki Tomotake,
Kazuhisa Tsujimoto,Masahiro Ssaki, Hiroshi
Ogawa, and Norihisa Kato
11. Consumption of vitamin B6
reduces fecal ratio of
lithocholic acid to deoxycholic
acid, a risk factor for colon
cancer, in rats fed a high-fat
diet(査読付)
共 2012年10月 Journal of Nutritional
Science and
Vitaminology, 58
366-370頁
◎Yukako Okazaki, Zaki Utama, Sofya
Suidasari, Peipei Zhang, Noriyuki Yanaka,
Hiroyuki Tomotake, Ei Sakaguchi and Norihisa
Kato
12. Comparative study on the
responses of concentrations of
B6-vitamers in several tissues
of mice to dietary level of
pyridoxine(査読付)
共 2012年12月 Journal of Nutritional
(印刷中)
Science and
Vitaminology, 58
◎Kabo Masisi, Sofya Suidasari, Peipei Zhang,
Yukako Okazaki, Noriyuki Yanaka, Norihisa
Kato
117
著書・論文等の名称
13. Burdock fermented by
Aspergillus awamori elevates
cecum bifidobacterium , and
reduces fecal deoxycholic acid
and adipose tissue weight in
rats fed a high-fat diet(査読
付)
単著・
共著の
別
発行又は発
表の年月
共 2013年1月
(印刷中)
(その他)
1. 絹タンパク質セリシンのメタボ
単 2011年5月
リックシンドローム抑制作用の発
見
(学会発表)
1. ビタミンB6摂取による大腸腫瘍 共 2008年5月
発現の抑制機構─血管新生お
よび生体防御関連因子につい
ての検討─
発行所,発表雑誌等又は
担当頁及び編者・共著者名
発表学会等の名称
◎Yukako Okazaki, Novita Vivi Sitanggang,
Bioscience,
Satoko Sato, Nanae Ohnishi, Junji Inoue,
Biotechnology, and
Takafumi Iguchi, Toshiro Watanabe, Hiroyuki
Biochemistry
Tomotake, Kazuki Harada, and Norihisa Kato
平成20-22年度科学研究
費補助金(若手研究B)研
究成果報告書(研究番号:
20700597)
第62回日本栄養・食糧学 萱島知子,松原主典,岡﨑由佳子,徐永輝,矢
会
中規之,加藤範久
女子栄養大学
2. 大豆ホエーが生体異物摂取
単 2008年5月
ラットの脂質代謝および薬物代
謝酵素活性の変動に及ぼす影
響
第62回日本栄養・食糧学
会
女子栄養大学
3. 高等学校家庭科における介護 共 2008年6月
保険制度の学習(第2報)~生
活を総合的に捉える立場からの
学習指導案例~
日本家庭科教育学会第51 飯村しのぶ,田中宏実,岡﨑由佳子,高橋カツ
回大会
子
静岡県コンベンションアー
ツセンター
4. ラットの腸管免疫に及ぼすポリ
フェノール摂取の影響
共 2009年3月
日本農芸化学会2009年度 茅原麻衣,三村あすみ,岡﨑由佳子,渡辺敏
大会
郎,原口智彰,加藤範久
マリンメッセ福岡
5. 家庭科教育の調理実習におけ
る「摂食能力うに配慮した食事
作り」導入の可能性
共 2009年6月
第52回日本家庭科教育学 岡﨑由佳子,岡﨑佳子,高瀬淳
会
北海道教育大学札幌校
6. Consumption of some
polyphenols reduces fecal
deoxycholic acid and
lithocholic acid, the secondary
bile acids of risk factors of
colon cancer
共 2009年12月 The 4th International
Conference on
Polyphenols and Health
Harrogate International
Centre, England
Yayoi Matsumoto, Yunkyung Han, Tomoaki
Haraguchi, Sumie Iwanaga, Hiroyuki Tomotake,
Yukako Okazaki, Shigeru Mineo,
Akiho Moriyama, Junji Inoue, Norihisa Kato
7. Consumption of curcumin
elevates fecal immunoglobulin
A, an index of intestinal
immune function, in rats fed a
high-fat diet
共 2009年12月 The 4th International
Conference on
Polyphenols and Health
Harrogate International
Centre, England
Yukako Okazaki, Yunkyung Han, Mai Kayahara,
Toshiro Watanabe, Hirofumi Arishige, and
Norihisa Kato
8. ごぼう茶の腸内環境に及ぼす
影響
共 2010年3月
9. 絹タンパク質セリシンの腸内環
境に及ぼす影響
共 2010年3月
10. Effects of Consumption of
Tempe and Soy Protein Isolate
on Intestinal Functions of Rats
共 2010年5月
第64回日本栄養・食糧学 Utama Zaki, Eiki Jyo, Suidasari Sofya,
会
Yukako Okazaki, Atsushi Inoue, Hiroyoshi K
アスティとくしま
uninobu and Norihisa Kato
11. 高等学校家庭科「介護保険制
度と高齢者のQOL」の授業実
践における授業評価
共 2010年7月
日本家庭科教育学会第53 水上香苗,楠木伊津美,岡崎由佳子,田中宏
実,飯村しのぶ,高橋カツ子,坪田由香子
回大会
京都テルサ
日本農芸化学会2010年度 井上淳詞,坂口英,友竹浩之,岡﨑由佳子,徐
大会
永輝,加藤範久
東京大学
日本農芸化学会2010年度 岡﨑由佳子,辻本和久,佐々木真宏,加藤範久
大会
東京大学
118
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発
表の年月
発行所,発表雑誌等又は
担当頁及び編者・共著者名
発表学会等の名称
平成22年度日本食品科学 岡﨑由佳子,片山徹之
工学会北海道支部大会
藤女子大学
12. フィチン酸摂取がラットのD-ガ
ラクトサミン肝障害に及ぼす影
響
共 2011年2月
13. 絹タンパク質セリシンの盲腸有
機酸含量と肝障害に及ぼす影
響
共 2011年3月
日本農芸化学会2011年度 岡﨑由佳子,辻本和久,佐々木真宏,加藤範久
大会
京都女子大学
14. ビタミンB6摂取のラット腸内環
境への影響
共 2011年5月
第65回日本栄養・食料学 Sofya Suidasari,張培培,大崎愛美,矢中規之,
会
岡﨑由佳子,友竹浩之,坂口英,加藤範久
お茶の水女子大学
15. 家庭科教育の調理実習におけ 共 2011年5月
る「家族の健康状態に配慮した
食事作り」導入の可能性
日本家政学会第63回大会 岡﨑由佳子,岡﨑佳子,高瀬淳
和洋女子大学
16. Consumption of vitamin B6
共 2011年7月
modulates colonic luminal
environment in rats fed a highfat diet
The 3rd International
Conference on Cofactors
(University of Turku,
Finland)
17. Development of roast burdock
tea and its effect on colon
luminal environment
共 2011年11月 2011 International
Conference of Food
Factors (Taipei)
18. ユリネ摂取のラット腸内環境へ
の影響
共 2012年3月
Yukako Okazaki,Utama Zaki,Sofya Suidasari,
Peipei Zhang,Aimi Ohsaki,Noriyuki Yanaka,
Hiroyuki Tomotake,Ei Sakaguchi,and Norihisa
Kato
Junji Inoue, Tomoaki Haraguchi, Ei Sakaguchi ,
Hiroyuki Tomotake, Yukako Okazaki, and
Norihisa Kato
日本農芸化学会2012年度 岡﨑由佳子,福田絵里,知地英征,加藤範久
大会
京都女子大学
19. 家庭科教育における「家族の健 共 2012年5月
康に配慮した調理実習」に関す
る検討―高血圧の人に配慮し
た食事作り―
日本家政学会第64回大会 岡﨑由佳子,岡﨑佳子,高瀬淳
大阪市立大学
20. 食餌フィチン酸のラット消化管
への影響
日本食品科学工学会第59 岡﨑由佳子,片山徹之
回大会
藤女子大学
共 2012年8月
21. ユリネ摂取が高脂肪食摂取ラッ 共 2012年10月 第42回 日本栄養・食糧学 岡﨑由佳子,福田絵里,知地英征,加藤範久
トの腸内細菌叢およびβ会北海道支部会
GlucuronidaseとMucinase活性
とかちプラザ
に及ぼす影響
22. フィチン酸およびミオイノシトー 共 2012年11月 日本農芸化学会北海道支 岡﨑由佳子,片山徹之
部 平成24年度支部講演
ル摂取が高脂肪食摂取ラットの
会
腸内細菌叢に及ぼす影響
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
119
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 日本家政学会,日本農芸化学会,日本栄養・食糧学会,日本家庭科教育学会,日本食品科学工学会,日本ビタミン学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
2010年6月~現在
<道内>
日本家政学会代議員
(地域的連携・貢献)
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
入試部委員,動物実験委員会委員
V
学生支援に関する自己研鑽
120
所属
人間生活学部
人間生活学科
学位 修士(社会福祉学)(東洋大学)
職名 准教授
専門分野
メゾ・ソーシャルワーク,
地域福祉,福祉情報
氏名
小
沼
春
大学院における研究指導担当資格
日
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目
<学 部> 地域福祉の理論と方法Ⅰ・Ⅱ,ソーシャルワーク実習指導Ⅰ・Ⅱ,ソーシャルワーク実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ,
ソーシャルワーク演習Ⅰ・Ⅲ,テーマ研究B,社会福祉演習・卒業研究演習Ⅱ,卒業研究
<大学院>
教育実践上の主な業績
年月日
概
要
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 授業内リアクションペーパーによる 2003年4月~ 講義科目において,毎回授業終了時に学生が講義内容に関するリアクショ
現在
フィードバックシステムの導入
ンペーパー作成し,そのペーパー内容に対して教員から次回講義に学生へ
(藤女子大学)
フィードバックするシステムをとることにより,双方向型,スパイラル的な学びと
理解の深化を目指す体制を導入。
2) 授業評価(藤女子大学)
「社会福祉援助技術論Ⅲ」
2008年度前 全体平均と比較し,すべての項目ポイントの方が上回っていた。初回講義
時にレジュメを配布(全36ページ分・冊子体として個々人に配布)している点
期
について,学生からの高評価(予習・復習への活用,紛失しない等)が得ら
れている。
3) 授業評価(藤女子大学)
「社会福祉援助技術論Ⅳ」
2008年度後 全体平均と比較し,すべての項目ポイントの方が上回っていた。履修学生
層は目的意識が明確者が多数占めていることもあり,理想的な講義展開が
期
実現できている。本講義においても,初回講義時にレジュメを配布(全63
ページ分・冊子体として個々人に配布)している点について,学生からの高
評価(予習・復習への活用,紛失しない等)が得られている。
4) 授業評価(藤女子大学)
「地域福祉論」
2008年度後 授業評価に関しては,最も高い平均値は「11.授業態度に対する注意
(4.5)」であり,最も低い平均値は「14.専門的事柄に関する説明(3.7)」等で
期
あった。本科目は社会福祉士国家試験の根幹的な科目のため,内容も厚労
省令に準拠せざるを得ないことが,福祉専門職志向意識の低い学生にとっ
ては難解な講義内容であったと推察される。
5) 授業評価(藤女子大学)
「社会福祉援助技術論Ⅲ」
2010年度前 授業評価に関しては,最も高い平均値は「13.教員の言葉の聞きやすさ
(4.5)」であり,他,最も低い平均値としても4.1(今後の勉強の方向性,興味
期
深い内容かどうか)であった。本科目は社会福祉士国家試験の根幹的な科
目のため,内容も厚労省令に準拠せざるを得ないが,すべての項目におい
て全体平均を上回っており(最大+0.5P),学習意欲の高い学生による履修
であったことが伺える。
6) 授業評価(藤女子大学)
「ソーシャルワーク演習Ⅰ」
2010年度後 授業評価に関しては,目的意識の高い学生による履修のため,すべての
項目において全体平均を上回っていた。特に満足度は4.8pであった。また
期
自由記述においては「楽しかった」,「一番ためになった」,「参加型・グルー
プワーク」の効果に関する記述が多くみられた。
7) 授業評価(藤女子大学)
「ソーシャルワーク演習Ⅲ」
2010年度後 授業評価に関しては,目的意識の高い学生による履修のため,すべての
項目において全体平均を上回っていた。特に満足度は5.0pであった。また
期
自由記述においては「掘り下げて知識を深めた」,「実践に繋がった」等,具
体的な達成感が得られたという記述がみられた。
8) 授業評価(藤女子大学)
「地域福祉の理論と方法Ⅰ」
2011年度前 授業評価に関しては,講義系の科目にも関わらず,すべての項目で全体
期
平均を上回っていた。予めレジュメをすべて冊子体として配布していること
が,予習に役立っているとの自由記述がみられた。
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 「社会福祉援助技術現場実習の手 2008年3月
引き」
2009年3月
2008年度~2009年度版
2009年度~2010年度版
の編集,執筆
(藤女子大学)
2) 「ソーシャルワーク実習の手引き」
2010年度~2011年度版
2011年度~2012年度版
2012年度~2013年度版
2013年度~2014年度版
の編集,執筆
(藤女子大学)
2010年3月
2011年3月
2012年3月
(印刷中)
新カリキュラム移行に伴い,過年度版に大幅な加筆・修正を加えている。
「ソーシャルワークの価値の具現化」,「実践的な知識,技術の活用方法の理
解」,「自己覚知と専門的援助関係の形成」を対人援助の現実場面に身をお
きつつ体験的学習を効果的に行うことを目的とし,そのために極めて重要な
学習項目をまとめ,実習配属事前学習,実習中,実習事後学習用のテキスト
として作成している。
社会福祉士国家試験制度の変更を踏まえ,過年度版に大幅に加筆・修正
を加えている。「ソーシャルワークの価値の具現化」,「実践的な知識,技術
の活用方法の理解」,「自己覚知と専門的援助関係の形成」を対人援助の現
実場面に身をおきつつ体験的学習を効果的に行うことを目的とし,そのため
に極めて重要な学習項目をまとめ,実習配属事前学習,実習中,実習事後
学習用の共通テキストとして作成している。
121
教育実践上の主な業績
3) 「2010年度 社会福祉援助技術現
場実習報告書 Vol.7」
年月日
2011年1月
4) 各講義レジュメ・サブノートの作成・
ハンドアウト(藤女子大学)
社会福祉援助技術論Ⅲ(08年度版) 2008年前期
社会福祉援助技術演習Ⅱ
(08年度版)
(09年度版)
(10年度版)
ソーシャルワーク演習Ⅲ
(11年度版)
(12年度版)
社会福祉援助技術現場実習指導Ⅰ
(08年度版)
2008年通年
2009年通年
2010年通年
2011年通年
2012年通年
2008年通年
社会福祉援助技術論Ⅳ(08年度版) 2008年後期
地域福祉論
(08年度版)
(09年度版)
社会福祉援助技術現場実習指導
Ⅰ・Ⅱサブノート
(09-10年度版)
(10-11年度版)
ソーシャルワーク実習指導Ⅰ・Ⅱ
小沼クラス用サブノート
(11-12年度版)
(12-13年度版)
ソーシャルワーク演習Ⅰ
(09年度版)
(10年度版)
(11年度版)
(12年度版)
生活福祉学特講Ⅳ(地域福祉)
(09年度版);大学院
(10年度版);大学院
地域福祉の理論と方法Ⅰ
(11年度版)
(12年度版)
地域福祉の理論と方法Ⅱ
(11年度版)
(12年度版)
2008年後期
2009年後期
2009年通年
2010年通年
2011年通年
2012年通年
2013年通年
概
要
2010年度の社会福祉援助技術現場実習の「実習報告書」について,学生
に編集作業の指導を行い作成した。
08年度版,07年度版を加筆・修正したものを,初回講義時に履修学生全員
に配布。(冊子体 全36ページ)
小沼クラス用として,演習テキストを作成,同時に社会福祉援助技術現場
実習指導Ⅱサブテキストとして同時活用できるよう工夫したものを初回講義
時に配布・活用(08年度版冊子体 全82ページ)(09年度版冊子体 全45
ページ)(10年度版冊子体 全49ページ)(11年度版冊子体 全51頁)(12年
度版冊子体 全59頁)
小沼クラス用として,07年度版を加筆修正し,実習事例を中心とした事例
集,ケース研究,生活場面面接等,事前・事後学習用サブノート(冊子体 全
54ページ)を講義初回時に配布・活用
07年度版を加筆・修正,冊子体としたものを,初回講義時に履修学生全員
に配布。(全63ページ)
法改正等を踏まえ、過年度版を大幅に加筆・修正,冊子体としたものを,初
回講義時に履修学生全員に配布。(08年度版全66ページ)(09年度版冊子
体 全75ページ)
小沼クラス用として過年度版を大幅に加筆修正し,実習事例を中心とした
事例集,ケース研究,生活場面面接等,事前・事後学習用サブノートを講義
初回時に配布・活用(09-10年度版冊子体 全61ページ)(10-11年度版
冊子体 全62ページ)(11-12年度版冊子体 全60頁)(12-13年度版冊子
体 全71頁)
2009年後期 小沼クラス用として,演習用教材として毎年加筆修正したものを作成し,冊
2010年後期 子体としたものを,初回講義時に履修学生全員に配布。(09年度版冊子体
2011年後期 全45ページ)(10年度版冊子体 全45ページ)(11年度版冊子体 全45頁)
2012年後期 (12年度版冊子体 全45頁)
2009年通年 地域福祉に関する資料・講義用レジュメとして予め冊子体としたものを,初
2010年通年 回講義時に履修学生全員に配布。(09年度版冊子体 全144ページ)(10年
度版冊子体 全148ページ)
2011年前期 毎年カリキュラム改正及び法改正等を反映させ冊子体としたものを,初回
2012年前期 講義時に履修学生全員に配布。講義レジュメとして活用(11年度版冊子体
全73頁)(12年度版冊子体 全59頁)
2011年後期 毎年カリキュラム改正及び法改正等を反映させ、新たに作成,冊子体とし
2012年後期 たものを,初回講義時に履修学生全員に配布。講義レジュメとして活用(11
年度版冊子体 全55頁)(12年度版冊子体 全52頁)
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
1) ゼミ学生を対象とした社会福祉士国 2007年4月
家試験対策
~現在
卒業研究演習Ⅱ(小沼ゼミ)履修学生に対し,卒業研究(卒業論文作成指
導)と国家試験受験対策を深くリンクさせつつ,グループダイナミクスを効果
的に活用した指導方法を講義時間外に展開した。なお,卒業研究演習31回
目以降として国家試験対策を6回(90分×6コマ)行う。2012年度について
は,模擬試験問題19科目,611問作成し受験予定学生への指導を行った。
2) 社会福祉援助技術現場実習Ⅱ
巡回指導
(実習スーパービジョン実施)
2008年5月
~7月
2009年5月
~6月
2010年5月
~6月
3箇所の実習先配属学生(3年生:180時間実習)計12名に対し,延べ8日
間(48時間)学外にて巡回指導を行った
3箇所の実習先配属学生(3年生:90時間実習)計15名に対し,延べ7日間
(27時間)学外にて巡回指導を行った。
3箇所の実習先配属学生(3年生:90時間実習)計10名に対し,延べ4日間
(24時間)学外にて巡回指導を行った。
3) 社会福祉援助技術現場実習Ⅰ
巡回指導
(実習スーパービジョンの実施)
2008年9月
3箇所の実習先配属学生(2年生:90時間実習)計15名に対し,延べ5日間
(26時間)学外にて巡回指導を行った。
~10月
2009年10月 3箇所の実習先配属学生(2年生:90時間実習)計11名に対し,延べ7日間
~11月
(22時間)学外にて巡回指導を行った。
122
教育実践上の主な業績
年月日
概
要
4) ソーシャルワーク実習Ⅰ
巡回指導
(実習スーパービジョンの実施)
2010年9月
~10月
2011年9月
~10月
2012年9月
~10月
3箇所の実習先配属学生(2年生:90時間実習)計10名に対し,延べ4日間
(20時間)学外にて巡回指導を行った。
3箇所の実習先配属学生(3年生:90時間実習)計9名に対し,延べ6日間
(計24時間)学外にて巡回指導を行った。
5箇所の実習先配属学生(2年生:90時間実習)計13名に対し,延べ6日間
(計33時間)学外にて巡回指導を行った。
5) ソーシャルワーク実習Ⅱ
巡回指導
(実習スーパービジョンの実施)
2011年5月
~6月
2012年5月
~6月
3箇所の実習先配属学生(3年生:90時間実習)計9名に対し,延べ4日間
(計20時間)学外にて巡回指導を行った。
3箇所の実習先配属学生(3年生:90時間実習)計7名に対し,延べ6日間
(計19時間)学外にて巡回指導を行った。
6) 社会福祉士国家試験受験予定者有 2011年12月 学生募集,受験料徴収・支払,試験会場設営,試験監督,主催者との連絡
志を対象とした模擬試験調整・実施 2012年12月 調整等実施。
第24回社会福祉士国家試験受験予定学生のうち,希望者17名を対象に,
中央法規出版主催の模擬試験を実施(2011/12/17 10:00-15:00 453教
室)した。
第25回社会福祉士国家試験受験予定学生のうち,希望者21名を対象に,
中央法規出版主催の模擬試験を実施(2012/12/15 10:00-16:00 453教
室)した。
Ⅱ 研究活動
研究課題: 地域包括ケアの実現に向けた生活圏域単位での社会資源情報の可視化に関する調査研究(厚生労働省老人保健事
業推進費等補助金老人保健健康増進等事業)
研究内容: わが国での地域包括ケア実現のためには,生活圏域単位でフォーマル・サービスとインフォーマル・サポートとが連動
することが期待されているが,それらの社会資源配置が地域特性によって大きく異なっているのが現状である。そのた
め,地域特性を把握する標準的なアセスメント手法を確立していくことが急務であるが,多くの問題を内包し実現できて
いない。以上の問題意識から,これらの対応策について検討・提案を行うために,北海道内の福祉関係機関(社会福祉
協議会,地域包括支援センター,病院地域連携室,居宅介護支援事業所)に対する実態調査(アンケート,訪問ヒアリン
グ調査)等を踏まえ,地域の社会資源情報の可視化・活用のあり方に関して課題を整理し,解決策を提起した。
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
(著 書)
(学術論文)
1. 市町村地域福祉計画における
「住民参加」の課題に関する一
考察(査読付)
単 2008年3月
北海道地域福祉研究
2007年(第11巻)
11-25頁
2. 地域福祉実践の情報化に関す 単 2011年3月
る基礎的研究(その2)(査読付)
福祉情報研究 第7号
32-45頁
(その他)
(学会発表)
1. 地域福祉実践の情報化に関す 単 2008年11月 日本福祉介護情報学会第
る基礎的研究(その2)
9回研究大会
北翔大学
2. 地域包括ケアの実現に向けた 共 2012年11月 日本福祉介護情報学会第
生活圏域単位での社会資源情
13回研究大会
報の可視化に関する調査研究
岩手県立大学
【その1】生活圏域単位での社
会資源情報の収集及び活用に
関する実態調査
発表者:小沼春日
共同研究者:林恭裕,森本佳樹,須永誠,村井
祐一,太田貞司,林富子,佐々木佐織,大夛賀
政昭,陳燕
3. 地域包括ケアの実現に向けた 共 2012年11月 日本福祉介護情報学会第
生活圏域単位での社会資源情
13回研究大会
報の可視化に関する調査研究
岩手県立大学
【その2】生活圏域単位での社
会資源情報の収集及び活用に
関する事例調査
発表者:林恭裕
共同研究者:小沼春日,森本佳樹,須永誠,村
井祐一,太田貞司,林富子,佐々木佐織,大夛
賀政昭,陳燕
123
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 日本社会福祉学会,日本地域福祉学会,日本福祉介護情報学会,北海道地域福祉学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
<道内>
2009年9月~現在
2012年10月~現在
(地域的連携・貢献)
札幌市地域福祉振興助成金運営審査会委員長(札幌市保健福祉局)
あけぼのアート&コミュニティセンター管理運営団体選定委員会委員(札幌市環境文化局)
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
教務部委員会副委員長,人間生活学部カリキュラム委員会委員,人間生活学部研究倫理委員会委員
V
学生支援に関する自己研鑽
2012年12月5日
ハラスメント研修会「リスクマネージメントとしてのパワーハラスメント」参加(藤女子大学)
124
所属
人間生活学部
人間生活学科
学位 博士(学術)(千葉大学)
職名 准教授
専門分野
住居学,環境教育
氏名
田
中
宏
大学院における研究指導担当資格
実
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目
<学 部> 住環境論,スタディスキルズ,住居計画,住居計画演習Ⅰ・Ⅱ,テーマ研究A,生活科学演習,
卒業研究演習Ⅱ,卒業研究,中等家庭科教育法Ⅲ
<大学院> 生活環境学特講Ⅰ(都市環境論Ⅰ)
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) ワークショップやディベートなどの方 2005年9月
法を用いた対話型の授業の実施
~現在
概
要
学生の表現力,コミュニケーション力,企画力を身に付けるために,「住居
計画」,「テーマ研究A」の授業,田中担当のゼミにおいてワークショップや
ディベートなどの方法を用いた対話型の授業方法を実践している。
2) 卒業研究演習受講者対象の住居分 2006年9月
野に関する事例の視察
~現在
生活科学演習および卒業研究演習の受講者を対象に,道内外の建築・ま
ちづくりの事例を視察した。学生は講義やスライドを通してだけでは知りえな
い,まちづくりの実情や可能性,課題点を知ることができた。現在までに,道
外では東京,千葉,京都,大阪方面,道内では当別町,石狩市を中心に視
察している。
3) 他学科との合同ゼミ活動
2008年1月
専門性の異なる学生同士がともに対話型の授業を受講することで,相互の
学びあいをおこなうことをねらいとした合同のゼミを実践した。「子どもの遊
び・遊び場」をテーマにして,学生はそれぞれの専門的知識に基づいた意
見を交換しあい,子どもの生活環境について深く考えた。
4) 大学カリキュラムの総合化に向けた 2010年4月
演習の実施
~現在
本学科4年生を対象としたテーマ研究Aにおいて,大学3年間で学んだ知
識の総合化を図ることを目的とした授業をおこなった。人間の営みにかかわ
る諸分野の知見を直接関連づけていく作業を通じ,生活の諸課題に対する
総合的な取組みの視点がいかに可能かを実践した。
5) ゲストティーチャーによる建築に関
するレクチャー
2年生の授業「住居計画」の授業内において,道内の女性建築家をお招き
し,実際の事例や実体験を取り入れたお話をしていただいた。テーマは住ま
いのしつらえ,および高齢期の住居計画である。学生は,実際の設計例や
女性建築家ならではの工夫について知ることができる機会を設けた。
2010年6月
~現在
2. 作成した教科書,教材,参考書
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
1) 「卒業研究演習」の教育内容につい 2008年4月
てこども環境学会2008年大会のポス
ターセッションで発表
卒業研究演習内で田中担当の人間生活学科の学生と保育学科(高橋ゼ
ミ)の学生が共に行った合同の授業について分析した。教育プログラムを開
発し,実際に行ってビデオなどを用いて観察記録した。ビデオ,および学生
の制作した作品,感想文等を総合的に分析し,教育プログラムの妥当性,効
果と課題について発表した。
2) 人間生活学科の学生が参加してい 2008年10月 人間生活学科の3,4年生の学生が関わっているアイロードプロジェクトにつ
る石狩市との連携事業「アイロード
いて,2007年度に行った活動を軸に,石狩市の視察や市民との交流,モ
プロジェクト」について日本家政学
ニュメントの制作などの活動を観察記録し,また学生と行政と担当教員にヒア
会東北・北海道支部第53回研究発
リングした結果について分析した結果を,どのような効果と課題があったのか
表会で発表
を発表した。
3) 人間生活学科の学生が参加してい 2009年1月
る石狩市との連携事業「アイロード
プロジェクト」について社)北海道ま
ちづくり促進協会機関誌「みんたら」
で発表
4. その他教育活動上特記すべき事項
1) 藤女子大学家庭科・家政教育研究 2008年7月
会の機関誌を発行
~現在
人間生活学科の3,4年生の学生が関わっているアイロードプロジェクトにつ
いて,2007年4月から現在までの活動内容についてまとめた。
藤女子大学家庭科・家政教育研究会の運営委員として,機関誌の刊行に
創刊号から第4号,第7号まで携わった。
高校生を対象に,「福祉概論」において,毎年数回90分授業を担当した。
2) 石狩翔陽高校(高大連携事業)講師 2008年7月
2010年10月 住居分野から考える人間生活環境の在り方について,ワークショップなどの
2011年9月 方法を用いながら授業をおこなった。
125
Ⅱ 研究活動
②環境保全団体による干潟での環境教育の実態
研究課題: ①住環境教育
③高齢者のための住宅改修
④環境モデル都市の実態
研究内容: ②については,全国6地域の干潟における,小学校での環境教育の内容を調べ発表した。6地域の干潟では,各小学校
では特徴ある環境教育が行われている実態が明らかとなった。各事例とも共通して環境保全団体による支援がみられた,
また活動を続けるための課題等が分かった。
④に関しては,道内で指定をうけている環境モデル都市の一つ帯広市の事例について実態調査をした。帯広市では以
前から帯広の森活動をしており,市民の環境保全等に対する意識を育んでいることがモデル都市の取り組みに大きく影
響を与えていること等がわかった。
単著・ 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
共著の
著書・論文等の名称
担当頁及び編者・共著者名
の年月
別
発表学会等の名称
(著 書)
(学術論文)
1. 生活を総合的に捉える家庭科 共 2008年3月
教育における「高齢者の生活と
福祉」学習内容のあり方─「家
庭基礎」と「現代社会」における
介護保険制度学習の比較をと
おして (査読付)
藤女子大学QOL研究所
紀要 第3巻第1号
25-39頁
飯村しのぶ,高瀬淳,田中宏実,岡﨑由佳子,
高橋カツ子,坪田由香子,水上香苗,楠木伊津
美
2. 高等学校家庭科の衣食住分野 共 2008年3月
における環境教育の検討─「安
全」と「安心」を視点として─
人間生活学研究 第15号 13-29頁
藤女子大学人間生活学部 田中宏実,岡﨑由佳子,高橋カツ子
人間生活学科
3. 北海道の住宅における住生活・ 共 2009年3月
住意識に関する研究─1990年
代以降の札幌市・石狩市の住
宅の住み手に対する調査から
─(査読付)
北海道住まい・環境教育
学会論文報告集 第6号
17-26頁
坪田由香子,田中宏実
4. 生活を総合的に捉える家庭科 共 2009年3月
教育における「高齢者の生活と
福祉」学習内容のあり方(2)─
高等学校における「介護福祉制
度」の授業実践およびその検討
─ (査読付)
藤女子大学QOL研究所
紀要 第4巻第1号
27-37頁
飯村しのぶ,岡﨑由佳子,楠木伊津美,高瀬
淳,坪田由香子,田中宏実,高橋カツ子
5. 行政が支援するエネルギー環 単 2010年6月
境教育の可能性と課題
─石狩市の小・中学校を事例と
して─ (査読付)
住まい・環境教育学会論
文報告集 第7号
51-60頁
6. 住生活の安全・安心と消費者
~家庭科教育で学んでほしい
課題と内容について~
19-28頁
家庭科・家政教育研究
第5巻
藤女子大学家庭科・家政
教育研究会
単 2010年7月
7. 高等学校家庭科における絵本 単 2011年6月
による住環境教育の開発─環
境との共生を主題として─ (査
読付)
日本建築学会技術報告集 749-754頁
17巻 36号
8. 生活科学系大学の地域づくり
への参加に関する考察―女子
大学生の意識調査および活動
実践の検証を通して―
共 2012年3月
藤女子大学紀要 第49号 11-22頁
第Ⅱ部
田中宏実,岡崎伸子
共 2009年1月
社)北海道まちづくり促進 4-5頁
協会機関誌「みんたら」
飯村しのぶ,田中宏実
単 2012年6月
平成20年度-23年度科学
研究費補助金(若手研究
B)研究成果報告書(研究
番号20700627)
(その他)
1. まち育ては学生育て~ishikari
“あいロードプロジェクト”~
2. 環境保全活動団体による環境
教育と協働体制に関する研究
―全国の干潟を対象として―
126
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
3. 帯広の森と環境モデル都市
(学会発表)
1. 大学における専門性の異なる
学生の相互変容を促す学習プ
ログラムの検討─子どもの遊び
環境をテーマとして─
(再掲)
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
単 2012年9月
2012年度 日本建築学会 20-23頁
大会(東海)都市計画部門
研究懇談会資料
共 2008年4月
こども環境学会2008年大
会
(東海)
(ポスターセッション)
◎田中宏実,◎高橋真由美
2. 高等学校家庭科における介護 共 2008年5月
保険制度の学習(第2報)─生
活を総合的に捉える立場からの
学習指導案例─
日本家庭科教育学会第51 ◎飯村しのぶ,田中宏実,岡﨑由佳子,高橋カ
回大会
ツ子
(静岡)
3. 生活科学系大学が地域づくりに 単 2008年9月
参加していくことの可能性と課
題 ─女子大学生の意識調査
の結果から─
日本建築学会大会学術講
演会
(広島)
4. 家庭科で求められる学力とは─ 共 2008年10月 日本家政学会東北・北海 飯村しのぶ,岡﨑由佳子,◎楠木伊津美,高橋
「介護保険制度と高齢者の
道支部第53回研究発表会 カツ子,田中宏実,坪田由香子
QOLの向上」の授業実践をとお
(弘前)
して─
5. 生活科学系大学生の地域おこ
しへの参加についての考察
(再掲)
共 2008年10月 日本家政学会東北・北海 ◎田中宏実,飯村しのぶ
道支部第53回研究発表会
(弘前)
6. 高等学校家庭科「介護保険制
度と高齢者のQOL」の授業実
践における授業評価
共 2010年7月
日本家庭科教育学会第53 ◎水上香苗,楠木伊津美,岡﨑由佳子,田中宏
実,飯村しのぶ,高橋カツ子,坪田由香子
回大会
(京都)
7. 高等学校における絵本を用い
た住環境教育に関する考察─
生徒による絵本の意味の読み
取りと学習効果について─
単 2010年9月
日本建築学会大会学術講
演会
(富山)
8. 干潟における環境教育と主体
連携の可能性
単 2011年7月
日本環境教育学会第22回
大会
(青森)
9. 九州の干潟での主体の連携と
環境教育の取り組み―行政へ
の聞き取り調査から―
単 2011年8月
日本建築学会大会学術講
演会
(東京)
10. 干潟における小学校の環境教
育の実態―全国6地域の事例
を対象として―
単 2012年8月
日本環境教育学会第23回
大会
(東京)
過去5年間公表していない研究活動
研究課題: 高齢者のための住宅改修
研究内容 高齢者の住宅改修に関しては高齢者が快適に暮らすことができるような住宅改修のあり方について考えるために,仕
及び
: 組みづくりなどの視点から検討し,地域包括支援センターなどの事例についてアンケート調査などを用いて調べた。現
進捗状況 在データの整理及び,考察をしているところである。
公表予定: 来年度中に投稿・発表予定
127
Ⅲ 社会連携・社会貢献
日本建築学会,日本都市計画学会,日本環境教育学会,日本家政学会,日本家庭科教育学会,住まい・環境教育学
会,こども環境学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
2008年4月~現在
日本建築学会環境計画小委員会委員
2010年5月~2012年4月
日本家政学会東北・北海道支部幹事
<道内>
2005年4月~現在
藤女子大学家庭科・家政教育研究会運営委員
2011年10月~現在
石狩市都市計画審議会委員
2011年12月~現在
藤女子大学家庭科・家政教育研究会機関紙編集委員会委員長
2012年5月~現在
住まい・環境教育学会 論文報告集委員会委員
(地域的連携・貢献)
所属学会
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
情報メディアセンター運営委員会委員
V
学生支援に関する自己研鑽
128
所属
人間生活学部
人間生活学科
職名 准教授
学位 社会福祉学修士(東北福祉大学) 専門分野
ソーシャルワーク方法論,人
間関係トレーニング,コミュニ
ティ論,ボランティア論
氏名
船
木
幸
大学院における研究指導担当資格
弘
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目
<学 部> スタディズスキル,キャリアデザイン,ソーシャルワーク実習Ⅰ・Ⅱ,コミュニティ論,コミュニケーショ
ン論,コミュニケーション演習,フィールドワーク入門,フィールドワークⅠ,地域環境演習,卒業研
究演習Ⅱ
<大学院>
教育実践上の主な業績
年月日
概
要
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 人間関係トレ-ニング(ラボラトリ- 2010年度~ ラボラトリー方式の体験学習法を導入し,体験的に人間関係スキルの修
方式の体験学習)の導入
現在
得・向上を図っている。特に,この授業を体験した学生たちの多くが,日常生
活においても人間関係のさまざまに「気づく」ように意識の涵養を図ることが
できる。
2) 授業内容を『ふりかえる』レポート(学 2010年度~ 上記の授業では,各回の授業内容を自宅で「ふりかえる」レポート(学習
習ジャーナル:通年)の導入
現在
ジャーナル:通年)としてまとめることを課している。これによって,授業におけ
る気づきを再度ふりかえり,今後へと結ぶきっかけとなり,人としての感性を育
み,アセスメント力と記録する力を大幅に向上させる機会となっている。
3) 実習教育(現場実習事前事後指導) 2010年度~ 実習事前・事後指導において,学生同士がお互いの実習内容について
『ピア・スーパービジョン』を定期的に導入している。その結果,相談援助技
における『ピア・スーパービジョン』の 現在
術を体験的に,かつ主体的に工夫し自ら学ぶ姿勢が顕著となり,他者の実
導入
習内容の理解も促進され,意識も高まっている。
4) マインドマップの授業活用・指導
2010年度~ マインドマップを活用した授業を実施し,学生たちの思考力アップを図って
いる。「キャリアデザイン」では学生自らの将来構想,「卒業研究演習Ⅰ」では
現在
卒業論文構想づくりに活用している。
5) 選択制目標別レポート課題(総合評 2010年度~ (ソーシャルワーク論Ⅱ)学生自ら目標とするABランク(総合評価)応じた課
価用)
題を提示し,おおよそ2カ月間余裕をもって取り組むよう指導した。2010年度
2011年度
は,Aランクを2,500字以内,Bランクを1,400字以内としている。
6) 学生の災害ボランティア活動指導
2011年度~ 「地域環境演習」「専門研究演習Ⅰ・Ⅱ」において,東日本大震災における
現在
被災者への支援活動の機会を創出し,実際展開した。具体的な被災者に対
する取り組みの実践と友愛訪問の実施,その他一連の活動展開の報告書の
作成とパネル展の開催指導を行なった。
7) 石狩市との地域包括協定に基づく
教育実践
2012年度~ 石狩市の協力を得て授業の実践環境を整えた。石狩市内がフィールドで,
現在
当該授業の履修学生がNPO法人の行う活動を主体的に訪問調査し,学生
たちがその内容を石狩市に対してプレゼンテーションを行うもので,2012年
は「広報いしかり」の市民活動紙面の製作にも携わった。
8) 主体的な教育・実践活動の場の創 2012年度~ 「地域環境演習」の履修学生が,定期的(月1回程度)に札幌市内の児童
養護施設への訪問活動を行う環境を整えた。活動をとおして社会貢献を体
設(体験要保護児童と学生の交流・ 現在
験し,地域社会に貢献していく精神を培うとともに,活動内容を創意工夫する
定期訪問活動)
など,研究活動の成果を還元している。
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) ─実践から学ぶ─子どもと家庭
の福祉
2008年4月
第4章(子どもと家庭の福祉の費用),第6章(母子保健の実施体制,施策
の概要)
堤荘祐編著,保育出版社(販売:教育情報出版社)
2) 事例と図解で学ぶ 実践子ども
の心の育ちと人間関係─人を
育てるためのかかわりと援助─
2009年4月
「考えてみよう59」(172-173頁),「Study⑮」(194-195頁)
寺見陽子編著,保育出版社(販売;教育情報出版社)(全200頁)
船木幸弘他38名
3) ─実践から学ぶ─子どもと家庭
の福祉(改訂:第4版)
2012年10月
第4章「子どもと家庭の福祉の費用」(72-74頁),第6章「母子保健の実施体
制,施策の概要」(96-100頁)
堤荘祐編著,保育出版社(販売:教育情報出版社)(全232頁)
船木幸弘他31名
129
教育実践上の主な業績
年月日
概
要
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
1) 社会福祉士国家試験対策
2010年4月
4年生を対象に,過去問題データ活用ソフトを用いて受験対策特別指導を
実施している。
2) 災害ボランティア活動への参加支援 2011年度~ 東日本大震災の被災地支援活動への参加意向を持つ学生に対しての情
及び活動指導
現在
報提供,参加・支援,指導を行なった。特に,夏季休業期間中に「いわて銀
河ネットプロジェクト」に参加する学生に対する事前教育を3日間行うととも
に,レンタカーで送迎するとともに現地まで随行した。
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①人間関係トレーニング及び対人コミュニケーションについての実践研究,②コミュニティ論(特にソーシャルキャピタル,
ネットワークという人と人のつながりに着目),③ボランティア活動支援に関する研究,④ソーシャルワーク実践理論(特
に,機関連携,専門職養成教育),⑤マインドマップを用いた教育実践研究,⑥チームビルディング実践研究~組織内
研修を中心に~
研究内容: ①研究成果は,本学の「コミュニケーション論・演習」において効果的な活用を行っている。履修学生同士の相互理解を
促進する副次的な効果も生み出されている。②東日本大震災に関わる調査において注目し,③学生たちのボランティア
活動の環境づくりと,主に北海道ボランティア愛ランド(青少年分科会)において研究成果を実践還元している。④この課
題は,①及び⑥をベースとしているもので,教育実践のあり方などを考察する学術論文として成果を残している。⑤主
に,キャリアデザインと卒業論文指導において,学生たちの思考力を促すために効果的に活用している。⑥組織内研修
プログラムを開発し,その研究成果を本学の教育実践と福祉施設等に提供している。
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
(著 書)
1. ─実践から学ぶ─子どもと家庭 共 2008年4月
の福祉
(再掲)
2. 事例と図解で学ぶ 実践子ども
の心の育ちと人間関係─人を
育てるためのかかわりと援助─
(再掲)
共 2009年4月
担当頁及び編者・共著者名
保育出版社(販売;教育情 第4章(子どもと家庭の福祉の費用),第6章(母
子保健の実施体制,施策の概要)
報出版社)
堤荘祐編著,堤荘祐外31名
(全230頁)
保育出版社(販売;教育情 「考えてみよう59」(172-173頁),「Study⑮」(194報出版社)
195頁)
(全200頁)
寺見陽子編著
船木幸弘外38名
3. ─実践から学ぶ─子どもと家庭 共 2012年11月 保育出版社(販売:教育情 第4章「子どもと家庭の福祉の費用」(72-74頁),
の福祉(改訂:第4版)
第6章「母子保健の実施体制,施策の概要」(96報出版社)
(再掲)
100頁)
(全232頁)
◎堤荘祐編著
船木幸弘他31名
(学術論文)
1. 地域福祉システムにおける連携 単 2008年3月
の重要性の検討
弘前学院大学社会福祉学 60-69頁
部研究紀要 8号
弘前学院大学社会福祉学部
2. 自己覚知を促進するソーシャル 単 2008年7月
ワーク教育の研究─社会福祉
援助技術演習における「私の地
図づくり─」
『東北の社会福祉研究 』 【査読審査有】 5-18頁(筆頭論文)
第4号
日本社会福祉学会東北部
会
3. 市町村における発達に障害の
ある子どもの相談支援の実態
社会福祉学研究紀要 9号 52-64頁
単 2009年3月
弘前学院大学社会福祉学部
4. 子どもと地域のコーディネーショ 単 2009年3月
ン─マクロな健全化を目指す
ソーシャルワーク─
5. 北海道早期療育システムにお
ける相談支援の実態と課題─
十勝地方の保護者調査から─
学会誌『チャイルド・サイエ 【依頼論文】58-62頁
ンス』子ども学 Vol.5
日本子ども学会
共 2009年11月 乳幼児療育研究 第22号 55-62頁
北海道乳幼児療育研究会 ◎船木幸弘,伊藤則博
機関誌 B5版
6. スクールソーシャルワーカー養 単 2010年8月
成の課題~ソーシャルワーク教
育の実践考察から, 「効果的な
コミュニケーション」の検討~
子どもロジー Vol.13,14
北海道子ども学会
130
98-104頁
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
7. 自己覚知を促進する演習教育
の研究─ラボラトリー方式の体
験学習の導入─(査読付)
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
単 2011年3月
北海道社会福祉学研究
第31号
北海道社会福祉学会
担当頁及び編者・共著者名
51-64頁
8. 子どもと地域コミュニティに必要 単 2012年3月
な大人の姿(査読付)
学会誌『チャイルド・サイエ 16-19頁
ンス』子ども学 Vol.8
日本子ども学会
9. 地域コミュニティの大人の姿と
単 2012年3月
次世代に伝え残す東日本大震
災
人間生活学研究 第19号 19-34頁
藤女子大学人間生活学部
人間生活学科
10. 女子大学生のコミュニケーショ
ン研究
単 2012年3月
人間生活学研究 第20号 19-34頁
藤女子大学人間生活学部
人間生活学科
(その他)
1. 「人の出会いとつながり─津軽 単 2008年4月 土曜エッセー
の人々のぬくもり─」ほか全3話
掲載日(4月 (株)陸奥新報
5日,12日,
19日)
2. ボランティアコーディネーターの 単 2011年3月
あゆみ~北海道におけるボラン
ティアコーディネーター~
3. 東日本大震災から若者の未来
につなぐ
全3話(上・中・下)
上(第1話)「人の出会いととながり①津軽の人々
のぬくもり」,中(第2話)「人の出会いととながり②
人をつなぎ街を耕すボランティア」,下(第3話)
「人と人のつながり③子どもの健全育成はまちづ
くり」
人間生活学研究第18号 【研究ノート】25-44頁
藤女子大学人間生活学部
人間生活学科
単 2012年12月 藤女子大学カトリックセン 4-4頁
ター チャペルニュース №
49
(学会発表)
1. 地域における相談支援機関(専 単 2008年6月
門能力)連携の実態―青森県3
大市における発達に障害のあ
る子どもの保護者調査報告―
2. 社会福祉援助技術演習におけ 単 2008年7月
る『自己覚知』を促進する教育
実践の研究②
日本地域福祉学会 日本 大会要旨集 260頁
地域福祉学会第22回大会
日本社会福祉学会東北部 大会報告要旨集 27頁
会 第8回研究大会(岩手
大会)
3. 北海道の早期療育システムに
おける相談支援の実態―十勝
の保護者調査結果報告から―
単 2008年11月 北海道乳幼児療育研究会 分科会Ⅰ 一般演題
第22回研究大会
4. 相談援助演習における人間関
係トレーニングの導入―対人コ
ミュニケーションの棚卸し―
単 2009年6月
日本地域福祉学会 2009 大会要旨集165頁
分科会11 福祉教育・人材育成(その3)
年第23回全国大会
中部学院大学
5. 相談援助演習における『自己覚 単 2009年7月
知』を促進する教育実践の研究
③
日本社会福祉学会東北部 大会報告要旨集 22頁
会第9回研究大会(秋田大
会)
6. スクールソーシャルワーカー養 単 2009年8月
成の課題~社会福祉士養成教
育の実践考察から~
北海道子ども学会第14回 (ポスターセッション)
大会
北星学園大学
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
131
Ⅲ 社会連携・社会貢献
北海道子ども学会,日本社会福祉学会,日本地域福祉学会,日本子ども学会 ,北海道乳幼児療育研究会,ブザン教
育協会会員
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
所属学会
<道内>
1999年3月~現在
(地域的連携・貢献)
2012年11月
特定非営利活動法人北海道ボランティアコーディネーター協会理事(専務理事)
北海道市町村政策情報誌『プラクティス』座談会コーディネーター(北海道市町村振興協会主
催)「特集テーマ『子どもと地域活性化』」
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
図書館委員会委員,図書館情報学課程運営委員会委員,人間生活学部FD委員会委員
V
学生支援に関する自己研鑽
132
食物栄養学科
池
田
隆
幸
・・・・・・・・・・・・・・ 133
小山田
正
人
・・・・・・・・・・・・・・ 136
知
地
英
征
・・・・・・・・・・・・・・ 139
中河原
俊
治
・・・・・・・・・・・・・・ 145
藤
井
義
博
・・・・・・・・・・・・・・ 148
松
坂
裕
子
・・・・・・・・・・・・・・ 154
水
野
佑
亮
・・・・・・・・・・・・・・ 157
菊
地
和
美
・・・・・・・・・・・・・・ 159
武
部
久美子
・・・・・・・・・・・・・・ 164
三田村
理恵子
・・・・・・・・・・・・・・ 167
隈
元
晴
子
・・・・・・・・・・・・・・ 171
村
田
まり子
・・・・・・・・・・・・・・ 174
坂
本
佳菜子
・・・・・・・・・・・・・・ 177
富
塚
琴
美
・・・・・・・・・・・・・・ 179
根
本
亜矢子
・・・・・・・・・・・・・・ 181
福
田
絵
里
・・・・・・・・・・・・・・ 184
吉
田
訓
子
・・・・・・・・・・・・・・ 186
はるみ
・・・・・・・・・・・・・・ 188
佐々木
所属
人間生活学部
食物栄養学科
職名 教授
専門分野
学位 農学博士(神戸大学)
氏名
微生物学,食品衛生学
池
田
隆
大学院における研究指導担当資格
幸
有
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目
<学 部> 微生物学,食と安全論A・B,食品衛生学実験,総合演習B,卒業演習,卒業研究
<大学院> 食品品質学特論,食品品質学演習,食品栄養学総合講義
上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 質問票の配布
2002年4月
~現在
概
要
授業の際に出席者全員にカードを渡し,出席カードとすると共に質問をで
きるだけ書くように指導している。学生の理解度を毎回チェックしていると共
に,出された質問については,次の授業の開始時に解説を加えて理解度を
高める授業を心がけている。
2) 大学サーバーにおけるホームペー
ジの開設
2002年10月 教員個人のホームページを大学内LANのホームページ中に解説し,授業
で使用したスライドをそのまま載せ,学生の復習のために公開している。
~現在
http://www.venus.fujijoshi.ac.jp/~ikeda/index.html
3) 演習,卒業研究を除いた担当科目
授業評価を実施
2002年~現 微生物学,食と安全論A・B,食品衛生学実験において授業評価を実施
し,学生の意見を取り入れた授業の改善を行っている。
在
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 管理栄養士国家試験対策のための 2006年6月
e-learning構築
~現在
2) e-learnig「復習しましょう」の構築
2009年9月
~現在
管理栄養士国家試験対策のために,e-learinigシステムを継続して構築
中。
http://e-learn.venus.fujijoshi.ac.jp/
1~4年生の普段の授業の復習に使えるようにe-learningシステムを立ち上
げ,微生物学,食と安全論A,Bで利用し,学生へ練習問題などを提供したり
質問を受け津賀田利している。。
http://e-learn.venus.fujijoshi.ac.jp/fuku_ninsyou.asp
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
1) 石狩市地元企業および石狩市と連 2008年度
携した製品の開発・製造
石狩青年会議所と連携して食物栄養学科4年生と共に石狩茶漬けの開発
販売を行なった。
2008年度~ 中央葡萄酒(株)千歳ワイナリーと共にワインを製造販売
現在
2) 藤女子大学ワインの醸造と販売
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①マロラクティック発酵乳酸菌の機能解明
②乳酸菌由来抗菌物質の探索
③エクオール産生菌の探索
研究内容: ①マロラクティック発酵を行う乳酸菌Oenococcus oeni のマロラクティック酵素遺伝子群をO. eoni ATCC23279株および
当研究室で分離解析したM1株及びY5株から単離し,大腸菌に形質転換した。それぞれの遺伝子軍の塩基配列の解析
を行い,その違いについて考察した。
②各種漬物から乳酸菌を約500株分離し,それぞれの抗菌活性を黄色ブドウ球菌,大腸菌,枯草菌を用いて検討を行っ
た。その結果,黄色ブドウ球菌及び枯草菌に抗菌性を示す乳酸菌二株を分離した。それらの乳酸菌はLactobacillus
plantarumと同定され,両菌株とも核外遺伝子であるプラスミドを保有していることが明らかとなった。
③日本人の1/3に大豆中に含まれるイソフラボンの一種ダイゼインをエクオールに変換する微生物が存在する。エクオー
ルは,ダイゼインよりもエストロゲン活性が優れ骨粗鬆症予防に有望な物質である。そこで,ヒト糞便中に存在する菌をス
クリーニングしたところ,エクオール生産菌FJK1株を単離することが出来た。16S-rRNA配列からSlackia属に近い新種で
あることが明らかとなった。
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
(著 書)
133
担当頁及び編者・共著者名
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
(学術論文)
1. 藤女子大学人間生活学部食物 共 2009年3月
栄養学科における管理栄養士
試験対策としてのe-learning使
用の有用性の検討
2. Interaction of NK cells
with bacteria
共 2009年5月
3. Effects of administration of
共 2012年1月
Bifidobacterium animalis subsp.
Lactis GCL2505 on defecation
frequency and bifidobacterial
microbiota composition in
humans
(その他)
1. 本質は裏にあり 知っておきた
い食品表示
担当頁及び編者・共著者名
藤女子大学紀要 第46号 11-17頁
(第Ⅱ部)
小田美也子,池田隆幸
Natural Killer Cells
469-480頁
Kenji Chamoto, Daiko Wakita, Shinichi Koizumi,
K Masuko, Takayuki Ikeda, Rieko Mitamura,
The Journal of Bioscience 587-591頁
and Bioengineering
Akihiro Ishizuka, Kotomi Tomizuka,Ryo
Aoki,Tomohiko Nishijima,Yasuo Saito, Ryo
Inoue, Kazunari Ushida, Takashi Mawatari, and
Takayuki Ikeda
単 2009年12月 ケア(北海道医療新聞社
刊)
48-52頁
2. 石狩の特産目指すピンクの発
泡酒
単 2009年12月 産学官連携ジャーナル
22頁
3. 食中毒台所の常識30
共 2010年8月
34-50頁
(学会発表)
1. ヨーグルトの効果的な食べ方に 共 2008年3月
関する研究 -摂取時間帯の
比較-
2. ヒト糞便からのエクオール産生
菌の単離・同定
共 2008年3月
食生活
日本農芸化学会2008年度 楠木伊津美,齋藤康雄,傳法公麿,池田隆幸
大会
日本農芸化学会2008年度 飯田佳奈,齋藤康雄,佐々木博,小田美也子,
大会
池田隆幸
3. 北海道産赤ワインから分離した 共 2008年3月
Oenococcus oeniのマロラク
ティック酵素と遺伝子の解析
日本食品化学工学会2007 段城尚子,沼口晶子,小田美也子,池田隆幸
年度 北海道支部会
4. 糞便微生物の定量と母娘間の
Bifidobacterium属の類似度比
較
日本農芸化学会2008年度 小田美也子,新津佐知子,飯田佳奈,齋藤康
北海道支部会
雄,楠木伊津美,池田隆幸
共 2008年8月
5. ヨーグルトの効果的な食べ方に 共 2008年10月 第 30 回日本臨床栄養学 楠木伊津美,齋藤康雄,傳法公麿,池田隆幸
関する研究─摂取頻度による
会
効果─
6. 漬物からバクテリオシンを産生
する乳酸菌の探索
共 2009年2月
日本食品科学工学会2008 小田美也子,小林敦子,柳谷晴美,池田隆幸
年度北海道支部会
7. Oenococcus oeni マロラクティッ 共 2010年2月
ク酵素遺伝子のリンゴ酸による
誘導発現について
日本食品科学工学会2009 荒嘉律,辻絵里香,柏谷圭慧,段城尚子,富塚
年度北海道支部会
琴美,沼口晶子,池田隆幸
8. ビフィズス菌の腸管での挙動に 共 2010年3月
ついて
日本農芸化学会2010年度 石塚晶啓,青木亮,安澤大輔,池田隆幸
大会
9. Bifidobacterium lactis BB12 株
の排便促進効果について
日本食品科学工学会2010 富塚琴美,石塚晶啓,西嶋智彦,青木亮,馬渡
年度北海道支部会
隆志,池田隆幸
共 2011年2月
10. The proliferation of
共 2011年9月
Bifidobacterium animalis subsp.
lactis strain GCL2505 in human
intestines and the effect of
administration on the
defecation frequency, fecal
characteristics and intestinal
bifidobacteria.
The 6th Asian Conference Akihiro Ishizuka, Kotomi Tomizuka, Tomohiko
on Lactic Acid Bacteria
Nishijima, Ryo Aoki, Takashi Mawatari,
Takayuki Ikeda
134
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
11. Bifidobacterium animalis subsp. 共 2012年5月
lactis GCL2505 摂取における
種特異的プライマーを用いたリ
アルタイム PCR による腸内ビ
フィズス菌叢の解析
2012年度 日本乳酸菌学
会 泊まり込みセミナー
担当頁及び編者・共著者名
田中祥之,石塚晶啓,富塚琴美 ,高見和代,滝
井寛,西嶋智彦,馬渡隆志,池田隆幸
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 日本農芸化学会,日本分子生物学会,日本乳酸菌学会,日本栄養・食糧学会,生物工学会,日本食品科学工学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
2008年度~現在
2012年度
2012年度~現在
<道内>
2002年度~現在
2002年度~現在
2010年度~現在
2011年度~12年度
2012年度
(地域的連携・貢献)
(社)日本食品科学工学会理事
(社)日本食品科学工学会第59会大会会頭
(公)日本栄養・食糧学会参与
特定非営利活動法人北海道バイオ産業振興協会理事・企画運営委員
日本生物工学会東北北海道支部会幹事
札幌市食品衛生管理認定制度認定審査員
新石狩プラン度推奨品認定審査会委員
石狩市民スポーツ祭り実行委員会委員
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
V
人間生活学部長,部長会議構成員,評議会評議員,自己点検・評価委員会委員,大学戦略会議構成員,情報メディアセンター
運営委員会委員,人間生活学部FD委員会委員,人間生活学部研究倫理審査委員会委員長,人間生活学部カリキュラム委員
会委員長
学生支援に関する自己研鑽
2012年12月5日
ハラスメント研修会「リスクマネージメントとしてのパワーハラスメント」参加(藤女子大学)
135
所属
人間生活学部
食物栄養学科
学位
医学博士(札幌医科大学)
職名 教授
専門分野
病理学,公衆栄養学,解
剖生理学
氏名
小 山 田
正
大学院における研究指導担当資格
人
有
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目
<学 部> 病理学,公衆栄養学,解剖生理学
<大学院> 公衆栄養学特論
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) PCプロジェクター及びDVDなど視聴 2010年4月
覚教材を活用した授業の展開
~現在
概
要
PCプロジェクター及びDVDなど視聴覚教材を授業に用いた。こうした授業
の進め方は学生より好評を得ている。
2) 視聴覚教材のWeb上へ掲載
2010年4月
~現在
視聴覚教材のWeb上へ掲載により,学生が復習に利用できるようにした。こ
うした授業の進め方は学生より好評を得ている。
3) 授業の復習用問題のE-learning上
への掲載
2010年4月
~現在
授業の復習用問題のE-learning上への掲載することにより,学生が復習に
利用できるようにした。こうした授業の進め方は学生より好評を得ている。
4) 管理栄養士国家試験ガイドラインの 2010年4月
大項目毎の小テストの実施
~現在
管理栄養士国家試験ガイドラインの大項目毎に小テストを行うことによっ
て,学生が復習を習慣化させるように努めた。小テストの結果は,学生の理
解の程度を把握し,講義の内容のチェックにも有効である。
5) 大学院の食物栄養学総合講義の人 2011年10月 DOHaD (Developmental Origins of Health and Disease)と代謝エピジェネ
~現在
ティクスについての大学院生のための食物栄養学総合講義を,人間生活学
間生活学部への公開
部全体に公開した。わかりやすい内容として,好評であった。
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 全ての授業での学習目標,ポイン
ト,キーワード,必要な図表の提供
2010年4月
~現在
全ての授業において,学習目標,ポイント,キーワード,必要な図表の提供
した。これらの教材は,学生より好評を得ている。
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①母体栄養による胎盤機能のエピジェネティック制御: DOHaDでの疾患発生機構として(科学研究費 基盤C)
②女子大学生のDOHaDに関する認識についてのアンケート調査
研究内容: ①本研究の対象であるギャップ結合蛋白質(コネキシン)の発現調節メカニズムについて,最新の情報をまとめたreview
article (Regulation of connexin expression by transcription factors and epigenetic mechanisms) を執筆し,Biochim.
Biophys. Acta Biomembranes 1828:118-133 (2013)に掲載し,オンラインで世界中からのオープンアクセスを可能とし
た。
②日本人女子大学生に,DOHaDに対する認識についての質問票を用いた調査を行うことにより,1歳までの食事が,遺
伝や生活習慣(遺伝・環境と生活習慣の要素)に比べて,成人期の健康にどの程度影響を及ぼすと考えているのかを明
らかにしようと試みており,現在結果を集計中である。
単著・
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
共著の
著書・論文等の名称
担当頁及び編者・共著者名
の年月
別
発表学会等の名称
(著 書)
(学術論文)
1. Connexin43 knockdown
共 2008年1月
accelerates wound healing but
inhibits mesenchymal transition
after corneal endothelial injury
in vivo (査読付)
2. Roles of gap junctions in
共 2009年1月
glucose transport from glucose
transporter 1-positive to negative cells in the lateral wall
of the rat cochlea. (査読付)
Invest Ophthalmol Vis Sci 93-104頁 (共同研究につき本人担当部分抽出
不可能) ◎Nakano Y, Oyamada M, Dai P,
Nakagami T, Kinoshita S, Takamatsu T.
Histochem Cell Biol
136
89–102頁 (共同研究につき本人担当部分抽出
不可能)
◎Suzuki T, Matsunami T, Hisa Y, Takata K,
Takamatsu T, Oyamada M.
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
3. Compromised hostに発症した 共 2009年10月 市立札幌病院医誌
劇症型アメーバ性大腸炎の2例
81-87頁 (共同研究につき本人担当部分抽出不
可能)
◎藤澤孝志, 小山田正人, 石忠明, 武内利直
4. 気胸術後に発症した両側気腫
性巨大肺嚢胞の一例
共 2010年1月
市立札幌病院医誌
277-279頁 (共同研究につき本人担当部分抽出
不可能)
◎高橋秀徳,田中明彦,三品泰二郎,羽田健
一,小山田正人,武内利直
5. 低用量ピルの内服中に発症し
た月経随伴性気胸の一例
共 2010年1月
市立札幌病院医誌
247-249頁 (共同研究につき本人担当部分抽出
不可能)。
◎北尾直之,田中明彦,三品泰二郎,羽田健
一,小山田正人,武内利直
6. Regulation of connexin
expression by transcription
factors and epigenetic
mechanisms(査読付)
共 2013年1月
Biochim. Biophys. Acta
118-133頁 (共同研究につき本人担当部分抽出
不可能)
◎Oyamada M, Takebe K, Oyamada Y
共 2009年2月
医学書院
コネキシン 1000頁
(総編集)伊藤正男,井村裕夫,高久史麿
単 2012年8月
生活・健康・栄養ニュース
Vol. 13
家政学図書目録刊行会
1. 介護高齢者施設における簡易
栄養状態評価表 (MNA)による
継続的栄養スクリーニングの有
用性
共 2011年5月
日本老年医学会第22回北 武部久美子,駒込聡子,小山田正人
海道地方会
2. 介護高齢者施設における簡易
栄養状態評価表 (MNA)による
継続的評価と予後(第2報)
共 2012年1月
第15回日本病態栄養学会 武部久美子,佐々木はるみ,駒込聡子,小山田
年次学術集会
正人
(その他)
1. 医学大辞典
2. 妊娠中を含めた1000日間の栄
養が生涯の健康に影響―
1000Daysパートナーシップと
DOHaD―
(学会発表)
3. 女子大学生のDOHaDに関する 共 2012年8月
認識についてのアンケート調
査:Gageら(AJCN 2011)の質問
票を用いて
第1回日本DOHaD研究会 遠藤綾,小山田正人
年会
4. 食品科学工学とエピジェネティ
クス:食品・栄養が遺伝子の働
きを調節する。概要説明
日本食品科学工学会第59 (シンポジウム)
回大会
単 2012年8月
5. DOHaDに関する,女子大学生 共 2012年12月 日本栄養改善学会北海道 遠藤綾,小山田正人
の認識についてのアンケート調
支部会
査
6. 乳酸発酵野菜入り野菜・果実混 共 2012年12月 日本栄養改善学会北海道 三田村理恵子,小山田正人,河内智子,小幡明
合飲料の摂取による便通と皮膚
支部会
雄
水分への影響
7. 特別養護老人施設入所者への 共 2013年1月
3ヵ月毎のMNA-SFモニタリング
(発表予定)
の有用性についての検討
第15回日本病態栄養学会 武部久美子,佐々木はるみ,駒込聡子,小山田
年次学術集会
正人
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
137
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 日本病理学会,日本臨床分子形態学会,コネキシン研究会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
1991年~現在
2001年~現在
2005年~現在
2012年~現在
<道内>
日本病理学会評議員
コネキシン研究会世話人
日本臨床分子形態学会評議員
日本病理学会第102回総会プログラム委員
(地域的連携・貢献)
(国際的連携・貢献)
2012年1月
2012年~現在
英文雑誌 PLoS One のreviewer(査読委員)
International Gap Junction Conference 2013, Program committee member
Ⅳ 学内運営活動
食物栄養学科主任,評議会評議員,動物実験委員会委員
V
学生支援に関する自己研鑽
2012年9月3日
2012年9月13日~14日
社団法人全国栄養士養成施設協会の特別研修会テーマ「管理栄養士のコンピテンシーを考え
る」(ハイアットリージェンシー東京)参加。管理栄養士としてのコンピテンシーの指標のあり方と
活用の意義について理解した。
「第53回大学教員セミナー」テーマ「大学生の学修時間の確保について考える」(公益財団大
学セミナーハウス)参加。2012年8月の中教審の答申の内容のポイントを学び,今度のカリキュラ
ム等への活用に役立てようとの意識を持った。
138
所属
人間生活学部
食物栄養学科
職名 教授
専門分野
学位 農学博士(北海道大学)
食品栄養学
氏名
知
地
英
大学院における研究指導担当資格
征
有
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目
<学 部> 食品加工学,科学英語,食品加工・機能学実験,卒業演習,卒業研究
<大学院> 食品品質学特論Ⅰ,食品品質学演習Ⅰ,食物栄養学研究法,特別研究
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 講義内容の工夫と学生による評価 1992年4月
~現在
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 食べ物と健康Ⅲ(増補版第1刷)
2) 食べ物と健康Ⅰ(初版第4刷)
概
要
「食品加工学」「食品機能論」の講義では,教科書以外に補足資料と質問
カードを配布し,次週の講義の初めにその質問に答えるようにして,理解度
を確認しながら講義を進めている。講義終了5分前には,当日の講義に関連
のある練習問題を解かせ,次回の講義の初めに解説し,ほとんどの学生に
理解できる講義を目指している。また,上記の担当科目について「学生によ
る授業評価」を毎年行っているが,全項目で学部平均値より高い評価が得ら
れている。
2008年3月
著書の1.に掲載。食品加工学の講義に使用している。
2008年4月
著書の2.に掲載。食品化学Ⅱ,食品機能論の講義に使用している。
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
1) 高大連携の一環として,高校生に対 2010年10月 高大連携の一環として,藤女子高等学校の生徒に対して,2009年に続き,
して化学実験の体験指導
2011年9月 本学科の実験室を使って,化学実験(エステルの合成,合成色素の毛糸染
色とTLCによる同定,カラムクロマトグラフィーによる天然色素の分離)を分担
し指導した。担当:水野佑亮,知地英征,松坂祐子 他助手
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①食品に含まれる機能性植物成分(ファイトケミカル)の吸収動態と生理機能に関する研究
②高度リン酸化澱粉および化工澱粉の脂質代謝改善作用と機能性付加加工食品の開発に関する研究
③高亜鉛大豆のミネラル代謝改善作用と機能性食品の加工特性に関する研究
④北方系機能性植物成分の生体内抗酸化性と肝・腎臓障害改善効果に関する研究
研究内容: リン酸基がエステル結合した高度リン酸化馬鈴薯でん粉の栄養生理作用を調べた結果,脂質代謝改善作用や血糖値
上昇抑制作用のあることを明らかにした。また,ラットの小腸結紮ループを使ってビートアミド,赤ビート色素などのファイト
ケミカルの吸収動態と生体内機能性を調べた結果,短時間で腸管から吸収され,肝臓を通過しても,抱合化も分解もさ
れず体内を循環し,機能性を発現していることを初めて明らかにした。
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
(著 書)
1. 食べ物と健康Ⅲ(増補版第1刷) 共 2008年3月
(再掲)
担当頁及び編者・共著者名
三共出版
担当部分:農産物の加工
編著者:鮫島邦彦
安藤功一,小川貴代,前田利恭,知地英征,石
井智美
三共出版
担当部分:食品のし好成分(色,味,香り成分),食
品成分の変化と栄養(80-101頁,107-128頁)
編著者:知地英征
著者:荒川義人, 池添博彦,葛西隆則,鮫島邦
彦,中河原俊治,藤島利夫,前田利恭
3. 抗加齢医療 ─その最前線の実 共 2010年1月
際─
新興医学出版社
「第Ⅲ章治療法―総論1.食生活のポイント」(5763頁)
佐藤香苗,知地英征
4. 食べ物と健康Ⅰ(第2版)
(再掲)
三共出版
担当部分:食品のし好成分(色,味,香り成分),食
品成分の変化と栄養(80-101頁,107-128頁)
編著者:知地英征
著者:荒川義人, 池添博彦,葛西隆則,鮫島邦
彦,中河原俊治,藤島利夫,前田利恭
2. 食べ物と健康Ⅰ(初版第4刷)
(再掲)
共 2008年4月
共 2010年3月
139
著書・論文等の名称
(学術論文)
1. Voluntary Running Exercise
Alters Microbiota Composition
and Increases n-Butyrate
Concentration in the Rat
Cecum
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
共 2008年2月
2. Ingestion of Gelatinized Potato 共 2008年6月
Starch Containing a High Level
of Phosphorus Decreases
Serum and Liver Lipids in Rats
担当頁及び編者・共著者名
Biosci. Biotech. Biochem. 担当部分:研究計画,技術指導,論議(572-576
72(2)
頁)
M.MATSUMOTO, R.INOUE, T.TSUKAHARA,
K.USHIDA, H.CHIJI, N.MATSUBARA and
H.HARA
J. Oleo Science
57(6)
3. Ingestion of potato starch
共 2008年11月 J. Applied Glycoscience
modulates protease but not
55
amylase or lipase activity in the
pancreas in rats
担当部分:研究計画,技術指導,論議(335-343
頁)
Takumi Kanazawa, Mariko Atsumi, Hitoshi
Mineo, Michihiro Fukushima, Naomichi
Nishimura, Takahiro Noda, and Hideyuki Chiji
担当部分:研究計画,技術指導,論議(203-209
頁)
H.Mineo, T.Kanazawa, K.Ishida, N. Morikawa,
S.Ohmi, A.Machida, T. Noda, H.Chiji
4. Oligosaccharide promotes
bioavailability of a watersoluble flavonoid glycoside,
alpha G-rutin, in rats.
共 2009年4月
J Agric Food Chem. 57(4) 担当部分:論議(1498-1505頁)
Matsukawa N, Matsumoto M, Chiji H, Hara H.
5. Ingestion of potato starch
containing high levels of
esterified phosphorus reduces
calcium and magnesium
absorption and their femoral
retention in rats.
共 2009年9月
Nutr Res. 29 (9)
担当部分:研究計画,技術指導,論議 648-55
頁
Mineo H, Ohmi S, Ishida K, Morikawa N,
Machida A, Kanazawa T, Chiji H, Fukusima M,
Noda T.
6. Ingestion of potato starch
containing esterified
phosphorus increases alkaline
phosphatase activity in the
small intestine in rats.
共 2010年5月
Nutr Res. 30 (5)
担当部分:研究計画,技術指導,論議 341-347
頁
Mineo H, Morikawa N, , Ohmi S,Ishida K,
Machida A, Kanazawa T, Chiji H, Fukusima M,
Noda T.
7. Improvement of bone strength
and dermal thickness due to
dietary edible bird's nest
extract in ovariectomized rats
共 2011年3月
Biosci Biotechnol
Biochem. 75 (3)
担当部分:研究論議,590-592
Matsukawa N, Matsumoto M, Bukawa W, Chiji
H, Nakayama K, Hara H, Tsukahara T.
8. リン酸化でん粉のラットにおける 共 2011年3月
脂質代謝改善作用
藤女子大学紀要 第48号 担当部分:研究計画,実験指導,論議,論文指
(第Ⅱ部)
導:福田絵里,山本和夫,福島道広,西村直
道,知地英征
9. Effects of Various Asparagus
Production Methods on Rutin
and Protodioscin Contents in
共 2012年5月
Biosci. Biotechnol.
Biochem. 76 ( 5)
10. タモギタケから単離したエルゴ
チオネインの加熱および各pH
における抗酸化性への影響
共 2013年3月
(印刷中)
藤女子大学人間生活学部 担当部分:研究計画,実験指導,論議,論文指
紀要 第50号
導:福田絵里,山岸和敏,知地英征
共 2008年3月
食品と科学社
(その他)
1. 食品と科学
2. 高度リン酸化澱粉及びアントシ 共 2008年3月
アニン色素を含有する馬鈴薯を
用いた機能性食品の開発
担当部分:論議, 1047-1050. Motoki S,
Kitazawa H, Maeda T, Suzuki T, Chiji H,
Nishihara E, Shinohara Y.
担当部分:DNA摂取によるラット運動能の向上に
ついて
金澤匠,知地英征,千葉ひとみ,西村太輔,武
島嗣英,米道智美,杉正人,松本恵,原博
2008年度生物系産業創出 担当部分:高度リン酸化馬鈴薯澱粉の健康機能
のための異分野融合研究 性の解明
支援事業成果報告書
知地英征(分担責任者),池田隆幸,楠木伊津
美,高橋セツ子,佐藤香苗,千葉ひとみ,金澤匠
140
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
3. 特許
1) ジヒドロキシベンゾエート誘導
共 2008年7月
体,その製造方法およびその利
用
2) 肝障害抑制剤,この肝障害抑
制剤を含有する飲食品及び飼
料
(学会発表)
1. 馬鈴薯澱粉の健康機能性
担当頁及び編者・共著者名
特願2003-050508
特許(査定中)
担当部分:立案,動物実験,まとめ
発明者:知地英征,松本恵,松浦英征,柳谷智
香子,天野みどり,水谷純也
共 2008年10月 特願2004-229110
特開2006-045130
(査定中)
担当部分:研究結果の論議
野田高弘,瀧川重信,津田昌吾,知地英征,福
島道広,島田謙一郎,橋本誠,韓圭鎬
単 2008年2月
日本応用糖質学会北海道 知地英征
支部シンポジウム
共 2008年3月
日本食品科学工学会北海 奥村純子,荒木真由,都築美穂,稲澤幸恵,金
道支部会
澤匠,山腰智子,篠木亜季,知地英征
3. 馬鈴薯澱粉の脂質代謝改善効 共 2008年3月
果
日本食品科学工学会北海 山腰智子,金澤匠,奥村純子,福島道広,野田
道支部会
高弘,知地英征
4. 含窒素天然色素Betalainの吸
収動態と尿中排泄量
共 2008年5月
第62回日本栄養・食糧学 奥村純子,山腰智子,荒木麻由,都築美穂,稲
会(埼玉)
澤幸恵,金澤匠,福島道広,知地英征
5. アスパラガス擬葉粉末摂取が
ラット脂質代謝に及ぼす影響
共 2008年5月
第62回日本栄養・食糧学 山腰智子,金澤匠,奥村純子,佐藤博二,
会(埼玉)
Seisuke Motonish,福島道広,西村直道,中河
原俊二,知地英征
6. Urinary and serum
pharmacokinetics of betalains
from red beet
共 2008年9月
国際栄養士会議
(横浜)
Junko Okumura1, Tomoko Yamakoshi1, Mayu
Araki1, Miho Tsuzuki1, Yukie Inazawa1, Takumi
Kanazawa1,Michihiro Fukushima 2, Hideyuki
Chiji
7. Effects of the Asparagus
共 2008年9月
cladophylls on lipid metabolism
in rats
国際栄養士会議
(横浜)
Tomoko Yamakoshi, Junko Okumura, Takumi
Kanazawa, Hiroji Sato, Seisuke Motonishi ,
Michihiro Fukushima, Naomichi Nishimura,
Shunji Nakagawara, Hideyuki Chiji
2. 赤色色素(Betacyanin及び
Anthocyanin)の安定性比較試
験と体内動態
8. 食品機能成分の消化管から生
体内へ旅と簡易評価系の開発
単 2008年11月 NPO法人グリーテクノバン
ク北方系機能性植物研究
会
農業・食品・健康産業活性
化シンポジウム
(札幌)
9. フェノール性含窒素色素
Betacyaninの吸収動態の解明
共 2008年11月 日本農芸化学会北海道支 奥村純子,稲澤幸恵,菊池裕人,有塚勉,福島
部会・第二回合同講演会 道広,知地英征
(帯広)
10. 消化管各部位におけるフェノー 共 2009年3月
ル性含窒素色素betacyaninの
吸収動態の解明
日本食品科学工学会北海 奥村純子,稲澤幸恵,菊地裕人,有塚勉,福島
道支部会
道広,知地英征
(札幌)
11. リン酸架橋馬鈴薯澱粉のラット
における脂質代謝改善作用
共 2009年3月
日本食品科学工学会北海 福田絵里,山腰智子,奥村純子,山本和夫,福
島道広,西村直道,押野見良司,清信和章,知
道支部会
地英征
(札幌)
12. アスパラガス擬葉の抗酸化能お 共 2009年3月
よび脂質代謝改善作用
日本食品科学工学会北海 山腰智子,稲澤幸恵 ,金澤匠 , 佐藤博二 ,西
道支部会
村直道 , 福島道広 ,知地英征
(札幌)
13. 昆布からL-グルタミン酸, マン
ニトールの簡易晶析法
日本食品科学工学会北海 千葉ひとみ,知地英征
道支部会
(札幌)
共 2009年3月
141
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
14. アスパラガス擬葉エタノール抽 共 2009年3月
出物の高コレステロール食投与
ラットにおける脂質代謝に及ぼ
す影響
日本農芸化学会2009年度 山腰智子,稲澤幸恵,金澤匠,佐藤博二,西村
直道,福島道広,知地英征
大会
(福岡)
15. リン酸架橋馬鈴薯でん粉のラッ 共 2009年3月
トにおける消化性および脂質代
謝改善作用
日本農芸化学会2009年度 福田絵里, 山腰智子, 奥村純子, 山本和夫,福
大会
島 道広, 西村直道, 押野見良司, 清信和章,知
(福岡)
地英征
16. フェノー性含窒素色素
Betacyaninの吸収動態の解明
(2)
日本農芸化学会2009年度 奥村純子,稲澤幸恵,菊地裕人,有塚勉,福島
道広,知地英征
大会
(福岡)
共 2009年3月
17. 20代,30代を対象とした食物繊 共 2009年9月
維摂取量の段階別指導法の確
立~食後血糖値の上昇抑制効
果を視座として~
日本栄養改善学会
(札幌)
千葉ひとみ,佐藤香苗,知地英征
18. ELSD-HPLCによる食肉中の 共 2009年9月
L-カルノシン・L-アンセリンの定
量
日本栄養改善学会
(札幌)
佐藤真奈美,加勢宏樹,森樹沙,樫野いく子,
知地英征,中河原俊治
19. アスパラガス擬葉の整腸作用及 共 2009年11月 第12回日本補完代替医療 多田祐也,王琦,Benjamas Jonganurakkun,西
び脂肪蓄積抑制効果
村太輔,許善花,佐藤浩志,西原雅夫,杉正
学会
人,知地英征,松永政司
(和歌山県高野町)
20. 雑豆酢発酵残渣ペースト投与
によるラットの脂質代謝および
腸内環境への影響について
21. 各種化工馬鈴薯でん粉のラット
における脂質代謝改善作用と
消化性
22. 化工でん粉の消化性とラットに
おける脂質代謝改善作用
共 2010年2月
日本食品科学工学会北海 中村有美,矢部公輝,島田謙一郎,佐々木香
道支部会
子,韓圭鎬,岡田朋子,関川三男,大庭潔,伊
(札幌)
藤信昭,堀内恭永,川上秋桜,知地英征,福島
道広
2010年2月
日本食品科学工学会北海 福田絵里,高橋あずさ,山本和夫,福島道広,
道支部会
西村直道,知地英征
(札幌)
共 2010年5月
第64回日本栄養・食糧学 福田絵里,高橋あずさ,山本和夫,福島道広,
西村直道,知地英征
会
(徳島)
23. 卵巣摘出ラットの脂質代謝に対 共 2010年5月
する未糊化・糊化混合馬鈴薯
澱粉の効果
第64回日本栄養・食糧学 金澤匠,伊藤美絵,宮崎菜穂,野田高広,福島
会(徳島)
道広,知地英征
24. 加工澱粉糊液の性状に関する
研究
共 2010年8月
平成22年度日本調理科学 菊地和美,山本未穂,高橋セツ子,知地英征
会大会
(福岡)
25. 天然含窒素色素Betalainの吸
収動態と生体内抗酸化性
共 2010年9月
第57回大会 日本食品科 高橋あずさ,奥村純子,福田絵里,渡辺純,菊
学工学会
地裕人,有塚勉,福島道広,知地英征
(東京)
26. 化工でん粉の消化性とラットに
おける脂質代謝改善作用
共 2010年12月 第16回Hindgut Club
Japanシンポジウム
(東京)
福田絵里,高橋あずさ,山本和夫,福島道広,
西村直道,知地英征
27. 植物色素研究─北方系小果実 単 2010年12月 第4回機能性食材セミナー 招待講演
(ハスカップ,アロニア)の機能
(東京)
性を中心として─
28. 含窒素色素Betaxanthinのアル
コール性胃粘膜障害と吸収動
態
共 2011年3月
日本農芸化学会2011年度 髙橋あずさ,青柳幸恵,福田絵里,菊地裕人,
大会
有塚勉,渡辺純,福島道広,知地英征
(京都)
29. 生活習慣病を防ぐために日本
食を見直そう」 ―ファイトケミカ
ルスって何?―
単 2011年12月 健康セミナー
(小樽市)
142
招待講演
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
30. 中心子目植物に含有する抗酸 共 2012年3月
化性含窒素色素Betaxanthinの
体内動態と生理作用
日本農芸化学会2012年度 髙橋あずさ,新関えりか,堅田優実,奥村純子,
福田絵里,菊地裕人,有塚勉,渡辺純,鈴木
大会
卓,知地英征
(京都)
31. ユリネ摂取のラットの腸内環境
への影響
日本農芸化学会2012年度 岡崎由佳子,福田絵里,知地英征,加藤範久
大会
(京都)
共 2012年3月
32. アロニアおよびハスカップ果実 共 2012年3月
由来アントシアニンのラット小腸
における吸収特性の差異
日本園芸学会
(大阪)
髙橋あずさ,知地英征,鈴木 卓,鈴木正彦
33. 北方系小果樹果実Aronia果実 共 2012年5月
中色素の内臓脂肪蓄積抑制効
果と血糖値上昇抑制作用
日本栄養食糧学会
(仙台)
髙橋あずさ,清水久恵,白崎はるの,坂口博英,
平敏夫,山口昭博,山口さより,渡辺純,鈴木
卓,知地英征
34. Haskap及びAroniaから精製した 共 2012年8月
anthocyanin高含有色素粉末は
血中脂質を低下させる
日本食品科学工学会
(札幌)
髙橋あずさ,清水久恵,白崎はるの,福田絵里,
三枝武蔵,渡辺純,鈴木卓,知地英征
35. ビートファイバー及び甜菜種子 共 2012年8月
からフェルラ酸誘導体の精製と
機能性
日本食品科学工学会
(札幌)
荻田亜依,福田絵里,福士幸治,金沢匠,菊地
裕人,有塚勉,知地英征
36. 中心子目植物のサボテン果実 共 2012年10月 日本栄養食糧学会北海道 高橋あずさ,福田絵里,鈴木卓,知地英征
から精製した非フラボノイド系黄
支部会
色色素ベタキサンチン(インディ
(帯広)
カキサンチン)の吸収動態と生
体内抗酸化
37. ユリネ摂取が高脂肪食摂取ラッ 共 2012年10月 日本栄養食糧学会北海道 岡崎由佳子 ,福田絵里 ,知地英征 ,加藤範久
トの腸内細菌叢および β支部会
GlucuronidaseとMucinase活性
(帯広)
に及ぼす影響
38. 植物化学研究から実験動物を 単 2012年11月 日本農芸化学会北海道支 特別講演
使った栄養化学研究への転換
部会
―Phytochemicalsの吸収動態と
機能性―
39. ハスカップ及びアロニア果実か 共 2012年12月 日本食品機能医用学会
ら精製したアントシアニン高含
(東京)
有ポリフェノールの食餌性誘導
肥満に対する改善効果と脂質
負荷試験における血中脂質上
昇抑制効果
髙橋あずさ,清水久恵,白崎はるの,福田絵里,
坂口博英,平敏夫,
山口さより,鈴木卓,知地英征
40. 加熱処理したユリネのラット腸内 共 2013年3月
環境と脂質代謝への影響
(発表予定)
岡崎由佳子,福田絵里,知地英征,加藤範久
日本農芸化学会大会
(仙台)
過去5年間公表していない研究活動
研究課題: 植物種子や小果実中のファイトケミカルの生体内機能性に関する研究(他機関や企業との共同研究)
研究内容 上記課題の研究内容は,論文または学会で発表するまで,契約によって公表することはできない。
及び
: その他の研究は,終了後には,関連学会または学術論文に発表している。
進捗状況
公表予定: 研究終了後に関連学会または学術雑誌に発表の予定
143
Ⅲ 社会連携・社会貢献
日本栄養食糧学会,日本農芸化学会,日本食品科学工学会,日本調理学会,日本応用糖質学会,コレステロール研究
会,日本香辛料研究会,日本抗加齢医学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
2005年4月~現在
日本栄養食糧学会評議員
2005年7月~2012年8月
日本食品科学工学会大会・実行委員
<道内>
2009年2月~現在
北海道科学技術振興財団アドバイザー
(地域的連携・貢献)
所属学会
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
評議会評議員,動物実験委員会委員長
V
学生支援に関する自己研鑽
144
所属
人間生活学部
食物栄養学科
学位
博士(農学)(北海道大学)
職名 教授
専門分野
生体機能学,植物生理学
氏名
中 河 原
俊
大学院における研究指導担当資格
治
有
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目
<学 部> 基礎生化学,食品機能論,栄養生化学実験,食生活論,管理栄養士演習,卒業演習,卒業研究
<大学院> 生体機能学特論Ⅰ,食物栄養学総合講義,食物栄養学研究法,特別研究
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) e-learningを活用した復習システム 2010年4月
の構築(1)
~現在
2) e-learningを活用した復習システム
の構築(2)
概
要
講義内容で十分に理解できなかった事項についてe-learningを通して自由
に質問する場を作り,Q&Aとして回答を公開している。これによって講義内容
の理解が格段に高められた。こうした授業の進め方は「授業改善のためのア
ンケート2011後期」で81%が4又は5評価であった。
2010年10月 図表やグラフの説明が多いのでプレゼンテーションソフトを用いているが,
これを画像ファイルに変換し,e-learningシステム上で公開して復習の支援を
~現在
行っている。これによって学生はいつでも復習することができ,知識の定着に
有効である。
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) Nブックス実験シリーズ 食品学実験 2010年10月 管理栄養士養成課程の食品学教育のための詳細な実験書として分担執
(初版第2刷)
筆した。第2章 食品成分の性質と変化 7.食品の色素と変色(p. 64~77)を
(建帛社)
担当し,化学実験の基礎的なトレーニングとして初心者にも興味を持たせら
れるように内容を工夫した。
青柳康夫,有田政信,海老塚広子,小嶋文博,川端康之,竹山恵美子,中
川禎人,中河原俊治,福島正子,間瀬民生,三宅義明,茂木秀喜
2) 食べ物と健康Ⅰ 食品と成分(第3
版第1刷)
(三共出版)
2011年3月
管理栄養士養成課程の食品学教育のための教科書として分担執筆した。
第3章 食品成分の特性と化学構造 3-4.たんぱく質(p. 43~58),3-5.酵素
(p. 58~64)を担当した。
知地英征,荒川義人,池添博彦,葛西隆則,鮫島邦彦,中河原俊治,藤島
利夫,前田利恭
3) 食べ物と健康Ⅱ 食品と特性(第3
版第1刷)
(三共出版)
2011年5月
管理栄養士養成課程の食品学教育のための教科書として分担執筆し,4.
その他の食品 4-2.し好飲料(p. 104~109),4-4.微生物利用食品(p. 118
~129)を担当した。
荒川義人,池添博彦,太田智樹,小川貴代,鮫島邦彦,中河原俊治,前田
利恭,松坂裕子
4) 基礎生化学テキスト2011作成
2011年9月
~現在
管理栄養士養成課程において主要科目の一つである生化学のうち,物質
生化学に相当する分野について,具体的にイメージしやすくするためのイラ
ストを多用したテキストを作成した。
5) 食べ物と健康 食品学・食品機能
学・食品加工学改訂版(第2版第1
刷)
(医歯薬出版)
2012年3月
管理栄養士養成課程の食品学教育のための教科書として分担執筆した。
VII 各種食品の栄養特性,加工特性と機能特性 1.農産食品(p. 141~
170),練習問題(p. 251~253)を担当し,作物としての特徴とその成分,機
能性について解説した。
長澤治子,川端康之,中野隆之,市川和昭,和田律子,白土英樹,吉田
博,竜口和恵,阿部一博,真部孝明,中河原俊治,木村万里子,高松伸枝
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
145
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①食用カボチャ種子の生理機能(2012年度北海道総合研究機構重点研究課題)
②食品成分に対する細胞内還元状態維持系の応答に関する研究
研究内容: ①食用カボチャ種子の生理機能(2012年度北海道総合研究機構重点研究課題):独法農研センターにて育種されたペ
ポカボチャ種子のたんぱく質画分,脱脂画分について,成分検索を行った。たんぱく質画分は,SDS-ポリアクリルアミド
電気泳動によりグロブリン類の分離を行った。脱脂画分からメタノール抽出により配糖体を分離し,各種クロマトグラフィに
よって成分検索を進めている。
②食品成分に対する細胞内還元状態維持系の応答に関する研究:北方系小果樹でアントシアニン含有量が多いアロニ
ア(Aronia melanocarpa)成分の生体内での作用について調べた。生体内の抗酸化酵素群を指標にして活性を測定した
ところ,強い影響を与えなかった。これらのことから経口摂取したアントシアニン類の生体内における役割について考察を
加えた。
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
(著 書)
1. Nブックス実験シリーズ 食品学 共 2010年10月 建帛社(東京)
実験(初版第2刷)
(全165頁)
(再掲)
担当頁及び編者・共著者名
「第2章 食品成分の性質と変化 7.食品の色素と
変色」(64-77頁)
編著者:青柳康夫,有田政信
海老塚広子,小嶋文博,川端康之,竹山恵美
子,中川禎人,中河原俊治,福島正子,間瀬民
生,三宅義明,茂木秀喜
2. 食べ物と健康Ⅰ 食品と成分
(第3版第1刷)
(再掲)
共 2011年3月
三共出版(東京)
(全161頁)
「第3章 食品成分の特性と化学構造 3-4.たん
ぱく質」(43-58頁),「3-5.酵素」(58-64頁)
編著者:知地英征
荒川義人,池添博彦,葛西隆則,鮫島邦彦,中
河原俊治,藤島利夫,前田利恭
3. 食べ物と健康Ⅱ 食品と特性
(第3版第1刷)
(再掲)
共 2011年5月
三共出版(東京)
(全148頁)
「4. その他の食品 4-2.し好飲料」(104-109
頁),「4-4.微生物利用食品」(118-129頁)
編著者:荒川義人
池添博彦,太田智樹,小川貴代,鮫島邦彦,中
河原俊治,前田利恭,松坂裕子
医歯薬出版(東京)
(全287頁)
「VII 各種食品の栄養特性,加工特性と機能特
性 1.農産食品」(141-170頁),「練習問題」
(251-253頁),「練習問題解答」(276-278頁)
編著者:長澤治子
川端康之,中野隆之,市川和昭,和田律子,白
土英樹,吉田博,竜口和恵,阿部一博,真部孝
明,中河原俊治,木村万里子,高松伸枝
4. 食べ物と健康 食品学・食品機 共 2012年3月
能学・食品加工学改訂版(第2
版第1刷)
(再掲)
(学術論文)
1. 給食経営管理実習からみた北
海道におけるフードマイレージ
と地産地消(査読付)
共 2009年11月 食品科学教育協議会会誌 (共同研究につき本人担当部分抽出不可能)
第6巻第1号
岩崎のり子,小林麻美,小林伶奈,山崎由佳,
中河原俊治
(その他)
(学会発表)
1. アスパラガス擬葉乾燥粉末の摂 共 2008年5月
取による脂質代謝への影響
2. Effect of asparagus cladophylls
on lipid metabolism in rats.
共 2008年9月
第62回日本栄養・食糧学 山腰智子,奥村純子,金澤匠,佐藤博二,福島
会大会
道広,西村直道,中河原俊治,知地英征
(埼玉)
第15回国際栄養士会議
(神奈川)
Abstract book
Tomoko Yamakoshi, Junko Okumura, Takumi
Kanazawa, Hiroji Sato, Seisuke Mtonishi,
Michihiro Fukushima, Naomichi Nishimura,
Shunji Nakagawara, Hideyuki Chiji
3. ELSD-HPLCによる食肉中のL- 共 2009年9月
カルノシン・L-アンセリンの定量
第56回日本栄養改善学会 佐藤真奈美,加勢宏樹,森樹沙,樫野いく子,
知地英征,中河原俊治
学術総会
(札幌)
4. HPLC-ELSDによる食肉中のβ 共 2010年5月
-アラニルジペプチドの定量法
第64回日本栄養・食糧学 樫野いく子,加勢宏樹,佐藤真奈美,森樹沙,
会大会
稲澤幸恵,知地英征,中河原俊治
(徳島)
146
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
5. 学校給食におけるフード・マイ
レージを用いた食品群別貢献
度の検討(第1報)
共 2011年11月 日本食生活学会第43回大 村田まり子,根本亜矢子,内海さやか,松山琴
美,東定利,中河原俊治
会
(札幌)
6. 北方系小果樹・アロニア
(Aronia melanocarpa )果汁粉
末の酸化ストレスに対する効果
共 2012年2月
日本食品科学工学会北海 水口喜代,黒坂友里恵,齋藤靖香,中村由貴子,
道支部大会
高橋あずさ,鈴木卓,大屋収,知地英征,中河原俊
(札幌)
治
7. 北方系小果実類(Aronia
melanocarpa )のラット肝グルタ
チオン代謝への影響
共 2012年3月
2012年度日本農芸化学会 水口喜代,黒坂友里恵,齋藤靖香,中村由貴子,
大会
高橋あずさ,鈴木卓,知地英征,中河原俊治
(京都)
8. アセトアミノフェン誘導ラット肝
障害における防御応答へのア
ロニア果汁の効果
共 2012年5月
第66回日本栄養・食糧学 水口喜代,黒坂友里恵,齋藤靖香,中村由貴子,
高橋あずさ,鈴木卓,知地英征,中河原俊治
会大会
(仙台)
9. アロニアがラット小腸上皮およ
共 2012年8月
び肝臓の抗酸化防御応答に与
える影響
日本食品科学工学会第59 水口喜代,黒坂友里恵,齋藤靖香,中村由貴子,
回大会
高橋あずさ,鈴木卓,知地英征,中河原俊治
(札幌)
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
日本農芸化学会,日本栄養・食糧学会,日本栄養改善学会,日本食品科学工学会,北方性機能性植物研究会,
American Society of Plant Biologists
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
2011年~2012年
日本農芸化学会代議員
2011年~現在
日本食品科学工学会第59回大会実行委員
<道内>
2010年~現在
日本栄養・食糧学会北海道支部参与
2011年~現在
日本食品科学工学会北海道支部会計監事
(地域的連携・貢献)
所属学会
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
入試部長,部長会議構成員,評議会評議員,自己点検・評価委員会委員,大学戦略会議構成員,動物実験委員会委員,人間
生活学部FD委員会委員,大学院FD委員会委員
V
学生支援に関する自己研鑽
147
所属
人間生活学部
食物栄養学科
学位 医学博士(北海道大学)
職名 副学長・教授
専門分野
臨床医学,解剖生理学
氏名
藤
井
義
大学院における研究指導担当資格
博
有
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目
<学 部> 解剖生理学A・B,臨床栄養学Ⅱ,老年期医学,卒業演習
<大学院> 食物栄養学総合講義
教育実践上の主な業績
年月日
概
要
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) ミニレポートによる学生の質問・授業 1994年~現 学生の質問・授業への感想・意見の知るために,毎回の授業毎にミニレ
への感想・意見の把握
ポートと称してB5版の1/2の用紙を配布して,授業の最後に回収している。
在
学生の授業内容を把握の程度,授業への関心や苦情,疑問を知り,質問に
は次回の授業において回答するようにしている。
2) 医学用語,解剖生理学用語の語源 2006年4月
を明示したうえでの解説の試み
~現在
3) 授業復習問題の作成と実施
2011年11月 学生が解剖生理学など医学関連の授業のポイントを理解しやすいように,
文章による授業内容の要約としてキーワード穴埋め式の授業復習問題を作
~現在
成し,各回の授業に実施している。
4) 学生による解剖生理学ワークブック 2012年4月
製作を通じて学生の自主的学習を ~現在
促す試み
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 高齢者の身長・体重の推定式の開
発と栄養評価の教育への応用
学生が解剖生理学,臨床医学,臨床栄養学に馴染みにくい理由のひとつ
は,古代ギリシャ語やラテン語の語源によってつくられた医学用語およびそ
の日本語翻訳語の特殊性にある。そこで,医学用語を語源にまで遡り解説
することを実施している。毎回の授業時のミニレポートにおける反響はよい。
学生が解剖生理学に主体的に取り組みにくい理由のひとつは,扱う専門
用語と知識の複雑さと量にある。そこで,米国の定評のある自学自習型の教
科書の日本語版を使用して,その復習問題を中心に,学生自らがワークブッ
クを作成することにで,予習と復習と試験勉強を主体的に実行する取り組み
を始めている。
1999年~現 高齢者の身長・体重の推定式−在宅における栄養評価に向けて− 藤女子
大学・藤女子短期大学紀要,第36号,第II部(1998年12月)で報告した高齢
在
者の身長・体重の推定式を使うことで,在宅において身長や体重を実測でき
ない高齢者の栄養評価を行う方法を教えている。
2) 解剖生理学実験ワークブックプリント 2007年9月
の製作による自主的学習の支援の ~現在
試み
解剖生理学実験は,1996年以来,独自に作成した実験マニュアルプリント
を使用してきたが,2007年からは,さらにこれを改良して,実験マニュアル兼
ワークブックプリントを作成して,予めファイルとともに配布して,学生の予習
と復習を主体的に促す取り組みを始めている。
3) ─人体の構造と機能および疾病の 2011年3月
成り立ち─疾病の成因・病態・診断・
治療 第2版
(医歯薬出版)
2003年の「栄養士法」の改正に伴い保健医療サービスの担い手として資質
の高い栄養士・管理栄養士の養成のための教科書作りに参加し,分担執筆
した。第10章「呼吸器系」(223-237頁)
編者:竹中優
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
1) 特集《今どきの大学生―健康管理 2009年3月
の視点から―》 大学における食育
―健康教育としての生活法(diaita)
Campus Health 46 (2) 33-38頁において,男女共同参画社会の実現を視
野に入れて,健康教育としての大学における食育の課題と方法について歴
史的に考察しかつ提言を行った。
2) 平成21年度北海道・東北地区メンタ 2009年10月 大学および高等専門学校の主に大学教員の参加者からなる分科会にお
いて,それぞれの職場において学生の抱える問題をどのように捉えて,教
ルヘルス研究協議会 第6分科会 29日,30日
育・カウンセリングを実践すべきかについて,相談関係の相性という視点から
「教員による学生支援―相談関係の
とらえ,2日間,のべ5時間に渡る討論を司会した。
相性―」司会
3) 上智大学グリーフケア研究所公開
講座講師
2010年7月
「いのちをおもう―この別れ かの再会 その文化―」と題して,グリーフケ
アを受ける側の視点およびそのケアを提供する側の視点に立って,グリーフ
ケアのありかたと意義について90分の講演を行なった。
4) 第3回日本スピリチュアルケア学会 2010年9月
学術大会 大会長講演「対話のまな
ざし―ヒポクラテスからプラトンへ―」
「いのちの教育とスピリチュアルケア」を大会のテーマとした学術大会の大
会長として,西洋医療の枠組みにおけるスピリチュアルケアの意義にについ
て歴史的な検証を行い,現代医療におけるスピリチュアルケアといのちの教
育について論じた。
148
教育実践上の主な業績
年月日
概
要
5) 平成22年度北海道・東北地区メンタ 2010年11月 北海道・東北地区の大学教員12名が参加した分科会において,教員とし
てどのように相談を実践すべきか,また発達障害の学生・家族にどのように
ルヘルス研究協議会 第6分科会 1日,2日
対処すべきかについて,2日間,のべ5時間に渡る討論を司会した。
「教員による学生支援―相談関係の
相性―」司会
6) 第34回日本死の臨床研究会年次大 2010年11月 予期せぬ大災難で愛する人を失った家族と悲嘆ケアの専門家の対談を企
会 特別企画 対談「グリーフケア」
画し,すでに大災難に遭遇した人とまだ遭遇していない人がどのように相互
司会
に学び合うことができるかという視点に立って,90分の対談を司会した。
7) 第14回日本統合医療学会 シンポ 2010年12月 16世紀西洋の内科医が医療の三本柱のひとつとして実践していた「生活
法」とその理念が見失われた現在,それを再発見・再構築することが統合医
ジウム「統合医療と臨床栄養指導の
療の大切な目的であり,管理栄養士が実践するdieteticsが現代の「生活法」
現状と課題」のシンポジスト兼座長
を担う意義について論じた。
8) 北海道栄養士会生涯学習研修会
「ターミナルケアについて」講演
2011年10月
北海道栄養士会の会員を対象に,ターミナル・ケアの考え方の変遷,終末
期の栄養支援に関する日本と米国の栄養士職の見解の比較,ターミナルケ
アにおける食事のあり方,緩和栄養の実践方法について90分の講演を行
なった。
9) 平成23年度北海道・東北地区メンタ 2011年11月 一般社会におけるひきこもりの実態を知り必要とされている支援を把握する
ルヘルス研究協議会 基調講演「ひ
ために,内閣府が平成22年2月に実施した実態調査の結果に関して,ひきこ
きこもり現象―高等教育における
もり現象の背景にある現代の一般の子ども・若者の自信のなさ,現代の人間
キャリア教育とメンタルヘルスについ
関係における欧米型個人主義的価値の増大,ひきこもり親和群の特徴,
ての考察―」講師
“living from” (enjoyment・ 喜び)を育てられる家庭のあり方などについて考
察した(60分)。
10) 平成23年度北海道・東北地区メンタ 2011年11月 北海道・東北地区の大学教員8名が参加した分科会において,教員として
どのように相談を実践すべきか,エゴグラムの違いと相性,教員と学生の
ルヘルス研究協議会 第6分科会
ギャップ, 多様な窓口の必要性, 休学制度の積極的活用, 教員が身につけ
「教員による学生支援─相談関係の
るべきスキルとそのゴール, 学生が身につけるべきスキルとそのゴール, 日本
相性─」司会
文化における大学教育の視点についてなど,2日間,のべ5時間に渡る討論
を司会した。
4. その他教育活動上特記すべき事項
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①西洋医学における食哲学の系譜についての研究
②明治以前の日本における食哲学の系譜についての研究
③近代日本における食哲学の系譜についての研究
研究内容: ①古代ギリシアの医学の父ヒポクラテスに遡る生活療法,外科療法,薬物療法を三本柱とする西洋伝統医学は,16世紀
の近代外科の父アンブロワーズ・パレに継承されていた。しかし17世紀以後,近代科学の方法を導入し科学的医学と
なった西洋生物医学は,三本柱のうちの生活療法を省みなくなった。19世紀のナイチンゲールは,樹立したナース制度
により生活療法をナースの仕事として復活することを目指した。生活療法の根幹にある食哲学が現代のチーム医療およ
び統合医療の展開につながる礎となっていることを検証した。
②禅林において炊事と典座を大切にした道元禅師,菩薩として受食(托鉢)を実践した良寛禅師,養生術と養心術を駆
使して天地の心と呼応する心からの人間愛的行為を勧めた儒医貝原益軒,大宇宙(自然)とともに生き,互性活真が生
き生きと躍動する「自然世」の処方箋を後世に残した町医者安藤昌益,小児科医かつ国学者として一貫して眼に見えな
い本質的な勢い(気や神霊)を敬ういのちの視野を追究した本居宣長において,明治以前の日本において脈々と流れて
いる食哲学の豊かさを検証した。
③内的基準を持った人格,世界人としての日本人を創造することすなわち西洋と東洋の長所を結合することでよりよい哲
学を創設し,直観の精神を土台として科学を応用することを理想とした新渡戸稲造および食われる魚鳥獣の心持ちが感
ぜられた感性から菜食へ決意し,概念的思考ではなく,本心から起ってくる感情,本心から起こってくる気持ち,そのとお
りの心象から出発し現象の陰陽をそのとおりの心象スケッチとして把握する新たな哲学を示した宮澤賢治の思想の底流
にある食哲学の姿について検証した。
単著・ 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
共著の
著書・論文等の名称
担当頁及び編者・共著者名
の年月
別
発表学会等の名称
(著 書)
1. ─人体の構造と機能および疾 共 2011年3月 医歯薬出版
第10章「呼吸器系」(223-237頁)
病の成り立ち─疾病の成因・病
編者:竹中優
態・診断・治療 医歯薬出版
第2版
(再掲)
149
著書・論文等の名称
(学術論文)
1. A novel assay system for
myeloperoxidase activity in
whole saliva
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
共 2008年1月
Clinical Biochemistry 41
584-590頁
◎Wataru Sakamoto, Yoshihiro Fujii
2. 良寛禅師の戒語の普遍性─項 単 2008年3月
目の分類と分析─(査読付)
藤女子大学QOL研究所
紀要 第3巻第1号
11-24頁
3. 良寛禅師の受食法─栄養療法 単 2008年3月
の知的枠組についての研究5
─
藤女子大学紀要 第45号 13-23頁
(第Ⅱ部)
4. メタボリックシンドロームと脂肪
細胞(査読付)
共 2008年3月
藤女子大学QOL研究所
紀要 第3巻第1号
5-10頁
5. 特別養護老人ホーム入所高齢
者の食事関連満足度に関する
本人と施設職員の認識の差異
の検討(査読付)
共 2008年3月
藤女子大学QOL研究所
紀要 第3巻第1号
41-57頁
◎吉田真弓,藤井義博
6. 特集《今どきの大学生─健康管 単 2009年3月
理の視点から─》 大学におけ
る食育─健康教育としての生活
法(diaita)─
(再掲)(査読付)
Campus Health 46 (2)
33-38頁
7. 自然塩の可能性について─
「宗谷の塩」を用いた官能検査
─
藤女子大学紀要 第46号 35-41頁
(第Ⅱ部)
◎田中里佳,藤井義博
共 2009年3月
8. 貝原益軒の養生術─栄養療法 単 2009年3月
の知的枠組についての研究6
─
藤女子大学紀要 第46号 43-51頁
(第Ⅱ部)
9. 貝原益軒の生活教育哲学に基 単 2009年3月
づいた食育(査読付)
藤女子大学QOL研究所
紀要 第4巻第1号
5-15頁
10. ブログによる栄養指導の有用性 共 2009年3月
の検討(査読付)
藤女子大学QOL研究所
紀要 第4巻第1号
39-45頁
◎隈元晴子,藤井義博
11. 自然塩の可能性について2 ─ 共 2010年3月
「宗谷の塩」とだし汁を用いた官
能検査─
藤女子大学紀要 第47号 25-32頁
(第Ⅱ部)
◎田中里佳,藤井義博
12. 安藤昌益研究序説 ─栄養療
法の知的枠組についての研究
7─
単 2010年3月
藤女子大学紀要 第47号 9-18頁
(第Ⅱ部)
13. 安藤昌益の死生観 ─道元禅
師との比較─(査読付)
単 2010年3月
藤女子大学QOL研究所
紀要 第5巻1号
17-26頁
14. 特別養護老人ホーム入所者の 共 2010年3月
食事関連満足度に及ぼす配偶
者の死別経験についての検討
(査読付)
藤女子大学QOL研究所
紀要 第5巻1号
27-34頁
◎吉田真弓,藤井義博
15. 自然塩の可能性について3─
味付けに「宗谷の塩」を用いた
食材(獣肉および魚肉)の官能
検査─
藤女子大学紀要 第48号 57-67頁
(第Ⅱ部)
◎田中里佳,藤井義博
共 2011年3月
16. 本居宣長におけるいのちの視 単 2011年3月
野─栄養療法の知的枠組につ
いての研究8─
藤女子大学紀要 第48号 85-95頁
(第Ⅱ部)
17. 本居宣長の二つの奥つき―宣
長の悲嘆と志―(査読付)
藤女子大学QOL研究所
紀要 第6巻1号
単 2011年3月
150
17-24頁
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
18. 特別養護老人ホーム入所者の 共 2011年3月
食事関連満足度に及ぼす配偶
者の死別経験についての検討
(第2報)(査読付)
藤女子大学QOL研究所
紀要 第6巻1号
45-53頁
◎吉田真弓,山田美智子,角張敬子,藤井義博
19. 虚弱高齢入院患者と特別養護
老人ホーム入所者における主
観的食事満足度の比較検討
(査読付)
共 2011年3月
藤女子大学QOL研究所
紀要 第6巻1号
55-63頁
◎角張敬子,吉田真弓,山田美智子,藤井義博
20. 新渡戸稲造が模索した日本人
の生き方─栄養療法の知的枠
組についての研究9─
単 2012年3月
藤女子大学紀要 第49号 57-70頁
(第Ⅱ部)
21. 新渡戸稲造の目指した女子教
育(査読付)
単 2012年3月
藤女子大学QOL研究所
紀要 第7巻1号
22. 宮澤賢治の聖い資糧─栄養療 単 2013年3月
法の知的枠組についての研究
(印刷中)
10─
(その他)
1. 書評 藤川幸之助 著「手をつ
ないで見上げた空は」
13-23頁
藤女子大学人間生活学部
紀要 第50号
単 2008年5月
北海道新聞 第23559号
(日刊)
2. <公開講座─シンポジウム>
いのちを支えるケア
共 2009年3月
藤女子大学QOL研究所
紀要 第4巻第1号
3. 書評 山折哲雄 著「往生の極
意」
単 2011年11月 北海道新聞 第24801号
(日刊)
4. 「東日本大震災と大学」につい
てのアンケート集計結果報告
単 2012年3月
Campus Health 49 (2)
157-167頁
◎宮田正和,五味慎太郎,藤井義博,苗村育
郎,吉川弘明,久保田稔,吉原正治
(学会発表)
1. A method of nutritional
共 2008年9月
instruction with the use of Blog
15th International
Congress of Dietetics
◎Haruko Kumamoto, Yoshihiro Fujii, Miho
Fujii, Kanae Aoki, Chiaki Hamamatsu
2. 自然塩の可能性について─宗
谷の塩」とだし汁を用いた官能
検査─
53-70頁
◎梅田恵,栗原幸江,松島たつ子,藤井義博
(コーディネーター)
共 2008年10月 第10回IMJ北海道支部会 ◎田中里佳,藤井義博
3. ブログによる栄養指導の有用性 共 2008年11月 第60回北海道公衆衛生学 ◎隈元晴子,藤井義博
会
の検討
4. 保育士養成課程における学生
の食習慣について─多角的な
視点から検討─
共 2008年11月 第60回北海道公衆衛生学 ◎齋藤恭子,藤井義博
会
5. 栄養教育が食習慣に及ぼす影 共 2008年11月 第7回日本栄養改善学会 ◎齋藤恭子,藤井義博
響について─保育士養成課程
北海道支部学術総会
に所属する学生を対象として─
6. 自然塩の可能性について─
共 2008年12月 第1回日本統合医療学会 ◎田中里佳,藤井義博
「宗谷の塩」とだし汁を用いた官
総会
能検査─
7. 骨度法を用いた身長の推定式
共 2009年9月
第56回日本栄養改善学会 ◎坂本洋子,藤井義博
学術総会
8. 特別養護老人ホーム入所者の
食事満足度に影響を及ぼす配
偶者との死別経験についての
検討
共 2009年9月
第56回日本栄養改善学会 ◎吉田真弓,藤井義博
学術総会
151
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
9. ソフト食が食事満足度と嚥下に 共 2009年9月
及ぼす影響─施設入所高齢者
におけるソフト食とキザミ食の比
較─
担当頁及び編者・共著者名
第56回日本栄養改善学会 ◎山田美智子,藤井義博
学術総会
10. 自然塩の可能性について~
「宗谷の塩」と食材を用いた官
能検査~
共 2009年10月 第11回日本統合医療学会 田中里佳,藤井義博
(IMJ)北海道支部会
11. 骨度法を用いた身長の推定式
共 2009年11月 第33回日本死の臨床研究 ◎坂本洋子,藤井義博
会年次大会
12. 特別養護老人ホーム・老人保
共 2009年11月 第33回日本死の臨床研究 ◎竹中春奈,藤井義博
健施設─「生活の場」─におけ
会年次大会
る見取りケアとしての食事ケアと
管理栄養士の役割
13. シャイ・ドレーガー症候群の患 共 2009年11月 第33回日本死の臨床研究 ◎井塚ふみ子,藤井義博
者の希望を叶えたゼリー食の提
会年次大会
供─管理栄養士の取り組み一
事例─
14. 自然塩の可能性について~
「宗谷の塩」と食材を用いた官
能検査~
共 2009年11月 第13回日本統合医療学会 ◎田中里佳,藤井義博
総会(IMJ 2009 東京大
会)
15. 特別養護老人ホーム入所者の 共 2010年9月
食事満足度に影響を及ぼす配
偶者との死別経験について(第
2報)
第57回日本栄養改善学会 ◎吉田真弓,山田美知子,角張敬子,藤井義博
16. 特別養護老人ホーム入所者と
高齢入院患者における主観的
食事満足度の比較検討
第57回日本栄養改善学会 ◎角張敬子,吉田真弓,山田美知子,藤井義博
共 2010年9月
17. 自然塩「宗谷の塩」の味覚的特 共 2010年9月
徴~だし汁と食材(獣肉・魚肉)
による検討~
第57回日本栄養改善学会 田中里佳,藤井義博
学術総会
18. 管理栄養士としてNBMの実践
―神経難病患者の食事ケアを
通して―
共 2010年11月 第34回日本死の臨床研究 ◎井塚ふみ子, 藤井義博
会年次大会
19. 在宅における栄養アセスメント
―上腕周囲長・下腿周囲長を
使用した体重の推定式―
共 2010年11月 第34回日本死の臨床研究 ◎坂本洋子,藤井義博
会年次大会
20. ソフト食を摂取する施設入所高 共 2010年11月 第17回日本未病システム ◎山田美智子,藤井義博
齢者の食事満足度について―
学会学術総会
食形態別の検討(第1報)―
21. 長期入院中の虚弱高齢入院患 共 2011年9月
者における食事満足度と食事
観の検討
22. 特別講演I 高齢期の緩和栄養
について
第58回日本栄養改善学会 ◎角張敬子, 吉田真弓, 藤井義博
学術総会
単 2011年11月 日本食生活学会第43回大
会
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
152
Ⅲ 社会連携・社会貢献
日本医師会,日本臨床栄養学会,日本栄養改善学会,全国大学保健管理協会,死の臨床研究会,日本統合医療学
所属学会 会,日本スピリチュアルケア学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
1999年~現在
日本死の臨床研究会世話人
2004年~現在
日本臨床栄養学会評議員
2004年~現在
公益法人全国大学保健管理協会理事
2007年~現在
日本スピリチュアルケア学会理事
2009年~現在
日本死の臨床研究会国際交流委員長
2012年~現在
一般社団法人日本統合医療学会理事
<道内>
1999年~現在
公益法人全国大学保健管理協会北海道地方部会世話人
2010年~現在
一般社団法人日本統合医療学会北海道支部長
2011年~現在
公益社団法人北海道科学技術総合振興センター「食と医の健康研究会」メンバー
2012年~現在
日本臨床栄養学会北海道支部副会長
(地域的連携・貢献)
(国際的連携・貢献)
2012年11月3日
第36回日本死の臨床研究会年次大会のプログラムとして「国際交流広場」の開催(京都)
Ⅳ 学内運営活動
副学長,部長会議構成員,評議会評議員,自己点検・評価委員会委員,大学戦略会議構成員, キリスト教科目運営委員会委
員,保健センター長,学生相談室長,ハラスメント人権委員会委員長, 広報「藤」編集委員会委員長,学校法人藤学園理事,藤
学園高大連携協議会委員 等
V
学生支援に関する自己研鑽
2012年8月29日~31日
2012年10月17日~18日
2012年11月8日~9日
2012年12月5日
第50回全国大学保健管理協会 北海道地方部会研究集会参加(札幌)
第50回全国大学保健管理研究集会参加(神戸)
第34回全国大学メンタルヘルス研究会参加(札幌)
藤女子大学ハラスメント人権委員会主催研修会「リスクマネージメントとしてのパワーハラスメン
ト」司会(藤女子大学)
153
所属
人間生活学部
食物栄養学科
学位 博士(農学)(北海道大学)
職名 教授
専門分野
食品学
氏名
松
坂
裕
大学院における研究指導担当資格
子
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目
<学 部> 食品化学A,食品化学B,食品成分分析実験,科学英語A・B,総合演習B,卒業演習,卒業研
究,女性とキャリア
<大学院> 食物栄養学総合講義
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) ゼミにおける英語文献訳の添削
2002年8月
~現在
概
要
ゼミ生全員の英語文献の訳を添削し,ひとりずつ専門用語の補足説明と
ディスカッションを行っている。このことにより,学生の英語読解力の向上と専
門知識の理解が深まると考えられる。
2) 講義内容の工夫
2002年9月
~現在
講義科目(食品化学B)では,教科書の補助としてプリントを作成し,わかり
やすい授業を目指している。さらに,毎回,感想・質問カードを配布し,質問
には次の授業で解説するなど学生の理解度を確認しながら進めている。毎
年行っている「学生による授業評価」では,全項目で学部平均値より高い評
価が得られている。
3) 食品成分分析実験での工夫
2009年4月
~現在
実験を不得手とする学生も多いので,実験前の講義を丁寧に行い,予めサ
ンプルを用意するなどして,わかりやすい授業を目指している。レポートは毎
回,記憶が新しいうちにコメントをつけて返却している。学生からは,「説明が
わかりやすく,興味を持てた」との評価を得た。
2. 作成した教科書,教材,参考書
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
1) 高大連携の一環として,高校生に対 2008年9月
して化学実験の体験を指導
~現在
高大連携の一環として,藤女子高等学校の生徒に対して,本学科の実験
室を使って,化学実験(エステルの合成,合成色素の毛糸染色とTLCによる
同定)を指導している。本年は理系の3クラスと文系の2クラスを対象として各
クラスに2時間をあて,延べ5日間実施した。担当:松坂裕子,知地英征,中
河原俊治,水野佑亮,富塚琴美,福田絵里,吉田訓子,辻美穂
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①果実非可食部の抗酸化成分 ②植物性食品のラジカル消去活性
研究内容: ①ウルシ科のマンゴー種子のメタノール抽出物の抗酸化性をDPPHラジカル消去活性を指標に測定したところ,酢酸エ
チル可溶性画分に高いラジカル消去活性がみられた。この酢酸エチル画分より,カラムクロマトグラフィー,TLC, HPLC
により,活性物質を単離し,各種機器分析で,没食子酸メチルおよびペンタガロイルグルコースを同定した。両者はコー
ヒー酸よりも高いDPPHラジカル消去活性を示し,また,マンゴー種子中の含量も多いので,マンゴー種子の抗酸化性に
寄与していると考えられる。ペンタガロイルグルコースは,近年,細胞レベルで病原性細菌の増殖抑制の報告がされてい
る。このことから,従来,ほとんどが廃棄されているマンゴー種子に多量に含まれるペンタガロイルグルコースの有効利用
が期待される。
②3種類の熱帯産果実(マンゴー,アボカド,スターフルーツ)およびリンゴの非可食部(種子部,外果皮部)の総ポリフェ
ノール含量と抗酸化能(DPPHラジカル消去活性)をそれらの可食部(果実部)と比較した。分析した全ての果実の非可
食部は可食部に比べて高い抗酸化能を示し,特にマンゴー種子部で高いDPPHラジカル消去活性が認められた。食品
加工への応用を目的として,マンゴー種子から粗精製したポリフェノールをクッキーに添加して,過酸化物価(POV)を調
べた。50℃で50日経過後のマンゴー種子ポリフェノール添加クッキーの酸化は,無添加クッキーに比べて90%抑制さ
れ,酸化抑制のコントロールとして用いたα-トコフェロールと同等の抑制能を示した。
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
(著 書)
154
担当頁及び編者・共著者名
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
(学術論文)
1. Evaluation of antioxidant
capacity of non-edible parts of
some selected tropical fruits
(査読付)
2. Successful introduction of
novel supercoolant,
Kaempferol 7-O-beta-Dglucopyranoside (KF7G), to
sub-zero non-freezing rat
heart preservation(査読付)
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
共 2010年9月
Food Sci.Technol.Res.
共 2010年10月 Low Temperature
Medicine
担当頁及び編者・共著者名
467-472頁
◎Y. Matsusaka, J. Kawabata
20-24頁
◎S.Shimada, N.Motomura, O.Kinoshita,
A.Saito, J.Kasuga,Y.Matsusaka, J.Kawabata,
C.Kuwabara, S.Fujikawa, M.Ono
3. 熱帯産果実非可食部の抗酸化 単 2011年3月
性とクッキーへの応用
藤女子大学紀要 第48号 97-101頁
(第Ⅱ部)
4. ドリアン(Durio zibehinus Murr.) 単 2012年3月
種子の加熱による抗酸化性お
よびポリフェノールの変化と主
要な活性物質
藤女子大学紀要 第49号 71-75頁
(第Ⅱ部)
5. マンゴー(Mangifera indica L.)
種子のラジカル消去活性物質
の単離
藤女子大学人間生活学部
紀要 第50号
(その他)
1. 学位論文 熱帯産果実非可食
部の抗酸化性に関する研究
(学会発表)
1. アボカド外果皮の抗酸化成分
単 2013年3月
(印刷中)
単 2011年3月
1-113頁
共 2008年3月
日本農芸化学会2008年度 ◎松坂裕子,川端潤
大会
名城大学
2. 熱帯産果実非可食部の抗酸化 共 2009年3月
成分(1)─ドリアンおよびマン
ゴーの成分について
日本農芸化学会2009年度 ◎松坂裕子,川端潤
大会
(福岡)
3. 熱帯産果実非可食部中の糖質 共 2009年3月
分解酵素阻害成分の探索
日本農芸化学会2009年度 ◎塩谷直美,松坂裕子,川端潤
大会
(福岡)
4. サルナシ果皮の抗酸化成分
共 2011年9月
日本食品科学工学会2011 ◎松坂裕子,川端潤
年度大会
(仙台)
5. サルナシ (Actinidia arguta ) 果
皮の抗酸化成分 (2)
共 2012年3月
日本農芸化学会2012年度 ◎松坂裕子,川端潤
大会
(京都)
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
155
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 日本栄養・食糧学会,日本食品科学工学会,日本農芸化学学会,日本家政学会,日本調理科学学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
2012年8月
<道内>
日本食品科学工学会第59回大会実行委員
(地域的連携・貢献)
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
キャリア支援委員会委員
V
学生支援に関する自己研鑽
2012年12月5日
ハラスメント研修会「リスクマネージメントとしてのパワーハラスメント」参加(藤女子大学)
156
所属
人間生活学部
食物栄養学科
学位 理学博士(北海道大学)
職名 教授
専門分野
生化学
氏名
水
野
佑
大学院における研究指導担当資格
亮
有
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目
<学 部> 生化学A・B,栄養生化学実験,総合演習B,管理栄養士演習,卒業演習,卒業研究
<大学院> 生体機能学特論Ⅱ,食物栄養学総合講義
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 「栄養生化学実験」のテーマの更新 2001年6月
~現在
概
要
生化学の進歩にあわせて実験内容を更新しており,近年のタンパク質や遺
伝子分野の発展にあわせて,タンパク質の酵素分解や遺伝子DNAを分離す
る実験項目を加えた。2004年度には科目名を「栄養生化学実験」に変え,栄
養学の実験項目を加えて内容を充実した。
2) 「生化学A.B」の授業方法
2004年3月
~現在
3) 「栄養生化学実験」を三クラスに分
けて実施
2010年度~ 3年生の必修科目「栄養生化学実験」は従来2クラスに分けて行なっている
が,今年度は,受講学生が多く,一クラス37名の三クラスに分けて実施した。
現在
実験のレポートは,従来は一連のテーマの区切りでまとめて書いて提出させ
ていたが,今年度は実験終了後1~2時間で書いて提出することにした。こ
の方が学生には予習が必要となり,実験の理解も改善されたが,教員の負
担は増えた。
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) はじめてみよう生化学実験
「生化学」の講義では,主に映写装置を使って教科書の内容を説明してい
る。学生による「授業改善のためのアンケート」において学生がこの方法,特
に映写の使用が理解のために効果的であると答えている。また教科書の記
述では足りない部分を他の本の図表など補足して解説している。期末試験,
中間試験のほかに再試験を実施して勉強する機会を増やしている。
毎年改訂
3年生の「栄養生化学実験」では各実験の目的,原理,操作法,計算法,な
どを計27頁のプリントにして各人に配布し利用している。なお2007年現在,こ
の内容の一部を,他大学の同分野の数名の教員との共著で三共出版株式
会社から2008年3月に出版した教科書「はじめてみよう生化学実験」に掲載
した。
2) 生化学の資料
毎年改訂
2年生の「生化学A,B」の講義では必要な図表を映写して示している。使用
している教科書では説明が不十分は所は,他の本の図表等から資料をつく
り,補足している。また,独自の演習問題を約50題作り配布して,要点を復習
し理解を深めるための素材とした。2008年度からは,管理栄養士国家試験
の過去問題と解説を授業の進行に合わせて配布し,自習の到達基準として
利用させている。
3) 管理栄養士演習の資料
2006年~現 4年生の「管理栄養士演習」の教材として,過去14年分の管理栄養士国家
試験の生化学分野の問題,解答,解説をWeb登録し,学生が自習できるよう
在
にした(eラーニング)。
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
1) 高大連携の一環として,高校生に対 2008年8月
して化学実験の体験を指導
2009年9月
~現在
高大連携の一環として,藤女子高等学校の生徒に対して,本学科の実験
室を使って化学実験を行った。3年生2クラス(理系)に対しては,「糖質の定
性反応」および「タンパク質の定性反応」を指導した。担当:水野佑亮,小田
美也子,田中里佳
高大連携の一環として,藤女子高等学校の生徒に対して,本学科の実験
室を使って,化学実験(エステルの合成,合成色素の毛糸染色とTLCによる
同定)を指導している。本年は理系の3クラスと文系の2クラスを対象として各
クラスに2時間をあて,延べ5日間実施した。担当:松坂裕子,知地英征,中
河原俊治,水野佑亮,富塚琴美,福田絵里,吉田訓子,辻美穂
157
Ⅱ 研究活動
研究課題: 食物栄養学科の学生を対象とした実験科目「栄養生化学実験」の構成および改良
研究内容: 本学の食物栄養学科の必修科目「栄養生化学実験」のテキストは十数年前に作製し,それを用いて毎年3年生に実験
授業を実施して来たが,これは学生からの質問や提出されるレポート等から彼女等の理解の程度を分析して,より理解を
深めるように毎年改訂を積み重ねている。その内の下記の著書の欄に書いた項目に関する部分が,他大学における生
化学関連の学生実験でも共通に利用出来るという合意のもとに,数校の大学の教員と共著で2008年に「はじめてみよう
生化学実験」という名称の教科書として出版した。
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
(著 書)
1. はじめてみよう生化学実験
(再掲)
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
共 2008年3月
三共出版株式会社
担当頁及び編者・共著者名
「4-3 アミノ酸・タンパク質に関する実験」(38-39
頁),「5-1,2 酵素に関する実験」(55-59頁),「71 核酸に関する実験」(76-78頁)
◎山本克博(編著),小原効,金澤康子,佐々木
胤則,西村直道,水野佑亮
(学術論文)
(その他)
(学会発表)
過去5年間公表していない研究活動
研究課題: アシルホスファターゼの構造と機能
研究内容 酵素アシルホスファターゼの構造と生理機能を解明し,栄養や健康における位置づけを明らかにする。
及び
: 本酵素は恒温動物のほ乳類や鳥類に多く存在し,体温維持のため体熱産生をしていると考えられているが,変温動物
進捗状況 の本酵素は量が少なく,データが少ない。そこで比較のため当研究室では魚類のサケの本酵素を初めて精製し,一次
構造の研究を進めている。数年前にサケ筋肉の本酵素を精製し,そのアミノ酸配列を解析して,筋肉型アイソザイムと同
定した。最近サケ脳の本酵素のcDNAの塩基配列を解析し,臓器共通型アイソザイムであることを見いだした。その他の
魚類や水産動物を対象として,本酵素の分布を調べ,魚類の他にエビ類にも本酵素が2分子種存在することを見いだし
た。またラットを用いて,食餌性肥満や甲状腺ホルモン投与がこの酵素の活性におよぼす影響を調べたところ,甲状腺ホ
ルモンによる熱産生への本酵素の関与が示唆された。
公表予定: 2013年
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 日本生化学会,日本栄養・食糧学会,北海道分子生物学会,北海道医学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
<道内>
(地域的連携・貢献)
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
食物栄養学専攻主任,評議会評議員,図書館委員会委員,図書館情報学課程運営委員会委員,動物実験委員会委員
V
学生支援に関する自己研鑽
2012年12月5日
ハラスメント研修会「リスクマネージメントとしてのパワーハラスメント」参加(藤女子大学)
158
所属
人間生活学部
食物栄養学科
学位 博士(農学)(酪農学園大学)
職名 准教授
専門分野
調理科学
氏名
菊
地
和
大学院における研究指導担当資格
美
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目
<学 部> 調理科学,調理実習Ⅰ・Ⅱ,臨地実習(給食経営管理論実習,栄養教育実習),地域栄養学実
習,卒業演習,卒業研究
<大学院> 調理科学特論
教育実践上の主な業績
年月日
概
要
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 画像を用いたパワーポイントなど視 2008年~現 「調理科学」や「フードスペシャリスト論」において画像を取り入れながら具
聴覚教材を活用した授業の展開
在
体的な授業の進め方をするために「授業改善のためのアンケート」の評価を
活かした上,効果的に用いられるような工夫をしている。
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 地域栄養活動論
(同文書院)
2) 調理実習のプリント(レシピ作成)
2008年4月
地域栄養学実習にむけて,教科書を作成した。第8章135-140頁。
2010年4月
~現在
調理実習のプリント(レシピ)を作成した。
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
1) 全国研究教育栄養士協議会研修会 2009年8月
で実習実践の発表
2) 札幌市教育委員会主催のフードリ
サイクルの実践発表
2010年2月
全国研究教育栄養士協議会「管理栄養士・栄養士養成のための臨地実習
の検討」について,教育実践の発表を行った。
札幌市教育委員会主催の北海道産食材を用いた学校給食の地産地消に
ついて,札幌市食育推進検討委員会委員としてフードリサイクルの報告し
た。
3) 札幌市北保健センター主催の食育 2010年4月
学習会
札幌市北保健センター主催の札幌市食育推進計画ならびに北海道産食
材を用いた食育の大切さを報告した。
4) 札幌市教育委員会主催の栄養教諭 2011年8月
講座
札幌市教育委員会主催の栄養教諭講座「第二次食育推進基本計画」に
ついて報告した。
5) 石狩市保健センター主催の食生活 2012年3月
改善推進員養成講座
石狩市保健センター主催の石狩市食生活改善推進員養成講座ならびに
「第二次食育推進基本計画」講座担当した。
4. その他教育活動上特記すべき事項
Ⅱ 研究活動
研究課題: 北海道食材に関する調理科学的研究
研究内容: 北海道食材に関する調理科学的研究では,北海道産食材の調理加工による冷凍・解凍後の影響を明らかにすること
を目的として,食品の物理化学的特性である顕微鏡観察と微細構造,粘度や色調,加熱温度変化,解凍時の離水量な
どを測定して比較検討した。
単著・ 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
共著の
著書・論文等の名称
担当頁及び編者・共著者名
の年月
別
発表学会等の名称
(著 書)
1. 地域栄養活動論
共 2008年4月 同文書院
第8章135‐140頁
◎菊地和美 他計12名
(再掲)
(学術論文)
1. 北海道における米の摂取状況
と調理状況について
共 2008年10月 酪農学園大紀要 33(1)
85-97頁
◎菊地和美,石澤,坂本恵,中澤留美,菅原久
美子,高橋セツ子,土屋律子,村上知子
2. クロテッドクリームの性状に関す 共 2008年12月 日本食生活学会誌 19
る研究(査読付)
(3)
273-279頁
◎菊地和美,古郡曜子
3. 北海道における米摂取の現状
と利用者意識(査読付)
◎菅原久美子,高橋セツ子,土屋律子,石澤,
菊地和美,坂本恵,中澤留美,酒向史代
共 2009年
食生活研究 Vol.29(3)
159
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
4. 酪農学園学生・生徒による北海 共 2009年3月
道産食材を活かした調理実習
5. 北海道江別市近郊に在住する
大学生における牛乳の利用状
況
北海道畜産学会誌 51
共 2009年12月 New food industry 44(1)
担当頁及び編者・共著者名
◎菊地和美,会田,宮本,古郡曜子
◎菊地和美,松下,安川澄子,石井智美
6. 保育所・幼稚園における食の思 共 2009年12月 日本調理科学会誌 42(6) ◎古郡曜子,菊地和美
い出調査(査読付)
7. 療養所訪問を通してハンセン病 共 2010年3月
問題を考える~回復者の聞き
取り事例から~(査読付)
藤女子大学QOL研究所
紀要 第5巻第1号
◎菊地和美,井上昌和,浅川身奈栄
8. 若年者の食育に関する意識と
実態(査読付)
共 2010年3月
家庭科・家政教育研究
◎菊地和美,山口蒼生子
9. 北海道産クロテッドクリームと
ジャムを用いた調理体験―トッ
ピングの指導―(査読付)
共 2010年3月
家庭科・家政教育研究
◎古郡曜子,菊地和美
10. 小麦粉の一部に化工澱粉を添
加した食パンの調理科学的特
性
共 2010年3月
藤女子大学紀要 第47号 ◎山本未穂,菊地和美,高橋セツ子,知地英征
(第Ⅱ部)
11. 女子中高生の健康と食生活と
の意識の現状(査読付)
共 2010年12月 日本食生活学会誌21(3) 232-242頁
◎菊地和美,根本亜矢子,齋藤郁子,東川尅美
12. 加工澱粉糊液の性状に関する
研究
共 2011年3月
藤女子大学紀要 第48号 43-48頁
(第Ⅱ部)
◎菊地和美,高橋セツ子,吉田訓子,山本未
穂,知地英征
13. Study on meal-planning
that considers the
environment in food
service management
共 2011年3月
藤女子大学紀要 第48号 49-55頁
(第Ⅱ部)
◎Kazumi Kikuchi,Ayako Nemoto,Tamiko
Yamaguchi
14. 人間生活学部人間生活学科選 共 2011年3月
択科目「食物学演習」について
~2009年~2010年度の学生レ
ポートより
人間生活学研究 第18号 45-52頁
藤女子大学人間生活学部 ◎高橋セツ子,菊地和美
人間生活学科
15. 療養所訪問を通してハンセン病 共 2011年3月
問題を考える~回復者の聞き
取り事例から~(査読付)
藤女子大学QOL研究所
紀要 第6巻第1号
16. 北海道産クロテッドクリームの品 共 2012年3月
質に及ぼす冷凍の影響
藤女子大学紀要 第49号 39-44頁
(第Ⅱ部)
◎菊地和美,坂本佳菜子
17. 北海道産にしんみその調理科
学的特性
共 2012年3月
藤女子大学紀要 第49号 45-50頁
(第Ⅱ部)
◎菊地和美,尾澤典子,市川晶子
18. 男子中高生の健康と食生活と
の意識の現状(査読付)
共 2012年7月
日本食生活学会誌23(1) 39-47頁
◎菊地和美,根本亜矢子,東川尅美
25-29頁
◎菊地和美,久能由弥,浅川身奈栄
19. 療養所訪問を通してハンセン病 共 2012年8月
問題を考える~回復者の聞き
取り事例から~
藤女子大学QOL研究所
紀要 第7巻第1号
20. 石狩市内の保育園における食
育活動(査読付)
共 2012年7月
家庭科・家政教育研究
53-60頁
第7号
◎菊地和美,川原陽子,中澤,林,住吉,吉田
藤女子大学家庭科・家政
教育研究会
共 2008年
酪農ジャーナル 1‐3月号 ◎菊地和美,一戸由美
(その他)
1. 牛乳で作ろう。料理とドリンク
160
31-35頁
◎菊地和美,浅川身奈栄
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
2. 北海道における米の摂取・調理 共 2009年
状況と米に対する意識調査
調理科学会報告書
3. 調理学辞典
全国調理師養成施設協会 大量調理の部分を担当
共 2009年
◎村上知子,菅原久美子,菊地和美,酒向史
代,高橋セツ子,山本未穂他計15名
4. 「調理文化の地域性と調理科
共 2011年2月
学」報告書―行事食・儀礼食―
日本調理科学会報告書
◎菊地和美,高橋セツ子,吉田訓子
5. 乳製品パンフレット
単 2011年
北海道リハビリー
酪農ジャーナルに掲載したレシピ集
6. ノースティック財団研究開発助
成事業2011研究成果報告書
共 2011年
北海道科学技術総合振興 加工馬鈴薯澱粉の栄養生理作用と健康機能食
センター
品の開発 知地,高橋,菊地,山本,福田,荒川
(学会発表)
1. 北海道における米の摂取・調理 共 2008年6月
状況と米に対する意識調査3
日本調理科学会支部会
(示説発表)
◎村田,村上,菅原,菊地,酒向,高橋,山本他計15
名
2. 北海道における米の摂取・調理 共 2008年6月
状況と米に対する意識調査4
日本調理科学会支部会
(示説発表)
◎坂本,村上,菅原,菊地,酒向,高橋,山本他計15
名
3. 北海道産食材を用いた食育の
研究1
共 2008年8月
日本調理科学会平成20年 (示説発表)
度大会
◎菊地,古郡
4. 北海道産食材を用いた食育の
研究2
共 2008年8月
日本調理科学会平成20年 (示説発表)
度大会
◎古郡,菊地
5. 北海道における米の摂取・調理 共 2008年8月
状況と米に対する意識調査2
日本調理科学会平成20年 (示説発表)
度大会
◎村上,菅原,菊地,酒向,高橋,山本他計15名
6. 北海道江別市の大学生におけ
る牛乳摂取状況2
第55回日本栄養改善学会 (示説発表)
◎菊地,松下,安川,石井
共 2008年9月
7. 北海道江別市在住の高齢者の 共 2008年9月
買い物と食・栄養意識
第55回日本栄養改善学会 (示説発表)
◎石井,菊地
8. 保育所・幼稚園における食の思 共 2008年11月 日本食生活学会第37回大 ◎古郡,菊地
会
い出調査
9. 子育てをしている母親の食事に 共 2009年6月
関する研究
日本調理科学会支部会
(示説発表)
◎菊地,野波
10. 北海道における米の摂取・調理 共 2009年6月
状況と米に対する意識調査5
日本調理科学会支部会
(示説発表)
◎土屋,村上,菅原,菊地,酒向,高橋,山本他計15
名
11. クロテッドクリームの品質に及ぼ 単 2009年8月
す冷凍ならびに糖類添加の影
響
日本調理科学会平成21年 (示説発表)
度大会
12. 米の摂取・調理状況と米に対す 共 2009年8月
る意識調査1
日本調理科学会平成21年 (示説発表)
度大会
◎村上,菅原,菊地他計15名
13. 米の摂取・調理状況と米に対す 共 2009年8月
る意識調査2
日本調理科学会平成21年 (示説発表)
度大会
◎会田,村上,菅原,菊地他計15名
14. 北海道札幌市近郊の大学生に 単 2009年9月
おける食生活状況
第56回日本栄養改善学会 (示説発表)
15. 北海道産クロテッドクリームと
ジャムを用いた調理体験
共 2009年9月
日本家政学会北海道支部 ◎古郡,菊地
会
16. 満足度調査による学内給食の
評価と献立作成における今後
の課題
共 2009年10月 第5回日本給食経営管理 ◎根本,菊地
学会
17. 女子学生を対象にした商品企
画に関する研究
共 2010年6月
日本調理科学会支部会
161
(示説発表)
◎菊地,泉澤,大内,菊地希,高瀬,東田,藤戸
著書・論文等の名称
18. 化工澱粉糊液の性状に関する
研究
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
共 2010年8月
担当頁及び編者・共著者名
日本調理科学会平成22年 (示説発表)
度大会
◎菊地,山本,高橋,知地
19. 米の摂取・調理状況と米に対す 共 2010年8月
る意識調査(第3報)
日本調理科学会平成22年 (示説発表)
度大会
◎村上,菅原,菊地他計15名
20. 米の摂取・調理状況と米に対す 共 2010年8月
る意識調査(第4報)
日本調理科学会平成22年 (示説発表)
度大会
◎会田,村上,菅原,菊地他計15名
21. 環境にやさしい食事をつくるた
めの温度管理
第57回日本栄養改善学会 (示説発表)
◎菊地,山口
共 2010年9月
22. 北海道産クロテッドクリームの調 共 2010年12月 第8回日本栄養改善学会 ◎菊地,古郡
理特性ならびに食育への応用
北海道支部会
23. 学校満足度と調理作業環境の
関連性について
共 2010年12月 第8回日本栄養改善学会 ◎根本,菊地
北海道支部会
24. 北海道の行事食―認知・経験
の現状―
共 2011年8月
日本調理科学会平成23年 (示説発表)
度大会(群馬)
◎木下教子,菅原久美子,菊地和美他計15名
25. 北海道の儀礼食―認知・経験
の現状―
共 2011年8月
日本調理科学会平成23年 (示説発表)
度大会(群馬)
◎菅原久美子,木下教子,菊地和美他計15名
26. 札幌近郊における離乳食の実 共 2011年11月 日本食生活学会第43回大 ◎尾澤典子,菊地和美,知地英征
態と離乳食や食事作りに対する
会(藤女子大学)
母親の意識調査
27. 大学生の不定愁訴
共 2011年11月 日本食生活学会第43回大 ◎根本亜矢子,菊地和美
会(藤女子大学)
28. 加工澱粉の調理科学的特性
共 2011年11月 日本食生活学会第43回大 ◎菊地和美,高橋セツ子,吉田訓子,知地英征
会(藤女子大学)
29. 大学生の調理実習デモンスト
レーションにおける役立ち感―
家庭科との関係を踏まえて―
共 2011年11月 日本食生活学会第43回大 ◎古郡曜子,菊地和美
会(藤女子大学)
30. にしんみその調理科学的特性
共 2011年11月 日本栄養改善学会北海道 ◎菊地和美,市川晶子,尾澤典子
支部会B1-4
(天使大学)
31. 北海道の行事食―喫食状況― 共 2012年8月
日本調理科学会平成24年 (示説発表)
度大会(秋田大学)
◎山口敦子,菊地和美,村上知子他計15名
32. 北海道の儀礼食―喫食・調理
状況―
日本調理科学会平成24年 (示説発表)
度大会(秋田大学)
◎坂本,菊地和美,村上知子他計15名
共 2012年8月
33. 北海道の行事食・儀礼食―親 共 2012年8月
子間における認知・経験の違い
―
日本調理科学会平成24年 (示説発表)
度大会(秋田大学)
◎菊地和美,菅原久美子,木下教子他計15名
34. 北海道産食材を用いた各大
共 2012年8月
学・短期大学の産学連携・教育
活動への取り組み
日本調理科学会平成24年 (示説発表)
度大会(秋田大学)
◎菊地和美,村上知子他計4名
35. 北海道石狩市近郊における保
育所給食の調理器具に関する
研究
共 2012年10月 日本栄養改善学会平成24 (示説発表)
年度大会
◎菊地和美,根本亜矢子,村田まり子
36. 地域に根ざしたコミュニケーショ 共 2012年10月 日本栄養改善学会平成24 (示説発表)
ン・マーケティング活動(第一
年度大会
◎菊地和美,村田まり子,根本亜矢子
報)
37. 種子食用ペポカボチャの普及
拡大に向けた食品開発に関す
る研究
共 2012年12月 日本栄養改善学会北海道 ◎菊地・坂本・福田・知地・嘉見
支部会A1-3(藤女子大
学)
162
過去5年間公表していない研究活動
研究課題: 北海道産の玄米,白糠産だったんそば,岩内産にしんみそ,中標津産鮭節の調理科学的特性ならびに食育に関する
研究を課題としている。
研究内容 2013年度はいずれも色調,粘性,官能検査などを実施し,応用したレシピを作成し,継続してまとめる予定。
及び
:
進捗状況
公表予定: 現在,継続実験中である。
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 日本調理科学会,日本食生活学会,日本栄養改善学会,日本食品科学工学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
2012年
2012年
<道内>
2010年~現在
2010年~現在
2010年~現在
2012年
2012年
2012年
2012年
2012年
2012年
(地域的連携・貢献)
特定非営利活動法人 日本栄養改善学会評議員
日本食生活学会評議員
公益社団法人北海道栄養士会副会長
公益社団法人北海道栄養士会財政検討委員会委員長
公益社団法人北海道栄養士会顕彰審査委員会委員長
公益社団法人北海道栄養士会広報部委員会
石狩市教育委員会学校給食運営委員
札幌市中央卸売市場検討委員会委員
特定非営利活動法人日本栄養改善学会北海道支部会学術総会幹事
石狩市商工会議所新石狩ブランド推奨品認定審査会委員
石狩市農林水産局 いしかり食と農のカレッジ運営委員会・委員長
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
教務部委員,教職課程委員会委員,人間生活学部カリキュラム委員会委員,人間生活学部公開講座委員会委員,QOL研究所
研究員
V
学生支援に関する自己研鑽
163
所属
人間生活学部
食物栄養学科
学位
修士(医科学)(北海道大学)
職名 准教授
専門分野
臨床栄養学
氏名
武
部
久 美 子
大学院における研究指導担当資格
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部>
臨床栄養学Ⅰ,臨床栄養学実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ,臨床栄養学演習,対人関係トレーニング,臨床栄
養活動論,総合演習A,食生活論,管理栄養士演習,女性とキャリア
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 臨床症例を用いた栄養教育技法の 2010年4月
習得
~現在
2) 摂食・嚥下障害患者への栄養ケア
スキル習得
概
要
実際の臨床症例を事例として用い,患者情報の読み取り,アセスメントおよ
び栄養ケアプラン作成,栄養指導プラン作成技術習得と共にSOAPの記録
技法習得を目指した。
2010年4月
~現在
身体への侵襲の少ない方法を用い咀嚼嚥下に関与する筋肉を固定した状
態で飲食物を摂取し,摂食・嚥下機能を体験的に学び,摂食・嚥下訓練食
調整技法および管理栄養士の栄養ケアのあり方について理解を深めた。
3) 医療機関における管理栄養士実務 2010年4月
を臨床事例より習得
~現在
医療機関において管理栄養士が関わる感染対策,危機管理など多領域の
実務について臨床事例を用い,インシデントレポートの記録法など具体的に
学び実践的スキル習得を目指した。
4) 褥瘡患者への栄養ケアスキル習得 2010年4月
~現在
褥瘡チームケアにおける管理栄養士の役割および褥瘡ケアの基礎知識習
得を目標に,臨床事例を用いブレーデンスケール,DESIGN-Rの記入方法,
栄養ケアプラン作成方法について知識を深めた。
5) 総合演習Aにおける臨地実習に向 2010年4月
~現在
けての教育プログラムの確立
臨床領域臨地実習にむけ必須習得事項について教育プログラムを作成(4
講)し実践した。
6) 臨地実習のための事前調査 調査 2012年5月
用紙の作成および調査報告書作成
学生の身体・心理面の状況および学業習得上の問題等について調査し臨
地実習指導への参考資料とした。
7) リハビリテーションと栄養ケア
学療法科学生との合同ゼミ
2012年9月
神戸大学,兵庫医療大学リハビリテーション科と合同でリハビリテーションと
栄養をテーマ(特にCOPD,摂食嚥下障害sessyokuenngesyougai ,サル
コペニア)に合同ゼミを実施し,栄養ケアにおけるチーム連携の重要性につ
いて理解を深めた。
8) 高齢者施設における嚥下調整食
食事提供スキルの習得
2012年12月
高齢者施設おいて,嚥下機能評価に基づく,食形態の調整方法と食事提
供システムについて実習プログラムを作成,実践的スキル習得を目指した。
9) 臨床領域 実習報告会の実施(90
分×2回)
2012年12月
各医療機関で自主研究を中心に各自が学んだ知識を学生全体で共有す
ることを目的に,各施設毎に発表しディスカッションを行なった。
理
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) NST 臨床栄養療法スタッフマニュ 2009年11月 「アトピー性皮膚炎」「アレルギー」「免疫疾患・膠原病」(508-523頁)分担執
アル
筆
2) 新しい臨床栄養管理(第3版)
2010年3月
「低栄養」「糖尿病患者への集団指導」「ターミナルケアとホスピス」「在宅訪
問栄養食事指導」(66-67頁,160-161頁,166-170頁)分担執筆
3) 症例から学ぶ臨床栄養教育テキスト 2010年4月
(増補版)
栄養管理に関する用語 他分担執筆
4) スタンダード人間栄養学「応用栄養 2010年9月
学」
「栄養ケアプラン」を分担執筆
5) 栄養食事療法の実習(第8版)
2011年4月
「摂食・嚥下障害」を分担執筆
6) モデルコアカリキュラム準拠 応用
栄養学
2012年2月
「第4章高齢期の生理的特徴と栄養ケア・マネジメント」分担執筆
7) 三訂 臨床栄養管理
2012年11月
「骨粗鬆症 くる病 骨軟化症 サルコペニア」分担執筆
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
164
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①介護高齢者施設における栄養評価法の研究
②在宅高齢者に対する栄養評価法および栄養ケアに関する研究
③高齢者におけるサルコペニアに関する栄養学的検討 ④母体栄養による胎盤機能のエピジェネティック制御
⑤モノカルボン酸トランスポーターの発現様式に関する組織化学的研究 ⑥高齢COPD患者における栄養学的研究
研究内容:
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
(著 書)
1. NST 臨床栄養療法スタッフマ 共 2009年11月 医学書院
ニュアル
(再掲)
担当頁及び編者・共著者名
「アトピー性皮膚炎」「アレルギー」「免疫疾患・膠
原病」(508-523頁)
清野裕,門脇孝,中村丁治他編
2. 新しい臨床栄養管理(第3版)
(再掲)
共 2010年3月
医歯薬出版
「低栄養」「糖尿病患者への集団指導」「ターミナ
ルケアとホスピス」「在宅訪問栄養食事指導」
(66-67頁,160-161頁,166-170頁)
渡邊早苗,寺本房子他編
3. 症例から学ぶ臨床栄養教育テ
キスト(増補版)
(再掲)
共 2010年4月
医歯薬出版
「栄養管理に関する用語」(157-160頁)
本田佳子,松崎政三編
4. スタンダード人間栄養学「応用
栄養学」
(再掲)
共 2010年9月
朝倉書店
「第4章栄養ケアプグラム」(32-39頁)
五明紀春,渡邊早苗,山田哲雄,吉野陽子編
5. 栄養食事療法の実習(第8版)
(再掲)
共 2011年4月
医歯薬出版
「摂食・嚥下障害」(200-203頁)
本田佳子編
6. モデルコアカリキュラム準拠
応用栄養学
(再掲)
共 2012年2月
医歯薬出版
「第4章高齢期の生理的特徴と栄養ケア・マネジ
メント」(81-98頁)
日本栄養改善学会監修
木戸康博,真鍋祐之編
7. 三訂 臨床栄養管理
(再掲)
共 2012年11月 建帛社
(学術論文)
1. Histochemical demonstration of 共 2008年
a monocarboxylate transporter
in the mouse perineurium with
special reference to GLUT1.
「第11章骨格疾患」(166-171頁)
渡邊早苗,寺本房子,松崎政三編
Biomedical Research.,
2008; 29(6)
◎武部,仁尾,簗瀬,岩永他
2. Cellular expression of a
monocarboxylate
transporters(MCT1) in the
mammary gland and sebaceous
gland of mice.
2009年
Histochemistry Cell
Biology 131
◎Takebe K, takahashi-Iwanaga H,Yajima
T,Iwanaga T
3. Cellular expression of the
monocarboxylate
transporter(MCT)family in the
placenta of the mouse.
2010年
Placenta 31
◎Nagai A,Takebe K, Takahashi-Iwanaga,
Iwanaga T
4. 介護高齢者施設におけるMN
A(Mini Nutritional Asses
semt)による栄養評価の検討
2011年3月
藤女子大学QOL研究所
紀要 第6巻第1号
◎武部,駒込
5. Intensified expressions of a
monocarboxylate transporter in
the mouse perineurium with
special reference to GLUT1.
2011年
Biomed Res.2011 Aug;32 ◎武部,高橋-岩永,岩永
(4):293-301
6. Regulation of connexin
expression by transcription
factors and epigenetic
mechanisms.
2012年
Biochim.Biophys.Acta
165
◎Oyamada M, Takebe K,Oyamada Y
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
(その他)
1. 疾病別栄養療法のすすめ方
「胃・十二指腸潰瘍」
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
単 2008年
Nutrition Care Vol.1
No.1
110-114頁
単 2008年
Nutrition Care Vol.1
No.3
107-111頁
共 2008年1月
第11回日本病態栄養学会 (口説発表)
◎武部,駒込,本田
2. 介護高齢者施設におけるMN 共 2009年1月
Aによる栄養スクリーニングにつ
いての検討
第12回日本病態栄養学会 (口説発表)
◎武部,駒込,本田
3. 介護高齢者施設における簡易
栄養評価表( MNA)による継
続的栄養スクリーニングの有用
性
第14回日本病態栄養学会 (口説発表)
◎武部,駒込,藤井
2. 疾病別栄養療法のすすめ方
「肝硬変」
(学会発表)
1. 介護高齢者施設におけるNiniNutritional-Assessment活用の
有用性
共 2011年1月
4. 介護高齢者施設における簡易 共 2011年5月
栄養評価表継続的栄養スクリー
ニングの有用性
日本老年医学会第22回北 (口説発表)
海道地方会
◎武部,駒込,小山田
5. 介護高齢者施設における簡易
栄養評価表( MNA)による継
続的栄養評価と予後(第2報)
共 2012年1月
第15回日本病態栄養学会 (口説発表)
◎武部,駒込,佐々木,小山田
6. 高齢者における生活習慣病と
BMIの関連性についての検討
共 2012年5月
日本老年医学会第23回北 (口説発表)
海道地方会
◎武部,徳原,佐々木
7. 別養護老人施設入所者への3ヵ 共 2013年1月
月毎のMNA-SFモニタリングの
有用性についての検討
第16回日本病態栄養学会 (口説発表)
◎武部,駒込,佐々木,小山田
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
病態栄養学会,日本静脈経腸栄養学会,日本老年医学会,日本摂食・嚥下リハビリテーション学会,日本栄養改善学
会,日本栄養食量学会,日本解剖学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
2003年~現在
日本病態栄養学会評議員
2012年~現在
日本栄養士会認定制度「在宅訪問管理栄養士」運営委員
<道内>
2010年~現在
北海道道民の健康づくり推進委員会委員
(地域的連携・貢献)
所属学会
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
人間生活学部研究倫理審査委員会委員
V
学生支援に関する自己研鑽
166
所属
人間生活学部
食物栄養学科
学位 博士(農学)(北海道大学)
職名 准教授
専門分野
氏名
栄養学,食生活学
三 田 村
理 恵 子
大学院における研究指導担当資格
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目
<学 部> 基礎栄養学,総合演習B,卒業演習,卒業研究
<大学院> 生体機能学特論III
教育実践上の主な業績
年月日
概
要
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 講義用資料の配布
2006年~現 毎回の授業でポイントをまとめたプリントを配布している。穴埋め式としてい
るため,学生は授業に集中でき,理解も深まるようである。
在
2) パワーポイントの使用
2006年~現 授業では,ポイントをまとめたプリントとほぼ同じ内容のパワーポイントを使
在
用し,学生の理解を深めるようにしている。
3) 小テストの実施
2006年~現 授業の最後に行う小テストは,学生自身がその日の講義内容を理解したか
どうかを確認できるようにしている。自分の授業理解度がわかり,復習になる
在
と,学生には好評である。小テストには質問も記入できる形式にしているた
め,質問は次回の授業などで復習として解説している。
4) ゼミにおける電子メールの活用
2006年~現 ゼミ生への連絡等を電子メールでできるように設定し,演習の質問,回答,
資料の添削などに利用している。
在
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 子育て支援を考えるために
2008年12月
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
1) ヘルスツーリズムにおける食育活動 2010年5月
~女子高生を対象とした食育ツアー
事例報告~
2)
保育所における食育支援活動
2010年5月
子育て支援に携わっている保育者やこれから子育て支援を担う学生に,子
育て支援の基礎理論と実際の内容・方法論を論じたテキストである。食育指
導とその実際については,ライフステージ別栄養教育の参考書となる。
管理栄養士は,栄養・食の専門家として効果的な栄養教育をマネジメント
できる必要がある。そこで思春期というライフステージでのマネジメントサイク
ルについて,具体的な方法論を示した栄養教育の在り方を報告した。
幼児期の食育活動について,よりよい栄養教育プログラムを作成することを
目的とした評価について,特に焦点をおいた活動内容を報告した。
4. その他教育活動上特記すべき事項
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①Estrogen欠乏動物の難消化性糖類摂取によるカルシウム吸収促進作用の解析
②免疫バランス等の機能性物質を含んだ食材の探索およびその食品開発への応用
③体内環境の改善を目指した食育活動の基盤構築
④保育所における食育支援プログラムの開発
⑤乳酸発酵野菜入り野菜・果実混合飲料摂取による整腸作用
研究内容: ①骨粗鬆症の予防になりうる機能成分を探索することを目的とし,骨粗鬆症の予防や治療薬の開発に用いられる代表的
なモデル動物である卵巣摘出ラットを用いて難消化性二糖difructose anhydride III(DFAIII),難消化性オリゴ糖
raffinose,水溶性大豆食物繊維WSSF摂取によるカルシウム吸収促進作用を評価した結果,DFAIII,raffinose,WSSFの
摂取は卵巣摘出ラットにみられるカルシウム吸収障害を回復させることが明らかになった。
②北海道産黒大豆(黒千石)や春菊には,樹状細胞やナチュラルキラー細胞が産生するIL-12を通じてType-1免疫を促
進する作用があることを明らかにした。そこでこれらの食材を使用して,札幌駅立売商会ときょうど料理亭杉ノ目が販売す
る「北海道・健康場バランス弁当」,ミッシュハウスが販売する「ベジタブルスイーツ・黒千石,春菊」,洋菓子きのとやが販
売する「まぼろしの黒千石」などの商品開発を行った。
③食事調査とモニター食育活動を行い,健康を考える観光であるヘルスツーリズムにおける食育プログラムを構築した。
その後思春期女子を対象としたヘルスツーリズムを企画し,その中で望ましい食生活を実践できるよう食育を行った結
果,食生活改善のための意識を高めることができた。
④栄養士の配置されていない保育園で,保育士や園児の保護者を対象とした食育意識調査と,園児を対象とした食育
を行い,問題点を把握し,問題解決のための目標を設定,その目標に沿った食育支援活動プログラムを開発した。
⑤乳酸発酵野菜入り野菜・果実混合飲料を用いて,女子大生の便通に及ぼす影響を検討した結果,2週間の連続摂取
で排便回数,排便日数,排便量の有意な増加が認められ,この飲料が便通改善に役立つことが示された。
167
著書・論文等の名称
(著 書)
1. 子育て支援を考えるために
(再掲)
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
共 2008年12月 蒼丘書林
2. 機能性食品素材のためのヒト評 共 2013年3月
価(仮)
(予定)
(学術論文)
1. 保育所における栄養教育プロ
グラムの検討
単 2008年3月
シーエムシー出版
担当頁及び編者・共著者名
「Ⅲ子育て支援の実践 5食育指導とその実際」
(150-160頁)
著者:須永進
共著者:加賀谷崇文,青木知史,高橋真由美,
三田村理恵子,石塚百合子,宮崎豊,伊藤明
芳,清水貴子
第8章 1.乳酸発酵野菜入り野菜・果実混合飲
料の整腸作用
監修:山本哲郎
共著者:河内智子,三田村理恵子
藤女子大学紀要 第45号 25-29頁
(第Ⅱ部)
2. Essential role of Toll-like
共 2008年7月
receptors for dendritic cells
and NK1.1+cell-dependent
activation of type1 immunity by
Lactobacillus pentosus strain
S-PT84.(査読付)(被引用数
22)
Immunology Letters, 120
14-19頁
◎Shinichi Koizumi, Daiko Wakita, Tomomi
Sato, Rieko Mitamura, Takayuki Izumo, Hiroshi
Shibata, Yoshinobu Kiso, Kenji Camoto, Yuji
Togashi, Hidemitsu Kitamura and Takashi
Nishimura
3. Interaction of NK cells with
bacteria(査読付)
共 2009年5月
Natural Killer Cells
469-480頁
◎Kenji Chamoto, Daiko Wakita, Shinichi
Koizumi, K Masuko, Takayuki Ikeda, Rieko
Mitamura and Takashi Nishimura
4. 女子大生の食事摂取状況とア
レルギーとの関連
共 2010年3月
藤女子大学紀要 第47号 19-24頁
(第Ⅱ部)
◎根本亜矢子,三田村理恵子,傳法公麿
5. 乳酸発酵野菜入り野菜・果実混 単 2010年3月
合飲料の摂取が便秘傾向女子
大生の便通に及ぼす影響(査
読付)
藤女子大学QOL研究所
紀要 第5巻第1号
5-10頁
6. ヘルスツーリズムにおける食育
プログラムの基礎的検討(査読
付)
日本食育学会誌 第4巻
第3号
171-180頁
◎三田村理恵子・葛西隆則・西村孝司
7. The extract of Japanese
共 2011年2月
soybean, Kurosengoku
activates the production of IL12 and IFN-γ by DC or
NK1.1(+) cells in a TLR4- and
TLR2-dependent manner.(査
読付)(被引用数2)
Cell Immunol., 266(2)
135-142頁
◎Sachi Tanaka, Shin-ichi Koizumi, Naoko
Makiuchi , Yuka Aoyagi, Emi Quivy, Rieko
Mitamura,Tsutomu Kano, Daiko Wakita, Kenji
Chamoto, Hidemitsu Kitamura, Takashi
Nishimura
8. Toll-like Receptor-dependent 共 2011年2月
IL-12 Production by Dendritic
Cells is Required for Activation
of Natural Killer CellMediated Type-1 Immunity
Induced by Chrysanthemum
Coronarium L(査読付)(被引
用数4)
226-232頁
International
Immunopharmacology, 11 ◎Sachi Tanaka, Shin-ichi Koizumi, Kazutaka
Masuko, Naoko Makiuchi, Yuka Aoyagi,
(2)
Emi Quivy, Rieko Mitamura, Tsutomu Kano,
Takayuki Ohkuri, Daiko Wakita, Kenji
Chamoto, Hidemitsu Kitamura, Takashi
Nishimura
9. ヘルスツーリズムにおける食育
(査読付)
藤女子大学QOL研究所
紀要 第6巻第1号
31-35頁
Cell Immunol. 276(1-2)
◎Kozumi SI, Masuko K, Wakita D, Tanaka S,
Mitamura R, Kato Y, Nakahara M, Kitamura H,
Nishimura T.
153-161頁
共 2010年7月
単 2011年3月
10. Extracts of Larix Leptolepis
共 2012年5月
effectively augments the
generation of tumor antigenspecific cytotoxic T
lymphocytes via activation of
dendritic cells in TLR-2 and
TLR-4-dependent manner. (査
読付)(被引用数1)
168
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
11. 保育園児および保護者に対す 単 2013年3月
る食育支援活動プログラムの開
(印刷中)
発
(その他)
1. 食事バランスを考慮したヘル
シーメニュー開発による観光振
興
単 2010年4月
担当頁及び編者・共著者名
藤女子大学人間生活学部
紀要 第50号
特定非営利活動法人イム 106-145頁
ノサポートセンター 活動報
告集
2. 健康維持における食とスポーツ 共 2010年4月
(運動)の重要性
特定非営利活動法人イム 92-105頁
ノサポートセンター 活動報 ◎傳法公麿,三田村理恵子
告集
3. 「乳酸発酵野菜入り野菜・果実
混合飲料」の整腸作用効果に
関する研究
共 2013年2月
(予定)
キッコーマン株式会社研
究開発本部 報告書
共 2008年5月
日本食品免疫学会第4回 ◎小泉真一,佐藤智美,出雲貴幸,三田村理恵
子,柴田浩志,木曾良信,北村秀光,西村孝司
学術大会
(東京)
(学会発表)
1. 植物性乳酸菌Lactobacillus
pentosus S-PT84株による樹状
細胞のTLRを介したNK細胞活
性化機構の解明
◎三田村理恵子,小山田正人
2. 食物繊維入りジュースの摂取に 共 2008年9月
よる便通改善効果の検討
第55回日本栄養改善学会 ◎佐藤智美,三田村理恵子
学術総会(鎌倉)
3. The necessity of immunoimproving nutrition education
and promotion program for
prevention the disruption of
infant's immune balance
共 2008年9月
第15回国際栄養士会議
(横浜)
4. 体内環境の改善を目指した食
育活動の必要性
共 2009年5月
第63回日本栄養・食糧学 ◎根本亜矢子, 西村孝司, 三田村理恵子
会大会(長崎)
5. 新規Type1免疫賦活乳酸菌
Lactobacillus sakei Bio-S24株
の同定
共 2009年5月
日本食品免疫学会2009年 ◎増子和尚,小泉真一,三田村理恵子,池田隆
度大会
幸,脇田大功,茶本健司,北村秀光,西村孝司
(東京)
◎三田村理恵子,佐藤智美,笹谷恵美子,西村
孝司
6. カカオバター長期摂取が脂質 共 2009年5月
代謝と免疫バランスに及ぼす影
響
日本食品免疫学会2009年 ◎小泉真一, 三田村理恵子,増子和尚,脇田大
功,茶本健司,北村秀光,西村孝司
度大会
(東京)
7. 幻の道産黒大豆,黒千石抽出 共 2009年5月
物によるType1免疫応答の賦活
化
日本食品免疫学会2009年 ◎田中沙智,小泉真一,青柳由佳,牧内なお子,三
度大会
田村理恵子,脇田大功,茶本健司 ,北村秀光,西
(東京)
村孝司
8. 体内環境の改善を目指した食
育活動の基盤構築
第3回日本食育学会総会 ◎三田村理恵子, 葛西隆則, 西村孝司
学術大会
(東京)
共 2009年6月
9. 管理栄養士養成校の女子大学 共 2009年9月
生を対象とした食事調査~体
格指数別による食べ方と意識の
違いについて~
第56回日本栄養改善学会 ◎片村早花,杉村留美子,蜂谷愛,三田村理恵
子,笹谷美恵子
学術総会
(札幌)
10. 黒千石抽出物によるType1免疫 共 2010年3月
応答の賦活化とその制御機構
の解析
日本農芸化学会2010年度 ◎田中沙智,小泉真一,青柳由佳,牧内なお
子,増子和尚,三田村理恵子,脇田大功,茶本
大会
健司,北村秀光,西村孝司
(東京)
11. ヘルスツーリズムにおける食育 共 2010年5月
活動 ~女子高生を対象とした
食育ツアー事例報告~
(再掲)
第4回日本食育学会総会 ◎三田村理恵子,根本亜矢子,伊佐野貴子,西
学術大会
村孝司
(熊本)
12. 保育所における食育支援活動
(再掲)
第4回日本食育学会総会 ◎根本亜矢子, 三田村理恵子
学術大会
(熊本)
共 2010年5月
169
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
13. カカオバター配合飼料を長期
共 2010年6月
摂取させたマウスの脂質代謝と
免疫応答の解析
日本食品免疫学会2010年 ◎田中沙智,小泉真一,牧内なお子,増子和
尚,三田村理恵子,西村孝司
度大会
(東京)
14. 動産黒大豆,黒千石抽出物等
のヒトおよびマウスにおける
Type1免疫賦活効果
日本食品免疫学会2010年 ◎牧内なお子,田中沙智,小泉真一,増子和
度大会
尚,三田村理恵子,西村孝司
(東京)
共 2010年6月
15. Extract of Japanese soybean,
共 2010年8月
Kurosengoku(Glycine max),
activates Type-1 immunity via
IL-12 production in a Toll-like
receptor 2- and 4-dependent
manner
14th International
Congress of Immunology
(Kobe, Japan)
◎S. Tanaka, S. Koizumi, N. Makiuchi, Y.
Aoyagi, K. Masuko, E. Quivy, R. Mitamura, D.
Wakita, H. Kitamura, T. Nishimura.
16. Systemic activation of Type-1
immunity by long-term feeding
with a cacao butter diet
共 2010年8月
14th International
Congress of Immunology
(Kobe, Japan)
◎S. Koizumi, S. Tanaka, N. Makiuchi, Y.
Aoyagi, K. Masuko, E. Quivy, R. Mitamura, D.
Wakita, H. Kitamura, T. Nishimura.
17. Essential role of Toll-like
共 2010年8月
receptors and TNF-alpha
receptors on dendritic cells for
the activation og Type-1
immunity by Lactobacillus sakei
strain Bio-S24
14th International
Congress of Immunology
(Kobe, Japan)
◎N. Masuko, S. Koizumi, R. Mitamura, T.
Ikeda, D. Wakita, H. Kitamura, T. Nishimura.
18. 女子大生の食事摂取状況の問 共 2011年5月
題点とアレルギーとの関連
第5回日本食育学会総会 ◎根本亜矢子,三田村理恵子,傳法公麿
学術大会
(横須賀)
19. 乳酸発酵野菜入り野菜・果実混 共 2012年12月 第10回日本日本栄養改善 ◎三田村理恵子,小山田正人,河内智子,小幡
合飲料の摂取による便通と皮膚
学会北海道支部学術総会 明雄
水分への影響
(札幌)
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
日本農芸化学会,日本栄養・食糧学会,日本栄養士会,日本栄養改善学会,日本小児保健協会,日本食育学会,日本食品
免疫学会
(社会的機関の役員委嘱等)
所属学会
<全国>
<道内>
2006年10月~現在
2006年12月~現在
2007年8月~現在
2008年4月~現在
2008年8月~現在
(地域的連携・貢献)
社会福祉法人札幌みどり福祉会栄養顧問
特定非営利活動法人 イムノサポートセンター イムノリゾート認証委員会委員
北海道大学遺伝子病制御研究所客員研究員
札幌市中央卸売市場小売組合「目利きの達人見~つけた!」運動科学的アプローチ会議副会長
特定非営利活動法人 イムノサポートセンター アドバイザー
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
V
学生支援に関する自己研鑽
170
所属
人間生活学部
食物栄養学科
職名 講師
学位 修士(食物栄養学)(藤女子大学) 専門分野
栄養教育学
氏名
隈
元
晴
大学院における研究指導担当資格
子
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部>
応用栄養学A・B,応用栄養学実習,食行動論,栄養教育論実習,公衆栄養学実習,総合演習
A,給食経営管理論実習Ⅲ,管理栄養士演習,卒業演習,卒業研究
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 学生実施献立の学食への提供(応 2011年9月
用栄養学実習)
~現在
概
要
学生食堂(協立メンテナンス)に依頼し,調理実習で実施した学生献立を
作業効率やコスト面などに応じてアレンジ・職員や学生への提供してもらうこ
とを通じて,実社会の給食ではどの程度の工夫が必要かを実感してもらうこと
を目的に実施した。
2) 食事の見せ方の工夫(フードコー
2011年9月
ディネーター・カメラマンによる)(応 ~現在
用栄養学実習)
食事は食器の選び方,画像化した際の光の使い方などによって,喫食者
の食欲を左右するため,味や栄養バランスだけではなく対象者の食に対す
る意欲を総合的に高めるための見せ方の工夫を学ぶことを目的として実施し
た。
3) 学生実施献立の石狩市民への提供 2012年2月
(応用栄養学実習)
調理実習で実施した学生献立をあらゆる対象年齢にあわせて献立を展開
したり,市民からの生の感想や意見を聞くことで社会とのつながりと,学習内
容との関連性を実感してもらうことを目的として実施した。
4) 紙上討論(食行動論)
2012年4月
~現在
事例に対する考えをレポートにまとめてもらい,全員の意見を翌週配布す
る。それに対する同意や反論,疑問などについて,同様のことを実施する。
挙手による意見は少ないが,この方法では多くの意見を拾い集め議論が可
能となる。多様な考えがあることを理解し,個々の意見に対する考えをもつこ
とを目的として実施した。
5) ロールプレイングを用いて行動技法 2012年4月
の知識・技術の習得
~現在
行動技法の理論を学習後,理解度を深め実践につなげることを目的とし
て,ロールプレイングを行った。30分を3つのパートに区切り,それぞれ「背景
の聴き取り」「問題点を明らかにする」「問題点を解決するための行動療法の
提案」とし,グループワーク,ロールプレイを通して学習するという内容。
6) 保育学科子育て支援との共同(栄
養教育論実習)
2012年7月
保育所等での管理栄養士の役割を想定し,学生同士で行う模擬栄養教育
を実際の対象者に実施した際の違いへの気付きや,栄養教育の効果が給
食喫食時にあらわれるかどうかを体験することを目的に実施した。
2012年4月
栄養教育論実習において効果的に学習することができるよう,各種栄養ア
セスメントの実践,栄養教育プランの立て方,栄養教育の実施,評価まで15
回の中で効率的に習得するための実習書を作成し,それに基づいて実習を
行った。
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 栄養教育論実習書
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
1) 臨床における栄養指導の効果的実 2008年2月
践報告
神経性食欲不振症や神経性過食症など食行動異常を呈する症例に対す
るカウンセリングの実践についての講演(NPO法人思春期教育ネットワーク)
2) 摂食障害患者の事例と栄養指導の 2009年3月
実際
助産師を対象として,摂食障害患者や食行動異常のある対象者へのカウ
ンセリングの実際に関して,症例を交えて講演(桶谷式)
3) ヒトはなぜブロッコリーに過食しない 2011年1月
のだろうか(過食のメカニズムについ
て)
札幌圏高校の家庭科の教員を対象として,ヒトが過食するメカニズムにつ
いて講演(北海道高教研石狩支部家庭部会)
4) 東北地方太平洋地震による被災地 2011年11月 5月1~3日まで日本栄養士会より災害派遣管理栄養士として宮城県・気仙
の食事情について(ボランティア活
沼市に派遣された際の活動報告を行った。(日本食生活学会第43回大会
動報告)
特別講演)
5) 防災栄養―災害時の加工食品の役 2012年8月
割
食事バランスガイドを用いた災害時加工食品の利用についての提案(日本
食品科学工学会シンポジウム)
6) 災害地域の現状と実際の支援につ 2013年1月
(予定)
いて
北海道特別支援学校栄養士研究協議会において,東日本大震災・災害
派遣管理栄養士の活動および,大規模災害時における食糧支援システムの
構築について講演
171
教育実践上の主な業績
年月日
概
要
4. その他教育活動上特記すべき事項
1) 東日本大震災におけるボランティア 2011年5月1 5月:日本栄養士会からの災害派遣管理栄養士として宮城県・気仙沼市に
活動
~3日・7月 派遣され,医療チームとともに被災地での活動を行った。7月:個人で岩手
29~8月1日 県・大槌町を訪問し,被災地住民の日常をサポートする活動を行った。
2) NPO法人きなはれ障害者就労支援 2012年4月
活動
~現在
障害者が働くコミュニティキッチン「フィール」(就労継続支援B型)におい
て,学生がたてたバランスの良い献立を提供し,アドバイスや交流等を行っ
ている。
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①食事記録法による食事摂取量の把握とセルフ・エフィカシーとの関連性の検討
研究内容: ①食事調査は栄養教育を行ううえでもっとも重要なアセスメントの1つであるが,実際のエネルギー必要量と比較して食事
記録による申告は少なく見積もられる傾向がある。そこで,自己効力(セルフ・エフィカシー)と過少申告との関連性を調
査し,栄養教育を行ううえで役立てることを目的とする。
単著・ 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
共著の
著書・論文等の名称
担当頁及び編者・共著者名
の年月
別
発表学会等の名称
(著 書)
1. 栄養教育論―実践力形成のた 共 2013年1月 同文書院
成人期の栄養教育,高齢期の栄養教育,傷病
めの応用書―
(発行予定) (全15頁)
者・障害者の栄養教育,演習と応用の頁を担当
(学術論文)
1. ブログによる栄養指導の有用性 共 2009年3月
の検討
藤女子大学QOL研究所
紀要 第4巻第1号
39-45頁
隈元晴子,藤井義博
Psychopharmacology,
No.219(2):421-32.
Ohmura Y, Tsutsui-Kimura I, Kumamoto H,
Minami M, Izumi T, Yamaguchi T, Yoshida T,
Yoshioka M.
3. 東北地方太平洋沖地震による 単 2012年3月
被災地の食事情について―Ⅱ.
ボランティア活動報告
日本食生活学会誌 Vol.
22 (4)
335-337頁
4. 地域活動に対する女性の参加 単 2012年3月
意欲とセルフ・エフィカシーとの
関連性
藤女子大学QOL研究所
紀要 第7巻第1号
5-11頁
5. Anxiolytic effects of
共 2012年7月
yokukansan, a traditional
Japanese medicine, via
serotonin 5-HT(1A) receptors
on anxiety-related behaviors in
rats experienced aversive
stress.
Journal of
Ethnopharmacology,
28;143(2):533-9
Taku Yamaguchi, Aki Tsujimatsu, Haruko
Kumamoto, Takeshi Izumi, Yu Ohmura,Takayuki
Yoshida, Mitsuhiro Yoshioka
6. Milnacipran Enhances the
Control of Impulsive Action by
Activating D1-like Receptors
in the Infralimbic Cortex
共 2012年8月
Psychopharmacology
[Epub ahead of print]
Tsutsui-Kimura, Iku; Ohmura, Yu; Izumi,
Takeshi; Kumamoto, Haruko; Yamaguchi, Taku;
Yoshida, Takayuki; Yoshioka, Mitsuhiro
共 2008年9月
第15回国際栄養士会議
(パシフィコ横浜)
(ポスター発表)
隈元晴子,藤井義博,藤井美穂,青木香苗,濱
松ちあき
2. Lithium, but not valproic acid
or carbamazepine, suppresses
impulsive-like action in rats.
共 2012年1月
(その他)
(学会発表)
1. A method of nutritional
instruction with the use of
blog.
2. ブログによる栄養指導の有用性 共 2008年11月 第60回北海道公衆衛生学 (ポスター発表)
の検討
会
隈元晴子,藤井義博
(北海道大学学術交流会
館)
3. 骨粗しょう症予防のための栄養 単 2009年11月 北海道性差医学・医療研 (ポスター発表)
教育-10代後半~20代女性を
究会第8回学術交流会
対象に
(札幌医師会館)
172
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
4. Lithium, but not valproic acid
or carbamazepine, suppresses
impulsive-like action in rats
共 2011年3月
第84回日本薬理学会年会 (口頭発表)
(横浜)
大村 優,木村 生,隈元 晴子,泉 剛,山口 拓,
吉田 隆行,吉岡 充弘
5. Characterizing therapeutic
psychoactive drugs in terms of
the effects on impulsivity.
共 2012年3月
第85回日本薬理学会年会 (ポスター発表)
(京都)
Yu Ohmura, Iku Tsutsui-Kimura, Haruko
Kumamoto, Takeshi Izumi, Takayuki Yoshida,
Mitsuhiro Yoshioka
6. 保育園児の食習慣の実態とそ
の保護者の食意識について
共 2012年6月
第6回日本食育学会
(静岡県富士宮)
7. 女子大学生の一般性セルフエ 共 2012年9月
フィカシーが食事調査における
過小評価に与える影響
(ポスター発表)
根本亜矢子,隈元晴子
第59回日本栄養改善学会 (ポスター発表)
隈元晴子,根本亜矢子,飯田久美子
学術総会
(名古屋)
8. 備蓄食品における食事バランス 共 2012年11月 第8回日本給食経営管理 (ポスター発表)
ガイドの導入
学会学術総会
村田まり子,隈元晴子,根本亜矢子,佐々木ゆり
(名古屋)
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
大学生の専門知識を活かしたボランティア活動の効果
研究内容 統合失調症をはじめとする精神障害者を支援する事例はこれまでにいくつか報告されているが,精神障害者に対する
及び
: ボランティア活動の具体的な成果を調査した研究はほとんどない。身体障害者,知的障害者と比べ,病態の特徴がイ
進捗状況 メージしにくいと考えられる精神障害者に対する認識は「情報が少ない」「当事者との関わる機会がない」などの諸事情
からスティグマや偏見に結び付きやすい。本研究では,大学生が現在学んでいる専門知識を活かして精神障害者と助
け合いながら業務を遂行することで,当事者に対する意識が変容する度合いを解析することを試みる。今後地域におけ
る相互関係やボランティア活動のあり方を検討する指針としていきたい。
公表予定: 藤女子大学QOL研究所紀要に投稿予定
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 栄養改善学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
<道内>
2012年8月
2012年7月~現在
(地域的連携・貢献)
2012年12月~現在
2012年12月~現在
(国際的連携・貢献)
日本食品科学工学会世話人
未病システム学会役員
札幌市・商店街再生事業(商学連携事業)として,麻生商店街と連携しコミュニティハウスを設立
(ひとり親家庭の子どもとその親への支援活動)
札幌麻生商店街と連携し大規模災害時における食糧支援システムの構築
Ⅳ 学内運営活動
入試部委員,国際交流センター運営委員会委員
V
学生支援に関する自己研鑽
173
所属
人間生活学部
食物栄養学科
修士(健康科学)(青森県立保健
学位 大学)
職名 講師
専門分野
氏名
給食経営管理学
村
田
ま り 子
大学院における研究指導担当資格
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部> 給食経営管理論Ⅰ・Ⅱ,給食経営管理実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ,総合演習A,対人関係関係トレーニング
上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 視聴覚教材を活用した授業の展開 2011年4月
~現在
2) 大量調理の安全・安心な提供
2011年4月
~現在
概
要
給食経営管理論等の講義では,シラバスに則った講義ごとのパワーポイン
トを作成した。またその一部に加えポイントをまとめたプリントを配布し,学生
の理解を深める工夫をした。
給食経営管理実習では,始業時に衛生点検と安全確認を行ってから調理
作業を始めた。また,緊急事態を意識し発生時の対応について確認を行っ
た。「授業改善のためのアンケート」では,高い評価が得られ,90%以上の学
生が,授業にきちんと出席し,興味を持った,授業に満足したと回答してい
た。
2. 作成した教科書,教材,参考書
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①給食施設における危機管理システムの構築および維持についての研究
②地域に根ざしたコミュニケーション・マーケティング
研究内容: ①備蓄食品における食事バランスガイドの導入:災害時における栄養・食生活支援は,被害者の栄養状態を良好に保
つことである。災害対策は,どの地方公共団体でも最低3日分は家庭に備蓄することを呼び掛けているがその備蓄率は
総じて低い。また,震災時では十分な非常食が届かない地域や,配分についてもその中身が偏り,栄養状態が懸念され
た。そこで,食事バランスガイドを用いて日常の栄養バランスを考えるとともに,非日常に相当する備蓄について調査し検
討すること目的とした。
②管理栄養士はアセスメントに始まる栄養管理とともに,マーケティングやシステム構築などの手法を取り入れた経営感
覚を持つことが期待されている。本研究は石狩市直売市場等でマーケティング活動を行い,食を通して地域住民の健康
維持増進に貢献することを目的としている。本報は地域食材を利用したベーグルの開発について,product(製品)・price
(価格)を決定するために,パイロットスタディとして,地域住民が求める種類形態を検討することを目的とした。
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
(著 書)
(学術論文)
1. 家庭の包丁類に関する調査
共 2008年3月
函館短期大学紀要 34
◎村田まり子,村元直人
2. 北海道における米の摂取・調理 共 2009年3月
状況と米に対する意識調査─
就業別による比較─
函館短期大学紀要 35
◎村田まり子,中澤留美 ,鵜飼光子,坂本 恵,
芳賀みづえ,山岸未穂,山口敦子
3. 保育所給食施設におけるリスク 単 2010年3月
マネジメントの実態と改善支援
に関する研究
青森県立保健大学大学院
修士学位論文
4. 給食管理実習による学生の調
理技能の習得感について
函館短期大学紀要 37
共 2011年3月
174
◎石川夢乃,村田まり子
著書・論文等の名称
5. A市内保育所給食の調理作業
管理におけるリスクマネジメント
の実態(第1報)―CS分析の手
法を用いたリスク項目の抽出―
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
共 2011年11月 日本給食経営管理学会誌 ◎村田まり子,藤田修三
vol.5 No.2
(その他)
1. 北海道における米の摂取・調理 共 2009年12月 日本調理科学会報告書
状況と米に対する意識調査
(学会発表)
1. 北海道における米の摂取・調理 共 2008年6月
状況と米に対する意識調査(第
4報)―米の嗜好や食頻度等の
同居家族人数による比較―
2. 北海道における米の摂取・調理 共 2008年8月
状況と米に対する意識調査(第
2報)―米料理の実態と特徴―
3. 給食施設の危機管理に関する
実態と課題
担当頁及び編者・共著者名
◎村上知子,菊地和美,坂本恵,酒向史代,高
橋セツ子,村田まり子,山本未穂,他計15名
日本調理科学会平成20年 (示説発表)
度 北海道・東北支部
◎坂本,山岸,石澤,鵜飼,菊地,木下,酒向,
(宮城県松島町)
菅原,高橋,土屋,中澤,芳賀,村田,村上,山
口,山塙
日本調理科学会平成20年 (示説発表)
度大会
◎村上,菅原,菊地,石澤,鵜飼,木下,坂本,
(名古屋)
酒向,高橋,土屋,中澤,芳賀,村田,山岸,山
口,山塙
共 2008年11月 日本給食経営管理学会
(大阪)
◎村田まり子,藤田修三
4. 北海道における米の摂取・調理 共 2009年6月
状況と米に対する意識調査(第
5報)―就業別と同居家族人数
から見た米料理の実態と特徴
―
日本調理科学会平成21年
度東北・北海道支部研究
発表会
(秋田)
(示説発表)
◎土屋,高橋,木下,山本,石澤,鵜飼,菊地,
坂本,酒向,菅原,中澤,芳賀,村上,村田,山
口,山塙
5. 保育園給食施設のリスクマネジ 共 2009年9月
メントに関する実態と課題
日本栄養改善学会
(札幌)
(示説発表)
◎村田,藤田
6. 保育園給食施設のリスクマネジ 共 2009年10月 日本給食経営管理学会
メントに対する改善支援プログ
(東京)
ラムの開発
(示説発表)
◎村田,藤田
7. 陸上自衛隊におけるCS分析を
活用した給食改善の検討
共 2011年9月
(示説発表)
◎小林,加藤,佐藤,村田
8. 管理栄養士課程における女子
大生の食生活の実態と献立作
成に関する意識について
共 2011年11月 日本給食経営管理学会
(東京)
9. 女子大生の不定愁訴と食生活
や睡眠時間との関連について
共 2011年11月 日本食生活学会第43回大 ◎根本亜矢子,村田まり子,菊地和美
会
(札幌)
10. 学校給食におけるフード・マイ
レージを用いた食品群別貢献
度の検討(第1報)
日本栄養改善学会
(広島)
(示説発表)
◎根本,村田,菊地
共 2011年11月 日本食生活学会第43回大 ◎村田まり子,根本亜矢子,内海さやか,松山琴
会
美,中河原俊治,東定利
(札幌)
11. 北海道の行事食―喫食状況― 共 2012年8月
日本調理科学会平成24年 (示説発表)
◎坂本,土屋,菊地,木下,酒向,菅原,高橋,
度大会
芳賀,藤本,村上,村田,山口,山塙
(秋田)
12. 北海道の儀礼食―喫食・調理
状況―
共 2012年8月
日本調理科学会平成24年 (示説発表)
度大会
◎山口,藤本,菊地,木下,酒向,坂本,菅原,
(秋田)
高橋,土屋,芳賀,村上,村田,山塙
13. 北海道の行事食と儀礼食―親 共 2012年8月
子間における認知・経験の違い
―
日本調理科学会平成24年 (示説発表)
度大会
◎菊地,菅原,木下,酒向,坂本,高橋,土屋,
(秋田)
芳賀,藤本,村上,村田,山口,山塙
14. 北海道食材を用いた各大学・
短期大学の産学連携および教
育活動への取り組み
日本調理科学会平成24年 特別展示企画(北海道)
藤女子大学,北海道教育大学釧路校,釧路短
度大会
期大学
(秋田)
共 2012年8月
175
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
15. 地域に根ざしたコミュニケーショ 共 2012年9月
ン・マーケティング活動(第一
報)
第59回日本栄養改善学会 (示説発表)
◎村田まり子,根本亜矢子,菊地和美
学術総会
(名古屋)
16. 米粉を利用した商品の特性お
よび嗜好性に関する研究
共 2012年9月
第59回日本栄養改善学会 (示説発表)
学術総会
◎根本亜矢子,村田まり子,菊地和美
(名古屋)
17. 北海道石狩市近郊における保
育所の調理器具に関する研究
共 2012年9月
第59回日本栄養改善学会 (示説発表)
学術総会
◎菊地和美,根本亜矢子,村田まり子,山口蒼
(名古屋)
生子
18. 備蓄食品における食事バランス 共 2012年11月 第8回給食経営管理学会 (示説発表)
◎村田まり子,隈元晴子,根本亜矢子,佐々木
ガイドの導入
学術総会
ゆり
(名古屋)
19. 調理作業内容と満足度調査か
らみた学内給食の検討
共 2012年11月 第8回給食経営管理学会 (示説発表)
学術総会
◎根本亜矢子,村田まり子
(名古屋)
20. 自衛隊給食の満足度を向上さ
せる重点改善項目の検討
~CS分析を活用して~
共 2012年12月 第10回日本栄養改善学会 ◎加藤千紘,小林道,村田まり子
北海道支部学術総会
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
日本給食経営管理学会,日本フードシステム学会,日本栄養改善学会,日本調理科学会,日本食生活学会,日本
食品科学工学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
2012年4月~現在
日本調理科学会 東北・北海道支部幹事
2012年4月~8月
日本食品科学工学会第59回大会実行委員(防災フォーラム)
<道内>
2012年4月~現在
石狩市6次産業化パイロット事業検討会委員
2012年5月~現在
日本栄養士会北海道支部研究教育協議会会長
2012年5月~現在
公益社団法人北海道栄養士会理事
(地域的連携・貢献)
所属学会
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
学生部委員,入試部委員
V
学生支援に関する自己研鑽
176
所属
人間生活学部
食物栄養学科
職名 助手
学位 学士(食物栄養学)(藤女子大学) 専門分野
調理科学
氏名
坂
本
佳 菜 子
大学院における研究指導担当資格
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部>
教育実践上の主な業績
年月日
概
要
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
2. 作成した教科書,教材,参考書
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
Ⅱ 研究活動
研究課題: 食品の調理科学的特性について
研究内容: 種子食用ペポカボチャの普及拡大に向けた食品開発に関する研究
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
(著 書)
(学術論文)
1. 北海道産クロテッドクリームの品 共 2012年3月
質に及ぼす冷凍の影響
藤女子大学紀要 第49号 菊地和美,坂本佳菜子
(第Ⅱ部)
(その他)
(学会発表)
1. 種子食用ペポカボチャの普及
拡大に向けた食品開発に関す
る研究
共 2012年12月 第10回日本栄養改善学会 菊地和美,坂本佳菜子,福田絵理,知地英征,
北海道支部学術総会
嘉見大助
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
177
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
2012年8月29日~31日
<道内>
(地域的連携・貢献)
2013年1月
日本食品科学工学会第59回大会(藤女子大学会場)実行委員
いしかり食と農のカレッジ「いしかり水産教室」スタッフ
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
V
学生支援に関する自己研鑽
2013年1月27日
藤女子大学QOL研究所主催公開講演会「ハンセン病問題を考える集会」参加
178
所属
人間生活学部
食物栄養学科
職名 助手
学位 学士(食物栄養学)(藤女子大学) 専門分野
食品微生物学
氏名
富
塚
琴
大学院における研究指導担当資格
美
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 食品成分分析実験,食品衛生学実 2009年4月
験における実験計画
~現在
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 食物栄養学科自習システム(elearning)の構築
2009年4月
~現在
概
要
担当教授の指導の下,実験計画および予備実験を行い,学生が理解しや
すいよう実験を組み立てた。また,実験ごとのレポートの添削を行い,学生の
理解度を把握し細やかな対応を行うよう工夫した。
管理栄養士国家試験対策として,web上で国家試験問題ができるelearningシステムの構築において,主に問題入力作業を行った。
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
1) 高大連携の一環として,高校生に対 2011年8月
して化学実験の体験指導
~9月
高大連携の一環として,藤女子高等学校の生徒に対して,本学科の実験
室を使って,化学実験(エステルの合成,合成色素の毛糸染色とTLCによる
同定,ほうれん草色素のカラムクロマトグラフィ)を3回にわたって,2回ずつ指
導した。担当:水野佑亮,知地英征,松坂祐子,吉田訓子,福田絵里,富塚琴美
Ⅱ 研究活動
研究課題: 尿中に排出される大豆イソフラボンと腸内細菌,食事との関連について
研究内容: 女子大学生を被験者とし,尿中に排出されるダイゼイン,デヒドロダイゼイン,エクオール濃度をHPLCにて測定し,食
事摂取状況,ふん便中のエクオール産生菌の有無等との関連を検討する。
単著・ 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
共著の
著書・論文等の名称
担当頁及び編者・共著者名
の年月
別
発表学会等の名称
(著 書)
(学術論文)
1 Effect of administration of
共 2012年1月
Bifidobacterium animalis subsp.
lactis GCL2505 on defecation
frequency and bifidobacterial
microbiota composition in
humans
Journal of Bioscience and Akihiro Ishizuka, Kotomi Tomizuka, Ryo Aoki,
Bioengineering
Tomohiko Nishijima, Yasuo Saito, Ryo Inoue,
Kazunari Ushida, Takashi Mawatari, and
Takayuki Ikeda
(その他)
(学会発表)
1. Bifidobacterium animalis subsp. 共 2011年2月
lactis GCL2505株の整腸効果
平成22年度(社)日本食品 富塚琴美,石塚晶啓,西嶋智彦,青木亮,馬渡
科学工学会北海道支部大 隆志,池田隆幸
会
179
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
2. THE PROLIFERATION OF
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
共 2011年9月
BIFIDOBACTERIUM
ANIMALIS SUBSP. LACTIS
国際微生物学連合2011
札幌会議
STRAIN GCL2505 IN HUMAN
INTESTINES AND THE
EFFECT OF
ADMINISTRATION
FREQUENCY,FECAL
CHARACTERISTICS AND
INTESTINAL
3. Bifidobacterium animalis subsp. 共 2012年5月
lactis GCL2505摂における種特
異的プライマーを用いたリアル
タイムPCR による腸内ビフィズ
ス菌叢の解析
担当頁及び編者・共著者名
Akihiro Ishizuka, Kotomi Tomizuka, Tomohiko
Nishijima, Takashi Mawatari,Sachiho Hatsuda,
Ryo Inoue, Kazunari Ushida, and Takayuki
Ikeda
2012年度 日本乳酸菌学 田中祥之,石塚晶啓,富塚琴美 ,高見和代,滝
会 泊まり込みセミナー
井寛,西嶋智彦,馬渡隆志,池田隆幸
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 日本農芸化学会,日本食品科学工学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
2012年4月~8月
<道内>
2010年4月~2012年3月
2010年4月~2012年3月
2011年2月~現在
(地域的連携・貢献)
日本食品科学工学会第59回大会実行委員会計
北海道栄養士会研究教育栄養士協議会運営委員
北海道栄養士会健康栄養情報提供委員
日本食品科学工学会北海道支部運営委員
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
V
学生支援に関する自己研鑽
180
所属
人間生活学部
食物栄養学科
職名 助手
学位 修士(食物栄養学)(藤女子大学) 専門分野
公衆栄養,給食経営管理
氏名
根
本
亜 矢 子
大学院における研究指導担当資格
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目
教育実践上の主な業績
年月日
概
要
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
2. 作成した教科書,教材,参考書
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①スポーツ栄養について
②体内環境の改善を目指した食育活動の必要性に関する研究
③女子大生の食生活の実態と意識に関する研究
④米粉を利用した商品の特性および嗜好性に関する研究
⑤学内給食の満足度と運営について
研究内容: ②幼児期は食習慣や生活習慣が形成される重要な時期であり,保護者の正しい知識や態度などが幼児に与える影響
は大きいと考えられる。そこで本研究では,保護者が幼児の食生活についてどのような関心をもっているのか実態を把握
し,問題点を明らかにすることを目的に行った。また同時に,幼児に対する食育支援活動と保護者へ食に関する情報提
供を行った。
④米粉を使った食品の利用や普及を高めるため,米粉または小麦粉を使用したシフォンケーキ,ホワイトソースの色の特
徴および官能評価を調べ,米粉の特性を活かした利用の可能性を模索することを目的とした。
⑤学内給食は,立案した食事計画に沿って一連の作業を体系的に習得し,限られた時間のなかで,すべての調理作業
を行い喫食者へ給食の提供を行っている。給食の評価は,品質評価の方法として重要であり喫食者の満足度を検討す
ることは,給食の残菜率にも影響すると考えられる。そこで本研究は,学生が立案した献立の調理作業内容と喫食者の
満足度調査より学内給食の運営について評価分析し,検討することを目的とした。
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
(著 書)
(学術論文)
1. 女子大生の食事摂取状況とア
レルギーとの関連
2. 女子中高生の健康と食生活と
の意識の現状
共 2010年3月
藤女子大学紀要 第47号 ◎根本亜矢子,三田村理恵子,傳法公麿
(第Ⅱ部)
共 2010年12月 日本食生活学会誌 第21 ◎菊地和美,根本亜矢子,齋藤郁子,東川尅美
巻第3号
3. ユースサッカーチームへの栄養 共 2011年3月
支援の実践に関する研究
藤女子大学紀要 第48号 ◎根本亜矢子,田中里佳,傳法公麿
(第Ⅱ部)
4. 給食経営管理実習における環
境に配慮した食事計画の取り
組み
共 2011年3月
藤女子大学紀要 第48号 ◎菊地和美,根本亜矢子,山口蒼生子
(第Ⅱ部)
5. 男子中高生の健康と食生活と
の意識の現状
共 2012年6月
日本食生活学会誌
6. 米粉を利用した商品の特性お
よび嗜好性に関する研究
共 2013年3月
(印刷中)
藤女子大学人間生活学部 ◎根本亜矢子,村田まり子,菊地和美
紀要 第50号
181
◎菊地和美,根本亜矢子,東川尅美
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
(その他)
(学会発表)
1. 在宅知的障害者の目線に立っ
た食育教材の開発と効果的な
食育活動の検討
共 2008年9月
第55回日本栄養改善学会 佐藤香苗,千葉ひとみ,根本亜矢子
学術総会
(鎌倉)
2. 食事摂取状況と生体指標との 共 2008年9月
関連についての検討─女子陸
上長距離選手への栄養サポー
トを通して─
第55回日本栄養改善学会 前田康江,小松信隆,根本亜矢子,傳法公麿
学術総会
(鎌倉)
3. 女子陸上長距離選手に対する
栄養支援の実践に関する研究
共 2008年9月
第55回日本栄養改善学会 根本亜矢子,前田康江,傳法公麿
学術総会
(鎌倉)
4. 体内環境の改善を目指した食
育活動の必要性
共 2009年5月
第63回日本栄養・食糧学 根本亜矢子,西村孝司,三田村理恵子
会大会
(長崎)
5. 満足度調査による学内給食の
評価と献立作成における今後
の課題
共 2009年10月 第5回日本給食経営管理 根本亜矢子,菊地和美
学会学術総会
(東京)
6. ヘルスツーリズムにおける食育
活動
共 2010年5月
第4回日本食育学会・学術 三田村理恵子,根本亜矢子,伊佐野貴子,西村
大会
孝司
(熊本)
7. 保育園における食育支援活動
共 2010年5月
第4回日本食育学会・学術 根本亜矢子,三田村理恵子
大会
(熊本)
8. ユースサッカーチームへの栄養 共 2010年9月
支援の実践に関する研究
9. 学内給食の満足度と調理作業
環境の関連性について
第57回日本栄養改善学会 根本亜矢子,田中里佳,傳法公麿
学術総会
(埼玉)
共 2010年12月 第8回日本栄養改善学会 根本亜矢子,菊地和美
北海道支部学術総会
(札幌)
10. 女子大生の食事摂取状況の問 共 2011年5月
題点とアレルギーとの関連
第5回日本食育学会・学術 根本亜矢子,三田村理恵子,傳法公麿
総会
(神奈川)
11. 管理栄養士課程における女子
大生の食生活の実態と献立作
成に関する意識について
共 2011年11月 第7回日本給食経営管理 根本亜矢子,村田まり子,菊地和美
学会学術総会
(東京)
12. 学校給食におけるフード・マイ
レージを用いた食品群別貢献
度の検討(第1報)
共 2011年11月 日本食生活学会第43回大 村田まり子,根本亜矢子,東定利,内海さやか,
松山琴美,中河原俊治
会
(札幌)
13. 女子大生の不定愁訴と食生活
や睡眠時間との関連について
共 2011年11月 日本食生活学会第43回大 根本亜矢子,村田まり子,菊地和美
会
(札幌)
14. 保育園児の食習慣の実態とそ
の保護者の食意識について
共 2012年5月
第6回日本食育学会・学術 根本亜矢子,隈元晴子
大会
(富士宮)
15. 北海道石狩市における保育所 共 2012年9月
給食の調理機器や調理器具に
関する研究
第59回日本栄養改善学会 菊地和美,根本亜矢子,村田まり子,山口蒼生
学術総会
子
(名古屋)
16. 女子大学生の一般性セルフエ 共 2012年9月
フィカシーが食事調査における
過小評価に与える影響
第59回日本栄養改善学会 隈元晴子,根本亜矢子,飯田久美子
学術総会
(名古屋)
182
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
17. 地域に根ざしたコミュニケーショ 共 2012年9月
ン・マーケティング活動(第一
報)
第59回日本栄養改善学会 村田まり子,根本亜矢子,菊地和美
学術総会
(名古屋)
18. 米粉を利用した商品の特性お
よび嗜好性に関する研究
第59回日本栄養改善学会 根本亜矢子,村田まり子,菊地和美
学術総会
(名古屋)
共 2012年9月
19. 備蓄食品における食事バランス 共 2012年11月 第8回日本給食経営管理 村田まり子,隈元晴子,根本亜矢子,佐々木ゆり
ガイドの導入
学会学術総会
(名古屋)
共 2012年11月 第8回日本給食経営管理 根本亜矢子,村田まり子
学会学術総会
(名古屋)
20. 調理作業内容と満足度調査か
らみた学内給食の検討
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 日本栄養・食糧学会,日本栄養改善学会,日本給食経営管理学会,日本食育学会,日本食生活学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
<道内>
2012年4月~現在
(地域的連携・貢献)
社団法人北海道栄養士会研究教育栄養士協議会運営委員(会計)
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
V
学生支援に関する自己研鑽
183
所属
人間生活学部
食物栄養学科
職名 助手
学位 修士(食物栄養学) (藤女子大学) 専門分野
氏名
食品栄養学
福
田
絵
大学院における研究指導担当資格
里
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 実験内容の工夫
2010年4月
~現在
概
要
担当教授の指導のもと,予備実験を行い学生が興味を持ち,理解度が高
まる工夫を行っている。
2. 作成した教科書,教材,参考書
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
1) 高大連携の一環として,高校生に対 2010年10月 高大連携の一環として藤女子高等学校の生徒に対して,本学科の実験室
して化学実験の体験指導
を使って化学実験(エステルの合成,合成色素の毛糸染色とTLCによる同
定)を6回にわたって2回づつ指導した。担当:水野佑亮,知地英征,松坂裕
子,田中里佳,富塚琴美,福田絵里
高大連携の一環として藤女子高等学校の生徒に対して,本学科の実験室
2011年9月
を使って化学実験(エステルの合成,合成色素の毛糸染色とTLCによる同
定)を3回にわたって指導したうち,1回を担当した。担当:水野佑亮,知地英
征,松坂裕子,富塚琴美,吉田訓子,辻美穂,福田絵里
2012年10月 高大連携の一環として藤女子高等学校の生徒に対して,本学科の実験室
を使って化学実験(エステルの合成,合成色素の毛糸染色とTLCによる同
定)を5回にわたって指導したうち,3回を担当した。担当:水野佑亮,知地英
征,中河原俊治,松坂裕子,富塚琴美,吉田訓子,辻美穂,福田絵里
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①食品に含まれる機能性成分の吸収動態と栄養生理機能に関する研究
研究内容: タモギタケはきのこ類の中でエルゴチオネイン(EGT)を多く含み,この化合物は強い抗酸化性を有することが知られて
いる。EGTの加熱温度及び各pHの影響を調べ加工適正の基礎データを得るとともに,吸収動態と生体内抗酸化能につ
いて明らかにする。
単著・ 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
共著の
著書・論文等の名称
担当頁及び編者・共著者名
の年月
別
発表学会等の名称
(著 書)
(学術論文)
1. リン酸架橋でん粉のラットにお
ける脂質代謝改善作用
共 2011年3月
藤女子大学紀要 第48号 福田絵里,山本和夫,福島道広,西村直道,知
(第Ⅱ部)
地英征
共 2012年3月
藤女子大学紀要 第49号 福田絵里,青柳幸恵, 山岸和敏, 賀佐伸省, 知
(第Ⅱ部)
地英征
共 2010年5月
第64回日本栄養食糧学会 福田絵里,高橋あずさ,山本和夫,福島道広,
大会
西村直道,知地英征
(徳島)
2. 天然含窒素色素Betalain の吸
収動態と生体内抗酸化性
共 2010年9月
日本食品科学工学会第57 高橋あずさ,奥村純子,福田絵里,渡辺純,菊
回大会
地裕人,有塚勉,福島道広,知地英征
(東京)
3. 化工でん粉の消化性とラットに
おける脂質代謝改善作用
共 2010年12月 第16回Hindgut Club
Japan シンポジウム
(東京)
2. タモギタケから単離したエルゴ
チオネインの加熱および各pH
における抗酸化性への影響
(その他)
(学会発表)
1. 化工でん粉の消化性とラットに
おける脂質代謝改善作用
184
福田絵里,高橋あずさ,山本和夫,福島道広,
西村直道,知地英征
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
4. エルゴチオネインの抗酸化性に 共 2011年2月
関する研究(1)~温度,pHに対
する影響
平成22年度(社)日本食品 福田絵里,青柳幸恵,山岸和敏,賀佐伸省,知地英
科学工学会北海道支部大 征
会
5. 高亜鉛大豆の健康機能性に関 共 2011年5月
する研究(1)~ミネラル代謝に
及ぼす影響
第65回日本栄養食糧学会 福田絵里,高木悠,堀果代子,副島洋,山本マサヒ
コ,原博,知地英征
大会
(東京)
6. ライチ由来低分子化ポリフェ
共 2011年9月
ノールOligonolの抗酸化性及び
ラットにおけるアルコール性胃
粘膜障害抑制効果
日本食品科学工学会第58 高橋あずさ,青柳幸恵,福田絵里,三浦健人,
回大会
渡辺純,鈴木卓,知地英征
(宮城)
7. タモギタケ中の含硫アミノ酸エ
ルゴチオネインのORAC法によ
る抗酸化性に関する研究
共 2012年5月
第66回日本栄養食糧学会 福田絵里, 青柳幸恵, 山岸和敏, 賀佐伸省, 渡
大会
辺純, 知地英征
(宮城)
8. ビートファイバー及び甜菜種子
からフェルラ酸誘導体の精製と
機能性
共 2012年8月
日本食品科学工学会第59 荻田亜依, 福田絵里, 福士幸士, 金澤匠, 菊地
回大会
裕人, 有塚勉, 知地英征
(札幌)
9. Haskap及びAroniaから精製した 共 2012年8月
anthocyanin高含有polyphenol
は血中脂質を低下させる
日本食品科学工学会第59 高橋あずさ, 清水久恵, 白崎はるの, 福田絵里,
回大会
坂口博英, 鈴木卓, 知地英征
(札幌)
10. 中心種目食物のサボテン果実 共 2012年10月 第42回日本栄養食糧学会 高橋あずさ, 奥村純子, 福田絵里, 菊地裕人, 有
から精製した非フラボノイド系黄
北海道支部会
塚勉, 鈴木卓, 知地英征
色色素ベタキサンチン(インディ
カキサンチン)の吸収動態と生
体内抗酸化作用
11. ユリネ摂取が高脂肪食摂取ラッ 共 2012年10月 第42回日本栄養食糧学会 岡崎由佳子, 福田絵里, 知地英征, 加藤範久
トの腸内細菌叢およびβ北海道支部会
GlucuronidaseとMucinase活性
に及ぼす影響
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 日本栄養改善学会,日本栄養・食糧学会,日本農芸化学会,日本食品科学工学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
<道内>
(地域的連携・貢献)
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
V
学生支援に関する自己研鑽
185
所属
人間生活学部
食物栄養学科
職名 助手
学位
学士(食物栄養学)(藤女子大学) 専門分野
生体機能学
氏名
吉
田
訓
大学院における研究指導担当資格
子
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目
教育実践上の主な業績
年月日
概
要
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
2. 作成した教科書,教材,参考書
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①食用かぼちゃ種子の機能性解明
②加工澱粉の調理科学的特性について
研究内容: ①新たな食用かぼちゃ種子用途種が道北地域で栽培され,道産食材として加工食品,製菓等への利用が望まれてい
る。その機能性・栄養性,特に排尿障害関連問題に対する効果を明らかにし,合わせて期待されるいくつかの健康増進
効果を確認する。
②澱粉は食品への需要が多く用途が広いが,化学的・物理的処理を施した加工澱粉も利用されている。近年,小麦粉
に加工澱粉を添加したパンの報告がされており,加工澱粉添加パンの性状や調理科学的特性について比較検討する。
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
(著 書)
(学術論文)
1. 加工澱粉糊液の性状に関する
研究
2. 小麦粉の一部に加工澱粉を添
加した食パンの調理科学的特
性
共 2011年3月
藤女子大学紀要 第48号 43-48頁
(第Ⅱ部)
菊地和美,高橋セツ子,吉田訓子,山本未穂,
知地英征
共 2013年1月
(印刷中)
NewFoodIndustry Vol.55 菊地和美,吉田訓子,高橋セツ子,知地英征
(その他)
(学会発表)
1. 加工澱粉の調理科学的特性
共 2011年11月 日本食生活学会第43回大 菊地和美,高橋セツ子,吉田訓子,知地英征
会
(藤女子大学)
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
186
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
2012年8月
<道内>
日本食品科学工学会第59回大会実行委員
(地域的連携・貢献)
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
V
学生支援に関する自己研鑽
2012年12月5日
ハラスメント研修会「リスクマネージメントとしてのパワーハラスメント」参加(藤女子大学)
187
所属
人間生活学部
食物栄養学科
学位 学士(食物栄養学)(藤女子大学)
職名 助手
専門分野
臨床栄養学
氏名
佐 々 木
は る み
大学院における研究指導担当資格
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目
教育実践上の主な業績
年月日
概
要
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等を
含む)
1) 献立課題添削
2010年4月~ 担当教授の指導のもと実習準備を行い,学生がスムーズに実習を行えるよう
サポートした。また,献立課題の内容のチェックを行い,課題提出の回数を追う
現在
ごとに理解度が高まるよう細やかな対応を行った。
2) 摂食嚥下障害患者への栄養ケアスキ 2010年9月~ 担当教授の指導のもと,咀嚼嚥下に関与する筋肉を固定した状態で飲食物
ル習得
を摂取し,摂食・嚥下機能を体験的に学び,摂食・嚥下訓練食調整技法およ
現在
び管理栄養士の栄養ケアのあり方について理解を深めるためサポートした。
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 教材の作成
2010年9月~ 臨床栄養学実習Ⅰにおいて,担当教授の指導のもと,学生が理解しやすい
よう教材を作成した。
現在
3. 教育方法・教育実践に関する発表,講
演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
1) 保健センター主催「自炊入門」スタッフ 2011年4月
新入生対象の「自炊入門」で学生の調理指導を行った。
石狩市の0~3歳の幼児がいる親子対象とした食育支援活動について,調理
2) 保育学科共催子育て支援「お手てつ 2011年11月
業務に関する指導を行った。
ないで」指導
~現在
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①在宅高齢者に関する栄養ケアについての検討
②Oenococcus oeni を用いた乳酸菌飲料の開発
③介護高齢者施設入居者における栄養とサルコぺニアの関連性の検討
研究内容:
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
(著 書)
(学術論文)
(その他)
(学会発表)
1. Oenococcus oeni を用いた乳酸菌
飲料の開発
2. 介護高齢者施設入所者における
簡易栄養状態評価(MNA)による
継続的評価と予後
3. 低栄養とサルコぺニアリスクとの関
連性についての検討
4. 特別養護老人施設入所者への3
カ月毎のMNA-SFモニタリングの
有用性についての検討
共 2011年2月
平成22年度(社)日本食品科 ◎佐々木はるみ,林美沙,池田隆幸
学工学会北海道支部大会
共 2012年1月
第15回日本病態栄養学会 ◎武部久美子,駒込聡子,佐々木はるみ,小山田
年次学術集会
正人
共 2012年12月 第10回日本栄養改善学会 ◎佐々木はるみ,武部久美子,駒込聡子
北海道支部学術総会
共 2013年1月 第16回日本病態栄養学会 ◎武部久美子,駒込聡子,佐々木はるみ,小山田
(発表予定) 年次学術集会
正人
過去5年間公表していない研究活動
研究課題: 在宅高齢者に関する栄養ケアについての検討
研究内容
デイサービスに通う在宅高齢者を対象に,MNA,InBody,老研式活動指標,バーセルインデックスを調査し,ベースライン
及び
:
の栄養状態を把握する。そのデータをもとに個々に合った媒体を作成し,栄養教育を行った。
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 日本病態栄養学会,日本栄養改善学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
<道内>
(地域的連携・貢献)
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
V
学生支援に関する自己研鑽
188
保 育 学 科
池
田
浩
明
・・・・・・・・・・・・・・ 189
木
脇
奈智子
・・・・・・・・・・・・・・ 191
小
山
充
道
・・・・・・・・・・・・・・ 194
後
藤
昌
彦
・・・・・・・・・・・・・・ 198
杉
浦
篤
子
・・・・・・・・・・・・・・ 200
柴
村
紀
代
・・・・・・・・・・・・・・ 203
鈴
木
眞知子
・・・・・・・・・・・・・・ 206
吾
田
富士子
・・・・・・・・・・・・・・ 208
高
橋
真由美
・・・・・・・・・・・・・・ 212
山
田
りよ子
・・・・・・・・・・・・・・ 216
青
木
直
子
・・・・・・・・・・・・・・ 219
川
原
功
司
・・・・・・・・・・・・・・ 223
新
海
節
・・・・・・・・・・・・・・ 226
所属
人間生活学部
保育学科
職名 教授
学位 教育学士(弘前大学)
専門分野
特別支援教育
池
氏名
田
浩
大学院における研究指導担当資格
明
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部>
重複障害児教育総論,知的障害児教育,知的障害児教育総論,障害児教育総論,肢体不自
由児教育,肢体不自由児教育総論,障害児教育実習,保育学研究演習,卒業研究
教育実践上の主な業績
年月日
概
要
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 知的障害児教育・肢体不自由児教 2008年~現 授業のテーマに関連するビデオやDVDなどの視聴覚教材を使用した。授
育
在
業ごとにキーワードの穴あきプリントを配布し,穴埋めをする。パワーポイント
を用いて写真やキーワード,図を提示する資料を作成した。
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
1) 学科通信「散歩道」
2008年~現 保育学科の教育内容・学生生活・ボランティア活動・就職状況などを掲載し
在
た学科通信を毎年9月1日発行し,2012年で第11号となっている(全6頁)。編
集および発行に関しては,学科全教職員が関わっている。保育現場,オー
プンキャンパス参加者,進学相談会の参加者,保護者懇談会参加者などに
配布し,保育学科の教育活動を学外へ向けて発信する重要な広報となって
いる。
Ⅱ 研究活動
研究課題: 特別支援学校における教育実習について受入れ学校の教員の意識について
研究内容: 本学の学生が実習した特別支援学校の校長及び教育実習を担当した教員に対して指導後に意識調査をした。実習
担当教員は,教育実習に対して高い充実感を感じたことが示された。教員及び校長は,実習および事前指導では,子ど
もの理解,子どもとのかかわり方,実習日誌・指導案の書き方など具体的,技術的な内容を求めた。また同時に,教師と
しての心得や心構え,教育的愛情や使命についても指導し育てることが大切であると考えていることが示された。
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
(著 書)
(学術論文)
1. 特別支援教育の現状─児童生 単 2009年7月
徒数に着目して─
家庭科・家政教育研究
39-46頁
第4号
藤女子大学家庭科・家政
教育研究会
2. 特別支援教育の現状─児童生 単 2010年3月
徒数に着目して─
藤女子大学紀要 第47号 75-81頁
(第Ⅱ部)
3. 特別支援学校の教育実習にお 共 2011年3月
ける学生の意識について(1)
藤女子大学紀要 第48号 125-132頁
(第Ⅱ部)
4. 障害のある者の教員採用にお
ける現状と課題
共 2011年3月
教師教育研究 第24号
5. 特別支援学校における教育実
習改善の基礎的研究(1)
共 2012年3月
藤女子大学紀要 第49号 85-90頁
(第Ⅱ部)
6. 言語障害を伴う脳性まひ者の
長期予後に関する研究(1)
共 2012年3月
藤女子大学QOL研究所
紀要 第7巻第1号
189
95‐100頁
67-74頁
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
(その他)
(学会発表)
1. 北海道の特別支援学校での教 共 2010年7月
育実習における学生の期待・不
安/成果」等に関する意識調
査(1)
2 総合演習の展開と評価(5) 意 共 2011年5月
欲の変化とその背景
3. 北海道の特別支援学校での教 共 2011年7月
育実習における学生の期待・不
安/成果」等に関する意識調
査(2)
北海道特別支援学会平成 (ポスター発表)
22年度研究大会
池田浩明,武石詔吾,小川徹
日本保育学会第64回大会 (ポスター発表)
山田りよこ,杉浦篤子,青木直子,高橋真由美,
池田浩明
北海道特別支援学会平成 (ポスター発表)
22年度研究大会
池田浩明,武石詔吾,小川徹
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 日本特殊教育学会,日本リハビリテイション心理学会,北海道心理学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
2006年4月~現在
2008年8月~現在
<道内>
2008年4月~現在
2012月4月~現在
(地域的連携・貢献)
日本リハビリテーション心理学会資格認定委員会評議員
心理リハビリテイション・スーパーバイザー
くらしネット「遊ぶ会」会長
石狩市教育相談支援チーム専門員
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
入試部委員,人間生活学部研究倫理審査委員会委員
V
学生支援に関する自己研鑽
190
所属
人間生活学部
保育学科
職名 教授
博士(比較文化)(城西国際大学)
学位 家政学修士(お茶の水女子大学) 専門分野
家族社会学,家族関係学
氏名
木
脇
奈 智 子
大学院における研究指導担当資格
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部>
教育実践上の主な業績
子育て支援(理論)Ⅰ・Ⅱ,子育て支援(演習)Ⅰ・Ⅱ,家族援助論,生活経営論,保育学研究演
習,卒業研究演習,卒業研究
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) ゼミにおけるフィールドワーク
2009年4月
~現在
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 男の育児・女の育児─家族社会学 2008年4月
からのアプローチ─
(昭和堂)
2) 「親学習教材」の作成と活用
2009年4月
~現在
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
1) 吹田市男女共同参画センター
2009年1月
「保育ボランティア養成講座」講師
概
要
ゼミでは,学生の関心に応じたフィールドワークを取り入れている。児童相
談所・石狩市内の子育て支援の見学,UNICEF広報官の講演,児相相談
員・障害児子育て支援NPOの指導員をゲストスピーカーに招くなど,リアリ
ティのある問題意識を身につけてほしいと考えている。こうした取り組みは授
業評価が高い。
木脇が代表となって科学研究費補助金を受けて行った2回の調査(2002
年・2005年)をデータとして,現代の父親および母親の特性と社会的背景に
ついてまとめた。
大和礼子・斧出節子・木脇奈智子共編著
近年「親になること」が難しくなったといわれる。大阪市立大の岩堂美智子
氏(名誉教授)を中心に,「親学習事業」として中高生向けの教材を作成(木
脇も委員として作成と検証に関わる)。ワークショップやロールプレイなどを含
むこの教材を,子育て支援理論で活用している。
講演「社会的子育て支援の大切さ」20年前から行っている託児付講座のボ
ランティア養成講座の回目。子育て支援の必要性,家族の変化・母性神話と
ジェンダー・次世代育成力の再構築という視点から,理論と実例をあげて講
演を行った。「育児は母親がするべき」という呪縛から解放される受講生も少
なくない。
2) ホームページで教育実践を公表
2009年4月
HP「木脇奈智子の研究室」において,担当授業の概要と授業についての
考え方やその工夫などを公開している。また,子育て支援演習「お手てつな
いで」の様子については,藤女子大学のホームページ上のトピックスに随時
アップしている。これは受験生からも反響がある。
3) 「いしかり子育てネット会議」講師
2009年11月
石狩市子ども室子育て支援課が事務局となり市内の子育て支援関係団体
のネットワークをつくっている。その会議において「アジアにおける育児援助
ネットワーク」について報告。アジア6カ国を比較し,母親だけに育児の負担
がかかる日本の子育ての特徴と地域支援の重要性について話をした。
4) 北海道女性協会「平成24年度第2期 2012年9月
女性大学」講師
4. その他教育活動上特記すべき事項
1) 子育て支援演習Ⅰ・Ⅱ(地域開放型 2009年4月
授業の展開)
~現在
演題は「子育てにやさしい社会とは」。少子化が進行する現代において,子
育ておよび子育て支援にも「男女共同参画」の視点が求められていること。
子育てをジェンダーの視点から分析し,現状と課題について問題提起を行っ
た。
この演習は通年,土曜日の午前中に地域に開放しており,毎回30-50人の
親子の参加がある。保育学科および食物栄養学科の協力を得て,大学の特
色を生かした子育て支援講座や親子体験を行い,2011年度は石狩市イクメ
ンプロジェクトの一環として「パパの焼きいも会」を実施した。認証評価(2010
年)においても評価されている。
Ⅱ 研究活動
研究課題: 多様化する子育て支援,次世代育成に関する理論構築,ケア労働とジェンダー
研究内容: 「子育て支援」概念を再検討することを以下の研究を進めている。1994年の「エンゼルプラン」策定以来,「子育て支
援」の主体者および利用者は多様化している。子ども手当てや子育てひろばのみが注目されがちであるが,その根幹に
は,次世代育成について,だれが何をするのかを整理し,費用負担(受益者・国・企業)の問題を含めて再検討する必要
がある。特色のある子育て支援の取り組みおよび課題をデータとし,次世代育成の理論構築の一助としたい。具体的
は,QOL研究所の研究助成を受け,男子学生における父親参加型子育て支援,多胎児への子育て支援,預かり型,カ
フェ型子育て支援,長岡市子育て支援センター(自治体による雪国型子育て支援)を事例の分析を行っている。今後,
諸外国の子育て支援の在り方と比較しながら理論構築を試みたい。
191
著書・論文等の名称
(著 書)
1. 男の育児・女の育児─家族社
会学からのアプローチ─
(再掲)
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
共 2008年4月
昭和堂
1-3頁,162-179頁
◎大和礼子,斧出節子,木脇奈智子編他計8名
2. 論点ハンドブック・家族社会学
共 2008年4月
世界思想社
95-98頁,201-204頁
◎野々山久也編他計35名
3. Asia's New Mothers
共 2008年10月 Grobal Oriental Ltd 2008 31-70頁(本人担当部分抽出不可能)
(UK)
◎Emiko Ochiai ,Barbara Molony Ed.
Emiko Ochiai他計7名
4. 子育て・子育ち支援学
共 2011年5月
保育出版社
第3章・第11章分担執筆
◎武見陽子編
5. 21世紀アジア家族(タイ語版)
共 2011年7月
Chula Press
◎Hon Sun Uk Ed.(Emiko Ochiai & Kayoko
Ueno)他13人執筆
6. アジアの家族とジェンダー(中
国語版)
共 2012年5月
世界知洪出版社(中国)
12 章。 248 頁 -263 頁 。『 アジ アの 家族 とジ ェン
ダー』の中国語訳。周維宏訳。
◎落合恵美子,山根真理,宮坂靖子編(共著者
7名)。
(学術論文)
1. 泉北ニュータウンにおける高齢 共 2009年2月
者の居住・福祉─H台住区にお
ける独居高齢者の生活実態調
査─
羽衣国際大学人間生活学 1-14頁(本人担当部分抽出不可能)
◎木脇奈智子,棚山研,新井康友
部紀要 第4巻
羽衣国際大学
2. 泉北ニュータウンにおける独居 共 2011年3月
高齢者の孤立と人的ネットワー
ク─H台住区における事例調査
─
藤女子大学紀要 第48号 133-147頁(本人担当部分抽出不可能)
(第Ⅱ部)
◎木脇奈智子,棚山研,新井康友
3. 日本における男性の子育てに
関する研究─変化の20年
(1990~2010)における関西で
の実証研究を基盤として─
城西国際大学大学院人文 2011年3月学位授与
科学研究科博士論文(比
較文化)
単 2011年3月
4. 多様化する「子育て支援」の現 単 2012年3月
状と課題―新しいニーズに対応
する事例から―
藤女子大学QOL研究所
紀要 第7巻第1号
5. 父親の子育てに関する研究
家庭科・家政教育研究
3-12頁
第7号
藤女子大学家庭科・家政
教育研究会
(その他)
1. (報告書)「ひとり親家庭におけ
る都道府県及び政令指定都市
支援資料集」
2. (雑誌論文)「ライフスタイル(子
育て・高齢者)の視点からみた
まちづくり」
単 2012年7月
37-43頁
共 2008年10月 日本家政学会家族関係学 ◎竹田美智他14名
部会研究班
単 2009年1月
人と国土21 第34巻5号
国土交通省
「特集 これからの人と国土」(34-37頁)
3. (雑誌論文)「シンガポールの多 単 2009年6月
様な子育て支援」
ふくしのひろば 6月号
総合社会福祉研究所
68-69頁
4. (雑誌論文)博士論文を書き終 単 2011年9月
えて「日本の男性の子育てに関
する研究」
[Rim]36号-Journal of
53-58頁
The Asia-Pacifuc
Women's Studies
Association Vol.13 No.1,
城西大学・城西国際大学
ジェンダー・女性学研究所
192
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
(学会発表)
1. What construct social values
toward one-parent families? :
analysis of university students'
family images
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
共 2008年7月
International Federation
for Home Economics
100th Congress (Luzern)
担当頁及び編者・共著者名
◎竹田美知他3名
2. 泉北ニュータウンの現状と福
祉・居住─孤独死問題を中心
に─
共 2008年11月 第81回日本社会学会大会 ◎棚山研他2名
東北大学
3. 泉北ニュータウンにおける高齢
者の孤立
共 2009年8月
第61回日本家政学会
武庫川女子大学
4. 作業療法の挑戦 浸透し拡散
するoccupation─家族社会学
の視点から─
共 2009年9月
第40回北海道作業療法学 ◎村田和香他2名
会
札幌コンベンションセン
ター
5. 多様化する「子育て支援」の現
状と課題
単 2012年9月
第57回日本家政学会東北
北海道支部大会
福島大学
◎棚山研他2名
過去5年間公表していない研究活動
研究課題: 東日本大震災避難者親子に対する子育て支援
研究内容 2011年度にQOL研究所より「多様化する子育て支援の現状と課題」というテーマで研究助成を受けた。その一環とし
及び
: て,新潟県長岡市において,福島から避難した親子への自治体の支援および現場における諸問題について,現地の共
進捗状況 同研究者とともに聞き取りおよびフィールドワーク調査を実施中である。今年度はまず,この調査をまとめ発表するべく,
現在執筆にかかっている。いずれは,札幌在住の避難者親子と子育て支援の授業をリンクするような実践をしたいと考え
ている。
公表予定: 『2013年度 藤女子大学QOL研究所紀要』(2014年3月発行)
第68回 日本保育学会シンポジウムにてポスター発表(2014年5月)
Ⅲ 社会連携・社会貢献
日本社会学会,日本家族社会学会,関西社会学会,日本文化人類学会,比較家族史学会,日本家政学会,日本家政
学会家族関係学部会,国際ジェンダー学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
2012年~現在
日本家政学会東北・北海道支部会幹事
2012年4月~現在
国際ジェンダー学会2012年大会実行委員
<道内>
2010年~現在
いしかり子育てネット会議委員
2011年~現在
石狩市子ども総合支援会議委員
(地域的連携・貢献)
2012年2月
北海道子ども未来局担当「ウィークリー赤れんが」にテレビ出演
2012年6月~現在
ヤマザキパンと藤女子大学のコラボレーションによるパンの製品企画(2013年2月・4月道内で発
売)
2012年10月
いしかり子育てメッセ参加(石狩市子ども室子育て支援課と連携)
2012年11月
保育学科特別公開講座「父親を遊ぶ・父親と遊ぶ100の方法」企画・主催(石狩市後援)
(国際的連携・貢献)
2012年
APWW(アジア女性監視機構)会員
所属学会
Ⅳ 学内運営活動
評議会評議員,学生部委員,ハラスメント人権委員会委員,花川執行部顧問
V
学生支援に関する自己研鑽
2012年12月5日
ハラスメント研修会「リスクマネージメントとしてのパワーハラスメント」の企画・立案,参加(藤女子
大学)
193
所属
学位
人間生活学部
保育学科
職名 教授
専門分野
教育学博士(北海道大学)
臨床心理学
小
氏名
山
充
大学院における研究指導担当資格
道
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部> 臨床心理学,カウンセリング論,臨床発達検査法,教育相談特講,精神保健,卒業研究演習等
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 書画やパワーポイント,DVDなど視 2010年4月
聴覚教材を活用した授業の展開
~現在
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 「必携 臨床心理アセスメント」(小山 2010年4月
充道編著;金剛出版)の発刊,講義 ~現在
への利用
概
要
「カウンセリング論」他の講義では体験学習を含めた演習的内容を導入。
適宜講義中に私製の質問表に記入させ,即応答を行う。重要事項について
はリアルタイムに直接パソコン入力しスクリーンに文字等を映し出す。視聴覚
素材,事前配布プリント等を活用している。本授業展開は2010年着任以降
の「授業改善のためのアンケート」で「良い」の評価を得ている。
「臨床発達検査法」の講義では,拙編著「必携臨床心理アセスメント」をテ
キストとして用いている。当講義では,本書の他に毎回私製の資料を付け加
え,具体的かつ実践的な講義を展開している。毎回講義終了時に今回の授
業についてのアンケートを実施しているが,その結果から受講生には好評を
得ている。
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
Ⅱ 研究活動
研究課題: 自分描画法に関する臨床基礎研究~思いの理論の展開
研究内容: 日常生活における人間の“思い”の成長プロセスと心理的構造を,心理臨床的視点から探求。思いの理論の展開と,心
理臨床的アプローチを自分描画法等を用いて探っていく。日本学術振興会科学研究費(萌芽研究,基盤研究C)を受
け,平成16年から22年度の7年間,自分描画法に関する個人研究を実施した。さらに平成23年度から4年間にわたり引き
続き科研費(基盤研究C)を受け,「幼児の自分描画法」をテーマにして取り組み中。次年度は自分描画法研究開始10年
目に入り,研究成果をまとめるための作業に入っている。
著書・論文等の名称
(著 書)
1. 必携 臨床心理アセスメント
(再掲)
2. 投映法の基礎講座
(学術論文)
1. 特別支援教育としての教育心
理臨床アプローチ
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
単 2008年9月
金剛出版
(総頁数 516頁)
3-8頁,17-37頁,41-45頁,66-74頁,137-141
頁,148-168頁,183-185頁,192-195頁,198206頁,215-222頁,226-229頁,233-236頁,
252-254頁,283-286頁,299-313頁,316-320
頁,331-337頁,341-363頁,367-378頁,421434頁,483-502頁
(全頁の40%(208頁)単独執筆)
秋本倫子,糸田尚文,岩壁茂,奥野哲也,小野
実佐,角藤比呂志,中原睦美,平林一,柳田多
美,吉川眞理他以上16名。
共 2012年7月
遠見書房
(全229頁)
「投映法の基礎講座」(第2部 個々の投映法 第
4章 TAT)104-127頁
津川律子編著
単 2008年1月
現代のエスプリ別冊
280-285頁
2. ロールプレイングによるカウンセ 単 2008年3月
リング研修体験
名寄市立大学・市立名寄 73-89頁
短期大学道北地域研究所
年報 第26号
194
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
3. 自分描画法を用いた高齢者に
関する臨床心理学研究-高齢
者と大学生の思いの特徴
単 2008年3月
高齢者問題研究 24巻
4. 多彩な身体症状と就労困難を
訴えた男性に対する自分描画
法の適用
単 2009年7月
名寄市立病院医誌 第17 42-48頁
巻1号
5. “思い”の特質~心理療法の視 単 2010年7月
点から
札幌学院大学心理臨床セ 41-51頁
ンター紀要 第10号
6. 心理臨床最前線 心理アセスメ 単 2010年8月
ントの現在
日本心理臨床学会誌『心 42-43頁
理臨床の広場』 第3巻第
1号(通巻5号)
7. 自分描画法に関する臨床基礎 単 2011年2月
研究-思春期・青年期への取り
組み
平成19年度~平成22年度 領域;臨床心理学,課題番号;19530630 全52
日本学術振興会「科学研 頁
究費補助金」基盤研究
(C)研究成果報告書
8. 落書きの心理学的分析
単 2011年3月
藤女子大学紀要 第48号 159-176頁
(第Ⅱ部)
9. 子どもの心理アセスメントー基
本と留意点
単 2011年12月 児童心理,12月号臨時増 21-31頁
刊 942号
10. 性的虐待を受けた子どもと非加 共 2012年3月
害親への支援~児童家庭支援
センターでの親子並行面接を
通して
(その他)
1. 3つの教育相談事例に対するコ 単 2008年1月
メント(小論文)
2. 自分描画法における高齢者の
思いの特徴(小論文)
単 2008年8月
17-33頁
藤女子大学紀要 第49号 121-135頁
(第Ⅱ部)
小山充道,小野実佐,今泉明子
「児童生徒理解のために」 31,33,35頁
名寄市教育研究所
HGR高研協 第24号
29-31頁
財団法人北海道高齢者問
題研究協会
3. 書評 村山正治・滝口俊子編
単 2008年12月 日本臨床心理士会雑誌
『河合隼雄のスクールカウンセリ
17巻3号
ング講演録』
62-64頁
4. 書評 下山晴彦『臨床心理アセ 単 2009年4月
スメント入門』
精神療法 第35巻第2号
253-254頁
5. 書評 『私の注目!2008~2009 単 2010年1月
の書籍・論文』
臨床心理学 第10巻1号
(通巻55号)
147-148頁
6. 書評 佐藤進監修 津川律子・
元永拓郎編『心の専門家が出
会う法律第3版』
単 2010年4月
臨床心理学雑誌 第19巻 76-77頁
1号(通巻65号)
7. 書評 T.P.ホーガン著 繁桝算
男・椎名久美子・石垣琢磨訳
『心理テスト─理論と実践の架
け橋』
単 2010年11月 臨床心理学 第10巻6号
(通巻60号)
8. 心理検査の利用状況と心理査
定教育
単 2011年3月
日本臨床心理士養成大学 5頁
院協議会報 第7巻第2号
(通巻第13号)
9. 書評 松本真理子,金子一史
編 『子どもの臨床心理アセス
メント』
単 2011年4月
精神療法(金剛出版),第 107-108頁
37巻第2号
共 2011年8月
丸善出版(株)
(全704頁)
10. 心理臨床学事典
195
96頁
「発達障害のアセスメント」(116-117頁),「認知
症のアセスメント」(118-119頁)
日本心理臨床学会編
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
(学会発表)
1. 自分描画法を用いた高齢者に
関する臨床心理学研究
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
単 2008年9月
日本心理臨床学会第27回 日本心理臨床学会第27回大会発表論文集190
頁
大会
筑波大学
2. 自分描画法における臨床基礎
研究―青年期における特徴
単 2008年9月
日本心理学会第72回大会 日本心理学会第72回大会発表論文集412頁
北海道大学
3. 自分描画法(SPM)の有用性に
関する比較研究―実用性を絡
めて
単 2009年8月
日本心理学会第73回大会 日本心理学会第73回大会発表論文集435頁
発表
立命館大学
4. 自分描画法における高校生の
諸特徴
単 2009年9月
日本心理臨床学会第28回 日本心理臨床学会第28回大会発表論文集222
大会
頁
明治学院大学
5. 高校における自分描画法の活
用に関する検討
単 2010年9月
日本心理臨床学会第29回 日本心理臨床学会第29回大会発表論文集294
大会
頁
6. 自分描画法(SPM)とTATにおけ 単 2010年9月
る有用性に関する比較研究
日本心理学会第74回大会 日本心理学会第74回大会発表論文集322頁
発表
大阪大学
7. 心理臨床に必要な心理査定教 単 2010年9月
育に関する調査研究
日本臨床心理士養成大学 (コメンテーター)
院協議会第10回大会年次
総会研究報告
(会場;アジュール芝東京)
8. 落書きの心理学的分析
単 2011年9月
日本心理学会第75回大会 日本心理学会第75回大会発表論文集291頁
発表
日本大学
9. 心理臨床における自分描画法
の役割と対話の効果
単 2011年9月
日本心理臨床学会第30回 日本心理臨床学会第30回大会発表論文集231
大会
頁
10. 落書の構成要素に関する心理
学的分析
単 2012年9月
日本心理学会第76回大会 日本心理学会第76回大会発表論文集438頁
専修大学
11. 子育て日記による親の思いの
分析
単 2012年9月
日本心理臨床学会第31回 日本心理臨床学会第31回大会発表論文集221
大会
頁
愛知学院大学
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 日本心理臨床学会,日本臨床心理士会,日本心理学会,日本箱庭療法学会,アメリカ心理学協会(APA)ほか
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
1999年~現在
2000年~現在
2009年~現在
<道内>
公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会評議員
公益財団法人社会福祉振興・試験センター社会福祉士兼精神保健福祉士国家試験幹事委員
学術雑誌『臨床心理学』常任査読委員(金剛出版発行)
(地域的連携・貢献)
(国際的連携・貢献)
196
Ⅳ 学内運営活動
学生部長,部長会議構成員,評議会評議員,自己点検・評価委員会委員,大学戦略会議構成員,ハラスメント相談窓口責任
者,キャリア支援委員会委員
V
学生支援に関する自己研鑽
2012年1月11日
2012年7月4日
2012年12月5日
北海道環境生活部主催「DV防止法10年 デートDVの実態と予防教育」―若い世代が暴力を選
択しない生き方をするために 参加(北海道中小企業会館)
地域科学研究会・高等教育情報センター主催「キャンパス・ハラスメント防止体制の展開と実
際」~事案・判例/規程・ガイドライン改訂/学生視点の防止啓発/「自主解決」と「環境調整」~
参加(東京)
ハラスメント研修会「リスクマネージメントとしてのパワーハラスメント」参加(藤女子大学)
197
所属
人間生活学部
保育学科
学位 文学修士(上智大学)
職名 教授
専門分野
社会福祉
氏名
後
藤
昌
大学院における研究指導担当資格
彦
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部>
教育実践上の主な業績
社会福祉論Ⅰ・Ⅱ,子ども家庭福祉論Ⅰ・Ⅱ,社会調査法,福祉施設実習指導,福祉施設実
習Ⅰ・Ⅱ,総合演習,保育学研究演習,卒業研究
年月日
概
要
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 授業評価
2003年~現 前期講義について学生による「授業改善アンケート」を受けている。「教員
は質問に応じましたか」という評価項目が4.6と高い評価を受けている。授業
在
ごとに質問用紙をわたし,質問のある学生に書いてもらい,次回の講義はじ
めに答える試みをしている。このことは質問をすることの少ない学生たちとの
コミュニケーションの機会となっており,また双方向の講義の実現を目指す良
い試みであると評価している。
2) 総合演習の目的「広い視野にたって 2008年4月
児童問題をとらえ,児童や保護者を ~現在
援助するための資質・能力」の養成
に関する学科としての試み
学科全教員で取り組んでいる授業研究。教育職員養成審議会第1次答申
および教育職員免許法施行規則などから,人類に共通する課題・社会全体
に関わる課題・保育に関する現代的課題などのテーマにそって,新たな教
育内容と方法を探っている。学科独自のアセスメントも実施している。教員の
FDとも関連している。
2. 作成した教科書,教材,参考書
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
1) 福祉施設実習における施設の参加 2008年9月
2) 新たに保育士養成にかかわる方々 2009年9月
と保育士養成を考える
平成20年全国保育士養成協議会セミナー(於函館市)
平成21年全国保育士養成協議会セミナー(於東北福祉大学)
4. その他教育活動上特記すべき事項
1) 学科通信「散歩道」
2002年~現 保育学科の教育内容・学生生活・ボランティア活動・就職状況などを掲載し
在
た学科通信を毎年9月1日発行し,2012年で第11号となっている(全6頁)。編
集および発行に関しては,学科全教職員が関わっている。保育現場,オー
プンキャンパス参加者,進学相談会の参加者,保護者懇談会参加者などに
配布し,保育学科の教育活動を学外へ向けて発信する重要な広報となって
いる。
2) 卒後教育に関する卒業生・在学生 2008年3月
の意識調査報告書─保育学科が果
たす役割と今後の方向性について
─
「公開講座」「幼稚園教諭一種免許の取得制度」「大学院の開設」などの卒
後教育(リカレント教育)を計画するにあたって,卒業生(1975年度~2005年
度卒業生1382名)ならびに在学生(2006年度在学生341名)を対象に実施し
たアンケート調査報告書(全56頁)。(編集: 青木直子,吾田富士子,甲斐
仁子,後藤昌彦,菅原伸康,杉浦篤子,須永進,高橋真由美,西千雅子,
山田りよ子)
Ⅱ 研究活動
研究課題: わが国の救貧制度における親族扶養義務の系譜
研究内容: わが国の救貧制度として明治5年に制定された「恤救規則」,大正10年に制定された「救護法」,昭和22年に制定され
た「旧生活保護法」,25年に制定された「新生活保護法」の各制度に親族扶養義務が明記されている。救貧制度を利用
する際に求められる親族扶養義務の意義とその時代背景を明らかにすることを目的としている。
単著・ 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
共著の
著書・論文等の名称
担当頁及び編者・共著者名
の年月
別
発表学会等の名称
(著 書)
1. ハンドブック教育・保育・福祉関 共 2008年3月 北大路出版
共同編集につき本人担当部分抽出不可能
係法令集(改訂版)
後藤昌彦,民秋言,岡本富郎,小田豊,小林義
郎,近藤正春,坂本敬.西村重稀,安藤和彦,
一盛久子,大嶋恭二,粂幸男,佐賀枝夏文,流
石智子,福川須美
198
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
2. 福祉施設実習における施設の
参加
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
単 2008年9月
担当頁及び編者・共著者名
平成20年度全国保育士養
成セミナー実施要領
3. 保育者のための教育・福祉辞 共 2012年3月
典
建帛社
4. 保育実習ガイドライン(福祉施
設実習編)(改訂版)
共 2013年3月
(印刷中)
保育士養成協議会北海道 ◎後藤昌彦,西塔正一,三上正明,重野淳子,
ブロック協議会
吾田富士子,安井睦,遠藤光博
(学術論文)
1. 生活保護の受給要件である親
族扶養義務の今日的意義
単 2011年3月
藤女子大学紀要 第48号
(第Ⅱ部)
(その他)
1. 平成19年全国保育士養成セミ
ナー報告書
共 2008月3月
保育士養成資料 48号
全国保育士養成協議会
共 2009月3月
保育士養成資料 49号
全国保育士養成協議会
2. 平成20年全国保育士養成セミ
ナー報告書
3. 平成21年度「大学教育・学生支 共 2013年3月
(印刷中)
援事業」学生支援及び就業支
援プログラム優秀事例集
大島恭二,岡本富郎,倉戸直美,松本峰雄編集
委員(一部担当)
独立法人日本学生支援機
構
(学会発表)
過去5年間公表していない研究活動
研究課題: 北海道における貧困救済制度の変遷
研究内容 わが国の原初的な貧困者救済制度として明治5年に「恤救規則」が制定された。「恤救規則」が開拓使時代の北海道に
及び
: おいて施行される前に北海道独自の貧困者救済制度として「賑恤規則」が存在していたことが明らかになった。「賑恤規
進捗状況 則」が制定された背景,「恤救規則」に与えた影響を探るとともに「恤救規則」の実施状況を明らかにすることを目的として
いる。
その後の貧困者救済制度となる大正時代の「救護制度」,昭和時代の「生活保護制度」が北海道の貧困救済に果たし
た役割と実態を明らかにしたい。
また,わが国の貧困者制度の「恤救規則」,「救護制度」,「生活保護制度」に共通する受給要件として親族親族義務が
条文化されているが,貧困者救済における親族扶養義務の系譜を明らかにし,現代社会における貧困者救済制度にお
ける親族扶養義務の位置づけを考察していきたい。
公表予定: 救貧制度における親族扶養義務の系譜(2013年度公表予定)
北海道における貧困救済制度の変遷(1)-「恤救規則」と「賑恤規則」-
北海道における貧困救済制度の変遷(2)-「救護制度」
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 社会政策学会,日本社会福祉学会,北海道社会福祉学会,北海道子ども学会,日本キリスト教社会福祉学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
2010年4月~現在
<道内>
1996年~現在
2002年度~2012年3月
2009年4月~現在
(地域的連携・貢献)
学生/就職支援推進プログラム学生支援プログラム評価委員会委員
石狩市社会福祉審議会委員
全国保育士養成協議会北海道ブロック協議会理事
北海道幼稚園教諭養成校協議会参与
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
保育学科主任,評議会評議員,キャリア支援委員会委員長,キリスト教科目運営委員会委員
V
学生支援に関する自己研鑽
2012年6月30日
2012年9月6日
平成24年度現代保育研究所第1回研修会「子ども・子育て新システムの基本制度について」参
加(大阪)
平成24年全国保育士養成セミナー「幼保一体化とこれからの保育士養成」参加(京都文教大学)
199
所属
人間生活学部
保育学科
学位 教育学士(北海道教育大学)
職名 教授
専門分野
造形美術,美術教育
氏名
杉
浦
篤
大学院における研究指導担当資格
子
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部>
教育実践上の主な業績
子どもと造形,保育内容(造形的表現Ⅰ・Ⅱ),保育内容(総合表現Ⅰ),表現
総合演習,保育学研究演習,卒業研究,芸術A
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 遊びの広場開催
1998年4月
~現在
2) 地域商店街振興と授業の連携
概
要
保育学科1年生の授業,保育内容「造形的表現」「保育内容「音楽的表現」
(新海講師)との共同活動として,子どもに関る機会を増やすために毎年大
学祭を利用し遊びの広場「どんぐり広場」を開催している。この遊びの広場は
学生の実習の機会が増えることの他に地元の乳幼児を持つ親たちへの地域
還元にもなっている。
2004年10月 石狩市花川若葉通り商店会の依頼により,保育学科1年生90名と2年生40
名が若葉通り5条,4条,1条の商店の前,16箇所に路上ペインティングをし,
~現在
商店街の振興に参加すると共に,地域住民との交流を行い,保育学科の学
生としてどのように地域とかかわりをもっていくかなどを学ぶ機会ともなってい
る。この交流は今後も継続していく。
3) 教養としての芸術科目を通してアー 2005年4月
トに関心を向ける
~現在
中学,高校で美術の時間が少ないこともあり,ほとんどの学生たちは過去の
名作と言われる作品を知らないし関心も持たない。そのような学生たちに現
代のアートの楽しみ方を伝えるため,多種類の映像と資料を使い興味を呼ぶ
ことを目指している。
4) 総合演習の目的「広い視野にたって 2008年4月
児童問題をとらえ,児童や保護者を ~現在
援助するための資質・能力」の養成
に関する学科としての試み
学科全教員で取り組んでいる授業研究。教育職員養成審議会第1次答申
および教育職員免許法施行規則などから,人類に共通する課題・社会全体
に関わる課題・保育に関する現代的課題などのテーマにそって,新たな教
育内容と方法を探っている。学科独自のアセスメントも実施している。教員の
FDとも関連している。
5) 総合演習の展開と評価
2010年5月, 保育学科2年次の授業「総合演習」,その授業研究をまとめ,日本保育学
(4)展開方法の検討・(5)意欲の変 2011年5月 会においてポスター発表を継続的に続けてきた。各演習後,学生の感想要
化とその背景
旨と教員の活動記録から,演習への意欲的な取り組みがみられるものを抜
出,そのような記述がみられた演習回の活動形態・指導法などを整理し,学
生の意欲が高まる活動について検討した。
2. 作成した教科書,教材,参考書
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
1) 子どもの造形
2008年8月
札私幼研究大会助言者(大通幼稚園)
2) 保育における表現とは
2010年10月
第2回公私幼稚園連携研修会講師
3) 造形マインドを育てる
2010年10月
北私幼,札私幼研究大会助言者および講師(札幌あかしや幼稚園)
4) 子どもと取り組むキャンドル作りと
簡単な製作
2010年12月
公私幼稚園連携研修会講師
4. その他教育活動上特記すべき事項
1) 学科通信「散歩道」
2002年~現 保育学科の教育内容・学生生活・ボランティア活動・就職状況などを掲載し
た学科通信を毎年9月1日発行し,2012年で第11号となっている(全6頁)。
在
編集および発行に関しては,学科全教職員が関わっている。保育現場およ
びオープンキャンパスなどの学外へ向けての重要な広報となっている。
2) 卒後教育に関する卒業生・在学生 2008年3月
の意識調査報告書─保育学科が果
たす役割と今後の方向性について
─
「公開講座」「幼稚園教諭一種免許の取得制度」「大学院の開設」などの卒
後教育(リカレント教育)を計画するにあたって,卒業生(1975年度~2005年
度卒業生1382名)ならびに在学生(2006年度在学生341名)を対象に実施し
たアンケート調査報告書(全56頁)。(編集: 青木直子,吾田富士子,甲斐
仁子,後藤昌彦,菅原伸康,杉浦篤子,須永進,高橋真由美,西千雅子,
山田りよ子)
200
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①ワックスによる造形
②絵本と表現
③幼児と造形
研究内容: ①パラフィンWAXを使いキャンドルを製作。必ず芯を立て,如何に安全で,効率よく燃焼し,効果的な形を追求。2年に
一度個展を行い,観ていただくと共に,会場に置くことで客観的に自分の作品を見ることをしている。
②美術が苦手になってしまった学生,大人にとって絵本からの美術アプローチ,絵本の持つ美術的可能性を研究対象と
している。作家論,作品論を展開すると共に,幼稚園,保育園で絵本がどのように読まれているかを研究対象としている。
③子どもの描く絵は,地球上どの民族,国においても同じ発達過程をたどる。児童画の発達原理を理解した保育者の養
成を目指しており。また子どもにとって,造形活動がなぜ大切なのか,何に対して必要なのかなどに考察を加えている。
著書・論文等の名称
(著 書)
1. わかりやすい絵本論
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
共 2013年
ミネルバ書房
(出版予定)
(学術論文)
1. 手島圭三郎絵本ー木版画によ 単 2009年3月
る幻想表現─発想の原点として
の北方風土
2. 子どもと造形─表現を育てるた
めに─
担当頁及び編者・共著者名
絵本学会研究紀要 第11 29-40頁
号
絵本学会
単 2009年3月
藤女子大学紀要 第46号 101-112頁
(第Ⅱ部)
3. 自主活動としての学内「子ども 単 2012年3月
広場」活動の検証―短大保育
科・大学保育学科の取り組みを
追って―
藤女子大学紀要 第49号 115-166頁
(第Ⅱ部)
(その他)
1. 第11回絵本学会大会ラウンド
単 2008年8月
テーブル報告「北の自然と私の
絵本」
絵本学会ニュース No.34
絵本学会
16-19頁
絵本BOOK END 2009
絵本学会
「新宮晋」14-18頁
2. 特集―絵本表現の未来を切り
開く10人
共 2009年6月
3. 絵本フォーラム‘09報告「絵本
―つくることから考える」
単 2010年10月 絵本BOOK END 2010
絵本学会
55-63頁
4. 特集―国際アンデルセン賞画
家賞受賞者
共 2012年2月
絵本BOOK END 2011
絵本学会
初のアンデルセン賞画家賞 「アロイス・カリジェ」
担当
5. 絵本フォーラム‘10報告「身近
な体験から生まれる絵本」
単 2012年2月
絵本BOOK END 2011
絵本学会
58頁
6. 絵本フォーラム‘11報告「手作り 単 2012年12月 絵本BOOK END 2012
絵本学会
絵本のススメ」
52頁
(学会発表)
1. 総合演習の展開と評価(3) 授
業前・中・後の学生の変化
共 2010年5月
日本保育学会第63回大会 ◎青木直子,甲斐仁子,杉浦篤子,高橋真由美
松山東雲女子大学
2. 総合演習の展開と評価(4) 展
開方法の検討
共 2010年5月
日本保育学会第63回大会 ◎杉浦篤子,青木直子,甲斐仁子,高橋真由美
松山東雲女子大学
3. 総合演習の展開と評価(5) 意
欲の変化とその背景
共 2011年5月
日本保育学会第64回大会 ◎山田りよこ,青木直子,池田浩明,杉浦篤子,
玉川大学(東京)
高橋真由美
展覧会・演奏会・競技会等の名称
開催期間・会場
発表・展示等の内容等
1. 杉浦篤子キャンドルクラフト展
2009年11月23日~28日
時計台ギャラリー
ランタン「祈り」50個,その他
2. 杉浦篤子キャンドルクラフト展
2012年11月26日~12月1日
時計台ギャラリー
ほうずきなど150個
201
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
日本口承文芸学会,日本保育学会,全国大学造形美術教員養成協議会,絵本学会,日本美術教育学会,日本モン
テッソーリ学会,キャンドルクラフト協会, 北海道造形教育連盟
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
所属学会
<道内>
2010年4月~現在
(地域的連携・貢献)
学校法人青木学園理事
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
広報「藤」編集委員会委員,学生相談室相談員,人間生活学部FD委員会委員
V
学生支援に関する自己研鑽
202
所属
人間生活学部
保育学科
職名 教授
専門分野
学位 家政学修士(日本女子大学)
児童学
柴
氏名
村
紀
大学院における研究指導担当資格
代
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部> 子ども文化論,絵本論,児童文学,児童サービス論,文学A
教育実践上の主な業績
年月日
概
要
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) アンケートからみえてきた
赤ちゃん絵本226冊の絵本
1999年4月
~現在
札幌市えほん研究会(代表 柴村紀代)作成。「子ども文化論」の参考資
料。赤ちゃん絵本に対する実際の赤ちゃんの反応が1冊毎に書きこまれてい
る。
2) 126人の絵本画家・絵本総リスト
2007年10月 札幌市えほん研究会(代表 柴村紀代)作成。2008年度絵本論の授業の
テキスト。日本の代表的絵本画家の絵本総リスト。
~現在
3) どの本読もうかな
355冊の絵本
2012年3月
~現在
札幌市えほん研究会(代表 柴村紀代)の作成。「こども文化論」のテキス
ト。幼児絵本を月別に選択し,季節や行事に合わせた絵本を写真入りで紹
介。テーマ別では「民話絵本」「平和絵本」「代表的創作絵本」など3000冊の
絵本の情報が入っている。
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
1) 札幌えほん研究会代表
1986年4月
~現在
2) 函館児童雑誌コレクション及び北海 2006年4月
道児童雑誌データベース作成委員 ~2009年3
会委員長
月
札幌市内の図書館の読み聞かせボランティアや絵本の好きな市民の勉強
の場として開設され,昭和61年より講師を引き受けている。上記3冊の冊子の
他「絵本論の試み」「幼年童話の世界」を出し,現在,6冊目の冊子「読み聞
かせの絵本355冊の絵本」を刊行。
函館中央図書館所蔵の児童雑誌は,北海道でも最古の資料として数量共
に価値が高く,このデータベース作成のための委員会を結成し,平成18・
19・20年度の科学研究費補助金を受けて作成した。なお,このデータベース
作成が評価され,平成23年度日本児童文学学会特別賞を受賞した。
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①絵本・絵雑誌研究
②児童文学研究-北海道児童文学史の整理・研究
③函館児童雑誌及び北海道児童雑誌データベース作成
研究内容: ①絵本・絵雑誌研究 「バリアフリー(障害を考える)絵本について」は,最近注目を集めてきた障害を考える絵本を網羅
し,その増加の背景と解説を試みた。
③「函館児童雑誌の研究」は,今年度も引き続き調査に入り,児童雑誌附録600点は全国に例のない貴重な資料として
整理・公開・講演を行った。
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
(著 書)
1. どの本読もうかな 355冊の絵本 共 2012年3月
(学術論文)
1. 北海道立文学館蔵「石森延男
スクラップ・満洲編」について
単 2010年5月
札幌えほん研究会
担当頁及び編者・共著者名
発行責任者 柴村紀代
110-117頁
ヘカッチ 5号
日本児童文学学会北海道
支部
2. 児童雑誌「コドモ満洲」の概要と 単 2010年5月
特徴
「函館の児童貴重資料」論 38-46頁
集
3. 満州児童雑誌「新童話」につい 単 2010年5月
て
「函館の児童貴重資料」論 47-55頁
集
203
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
4. 國學院大學出版部発行の児童 単 2010年5月
雑誌「兄弟」「姉妹」について
「函館の児童貴重資料」論 95-102頁
集
5. 「函館児童雑誌コレクション及
び北海道児童雑誌」収録作品
単 2010年5月
「函館の児童貴重資料」論 247頁
集
6. 「コタンの口笛」発行当時の反
響─石森延男スクラップから─
共 2011年5月
12-20頁
ヘカッチ 6号
日本児童文学学会北海道
支部
7. 読者対象別絵本
共 2011年11月 『絵本の事典』
朝倉書店
8. バリアフリー(障害を考える)絵
本について
単 2012年3月
9. BOOK REVIEW 『絵本の庭
へ 児童図書館基本蔵書目録
Ⅰ』
単 2012年12月 絵本BOOK END 2012
絵本学会
(その他)
1. 未生の闇の雪舞うところ-「遠く 単 2008年4月
へいく川」考-
323-324頁
藤女子大学紀要 第49号
(第Ⅱ部)
企画展 加藤多一と北の
風景 図録
北海道立文学館
72-74頁
44-45頁
2. 「函館児童雑誌コレクション及
び北海道児童雑誌データベー
ス」平成19年度リスト
単 2008年5月
ヘカッチ 3号
31-39頁
日本児童文学学会北海道
支部
3. 「函館児童雑誌コレクション及
び北海道児童雑誌データベー
ス」平成18年度収録作品概要
共 2008年5月
40-48頁
ヘカッチ 3号
日本児童文学学会北海道 阿部かおり,菊地圭子,谷暎子,横田由紀子
支部
4. 365日,まいにち絵本!
共 2008年12月 別冊太陽 156号
5. 「函館児童雑誌コレクション及
び北海道児童雑誌データベー
ス」平成20年度リスト
共 2009年5月
124-132頁
監修 生田美秋
ヘカッチ 4号
105-115頁
日本児童文学学会北海道
支部
6. 「函館児童雑誌コレクション及
共 2009年5月
び北海道児童雑誌データベー
ス」平成19・20年度収録作品概
要
97-104頁
ヘカッチ 4号
日本児童文学学会北海道 阿部かおり,菊地圭子,谷暎子,横田由紀子
支部
7. 函館図書館屋根裏文庫の漫画 共 2009年5月
(1927-1936)
89-96頁
ヘカッチ 4号
日本児童文学学会北海道
支部
8. 「二十四の瞳」作品解説
共 2010年2月
少年少女の名作案内 日 52-55頁
本の文学 リアリズム編
自由国民社
9. 「新十津川物語」作品解説
共 2010年2月
少年少女の名作案内 日 160-163頁
本の文学 リアリズム編
自由国民社
10. 「けちんぼおおかみ」闊達なデ
ザイン感覚
共 2010年10月 絵本BOOK END
絵本学会
11. ネコのいる風景
単 2011年2月
12. 日本の児童雑誌の流れ
単 2012年11月 函館市中央図書館所蔵
児童雑誌付録展図録
「函館の貴重児童資料の
公開」実行委員会
28-31頁
日本児童文学者協会北海 11-17頁
道支部
204
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
(学会発表)
1. 「3びきのやぎのがらがらどん」
における現代的変容
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
単 2008年7月
担当頁及び編者・共著者名
日本昔話学会
2. 満州児童雑誌「新童話」につい 単 2008年10月 日本児童文学学会第47回
研究大会
て
3. 梁川剛一の北海道絵本につい 共 2009年6月
て
第11回絵本学会
谷暎子,柴村紀代
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 日本児童文学学会,絵本学会,宮澤賢治学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
<道内>
2002年6月~現在
2004年8月~2012年3月
2011年10月~現在
(地域的連携・貢献)
(公財)北海道文学館理事
北海道文化審議会委員
(公財)アイヌ文化振興・研究推進機構 幼児向け絵本選考委員
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
V
学生支援に関する自己研鑽
205
所属
人間生活学部
保育学科
職名 教授
教育学修士(北海道大学)
学位 文学修士(北星学園大学)
専門分野
言語治療学
氏名
鈴
木
眞 知 子
大学院における研究指導担当資格
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部>
知的障害児の心理・生理・病理,肢体不自由児の心理・生理・病理,軽度発達障害教育総論,
障害言語心理学
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) OHPやスライドなど視聴覚教材を活 2010年4月
用した授業の展開
~現在
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 特別支援教育の基礎,発達障害児 2010年4月
の病理と心理,特別支援児の心理 ~現在
学,発達障害の心理学などを参考
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
1) 親指導について
2011年6月
10日
2) 子どもの発達と相談支援の視点に
ついて
2011年9月
22日
3) 子どものことばの発達・コミュニケー 2011年11月
ション能力の弱い子どもの理解と支 15日
援
概
要
従前から,視聴覚教材を用いた講義を展開してきたが,さらに工夫を重
ね,内容を学年別に精選し,検討を進めていきたい。
基本的には,教科書をベースにして, 多くの参考書,文献を基にしたハン
ドメイド資料で講義を実施。
北海道肢体不自由児通園施設職員協議会研究大会講演(札幌)
北空知地域療育推進協議会講演(深川)
おおぞら園父母学習会・職員研修会講演
苫小牧市心身障害者福祉センター(苫小牧)
4) 発達が気になる子と親への向き合い 2012年8月
かた
藤女子大学保育学会リカレントセミナー,藤女子大学保育学科OGを対象
に,基調講演として,発達が偏倚している子どもの課題,偏倚に気づき始め
た母親と保育者がどう向き合うかについて問題の提起を行った。
5) 発達障害児の言語・コミュニケーショ 2012年9月
ン
鵡川町母子通園センター(日高管内研修会),日高圏内の療育指導員・保
育士を対象に,言語発達の遅れている子ども・うまくコミュニケーションが取れ
ない子どもの病理,その理解・支援方法について講義した。
6) 記録の方法
2012年10月
黒松内,後志学園研修会,後志学園の職員を対象にした,施設内処遇に
おける記録のとり方について講義した。
7) 脳性麻痺成人の追跡研究報告
2012年10月
神奈川県立陽光園研修会,神奈川県相模原市の療育に携わる職員を対
象に,言語障害を有する成人脳性まひ者の長期予後に関する追跡調査の
結果について報告した。
8) 発達が気になる子と親への向き合い 2012年11月 雨竜町教育委員会講演会,軽度発達障害児の障害認識,障害受容,両
かた
親とりわけ母親の養育支援について講演した。
4. その他教育活動上特記すべき事項
1) 都立村山特別支援学校の外部専門 2010年4月
員
~現在
2) 名寄市立大学公開講座
2011年7月
29日~30日
重複障害児の特別支援活動(摂食・学習など)に関する教育的助言を担
当。
免許法認定講座「肢体不自由の理解」15時間担当
Ⅱ 研究活動
研究課題: 脳性まひ者の障害者意識に関する研究
研究内容: 言語障害を有する成人脳性麻痺者に対し,面接調査を実施し,言語障害や身体状態に対しての予後等について研究
を進めている。現在,約20名の調査が終了しているが,その現状を整理中である。なお,すでに,藤女子大学のQOL研
究にその一部は報告済みである。
206
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
(著 書)
(学術論文)
1. 脳性麻痺の言語障害の様相
共 2010年12月 北海道大学教育学研究院 65-80頁
紀要 111号
鈴木真知子,室橋春光
2. 事例報告 アテトーゼ型脳性 単 2011年7月
まひ者Aの言語障害に関する指
導―読み書き障害の視点から
北海道大学教育学研究院 91-105頁
紀要 112号
3. 言語障害を伴う成人脳性麻痺
者の長期予後に関する研究
単 2012年3月
藤女子大学QOL研究所
紀要 第7巻第1号
2012年5月
日本コミュニケーション学
会
(その他)
(学会発表)
1. アテトーゼ型脳性まひ者の言語
治療の長期予後―面接調査を
中心に―
2. 札幌ユネスコカンボジア寺子屋
ツアーに参加して
2012年11月 北海道乳幼児研究会第一
分科会発表
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
北海道リハビリテーション学会,日本音声医学会,日本聴能言語学会,日本社会福祉学会,日本摂食嚥下学会,日本
所属学会 言語聴覚士学会,日本コミュニケーション学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
1982年~現在
日本ボバース研究会ボバース専任講師
<道内>
1987年~現在
北海道乳幼児研究会理事
2004年~現在
北海道リハビリテーション学会評議委員
(地域的連携・貢献)
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
V
学生支援に関する自己研鑽
207
所属
人間生活学部
保育学科
学位 修士(教育学)(鳴門教育大学)
職名 准教授
専門分野
保育学,教育哲学
氏名
吾
田
富 士 子
大学院における研究指導担当資格
無
Ⅰ 教育活動
女性とキャリア,キリスト教保育,保育原理Ⅰ,保育者論,保育内容(人間関係Ⅱ),乳児保育
本年度の主な担当科目 <学 部> Ⅰ,幼児理解と援助,保育の心理学,乳幼児・障害児実習,保育学研究演習,卒業研究演習,
卒業研究
教育実践上の主な業績
年月日
概
要
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 演習での保育・教育現場調査
1998年~現 必修科目「保育学研究演習」では理論と実践の統合を目指し夜間保育所,
在
病児保育現場,企業内保育施設,児童相談所,裁判所など学外施設を積
極的に訪問し,保育の実際と行政の役割等の学びを深めている。また,医療
保育現場や一時保護所等に就職した卒業生からの学びは,より身近な学習
となっている。学生による医療保育現場でのボランティアサークルの立ち上
げ,その活動や卒論研究の学会等での発表へと結びついている。
2) 講義・演習での自己課題発見のた
めの課題
2002年~現 幼稚園教諭必修科目「保育者論」では,保育者を目指す者としての自己課
在
題発見のために毎回講義内で課題を果たし,自身の課題追求と感性及び的
確な言語表現を目指す指導をしている。
3) 実習での保育実践と,ビデオによる 2002年~現 「乳幼児・障害児実習」では,複数の実践を毎回ビデオ撮影し,「幼児理解
振り返りと学習
と援助」「保育の心理学」の中で視聴,振り返り反省・評価,保育実践力育成
在
に効果をあげている。実施した学生のみならず,全履修者がビデオを視聴
し,反省を共有し,実践力を高め,実際の子どもの姿から子どもの発達理解
を深めている。
4) 現場の保育者・園医の講演会の企
画と学生参加
2003年~現 北海道保育園保健協議会と札幌市乳幼児園医協議会の合同講演会や日
在
本医療保育学会ブロック研修会を学生無料とし,現場の保育者,病棟保育
者,病児保育関係者,園医たちと共に学ぶ機会を持った。学外での講演会
であり,参加はできない者もあったが,現場の理解に役立てた。
5) 「保育内容人間関係Ⅱ」における試 2003年~現 「保育内容人間関係Ⅱ」では子ども同士の人間関係だけでなく,困難さを
み
かかえた親をも視野に入れた「人間」「生」等の広い枠組みでの課題を果た
在
し,現代社会に求められる保育を追及している。また,ディスカッションやパ
ワーポイントでの課題発表,自己評価,他者評価を実施,その評価を本人に
フィードバックすることで,多角的視点や評価の重要性を学ぶ試みを行い,
学生の評価等を教師が集計し,パワーポイントで可視化している。
6) 「保育学研究演習」での農業・酪農 2006年~現 生のリアリティ喪失の現代社会に生きる子どもたちのために,また食育やい
体験
のちの観点からも農業体験や生命にふれる体験が重要視されている。「保育
在
学研究演習」では食育に関する先行研究を学び,近郊の農家の土地借用か
ら始まり,現在は学内での畑での一連の農業体験と大学祭での収穫物の調
理・提供を行っている。また,学生の実家や大学近郊での酪農体験を実施,
学生自身による子どもや保育者に必要な体験を探る試みとなっている。
7) 総合演習の目的「広い視野にたって 2008年4月
児童問題をとらえ,児童や保護者を ~2011年3
援助するための資質・能力」の養成 月
に関する学科としての試み
学科全教員で取り組んでいる授業研究。教育職員養成審議会第1次答申
および教育職員免許法施行規則などから,人類に共通する課題・社会全体
に関わる課題・保育に関する現代的課題などのテーマにそって,新たな教
育内容と方法を探っている。学科独自のアセスメントも実施している。教員の
FDとも関連している。
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 講義・演習,各種研修会でのプリン 1998年~現 全ての講義・演習,研修会・講演はオリジナルのプリント・レジュメにより行っ
ている。
ト・レジュメ
在
2) ゼミ卒業論文集
2002年~現 指導した学生の卒業論文と要旨,審査会の記録と審査後の手続きなどを
在
掲載し,卒業論文指導の記録・資料とした。次年度以降の学生はこの資料を
参考にしながら卒業論文作成に当たっている。
3) 保育に役立つ!子どもの発達がわか 2011年8月
る本
(ナツメ社)
巻頭「子どもの発達の特徴と生活」,序章「 どれだけ理解している?子どもの
発達」,第1章「0歳児の体と心の発達」,第2章「1歳児の体と心の発達」,第3
章「2歳児の体と心の発達」乳幼児期の発達と保育について実践に生かす視
点で示した。
208
教育実践上の主な業績
年月日
概
要
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
1) 学科通信「散歩道」
2002年~現 保育学科の教育内容・学生生活・ボランティア活動・就職状況などを掲載し
た学科通信を毎年9月1日発行し,2012年で第11号となっている(全6頁)。編
在
集および発行に関しては,学科全教職員が関わっている。保育現場および
オープンキャンパスなどの学外へ向けての重要な広報となっている。
2) 卒後教育に関する卒業生・在学生 2008年3月
の意識調査報告書─保育学科が果
たす役割と今後の方向性について
─
「公開講座」「幼稚園教諭一種免許の取得制度」「大学院の開設」などの卒
後教育(リカレント教育)を計画するにあたって,卒業生(1975年度~2005年
度卒業生1382名)ならびに在学生(2006年度在学生341名)を対象に実施し
たアンケート調査報告書(全56頁)。(編集: 青木直子,吾田富士子,甲斐
仁子,後藤昌彦,菅原伸康,杉浦篤子,須永進,高橋真由美,西千雅子,
山田りよ子)
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①保育者養成カリキュラムと保育実習
②北海道の保育と歴史
③保育環境と子どもの健康
④保育の質向上と保育者の成長
研究内容: ①保育者養成カリキュラムと保育実習②北海道の保育と歴史:北海道初の障害児保育指定園として,また本学の実習園
として設立された羊丘藤保育園の設立経緯をたどり,当時の北海道の保育事情および継続されている保育実習の意義
と課題を明らかにした。
③保育環境と子どもの健康:保育現場の音の測定を行い,諸外国の保育状況と比較し,子どもの健康に与える影響につ
いて考察した。また,保育園における音に対する保育者の意識や吸音材使用に踏み切った保育者の事例から,保育の
質について言及した。さらに,保育園の健康管理・予防接種に関する取り組みの実態調査に着手している。
④保育の質向上と保育者の成長:近年の保育の動向と保育園児の生活状況を踏まえ,保育の質向上のために求められ
る保育者の資質を考察した。とりわけ,保育所児童保育要録初年時の札幌市内全小学校と保育所への調査から,保護
者とのかかわり,実践の言語化,保幼小での保育観・教育観のすりあわせの必要性が浮き彫りになった。
単著・
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
共著の
著書・論文等の名称
担当頁及び編者・共著者名
の年月
別
発表学会等の名称
(著 書)
1. 保育に役立つ!子どもの発達が 共 2011年8月 ナツメ社
「巻頭 子どもの発達の特徴と生活,序章 どれだ
わかる本
け理解している?子どもの発達,第1章 0歳児の
(再掲)
体と心の発達,第2章 1歳児の体と心の発達,
第3章 2歳児の体と心の発達」(2-136頁)
監修:金子龍太郎,吾田富士子
(学術論文)
1. 保育者養成の課題3─羊丘藤
保育園設立と保育所実習指導
2. 保育者の専門性と課題─幼稚
園教育要領と改訂・保育所保
育指針改定と北海道の保育現
場調査から─
共 2008年3月
藤女子大学紀要 第45号 67-75頁
(第Ⅱ部)
◎吾田富士子,今博子,渡辺寿子
単 2009年3月
藤女子大学紀要 第46号 61-68頁
(第Ⅱ部)
3. 戦後の北海道における保育者 単 2010年3月
養成と実践教育─奥田三郎・
稲垣是成・留目金治の実践と羊
丘藤保育園設立の経緯から─
藤女子大学紀要 第47号 61頁-73頁
(第Ⅱ部)
4. 子どもの発達保障をめざす「保
育」教育─子育て・保育の質と
親子関係に着目して─
単 2010年7月
家庭科・家政教育研究第5 43頁-53頁
号
5. 保育現場での音環境に関する
調査研究第2報─密閉時と開
窓時の比較から─
共 2010年9月
道保育保健ニュース第20 別冊1-27頁
号
◎吾田富士子,穴倉廸彌,渡辺一彦,川合洋
子,小熊陽子
6. 保育現場での音環境に関する
調査研究
単 2011年1月
保育と保健 第17巻第1号 (依頼論文)39-43頁
7. 保育所児童保育要録の作成に 共 2011年3月
おける実践現場の課題―事例
と札幌市内認可保育所アン
ケート調査から―
藤女子大学紀要 第48号 189-206頁
(第Ⅱ部)
真鍋尚美,吾田富士子
209
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
8. 初年度の保育要録活用と幼保 単 2011年3月
小連携―札幌市内全小学校へ
の調査から―
藤女子大学紀要 第48号 113-124頁
(第Ⅱ部)
9. 保育現場での音環境に関する 共 2011年9月
調査研究 第3報―札幌と他地
域及び保育者の意識から―
道保育保健ニュース第22 別冊1-15頁
号
◎吾田富士子,穴倉廸彌,渡辺一彦,川合洋
子,小熊陽子
10. 保育の音環境と保育の質―保 単 2012年3月
育者の気付きから吸音材使用
に取り組んだ園の音調査から―
藤女子大学紀要 第49号 77-84頁
(第Ⅱ部)
11. 健康管理,予防接種推進に関
するアンケート調査
共 2012年9月
道保育保健ニュース第24 別冊1-11頁
号
◎吾田富士子,飯塚進,菊田英明,川合洋
子,渡辺一彦
12. 「キリスト教保育」の開設と保育
学科生の意識―子どもに伝え
たい聖書の言葉の分析から―
共 2013年3月
(印刷中)
藤女子大学人間生活学部 ◎吾田富士子,大長司
紀要 第50号
(その他)
1. 保育環境と子どもの健康に関す 共 2008年3月
る調査(第2報)─札幌市と札幌
市以外の道内保育園の比較─
道保育園保健ニュース第 4-9頁
15号
◎吾田富士子,穴倉廸彌,笠原昇一,渡辺一
彦,川合洋子,小熊陽子
2. 保育環境と子どもの健康に関す 共 2008年12月 北海道医報 第1083号附
る調査(第2報)
録
19-23頁
◎吾田富士子,穴倉廸彌,笠原昇一,渡辺一
彦,川合洋子,小熊陽子
3. 第14回日本保育園保健学会報 単 2009年3月
告
道保育園保健ニュース第 4頁
17号
4. 編集後記
単 2009年9月
道保育園保健ニュース第 8頁
18号
5. 保育現場での音環境に関する
調査(第1報)
共 2010年2月
道保育園保健ニュース第 5-10頁
19号
◎吾田富士子,穴倉廸彌,渡辺一彦,川合洋
子,小熊陽子
6. 第16回日本保育園保健学会報 単 2011年2月
告
道保育園保健ニュース第 3-4頁
21号
7. 編集後記
単 2011年2月
道保育園保健ニュース第 7頁
21号
8. 特集第64回大会レポート自主
シンポジウム22 保幼小連携を
接続期の重要性の視点から提
案する
単 2011年9月
日本保育学学会報第151 5頁
号
9. 編集後記
単 2011年9月
道保育園保健ニュース第 8頁
22号
10. 書評 酒井玲子『わが国にみる
フレーベル教育の探求』
単 2011年10月 北海道の保育 第34号
11. 第17回日本保育園保健学会報 単 2012年3月
告
74-79頁
道保育園保健ニュース第 3-4頁
23号
(学会発表)
1. 保育環境と子どもの健康に関す 共 2009年10月 第15回日本保育園保健学
る調査─北海道の都市部と地
会
方を比較して─
盛岡市民文化ホール・マリ
オス
2. 保育現場での音環境に関する 共 2010年10月 第16回日本保育園保健学
調査研究―密閉時と開窓時を
会
比較して―
大阪大学コンベンションセ
ンター
210
プログラム・抄録集56頁
◎吾田富士子,穴倉廸彌,笠原昇一,渡辺一
彦,川合洋子,小熊陽子
プログラム・抄録集71頁
◎吾田富士子,穴倉廸彌,笠原昇一,渡辺一
彦,川合洋子,小熊陽子
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
全国保育士養成協議会第 研究発表論文集276-277頁
50回研究大会
富山県民会館
3. 保育の動向と保育者の意識―
保育士研修会と要録に関する
調査から―
単 2011年9月
4. 保育現場での音環境に関する
調査研究(3)―保育者の意識と
地域差―
共 2011年11月 第17回日本保育園保健学 プログラム・抄録集69頁
会
◎吾田富士子,穴倉廸彌,渡辺一彦,川合洋
岡山コンベンションセン
子,小熊陽子
5. 保育園における健康管理,予
共 2012年10月 第18回日本保育園保健学 プログラム・抄録集118頁
防接種推進に関するアンケート
会
◎吾田富士子,飯塚進,菊田英明,川合洋子,
調査
日本教育会館一ツ橋ホー 渡辺一彦
ル
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 教育哲学会,日本保育学会,日本ペスタロッチー・フレーベル学会,日本医療保育学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
2006年2月~現在
2008年12月~現在
2011年12月~現在
2012年11月~現在
<道内>
2003年4月~現在
2007年3月~現在
2012年3月
2012年4月~現在
(地域的連携・貢献)
日本医療保育学会理事
医療保育専門士資格試験口頭試問審査員
第19回日本保育園保健学会実行委員
日本ペスタロッチー・フレーベル学会第31回大会実行委員
北海道保育園保健協議会常任理事
北海道社会福祉協議会保育士研究企画委員
函館市保育所移管先法人選考委員
全国保育士協議会北海道ブロック協議会理事
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
図書館委員会委員,教職課程委員会委員,教養科目共通科目再構築プロジェクト委員
V
学生支援に関する自己研鑽
211
所属
人間生活学部
保育学科
職名 准教授
専門分野
学位 教育学修士(明星大学)
保育学
氏名
高
橋
真 由 美
大学院における研究指導担当資格
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部>
保育内容(健康Ⅰ・Ⅱ),保育内容(言葉Ⅰ),幼児理解と援助,保育の心理学,乳幼児・障害
児実習,幼稚園実習Ⅰ・Ⅱ
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 講義内容の工夫
2005年4月
~現在
2) 他学科との合同ゼミ
2008年1月
3) 総合演習の目的「広い視野にたって 2008年4月
児童問題をとらえ,児童や保護者を ~2011年3
援助するための資質・能力」の養成 月
に関する学科としての試み
概
要
「保育内容健康」において,プリントの作成や毎時間実施する小テストなど
で,授業の理解度を高める工夫をしている。
人間生活学科のゼミと保育学演習ゼミとの合同ゼミを企画した。それぞれ
の専門性を生かし,子どもの遊び環境について検討するワークショップを
行った。
学科全教員で取り組んでいる授業研究。教育職員養成審議会第1次答申
および教育職員免許法施行規則などから,人類に共通する課題・社会全体
に関わる課題・保育に関する現代的課題などのテーマにそって,新たな教
育内容と方法を探っている。学科独自のアセスメントも実施している。教員の
FDとも関連している。
4) 親子への食育プログラムの開発を通 2009年~現 保育学研究演習において,幼児とその保護者を対象にした「親子クッキン
した保育者の資質向上のための試 在
グ」プログラムの企画・実施を行った。プログラムは,子どもに対する食育と,
み
保護者に対して地産地消やスローフードの意義を伝えることを目的とした。
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 子育て支援を考えるために
(蒼丘書林)
2008年12月
子育て支援について様々な視点から述べられた教科書である。担当箇所
Ⅲ─4「遊びによる援助とその技術」では,子育て支援における遊びの重要
性と,遊びを通しての援助の方法をまとめた。
2) 幼稚園実習ガイドブック─実習の中 2009年1月
で磨かれる“技と心”─
(新読書社)
幼稚園教育実習のための教科書である。担当箇所第8章「求められる幼稚
園教師像」2,4では,幼稚園教師に求められているものは何か,幼稚園教師
はどのようにキャリアを形成していくのかについてまとめた。
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
1) 大学における専門性の異なる学生 2008年4月
の相互変容を促す学習プログラムの
検討─子どもの遊び環境をテーマと
して─
人間生活学科と保育学科という専門性の違う学生が,子どもの遊び環境を
テーマにした合同ゼミにおいて,お互いの専門性を活かしながらどのように
課題に臨んでいったのかを追い,プログラムの有効性と専門性の違うニ者が
同じ課題に取り組むことの効果を検証した。
2) 総合演習の展開と評価(1) 授業構 2009年5月
成・内容の検討
教育内容・方法の工夫(3)に挙げた授業研究をまとめ,日本保育学会にて
口頭発表を行った。発表内容は,総合演習の目的を達成するためのテーマ
の設定・テーマに沿った活動内容の具体例・30回の授業の展開方法・学生
の反応などについて報告し,評価できる点・改善点について検討するという
ものであった。
3) 総合演習の展開と評価(2) 目的の 2009年5月
達成度による検討
教育内容・方法の工夫(3)に挙げた授業研究をまとめ,日本保育学会にて
口頭発表を行った。発表内容は,学科で作成した総合演習の目的の達成度
を測定する質問紙を用いた調査結果をまとめたもので,受講生の前期終了
時・後期終了時における総合演習の目的の達成度を比較するというもので
あった。
4) 総合演習の展開と評価(3):授業
前・中・後の学生の変化
2010年5月
教育内容・方法の工夫(3)に挙げた授業研究をまとめ,日本保育学会にて
ポスター発表を行った。発表内容は,4・7・12月に実施した質問紙調査をまと
めたものである。なお,質問項目は2009年度に作成したものを使用したが,
2010年度は記入者の変化を追跡できる形式にし,個人の変化に注目して検
討した。
5) 総合演習の展開と評価(4):展開方 2010年5月
法 の検討
教育内容・方法の工夫(3)に挙げた授業研究をまとめ,日本保育学会にて
ポスター発表を行った。発表内容は,各演習後に教員が記入した「活動内
容・学生の様子」の記述の中から,学生の理解が深まった状況と深まらな
かった状況を分類し,学 生の理解を深めるために適切なテーマの設定・活
動内容などについてまとめたものである。
212
教育実践上の主な業績
年月日
6) 総合演習の展開と評価(5):意欲の
変化とその背景
2011年5月
概
要
教育内容・方法の工夫(3)に挙げた授業研究をまとめ,日本保育学会にて
ポスター発表を行った。各演習後の学生の感想用紙と教員の活動記録か
ら,演習への意欲的な取り組みがみられるものを抜き出し,そのような記述が
みられた演習回の活動形態・指導方法などを整理し,学生の意欲が高まる
背景につい検討した。
4. その他教育活動上特記すべき事項
1) 学科通信「散歩道」
2002年~現 保育学科の教育内容・学生生活・ボランティア活動・就職状況などを掲載し
た学科通信を毎年9月1日発行し,2012年で第11号となっている(全6頁)。編
在
集および発行に関しては,学科全教職員が関わっている。保育現場,オー
プンキャンパス参加者,進学相談会の参加者,保護者懇談会参加者などに
配布し,保育学科の教育活動を学外へ向けて発信する重要な広報となって
いる。
2) 卒後教育に関する卒業生・在学生 2008年3月
の意識調査報告書─保育学科が果
たす役割と今後の方向性について
─
「公開講座」「幼稚園教諭一種免許の取得制度」「大学院の開設」などの卒
後教育(リカレント教育)を計画するにあたって,卒業生(1975年度~2005年
度卒業生1382名)ならびに在学生(2006年度在学生341名)を対象に実施し
たアンケート調査報告書(全56頁)。
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①保育所における保護者支援
②遊びをささえる保育者の育成
③保育における感情労働
研究内容: ①保護者の安定感を創出するために,保育者がどのようなストラテジーを用いているのかをインタビュー調査により明らか
にした。その結果,保護者の安定感の創出のためには,子どもの安定を創出すること,保護者自体を認める接し方をする
こと,保育者の価値観をある程度封印することも必要なこと,そして園全体で支援していくことなどの7つのストラテジーが
あることがわかった。この結果は日本保育学会でポスター発表を行った。
②本研究は乳幼児の遊びをささえる保育者を養成するためには,どのような経験・指導・カリキュラム等が必要なのかを
明らかにすることを目的としている。これまでには,学生が実習中に感じた「遊びをうまく支えられたと思う事例」と「遊びを
うまく支えることができなかった事例」の分析を行い,遊びの種類やうまく支えられ/支えることができなかった要因等を探
り,その結果を保育学会でのポスター発表や藤女子大学紀要で公表した。
③Hochschildが提唱した感情労働という概念を保育の営みに当てはめることにより,保育者の専門性を探ることを試みる
研究である。これまでには,「保育における感情労働-保育者の専門性を考える視点として-」(共著)において,子ども
の遊びや生活を支える場面,保護者への支援場面,保育者養成の段階等など,さまざまな場面を通して,保育者がどの
ように感情をコントロールしながら保育にあたっているのかをまとめた。
著書・論文等の名称
(著 書)
1. 子育て支援を考えるために
(再掲)
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
共 2008年12月 蒼丘書林
担当頁及び編者・共著者名
136-149頁
編者:須永進
加賀谷崇文,青木知史,趙晤衍,石塚百合子,
宮崎豊,伊藤明芳,三田村理恵子,清水貴子,
高橋真由美
2. 幼稚園実習ガイドブック─実習 共 2009年1月
の中で磨かれる“技と心”─
(再掲)
新読書社
第8章「求められる幼稚園教師像」2,4
編者:諏訪きぬ
井上明美,粟野桂子,上月智晴,田窪玲子,加藤
博子,市川朋子,草信和世,東田幸子,秋永敏子,
小川房子,香曽我部琢,中坪史典,松川秀夫,齋
藤政子,榎田二三子,高橋真由美,岡田たつみ,上
田康弘,岡本富郎,味形修,小山量子,大鏡達也,
久保田真規子,橘香代子,賀門康博,茂木洋子,
梅垣恵理子,土屋陽正,江口咲江子,太田貴久
代,松尾みちる
3. 保育における感情労働
―保育者の専門性を考える視
点として―
北大路書房
22‐24頁,45‐51頁
監修:諏訪きぬ
編者:戸田有一・中坪史典・高橋真由美・上月智
晴
雨宮夏江,井勝豊美,石田由紀子,伊藤雅子,榎
田二三子,小川晶,小川房子,加藤弘子,神谷哲
司,草信和世,久保田真規子,黒田美由紀,香曽
我部琢,佐藤喜美子,田窪玲子,辻内敬子,中西
寿夫,奈良修三,東田幸子,正岡里鶴子,松川秀
夫,水野佳津子,宮武大和
共 2011年1月
213
著書・論文等の名称
(学術論文)
1. 幼稚園教育実習における学生
の学びに関する一考察 ─幼
児理解に着目して─
2. 幼稚園教育実習における学生
の学びに関する一考察 (2)─
幼稚園実習Ⅰと幼稚園実習Ⅱ
の学びの比較から─
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
単 2008年3月
藤女子大学紀要 第45号 77-82頁
(第Ⅱ部)
単 2009年3月
藤女子大学紀要 第46号 113-118頁
(第Ⅱ部)
3. 子どもの遊びを支える保育者の 単 2011年3月
養成―自由遊びの援助過程に
おいて学生が困難を感じる場
面とは―
藤女子大学紀要 第48号 183-188頁
(第Ⅱ部)
4. 幼稚園教育実習における感情
労働-笑顔の必要性とその価
値を学生はどのように捉えてい
るのか―
藤女子大学紀要 第49号 167-172頁
(第Ⅱ部)
単 2012年3月
(その他)
1. 平成23年度児童関連サービス 共 2012年3月
調査研究事業 保護者支援に
おける保育者の感情労働ストラ
テジーの解明 調査研究報告
書
財団法人こども未来財団
47-48頁,56頁‐59頁
神谷哲司,中坪史典,諏訪きぬ,戸田有一,上
月智晴,小川晶,正岡里鶴子,小川房子,藤田
清澄,香曽我部琢,黒田美由紀,草信和世,石
田由起子,田窪玲子,井勝豊美,奈良修三
共 2008年4月
こども環境学会2008年大
会
名古屋工業大学
田中宏実,高橋真由美
2. 幼稚園教育実習における学生
の学び─2年次実習と3年次実
習での学びの比較から─
単 2008年5月
日本保育学会第61回大会
名古屋市立大学
3. 幼稚園児をもつ保護者の食に
対する意識─お弁当作りをめ
ぐって─
共 2008年5月
第2回日本食育学会学術 高橋真由美,石塚絵梨子
大会
東京農業大学
(学会発表)
1. 大学における専門性の異なる
学生の相互変容を促す学習プ
ログラムの検討─子どもの遊び
環境をテーマとして─
(再掲)
4. 総合演習の展開と評価(1) 授 共 2009年5月
業構成・内容の検討
(再掲)
日本保育学会第62回大会 高橋真由美,青木直子,甲斐仁子,山田りよ子
日本女子大学
5. 総合演習の展開と評価(2) 目 共 2009年5月
的の達成度による検討
(再掲)
日本保育学会第62回大会 青木直子,甲斐仁子,高橋真由美,山田りよ子
日本女子大学
6. 遊びを支える保育者の養成─ 単 2010年5月
自由遊びの援助過程において
学生が困難を感じる場面とは─
日本保育学会第63回大会
松山東雲女子大学
7. 総合演習の展開と評価(3):授
業前・中・後の学生の変化
(再掲)
共 2010年5月
日本保育学会第63回大会 青木直子,甲斐仁子,杉浦篤子,高橋真由美
松山東雲女子大学
8. 総合演習の展開と評価(4):展
開方法の検討
(再掲)
共 2010年5月
日本保育学会第63回大会 杉浦篤子,青木直子,甲斐仁子,高橋真由美
松山東雲女子大学
9. 幼稚園における昼食場面に関
する一考察
単 2010年5月
第4回日本食育学会学術
大会
熊本県立大学
214
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
10. 総合演習の展開と評価(5):意
欲の変化とその背景
(再掲)
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
共 2011年5月
担当頁及び編者・共著者名
日本保育学会第64回大会 山田りよ子,青木直子,池田浩明,杉浦篤子,高
橋真由美
玉川大学
11. 遊びを支える保育者の養成2― 単 2011年5月
遊びをうまく支えた場面に着目
して
日本保育学会第64回大会
玉川大学
12. 保護者支援における保育者の
感情労働と職場環境-保護者
の安定感創出のためのストラテ
ジーに着目して
日本保育学会第65回大会 高橋真由美,諏訪きぬ,小川房子,中坪史典,
東京家政大学
神谷哲司
共 2012年5月
13. 自主シンポジウム-保育者のス 共 2012年5月
トレスと感情労働を考える-保
護者支援における保育者のスト
レスと感情労働
日本保育学会第65回大会 上月智晴,野澤昭雄,佐々木美緒子,諏訪き
東京家政大学
ぬ,神谷哲司
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 日本保育学会,日本保育園保健協議会,日本食育学会,日本発達心理学会,こども環境学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
<道内>
(地域的連携・貢献)
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
紀要委員会委員,情報メディアセンター運営委員会委員,動物実験委員会委員
V
学生支援に関する自己研鑽
215
所属
人間生活学部
保育学科
職名 准教授
学位 修士(教育学)(上越教育大学)
専門分野
幼児教育
氏名
山
田
り よ 子
大学院における研究指導担当資格
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部>
教育原理Ⅰ・Ⅱ,教育方法論,保育課程総論,保育内容(環境Ⅰ),保育内容(環境Ⅱ),遊び
と生活,表現,総合演習,保育学研究演習,卒業研究
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 「保育内容(表現)」の教育方法を探 2001年4月
る試み
~現在
概
要
「表現」の捉え方が音楽リズムと絵画制作のみに偏りがちな学生に表現の
深さと広がりを認識させるための授業内容・方法を試みている。具体的には,
日常の生活環境の中から表現要素を見出す活動を展開する。表現豊かな
幼児に対応できる保育者養成の研究でもある。科目整理のため,2012年度
で終了となる。
2) 学内の豊かな自然環境を生かした
様々な体験学習の展開
2002年4月
~現在
担当科目では,自然豊富な花川校舎の利点を生かし,自然観察・蓬を摘
み団子つくり・焚き火等を実施してきた。2011年度から,講師を登用し,試験
的体験講座を実施,2012年度より授業(保育内容環境Ⅰ)に本格導入した。
希望学生にはネイチャーゲームリーダーの資格取得可能な集中も行った。
資格取得者は11名。
3) 国際交流を見据えた試み
2002年4月
~現在
ネットミーティングを利用して外国の学生(アメリカ・ウィリアムズ大学)と交流
をもってきたが(2004年~)2006年度より,保育者養成の試みとして位置づけ
ている。学科の方針として海外研修の方向性を探っており,アメリカ協定校ン
トエリザベスへ大学の研修のための視察を青木直子氏とともに行った。(報告
書作成)
4) 総合演習の目的「広い視野にたって 2008年4月
児童問題をとらえ,児童や保護者を ~2011年5
援助するための資質・能力」の養成 月
に関する学科としての試み
学科全教員で取り組んでいる授業研究。人類に共通する課題・社会全体
に関わる課題・保育に関する現代的課題などのテーマにそって,新たな教
育内容と方法を探った。研究結果は,3年間継続で保育学会で発表した。
「教職実践演習」へと発展的終了となったため成果は2013年度からの「教職
実践演習」に活かす。
5) 保育者養成の立場から「教育方法
論」の内容を再構築する試み
2010年4月
~現在
文科省の定める内容には,『視聴覚教材の扱いを含む』となっているが,本
校は,いずれ統合されるであろう保育士資格も考慮し,幼稚園・保育所での
保育展開を見据え,保育展開として必要であろう多様な教材・教具の扱いを
取り入れ「教材論」から保育を展開する試みを行っている。
6) 学生の授業参加の評価を検討する 2012年9月
試み
~現在
学生の授業参加態度や意欲を評価するための試みとして,今年度後期より
授業ノート作成を評価の対象とする方法を検討中である。対象の科目は「教
育原理」「教育方法」である。検討によっては他科目への広がりも考えたい。
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 保育内容 「環境」
(ミネルヴァ書房)
2) 演習 保育内容 環境
(建帛社)
2009年11月
第4章 領域「環境」と保育方法,を担当。領域「環境」とそれぞれ教育課
程・保育課程,指導計画,環境構成,保育者の役割,保育の評価,との関係
を示した。
2009年12月
Ⅲ.領域「環境」と保育,演習10.領域「環境」と指導計画,演習11.領域
「環境」と保育方法 を担当
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
1) 総合演習の展開と評価(1):授業構 2009年5月
成・内容の検討
2) 総合演習の展開と評価(2):目的の 2009年5月
達成度による検討
教育内容・方法の工夫(4)に挙げた授業研究をまとめ,日本保育学会にて
口頭発表を行った。発表内容は,総合演習の目的を達成するためのテーマ
の設定・テーマに沿った活動内容の具体例・30回の授業の展開方法・学生
の反応などについて報告し,評価できる点・改善点について検討するという
ものであった。
教育内容・方法の工夫(4)に挙げた授業研究をまとめ,日本保育学会にて
口頭発表を行った。発表内容は,学科で作成した総合演習の目的の達成度
を測定する質問紙を用いた調査結果をまとめたもので,受講生の前期終了
時・後期終了時における総合演習の目的の達成度を比較するというもので
あった。
216
教育実践上の主な業績
年月日
3) 総合演習の展開と評価(5):意欲の 2011年5月
変化とその背景
概
要
教育内容・方法の工夫(4)に挙げた授業研究をまとめ,日本保育学会にて
ポスター発表を行った。各演習後の学生の感想用紙と教員の活動記録か
ら,演習への意欲的な取り組みがみられるものを抜き出し,そのような記述が
みられた演習回の活動形態・指導方法などを整理し,学生の意欲が高まる
背景について検討した。
4. その他教育活動上特記すべき事項
1) 学科通信「散歩道」
2002年~現 保育学科の教育内容・学生生活・ボランティア活動・就職状況などを掲載し
た学科通信を毎年9月1日発行していたが,2012年度より7月1日発行とし,7
在
月のオープンキャンパスにも広報として使用できるようにした。 2012年で第
11号と なっている(全6頁)。編集および発行に関しては,学科全教職員が
関わっている。保育現場および出張講義など,学外へ向けての重要な広報
となっている。
2) 卒後教育に関する卒業生・在学生 2008年3月
の意識調査報告書─保育学科が果
たす役割と今後の方向性について
─
「公開講座」「幼稚園教諭一種免許の取得制度」「大学院の開設」などの卒
後教育(リカレント教育)を計画するにあたって,卒業生(1975年度~2005年
度卒業生1382名)ならびに在学生(2006年度在学生341名)を対象に実施し
たアンケート調査報告書(全56頁)。(編集: 青木直子,吾田富士子,甲斐
仁子,後藤昌彦,菅原伸康,杉浦篤子,須永進,高橋真由美,西千雅子,
山田りよ子)
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①乳幼児の遊びと環境
②保育者養成
研究内容: 「遊び」と「環境」は,言葉を置き換えると「発達」と「教育」にあたる。子どもの発達が現れる保育現場に起こっている問題
を歴史的・国際的な視点から再検討を行った。(学会シンポジウム・紀要論文)さらに,それらの課題が養成現場において
どのような位置づけにあるのか,学生指導(保育者養成)行いながら検討を加えている。
単著・
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
共著の
著書・論文等の名称
担当頁及び編者・共著者名
の年月
別
発表学会等の名称
(著 書)
1. 保育内容 「環境」
共 2009年11月 ミネルヴァ書房
69-88頁
(再掲)
柴崎正行・若月芳浩編者
塩崎政江,松田好子,高橋昇,金澤妙子,濱田
彩希
2. 演習 保育内容 環境
(再掲)
(学術論文)
1. 保育者養成における「幼児理
解」と「コミュニケーション」─V
─会議から示唆されるもの─
2. 保育における生活の構造につ
いて
共 2009年12月 建帛社
68頁-80頁
柴崎正行編者
金沢妙子,金玟志,佐伯一弥,濱田彩希,峰克
政
共 2008年3月
藤女子大学紀要 第45号 61-66頁
(第Ⅱ部)
山田りよ子,山田玲子
単 2010年3月
藤女子大学紀要 第47号 105-111頁
(第Ⅱ部)
3. 施設介護における家族の役割 単 2011年3月
について―W.Y.の特別養護
老人ホーム入所記録から―
藤女子大学QOL研究所
紀要 第6巻1号
37-44頁
山田りよ子,山田玲子
4. 外国の教育方法を日本に導入
する時の課題と検討
共 2013年3月
(印刷中)
藤女子大学人間生活学部
紀要 第50号
共 2009年5月
日本保育学会第62回大会 研究論文集153頁
千葉大学
高橋真由美,青木直子,甲斐仁子
共 2009年5月
日本保育学会第62回大会 研究論文集154頁
高橋真由美,青木直子,甲斐仁子
千葉大学
(その他)
(学会発表)
1. 総合演習の展開と評価(1):授
業構成・内容の検討
(再掲)
2. 総合演習の展開と評価(2):目
的の達成度による検討
(再掲)
217
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
3. An Effective Use of Photo
Instructions in Terminal Care
at a Nursing Home
共 2011年1月
The 9th Annual Hawaii
International Conference
on Arts & Humanities in
Honolulu, Hawaii
4. 総合演習の展開と評価(5):意
欲の変化とその背景
(再掲)
共 2011年5月
日本保育学会第64回大会 研究論文集855頁
玉川大学
青木直子,高橋真由美,池田浩明,杉浦篤子
5. 外国の教育方法を日本に導入
するときの課題と検討
共 2012年5月
日本保育学会第65回大会 (シンポジウム ) 研究論文集141頁
東京家政大学
甲斐仁子,大森隆子,オムリ慶子,青木久子
Reiko Yamada,Riyoko Yamada,Yukiko
Toshiro,Hiromi Kwamura
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 日本保育学会,日本教育学会,日本発達心理学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
<道内>
2011年3月~現在
(地域的連携・貢献)
北海道幼稚園教諭養成協議会研修委員会委員長
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
国際交流センター運営委員会委員
V
学生支援に関する自己研鑽
218
所属
学位
人間生活学部
保育学科
職名 講師
博士(心理学)(名古屋大学)
専門分野
発達心理学
氏名
青
木
直
大学院における研究指導担当資格
子
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部>
発達心理学Ⅰ・Ⅱ,教育心理学Ⅰ・Ⅱ,心理学調査法,保育内容(言葉Ⅱ),保育学研究演
習,卒業研究演習,卒業研究
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) 掲示板を活用した研究法・授業内 2007年4月
容の紹介
~現在
2) 記憶に関する実験
2009年11
月,2010年
11月,2011
年11月,
2012年11月
3) 総合演習の目的「広い視野にたって 2008年4月
児童問題をとらえ,児童や保護者を ~2010年3
援助するための資質・能力」の養成 月
に関する学科としての試み
概
要
研究室前の掲示板を利用し,心理学の研究方法や授業内容の紹介するプ
リントを作成・掲示している。2007~2010年度は総合演習で取り組んだ内容
を紹介した。2011年度からは卒業研究を取り上げ,時期ごとに取り組む作業
内容の説明や卒論生の様子などを紹介している。
教育心理学Ⅰにおいて,人間の記憶の特徴について理解を深めるための
パワーポイントを用いた実験を行った。実験は,スクリーンに数秒間提示され
た数字や単語を記憶し,その後,記憶した内容について再生し,短期記憶
で記憶できる容量の限界や記憶を再生する際に体制化が起こることなどを
確認するというものであった。
学科全教員で取り組んでいる授業研究。教育職員養成審議会第1次答申
および教育職員免許法施行規則などから,人類に共通する課題・社会全体
に関わる課題・保育に関する現代的課題などのテーマにそって,新たな教
育内容と方法を探っている。学科独自のアセスメントも実施している。教員の
FDとも関連している。
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) 保育実践を支える保育の心理学Ⅰ 2011年10月 12章「児童期の発達的特徴(163-174頁)」を担当した。保育者を目指す学
(福村出版)
生が児童期以降の子どもの発達について学ぶ意義,児童期の知的側面,社
会的側面,パーソナリティの発達,幼稚園,保育所から小学校への移行の際
に生じる問題や幼,保,小の連携についてまとめた(編者:成田朋子,大野
木裕明,小平英志)。
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
1) 総合演習の展開と評価(1):授業構 2009年5月
成・内容の検討
教育内容・方法の工夫(3)に挙げた授業研究をまとめ,日本保育学会にて
口頭発表を行った。発表内容は,総合演習の目的を達成するためのテーマ
の設定・テーマに沿った活動内容の具体例・30回の授業の展開方法・学生
の反応などについて報告し,評価できる点・改善点について検討するという
ものであった。
2) 総合演習の展開と評価(2):目的の 2009年5月
達成度による検討
教育内容・方法の工夫(3)に挙げた授業研究をまとめ,日本保育学会にて
口頭発表を行った。発表内容は,学科で作成した総合演習の目的の達成度
を測定する質問紙を用いた調査結果をまとめたもので,受講生の前期終了
時・後期終了時における総合演習の目的の達成度を比較するというもので
あった。
3) 総合演習の展開と評価(3):授業
前・中・後の学生の変化
2010年5月
教育内容・方法の工夫(3)に挙げた授業研究をまとめ,日本保育学会にて
ポスター発表を行った。発表内容は,4・7・12月に実施した質問紙調査をまと
めたものである。なお,質問項目は2009年度に作成したものを使用したが,
2010年度は記入者の変化を追跡できる形式にし,個人の変化に注目して検
討した。
4) 総合演習の展開と評価(4):展開方 2010年5月
法の検討
教育内容・方法の工夫(3)に挙げた授業研究をまとめ,日本保育学会にて
ポスター発表を行った。発表内容は,各演習後に教員が記入した「活動内
容・学生の様子」の記述の中から,学生の理解が深まった状況と深まらな
かった状況を分類し,学生の理解を深めるために適切なテーマの設定・活動
内容などについてまとめたものである。
5) 総合演習の展開と評価(5):意欲の 2011年5月
変化とその背景
教育内容・方法の工夫(3)に挙げた授業研究をまとめ,日本保育学会にて
ポスター発表を行った。各演習後の学生の感想用紙と教員の活動記録か
ら,演習への意欲的な取り組みがみられるものを抜き出し,そのような記述が
みられた演習回の活動形態・指導方法などを整理し,学生の意欲が高まる
背景について検討した。
219
教育実践上の主な業績
年月日
概
要
4. その他教育活動上特記すべき事項
1) 学科通信「散歩道」
2002年~現 保育学科の教育内容・学生生活・ボランティア活動・就職状況などを掲載し
た学科通信を毎年9月1日発行し,2012年で第11号となっている(全6頁)。編
在
集および発行に関しては,学科全教職員が関わっている。保育現場および
オープンキャンパスなどの学外へ向けての重要な広報となっている。
2) 卒後教育に関する卒業生・在学生 2008年3月
の意識調査報告書─保育学科が果
たす役割と今後の方向性について
─
「公開講座」「幼稚園教諭一種免許の取得制度」「大学院の開設」などの卒
後教育(リカレント教育)を計画するにあたって,卒業生(1975年度~2005年
度卒業生1382名)ならびに在学生(2006年度在学生341名)を対象に実施し
たアンケート調査報告書(全56頁)。(編集: 青木直子,吾田富士子,甲斐
仁子,後藤昌彦,菅原信康,杉浦篤子,須永進,高橋真由美,西千雅子,
山田りよ子)
Ⅱ 研究活動
研究課題: フィードバックと動機づけの関連
研究内容: 児童期前期の子どもを対象とし,ほめられたことによって生じる動機づけの変化について,面接法や質問紙法を用いた
調査を行っている。ここ数年は,ほめられたことで動機づけが高まる状況に注目しており,ほめられたことがらの難しさや
楽しさ,ほめられ方,ほめ手が自分をほめてくれる頻度などを取り上げた研究を行っている。また,ほめられたことで動機
づけが変化するメカニズムについても検討している。
著書・論文等の名称
(著 書)
1. 保育実践を支える保育の心理
学Ⅰ
(再掲)
2. コンピテンス 個人の発達とより
よい社会形成のために
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
共 2011年10月 福村出版
163-174頁
編者:成田朋子,大野木裕明,小平英志
共 2012年3月
ナカニシヤ出版
81-89頁
監修:速水敏彦
心理学研究 79
257-262頁
小平英志,◎青木直子,松岡弥玲,速水敏彦
(学術論文)
1. 高校生における仮想的有能感 共 2008年8月
と学業に関するコミュニケーショ
ン(査読付)
2. 子どもの報告するほめられたエ 単 2009年3月
ピソード・ほめられ方の発達的
変化─小学校入学後3年間の
縦断調査による検討─
藤女子大学紀要 第46号 53‐59頁
(第Ⅱ部)
3. 小学校1年生のほめられたこと 単 2009年6月
による感情反応:教師から一対
一のときにほめられる場合とクラ
スメイトがいる場合の比較(査読
付)
発達心理学研究 20
4. ほめられた場面を構成する要
因─実験要因およびインタ
ビューデータの分析─
藤女子大学紀要 第47号 41-59頁
(第Ⅱ部)
単 2010年3月
155-164頁
5. 子どもの動機づけが高まる“ほ 単 2010年7月
められた経験”の検討─ほめら
れた経験を構成する要因・枠組
みの視点から-(中間報告)─
発達研究 24
6. 課題達成後に与えられるフィー 単 2011年3月
ドバックと幼児の感情反応の関
連
藤女子大学紀要 第48号 103-111頁
(第Ⅱ部)
7. ほめられたことがら・ほめられ
単 2011年6月
方・ほめ手が児童の動機づけに
与える影響
発達研究 25
1-12頁
8. 小学校1~3年生の自然場面に 単 2012年9月
おけるほめられた体験のとらえ
方―ほめられた場面に存在す
る要因とその働き―(査読付)
発達心理学研究 23
320-330頁
220
179-183頁
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
(その他)
(学会発表)
1. 子どもと保護者の報告する「ほ 単 2008年3月
め」の比較―小学校入学後3年
間の変化―
日本発達心理学会第19回 625頁
大会
2. ほめられたことによって生じる感 単 2008年10月 日本教育心理学会第50回 469頁
情―ほめられた状況に他者が
総会
存在する場合と存在しない場合
の比較―
3. ほめられる場面としてうれしい状 単 2009年3月
況とその選択理由―ほめられた
状況に他者が存在する場合と
存在しない場合の比較―
日本発達心理学会第20回 195頁
大会
4. 総合演習の展開と評価(1):授
業構成・内容の検討
(再掲)
共 2009年5月
日本保育学会第62回大会 587頁
千葉大学
高橋真由美,◎青木直子,甲斐仁子,山田りよ
子
5. 総合演習の展開と評価(2):目
的の達成度による検討
(再掲)
共 2009年5月
日本保育学会第62回大会 588頁
◎青木直子,甲斐仁子,高橋真由美,山田りよ
千葉大学
子
6. 子どもの認識が異なる「ほめ」が 単 2009年9月
ほめられた際の感情反応に与
える影響―評定法による検討
―
日本教育心理学会第51回 155頁
総会
7. 子どもがほめられたことを語る
際に言及しやすい・しにくい要
因の検討
単 2010年3月
日本発達心理学会第21回 392頁
大会
8. 総合演習の展開と評価(3):授
業前・中・後の学生の変化
(再掲)
共 2010年5月
日本保育学会第63回大会 694頁
◎青木直子,甲斐仁子,杉浦篤子,高橋真由美
9. 総合演習の展開と評価(4):展
開方法の検討
(再掲)
共 2010年5月
日本保育学会第63回大会 695頁
◎杉浦篤子,青木直子,甲斐仁子,高橋真由美
10. 子どもがほめられたことを語る
単 2010年8月
際に言及しやすい・しにくい要
因の検討―ほめられてがんば
ろうと思ったエピソードの場合―
日本教育心理学会第52回 593頁
総会
11. ほめられてがんばろうと思うとき 単 2011年3月
に重要な要因―ほめ手・ほめら
れたことがら・ほめられ方の選択
理由からの検討―
日本発達心理学会第22回 510頁
大会
12. 総合演習の展開と評価(5):意
欲の変化とその背景
(再掲)
共 2011年5月
日本保育学会第64回大会 855頁
山田りよ子,◎青木直子,池田浩明,杉浦篤子,
高橋真由美
13. 子どもがほめられたことを語る
際に言及しやすい・しにくい要
因の検討(2)
単 2011年7月
日本教育心理学会第53回 386頁
総会
14. 動機づけ理論の再構築に向け
て~現実からみた人の動機づ
け研究の課題~
共 2011年7月
日本教育心理学会第53回 622頁
総会
中谷素之,速水敏彦,伊藤崇達,伊田勝憲,◎
青木直子,岡田涼
221
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
15. 家事の動機づけ
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
共 2011年9月
担当頁及び編者・共著者名
日本心理学会第75回大会 958頁
◎青木直子,小平英志,速水敏彦
16. ほめられたことによって動機づ 単 2012年3月
けが高まる理由―子ども自身に
よる説明の分析―
日本発達心理学会第23回 469頁
大会
17. 家事の動機づけ(2)炊事に取り 共 2012年9月
組む前・作業中・作業後の感情
の変化
日本心理学会第76回大会 速水敏彦,◎青木直子,小平英志
18. 家事の動機づけ(3)炊事に取り 共 2012年9月
組む前・作業中・作業後の認知
の変化
日本心理学会第76回大会 ◎青木直子,小平英志,速水敏彦
19. ほめられたことによって動機づ 単 2012年11月 日本教育心理学会第54回 9頁
けが高まる理由(2)―理由が意
総会
識された時期の検討―
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 日本発達心理学会,日本教育心理会,日本心理学会,日本保育学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
<道内>
(地域的連携・貢献)
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
教務部委員,人間生活学部研究倫理委員会委員,人間生活学部カリキュラム委員会委員
V
学生支援に関する自己研鑽
2012年12月5日
ハラスメント研修会「リスクマネージメントとしてのパワーハラスメント」参加(藤女子大学)
222
所属
人間生活学部
学位
PhD in Linguistics
(英国ヨーク大学)
保育学科
職名 講師
専門分野
言語学
川
氏名
原
功
大学院における研究指導担当資格
司
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部> 総合英語,コミュニケーション英語,英語講読
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) プレゼンテーションソフトを活用した 2010年4月
授業
~現在
概
要
授業に関連する教材,視覚・映像資料,音声教材などをbeamerで作成した
PDF.fileを利用して,授業に活用している。また,学生にはプレゼンテーショ
ンソフトの活用法を教え,課題提出やプレゼンテーションを実施してもらっ
た。
2) CALLシステムを活用した授業
2010年10月 Computer Assisted Language Learningを授業に積極的に活用している。
特に藤女子大学ではNetウィッチを活用した学生管理システムを利用し,学
~現在
生に英語とコンピュータ・リテラシの両方の基礎力を養成することを主眼とし
ている。また,北海道大学ではWebtubeを活用し,授業用教材と学生管理を
一括してコンピュータで行っている。なお,課題はEmailを活用し,添付ファイ
ルで提出させたり,ウェブ上で自動管理している。
3) Websiteを活用した授業
2010年10月 授業連絡,および授業で課した課題や資料を一括して自己website
~現在
(https://sites.google.com/site/kojiling/educational-papers) および,大学
ウェブサーバー内の共有Yドライブで管理している。これによって,欠席者へ
の対応が容易になった。
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) リスニング・スピーチのための音声教 2010年4月
材
~現在
リスニング教材として,podcastやiTunesUで無料公開されているものを
mp3,mp4に落として編集・字幕を加え,教材とした。
2) リーディングのための教材
2010年4月
~現在
TOEFLやIELTS対策用のwebsiteやWikipediaを参考にし,平易な英語論
文や辞書の記載内容を取ってきてリーディングの課題とした。また,Paul
Austerの短編とNotes Left Behindを読解問題演習用に編集した。
3) その他
2010年4月
~現在
英語,英語学の授業において,適宜,自作ハンドアウトを作成している。
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
Ⅱ 研究活動
研究課題: 自然言語におけるスケールとその基盤に関する研究
研究内容: 自然言語の意味分析におけるスケールの役割について考察し,様々な統語範疇に適用できるような核となる意味分析
を提示することが研究の目的である。特に,日本語における形容詞から派生された名詞と動詞に焦点を当てることによっ
て,基礎となるスケール分析を提供し,通言語的な分析を可能にするような基盤を確立することが当面の目標である。
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
(著 書)
(学術論文)
1. A New Perspective on Japanese 単 2009年1月
Sika-Nai Constructions (査読
付)
2. Indefinite Null Argument and
its Interaction with Negation
単 2009年1月
37th North East
1-15頁
Linguistcs Society, GLSA
LingO, University of
Oxford
223
108-116頁
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
3. Phrasal Comparatives and their 単 2009年1月
Composition(査読付)
York Papers in Linguistics 48-79頁
9
4. Standards of Comparison in
Japanese(査読付)
単 2009年5月
MIT Working Papers in
Linguistics 58
197-211頁
5. Gradability in the Theory of
Grammar(査読付)
単 2010年6月
PhD Thesis, The
University of York
xiii + 254 pp.
6. Visible Scope Economy in
Comparison
単 2010年11月 JELS, 日本英語学会
91-98頁
7. Antecedent Contained Deletion 単 2011年3月
and Non-Argumental Gaps
言語科学研究,神田外国 57-60頁
語大学大学院
8. The Semantics of Japanese
Gradable Adjectives(査読付)
単 2011年6月
MIT Working Papers in
Linguistics 62
123-138頁
9. Review of Introducing
Semantics (Nick Riemer)(査読
付)
単 2012年3月
Studies in English
Literature 53, 日本英文
学会
248-257頁
10. Right-Dislocation and the
Syntax of Japanese
Comparatives(査読付)
単 2012年8月
Three Factors and
194-211頁
Syntactic Theory, Hankuk
Publishing
11. Measurement by Difference
Functions(査読付)
単 (印刷中)
Formal Approaches to
Japanese Linguistics 6,
MIT
12. Review of About the Speaker
(Alessandra George)(査読付)
単 (印刷中)
English Linguistics 30, 日
本英語学会
13. The Standards of Gradable
Adjectives in Child Japanese
単 (印刷中)
JELS, 日本英語学会
単 2008年4月
18th Colloquium on
Generative Grammar,
Universidade de Lisboa
2. The Irrelevance of Natural
Selection in Language Change
単 2008年7月
Biolinguistics: Acquisition
and Language Evolution,
University of York
3. Scope of Comparison
単 2008年9月
Theoretical East Asian
Linguistics 5, Universität
Potsdam
4. On Comparative and Negative
Scope
単 2008年9月
Linguistics Association of
Great Britain Annual
Meeting, University of
Essex
5. Parasitic Scope in Comparison
単 2008年10月 意味論研究会
国立情報学研究所
6. Sprouting the LF-copy: The
Syntax and Semantics of
Attributive Comparatives
単 2009年4月
(その他)
(学会発表)
1. A Direct Interpretation of
Phrasal Comparatives and
Quantificational Interference
7. Japanese Phrasal Comparatives 単 2009年6月
at LF
2nd International Spring
Forum of English
Linguistic Society of
Japan, Nara Women's
University
第37回関西言語学会
神戸松蔭女子大学
224
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
8. Attributive Comparatives and
Logical Form
単 2009年9月
9. Visible Scope Economy in
Comparison
単 2009年10月 第27回日本英語学会
大阪大学
10. The Semantics of Japanese
Gradable Adjectives
担当頁及び編者・共著者名
Linguistics Association of
Great Britain Annual
Meeting, University of
Edinburgh
単 2010年10月 7th Workshop on Altaic
Formal Linguistics,
University of Southern
California
11. Antecedent Contained Deletion 単 2010年11月 阪大英文学会,大阪大学
/Workshop: New
and Nonargumental Gaps
Perspectives of
Generative Grammar,
Hokkaido University
12. Evaluativity in Comparatives
単 2010年12月 9th Workshop on
Inferential Mechanisms
and their Linguistic
Manifestation, Kyoto
University
13. Right-Dislocation and the
Syntax of Japanese
Comparatives
単 2012年8月
14th Seoul International
Conference on Generative
Grammar, Dongguk
14. Measure Phrases and the
Syntax of Adjectival Nominals
in Japanese
単 2012年9月
Formal Approaches to
Japanese Linguistics 6,
ZAS, Berlin
15. The Standards of Gradable
Adjectives in Child Japanese
単 2012年11月 第30会日本英語学会
慶応義塾大学
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
阪大英文学会,日本英語学会,日本言語学会,Linguistic Society America (アメリカ言語学会),Linguistics Association
of Great Britain (イギリス言語学会)
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
所属学会
<道内>
(地域的連携・貢献)
2010年4月~現在
藤女子大学公開講座委員として,広報「藤」の記事の執筆や本の出版に向け,一部記事を執
筆したり,インタビューを取ってきている。(公開講座「石狩の魅力を掘り起こす)
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
入試部委員,人間生活学部公開講座委員会委員長,人間生活学部カリキュラム委員,入試広報特別対策部会委員,英語教育
センタープロジェクト委員
V
学生支援に関する自己研鑽
225
所属
人間生活学部
保育学科
学位 修士(教育学)(山梨大学)
職名 講師
専門分野
氏名
新
海
幼児音楽教育,ピアノ教育 大学院における研究指導担当資格
節
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部> 保育内容(音楽的表現Ⅰ・Ⅱ),子どもと表現,器楽表現法,保育学研究演習,卒業研究
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) レベルに応じたピアノ伴奏
2004年4月
~2007年8
月
概
要
声楽担当教員とのチーム・ティーチング。発声法及びイタリア古典歌曲から
オペラアリアの歌唱法を教授していく中で,学生のレベルに応じて歌いやす
い伴奏を行い声楽担当教員と共に学生の音楽性を養うことを心掛けた。イタ
リア古典歌曲のヴァリエーション作成,オペラアリアではオーケストレーション
を意識した伴奏を行なった。
2) 各学生の学習進度に合わせた個別 2007年9月
指導
~現在
ピアノレッスンの授業において,各学習者の進度状況を把握し,その学生
に見合った指導法を行った。ピアノを通して音楽に関する基礎的知識,音楽
的感性を高めると共に,保育者として幼児の豊かな音楽活動を促進するた
めに必要な楽器演奏の基礎的技能を習得させる事を踏まえ,学習者のレ
ヴェルに合わせた指導を行った。また,就職試験対策として希望者には個別
に授業外にもレッスンを行なっている。
3) 保育内容5領域の学びを総合的にと 2007年9月
らえる視点を養うための人形劇,オ ~2008年9
ペレッタ指導
月
担当教員によるチーム・ティーチング。各領域の子どもの発達段階を踏まえ
た上で,子どもの様々な発達の段階に視点を当て,実際に子どもたちに指
導することを前提とし,学生は協力して劇を制作,上演する。筆者は特にコレ
ペティートル的立場からの音楽指導及び楽曲制作の為の援助や効果的な
楽器編成の助言を行なった。
4) 総合演習の目的「広い視野にたって 2008年10月 学科全教員で取り組んでいる授業研究。教育職員養成審議会第1次答申
児童問題をとらえ,児童や保護者を ~2010年1 および教育職員免許法施行規則などから,人類に共通する課題・社会全体
援助するための資質・能力」の養成 月
に関わる課題・保育に関する現代的課題などのテーマにそって,新たな教
に関する学科としての試み
育内容と方法を探っている。学科独自のアセスメントも実施している。教員の
FDとも関連している。
5) PCプロジェクター及びDVDなど視聴 2008年10月 授業を円滑に行う為にPCプロジェクター及びDVDなど視聴覚教材を授業
覚教材を活用した授業の展開
~現在
に用いた。また,プレゼンテーションソフトを用いて,教授内容を効果的に示
した。
2. 作成した教科書,教材,参考書
1) プリント作成
2007年9月
~現在
音楽分野においてのリメディアル教育の一環である。学生が保育者として
の専門的な音楽的知識を獲得できるよう,プリントを作成し,授業内で使用し
た。
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
1) 学科通信「散歩道」
2008年10月 保育学科の教育内容・学生生活・ボランティア活動・就職状況などを掲載し
~現在
た学科通信を毎年発行している。編集および発行に関しては,学科全教職
員が関わっており,保育現場およびオープンキャンパスなどの学外へ向けて
の重要な広報となっている。
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①保育者としての音楽技能
②ピアノ奏法
研究内容: ① 現在は主に保育者のピアノ技術に焦点を当て研究を行っている。保育者養成校におけるピアノ教育では「保育にお
ける音楽」という視点を根幹に据えることが重要であり,練習曲を多用したピアノ演奏における技術的側面を中心とした指
導から学生自身の音楽性や音楽による感情表現を養うことのできる指導への転換が必要である。そのような指導の一例
として「ピアノで歌う」奏法に着目し,考察を行った。
② 現在はピアノの音色に関する研究を演奏会などの実践を通して行っている。ピアノは打鍵により発音するが,弾き手
によりその音色は千差万別である。発音の際の心身の状態が実際の音に影響すると考え,身体の弛緩,丹田の意識な
どを様々なピアノ奏法や武道における身体操法を元に研究している。
226
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
担当頁及び編者・共著者名
(著 書)
(学術論文)
1. 保育士及び幼稚園教諭養成校 単 2008年2月
のピアノ指導における一私見
2. 保育者養成校におけるピアノ教 単 2012年3月
育
帝京学園短期大学研究紀 1-8頁
要第15号
藤女子大学紀要 第49号 147-153頁
(第Ⅱ部)
(その他)
(学会発表)
1. 音楽演奏における感情の情報
伝達について
単 2011年8月
平成23年度全国大学音楽 大会プログラム・抄録集4頁
教育学会北海道地区学会
研究大会
2. 保育者養成校で我々は何を教
えているのか
単 2012年8月
全国大学音楽教育学会第 大会プログラム・抄録集10頁
28回全国大会
(ラウンド・テーブルにおける話題提供)
3. 保育者養成課程における学生
の基礎的音楽能力について
共 2012年10月 日本音楽教育学会第43回 大会プログラム・抄録集43頁
大会
三沢大樹,伊藤勝志,新海節
展覧会・演奏会・競技会等の名称
開催期間・会場
発表・展示等の内容等
1. 酒井紀子 スプリングコンサート
2007年4月
MUSICASA(代々木上原)
ドヴォルザーク:「ジプシーの歌」他
○ソプラノ:酒井紀子,テノール:下野昇
2. 第2回アットホームコンサート 初夏
に歌う
2007年6月
MUSICASA(代々木上原)
モーツァルト:すみれ,ヘンデル:オンブラマイフ
他
○ソプラノ:中村文子,テノール:下野昇
3. 第17回 ホスピタルコンサート
2007年8月
諏訪中央病院1階ラウンジ
レハール:君は我が心のすべて他
○テノール:下野昇
4. 下野昇 テノールリサイタル 2007
2007年9月
山梨県民文化ホール
デンツァ:妖精の瞳,ロッシーニ:約束他
○テノール:下野昇,ピアノ:酒匂淳
5. 楽しい歌のコンサート
2007年10月
清水町文化センター
ロー:「マイ・フェア・レディ」ハイライト他
○ソプラノ:福成紀美子,テノール:下野昇
6. 清水町中学生芸術鑑賞会
2007年10月
清水町文化センター
ロー:「マイ・フェア・レディ」ハイライト他
○ソプラノ:福成紀美子,テノール:下野昇
7. 子供のためのコンサート
2007年10月
清水町立清水幼稚園
福田和禾子:北風小僧の寒太郎他
○テノール:下野昇
8. くにたちコンサート2008
2008年4月
山梨県民文化ホール
シューマン:アダージョとアレグロ op.70
サンサーンス:カプリース op.79 他
○チューバ:岩井英二,サックス:岩井和子,フ
ルート:金井もとみ,オーボエ:森屋礼子,クラリ
ネット:堀川豊彦
9. サウンド・ルート2007/2008日本⇔ 2008年4月
カワイ表参道コンサートサロン「パウゼ」
ロシア(Ⅲ)
ロシア歌曲の夕べ
モソロフ:「3つの子供の情景」op.18
「4つの新聞広告」op.21
○ソプラノ:福成紀美子
10. 下野昇とその仲間たち
2008年4月
パルテノン多摩小ホール
第一部にオペラアリア,第2部に出演者全員のア
ンサンブルでのコンサートである。
○ソプラノ:小川優美子,小田部七恵,酒井紀
子,中村文子,森康子,テノール:荒井嗣雄,下
野昇
11. 第27回かながわゴールデンコン
サート
2008年5月
神奈川県民ホール小ホール
フレイレ:アイ・アイ・アイ
ララ:グラナダ他
○テノール:下野昇
227
展覧会・演奏会・競技会等の名称
開催期間・会場
発表・展示等の内容等
12. 第18回 ホスピタルコンサート
2008年8月
諏訪中央病院1階ラウンジ
ララ:グラナダ
○テノール:下野昇
13. 研究演奏会
2008年8月
メルパルク横浜
平井康三郎「日本の笛」より
○バリトン:三沢大樹
14. 四人の演奏会
2008年9月
函館市公民館
ショパン:ノクターン op.62-2
ラフマニノフ:練習曲「音の絵」よりop.33-7
平井康三郎「日本の笛」より 他
○バリトン:三沢大樹,パーカッション:多辺田俊
平,ピアノ:長谷川清文
15. ジョイフルコンサート
2008年11月
横浜みなとみらいホール小ホール
越谷達之助:初恋,小林秀雄:落葉松,アイルラ
ンド民謡:庭の千草他
○ソプラノ:小田部七恵, テノール:下野昇
16. 甲府南ロータリー創立50周年記念コ 2009年1月
ンサート
古名屋ホテル
滝廉太郎:荒城の月, 中山晋平:鉾をおさめて,
小林秀雄:落葉松他
○ソプラノ:福成紀美子, テノール:下野昇
17. Musica Alla Carta
2009年6月
札幌市時計台ホール
ラヴェル:ためいき, フォーレ:月の光, ドビュッ
シー:美しき夕べ
○メゾソプラノ:綿貫美佳
18. CONCERT GALLERY SHUON
2009年11月
ギャラリーシュオン
大中恩:しぐれに寄する抒情, 平井康三郎:九十
九里浜, 服部正:野の羊 他
○テノール:下野昇
19. 第29回かながわゴールデンコン
サート
2010年5月
神奈川県民ホール 小ホール
デンツァ:Occhi di fata 他
○テノール:下野昇
20. サウンド・ルート2010 日本⇔ロシア
プーシキンの詩による歌曲
2010年7月
カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
ラフマニノフ:嵐 他
○ソプラノ:福成紀美子
21. 国立音楽大学北海道同調会 第4
回定期演奏会
2010年8月
函館市芸術ホール
木下牧子:へびとりのうた
○バリトン:三沢大樹
22. 全国大学音楽教育学会 第26回全 2010年9月
国大会 研究演奏会
広小路ヤマハホール
シューマン:リーダークライス op.39より
○バリトン:三沢大樹
23. 歌曲の夕べ 三沢大樹バリトンリサイ 2010年12月
タル
函館市公民館講堂
信時潔:「沙羅」より 他
○バリトン:三沢大樹
24. 全国大学音楽教育学会北海道地区 2011年8月
学会研究大会 研究演奏
ヤマハアベニューホール(札幌)
滝廉太郎「組歌 四季」
○バリトン:三沢大樹 他
25. 新海節 ピアノリサイタル
2011年9月
コラニー文化ホール(山梨)
ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番「悲愴」op.13
リスト:愛の夢 他
26. ピアノ演奏会
2011年11月
北海道大学情報教育館
スタジオ型多目的中講義室
シューマン:飛翔,ドビュッシー:亜麻色の髪の乙
女 他
27. 平成23年度
愛知県立時習館高等学校
芸術鑑賞会
2011年11月
アイプラザ豊橋
F.ロー:「マイフェアレディ」ハイライト 他
○ソプラノ:福成紀美子,木下侑,メゾソプラノ:
加藤愛,テノール:下野昇,荒井嗣雄,ヴァイオリ
ン:大竹広治
28. 国立音楽大学北海道同調会 第5
回定期演奏会
2012年6月
札幌コンサートホールキタラ小ホール
ドビュッシー:バラード
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
228
Ⅲ 社会連携・社会貢献
所属学会 日本保育学会,日本音楽教育学会,全国大学音楽教育学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
<道内>
2009年8月~現在
2010年8月~2012年
2011年8月~現在
(地域的連携・貢献)
横浜国際音楽コンクール札幌予選審査員
全国大学音楽教育学会北海道地区事務局長
石狩市使用料,手数料等審議会委員
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
キャリア支援委員会委員
V
学生支援に関する自己研鑽
229
図書館情報学課程・
日本語教員養成課程
図書館情報学課程
渡
邊
重
夫
・・・・・・・・・・・・・・
221
日本語教員養成課程
副
田
恵理子
・・・・・・・・・・・・・・
231
所属
文学部
日本語教員養成課程
学位 MA(モナシュ大学)
職名 講師
専門分野
日本語教育
氏名
副
田
恵 理 子
大学院における研究指導担当資格
無
Ⅰ 教育活動
本年度の主な担当科目 <学 部>
日本語文法,対照言語学,日本語コミュニケーション技法,第二言語習得概論, 日本語教育概
論,日本語教授法
教育実践上の主な業績
年月日
1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等
を含む)
1) タスクシートの実施
2006年4月
~現在
概
要
「日本語文法a・b」「日本語教育概論Ⅰ・Ⅱ」の授業では,毎回授業の最後
にタスクシート(復習シート)を実施し提出させ,それをチェックすることによ
り,その日に学習した項目の定着を図っている。
2) メーリングリストの利用
2006年7月
~現在
課程受講生・修了生を対象としたメーリングリストを作成。日本語教育関連
の学会や研修会, 勉強会の開催情報や, 10月に行われる日本語教育能力
検定試験対策の情報などを提供。学会, 勉強会等への積極的な参加を促し
ている。また, 課程修了生・現受講生間の情報交換の場にもなっている。
3) 日本語授業見学の実施
2006年7月
~現在
「日本語教授法I」の授業の一環として,毎年夏に本学で行われている日本
語・日本文化集中コースの授業見学を実施。実際の日本語の授業を体験す
る機会を与えている。
4) 国内日本語教育実習の実施
2006年12月 「日本語教授法III」の授業の一環として, 北海道大学留学生センターの留
学生を招いて,日本語教育実習を行っている。全受講生が実際に教壇に立
~現在
つことで, 実践力の養成を目指している。2008年度からは,日本語教授法III
の担当教員が代わったため,実習のオーガナイズのみを担当。
5) 海外日本語教育実習の実施
2007年3月
~現在
台湾の輔仁大学で, 日本語教育実習を実施。海外の日本語教育の現状を
把握し,海外で実際に教えられる力を身につけることを目指している。
6) 日本語チューター制度の実施
2007年7月
~現在
本学の日本語・日本文化集中コースに参加している留学生に対し, 日本語
教員養成課程の受講生が日本語のサポートを行う「日本語チューター制度」
を実施。チューター活動を通して,課程受講生は日本語学習者にとっての
困難点を認識する機会を得ている。
2. 作成した教科書,教材,参考書
3. 教育方法・教育実践に関する発表,
講演等
4. その他教育活動上特記すべき事項
Ⅱ 研究活動
研究課題: ①日本語学習者のリソースの使用に関する研究
②コミュニケーションのための日本語教材の開発
③チューター活動の研究
研究内容: ①初級日本語学習者が未知の漢字語を理解するために周りにある様々なリソースをどのように活用し、その際に何が問
題になるのかを調査した。結果、電子辞書や翻訳サイトなどの使用が頻繁に見られたが、それらを適切に活用できてい
ない実態が明らかとなった。特に電子辞書については、辞書機能を適切に活用できないことに加え、漢字の手書き入力
や和語の検索に問題が見られた。翻訳サイトについては、間違った翻訳結果への対応に問題が見られた。
②学習者のニーズに即した,現実のコミュニケーションにつながる4技能別の日本語Web教材の開発を行っている。その
中でも書く教材の作成を担当。近年急激に増大している打つことによるコミュニケーション(メールでのやり取りやホーム
ページへの書き込み等)を中心に扱い、日本語入力の技能、状況に応じて表現したいことを適切な媒体を用いて適切な
日本語で相手に伝えられる技能、そのために適切にリソースを活用できる技能を習得するための教材を作成している。
③チューター活動がチューターである日本人学生とサポートを受ける留学生にどのような影響をもたらしているのかを調
査した。結果、日本人チューターには異文化理解、自国(日本)の言語・文化についての気づき、勉学に対する意識変
化、といった教育的効果が見られた。一方、留学生は、日本人チューターと対等な立場で双方向にコミュニケーションが
とれた場合、チューターとより良い関係が築け、それが満足度の高い活動に繋がったようであった。
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
(著 書)
231
担当頁及び編者・共著者名
著書・論文等の名称
単著・
共著の
別
発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は
の年月
発表学会等の名称
(学術論文)
1. 初級学習者による漢字語の意 共 2009年12月 北海道大学留学生セン
ター紀要 第13号
味理解のための外部リソース使
用実態調査―電子辞書の使用
法に焦点をあてて―(査読付)
担当頁及び編者・共著者名
58-77頁
◎副田恵理子,平塚真理
2. チューター活動における日本人 単 2010年2月
学生の学び ―日本人チュー
ターと留学生のインターアクショ
ンの分析から―
藤女子大学紀要 第47号 87-102頁
(第Ⅰ部)
3. チューター活動における日本語 単 2011年2月
学習支援の実態 ―留学生の
視点から―
藤女子大学紀要 第48号 95-112頁
(第Ⅰ部)
4. 日本語理解を支援する外的リ
ソースの使用実態調査―初級
学習者の翻訳ツールの使用過
程に焦点をあてて―(査読付)
共 2011年12月 北海道大学留学生セン
ター紀要 第15号
(その他)
1. コミュニケーションのための教育 共 2009年3月
文法に基づく日本語教材作成
のための基礎的研究
2. 第21回第二言語習得研究会
(全国大会)パネルディスカッ
ション報告「最新のSLA研究と
教育実践の方向性」
(学会発表)
1. 短期留学生が望むチューター
活動の形
平成17-20年度科学研究
費補助金 基盤研究(B)
研究成果報告書(課題番
号 17320075)
単 2011年12月 第二言語としての日本語
の習得研究 第14号
単 2010年3月
1-19頁
◎副田恵理子,平塚真理
研究代表者:小林ミナ
研究分担者:野田尚史,松崎寛
連携研究者:奥野由紀子,副田恵理子,名嶋義
直,松岡洋子
135-136頁
第34回日本語教育方法研
究会
2. 初級学習者の外部リソース使用 共 2010年5月
実態と問題点―未知語の意味
処理過程の分析から―
2010年度日本語教育学会 副田恵理子,平塚真理
春季大会
3. コミュニケーションのための「書
く」教材
2010世界日本語教育大会 副田恵理子,佐々木良造,舩橋瑞貴,小林ミナ
共 2010年8月
過去5年間公表していない研究活動
研究課題:
研究内容
及び
:
進捗状況
公表予定:
Ⅲ 社会連携・社会貢献
日本語教育学会, 日本語教育方法研究会, 第二言語習得研究会, 大学日本語教員養成課程研究協議会, 日本教育工
学会
(社会的機関の役員委嘱等)
<全国>
2008年1月~2011年12月
第二言語習得研究会大会運営委員
<道内>
2007年7月~現在
日本語教育学会研究集会委員会地区委員
(地域的連携・貢献)
所属学会
(国際的連携・貢献)
Ⅳ 学内運営活動
V
学生支援に関する自己研鑽
232
教員の教育・研究活動
藤女子大学
2012
編集
藤女子大学自己点検・評価委員会
発行
2013 年 3 月
藤女子大学
〒001-0016 札幌市北区北 16 条西 2 丁目
電話 代表(011)736-0311