2008年度「英語で話そう」活動報告

2008年度
2008年度「
年度「英語で
英語で話そう」
そう」活動報告
毎回外国人のゲストを囲んで英語で異文化交流しています
(第一、第三木曜日、10 am~12pm
東百舌鳥公民館)
代表 森河敬子
記録 竹田 森河 今川 恩田 小山
編集 小山
月
日
参加
内
容 ( イベントを含む )
人数
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Ms. Debbie Hudson
Australia
職業は看護士で、仕事を通じアボリジニに興味を持った。住む地域によっても
異なるが、4万年以上の歴史を持つ彼らの文化は、我々と異なった価値観を持
つ。例えば、数に価値を持たず、何歳まで長生きするという事も重要ではない。
ノーザンテリトリーの気候、海岸の美しさ、珍しい楽器の話もあった。
お花見
例年どうり、府大キャンパス内の池畔で開催。
満開のさくらと持ち寄った種々の料理を楽しむ。
「英語で話そう」からは3名参加
Ms.Erandi Pathirana
Sri Lanka
人類未踏の森は政府によって守られていて、植物の23%、動物の16%が固
有種の涙型の島国(Tear Drop Island)
。 香りの良い白い花に赤い唇の形の葉
がなる Naという、国の樹がある。 海に突き出た棒につかまり漁をする Stilt
Fisherman という伝統的漁法が有名。
ココナッツ、紅茶、ゴムが主な輸出品。
大学まで国立のみで学費は安い。大学進学率は2%程で女性の割合が高く、社
会での男女差別はない。 ちなみにゲストは女性の獣医。
Ms. Jane Wamaitha
Kenya
野生動物保護区が国土の80%を占め、残りの地域に人間が住む。気候は温暖
で、日本の暑さに閉口、1月は15℃と寒い。マラリア対策:モンバサではネ
ットの中で寝る。予防の錠剤を飲んだほうがいい。
貧富の差は大きく、海岸沿いの比較的暮らしやすい町でも生活費は高い。国民
は勤勉なので、水、土地、道路、電気などがあれば工夫して自立できるのに、
備えが十分でないのが問題。学校は5年前に教科書以外は無償になる。大学以
外は制服着用。大卒でも就職はむつかしく、アメリカなどへ頭脳流出が続く。
男子は18歳で小家を与えられ自立。平均寿命は50歳
国土が平坦なので、自転車の利用がさかん。鉄道は主に貨物専用で、朝夕2回
の客車は満員。電化製品の90%
は中国製で高価だが、TVの普及率は高い。
ケニヤ人の中にはライオンや象を見たことがない人も多い。サファリに行くお
金で、いい食事をしたい。
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Ms.Maria Shin
the Philippines
日本で看護師として働いておられる。慈善でフィリピンに家を建てた。45人
の医者が、ある地域をサポートするために1年に1度フィリピンを訪れる。
市民の移動は自転車より、歩くかバス。消費税は電気関係が43%、毎日の買
い物が10%。医療保険がなく、100%支払う。
Angels と呼ばれるお手伝いさんが個人の家で働く。
観光なら1月がベストシーズン。それほど暑くなく、緑があり、パラワンとい
うきれいなビーチがある。
言語は英語、タカログ語。
Mr Nityananda Chowdhry
Bangladesh
ガンジス川下流のデルタ地帯、ベンガル湾に面す。
首都ダッカ、6devisions ある。旧イギリス植民地1971年独立、東パキス
タンがバングラデシュになる
カレダ・ジア(1945~
)は初の女性首相、2005年来日、
2007年汚職事件で拘留される。
国民の80%以上はイスラム教徒。
natural gas などの資源はあるが、外国資本の導入に問題がある。
お茶は重要輸出品
食生活は米、魚が主。果物は豊富で安い。
都市にはマクド、ピザハットなどもあるがメニュウはバングラ バージョン。
date tree のジュースから甘味料をとる。
サイクロン多発地帯のため、対策はほぼOK.経済発展に悪影響がある。
Mr.Kris Keogh
Australia
大阪在住1年のミュージシャン。
Hollow guitar(内部が空洞)のギターをPCの Reaktor という特別なプログ
ラムにつなぎ、音を作っていく。
また、昨年アメリカで発売された Monome
という縦16横16計 256 個の光るボタンが並んだボードでの演奏がすばらし
く、皆も演奏?させてもらい盛り上がった。
Mr. Guray Akdogan
Turky
イスラム教徒が95%を占めるが、社会はスカーフ着用を義務とする国とは違
ってそれぞれの考えによる。イスタンブールはヨーロッパに近く、人気があり
人も多い。アンカラは首都で政府関係、公務員が多く住む。本人は物理化学で
米について研究している。
Ms.Eman Mamdouh Abbas
‘Egypt’
長い長い歴史のピラミッドや博物館、建築物の説明をして頂いた。
寺院や Citadel と言って城が多く建っている。夜はライトアップされてきれい。
今はイスラム教が大半であり、やはり女性はスカーフを被っている。
家族や女性だけの中では被る必要がなく、
髪を染めたりおしゃれをしているが、
家族の中ならおしゃれをしなくてもいいのでは、と日本的な意見も・・イマン
さんのスカーフは2枚使いで、後方は花のように結んでありきれいだった。
Mr.Pedro Ortis Monasterio
Mexico ( Santana)
HAL( IBM の前という意味)学園でコンピュータープログラミングを学ぶ。まず
日本企業に就職し、将来は週50~60時間労働の健全な会社を立ち上げたい。
子供のころ、日本のゲームが90%を占めていたが、現在30%。将来は、ス
エーデン、USA,日本などのコラボレーションが必要。
出身地テファナは国境に近く、毎日買い物や通勤の車で大渋滞。
出国審査はあるが、帰りはフリーパス。大気汚染は深刻。
英語は幼児期からUSAのTV番組(90%)で自然に身についた。小学校で
は私立以外では英語を学ぶ機会はほとんどない。
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バハカリフォルニアでは鯨やイルカのウオッチングが盛ん。カタミニアの洞窟
画、サンデイエゴ動物園は有名。日本企業は、京セラ、ソニー、panasonic な
どが進出している。地価は上昇、現在20年前の4倍。
Ms.Ariane Serenne
France
府大の研究生、パリ郊外の Yerres 出身(パリから電車で20分)
フランスの人口約6000万、母子への手厚い政策で出生率は上昇している。
政治は政教分離、サルコジ大統領の支持率は低迷( 41% )
。
カーラ夫人の人気は上昇中。若者の間では、日本の漫画が人気がある。ナルト、
ナナ、tantan など。消費税(フランスが発祥)は世界の中でも高いほう。一般
税率19・6%、一般食料品5・5%。医薬品(保険扱いの
もの)はもっと低い。
フランスの大学教育制度
一般の大学は大半が国立、高校卒業試験を通れば原則OK。授業料は年5万円
ほど。主に中産層がはいるが、就職は大変厳しい。
エリートは大学ではなく、専門の予備コース(いわゆる pre-school)に2年通
った後、グランゼコール(高等専門教育機関)に進む。グランゼコールは20
0余あるが、定員は数十~200弱で超難関。だが、就職は断然有利でフラン
ス政界もその出身者が主流。大統領はグランゼコール出身ではないので、一般
大学との格差是正をはかるために、大学改革に取り組んでいる。
Mr.Stephen Ondimu
Kenya
人生にとって最も大切な決定とは、どの宗教を選ぶか、どの職に就くか、誰と
共に生きるか、である。
科学とは、観察ができて繰り返しの出来きる事柄を扱う学問。生命は生命から
生まれる。エネルギーは人間が作り出せない。原因と結果の法則などで、科学
者の目から見た宗教と科学の関係を分かりやすくお話された。
オランダから輸入しているバラやイギリスからの紅茶も、実はケニヤ産が多い
との事。
Mr. Reza Farhadur
Bangladesh
国花は white water lily、他にもカラフルな花、素朴な花、マンゴやジャック
フルーツ、主に輸出用の大きな海老の養殖や鮭に似た魚、国のスポーツである
カバディやクリケット、ボートレース、また直線で最も長いとされる海岸、建
築物等も含め豊かな資源と自然を映像で説明された。選挙権の質問には、18
歳から投票権があり国民が首相を選ぶという答えだった。また今までに、女性
の首相は2人出ているという。
Mr.Christ Yotat
France
聖人の日に由来する名前をもつ Christ さんは、CannonCo.,Ltd.で顔の認識の
研究をしている。出身地 Cergy は大阪の姉妹都市。そこからセーヌ川下りでパ
リの街を楽しめる。
丘に立つ数本の10mの巨大な柱は、夜間レーザー光線でライトアップされ美
しい。消費税は20%だが、働く人は地下鉄、バスが無料。16歳までの義務
教育も無償。貧困層にも150ユーロの医療費が保障される。公立大学の授業
料も低所得層は無償。
堺まつり(KoKoC day にかえて)
例年どうり、開口神社境内に設営したテントを中心に活動。民族衣装などでパ
レードに参加したKOKOC関係者にランチ(おにぎり、カレーなど)を提供。
今年は販売なし。
「英語で話そう」のメンバーは3名参加。
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Mr.Benjamin Savage
Australia
3年ぶりの登場、キリスト教会の牧師さん、wedding のMCでもお忙しい。家
族は日本人の奥様と2人の子供さん。
主なトピックス
*What I love about Japan
寺院探訪、田園風景、健康にいい食べ物、犯罪が少なく安全な町(だそうです)
。
日本人は:責任感あり、車中では静か?
肌、髪、体つきが美しい(そうです)
*日本語の尊敬語や本音と建前の使い分けはむつかしい
*オーストラリアの観光スポット
*間違い英語、カタカナ英語などに関するクイズ
*推薦本:Hokkaido Highway Blues(1998)
by Will Ferguson
Ms.Alicia Stouder
‘France’
Epiuriaという、彼女の属している学校の association では 15000 もの
小さいケーキやカナッペを作り、卒業生の集まりやチャリティーに出したりし
ていた。
観光のスポットも紹介していただいた。
エッフェル塔は3階からなっていて1階部分にはアイスリンクやレストランが
ある。博物館は金曜の夜と日曜は無料、火曜は休み。ルーブル美術館は 210,000
㎡、8区域に分かれている。シャンゼリゼ通りは 2km、店は何でもある。建物
の中では基本的に禁煙。お城はパリから 100~300m 離れた所でロアール川の
そばに多い。お城の半分位はプライベート。モンサンミッシェルは満ち潮が早
い。
Year End Party
外国人14人、日本人23人参加、11:00~13:30東百舌鳥公民館。
子供さんを伴って家族で参加してくれたゲストもあり、ゲームやポトラクの昼
食などを共に楽しみました。ゆっくりと交流ができたように思います。ゲスト
持参のフランスのカナッペ、スリランカのフィッシュカツレツも珍しくて美味
しかったです。
Mr.Camal
Fiji
インド移民四世で奥様が日本人。日本でコンピュータープログラマーをしてい
る。
フィジー島は1874年から96年間イギリス領になっていた、300を越え
る島国。原住民メラネシア人は BURE と言う竹と草で作った家に住み、敵を食
べる人食いの習慣があった。
今は、メラネシア人は人口の54%でキリスト教を信仰し、40%はインド移
民、モスリムやアジア系、白人との混血など、それぞれの民族の伝統を守って
暮らしている。経済はインド系の人が握っていて、政治軍隊はメラネシア人が
握っている。
政治は機能せず軍隊が国を動かしているので、前途多難との事。
Ms Elisabeth Hollemeersh
Belgium
ガリア人(Belgae)が起源。ローマ軍、その後フランク族の侵入をうけ、今で
も北部はフラマン人、南部はワロン人が主に住む。
EUに加盟している。北海えび、いのししのハム、500種ものビール、ワッ
フル、GODIVAなどのチョコレートが有名。エルジェのTINTINシリ
ーズは世界中で翻訳されている。ブルージュには運河や湖、修道院や大聖堂が
あり中世の港町の姿を残す。有名な祭り、イーペルの猫パレードは、夕方にな
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るとパレードに使ったぬいぐるみを鐘楼から落とし、広場で魔女の人形を焼く。
フランドル地方は独立志向が強い。
Mr.Brian Delaney
Ireland
ゲストに来ていただくのは2回目。
日本にも神聖なる木があるように、妖精を信じている人もいる。と言っても、
一般的な可愛いイメージではなく、怒らせるといけないちょっと怖い存在。け
れども、その為に自然が守られているようだ。
田舎にはB&Bも多く、手頃な値段で泊まることができるし、現地の家族とふ
れあえる。朝食にはブラッドプディングやマッシュルームも有名。
パブでは音楽やダンスで盛り上がる。
セントパトリックデーは3月にあり緑のものを身につけ、パレードなどがある。
アイルランドにも独特の言語があるが、発音も文法も全く違うもの。
ローレンスの映画講座 「City of Angels」
初めての試み、前もってビデオを見て参加。当日抜粋したスクリプトをもらい、
ビデオをつかって、解説をきく。
科学と宗教の間でゆれる人間の精神、西欧社会の神の認識、西欧的な物の考え
方の根底にあるもの。自由意志による選択も実はより大きな神の意思による運
命?天使と人間の恋愛は堕落?
Main concept:You have to be careful what you wish for, think deeply.
Mr.Patrick Wang
Scotland
最近行ってこられたアルゼンチンについてのお話。
アルゼンチンは Castellano 語(スペイン語の方言の一つ)を話し、ラテン文化
を中心とする多文化国家。 原住民が少なかったので、イタリア移民をメイン
に、スペイン、ロシア、ドイツ、中国、日本など移民で成り立っている。
四つの気候帯があり、草原 Plain は温暖で、放牧が盛ん。ベネトン製品のウー
ルはアルゼンチンから輸出している。メンドサのワインは良質で乳製品やビー
フも安くて美味しい。
情熱の国だが保守的な一面もあり、子どもの教育の場として最適と考えて、一
家で来年から10年の長期滞在を予定している。
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