第5学年の実践 1 単元名 『5年3組 ザ・ニュース 2008』(表現運動) 2 運動の楽しさを体感させる指導の手だて ① 題材との出会わせ方を工夫し、イメージづくりをするために ・ 事前に、表現するテーマから児童が連想することをまとめ、イメージバスケットを作成する。 ・ 表現するテーマの VTR を見せ、その中の一場面を絵と様子を表す言葉で表し、絵カードを作成させ、児 童のイメージを具体的なものにしていく。 ② 学習中に題材のイメージを想起させるために ・ 事前に作成したイメージバスケットを体育館に提示し、学習中にイメージを確認できるようにする。 身体・時間・空間のくずし、簡単な群の動きの工夫を体験する活動を設定する。 ③ 動きを活性化させるために ・ 毎時間の始めに、児童が乗りやすい曲やテーマに合った曲を用意して、児童が楽しく心と身体をほぐし たり、イメージをふくらませたりすることがきるようにする。 ④ 動きを工夫するために ・ 毎時間、児童に期待する動きを教師がもち、その動きが児童から自然にでてくるように、絵カードや言 葉かけを工夫する。 ⑤ 4つのくずしを行うために ・ 気持ちを持続させるために、改めて見せ合う場を設定するのではなく、他のグループと一緒に表現活動 をしながら、見合うようにする。 ・ 学習カードに「今日のベストダンサー」の欄を設け、友達のよかった動きを絵や言葉で書き、全員によ い動きを広めていく。 3 指導と評価の計画(全6時間) 段階 ねらい1 1 10分 ・オリエンテーション ○学習のねらいや学習 の進め方の見通しをも つ。 2 本 時 ねらい3 6 ・ほぐしタ イム ・本時の学 習の流れとめあて の確認 4 5 ・ほぐしタイム 2~3曲全身を 使って踊る。 30分 40分 ・リズム太鼓と教師の言葉かけをもとに跳 ぶ、走る、転ぶなどのさまざまな動きをす る。 ・運動カルタをもとに即興的に踊る。 やってみようタイム ねらい2 3 20分 45分 ・学習を 振り返る。 広げようタイム ・教師の言葉 ・絵カード ・グループではじめ-なか-おわり かけをもとに をもとに2 のひと流れの動きで表現活動をす 一人で踊る。 人組で即興 る。 的に踊る。 (テーマ) 2時 スポーツ 3時 自然の力 4時 自然の力2 ニュースメドレー(交流会をしよう) ・これまでの題材の中から気に入ったものを選び、グループで工 夫しながら交流会で表現する。 ・整理運動 ・器具の 片付け 4 本時の学習 2/6 (1) 主眼 ○ 「スポーツ」のイメージを広げ、スローモーションやストップモーション、対応する動きなど、工夫 して踊ることができるようにする。 (2) 準備 【場】 ・イメージバスケット ・絵カード ・ベストダンサーコーナー 【教師】・リズム太鼓 ・CD ラジカセ (3)展開 主な学習活動 1 ほぐしタイム ○2~3曲を全身で踊る。 ○ 教師の指導・支援上の留意点 ○ 前時までに学習した動きを取り入れな がら踊ることができるよう言葉かけして いく。 ○ なるべく自由に友達と交流したり、広 く動いてみたりして、リズムに乗れない 児童に対しては、教師のまねをさせ、一 緒に踊れるようにする。 2 本時のめあてを確認する。 ○ 絵カードやイメージバスケットを提示 して、スポーツの激しさをイメージさせ る。 めあて 動きに変化 「スポーツ きに変化をつけて 変化をつけて、 をつけて、 「スポーツ」 スポーツ」のはげしさを表 のはげしさを表そう。 そう。 3 やってみようタイムの活 動をする。 ・ 一人で即興的に踊る。 ○ 激しさを表現するためのいろいろな動 きがあることに気付かせるような言葉か けをする。 (スローモーション・ストップ・対応) ○ 「はげしく○○する」様子をイメージ しやすくなるような絵カードを活用す る。 ○ 一人で踊った時に見つけた動きを使う 【予想される絵カード】 ように伝える。 ・殴られた!(ボクシング) ・シュート!(バスケット) ○ 動きが分からない児童には、相手と同 ・フィニッシュ!(水泳) じ動きをしてもよいことを伝える。 ・ゴール!(陸上) ・ 2人組で即興的に踊 る。 具体の評価規準 (評価方法) ○ 4 広げようタイムの活動を ○ 気に入った表現カルタを選び、はじめ する。 とおわりを考えるとよいことを伝える。 ・ はじめーなかーおわりの ○ はげしさを強調させるために、みんな ひと流れの動きで「スポー で同じ動きをしたり、少しずつズラして ツ」を表す動きをつくる。 動いたりするとよいことに気付かせる。 ・ つくった動きを見せ合 う。 5 本時のまとめをする。 ・表現活動をしての感想 ・よい動きの発表 ・整理運動 ○ グループ間で見せ合いながら、お互い にアドバイスをさせる。 ○ 「今日のベストダンサー」として、友 達のよい動き、新しい動きを発表させ、 全体に広める。 ○ 次時は「自然の力」をテーマに「はげ しく○○する」の様子を表現することを 伝える。 学習したいろいろな 動き を使 いなが ら即 興 的に踊ることができる。 (技能①) (行動観察) ○ 題材のはげしさを、よ り相手に伝わるように、学 習したいろいろな動きを 使おうとしている。 (思考・判断①) (行動観察、学習カード)
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