「新成人として」 橋本 裕樹 本日は、私たちのためにこのような素晴らしい

「新成人として」
橋本
裕樹
本日は、私たちのためにこのような素晴らしい成人式を催していただき、まことにあり
がとうございます。これからは新成人としての自覚を持って、社会の一員として(恥じる)
ことが無いように、日々精進していきたいと思います。(私は)成人の日を迎えるにあたっ
て、二つのことを(大切にしなくては)ならないと思います。
まず、一つ目は周りの人に「感謝」することです。多くのことを学ばせていただいた恩
師の方々、いつも陰ながら私を支えてくれた家族、共に学校生活を過ごし、ときに切磋琢
磨した友人のみなさん、数え上げるときりがありませんが、もし誰か一人でも欠けていた
ら私はここにいなかったでしょう。そんな今の私を作ってくれた周りの人達に対する感謝
の気持ちを持つことをいつまでも忘れないようにしたいです。
もう一つは大人としての「責任」を受け入れることです。大人になることによって様々
な権利を手にすることになります。飲酒や投票などが代表的な例だと思いますが、今まで
できなかったことが自由にできるようになり、大人になったという実感が湧いてくると同
時に、その行動に責任を持たなくてはならなくなります。今までは社会に守られてきまし
たが、これからはそうはいきません。不安はたくさんありますが、子供のころ憧れていた
ような「カッコイイ大人」に一日でも早くなれるように、努力していきたいと思います。
私は現在、大学に通い経済学を学んでいます。経済モデルや、金融のシステムを学ぶこ
とは私にとって決して簡単なことではありません。しかし私たちの生活と密接に関係した
経済活動について学ぶことはそれだけでやりがいがあり、楽しさを感じる事ができます。
大学入学後の様々な体験はとても貴重なものでした。講義はもちろんのこと、サークル活
動やアルバイトなどを通して、多くの人と知り合うことができました。すでに就職され、
社会に貢献されている方々と比べるとまだまだ人として未熟かもしれません。しかし大学
でしか学べないこと、できないことがあり、その体験を通してさらに自分を成長させるこ
とができました。今は就職氷河期の再来と言われていますが、私自身もこの年の秋から就
職活動に追われることになるでしょう。決して簡単に決まるとも思っていませんし、正直
今から不安でいっぱいです。ですが苦しい状況だからこそ、自分はどのような人間である
か、学生時代に何に打ち込んだかを企業側にアピールするチャンスになると思うので、今
自分にできることを見据えて力を蓄えておきたいです。
最後に私が生まれ育った「小豆島」に対する思いで締めくくらせていただきます。将来、
この小豆島に帰ってくるかどうかは分かりません。ですが、離れてみて初めてこの場所が
大好きだったことに気付きました。これから私がどこで暮らし、どんな人間になるかは分
かりませんが、小豆島を大切に思うことだけはきっと変わらないと思います。
簡単ではありますが、以上で私の成人の主張とさせていただきます。ありがとうござい
ました。
『目標にむかって』
池田校区
真砂陽平
本日、成人式という素晴らしい日をみなさんと迎えることができ大変うれし
く思っています。
私は現在、京都の大学で心理学の勉強と小学校の教員免許の取得を目指しな
がらずっと続けてきたバレーボールとの両立に励んでいます。
私が教師を目指す最初のきっかけになったのは、教師をしている父の存在で
す。父の姿にあこがれ教師という職業に興味をもちました。さらにバレーボー
ルを続けてきた中でたくさんの人たちの支えがあり、感謝の気持ちを大切にす
るようになりました。そういったことから、感謝の気持ちを持てる子供たちを
育てたいと強く思うようになり、教師を目指す道を選択しました。
教師になるということは、以前の私にとってはあこがれの存在であり、また
漠然とした目標でしかありませんでした。しかし、ボランティアでの学校訪問
や大学の講義を通して現在あこがれという存在から『教師になる』という明確
な目標に変わりました。この先様々な困難があると思いますが、これからも教
師になるという目標に向かってつき進んでいきます。
最後になりましたが、20 年間温かく見守ってくださった両親をはじめ、多く
の友人や恩師の支えがあったからこそ今日という素晴らしい日を迎えることが
できました。本当にありがとうございます。
そして、二十歳という新たなスタートを私たちは切りますが、それぞれの夢
に向かって感謝の気持ちを忘れずつき進んでいきましょう。