金曜班 -ポリアスパラギン酸を用いた植物用保水剤- みなさんは紙オムツがどうやって水分を吸収しているかご存知でしょうか? 紙オムツのパッド部には、いわゆる「吸水性ポリマー」である、ポリアクリル酸ナト リウムという物質が含まれています。この物質が、自分の重さの数十倍~数百倍もの水 分を化学的に取り込み、保持してくれるので、表面はすぐにサラサラになる事が出来る のです。 この吸水性ポリマーの中でも、土に埋めたときに微生物に分解される、「生分解性ポ リマー」としての性質をも兼ね備えた物質として、アスパラガスから抽出された事で名 前がついた「アスパラギン酸」を原料としたポリマー、ポリアスパラギン酸ナトリウム があります。私たちの班では、この物質の植物用保水剤としての可能性を追求しました。 図1 生分解性吸水性ポリマーの可能性 なお、おおまかな反応の流れは以下の式のようになります。 図2 反応経路 吸水性ポリマーのもっと詳しい吸水の原理は、ブースにて説明させてもらいますので、 興味がある方は是非ブースにいらしてください!
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