教育政策コース - 政策研究大学院大学

公共政策プログラム「教育政策コース」
2016年度学生募集のお知らせ
第1回募集:
2015年10月16日まで
第2回募集:
2016年 1月12日まで
http://www3.grips.ac.jp/ ~education/
地方分権の劇的な進展のなかで、地方の教育行政は、従来の中央依存
の体質から転換し、自ら地域の教育・福祉・文化・生活のニーズに的確に
対応した、独自の政策を展開することが求められるようになっています。
そのためには、地域の課題に通
暁し、地域の人々との協働で、教育
課題を解決する政策を積極的に担
うことのできる人材が必要です。
このプログラムは、地方自治体
の新しい教育政策の遂行体制構
築を支援します。
どのような教育を行うのか?
ともに学ぶ自律的
ともに学
学ぶ自律
律的
研究スタイルを
研究ス
スタイル
ルを
ポリシーマネジメント基礎
地域コミュニティ創造と教育
教育政策の法制・組織・財務
地方教育行政の企画と運営
地方行政論 地方財政論 など
教育政策国際比較研究
日本の近代化と教育の役割
政策過程論
地域経営論 など
教育の経済分析と政策
ミクロ経済学Ⅰ・Ⅱ
計量経済学
教育と労働の経済学 など
ポリシーペーパー
・計量経済学的手法を用いた、公立中学校の宿題と学力の関係に関する分析
・児童の健康に影響を与える社会関係資本の要因分析
・知的障害特別支援学校に係る定量的な学校経営分析研究−教育課程の類型化が進路状況に及ぼす影響について−
・習熟度別少人数指導が学力に与える効果について―鳥取県の小学校別データを用いた分析―
・不登校問題に関する政策マネジメントの自治体間比較研究−宇都宮市と松戸市の比較分析−
・土曜日の授業における教育的成果と教員の勤務への影響―「効用」の要因分析を通して―
・小学校における教育上の取組が学力及び学習意欲の向上に与える影響について
地域の現状・課題を把握し、
コミュニティとの連携を有効に展開
できる人材
修了生の声
冨樫 哲一
横浜市教育委員会事務局教職員人事部 指導主事
GRIPSで学んだ1年間は、
自分の想像した以上に有意義な1年間となりました。
講義では、政治学、行政学、経済学等の幅広い分野において、最新の知見を得ることが
できただけではなく、
レポート作成やポリシーペーパーの作成を通して、課題を発見する
力やその課題を解決する力を養成することができたと感じています。
研究面においても教育政策プログラムは、優秀な先生方に、
ほとんどマンツーマンの形
で熱心かつ、
丁寧に指導をしていただけるという最高の環境であると思います。
この1年間で身に付けたこと、感じたことのすべてを今後の仕事と人生に生かしていき
たいと考えています。
松永 哲弥
愛媛県伊予市立港南中学校 教諭
GRIPSで過ごした1年間は、教職現場での経験しかない私にとって、何もかもが初めての
ことだらけで、新たな発見の毎日でした。
「政策研究」
という言葉にも縁がなく、不安はありま
したが、熱心な先生方や同期のメンバーの支えもあり、課題を乗り越えることができました。
学習をとおして、国内外の教育の諸課題の知識を深めると同時に、経済学や統計学の分析
手法を学ぶことで、経験知だけでなく、エビデンスに基づく論の展開が学べたことが大きな
財産となりました。研修を支えてくださった方々に感謝するとともに、
ここでのつながりを今
後も大切にしていきたいと思います。
三好 文
高知県教育センター教職研修部 指導主事
1年間職場を離れ改めて学ぶ機会を得ることができたことは、
私にとって非常に貴重な
経験になりました。GRIPSでは、著名な講師陣から多くの知識や技能を学び、教育をより
広い視野で見ることができるようになったこと、
データ分析の手法等を用いて政策評価を
行うことの重要性を実感できたこと等、
これまでの自分の意識に大きな変容を見ることが
できました。また、全国各地から集まった仲間と学び合い、ネットワークを構築できたこと
も大きな財産です。GRIPSで得た知識・技能や人脈を今後の職務に生かし、教育の充実に
尽力していきたいと思います。
今野雅裕(教授)
「地域コミュニティ創造と教育」
岡本 薫(教授)
「ポリシーマネジメント基礎」
飯尾 潤(教授)
「政策過程論」
井川 博(教授)
「地方財政論」
田中 誠(教授)
「ミクロ経済学Ⅱ」
堀江正弘(特別教授)
「行政の革新・改革と政策評価」
横道清孝(教授)
「地方行政論」
矢野眞和(東京工業大学名誉教授)
「教育の経済分析と政策」
貝ノ瀨滋(三鷹市教育委員会委員)
「教育政策各論」
田中隆一(東京大学准教授)
「教育と労働の経済学」
柘植雅義(筑波大学教授)
「地方教育行政の企画と運営」
永井順國(本学客員教授)
「地域コミュニティ創造と教育」
橋本昭彦(国立教育政策研究所総括研究官)
「日本の近代化と教育の役割」
樋口修資(明星大学教授)
「教育政策の法制・組織・財務」
深堀聰子(国立教育政策研究所高等教育研究部副部長)「教育政策国際比較研究」
森田玉雪(山梨県立大学准教授)
「教育政策分析演習Ⅰ」
若月秀夫(前品川区教育委員会教育長)
「地方教育行政の企画と運営」
(2015年度の授業内容です。授業内容には変更の可能性があります。)
山中伸一
文部科学事務次官
日本の教育は、これまで社会・経済の著しい発展を支えるものとして高く評価されてきました。
今回の未曽有の大震災の中で示された東北の人々の、秩序だった振る舞い、他者を思いやる行動な
ども、これまでの長きにわたる教育の成果ということができるかもしれません。しかし、一方、教
育の現状には、子供たちに関して、いじめや不登校の解消、学力のさらなる向上、社会性の涵養な
ど多くの課題も指摘されています。また、その改善解決を推進するはずの教育行政に対しても、国
民の行政への一般的な不信感をも背景にして、抜本的な見直しや改革が提起されてもおります。
人々の生活スタイルや環境条件の変化、基本的価値観の多様化など、課題解決を容易にさせない
社会的要素も高まっております。そうしたとき、政策研究大学院大学の教育政策のプログラムで
は、この状況を切り拓く教育政策人材の養成を目的に、独自のコンセプトでの新しい教育が展開さ
れているようです。中央・地方の政策や教育の現場の人々とともに、このプログラムの実践、成果
に注目してみたいと思います。
原則として、学士の学位を有する者又は2016年3月までに修得見込みの
者。詳しくは、募集要項をご覧ください。
第1次審査・第2次審査の2段階選抜を行います。
第1次審査は「書類選考」により、また、第2次審査は、第1次審査の合格
者に対して筆記試験(論文・英語)及び面接を行います。
2016年度の入学生のための試験日程は、
次のとおりです。
2015年 10月16日
2016年 1月12日
2015年 11月4日
2016年 1月28日
2015年 11月11日
2016年 2月3日
2015年 11月12日又は13日
2016年 2月4日又は5日
2015年 11月24日
2016年 2月23日
(http://www/grips.ac.jp/jp/admissions/index/)
にも