2011 年度 基礎材料力学 木曜日、第 3 時限、103 教室 担当 渋江唯司 1.講義の目的 材料力学は機械製品が壊れたり変形が大きくなったりしないように設計するための、エンジニアに とっては不可欠の専門知識です。就職試験にも多く出題されるので、応用材料力学(後期開講)と 合わせて受講して、知識(特に考え方)を身につけてください。 基礎材料力学では、材料力学の基礎となる、応力、ひずみなどの定義、計算方法を学びます。 応用材料力学では、はりの曲げ変形、曲げ応力などの計算の方法について学びます。 電卓で応力やひずみ、たわみを計算できるくらいの力を身に付けることが目的です。 2.授業予定・教科書のページ(予定であり変更されることがあります。 ) 回 1 2 3 4 5 6 7 月日 4/7 4/14 4/21 4/28 5/12 5/19 5/26 内容 材料力学とは 力、モーメントのつり合い 内力と外力 応力とひずみ ポアソン効果 弾性と塑性 熱応力、自重による応力 頁 1 2 4 25 35 135 39 回 8 9 10 11 12 13 14 月日 6/2 6/9 6/16 6/23 6/30 7/7 7/14 内容 応力集中、内圧による応力 基礎材料力学演習Ⅰ ねじり はりに生じる反力、反モーメント はりに生じるせん断力 はりに生じる曲げモーメント 基礎材料力学演習Ⅱ 3.教科書は、“はじめての材料力学”小山、鈴木著、森北出版を使用する。 4.学習の方法、単位の認定 a)授業は、教科書に沿った内容について板書で行います。計算がありますので電卓が必要です。 考え方、数式の導き方について説明を行うので、良く授業を聞いて、理解してください。 授業内容が分からない場合には、教員室(1 号館 3 階 353 室)に来て質問してください。 教員がいるかどうかを予めメール([email protected])で確認してください。 b)授業内容の理解度を確認するために、要点をミニテストとして自分の力で解いてもらいます。 ミニテストは、採点をして、次の授業に返却します。 得意な問題、苦手な問題を把握してください。再提出してもかまいません。 c)授業の時間に演習Ⅰ、演習Ⅱ(持込なし)を行い、演習問題を自分の力で解いてもらいます。 ミニテストで確認した問題の解き方の理解度を再確認するためのものです。 2 回の演習の結果の平均点で、基本成績を評価します。 演習Ⅰは採点して返却します。再提出の必要はありません。 演習Ⅱは採点しますが返却しません。教員室に取りに来てくれれば返却します。 d)期末試験(持込なし)の結果で最終的な成績を評価します。演習の基本成績を参考にします。 f)授業(期末試験を除く)の出席回数が 9 回以上で、期末試験を受験した学生について、成績を評 価します。出席回数が 8 回以下の学生は受講したと認められないので、不受とします。 g)30 分以上遅刻した学生は、授業の受講は認めますが、出席とは認めません。欠席とします。 出席のチェックを行うために、座席を指定します。 h)過去のミニテスト、演習Ⅰ、演習Ⅱの問題、解答を以下のホームページに掲載しています。 http://www.waka.kindai.ac.jp/tea/shibue/strengthmat.html 頁 45 56 67 72 72 ギリシャ語のアルファベット 材料力学などの授業では、応力、ひずみなどを表すためにギリシャ語のアルファベットを使用し ます。〔σ:垂直応力、τ:せん断応力、ε:垂直ひずみ、γ:せん断ひずみ、δ:変形など〕 英語のアルファベットと異なりますが、必要ですので、文字の形、読み方を覚えてください。 比較的良く使う文字を網がけ表示しています。 大文字 小文字 読み方 典型的な使い方 Α α アルファ 角度 Β β ベータ 角度 Γ γ ガンマ せん断ひずみ、角度 Δ δ デルタ 変形、変化 Ε ε イプシロン 垂直ひずみ Ζ ζ ツェータ Η η イータ 係数 Θ θ シータ 角度、温度 Ι ι イオタ Κ κ カッパ Λ λ ラムダ ラメの定数、ラグランジュの未定乗数 Μ μ ミュー 摩擦係数、ラメの定数 Ν ν ニュー ポアソン比 Ξ ξ クシー Ο ο オミクロン Π π パイ 円周率 Ρ ρ ロー 密度 Σ σ シグマ 垂直応力 Τ τ タウ せん断応力 Υ υ ウプシロン Φ φ ファイ Χ χ カイ Ψ ψ プサイ Ω ω オメガ 角回転数
© Copyright 2024 Paperzz