エネルギー多消費型設備 天然ガス化推進補助金 について 天然ガスについて •• エネルギーセキュリティ エネルギーセキュリティ 99生産量・埋蔵量が特定地域に偏在しない。 生産量・埋蔵量が特定地域に偏在しない。 99天然ガスコジェネ等の分散型システムの組み合わせにより、柔軟かつ強靱な需給構造に資する可能性。 天然ガスコジェネ等の分散型システムの組み合わせにより、柔軟かつ強靱な需給構造に資する可能性。 •• 環境適合性 環境適合性 99天然ガスは、硫黄分の含有が非常に低い燃料であり、燃焼しても硫黄酸化物の発生はほとんど無く、さ 天然ガスは、硫黄分の含有が非常に低い燃料であり、燃焼しても硫黄酸化物の発生はほとんど無く、さ らに窒素酸化物や二酸化炭素の発生量が石油、石炭と比べてはるかに少ない。 らに窒素酸化物や二酸化炭素の発生量が石油、石炭と比べてはるかに少ない。 •• 将来性 将来性 99高効率コンバインドサイクル発電、天然ガスコジェネ、燃料電池、GTL、DME技術等の利用技術が進 高効率コンバインドサイクル発電、天然ガスコジェネ、燃料電池、GTL、DME技術等の利用技術が進 展する可能性。 展する可能性。 環境適合性 、エネルギーセキュリティ確保の観点から、天然ガスの一層の導入促進が重要 環境適合性、エネルギーセキュリティ確保の観点から、天然ガスの一層の導入促進が重要 環境適合性 エネルギーセキュリティ SOx(硫黄酸化物) 世界の天然ガス生産 【2004年】 中南米 アフリカ 中東 約10% 欧州ユー ラシア 中東 アジア太 平洋 日本のLNG輸入先 アブダビ カタール オマーン 中東 【2003年】 約23% *天然ガスはSOxをほとんど 発生しない 石油70 石炭100 インドネシア トリニダード アラスカ 石炭100 ブルネイ 北米 オーストラリア NOx(窒素酸化物) 天然ガス 40 石油70 CO2(二酸化炭素) マレーシア 日本の原油輸入中東依存度 約86.5% 天然ガス60 石油80 石炭100 天然ガスの位置づけ 意義 エネルギーセキユリティの確保 地球環境適合性 将来性 政策上の位置づけ 「エネルギー 基本計画」 (平成15年10月) ガス体エネル ギーの開発、導 入及び利用促進 「2030年のエネルギー 需給展望」 「京都議定書目標達成計画」 (平成17年4月) 「骨太方針」 (平成17年6月) (平成17年3月) 天然ガスへの転換、パイ プライン等インフラ整備の 促進等により天然ガス利 用の拡大を推進 環境負荷の少ない天然ガスへの シフト加速化推進 ・天然ガス供給インフラ構築のた めの環境整備 ・産業用ボイラー等の天然ガスへ の燃料転換 等 天然ガスへのシフトの加速化 天然ガス利用 拡大の推進 天然ガスシフト化対策 18年度の拡充ポイント 天然ガス普及拡大の立案 ・19年度 規制緩和に資する制度改革 ○天然ガス転換の強力な推進 ・中長期的な調達戦略の構築 京都議定書の目標達成に向け、 天然ガスへの需要拡大支援 ・CO2排出削減に資する、産業用等における 需要拡大の促進 天然ガス供給基盤の整備 ・天然ガス未整備地域への供給導管整備の促進 ・供給管の保安対策強化 ・都市ガス事業者の天然ガス化促進 電力負荷平準化対策 ・ガス冷房普及による電力ピークカットの促進 天 然 ガ ス シ フ ト の 強 力 な 推 進 石炭、石油等を燃料とする設備を 天然ガスへ転換する際の設備費 の補助の強化 ○基幹インフラの整備促進 広域パイプライン整備に資する 設備の天然ガス燃料への転換に 対する補助の拡充 ○新輸送技術の確立 天然ガス供給インフラ未整備地域 への新輸送技術(天然ガスハイド レート供給システム)の確立(新規) 具体的施策と補助事業の取組み エネルギー環境政策の推進(地球温暖化防止への取組み) 天然ガス普及拡大戦略の立案 エネルギー基本計画 (平成15年10月) <基本方針> ①エネルギーの安定供給の確保 ②環地球環境問題への対応 <具体的施策> ■エネルギー需要対策の推進 ①省エネルギー対策の推進 ②負荷平準化対策 ・ガス冷房の更なる普及 ■多様なエネルギーの開発、導入及び利用推進 ①ガス体エネルギーの開発、導入及び利用 (天然ガスシフトの加速化推進) ・天然ガスコージェネ等の分散型電源の 導入促進 地球温暖化対策推進大綱 (平成14年3月) 京都議定書(平成9年12月)の目標(2008年から 12年までの期間中に温室効果ガス1990年比 ▲6%削減)を履行するための政策 2030年のエネルギー需給展望 (平成17年3月) 京都議定書目標達成計画の策定に向けた 追加対策の検討 ■天然ガスへの転換、パイプライン等インフラ整 備の促進等により、天然ガス利用の拡大を推進 京都議定書発効(平成17年2月) 京都議定書目標達成計画(平成17年4月28日閣議決定) 京都議定書の6%削減約束を確実に達成するために必要な措置を定めた政策 ■エネルギーの面的な利用の促進 大きな省CO2効果が期待されるエネルギーの効率的な面的利用の積極的導入・普及 ・地域冷暖房等 ■天然ガスシフトの推進 環境負荷の少ない天然ガスへのシフト加速化推進 ・民間主体による天然ガス供給インフラ構築のための環境整備 ・産業用ボイラー等の天然ガスへの燃料転換 エネルギーの面的利用 ・都市ガス事業者のガス種の天然ガス転換 促進研究会 ・天然ガスコージェネ、高効率型冷房の導入促進 ガス事業インフラ整備に 関する検討会 経済政策運営と構造改革に関する基本方針2005 (骨太方針:平成17年6月) →天然ガス利用拡大の推進(重点課題) 我が国のエネルギーを巡る現状 ■京都議定書発効による温室効果ガス6%削減約束の確実な達成と国民運動の展開 ■中国をはじめアジア諸国のエネルギー需要の増大 ■原油価格の高騰 ■依然として不安定な中東情勢 <天然ガス化導入促進基盤調査委託費> 平成17年度:1億円→平成18年度:1億円 (天然ガス化促進及びLNG安定供給確保) 天然ガスの需要拡大支援 <エネルギー多消費型設備天然ガス推進補助事業> 平成17年度:50億円→平成18年度:64.2億円のうち59億円 (石炭、石油、灯油を燃料とする設備を天然ガスへ燃料転換した際の設備費の補助) <超高効率天然ガスエンジン・コンバインドシステム技術開発> 平成17年度:1.3億円→平成18年度:2.9億円 (民生部門におけるエネルギーの面的融通を促進するための技術開発) 天然ガスの供給基盤の整備 <エネルギー多消費型設備天然ガス推進補助事業> (再掲) 平成17年度:50億円→平成18年度:64.2億円のうち5.2億円 (天然ガスの普及を目的とした広域パイプライン整備に資する、天然ガスへの燃料転換 設備に対する補助及び事業可能性調査への補助) <天然ガス未普及地域供給基盤確立実証試験事業>(新規) 平成18年度:2.7億円 (天然ガス供給未整備地域への天然ガス供給インフラ整備促進のためのNGH供給 システムの実証試験) <経年埋設内管対策補助事業> 平成17年度:16.8億円→平成18年度:16.8億円 (補助対象経年埋設内管の取替補助による保安効率の向上) <地方都市ガス事業天然ガス化促進対策費補助金> 平成17年度:17.6億円→平成18年度:17億円 (天然ガス導入に伴う熱量変更費用に対する補助) <石油代替エネルギー特定設備等資金利子補給金> 平成17年度:3.4億円→平成18年度:3.1億円 (中小企業金融公庫、日本政策投資銀行が行う貸付に対する、貸付金利と政策金利 の差額の利子補給) <次世代天然ガス高圧貯蔵技術開発費補助金> 平成17年度:3.2億円→平成18年度:2.3億円 (天然ガス供給インフラ整備のための技術開発) 電力負荷平準化対策 <先導的負荷平準化ガス冷房システム導入モデル事業> 平成17年度:10.5億円→平成18年度:10.5億円 (ピーク需要抑制対策の促進) 年間契約数量 ガス小売市場の自由化範囲拡大スケジュール → → ガスの小売自由化範囲は順次拡大されている。 ガスの小売自由化範囲は順次拡大されている。 平成7年3月〜 平成11年11月〜 平成16年4月〜 平成19年目途 (㎥) 大規模工場等 大規模商業施設等 200万㎥ (約44%)※ 100万㎥ (約49%) 中規模工場、大規模病院等 50万 10万 これまでに16事業者74件の新規参入者 (許可・届出ベース)17年8月1日現在 ○大口供給制度の創設 ○ヤードスティック的査定方式 導入 ○原料費調整制度の導入 ◎託送取扱要領の整備 託 送 ○料金規制の見直し →認可制から届出制へ (料金値下げ等、需要家 利益を阻害しない場合) ○卸供給制度の弾力化 →認可制から届出制へ ◎新規参入を容易にし、託送の 透明性・公平性の為の 「接続供給制度」の法定化 →(大手4社のみ) 50万㎥ (約52%) ○ガス導管事業の創設 ○大口供給規制の見直し →許可制から届出制へ ○卸供給の届出制廃止 ○LNG基地の有効利用促進 ◎全ての一般ガス事業者・ガス導 管事業者に、託送約款作成・ 届出・公表の義務付け ◎情報遮断など差別的取扱禁止 小規模工場、ビジネスホテル等 10万㎥ (約59%) 10万㎥ ㎥未満 10万 10万㎥未満 にむけて検討 にむけて検討 ※段階的な拡大の検証等 を行いつつ、検討。 補助事業創設の背景 ◎エネルギー安定供給の確保 ◎地球温暖化への積極的対応 新エネルギー、省エネルギー対策に加え、新たに燃料転 換によるCO2排出量の削減が必要とされる エネルギー多消費型設備天然ガス化推進事業 が創設された。 補助事業概要(H17年度) ●対象事業者 全業種 ●転換前使用燃料 石炭、A重油、B重油、C重油、灯油、軽油 など ●転換後使用燃料 天然ガスを主原料とするガス ●転換前燃料削減量 原油換算50kL/年以上 ●対象設備 工業炉、ボイラ、吸収式冷温水機、自家発電設備 など 補助事業概要(H17年度) ●予算額 49億6千万円 ●補助率と上限額 補助率:3分の1以内 上限額:1.8億円/事業 ●交付決定 ①費用対効果の大小で交付先を決定 費用対効果:二酸化炭素排出削減量当たりの交付補助金 (千円/▲t-CO2) ②省エネルギー効果が見込める事業については 採択において優先する ●事業期間 原則単年度事業 補助事業概要(H17年度) ●対象範囲 (補助事業に係る下記の事項が対象) ① 設計費 ② 既存設備撤去費 ③ 新規設備機器費 (計測装置含む) ④ 新規設備設置工事費 (改造工事費含む) ⑤ 敷地内ガス管敷設費 実施スキーム(H17年度) 経 済 産 業 省 社団法人 日本ガス協会 公募 申請 審査 補助事業者 補助金 交付 実施スケジュール(H17年度) 公 募 開 始 公 募 締 切 8/24 交付決定 6/24 審査期間 5/10 実績報告書提出 (事業完了後) ※原則単年度事業(支払を含めた事業完了は2月末まで) ※事業完了後1年間の稼動実績データ提出が必要。 確 定 検 査 補 助 金 交 付 申請時必要書類 ① 交付申請書 ② 前年度の燃料消費量実績又は 直近3ヵ年度の平均燃料消費量実績根拠資料 ③ 転換前、転換後設備の定格能力根拠資料(仕様書等) ④ 転換前、転換後設備に関する範囲の配置図・システム図 ⑤ 転換前設備の設置状況を示す写真 ⑥ 見積書の写し ⑦ 事業実施スケジュール など リースを行う場合 ⑧対象設備に関するリース契約書(案)の写し ⑨対象設備に関するリース料計算書 交付決定概要 平成16年度 平成17年度 申請件数:224件 交付決定件数:218件 交付金額:3,699百万円 転換前燃料消費量:274千kl 申請件数:481件 交付決定件数:235件 交付金額:4,653百万円 転換前燃料消費量:810千kl CO2削減量:193千▲t-CO2/年 CO2削減量:601千▲t-CO2/年
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