PRESENCE `16

静岡商工会議所 第2次中期行動計画
2014-2016
プレゼンス
シックスティーン
PRESENCE ’16
- 存在感ある組織へ -
静岡商工会議所
計画名称
プレゼンス シ ッ クス テ ィー ン
PRESENCE ’16
本計画では、「地域企業から選ばれる、存在感ある組織」を目指すべき姿として
います。
「企業づくり」「地域づくり」「基盤づくり」の3テーマのもと、16 の主要
施策の実施により、2016 年度までの3ヶ年で、当商工会議所の PRESENCE(=存在)
が更に高まり、また発揮されていることを目指し、
「PRESENCE’16(プレゼンス シックスティーン)」と名付けました。
また、2015 年には、徳川家康公顕彰四百年記念事業(家康公四百年祭)が実施さ
れます。家康公四百年祭を契機として、私たち一人ひとりが静岡市の恵みを改めて
確認し、家康公や徳川時代の歴史的意義を発信することで、地域の魅力向上・市民
の誇り醸成・地域の活性化を図っていくため、
「アイラブ 静岡、ウイラブ 家康」をキャッチフレーズに掲げました。
目
◇ 策定にあたって
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
◇ 第1次中期行動計画を振り返って
◇ 目指すべき姿
・・・・・・・・・・・・・・・・2
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
◇ 主要テーマと3年後の目指す姿
◇ 主要施策
次
・・・・・・・・・・・・・・・・・3
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
◇ 実施スケジュール
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
◇ 資料編
(1)策定までの工程 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
(2)策定の組織体系について ・・・・・・・・・・・・・・・・・17
(3)委員会等名簿 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18
(4)関係会議の主な開催状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・20
策 定 に あ た っ て
1.計画策定の目的
(1)事業・組織運営体制の柔軟な見直し
会員事業所の繁栄、地域経済の活性化を実現するため、時節に応じて
当商工会議所の事業並びに組織運営体制を柔軟に見直し、地域・会員
ニーズに応じた効果的な事業を実施する。
(2)中長期的な計画に基づく着実な事業遂行
中長期的な観点から計画(P)・実行(D)・評価(C)・改善(A)のプロセスで、
効果的かつ効率的に事業を遂行する。
(3)職員の意識改革、資質向上
職員一人ひとりが参画意識を持ち、また資質向上に取組むことで、全所
が一丸となり、「目指すべき姿」の達成に向けて全力で取り組む。
2.本計画の位置づけ
(1)静岡商工会議所の平成26~28年度(3カ年)の活動方針を示す。
(2)3カ年の活動方針に基づいた事業計画を年度毎に具体的な施策として策
定し、3カ年の中で着実に実行する。
(3)計画期間中は随時、進捗状況や成果等を検証し、柔軟に見直しを行う。
3.計画策定までの手順
主要テーマを選定の上、テーマ毎に以下の策定手順に従い計画を立案した。
なお、策定までの工程の詳細については後掲の資料編を参照のこと。
【策定手順】
①
「現状分析」
(強み・弱み
②
→
「課題」
の抽出
③
→
「あるべき
姿」の設定
④
→
・問題点等)
会議所の
「あるべき
姿」の設定
1
⑤
→
「主要施
策」の
立案
⑥
→
具体的な方策
・実施スケジュー
ル・目標決定
第1次中期行動計画を振り返って
第1次中期行動計画(平成 23~25 年度)では、『会員・地域から、頼りにさ
れる商工会議所』を目指し、
「企業づくり」
「地域づくり」
「基盤づくり」の3つ
のテーマに基づき、各種事業に積極的に取り組んだ。
「企業づくり」においては、新たにマーケティング支援室を設置し、ビジネ
スマッチング事業を積極的に実施することで、地域企業の販売促進・販路開拓
を支援した。また、金融機関等との連携により、経営革新等の新事業活動や新
産業の創出、事業引継ぎや再生支援の強化が図られた。
「地域づくり」においては、静岡市や関係団体等との連携強化に努め、まち
づくりや観光振興に一体となって取組んだ。県・市への提言要望活動のレベル
アップが図られたほか、I Love しずおか協議会事業やちびまる子ちゃんのまち
づくり計画を推進し、静岡・清水両地区の賑わいづくりに取組んだ。また、県
と静岡・浜松・岡崎の3市3商工会議所連携のもと、家康公四百年祭に向けて
のプレ事業をスタートするなど、当市の魅力向上に向け、積極的に活動した。
「基盤づくり」においては、全会員巡回訪問活動により、会員ニーズの把握
に努めたほか、組織を挙げて商工会議所活動の基盤となる会員増強運動に取組
み、第1次中期行動計画「TAKE OFF 13」の中核目標である 13,000 会員を達成
することができた。
目指すべき姿
『 地域企業から選ばれる、存在感ある組織 』
日本経済は着実に景気持ち直しの動きを見せているが、地域企業の経営は、
依然として厳しい環境下にある。
こうした中、商工会議所に求められるのは、地域企業がそれぞれのライフス
テージ(創業・成長・成熟・承継)で抱える様々な課題に対し、ワンストップ
で相談できる頼りになる身近なパートナーとして、地域企業から選ばれる支援
機関となることである。
また、都市間競争の激化する中、魅力と活力ある都市となるためには、当商
工会議所が積極的に今後のまちづくりや静岡市の魅力の発掘・発信に取組み、
存在感を発揮していく必要がある。
企業の繁栄、経済の活性化に向け、当商工会議所は、
「地域企業から選ばれる、
存在感ある組織」を目指す。
2
主要テーマと3年後の目指す姿
本計画では、目指すべき姿の達成に向けて、次の3つの主要テーマを掲げる
とともに、3年後の目指す姿を設定し、全力で取り組むこととする。
主 要
テーマ
Ⅰ
企業づくり
~地域企業のライフステージに応じた総合パッケージ支援~
3年後の目指す姿
●創造と革新に向けて、向上心のある企業を商工会議所が支援することにより、地域
にやる気と競争力を持った企業を多く輩出している
●多様化する消費者ニーズに応えるために地域が持つ経営資源やネットワークが有
効に活用され、企業の経営力が一層強まっている
●地域企業の育成・支援を通じて、これまで以上に会員との信頼関係が強化され、当
商工会議所の存在感が発揮されている
主 要
テーマ
Ⅱ
地域づくり
~都市の魅力向上と賑わいあるまちづくりへの取組み~
3年後の目指す姿
●高度な陸・海・空のネットワーク機能が整備され、新産業を含む産業集積が図られ
るとともに雇用が生まれ、魅力と活力がある都市となっている
●当商工会議所が静岡・清水両地区特有の地域特性や地域資源を活かしたまちづくり
振興策に果敢に取組むことで、活気に満ちた賑わいのあるまちが形成されている
●当商工会議所が静岡の多彩な魅力を発掘・創造し、国内外に広く発信することで、
企業や人が集まるまちとなり、地域経済が活性化している
主 要
テーマ
Ⅲ
基盤づくり
~会員満足度の向上と組織・財政基盤の強化~
3年後の目指す姿
●広く商工会議所の事業が理解され、地域企業の商工会議所への参画・加入意識が高
まっている
●限られた予算の中で最大限の効果が期待できる予算措置を行い、地域や会員ニーズ
に対応した事業が多角的、積極的に展開されている
●職員が会員や地元企業の繁栄・発展のために能力を如何なく発揮し、会員・職員が
一体となって地域経済の活性化に向け全力で取り組んでいる
3
主要施策
Ⅰ
企業づくり(地域企業のライフステージに応じた総合パッケージ支援)
当商工会議所は、地域企業のライフステージ(創業・成長・成熟・承継)に応じた総
合的な支援を行うことができる、唯一の支援機関といえる。国の施策を積極的に活用し、
専門家、関係機関との連携によって、地域企業の新事業活動や販路開拓の支援、事業再
生支援等を一層強化する。特に、創業支援機関との連携により、オール静岡で創業しや
すい環境を整備するほか、6次産業化推進に向けた体制の整備に力を入れ、ライフステ
ージに応じた効果的な経営支援を行う。
1.ワンストップ相談・経営支援体制の強化
(1)専門家、関係機関との連携をより緊密にし、地域企業の様々なニーズや課題に対し
て、ワンストップで迅速かつ柔軟に対応できる相談支援体制を強化する。
① 専門家、関係機関と連携した相談業務の実施
② 各種相談会やセミナー、講習会等の充実強化
③ 経営改善支援の強化
④ 経営環境の変化に対応する支援体制の強化
⑤ 事業再生支援の強化
⑥ 事業承継に関する支援
⑦ 労働保険・人事労務指導の強化
(2)企業の経営力向上や経営改善に資するため、経営相談内容のデータベース化・共有
化を整備し、巡回・窓口相談の充実を図ることにより、相談支援体制を強化する。
① 巡回・窓口相談の充実
② マル経支援先フォローアップの強化
③ 経営相談のデータベース化と共有化の整備
2.創業支援の強化
(1)他の支援機関との連携を強化し、創業しやすい環境の整備を図るとともに、創業実
現に向けた支援と創業後のフォローアップを強化し創業者の発掘と育成を図る。
① 創業しやすい環境の整備(清水産業・情報プラザ、SOHOしずおか、静岡市産学
交流センターとの連携強化)
② 創業に必要な実践能力の養成支援
③ 女性創業者の育成・能力開発
④ 創業後のフォローアップ支援の強化
4
3.経営革新支援の強化
(1)経営革新等の新たな取組みにチャレンジする、やる気のある企業を支援し、地域企
業の新事業活動や販路開拓を支援する。特に経営革新については、計画承認支援件数
で全国屈指の商工会議所となることを目指す。
① 経営革新や新事業展開を目指す企業の支援強化
② 経営革新承認企業のフォローアップ強化
4.販売促進・国際ビジネスの支援
(1)商工会議所のスケールメリットを活かし、異業種連携や、企業間ネットワークを広
げ、販路開拓や事業パートナーの発掘、新たなサービス・ビジネスの創出、海外進出・
海外取引の事業展開を支援する。また、他の関係機関・団体との連携・ネットワーク
を活用して、行政単位を超えた活動にも柔軟に対応する。
① ビジネスマッチング事業の推進による販売促進・販路開拓の支援
② ジェトロ静岡、静岡県国際経済振興会(SIBA)、静岡県日中友好協議会、金融
機関等との連携による海外展開支援の強化
(2)高度化する情報戦略や洗練されたデザイン支援についての対応を強化するために関
係機関と連携し、支援する。
① 静岡情報産業協会と連携した情報戦略の支援
② 「静岡市クリエーター支援センター(CCC)」、「しずおかコンテンツバレー推進
コンソーシアム(SCV)
」との交流促進
5.リスクマネジメントの支援
(1)原燃油高の影響や消費税率引上げ等の経営環境の変化に対し、経営支援と一体とな
った資金繰り支援を行う。
①
経営改善計画の策定に関する支援
②
地域企業のセーフティネット整備に関する支援
(2)災害発生時におけるスムーズな事業継続を行うための支援や経営情報システムのリ
スク軽減を図るための支援を強化する。
①
BCP(事業継続計画)の策定に関する支援
② 情報セキュリティの強化
6.人材の育成支援
(1)経営者や後継者の経営能力、資質向上を支援し、地域に強みを持ち競争力ある企業
を多く輩出する。
① 経営者、後継者の人脈づくり支援
② 経営全般に関する能力開発支援の強化
5
(2)地域の雇用環境に関する情報提供や後継者の育成を支援するとともに、各種助成金
制度やジョブ・カード制度の利用促進により、雇用の維持・安定化を支援する。
① 雇用に関する情報提供の強化
② 後継者育成支援の強化
③ ジョブ・カード制度の普及促進
(3)特に地域企業に対して各種検定試験の普及拡大を図り、仕事に役立つ技能・資格の
取得を支援する。
① 検定試験の地域企業への普及強化
7.ものづくりの支援と地域資源の活用
(1)ものづくりの高度化や地域資源を活用したものづくりの支援を行うほか、産学官連
携を通じて新商品の開発や事業化の推進を支援する。
① 産学官連携を通じた新事業の推進
② 産学連携コーディネータの活用による企業と大学等とのマッチング支援
③ 地域資源を活用したものづくりへの支援
(2)6次産業化の推進に向けた新組織を設置し、1次・2次・3次産業者のマッチング
を図るなど、地域企業の新たな取組みを支援する。
① 6次産業化推進特別委員会設置による支援体制の強化
6
Ⅱ
地域づくり(都市の魅力向上と賑わいあるまちづくりへの取組み)
平成 29 年度予定の中部横断自動車道開通や東名静岡東スマートIC設置に向けて、
利活用について検討を進めるほか、“商業”や“港湾工業”といった静岡・清水両地区
の特性を活かした賑わいづくりに取組む。
また、当市の豊富な観光資源を国内外に広く発信するほか、特に平成 27 年の家康公
四百年祭を観光誘客の起爆剤として成功に導き、魅力と賑わいあるまちづくりに主体的
に取組む。
1.都市基盤の整備促進
(1)都市基盤の整備や物流機能の強化に向けた積極的な提言要望活動を行う他、特に中
部横断自動車道については開通後の利活用についての検討を行う。
① 中部横断自動車道の整備促進・利活用の検討(甲信地域との経済連携の推進)
② 基幹道路等の整備促進
③ 東静岡駅周辺整備の促進
④ 沿岸部および清水港の地震・津波対策の促進
(2)内陸フロンティアの取組み及びIC周辺地域等の市内未利用地の有効活用を図るた
めの調査研究や周知PRを行うとともに、魅力あるまちづくりに向け、コンパクトシ
ティ、エリアマネジメントを推進する。
① 内陸フロンティアの取組みおよび市内未利用地の利活用の調査研究
② コンパクトシティ、エリアマネジメントの推進
2.賑わいあるまちづくりの推進
(1)中心市街地の賑わい創出に向け、静岡・清水両地区とも、商店街や関係団体との連
携・協働により、活性化に向けた各種事業を展開する。
① 中心市街地活性化のための事業展開
② 中心市街地の回遊性向上に向けた対応強化
③ 中心商店街、関係機関・団体との連携強化
(2)中心市街地と大型店、周辺商店街、ウォーターフロントエリア(清水地区)とのパ
イプ役として連携を図るとともに、商業振興に係る調査研究や意見具申等を行う。
① 中心商店街・周辺商店街・大型店との連携強化
② ウォーターフロントエリアと連携した賑わいづくりへの取組み
③ 商店街事業への支援
④ 商店経営者や後継者の人材育成支援
⑤ 個店支援事業の推進
⑥ 商業振興に係る調査・研究
7
3.港を活かしたまちづくりの推進
(1)清水港の港湾機能強化に向けたインフラ整備等の要望活動を行うとともに、港湾関
係団体と連携し、利活用推進のためポートセールス等に協力する。
① 清水港の港湾機能強化に向けた対応強化
② 清水港利用促進協会と連携した利活用の推進
(2)物流・産業・交流の拠点となる“みなとまち”の形成に向け、産学官民の連携を図
り、江尻・日の出・折戸・三保地区の機能分担と回遊性向上に向けた取組みを推進す
る。
① 「清水港ビジョン」早期具体化の推進
② 江尻・日の出・折戸・三保地区の回遊性向上に向けた取組み
4.家康公を核とした地域活性化の推進
(1)平成 27 年の徳川家康公顕彰四百年記念事業を実施するとともに、家康公やお茶など
静岡市の豊富な観光資源を活用した商品開発等により、家康公が息づくまち静岡市(駿
府)をブランド化し、国内外に向けて強力にアピールする。
① 家康公四百年祭の実施
② 「余ハ此處ニ居ル」プロジェクトの実施
③ 徳川みらい学会の運営
④ 「家康公とお茶のまち」のアピール推進
5.交流人口拡大への取組み
(1)静岡市の豊富な地域資源や国内外の商工会議所ネットワークを活用し、各種コンベ
ンションの誘致活動を実施する。
① 各種コンベンションの誘致活動強化
(2)世界文化遺産登録された富士山の景観を形成する三保松原や日本平、また新たな観
光・文化振興拠点となる歴史文化施設など観光拠点の整備促進を図るほか、観光客の
情報発信や市内周遊を促進するため、公衆無線LAN環境の整備を推進する。さらに、
地域伝統文化の継承・振興に努めるとともに、国内外に発信できる産業観光ツアーや
観光商品等の開発や情報発信を積極的に行う。
① 観光拠点の整備促進
② 公衆無線LAN環境の整備推進
③ 観光メニューの開発・商品化・PR支援
④ 地域伝統芸能の継承・振興
8
Ⅲ
基盤づくり(会員満足度の向上と組織・財政基盤の強化)
国・県・市等への提言要望活動の充実により、13,000 会員を有する当商工会議所の
アピール力の強化を図る。
会員との情報受発信の強化、また事業・組織体制の柔軟な見直しにより、地域や会員
のニーズに対応した事業を実施する。特に、職員の資質向上を図り、専門性の高い経営
支援により、会員満足度の向上に努める。
1.会員満足度の向上と組織強化
(1)県・市への行政施策要望に加え、中小企業施策や税制改正等の国への要望活動の充
実を図るとともに、会員と常に意見交換を行える仕組みづくりを行い、商工会議所事
業に反映させる体制を構築する。
① 提言要望活動の充実強化
② 部会・委員会活動の活性化
③ 会員との意見交換体制の整備とカルテ情報の活用
(2)地域経済団体として地域への情報発信を強化することにより、商工会議所事業に対
する地域の理解を高め新規会員の加入促進を図る。
① 地域への情報発信力強化
② 新規入会勧奨の強化
(3)経営支援団体として専門性の高い事業を展開し、会員の参画と満足度の向上を図り、
活動の基盤となる組織力の強化を図る。
① 会員の経営課題に応じた専門性の高い事業展開
2.効果的な事業運営体制の構築
(1)前例踏襲型から脱却し、時節に応じて事業や組織体制を柔軟に見直し、効果的な事
業運営体制の構築を図る。
①
PDCAサイクルに基づく中期行動計画の推進
②
事業棚卸に基づく不断の事業・組織体制の見直し
③
静岡事務所会館建替の検討
3.財政基盤の強化
(1)中期財政ビジョンを策定し、将来に向けた財政基盤の保持・強化への道筋を示すと
ともに、事業内容の検証に基づく大胆な支出予算の再配分を行い、収入拡大にむけた
既存事業の見直しと新事業の積極的な考案により、単年度収支の改善を図る。
①
中期財政ビジョンの策定
②
事業内容の検証に基づく大胆な予算配分の見直し
9
③
収入強化に向けた事業の検討
④
共済・福祉事業の提案力強化
(2)事業・運営体制の再構築を行い、当商工会議所として地域にふさわしく適正と考え
られる会員数や会費基準を検討し、会員満足度の向上を図る。
① 適正会員数と会費基準の検討
② 基準会費未達先の会費調整
4.職場環境の整備と職員の資質向上
(1)総合的な人事考課制度を確立し、職員が会員事業所と自主的かつ積極的に関与する
活力ある職場を構築する。
①
人材・育成モデルの策定と人事考課制度の確立
②
人事考課制度の運用による職員満足度の向上
(2)職員の能力向上に向けた育成・研修体制を整備するとともに、有資格職員を増やし
効果的に配置することで、専門性の高い事業を展開する。
① 職員の育成・研修体系の確立と有資格職員の増加
② 効果的な人員配置の実施
10
実施スケジュール
目標値
主要施策
具体的方策
施 策
担当部署
H26
H27
H28
Ⅰ 企業づくり(地域企業のライフステージに応じたトータル支援)
1.ワンストップ相談・経営支援体制の強化
(1)専門家、関係機関との連携をより緊密にし、地域企業の様々なニーズや課題に対して、ワンストップで迅速かつ柔軟に対応できる相談支援体制を強化する。
① 専門家、関係機関と連携した相談業務の実施
法律・税務等の専門相談会の充実強化 【目標値:相談件数】
340
350
360
② 各種相談会やセミナー、講習会等の充実強化
セミナー講習会等の実施 【目標値:受講者満足度】
80%
80%
80%
③ 経営改善支援の強化
小規模事業者の金融支援 【目標値:マル経推薦件数・推薦金額】
180件10億 180件10億 180件10億
経営支援課
緊急対策窓口の設置
随時
〃
セミナー6回 セミナー6回
6,800件
6,800件
〃
経営支援課
-
経営支援課
④ 経営環境の変化に対応する支援体制の強化
消費税転嫁対策窓口相談事業の実施 【目標値:セミナー回数、相談件数】
静岡県中小企業再生支援協議会との連携 【目標値:再生計画件数】
85
85
85
静岡県経営改善支援センターとの連携 【目標値:計画申請件数】
110
-
-
⑥ 事業承継に関する支援
静岡県事業引継ぎ支援センターとの連携 【目標値:相談件数】
180
180
180
⑦ 労働保険・人事労務指導の強化
労働保険事務組合との連携 【目標値:新規委託事業所数・加入者数】
⑤ 事業再生支援の強化
40社60人 40社60人 40社60人
中小企業相談所
経営支援課
経営支援課
経営支援課
(2)企業の経営力向上や経営改善に資するため、経営相談内容のデータベース化・共有化を整備し、巡回・窓口相談の充実を図ることにより、相談支援体制を強化する。
① 巡回・窓口相談の充実
経営指導員等による巡回・窓口相談 【目標値:相談件数】
② マル経支援先フォローアップの強化
融資実施後の支援強化 【目標値:支援件数】
③ 経営相談のデータベース化と共有化の整備
経営指導員等のデータベース活用、情報共有の強化 【目標値:入力件数】
10,500
10,500
10,500
中小企業相談所
200
210
220
経営支援課
10,500
10,500
10,500
経営支援課
2.創業支援の強化
(1)他の支援機関との連携を強化し、創業しやすい環境の整備を図るとともに、創業実現に向けた支援と創業後のフォローアップを強化し創業者の発掘と育成を図る。
① 創業しやすい環境の整備(清水産業・情報プラザ、SOHOしず
創業支援関連機関との連携
おか、静岡市産学交流センターとの連携強化)
② 創業に必要な実践能力の養成支援
創業支援セミナーの開催 【目標値:受講者満足度】
-
-
-
経支課・新産業課
80%
80%
80%
経支課・新産業課
③ 女性経営者の育成・能力開発
女性向け創業支援セミナーの開催 【目標値:受講者満足度】
80%
80%
80%
経支課・新産業課
④ 創業後のフォローアップ支援の強化
創業後の支援強化 【目標値:支援件数】
100
100
100
経支課・新産業課
3.経営革新への支援強化
(1)経営革新等の新たな取組みにチャレンジする、やる気のある企業を支援し、地域企業の新事業活動や販路開拓を支援する。特に経営革新については、計画承認支援件数で全国屈指の商工会
議所となることを目指す。
① 経営革新や新事業展開を目指す企業の支援強化
経営革新の取得支援 【目標値:承認件数】
30
30
30
経営支援課
② 経営革新承認企業のフォローアップ強化
経営革新承認後の支援強化 【目標値:支援件数】
70
80
90
経営支援課
4.販売促進・国際ビジネスの支援
(1)商工会議所のスケールメリットを活かし、異業種連携や、企業間ネットワークを広げ、販路開拓や事業パートナーの発掘、新たなサービス・ビジネスの創出、海外進出・海外取引の事業展開を支援
する。また、他の関係機関・団体との連携・ネットワークを活用して、行政単位を超えた活動にも柔軟に対応する。
① ビジネスマッチング事業の推進による販売促進・販路開拓の
90
経支課・新産業課
交流会、商談会等の実施 【目標値:商談件数】
70
80
支援
経支課・産振課
② ジェトロ静岡、静岡県国際経済振興会(SIBA)、静岡県日中 海外展開一貫支援ファストパス制度活用、海外ビジネス支援相談窓口の設置 運営開始
友好協議会、金融機関等との連携による海外展開支援の強化
連携機関との共催によるセミナー開催 【目標値:開催回数】
3
3
3
経支課・産振課
(2)高度化する情報戦略や洗練されたデザイン支援についての対応を強化するために関係機関と連携し、支援する。
① 静岡情報産業協会と連携した情報戦略の支援
連携機関との共催によるセミナー開催 【目標値:開催件数】
② 「静岡市クリエーター支援センター(CCC)」、「しずおかコンテン
商品のブランディング・デザイン等の支援 【目標値:支援件数】
ツバレー推進コンソーシアム(SCV)」との交流促進
2
2
2
経営支援課
20
20
20
経営支援課
5.リスクマネジメントの支援
(1)原燃油高の影響や消費税率引上げ等の経営環境の変化に対し、経営支援と一体となった資金繰り支援を行う。
① 経営改善計画の策定に関する支援
小規模事業者の経営改善計画の策定支援 【目標値:相談件数】
20
20
20
経営支援課
② 地域企業のセーフティネット整備に関する支援
経営安定特別相談室の相談 【目標値:相談件数】
28
28
28
経営支援課
(2)災害発生時におけるスムーズな事業継続を行うための支援や経営情報システムのリスク軽減を図るための支援を強化する。
① BCP(事業継続計画)の策定に関する支援
専門家による専門相談の実施 【目標値:相談件数】
10
10
10
経営支援課
② 情報セキュリティーの強化
企業の情報セキュリティ対策のセミナー開催 【目標値:受講者満足度】
80%
80%
80%
経支課・新産業課
6.人財の育成支援
(1)経営者や後継者の経営能力、資質向上を支援し、地域に強みを持ち競争力ある企業を多く輩出する。
① 経営者、後継者の人脈づくり支援
青年部・シーズネットワーク等の運営強化
-
-
-
中小企業相談所
② 経営全般に関する能力開発支援の強化
静岡経営塾等の運営強化 【目標値:経営塾参加者数】
30
30
30
経営支援課
(2)地域の雇用環境に関する情報提供や後継者の育成を支援するとともに、各種助成金制度やジョブ・カード制度の利用促進により、雇用の維持・安定化を支援する。
① 雇用に関する情報提供の強化
雇用環境調査の実施 【目標値:調査回数】
1
1
1
経営支援課
② 後継者育成支援の強化
静岡県後継者バンク事業の実施 【目標値:登録起業家数】
100
100
100
経営支援課
③ ジョブ・カード制度の普及促進
ジョブ・カード制度の認定支援 【目標値:認定企業数】
250
310
340
産業振興課
6,800
6,900
7,000
会員サービス課
1
1
1
新産業課
産学連携マッチングの支援 【目標値:コーディネータ巡回件数】
150
150
150
新産業課
地場産業の技術活用と応用支援の強化 【目標値:製造現場改善支援】
10
10
10
経支課・新産業課
委員会設置
-
-
経営支援課
(3)特に地域企業に対して各種検定試験の普及拡大を図り、仕事に役立つ技能・資格の取得を支援する。
① 検定試験の地域企業への普及強化
各種検定試験の普及拡大 【目標値:受験者数】
7.ものづくりの支援と地域資源の活用
(1)ものづくりの高度化や地域資源を活用したものづくりの支援を行うほか、産学官連携を通じて新商品の開発や事業化の推進を支援する。
① 産学官連携を通じた新事業の推進
② 産学連携コーディネーターの活用による企業と大学等との
マッチング強化
③ 地域資源を活用したものづくりへの支援
学術機関等との連携による新事業創出 【目標値:新規開発品数】
(2)6次産業化の推進に向けた新組織を設置し、1次・2次・3次産業者のマッチングを図るなど、地域企業の新たな取組みを支援する。
① 6次産業化推進特別委員会設置による支援体制の強化
農商工連携に向けたマッチングの強化
11
主要施策
目標値
具体的方策
担当部署
施 策
H26
H27
H28
Ⅱ 地域づくり(都市の魅力向上と賑わいあるまちづくりへの取組み)
1.都市基盤の整備促進
(1)都市基盤の整備や物流機能の強化に向けた積極的な提言要望活動を行う他、特に中部横断自動車道については開通後の利活用についての検討を行う。
① 中部横断自動車道の整備促進、利活用の検討
(甲信地域との経済連携の推進)
◎
◎
◎
産振課・総企課
◎
◎
◎
産振課・総企課
③ 東静岡駅周辺の整備促進
◎
◎
◎
産振課・総企課
④ 沿岸部および清水港の地震・津波対策の促進
◎
◎
◎
産振課・総企課
② 基幹道路等の整備促進
推進会議等への参加、提言要望活動 【目標値:行政要望=◎】
(2)内陸フロンティアの取組み及びIC周辺地域等の市内未利用地の有効活用を図るための調査研究や周知PRを行うとともに、魅力あるまちづくりに向け、コンパクトシティ、エリアマネジ
メントを推進する。
① 内陸フロンティアの取組みおよび市内未利用地の
利活用の調査研究
推進会議等への参加、提言要望活動 【目標値:行政要望=◎】
② コンパクトシティ、エリアマネジメントの推進
◎
◎
◎
新産業課・総企課
◎
◎
◎
商振課・総企課
2.賑わいあるまちづくりの推進
(1)中心市街地の賑わい創出に向け、静岡・清水両地区とも、商店街や関係団体との連携・協働により、活性化に向けた各種事業を展開する。
① 中心市街地活性化のための事業展開
② 中心市街地の回遊性向上に向けた対応強化
③ 中心商店街、関係機関・団体との連携強化
静岡地区(新事業の検討等) 【目標値:中活協議会、講演会等開催回数】
5
5
5
商工振興課
清水地区(ちびまる子ちゃんのまちづくり計画の推進等)
-
-
-
商工振興課
静岡地区(提言要望活動、推進会議等への参加) 【目標値:行政要望=◎】
◎
◎
◎
商工振興課
清水地区(提言要望活動、推進会議等への参加) 【目標値:行政要望=◎】
◎
◎
◎
商工振興課
事業協力
〃
〃
商工振興課
-
七夕まつり
リニューアル
〃
商工振興課
静岡地区(I Loveしずおか協議会事業への協力等)
清水地区(清水七夕まつりの再構築等)
(2)中心市街地と大型店、周辺商店街、ウォーターフロントエリア(清水地区)、東静岡地区とのパイプ役として連携を図るとともに、商業振興に係る調査研究や意見具申等を行う。
① 中心商店街・周辺商店街・大型店との連携強化
商店街情報交換会の開催 【目標値:開催回数】
1
1
1
商工振興課
駿府秋のわくわく祭の充実化 【目標値:参加商店街・店】
45
50
55
商工振興課
② ウォーターフロントエリアと連携した賑わいづくりへ
県・市・関係機関との連携 【目標値:行政要望=◎】
の取組み
◎
◎
◎
商振課・産振課
③ 商店街事業への支援
商店街イベントに対する側面支援 【目標値:支援件数】
50
50
50
商工振興課
④ 商店経営者や後継者の人材育成支援
商店街出前講座の実施 【目標値:開催回数】
1
1
1
商工振興課
⑤ 個店支援事業の推進
魅力ある個店づくりへの指導・支援
-
-
-
経支課・商振課
⑥ 商業振興に係る調査・研究
消費者ニーズの把握・活用 【目標値:意見交換会開催回数】
1
1
1
商工振興課
コミュニティビジネスの研究
-
-
-
商工振興課
3.港を活かしたまちづくりの推進
(1)清水港の港湾機能強化に向けたインフラ整備等の要望活動を行うとともに、港湾関係団体と連携し、利活用推進のためポートセールス等に協力する。
① 港湾機能の整備促進
港湾関係団体との連携、提言要望活動 【目標値:行政要望=◎】
◎
◎
◎
産業振興課
② 清水港利活用の推進
促進会議等への参加、提言要望活動 【目標値:行政要望=◎】
◎
◎
◎
産業振興課
(2)物流・産業・交流の拠点となる“みなとまち”の形成に向け、産学官民の連携を図り、江尻・日の出・折戸・三保地区の機能分担と回遊性向上に向けた取組みを推進する。
① 「清水港ビジョン」早期具体化の推進
推進会議等への参加、提言要望活動 【目標値:行政要望=◎】
② 江尻・日の出・折戸・三保地区の回遊性向上に向
清水港線跡自歩道の利活用他 【目標値:行政要望=◎】
けた取組み
◎
◎
◎
産業振興課
◎
◎
◎
産振課・商振課
4.家康公を核とした地域活性化の推進
(1)平成27年の徳川家康公顕彰四百年記念事業を実施するとともに、家康公やお茶など静岡市の豊富な観光資源を活用した商品開発等により、家康公が息づくまち静岡市(駿府)をブラ
ンド化し、国内外に向けて強力にアピールする。
① 家康公四百年祭の実施
県・3市連携事業、静岡部会事業の実施
② 「余ハ此處ニ居ル」プロジェクトの推進
家康公関連商品の開発・販売推進 【目標値:開発件数・商品化件数】
③ 徳川みらい学会の運営
講演会等の開催 【目標値:学会員数】
④ 「家康公とお茶のまち」のアピール推進
茶関係事業者、市との連携によるPR強化 【目標値:モデルコース造成数】
プレ事業
本体事業
本体事業
報告まとめ
15
20
25
産業振興課
115社580名
120社600名
120社600名
四百年祭推進室
1
-
-
産業振興課
1
1
1
産振課・商振課
一部事業継続 四百年祭推進室
5.交流人口拡大への取組み
(1)静岡市の豊富な地域資源や国内外の商工会議所ネットワークを活用し、各種コンベンションの誘致活動を実施する。
① 各種コンベンションの誘致活動強化
各種コンベンション誘致・実施 【目標値:誘致件数】
(2)世界文化遺産登録された富士山の景観を形成する三保松原や日本平、また新たな観光・文化振興拠点となる歴史文化施設など観光拠点の整備促進を図るほか、観光客の情報発
信や市内周遊を促進するため、公衆無線LAN環境の整備を推進する。また、地域伝統文化の継承・振興に努めるとともに、国内外に発信できる産業観光ツアーや観光商品等の開発や
情報発信を積極的に行う。
① 観光拠点の整備促進
推進会議等への参加、提言要望活動 【目標値:行政要望=◎】
◎
◎
◎
産振課・総企課
② 公衆無線LAN環境の整備推進
しずおかWi-Fiパラダイスの推進 【目標値:AP設置件数】
100
200
300
経営支援課
③ 観光メニューの開発・商品化・PR支援
産業観光ツアー等の開発・商品化の推進 【目標値:商品化件数】
1
1
1
産業振興課
④ 地域伝統芸能の継承・普及
静岡伝統芸能振興会の運営 【目標値:新人芸妓支援対象者数】
4
4
4
産業振興課
12
目標値
主要施策
具体的方策
施 策
担当部署
H26
H27
H28
Ⅲ 基盤づくり(会員満足度の向上と組織・財政基盤の強化)
1.会員満足度の向上と組織強化
(1)県・市への行政施策要望に加え、中小企業施策や税制改正等の国への要望活動の充実を図るとともに、会員と常に意見交換を行える仕組みづくりを行い、商工会議所事業に反映さ
せる体制を構築する。
① 提言要望活動の充実強化
行政施策等の調査研究 【目標値:勉強会開催数】
提言要望検討体制の強化(検討会の運営)
6
6
6
総務企画課
運営開始
-
-
総務企画課
-
-
-
総務企画課
② 部会・委員会活動の活性化
部会・委員会による企画立案の活性化
③ 会員との意見交換体制の整備とカルテ情報の活用
会員の意見を聴取・活用するための体制整備 【目標値:会員アンケート回収数】
1,300
1,300
1,300
総企課・相談所
接触機会の確保とカルテ情報の有効活用 【目標値:カルテ整備率】
95%
95%
95%
総企課・相談所
メル 3,000
tw 4,000
メル 3,100
tw 4,250
メル 3,200
tw 4,500
総務企画課
500,000
525,000
550,000
総務企画課
非会員事業所へのアプローチ強化 【目標値:入会件数】
500
600
700
会員サービス課
新設法人・新規創業者へのアプローチ強化 【目標値:接触件数】
100
100
100
会員サービス課
-
-
-
相談所・新産業課
(2)地域経済団体として地域への情報発信を強化することにより、商工会議所事業に対する地域の理解を高め新規会員の加入促進を図る。
① 地域への情報発信力強化
各種メディアを活用した地域へのアピール強化
【目標値:メルマガ発信先数、twitterフォロワー数】
所報・HP・メール配信等の発信内容の充実 【目標値:ホームページ総PV数】
② 新規入会勧奨の強化
(3)経営指導団体として専門性の高い事業を展開し、会員の参画と満足度の向上を図り、活動の基盤となる組織力の強化を図る。
① 会員の経営課題に応じた専門性の高い事業展開
企業づくり施策の評価
2.効果的な事業運営体制の構築
(1)前例踏襲型から脱却し、時節に応じて事業や組織体制を柔軟に見直し、効果的な事業運営体制の構築を図る。
① PDCAサイクルに基づく中期行動計画の推進
チェック体制の強化 【目標値:中計目標達成率】
75%
75%
75%
総務企画課
② 事業棚卸に基づく不断の事業・組織体制の見直し
組織・業務分掌の検証 【目標値:検証・見直し=☆】
☆
☆
☆
総務企画課
業務フローの検証・見直し 【目標値:検証・見直し=☆】
☆
☆
☆
総務企画課
受託事業、外郭団体の検証 【目標値:検証・見直し=☆】
☆
☆
☆
総企課・経理課
勉強会開催
〃
〃
総企課・経理課
③ 静岡事務所会館建替の検討
静岡事務所建替の検討
3.財政基盤の強化
(1)中期財政ビジョンを策定し、将来に向けた財政基盤の保持・強化への道筋を示すとともに、事業内容の検証に基づく大胆な支出予算の再配分を行い、収入拡大にむけた既存事業の
見直しと新事業の積極的な考案により、単年度収支の改善を図る。
① 中期財政ビジョンの策定
中期財政ビジョンの策定
-
-
策定
総企課・経理課
② 事業内容の検証に基づく大胆な予算配分の見直し
事業計画・予算編成の策定手順の見直し 【目標値:検証・見直し=☆】
☆
☆
☆
総企課・経理課
事業支出の見直し、重点予算配分の検討 【目標値:検証・見直し=☆】
☆
☆
☆
総企課・経理課
各種料金設定の検証
調査・検討
準備・運用
-
経理課
新収益事業検討グループの設置
運営開始
-
-
会員サービス課
10
10
10
会員サービス課
1,250
1,300
1,300
会員サービス課
20
20
20
会員サービス課
③ 収入強化に向けた事業の検討
④ 共済・福祉事業の提案力強化
委託生損保と連携した推進体制の強化 【目標値:取次件数】
生命共済制度への加入促進 【目標値:加入事業所数】
その他保険制度への加入促進 【目標値:新規加入事業所数】
(2)事業・運営体制の再構築を行い、当商工会議所として地域にふさわしく適正と考えられる会員数や会費基準を検討し、会員満足度の向上を図る。
① 適正会員数と会費基準の検討
適正会員数、会費体系・水準の検討
研究
実施検討
運用準備
総企課・経理課
② 基準会費未達先の会費調整
基準会費未達先への増額依頼 【目標値:依頼件数】
421
319
-
会員サービス課
4.職場環境の整備と職員の資質向上
(1)総合的な人事考課制度を確立し、職員が会員事業所と自主的かつ積極的に関与する活力ある職場を構築する。
① 人材・育成モデルの策定と人事考課制度の確立
総合的な人事・育成モデル策定
策定
運用開始
-
総務企画課
② 人事考課制度の運用による職員満足度の向上
人事考課制度の運用 【目標値:職員満足度】
50%
60%
70%
総務企画課
(2)職員の能力向上に向けた育成・研修体制を整備するとともに、有資格職員を増やし効果的に配置することで、専門性の高い事業を展開する。
① 職員の育成・研修体系の確立と有資格職員の増加
有資格職員数増加への取組 【目標値:取得職員数】
1
1
1
総務企画課
② 効果的な人員配置の実施
人員配置の見直し 【目標値:検証・見直し=☆】
☆
☆
☆
総務企画課
13
資 料 編
(1)策定までの工程
Ⅰ 企業づくり(地域企業のライフステージに応じた総合パッケージ支援 )
3年後の目指す姿
●創造と革新に向けて、向上心のある企業を商工会議所が支援することにより、地域にやる気と競争力を持った企業を多く輩出している
●多様化する消費者ニーズに応えるために地域が持つ経営資源やネットワークが有効に活用され、企業の経営力が一層強まっている
●地域企業の育成・支援を通じて、これまで以上に会員との信頼関係が強化され、当商工会議所の存在感が発揮されている
[1]現状分析
[2]地域企業の主要課題
[3]地域企業のあるべき姿
[4]会議所のあるべき姿
1.時代・社会的背景
1.ワンストップ相談・経営支援体制の強化
【国内関係】
1.経営基盤の強化
1.経営基盤の強化
1.経営基盤の強化
(1)政治・経済
(1)変化する経済環境対策への対応
(1)経営者の経営能力や資質向上が図られ、地域に創造的
(1)経営者などが経営能力や資質向上を図る
(2)経営者のモチベーションアップと意識改革
・挑戦的に事業に取組む企業が増加している。
ための情報提供やセミナーなどを時宜に応じて
①国・自治体財政の悪化
(3)中小企業金融円滑化法終了後の経営改善への対応
(2)静岡が得意とするモノづくりが活発に行われ、地場産業も、
積極的に行っている。
②成長戦略の推進
(4)消費増税への対策・対応(転嫁対策全般)
地域ブランド化によって新しい事業展開が図られている。
(2)さまざまな分野の専門家と連携し、企業の
③中小製造業の企業数が減少傾向
(5)海外進出および海外取引への対応
新たな取組みやブランドディングをサポートして
④女性起業家の増加
いる。
(飲食・教育・学習支援・生活関連サービス等)
2.創業支援
⑤中小企業経営力強化支援法の施行
⑥中小企業金融円滑化法終了後の対応構築
2.マーケティング
2.マーケティング支援
(1)業績向上に向けたビジネスチャンスの創出
(1)地域企業が時代の変化や多様化・複雑化する経営課題
関する税務や諸手続き、経営計画に関するアドバ
(2)新事業展開や情報交換のための中小企業間の連携
に迅速かつ柔軟に取組んでいる。
イスを行っている。
(1)女性をはじめ、創業を目指す人に対し、創業に
⑦消費税率の引上げ
(平成26年4月8%、平成27年10月10%予定)
(2)社会環境
(地域ビジネスの展開と新たな業態の創出を行う取組への
対応)
①価値観やライフスタイルの多様化
②少子化・高齢化社会の進展(生産人口の減少、65歳定年制)
(3)消費者の多様なニーズに応える製品やサービスの展開
(2)企業間で積極的に販路・市場開拓が行われ、新たな
ビジネスチャンスの創出に取組んでいる。
3.経営革新支援
(4)強みをPRする情報発信力の強化
④大規模災害対策の推進
⑤東日本大震災以降の電力供給不安
4.販売促進、国際ビジネスの支援
【国際関係】
3.創業
3.創業支援
(1)政治・経済
(1)創業しやすい環境の整備
女性や若手をはじめ、やる気のある人たちが起業
との個別商談会、マッチング事業等を行っている。
しやすい環境が整っている。
(2)最新の経営課題解決に向けた情報提供や
(1)新たなビジネスチャンス創出のため、バイヤー
セミナーを行っている。
①為替変動の不安定化、世界経済の減速、デフレ基調脱却
②領土問題の長期化による韓国・中国、
4.リスクマネジメントの強化
5.リスクマネジメントの強化
(2)資金調達と設備投資への対応
(1)金融や共済制度面などでセーフティネットの整備が拡充
(1)企業の不測の事態に備えた対策等について
(3)情報セキュリティの強化
され、企業が安心して事業に取組んでいる。
アドバイスしている。
(4)大規模災害への対応強化
(2)危機管理体制が整った経営が図られている。
(2)情報漏洩やコンピュータウイルスの脅威に
(1)収益力向上と経営改善の強化
(為替変動に応じた国内外の生産調整)
⑤企業の海外展開における知的財産リスクの増加
(1)他の支援機関との連携を強化し、創業しやすい環境
の整備を図るとともに、創業実現に向けた支援と創業後
のフォローアップを強化し創業者の発掘と育成を図る。
3.経営革新への支援強化
(1)経営革新等の新たな取組みにチャレンジする、やる
気のある企業を支援し、地域企業の新事業活動や販路
開拓を支援する。特に経営革新については、計画承認支
援件数で全国屈指の商工会議所となることを目指す。
4.販売促進、国際ビジネスの支援
(1)商工会議所のスケールメリットを活かし、異業種連携
や、企業間ネットワークを広げ、販路開拓や事業パート
ナーの発掘、新たなサービス・ビジネスの創出、海外進
出・海外取引の事業展開を支援する。また、他の関係機
関・団体との連携・ネットワークを活用して、行政単位を
超えた活動にも柔軟に対応する。
(2)高度化する情報戦略や洗練されたデザイン支援につ
いての対応を強化するために関係機関と連携し、支援す
る。
5.リスクマネジメント対策の支援
4.リスクマネジメントの対応
④産業構造の変化、生産のグローバル化
2.創業支援の強化
(1)経営革新に向けた取組みに対して支援を
行っている。
③TPP交渉への参加
(1)専門家、関係機関との連携をより緊密にし、地域企
業の様々なニーズや課題に対して、ワンストップで迅速か
つ柔軟に対応できる相談支援体制を強化する。
(2)企業の経営力向上や経営改善に資するため、経営
相談内容のデータベース化・共有化を整備し、巡回・窓口
相談の充実を図ることにより、相談支援体制を強化する。
(3)経営革新に取組む企業が増加している。
③環境型社会への促進
東南アジアとのリスク表面化
[5]主要施策
(1)原燃油高の影響や消費税率引上げ等の経営環境の
変化に対し、経営支援と一体となった資金繰り支援を行
う。
(2)災害発生時におけるスムーズな事業継続を行うため
の支援や経営情報システムのリスク軽減を図るための
支援を強化する。
関する知識が習得できるようなセミナーや相談
対応している。
6.人財の育成支援
2.地域企業の現状
5.人材育成
5.人材育成
6.人材育成支援
(1)後継者の育成、事業承継への対応
(1)後継者育成や円滑な事業承継がなされている。
(1)事業継続のために後継者育成の支援を行って
(2)人材の確保と育成
(2)多くの企業が若年者や女性、高齢者を含め即戦力の
いる。
人材をより多く確保・育成している。
(2)専門性の高い有能な従業員の育成と定着率
の向上のための情報提供等を行っている。
(1)経営者や後継者の経営能力、資質向上を支援し、地
域に強みを持ち競争力ある企業を多く輩出する。
(2)地域の雇用環境に関する情報提供や後継者の育成
を支援するとともに、各種助成金制度やジョブ・カード制
度の利用促進により、雇用の維持・安定化を支援する。
(3)特に地域企業に対して各種検定試験の普及拡大を
図り、仕事に役立つ技能・資格の取得を支援する。
6.ものづくり支援、地域資源活用
7.ものづくり支援、地域資源活用
7.ものづくりの支援と地域資源の活用
(1)産学官の連携により、静岡のポテンシャルを活かした
(1)地域企業と学術研究機関との連携強化を図って
(1)財務・経営環境
①中小企業利益の低迷
②キャッシュフロー不足(特に小規模企業)
③金利・為替・原材料費・光熱費・燃料費等の変動への対応
(女性・高齢者・障がい者の活用、ものづくり人材の育成
・採用拡大)
(2)社会環境
①企業リストラの進展
6.ものづくり、地域資源活用
②価格競争の激化(同業ライバル企業、対異業種企業、
対大手企業、対海外企業等)
(1)新事業、技術の開発と実用化
新技術の開発や新産業、新事業が多く誕生している。
いる。
③生産拠点の海外移転に伴う下請企業の再編
(2)地場産業の再生、成長分野へのシフト(技術転用)
(2)地場産業の優れた技術が他の成長分野にも活用されて
(2)自社技術の高度化と他分野への応用について、
(3)地域エネルギー資源の掘り起こし、事業化
いる。
専門家等と連携して支援している。
(3)農商工連携の意識の向上が図られ、6次産業化への
(3)農商工連携の推進に向けた体制を整えている。
(1)ものづくりの高度化や地域資源を活用したものづくり
の支援を行うほか、産学官連携を通じて新商品の開発や
事業化の推進を支援する。
(2)6次産業化の推進に向けた新組織を設置し、1次・2
次・3次産業者のマッチングを図るなど、地域企業の新た
な取組みを支援する。
取組みが積極的に行われている。
14
Ⅱ 地域づくり(都市の魅力向上と賑わいあるまちづくりへの取組み)3年後の目指す姿
●高度な陸・海・空のネットワーク機能が整備され、新産業を含む産業集積が図られるとともに雇用が生まれ、魅力と活力がある都市となっている
●当商工会議所が静岡・清水両地区特有の地域特性や地域資源を活かしたまちづくり振興策に果敢に取組むことで、活気に満ちた賑わいのあるまちが形成されている
[1]現状分析
[2]まちづくりの主要課題
●当商工会議所が静岡の多彩な魅力を発掘・創造し、国内外に広く発信することで、企業や人が集まるまちとなり、地域経済が活性化している
[3]まちづくりのあるべき姿
[4]会議所のあるべき姿
[5]主要施策
1.時代・社会的背景
① 都市間競争の激化
1.都市基盤づくり
1.都市基盤の整備促進
② 大型店の郊外進出と撤退後の荒廃
③ 生活者の価値観やライフスタイルの多様化
(1)地域経済活性化のために重要な交通基盤の整備
④ 少子・高齢化の進展(生産・消費人口の減少、65歳定年制)
⑤ 消費税率の引上げ(平成26年4月8%、平成27年10月10%予定)
(2)高速道路やIC周辺、東静岡地区等の土地の有効活用
⑥ 海外観光客の増加
による産業振興
⑦ 安全・安心への意識の高揚
(3)コンパクトシティ、エリアマネジメントの推進
全体(共通)
全体(共通)
(1)都市力の向上と魅力あるまちづくりに向けて、
(1)都市力の向上と魅力あるまちづくりに向けて、
行政・関係機関等との連携や情報共有が図られ、
産学官一体となった取り組みの促進を図るため、
産学官一体となった取組みが促進されている。
行政・関係機関等との連携や情報共有化に努めて
2.地域環境の変化(機会)
いる。
① 中部横断自動車道の整備進展
② 東名新IC(大谷・小鹿地区)の整備
③ 静清バイパス等の基幹道路の整備進展
2.商業まちづくり
1.都市基盤づくり
1.都市基盤づくり
3.商業まちづくり
(1)静岡・清水両地区
(1)静岡の産業経済の発展や市民の利便性向上に
(1)都市基盤の整備や物流機能の強化に向けた
(1)静岡・清水両地区
① 中心商店街の集客力の強化
向けて重要な都市基盤の整備が着実に進むことに
積極的な提言要望活動を行う他、新たな都市
① 良好な商業環境の形成に関する条例の施行
② 中心市街地の回遊性の向上
より物流機能の強化が図られ、また市域外の周辺
基盤の利活用を検討する体制を整える。
② 中心市街地の再開発事業進行
③ 賑わいを演出するイベントの強化・充実
都市との交流・連携が活発化している。
③ 周辺商店街の駐車場化・住居化の進行、空き店舗増加
④ 商店街の空き店舗対策(新規出店促進、個店の維持・
(2)静岡地区
① 県内最大の商業拠点
② I Loveしずおか推進協議会を中心とした街なか商業イベント
(2)内陸フロンティアの進展及び市域全体の土地の
発展)
(2)内陸フロンティアの進展および市域全体の土地
有効活用を図るための調査研究や周知PRを行って
⑤連携、協働による地域課題への対応(地域コミュニティ
有効活用により、企業立地が増加し、また新たな
いる。
形成)
産業・雇用が生まれている。
⑥ これからの商店街のあるべき姿についての検討
の充実
2.商業まちづくり
③ 中心商店街:老舗店の減少、ビルの老朽化、大型チェーン店の
進出、ミドル世代の中心市街地離れ、交通社会実験(江川町
(2)静岡地区
平面横断化、モール化・路上駐輪場設置)の実施
① 中心・周辺商店街と大型店との更なる連携による賑わい
④ 年間商品販売額の減少、売り場効率の悪化
づくり
⑤ 商店街同士の交流不足
(1)中心市街地の賑わい創出に向け、静岡・清水
る。
① 駅周辺の商店街と湾岸地区との連携による賑わいづくり
フロントエリア(清水地区)とのパイプ役として
(2)中心市街地と大型店、周辺商店街、ウォーター
連携を図るとともに、商業振興に係る調査研究や
フロントエリア(清水地区)との連携が図られ、地元
意見具申等を行っている。
③ 中心市街地:休日歩行者量の減少、鉄道等による分断化、
市民や観光客が多く訪れている。
4.港湾まちづくり
(1)内陸フロンティア構想の推進と港湾の連携
3.港湾まちづくり
① 特定重要港湾に指定され、県内製造業の輸出拠点
② 国際海上コンテナ取扱量全国第7位
3.港湾まちづくり
(2)高規格幹線道路とアクセスする臨港道路体系の強化
③ 東名・新東名にアクセスが良い(近い)
④ 新興津コンテナ第2バースの供用
⑤ 国際客船が寄港し、定期水上バスやクルーズが運航している
⑥ ウォーターフロント活性化事業の展開
⑧ 港湾地区商業施設が発達しているが駅周辺との連携が弱い
され、輸出入(特に輸入)が増加している。
セールス等を行っている。
(2)物流・産業・交流の拠点となる“みなとまち”の
形成に向け、産学官民の連携を図り、推進していく。
(2)興津・江尻・日の出・折戸・三保地区の機能分担を
(5)江尻・日の出・折戸、プラス三保の4地区の回遊性整備
⑨ 江尻・日の出・折戸に三保を加えた”みなとまち”の回遊性が
(1)清水港の港湾機能強化に向けたインフラ整備等
の要望活動を行うとともに、港湾関係団体と連携し、
利活用推進のためポートセールス等に協力する。
(2)物流・産業・交流の拠点となる“みなとまち”の形
成に向け、産学官民の連携を図り、江尻・日の出・折
戸・三保地区の機能分担と回遊性向上に向けた取組
みを推進する。
(1)清水港の機能強化に向けたインフラ整備等の
清水港の利便性が高まり、他港との競争力が強化
(4)日の出地区を核とした賑わいづくり(商業・観光)
⑦ 清水港港湾計画の改訂
(2)中心市街地と大型店、周辺商店街、ウォーターフ
ロントエリア(清水地区)とのパイプ役として連携を図
るとともに、商業振興に係る調査研究や意見具申等
を行う。
要望活動を行うとともに、利活用推進のためポート
(1)交通インフラの整備や港湾機能の充実によって、
(3)国際海上コンテナ取扱機能の拡充・強化
(1)中心市街地の賑わい創出に向け、静岡・清水両
地区とも、商店街や関係団体との連携・協働により、
活性化に向けた体制整備を行うとともに、各種事業
を展開する。
3.港を活かしたまちづくりの推進
(2)中心市街地と大型店、周辺商店街、ウォーター
② 郊外への大型商業施設の出店
3.港湾まちづくり
2.賑わいあるまちづくりの推進
より、活性化に向けた各種事業を展開している。
① 港湾地区への来客数増加
ちびまるこちゃんのまちづくり計画の展開、飲食店化の進行
(2)内陸フロンティアの取組み及びIC周辺地域等の
市内未利用地の有効活用を図るための調査研究や
周知PRを行うとともに、魅力あるまちづくりに向け、
コンパクトシティ、エリアマネジメントを推進する。
両地区とも、商店街や関係団体との連携・協働に
(1)中心市街地は回遊性の向上が図られ、静岡・清水
両地区の特性を活かした賑わいのある街になってい
(3)清水地区
(3)清水地区
2.商業まちづくり
(1)都市基盤の整備や物流機能の強化に向けた積
極的な提言要望活動を行う他、特に中部横断自動
車道については開通後の利活用についての検討を
行う。
踏まえた再整備が進み、物流・産業・交流の拠点と
なる“みなとまち”が形成されている。
4.家康公を核とした地域振興
4.家康公を核とした地域活性化の推進
(1)平成27年の徳川家康公顕彰四百年記念事業を
実施するとともに、家康公やお茶など静岡市の豊富
な観光資源を活用した商品開発等により、家康公が
息づくまち静岡市(駿府)をブランド化し、国内外に向
けて強力にアピールする。
良くない
4.観光振興
5.観光
① 観光資源が豊富にある
(1)お茶や家康公をはじめとする豊富な観光資源の更なる
・歴史文化施設(久能山東照宮、浅間神社、駿府城公園、東海道宿場跡他)
活用
(2)三保松原など景観資源の整備
・文化的資源(徳川家康公、ちびまるこちゃん、清水エスパルス、清水次郎長)
・産業観光資源(ホビー、お茶、伝統工芸、清水港臨海工業地帯等)
(4)観光に関する情報発信の強化
④ フィルムコミッションによるロケの増加
⑤ 観光としての静岡市に対するイメージが弱い
15
5.観光振興
剤とした観光誘客、コンベンション誘致が図られ、
国内外から注目され観光客が集まっている。
(1)各種コンベンションの誘致を行っている。
(2)静岡の多彩な魅力を国内外の人々に認知される
(2)国内外に発信できる産業観光ツアーや観光商品
ような効果的な情報が発信され、当市の認知度が
等の開発や情報発信を積極的に行っている。
高まっている。
(5)観光施設と商業施設・飲食店・お土産店等との連携強化
⑥ 通過型の観光地で宿泊の割合が少ない
⑦ 観光地の広域的連携が弱い、ストーリー性がない
(1)三保松原の整備や歴史資産・お茶等をアピール
(3)コンベンションの誘致強化
② 大型コンベンション施設(日本平ホテル、清水マリナート)の開館
③ 着地型観光(インバウンド)の高まり
事業を実施する。、
するまちづくりが進み、また家康公四百年祭を起爆
・景観資源(世界遺産:三保松原、日本平、清水港周辺、オクシズ他)
・食文化(静岡茶、静岡おでん、マグロ、桜えび、生しらす他)
(1)家康公やお茶など豊富な観光資源を活用した
4.観光振興
(6)歴史文化施設など新たな観光資源の発掘・整備
5.交流人口拡大への取組み
(1)静岡市の豊富な地域資源や国内外の商工会議
所ネットワークを活用し、各種コンベンションの誘致活
動を実施する。
(2)世界文化遺産登録された富士山の景観を形成す
る三保松原や日本平、また新たな観光・文化振興拠
点となる歴史文化施設など観光拠点の整備促進を図
るほか、観光客の情報発信や市内周遊を促進するた
め、公衆無線LAN環境の整備を推進する。また、地
域伝統文化の継承・振興に努めるとともに、国内外に
発信できる産業観光ツアーや観光商品等の開発や
情報発信を積極的に行う。
Ⅲ 基盤づくり(会員満足度の向上と組織・財政基盤の強化)
3年後の目指す姿
●広く商工会議所の事業が理解され、地域企業の商工会議所への参画・加入意識が高まっている
●限られた予算の中で最大限の効果が期待できる予算措置を行い、地域や会員ニーズに対応した事業が多角的、積極的に展開されている
●職員が会員や地元企業の繁栄・発展のために能力を如何なく発揮し、会員・職員が一体となって地域経済の活性化に向け全力で取り組んでいる
[1]現状分析
[2]会議所としての課題
1.組織に関する事項
(1)会員ニーズの把握(情報受発信の強化)
①会員アンケートを実施。経営課題に直結した事業・制度
へのニーズが高い。
②窓口応対の増加に対し、巡回・訪問件数は減少傾向。
③HP、メールマガジンなど情報発信体制を整備。発信内
容は検定試験や講習会セミナーが中心。
1.組織に関する事項
(1)会員ニーズの把握(情報受発信の強化)
①会員ニーズの的確な把握
②巡回・面談機会の確保
③相談・指導体制の強化
(2)会員数の拡大
①組織一体となった活動により、H25年度末の13,000会員
達成に目途。
②金融・労働保険・損保など実需での入会は安定(退会
率が低い)。
③組織率の向上による入会勧奨先(非会員)が減少。
④職員獲得実績に比較し、金融機関紹介への依存度が
高い。
⑤休廃業・倒産・所在不明の事業所が増加傾向。
⑥消極的な入会動機による退会予備軍が増加傾向。
(2)会員数の拡大
①新設法人、創業者へのアプローチ
②非会員事業所にむけた情報発信
③早期退会防止への取組み
(3)部会活動等の活性化
①当所政策提言活動の根幹として、役議員を中心に活発
な活動が行われている。
②部会・委員会毎の活動に格差が生じている。
(3)部会活動等の活性化
①部会・委員会等の意見を広く吸い上げる体制
②部会・委員会毎の活動格差の是正
[3]会議所のあるべき姿
[4]主要施策
1.組織に関する事項
(1)政策提言、要望活動を通じて、地域経済団体として確
固たる存在感を示している。
1.会員満足度の向上と組織強化
(2)会議所の存在が広く浸透し、企業が入会の必要性を
感じている
(1)県・市への行政施策要望に加え、中小企業施策や税制改正等の国へ
の要望活動の充実を図るとともに、会員と常に意見交換を行える仕組みづ
くりを行い、商工会議所事業に反映させる体制を構築する。
(3)職員が最大限に能力を発揮し、会員企業の経営課題
に積極的に対応している。
(2)地域経済団体として地域への情報発信を強化することにより、商工会
議所事業に対する地域の理解を高め新規会員の加入促進を図る。
(4)企業ニーズに則した柔軟性の高い事業展開により、
活気にあふれた組織となっている。
(3)経営支援団体として専門性の高い事業を展開し、会員の参画と満足度
の向上を図り、活動の基盤となる組織力の強化を図る。
2.運営体制・財政に関する事項
2.効果的な事業運営体制の構築
(1)時節に応じた事業のスクラップアンドビルドが常態化
し、限られた予算で最大限の効果が期待できる予算措置
が行われている。
前例踏襲型から脱却し、時節に応じて事業や組織体制を柔軟に見直し、効
果的な事業運営体制の構築を図る。
(2)事業に応じた適正な人員配置が行われ、職員が最大
限の能力を発揮している。
2.運営体制・財政に関する事項
(1)効果的・効率的な事業運営体制
①両所間の情報ネットワークは整備されている。
②業務改善提案制度を実施中。
③業務棚卸、ヒアリング等を実施しているが、方法には検
討が必要。(全体バランス、業務優先度)
④所管外郭団体が増加し、人工が不足している。
⑤単年度事業、大型事業の実施により人工が不足してい
る。
2.運営体制・財政に関する事項
(1)効果的・効率的な事業運営体制
①事業・予算計画策定に至る一貫した体制
②組織・業務分掌と人工の検証
③静岡事務所会館の老朽化への対応
(2)財政基盤の強化
①基本となる収入項目は堅調に推移している。
②管理経費の削減目標は達成している。
③会費査定の未実施により、基準会費より超過165事業
所、未達747事業所に増加。
④事業スクラップが進まず、事業費が硬直化している。
⑤事業の大型化により予算規模が拡大。
⑥年度内収支の悪化により資産取崩が経常化(正味財産
の減少)。
(2)財政基盤の強化
①会費基準の検証と会費査定の実施
②生命共済制度に対するニーズ低下への対応
③経営支援としての共済・福祉制度の提案力強化
④フロー収入増加への取組
⑤将来に向けた中期財政ビジョンの策定
3.職員に関する事項
①新人事考課制度を導入、試行中。
②給与はベースダウン(静岡市給与表に連動)。
③時間外・休日労働が一部常態化している。
④専門資格取得者が増加していない。
3.職員に関する事項
①考課制度の基礎となる人事育成モデルの策定
②人事考課制度の精度向上
(3)地域経済団体として健全な収支状況を維持し、正味
財産の増加が図れている。
(4)毎年会費査定を行ない、適正に会費徴収が行われて
いる。
(5)企業の経営リスクに備える共済・福祉制度が充実し、
職員が積極的に提案、加入者の増加が図られている。
3.財政基盤の強化
(1)中期財政ビジョンを策定し、将来に向けた財政基盤の保持・強化への
道筋を示すとともに、事業内容の検証に基づく大胆な支出予算の再配分を
行い、収入拡大にむけた既存事業の見直しと新事業の積極的な考案によ
り、単年度収支の改善を図る。
(2)事業・運営体制の再構築を行い、当商工会議所として地域にふさわしく
適正と考えられる会員数や会費基準を検討し、会員満足度の向上を図る。
3.職員に関する事項
(1)職員が目標をもって自発的に行動し、会員企業に積
極的に関与している。
4.職場環境の整備と職員資質の向上
(2)職員が課題をもち、高い自己研鑚意欲を維持してい
る。
(1)総合的な人事考課制度を確立し、職員が会員事業所と自主的かつ積
極的に関与する活力ある職場を構築する。
(3)職員が自身に対する評価・課題を認識し、納得して業
務に励んでいる。
(2)職員の能力向上に向けた育成・研修体制を整備するとともに、有資格
職員を増やし効果的に配置することで、専門性の高い事業を展開する。
16
(2)策定の組織体系について
~ 組織体系図 ~
…機関決定
議員総会
常議員会
正副会頭会議
総合政策委員会
① 所内ヒアリング
② 中期行動計画策定ワーキング
①
所内ヒアリング
A.役割、位置づけ
・中計ワーキングにて作成された素案等を総合的に検証・修正・調整等を行う
・中期行動計画(案)の取りまとめを行う会議所事務局の中心的組織
B.構成員
常勤役員、部所長、次長・支所長、課長
②
事務局:総務企画課
中期行動計画策定ワーキング
A.役割、位置づけ
・中期行動計画策定の実働部隊で計画の立案、作成にあたる
・テーマ毎のチームにより、協議を進める
B.構成員
係長・主査級職員8名(各課1名)
17
事務局:総務企画課
(3)委員会等名簿
総合政策委員会 委員名簿(23名)
(敬称略)
役職名
委員長
事業所名
役職
氏名
会議所役職
はごろもフーズ(株)
代表取締役会長
後藤 康雄
会頭
㈱静岡銀行
顧問
櫻井 透
副会頭
鈴与㈱
相談役
村上 光廣
副会頭
㈱天野回漕店
取締役会長
小長谷 修誠
常議員
〃
㈱安心堂
代表取締役社長
永田 正明
常議員
〃
㈱小糸製作所静岡工場
代表取締役副社長
榊原 公一
常議員
〃
(一財)静岡経済研究所
理事長
鈴木
一雄
常議員
〃
㈱静岡新聞社
代表取締役専務
北村 敏廣
常議員
〃
しずおか信用金庫
理事長
田形 和幸
常議員
〃
静岡ターミナル開発㈱
代表取締役社長
久野 義彦
常議員
〃
静岡冷蔵㈱
代表取締役
志田 洪顯
常議員
〃
静活㈱
代表取締役社長
江﨑 和明
常議員
〃
㈱シズデン
代表取締役社長
増田 玲司
常議員
〃
第一倉庫㈱
代表取締役社長
宮﨑 久雄
常議員
〃
田中産商㈱
代表取締役社長
田中 康隆
常議員
〃
㈱テレビ静岡
取締役相談役
曽根 正弘
常議員
〃
東海澱粉㈱
相談役
神野 一成
常議員
〃
㈱TOKAIホールディングス 代表取締役社長
鴇田 勝彦
常議員
〃
㈱日本平ホテル
代表取締役
川村 憲久
常議員
〃
日本レーベル印刷㈱
代表取締役社長
岩井泰次郎
議員
〃
㈱浮月
代表取締役社長
久保田 隆
常議員
〃
㈱四葉商会
代表取締役社長
佐藤 嘉洋
常議員
〃
税理士法人渡瀬鈴木会計
代表社員
鈴木 剛
議員
副委員長
〃
委員
※平成25年10月31日までの委員
前 副委員長 鈴与(株)
(敬称略)
理事
水島 章隆(交替)
副会頭
静清信用金庫
代表理事会長
白鳥 良作(交替)
前常議員
〃
中央精工(株)
取締役相談役
中村 光次(交替)
前常議員
〃
(株)やすい軒
代表取締役
伊澤 三郎(交替)
常議員
前 委員
18
中期行動計画策定ワーキング 構成員名簿(8名)
担当部署
氏名
中小企業相談所静岡支所経営支援課
マーケティング支援室 室長
杉山 寿也
〃
産業振興部新産業課 係長
小堺 昭宏
〃
中小企業相談所清水支所経営支援課
マーケティング支援室 主査
望月 一樹
中小企業相談所静岡支所商工振興課 係長
増田 篤宏
企業づくり担当
地域づくり担当
〃
産業振興部産業振興課 主査
〃
中小企業相談所清水支所商工振興課 主事
水越 万明
総務部会員サービス課 係長
内山 仁人
総務部経理課 主査
澤井 信之
基盤づくり担当
〃
旗持 富美則
会議体全体の事務局運営
事務局
総務部総務企画課 課長
斉藤 康博
〃
総務部総務企画課 参事
石川 浩平
19
(4)関係会議の主な開催状況
□ 議員総会
開催日
平成26年3月27日
議題等
・第2号議案 第2次中期行動計画(案)について
□ 常議員会
開催日
平成26年2月27日
議題等
・第2号議案 通常議員総会付議事項「第2次中期行動計画(案)について」
□ 正副会頭会議
開催日
平成26年2月13日
議題等
・第2次中期行動計画(案)について
□ 総合政策員会
回
開催日
議題等
出席者数
第1回
・中期行動計画(案)の内容について(その1)
平成25年11月20日 1次計画の進捗状況、現状分析・課題抽出、あるべき姿の設定、主要施策
等
第2回
平成25年12月24日
・中期行動計画(案)の内容について(その2)
あるべき姿の設定の見直し、主要施策 等
16名
第3回
平成26年1月30日
・第2次中期行動計画(案)の内容について(その3)
計画タイトル、主要施策の見直し、実施スケジュール、計数目標 等
10名
11名
□ 所内ヒアリング
回
開催日
第1回
平成25年9月9日
議題等
・作成スケジュールについて
・現状分析、課題の抽出について
出席者数
19名
第2回
平成25年10月28日 ・現状分析、課題抽出、あるべき姿の設定、主要施策について(その1)
28名
第3回
平成25年11月11日 ・現状分析、課題抽出、あるべき姿の設定、主要施策について(その2)
29名
第4回
平成25年12月11日 ・現状分析、課題抽出、あるべき姿の設定、主要施策について(その3)
26名
第5回
平成25年12月17日 ・主要施策、実施スケジュール・計数目標の設定について(その1)
19名
第6回
平成25年12月20日 ・主要施策、実施スケジュール・計数目標の設定について(その2)
9名
第7回
平成26年1月27日 ・主要施策、実施スケジュール・計数目標の設定について(その3)
12名
※中期行動計画策定ワーキングは、「企業づくり」「地域づくり」「基盤づくり」のテーマ毎のグループ
に分かれ、9月より原則毎週1回「グループ討議」を実施
20
静岡商工会議所
3つの合言葉
「会
員
第
一」
「明るくさわやか」
「有
言
実
行」
私達は、会員の皆さまのため、
日々の業務に邁進いたします。
第2次中期行動計画(平成 26~28 年度)
第1版
編集
平成 26 年 4 月 1 日
作成
静岡商工会議所 総務企画課