年間授業計画(シラバス)

年 間 授 業 計 画( シ ラ バ ス )
平 成28(2016)年 度
東京都立城東高等学校
教務部・進路指導部
「 学 び の 在 り 方 」
校長
清水
薫
「学び」の在り方を考えてみましょう。
小学校では、先生に教えてもらい、漢字が書け、四則計算ができるようになりました。
中学校では初めての英語を先生に教えてもらい、アルファベットを覚え、英文を読んだ
り、書いたり、話したりできるようになりました。小学校・中学校の学びの傍らには常
に先生がいたことでしょう。では、高校での学びはどうあるべきでしょうか。
昨年、選挙権が18歳以上に引き上げられました。誰に投票するか大いに悩むところ
です。その悩みの解決策は学習です。立候補者はそれぞれが自説を展開し、どれももっ
ともなことと思わされます。だからこそ、誰に投票するべきか悩みます。テレビや新聞
も選挙に当たっては様々な判断材料となる情報を与えてくれます。しかし、それは、本
当に正しいのでしょうか。1度新聞を読み比べてみてください。同じ事柄について、新
聞毎に違うことが書かれていることがしばしばあります。では、何を基に、判断すれば
よいのでしょうか。それは、あなた自身の考えです。つまりあなたがどう考えるかが日
本や世界を変え、日常の生活をより良いものにするのです。選挙に投票するということ
はこのような重い責任を果たすということです。さて、あなたの判断が周りの雰囲気に
流され、何の根拠もなく、他の人が言ってるからという理由だけであったらどうなるの
でしょうか。そのような投票行動が悲劇を生んだ有名な例としてはナチスの台頭があり
ます。あのような悲劇を2度と起こさないためにも、しっかりと考え、判断できる人間
にならなくてはなりません。そのために、学ぶのです。高校の勉強は受験のためだけの
ものではありません。人間として必要な様々な分野の広い知識や考え方を身に付け、色々
な状況の中から最善の方策を導き出し、1人の国民として、適切な判断をし、社会に反
映させ、よりよい社会をつくる。このために、高校時代は大いに学んでください。
このシラバスはあなた達の学習の道標です。この教科・科目を学ぶことでどのような
力が身に付くのか、そのためにどのようなことを学ぶのか。そのために、自分自身は何
をしなくてはいけないのか。学習は自ら行うもので、人から与えられるのを待つもので
はありません。そのような学習ほどつまらないものはありません。このシラバスを机の
傍らにおいて、皆さんの学習のガイドとして、大いに利用して、自ら積極的に学習しく
ださい。あなた達の学習が明日の世界を作るのです。これを意識して自ら学習するのが
高校での学習です。
最後に論語の1節を紹介します。「子曰、不曰如之何如之何者、吾末如之何也已矣、 」
子曰いわく、如之何(いかん)、如之何(いかん)と日わざる者は、吾如之何(いかん)とも
すること未(な)きのみ。
(「どうしようか、どうしようかと」自問自答するくらいの段階に達していない者には、
教えようがないもんだよ。)(「高校生が感動した『論語』」佐久協著
- 1 -
祥伝社)
目
次
【巻 頭 言】
校
長 ------------------------------【1】 シラバスについて
教務部・進路指導部 ---------------------【2】 年間授業計画(シラバス)の活用について
進路指導部 -----------------------------【3】 教育課程 -----------------------------------------------------------------------
【4】 第1学年
1 国
2 地理歴
3 公
4 数
5
6
7
8
9
国語総合【現代文・古文・漢文】 ---------------------------地理B ----------------------------------------------------現代社会 --------------------------------------------------数学Ⅰ ----------------------------------------------------数学A ----------------------------------------------------理
科
物理基礎 -------------------------------------------------化学基礎 -------------------------------------------------生物基礎 --------------------------------------------------保健体育(※第2・第3学年 含) 体育 -----------------------------------------保健 ------------------------------------------------------外 国 語
コミュニケーション英語Ⅰ【R リーダー】 -----------------コミュニケーション英語Ⅰ【SR サイドリーダー】 ---------英語表現Ⅰ【G グラマー】 -------------------------------情
報
社会と情報 ------------------------------------------------総合的な学習の時間(※第2・第3学年 含)-------------------------------------
【5】 第2学年
1 国
語
史
民
学
語
2
地理歴史
3
数
学
4
理
科
5
芸
術
6
外
7
家
国
語
庭
現代文B --------------------------------------------------古典B 【古文・漢文】-------------------------------------世界史B --------------------------------------------------日本史B --------------------------------------------------数学Ⅱ ----------------------------------------------------数学B ----------------------------------------------------物理 ------------------------------------------------------化学 ------------------------------------------------------生物 ------------------------------------------------------音楽Ⅰ ----------------------------------------------------美術Ⅰ ----------------------------------------------------書道Ⅰ ----------------------------------------------------コミュニケーション英語Ⅱ ---------------------------------英語表現Ⅱ【G グラマー】 -------------------------------家庭基礎 ---------------------------------------------------
- 2 -
1
4
5
6
10
16
18
20
22
24
26
28
30
32
36
38
40
42
44
48
51
56
58
60
62
64
66
68
70
72
74
76
78
80
【6】 第3学年
1 国
語
2
地理歴史
3
公
民
4
数
学
5
理
科
6
外
国
語
現代文B(文理共通必修) ---------------------------------現代文B(文系必修選択) ---------------------------------古典B(文系必修) ---------------------------------------古典B(文系・理系自由選択) -----------------------------世界史B(文系必選5単位) -------------------------------世界史B(文系必選2単位) -------------------------------日本史B(文系必選5単位) ------------------------------日本史B(文系必選2単位) ------------------------------地理B(文系必選5単位) --------------------------------地理B(文系必選2単位) --------------------------------地理B(文理自選) ---------------------------------------政治・経済(文系・理系2必修) --------------------------政治・経済(自選) ---------------------------------------数学Ⅲ(理系1必修)-------------------------------------数学B(理系1必修)-------------------------------------数学Ⅱ+数学B(理系2必修) ----------------------------数学Ⅱ(文系自選) ---------------------------------------数学Ⅰ(文系自由選択) ----------------------------------物理(理系必選) -----------------------------------------物理【演習】(理系必選) --------------------------------化学(理系必選4単位) ----------------------------------化学(理系必選2単位) ----------------------------------化学【センター基礎】(文理自選) ------------------------生物(理系必選) -----------------------------------------生物【演習】 ---------------------------------------------コミュニケーション英語Ⅲ【R】 --------------------------コミュニケーション英語Ⅲ【SR】 ------------------------英語表現Ⅱ【英W】 ---------------------------------------リーディング演習【英語上級】(文理自選) ----------------ライティング演習(文系必選) -----------------------------
84
87
89
93
96
98
100
102
104
106
108
110
112
114
116
118
120
122
124
126
128
130
132
134
136
138
140
142
144
146
※「保健体育」に関しては、3年間の計画を【4】第1学年 6「保健体育」の項にまとめて記して
あります。2学年の「体育・保健」、3学年の「体育」(必修・自選)については、そちらを見て
確認して下さい。
※「総合的な学習の時間」に関しても、3年間の計画を【4】第1学年 9の項に記してあります。
- 3 -
【1】シラバスについて
城東高校の最初のシラバスが発行されたのは、平成13(2001)年3月のことです。その年の新
入生(24期生)のために、B5版60頁弱の小冊子が作られました。白い再生紙に両面印刷し、ス
テープラーで綴じてまとめたものでした。形式も整のわず、中身も不十分でしたが、教職員自
らの手で作ったものです。これが城東高校のシラバスの原点でした。
城東高校のシラバスは、どの都立高校よりも早く、教職員の自発的取り組みの中、誕生した
ものです。では、なぜ当時の教職員の中からシラバスを作成しようという声が上がったのでし
ょうか。 なぜ、城東高校では他校にさきがけてシラバスを作ったのでしょうか。
当時も、城東高校教職員は、生徒の力をいかにして伸ばし、目標の達成を可能にするか、真摯に
考え尽力していました。生徒も努力して学習を進めていました。しかし、ただ闇雲に学習するだけ
では効果が得られないのではないか、もっと実のある方法はないのだろうか――そう思い至ったと
きに、ある教員がシラバスの存在を教えてくれたのです。
「シラバス」=syllabus: 英和辞典には「授業・講義などの概要、授業[講義]予定表」「ア
メリカの大学ではsyllabusは最初の授業で各科目担当者によって配られることが多く、何月何日
にはどういう内容を授業で扱うか、試験や発表はいつかなどが細かく書かれているので、学生
はこれに従って予習や準備をする」とあります。現在では、日本でもほとんどの大学で、また
多くの高等学校で「シラバス」が作成され、授業をより計画的に行う工夫が進められてきてい
ます。
つまり、シラバスとは、各教科・科目が1年間の授業をどのように行うかを示す案内であり、
各教科・科目が示すメニュー・契約書・説明責任とも言うべきものです。「城東高校の各教科・
科目はこういう授業をやります。これを学習すれば力がつきます。」と、学校として皆さんに
約束しているわけです。
この「シラバス」には、城東高校における学習が、具体的にどのように計画されているのか
が示されています。生徒のみならず、保護者の皆様にも、今、城東高校でどのような授業が行
われ、次にどのような段階や内容に進んでいくのか、ご理解いただけるようになっています。
教育活動には何よりも「見通し」が大切です。学習は系統的・計画的に行われて初めて成果
が上がるものです。高等学校で「学ぶ」ためには、筋道を立てて勉強する態度が必要です。「筋
道を立てる」とは、目的は何か、問題点はどこにあるかを、常に考えるということです。
各教科・科目の「年間授業計画」をもとに、各自で個人の学習計画を作りましょう。希望進
路の実現のためには、学習の積み重ねが必要です。家庭学習を充実させ、自主的・自発的な学
習態度を養って下さい。折に触れてシラバスのページを開き、授業の進度と自己の学習状況を
確認して下さい。
しっかりとした勉強習慣を身につけて、夢の実現に向けて力強く歩みだしてください。
平成28年4月
東京都立城東高等学校
- 4 -
教務部・進路指導部
【2】年間授業計画(シラバス=syllabus)の活用について
1
シラバス(syllabus)の役割
授業は、教師と生徒の双方が積極的に関わり合って成立するものです。しかしながら、実際には、
教師によって与えられたものを生徒がただひたすら覚え込むものになりがちです。シラバスに目を
通し、授業計画を頭に入れ、受動的な学習態度からの脱却を図って下さい。授業に積極的に参加し、
かつ限られた時間の中で自分の能力を発揮する――シラバスの役割はその手助けをすることです。
2
学習のヒント
・日々の授業を、「自分の世界」を通して捉えよう。授業で学んだものを「自分の世界」に取り
込まなければ、学習は進みません。学ぶということは、あくまでも自分で捉えることなのです。
これによって認識が明確になり、視野が広がり、豊かな精神世界が開けます。
・単元の基本となるものは何かを考えよう。基本と思われることは、それがいくらあろうとも、
まず背負い込んで自分のものにしてしまいましょう。単元の本質的な狙い、趣旨を念頭に置い
て学習してください。
・自分の力を深めよう。学習の進行に伴い、課題(試験・提出物・実技等)が用意されています。
全力をあげて挑戦することが大切です。テストや模擬試験は、点数や順位だけでなく自分の弱
点や盲点を確認する、とてもよいチャンスです。学習や勉強は、自分を高め、一生役に立ちま
す。そのことを忘れずに励んでください。
・質問や話し合いを大切にしよう。学習で苦しんでいることについては、どんどん教員に質問す
ると良いでしょう。(ただし、深く掘り下げた学習を行っていないと、質問にまで至りません。)
また、友人との話し合いは、互いに強く影響を与え合い、変化や発展を生むものです。話し合
いを通じ、次のような発見をして下さい。――「友人はあんなことを考えていたんだ、すごい
(変だ)」「友人と一緒に考えたから、これに気づいたんだ(考え方が変わってきた)」「自
分はこんなことに興味を持てる(持てない)人間だったのか」
3
シラバス利用上の注意点
授業計画には、学期毎、月毎に、どの単元をどのような着眼点をもって学習するかが記されてい
ます。次にどの単元を学習するかも分かりますので、積極的に予習に生かしてください。副教材・
参考書の利用例が上げられていますから、自分で学習する場合の参考にしてください。各講座の評
価の視点、考査(小テスト)、課題についてはよく読んでください。とても大切なことです。
- 5 -
標準単位数
【3】教育課程表
1学年 2学年
3学年
文
必修 必修 選択
国
語
地理歴史
合
4
国
語
表
現
3
現
代
文
B
4
2
2
B
4
3
4
典
2
2●
史
B
4
2
5◇ 2●
日
本
史
B
4
2
5◇ 2●
B
4
2
会
2
2
理
2
政 治 ・ 経 済
2
数
学
Ⅰ
3
数
学
Ⅱ
4
数
学
Ⅲ
5
数
学
A
2
数
学
B
2
礎
2
理
4
礎
2
学
4
礎
2
物
4
公
現
民
倫
数
学
物
代
理
社
基
理
物
化
学
基
科
化
生
物
基
生
育 7~8
芸術
保健 体
体育 保
外
国
語
健
2
音楽Ⅰ・美術Ⅰ・書道Ⅰ
2
音楽Ⅱ・美術Ⅱ・書道Ⅱ
2
コミュニケーション英語Ⅰ
3
コミュニケーション英語Ⅱ
4
コミュニケーション英語Ⅲ
4
英 語 表 現 Ⅰ
2
英 語 表 現 Ⅱ
4
リーディング演習
2
ライティング演習
2
礎
2
情報 社 会 と 情 報
2
家庭 家
庭
基
備考
2
2
2
●から2科目選択
2
界
理
系
5
世
地
理
自由 理系1 理系2
自由
必修 選択
選択
選択 必修 選択 必修 選択
選択
教科・科目
国 語 総
古
系
5◇ 2●
2
◇から1科目選択
2
2
2
2
2
2
2
3
2
2
2
4
4
4
5
2
2
4
2
3
2
2
2○
4△
2
4△ 2▲
2
2
○から1科目選択
△から1~2科目選択
2
2
4△
4△ 2▲
2
2
4△
4△ 2▲
2
▲から1科目選択
2
2○
3
2
1
1
2
2
2
2
2
2◎
◎はいずれか選択
2
2
4
4
4
4
4
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2●
2
2
普通教科・科目単位数計
32
32
26~32
総合的な学習の時間
1
1
1
ホームルーム活動
1
1
1
生徒一人当たりの履修単位数計
34
34
28~34
- 6 -
- 7 -
- 8 -
第 1 学 年
- 9 -
1
国
国
1
語
語
総
合
単位数
担当者
5
奥村久美代・薬師 咲子・脇本
教科書
東京書籍
勝通
国語総合(現代文編・古典編)
講座のねらい
国語総合の目標は、「国語を適切に表現し的確に理解する能力を育成し、伝え合う力を高める
とともに、思考力や想像力を伸ばし、心情を豊かにし、言語感覚を磨き、言語文化に対する関心
を深め、国語を尊重してその向上を図る態度を育てる。」と学習指導要領に明記されています。
具体的には「話すこと・聞くこと」、「書くこと」、「読むこと」、また、漢字や語句の意味、
言葉のきまりなどの「言語事項」を総合的に身につけることを目指しています。自己の考え・思
いを伝え、相手の言うことを理解し、頭の中を整理することは全て「ことば」を用いて行われま
す。したがって、『国語』はあらゆる教科の基礎となるものです。
現在をより良く生きるためには、他者の考え・経験を追体験することを通して自己の考えを作
っていくことが大切です。歴史や自然科学的なものから、思想書・哲学書・文学・詩歌など広い
分野にわたり、他の人の考えたこと・感じたことを読み取りながら自分の論理性・感受性を磨い
ていくようにしましょう。
また、現代を充実して生きていくためには、古典として現代まで生き続け、文化の根幹をなし
てきた作品に触れ、「故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る」ことが不可欠です。
高校の授業は中学校のそれと比べてはるかに広範囲になり、内容も難しくなりますが、着実に
学ぶことで大学受験にも対応できる学力を身につけることができます。高校三年間で、多くの文
章に触れ、慣れるとともに意識的な読み方の基礎を身につけましょう。
一方で、自己の考え・思いをきちんと相手に伝える表現力が、一段と重要になってきています。
友人と意見を交わしあい、議論をするなど大いに交流を図っていきましょう。
若い時期に、相手に自分を理解してもらい、自分も相手のことを理解する力を身につけておく
ことは大変重要です。社会に出ても、相互理解の重要さは年々増しています。そのような力を身
につけるために、読書ノートを作成したり、日々の記録を継続したりするなど、「書くこと」を
意識的に行うのも大変有効です。
2
授業の内容と進め方
「国語総合」では「現代文」の分野と「古典」の分野を別々の教員が担当します。
(一)「現代文」(2単位)
明治時代以降の近代・現代の作品を学びます。「評論」「小説」「詩歌」などを読み解き、
鑑賞していきます。多方面の内容で多岐の論点を含んでいますので、新鮮な興味や関心を引く
ものと思われます。
(二)「古文」(2単位)
古文・漢文ともに本文を繰り返し音読することは、古典のリズムを感覚としてつかむ上で大
変有効な方法です。授業でも重視しますが、家庭学習においてもぜひ実行してみてください。
また、正確かつ深い読解に至るためには、古典文法の習熟が不可欠です。「前半」に「用言」
の習熟、「後半」に助動詞・助詞・敬語の習得を目指します。古典文法の学習は手間がかかり
面倒に思うかもしれませんが、地道なトレーニングを積み重ね、特に助動詞と敬語をマスター
し、豊かな古文の世界と出会うための道筋をつける学習を行います。
(三)「漢文」(1単位)
中国の古典は、故事や格言、漢詩、史伝、諸子百家などを通じて、古代からわが国の文化・
思想に多大な貢献と寄与を果たしてきました。その際大きな役割を果たしたのが、わが国の文
章に訳しながら読む「訓読」です。このように、漢文を日本語として読むための工夫や句法を
重点的に身につけるための学習を行います。
3
思考・判断・表現力を培う手だて
様々な文章の読解を通じて、論理的に思考する力やクリティカルシンキングなどの力を育成し
ていきます。また、様々な文章を読解する中で、生き方や将来について考える機会を多くもち、
ものごとを判断する力を養っていきます。そして、授業において、ディスカッション・プレゼン
テーション・作文等などの言語活動を活発に行い、表現力のアップも行っていきます。読書指導
などを通じても、思考・判断・表現力をトータルに培っていきます。
- 10 -
4
学習する上での留意点
①
予習がもっとも大切
「現代文」は事前に本文を読んでおき、意味のわからない語句を辞書で調べ、内容の理解で
きない箇所をチェックし、授業での解説の際、留意するとともに、なおわからなければ質問す
る心構えが大切です。
「古典」では、古文・漢文とも同様に、必ず「音読」した上、教科書の原文をノートに書き
写し、語句の意味を調べ、現代語訳をつけておきましょう。ノートの取り方については、最初
の授業で担当の教員が説明します。
② 辞書を引く
「国語辞典」・「古語辞典」・「漢和辞典」が必要です。学校でも家庭でもいつでも引ける
ように身近においておくことが大切です。これらを常時引いて調べることが、本質的な国語力
の養成に大いに役立ちます。家庭ではできるだけ紙の辞書を引くようにしてください。
学校では携帯に便利な電子辞書の使用も認めています。
③ ノートを自分流に取る
板書は見出しやメモ程度のものでしかなく、教員が述べたことをそのまま書くのでは、自分
の理解につながりません。自分が理解した内容を、口頭でのものも含めて、自分の言葉で書い
ておくことが大切です。自分の言葉でいかに捉え直していくかが本当の勉強です。よく整理さ
れた分かりやすいノートは定期考査や大学受験の際に大きな力を発揮します。
④ 読書をする
私たちの体験は限られたものです。しかし書物の中には古今東西の多くの人達の様々な思考、
体験、感動、研究が語られているのです。それを通して自分の世界を豊かにできます。
5
予習復習の実施
予習復習は、高校での学習の基本です。4の①②にあるように必ず予習を行うようにしましょ
う。また、4の③にあるように、自分流に作成したノートをもとに日頃から復習をきちんと行う
ようにしましょう。
6
副教材・参考書
新版三訂 完全マスター古典文法
(第一学習社)
完全マスター古典文法 準拠ノート基礎固め
(第一学習社)
必携 新明説漢文
(尚文出版)
必携 新明説漢文シリーズ ∼句法と語彙を
覚えるための∼ 基本練習ノート(尚文出版)
新訂 国語図説 三訂版
(京都書房)
改訂版 プログレス 現代文総演習 基本編
(いいずな書店)
改訂版 力をつける古典 ステップ1
(数研出版)
漢字マイスター 頻出漢字熟語3000
(第一学習社)
7
・古文学習の際、常に手元に置いて活用し、古典
文法の習熟・完成を図る。3年間使用。
・古典文法の練習問題。
古典文法の基礎を身につける。
・漢文学習の際、常に手元に置いて活用し、漢文の
句法や重要語の知識・理解を深める。3年間使用。
・句法・語彙の練習問題。
漢文の基礎を身につける。
・国語学習全般に関わる資料集。授業から入試まで
総合的に活用する。3年間使用。
・実戦的な補充問題集。長期休業中の宿題用。
・同
上
・定期考査や小テストで、入試頻出の漢字・熟語等
に対応できる力を養成する。3年間使用。
課題・補習について
各授業の前に、次の範囲に関しての課題や宿題などが出ます。予習としてきちんとやってお
いてください。授業進度より遅れた者、反対に進んでいる者については、長期休業などを活用
して適宜補習・講習を設定します。
8
評価の視点・考査について
基本的には、年5回の定期考査、宿題テスト、小テストなどによって評価します。これが評
価の中心となりますが、日頃の授業態度・学習意欲、提出物の提出状況なども加味します。評
価基準に達しない場合には、その都度補習や追試などが課されます。
学年末評定は、これらの評価を基に総合的に判定します。
- 11 -
9
1年後の目標
2年後、大学入試に対応できるための基礎的な読解力・知識を身につけることが目標です。
授業計画:国語総合【現代文】
期 月
4
一 5
単元・考査等
評論1
評論1
定期考査
小説1
7
定期考査
詩歌
学
期
9
二 10
・評論に述べられた内容を的確に理解し、筆者の考え
〈顔〉という現象
方を読み取る。
鷲田清一
・自己と他者の関係のあり方について関心を持ち、考
える態度を養う。
評論2
時間と自由の関係につ・評論に述べられた内容を的確に理解し、筆者の考え
いて
内山 節
方を読み取る。
・時間と自由の問題について関心を持ち、考える態度
を養う。
少女
ち
「
し
」
少女たちの「ひろしま」・作者のものの見方や感じ方、表現の仕方の特色に注
随想
梯 久美子
期
三
学
1
3
意しながら随想を詠む。
・戦争と人間に対する態度について書かれた文章を読
み、考えを深める。
城の崎にて
・小説に描かれた出来事や登場人物の心情などを、表
志賀 直哉
現に即して読み取る。
・生と死や自分という存在について書かれた小説
を読み、考えを深める。
定期考査
短歌抄 正岡子規他
詩歌
冬季休業 俳句抄 高浜虚子他
評論3
小説3
2
期
・詩について、それぞれの形式やリズム、表現方
法に注意して読む。
小景異情
室生犀星
・いろいろな詩に親しみ。そこに描かれた世界を
自分の感受性くらい
読み味わう。
茨木のり子
・授業評価アンケート
評論2
小説2
12
山崎正和 ・評論を読み、本文の内容を的確に理解する。
・日本と西洋の文化の違いについて理解を深める。
芥川龍之介 ・小説に描かれた登場人物・情景・心情などを、表現
に即して読み味わう。
・登場人物の心情の変化について考える。
夏季休業
11
学 11
水の東西
羅生門
6
8
教
材
授業内容と着眼点
技術が道徳を代行する時 ・評論を読み、本文の内容を的確に理解する。
池内 了 ・技術と人間の関係について理解を深める。
定期考査
まとめ
春季休業
・いろいろな短歌と俳句に親しみ、そこに描かれ
た世界を読み味わう。
希望としてのクレオール ・文章の構成や展開を確かめて評論を読み、もの
柴田 翔 の見方、考え方を豊かにする。
・言語と文化、広告、について論じた評論を読み、
広告の形而上学
岩井 克人 それぞれの問題について考えを深める。
・話の展開に注意して小説を読み、登場人物の感じ方
富嶽百景
太宰 治 や生き方について考える。
・それぞれの場面や登場人物の心情の変化に留意し
て,小説を味わう。
・授業評価アンケート
- 12 -
授業計画:国語総合【古文】
期 月
単元・考査等
古文入門
教
材
ガイダンス
古典文法
説話
歴史的仮名遣い等
検非違使忠明
5
古典文法
説話
用言
絵仏師良秀
6
古文入門
説話
大江山の歌
7
定期考査
和歌
4
一
・用言について、体系的に理解する。
・古文と現代文との違いを知り、古文を読む基礎を
学ぶ。
・説話の面白さを味わい、古文の世界に親しむ。
学
期
8
9
二
10
古今和歌集
・古文の表現の特色に注意して,内容を読み取る。
徒然草
「つれづれなるままに」・人間や自然に対する作者のものの見方、感じ方を
「筑紫に、なにがしの押 読み味わう。
領使」
古典文法
助動詞
随筆
・登場人物の性格や心理の動きを読み取る。
徒然草
「ある人弓射ることを ・文章中の和歌の役割について理解する。
習ふに」
・助動詞の意味・活用・接続を習得する。
助動詞
紀行
期
「帰京」
12
伊勢物語
「芥川」
「東下り」
和歌
和歌の修辞
定期考査
まとめ
春季休業
一年間の総復習と反省 ・授業評価アンケート
期
3
・構成や展開を確かめながら、文章を読み取る。
・月と暦など古文理解のための基礎知識を学ぶ。
・表現の特色や,描かれている旅の意味につい
て考える。
・構成や展開を確かめながら、文章を読み取る。
・表現の特色や,描かれている旅の意味につい
て考える。
・古文に描かれた内容を,叙述に即して的確に読み
取る。
・想像力をはたらかせながら、物語の世界を読み味
わう。
・助動詞の意味・活用・接続を習得する。
・古文に描かれた内容を,叙述に即して的確に読み
取る。
・和歌の韻律や技巧について知り、表現の特色
を学ぶ。
物語
三 1
2
・助動詞の意味・活用・接続を習得する。
土佐日記
「馬のはなむけ」
「帰京」
定期考査
学
・和歌の韻律や技巧について知り、表現の特色
を学ぶ。
・日本人のものの見方感じ方に触れ、和歌を読
み味わう。
随筆
定期考査
11
・古文と現代文との違いを知り、古文を読む基礎を
学ぶ。
・説話の面白さを味わい、古文の世界に親しむ。
夏季休業
古典文法
学
授業内容と着眼点
・古文と現代文との違いを知り、古文を読む基礎を
学ぶ。
・古典文法の基礎を学び、文語の基礎を理解する。
・説話の面白さを味わい、古文の世界に親しむ。
- 13 -
授業計画:国語総合【漢文】
期 月
4
単元・考査等
漢文入門
材
訓読の基本
一
6
「格言」
・格言を読んで、漢文の世界に親しむ。
漢文入門
再読文字
・再読文字について学び、訓読できるよ
うになる。
故事成語
「助長」
「推敲」
期
7
8
9
定期考査
・故事成語を読んで、漢文の面白さを味
わう。
一学期の総復習
・授業評価アンケート
「苛政猛於虎也」
・話の構成や展開を確かめ、寓話の内容
や表現の仕方について理解する。
・登場人物の言動から、寓話に込められた
意図について考える。
夏季休業
寓話
二
10
寓話
・話の構成や展開を確かめ、寓話の内容
や表現の仕方について理解する。
・登場人物の言動から、寓話に込められた
意図について考える。
「塞翁馬」
定期考査
学
11
授業内容と着眼点
・訓読のきまりを理解し、文章の内容を的
確に読み取る。
・書き下しの知識をしっかり身につける。
・声に出して読む習慣を身につける。
定期考査
5
学
教
ガイダンス
唐代の詩文
期
12
定期考査
冬季休業
1
唐代の詩文
詩の規則
唐 詩
「春暁」「送元二使安西」
「涼州詞」
・唐詩のきまり(詩型・押韻・対句)と表
現の特色について学び、唐詩の世界に親
しむ。
・描かれた状況や心情を考えながら、そ
れぞれの詩を読み味わう。
・各詩の主題を的確に把握する。
「春望」
・描かれた状況や心情を考えながら、そ
れぞれの詩や文を読み味わう。
・詩や文の主題を的確に把握する。
「静夜思」
三
文「雑説」
学
2
期
3
史話
定期考査
まとめ
春季休業
十八史略
「管鮑之交」
・史話に描かれた情景や人物の心情など
を、表現に即して読み味わう。
・話の展開に沿って、登場人物の言動や
心情を考える。
一年間の総復習と反省
・授業評価アンケート
- 14 -
- 15 -
2
地 理 歴 史
地 理 B
単位数
担当者
必修
2
笠井 秀二・若林 伸治
教科書 新詳地理B(帝国書院)
新詳高等地図(帝国書院)
1
講座のねらい
国際化社会といわれる現代にありながら、若い世代の地理的な知識の欠如が問題とされていま
す。本校では1年次に地理Bを全員が履修し、地表面で展開される自然環境と人間社会の諸事象を
総合的に学習し、地理的知識、地理的な見方を養います。
1年間の学習を通じて、地理的な見方や知識、技能を獲得するとともに、その知識を利用して来
年度の歴史学習の基礎ともなります。
2
授業の内容と進め方
地表面で展開される世界の諸事象を自然環境との関わりの中で学習します。絶えず変化する現
代世界と日本を多様な視点で学習してゆきたいと考えています。
基礎・基本を重視し、確実な内容把握ができるように授業を進めます。
3
思考・判断・表現力を培う手だて
①地理的な事象について、そのような事象が発生する自然的・社会的メカニズムについてクラス
全体で考えることができるように授業を行う。
②地理的な事象についての、なぜそのような事象がおこるのかを発言や文章で表現できる力を養
う。
4
学習する上での留意点
①教科書は始業までに読んでおくこと。短い時間を有効に利用しよう。
②授業で出てくる地域や地名は、地図帳を活用し、必ずチェックする。1年間で地図帳がボロボ
ロになるようにしよう。
③新聞・テレビ・書籍・インターネット・旅行等で得ることのできる地理的知識を獲得する努力
をすること。
④副教材の図説は授業の内容に関わる写真や図表が多用されています。自分から見るようにしま
しょう。
5
予習・復習の実施
①教科書を読んでおくことを求めます。
②授業で取り扱った内容は考査を一つの目標として復習することを求めます。
6
副教材・参考書
最新地理図表GEO 2016(第一学習社)
7
課題・講習・補習について
①プリントやノートの点検を行います。
②必要に応じて課題・補習等を行います。
8
評価の視点・考査について
年間5回の定期考査・小テスト・提出物・態度などを総合的に評価します。
9
1年後の目標
①地理的な知識・思考力を養い、世界全体を意識でき利用な力を育成します。
②2年時以降の歴史学習においても、地理的な視点を意識できる力を育成します。
− 16 −
授業計画:地理B 必修
学期
月
指 導 項 目
4月
Ⅰ さまざまな地図と地理的技能
教科書
1 地理情報と地図
地図帳
①現代世界の地図②地図の種類とその利用
2 地図の活用と地域調査
資料集
③地理情報の地図化
5月
教
材
指
導
内
容
と
着
眼
点
Ⅱ 現代世界の系統地理的考察
1 自然環境
①世界の地形
定期考査1
1学期
6月
②世界の気候
同上
③日本の自然の特徴と人々の生活
④環境問題
2 資源と産業
①産業の発達と変化 ②世界の農林水産業
③食糧問題 ④世界のエネルギー・鉱産資源
7月
定期考査2
9月
同上
⑤資源・エネルギー問題 ⑥世界の工業
同上
⑦第 3 次産業 ⑧世界を結ぶ交通・通信
⑨現代世界の貿易と経済圏
3 人口、村落、都市
2学期 10 月 4 生活文化、民族・宗教
同上
定期考査3
11 月 Ⅲ 現代世界の地誌的考察
①世界の人口
②人口問題
③村落と都市
④都市・居住問題
①生活文化
②民族と宗教
③現代世界の国家④民族・領土問題
同上
①地域区分とは何か
1 現代世界の地域区分
②地域区分のさまざまなスケール
2 現代世界の諸地域
①地誌の考察方法
②東アジア
同上
③東南アジア
④南アジア
同上
⑤西アジアと中央アジア
12 月
定期考査4
1月
⑥北アフリカとサハラ以南のアフリカ
2月
同上
3学期
⑦ヨーロッパ
⑧ロシア
⑨アングロアメリカ ⑩ラテンアメリカ
定期考査5
3月
3 現代世界と日本
同上
⑪オセアニア
同上
日本が抱える地理的な問題
− 17 −
3
公
民
単位数
担当者
教科書
現 代 社 会
1
2
渡辺 純規・池野 竜治
実教出版「高校現代社会」
講座のねらい
高校での社会科には、地歴科の「地理」「日本史」「世界史」、公民科の「現代社会」「倫理」「政
治・経済」の6科目があります。これらの科目は本来密接な関連があり、すべて最終的には、私たち
が現在生きている<社会>についての理解を深めることを目的としています。「現代社会」は、これ
らの科目相互の関連性を考慮した総合的な性格ももっています。すべての科目は「現代社会」に始ま
り、さまざまな分野の学習を経て、再び「現代社会」に戻ってくるといってもいいでしょう。
そのようなことも鑑みながら、この「現代社会」では、社会のさまざまなことに目を向け、幅広く
考え、「社会において生きる人間」「社会をつくる人間」として学び育っていくサポートをすること
を目的とします。
2
授業の内容と進め方
授業では教科書・資料集の内容に準拠しつつ、「現代社会」を学んでいきます。講義形式を
基本に進めますが、自分の考えを書くこと、発表することや、グループでの討論なども適宜行
います。
3
思考・判断・表現力を培う手だて
ただ暗記するのではなく考えることも大切にしながら授業を行うほか、学習内容を踏まえて
自分の考えを書くこと、発表すること、話し合うことなどを授業の中で適宜行うことなどで、
思考・判断・表現力を培います。
4
学習する上での留意点
・科目の性質上、日常的に新聞を読んだり、テレビのニュース番組を見たりすることによって
社会の出来事に目を向けることが重要になります。それは、これからの人生に役立つだけで
なく、高校での他教科の学習ややがて直面する大学受験にも必ずプラスになるはずです。具
体的な方法は、授業で指示します。
・日本の各都道府県や世界の国名、日本史の時代区分など、中学までに学んだ地理や歴史の基
本的事項の習得は必須です。不十分な人は、早めに自習しておいてください。
5
予習復習の実施
・予習は、必要ありません。
・復習として、授業内容をその日のうちに見直しておくことが望ましい。
6
副教材・参考書
・副教材
清水書院『現代社会資料集2016』(学校で一括購入します)
・授業中に配布するプリント資料
7
課題・補習・補習
・長期休業中などに、課題を出します。
・必要に応じて、補習、補講を行います。
8
評価の視点・考査について
授業内容を中心とした5回の定期考査が、評価の最も重要な材料になります。それに、課題
(日常的なもの、長期休業中のもの)などの平常点を加えて評価をします。
9
1年後の目標
新聞やテレビのニュース番組を進んで読んだり見たりするようになり、その内容が理解でき、
それに対する自分なりの考えを持てるようになる。
− 18 −
授業計画:
期
月
4
一
5
学
期
6
7
二
三
学
期
単元・考査等
第1編
題
現代社会の諸課
第2編 現代社会と人間
としてのあり方生き方
第1章 青年期
第2章 倫理
定期考査
第3章 現代の国家と民
主政治
第4章 日本国憲法と国
民生活
第4章 日本国憲法と国
民生活
定期考査
授業内容
着眼点
・地球環境
・科学技術の発達と生命につい
て、
さまざまな面から幅広く考
察、探求する。
・青年期と自己形成
・他者とともに生きる倫理
自己との関わりにも着目しな
がら、多様な角度から考察す
る。
・人権保障、国民主権など
・日本国憲法の成立
・平和主義と日本の安全
・基本的人権
・政治機構と国民生活
民主政治や人権思想が生まれ
た背景を学び、民主政治の基
本的原理を理解する。
基本的事項を理解し、幅広く
考察する。
8
夏季休業
日本国憲法と国
9
第4章
民生活
・地方自治
・選挙と政党
・政治参加と世論
基本的事項を理解し、幅広く
考察する。
第5章
国際政治の動向
・国際社会の成立とその変容
・国際法の発展
・安全保障と国際連合
・現代の国際政治の課題
・経済社会の形成と変容
・市場のしくみ
・現代の企業
・経済成長と景気変動
・金融機関のはたらき
・政府の役割と財政・金融
国際政治の特質を国際法の特
徴や国際機関の役割などから
理解し、日本と国際社会の関
連について考察する。
基本的事項を、時事的な問題
も踏まえて理解する。
・日本経済の歩み
・中小企業と農業、公害と環境、
消費者問題、労働問題、社会
保障
・国際経済のしくみ
・グローバル化と国際経済
・地域経済統合と新興国の動向
基本的事項を、時事的な問題
も踏まえて理解し、幅広く考
察する。
10
11
定期考査
第6章 現代の経済社会
と政府の役割
12
第6章 現代の経済社会
と政府の役割
1
第7章 経済活動のあり
方と国民福祉
学
期
(2単位)
第8章
国際経済の動向
2
3
第3編 共に生きる社会
をめざして
− 19 −
基本的事項を、時事的な問題
も踏まえて理解し、幅広く考
察する。
国際経済のしくみを理解し、
グローバル化が進む国際経済
の特徴と課題について考察す
る。
さまざまな点から幅広く考察
する。
4
数
学
数 学 Ⅰ
単位数
担当者
教科書
1
3
吉田
泰・金子遼太郎
佐村
純・今里
香織
高等学校 数学Ⅰ(数研出版)
講座のねらい
「数と式」、「二次関数」、「図形と計量」、「データの分析」および「三角関数」について理
解し、基礎的な知識の習得と技能の習熟を図り、それらを的確に活用する能力を伸ばすとともに、
具体的な事象の考察を通して、数学的な見方や考え方のよさを認識できるようにします。
2
授業の内容と進め方
右ページの授業計画を参考にしてください。数学Ⅰの内容は、少し早めに終了するので、三角比
の発展的内容として「三角関数」を学習します。教科書の内容の講義と演習を中心に授業が進めら
れますが、必要に応じて副教材や参考書等で補足します。
3
思考力・判断力・表現力を培う手だて
・問題演習を多くし,生徒自身で考えさせる場面を多くします。
・結論だけを書かせるのではなく,思考過程や論理構成が明瞭な答案の作成方法を指導します。
4
学習する上での留意点
・やや高度な内容を早めに進行するので、授業前に教科書で予習、授業後に教科書,副教材等で復
習をしっかり行ってください。
・答案の書き方に注意してください。中学校までのように結論のみでなく途中経過・考えの筋道も
書くことになります。
・様々な困難に遭遇しても諦めないでください。一人で悩んでいないで友達や先生に相談してみて
ください。必ず道は開けます。
5
予習・復習の実施
予習は,次回の授業で扱う部分の教科書を読んで,わかる箇所とわからない箇所を明確にするこ
と。復習は,授業で出された課題や問題集の問題を解くこと。
6
副教材・参考書
・高等学校 数学Ⅰ入門ノート(数研出版)
・4プロセス 数学Ⅰ+A(数研出版)・4プロセス 数学Ⅱ+B(数研出版)
・チャート式 数学Ⅰ+A(数研出版)・チャート式 数学Ⅱ+B(数研出版)
7
課題・講習・補習について
・定期考査毎の課題は4プロセス、長期休業にはチャート式を用いる予定です。計画的に学習習慣
をつけましょう。
・講習は、長期休業中を中心に行います。分野別の強化を図ります。
・補習は必要に応じて行います。主に定期考査の前後になります。ボトムアップを目指します。
8
評価の視点・考査について
・定期考査は数学Ⅰとして年5回実施されます。時間は50分で学年共通問題です。
・その他の試験としては数学Ⅰ・Aとして夏季休業後の宿題テストを実施します。
・評価については5回の定期考査と宿題テストを中心に総合的に行います。
9
1年後の目標
数学Ⅰの各単元に対して,基礎的な知識の習得と技能の習熟を図り、それらを的確に活用する
能力を伸ばすとともに、具体的な事象の考察を通して、数学的な見方や考え方のよさを認識でき
るようにします。
- 20 -
授業計画:数 学 Ⅰ
期 月
単 元 ・ 考 査 ・ 提 出 物
第1章 数と式
第1節 式の計算
4
第2節 実数
第3節 1次不等式
5
定期考査① 4プロセス 課題提出
1
学
6
期
7
8
第2章 2次関数
第1節 2次関数とグラフ
第2節 2次関数の値の変化
第1節 2次関数とグラフ
1,関数とグラフ 2,2次関数のグラフ
第2節 2次関数の値の辺か
1,2次関数の最大・最小 2,2次関数の決定
定期考査② 4プロセス 課題提出 第3節 2次方程式と2次不等式
1,2次方程式
第3節 2次方程式と2次不等式
2,2次関数のグラフとx軸の位置関係 3,2次不等式
関数の概念を正しく理解し、その性質を調べ、グラフ
で表現することを学ぶ。グラフの様子を利用することが、
非常に有効な手段であることを認識する。2次関数のグラ
フから2次方程式と2次不等式の解の意味を明確に理解し
夏季休業(課題学習レポート作成)て、様々な二次不等式を正しく解けるようにする。
宿題テスト
チャート 課題提出
第3章 図形と計量
第1節 三角比
9
第2節 三角形への応用
2
学
10
定期考査③ 4プロセス 課題提出
第4章 データの分析
期
11
定期考査④ 4プロセス 課題提出
12
1
冬季休業
チャート 課題提出
発展「三角関数」
3
学
2
期
3
授 業 内 容 と 着 眼 点
第1節 式の計算
1,整式の加法と減法 2,整式の乗法 3,因数分解
第2節 実数
1,実数 2,根号を含む式の計算
第3節 1次不等式
1,不等式の性質 2,1次不等式
3,絶対値を含む方程式・不等式
数や式の計算を正しく自由自在に行えるようにする。実
数の概念を理解し絶対値の基本的性質を把握する。1次不
等式、2次方程式の解き方を理解し、それをさまざまな問
題に活用する。(第4節 集合と命題は数学Aで扱う)
第1節 三角比
1,三角比 2,三角比の相互関係 3,三角比の拡張
第2節 三角形への応用
1, 正弦定理 2,余弦定理
3,正弦定理と余弦定理の応用 4,三角形の面積
5,空間図形への応用
三角比の定義をきちんと理解する。定義に基づき拡張する
意味を理解する。場面に応じて定理を使いこなせるように
し、三角比の考え方を図形の性質・計量問題に応用する力
をつける。
1,データの整理 2,データの代表値
3,データの散らばりと四分位数
4,分散と標準偏差 5,データの相関
6,表計算ソフトによるデータの分析
用語をきちんと知り、データの整理の仕方や傾向のと
らえ方が正しくできるようにする。
発展「三角関数」
① 三角関数 ② 三角関数の加法定理
一般角の概念から三角関数を定義し、その 相互関係や諸性
質、グラフの特徴や周期性、 三角方程式、不等式や三角関
数を含む関数 などの扱いを理解し、計算処理する能力を
十分に身につける。
定期考査⑤ 4プロセス 課題提出
- 21 -
数学A
1
単位数
担当者
吉田
教科書
松本 吉邦・佐村
純・今里
高等学校 数学A(数研出版)
2
泰・金子遼太郎
香織
講座のねらい
「場合の数と確率」、「整数の性質」,「図形の性質」,これらの項目について基礎的な知識と技
能の習熟を図り,事象を数学的に考察し処理する能力を育てるとともに、数学的な見方や考え方の
よさを認識できるようにします。
2
授業の内容と進め方
右ページの授業計画を参考にしてください。数学Aの内容は、盛りだくさんですが、すべて大切
な内容です。教科書の内容の講義と演習を中心に授業が進められますが、必要に応じて副教材や参
考書等で補足します。
3
思考力・判断力・表現力を培う手だて
・問題演習を多くし,生徒自身で考えさせる場面を多くします。
・結論だけを書かせるのではなく,思考過程や論理構成が明瞭な答案の作成方法を指導します。
4
学習する上での留意点
・やや高度な内容を早めに進行するので、授業前に教科書で予習、授業後に教科書,副教材等で復習
をしっかり行ってください。
・答案の書き方に注意してください。中学校までのように結論のみでなく途中経過・考えの筋道も書
くことになります。
・様々な困難に遭遇しても諦めないでください。一人で悩んでいないで友達や先生に相談してみてく
ださい。必ず道は開けます。
5
予習・復習の実施
予習は,次回の授業で扱う部分の教科書を読んで,わかる箇所とわからない箇所を明確にすること。
復習は,授業で出された課題や問題集の問題を解くこと。
6
副教材・参考書
・4プロセス 数学Ⅰ+A(数研出版)・チャート式 数学Ⅰ+A(数研出版)
7
課題・講習・補習について
・定期考査毎の課題は4プロセス、長期休業にはチャート式を用いる予定です。計画的に学習習慣
をつけましょう。
・講習は、長期休業中を中心に行います。分野別の強化を図ります。
・補習は必要に応じて行います。主に定期考査の前後になります。ボトムアップを目指します。
8
評価の視点・考査について
・定期考査は数学Aとして年5回実施されます。時間は50分で学年共通問題です。
・その他の試験としては数学Ⅰ・Aとして、夏季休業後の宿題テストを実施します。
・評価については5回の定期考査と宿題テストを中心に総合的に行います。
9
1年後の目標
数学Aの各単元に対して,基礎的な知識の習得と技能の習熟を図り、それらを的確に活用する能
力を伸ばすとともに、具体的な事象の考察を通して、数学的な見方や考え方のよさを認識できるよ
うにします。
- 22 -
授業計画:数 学 A
期
月
4
5
1
単 元 ・ 考 査 ・ 提 出 物
序章 集合と命題
第1章 場合の数と確率
第1節 場合の数
定期考査① 4プロセス課題提出
授 業 内 容 と 着 眼 点
序章 集合と命題
1,集合 2,命題と条件 3,命題とその逆・対偶・裏
4,命題と証明
命題の真偽や必要条件・十分条件、命題の逆・対偶・
裏について理解し、命題を論理的に考えられるように
する。
6
第2節
確率
学
期
7
定期考査②
4プロセス課題提出
第1節 場合の数
1, 集合の要素の個数 2,場合の数
3,順列 4,組合せ
第2節 確率
1,事象と確率 2,確率の基本性質 3,独立な試行と確率
4,条件付き確率
具体的な事象の考察などを通して順列組合せについて
理解する。不確定な事象を数量的にとらえることの有量
性を認識し、それを積極的に活用する。
8
9
夏季休業
宿題考査 チャート 課題提出
第2章 図形の性質
第1節
2
10
平面図形
定期考査③ 4プロセス課題提出
第2節 空間図形
学
11
期
12
3
1
定期考査④ 4プロセス課題提出
第3章 整数の性質
第1節 約数と倍数
第2節
ユークリッドの互除法
学
第1節 約数と倍数
1, 約数と倍数 2, 最大公約数・最小公倍数
3,整数の割り算と商・余り
第2節 ユークリッドの互除法
1,ユークリッドの互除法 2,一次不定方程式
第3節 整数の性質の活用
1,分数と小数 2,n進法
自然数、整数についていろいろな方面から扱い、その性
第3節 整数の性質の活用
期
第1節 三角形の性質
1, 三角形の辺の比 2, 三角形の外心・内心・重心
3, チェバの定理・メネラウスの定理 4, 円に内接する
四角形 5, 円と直線6, 2つの円 7, 作図
第2節 空間図形
1,直線と平面 2,空間図形と多面体
三角形や円などの基本的な図形の性質についての理解
を深め,図形の見方を豊かにするとともに図形の性質を
論理的に考察し処理することができるようにする。
質について理解を深める
2
定期考査⑤ 4プロセス課題提出
3
- 23 -
5
理
科
物 理 基 礎
単位数
担当者
2
田原
教科書
1
輝夫・鈴木
智美
物理基礎(数研出版)
講座のねらい
現代の科学技術の進歩はめざましいものがあります。火星に着陸した探査機から送信された
写真画像を地球上で見ることができるようになりました。これらの科学技術を支える自然科学
の基本となる考え方の一端に触れていきます。この講座では、日常身の回りにある自然現象に
目を向け、そこから法則性を見つけ出していきます。理論だけでなく、様々な実験を通して論
理的な考え方が身に付くようになることを目指します。
2
授業の内容と進め方
物理基礎は、力学、熱、波、電気の4分野で構成されています。力学の分野では、運動の表
し方、運動の法則、仕事と力学的エネルギーについて学習します。また、熱の分野では、熱量
の保存、熱と物質の状態変化、熱と仕事について学びます。波の分野では、さまざまな波、波
の伝わり方、音波、共振・共鳴について、電気の分野では、静電気、電流と電気抵抗、電気とエ
ネルギーについて学習します。波と電気の分野は2年次の物理で詳しく学習します。
教室での講義や演示実験の観察、物理実験室での生徒実験などを行い、物理的な現象につい
ての理解を深め、科学的な探究心を育てます。
3 思考力
判断力
表現力の手立て
問題演習を通し知識、公式をどのように活用したら良いのか鍛えていきます。普段の授業の中
で様々な考え方、解き方に触れ思考力
4
判断力
表現力を身に付けます。
学習する上での留意点
自然科学では、自然界の法則を数式で表します。しかし、数式の暗記では役に立ちません。
基本の理解がないと自然科学の理解や応用力は身につきません。基本の出発点から納得するま
でよく考えて、理解するように努力してください。また、復習として問題を繰り返し解いて、
実力を定着させましょう。実験は自然現象をより深く理解し、自然科学的な考え方を養うのに
欠かせません。実験終了後にはレポートを提出してもらいます。
5 予習復習の実施
物理は復習が重要です。予習に関しては重い課題を課しません。授業前の休み時間にテキスト
に目を通す程度で良いでしょう。
6
副教材・参考書
「リードLightノート物理基礎」(数研出版:授業中に使用する問題集)
基本的問題が中心です。授業で学習した内容の確認や理解を深めるために使用します。
7
課題・補習について
実験後は必ずレポートを提出してください。また、定期考査の時には、問題集のレポートを
- 24 -
提出してもらうので、レポート用紙を用意してください。
8
評価の視点・考査について
評価は、定期考査の点と平常点を合計し総合的に行います。平常点は、実験レポート・問題
集レポート・授業態度等を点数化してつけます。
9
1年後の目標
自然現象を理論的に見ていく態度が身についていきます。
授業計画:物理基礎
期
一
月
単元・考査等
4
力と運動
速度
加速度
・ 速度、加速度の意味を学習し、等加速度直線運動
を考える。
5
定期考査
運動の法則
落体の運動
力とそのはたらき
力のつりあい
・ 落下運動を観察し理解する。
・ 物体が静止する条件を理解する。
・ 静止した物体にはたらいている力を求める。
6
運動の法則
摩擦を受ける運動
・ 運動方程式を使いこなす。
・ 摩擦を受ける運動について理解する。
7
定期考査
圧力と浮力
仕事と力学的
仕事とエネルギー
エネルギー
学
期
8
二
授業内容と着眼点
・ 圧力と浮力の関係について理解する。
・ 仕事とエネルギーの意味を理解する。
夏季休業
・ 定義から運動エネルギーの式を導く。
・ 定義から位置エネルギーの式を導く。
仕 事 と 力 学 的 運動エネルギー
エネルギー
位置エネルギー
10
定期考査
熱と
エネルギー
力学的エネルギー保
・ 力学的エネルギー保存則を導く。
存
・ 比熱と熱容量の意味を理解する。
比熱と熱容量
11
波の性質
熱量の保存
波と媒質の振動
・ 熱量保存から熱平衡の温度を求める。
・ 波の要素を学習する。
波の伝わり方
・ 波の独立性、重ね合わせの原理、干渉、回折、
波の反射・屈折について学ぶ。
12
定期考査
冬季休業
1
音
音の性質
振動と共振・共鳴
・ 音の三要素について学ぶ。
・ 発音体の固有振動について理解する。
2
物質と
電気抵抗
交流と電磁波
静電気・電流と抵抗
電気エネルギー
交流・電磁波
・ 静電気・オームの法則について学ぶ。
・ 電力・電力量について理解する。
・ 交流と変圧器について学ぶ。
三
学
期
材
9
学
期
教
3
定期考査
春季休業
・ 電磁波の性質や種類について学ぶ。
- 25 -
化 学 基 礎
1
単位数
担当者
教科書
2
伊豫田可奈子
化学基礎(数研出版)
講座のねらい
化学は、物質のさまざまな振る舞いについて学ぶ学問です。また、すべての物質は原子と呼ばれる
微小粒子から成り立っています。本講座で学ぶことは下記の3点です。
①化学の基本粒子である原子について学習し、分子やイオンとその結合を学ぶことです。
②化学反応のしくみや量的関係、エネルギーや酸・塩基、酸化・還元について学ぶことです。
③安全で正確な実験技術、操作の習得を通し、実験から科学的に探求する力をつけることです。
2
授業の内容と進め方
授業計画にあるように進めていきます。中学校までの既習事項に関連させながら、身の回りの
物質を粒子に注目しながら学習します。1学期に【周期表】を用いて基本概念を習得し、その後は
化学には欠かせない【物質量(モル)】、そして様々な化学反応と量的関係について学習していき
ます。覚えるべきことと、演習等で身につけることを、バランスよく学習することが不可欠です。
3
思考・判断・表現力を培う手立て
実験、実習等を適宜取り入れ、化学的なものの見方を身につけます。さらに、小テストや演習
を定期的に行いながら力をつけていきます。
4
学習する上での留意点
化学の授業では、科学的なものの見方で見ることが重要です。化学で扱う粒子一つ一つは非常に
小さいものであるため、これを集団(モル)として考えていく視点が必要です。また、実験や観察
を通して物質の性質や変化をとらえ、論理的に考察できる力をつけていく事が重要になります。単
元ごとに完結した内容ではなく、年間等して関連した内容になっているので、日頃の積み重ねが大
切です。
5
予習復習の実施
予習が必要なこともありますが、基本的には復習に重点を置いてください。学習した内容を問題
集で確認し、理解度を各自で知り、必要に応じて質問に来るなどして不明点をなくすよう心がけま
しょう。定期考査直前だけの学習では、化学基礎を身につけることは難しいと考えておきましょう。
6
副教材・参考書
「スクエア最新図説化学」(第一学習社)をより理解を深めるための参考資料として授業内で
使用したり、実験のレポート作成の際などの参考書として利用します。
「リピート&チャージ 化学基礎ドリル(3冊)」(実教出版)は日々の学習用に用います。
まずはこのドリルで基本事項を習得し、問題集を解くための基本的な力をつけましょう。
「センサー化学基礎」(啓林館)を主に自宅学習用の問題集として利用します。授業時間中に
使うことはほとんどありません。単元ごとの復習、定期テスト対策に使用してください。
7
課題・講習・補習
実験に関するレポートや課題があります。また、補習は必要な生徒に必要な時期に行います。
8
評価の視点・考査について
定期考査と平常点(小テストや実験レポート、提出物など)を評価の対象とします。
9
一年後の目標
中学校との関連を持ちながら、身の回りの化学についての理解を深め、化学基礎の入試レベル
の問題が解けることを目指しましょう。また、2年次の化学にスムーズにつなげるために、問題集
の内容をしっかり身につけておきましょう。
− 26 −
授業計画:化学基礎
期 月
単元・考査等
物質の構成
4
授業内容
着眼点
混合物と純物質
身の周りの物を化学的視点で見る目を養う
物質の三態と熱運動
多種多様な物質を整理・分類し、共通した要素や、個
物質の分類と分離
々の相違点を確認する
実験により分離の方法を学ぶ
物質の構成粒子
1 5
定期考査
粒子の結合
6
7
物質の構成粒子の大きさと構造について学ぶ
元素の分類・周期表
学
期
原子の構造
原子の電子配置
【周期表】の特徴を理解し、電子配置やイオンと関連
イオン
づけながら、理解する
イオン結合
主な結合をその仕組みからとらえ、種々の物質の結合
共有結合
を理解し、身の回りの物質と関連づけて考える
金属結合
定期考査
原子量・分子量・式量 物質の質量と、物質を構成する原子・分子・イオン
物質量
モルとは
などの質量や数との関係や、気体についてはさらに
体積との関係をまなぶ
化学の学習にかかせない【物質量】の考え方を身に
つける
8
9
夏季休業
夏季宿題
復習と予習
溶液の濃度
モル濃度
溶液の濃度について、パーセント濃度やモル濃度の
定義を学び、その扱い(溶解度・析出量含む)に慣
物質量と化学反応式 化学反応式と量的関係 れる。
2
化学変化を反応式で表すことを学び、それをもとにし
学
て量的関係がはあくできるようにする
期
10 定期考査
酸と塩基の反応
11
定期考査
12
冬季休業
1 酸化還元反応
酸・塩基
酸・塩基の定義と性質をH+とOH-に注目しながら学ぶ
pH
水の電離とpHの表し方について理解する
中和と塩
塩の定義と分類の方法を学ぶ
中和滴定・量的関係
実験で中和滴定の方法を習得し、量的関係を理解する
冬季宿題
復習と予習
酸化と還元
電子の授受による酸化・還元に注目し、酸化数を取り
入れて統一的に理解を深める
3
酸化剤・還元剤
2
学
期 3
はたらきと、そのときに起こる化学変化を反応式を用
いて表し、量的関係について理解する
定期考査
春季休業
金属の酸化還元
2年の「化学」につながる酸化還元について、復習と
予習を行う
− 27 −
生 物 基 礎
単位数
担当者
2
天海
教科書
創・永田
高等学校
生物基礎
1
英明
(第一学習社)
講座のねらい
この世界にはなぜこんなにいろいろな生物がいるのでしょうか?こうした驚きと疑問が生物
学のルーツの1つです。生物を知ることは単純に面白いです。この面白さをぜひ皆さんにも知
ってほしいと思っています。また、最近ではヒトクローンや遺伝子組換えなどをめぐる問題や
環境問題などが注目されていますが、これらを考えるには生物学の知識が不可欠です。現代人
にとって必要な基本的な教養として、生物分野の基本的知識を身につけてもらうことが本講座
の目標です。
2
授業の内容と進め方
生物基礎の内容について、生物分野の内容も応用的に取り入れながら講義中心に学習します。
3 思考力
判断力
表現力の手立て
授業内で数多くの疑問点が出てきます。この疑問に対しての解答を、まずは個人で考え、次
に資料を参照し、さらには周囲の友人と相談することで正しい解答を導き出す能力を育みます。
また黒板の板書を自分のノートやプリントに書き写すことで、表現力も培ってください。
4
学習する上での留意点
指示されたことをきちんと実行することはもちろん必要ですが、それだけではなく、自ら疑
問を持ち、進んで探求していく姿勢が大切です。
授業中は板書された内容を書き写すだけでなく、自らの考えや聞いた内容もメモしましょう。
実験・実習は他人まかせにせず、自分の体を動かし自分の頭で考えましょう。さらに実験レポ
ート作成を通じて物事をしっかり考えるトレーニングをしましょう。
受験教科として考える人は、最終的に自分用のノートを作成することを目標としてください。
授業で配布されたプリントなどを集めるだけでなく、自分の理解に応じて自分用にノートを作る
ことが理解への近道だと思います。
5 予習復習の実施
復習を重要視してください。特に授業中に未完成だったノートやプリントの完成や、未理解だ
った内容の再点検を行ってください。予習に関しては授業前の休み時間に教科書や資料集に目を
通す程度で良いでしょう。
6
副教材・参考書
・資料集「スクエア最新図説生物」(第一学習社)
授業中に図を参照することが多いので、必ず持参してください。
・問題集「センサー新編 生物基礎」(啓林館)
主に自宅学習用ですが、定期試験対策等に利用してください。
7
課題・補習について
実験・実習後にレポート提出を求めることがあります。
8
評価の視点・考査について
定期試験(年5回・各100点満点)の素点と平常点を組み合わせて評価します。平常点は主に実
験・実習レポート・提出物(ノート等)によって評価します。学習への取り組み方、注意深い
観察力や的確な表現力など、知識・理解だけでない部分を評価するためです。
提出物は提出期限を必ず守って下さい。
- 28 -
9
1年後の目標
さらに高いレベルの生物が学習したいと思うようになってください。
授業計画:生物基礎
期
月
4
単元・考査等
教
材 (項目)
生物と遺伝子
生物の多様性と共通性
・生物の特徴
授業内容と着眼点
・生物と細胞の定義
・細胞内小器官について
・顕微鏡の使い方
細胞とエネルギー
・生物体内におけるエネルギーの流れ
・ATPの構造と特徴
・ミクロメーターの使い方
6 遺伝子とその働き
遺伝現象と遺伝子
遺伝情報の複製と分配
・DNAの構造と特徴
・体細胞分裂と染色体
・細胞の観察
7
定期考査
遺伝情報とタンパク質の ・生殖方法と減数分裂
合成
・遺伝子発現の流れ
8
夏季休業
5
定期考査
一
学
期
生物の体内環境の
体液とその働き
9 維持
二
10
定期考査
体液とその働き
・循環器系
・消化器系
血液と心臓
消化液と消化酵素
肝臓のつくりと機能
・泌尿器系
腎臓のつくりと機能
学
期
生物の体内環境の
体内環境の維持の仕組み
11 維持
12
定期考査
冬季休業
体内環境の維持の仕組み
生 物 の 体 内 環 境 の 生体防御
維持
1 生物の多様性と
バイオームの多様性と
分布
生態系
・浸透圧の調節
・自律神経系の構造と働き
・ホルモンによる調節
・血糖量と体温の調節
・免疫の種類と仕組み
・免疫の応用
・生物の多様性とバイオーム
三
学
期
生物の多様性と
2 生態系
3
バイオームの多様性と
分布
生態系とその保全
定期考査
春季休業
- 29 -
・バイオームの形成過程
・バイオームとその分布
・生態系
・生態系のバランスと保全
保健体育(体育)
単位数 1学年(3)2学年(2)3学年(3)
担当者
体育科全員
教科書
1
講座のねらい
運動についての理解と運動の合理的な実践を通して、計画的に運動に親しむ能力を身に付け
ます。また、各種の運動を通して、運動技能を高め運動の楽しさや喜びを深く味わうことがで
きるようにするとともに、生涯を通じて継続的に運動ができる能力を育てます。
2
授業の内容と進め方
今年度、夏休み以降改修工事に伴い、1学期については年間計画表を参考にしてください。
2学期以降については、体育施設借用や確保等未定ですので、授業種目が変更になる場合も
あります。
3
学習する上での留意点
自己の体力を理解し、自らの健康を適切に管理・改善し、常に体調を整えて授業に臨むこと。
また、個人及び集団生活における健康・安全についても理解を深め、公正・協力・責任などの
態度を身に付けましょう。特に水泳と持久走の授業では、自己の能力に応じた課題(記録)を
設定し、その課題(記録)を自ら解決(更新)できるように心掛けましょう。
4
副教材・参考書
特にありません。
5
課題・補習について
水泳や持久走の授業は、怪我や病気等で規定の授業時数に達していない生徒や課題の泳法が
マスターできていない生徒及び、もう少しうまく泳ぎたい生徒を対象に、補修を行います。
6
評価の視点・考査について
それぞれの授業(種目)ごとに実技試験を行います。実践教科であるため授業は、積極的に
参加することが原則です。身体を動かし、筋力・敏捷性・柔軟性・持久力を高めるとともに、
仲間と協力しあい、自分の課題(記録)にチャレンジすることが大切です。
− 30 −
授業計画:体育
4月
第1学期
5月
6月
7月
ソフトボール
男
子
12月
1月
第3学期
2月
ソフトボール
持久走
陸上競技
サッカー
バレーボール
バスケットボール
ソフトボール
持久走
バレーボール
バスケットボール
陸上競技
陸上競技
サッカー
硬式テニス
ソフトボール
持久走/サッカー
陸上競技
水泳
バレーボール
第
1
学
年
9月
第2学期
10月 11月
3月
新体力テ
スト
ダンス
女
子
バレーボール
水泳
男
子
第
2
学
年
水泳
器械運動
バドミントン
バスケットボール
器械運動
バドミントン
バスケットボール
新体力テ
スト
女
子
水泳
硬式テニス
第
3
学
年
ソフトボール
男
子
新体力テ
スト
選択種目
水泳
選択種目
女
子
新体力テ
スト
選択種目
水泳
選択種目
選
択
選択体育
− 31 −
持久走/サッカー
保健体育(保健)
1
単位数
1学年・2学年(1)
担当者
体育科全員
教科書
保健体育(大修館)
講座のねらい
健康的な生活習慣を身につけたり、地球環境を守ったりするための知識や能力を高めたり、
生涯スポーツに向けて運動技能を高め、それを実践する努力が重要であることを理解できるよ
うにします。
2
授業の内容と進め方
『生活習慣病』、『ストレス』、『喫煙』、『飲酒』、『薬物への誘惑』、『環境汚染』な
ど、私たちのまわりに健康をおびやかすたくさんの危険因子が存在していることを理解し、現
代社会のなかで、心身共に健康的な生活を送っていくために、高校生に求められていることを
学びます。また、応急処置(救急法)では、実習を通して心肺蘇生法の手順と方法を身につけ
ます。第2学年の2学期からは研究発表授業となり、ここでは各グループごとに研究テーマを
決め、研究活動(研究計画・実態調査・資料収集・文献研究・実験など)を行い、発表する授
業です。
3
学習する上での留意点
高校期は、人間の成長過程で重要な位置を占めていて、身体的には形態発育がほぼ完了する
時期です。保健の学習内容は、健康的な生活を送るために必要なことが多く、現状の健康状態
のレベルを少しでも高めるために、自分自身や実際の生活と照らし合わせながら理解していく
ことが大切です。また、健康については、個人としてだけではなく、社会の一員として、更に
地球上の一員としての取り組みが必要とされていることを理解し、将来より豊かな生活を送る
ためには何が大切なのかを課題として学習してください。
4
副教材・参考書
特にありません。
5
課題・補習について
特にありません。
6
評価の視点・考査について
第1学年は、3回の定期考査で評価します。担当者によっては課題提出等も考慮されます。
第2学年は、1学期の期末考査と研究発表授業で評価します。研究発表授業では、グループの研
究内容や活動状況・資料内容・発表方法等が評価されます。
− 32 −
授業計画:保健(第1学年)
期
月
4
単元・考査等
授業内容
現代社会と健康
疾病構造の変化
健康の成り立ち
健康的な生活習慣
着眼点
健康の成立条件
一
5
学
期
6
7
食事と健康
適切な食事
運動と健康
適切な運動
休養と健康
適切な休養
喫煙と健康
定期考査
飲酒と健康
喫煙による健康への影響
受動喫煙の害
※定期考査
アルコールによる健康への影
喫煙のない世代づくりを
考えよう。
飲酒がもたらす健康への影響
を理解しよう。
アルコール依存症
8
夏季休業
薬物乱用
9
医薬品と健康
薬物乱用と依存症
薬物乱用の害
医薬品の考え方
二
10
学
期
11
感染症とその予防
エイズとその予防
大脳と精神機能
大脳辺縁系と大脳新皮質
心身相関
心とからだの関わり
欲求と欲求不満
欲求とその種類
定期考査
12
三
学
期
2
3
※定期考査
適応機制
冬季休業
1
感染症予防
エイズとその予防
自己実現
応急処置
副作用を知る。
健康で文化的な生活を送るた
めには、どうすればいいのだ
ろうか。
大脳の働きと心とからだの関
わりを学ぼう。
合理的な方法で障壁を取り除
くには?
適応機制とその種類
自己の可能性の発見
自分にとっての自己実現とは
何なのか考えられるようにな
る。
倒れている人への対応
手順と方法を確実に身につけ
よう。
心肺蘇生法とその実際
定期考査
薬物に手を出さないためには
?
※定期考査
春季休業
− 33 −
授業計画:保健(第2学年)
期
月
単元・考査等
家庭生活と健康
4
授業内容
着眼点
ライフステージ
生涯を見通した健康生活の設
思春期と性
計ができるようにしよう。
結婚と健康
一
家庭生活と健康
5
母子と健康
健康生活を脅かす危険因子を
加齢と健康
理解しよう。
リハビリテーション
学
6
職業生活と健康
期
健康的な職業生活
働く人の健康づくりを学ぼう。
余暇の健康的な活用
環境と健康
公害の原因と健康被害
維持に欠かせないものだから、
7
定期考査
8
大気・水・土壌、いずれも生命
※定期考査
防止対策を学ぼう。
夏季休業
保健・医療制度
保健行政
医療制度
公的・組織的な活動内容を知
ることも大切です。
9
研究発表授業
グループ分け
研究テーマ決め
二
保健に関係するテーマを選び、
各グループに分かれて研究を
進めていく。
学
研究発表授業
10
資料収集
文献検索
実験・実地調査
期
11
12
研究発表
研究発表
冬季休業
研究発表
三
1
学
2
期
3
研究発表
研究発表
春季休業
各グループ1班3∼5名での
発表については、発表方法の
研究発表
工夫が必要で す。
各グループ1班3∼5名での
発表については、発表方法の
研究発表
工夫が必要で す。
各グループ1班3∼5名での
発表については、発表方法の
研究発表
工夫が必要で す。
各グループ1班3∼5名での
発表については、発表方法の
研究発表
工夫が必要で す。
各グループ1班3∼5名での
発表については、発表方法の
研究発表
工夫が必要で す。
− 34 −
− 35 −
7
外 国 語
単位数
担当者
コミュニケーション英語Ⅰ
【R リーダー】
1
教科書
2/4
菊地 義昭・和久田友哉
山浦みどり
LANDMARK
English Communication Ⅰ
講座のねらい
中学校で学んだ英語の内容を基礎に、聞く・話す・読む・書く の4技能の習得を目指し、英語
の基本的コミュニケーション能力を養成する。
2
授業の内容と進め方
① 1週間に2時間の授業を通して、サイドリーダー(SR)と合算して4単位を履修する。
① 教科書を使用して、授業を進める。
3
学習する上での留意点
① 高校の英語の授業は、予習を前提として進められる。中学時と比較して、英文の構造は遥か
に複雑になり、使用語彙も飛躍的に増大する。従って、必要十分な下調べが不可欠である。
わからない単語は辞書で確認し、意味・用法を書き留めておくこと。
② 復習においては、授業時に理解した内容を確認し、英語の音読を繰り返すこと。
③ 語句を調べた後は、紙の辞書に赤で印をつけておく。卒業までにすべてのページに印がつく
ことを目指す。
4
副教材・参考書
① LANDMARK予習ノート
② LANDMARKワークブック
③ LANDMARK附属CD
予習の段階で解いておく。提出を求める。
復習の段階で解いておく。提出を求める。
特に復習の段階で何度も聞き音読を重ね理解を深める。
④ 辞書(紙のもの)・・・ 授業時に必ず持参すること。
辞書は単に意味を調べるためのもので
はなく、用例・用法などを確認する究極の参考書である。紙の辞書は調べたい内容を全て一
目で見ることができるが、電子辞書は画面が小さいために力が未熟な生徒は意味を調べるだ
けで終わってしまう。(電子辞書については、授業時は使用せず、ふだんも極力使用しない
ことが望ましい。)
5
課題・補習について
① 成績不振者は別途、補習や課題がある。
6
評価の視点・考査について
定期考査は50点満点で、SR(サイドリーダー)と合算して100点満点となる。
課題の提出状況、適宜行われる小テスト、授業態度や参加意欲なども総合的に観察し、2科目
を合算して「英語Ⅰ」の評定を出す。
- 36 -
授業計画:Communication 英語Ⅰ(R)【リーダー】
期 月
4
5
前
6
期
7
8
9
10
単元・考査等
導入
Lesson 1
教
材
授業内容と着眼点
LANDMARK
・動詞の形 ・不定詞
What Can Blood Type
Tell Us?
Lesson 2(∼Part 2) Curry Travels around
the World
定期考査
・分詞の後置修飾
Lesson 3
“gr8” or great?
・関係代名詞・S+V疑問詞節/S+V+O+疑問詞節
Lesson 4
Gorillas and Humans
・Seemの用法
・現在完了進行形
・使役動詞+O+動詞の原形
・現在完了形
定期考査
夏季休業
【夏課題】
Lesson 5
Biodiesel Adventure
・過去完了形
Lesson 6
The Doctor with the
Hands of God
・It∼thatの形式主語構文
・知覚動詞+O+動詞の原形/ 現在分詞
Eco-tour in Yasukuni
The Mother of
Women’s Judo
・前置詞+関係代名詞・関係副詞
・分詞構文 ・関係代名詞
定期考査
11
Lesson 7,8
Lesson8
後
12
期
定期考査
冬期休業
【冬課題】
Lesson 9
Space Elevator
・倍数比較
Lesson10
Friendship over Time
・関係代名詞の非限定用法・仮定法過去完了
Lesson10
Friendship over Time
・関係代名詞の非限定用法・仮定法過去完了
1
2
The Mother of Women’s ・分詞構文 ・関係代名詞
Judo
3
定期考査
春季休業
【春課題】
- 37 -
・仮定法過去
単位数
担当者
コミュニケーション英語Ⅰ
【SR
1
サイドリーダー】
教科書
2/4
菊地 義昭・和久田友哉
山浦みどり
LANDMARK
English Communication Ⅰ
講座のねらい
AETとのチームティーチングで授業を進め、聞く・話す・読む・書くの4技能の習得を目指
し、英語の基本的コミュニケーション能力を養成する。比較的平易な読み物を数多く読み、速
く正確に英文を読む能力を伸ばし、単語・熟語を確実に身につける。AETとのコミュニケー
ションを通じて、英語の発信力を高めるとともに、英語の背景にある英米文化の理解を深める。
2
授業の内容と進め方
1週間に2時間の授業を通して、リーダー(R)と合算して4単位を履修する。
3
学習する上での留意点
① 予習ではまず辞書を引かずに本文を読み、わからない単語に線を引く。2回目に読む際に、
わからない単語を辞書で調べる。それでも訳せない文は文法が分かっていないからであり、
自分なりの和訳をして授業に臨む。本文に関する問題を解き、付属の提出ノートを完成させ
ておく(提出を求める)。
② 英語の発信力、聴解力の向上を目指し、積極性と集中力を発揮する。
② 復習においては、授業時に理解した内容を確認、CDを用い英語の音読を繰り返すこと。
③ 調べた語句は、辞書に赤で印をつけておく。卒業までにすべてのページに印がつくことを目
指す。
4
副教材・参考書
サイドリーダー
① 「Applause vol.1 (美誠社)CDつき」(7月末まで使用)
② 「Applause vol.2 (美誠社)CDつき」(年度末まで使用)
③ 「Ann of Green Gables 」 (夏休みの読書課題)
リスニング
①「LISTENING NAVIGATOR 1(Z会出版)CDつき」(10月末まで使用)
②「LISTENING NAVIGATOR 2(Z会出版)CDつき」(年度末まで使用)
5
課題・補習について
長期休業中にはサイド・リーダー(SR)の課題として英語の物語を読み、休業明けの課題
テストに備えること。
6
評価の視点・考査について
定期考査は50点満点でR(リーダー)と合わせ100点満点とする。評価は、予習状況、授
業態度、提出物、小テスト等も総合し、R(リーダー)と合算して、「コミュニケーション英
語Ⅰ」として評定を出す。
- 38 -
授業計画:コミュニケーション英語Ⅰ
期
月
単元・考査等
4
5
定期考査
前
6
7
定期考査
教
【SR
サイドリーダー】
材
授業内容
Side reader ①
Listening①
Lesson 1∼4
Lesson 1-4
Side reader ①
Listening①
Lesson 5∼8
Lesson 5-8
Side reader ①
Listening①
Lesson 9∼13
Lessont 9-13
Side reader ①
Lesson 14∼15
期
8
夏季休業
Side reader ①の残りと③を読む。
Listening 復習
Side reader ②
Listening①
Lesson 1-4
Lesson 14-17
Side reader ②
Listening①
Lesson 5-8
Lesson 18-20
Side reader ②
Listening②
Lesson 9-12
Lesson 1-4
Side reader ②
Lesson 13
1
Side reader ②
Listening②
Lesson 14-16
Lesson 5-7
2
Side reader ②
Listening②
Lesson 17-19
Lesson 8-10
Side reader ⑤
Listening 復習
Lesson 20
9
10
定期考査
11
後
定期考査
12
期
定期考査
3
- 39 -
英語表現Ⅰ
【G グラマー】
1
単位数
2
担当者 菊地 義昭・和久田友哉・山浦みどり
市田 浩義・倉松 淳子
教科書 Vision Quest (啓林館)
講座のねらい
① 大学入試を視野に、英語力の基本となる基礎的文法力を養う。
② 英語によるコミュニケーションを可能とする多様な表現の習得を目指す。
③ 簡単な英文を英語で書く基礎的能力を養成する。
2
授業の内容と進め方
① 1週間に2時間の授業を通して2単位を履修する。
② 英語の習熟度に応じてクラス分けし、展開授業を実施する。
3
学習する上での留意点
① 文法を体系的に学習・理解し、英語力の基礎を養成する。ワークブックも利用し、ドリルを
繰り返す。頭、目、耳、口及び手をよく使う。一過性の断片的な暗記に止めず、応用可能な
ルール・パターンの習得を目指す。
② 授業で扱った基本例文は、反復して暗唱・暗写し、確実に身につける。
③ 付属のCDを利用し、声に出して復唱し、書写するなど、身体を使った作業をすること。
④ 教科書は各課の例文を暗唱できるまで練習し、読む・聴く・書く・話す力を伸ばす。
⑤ 文法は、ある程度自力の学習が可能である。副教材の参考書を利用して、授業の進度に応じ
て予習しておくと、授業の理解が容易になる。予習で生じた疑問点は、授業の際に質問等で
解決していくこと。
⑥ 速読英単語は自学自習用である。書き込み式ノートは提出あり。CDを聞き、文章の音読を
重ねる中で単語を覚えていくこと。単語を抜き出した一覧表で覚えてもすぐ忘れてしまうが、
文章で覚えた単語は忘れにくく強い。
⑦ 英文法レベル別問題集2,3は自学自習用である。定期的にノートの提出を求める。
4
副教材・参考書
①「Breakthroughブレイクスルー総合英語」(美誠社)
②「Breakthroughブレイクスルー総合英語基本例文ノート」(美誠社)
③「Breakthroughブレイクスルー英文法27章」(美誠社)
④「Breakthroughブレイクスルー英文法27章ワークブック」(美誠社)
⑤「Breakthroughブレイクスループラクティカルステージ」(美誠社)
⑥「速読英単語 入門編 CDつき」(Z会出版)
⑦「速読英単語 入門編 書き込み式単語ノート」(Z会出版)
⑧「英文法レベル別問題集2、3」(東進ブックス)
5
課題・補習について
① 必要に応じて、様々な課題が出される。また 成績不振者には課題や補習が課させる。
6
評価の視点・考査について
① 定期考査の得点・課題の提出状況・小テストの得点・授業態度を総合し、「英語表現 I 」と
して評定を出す。
② 定期考査は100点満点で、使用する全ての教材から出題する。
- 40 -
授業計画:英語表現Ⅰ
期
月 単元・考査等
4
教
材
( Lesson )
Breakthrough 27 (1-3)
授業内容と着眼点
文の種類・文型と動詞
英語の基本となる文型を徹底的に習得する。
Vision Quest(1,2)
前
期
7
5 定期考査
Breakthrough 27 (4-6)
Vision Quest(3)
疑問文 時制
基本時制(現在・過去・未来)・進行形を習得する。
6
V Breakthrough 27 (7-9)
Vision Quest(4,5)
完了形・助動詞
過去完了・未来完了、助動詞の用法を習得する。
7 定期考査
Breakthrough 27 (10)
Vision Quest (6)
助動詞・態
助動詞・受動態を習得する。
8 夏季休業
9
既習の文法項目の復習と定着を図る。
Breakthrough 27 (11-13)
Vision Quest(6,7)
10 定期考査
Breakthrough 27 (14-16)
受動態・不定詞
受動態・不定詞の基本用法から発展までを習得す
る。
不定詞・動名詞
動名詞の基本用法や慣用表現などを習得する。
Vision Quest(7,8)
後
11
Breakthrough 27 (17-19)
動名詞・分詞
準動詞に関する運用力を高める。
Vision Quest(8,9)
12 定期考査
Breakthrough 27 (20)
関係詞
関係詞の基礎基本を習得する。
Vision Quest(10)
期
1
Breakthrough 27 (21-23)
関係詞・比較
関係詞・比較の基本から発展までを習得する。
Vision Quest(10,11)
2
Breakthrough 27 (24-26)
比較・仮定法
比較・仮定法の基本から発展までを習得する。
Vision Quest(11,12)
3 定期考査
Breakthrough 27 (27)
話法基礎
- 41 -
8
情 報
社会と情報
単位数
2
担当者
教科書
1
丸山 富士男
社会と情報(実教出版)
講座のねらい
・ 情報と情報化社会の特徴について学び、情報化社会に対処していく能力を育成します。
・ 情報の考え方の基礎となる科学や技術を学び、問題を解決する能力を育成します。
・ コンピュータの仕組みや特徴、コンピュータを効率的に活用して処理するための方法や工夫、
ディジタル技術の基礎となる情報の表し方、音や画像などの表現方法、プログラミング等を活
用する能力を養成します。
・ 実際の社会で使われるデータベースやシミュレーションの考え方について学ぶと共に、情報化
の進展が社会に及ぼす影響を理解し、情報社会に参加する上での望ましい態度を育成します。
・ ネットワークを使用する場合のマナーやセキュリティについて学びます。
2
授業の内容と進め方
・「情報」では、基本的な事柄を理解するだけではなく、情報を主体的に活用する事を学びます。
・ 具体的な作業についての知識を確認することにより、情報に関するスキルが自分のものになり
ます。作業の確認を繰り返し十分に行って、使いこなせるようにします。
3
思考・判断・表現力を培う手だて
・ プログラミングの学習を通じて、思考力を育成し、具体的なシステムを作成しながら、判断・
表現力も培います。
4
学習する上での留意点
・ 情報に関する知識は、授業中で確実に理解し、他の教科等でも活用できるようにします。
・ 実習に関する説明を確実に理解し、実際に作業を行う場合に円滑に行えるようにします。
・ 共同のコンピュータを使う場合の姿勢やマナーを学び、情報に関する設備を効率良く使える
ようにします。
・ 提出物は期限までに、確実に提出します。
5
予習復習の実施
・ 家庭における復習予習でより良く理解できるようにし、家庭でできない場合は、学校の設備で
できるだけできるようにします。
6
副教材・参考書
・
7
課題・補習・復習
・
・
8
特にありません。
定期考査において、概念や用語等に関する内容の試験を行います。
レポート提出の課題があります。
評価の視点・考査
評価は、定期考査を主とし、日頃の授業態度及び作品やレポートなどで総合的に行います。
9
1年後の目標
・基本的な事柄を理解するとともに、将来生きていくうえで必要な情報スキルを身につけるよう
にします。
- 42 -
授業計画:社会と情報
期
月
単元・考査等
情報社会
教
材
生活と情報技術
4
ディジタル化
5
アナログとディジタ
ル
1学期
定期考査
情報のディジタル化
6
7
問題解決
定期考査
情報化が社会に及ぼ
す影響
授業内容と着眼点
情報と情報社会、情報社会の問題
個人情報とその保護
コンピュータにおける情報の表し方
アナログとディジタルの変換
ディジタル化の利点
ディジタル情報の表現:数の情報の表現
文字のディジタル表現:音声情報のディジタ
ル表現:画像情報のディジタル表現
コンピュータ犯罪/ 知的財産権と著作権
コンピュータウイルスとチェーンメール
安全性/情報格差とユニバーサルデザイン
夏季休業
8
ワード資料
9
10
2
定期考査
モデル化
コンピュータによる
シミュレーション
コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ メールソフト等
ン
情報安全
情報モラル
情報セキュリティ
学
期
11
定期考査
問題解決
12
冬季休業
各種実習
コンピュータの基本構成と操作/文章をつくる
表の作成や演算・プログラミング
モデル化の方法
時間的に変化する現象のシミュレーション
確率的な現象のシミュレーション
待ち行列のシミュレーション
インターネットの仕組み
安全対策、暗号化、法規による安全対策
知的財産権、著作権
社会のシステムと情報技術
コンピュータ利用における処理の工夫
表計算ソフト利用における処理の工夫
ワード
エクセル
コンピュータの基本構成と操作/文章をつくる
表の作成や演算
プログラミング
VBA
プログラミング
VBA
3 1
学 2
期 3
定期試験
- 43 -
9
総合的な学習の時間
総合的な学習の時間
1
担当者
担任等
第2学年及び第3学年は「総合学習」とします。
講座のねらい
①
②
③
④
3
1
「総合的な学習の時間」の校内での名称
第1学年は「人間と社会」
2
単位数
生徒自身が自己の特徴や適性の理解を深め、将来の自分の在り方を探ります。
主体的に情報の収集・分析を行い、より明確な進路の設定・選択を図ります。
自己表現の能力、協同してプレゼンテーションを行う能力を養います。
各教科・科目を横断的に掘り下げ、自主的に課題を見つけ、その解決を図ります。
授業の進め方
第1・2・3学年ともに水曜日の第3時限に実施します。
第1学年「人間と社会」では、奉仕体験活動・インターンシップ等を週休日・長期休業日
を活用して集中的に実施します。
週時程の授業時は、その事前・事後指導に当てます。残余の時間については、第2・3学
年における「総合学習」に繋がる進路学習を行います。
第2・3学年の「総合学習」については、第4時限のLHRと併せ、2時間連続で実施する
場合もあります。
4
授業の内容
第1学年: 「人間と社会」において、価値の理解を深める学習、選択・行動に関する能力
を育成する学習、体験活動などを通して、道徳性を養い、形成した判断基準(価値観)
を高めることで、社会的現実に照らし、よりよい生き方を主体的に選択し行動する力を
育成します。1単位時間を越える部分の一部については、第2、3学年の総合的な学習
の時間につながる進路学習を行います。
第2学年: <前半> 将来の進路目標の具体的な設定に向けて、主体的に進路選択に必
要な情報を収集・分析します。また、職業、学問、大学等についての様々な調査活動を
通して、基礎・基本としての情報収集能力、読解力、分析力、表現力等を育成します。
①現在と将来の自分を見つめ、高校生活の目標と進路について考えます。②「大学・学
問調べ」活動は、興味・関心のある学問分野・領域ごとに班を編制し、班で学問及び学
ぶことのできる大学(学部・学科)について調査して、分析・考察する。また、班ごと
に報告書を作成して、各ホームルームで発表会を行います。
<後半> 前期の「大学・学問調べ」活動を通して学んだ情報収集能力、分析力、読解
力、表現力等を踏まえて、さらに生徒一人一人の具体的な進路について、自己実現する
能力を向上させられるようにします。このため、後期ではこれらの能力を深化させ、地
域文化、国際理解、環境等の課題にかかわる学習として、修学旅行を題材とした班ごと
の研究を進めます。また、高校卒業後の進路を想定して第3学年の科目選択について理
解を深めます。さらに、自らの進路について、具体的に考え、判断できるようにします。
第3学年: 第1、2学年の学習を踏まえ、課題研究としてさらに自己の将来の在り方に
ついて考えるとともに、様々な情報を収集し、整理して活用する活動を行って、各個人
の能力の伸長を図ります。
①高校卒業後の進路をさらに深く考え、自ら判断し、行動できるようにします。②様々
な課題について、自らの考えを具体的に述べることができるようにします。③1年次
から取り組んできた総合学習の総まとめとしての課題研究を実践し、自ら選択した課
題について横断的に探求して総合化を図ります。
− 44 −
第1学年
学期
月
1学期
4
5
6
7
2学期
9
10
11
12
3学期
1
2
3
授業計画:人間と社会
指導項目
指導内容
①「人間と社会」の意義を理解させるた
①「人間と社会」オリ
めに、基 礎 的 ・基 本 的 な知 識 をまと
エンテーション
めさせる。
② インターネット時 代 に生 きていること
を自覚させ、規範意識、公徳心に関
②演習「ネット時代」
する考えを深めさせる。
③社会における自己の果たすべき役
割と責任を理解し、社会に貢献す
③演習「役割と責任
る姿勢・態度を育成する。
を考える」
④週時程に位置付ける残余の時間
で適性検査を実施して、その結果
④進路学習
から自己分析及び将来設計を試
(自己探求活動)
みる。
⑤活 動 の目 的 ・留 意 点 を理 解 させ
⑤体験活動事前学習
る。
⑥「体験活動Ⅰ」
⑥地域の中学3年生に学習活動と部
活動を共にする計画に基づいて、
特に危険防止と安全面に気をつけ
た指導を心掛ける。
⑦体験活動事後学習 ⑦ 「 活 動 の 記 録 」 と 「 自 己 評 価 と ま
め 」 を 作 成 し 、 分 析 と自 己 評 価 をさ
せる。
⑧働くことを通して社会貢献し、責任、
⑧演習「働くことの
勤 勉 、社 会 連 帯 に関 する道 徳 的 価
意義」
値を深めさせる。
⑨NPO法人の協力により講師と
⑨キャリア教育講演
ファシリテーターが来校し、職業
ワークショップ
理解の講演とワークショップを
実践する。
⑩進路学習
⑩週時程に位置付ける残余の時間
(職業調べ)
で、興味・関心のある職業につい
て班別学習を実施し、調査研究、
報告書作成及び発表活動を行わ
せる。
⑪週時程に位置付ける残余の時間
で、興味・関心のある学問分野に
⑪進路学習
ついて班別学習を実施し調査研
(大学・学問調べ)
究、報告書作成及び発表活動を行
わせる。
⑫社会の一員であることを自覚し、
⑫演習「地域社会を
社会連帯、公正に対する自己の考
築く」
えを深めさせる。
⑬ 活 動 の目 的 ・留 意 点 を理 解 させ
⑬ 体験活動事前学習
る。
⑭「体験活動Ⅱ」
⑭江東区を中心としたグループご
とのインターンシップ及び奉仕
体験活動なので、礼儀、マナー、
危険防止についての指導・助言を
⑮ 体験活動事後学習
行う。
⑮「活 動 の記 録 」と「自 己 評 価 とま
め 」 を 作 成 し 、 分 析 と自 己 評 価 をさ
せる。
配当時間数
の合計
評価計画
・教科書を通して
「人 間 と社 会 」に関
する基礎的・基本
的な知識を習得さ
せる。
・演習から自己理解
し自己管理する能
力 の 向 上 を評 価 す
る。
・演習から主体的な
社会貢献態度の向
上を評価する。
・ワークシートを提出
させる。
・主体的な取組(体
験 活 動 )を通 して、
生徒の行動の変
容、地域への貢献
を見る。生徒の取
組 や意 欲 、態 度 等
について、助言を
行う。
・ 演習から主体的な
人生選択と社会参画
能力の向上を評価す
る。
・グループごとにまと
めたワークシートを提
出し、発表する。
・ 報 告 書 を チ ェッ ク
し、調 査 ・分 析 した
内 容 について助 言
する。
・グループで討議し、
調べたことをワークシ
ートにまとめ提出す
る。
・ 演習から主体的に
地域社会に参画する
能力の向上を評価す
る。
・主体的な取組(体
験 活 動 )を通 して、
生徒の行動の変
容、地域への貢献
を見る。
・ 生徒の取組や意
欲、態度等につい
て、助言を行う。1年
間の活動の感想を
書く。
配当時間
1時間
4時間
4時間
1時間
1時間
8時間
1時間
4時間
2時間
8時間
3時間
4時間
1時間
7時間
1時間
50時間
− 45 −
第2学年
学期
月
1学期 4
授業計画:総合学習
指導項目
指導内容
評価計画
①第2学年総合学
習オリエンテーシ
ョン
①1年間の学習内容と活動概要
を整理する。
調査分析した内
容について、助
言する。
②「大学・学問調べ」
調査・分析・考察
レポート作成
2学期 9
3学期 1
③地域文化、国際理
解、環境等の課題
にかかわる学習
の計画・立案
発表資料作成
プレゼンテーション
④自己の進路にか
かわる課題につ
いての調査・研究
②上級学校進学に向けて、大学等
で何を学ぶのかを探求する。興
味・関心に応じた学問研究テー
マを設定し、調査、分析、考察
を行う。
取り組みの成果について、レポ
ートにまとめ提出する。
夏季休業日中に、大学等のオ
ープンキャンパスに参加する
よう促す。
学期
月
1学期 4
2学期 9
3学期 1
12時間
生徒の取組意
欲、態度等につ
いて、助言を行
う。
取り組み成果で
あるレポートを
チェックする。
14時間
生徒同士の意見
交換及び質疑応
答を通して、自
己評価を行う。
プレゼンテーシ
ョンでは自己評
価とともに、他
者評価できるよ
班 内 の 役 割 分 担 に 基 づ い て 情 うに評価シート
報 収 集 し 、分 析・考 察 の 後 、 を配布して
グループごとに発表する。 記 入 後 回 収 す
る。
③前期の調査・分析等の経験を踏
まえ、修学旅行を題材とした地
域文化等の学習内容を考える。
④意見交換及び質疑応答を行う
とともに、学年各クラスを対象
として、プレゼンテーショ
ンを実施する。
配当時間
数の合計
第3学年
配当時間
9時間
35時間
授業計画:総合学習
指導項目
指導内容
評価計画
配当時間
作成した課題、小 12時間
論文等について、
助言を行う。
文章を書く上での
基本的な約束事や
構成、表現力につ
14時間
②課題に対する表現
②提出された課題、小論文をチェッ いて助言する。
力の育成
クして、表現力など書かれた文章
の添削を行う。
①「課題研究Ⅰ」
①自己の進路に関連させ、必要な知
識や情報を収集して活用するとと
もに、これまでの各教科の学習を
踏まえて、知識の伸長を図る。
③「課題研究Ⅱ」
③これまで1年次から取り組んでき
た総合学習の総まとめとしての課
題研究を実践する。各教科・科目
を横断的にとらえた大テーマを設
定させて、その中から小テーマご
とに課題設定をさせる。取り組み
成果をレポートして提出する。
配当時間
数の合計
課題研究のテーマ
の見つけ方、解決
方法について助
言。
提出されたレポー
トをチェックして
前向きな評価を与
える。
9時間
35時間
− 46 −
第 2 学 年
- 47 -
1
国
語
単位数
現 代 文
1
2
担当者
布上
教科書
精選現代文B
(東京書籍)
淳子・緑川
静香
講座のねらい
「現代文」授業の目標は、1年次の学習をもとに、「近代以降の様々な文章を的確に理解し、
適切に表現する能力を高めるとともに、ものの見方、感じ方、考え方を深め、進んで読書する
ことによって、国語の向上を図り人生を豊かにする態度を育てる。」と学習指導要領にありま
す。具体的には「文章を読んで、構成、展開、要旨などを的確にとらえ、その論理性を評価す
ること」「文章を読んで、書き手の意図や、人物、情景、心情の描写などを的確にとらえ、表
現を味わうこと」「文章を読んで批評することを通して、人間、社会、自然などについて自分
の考えを深めたり発展させたりすること」などがあります。
自己の考えや思いを伝え、相手の言うことを理解し、頭の中を整理することは全て「ことば」
を用いて行われます。したがって「国語」はあらゆる教科の基礎となるものです。
現在をより良く生きるためには、他者の考え・経験を追体験することを通して自己の考えを
作っていくことが大切です。歴史や自然科学的なものから、思想書・哲学書・文学・詩歌など
広い分野にわたり、他の人の考えたこと・感じたことを読み取りながら自分の論理性・感受性
を磨いていくようにしましょう。
2年次の授業は昨年に比べ一段と広範囲になり、内容も難しくなりますが、着実に学ぶこと
で大学受験にも対応できる学力を身につけることができます。多くの文章に触れ、慣れるとと
もに意識的な読みの力を身につけましょう。
一方で、自己の考え・思いをきちんと相手に伝える表現力が、一段と重要になってきていま
す。友人と意見を交わしあい、議論をするなど大いに交流を図っていきましょう。
若い時期に、相手に自分を理解してもらい、自分も相手のことを理解する力を身につけてお
くことは大変重要です。社会に出ても、相互理解の重要さは年々増しています。そのような力
を身につけるために、読書ノートを作成したり、日記を継続したりするなど、「書くこと」を
意識的に行うのも大変有効です。
2
授業の内容と進め方
明治以降の近代・現代の作品を学びます。「評論」「小説」「詩歌」などを読み解き、鑑賞
していきます。多方面の内容で多様な論点を含んでいますので、授業で学んだことをきっかけ
に未知の分野への興味や関心を広げてください。
3
思考・判断・表現力を培う手だて
様々な文章の読解を通じて、論理的に思考する力やクリティカルシンキングなどの力を育成し
ていきます。また、様々な文章を読解する中で、生き方や将来について考える機会を多くもち、
ものごとを判断する力を養っていきます。そして、授業において、ディスカッション・プレゼン
テーション・作文等などの言語活動を活発に行い、表現力のアップも行っていきます。読書指導
などを通じても、思考・判断・表現力をトータルに培っていきます。
4
学習する上での留意点
①
予習が大切
事前に本文を読んでおき、意味のわからない語句を辞書で調べ、内容の理解できない箇所を
チェックし、授業での解説の際、留意するとともに、なおわからなければ質問する心構えが大
切です。
② 辞書を引く
「国語辞典」を駆使してください。学校でも家庭でもいつでも引けるように身近においてお
- 48 -
くことが大切です。これらを常時引いて調べることが、本質的な国語力の養成に大いに役立ち
ます。家庭ではできるだけ紙の辞書を引くようにしてください。
学校では携帯に便利な電子辞書の使用も認めています。
③ ノートを自分流に取る
板書は見出しやメモ程度のものでしかなく、教員が述べたことをそのまま書くのでは、自分
の理解につながりません。自分が理解した内容を、口頭でのものも含めて、自分の言葉で書い
ておくことが大切です。自分の言葉でいかに捉え直していくかが本当の勉強です。今年はぜひ、
「自分でたくさん書き込んだノート」を目指してください。また、よく整理された分かりやす
いノートは定期考査や大学受験に大きな力を発揮します。
④ 読書をする
私たちの体験は限られたものです。しかし書物の中には古今東西の多くの人達の様々な思考、
体験、感動、研究が語られているのです。それを通して自分の世界を豊かにできます。
5
予習復習の実施
予習復習は、高校での学習の基本です。4の①②にあるように必ず予習を行うようにしましょ
う。また、4の③にあるように、自分流に作成したノートをもとに日頃から復習をきちんと行う
ようにしましょう。
6
副教材・参考書
新訂国語図説
・国語学習全般に関わる資料集。授業から入試ま
(京都書房)
で総合的に活用する。3年間使用。
漢字マイスター頻出漢字熟語3000
・定期考査や小テストで、入試頻出の漢字・熟語等
(第一学習社) に対応できる力を養成する。3年間使用。
読解を深める現代文単語
・評論と小説の読解力向上のために使用。定期考査
(桐原書店) や小テストで活用する。
改訂版
プログレス
7
三訂版
・実戦的な補充問題集。長期休業中の課題用。
現代文総演習〈標準編〉
(いいずな書店)
課題・補習について
授業の前に、次の単元についての課題が出される場合があります。また、授業進度より遅れ
たもの、進んでいるものについては、長期休業などを活用して適宜補習を設定します。長期休
業中の課題は、毎日少しずつこなしていく方が学力を身につけるには効果的です。
8
評価の視点・考査について
基本的には、年5回の定期考査、宿題テスト、小テストなどによって評価します。これが評
価の中心となりますが、日頃の授業態度・学習意欲、提出物の提出状況なども加味します。
学年末評定は、これらの評価を基に総合的に判定します。
9
1年後の目標
1年後、大学入試に対応できるように、知識を応用し読解する力を身につけることが目標で
す。
- 49 -
授業計画:現代文
期 月
単元・考査等
評論1
教
材
授業内容と着眼点
「身銭」を切るコミュ ・筆者の考えるコミュニケーションのあり方について的
ニケーション
確に読み取る。
ミロのヴィーナス
・筆者の考える芸術のあり方を、失われた腕の持つ特有
小説1
山月記
4
一 5
定期考査
相手依存の自己規定
学
6 評論2
科学的「発見」とは
の意味を通して読み取る。
・登場人物の性格、行動について的確に読み取り、人間
についての考えを深める。
・李徴が虎になった経緯とその理由を読み取る。
・人称代名詞の使われ方の例に即して、日本人の自己表
現の特色について読み取り、日本人の自我の構造につ
いて、その特徴を理解する。
・「事実を観察すること」の困難さとその理由について
読み取る。
・「見ること」「発見」の本質について考えを深める。
期
定期考査
7
授業評価アンケート
夏季休業
8
詩歌
9
二
10 評論3
定期考査
学
見えない季節
未確認飛行物体
竹
永訣の朝
短歌抄・俳句抄
日本人の美意識
・様々なタイプの詩の表現やリズムを読み味わうことに
よって、言語感覚を磨く。
・妹の死を前にした作者の思いを的確に読み取る。
・様々な短歌、俳句を音読し、情景や心情を理解する。
・日本人と西洋人の美意識の違いについて、キーワード
に着目して読み取る。
情報社会のパラドック ・鍵となる表現に注目して、「情報社会」についての筆
ス
者の考えを的確に読み取る。
・現代の情報社会についての自分なりの考えを持つ。
期 11
小説2
こころ
・「私」の心理がどう変わっていくかを丁寧に読み取る。
こころ(続き)
・「K」の生き方について考える。
・漱石の文学についての理解を深める。
定期考査
12
冬季休業
1 評論4
授業評価アンケート
「である」ことと「す ・「である」価値と「する」価値を軸とした筆者の主張
る」こと
を的確に読み取る。
三
消費されるスポーツ
小説3
藤野先生
評論5
環境問題と科学
景観とは何か
・「藤野先生」に対する「私」の思いを読み取る。
・外国文学への興味や関心を高める。
・「科学の持つべき問題意識」について読み取る。
・「景観」「風景」の持つ近代的性質について理解する。
学 2
期
3
定期考査
まとめ
春季休業
・日本の近代化の特徴について考える。
・「スポーツ」についての筆者の考えを的確に読み取る。
一年間の総復習と反省
授業評価アンケート
- 50 -
古
単位数
担当者
典
教科書
1
3
布上 淳子・緑川
山口みどり
静香
精選古典B古文編・漢文編
(東京書籍)
講座のねらい
古典の目標は、「古典としての古文と漢文を読む能力を養うとともに、ものの見方、感じ方、
考え方を広くし、古典についての理解や関心を深めることによって人生を豊かにする態度を育
てる。」と学習指導要領に明記されています。現代を充実して生きていくためには、古典とし
て現代まで生き続け、文化の根幹をなしてきた作品に触れ、「故(ふる)きを温(たず)ねて
新しきを知る」ことが不可欠です。
2学年の授業は学年進行につれてはるかに広範囲になり、内容も難しくなりますが、基礎事
項を着実に学ぶことで大学受験にも対応できる学力を身につけることができます。この一年間
で、多くの文章に触れ、慣れるとともに意識的な読み方の基礎を身につけましょう。
2
授業の内容と進め方
古文・漢文ともに本文を繰り返し音読することは、古典のリズムを感覚としてつかむ上で大
変有効な方法です。授業でも重視しますが、家庭学習においてもぜひ実行してみてください。
(1)「古文」
正確かつ深い読解に至るためには、古典文法の習熟が不可欠です。1年次で習得した文法事項
を定着させ、本文読解において自在に駆使できることを目指します。古典文法の学習は手間がか
かり面倒に思うかもしれませんが、地道なトレーニングを積み重ね、特に助動詞と敬語をマスタ
ーし、豊かな古文の世界と出会うための道筋をつける学習を行います。
(2)「漢文」
中国の古典は、故事や格言、漢詩、史伝、諸子百家などを通じて、古代からわが国の文化・
思想に多大な貢献と寄与を果たしてきました。1年次で学習した「訓読」の方法に慣れ、漢文
を日本語として読むための工夫や句法を重点的に身につけるための学習を行います。
3
思考・判断・表現力を培う手だて
様々な文章の読解を通じて、論理的に思考する力やクリティカルシンキングなどの力を育成し
ていきます。また、様々な文章を読解する中で、生き方や将来について考える機会を多くもち、
ものごとを判断する力を養っていきます。そして、授業において、議論や発表などの言語活動を
活発に行い、表現力のアップも行っていきます。読書指導などを通じても、思考・判断・表現力
をトータルに培っていきます。
4
学習する上での留意点
① 予習が大切
「古典」では、古文・漢文とも同様に、必ず「音読」した上、教科書の原文をノートに書き
写し、語句の意味を調べ、現代語訳をつけておきましょう。ノートの取り方については、最初
の授業で担当の教員が説明します。基本的には、原文の左右の行に文法的事項を書き込むため
の各1行が最低必要です。授業での板書の事項を書き込むためのスペースもとっておくこと。
あとで読みやすく、見やすいように工夫してください。
② 辞書を引く
「古語辞典」・「漢和辞典」を、学校でも家庭でもいつでも引けるように身近におき、常時
引いて調べることが、本質的な国語力の養成に大いに役立ちます。家庭ではできるだけ紙の辞
書を引くようにしてください。学校では携帯に便利な電子辞書の使用も認めています。
② ノートを自分流に取る
板書は見出しやメモ程度のものでしかなく、教員が述べたことをそのまま書くのでは、自分
の理解につながりません。自分が理解した内容を、口頭でのものも含めて、自分の言葉で書い
ておくことが大切です。自分の言葉でいかに捉え直していくかが本当の勉強です。よく整理さ
れたわかりやすいノートは定期考査や大学受験に大きな力を発揮します。
- 51 -
④
折にふれ、図説に親しむ。
国語においては、雑学的な、あるいはトリヴィア的な知識が読解を助けることがままあります。
特に古典では、授業では十分取り扱いきれないけれども知っておくと便利な事項がたくさんあ
ります。それを身につけるためには、学習の合間を活用して楽しみながら図説などの資料を眺め
るのがよい方法です。
5
予習復習の実施
予習復習は、高校での学習の基本です。4の①②にあるように必ず予習を行うようにしましょ
う。また、4の③にあるように、自分流に作成したノートをもとに日頃から復習をきちんと行う
ようにしましょう。
6
副教材・参考書
新版三訂 完全マスター古典文法
・古典学習の際、常に手元に置いて活用し、古典文
(第一学習社)
法の習熟・完成を図る。3年間使用。
完全マスター古典文法
基礎固め
準拠ノート
・古典文法演習用。文法の体系的な学習や、基礎力の
(第一学習社) 養成を図る。3年間使用。
必携
新明説漢文
必携
新明説漢文シリーズ基本練習ノート ・句法、用字演習用。漢文の基本を身につける。
(尚文出版) 3年間使用。
新訂国語図説
(尚文出版) ・漢文の基本を身につける。3年間使用。
三訂版
(京都書房)
改訂版
力をつける古典
読んで見て覚える
三訂版
7
・国語学習全般に関わる資料集。授業から入試まで
総合的に活用する。3年間使用。
ステップ2
・実戦的な補充問題集。長期休業中の課題用。
(数研出版)
重要古文単語315 ・古文の語彙を豊富にし、読解力向上のために使用。
(桐原書店)
定期考査や小テストで活用する。
課題・補習について
授業の前に、次の単元についての課題が出される場合があります。また、授業進度より遅れ
たもの、進んでいるものについては、長期休業などを活用して適宜補習を設定します。長期休
業の課題は、毎日少しずつこなしていく方が学力を身につけるには効果的です。
8
評価の視点・考査について
基本的には、年5回の定期考査、宿題テスト、小テストなどによって評価します。これが評
価の中心となりますが、日頃の授業態度・学習意欲、提出物の提出状況なども加味します。
学年末評定は、これらの評価を基に総合的に判定します。
9
1年後の目標
1年後、大学入試に対応できるように、知識を応用し読解する力を身につけることが目標で
す。
- 52 -
授業計画:古文
期
月
単元・考査等
4 説 話
一
5
物語1
定期考査
学
随筆1
6
期
定期考査
教
材
授業内容と着眼点
宇治拾遺物語、古今著聞 ・1年次の復習(用言・助動詞の確認)も行う。
集、発心集
・説話の展開や内容の面白さを読み味わう。
伊勢物語
・当面助詞の学習も並行して行う。
・歌物語を読み、その特性について考える。
大和物語
・和歌に着目しながら、登場人物の言動や心情をとらえ
「姨捨」
る。
枕草子
・随筆を読み、自然や人間に対する古人の優れた感性に
「九月ばかり」
触れる。
「すさまじきもの」
・随想的章段、類聚的章段、日記的章段それぞれに描か
「中納言参り給ひて」他
れている情景や心情等を読み取る。
・敬語、特に二方面に対する敬語についての理解の徹底
を図る。
「初冠」「渚の院」他
枕草子(続き)
7
授業評価アンケート
夏季休業
8
方丈記
9
軍記物語
二
学
・作者の描く災害の状況の特徴をとらえ、そこに込めら
れた作者の意図を読み取る。
「安元の大火」他
平家物語
「忠度の都落ち」他
10
定期考査
日記1
期
・軍記物語に見る登場人物の生き方と表現上の特色につ
いて考える。
更級日記
・本文から作者の境遇を読み取る。
・作者の『源氏物語』に対する思いを理解する。
「門出」「物語」
11
定期考査
物語2
12
冬季休業
蜻蛉日記
・本文中の出来事の経緯と人物の心情を読み取る。
「なげきつつひとり寝る夜」他 ・本文中の和歌の内容を理解する。
大
鏡
「雲林院の菩提講」
「花山天皇の出家」他
・『大鏡』の設定や語り手について理解した上で、その
歴史的価値について考察する。
授業評価アンケート
・紛らわしい語の識別も随時行っていく。
・『源氏物語』の世界に親しみ、登場人物の心情の推移
を正確に読み取る。
「光源氏の誕生」「若紫」 ・桐壺更衣、桐壺帝、光源氏、若紫等の主要人物の関係
について理解する。
源氏物語(続き)
・重要な文法事項を含んだ難解な表現を的確に現代語訳
できるようにする。
源氏物語
三
学
期
1
2
万葉秀歌・王朝秀歌 ・優れた和歌を鑑賞し、韻律や技巧について学ぶ。
詩 歌
定期考査
3 近世小説・まとめ 一年間の総復習と反省 授業評価アンケート
春季休業
- 53 -
授業計画:漢文
期 月
単元・考査等
小 話
4
一 5
教
小話−六編
材
授業内容と着眼点
・重要な句法と用字についても随時確認していく。
・登場人物の発言や言動について理解する。
「先従隗始」
小話(続き)
定期考査
・登場人物の発言や言動について理解する。
・登場人物の心情や人柄を理解する。
・故事成語の意味を理解し、現在の用法を確認する。
「不死之薬」
「蘇武持節」
学
詩 1
6
小話(続き)
・登場人物の心情や人柄を理解する。
・故事成語の意味を理解し、現在の用法を確認する。
「漱石枕流」他
期
近体詩−九首
「宿建徳江」「鹿柴」
「早発白帝城」他
7
定期考査
近体詩(続き)
・唐詩の鑑賞を通して、言語感覚や想像力を豊かにする。
・詩にうたわれた情景や作者の心情を読み取る。
・各詩の形式、押韻、対句等を確認する。
・唐詩の鑑賞を通して、言語感覚や想像力を豊かにする。
・詩にうたわれた情景や作者の心情を読み取る。
・各詩の形式、押韻、対句等を確認する。
「楓橋夜泊」
「登岳陽楼」他
授業評価アンケート
夏季休業
8
史記1
9
項
羽「鴻門之会」
・『史記』を読み、歴史上の人物の行動や心情について
考える。会見の緊迫した状況を読み取る。
二
10
学
・項羽の置かれた状況について理解する。
・詩の内容を理解し、項羽の心情を読み取る。
・故事成語の意味を理解し、現在の用法を確認する。
項
羽「四面楚歌」
項
羽「項王自刎」
・場面の展開及び項羽の心情を読み取る。
・登場人物に関心を持ち、人物像に迫る。
劉
邦
・劉邦(高祖)は、自分が天下を取った理由についてどの
ように考えているかを読み取る。
定期考査
期
11
12
定期考査
冬季休業
1 思想1
「吾所以有天下者何」
授業評価アンケート
・孔子の「学問」に関する主張、老子の「無」に関する考
え方、荘子の理想とする生き方、孟子の「性善説」、荀
子の「性悪説」について学ぶ。
・諸子百家たちの政治論について理解する。
人間論
三
学 2
期
定期考査
3 詩 2・まとめ
春季休業
政治論
一年間の総復習と反省
授業評価アンケート
- 54 -
- 55 -
2 地 理 歴 史
世 界 史 B
1
共通
単位数
2
担当者
久須美大悟・波多野秀幸
教科書
詳説世界史B (山川出版社)
講座のねらい
世界史を学ぶ上で大切なのは、年号や人名・地名をただ『覚えて』いくことではなく、さま
ざまな地域の多様な時代に生きた人々が、何に心を動かされ、何を求めてそのようなことをし
たのかを『考えて』いくことにあります。そして、過去を知ることは現在を理解することにつ
ながり、先人の生きざまを知ることは生きていく上で大きな糧となります。これからの世界を
つくっていく皆さんが、よき道しるべを得ることを目指して、講座を展開します。
2
授業の内容と進め方
基本的には教科書に沿って進めていき、古代から現代まで、世界史の流れを概観します。進
度は少し早いと感じられるかもしれませんが、集中して受講し、授業中に理解を深める努力を
して下さい。
3
思考・判断・表現力を培う手だて
授業では、ただ説明に終始するだけでなく、皆さんに『考えて』もらい、発表をしてもらい
ます。能動的に授業に参加して下さい。
4
学習する上での留意点
ただ板書を写すだけではなく、教員の口頭での説明をどんどんノートにとり、不明な点があ
れば、遠慮なく質問して下さい。いい質問は、授業を活性化させます。資料集は、該当ページ
を常に参照し、教員が説明した図版や地図に印をつけて確認するなど、存分に活用して下さい。
世界史に関する文学作品や映画などを適宜紹介しますが、受験勉強で忙しくなる3年生になる
前にそれらに触れ、さまざまな時代や国々に対する豊かなイメージを身につけて下さい。
5
予習・復習の実施
必ず復習を行い、授業で得た内容を整理しましょう。『詳説世界史10分間テスト』による問
題演習も非常に効果的です。
6
副教材・参考書
『グローバルワイド 最新世界史図表』(第一学習社)
… 授業中に該当ページを広げ、地図や年表、史料などをチェックします。
『世界史B用語集』(山川出版社)
… 辞書のように使用し、用語についての理解の深化に活用します。
『詳説世界史10分間テスト』(山川出版社)
… 用語や図版に対する理解と定着に用います。
7
課題・補習について
課題は担当の教員が授業で指示します。補習は、世界史選択者に対して、必要に応じて実施
します。
8
評価の視点・考査について
評価は5回の定期考査と平常点を組み合わせて行います。平常点は、小テスト、提出物点、
授業中の態度などを総合的に評価します。
9
1年後の目標
『世界の一員である日本人』として身につけておきたい知識の定着と、見識の育成を目指し
ます。さらに、世界史選択者に関しては、大学受験で必要とされる力の基礎を、2年生のうち
に養うことを目指します。
− 56 −
授業計画:世界史B
期
月
単元・考査等
序章
4
一
先史の世界
第1章 オリエントと地
中海世界
授業内容
着眼点
・先史時代
・人類の起源と文明の誕生を学ぶ。
・オリエント
・メソポタミアとエジプトを中心にオ
リエント文明の形成を学ぶ。
・古代ギリシア・ローマの形成を学び、
ヨーロッパ文明の源流を学ぶ。
・古代ギリシア
・古代ローマ
5
*定期考査①
学
期
共通
第2章 アジアの古代文 ・古代インド
明(インド・東南アジア) ・東南アジア
・インド・東南アジア文明の形成を学
ぶ。
6
7
*定期考査②
8
9
二
10
学
期
11
夏季休業
第3章 東アジア世界の ・古代から13世紀までの中 ・古代から元までの中国を中心に、東
アジア文化圏の形成を学ぶ。
国
形成
・13世紀のモンゴル帝国によるユー
第6章 東アジア世界の
ラシア大陸の一体化を学ぶ。
展開
・イスラームの特色を学ぶ。
・イスラーム世界
第4章 イスラーム世界
・中世ヨーロッパの展開を学ぶ。
・中世ヨーロッパ
第5章 ヨーロッパ世界
・モンゴル以降のアジア諸 ・東西世界の比較を行い、近代の意
第7章 アジア諸地域の
味を考える。
地域
繁栄
*定期考査③
・ルネサンス以降の近世ヨーロッパの
第8・9章 近世ヨーロッ ・近世ヨーロッパ
展開を学ぶ。
パ世界の形成と展開
第10・11章 近代ヨーロッ ・近代ヨーロッパとアメリ ・市民革命を学び、現代社会における
基本的人権がいかに獲得されてき
カ
パ・アメリカ世界の成立と
たのかに注目する。
発展
12
*定期考査④
1
三
学
2
期
第12章 アジア諸地域の
動揺
第13章 帝国主義
第14章 二つの世界大戦
第15章 冷戦と第三世界
の独立
第16章 現在の世界
3
・ヨーロッパ列強のアジア ・ヨーロッパとアジアの対立を学び、
現代の地域紛争の原因を考える。
進出
・20世紀に人類が経験した二つの世界
・帝国主義
大戦が、なぜ起きたのか、どのよう
・第一次世界大戦、戦間期、
な影響を与えたのかを学ぶ。
第二次世界大戦
・東西冷戦を中心に、20世紀後半の歴
・戦後史
史について学ぶ。
・21世紀が直面する諸問題に注目す
る。
*定期考査⑤
− 57 −
日 本 史 B
1
共通
単位数
2
担当者
若林伸治・伊藤伸一郎・野原華子
教科書
詳説日本史B (山川出版社)
講座のねらい
現在の「日本」の国のありかたは、第二次世界大戦や明治以降に突然できたものではありません。長
い年月の中で積み上げられてきた遺産を基礎にして現在の「日本」は成り立っています。「日本史」
を学ぶということは、私たちの住む「日本という社会」の文化と伝統を学習すると同時に、国際社会
に主体的に生きる日本人としての資質を養うことであり、それは「『日本』とはなにか」「私は何者
なのか」ということを問うことなのです。
以上の問題意識を前提として、第2学年では原始・古代を中心として学習し、さらに中世から現代ま
での日本史の大まかな流れを学びます。
2
授業の内容と進め方
授業は、講義を中心として、概ね教科書の記述の順序に沿って基本的な歴史の流れを理解してもらう
ことを主眼として進めます。授業の中で教科書はもちろん、副教材(図説)・用語集などを参照する
こともあるので、これらの教材は必ず持参してください。
授業を受ける際には板書を単に写し取るだけではなく、講義内容をメモしたり、疑問に思ったこと、
気がついたことなどを書き留めたりするようにしてください。
3
思考・判断・表現力を培う手だて
日本史学習で大事なことは、暗記ではありません。歴史の流れと歴史事象の因果関係を理解すること
です。そこで、一つの事件についてその背景や内容、与えた影響などを文章にしてもらうような作業
を取り入れます。
4
学習する上での留意点
最も大切なことは、授業に集中して取り組むことです。また日本史学習では、語句(人名・事件など)
をただ丸暗記しても、歴史そのものを理解することはできません。「何が原因なのか」「どんな影響
を及ぼすのか」「どんな意味があるのか」を常に考えましょう。
5
予習・復習の実施
必ず復習をするように心がけてください。その際、問題練習をすることや、復習を繰り返し実施するこ
とが知識を定着させる上で大切なことです。
6
副教材・参考書
◎副 教 材
◎参考書(例)
◎問題集(例)
7
『新詳日本史』(浜島書店)
『日本史用語集』(山川出版社)
改訂版『石川昌康 日本史B講義の実況中継』①∼④(語学春秋社)
『はじめる日本史 50テーマ』(Z会出版編集部)
『日本史B 一問一答』(金谷俊一郎 東進ブックス)
課題・講習・補習について
課題は担当の先生が授業で指示します。講習・補習については必要に応じて実施します。
8
評価の視点・考査について
評価は5回の定期テストと平常点(課題あるいはノート・小テスト・出欠状況・授業態度等)を組み
合わせて行います。
9
1年後の目標
大きな歴史の流れを理解して,基本的知識を定着するとともに、現代社会の問題点を主体的・歴史的に
とらえる姿勢をつくっていくことを目標としています。
− 58 −
授業計画:日本史B
期
一
月
単元・考査等
4
①文化の始まり
②農耕社会の成立
日本列島における文化誕生
弥生時代と邪馬台国
日本文化のあけ
5
第1章
ぼの
①古墳とヤマト政権
②飛鳥の朝廷
倭の五王と氏姓制度
遣隋使と飛鳥文化
*定期考査①
第2章
律令国家の形成
①律令国家への道
②平城京の時代
律令国家の成立過程
律令体制の構造と組織
第2章
律令国家の形成
*定期考査②
①天平文化
②平安王朝の形成
天平文化の展開
桓武天皇と弘仁貞観文化
6
8
夏季休業
第3章
文化
貴族政治と国風
①摂関政治
②国風文化
③地方政治の展開と武士
藤原北家の台頭
律令国家の変質と荘園公領
制
第4章
中世社会の成立
*定期考査③
①院政と平氏政権
②鎌倉幕府の成立
③蒙古襲来と幕府の衰退
武士の台頭
公武二元体制と承久の乱
鎌倉新仏教・社会の変動
11
第5章
第6章
武家社会の成長
幕藩体制の確立
12
第7章
第8章
幕藩体制の展開
幕藩体制の動揺
①室町幕府の成立
②幕府の衰退と庶民の台頭
③織豊政権
④幕藩体制の成立
①幕政の安定
②経済の発展
③幕政の改革
守護大名の成立
応仁の乱と土一揆
天下統一と近世的制度
身分制度・鎖国・朱子学
文治政治の展開
農業と流通機構の発展
三大改革・田沼時代
第9章
*定期考査④
近代国家の成立
①明治維新と富国強兵
②立憲国家の成立と日清戦争
③日露戦争と国際関係
④近代産業の発達
①第一次世界大戦と日本
②ワシントン体制
③恐慌の時代
④第二次世界大戦
⑤占領と改革
⑥冷戦の開始と講和
①55年体制
②経済復興から高度成長へ
③経済大国への道
④冷戦終結と日本社会の動揺
開国と幕末動乱
自由民権運動と明治憲法
ポーツマス条約・韓国併合
産業革命と労働運動
大戦景気・政党内閣
昭和恐慌と軍部の台頭
日中戦争・太平洋戦争
民主化と非軍事化の推進
朝鮮戦争と日本の独立
安保闘争
高度経済成長の光と影
ドル危機と石油危機
冷戦の終結
9
10
学
期
1
三
学
着眼点
日本文化のあけ
7
二
授業内容
第1章
ぼの
学
期
共通
2
第10章 二つの世界大戦
とアジア
第11章 占領下の日本
期
3
第12章 高度成長の時代
第13章 冷戦終結と日本
社会の動揺
*定期考査⑤
− 59 −
3 数
学
単位数
担当者
数 学 Ⅱ
教科書
1
4
佐藤
東・山﨑恵利子・近津
実
松本 吉邦・佐村
純
高等学校 数学Ⅱ(数研出版)
講座のねらい
方程式・式と証明、複素数と方程式、図形と方程式、指数関数・対数関数、三角関数及び微分法と
積分法の考えについて理解させ、基礎的な知識の習得と技能の習熟を図り、事象を数学的に考察し表
現する能力を養うとともに、それらを活用する態度を育てる。
2
授業の内容と進め方
右ページの授業計画を参考にしてください。この授業は,2 クラスを習熟度別に 3 つのグループに
展開して授業を行います。授業の進め方は、教科書を中心とした講義と演習が主な内容です。
3
思考・判断・表現力を培う手だて
教科の性質上、常に思考しているはずです。多少の暗記はありますが、数学は思考力を育成する学
問ですから、真剣に取り組んでいれば自ずと思考力は養成されるでしょう。また、解答の作り方(記
述式の解答)に気を配り、人に見せる作品であるという意識で作成することで理解が深まり、表現力
を培うことが可能となるのです。
4
学習する上での留意点
4単位のため、進度が相当速くなります。日頃から傍用問題集を用いた復習を心がけないと授業に
ついていけなくなります。予習は、どのような内容を学習するのかの確認程度で構いませんが、復
習には時間をかける必要があります。しかし言うまでもなく、授業中に集中力が最も重要。教員の
説明をよく聞き、重要と思われることはメモをとりながら授業を受けるようにするとよいでしょう。
5
予習復習の実施
数学は予習よりも復習の方がずっと大切です。授業の記憶が明確なうちに、傍用問題集を用いて
問題演習を積み重ねるだけで効果は絶大でしょう。復習時間の差が、そのまま実力の差となります。
6
副教材・参考書
・
チャート式基礎からの数学Ⅱ+B(参考書)
・
4プロセス
・
4プロセス完成ノート(各単元)
7
(数研出版)
数学Ⅱ+B (傍用問題集) (数研出版)
(数研出版)
課題・補習について
定期考査ごとの提出課題は「4プロセス完成ノート」、長期休業には「チャート」を用います。
提出日直前にまとめてこなしても全く意味がありません。課題を課される意味を考えましょう。
授業があった日は必ず復習をする習慣無くして、学力向上はあり得ません。
また、長期休業中には講習を実施し、弱点補強や分野別教科を図ります。
8
評価の視点・考査について(数学Ⅱ、B共通)
定期考査は年 5 回、その他夏期休業明けに課題テストを実施します。
評価は、5 回の定期考査と課題テストを中心に提出物の状況も考慮し総合的に判断します。
9
1年後の目標
教科書に掲載されている例題は、各単元における基本パターンですので、これらを自力で解答で
きることを目指しますが、理系希望者はこれにとどまらずチャートまでマスターすべきです。
− 60 −
授業計画: 数学Ⅱ
期
月
単元・考査・提出物
授業内容と着眼点
4 第1章 方程式・式と証明
第1節 整式の乗法・除法と分数式
第2節 2次方程式
5
1
第3節 高次方程式
中間考査 課題提出
第4節 式と証明
整式の乗法・除法及び分数式の四則計算について理解
できるようにするとともに,等式や不等式が成り立つ
ことを証明できるようにする。
方程式についての理解を深め,数の範囲を複素数まで
拡張して二次方程式を解くこと及び因数分解を利用
して高次方程式を解くことができるようにする。
学
6
期
7
8
9
2
学
1.2点間の距離 2.内分点・外分点 3.直線の方程式
4.2直線の関係 1.整式の乗法と因数分解 2.二項定理
1.軌跡の方程式 2.不等式の表す領域
3.連立不等式の表す領域
第2章 図形と方程式
第1節 点と直線
第2節 円
期末考査 課題提出
第3節 軌跡と領域
座標や式を用いて,直線や円などの基本的な平面図形
の性質や関係を数学的に表現し,その有用性を認識す
るとともに,事象の考察に活用できるようにする。
夏季休業
宿題テスト 課題提出
第4章 指数関数・対数関数
第1節 指数関数
1.指数法則 2.累乗根 3.指数の拡張
4.指数関数とそのグラフ 1.対数とその性質
2.対数関数とそのグラフ 3.常用対数
1.微分係数 2.導関数 1.接線 2.関数の増減と極大極小
3.関数の最大・最小 4.方程式・不等式への応用
1.不定積分 2.定積分 3.定積分と面積
10 第2節 対数関数
中間考査 課題提出
第5章 微分と積分
第1節 微分係数と導関数
11 第2節 導関数の応用
第3節 積分
指数関数及び対数関数について理解し,それらを事象
の考察に活用できるようにする。
微分・積分の考えについて理解しそれらの有用性を認
識するとともに事象の考察に活用できるようにする。
期
12
期末考査
第3章 関数と極限
第1節 関数
1
2
3
期
3
(次年度数Ⅲ選択者)
課題提出
(3年次数Ⅲ選択者)
学
1.整式の乗法と因数分 2.二項定理 3.整式の除法
4.分数式とその計算 1.複素数とその演算 2.解の公式
3.解と係数の関係 1.因数定理 2.簡単な高次方程式
1.恒等式 2.不等式の証明
課題提出
1.分数・無理・逆・合成関数
数 学 Ⅰ A Ⅱ B 1.数列の極限 2.無限等比数列
3.無限級数 4.無限等比級数
演習
5.いろいろな無限級数
課題提出
1.関数の極限 2.関数の連続性
(左記以外の者)
第2節 数列の極限
数学ⅠAⅡB
第3節 関数の極限
演習
学年末考査
課題提出
(左記以外の者)
①数と式
②2 次関数
③図形と計量
④順列・組合せ・確率
⑤整数の性質
⑥図形の性質
簡単な分数関数と無理関数及び
それらのグラフの特徴について
理解する。合成関数や逆関数の意
味を理解し,簡単な場合について
それらを求める。
数列や関数値の極限の概念を理
解し,それらを事象の考察に活用
できるようにする。
− 61 −
単位数
担当者
数 学 B
教科書
1
2
佐藤
東・山﨑恵利子・近津
実
松本 吉邦・佐村
純
高等学校 数学B(数研出版)
講座のねらい
平面上のベクトル、空間のベクトル、数列の考えについて理解させ、基礎的な知識の習得と技能の
習熟を図り、事象を数学的に考察し表現する能力を養うとともに、それらを活用する態度を育てる。
2
授業の内容と進め方
右ページの授業計画を参考にしてください。この講座は,1クラスでの授業になります。
授業の進め方は、教科書を中心とした講義と演習が主な内容です。
3
思考・判断・表現力を培う手だて
教科の性質上、常に思考しているはずです。多少の暗記はありますが、数学は思考力を育成する学
問ですから、真剣に取り組んでいれば自ずと思考力は養成されるでしょう。また、解答の作り方(記
述式の解答)に気を配り、人に見せる作品であるという意識で作成することで理解が深まり、表現力
を培うことが可能となるのです。
4
学習する上での留意点
2単位のため、授業間隔が空きますが、内容は後半になるにつれ難解になります。解法のパターン
記憶だけではまず太刀打ちできません。とにかく授業に集中し、「なぜそうなるのか」の理解に努め
ることです。わからないことを決して放置せず、すぐに質問などして解決しておくことが重要です。
5
予習復習の実施
数学は予習よりも復習の方がずっと大切です。授業の記憶が明確なうちに、傍用問題集を用いて
問題演習を積み重ねるだけで効果は絶大でしょう。復習時間の差が、そのまま実力の差となります。
6
副教材・参考書
・チャート式基礎からの数学Ⅱ+B(参考書) (数研出版)
・4プロセス
数学Ⅱ+B
(傍用問題集)
・4プロセス完成ノート(各単元)
7
(数研出版)
(数研出版)
課題・講習・補習について
定期考査ごとの提出課題は「4プロセス完成ノート」、長期休業には「チャート」を用います。
提出日直前にまとめてこなしても全く意味がありません。課題を課される意味を考えましょう。
授業があった日は必ず復習をする習慣無くして、学力向上はあり得ません。
また、長期休業中には講習を実施し、弱点補強や分野別教科を図ります。
8
評価の視点・考査について(数学Ⅱ、B共通)
定期考査は年 5 回、その他夏期休業明けに課題テストを実施します。
評価は、5 回の定期考査と課題テストを中心に提出物の状況も考慮し総合的に判断します。
9
1年後の目標
教科書に掲載されている例題は、各単元における基本パターンですので、これらを自力で解答で
きることを目指しますが、理系希望者はこれにとどまらずチャートまでマスターしたい。
− 62 −
授業計画:数学B
期
月
単元・考査・提出物
第1章 平面上のベクトル
授業内容と着眼点
1.ベクトルの意味 2.ベクトルの加法・減法・実数倍
3.ベクトルの成分 4.ベクトルの内積
4
1 学 期
5
中間考査
6
第2節
7
8
課題提出
ベクトルの応用
期末考査
2.ベクトル方程式
夏季休業
課題提出
1.空間座標
2.空間におけるベクトル
3.位置ベクトルと空間の図形
第2章 空間上のベクトル
平面座標で学んだ内容と常に対比して、空間における座
標の性質を理解する。空間のベクトルは平面のベクトル
の拡張である。その演算や性質は平面ベクトルとして学
んだ内容が適用できることをしっかり認識する。
2
10 中間考査
課題提出
学
11
1.位置ベクトル
課題提出
宿題テスト
9
ベクトルが有効線分で表される一つの量という概念を
認識する。演算法則やその性質を計算問題で習熟し、理
解を深める。位置ベクトル、ベクトル方程式の考え方に
よって、平面図形の性質を有効に調べられることを実感
する。
第1章
第1節
1.数列 2.等差数列 3.等差数列の和
4.等比数列 5.等比数列の和
6.和の記号∑ 7.いろいろな数列の和
数列
数列
期
12
期末考査
課題提出
数列の一般項についてよく理解をして、数列特有の数え
方・考え方に慣れることが大切である。具体的な数値計
算から一般性をもたせた処理ができ、Σ記号を正しく理
解し活用できるようにする。
冬季休業
3
学
期
1
課題提出
第2節 漸化式と数学的帰納法
2
3
学年末考査
課題提出
1.漸化式
2.数学的帰納法
漸化式で帰納的に定義された数列の意味と性質をつか
み、それに関する問題について一般的な解法を体得す
る。数学的帰納法の形式と意味を理解し演習を重ねる。
− 63 −
4 理 科
物 理
単位数
担当者
必修選択
教科書
1
粂野
2
潔・田原
輝夫
物理 (数研出版)
講座のねらい
地球を通り抜けてしまう素粒子の1つニュートリノから、膨大な宇宙の果てや誕生まで、す
べてが物理の研究対象です。また、最新の科学技術を根底で支えているのも物理です。
この講座では、日常身の回りにある物理現象を多くの実験や理論を通して学びます。自然の
中に潜む法則を探る中で、論理的な考え方が身に付くようになることを目指します。
2
授業の内容と進め方
〔第1学期〕 ①電気 ②波の伝わり方
〔第2学期〕 ①音の伝わり方、②光波
〔第3学期〕 ①平面内の運動、③剛体のつりあい
第1学年に引き続き、電気分野の学習、波の性質、音の性質、光について学習します。力学
分野は、二次元の運動、剛体の運動など、より発展的な内容になるので頑張りましょう。
3 思考力・判断力・表現力育成の手立て
実験・観察に際して、結果を予想し、誤差について考察し、仮説を検証する方法について検討
し、それらをレポートにまとめる作業等を通じて、思考・判断・表現力を養っていきます
4
学習する上での留意点
物理では、自然界の法則を数式で表します。しかし、数式の暗記だけでは歯が立ちません。
数式にいたるまでの根底からの理解がないと、基礎学力や応用力は身に付きません。納得する
まで考えることが大切です。考えてから残った疑問点等は遠慮なく質問に来てください。
学習の仕方ですが、復習に重点をおくとよいでしょう。普段は、授業内容の確認をしながら、
基本問題を解く習慣を身につけましょう。「リードLightノート物理基礎」と「セミナー物理基
礎+物理」問題集を日頃から十分に活用しましょう。
生徒実験の後にレポートを提出してもらいます。測定結果について考察し、文章にわかりや
すくまとめことを心がけましょう。
5 予習復習の実施
物理は復習が重要です。授業で学んだ内容については、なるべくその日のうちに問題集などを
活用して、確実に理解しておきましょう。
6
副教材・参考書
①「リードLightノート物理基礎」(数研出版)
②「セミナー物理基礎+物理」(第一学習者)
日頃の復習や定期考査に備えた学習のためにしっかり活用しましょう。
7
課題・補習について
実験後は必ずレポートを提出してください。また、定期考査の時には、問題集のレポートを
提出してもらうので、専用のノートを用意してください。
8
評価の視点・考査について
評価は、考査点と平常点を合わせて総合的に行います。平常点は、実験レポート、いろいろ
な課題、問題集ノート、授業態度等を点数化して算出します。
− 64 −
9
1年後の目標
自然を物理的に探究しようとする態度と、論理的に理解しようとする態度を身に付ける。
授業計画:物理 必修選択
期 月
単元・考査等
4 電気
教
材
授業内容と着眼点
電流と電気抵抗
電気とエネルギー
・電気についての基本的性質を確認する。
・電力,電力量,ジュール熱について学ぶ
第
1
5
定期考査
6
波
7
定期考査
8
夏季休業
9
第
10
・交流の基本的性質を理解する。
波の伝わり方
・反射・屈折・回折・干渉などについて、ま
とめの復習をする
・正弦波の式を使えるようにする。
音
音の性質
・音波の性質を波の性質として理解する。
定期考査
発音体の振動
共振・共鳴
ドップラー効果
・共鳴・共振について理解する。
・ドップラー効果の起こる理由を理解する。
光の性質
レンズ
・波として屈折・反射・散乱・偏光を理解する。
・作図や実験を通して原理を理解し、レンズ
の式を使いこなせるようにする。
定期考査
冬季休業
光の干渉と回折
・実験を通して光の干渉や回折を理解する。
1
平面内の運動
平面運動
落体の運動
・2次元の運動について速度・加速度・力が
ベクトルとして扱えるようにする。
・水平投射、斜方投射の公式を導く。
2
剛体のつり合い
剛体のつり合い
力のモーメント
重心
・剛体に働く力の合力について理解する。
・力のモーメントを理解し剛体のつり合いの
条件を考えさせる。
3
定期考査
春季休業
学
期
交流と電磁波
2
学
11
期
12
第
3
学
期
− 65 −
化
1
学 必修
単位数
担当者
教科書
2
久保園さゆり・皆川優美
高等学校化学(第一学習社)
講座のねらい
① 物質の状態や変化について、物質や電子の量的関係や熱量を計算できる。
② 科学的な思考力を身につける。
③ 安全で正確な実験技術、操作の習得を通し、実験から科学的に探求する力を身につける。
2
授業の内容と進め方
1学期は、1年生の化学基礎に引き続いて酸化還元および電池・電気分解、また気体について
学びます。2学期は結晶格子や熱化学、3学期は有機化合物の性質についてそれぞれ学びます。
3
思考・判断・表現力を培う手だて
実験や観察を通して物質の性質や変化をとらえ、論理的に考察できる力を身につけます。
4
学習する上での留意点
化学の授業では、科学的なものの見方をすることが重要です。変化や計算を丸暗記するのでは
なく、理由づけて説明することができるようになりましょう。また、実験や観察を通して物質の
性質や変化をとらえ、論理的に考察できる力をつけていく事が大事です。
5
予習復習の実施
予習は教科書を読む等をしてください。復習には時間をかけ、宿題や問題集等を通して既習事項
の確認と理解の定着を行いましょう。
6
副教材・参考書
既習事項の確認のために「新リピートノート化学③」(浜島書店)を用います。また、応用力育
成・定期考査や入試対策には「セミナー 化学基礎+化学」(第一学習社)を用います。
図説については、1年次に使用したものを2年次でも実験のレポート作成や参考書として用います。
7
課題・講習・補習
実験に関するレポート提出やノート提出等の課題、小テストがあります。また、長期休業中に講
習を予定しています。補習は必要な生徒に対して必要な時期に行います。
8
評価の視点・考査
定期考査と平常点を評価の対象とします。平常点は、小テストや実験レポート、ノ−ト提出など
を含みます。
9
1年後の目標
化学を通して身近な事象に興味をもち、科学的論理的に思考する力を身につけましょう。
- 66 -
授業計画:化学 必修
期 月
4
単元・考査等
酸化還元
電池・電気分解
教
材
イオン化傾向
電池
電気分解
授業内容と着眼点
イオン化傾向から化学反応を予測する。
基本的な電池や実用電池の構造を知る。
電気分解を理解し、反応を反応式で表す。
1
5
学
電気量とファラデー
定期考査
ファラデーの法則 の法則
期 6
化学結合と結晶格 化学結合と結晶
子
7
定期考査
物質の三態変化
ファラデー定数の意味について理解し、
電気量と質量変化の関係を定量的に理解
する。
電気陰性度や水素結合について理解する。
結晶格子(金属およびイオン結晶)の配位
数、密度、充填率を表す。
三態とその変化
気液平衡と蒸気圧
三態変化と、それに伴うエネルギーの出入り
を理解する。気体の圧力の基本を知る。
気体の性質
気体の体積変化
気体の状態方程式
分圧
圧力や温度の変化に伴う気体の体積変化
を理解する。また、体積・圧力・温度があ
る定数で関連付けられることを知る。
気体の性質
定期考査
理想気体と実在気体
化学反応と熱
反応とエネルギー
実在気体と理想気体について理解する。
化学変化の反応熱とエネルギーについて、全
ての反応にはエネルギー変化が伴う。
夏季休業
8
9
2
10
学
化学反応と熱
11
期
12
3
1
燃焼熱、生成熱など反応熱の種類を理解す
反応熱の種類
る。出入りする熱の総量は反応の経路によら
ヘスの法則
ヘスの法則と結合エネ ず一定であることを知る。
結合エネルギーから反応熱を理解する。
ルギー
定期考査
有機化合物の基礎 有機化合物の多様性
冬季休業
異性体と元素分析 化学式の決定
飽和炭化水素
炭化水素とその
反応
不飽和炭化水素
学
2
期
3
代表的な官能基について構造と性質を理
解する。
定量分析と定性分析を理解する。
有機化合物の骨格となる、炭化水素につい
て理解する。命名法や異性体など有機化合
物の基本を理解する。
各系列の炭化水素および異性体、幾何異性
体、製法と反応、性質について理解する。
定期考査
春季休業
- 67 -
生
1
物
必修選択
単位数
担当者
教科書
2
永田 英明・宮原 哲仁
高等学校 生物 (第一学習社)
講座のねらい
国公立大学受験に対応できる学習を可能にするための、基礎的な学力をつけることを目指し
ます。同時に、生命科学全盛の時代を生きる人間として、自ら考え判断できるような、基本的
な知識と態度を身に着けてもらえるように考えています。第2学年の「生物」は、選択科目に
なります。これまで以上に、より積極的に授業に参加することを望みます。
2
授業の内容と進め方
最初に、「有性生殖」を学習し、その後、「動物の発生」「植物の発生」について学びます。
生物は、どのように子孫を作り、親の持つ形質をどう伝えていくのでしょうか。また、外界か
ら情報を受けてそれに反応することで個体の生命を維持していますが、それがどのように行わ
れているのかを学びます。そして、生物個体の中での生命を維持する方法を学び、生物の生き
ていくためのすばらしい仕組みを学びます。プリント等を利用した講義と実験・実習を組み合
わせて学習します。
3
思考・判断・表現力を培う手だて
学習するということはただ暗記するということでありません。教科書に記述されていることを丸
暗記するのではなく、その意味を理解し、論理性を考える習慣を身につけていくような授業を行い
ます。また、理解したことを自分の言葉で表現することを重視します。
4
学習する上での留意点
上記3と関連しますが、丸暗記するのではなく、理解するという姿勢をもって授業に臨んで
ください。また、学習内容は高度になり量もふえるので、「あとでやろう」という気持ちだと、
どんどんとたまっていってしまいます。その授業でやったことは授業中に終わらせるつもりで
取り組んでください。
5
予習復習の実施
指示されたことをきちんと実行することはもちろん必要ですが、それだけではなく、自ら疑問
をもち、進んで探求していく姿勢が必要です。そのためには、予習することを勧めます。また、
学習した内容を定着させるには、その日の授業内容をその日のうちに再確認するとよいでしょう。
6
副教材・参考書
第1学年で使用した図説(スクエア最新図説生物:第一学習社)を継続して使います。授業
中に図を参照することが多いので、図説を毎時間持参してください。問題集(センサー生物:
啓林館)は主に自宅学習用ですが、定期試験に向けての学習の整理などに利用してください。
7
課題・補習について
実験・実習後にレポート提出の課題、また宿題があります。
8
評価の視点・考査について
定期考査(年5回・各100点満点)の素点と平常点を組み合わせて評価します。平常点は、主
に実験・実習レポート・提出物(ノート等)・出席状況によって行う予定です。学習への取り
組み方、注意深い観察力や的確な表現力など、知識の理解だけでない面を評価するためです。
提出物は必ず締切を守って下さい。
9
1年後の目標
これからの社会で重要となる生命科学分野の事象の原理を論理的に理解できるようになるとと
もに、生命科学に興味を持ち、それに積極的に取り組む姿勢を持てるようになっていることを期待
しています。
- 68 -
授業計画:生物
必修選択
期 月
単元・考査等
4 有性生殖
一
5 有性生殖
定期考査
有性生殖
学
6 動物の発生
期
7
動物の発生
定期考査
8
9
10
学
11
期
12
三
授業内容と着眼点 、実習予定
●無性生殖と有性生殖の違いを理解する
●染色体と遺伝子がどのように生殖の際
に分配されるかを理解する
減数分裂と生殖細胞の ●減数分裂の原理を理解する
●様々な遺伝現象の基本となる原理を理
形成
解する
遺伝子と染色体
●減数分裂と配偶子のでき方の関係を理
遺伝子と染色体
解する
配偶子形成と受精
●無脊椎動物と脊椎動物の発生を学ぶ
初期発生の過程
細胞の分化と形態形成 ●受精卵がどのようにして個体になるか
を学ぶ
夏季休業
動物の発生
植物の発生
二
内 容
無性生殖と有性生殖
染色体と遺伝子
植物の発生
定期考査
植物の環境応答
定期考査
冬季休業
動物の反応と行
動
器官の形成と細胞の死 ●器官形成がどのようにして行われるかを理
配偶子形成と胚発生
解する またアポトーシスを理解する
●植物の配偶子形成を理解する
配偶子形成と胚発生 ●植物の胚とは何かを理解する
●被子植物の胚発生を学ぶ
●植物の器官とは何かを学ぶ
植物の環境応答と植物 ●植物ホルモンが果たす役割を理解する
ホルモンおよびそのし ●花芽形成のしくみを理解する
くみ
●神経系について理解する
刺激の受容と反応
●動物の受容器について理解する
動 物 の 反 応 と 行 動物の行動
1 動
学 2
期 3
細胞と分子
細胞と分子
定期考査
春季休業
生体物質と細胞
●視覚・聴覚について理解する。
●効果器について理解する。
●本能と学習について理解する
●細胞小器官に関してその構造と働きを
理解する
細胞膜を介した物質の ●物質移動に係る細胞膜の働きを理解す
移動
る
●酵素が生命に果たす役割を理解する
- 69 -
5 芸 術
音 楽 Ⅰ
1
必修選択
単位数
2
担当者
小林 正彦
教科書
Tutti 音楽1(教育出版)
講座のねらい
歌唱,楽器,鑑賞他幅広い活動を通して音楽のすばらしさを味わうこと、より豊かに表現す
ること、より深く曲を味わうことで音楽性を高める。
2
授業の内容と進め方
合唱を中心とした授業展開で、発声の基礎からハーモニー作りまでより楽しく勉強できるよ
うに雰囲気作りを工夫したいと思います。そして、歌に込められた感情をみんなで共有し感動
を味わいたい。
3
思考・判断・表現力を培う手だて
曲、詩に込められた想いを音と重ねることで深く感じ取り、日本、イタリア、ドイツの歌曲、
合唱活動を通して豊かな表現力を培う。
4
学習する上での留意点
常にその場に合った言葉を選び、その時期にかなった事象をとり上げ新鮮な気持ちで曲の解
釈を深めていこうと思います。
5
予習復習の実施
特にはありません。
6
副教材・参考書
楽器は通常個人レッスン形式が理想だが一斉授業でも指導が可能になるよう教材を工夫し
ます。
7
課題・補習について
日頃から腹式呼吸を意識すること。
口角を上げてあいさつすることを指導します。
8
評価の視点・考査について
歌は実技テストに加え、授業での積極性も加味し、楽器は個人別到達度をチェックする。
感想文、提出物を見て総合的に判断する。
9
1年後の目標
音楽のすばらしさを再認識し、より明るく、楽しく豊かな自己表現ができるようになる。
− 70 −
授業計画:音楽Ⅰ
期
月
単元・考査等
教
材
校歌
君と見た海
歌うことの楽しさを感じ豊か
な声で表現する
イタリア歌曲
カロミオベン
発声の基礎を学び、呼吸共鳴
を生かした声で歌う
ドイツ歌曲
An die Freude
気持ちを言葉にのせること
感情豊かに歌う
5
学
6
期
授業内容と着眼点
斉唱、合唱
4
一
(2単位)
実技テスト
個別に歌唱力を把握する
7
8
夏季休業
合唱
流浪の民
前 学期 よ り も より 高 度 な合
唱指導を行う
楽器演奏
キーボード
楽 器を 通 し て 反復 練 習 の大
切さを学び、楽器演奏の楽し
さを味わう
鑑賞
バロックからロマン派まで
曲想を深く読み取る
9
二
10
学
11
期
一 人一 人 の 進 度に 合 わ せた
アドバイスをする
実技テスト
12
斉唱
世界の歌
ポップス、ジャズ
ゴスペル
曲 種に 応 じ た 発声 の 工 夫を
する
鑑賞
ミュージカル
バレエ
オペラ
音楽の奥深さ、幅広さを感じ
る
1
三
学
2
実技テスト
期
人前で個人発表をする
3
− 71 −
美 術 Ⅰ
必修選択
単位数
担当者
教科書
1
2
仲間 孝樹
美術1(光村図書)
講座のねらい
現代美術の体験を通して美術の理解を深め、美術のほんとうの楽しさに触れる事を目的にし
ます。
2
授業の内容と進め方
1学期は、まず自分のキャッチコピーを考えて自己PRポスターを制作します。次に、現代
美術を学びます。空き缶を使ってオブジェを表現します。
2学期は、一冊の美しい絵本を手作りします。
3学期は、オリジナルすごろくを制作します。遊び道具として実際に使えるものにします。
3
思考・判断・表現力を培う手だて
勉強する。スポーツを頑張る。小説を読む。好きな音楽を聞く。その人の素養の中から表現
が生まれます。
4
学習する上での留意点
同じ課題でも人によってかかる時間が違います。行きつ戻りつようやくたどり着いた作品に
は人を引きつける何かがあります。一気に出来上がった作品にはキラリと光るものがあります。
時間がある限りは「もう少し先、もう少し深い所へ」と導きます。
現代美術の授業では、工業製品として大量生産され、今は不要になった身近にある、あらゆ
る物を材料にしますので必ず各自で用意してください。普通はゴミと呼ばれているものです。
5
予習復習の実施
特にはありません。
6
副教材・参考書
ありません。
7
課題・補習について
授業がすべてです。
8
評価の視点・考査について
考査はありません。
平常点(よく手が動いているか)と作品の独創性(深く考え、楽しんでいるか)、質(丁寧
か)を総合的に考慮し評価します。
9
1年後の目標
現代美術を鑑賞できる。さまざまなものの中に潜む心豊かに暮らす工夫であるデザインを楽
しむことができる。
− 72 −
授業計画:美術Ⅰ
期
月
単元・考査等
自己PRポスター
(2単位)
教
材
スケッチブック
キャッチコピーを考え、レタ
リングする。イラストレーシ
ョンと構成デザインする。
アクリル絵の具
キ ャ ッチ コ ピ ー にイ ン パク
トはあるか。
ポスターの役割を理解する。
空き缶2個以上
家にある色々なゴミ
空 き 缶を 使 っ て 現代 美 術を
体験する。平面化、再構成を
通して理解を深める。
アクリル絵の具
身 の 回り に あ る ゴミ と なっ
た工業製品を「美」として意
識(発見)してみる。
スケッチブック
絵本の内容を決め、内容に合
った絵本の形
4
一
5
学
6
現代美術
オブジェ
期
7
8
夏季休業
9
デザイン
手作り絵本
授業内容と着眼点
表紙の布地を決める。
ス ケ ッチ ブ ッ ク を材 料 にし
て一冊の絵本を手作りする。
二
10
学
アクリル絵の具
表 紙 を見 た だ け で手 に 取っ
てみたくなるか。ページをめ
く る だけ で 幸 せ な気 持 ちに
なれるか。文字では味わえな
い絵本の可能性を追求する。
スケッチブック
オ リ ジナ ル の 内 容の す ごろ
くを考え、実際に使える作品
にする。
アクリル絵の具
遊 び 道具 と し て 良い デ ザイ
ンの在り方を理解する。
11
期
12
冬季休業
オリジナルすごろく
1
三
学
2
駒・駒ケースも制作する。
期
3
春季休業
− 73 −
書 道 Ⅰ
1
必修選択
単位数
2
担当者
佐藤 典子・梅田 悠希
教科書
書道Ⅰ(教育出版)
講座のねらい
中国で生まれた「漢字」とその伝来により生まれた日本の「仮名」は、単にことばを書き表
す記号としてだけでなく、先人達の美を求める心によって芸術にまで高められました。現代で
は個性豊かな書が多くうまれ、幅広い表現活動が行なわれています。
本校の書の学習では、整った美しさだけでなく、幅広い書作品鑑賞をすることによって、さ
まざまな美しさを自分の心で捉え、思いにかなう表現をしていくことを目標にしています。
2
授業の内容と進め方
書の学習の基本は古典(古人の筆跡)を手本として習うことで、これを「臨書」といいます。
本校の授業では、中国と日本の古典の臨書を中心に、学習を進めていきます。臨書を通して古
人と対話し、自分らしい表現へとつなげていきましょう。黒板を使った全体指導と、個々に応
じた添削指導を行ないます。
3
思考・判断・表現力を培う手だて
自分の意図を文字で表すための工夫(字形・線質・配置など)を考えることで、思考・判断・
表現力を培う。
4
学習する上での留意点
書道用具一式(半紙、墨汁等の消耗品を含む)、教科書は、各自用意してください。必要な
用具は、最初の授業のときに説明します。
実技が中心の授業となります。わからない時は質問し、添削指導を積極的に受けて、実力ア
ップを図りましょう。毎時間しっかりと取り組むことが大切です。
5
6
予習復習の実施
予習
各古典の説明文を読んでおく。
復習
各古典を筆ペンなどで書いて表現方法を確認する。
副教材・参考書
特に使用しません。必要に応じてプリントを配布します。
7
課題・補習について
夏休み、冬休みの課題は、特に予定していません。
授業の際の課題は必ず提出しましょう。
8
評価の視点・考査について
中間・期末考査は予定していません。
9
1年後の目標
日常生活で必要な書写能力を身につける。
自分の意図を文字で表すための古典を応用した方法を理解しており、その方法を使って作品
を書くことができる。
− 74 −
授業計画:
期
月
(2単位)
授業内容
着眼点
4
用具・用材の学習
教材:教科書
授業で必要な用具・用材につい
て学ぶ
用具・用材の違いによる表現
の変化を理解する。
行書の基本的な用筆を学ぶ。
筆脈に注意する。
5
行書の学習
教材:蘭亭序
楷書の基本的な表現のしかた
を学ぶ。
厳正な書風を味わう。
6
楷書の学習
教材:九成宮醴泉銘
今までの古典の学習を生かし
て創作する。
創作の手順を理解する。
7
創作
教材:教科書
8
夏季休業
9
楷書の学習
教材:雁塔聖教序
軽快な楷書の表現のしかたを
学ぶ。
筆 の 弾力 を 生 か すこ と に注
意する。
行書の表現のしかたを学ぶ。
10
行書の学習
教材:争笑位稿
文 字 の大 き さ の 変化 に 注意
する。
仮名の表現方法を学ぶ。
文章の内容も理解する。
11
仮名の古典の学習
教材:蓬萊切
贈答用語の書き方を学ぶ。
贈答用語の書式も学ぶ。
12
贈答用語の学習
教材:のし袋
1
古典の応用
教材:教科書
古典を応用した漢字仮名交じ
り文の創作方法を学ぶ。
さ ま ざま な 古 典 の特 徴 を確
認する。
漢字仮名交じり文の創作をす
る。
文字の配置のしかたを学ぶ。
2
漢字仮名交じり文の創作
教材:教科書
篆刻
教材:ハンコ用のプラチ
ックの棒
ハンコをつくる。
今までの学習成果を生かし、
多様な書体でつくる。
一
学
期
二
学
期
単元・考査等
三
学
期
3
− 75 −
6
外 国 語
単位数
担当者
コミュニケーション英語Ⅱ
教科書
1
4
池上
茂・松原
隆
大橋 儀次
My Way (三省堂)
English Communication Ⅰ&Ⅱ
講座のねらい
コミュニケーション英語Ⅰで学んだ内容を土台とし、聞く・話す・読む・書くの4技能のさら
なる向上を図る。語彙・文法・語法の知識及び読解力を育成し、英語のコミュニケーション能
力を養成する。
2
授業の内容と進め方
週4時間の授業のうち、基本的に3時間を教科書の読解、1時間をAETとのチームティー
チング(速読教材使用)に当てる。生徒の関心・理解度に応じて、臨機応変に授業を進める。
3
思考・判断・表現力を培う手だて
“自調・自考”の姿勢を大事にする。 Also, don’t be afraid to make mistakes.
4
学習する上での留意点
① 教科書読解の授業は予習を前提とする。学年進行につれて、使用語彙は飛躍的に増え、文構造
も複雑化する。事前に英文に目を通してその概要を推測し、また辞書を用いて必要十分な語句の
下調べを済ませておくこと。授業は、自分の予習が合っていたかどうかを確認する場でもある。
② AETとの授業については予習不要。その場で考えて理解・判断・表現する力の育成の場とと
らえる。
③ 授業で学習した内容については、復習によって着実な定着を図ること。その際には音読を大事
にすること。
5
予習・復習の実施
6
副教材・参考書
… 上記4参照
① 辞書(紙のもの)… 毎時必ず持参
②「ノンプレ 英語長文の速読演習」… チームティーチング時
7
課題・講習・補習 … 適宜、指示する。成績不振者には別途、補習や課題がある。
8
評価の視点・考査について
定期考査をはじめとするテストの得点、宿題・課題の実施状況、授業態度等を総合的に評価
し、評定を出す。
9
1年後の目標
学年進行に相応の英語力の育成
- 76 -
授業計画:Communication 英語Ⅱ
期
1
月
4
単元・考査等
教
材
My Way Ⅰ L.8∼9
速読教材
授業内容と着眼点
関係副詞
It is ... that ∼
条件を表す if節
5 定期考査
My Way I L.9
My Way Ⅱ L.1
速読教材
仮定法過去
SVC, SVO
6
My Way Ⅱ L.1∼2
速読教材
SVO(O=if節)/SVC(C=分詞)
SVO1O2(O1=if節, that節, what節)
7 定期考査
My Way Ⅱ L.2∼3
速読教材
It seems that ∼
形式主語it
9
My Way Ⅱ L.3∼4
速読教材
形式目的語
SVOC(C=動詞原形)
知覚動詞・使役動詞
10 定期考査
My Way Ⅱ L.4∼5
速読教材
関係代名詞(前置詞付き,非制限用法)
関係副詞非制限用法
11
My Way Ⅱ L.5∼6
速読教材
完了進行形
12 定期考査
My Way Ⅱ L.6∼7
速読教材
未来進行形
助動詞
1
My Way Ⅱ L.7∼8
速読教材
助動詞完了形,would
完了不定詞
仮定法
2
My Way Ⅱ L.8∼9
速読教材
3 定期考査
My Way Ⅱ L.10
仮定法過去完了,ifを用いない仮定法t
no matter +疑問詞
分詞構文(受動。完了
付帯状況with
同格,倒置,省略,強調構文
学
期
8 夏季休業
2
学
期
3
学
期
- 77 -
英語表現Ⅱ 【G グラマー】
単位数
担当者
教科書
1
池上
大橋
2
茂・松原
儀次・市田
Vision Quest English Epression
隆
浩義
Ⅰ,Ⅱ(啓林館)
講座のねらい
① 大学入試を視野に入れ、英語力の基本となる文法力の育成を図る。
② 英語によるコミュニケーションを可能とする多様な表現の習得を目指す。
2
授業の内容と進め方
習熟度に応じてクラス分け(2クラス3展開)し、授業を実施する。
3
思考・判断・表現力を培う手だて
“自調・自考”の姿勢を重視する。
4
学習する上での留意点
① 授業は予習を前提とする。テキストの演習問題については、授業で解答を確認する前に必ず
自分で解いておくこと。必要に応じて、辞書を用いて、語句調べを行うこと。
文法の学習は、ある程度自学自習が可能である。授業に先回りして参考書に目を通しておく
と、授業時の理解が容易になる。予習での疑問点は授業で質問等をして、解決していくこと。
② 授業で学習した内容については、復習によって着実な定着を図ること。ワークブック等の各
自に任された演習問題に計画的に取り組むこと。
5
予習・復習の実施
6
副教材・参考書
… 上記4参照
①「Vision Quest English Grammar 24」(啓林館) ②「Vision Quest 総合英語」(啓林館)
③「Vision Quest English Grammar 47 WORKBOOK」(啓林館)
※ 年度途中に新教材(未定)を購入予定
7
課題・補習・補習 … 適宜、指示する。成績不振者には別途、補習や課題がある。
8
評価の視点・考査
定期考査をはじめとするテストの得点、宿題・課題の実施状況、授業態度等を総合的に評価
し、評定を出す。
9
1年後の目標
学年進行に相応の英語力の育成
- 78 -
授業計画:英語表現Ⅱ
期
1
月
4
単元・考査等
【G
グラマー】
教
材
Vision Quest I
授業内容と着眼点
分詞
5 定期考査
Vision Quest I
関係詞
6
Vision Quest I
比較
7 定期考査
Vision Quest I
仮定法
9
Vision Quest I
Vision Quest Ⅱ
仮定法
否定
10 定期考査
Vision Quest Ⅱ
無生物主語・名詞構文
話法
11
Vision Quest Ⅱ
接続詞
前置詞
疑問詞
12 定期考査
Vision Quest Ⅱ
代名詞
1
Vision Quest Ⅱ
新教材
既習英文法の整理と発展
2
Vision Quest Ⅱ
新教材
既習英文法の整理と発展
3 定期考査
Vision Quest Ⅱ
新教材
既習英文法の整理と発展
学
期
8 夏季休業
2
学
期
3
学
期
- 79 -
6
家
庭
家 庭 基 礎
単位数
担当者
教科書
1
2
小山 茂登子
「家庭基礎」実教出版
講座のねらい
(1)自らの発達課題を知り、家族や生活の営みを人の一生の中でとらえることができる。
(2)生活を営むために必要な家族、保育、衣食住に関する基礎的・基本的な知識と技術を身につける。
(3)少子高齢社会と家族について理解し、将来に展望を持つことができる。
(4)自立して生きていく力を身につけ、自分の生活を自分でデザインできる。
2
授業の内容と進め方
(1)自分らしい生き方と家族
①自分を見つめる
②自立した生き方、共に生きる人生
③共に生きる家族
④家族に関する法律
⑤私たちの生活を支える労働と生活時間
(3)子どもとかかわる
①子どもを知る
②発達のすばらしさ
③子どもの生活
④親になることを考えよう
⑤すこやかに育つ環境
(2)食生活をつくる
①私たちの食生活
②栄養と食品のかかわり
③食品の選び方と安全
④食事の計画と調理
⑤これからの食生活を考える
(4)社会とかかわる
(5)ホームプロジェクトと学校家庭クラブ
学習の進め方
実践的、体験的な学習を重視。
3
思考・判断・表現力を培う手立て
人の一生と家族・家庭、食生活などについて課題を見いだし、その解決を目指して思考を深め、適
切に判断し、創意工夫し表現する能力をホームプロジェクトの実践・発表などを通して身につける。
4
学習する上での留意点
家庭科で学んだことを単なる知識や技術の習得にととめず、ホームプロジェクトや学校家庭クラブ活
動の実践などを通して自分自身の生活にいかす。
5
予習・復習の実施
学んだことを自分の生活に活かすことが、家庭科の復習である。これを継続して実践できるとよい。
6
副教材・参考書
2016
7
生活学Navi<資料+成分表> (実教出版)
課題・補習について
長期休業中にホームプロジェクト(HP)の実践課題あり。
8
評価の視点・考査について
(1)提出物、定期考査、授業態度等を総合して評価する。
(2)授業での取り組みを重視する。
9
1年後の目標
人の一生と家族・家庭および食生活などに関する基礎的・基本的な知識と技術を習得し、生活の充
実向上を図る能力と実践的な態度が育つ。
- 80 -
授業計画
期
単元・考査等
月
4 自分らしい生き方と家族
1
食生活をつくる
5
学
6
授業内容と着眼点
・自分を見つめる
・自立した生き方、共に生きる人生
・共に生きる家族
・私たちの食生活
・食事の計画と調理
・栄養と食品のかかわり
・日常食の調理
第1回 和風の献立
第2回 中華風の献立
DVD視聴
*実習は理論の講義の間に実施
期
7
自分らしい生き方と家族
・家族に関する法律
定期考査
8
課題:ホームプロジェクトの実践
夏季休業
2
学
9 ホームプロジェクトの発表
10
食生活をつくる
発表に当たってプレゼンテーションの方法を工夫する。
相互評価を行う。
・これからの食生活を考える
食料自給率、食生活指針
11
・日常食の調理
第3回 高校生のお弁当
第4回 洋風の献立
期
*実習は理論の講義の間に実施
12
定期考査
1 子どもとかかわる
3
学
期
2 社会とかかわる
3
ライフステージと経済計画
・テーブルマナー
DVD視聴
・子どもを知る
・発達のすばらしさ
DVD視聴
・子どもの生活
・親になることを考えよう
・すこやかに育つ環境
・まとめ
DVD視聴
・社会保障制度
・生活設計
教材:教科書・資料集・自作プリント・DVDなど
- 81 -
- 82 -
第 3 学 年
− 83 −
1
国
語
今年度、第3学年の国語は以下の科目・講座が設定されています。
科 目 名
講 座 名
単位
講座数
担
当
者
備
考
現代文B
現 代 文B
2
9
高橋仁之・鹿野真由美・山口みどり 文理共通
必修
古 典 B
古 典 B
4
6
高橋仁之・鹿野真由美・脇本勝通
文系
必修
現代文B
現 代 文B
2
3
緑川静香・山口みどり
文系
必修選択
古 典 B
文系古典B
2
1
高橋仁之
文系
自由選択
理系古典B
2
1
鹿野真由美
理系
自由選択
現代文B
文理共通
単位数
担当者
必修
教科書
1
2
高橋 仁之・鹿野真由美
山口みどり
精選現代文B
(東京書籍)
講座のねらい
「現代文B」授業の目標は、1、2年次の学習をもとに、「近代以降の様々な文章を的確に
理解し、適切に表現する能力を高めるとともに、ものの見方、感じ方、考え方を深め、進んで
読書することによって、国語力の向上を図り人生を豊かにする態度を育てる。」と学習指導要
領にあります。具体的には「文章を読んで、構成、展開、要旨などを的確にとらえ、その論理
性を評価すること」「文章を読んで、書き手の意図や、人物、情景、心情の描写などを的確に
とらえ、表現を味わうこと」「文章を読んで批評することを通して、人間、社会、自然などに
ついて自分の考えを深めたり発展させたりすること」などがあります。
自己の考えや思いを伝え、相手の言うことを理解し、頭の中を整理することは全て「ことば」
を用いて行われます。したがって「国語」はあらゆる教科の基礎となるものです。
現在をより良く生きるためには、他者の考え・経験を追体験することを通して自己の考えを
作っていくことが大切です。歴史や自然科学的なものから、思想書・哲学書・文学・詩歌など
広い分野にわたり、他の人の考えたこと・感じたことを読み取りながら自分の論理性・感受性
を磨いていくようにしましょう。
3年次の授業は2年次に比べ一段と広範囲になり、内容も難しくなりますが、着実に学ぶこ
とで大学受験にも対応できる学力を身につけることができます。多くの文章に触れ、慣れると
ともに意識的な読みの力を身につけましょう。
一方で、自己の考え・思いをきちんと相手に伝える表現力が、一段と重要になってきていま
す。友人と意見を交わしあい、議論をするなど大いに交流を図っていきましょう。
若い時期に、相手に自分を理解してもらい、自分も相手のことを理解する力を身につけてお
くことは大変重要です。社会に出ても、相互理解の重要さは年々増しています。そのような力
を身につけるために、読書ノートを作成したり、日記を継続したりするなど、「書くこと」を
意識的に行うのも大変有効です。
2
3
授業の内容と進め方
明治以降の近代・現代の作品を学びます。「評論」「小説」「詩歌」などを読み解き、鑑賞
していきます。多方面の内容で多様な論点を含んでいますので、授業で学んだことをきっかけ
に未知の分野への興味や関心を広げてください。
思考・判断・表現力を培う手だて
様々な文章の読解を通じて、論理的に思考する力やクリティカルシンキングなどの力を育成
していきます。また、文章内容を理解する中で、生き方や将来について考える機会を多くもち、
ものごとを判断する力を養っていきます。そして、授業において、ディスカッション、プレゼ
ンテーション、作文等などの言語活動を活発に行い、表現力のアップも行っていきます。読書
指導などを通じても、思考・判断・表現力をトータルに培っていきます。
− 84 −
4
学習する上での留意点
①
予習が大切
事前に本文を読んでおき、意味のわからない語句を辞書で調べ、内容の理解できない箇所を
チェックし、授業での解説の際、留意するとともに、なおわからなければ質問する心構えが大
切です。
② 辞書を引く
「国語辞典」を駆使してください。学校でも家庭でもいつでも引けるように身近においてお
くことが大切です。これらを常時引いて調べることが、本質的な国語力の養成に大いに役立ち
ます。家庭ではできるだけ紙の辞書を引くようにしてください。
学校では携帯に便利な電子辞書の使用も認めています。
③ ノートを自分流に取る
板書は見出しやメモ程度のものでしかなく、教員が述べたことをそのまま書くのでは、自分
の理解につながりません。自分が理解した内容を、口頭でのものも含めて、自分の言葉で書い
ておくことが大切です。自分の言葉でいかに捉え直していくかが本当の勉強です。今年はぜひ、
「自分でたくさん書き込んだノート」を目指してください。また、よく整理された分かりやす
いノートは定期考査や大学受験に大きな力を発揮します。
④ 読書をする
私たちの体験は限られたものです。しかし書物の中には古今東西の多くの人達の様々な思考、
体験、感動、研究が語られているのです。それを通して自分の世界を豊かにできます。
5
予習復習の実施
予習復習は、高校での学習の基本です。4の①②にあるように必ず予習を行うようにしまし
ょう。また、4の③にあるように、自分流に作成したノートをもとに日頃から復習をきちんと行
うようにしましょう。
6
副教材・参考書
新訂国語図説
三訂版
・国語学習全般に関わる資料集。授業から入試ま
(京都書房) で総合的に活用する。3年間使用。
漢字マイスター頻出漢字熟語3000
・定期考査や小テストで、入試頻出の漢字・熟語等
(第一学習社)
に対応できる力を養成する。3年間使用。
読解を深める現代文単語
(桐原書店)
・評論と小説の読解力向上のために使用。定期考査や
小テストで活用する。
大学入試 国語頻出問題1200
・国語全てのジャンルの入試頻出問題を収録した問題
改訂増補版
(いいずな書店) 集。定期考査や小テストで活用する。
国語マーク完答
7
現代文
M1∼M10 ・大学入試に向けて、センター試験対策を中心に、さま
(尚文出版) ざまな問題に対応できる力を養成する。
課題・補習について
各授業の前に、次の範囲に関しての課題や宿題などが出ます。予習としてきちんとやってお
いてください。授業進度より遅れたもの、進んでいるものについては、長期休業などを活用し
て適宜補習・講習を設定します。
8
評価の視点・考査について
基本的には、年4回の定期考査や小テストなどによって評価します。これが評価の中心とな
りますが、日頃の授業態度・学習意欲、提出物の提出状況なども加味します。評価基準に達し
ない場合には、その都度補習や追試などによって手当てをします。
学年末評定は、これらの評価を基に総合的に判定します。
9
1年後の目標
大学入試に対応できるための読解力・知識を身につけ、解答作成力を向上させることが目標
です。
− 85 −
授業計画:現代文B
期 月
4
単元・考査等
評論1
評論2
教
材
現実と仮想
他者の声 実在の声
授業内容と着眼点
・ 評論読解の基礎確認。
・要旨をつかみ、新しい分野に関心をもつ。
・筆者のものの見方や考え方を読み取り、自分
の考えを深める。
・論理的な文章の構成を理解し、文章の内容を
叙述に即して的確に読み取る。
小説1
檸
・小説に親しみ、筋の展開や主題 を読み解く。
・登場人物の心情や場面を理解する。
一
学 5
檬
定期考査
評論3
期 6
小説2
7
垂直のファッション、 ・論理の展開に即して内容を正確に読み取り、
自分の意見を持つ。
水平のファッション
・論理の展開を理解し、自分の意見と他者の意見
を比較し、考察する。
舞 姫
・小説に親しみ、場面や心情の変化を表現に即
して読み味わう。
・主人公の行動に対しての考えを発表する。
定期考査
夏季休業
8
評論4
グローバル化のゆくえ ・論理的な文章の構成を理解し、筆者の考えを
もとに自分の意見をもつ。
・現代社会について考える。
小説3
俘虜記
9
二
10
定期考査
学
入試問題演習
期
入試問題演習
11
12
定期考査
学
期
1
・大学入試に向けて、センター試験、過去問題、
練習問題の演習とともに、これまでの学習の
整理・補習を行う。
入試問題演習
・大学入試に向けて、センター試験、過去問題、
練習問題の演習とともに、これまでの学習の
整理・補習を行う。
入試問題演習
・過去問題の演習を行う。
冬季休業
三
・作品の構成・展開を正しくとらえ、生き生き
とした描写を味わい、人間や生と死について
考えを深める。
・大学入試に向けて、センター試験、過去問題、
練習問題の演習とともに、これまでの学習の
整理・補習を行う。
2
3 卒業式
− 86 −
現代文B
文系
単位数
担当者
必修選択
教科書
1
緑川
2
静香・山口みどり
精選現代文B
(東京書籍)
講座のねらい
進路、また、興味関心に合わせ、より難解高度な文章の読解に挑戦します。また、記述式解答
の作成方法を学びます。多様なテーマの文章に触れること、解答作成の練習をすることを目的と
します。
2
授業の内容と進め方
明治以降の近代・現代の作品を学びます。基本的に共通必修の授業法と同じですが、演習問題
を多く取り入れます。
3
思考・判断・表現力を培う手立て
共通必修の項と同様です。
4
学習する上での留意点
共通必修の項と同様です。
5
予習復習の実施
共通必修の項と同様です。
6
副教材・参考書
共通必修の項に加え、『プログレス
7
現代文総演習〈完成編〉』(いいずな書店)
課題・補習について
共通必修の項と同様です。
8
評価の視点・考査について
共通必修の項と同様です。
9
1年後の目標
共通必修の項と同様です。
− 87 −
授業計画:現代文B
期 月
4
必修選択
単元・考査等
評論1
評論2
教
材
言語と記号
鏡の中の現代社会
授業内容と着眼点
・ 評論読解の基本確認。
・要旨をつかみ、新しい分野に関心をもつ。
・筆者のものの見方や考え方を読み取り、自分
の考えを深める。
・論理的な文章の構成を理解し、文章の内容を
叙述に即して的確に読み取る。
小説1
赤い繭
・小説に親しみ、筋の展開や主題 を読み解く。
・登場人物の心情や場面を理解する。
随想
猫のしあわせ
評論3
評論4
平気―正岡子規
原始社会像の真実
・随想読解の基本確認。
・筆者の体験と主張とを読み解く。
・論理の展開に即して内容を正確に読み取り、
自分の意見を持つ。
・論理の展開を理解し、自分の意見と他者の意見
を比較し、考察する。
一
5
定期考査
学
6
期
7
定期考査
夏季休業
8
総合問題
入試問題対策
・大学入試問題対策として、さまざまなジャンル
の問題に取り組み、出題内容の知識の完成及び解
答方法の対応を演習する。
総合問題
入試問題対策
・大学入試問題対策として、さまざまなジャンル
の問題に取り組み、出題内容の知識の完成及び解
答方法の対応を演習する。
入試問題対策
・大学入試問題対策として、さまざまなジャンル
の問題に取り組み、出題内容の知識の完成及び解
答方法の対応を演習する。
9
二
10
定期考査
学
11
期
総合問題
定期考査
入試問題演習
・大学入試に向けて、センター試験、過去問題、
練習問題の演習とともに、これまでの学習の
整理・補習を行う。
入試問題演習
・過去問題の演習を行う。
12
冬季休業
1
三
学
2
期
卒業式
3
− 88 −
古 典 B
文系
単位数
担当者
必修
教科書
1
4
高橋 仁之・鹿野真由美
脇本 勝通
精選古典B古文編・漢文編
(東京書籍)
講座のねらい
古典Bの目標は、「古典としての古文と漢文を読む能力を養うとともに、ものの見方、感じ
方、考え方を広くし、古典についての理解や関心を深めることによって人生を豊かにする態度
を育てる。」と学習指導要領に明記されています。現代を充実して生きていくためには、古典
として現代まで生き続け、文化の根幹をなしてきた作品に触れ、「故(ふる)きを温(たず)
ねて新しきを知る」ことが不可欠です。
3学年の授業は学年進行につれてはるかに広範囲になり、内容も難しくなりますが、基礎事
項を着実に学ぶことで大学受験にも対応できる学力を身につけることができます。この一年間
で、多くの文章に触れ、慣れるとともに意識的な読み方の基礎を身につけましょう。
2
授業の内容と進め方
古文・漢文ともに本文を繰り返し音読することは、古典のリズムを感覚としてつかむ上で大
変有効な方法です。授業でも重視しますが、家庭学習においてもぜひ実行してみてください。
(1)「古文」
正確かつ深い読解に至るためには、古典文法の習熟が不可欠です。1、2年次で習得した文法
事項を定着させ、本文読解において自在に駆使できることを目指します。古典文法の学習は手間
がかかり面倒に思うかもしれませんが、地道なトレーニングを積み重ね、特に助動詞と敬語をマ
スターし、豊かな古文の世界と出会うための道筋をつける学習を行います。
(2)「漢文」
中国の古典は、故事や格言、漢詩、史伝、諸子百家などを通じて、古代からわが国の文化・
思想に多大な貢献と寄与を果たしてきました。1、2年次で学習した事項を基に、漢文を日本
語と同様に読みこなしてゆくための工夫や句法を重点的に身につけるための学習を行います。
3
思考・判断・表現力を培う手だて
様々な文章の読解を通じて、論理的に思考する力やクリティカルシンキングなどの力を育成
していきます。また、文章内容を理解する中で、生き方や将来について考える機会を多くもち、
ものごとを判断する力を養っていきます。そして、授業において、ディスカッション、プレゼ
ンテーション、作文等などの言語活動を活発に行い、表現力のアップも行っていきます。読書
指導などを通じても、思考・判断・表現力をトータルに培っていきます。
4
学習する上での留意点
①
予習が大切
「古典」では、古文・漢文とも同様に、必ず「音読」した上、教科書の原文をノートに書き
写し、語句の意味を調べ、現代語訳をつけておきましょう。ノートの取り方については、すで
に1、2年次の学習で身についているはずです。基本的には、原文の左右の行に文法的事項を
書き込むための各1行が最低必要です。授業での板書の事項を書き込むためのスペースもとっ
ておくこと。
② 辞書を引く
「古語辞典」・「漢和辞典」を、学校でも家庭でもいつでも引けるように身近におき、常時
引いて調べることが、本質的な国語力の養成に大いに役立ちます。家庭ではできるだけ紙の辞
書を引くようにしてください。学校では携帯に便利な電子辞書の使用も認めています。
③ ノートを自分流に取る
板書は見出しやメモ程度のものでしかなく、教員が述べたことをそのまま書くのでは、自分
の理解につながりません。自分が理解した内容を、口頭でのものも含めて、自分の言葉で書い
ておくことが大切です。自分の言葉でいかに捉え直していくかが本当の勉強です。よく整理さ
れた分かりやすいノートは定期考査や大学受験に大きな力を発揮します。
また、活用のための工夫をしてみてください。
− 89 −
④
折にふれ、図説に親しむ。
国語においては、雑学的な、あるいはトリヴィア的な知識が読解を助けることがままあります。
特に古典では、授業では十分取り扱いきれないけれども知っておくと便利な事項がたくさんあ
ります。それを身につけるためには、すきま時間を活用して楽しみながら図説などの資料を眺め
るのがよい方法です。
5
予習復習の実施
予習復習は、高校での学習の基本です。4の①②にあるように必ず予習を行うようにしまし
ょう。また、4の③にあるように、自分流に作成したノートをもとに日頃から復習をきちんと行
うようにしましょう。
6
副教材・参考書
新版二訂 完全マスター古典文法
・古典学習の際、常に手元に置いて活用し、古典文法
(第一学習社) の習熟・完成を図る。3年間使用。
完全マスター古典文法 準拠ノート
・古典文法演習用。体系的な文法学習や、実践力と応
実力養成
(第一学習社) 用力の養成を図る。3年間使用。
必携 新明説漢文
(尚文出版) ・漢文の基本を身につける。3年間使用。
必携
新明説漢文シリーズ基本練習ノート ・句法、用字演習用。漢文の基本を身につける。
2年間使用。
必携 新明説漢文ノート 修訂版
(尚文出版)
新訂国語図説 三訂版
(京都書房)・国語学習全般に関わる資料集。授業から入試まで総
合的に活用する。3年間使用。
みるみる覚える古文単語330
・古文の語彙を豊富にし、読解力向上のために使用。
(文英堂) 定期考査や小テストで活用する。2年間使用。
古文単語330
大学入試
三訂版
ワークノート(文英堂) ・重要古語の定着を図る。2年間使用。
国語頻出問題1200
・国語全てのジャンルの入試頻出問題を収録した問題集。
(いいずな書店) 定期考査や小テストで活用する。
改訂版 古典文法習得のための敬語マス ・敬語の基本事項習得と応用力養成。
ターノート
(数研出版)
古典文法習得のためのまぎらわしい語の ・実戦問題攻略の手法を身につける。
識別マスターノート
(数研出版)
7
課題・補習について
各授業の前に、予習をきちんとやっておいてください。授業では、疑問点の解決に努めます。
授業進度より遅れたもの、進んでいるものについては、長期休業などを活用して適宜補習・講
習を設定します。
8
評価の視点・考査について
基本的には、年4回の定期考査、宿題テスト、小テストなどによって評価します。これが評
価の中心となりますが、日頃の授業態度・学習意欲、提出物の提出状況なども加味します。
学年末評定は、これらの評価を基に総合的に判定します。
9
1年後の目標
大学入試に対応できるための読解力・知識を身につけ、解答作成力を向上させることが目標
です。
− 90 −
授業計画:古典B【古文】
期 月
単元・考査等
4 随筆2
一
学
5
日記2
定期考査
教
材
授業内容と着眼点
・作者の主張している内容を理解する。
徒然草
花は盛りに 他
・作者の兼好法師に対する批判の内容を理解す
玉勝間
兼好法師が詞のあげ る。
つらひ
・本文中の和歌の内容を理解し、作者の心情を理
紫式部日記
解する。
女郎花 他
・登場人物の心情を、表現に即して考える。
和泉式部日記
夢よりもはかなき世
の中を
期
物語3
6
落窪物語
落窪の君 他
堤中納言物語
このついで
・登場人物の関係を、場面設定や敬語の使われ方
から整理し、理解する。
・登場人物の言動から、心情を読み取る。
源氏物語
車争ひ
須磨の秋
後世に多大な影響を与えた物語を味わい、特徴的な
表現や修辞技巧について理解を深める。
・光源氏と様々な女性たちとの物語を味わう。
定期考査
7
夏季休業
8
9
物語4
二
10
学
定期考査
期
11
12
定期考査
総合問題
母と子の別れ
萩の上露 他
入試問題対策
・大学入試問題対策として、さまざまなジャンルの
問題に取り組み、出題内容の知識の完成及び解答
方法の対応を演習する。
入試問題対策
・大学入試問題対策として、さまざまなジャンルの
問題に取り組み、出題内容の知識の完成及び解答方
法の対応を演習する。
入試問題対策
・大学入試問題対策として、さまざまなジャンルの
問題に取り組み、出題内容の知識の完成及び解答
方法の対応を演習する。
入試問題対策
・過去問題の演習を行う。
冬季休業
三 1
総合問題
・敬語の用法を習得する。
学 2
期
3 卒業式
− 91 −
授業計画:古典【漢文】
期 月
単元・考査等
4 十八史略
一
教
鶏鳴狗盗
完璧而帰
5
授業内容と着眼点
・漢文に頻出する語彙や返読文字、置き字を確
認する。
・登場人物の発言の意図を理解する。
定期考査
学
6
材
詩3
出師表
唐詩−八首
李白・杜甫
・諸葛孔明の主張を理解し、人物像を考察する。
・詩にうたわれた情景や作者の心情を読み取る。
荊軻伝
・歌の内容を理解し、刺客荊軻の心情を読み取
期
7
定期考査
夏季休業
8
9 史記2
二
る。
韓信伝
・国士無双と呼ばれた韓信の人物像について理
解する。
入試問題対策
入試問題対策
・センター試験対策を行う。
・センター試験対策を行う。
定期考査
12 総合問題
冬季休業
入試問題演習
・センター試験演習を行う。
1 総合問題
入試問題演習
・過去問題、練習問題の演習を行う。
10
定期考査
学
11
期
総合問題
三
学 2
期 3
卒業式
− 92 −
古 典 B
文系・理系自由選択
単位数
2
担当者
高橋
教科書
精選古典B古文編・漢文編
仁之・鹿野真由美
(東京書籍)
1
講座のねらい
文系(文系古典B)については、主として古文・漢文の国公立2次・難関私立大試験対策を、
また理系(理系古典B)については、古文・漢文ともに主としてセンター試験対応のための演習
を行います。受講者の状況や希望によって、授業内容を弾力的に変更することもあります。いず
れにせよ、入試頻出事項の徹底理解を図ります。
2
授業の内容と進め方
入試問題演習を行います。必ず問題を解いた上で受講してください。文系古典では解答を板書
してもらうこともあります。どうしてその解答を導き出したのか、自分なりの理由を明確にして
おくこと。スピーディーに進めるので、教員が口頭で述べたことを聞きながらノートにまとめる
姿勢が求められます。ただし受け身で臨むのではなく、疑問や不明な点はその場で質問して確認
しておきましょう。
3
思考・判断・表現力を培う手だて
様々な文章の読解を通じて、論理的に思考する力やクリティカルシンキングなどの力を育成し
ていきます。また、文章内容を理解する中で、生き方や将来について考える機会を多くもち、も
のごとを判断する力を養っていきます。そして、授業において、ディスカッション、プレゼンテ
ーション、作文等などの言語活動を活発に行い、表現力のアップも行っていきます。読書指導な
どを通じても、思考・判断・表現力をトータルに培っていきます。
4
学習する上での留意点
基本的に必修古典Bに準じますが、より「考える」ことを重視してください。
5
予習復習の実施
必修古典Bに準じます。
6
副教材・参考書
必修古典Bに準じます。
7
課題・補習について
各分野・教材ごとに課題などを提示します。演習や小テスト、夏休みの補習なども行います。
夏休み補習は体系的・網羅的に実施し、実力養成を図ります。
− 93 −
8
評価の視点・考査について
授業時に行う定期考査の成績のほか、小テスト、課題提出、授業への取り組み態度・意欲などを
総合的に勘案して評価します。
9
1年後の目標
大学入試に対応できるための読解力・知識を身につけ、解答作成力を向上させることが目標
です。
授業計画:古典B
期
(文系・理系自由選択)
月
文系古典B
理系古典B
4 文法の総復習
文法の総復習
5 古文読解演習Ⅰ
古文読解演習Ⅰ
一
定期考査
学
定期考査
6 古文読解演習Ⅱ
漢文重要語演習
漢文読解演習Ⅰ
古文読解演習Ⅱ
7 古文読解演習Ⅲ
漢文読解演習Ⅰ
漢文読解演習Ⅱ
古文読解演習Ⅲ
期
定期考査
8 夏季休業
夏季休業
9 古文読解演習Ⅳ
漢文読解演習Ⅱ
漢文読解演習Ⅲ
古文読解演習Ⅳ
二
10 定期考査
学
定期考査
定期考査
入試問題演習Ⅰ
センター試験演習Ⅰ
11 入試問題演習Ⅱ
センター試験演習Ⅱ
定期考査
期
12 入試問題演習Ⅲ
定期考査
センター試験演習Ⅲ
冬季休業
1 過去問題演習
冬季休業
総合問題
三
学
期
2
3
卒業式
卒業式
− 94 −
− 95 −
2
地 理 歴 史
世 界 史 B
1
文系必修選択(5単位)
単位数
5
担当者
波多野秀幸
教科書
詳説世界史B (山川出版社)
講座のねらい
大学入試で世界史を必要とする生徒を主な対象として授業を行いますが、世界史を学ぶ上で
大切なのは、年号や人名・地名をただ『覚えて』いくことではなく、さまざまな地域の多様な
時代に生きた人々が、何に心を動かされ、何を求めてそのようなことをしたのかを『考えて』
いくことにあります。「過去に目を閉ざす者は、現在にも盲目となる」(ヴァイツゼッカー元
ドイツ大統領)という言葉があります。受験突破だけでなく、これからの世界をつくっていく
皆さんが、よき道しるべを得ることを目指して、講座を展開します。
2
授業の内容と進め方
中世ヨーロッパから現代までの世界史を、2学年に比べてかなり早い進度で、より深く学習
していきます。慣れるまでは大変だと思いますが、集中して受講し、がんばってついてきて下
さい。
3
思考・判断・表現力を培う手だて
授業では、ただ説明に終始するだけでなく、皆さんに『考えて』もらい、意見を発表しても
らいます。能動的に授業に参加して下さい。授業中に疑問点を質問することも大歓迎です。
4
学習する上での留意点
授業においては、ただ板書を写すだけではなく、教員の口頭での説明をどんどんノートにと
り、用語集を使って発展的な内容も把握しましょう。不明な点があれば、遠慮なく担当者に質
問して下さい。また、世界史学習において、地理的理解は必要不可欠です。授業で紹介した地
名は、必ず資料集で確認しましょう。なお、適宜文学作品や映像資料を紹介しますが、それら
を通じて、様々な時代・地域に関する豊かなイメージを身につけて下さい。
5
予習・復習の実施
2学年に比べて進行が非常に早いので、毎回必ず復習を行い、授業で得た内容を整理しまし
ょう。知識定着の一助とすべく、問題演習も指示します。
6
副教材・参考書
『グローバルワイド 最新世界史図表』(第一学習社)
… 授業中に該当ページを広げ、地図や年表、史料などをチェックします。
『世界史B用語集』(山川出版社)
… 辞書のように使用し、用語についての理解の深化に活用します。
『詳説世界史10分間テスト』(山川出版社)
… 用語や図版に対する理解と定着に用います。
その他、大学受験用の問題集や参考書を、適宜紹介します。
7
課題・補習について
夏季・冬季休業中に講習を、授業日の放課後等に補習を、適宜実施します。また、休校日が
連続するような時には、自分で学習できる教材を提供します。
8
評価の視点・考査について
評価は4回の定期考査と平常点を組み合わせて行います。平常点は、小テスト、提出物点、
授業中の態度などを総合的に評価します。
9
1年後の目標
難関大学に合格できる実力に到達することが目標ですが、それだけではなく、『世界市民』
としての広い視野を身につけてほしいと思います。
− 96 −
授業計画:世界史B
期
月
文系必修選択(5単位)
単元・考査等
第5章 ヨーロッパ世界
の形成と発展
授業内容
着眼点
・中世ヨーロッパ(後半) ・ヨーロッパ中世世界の後半期の様
相を学び、ルネサンスにつなげる。
4
一
5
第8章 近世ヨーロッパ ・ルネサンス、大航海時代、 ・ルネサンス、大航海時代、宗教改
革という、ヨーロッパを近世に移行
宗教改革
世界の形成
させた3要素について学ぶ。
6
*定期考査①
第9章 近世ヨーロッパ ・主権国家体制、絶対王政
・ヨーロッパ諸国の海外進
世界の展開
出
7
第10章 近代ヨーロッパ
・アメリカ世界の成立
学
期
・近世ヨーロッパを特徴づける主権
国家体制の成立と絶対王政を学ぶ。
・英仏を中心に、ヨーロッパ諸国の
海外進出を学ぶ。
・アメリカ独立革命、フラ ・市民革命と産業革命について学び、
ンス革命とナポレオン戦 近代市民社会の特質を理解する。
争、産業革命
*定期考査②
夏季休業
夏期講習を実施する。
9
第11章 欧米における近 ・ウィーン体制とその崩壊
・自由主義とナショナリズ
代国家の発展
ムの進展
10
第13章 帝国主義とアジ
アの民族主義
・ウィーン体制とその崩壊、自由主
義とナショナリズムの進展について
学び、帝国主義以前の19世紀の様相
を理解する。
・帝国主義を理解し、列強の対外進
出とアジアの対応を学ぶ。
8
二
学
期
第14章
*定期考査③
二つの世界大戦
・帝国主義とアジアの対応
・第一次世界大戦、戦間期、 ・二つの世界大戦の原因と影響を学
び、大衆民主主義について考察する。
第二次世界大戦
11
第15・16章
現在の世界
・世界大戦後、現在までの経過を学
ぶ。
・戦後史
12
*定期考査④
冬季休業
三
1
学
2
期
3
特別編成授業
冬期講習を実施する。
入試問題演習
卒業式
− 97 −
・センター試験対策
・私立、国公立大学入試対策
世 界 史 B
1
文系必修選択(2単位)
単位数
担当者
教科書
2
久須美大悟
詳説世界史B 山川出版社
講座のねらい
この講座は、大学入学試験で「世界史B」を受験科目と決めている生徒を対象に授業を行います。
必履修「世界史B」ではヨーロッパの歴史を見ていくのに対して、必修選択「世界史B」ではそれ
以外の地域の歴史を見ていきます。見慣れない名前や難しい漢字などが出てきますが、予習や復
習によってヨーロッパ以外の歴史にも理解を深めていきましょう。
2
授業の内容と進め方
古代から19世紀までのアジア史(中国、インド、イスラーム)を中心に学習します。さらに、
アフリカや東南アジア、内陸アジアといった地域史にも目を向け、授業の終盤では、センター入
試を念頭においた演習問題にも挑戦してもらいます。
3
思考・判断・表現力を培う手だて
歴史的出来事が“なぜ”起こったのか、その背景を全て理解することは大変です。しかし、“
なぜ”を考えることによって、前後の歴史的出来事がつながっていきます。これを自らも考えて
いきましょう。
4
学習する上での留意点
ヨーロッパとは異なり、地名自体を聞いたことがない地域の歴史を学んでいくことにもありま
す。毎授業、資料集で地図を確認しつつ地理的な感覚を養ってください。また中国史では難しい
漢字がたびたびでてくるので、何度も漢字を書き、記述問題にも対応できるようにしてください。
5
予習・復習の実施
二年生のときと比べ、一回の授業ペースも早くなり、一週間の授業数も格段に多くなります。
とりあえず、授業を聞いておいて後でまとめて復習しようとしても授業進度に追いつきません。
常にわからない箇所は用語集などを用いて確認し、毎授業のペースについてこられるようにし
てください。
6
副教材・参考書
『グローバルワイド 最新世界史図表』(第一学習社)
… 教科書と共に授業中は該当ページを広げ、地図や年表、資料に目を配ります。
『世界史B用語集』(山川出版社)
…単なる語句の確認に終わらせず、必ず説明文を読み、下線を引くなど工夫してください。
難関大学といわれる私大受験の際、正誤問題の解答に役立ちます。
『詳説世界史10分間テスト』(山川出版社)
… 用語や図版に対する理解と定着をはかります。授業時、小テストをおこないます。
その他、適宜、参考書や問題集を紹介します。
7
課題・補習について
夏季・冬季休業中に補習を実施します。
8
評価の視点・考査について
定期考査は、前期5月・7月、後期10月・12月に実施されます。
評価は、出席状況、授業時の姿勢、そして4回の考査を総合的に評価します。
9
1年後の目標
志望校に合格するための世界史知識を身に着ける。
− 98 −
授業計画:世界史B
期
月
文系必修選択(2単位)
単元・考査等
第2章
アジア・アメリカの古代文明
4
一
5
学
期
6
7
8
9
二
10
学
期
11
12
授業内容
・インドの古典文明
・東南アジアの諸文明
・中国の古典文明
第3章
内陸アジア世界・東アジア ・南北アメリカ文明
・草原の遊牧民とオアシス
世界の形成
の定住民
・北方民族の活動と中国の
定期考査①
分裂
・イスラーム世界の形成
第4章
イスラーム世界の形成と発 ・イスラーム世界の発展
展
・インド・東南アジア・ア
フリカのイスラーム化
・イスラーム文明の発展
定期考査②
夏季休業
冬季休業
入試問題演習
2
3
・中国の歴史における遊牧民と農耕
民の攻防に着目させつつ、中国史の
展開を学ぶ。
・イスラームという宗教の特徴を学
び、西アジアを中心に西はイベリア
半島、東はトルキスタンまでの広範
囲にわたる地域の歴史であることを
理解する。
・イスラーム化の進展と同時にヨー
ロッパ社会との関わりを学ぶ。
・モンゴルの支配を通じたユーラシ
ア一体の歴史を学ぶ。
・中華の世界秩序の確立と覇権の様
子を学ぶ。
・イラン、インド、トルコの三帝国
による世界秩序が確立された後、ヨ
ーロッパ勢力との争いの中で、衰退
していくアジア世界を学ぶ。
補習を実施する。
1
三
学
期
・世界各地の古代文明の発祥を学び、
地域ごとの文化圏の基礎を理解す
る。
夏期講習を実施する。
・トルコ化とイスラーム化
第6章
内陸アジア・東アジア世界 の進展
・東アジア諸地域の自立化
の展開
・モンゴルの大帝国
第7章
・東アジア世界の動向
アジア諸地域の繁栄
・清代の中国と隣接諸地域
・トルコ・イラン世界の進
展
定期考査③
・ムガル帝国の興隆と東南
第12章
アジア交易の発展
アジア諸地域の動揺
・オスマン帝国支配の動揺
と西アジア地域の変容
定期考査④
・東アジアの激動
特別編成授業
着眼点
卒業式
− 99 −
・センターテスト演習
・私立・国公立大学入試問題演習
日 本 史 B
文系必修選択(5単位)
単位数
担当者
教科書
1
5
伊藤伸一郎・野原
華子
詳説日本史B (山川出版社)
講座のねらい
この講座では、幕末・明治・大正・昭和の近現代史を学びます。近代以降の日本が欧米諸国との関わ
りの中でどのような刺激を受けてきたのか、またアジア諸国とどのように関わってきたのかを視野に
入れつつ、国内の政治や社会・経済がどのように推移してきたのかを捉えていきます。その中で、今
の日本が抱える諸問題が歴史上の何に起因しているのかを考察できるようになることがこの講座の狙
いです。
2
授業の内容と進め方
授業は、講義を中心として、概ね教科書の記述の順序に沿って基本的な歴史の流れを理解してもらう
ことを主眼として進めます。授業の中で教科書はもちろん、副教材(図説や史料集)・用語集などを
参照することもあるので、これらの教材は必ず持参してください。
3
思考・判断・表現力を培う手だて
日本史学習で大事なことは、暗記ではありません。歴史の流れと歴史事象の因果関係を理解すること
です。そこで、一つの事件についてその背景や内容、与えた影響などを文章にしてもらうような作業
を取り入れます。
4
学習する上での留意点
最も大切なことは、授業に集中して取り組むことです。その上で、次のことを心がけてください。
① 教科書を読んで、流れを確認しつつ、授業でもれた情報を拾う。
② 図説で図表を確認・史料集で関連する史料にあたる。
③ わからない歴史用語などは用語集で調べる。
④ 疑問点を整理し、調べてもわからないことは積極的に質問する。
5
予習・復習の実施
必ず復習をするように心がけてください。その際、問題練習をすることや、復習を繰り返し実施するこ
とが知識を定着させる上で大切なことです。
6
副教材・参考書
◎副
教
材
◎参考書(例)
◎問題集(例)
7
『新詳日本史』(浜島書店)
『日本史用語集』(山川出版社)
※いずれも2年から使用しているもので、新たに購入する必要はありません。
改訂版『石川昌康 日本史B講義の実況中継』①∼④(語学春秋社)
『実力をつける日本史100題』(Z会出版編集部)
『日本史B 一問一答』(金谷俊一郎 東進ブックス)
課題・講習・補習について
補習・講習については夏季休業・冬季休業中などに適宜実施する予定です。詳細については随時連絡
します。また、課題は各担当者が課すことがあります。
8
評価の視点・考査について
評価は4回の定期テストと平常点(課題あるいはノート・小テスト・出欠状況・授業態度等)を組み
合わせて行います。
9
1年後の目標
各自が目標とするような大学(国公立大学・早慶上智・GMARCH)に合格する学力を身につけてい
くことが目標です。ともにガンバっていきましょう!
- 100 -
授業計画:日本史B
期
月
文系必修選択(5単位)
単元・考査等
第9章
近代国家の成立
4
一
5
*定期考査①
学
期
6
第10章 二つの世界大戦
とアジア
*定期考査②
授業内容
着眼点
①開国と幕末の動乱
②明治維新と富国強兵
近代国家の形成と特色
③立憲国家の成立と日清戦争
④日露戦争と国際関係
⑤近代産業の発展
立憲国家の形成過程と特徴
2度の対外戦争の要因と影響
⑥近代産業の発達
①第一次世界大戦と日本
②ワシントン体制
③市民生活の変容と大衆文化
④恐慌の時代
大正デモクラシーにつながる
民衆の意識の成熟
新たな国際的枠組みの様相
⑤軍部の時代
⑥第二次世界大戦
①占領と改革
中国との戦争と対米関係
戦時総力戦体制と民衆の意識
及び生活の様相
戦後改革の狙いと結果
冷戦の国際的背景と展開
55年体制の意味と影響
恐慌の要因と影響
7
夏季講習
8
9
二
10
第11章
占領下の日本
第12章
高度成長の時代
*定期考査③
第13章
日本
激動する世界と
学
期
11
*定期考査④
12
特編授業
1
特編授業
センター試験
2
私立大学入学試験
国立大学前期入学試験
3
卒業式
国立大学校規入学試験
三
学
期
②冷戦の開始と講和
①55年体制
②経済復興から高度成長へ
①経済大国への道
市民生活の変化
②冷戦終結と日本社会の動揺
問題演習
現代日本の諸問題と歴史の関
連性
問題演習
- 101 -
日 本 史 B
文系必修選択(2単位)
単位数
2
担当者
教科書
1
伊藤伸一郎・野原
華子
詳説日本史B (山川出版社)
講座のねらい
日本史受験者向けの講座です。戦国時代から江戸時代にかけての時代をあつかいます。大学入試のた
めの学力をつけるのがこの講座の狙いです。
2
授業の内容と進め方
授業は、講義を中心として、概ね教科書の記述の順序に沿って基本的な歴史の流れを理解してもらう
ことを主眼として進めます。授業の中で教科書はもちろん、副教材(図説や史料集)・用語集などを
参照することもあるので、これらの教材は必ず持参してください。
3
思考・判断・表現力を培う手だて
日本史学習で大事なことは、暗記ではありません。歴史の流れと歴史事象の因果関係を理解すること
です。そこで、一つの事件についてその背景や内容、与えた影響などを文章にしてもらうような作業
を取り入れます。
4
学習する上での留意点
最も大切なことは、授業に集中して取り組むことです。その上で、次のことを心がけてください。
① 教科書を読んで、流れを確認しつつ、授業でもれた情報を拾う。
② 図説で図表を確認・史料集で関連する史料にあたる。
③ わからない歴史用語などは用語集で調べる。
④ 疑問点を整理し、調べてもわからないことは積極的に質問する。
5
予習・復習の実施
必ず復習をするように心がけてください。その際、問題練習をすることや、復習を繰り返し実施するこ
とが知識を定着させる上で大切なことです。新たに購入した『日本史重要語句Check List』(啓隆社)を
復習に活用しましょう。
6
副教材・参考書
◎副
教
材
◎参考書(例)
◎問題集(例)
7
(注)★は受験用に新たに購入します。
『新詳日本史』(浜島書店)
『日本史用語集』(山川出版社)
★『詳録新日本史史料集成』(第一学習社)
★『日本史重要語句Check List』(啓隆社)
改訂版『石川昌康 日本史B講義の実況中継』①∼④(語学春秋社)
『実力をつける日本史100題』(Z会出版編集部)
『日本史B 一問一答』(金谷俊一郎 東進ブックス)
課題・講習・補習について
補習・講習については夏季休業・冬季休業中などに適宜実施する予定です。詳細については、随時連
絡します。
8
評価の視点・考査について
評価は3回(5月は実施しない)の定期テストと平常点(課題あるいはノート・小テスト・出欠状況・
授業態度等)を組み合わせて行います。
評定は必修選択日本史5単位と合算して7単位として出します。
9
1年後の目標
各自が目標とするような大学(国公立大学・早慶上智・GMARCH)に合格する学力を身につけてい
くことが目標です。ともにガンバっていきましょう!
- 102 -
授業計画:日本史B
期
月
文系必修選択(2単位)
単元・考査等
授業内容
第5章
武家社会の成長
④戦国大名の登場
戦国大名の分国支配の方法や
都市の発展を理解する
第6章
幕藩体制の確立
5
①織豊政権
②桃山文化
天下統一過程を把握するとと
もに,近世的制度の創出と文
化の特色を理解する
6
③幕藩体制の成立
④幕藩体制の構造
江戸幕府成立過程を理解する
とともに,職制・大名支配の
方法,農民支配などを理解す
る。
文治政治の成立と展開の過程
とその特色を理解する。
4
一
学
期
着眼点
第7章
7
幕藩体制の展開
*定期考査②
①幕政の安定
夏季講習
8
9
第8章
二
10
幕藩体制の動揺
*定期考査③
学
期
②経済の発展
③元禄文化
農業の発展・流通機構の発達
を契機として成立した文化の
特色を理解する。
①幕政の改革
②宝暦・天明期の文化
享保改革・田沼時代・寛政改
革の政策的特色を理解する。
③幕府の衰退と近代への道
大御所時代・天保改革の政治
的特色を理解する。
④化政文化
江戸時代後半の文化の特色を
理解する。
11
*定期考査④
12
1
特編授業
センター試験
2
私立大学入学試験
国立大学前期入学試験
3
卒業式
国立大学校規入学試験
三
学
期
問題演習
- 103 -
地 理 B
1
単位数
担当者
教科書
文系必履修
5
若林 伸治
新詳地理B 最新版
新詳高等地図最新版
講座のねらい
この講座は、大学受験で地理を選択する人および地理をより深く学ぶ人を対象としています。
第1学年で学習した地理学習を基本に、基礎的な内容の再確認から、高度な内容までの学習を
行います。
その上でセンター試験・私大・国公立2次試験に対応した内容分析や資料の解読などの技能
を高めてゆきます。1月のセンター入試に向けては実戦的な演習を行い、確実な学力アップを目
指します。また、私大および国公立2次試験の受験者の基礎固めとなる内容です。
2
授業の内容と進め方
系統地理的な内容を中心に授業を行います。1年次に学習した内容の整理と高度化を進める
ために、前半は副教材も利用しながら、すでに学習した範囲の要点整理とデータの確認を行い
ます。後半は演習問題の解答練習と資料を読み解く能力の養成も取り入れてゆきます。
3
思考・判断・表現力を培う手だて
①国公立2次試験の問題演習を通じて、課題に対する内容の分析・課題解決に向けての文章表
現力を育成します。
②センター入試の問題演習を通じて、多様な資料を読み解いて、判断する能力を育成します。
④白地図作業などは授業時間以外に自主的に進めてください。授業で指示をします。
4
学習する上での留意点
①すでに、1年次に基礎的な内容を消化しています。しかし、人間は忘却するので、教科書を
短時間でも読み返すなど、効果的に内容の整理、復習を行う習慣を身につけて下さい。
②地理学習は幅広く多様で常に変化する現代的な内容を含みます。「地理」の授業だけでなく、
他の教科の学習内容も広く関わっていることを意識してください。日常から、新聞やテレビの
ニュースなどを確認し、世界と日本、身近な地域の変化に敏感になってください。
③地理学習は本来、「楽しいもの」です。地理学習の楽しさを忘れないように授業に参加して
ください。
5
予習・復習の実施
①大学受験で利用する人は、年間を通じて教科書・副教材などを利用して予習・復習は当然の
こととして、やり進めて下さい。
②また、志望する私立大学・国公立大学2次試験の問題は自ら手に入れ、やり進めておくこと。
6
副教材・参考書
○最新地理図表(第一学習社)2014(1年次使用したもの) 写真・図表が豊富です。
○データブックオブザワールド2016(最新の統計資料と各国要覧)
データを読み取る力、各国の現状をつかめる資料です。一般の人も持っている資料です。
○16新地理B要点ノート 基本から難関大学レベルまでの内容整理ができます。
7
課題・講習・補習について
①夏休みに補習を行います。夏休みが終わるまでに一定のレベルまで到達することを目標にし
ています。冬休みも必要に応じて補習を行います。センター入試直前には特別講座を行います。
②私大・国公立2次試験の受験者には地理担当者2名で年間を通した補講を予定しています。
8
評価の視点・考査について
定期考査・小テスト・提出物などで総合的に評価を行います。
9
1年後の目標
大学受験に向けて、目標とする大学に合格できる学力を養成する。
- 104 -
授業計画:地理B 文系必履修
期
月 単元・考査等
1学期
・自然環境
4
5
6
定期考査1
・産業
教
材
教科書 地図帳
資料集・統計要覧
要点ノート
8
夏季休業
上
同
上
同
上
同
上
同
上
・村落と都市・人口
・衣食住・国家・貿易
10
同
上
・言語と宗教・民族問題
11
同
上
・センター試験に向けての練習問題演習
同
上
・私大・国公立2次に向けての練習問題演習
・特別編成授業
同
上
・特別編成授業
・気候・農牧業・林業・水産業
・資源
・工業の発展
2学期
9 ・文化
・山地の地形・平野の地形・海岸地形
・その他の地形・地形図・地域調査
同
定期考査2
7
授業内容と着眼点
・地図投影法・時差・統計地図
・大地形
集中講習
定期考査3
問題演習
定期考査4
12
冬季休業
3学期
1
2
3
- 105 -
地 理 B
1
単位数
担当者
教科書
文系選択必修
2
笠井 秀二
新詳地理B 最新版
新詳高等地図最新版
講座のねらい
この講座は、大学受験で地理を選択する人および地理をより深く学ぶ人を対象としています。
第1学年で学習した地理学習を基本に、基礎的な内容の再確認から、高度な内容までの学習を
行います。
その上でセンター試験・私大・国公立2次試験に対応した内容分析や資料の解読などの技能
を高めてゆきます。1月のセンター入試に向けては実戦的な演習を行い、確実な学力アップを目
指します。また、私大および国公立2次試験の受験者に向けての学力を養成する内容です。
2
授業の内容と進め方
地誌的な内容を中心に授業を行います。1年次に学習した内容の整理と高度化を進めるため
に、要点整理とデータの確認を行います。後半は演習問題の解答練習と資料を読み解く能力の
養成も取り入れてゆきます。
3
思考・判断・表現力を培う手だて
①国公立2次試験の問題演習を通じて、課題に対する内容の分析・課題解決に向けての文章表
現力を育成します。
②センター入試の問題演習を通じて、多様な資料を読み解いて、判断する能力を育成します。
④白地図作業などは授業時間以外に自主的に進めてください。授業で指示をします。
4
学習する上での留意点
①すでに、1年次に基礎的な内容を消化しています。しかし、人間は忘却するので、教科書を
短時間でも読み返すなど、効果的に内容の整理、復習を行う習慣を身につけて下さい。
②地理学習は幅広く多様で常に変化する現代的な内容を含みます。「地理」の授業だけでなく、
他の教科の学習内容も広く関わっていることを意識してください。日常から、新聞やテレビの
ニュースなどを確認し、世界と日本、身近な地域の変化に敏感になってください。
③地理学習は本来、「楽しいもの」です。地理学習の楽しさを忘れないように授業に参加して
ください。
5
予習・復習の実施
①大学受験で利用する人は、年間を通じて教科書・副教材などを利用して予習・復習は当然の
こととして、やり進めて下さい。
②また、志望する私立大学・国公立大学2次試験の問題は自ら手に入れ、やり進めておくこと。
6
7
副教材・参考書
○最新地理図表(第一学習社)2014(1年次使用したもの) 写真・図表が豊富です。
○データブックオブザワールド2016(最新の統計資料と各国要覧)
データを読み取る力、各国の現状をつかめる資料です。一般の人も持っている資料です。
○16新地理B要点ノート(啓隆社)基本から難関大学レベルまでの内容整理ができます。
○16センター地理(啓隆社)センター入試の過去問演習に利用します。
課題・講習・補習について
①夏休みに補習を行います。夏休みが終わるまでに一定のレベルまで到達することを目標にし
ています。冬休みも必要に応じて補習を行います。センター入試直前には特別講座を行います。
②私大・国公立2次試験の受験者には地理担当者2名で年間を通した補講を予定しています。
8
評価の視点・考査について
定期考査・小テスト・提出物などで総合的に評価を行います。
9
1年後の目標
大学受験に向けて、目標とする大学に合格できる学力を養成する。
- 106 -
授業計画:地理B 文系選択必修
期
月
単元・考査等
教
材
1
国家規模の地域の 教科書 地図帳
1学期
4 調査
資料集・統計要覧
要点ノート
5
同
7
8
定期考査2
夏季休業
同
上
10
11
定期考査4
12
3
インド
1
西アジア・中央アジア
2
ヨーロッパ
3
東南アジア
同上
集中講習
同
上
1
2
韓国の研究
中国の研究
同
上
3
ロシアの研究
1
地域区分でとらえるアフリカ
定期考査3
地域区分でとらえ
る現代世界の課題
問題演習
オーストラリア
上
2学期
9 近隣諸国の研究
2
上
定期考査1
州・大陸規模の地域 同
6 の調査
授業内容と着眼点
アメリカ合衆国
同
上
同
上
同
上
・センター試験に向けての練習問題演習
・私大・国公立2次に向けての練習問題演習
・特別編成授業
冬季休業
3学期
1
特別編成授業
2
3
- 107 -
地 理 B
1
単位数
担当者
教科書
文理共通自由選択
2
笠井 秀二
新詳地理B 最新版
新詳高等地図最新版
講座のねらい
この講座は、大学受験で地理を選択する人を対象としています。第1、2学年で学習した地
理学習を基本に、基礎的な内容の再確認から、総合的かつ高度な内容までの学習を行います。
その上でセンター試験に対応した内容分析や資料の解読などの技能を高めてゆきます。1月の
センター入試に向けた実戦的な演習を行い、確実な学力アップを目指します。また、私大およ
び国公立2次試験の受験者の基礎固めとなる内容です。
2
授業の内容と進め方
①1,2年次に学習した内容の整理と高度化を進めるために、前半は副教材を利用してすでに学
習した範囲の要点整理とデータの確認を行います。後半は演習問題の解答練習と資料を読み解
く能力の養成を行います。
②授業は週1日で2時間です。その時間を有効に利用するため、毎回、課題を出します。次の
時間までに時間をとり、やってきてください。
3
思考・判断・表現力を培う手だて
①国公立2次試験の問題演習を通じて、課題に対する内容の分析・課題解決に向けての文章表
現力を育成します。
②センター入試の問題演習を通じて、多様な資料を読み解いて、判断する能力を育成します。
③白地図作業などは授業時間以外に自主的に進めてください。授業で指示をします。
4
学習する上での留意点
①すでに、1年次にかなりの内容を消化しています。しかし、人間は忘却するので、効果的に
内容の整理、復習を行う習慣を身につけて下さい。
②地理学習は非常に幅広い内容を扱うため、地理の授業に集中するだけではなく、日常から、
多様な内容に対応できるように、新聞やテレビのニュースなどを確認し、世界と日本、身近な
地域の変化に敏感になってください。
5
予習・復習の実施
①大学受験で利用する人は、年間を通じて教科書・副教材などを利用して予習・復習は当然の
こととして、やり進めて下さい。
②また、志望する私立大学・国公立大学2次試験の問題は自ら手に入れ、やり進めておくこと。
6
副教材・参考書
○最新地理図表(第一学習社)2014(1年次使用したもの) 写真・図表が豊富です。
○データブックオブザワールド2016(最新の統計資料と各国要覧)
データを読み取る力、各国の現状をつかめる資料です。一般の人も持っている資料です。
○16新地理B要点ノート(啓隆社)基本から難関大学レベルまでの内容整理ができます。
○16センター地理(啓隆社)センター入試の過去問演習に利用します。
7
課題・補習について
①夏休みに集中補習を行います。冬休みも必要に応じて補習を行います。
②センター入試直前には特別講座を行います。
③私大・国公立2次試験の受験者には年間を通した補講を予定しています。
④毎時間、宿題を課します。確実にやり遂げることが近道なのです。
8
評価の視点・考査について
定期考査・小テスト・提出物などで総合的に評価を行います。
9
1年後の目標
大学受験に向けて、目標とする大学に合格できる学力を養成する。
- 108 -
授業計画:地理B 文理共通自由選択
期
1学期
月
4
5
単元・考査等
世界の諸地域①
教
材
授業内容と着眼点
・言語と宗教・民族問題
教科書 地図帳
資料集・統計要覧 ・東アジア・東南アジア・南アジア・西アジア
要点ノート
世界の諸地域②
・アフリカ・ヨーロッパ・ロシアと周辺諸国
同
上
同
上
同
上
定期考査1
世界の諸地域③
6 文化
7
産業①
定期考査2
・農牧業・林業・水産業
産業②
8 夏季休業
同
上
2学期
9 自然環境①
10
11
定期考査4
12
・資源・工業の発展
・村落と都市
集中講習
・地図投影法・時差・統計地図
・大地形
同
上
同
上
・山地の地形・平野の地形・海岸地形
・その他の地形・地形図・地域調査
・気候
同
上
・センター試験に向けての練習問題演習
・私大・国公立2次に向けての練習問題演習
定期考査3
自然環境②
問題演習
・北アメリカ・中南アメリカ・オセアニア
・衣食住・国家・貿易
同
上
・特別編成授業
同
上
特別編成授業
冬季休業
3学期
1
2
3
- 109 -
3
公
民
政治・経済
1
文系、理系②必修
単位数
2
担当者
蜂須賀 正明
教科書
「政治・経済」
東京書籍
講座のねらい
第1学年で学んだ「現代社会」を基礎として、現代社会のしくみや特徴・課題を特に政治と経済の
分野から理解、考察していくことを目標とします。
2
授業の内容と進め方
詳細は「授業計画」を見てください。実際には週2単位の授業ですべての項目を網羅することは難
しく、触れられない分野は自由選択で扱います。授業の方法は、講義形式が中心になります。その
他必要に応じて、その他の授業形式も実施することがあります。
3
思考・判断・表現力を培う手だて
必要に応じて、自らの考えを書くこと・発表することや、グループでの討論等もあり得ます。
4
学習する上での留意点
社会的事象に興味・関心をもち授業内容の理解を深めるため、新聞やテレビのニュース番組を通じ
て世の中の出来事に注目しましょう。授業でも日常的に取り上げます。
集中して授業に取り組むことが重要です。政治・経済で大学を受験する人や、定期考査で高得点を
望みたい人などは、その日のうちに1度復習しておくことをお勧めします。授業の流れを語れる状
態にしておきましょう。
受験で政治・経済を使う人は、暗記をしようとする前にそれぞれのことがらの内容をしっかり理解す
ることが、まず重要になるので、そのことを十分に心がけて学習するようにしてください。
5
予習復習の実施
予習は行った方がよいですが、最低限、新聞等を読み世の中の動き、情勢について知る、ある程度
の理解をしておくことが必要です。また、短時間でも授業内容を振り返り定着を図ることが重要で
す。
6
副教材・参考書
『最新図説 政経』浜島書店
他に、あると便利なもの、例えば用語集などについては授業の中で紹介します。
7
課題・講習・補習
夏休み(夏季講習)の他、放課後などに随時、補講を行います。
そのつど連絡します。
8
評価の視点・考査について
主に定期考査の得点に、課題提出などの平常点を加えて評価を出します。
9
Ⅰ年後の目標
社会の動き、情勢について基本的に理解することができ、物事に対して正しく、主体的に判断でき
るようになることを目指します。
− 110 −
授業計画:政治・経済 文系、理系②必修
期 月
4
単元・考査等
民主政治の
基本原理
5
日本国憲法と
民主政治
定期考査
6
日本の政治制度
7
定期考査
現代日本の政治
一
学
期
8
9
夏季休業
国際政治と日本
二
授業内容
着眼点
民 主 政 治 の 原 理 と 発 政治分野の導入なので、政治・法・民主主
義・人権などの基本的な理念を理解する。
展
世界史の基本知識とも関連付ける。
世界の政治体制
日本国憲法の成立
平和主義
日本の安全と平和をさまざまな面から考
基本的人権の保障
える。
時事的な問題にも触れる。
法の下の平等。自由権的基本権。
基本的人権の保障
基本的人権では、判例もふまえ事例研究も
日本の三権分立
行う。
地方自治のあり方
政治制度の仕組みをしっかりと理解する。
戦後政治の歩み
現状や問題点にも目を向け、考察する。
戦後日本史の知識とも関連付ける。
夏季講習
国際法、国際連合
戦後国際政治の展開
軍縮、民族紛争
学 10
資本主義経済の特徴
経済社会の発展
現代経済のしく
期
市場機構
み
定期考査
11
国民所得と景気変動
金融と財政
12
定期考査
現代経済と福祉
戦後日本経済史
日本経済各論
中小企業・公害
時事的な問題にも十分に目を向けう。
世界史の知識とも関連付ける。
経済とは何かということや、資本主義経済
の変容の歴史的流れを把握する。
需要と供給の法則などを十分に理解する。
国内総生産(GDP)の変化と景気変動、日
本経済の金融・財政の現状等について、理
解する。
戦後日本経済を概観する。
現在の日本経済を、現実にも目を向けなが
ら考察する。
冬季休業
1
受 験 に 向 け た 問 題 演 センター試験、私大入試の過去問研究を実
習
施する。
三
学 2
期
3
卒業式
− 111 −
政治・経済
自由選択
単位数
担当者
教科書
1
2
蜂須賀 正明
「政治・経済」 東京書籍
講座のねらい
大学入試センター試験や私大等の入学試験などに対応できる学力を育成します。
2
授業の内容と進め方
<自選・政経>
経済分野から始めて、政治分野から始まる必修とあわせて政経の全分野を前期中に終了させ、その
後必修で触れられなかった政治分野等を扱います。11 月以降はセンター対策や私大一般入試の問題
演習を実施していきます。
授業中に扱えない部分については、夏季講習、補講で扱います。センター試験対策も、随時行いま
す。特に必修「政経」を履修しない理系①の人たちについては放課後講習が重要になります。授業
形態としては、いずれも講義形式が主になります。
3
思考・判断・表現力を培う手だて
入試問題を解く上で思考力・判断力・表現力を育成します。
4
学習する上での留意点
・問題演習は時間内では終わらないことも多いので、終わらない場合は宿題となります。問題演習
の後は、やりっ放しにしないで、理解不足の分野を十分に把握し、知識を補充していくために、
専用のノートを用意するといいでしょう。
・学習事項の理解を深め、受験での時事問題にも対処できるようにするために、新聞の記事や社説
に目を通したり、テレビのニュース番組を見たりすることも重要です。
・難易度の高い大学を「政治・経済」で受験しようと考えている人は、100 字前後の論述問題への
対応や、その他の問題によく出される幅広い用語(教科書の太字にはなっていないが、新聞には
出てくるような用語)に慣れるためにも、各種新書本を早めに読んでおくことをお薦めします。
5
予習復習の実施
・必修と異なり、自ら問題を解くことが必要であるため、こうした意味での各個人の学習は必要で
す。
6
副教材・参考書
・『最新図説 政経』浜島書店
・『センター試験への道』山川出版
7
課題・補習について
夏休み(夏季講習)の他、放課後などに随時、補講を行います。
対象者別に行います。そのつど連絡します。
8
評価の視点・考査について
定期考査の得点に、課題提出などの平常点を加えて評価を出します。
9
1年後の目標
自らの目指す大学の入試問題において相当程度の解答ができること。
− 112 −
授業計画:政治・経済 自由選択
期 月
4
一
単元・考査等
経 済
教
材
教科書、資料集
問題集
プリント
学
5
経
済
期
6
定期考査
経 済
7
定期考査
8
夏季休業
夏季講習
9
二
学 10
問題演習
定期考査
期
11
問題演習
12
定期考査
以下
同上
授業内容と着眼点
資本主義のしくみと歴史的流れを把握す
る。
経済主体、市場機構などを十分に理解す
る。
独占と市場の失敗、経済成長と景気変動、
金融・財政、基本的理論を正しく把握する。
日本経済の諸課題①(戦後日本経済史、中
小企業・農業、消費者問題、環境問題)
時事的問題等にも目を向けながら考察す
る。
日本経済の諸課題②(労働、社会保障制度)
時事的問題等にも目を向けながら考察す
る。
国際経済(国際収支表と為替相場。戦後国
際経済の動向。南北問題など) 時事的問
題等にも目を向けながら考察する。
民主政治の原理、憲法と基本的人権・平和
政治制度 時事的問題等にも目を向けな
がら考察する。
現代日本の政治、国際社会と日本
問題演習
問題演習(センター試験、私大対策)
冬季休業
1
問題演習(センター試験、私大対策)
個別指導
三
2
学
3
卒業式
期
− 113 −
4 数
学
数 学 Ⅲ
理系必修選択
単位数
担当者
教科書
5
浜田
誠・碓井 慶彦
松本 吉邦・近津
実
数学Ⅲ(東京書籍)
1 講座のねらい
平面上の曲線、複素数平面、数列の極限,関数の極限、微分法及び積分法について学びます。これ
までは事象を有限の中で扱ってきましたが、無限という概念を数列や関数に導入して事象を扱います。
この分野の理解を深め、知識の習得と技能の習熟を図り、事象を数学的に考察し処理する能力を伸ば
すとともに、それらを積極的に活用する態度を育成します。
2 授業の内容と進め方
詳しい内容については次ページの授業計画を参照してください。6月までは、教科書に沿って数学
Ⅲの内容を学習します。7月からは、様々なレベルの入試問題に取り組み、数学Ⅲの大学入試問題演
習及び解説を行います。また、習熟度別授業を行います。少人数で、きめ細やかな指導を展開します。
3 思考・判断・表現力を培う手だて
授業で学んだ内容は、自分で演習をしてみてはじめて自分のものになります。絶えず自分で思考し、
記述・論証する習慣をつけてください。そして黒板やノートで自分の解答を観てもらいましょう。他
者からの評価をもらうことで、自分の独りよがりを克服しましょう。
4 学習する上での留意点
① 教科書で予習をする。意欲的に、授業に先行して教科書をよく読む姿勢を継続してください。
② ニュースコープ数学Ⅲ問題集は6月までに終わらせるので自分で計画的に進めてください。
③ 予習→授業→復習(問題演習)学習サイクルを改めて定着させることです。
④ 夏季休業中に講習で、入試基本問題演習で入試数学の土台を作りきることです。
⑤ 解けなかった問題は、答を導くための方針を解答で理解した上で、参考書「チャート式基礎から
の数学Ⅲ」なども活用しながら、手を動かして自分の体に馴染ませるようにすることが大事です。
5 予習復習の実施
数学Ⅲは週5時間で展開します。毎日の予・復習に加え、週単位でしっかり復習してください。
6 副教材・参考書
副教材:
教科書傍用問題集「ニュースコープ
数学Ⅲ」(東京書籍)
「センター攻略 Pick Up 120 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B
新課程対応」(東京書籍)
「ベーシックスタイル数学演習Ⅲ受験編」(数研出版)
参考書:
「チャート式基礎からの数学Ⅲ」(数研出版)
7 課題・講習について
様々な種類の課題を課します。詳しくは授業担当者の指示に従ってください。
講習は,長期休業中を中心に様々なレベルで実施する予定です。
− 114 −
8 評価の視点・考査について
評価は,前期2回、後期2回の計4回の定期考査を中心に提出物の状況も考慮し総合的に判断
します。
9 1 年後の目標
高校数学をマスターし、自分の数学像を豊かなものにしましょう。
授業計画: 数学Ⅲ
期
月
4
単元・考査・提出物
授業内容
課題提出
3章・分数関数とそのグラフ・無理関数とそのグラ
第3章 関数と極限
5
フ・逆関数と合成関数・数列の極限・無限等比数列・
1節
関数
2節
3節
関数の極限
数列の極限
数の極限・三角関数と極限・関数の連続性
第4章 微分
4章・導関数・積・商の微分法・合成関数の微分法・
1節
微分法
三角関数の導関数・対数関数・指数関数の導関数・
2節
いろいろな関数の導関数
高次導関数
定期考査
課題提出
学
期
6
5章・接線・法線の方程式・平均値の
定理・関数の増減・関数の極大・極小・第二次導関
第5章 微分の応用
1
無限級数・無限等比級数・いろいろな無限級数・関
数とグラフ・最大・最小・方程式・不等式への応用・
1節
接線、関数の増減
速度・加速度・近似式
2節
微分のいろいろな応用
公式・置換積分法と部分積分法・いろいろな関数の
第6章
不定積分・ 定積分・定積分の置換積分法・定積分
積分とその応用
1節
不定積分
2節
3節
面積・体積・長さ
6章・不定積分とその基本
定積分
の部分積分法・定積分で表された関数・定積分と区
分求積法・定積分と不等式・面積・体積・曲線の長
さと道のり
第1章 平面上の曲線
1章・放物線・楕円・双曲線・2次曲
1節 2次曲線
線の平行移動・2次曲線と直線・2次曲線と離心
2節 媒介変数表示と極座標
率・曲線の媒介変数表示・極座標と極方程式・いろ
いろな曲線
7
定期考査
8
夏季休業
課題提出
入試基礎問題演習
夏期講習
2
9
学
10
定期考査 課題提出
11
入試標準問題演習
12
定期考査 課題提出
学
1
入試問題演習
期
2
入試問題演習
入試標準問題演習
入試標準問題演習
期
・
3
数学Ⅲ入試問題の基礎を演習・解説
入試問題演習
− 115 −
数学Ⅲ標準入試問題の演習・解説
単位数
担当者
数 学 B
理系・数学Ⅲ履修クラスの必修選択
教科書
浜田
4
誠・碓井慶彦
数学Ⅰ、数学A、数学Ⅱ、数学B(東京書籍)
1 講座のねらい
既に学習済みの「数学Ⅰ」「数学A」「数学Ⅱ」「数学B」の範囲の問題を演習し、大学入試の標準
的な問題が解答できる能力を育てる。
2 授業の内容と進め方
詳しい内容については,右ページの授業計画を参考にしてください。この講座は,週4時間クラス
単位で行う授業です。夏季休業前までに数学Ⅰ・A・Ⅱ・Bの入試基本問題をひと通り学習し,7月か
らは、標準以上の大学入試問題の演習と解説を行います。
3 思考・判断・表現力を培う手だて
授業で学んだ内容は、自分で演習をしてみてはじめて自分のものになります。絶えず自分で思考し、
記述・論証する習慣をつけてください。そして黒板やノートで自分の解答を観てもらいましょう。他
者からの評価をもらうことで、自分の独りよがりを克服しましょう。
4 学習する上での留意点
① 予習を必ずする。意欲的に、授業に先行して解くことです。
② リンク数学演習は 6 月までに終わらせるので自分で計画的に進めてください。
③ 予習→授業→復習(問題演習)学習サイクルを改めて定着させることです。
④ 夏季休業中に講習で、入試基本問題演習で入試数学の土台を作りきることです。
⑤ 解けなかった問題は、答を導くための方針を解答で理解した上でもう一度チャレンジして
手を動かして自分の体に馴染ませるようにすることが大事です。
5 副教材・参考書
副教材
「新課程リンク数学演習Ⅰ・A+Ⅱ・B受験編」(数研出版)
「新課程メジアン数学演習Ⅰ・A・Ⅱ・B受験編」(数研出版)
「センター攻略 Pick Up 120 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B 新課程対応」(東京書籍)
参考書 「チャート式基礎からの数学Ⅰ+A」(数研出版)
「チャート式基礎からの数学Ⅱ+B」(数研出版)
6 予習復習の実施
数学 B は週4時間で展開します。毎日の予・復習に加え、週単位でしっかり復習してください。
7 課題・講習について
詳しくは授業担当者の指示に従ってください。
講習は,定期考査前や長期休業中を中心に様々なレベルで適切な時期に実施する予定です。
8 評価の視点・考査について
評価は,前期2回、後期2回の計4回の定期考査を中心に提出物の状況も考慮し総合的に判断し
ます。
9 1 年後の目標
大学入試の標準的な問題が解答できる能力を育てる。
− 116 −
授業計画: 数学B(数学Ⅲ履修クラス)
期
月
4
単元・考査・提出物
課題提出
数学 B
5
1
授業内容と着眼点
3節
空間ベクトル
1場合の数と確率
2図形の性質
3整数の性質
リンク数学演習Basic 問題演習
4式と証明
5複素数と方程式
6図形と方程式
リンク数学演習 Challenge 問題演習
7三角関数
8指数・対数関数
9微分法と積分法
10 ベクトル
11 数列
定期考査
課題提出
学
期
位置ベクトルと空間の図形
<Basic とChallenge すべての問題演習・解説>
6
メジアン数学演習受験編
Ⅰ 数と式 Ⅱ 関数と方程式・不等式
Ⅲ 式と証明、論理
Ⅳ 整数の性質
7
定期考査
Ⅴ 場合の数・確率
課題提出
Ⅵ 図形の性質
8
Ⅶ 図形と式
夏季休業
夏季講習
2
9
Ⅷ 三角・指数・対数関数
学
期
Ⅸ 微分法・積分法
Ⅹ ベクトル
10
Ⅺ 数列
定期考査
3
11
入試問題集で数学Ⅰ・A・Ⅱ・Bの総復習
12
定期考査
1
入試問題集で数学Ⅰ・A・Ⅱ・Bの総復習
2
入試問題集で数学Ⅰ・A・Ⅱ・Bの総復習
学
期
− 117 −
標準入試問題Ⅰ・A・Ⅱ・B演習・解説
数学Ⅱ+数学B
理系・数学Ⅲを履修しないクラスの必修選択
1
単位数
担当者
教科書
7(数学Ⅱ4単位 、数学B3単位)
数学Ⅱ: 碓井 慶彦
数学B : 今里 香織
数学Ⅰ、数学A、数学Ⅱ,数学B(東京書籍)
講座のねらい
「数学Ⅰ」「数学A」「数学Ⅱ」
「数学B」の範囲の問題を演習し、大学入試の標準的問題が解答で
きる能力を育てる。
2 授業の内容と進め方
詳しい内容については,右ページの授業計画を参考にしてください。この講座は,週7時間クラ
ス単位で行う授業です。7時間うち4時間は数学Ⅱ+Bを、3時間は数学Ⅰ+Aを学習します。夏季
休業前までに問題集の基本問題をひと通り学習し,9月からは、標準的な大学入試問題の演習を行い
ます。
3 思考・判断・表現力を培う手だて
授業で学んだ内容は、自分で演習をしてみてはじめて自分のものになります。絶えず自分で思考し、
記述・論証する習慣をつけてください。そして黒板やノートで自分の解答を観てもらいましょう。他
者からの評価をもらうことで、自分の独りよがりを克服しましょう。
4 学習する上での留意点
① 予習を必ずする。意欲的に、授業に先行して解くことです。
② リンク数学演習は7月までに終わらせるので自分で計画的に進めてください。
③ 予習→授業→復習(問題演習)学習サイクルを改めて定着させることです。
④ 夏季休業中に講習で、入試基本問題演習で入試数学の土台を作りきることです。
⑤ 解けなかった問題は、答を導くための方針を解答で理解した上でもう一度チャレンジして
手を動かして自分の体に馴染ませるようにすることが大事です。
5 副教材・参考書
副教材:
「リンク数学演習Ⅰ・A+Ⅱ・B受験編」(数研出版)
「シニア数学演習Ⅰ・A・Ⅱ・B 受験編」(数研出版)
「センター攻略 Pick Up 120 数学Ⅰ+A,Ⅱ+B 新課程対応」(東京書籍)
参考書:
「チャート式基礎からの数学Ⅰ+A」(数研出版)
「チャート式基礎からの数学Ⅱ+B」(数研出版)
6 予習復習の実施
数学Ⅱ+B は週 7 時間で展開します。毎日の予・復習に加え、週単位でしっかり復習してください。
7
課題・補習について
詳しくは授業担当者の指示に従ってください。講習は,定期考査前や長期休業中を中心に様々な
レベルで適切な時期に実施する予定です。積極的に参加してください。
8 評価の視点・考査について
評価は,前期2回、後期2回の計4回の定期考査を中心に提出物の状況も考慮し総合的に判断し
ます。
9 1 年後の目標
大学入試の標準的な問題が解答できる能力を育てる。
− 118 −
授業計画: 数学Ⅱ+B
期
月
4
単元・考査・提出物
授業内容と着眼点
課題提出
数学 B
空間ベクトル
3節
リンク数学演習で数学ⅠAⅡBの総復習
位置ベクトルと空間の図形
リンク数学演習で問題演習・解説
5
1
学
定期考査
6
期
課題提出
シニア数学演習で
シニア数学演習で演習・解説
数学ⅠAⅡBの総復習
7
定期考査
8
夏季休業
課題提出
夏季講習
2
9
学
期
10
定期考査
3
11
入試問題で数学ⅠAⅡBの総復習
12
定期考査
1
入試問題で数学ⅠAⅡBの総復習
2
入試問題で数学ⅠAⅡBの総復習
学
期
− 119 −
センター対策問題集で演習・解説
数学Ⅱ(センター),Ⅱ(記述)
文系・自由選択
単位数
担当者
教科書
碓井
各4
慶彦・浜田
誠
数学Ⅰ、数学A、数学Ⅱ、数学B(東京書籍)
1 講座のねらい
文系の生徒を対象に、
「数学Ⅰ」「数学A」
「数学Ⅱ」「数学B」の範囲の問題を演習し、大学入試問
題に解答できる能力を育てる。
2 授業の内容と進め方
詳しい内容については,右ページの授業計画を参考にしてください。この講座は,センター用と記
述用の2つのグループに分けて授業を行います。センターは、大学入試センター試験を受験する生徒
を対象とした授業です。記述は,国公立2次試験または私立文系で記述式の試験のある生徒を対象と
した授業です。どちらのグループも夏季休業前までに問題集の基本問題をひと通り学習し,9月から
は、標準的入試問題の演習と解説を行います。
3 思考・判断・表現力を培う手だて
授業で学んだ内容は、自分で演習をしてみてはじめて自分のものになります。絶えず自分で思考し、
記述・論証する習慣をつけてください。そして黒板やノートで自分の解答を観てもらいましょう。他
者からの評価をもらうことで、自分の独りよがりを克服しましょう。
4 学習する上での留意点
① 予習を必ずする。意欲的に、授業に先行して解くことです。
② リンク数学演習は7月までに終わらせるので自分で計画的に進めてください。
③ 予習→授業→復習(問題演習)学習サイクルを改めて定着させることです。
④ 夏季休業中に講習で、入試基本問題演習で入試数学の土台を作りきることです。
⑤ 解けなかった問題は、答を導くための方針を解答で理解した上でもう一度チャレンジして
手を動かして自分の体に馴染ませるようにすることが大事です。
5 副教材・参考書
副教材:
「リンク数学演習ⅠAⅡB受験編」(数研出版)
「センター攻略 Pick Up 120 数学Ⅰ+A,Ⅱ+B 新課程対応」
(東京書籍)
「新課程メジアン数学演習Ⅰ・A・Ⅱ・B受験編」(数研出版)
参考書:
「チャート式基礎からの数学Ⅰ+A」(数研出版)
「チャート式基礎からの数学Ⅱ+B」(数研出版)
6 予習復習の実施
週4時間で展開します。毎日の予・復習に加え、週単位でしっかり復習してください。
7 課題・補習について
詳しくは授業担当者の指示に従ってください。補習は,定期考査前や長期休業中を中心に様々な
レベルで適切な時期に実施する予定です。積極的に参加してください。
8 評価の視点・考査について
評価は,前期2回、後期2回の計4回の定期考査を中心に提出物の状況も考慮し総合的に判断
します
9 1 年後の目標
大学入試の標準的な問題が解答できる能力を育てる。
− 120 −
授業計画: 数学Ⅱ 文系自由選択
授業内容と着眼点
期
月
単元・考査・提出物
数Ⅱセンター
4
数Ⅱ記述
課題提出
数学 B
空間ベクトル
5
3節
位置ベクトルと空間の図形
3節
位置ベクトルと空間の図形
リンク数学演習
リンク数学演習
問題演習・解説
問題演習・解説
センター攻略 Pick Up 120
新課程メジアン数学演習Ⅰ・A・
数学Ⅰ+A,Ⅱ+B
Ⅱ・B受験編
センター試験対策問題の演習
入試問題演習
センター試験対策問題の演習
志望校過去問演習
1
定期考査
学
期
課題提出
6
7
定期考査 課題提出
8
夏季休業
夏季講習
9
2
学
10
期
定期考査
11
12
3
定期考査
1
学
期
2
− 121 −
単位数
担当者
数 学 Ⅰ
文系・自由選択
教科書
2
近津
実
数学Ⅰ、数学A(東京書籍)
1 講座のねらい
文系の生徒を対象に、「数学Ⅰ」「数学A」の範囲の問題を演習し、大学入試問題に解答できる能力
を育てる。
2 授業の内容と進め方
詳しい内容については,右ページの授業計画を参考にしてください。この講座は,週 2 時間クラス
単位で行う授業です。夏季休業前までに数学Ⅰ・A の入試基本問題をひと通り学習し,7月からは、
標準的入試問題の演習と解説を行います。
3 思考・判断・表現力を培う手だて
授業で学んだ内容は、自分で演習をしてみてはじめて自分のものになります。絶えず自分で思考し、
記述・論証する習慣をつけてください。そして黒板やノートで自分の解答を観てもらいましょう。他
者からの評価をもらうことで、自分の独りよがりを克服しましょう。
4 学習する上での留意点
①
予習を必ずする。意欲的に、授業に先行して解くことです。
②
リンク数学演習は6月までに終わらせるので自分で計画的に進めてください。
③
予習→授業→復習(問題演習)学習サイクルを改めて定着させることです。
④
夏季休業中に講習で、入試基本問題演習で入試数学の土台を作りきることです。
⑤
解けなかった問題は、答を導くための方針を解答で理解した上でもう一度チャレンジして
手を動かして自分の体に馴染ませるようにすることが大事です。
5 副教材・参考書
副教材:
参考書:
「リンク数学演習ⅠAⅡB受験編」(数研出版)
「チャート式基礎からの数学Ⅰ+A」(数研出版)
6 予習復習の実施
週2時間で展開します。毎日の予・復習に加え、週単位でしっかり復習してください。
7 課題・補習について
詳しくは授業担当者の指示に従ってください。補習は,定期考査前や長期休業中を中心に様々な
レベルで適切な時期に実施する予定です。積極的に参加してください。
8 評価の視点・考査について
評価は,前期2回、後期2回の計4回の定期考査を中心に提出物の状況も考慮し総合的に判断し
ます
9 1 年後の目標
大学入試の標準的な問題が解答できる能力を育てる。
− 122 −
授業計画: 数学Ⅰ 文系自由選択
期
月
4
単元・考査・提出物
授業内容と着眼点
課題提出
リンク数学演習 Basic 問題演習 リンク数学演習
問題演習・解説
5
定期考査
1
課題提出
学
期
6
リンク数学演習 Challenge 問題
演習
7
定期考査 課題提出
8
夏季休業
センター試験対策問題基本演習
夏季講習
9
2
学
10
期
定期考査
センター試験対策問題の演習
入試問題演習
11
12
定期考査
センター試験対策問題の演習
志望校過去問演習
3
1
学
期
2
− 123 −
5 理 科
物
1
理
理系
単位数
担当者
教科書
4
粂野
潔・田原 輝夫
物 理(数研出版)
講座のねらい
物理は自然科学を学ぶ上での基礎になる学問です。将来、理工系の大学進学を目指す生徒を
対象にしています。第2学年の物理で扱えなかった内容も含めて、力学から電磁気、原子、原
子核…と、より高度な物理現象について学習します。
2
授業の内容と進め方
はじめに、運動量、円運動、万有引力、単振動、熱力学を学習します。1学期の終わりから
2学期にかけて、電場と電位、コンデンサー、電流回路、電流と磁場、電磁誘導と電磁波を学
びます。最後に、原子と原子核の分野を扱います。
3
思考・判断力、表現力の手立て
問題演習を通し知識、公式をどのように活用したら良いのか鍛えていきます。また、学期に
1∼2回物理コンテストを実施しアイデアを競い合います。普段の授業の中で様々な考え方、解
き方に触れ思考・判断力、表現力を身に付けます。
4
学習する上での留意点
第3学年の授業は生徒実験よりも演示実験が多く、授業のスピードも速くなりますので、復
習が重要です!基本事項・ポイントをその日のうちに確認し、問題を根底から理解するまで繰
り返し解きましょう。ノートをきちんと用意し、授業プリントも貼るなり綴じるなりきちんと
管理しましょう。
問題集のプロセス(基礎理解)、基本例題、基本問題(標準的な問題)を授業の進度に合わ
せてやってください。発展例題、発展問題までやると、この問題集1冊だけでも充分に受験に
対応できる実力を養うことができます。
5 予習復習の実施
物理は復習が重要です。特に、既習事項について繰り返し復習を重ねていくことで、高校物
理の全体的な理解を深めましょう。
6
副教材・参考書
「セミナー物理基礎+物理」(第一学習社)
7
課題・補習について
実験後は必ずレポートを提出してください。また、考査前には、問題集のレポートを提出し
てもらいます。専用のノートを用意しておきましょう。
夏休みには、力学、熱力学、波動の復習と応用力を養成のための講習を行います。
8
評価の視点・考査について
評価は考査点と平常点を組み合わせて総合的に行います。考査は定期考査の他にも実施する
予定です。平常点は実験レポート、問題集のノート、授業態度等を点数化して算出します。
9
1年後の目標
自然現象を理論的に理解しようとする態度を身につけること。
- 124 -
授業計画:物理
期 月
単元・考査等
教
材
授業内容と着眼点
4
運動量
5
円運動
円運動と万有引力
慣性力と遠心力
定期考査
万有引力
期 6
熱と物質の状態
単振動
気体分子の運動
・復元力、周期の求め方を理解する。
・ボイル・シャルルの法則を理解する。
・気体の分子運動論を理解する。
定期考査
電場
電場・電位
・電場の意味を理解する。
・電場を電気力線や電位から考える。
・電気容量を理解する。
・電圧降下・内部抵抗・キルヒホッフの
法則等を使えるようにする。
一
学
7
力積と運動量
・力積と運動量について理解する
・向心力が導けるようにする。
・座標系について理解する。
・円運動との関係を理解する。
8 夏季休業
二
9
電流
コンデンサー
直流回路
10
電流と磁場
電磁誘導
定期考査
・電流がつくる磁場を学ぶ。
電流がつくる磁場
電流が磁場から受ける力 ・電流が磁場から受ける力を理解する。
・誘導起電力を求める。
電磁誘導の法則
学
期 11
12
三
交流と電磁波
交流と交流回路
・荷電粒子の運動を考える。
・交流の発生原理を理解し、直流と交流の
違いを知る。
定期考査
冬季休業
電磁波、 半導体
原子と原子核
・電磁波の伝わり方を理解する。
・固体の性質と電子について学ぶ。
・原子や原子核の構造や性質について学ぶ。
大学入試対策演習
・入試問題を題材にして実践的な実力を養
成する。
1
学 2
期
3
卒業式
- 125 -
物理【演習】
1
理系必修選択
単位数
担当者
教科書
2
田原 輝夫・粂野
潔
物 理(数研出版)
講座のねらい
第1学年で学習した物理基礎、第2学年から学習している物理の内容の問題演習を通して、
センター試験や国公立2次・私大受験の入学試験に対応できる学力の養成を目指します。
2
授業の内容と進め方
[1学期] 第1,2学年で学んだ力学や波の復習をし、「セミナー物理基礎+物理」問題集
を用いて、基本からやや高度な問題までを含めた問題の演習を行います。
円運動、単振動、万有引力、熱力学など、第3学年で学習する内容の演習も授業と
並行しながら行います。
[2学期] 電流、電磁気など第3学年で学習する内容の問題演習を「セミナー物理基礎+物
理」問題集を用いて、授業と並行しながらすすめていきます。
3
思考・判断力、表現力の手立て
基本問題への取り組みを通じて公式確認を行うと同時に導出の練習を繰り返し行うことで公
式への理解を深めます。また、標準∼発展的な記述問題への取り組みを通して思考・判断力と
ともに表現力を養います。
4
学習する上での留意点
物理を理解するためには力学の知識をしっかりと身につける必要があります。運動方程式、
運動量保存、力学的エネルギー保存が力学の3本柱です。春休み中の課題を通してしっかり予
習しておきましょう。物理の実力を養成するには演習問題をできるだけ自力で解くことが重要
です。問題集「セミサー物理基礎+物理」を積極的に活用しましょう。例年、問題集に地道に
取り組んだ生徒が後半に学力を大きく伸ばしています。定期的に出される問題集の課題にもし
っかり取り組みましょう。努力の結果は必ず自分に返ってきます。怠りなく!
5 予習復習の実施
予め提示された問題については、なるべく事前に解き進めておきましょう。演習の時間に自
分の力で解けなかったところを理解するように心がけましょう。
6
副教材・参考書
「セミナー物理基礎+物理」
7
(第一学習社)
課題・補習について
夏休みには基礎力確認と応用力養成のための補習を予定しています。
8
評価の視点・考査について
4単位物理の定期考査の成績によって判断します。
9
1年後の目標
大学受験に対応するために必要な能力を身に付ける。
- 126 -
授業計画:物理【演習】
期 月
4
単元・考査等
力学の法則
理系必修選択
教
材
授業内容と着眼点
・物体の運動と力の関係を深く理解する。
力
運動方程式
剛体の力学
力学的エネルギー 力学的エネルギー
の保存
5
1
運動量と力積
運動量の保存
第
学
期 6
熱力学
7
熱力学
8
夏季休業
9
電磁気
10
直流回路
電流と磁場
11
交流と電磁波
12
原子・原子核
予想問題
第
2
円運動
学
期
第 1
3
学
期
過去問
・保存量としての力学的エネルギーや運動量
についての理解を深める。
・円運動・単振動の理解を深める。
円運動・単振動
・万有引力と重力の関連を理解する。
万有引力・重力
理想気体の状態方程式 ・理想気体の性質を理解する。
気体の分子運動論
熱力学の第1法則
熱機関
・電場・電位についての理解を深める。
・コンデンサーの仕組みについての理解を深
める。
電場と電位
コンデンサー
電流
電流と磁場
電磁誘導
交流回路
振動回路・電磁波
原子・原子核
特別編成授業
特別編成授業
・気体の分子運動の理論を理解する。
・熱機関に対しての理解を深める。
・直流回路について理解を深める。
・電流が作る磁場、電磁力についての理解を
深める。
・電磁誘導の法則、交流の発生、交流回路の
理解を深める。
・原子の構造、原子核の構成、結合エネルギ
ーについての理解を深める。
・予想問題を用いたセンター試験対策。
・入試の過去問を題材にして実践的実力を養
成する。
2
3
卒業式
- 127 -
化
1
学
理系
単位数
4
担当者
久保園さゆり・皆川 優美
教科書
高等学校化学(第一学習社)
講座のねらい
① 身の回りの物質・事象を科学的に捉え、数理的・論理的に説明する思考力および応用力
を養う。
② 現代社会における化学の役割を理解する。
③ 大学入試問題に対応できる実践力を身につける。
2
授業の内容と進め方
授業では講義と実験実習および演習をバランス良く行います。
有機化合物や高分子化合物・生命化学の分野は暗記中心の分野であり、幅広く正確な知識を
必要とします。溶液、平衡の分野は計算問題も多く、素早くかつ正確な計算力が必要となりま
す。いずれも2年次までの授業内容が身についていなければ習得しづらい内容です。
11月中旬にはすべての範囲を履修し終え、その後は大学入試問題等を中心に演習を行います。
3
思考・判断・表現力を培う手だて
実験、実習を適宜取り入れる。
最新の技術など授業に取り入れる。
4
学習する上での留意点
「化学」の内容に関しては、有機化合物から高分子化合物への流れの中で、基本事項の整理を
行います。あまり時間的な余裕はありませんので、復習はなるべく早めに行うなど自らすすん
で学習していこうとする意欲が大切です。化学も他の理系科目と同様、基本的な事項を完全に
理解しておくことが最も重要であり、入試レベルの問題だけにとらわれることなく、簡単な内
容でも確実に理解し、ある程度時間をかけて勉強することが最善の学習方法です。
5
予習復習の実施
適宜小テストなどを実施する。
6
副教材・参考書
より理解を深めるための参考資料として授業内で「スクエア最新図説化学」(第一学習社)
を2年次より継続して使用します。
定期考査・受験用の演習には「セミナー化学基礎+化学」(第一学習社)を主に使用します。
そのほかに、基礎事項の確認および課題として、2年次の副教材「リードLightノート化学」(数
研出版)を継続して使用するほか、「New Let’s Try Note化学」(東京書籍)のVol.3無機物
質およびVol.4有機化合物、「チェック&演習 化学」(数研出版)を利用します。
7
課題・補習について
夏季休業中には、必修選択を選択していない生徒に対して、無機化合物の集中講義を実施する
予定です。また、既習の分野についても、入試対策の講習を行います。
また、1,2年次に学習した内容についても随時演習を行います。
8
評価の視点・考査について
定期考査に平常点を加味して評価を行います。平常点には小テストのほか、実験のレポートや
課題等の提出状況および授業での取り組みを含めます。
9
1年後の目標
分野に偏ることなく、全範囲を理解し、大学への学習につなげる。
- 128 -
授業計画:化学
期 月
理系
単元・考査等
有機化合物
4
5
一
材
授業内容と着眼点
酸素を含む脂肪族化合 アルコール、エーテル、アルデヒド、
ケトン、カルボン酸、油脂とセッケンについ
物
て学ぶ
芳香族化合物
有機化合物の分離
芳香族炭化水素、酸素や窒素を含む芳香族
化合物について学ぶ
定期考査
溶液の性質
学 6
期
7
教
定期考査
反応速度と平衡
溶解度、固体の溶解度、 溶解の概念と固体・気体の溶解度、および
気体の溶解度、凝固点降 溶液に見られる現象(凝固点降下・沸点上昇
下、沸点上昇、浸透圧、・浸透圧)、コロイド溶液の特性を学ぶ
コロイド溶液
反応速度定数と反応速度の条件、活性化エ
化学反応の速さ
平衡定数と平衡の移動 ネルギーと触媒の関係について学ぶ
平衡定数、ルシャトリエの法則、弱酸・弱
電離平衡
塩基の電離と電離定数について学ぶ
夏季休業
8
高分子化合物
電離平衡
溶解平衡
天然高分子化合物
塩の加水分解と加水分解定数、緩衝溶液、
溶解度積について学ぶ
単糖・二糖・多糖、アミノ酸およびタンパ
ク質、天然繊維の構造および性質について
高分子化合物
合成高分子化合物
再生繊維・半合成繊維・合成繊維、合成樹
脂の構造および性質について学ぶ
反応速度と平衡
9
二
学
10
定期考査
高分子化合物
期
11
問題演習
三
機能性高分子化合物お 機能性高分子と天然・合成ゴムの構造およ
よびゴム
び性質について学ぶ
大学入試問題演習
大学入試問題演習
12
問題演習
定期考査
冬季休業
1
特別編成授業
大学入試問題演習
学
2
期
3
卒業式
- 129 -
化 学
1
理系必修選択
単位数
2
担当者
久保園さゆり・皆川 優美
教科書
高等学校化学(第一学習社)
講座のねらい
①「化学」のなかの「無機化学」分野の学習を進め、物質の性質や製法を理解する。
②大学入試問題に対応できる実践力を身につける。
2
授業の内容と進め方
「化学」の他分野の学習と関連づけ、実験を用いることにより可視的にして理解を深めながら、
学習を進めていきます。また、後半は大学入試問題に取り組み、大学入試に対応できる実践力
を育成していきます。
3
思考・判断・表現力を培う手だて
実験、実習を適宜取り入れる。
最新の技術など授業に取り入れる。
4
学習する上での留意点
前半は、「化学」の分野の中の「無機化学」を学習します。今まで学習した原子の構造、モ
ルの概念、反応式の量的関係、酸塩基、酸化還元と関連付けながら、様々な元素や物質の特徴
や製法を学習していきます。後半は化学全般の内容について、問題演習を中心に授業をすすめ
ます。復習が中心となるので、学習内容を繰り返し確認し、知識の定着をはかることが望まし
いと考えます。また計算力を養うことも大切です。
5
予習復習の実施
適宜小テストなどを実施する。
6
副教材・参考書
より理解を深めるための参考資料として授業内で「スクエア最新図説化学」(第一学習社)
を2年次より継続して使用します。
定期考査・受験用の演習には「セミナー化学基礎+化学」(第一学習社)を主に使用します。
そのほかに、基礎事項の確認および課題として、2年次の副教材「リードLightノート化学」(数
研出版)を継続して使用するほか、「New Let’s Try Note化学」(東京書籍)のVol.3無機物
質を利用します。
7
課題・補習について
「化学」(4単位)に準じます。
8
評価の視点・考査について
定期考査に平常点を加味して評価を行います。平常点には小テストのほか、実験のレポートや
課題等の提出状況および授業での取り組みを含めます。
9
1年後の目標
分野に偏ることなく、全範囲を理解し、大学への学習につなげる。
- 130 -
授業計画:化学【演習】
期 月
単元・考査等
無機物質
4
5
理系必修選択
教
元素の周期律と各族の特徴の確認
水素、希ガス、ハロゲン、16族元素の元素
と化合物の特徴と製法を学習する。
非金属元素
15族、14族元素の元素と化合物の特徴と製
法を学習する。1族2族元素の元素と化合
物の特徴と製法を学習する。
典型金属元素
物質の変化
典型金属元素
学 6
遷移元素
期
授業内容と着眼点
周期表と元素の性質
非金属元素の化合物
定期考査
一
材
その他の典型金属元素の元素と化合物の
特徴と製法を学習する。遷移元素の元素と
化合物の特徴と製法を学習する。
定期考査
金属イオンの定性分析 沈殿や錯イオンによる金属イオンの定性分
金属精錬、セラミック 析を学び、分離法を知る。代表的な精錬法や
セラミックス工業について学ぶ。
ス
7
夏季休業
8
総合問題
大学入試過去問演習
総合問題
大学入試過去問演習
9
二
学 10
期
定期考査
総合問題
大学入試過去問演習
12
定期考査
総合問題
冬季休業
大学入試過去問演習
1
特別編成授業
11
三
学
2
期
3
卒業式
- 131 -
センター化学基礎演習
文理共通自由選択
単位数
担当者
教科書
1
2
伊豫田可奈子
化学基礎(数研出版)
講座のねらい
この講座は、センター試験化学基礎受験の生徒で、センター試験に対応できる実力を養成する
のがねらいです。
2
授業の内容と進め方
基本的内容を確認する講義と問題演習が中心です。内容は、前期が物質の構成、後半が物質の
変化を学習していきます。化学基礎の基本的内容を復習しながら、センタ−レベルまでの事項の
学習と演習を中心に行います。後半には、センター形式の実践演習を行います。
3
思考・判断・表現力を培う手立て
実験、実習を適宜取り入れ、化学的なものの見方を身につけます。さらに、小テストや演習を
定期的に行いながら力をつけていきます。
4
学習する上での留意点
2単位の授業時間でセンター試験に対応できる力を定着させるには、基本事項の整理や計算問
題のポイントなどの復習が必要です。センタ−試験は教科書の内容を中心とした問題が多く、そ
のため基礎をしっかり固めておく必要があります。「ある程度わかる。」や「だいたい理解して
いる。」といったあやふやな状態ではなく、内容を正確に把握し、論理的に判断した上で、正解
にたどりつける能力を身に付けることが大切です。そのためには、授業で学習した内容を、その
日のうちに教科書や参考書等で確認し、関連事項をまとめ、類題を解く学習を心がけると良いで
しょう。
5
予習復習の実施
基本的には一年次の復習なので、毎回、宿題を出す予定です。具体的には、与えられた課題や
問題集をあらかじめ解いてくることです。理解している問題とそうでない問題を明確にしながら
学習を積み重ねていくことが、センター試験までに大切なことです。
6
副教材・参考書
1年次の副教材「スクエア
最新図説化学」(第一学習社)も継続して使用します。
センター形式の実戦問題集として、「ビーライン化学基礎」(第一学習社)を使用します。
7
課題・講習・補習
一年次の復習と演習なので、授業中に全てを網羅できるように学習をしていきます。ただし、
課題は毎回出す予定です。自分の苦手分野を明確にし、センターまでに克服しましょう。
8
評価の視点・考査について
授業での理解度、課題の提出の状況および定期考査等の結果を中心に行います。
9
一年後の目標
化学基礎の内容を、全範囲網羅し苦手分野をなくす。センターで7割以上の得点を目指す。
- 132 -
授業計画:センター化学基礎演習
期 月
単元・考査等
物質の構成
4
物質の構成
5
1
学
文理共通自由選択
授業内容
着眼点
物質の基本構成
化学結合
物質量と化学反応式
元素・原子・分子・イオンの概念を確認
化学反応式と量的関係 反応式の作成と量的関係の復習
定期考査
物質の変化
酸と塩基
6
期
7
物質量に関連した計算の復習
酸・塩基の定義、代表的な物質
pH・中和反応と中和滴定、量的関係、塩の
復習
定期考査
夏季休業
8
酸化還元反応
9
2
学 10
期
物質の変化
酸化還元の定義と酸化数の計算
酸化還元反応と量的関係
総合問題
センタ−過去問・センタ−実戦問題
定期考査
総合問題
センタ−過去問・センタ−実戦問題
11
定期考査
12
1
冬季休業
センタ−過去問・センタ−実戦問題
特別編成授業
3
学 2
期
3
卒業式
- 133 -
生
1
単位数
担当者
教科書
物
講座のねらい
4
天海 創
高等学校 生物(第一学習社)
生物や生物現象についての観察・実験や課題研究などを行い、第一,ニ学年でに身につけた
知識と能力を元にして、生物学の基本的な概念や原理・法則の理解をさらに深めることがねら
いです。原則として第ニ学年の時に選択・履修した生徒が第三学年で生物を選択することがで
きます。
2
授業の内容と進め方
基本的には第二学年で履修しなかった内容を学習します。また以下の内容は予定ですので、変
更されることがあります。
第1編 生命現象と物質
「生命現象とタンパク質」「遺伝子の発現調節」
「バイオテクノロジー」
3
第2編
生殖と発生
「細胞の分化と形態形成」「器官の形成と細胞の死」
「植物の器官の分化」
第3編
生物の環境応答
「植物の環境応答」
第4編
生物と環境
「個体群と生物群集」「生態系」
第5編
生物の進化と系統
「生物の進化」「生物の系統」
思考力
判断力
表現力の手立て
授業内で数多くの疑問点が出てきます。この疑問に対しての解答を、まずは個人で考え、次
に資料を参照し、さらには周囲の友人と相談することで正しい解答を導き出す能力を育みます。
また黒板の板書を自分のノートやプリントに書き写すことで、表現力も培ってください。
そしてその能力を演習問題を解くことで確認してください。
4
学習する上での留意点
基本的なことは第一,第二学年のときと同じです。
生物は暗記科目であると誤解をしている人もいますが、大学入試問題は、与えられたデータ
や情報から考えて答える考察問題がほとんどで、記憶を問う問題は多くありません。各自でノ
ートを作成し、知識の整理を行えるようにしましょう。また答えが与えられるのを待つのでは
なく、自らの頭で考えていく習慣を普段から訓練することが大切です。
5 予習復習の実施
対象が3年生ですので特に予習や復習をこちらからは課しません。各自の必要に応じて受験勉
強と並行して行ってください。生物を受験科目で使用する人は、自分用のまとめノートを作成す
ることをお勧めします。
6
副教材・参考書
第一,ニ学年で使用した図説「サイエンスビュー生物総合試料(実教出版)」を使用します。
問題集は第一,ニ学年で使用したものを使用します。市販の問題集・参考書も受験のための学
習にはかなり役立ちますが、まず教科書の内容をよく読み理解してください。問題集は早めに
入試全範囲を終え、繰り返しやり、自分のものにすることが大切です。
7
課題・補習について
夏季休業中等に希望者を対象に補習を行う予定です。
8
評価の視点・考査について
評価は定期試験を中心に、課題等の成績を考慮して行います。試験は年4回、各100点で考査
時間外の通常の授業内で実施予定です。
- 134 -
9
1年後の目標
進路実現を叶えてください。
授業計画:生物
期
月
以下は予定ですので、変更されることがあります。
単元・考査等
教
材
授業内容と着眼点
4 生命現象と物質
生命現象と物質
生命現象とタンパク質
遺伝子の発現調節
細胞間の相互作用とタンパク質
真核生物と原核生物の発現調節
バイオテクノロジー
遺伝子を扱う技術
バイオテクノロジーの応用
一
5
学
6 生殖と発生
細胞の分化と形態形成
器官の形成と細胞の死
調節遺伝子のはたらき
プログラム細胞死とアポトーシス
7 定期考査
植物の器官の分化
遺伝子の発現調節
9 生物の環境応答
植物の環境応答
植物ホルモンやその他の調節の仕組み
生物と環境
10 定期考査
個体群と生物群集
個体群
生物群集
11 生物と環境
生態系
生態系の物質生産
生態系と生物多様性
生物の進化と系統
12 定期考査
冬季休業
生物の進化
生物の系統
進化の仕組み
生物の起源と変遷
生物の分類の変遷と系統
1 総合演習
*看護受験対策
*センター試験対策
*私立大学対策
*国公立二次対策
期
定期考査
8 夏季休業
二
学
期
三
学
2
期
3
- 135 -
生物
1
単位数
担当者
教科書
【演習】
2
天海 創
高等学校 生物(第一学習社)
講座のねらい
この講座は、大学で生物を選考する予定の人や医療・看護系に進む予定の人を対象としてい
ます。
2
授業の内容と進め方
<講義・実習>
<問題演習>
3
思考力
判断力
第一,二学年で学習した項目を復習しつつ、実験などを重点的に行い、知
識の確認と定着を図ります。
問題集やセンター試験過去問題等を使って生物の内容の定着を図ります。
表現力の手立て
今までに培ってきた能力を発揮し、演習する場所だと思ってください。
4
学習する上での留意点
教科書の内容全般の学習ではなく、実験や演習などで受験生が不得意になりがちなものを重
点的に行います。授業への「出席」と「積極的な参加」が必要不可欠です。
5 予習復習の実施
対象が3年生ですので特に予習や復習をこちらからは課しません。各自の必要に応じて受験勉
強と並行して行ってください。自分が間違えたところを復習・確認するための「ミスノート」の
作成をお勧めします。
6
副教材・参考書
問題集は第一,ニ学年で使用したものを使用します。
図説「サイエンスビュー生物総合資料」 (実教出版)
7
課題・補習について
夏季休業中等に希望者を対象に補習を行う予定です。
8
評価の視点・考査について
評価は定期考査を行わず、授業への出席や態度、提出物を中心に行います。
9
1年後の目標
進路実現を叶えてください。
- 136 -
授業計画:生物
期
月
【演習】
単元・考査等
教
材
授業内容と着眼点
生命現象と物質
4 細胞と分子
細胞膜の性質と物質の透過性 植物細胞と浸透
一
代謝
5 遺伝情報の発現
酵素とその働き
カタラーゼの働き
学
生殖と発生
6 有性生殖
減数分裂と受精
唾腺染色体の観察
7 動物の発生
ウニとカエルの発生
ウニの発生の観察
9 植物の発生
植物ホルモンの種類と働き
エチレンの作用
生物の環境応答
10 動物の反応と行動
刺激の受容と反応
生物体の観察
11 総合演習
*看護受験対策
*センター試験対策
*私立大学対策
*国公立二次対策
総合演習
12 冬季休業
*看護受験対策
*センター試験対策
*私立大学対策
*国公立二次対策
1 総合演習
*看護受験対策
*センター試験対策
*私立大学対策
*国公立二次対策
期
8 夏季休業
二
学
期
三
学
2
期
3 卒業式
- 137 -
7 外 国 語
コミュニケーション英語Ⅲ【R リーディング】
文理共通必修
1
単位数
担当者
教科書
2/ 4
新妻祐樹・山下敏広・柏倉 均
MAINSTREAM
English Communication Ⅲ
講座のねらい
①文構造を理解した上で、英文一文を正しく理解することができる。
②文脈を理解した上で、英文全体の概要を正しく理解することができる。
学習が進むにつれ①より②の割合が大きくなる。言い換えれば、①を早く身に付ける必要がある
③英文を読み、設問に正確に答える。
2
授業の内容と進め方
①極力、日本語を介したり返り読みをしたりせずに、英文を理解する読み方をする。そのために、
特に複雑な一文に関しては、構造を確認しながらしっかり読み込む。
②話の展開やディスコースマーカーを踏まえながら、細部ばかりにとらわれずに、英文全体で何が
書かれているのかを把握する。
③設問を意識して英文を読む。
3
思考・判断・表現力を培う手だて
○予習の段階で、自分の持って入る知識を総動員して、思考・判断してくることを要求する。
○授業で、予習での自分の思考・判断が正しかったのかを確認する。
○授業で学習した内容を英語で表現することによって、より深い定着を図る。
4
学習する上での留意点
○以下の通り、予習は必須である。一人で行うことができるものは全て、予習で行う。
5
予習復習の実施
予習 英文全体の概要を正確に把握するために、以下を行うこと。
①辞書等を用いずに読み、文章の概要をつかむ。
②辞書等を用いて、不明な点を極力なくす。
③根拠を明確にして、設問に答える。
復習①身に付いていなかった、語彙、語法、文法、文脈の把握法等を理解した上で覚える。
②繰り返し本文を音読し、身に付いていなかった項目を定着させ、極力日本語を介したり返り
読みをしたりしない読み方を習慣化させる。
6
副教材・参考書
『Listening Essential 2.5』啓隆社
『Listening Essential 3』啓隆社
7
課題・補習について
○課題・宿題は授業時に適宜課すが、上記の予習復習法を参考に、各自の習熟度に照らし合わせて
学習すること。補習は、大学受験対策を中心に、夏季休業中等に実施する。
8
評価の視点・考査
○定期考査は50点満点で、サイドリーダーと合算して100点満点とする。
○課題や小テスト等も評価の対象とする。
9
1年後の目標
①教科書の英文の語彙、語法、文法が身に付いている。上級者はこれらが使えることを目標とする。
②教科書の英文、または同難易度の英文を読んで、概要を正しく理解することができる。
− 138 −
授業計画:コミュニケーション英語Ⅲ【R
期
月
4
単元・考査等
Skill1∼4
1
5
Skill5∼6
Chapter1∼2
6
Skill7∼9
Chapter3∼5
学
リーディング】
教材
文理共通必修
授業内容と着眼点
フレーズ・リーディング
文のつながり
予測・推測
トピックセンテンス
・品詞に応じた文の区切り方を把握する。
・文の展開に応じて語句等の表現が変わって行くことを
確認する。
・同格表現や接頭辞・接尾辞等から未知語の意味を推
測する。
・主題となる語を探す。
The Legacy of KANO Jigoro
Microfinance
・内容の時系列が分かる語を確認する。
・例示・列挙・新情報の追加を示す語を確認する。
Mona Lisa
Less than 0.08%
Life and Tax
・言い換え,要約・結論を示す語を確認する。
・原因・理由と結果を示す語を確認する。
・逆接・対比を示す語を確認する。
A Lucky Planet, Earth
・トピック・センテンスとキーワードを拾い読みして大意を
理解する。
定期考査
期
7
2
定期考査
Skill10
Chapter6
8
夏期休業
9
Specialized Re
ading1∼3
Chapter7∼9
Expanding World Population
Leave the Walls Alone
Theories about Dinosaur Ext
inction
10
Chapter10∼12
What Does the Tokyo Skytr
ee Tell Us?
Why Do We Lie?
Sustainable Lifestyle of Edo
Period
定期考査
学
11
Chapter13∼16
期
12
Chapter17
・グラフの数字に関わる表現を読み取る。
・文中には語句で明示されていない行間の内容まで読
み取る。
・生徒の主張が現れている語を把握する。
・未知語は文脈から意味を想像する。
・極力、「直読直解」をしながら長文の概要を把握する。
・根拠を明確にし、迷いなく演習問題(Comprehension)
の正解にたどり着ける。
How Have Butterflies Survi
ved?
Why Was Glass Not Made i
n China?
E-readers VS. Paper Books
Costa Rica
・未知語は文脈から意味を想像する。
・極力、「直読直解」をしながら長文の概要を把握する。
・根拠を明確にし、迷いなく演習問題(Comprehension)
の正解にたどり着ける。
Fairtrade to Lift People out
of Poverty
・未知語は文脈から意味を想像する。
・極力、「直読直解」をしながら長文の概要を把握する。
・根拠を明確にし、迷いなく演習問題(Comprehension)
の正解にたどり着ける。
大学入試問題過去問等
・これまで学習したことを総動員して、読解力、解答力に
磨きをかける。
定期考査
冬期休業
1
入試演習
3
学
2
期
3
− 139 −
コミュニケーション英語Ⅲ【SR サイド リーダー】
文理共通必修
単位数
担当者
教科書
2/4
竹森晴夫・山下敏広・関口幸恵
Mainstream
English CommunicationⅢ
1
講座のねらい
大学入試問題の解法を見据えて、実際に出題された過去の問題などを利用して、コミュニケーシン
英語Ⅲの学習目標の達成を目指す。ことに長文化する最近の入試英語に対応するため、速読力の養成
につとめる。
2
授業の内容と進め方
読解力(リーディング力)の養成に主眼をおくが、リーディング力がリスニング力やスピーキング
力(発言)に転嫁、発展するように、英問英答などの活動を通して、これら技能の習得に向けて、授
業を進める。生徒は積極的に参加して英語の発言をすること。
3
思考・判断・表現力を培う手だて
予習をして英文の概要を把握する訓練をする。様々な話題の英語を読むので、内容を理解するため
には、類似の事例や現象を指摘できるように段落ごとに英文をまとめる。判断力は豊富な英文を読ん
だ経験から生まれる。また、学習した表現を使い100語程度の英文を書くことで表現力を養成する。
4
学習する上での留意点
各自単語帳を作り、予習をして、知らない単語・熟語について調べておくこと。新出単語の意味が
分からなければ、英問英答などの活動ができなくなる。最低限単語の意味を調べておくこと。新出単
語・熟語は辞書を使い、例文を書き写すなどの作業を通して、表現力を伸ばす努力をすること。
5
予習復習の実施
生徒は各自、予習・復習をすること。ことに語学は予習が重要である。授業で完全理解を目指すこ
と。「定着ノート」を利用する。定期的にチェックがあり、提出物点に加算する。
6 副教材・参考書
「WordPower Reading stage
「WordPower Reading stage
「速読英単語標準」Z会出版
2」 美誠社
3」 美誠社
7 課題・補習について
各問題集に提出用「定着ノート」がついているので、考査ごとに提出、検印を受けること。
適宜補講を行う。夏季休業中は補講を必ず行うので、努めて出席すること。
8 評価の視点・考査
定期考査、提出物(定着ノート)、小テスト等を勘案して評価をつける。
9 1年後の目標
GTECレベルで5の技能を身につけることが目標になる。
「速読英単語標準編」に掲載された1910語の英単語を完全に覚える。
− 140 −
授業計画:コミュニケーション英語Ⅲ【SR】 文理共通必修
期
月
単元・考査等
教材
1
学
期
4
Lesson 1 2 3 4
WordPower Readingstage 2
国民性
事柄の概要を理解するようにする
5
Lesson 5 6 7 8
WordPower Readingstage 2
芸術・歴史
事柄の概要を理解するようにする
6
Lesson 9 10
12 13
WordPower Readingstage 2
言語・社会
事柄の概要を理解するようにする
異文化
事柄の概要を理解するようにする
定期考査
7
期
定期考査
Lesson 14 15
WordPower Readingstage 2
8
夏期休業
9
Lesson 1 2 3 4
WordPower Readingstage 3
10
Lesson 5 6 7 8
WordPower Readingstage 3
11
Lesson 9 10
11 12 13
2
学
定期考査
12
Lesson 14 15
WordPower Readingstage 3
WordPower Readingstage 3
文化
事柄の概要を理解するようにする
自然
事柄の概要を理解するようにする
メディア
事柄の概要を理解するようにする
科学
事柄の概要を理解するようにする
定期考査
冬期休業
3
学
期
授業内容と着眼点
1
入試演習
大学入試問題過去問等
2
3
− 141 −
入試問題
英語表現Ⅱ
単位数
担当者
文理共通必修
2
竹森晴夫・新妻祐樹・関口幸恵
市田浩義・柏倉 均
教科書 Vision Quest English EpressionsⅡ
1
講座のねらい
2学年次に引き続き「英語表現Ⅱ」を学ぶ。第2学年で学んだ英文法・英語法の知識を更に深め、
英語での表現力、特に書く力(ライティング)を養成に重点を置く。伝えたい内容を適切に英語で表
現できる力を身につける。文法の知識を復習しつつ基礎固め、英語での表現力を磨くことになる。さ
らに、随時読解問題にも取り組み、総合的な力の養成を目指す。
2
授業の内容と進め方
教科書の1課を、「左頁の文法説明、右頁の文法理解問題」、「100字程度の英文を実際書く」、
「ワークブックの入試傾向問題を解く」の3段階で授業を進めていく。なお、英語力に応じてレバル
に分かれて授業を受けることになる。
3
思考・判断・表現力を培う手だて
英文を書くには、書く内容を整理して、英文法に注意を払いつつ書くことになる。実際に100字
程度の英文を書くことで、思考力・表現力を養成する。
4
学習する上での留意点
各自単語帳を作り、予習をして、知らない単語・熟語について調べておくこと。新出単語の意味が
分からなければ、英文は理解できない。最低限単語の意味を調べておくこと。新出単語・熟語は辞書
を使い、例文を書き写すなどの作業を通して、表現力を伸ばす努力をすること。
5
予習復習の実施
生徒は各自、予習・復習をすること。ことに語学は予習が重要である。授業で完全理解を目指すこ
と。
6
副教材・参考書
「Vision Quest ワークブックAce」啓林館
「速読英単語標準」Z会出版
7
課題・補習について
考査ごとに「ワークブックAce」を提出、検印を受けること。
適宜補講を行う。夏季休業中は補講を必ず行うので、努めて出席すること。
8 評価の視点・考査
定期考査、提出物(ワークブックAce)、小テスト等を勘案して評価をつける。
9 1年後の目標
GTECレベルで5の技能を身につけることが目標になる。
「速読英単語標準編」に掲載された1910語の英単語を完全に覚える。
− 142 −
授業計画:英語表見Ⅱ
期
1
学
期
2
学
期
3
学
期
文理共通必修
月
単元・考査等
4
Lesson 10 11
Vison Quest Ⅱ
動詞
5
Lesson 12 13
定期考査
Lesson 14 15
Vison Quest Ⅱ
動詞・助動詞
Vison Quest Ⅱ
修飾語1
Vison Quest Ⅱ
修飾語2
8
定期考査
Lesson 16
夏期休業
9
Lesson 17 18
Vison Quest Ⅱ
比較表現1
10
Lesson 19 20
定期考査
Part 2
Lesson 1 2 3
Lesson 4 5
定期考査
Vison Quest Ⅱ
比較表現2・否定表現
Vison Quest Ⅱ
パラグラフ構成
Vison Quest Ⅱ
原因・理由・結果・要点
大学入試問題過去問等
入試問題
6
7
11
12
1
冬期休業
入試演習
教材
授業内容と着眼点
2
3
− 143 −
例示・追加・対照
リーディング演習【英語・上級】
文理共通自由選択
1
単位数
担当者
教科書
新妻
2
祐樹
『NEO 現代を読む Standard』
いいずな書店
講座のねらい
難関大学志望、または英語を入試の得点源にしたい生徒が対象の選択講座である。
①文構造を理解した上で、英文一文を正しく理解することができる。
②文脈を理解した上で、英文全体の概要を正しく理解することができる。
学習が進むにつれ①より②の割合が大きくなる。言い換えれば、①を早く身に付ける必要がある
③英文を読み、設問に正確に答える。
2
授業の内容と進め方
①極力、日本語を介したり返り読みをしたりせずに、英文を理解する読み方をする。そのために、
特に複雑な一文に関しては、構造を確認しながらしっかり読み込む。
②話の展開やディスコースマーカーを踏まえながら、細部ばかりにとらわれずに、英文全体で何が
書かれているのかを把握する。
③設問を意識して英文を読む。
3
思考・判断・表現力を培う手だて
○予習の段階で、自分の持って入る知識を総動員して、思考・判断してくることを要求する。
○授業で、予習での自分の思考・判断が正しかったのかを確認する。
○授業で学習した内容を英語で表現することによって、より深い定着を図る。
4
学習する上での留意点
○必修であるRやSRに比べて、難易度の高い英文を扱う。予習・復習も多く、授業も厳しいもの
となる。予習で不明点を洗い出し、授業で理解し、復習で定着させる、というサイクルの一環と
して授業を捉えること。授業に出席するだけでは、当然学力は向上しない。
5
予習復習の実施
予習 英文全体の概要を正確に把握するために、以下を行うこと。
①辞書等を用いずに読み、文章の概要をつかむ。
②辞書等を用いて、不明な点を極力なくす。
③根拠を明確にして、設問に答える。
復習①身に付いていなかった、語彙、語法、文法、文脈の把握法等を理解した上で覚える。
②繰り返し本文を音読し、身に付いていなかった項目を定着させ、極力日本語を介したり返り
読みをしたりしない読み方を習慣化させる。
6
副教材・参考書
大学入試過去問を随時用いる。
7
課題・補習について
○補習は、大学受験対策を中心に夏季休業中等に実施する。そちらへの参加も原則必須とする。
8
評価の視点・考査
○定期考査は通常の授業内で実施する。
○課題や小テスト等も評価の対象とする。
9
1年後の目標
①教科書の英文の語彙、語法、文法が身に付いている。上級者はこれらが使えることを目標とする
②教科書の英文、または同難易度の英文を読んで、概要を正しく理解することができる。
− 144 −
授業計画:リーディング演習【英語・上級】
期
1
月
4
5
単元・考査等
導入
Unit 1∼2
Unit 3∼4
教材
授業内容と着眼点
NEO 現代を読む Standard
6
期
7
・文構造の理解、解答の作成を中心に学習する。
・慣習、人物
同上
・文構造の理解、解答の作成を中心に学習する。
・芸術
Unit 5∼8
同上
・文構造の理解、解答の作成を中心に学習する。
・歴史、言語、教育
定期考査
Unit 9
同上
・文構造の理解、解答の作成を中心に学習する。
・教育
定期考査
学
文理共通自由選択
8
夏期休業
9
Unit 10∼12
同上
・文脈の理解、解答の作成を中心に学習する。
・文化、人生、環境
10
Unit 13∼15
同上
・文脈の理解、解答の作成を中心に学習する。
・広告、食べ物、仕事
Unit 16∼19
同上
・文脈の理解、解答の作成を中心に学習する。
・生物、科学、心理学
Unit 20
同上
・文脈の理解、解答の作成を中心に学習する。
・遺伝工学、化学
2
定期考査
11
学
12
期
定期考査
冬期休業
1
入試演習
大学入試問題過去問等
3
2
学
期
3
− 145 −
・これまで学習したことを総動員して、読解力、解
答力に磨きをかける。
ライティング演習
文系必修選択
単位数
2
担当者
竹森 晴夫・山下 敏広
教科書 Vision Quest English EpressionsⅡ
1
講座のねらい
大学入試に対応するためにライティング力を伸ばす。第2学年で学んだ英文法・英語法の知識を更
に深め、英語での表現力、特に書く力(ライティング)を鍛える。伝えたい内容を適切に英語で表現
できる力を身につける。文法の知識を復習しつつ基礎固め、英語での表現力を磨くことになる。さら
に、随時入試問題にも取り組み、総合的な力の養成を目指す。
2
授業の内容と進め方
ワークブックの「実戦英作文和文英訳中心」で単文レベルの英語を文法的ミスのない書く訓練を繰
り返す。平行して、「頻出英語整序問題850」で英文の配列法を身につける。
3
思考・判断・表現力を培う手だて
英文を書くには、書く内容を整理して、英文法に注意して書くことになる。入試問題や長文の和文
英訳を通して思考力・表現力を培う方策をとる。
4
学習する上での留意点
各自単語帳を作り、予習をして、知らない単語・熟語について調べておくこと。新出単語の意味が
分からなければ、英文は理解できない。最低限単語の意味を調べておくこと。新出単語・熟語は辞書
を使い、例文を書き写すなどの作業を通して、表現力を伸ばす努力をすること。
5
予習復習の実施
生徒は各自、予習・復習をすること。ことに語学は予習が重要である。授業で完全理解を目指すこ
と。
6 副教材・参考書
「Upgrade英文法・語法問題」
「実戦英作文和文英訳中心」
「頻出英語整序問題850」
数研出版
日栄社
数研出版
7
課題・補習について
考査ごとに「長文和文英訳」のプリントの提出をすること。検印を受けること。
適宜補講を行う。夏季休業中は補講を必ず行うので、努めて出席すること。
8 評価の視点・考査
定期考査、提出物、小テスト等を勘案して評価をつける。
9 1年後の目標
GTECレベルで5の技能を身につけることが目標になる。
「頻出英語整序問題850」に掲載された英文を完全に正解できること。
− 146 −
授業計画:英語表見Ⅱ
期
月
4
単元・考査等
Chapter 1 2 3
5
Chapter 4 5
定期考査
Chapter 6 7
1
学
6
期
7
2
教材
実践英作文和文英訳中心
頻出英語整序問題850
実践英作文和文英訳中心
頻出英語整序問題850
実践英作文和文英訳中心
頻出英語整序問題850
実践英作文和文英訳中心
頻出英語整序問題850
授業内容と着眼点
英語と日本語の発想の違い
関係詞
8
定期考査
Chapter 8
夏期休業
9
Lesson 17 18
10
Lesson 19 20
定期考査
Part 2
Lesson 1 2 3
Lesson 4 5
定期考査
実践英作文和文英訳中心
頻出英語整序問題850
実践英作文和文英訳中心
頻出英語整序問題850
実践英作文和文英訳中心
頻出英語整序問題850
実践英作文和文英訳中心
頻出英語整序問題850
冬期休業
入試演習
大学入試問題過去問等
11
学
12
期
3
学
期
文系必修選択
1
2
3
− 147 −
時制・助動詞
分詞・不定詞・動名詞
比較
比較
仮定法
入試問題
入試問題
年間授業計画(シラバス)
東 京 都 立 城 東 高 等 学 校
教務部・進路指導部編
印 刷 福本印刷所
発 行
平成28年4月
ク ラ ス
年 組
氏 名
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